索引●ブログで公開されている会員さん(タカヒロパパ)の記録を載せています。参考になると思います。
タカヒロの名誉のために書いておくが、最レベというさんすうの問題集をスラスラ解く実力を持っている。なのに、出来ない。
百ます計算からどんぐり倶楽部へ〜ひとり息子タカヒロの勉強のようすと成長記録です。〜
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タカヒロ君:1998.04生まれ:サッカーに夢中!漫画、アニメ大好き!
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2004年06月30日こういう感じでフツ〜に進化
「どんぐりって実際どうなの?」っていうおかあさんのために、タカヒロの進化をお見せしておきます。(この記事は2007.4.23に書いたものです)
2005年12月14日、はじめてやったどんぐりがこれ。
<1MX00>
ダンゴムシ[だんごむし]さんたちが、3れつにならんでいます。1れつめは 7ひき、2れつめは 8ひき、3れつめは 
6ひきです。では、それぞれのれつで まえから3ばんめと うしろから6ばんめの あいだにいるダンゴムシ[だんごむし]さんたちだけの 
かずを あわせると、みんなで なんひきに なるでしょう。

ダンゴムシさんたちが、いきなり○ですよ。○。
まあ、あかで塗ったことは工夫しているけど、○ですから....。(涙)
これが、2006年10月8日にやった3MX91になると、
<3MX91>
ケーキ6個と150円のプリン1個を買った時の代金は、同じケ−キ1個と80円の
シュークリーム1個を買った時の代金の5倍になりました。このケーキ1個の値段は
いくらでしょうか。

どうですか?
<3MX91>をとなりで見ていたとき、思わずうなりました。だって、完全に視考力を使ってますからね。このとき、レオンくんにもらったコメントがこれ。
「○おめでと〜〜〜〜〜〜〜。はじめのい〜〜〜っぽ!フフフ...ちゅうがくせいでもできないかも ね。でも、フツ〜だよ。ドングリっこはね。スゴイことをサラッとやるの。フツ〜にね。だって、みんなできるようになってるんだから。おめでと!」
どんぐりをやりはじめて1年と4ヶ月になりますが、これだけはハッキリ言えますね。親が子どもに「本物」をゆっくり・ジックリ・丁寧に取り入れて、子どもを信じて、待てれば、誰でも簡単にこうなります。
ちなみに、本物の定義とは、
(1)つき合うものを害さない。
(2)つき合うものを良くする。
(3)高品質で安全。そして安心できる。
(4)単純でしかも万能である。
(5)経済的である。
と私は考えています。(つき合うものを子どもと置きかえて読んでください)
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2008年10月23日フツーに進化かな?
Kをすすめる会の無料ダウンロード版、目からウロコの数学講座・君も文章題の達人になる!方程式の文章題解法=第1講座=をだいぶ前にダウンロードしてい た。その存在をスッカリ忘れていたが、最近、Macを新しくして(と言ってもオークションで中古を買ったのだが...)OS をTiger:v10.4.11にしたので、古いMacからファイルをやりとりしている最中に見つけたものである。パラパラみていたら、おもしろそうだっ たのでタカヒロにやらせてみた。問題はこれ「ある商品を仕入れて、仕入れた値段の20 %増しの定価をつけて売ろうとした。ところが値引き交渉にあって定価より150 円値引きしたので、利益は仕入れ値段の10 %しかなかったという。この商品の仕入れ値段はいくらだったか。」
「ちょ〜簡単」 (まぁ確かに難しくないが....)と言いながら、絵をスラスラと書いて、
「1500円」と秒殺
「へぇ 何で?」と聞いたら、
「だって、絵がそうなってるじゃん!」と一喝された。
これって、仕入れ値段をX 円としたら20/100X − 150 = 10/100X を視考力を使って瞬時に解いたってことかな〜?(※タカヒロ君は10才)

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2004年07月01日:百ます計算を止めた理由!
この記事は2006.3.7(火)に書いたものです。
2004年7月29日からほとんど毎日続けてきた百ます計算をなぜ止めたのか?その理由をダイジェスト版にまとめたものです。
2005.12.13から2005.12.19までの記事をお読みください。
1人息子タカヒロが百ます計算を止めてから、3ヶ月ほど経ちます。(2006年3月7日現在)
今現在の感想を言いますと、
「もっと早く止めればよかった!」
「でも、早い時期に百ます計算の弊害に気がついてよかった!」です。
ストップウォッチを片手に持ってがんばっているお母さん! 早く百ます計算の弊害に気がついてくださいね。
それでは、じっくりお読みください。
注意:この文章は百ます計算を批判をするものではないです。「なにを」を選ぶ自由は、人それぞれですから。しかし、「なにを」よりも「いかに」の方がはるかに重要だということをご理解ください。
----------ここから
2005年12月12日
足し算の百ます計算:1分34秒。(目標:1分15秒切り 自己記録:1分18秒)
引き算の百ます計算:1分52秒。(目標:1分20秒切り 自己記録:1分28秒)
掛け算の百ます計算:2分33秒。(目標:1分45秒切り 自己記録:1分50秒)
夕ご飯を食べたら、眠気がおそってきたらしく、勉強の途中で居眠り。今日は、軽めの勉強できりあげる。
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2005年12月13日
突然ですが、百ます計算をお休みします。無期限で...
