※補足: 内容や形式を理解するために文章を書き写すという行為は、小説家を目指す者が文体を修得するのに、考えながらお気に入りの小説を書き写したりする場合には、ある程度の効果があります。 ところが、文字を書くことさえ満足に出来ない年齢にこれをさせると、書き写すことに力を要するので考えることとは全く関係が無くなってしまいます。文字の形をした落書きを書いているのと同じです。 小学生の宿題としては論外です。 しかし、だからといって、この宿題を出した先生を責めてはいけません。 なぜならば、40人を相手にして、文章を読んだかどうかのチェックはなかなか出来ないからです。 逆に言うとこの手の宿題はチェックするためだけの宿題で、宿題の本質とはかけ離れているお粗末な宿題と言うことです。 この点では先生方には自戒が必要でしょう。 |