総索引教育の窓・ある退職校長の想い(ココをクリックするとJUMPします)
陰山学級物語掲示板』で削除されたコメント(管理人の見識を疑います
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陰山先生の掲示版に書き込みをするようになるとは想像もしていませんでした。それだけに、こだま先生の果敢な取組に、敬意を表します。
 たった今、ナチュラルさんのすばらしいコメントが入り、ただただうれしくなりました。育ちつつある子どもにとって、何が大切かを、明快に論じていらっしゃると思いました。
  
『こういうご時世だから、ドリル学習に力を入れなければならない。』という主張です。
 これは、誤解を招き兼ねないなと思いました。あとでは主張を変えられたようですが、わたしは公教育においても、思考力の育成は大事だと考えます。これはもう、皆さんが論じていらっしゃるように、自ら主体的に学ぶ力、生涯学習力、問題解決力、楽しい学習、自己肯定感とかかわり、公教育においても、大切にされなければなりません。

 ただドリルは不要、有害とまでは論じたくないのですが、わたしの気持ちとしては、それを説かれるこだま先生のご主張を受け止め、そういう弊害は確かにあるのですから、そうならないように、子どもの心を重視し、意欲的になるように配慮しながら、使う必要があるでしょう。
 ただし、そのわたしも、スピードを競うような、ドリル学習は絶対反対です。そんな力を養えとは、国の指導要領もいっていないと思います。この掲示板では、『生き生きと取り組んだ。意欲的にやった。』という論調もありますが、わたしは、ナチュラルさんのおっしゃるように、一時的なものだと思います。

わたしは、61歳になりますが、昭和30年ごろの自分が取り組んだ学校教育をしっかりと覚えています。それは、学ぶ必然性、切実感があったからです。リンクさせていただきましたので、お読みいただければうれしく思います。
 当時、この掲示板でこだま先生やナチュラルさんの主張されている点は、民主主義教育のあるべき姿だったのです。
 最後に、公教育においても、こうした教育は次代の国民を自立させる教育として、大切にされなければなりません。
 学力検査が、知識・技能に偏っているのなら、それを是正すべきです。少なくとも我が地域ではそれをやっています。