●●●●●●●どんぐり倶楽部憲章●●●●●●
1.子供達の力を信じる          
2.無理なく無駄なく効果的な学習指導をする
3.<考える力>を身につけさせる     
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★宿題は、ただするものではありません。
よくない宿題は変えてもらいましょう。

2002.6.17....あまりにも宿題に時間がかかるので、娘(小3)の算数の宿題をみたら、
泣きながら文章問題の文まで全て書き写していました。   
しかも、3回もするそうです。(ドリルのなかの文章問題)  
直ぐに連絡帳に宿題の変更を依頼。文章は書かなくていいように
してもらいました。                    
         
理由は「文章を写すのに力を使うのでイメージすることがなくなるから」
です。                              
                  
読めるからといって、
読み聞かせをやめると起きる現象と同じです。
イメージ化ができやすいのは黙読です。
音読は黙読が出来ないからするのです。
ましてや、書いていてはイメージ化は論外です。

※直ぐに先生から電話がありました。

内容がよく分かるように書かせているとのことでしたが。
丁寧にお断りしました。

宿題の変更はOKでした。

その後は、絵や図を書きながら楽しくやっています。
※補足:
内容や形式を理解するために文章を書き写すという行為は、小説家を目指す者が文体を修得するのに、考えながらお気に入りの小説を書き写したりする場合には、ある程度の効果があります。
ところが、文字を書くことさえ満足に出来ない年齢にこれをさせると、書き写すことに力を要するので考えることとは全く関係が無くなってしまいます。文字の形をした落書きを書いているのと同じです。
小学生の宿題としては論外です。
しかし、だからといって、この宿題を出した先生を責めてはいけません。
なぜならば、40人を相手にして、文章を読んだかどうかのチェックはなかなか出来ないからです。
逆に言うとこの手の宿題はチェックするためだけの宿題で、宿題の本質とはかけ離れているお粗末な宿題と言うことです。
この点では先生方には自戒が必要でしょう。



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