<脳細胞・回路網増大曲線って知ってる?>下記のグラフが意味することはどういうことでしょう?→donguriclub@mac.com
※データ元(Nature04513.pdf)
●IQ(パズルなどで変化するような偽物IQではなく持って生まれた不変的な処理速度)が高いということは抵抗が少なくスムーズに伝達できるのでエネル
ギー消費が少ない状態で通常の外界からの刺激を処理できる。だから、12才までの臨界期という進化期間を最大限に利用する事が出来る。反対に通常では9歳
前後で進化エネルギーを使い切ってしまうので回路網の消滅が12才以前に始まる。
●いずれにしても脳の進化のためには12才になるべく近い段階まではパターン学習をさせないこと。
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「言葉→イメージ」の変換、そして「イメージ再現→イメージ操作」をする「視考力」これがポイント。
また、9歳は具象思考の臨界期、12歳は抽象思考の臨界期。これを分からずして何の教育指導ができるのか。
そして合言葉は「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」「できること」をさせても才能は伸びない、「したいこと」をさせることでのみ才能は開花する。なぜなら、出
来ることは既に出来ている思考モデル(思考回路)を使った反復でしかなく、新しい思考モデル作成はしていない。ところが、「したいこと」をする時には楽し
く工夫をする。これは新しい思考モデルを作り続けること。だから才能が開花する。当然の仕組みである。好きなことを自分から工夫して「やってみる」ことが
3〜9歳の最高の学習方法。これをすることによって効率的な思考モデルが養成される。
0〜9才;思考モデル作成・蓄積期:多種多様な経験が重要=大脳で思考のモデルを作成して小脳へコピー保存する。
9〜12才;思考モデル操作期:「永久脳」(大人脳)への変化=大脳を司令塔へと変化させ、自動思考(イメージ操作処理)ができる小脳思考を利用できる永久脳を作り上げる。
12〜15才;多くの材料(知識など)を吸収して、今までに蓄積していた思考モデルを使い、永久脳を鍛える。
ここが本当の知育期。
そしてこの成長に合わせて教育はあるべきだと。だから学力養成の大敵は9歳以前の徹底反復、その中でも単純計算は致命傷を与える。また高速多量学習と先取り学習はしないことと。その代わりに準備学習はみっちり楽しく行う。
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§小脳自動思考を利用する
●「小脳自動思考の育て方」と「視考力を育てる方法」は同じです。大脳は乳脳時代は思考モデル作成に大きく関与していますが永久脳では脳内言語への変換機能と司令塔の役目になるんです。
●米国のM. E.
Raichle(ライクル)らの研究では、“リンゴ”と言ったら“食べる”と答えるような、たくさんの名詞を次々と動詞に転換する課題は、練習をすると間
違いなしにできるようになります。しかし小脳に異常があると、いくら練習しても間違いがなくならないのです。生物進化の過程で、小脳は大脳の発達と並行し
て大きくなってきた。「サルやヒヒまでは、小脳の機能はすべて運動に関係しています。しかしチンパンジーなどの類人猿、さらに人間になると小脳が外側に大
きく広がりました。この領域は高度な情報処理や思考をつかさどる大脳の連合野とつながっています。外科手術でこの領域を取り除いても運動障害が現れないこ
とが臨床的に知られています」
言語やイメージ、概念などの思考モデルは、大脳の頭頂葉や側頭葉の連合野に蓄えられており、それを前頭葉の連合野が操作することが思考だと考えられる。
しかし繰り返し思考を続けていると、頭頂葉や側頭葉の思考モデルを小脳回路が写し取る。すると前頭葉は、小脳が写し取ったモデルを直接操作して思考するよ
うになる。
近年、fMRI(機能的磁気共鳴画像診断装置)などを使って、思考過程で小脳が活動することが実証され始めている。
例えば、英国のA.
