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2009.01.10漢字大会〜うつ・かめ・さそり(鳥取講演関連3) 「小学生の勉強(13289)」 [ どんぐり倶楽部 ]
おとつい&昨日に書いた、鳥取講演会の映像は、どんぐりHPから有料ダウンロード(DL)できます。1月17日までは、昨秋の東京講演も同時提供してはるようなので、おはやめにどうぞ〜〜。内容はこちらお申し込みはこちらで〜す。
さて、正月、実家で父と話してると、ルーの不登校の話になりました。うちの父は元高校教諭(理科)なのですが、漢字を知らない=教養がなくて恥ずかしい、と思っているきらいがあります。
「このまま学校行けへんかったら、漢字知らんと大人になってしまうんとちゃうかと思って心配や。」
などと言うので、ルーは今じゅうぶん、漢字を読んで理解できている、ということを話しました。まあこのことは父も普段から感じていたようで、すんなり納得してくれました。
でも、
「書くのはその気になったらいつでもできる。」
ということは、説明してもなかなかわかってもらえません。ふつう、なかなかわからないですよね。わたしもなかなかわからへんかったもんなあ。
「ほんなら、ちょうど今、講演会のDVDあるし、漢字を覚えるイメージフィックス法のとこ、私まだ見てへんから、一緒に見いひん?」
と誘って、例の宇宙語のところを一緒に見ることに。するとどこからともなくルーがやってきて、
「何やってるん?」
と言いながら、座って一緒に見始めました。とかしてる間に、DVDのイメージフィックス法は、あっけなく終了〜。(この部分はたしか5、6分しかありません。)
「漢字、1回も書きはれへんかったけど、つまりは、同じことを漢字でやったらいいっていうことやねん。よく見てから目をつぶって、自分のイメージの中で大きく書く。あやふやな部分をもう1回よく見てイメージの中で拡大して書く・・・」
「ルー、やってみるわ! おじいちゃん、紙1枚ちょうだい!」
「じゃあなあ、むずかしい字〜、憂鬱の、うつって字ぃ書いてみ。ルーは憂鬱の鬱って書けるか?」
「おじいちゃん、なに言うてんの!そんなん書けるわけないやん!!でも今から覚えるで。ふっふっふ。電子辞書貸して!!」

電子辞書の大きい文字を10秒ほど眺め、
「ルー、覚えたわ。」と言って辞書を閉じ、紙に、すらすら〜〜っと書きました。
「へえっ! ルー、すごいなあ!! う〜〜ん、、、、じゃあ、こないだから、おじいちゃんがなかなか覚えられへん字ぃあんねんけど、やってみるか?亀の旧字体・・・」

ほとんど象形文字です。こんなへんてこりんな字に私は慣れてへんので手こずってる間に、ルーは、またしても10秒でクリア。「ふっふ〜ん。漢字、たのしいなあ〜。もうちょっとやりたいなあ。そうそう、おかあさん、そうよ、わったっしっは、さそりざのおんな〜♪の、さそり、あれ、次やってみるわ。」

私も、翌日、翌々日と、ルーに言われるままに復習(イメージの再現)もしたので、実家にいる間に、この3つの漢字はカンペキになっちゃいました。ほ〜らね!(これは私の字です。)

8か月前に覚えた『薔薇』も、まだ覚えてるもんね。イメージフィックス法、すごいぜ!やっぱり!!!父は、ルーの覚える勢いを目の当たりにして、ひどく安心したようです。
「こりゃあ・・・すごいなあ。いちいち、ひとつひとつの漢字を教えんでも、やり方さえちゃんと教えたら、あとは子どもが勝手にやってくれるねんもんなあ。こりゃあ・・・先生、楽になるなあ。」
「どんぐり先生って初めて拝見したけど、漢字の覚え方の講義で、漢字をいっぺんも使いはれへんかった、そのことだけでも、できる先生や、って思ったわ。あそこで漢字を例にとって説明しても説明になれへんもんなあ。」と、ひとしきり感心してくれました。
私も、「ふふっ、すごいでしょ? この覚え方。」と、余裕ありげに言いながらも、ルーがこんなに漢字をすらすら覚える現場に立ち会ったのは、じつは初めてやったので、内心、うれしいやら、ほっとするやら。ありがとう! イメージフィックス法!!今年もたのむぜ! イメージフィックス法!!!・・・なのでありました。
Last updated 2009.01.10 11:58:39