2004年の7月29日から、ほとんど休まずに続けてきました。
「えっ、もったいない」
なんて思う人もいるかも知れませんが、決断しました。前みたいに、タカヒロがやる気をなくしているので、お休みする訳じゃありません。やる気マンマンです。(笑)
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2005年12月14日
昨日から、1年4ヶ月ほど続けていた百ます計算を無期限のお休みにした。
ちなみに自己記録は
足し算の百ます計算:1分18秒
引き算の百ます計算:1分28秒
掛け算の百ます計算:1分50秒
親の私が言うのも変だけど、なかなかいい記録だと思う。百ます計算のお陰で、タカヒロは学校では抜群の計算力を発揮している。その辺は、タカヒロも自信を持っている。
では、なぜ無期限のお休みにしたのか?
それは...あることがキッカケだった。
1週間ほどまえ、強育ドリル(文章題)をやっている最中のことだった。書いてある文脈を無視して出ている数字を使って足したり、引いたり、掛けたり、割ったりしていた。
それを見て、愕然とした。
「ねえ、文章をちゃんと読んで考えている?」
「....」
「おまえ、そんなめちゃくちゃなことやっても意味ないよ!」
なぜ、このことが、百ます計算をお休みするキッカケとなったのか...明日につづく。
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2005年12月16日
タカヒロといっしょに百ます計算をやり始めて間もない頃、タイムがどんどん縮んでいくのが楽しかった。立てた目標をクリアーしていくのが楽しかった。
タカヒロ自身もそれが楽しいらしく、
「百ますがおもしろい!」って言っていた。
時期は忘れたが、ある時期からあることが目立ち始めた。そうそれは、何か書いてあるのかわからないくらい汚い数字。タイムを少しでも縮めようと、あせって汚くなる。途中、途中で
「おまえ、数字が汚いよ!」って怒っていた。
百ます計算を長い間、続けてきたことによって、条件反射的に反応できるくらいに、答えをもの凄いスピードで出せるようになった。1年生のレベルでは、足し 算、引き算、掛け算がそのレベルでできるということは、学校の授業なんかは、タカヒロの言葉で表現すれば、「カルカル」である。しかし、この状態がタカヒ ロに変な薄っぺらな自信を植えつけさせ、考えない習慣を作らせたように思い、ここ数日、百ます計算のいいところ、よくないところを自分自身で整理をしてい た。
そして、あるHPに出会った...明日以降につづく。
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2005年12月17日
そのHPにはこんなことが書かれていた。(ホンの一部、要点を抜粋)
----------ここから
幼児期の学習でスピードを付けることほど危険なことはありません。
単純作業を速くするには何も考えないで作業に没頭する必要があります。また、速い作業をしている時に何かを考えようとしても考えられません。つまり、速い作業は考えることを妨害する作用があるということです。
速い作業(高速計算)をしている時には頭の中では「考えるな」という指令が出ているということです。ですから、幼児期に一番注意しなければいけないのは高 速学習なのです。高速学習は、条件反射的に処理することを要求していると同時に「考えるな」という指示を出しているのです。
反射とは自動化するということです。自動化は放置すると固定化します。固定化すると何も受け付けなくなります。これを反射式プリントで考えると「単純計算 の高速化(強制反復)→考えるなという指令の繰り返し(自動化による反射形成)→頭の硬直化→硬直化した頭の固定化→考えることを受け付けない拒絶化(人 為的学習障害:ALD)→性格形成や人格形成に影響」となります。
小学校低学年の時にしなければいけないことは「考える力」と「正しい家庭学習の習慣」を身につけることです。そして「考える力」を養成するためには、でき るだけ条件反射の養成となる高速の機械的反復作業はしてはいけないのです。具体的には計算等でスピードを競うことは最もいけないことです。子ども達は、面 白がってやろうとしますが、害になるばかりです。ここで、いかにスピード競争から思考訓練に移行させることが出来るかが教師の力量なのです。なぜならば、 単純計算のスピードをつけることはいつでもできますが、ゆっくりジックリ丁寧に考えるという習慣はなかなかつかないからです。さらに、考える力のない子は 小4からの抽象概念の世界を理解すること自体が難しくなりますので、全教科で落ちこぼれる可能性が出て来ます。
「基礎学力」とは基礎計算を速くしたり漢字を暗記することではありません。基礎学力とは、先生(他人)の話をよく聞くことが出来る力、先生(他人)の言葉 を理解することが出来る力、抽象的な事柄をイメージ化出来る力、つまり「考える力」のことです。----------ここまで
ものごとには必ず裏と表がある。これが私の基本になっている考え方。だから、昨年、百ます計算を始める前にも、ネット上で繰り広げられていた
「いい、悪い」論争を一通り目を通していた。
「まあ、よさそうだからやってみるか」