Ploghaus(プログハウス)らによると、赤と青のランプがあったとき、赤いランプがついたときにだけ熱刺激がくる実験を続ける。やがてあるとき、赤
いランプをつけておくと、熱刺激を与えないでも小脳は熱刺激がきたときと同じような活動を見せる。赤いランプを見たときに、“次に熱刺激がくるぞ”と小脳
が予測しているのです。予測機能は視覚の基本機能です。これは盲点実験でも検証できます。
※盲点実験
§「考える力とはイメージ力だ」とだけ言うと漠然としていますが視覚イメージの操作そのものが思考ですから100%そうなります。だって脳内言語(思考時に使うもの)は視覚イメージですからね。
§「言葉が力である」は勘違いです。
●20年前は私も「言葉が力である」と思っていました。でも直ぐに壁にぶつかります。「こんなに言葉を知っているのに考える力がない」...物知り馬鹿で
す。実はよくある現象なのですが、認めようとしないので問題化していないだけで大変な問題なんです。それでも言葉という人は大勢います。何故かというと子
供自身が自分で力を育てるからです。つまり、偶然教育です。確かに確率的にも言葉を扱った方が学力は育ちます。言葉はトリガーですからね。ですが、それは
指導力ではなく子供の力に頼った(指導者は指導力と思ってますが)偶然教育のたまものなんです。
●「AI:人工知能」私達は平面図で考えている。コンピューターは0−1(on-off)の2進法で
考えている。これを言葉ではなく平面図(絵図)で考える(処理)するようにすれば人間のように考えることが出来るようになる。立体は平面を利用すれば再生
できるので、中心(基本)は平面なのだ。
●最も危険な勘違い常識ベスト3:読者自身で簡単に検証できますので、御自分で確認してください。
1:幼児期に高速計算練習をさせてはいけない:高速学習は小6から
2:幼児期に表現力の養成をしてはいけない:高校生から
3:感情教育をしねければ判断力は育たない:正しい判断力は安定した感情を必要とする
●体を動かさなければそれは思考そのものである。そして体を動かす時に必要な確認(フィードバック)をしなければ超高速で反応できる。
●小脳思考は今まで潜在意識と呼ばれていた。処理速度が速すぎて意識できないからだ。この動きを意識することも出来るが、大脳はしないようになっている。考えられなくなるからだ。「思考はゆっくり処理は高速」この方法が最も合理的である。
・大脳は5%しか働いていないというが、活動していないのではなくて制御されているということ。
・「記憶探し」→言葉の学習とは新しい言葉を覚えて意味を調べることではありません。新しい言葉を自 分が持っている(記憶の中にある)思い出(保存されているオリジナルの視覚イメージ)とを結びつけること。でなければ、言葉と一緒に共通イメージを示さな ければ意味がない。記憶探しのポイントは「絶対にある」といってあげること。
・ストレスは異常に多くなければ何の問題もない。好きなことでも無理をするとストレスを溜めることに なる。ましてや、嫌いなことなら直ぐに大量のストレスが溜まり異常になる。嫌いなことが勉強になってしまっては少なくとも義務教育の9年間は全てがストレ ス蓄積の場となってしまう。正常に育つのは至難の業である。
・直接刺激という意味では全ては触覚に繋がっている。
触覚
味覚(触覚の一部)
臭覚(味覚の一部)
※以上が直接刺激:強い刺激
※以下は離れているものを感知する能力:振動刺激?波長刺激?変換を要する繊細な刺激
聴覚(触覚のなごり:間接刺激:弱い刺激:繊細)
視覚:操作性に関してはダントツに優れている:思考の基本
・パターン学習を避ける理由:固定化をさせないため:多様な思考モデルの作成:オリジナル情報の蓄積:本当の意味での個性の育成:全く同じ問題でも過程はオリジナル。そのオリジナルの過程を意識させることが個の確立なのです。
・平面から立体を起こしているのではなく立体を満遍なく平面で捉えているのです。結果としては空間認 識になりますが、平面です。立体画は見せかけですが脳内は完璧に平面です。ただし、平面の量が格段に違います。立体画は平面と立体の中間です。起こすより も格段に単純な処理で格段に応用が利きます。情報の単純さは処理スピードを助けます。空間認識が不要な空間では空間を作らないでも良いのです。空間を起こ さないと空間を認識できないようでは迅速な行動は出来ません。そんな効率の悪いことを頭はしません。
・脳の役割:
大脳の役割:再現・リアルタイム処理・新しいモデル作成・最終判断(選択)
