総索引
満足回路と危険行為の抑止力
見せない事の重要さ〜Small-Heart...より引用
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Small-Heartの日記:2008/06/09
〜見せない事の大切さ〜
 ずっとずっと書こう、書きたいと思いながら、なかなかまとまらなかった記事がこの「見る情報の大切さ」「見せない教育の大切さ」です。
 でも、Tさんのブログと、昨日の秋葉での無差別殺人事件、緊急に糸山先生がアップされた記事、Kさん、Aさんの言葉で、なんとなくまとまりそうなので書きます。
 ちょいと暗い文章かも。そして、これはSmall-Heartの体験して納得したことなので、当てはまらない人の方も多いと思います。
 Small-Heartは両親と姉の4人家族で過ごしたんですが、父が小3の冬に□□へ仕事で行ってしまってからは、母・姉と3人で暮らしていました。 もともと気性の荒い母はストレスを姉とSmall-Heartに毎日のようにぶつけるようになりました。姉は高校に入ると、待っていたかのようにグレて、 手がつけられなくなった姉を父が神奈川に連れて行き、そのまま姉は神奈川で結婚してしまいました。姉がグレてから、母の意識はSmall-Heartに全 て向かいました。大学を卒業し実家をでる10年間、毎日のように精神的・肉体的虐待をされていました。その内容は長くなるので省きますが、Small- Heartは母を殺害しようと高校のときに枕元に包丁をもって何度か立ったほどです。Small-Heartは大学で福祉を学びましたが、それは小学生の 時に、なにげなく母に言った一言がず〜っと母の心に残ってしまったようで、Small-Heartは全く福祉に興味はありませんでした。ただ周りの大人は 「福祉を学ぶ」と言うと、すごく誉めてくれましたので、やりたい事もないし、まだ仕事をしたくなかったので、福祉の大学に進む事にしました。
 大学時代は、ようやく自由な時間が持てたこともあり、遊んでばかりで勉強は全くしなかったんですが、卒業が危なくなった時にギリギリセーフで行った児童 相談所の実習で、「児童福祉」を学ぶことになりました。そこで、吸い込まれるように興味をもち、無我夢中で本を読み漁りました。児相にいる子供達やいろん な事例に興味を持ったというより、自分の今までの生活にリンクする部分があまりにも多かったからです。
 なぜSmall-Heartはこれほど母を憎んでいるのか、なぜ恋人にこれほど依存するのか、なぜ自殺願望(自己評価がなぜこれほど低いのか)が強いの かを知るきっかけになりました。自分はアダルトチルドレンである、と。でも、彼に出会い、驚くほど情緒が安定して幸せな生活を送れるようになりました。そ して、SHJ-1を妊娠しました。SHJ-1が産まれる前に彼にこう言いました。「虐待をされて育った親はね、すごく高い確率で自分の子供にも虐待するら しいの。Small-Heart、自分に自信がない。もし、そういう事になったら助けて欲しい。止めて欲しいの。」
 SHJ-1が産まれて、Small-Heartも育児で多忙、彼も仕事で多忙になり、すれ違いが出てくるようになりました。そんな去年、SHJ-1の癇 癪があまりにも酷く、誰にも助けを求めれないSmall-Heartは手を出すようになりました。SHJ-1の癇癪がなくなって、今はすごく穏やかな生活 ですが、泣きながら友人に助けを求めた時、「止めることができない。自分が母親と同じ形相で同じ事をしてしまう。あれほどなりたくないと思っていた母親と 同じようになってしまう」すると「それはあんたの思い過ごしだ。自分でそう思い込んでるだけだ。そんな事は絶対ない。」と言われました。それがずっと府に 落ちなくて、Small-Heartの中ではモンモンとしていました。自分を肯定するつもりは全くないです。でも、虐待をうけた親が、自分の子供にも虐待 をしてしまう、事はかなりの確立で起こっている事。これは何かあるのではないかと思っていたんです。
 そんな時、Nさんから頂いたコメントで、す〜っときました。『自分の子供にはそういうことをしないように心がけてきましたが、同じ事をしたい衝動が沸々 と湧いてきて、それを必死で押さえ込んだ事もありました。良くないことを眼にするって、本当に良くないなあと実感します。どんぐりで、眼にしたことは善悪 という道徳的判断とは切り離されて、頭にインプットされる、ということが本当によく分かります。』これは目で見る情報がどんな悪い情報でも、人間は目で見 る=正しいと頭の中で認識してしまうからなんですよね。母から受けてきた虐待を、頭では「悪いこと」と認識していても、Small-Heartの脳内では 「やってもいい事」になっていたんですよね。それを知った時に、糸山先生が言っている「見せない教育」を深く知る事ができました。これが、秋葉テロにどう リンクするか…は上手くいえないのですが、Small-Heartの中ではつながっていますので、子育てをする上で、見せちゃいけない事、してはいけない 事、がうまくつながりました長文でごめんなさいもしよかったら、糸山先生をはじめ皆さんが書いた記事をぜひ見てください。Small-Heart、とても 参考になりました
<引用:どんぐりの教育コラムから>
●特に「罪の意識が薄い」という言葉は、犯罪につながる行為を肯定するように育てられてしまった子供には全く通じない言葉です。無意識のうちに、頭(体) が肯定していることに罪の意識を感じるはずがないからです。本人はピンとこないのです。彼がとった行動は無意識に「目にした・ありえることなんだ・あって いいんだ」と頭(体)が理解していたのですから、知識的に「いけないこと」と言っても頭(体)は納得できないのです。ですから、本当に加害者が反省するこ とはないのです。豊かに育っていない心には響くものがないのですから当然です。もしも、本当に反省をさせたいのであれば、まずは豊かな心を作ってあげなく てはなりません。そして、そのためには豊かな心が育つ豊かな環境を与えるしかありません。犯罪者に豊かな環境を与えるのは、道義的にも許せないでしょう し、理論的にも矛盾しているように思えますが、他には方法はないのです。知らない人は、愛情深い行為と呼ぶかもしれませんが、そうではありません。人間 は、そうできているのです。そう反応するようになっているのですから他には方法がないのです。ちょっと確認してみましょう。例えば、私たちは長い間目の前 にあった物がなくなると、「どうしてないの?」と思います。「あるのが当たり前なのに」「あるべきなのに」「なければならないのに」という感覚が生まれて いたからです。この長い間目の前にあった物が花だったら素敵ですが、それが拳銃だったとしたら、ゾッとしませんか。そして、この場合の拳銃と同じ位に危険 なことが幼児期の高速学習・とくに高速計算です。速さを求める学習は、実は考えない訓練・判断しない訓練をしていることになるからです。<引用:終わり>
 Small-Heart、ぶっちゃけ母を殺害しようとした事、今でも反省していません。無差別テロをしようとは思わないけれど、キレる子供達の気持は本 当によくわかるような気がします。ただ、殺さなかった唯一の理由は、高校のときに心から大切にしていた恋があったからです。文通だけの純情の塊のような恋 ですが、手紙も全て読まれ(時にはSmall-Heartより先に)彼の事も侮辱されました。Small-Heartは、健全な考える力・情緒を安定して もらえなかった子供大人であると思います。
<引用:どんぐりHPより>
●犯罪の特徴(共通項)は「誰でもよかった」である…〜
※通り魔殺人・同級生殺人:共通の理由