【総索引:どんぐり倶楽部】※小学校に英語を導入するならストレスをかけないように(確認や評価など絶対にせずに)毎日午前午後2回は最低でも必要。でなければ悪影響が大きい。英語の準備は英語を使わなくても出来ることを紹介します。
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「新・絶対学力」より
第十六章・英語を使わない低学年からの英語学習
英語を一切使わない英語学習があるといったら信じられますか? 普通は考えられません。ところが、これまで説明してきた語順訳と英語の秘密・日本語の秘密を利用すると、一切英語を使わなくても(日本語だけで)英語の基本をかなり高度なところまで身につけることができるのです。
英語を使いませんから、低学年に適用しても何の弊害もありませんし、意識しなくても日本語と英語を同時に強化することができますので、効果は最大なのに子供たちへの負担は限りなくゼロに近くなります。よく指摘される幼児英会話などの危険性とも無縁です。
方法は簡単です。語順訳から和訳を作る練習と和訳から語順訳を作る練習をするだけでいいのです。これだけで、日本語の感覚も英語の感覚も身につけることができるからです。
これまでに英語の学習には英語が必要だと思われてきましたが、語学という観点から見れば、英語はアルファベットを使っている言語の一つというだけで、英語が日本語とまったく違うわけではないのです。人間が使える言葉という伝達手段としては同じなのです。
こうして、小学生時代に英語的日本語(語順訳)も使えるようになると、中学で接する英語は単語の変換だけで済むことになり、飛躍的に英語修得が楽になります。
低学年からの英語教育とは英文そのものに親しむことではなく、英語的日本語教育であるべきなのです。この方法ならば、日本語で外国の事を楽しく学習できますし、難しい内容でも何の苦労もなく吸収することができるのです。そうすると、中学ですることは単なる文字の変換作業になりますから、誰も何の苦労もなくできるわけです。
これが、低学年からのもっとも効果的な英語学習方法です。サンプルを見てみましょう。
第一段階・語順訳から和訳を作る練習(小学生・低学年)
語順訳「これは/ある/車で」
和訳例「これは車である」「これ車だよ」「車だね、これ」「これ車やね」
第二段階・和訳から語順訳を作る練習(小学生・中学年)
和訳例「僕は、公園で毎朝2個のリンゴを食べてるよ」
語順訳「私は/食べる/2個のリンゴを/公園で/毎朝」
第三段階・和訳から語順訳を作る練習・応用編(小学生・高学年)
和訳例「英語を話すのは苦手なんだよ」
語順訳「私は/ない/上手では/話す点において/英語を」
和訳例「英語は話せないんだよなぁ」
語順訳「私は/話すことができない/英語を」
和訳例「英語を話すのは難しいね」
語順訳「話す事は/英語を/ある/難しく」
「私にとって/話す事は/英語を/ある/難しく」
「それは/ある/難しく/私にとって/話すことは/英語を」
§低学年からの語学学習は細心の注意を要する
言葉は思考と密接な関係があります。したがって、十分な思考回路が育っていない時点で、不要な言葉を学習させることは危険な行為です。「少しでも話せるようになればいい」「慣れていれば先が楽だろう」程度の考えで学習させるものではありません。貴重な幼児期に中学で一週間もあればできることを何年もかけて半端にできるようにしても意味はないのです。害はあっても益はないのです。
私が提案していることは、日本語の練習の延長線上にあります。ですから、英文そのものを幼児期に入力することで生じる言葉の混乱や語彙不足や語感の欠如などの弊害を取り除きつつも、将来の英語学習の基礎固めを確実にできるのです。
しかし、弊害を承知の上で、それでも生活の一部として幼児英語が必要であれば、生活英語から入って、好きな分野の英語で応用力をつけるようにすると負担は軽減できます。ただし、その場合でも、日本での生活環境を考えると純粋なバイリンガルではなく「セミバイリンガル」がお勧めです。つまり、英語脳を作ってしまうのではなく、英語を話せる日本語脳を育てるということです。コンピューターでも、言葉の変換ソフトは数多く使いますが、OS(脳)は一種類です。日本にいて英語脳を目指すことにはロス(無駄)が多すぎるからです。
もちろん、日本語脳のままでも英語に慣れるにしたがって、日本語を介さずに英語の発音から直接イメージを連想できる(英語が分かる)ようにはなります。ですが、それは副産物であって最初から目標とすべきことではないのです。筆算だけをしていても、慣れると簡単な暗算が自然にできるようになることと同じです。目標設定を間違うと、当然ながら手法も間違ってしまいますので要注意です。
では、続きです。小学校で語順訳を身に付けていると、中学では多くの場合、単語の変換だけで正しい英文を作ることができます。例を見てみましょう。
第四段階・語順訳から英文を作る練習(中学生)
※英文から語順訳を作る練習は、ここでは省略します。(資料を参照してください)
語順訳「これは/ある/車で」
英 文 This/is/a car.