小脳の役割:リサイズ記録:思考モデル(視覚イメージ操作手順)のコピー:自動処理:視覚イメージの保存
※意識で呼べば大脳は顕在意識、小脳は潜在意識。顕在化するとは小脳の情報が大脳に繋がるということで、この接続処理を「思い出す」という。
・自動化は小脳の役割:これ(思考モデル)は一連の視覚イメージの高速連続再生
・思考のための操作しやすいイメージは漠然としたイメージでなければ共通イメージという概念がないので伝達が出来ない。直接の確かなイメージを完璧に伝達することは出来ないのだから全てを明確化する必要はない。
・漠然とするのは特定化しないからだ。例えば「車」という言葉を聞いて百種類の車を知っていれば百種 類を一瞬で思い出すことは可能だがそうはしない。車の共通ポイントを漠然と思い描く。複数同時認識は類推を容易にする。生まれてから一台の「車」しか見た ことがなければ「その車」を思い浮かべる。そして、話の流れに沿ってその車を変形させていく。変形した車は別の車として記憶される。共通項はつながってい る。だから漠然としていなければいけない。全く同じ物など無いのだから。
・みんな「勉強できる」ようになっている。少なくとも公立のトップ高校に入れるくらいの額録は持っている。嫌いでないように育てればいいだけだ。楽しくなければいけない理由。楽しい勉強空間がなければ何の意味もない。
<暗記:雷→エアコン→新聞→テーブル→猫>
・絵だけ→漠然
・言葉→中→脈絡がないと難しい→あるとかんたん「返してね→カ・エ・シ・テ・ネ」と音だけで覚えるとキーワードを手がかりにイメージを喚起できる。記憶
は自動的にされている。思い出す練習が大事であり、工夫は思い出すキーワードの暗記であればいい。丸暗記は無意味である。小脳に既に保存されているデータ
を別の形で記録しようとしている。効率の悪い方法である。もちろん応用も利かない。
・歌詞の意味も分からない歌を何曲も覚えられる(暗記できる)からといってどんなにたくさん覚えても学力には全く繋がらない。無理なく好きでやっていれば問題ないが芸事である。
・手法が貧弱だと、その貧弱さが子供を貧弱に育ててしまう。手法は毎回繰り返される。答えが出ても出なくても手法は繰り返される。だから手法を大事にしなくては効果的な教育はできないのだ。いい影響も悪い影響も手法にある。
・人間らしい判断→違和感を育てること守ること:しない教育見せない教育は「正しい違和感を育てる」違和感は快・不快の感覚と未知のもの恐怖が導く?
・「ハミング波長で8オクターブ・リズムもテンポも不可視可視」
・作っていくときには知らないうちにストレスが蓄積する。満足したらストレス発散に移るのは自然の防 衛反応。破壊衝動。快感。砂山を壊す幼児。回りはもったいないと思うが、自然で健康的。崩壊感。これが再生につながる。発散の方法を教えておかないと(体 験させておかないと)発散の仕方や発散時の感覚が分からない。「お手本」は幼児期にこそ必要なのだ。分からないと何でも壊してしまう。
・不要な能力を育てているときには育てなければならない必要な能力は育てられていない時間となる。ここがポイント。出来るからさせる。能力があるから伸ばす。は問題外である。多くの人にそんな時間はどこにもない。
・再現までは言葉でも出来る。大事なのは、その再現したもの(視覚イメージ)を使ってどう操作する(思考する)かだ。
・よく再現されなければ応用は利かないし、味わうことも出来ない。量より質は絶対的な物なのです。質を量ではカバーできません。しかもタイミングを逃すと一生回復できません。
・集中していては自在に動けない:入力と出力は同時に行われている:フィードバック:出力は固定形式なのでスタートの一瞬だけ合図(命令)を小脳のに送ればいい。
入力(感知すること)は全方向全時間が必要。
・満足→納得(コピー完了:感覚や回路を自分のものとした)→他の行動・創造
・暗算と絶対音感:簡単に出来るので特訓は不要だししてはいけない。単純作業は害になる。音の方がまだまし。
・記録・再現と考えること(イメージ操作)とは違います。操作するには視覚イメージへの変換が必要なのです。
音→再現だけなら変換不要:確かな再現には視覚イメージが効果的:考えるには視覚イメージへの変換が必要
味→味わうだけなら変換不要だが考えるには必要
