【総索引】
●庭教育は子育てのほんの一部です。ですが、その教育がうまくいかないと子育てがうまくいかないことも多いようです。
子供は小さな大人ではありません。大人には有益でも子供には有害なものがあるのは当然です。
急成期に与えられる誤った刺激は致命傷を与えます。
人為的学習障害は高速多量を目指すスピード教育が作り出します。
幼児・児童期の教育は「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」お願いします。
●予習」と「準備学習」の決定的な違い
さて、予習もしていない、復習もしない。それなのに、テストの前にちょちょっと勉強するだけでいい点数をとってしまう。そんな子いますよね。どうしてだか知っていますか?遺伝?隠れて勉強してる?違います。「予習」ではなく「準備学習」をしているからです。
「予習」と「準備学習」の違いを知っていれば誰でもなれるんです。
家庭ですべきことはトゲトゲしくイライラと予習をさせることではなく、授業を心待ちにして穏やかに楽しく準備学習をすることです。家庭学習を予習や復習ではなく準備学習にするだけで、生き生きとした目で学校の授業に参加して、授業内で深く理解し、復習をしなくても応用まで利くようになる子に育てることができるんです。
子供の才能を根こそぎ潰してしまう「予習」という先行学習。子供の才能を自然に開花させる準備学習。何がどう違うのか。これだけは子供を守るために知っておいて下さい。教えないで教わる準備(一瞬で理解し応用できるような準備)をするんです。簡単にできます。
「予習」と「準備学習」をどちらもすればいいと考える人もいるでしょうがダメです。アクセルを踏み込みながらブレーキをかけるとエンジンそのものが壊れることと同じです。
例えば、学校で割り算を習う前に○○式などで割り算を習っていると図1右の「予習」をしてしまいますが、家庭学習で「これだけ算数・計算編」の「お宝算」図2と「良質の算数文章問題」をしていると自然に無理なく図1左の「準備学習」になります。
説明はしません。しませんが、分かります。右と左の図を比べながらよ〜く見ていて下さい。そうしているだけで自動的に頭が動き出します。そして、全てが分かります。
準備学習について...掲示板より抜粋
[2041] ウル 投稿日:2005/11/29(Tue) 14:33 [九州]
準備学習のすばらしさについてあらためて実感した報告デス。聞いてくださ〜い。
<6M×48>ミジンコ教室のクラス全員をグループ分けする問題です。60人ずつ分けると24人あまり、同じグループで63人ずつにすると6人足りなくなる。ではミジンコ教室の生徒はみんなで何人でしょう?とあります。
2年生の次男、あっと言う間に答えを出てしまいました。あまった24人を○を24個であらわし、次にそれを3個ずつ大きな丸で囲んでいきました。1グループ60人だったのを3人ずつ足して63人ずつのグループにしたからだそうです。(実際によくある学校での仲間分けを想像して、余った人を振り分ける風景を思い浮かべたようです。)大きな丸が8個できた所で今度はべつの場所に○書いて中に60と書き、それを8個書きました。はじめに書いた3個ずつ区切った○を60の○にぴゅーっぴゅーっとそれぞれ8本の矢印でつなげて行きました。(はいあなた達はこっちで、あなた達はあっちね・・・という感じかな?)そのあと「6人足りんちゃっけん・・・」と言いながら60の数字を囲んだ○を2個書き足して「完成!」と言い、式に移ってました。現在掛け算を9の段まで習っています。どうするのかなぁと見てたら、
まず6×9=54 54+6=60 だからぁ・・・?600人!次に3×8=24 600+24=624 「やったー答え624人!」本当に自分で書いた絵を変形させて、&実体験を生かしながら&習った算数文字をめいっぱい使って答えを出していて私は本当に感動してしまいました。(涙・・・ハハッ(*^^)どうして6Mをやったかと言うと、実はこの問題長男6年がずっと考えていた問題。そこへヒョロヒョロやってきて「何々?えーオレわかるかも〜。オレ絵〜書けるもんねー。やらせてー。」と言い出し本当にわかっちゃった。やってる最中「おにいーちゃん見らんでー!」とこそこそ隠してやってました。じゃんじゃん絵を描いてる弟の姿を見てしまった長男は、とてもショックを受けてしまった・・・。これは大きな問題かも>_<!!(汗)この差は、どんぐりをはじめた時期(年齢)に関係するのでしょうか?それとも元々の思考力の違いもありますか?どんぐりをやっている期間は同じなんですが・・・。長男もスタート時よりかなり進歩したんです。しかし弟のガンガンパワーUPしているどんぐり頭脳には日々びびってる兄です。今、添削例をみてみると、60×□+24=63×□-6とありました。とても高学年的な回答ですね。この□を使った式を学習する頃がまた楽しみです。
●中学で習う方程式そのものですね。でも、小2が解くんです。楽しくね。できるんです。視考力さえ育ててあげればね。
※楽しめば楽しむほど学力は付くんです。それが「どんぐり方式」なんです。
※お兄ちゃんへ。びびってないで「楽しもう!」だね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
[2042] ころころ 投稿日:2005/11/29(Tue) 23:57 [近畿]
先生!子供の発見!!聞いて下さい!3MX85の映画館でもらうプレゼントの問題の絵を書いていて後半に「帰り道で、ふつうのプレゼントをもらった子と特別プレゼントをもらった子が見せあいっこして、ふつプレが消しゴム1個、特プレは普通の3倍の値段やからぁぁぁ…3個やってん。」「特プレをもらった子が、ふつプレの子に1個あげたらふつプレの子も2個になるなぁ。」「そうしたら、あげれるのは10人やから、消しゴム2個の子は20人。1個ずつの子は15人。え〜っと全員が1個ずつやったら…」ここまで来るのに、1時間30分かかりスタミナ切れ、今日は、ここまでということになりました。(お父さんがケーキを買って帰って来たのよねぇ。終わったとたん、良いタイミング!)話はそれましたが、「平均」を自分で見つけていました。本人は気づいていませんが。多い子が1個あげたら、少ない子と同じ数になることを見つけてくれたこと。子供が少ない子にあげる、と自然に言ってくれたこと。両方がうれしかったのです。実は、4MX18も、同じ問題。私も、どんな絵を書こうか手こずった、いえ、楽しませてもらったので、子供がどんな風に最後まで絵を書くか、次の「どんぐりの日」が楽しみです。
●そう、これが準備学習。
このような準備を様々な条件で楽しみながら整えているのが「どんぐり方式」。
だから、劇的に伸びてしまうのは当然なんです。
「どんぐりの背比べ」の時期に「正しい学習=準備教育」をする重要な意味がココにあるんです。
だ・か・ら、「どんぐり倶楽部」なんで〜す。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]