語順訳「私は/食べる/2個のリンゴを/公園で/毎朝」
英 文 I/eat/two apples/in the park/every day.
語順訳「私は/ない/上手では/話す点において/英語を」
英 文 I/am not/good/at speaking/English.
語順訳「私は/話すことができない/英語を」
英 文 I/canユt speak/English.
語順訳「話す事は/英語を/ある/難しく」
英 文 To speak/English/is/difficult.
語順訳「私にとって/話す事は/英語を/ある/難しく」
英 文 For me/to speak/English/is/difficult.
語順訳「それは/ある/難しく/私にとって/話すことは/英語を」
英 文 It/is/difficult/for me/to speak/English.
語順訳「どこに//あなたは/行ったか/昨日」
英 文 Where/did/you/go/yesterday.
語順訳「何を//彼は/買ったか/あの店で/今朝」
英 文 What/did/he/buy/at that shop/this morning.
語順訳「目を向けて/あの犬に/泳いでいるところの/海で」
英 文 Look/at the dog/swimming/in the sea.
語順訳「私の母は/帰宅した/いつかというと/私が/あったとき/
耳を傾けているところで/ラジオに」
英 文 My mother/came home/when/I/was/listening/to the radio.
冠詞(a,an,the,×無冠詞)は、日本人には使い方が難しいとされていますが、名詞を覚えるときに、一般的に使う冠詞を付けて名詞を覚えるようにすると難しくありません。さらに、英作文などで冠詞を書かずに平気な生徒が多いのですが、そのようなミスもなくなります。
例1 犬↓ dog ではなく a dog で覚える。
例2 ペン↓ pen ではなく a pen で覚える。
例3 海↓ sea ではなく the sea で覚える。
例4 朝↓ morning ではなく the morning で覚える。
例5 日本↓ Japan は先頭の大文字に注意して覚える。(× Japan としてもいいでしょう)
例6 水↓ water は無冠詞に注意して覚える。(× water としてもいいでしょう)
§英文黙読・Silent Reading
語順訳と文法を確認しながらするSilent Reading(黙読)は最も効果的な学習の一つです。
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1 Music in Okinawa is one attraction for tourists.
2 Are the songs sung only in Okinawa ?
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頭の中では次のように考えて読みます。
1 Music(ミューズィック「音楽は」ふ〜ん冠詞はつかないんだ・不可算名詞なんだ)
in Okinawa(インオキナワ「沖縄の」場所を表す前置詞のinだな)
is(イズ「ある」)
one attraction(ワンアトラクション「一つの魅力で」attractiveが魅力的なだったな)
for tourists(フォーツーリスツ「旅行者にとっては」無冠詞複数形だから一般的なこと
を言ってるんだな)。
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2 Are(アー「あるか」)
the songs(ザソングズ「その歌は」複数形だから特別な1曲じゃなくて沖縄の音楽全体を
言ってるんだな)
sung(サング「歌われて」singの過去分詞形だぞ、前にareがあるから受動態の「れ」
を使う)
only in Okinawa(オウンリーインオキナワ「唯一沖縄で」onlyはオンリーじゃなくて
オウンリーだったな) ?