「ダメだったら、止めればいいから...」という軽い気持ちがあった。
ここのHPを読みはじめてスグに、その安易な気持ちがダメだったのがわかった。さらに、百ます計算の反復徹底と記録を求めるやり方が、タカヒロに、変な 薄っぺらな自信を植えつけさせ、考えない習慣を作らせ、そして、ものごとを丁寧にじっくりとゆっくりとやることを奪っていたのかも知れないという私の思い は、確信に変わってきた。
ためしにここのHPに載っている「考える力がつく」とされる文章問題をやらせてみた。出来ない。絵図もろくに書けない。タカヒロの名誉のために書いておくが、最レベというさんすうの問題集をスラスラ解く実力を持っている。なのに、出来ない。(出 来ない問題が多い)私はそのHPに載っている凄まじいまでの量の情報を真剣に読んだ。読めば読むほど、これは、百ます計算をこのまま続けていたら、とんで もないことになるかも知れないと感じた。そして、私に百ます計算のお休みを決定づけさせた、最大の出来事が起こった。(指摘を受けた)
それは...明日以降につづく。
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2005年12月18日
私に百ます計算のお休みを決定づけさせた、最大の出来事が起こった。その出来事とは...それは、今月13日から始まった個人面談(妻が出席)で、担任からの指摘だった。
「タカヒロさんは、友達とも仲良くやっているし、この間、お友達をケガさせて以来、先のことをよく考えて行動するようにもなりましたし、勉強に関しては人の話をちゃんと聞いて、理解して、的確な答えを出しますし、おそらく、高学年になってもトップクラスでいると思います」
「しかし、もったいないことが1つだけあります」
「それは、何でもスグにわかってしまい、的確な答えはするのですが、あせってやるというか、せかせかして落ち着きがないです」
「ですから、答えがわかっているのに、ポカッと抜けたり、字とか数字が、バランスが悪いというか、読みにくくて汚いです」
「もうすこし、ゆっくり、丁寧に、じっくりやることを身につければもっと伸びるし、このままだと、能力はAなのに、Bの評価になることもあります」
「それは、本人にとってもショックなことだと思います」
「その辺のことをご家庭でも話し合ってください」
私はこの話しを聞いたときに、「これって、百ます計算をやっている時のタカヒロじゃん」って思った。(しかし、先生、よく見てるな〜(感心))もともとの タカヒロの性格もあるが、百ます計算でさらにそれが、加速(笑)したんじゃないかと思った。(百ます計算はそういう要素があると思う)いろいろ考えた結 果、百ます計算を無期限でお休みすることに決めた。そして、今、新しく取り組んでいることは....明日以降につづく。
注意:これは、あくまでもタカヒロでの話しですので、すべての子どもに共通するとは限りません。そして、百ます計算を否定する内容でもないです。
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2005年12月19日
今回、百ます計算をお休みするキッカケとなったHPは、考える力・絶対学力を育てる「どんぐり倶楽部」である。
ここのHPを読むに連れて、自分が怒られている気がした。ここでやってはダメっていうことを、けっこう気合いを入れてやっていたから。(笑)最近、やり始めた文章問題も、ここのもの。やる時の決まりがある。
まとめてやらない。
ゆっくり・ジックリ・丁寧に解く。
必ず絵(図)を書いて、目で考える。
暗算はしないで、筆算を記録しておく。
間違えに気づいても絶対に消しゴムを使わない。
計算ではなく、考える過程が大事なのでヒントはもらわない。
どうしても解けなければ一ヶ月後に再挑戦する。
たとえ、直ぐには分からなくても「分からな〜い」と言って諦めない。
答えが分からなくても絵(図)は書ける。
これからは、ここの勉強を中心に、「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」やっていく。個人的には、T.Itoyama氏のトライアングルナンバーズ→宮本哲也氏の強育パズル→T.Itoyama氏の文章問題(もしくは強育ドリル)をやれば、算数はOKだと思う。
今日も、タカヒロは、文章問題を笑いながらやっていた。なぜか?だって、文章問題の内容がウンチだったから(笑)(写真参照)

百ます計算を無期限のお休みと書いてきたが、だぶん、ずっとお休みになると思う。だから、このBlogのタイトルを百ます計算から、何か他のヤツに変えないとな〜。
「どんぐり倶楽部」T.Itoyama氏が書いた本をぜひ読んでみてください。
注意:百ます計算がいい悪いを論ずるつもりはまったくありません。それぞれのご家庭で、子どもにあった方法で学習するのが一番です。----------ここまで
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<T.Itoyama:著書>
絶対学力―「9歳の壁」をどう突破していくか?
新・絶対学力―視考力で子供は伸びる
子育てと教育の大原則
12歳までに「絶対学力」を育てる学習法
思考の臨界期
絵で解く算数