・分かってしまう能力は「高度な操作」が入らないとただの条件反射になってしまい短絡的思考を助長す るだけ。図形の変形や操作程度では害になるだけである。特に言葉から離れたイメージ操作には要注意。例えば簡単なジグソーパズルをイメージ操作だけで完成 させることも練習次第で簡単に出来るようにはなる。そして、この能力は知能指数の判定に効果を見せる。しかし、思考力にはならない。これは頭の体操には なっても栄養にはなっていない。
・脳内言語は視覚イメージと考えて、全ての感覚を視覚イメージでとらえることで学習のプラットホームを利用する。全教科の理解・思考・創造に活用する。
・本番で100点をとるには本番以外で100点はとらないようにする。
定期テストでも100点では息が切れる。
・最も正確で素早いフィードバックは視覚である。
・できるからする・できるからさせるってのは最低。やりたいからする・やりたいからさせるってのが本当。だから、やりたいことを大事にしてあげるのが子育て。できなくても大事にしてあげることは出来る。できることが何個あってもやりたいことがなければ無意味だろ。
・教育の方法〜レディネスと臨界期を活用して無理なく無駄なく効果的に教育する〜
・レディネスと臨界期を知っていれば教育のタイミングを間違えることはない。教育は同じ内容でもタイミング次第で毒にも薬にもなる。
・視覚イメージの活用は全ての学習において吸収力を高める。脳内言語は視覚イメージだからだ。
・体へ送る命令も思考に使う命令も全て視覚イメージである。
・どうして気付くのか:脳は絵図で考える(視覚イメージを操作する)のです。これが得意なんです。コレが出来るようになったから進化できたんです。
だから、脳内言語(メージ)を的確に使えるようにする(目で考える:視考力を鍛える)と100%考える力が育つ。手による絵図化が出来なければ今の人類の
ような高度な思考は不可能であった。次の人類の進化はこの手による記録と同じ様に明確なイメージ(絵図)を少量のエネルギーで頭の中に再現できる時に起こ
る。
そのためには小脳の異常発達が不可欠である。今のままではコントロールできないので完全記憶者は何も考えられなくなってしまう。思い出すことが不要なものは思い出さないようにしなければ考えられないのだ。
・明確なメージ再現を繰り返しながら工夫はされる。最も簡単に最も明確に出来る再現は手による絵図化である。これでしか考えられない。作り出す点では音でも可能だが音は瞬時に消えてしまうことと作り出す音には限界があるから使いにくい。もちろん
あらゆる感覚で可能ではあるが、現実的には視覚イメージ操作が数十倍も優れている。
●まさか、こんなことをしているとは本人も思っていないだろうが、しているんです。誰でも出来るんです。それほど視考力は優れているんです。
13-7
=5+5+3-(5+2)
=5-5+5+3-2
=0+5+1
=6
指折算でのイメージ算
●表現力をつけてはいけない理由
「〜だもん」を「〜である」にしても内容は同じである。それえどころか語感が変わるので感情がズレてしまう。そのこの中で消化されている言葉で表現するこ
とでのみ、その子が感じていることをそのまま表現できるのだ。あくまでも、推敲は自分自身の言葉でなくては意味がない。いや弊害が残るばかりである。外見
のみを高尚(あるいは読者に合わせて:読者受け・審査員受け・先生受け)にしても全く意味はない。感情を潰して賞をもらっても本人にとっては何の益もな
い。もちろん学力養成とはほど遠い。
●
0-3五感発達
3-6運動モデル作り(行動モデルも思考モデルも具象イメージ操作:記憶力がいいのは当然だが知識を記憶するための記憶力ではない)
6-9思考モデル作成(土台は具象思考:だから記憶力が一時的にいい)
※大脳:思考モデル作成・小脳:コピー蓄積・中脳:確立
9-12思考モデル応用:大脳が司令塔になる
※大脳変容期→大脳:司令塔・小脳:働き手・中脳:判断
十分に体験を深化させて(味わって)おくことで瞬間理解が可能になる。味わうとは多彩な分析による多彩な受け入れ回路を作るということ。だから、瞬間理解が頻繁におこる。
●漢字:読み:進めてOK・書き:×
●計算:読み&意味:OK・書き△
3×7=□:□は21が出来なくても掛け算の意味が分かっていればOK
●早期がダメな理由:ストレスがかかっていなくても楽しくてもダメ:進化妨害
●子供大人の犯行理由:タイミングさえ合えば誰でもいい:ストレス発散の対象にすぎない。原因は欲求不満である。考えることができない。イメージ操作を楽
しめない。楽しむ能力を育てられなかったことが原因である。反省の様子がないのは当たり前である。その感覚(感情回路)そのものが育っていないのだから、
感じられない。だから犯行に及ぶのだよ。