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慣れると、このように語順訳をしながら文法確認もできます。
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参考・語順訳と和訳例
1 語順訳:音楽は・沖縄の・ある・一つの魅力で・旅行者にとって。
和訳例:沖縄の音楽は、沖縄の旅の魅力の一つになっています。
2 語順訳:あるか・沖縄の歌は・歌われて・唯一沖縄で。
※日本の中学校に、この語順訳が導入されたとき、日本の英語教育は一変するでしょう。
第十七章・発音やリスニングのマスター方法
語順訳をマスターしていれば、さまざまな方法で英語を飛躍的に上達させることができます。 読み物なら、「教科書からTIMEまで」音声なら、「ラジオやテレビや映画」などを使って、効果的な学習が可能です。
ここでは、楽しみながら学習できる洋画を使った学習方法を紹介しておきます。この方法では、発音やリスニングも同時にマスターできます。
発音はカタカナ発音でいいことは前述しましたが、会話で通じる発音を要求される場合には、次の要領で学習すれば、英語の発音とリスニングは6ヶ月もあれば完璧になります。
1・腹式呼吸をマスターする(一週間)
2・日本語にない発音をマスターする(一週間)
3・日本語にない発音を含む単語の発音をマスターする(二週間)
※ ここまでが、日本語の発音では使わない筋肉の養成です。腹筋と口の回りの筋肉を鍛える
と正しい英語の発音ができるようになります。正しい発音ができると、正しい音のイメージ
が頭の中にできるので耳から入ってくる日本語にない音でも聞き分けることができます。よ
く言われる「日本人には聞き分けられない発音がある」というのは音のイメージを作らない
ままに聞き分けようとしているからであって、先にイメージを作ってあげれば簡単に聞き分
けられます。体操で、お手本となる体験イメージを持たせることと同じです。イメージがあ
れば分かる(聞き取れる)のです。そして、再現(発音)もできるのです。
4・クローズドキャプション(洋画で英文字幕が出るビデオ)を使って学習する(五ヶ月)
※ 多くの洋画ビデオには、このクローズドキャプションが組み込まれていますのでビデオデ
ッキが対応していれば何の投資もしないでこの機能を使うことができます。内蔵されている
デッキには CLOSED CAPTION DECODER と表記されています(デコーダーだけでも入手可)。
日本語字幕付きビデオならば、「英語音声+日本語字幕+英語字幕」になりますし、日本語
吹き替えビデオならば「日本語音声+英語字幕」になります。バックに流れているBGMの歌
の歌詞まで英文で表示されるのには驚きます。余分な投資をせずに、確実に英語の力が身に
つく優れた学習方法です。
※ さらに、英文字幕を活用すれば、Dictation(英語を聞いて書き取ること)もできます。この場合は、あらかじめ答え合わせ用にインターネットから洋画のシナリオ全文をプリントアウトしておくといいでしょう。
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<日記ブログより>
●英文読解・英作文をするときに使う「語順訳」
縁の下の力持ちが無限の応用力を保証する。今日は語順訳のことを少々。
※語順訳は英文読解にも英作文にも効果的な英語のプラットフォーム学習を可能にする基本学習方法です。
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●次の語順訳を読んで、普通の日本語(和訳)に書き換えましょう。
NEW HORIZON-p.69
語順訳:あなたは/目にするか?/あの 背の高い 男の人を?
→和訳:あの背の高い人が見える?
語順訳:あの人は/ある/ヒデキで.
→和訳:ヒデキだよ。
語順訳:あなたは/知っているか?/彼を
→和訳:知ってる?
語順訳:はい。彼は/ある/野球選手で
→和訳:うん。野球選手だよ。
語順訳:あなたは/目にするか?/あの女性を/短い髪を伴っている
→和訳:あのショートヘヤーの女の人が見える?
語順訳:はい。私は/知っている/彼女を. あの人は/ある/メグで。
→和訳:あ〜!知ってる。メグだ〜。
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語順訳→和訳の練習は小学生で何の弊害もなく楽しくできる。この時に、その地区で使われる教科書を使って語順訳→和訳を教えるとスゴイことが起こってしまう。子供達は小学校の段階で中学校で使う英語の教科書3年間分の内容を完璧に全文把握した上で中学に入学する事になる。日本人が最も苦手とする(英語嫌いの代表でもある)語順を完璧にマスターした状態での入学だ。こんなに応用の利く基礎英語学力はない。...また、こんなに簡単に誰でも出来る方法もない。
●これが英語を一切使わない不思議な英語学習方法である。中学生で試してみたい人は語順訳を録音して教科書を見ながら納得するまで「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」勉強してみると良い。英語が分かってしまうよ。
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SUNSHINE-p.75
語順訳:彼は/住んでいる/アメリカ人の科学者と共に.
→和訳:彼はアメリカ人の科学者とすんでいる。
語順訳:彼は/学んだ/多数の事を/彼女から.
→和訳:彼は彼女に色んな事を教わった。
語順訳:今/彼は/知っている/多くのことを/英単語の.
→和訳:今、彼は多くの英単語を知っている。
語順訳:そういうわけで/彼は/意志疎通が出来る/彼女と.
→和訳:だから、彼は彼女と話が出きる。
語順訳:これは/ある/本当に/凄く.
→和訳:本当に凄いことだ。
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NEW CROWN-p.70
語順訳:この人は/ある/私の姉で/Nancyで.
→和訳:姉のナンシーです。
語順訳:何を/あるか/彼女は/しているところで?
→和訳:何してるの?
語順訳:彼女は/ある/働いているところで/病院で/彼女の高校の近くの。
→和訳:自分の高校の近くの病院で働いてるんだ。
語順訳:あるか/彼女は/看護婦で?
→和訳:看護婦さんなの?
語順訳:いいえ、彼女は/ありません/(看護婦では)/。彼女は/ある/キャンディーストライパーで。
→和訳:ううん、違うよ。キャンディーストライパーさ。
語順訳:何?
→和訳:何なわけ?
語順訳:彼女は/ある/ボランティアで。彼女は/手助けする/看護婦達を。
→和訳:ボランティアだよ。看護婦さん達の手伝いをするんだよ。
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上記の書き換え練習を意識して行って中学になる、すると、英作が教科書で出来るまでになっている。
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NEW HORIZON-p.69
語順訳:あなたは/目にするか?/あの 背の高い 男の人を?
→英訳:Do you see that tall man ?
語順訳:あの人は/ある/ヒデキで.
→英訳:That is Hideki.
語順訳:あなたは/知っているか?/彼を
→英訳:Do you know him ?
語順訳:はい。彼は/ある/野球選手で
→英訳:Yes. He is a baseball player.
語順訳:あなたは/目にするか?/あの女性を/短い髪を伴っている
→英訳:Do you see that woman with short hair ?
語順訳:はい!私は/知っている/彼女を. あの人は/ある/メグで。
→英訳:Yes! I know her. That is Meg.
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SUNSHINE-p.75
語順訳:彼は/住んでいる/アメリカ人の科学者と共に.
→英訳:He lives with an American scientist.
語順訳:彼は/学んだ/多数の事を/彼女から.
→英訳:He learned many things from her.
語順訳:今/彼は/知っている/多くのことを/英単語の.
→英訳:Now he knows a lot of English words.
語順訳:そういうわけで/彼は/意志疎通が出来る/彼女と.
→英訳:So he can communicate with her.
語順訳:これは/ある/本当に/凄く.
→英訳:This is really great.
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NEW CROWN-p.70
語順訳:この人は/ある/私の姉で/Nancyで.
→英訳:This is my sister,Nancy.
語順訳:何を/あるか/彼女は/しているところで?
→英訳:What is she doing ?
語順訳:彼女は/ある/働いているところで/病院で/彼女の高校の近くの。
→英訳:She is working at a hospital near her high school.
語順訳:あるか/彼女は/看護婦で?
→英訳:Is she a nurse ?
語順訳:いいえ、彼女は/ありません/(看護婦では)/。彼女は/ある/キャンディーストライパーで。
→英訳:No,she isn't. She is a candy striper.
語順訳:何?
→英訳:What ?
語順訳:彼女は/ある/ボランティアで。彼女は/手助けする/看護婦達を。
→英訳:She is a volunteer. She helps the nurses.
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