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●吉田末慶:堺市にて塾「エキスパート」をされています。
〒591-8002 堺市北花田町3−28−1
TEL/FAX 072-254-3005

No.001過去の日記1H16.5/1〜6/30
No.002過去の日記2H16.7/1〜7/31
No.003過去の日記3H16.8/1〜9/30
No.004過去の日記4H16.10/1〜11/30
No.005過去の日記5H16.12/1〜H17.1/31
No.006過去の日記6H17.2/1〜3/31
No.007過去日記7H17.4/1〜5/31
No.008過去日記8H17.6/1〜7/31
No.009最新の日記
……………………………………………………………………………………………
<一部抜粋>
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月26日 (火) 453塾長日記 思うようにいかない
思うようにいかない 
だから工夫する
これでどうかな
んー、まだか
じゃーこれならどうだ
よしっ、うまくいった
そしてまた
思うようにいかなくなる
もうひとつ工夫する
これの繰り返し
だから進歩する
だから面白い
おまけ、今日の名言
『動いてみるってのはいいね 思うようにはいかないところがいいね』
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月25日 (月) 452塾長日記 学校の「あゆみ」
うちの子イッキ君(小3)の「あゆみ」の結果
国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・体育
三段階評定(よくがんばりました、がんばりました、がんばりましょう)は
すべて「がんばりました」でした。
カミさん曰く、
「ひとつぐらい『よくがんばりました』あってもええのとちゃうの。」
と不満気。
当の本人はのほほーんとして、我関せずです。
私はもともと学校の評価は疑問視しているのでなんとも思っていません。
だから2学期は『よくがんばりました』を取るようにがんばりやとも一言も言いませんでした。
しかし、もし『がんばりましょう』があったらどうしたかなとは少し思いました。
やはり同じ態度を取ったと思います。
なぜ?
日ごろ自分が「漢字勉強」「算数文章問題」を利用して子どもの勉強を見ているからだと思います。
彼が今、考える力をつけるために何をすべきなのか、どうやっていくべきなのかを、考えながら日ごろ接しています。だから学校のテスト結果による評価は私にとってまたイッキにとっても何の意味も成さないと思っています。
学校とは集団生活を学ぶ場、
そして勉強に関して言えば、本人が何を勉強しなければならないのかを自覚できる場であればいい、
そう捉えています。
塾の子ども達にも
私はこういった考えで指導をしています。
考えようとする子、
考えることのできる子
そういった子どもになってほしい、
それだけです。
おまけ、今日の名言
『物事が君に合わせてくれるわけじゃない
 でも、だからといって 君が物事に 合わせる必要はないんだ
 だって 今の人生は君の人生なんだから』
「物事」を「学校の評価」に置き換えてみるといいかも
今君がすべきこと
それをしっかりとやっていくこと
それが大事
……………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月24日 (日) 451塾長日記  読み聞かせ
よっしゃー今日も快晴、プールに行こう
しかし子どもたちは風邪
「ゴホゴホ」
「のどが痛い」
かまへん、かまへん、大丈夫や
「あかんよ。ひどくなったらどうすんのよ。」(かみさん)
それやったら、今日は学校で親子プールがあるやんか。それやったらええやろ。
「ダメ!」(かみさん)
はい、分かりました。今日は我慢します。グスン。
太陽が俺を呼んでいる
うーうー
子どもたちは9時になったら歯磨きをして就寝
これがこの夏休みの約束
そして私がこの時間に家にいるときは本を読み聞かせることも約束
昨夜と今夜、2夜連続で子どもたちに本の読み聞かせと私の創作ストーリを聞かせてすやすやと眠りの世界へ
ならいいのだが、下の子はなぜかしら目が堅い、
昨夜は11時まで
そして今夜は10時半までかかって
やっとこさ眠りに就いてくれた
創作ストーリがいけないのかも、
面白おかしい話をするとゲラゲラ笑って眠気も吹っ飛ばしているのかもしれない
眠りを誘うお話にしなければ、反省。
この夏休みは少し気合を入れて子どもたちと付き合うと決めた以上、
とことん子育てに参加。
しかしゴールデンタイムのテレビが見られないのがちょと残念だ。
おまけ、今日の名言
『自分の基準で判断出来るまで判断しないでいることが 本当の力なんじゃないかな
だから 迅速に処理することは 一見力があるように見えるけれども
その基準が他人の基準だとしたら そんなのは力でも何でもない』
独自の判断で動ける者とそれ以外。
子どものときからその判断基準を作れるよう教育はある
……………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月23日 (土) 450塾長日記 わが子との約束事
この夏の息子たちへの約束事(私が勝手に決めました、子どもたちは知りません)
1 「仲良く」
2 「穏やかに」
3 「明るく」
4 「楽しく」
5 「決して手を上げない」
以上5つ、守ろうと思います。
この夏休み、幸運にも朝1時間ほど勉強を見るという口実で、子どもたちに接することができます。
長期休暇がなければ出来ないことです。
この機会を有効に過ごしたいと思います。
5の「手を上げない」は子供の躾の為といった口実で「言っても分からない、体で教えなければ」と手を上げることもありましたが、子どもたちも小学生です。言って聞かせる年齢になっています。言い聞かせられるようにしなければと思っています。これは親の力量だと思っています。
おまけ、今日の名言
『味わうこと 味わうこと 理解するのではなくて味わうこと』
何事も味わうことが大切
勉強も料理も一緒
ゆっくり・ジックリ
味わうこと
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月22日 (金) 449塾長日記 夏休みの宿題は一緒に
今日から私がわが子(小1、小3)の夏休みの宿題をみることに
毎日朝8時半から1時間、
楽しく冗談を交えながらやっています。
字を丁寧に書くことと、そして考えることに重点を置いています。
あと、
「習っているはずなのに、こんなことも分からへんの。」は禁句です。
覚えていなかったことはまた覚えれば済むことです。
それよりも考えようとしない習慣がついてしまうことのほうが怖いです。
これだけは絶対避けます。
おまけ、今日の名言
『好きなことでも おもしろくなければやめておきなさい』
勉強をいやいやするんじゃなく
面白くする
覚えることが勉強?
ノー
考えることが勉強?
イエス
小学生のあいだは特にそうです
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月21日 (木) 448塾長日記 イッキの夏休みの宿題
うちの子イッキ(小3)の夏休みの宿題
1 「夏休みのくらし」
これは学校の先生が作ってくれたもの
まず最初に夏休みのくらし方や宿題の一覧表や学校からの連絡事項、そのあとに各教科のドリル。社会科が4枚、国語が5枚、算数が4枚、理科が1枚、絵日記が3枚綴じられている。
(私の本音)
んーん、社会科のドリルは手作り?授業を反映しているようで子どもにもやらせたい。
しかし他のドリルは?やらんでもいいやろ。
ほんでもって解答がついていないぞ、
やりっぱなし、間違ったところや出来なかったところ、どないしろっていうの?
長期間にわたる宿題の場合、詳しい説明付の解答はほしい。
これがないとできなかった問題、分からなかった問題がずっと置き去りになる、
これでは宿題の意味がなさない。
2 「漢字の学習」P54まで
これは日ごろ勉強している「漢字ドリル」の大きい判といったところ
(私の本音)
漢字をしっかり覚えている子には苦痛でしかない。
数えてみると64語の漢字の練習、多過ぎるぞ。
うちの子は?
何も考えないで機械的に空欄を埋めていくのが目に見える、
うー、やらせたくないぞ。
どうしましょ。
3 「夏にチャレンジ」1冊
(私の本音)
これは教材出版社からの贈り物?
「夏休みのくらし」の中のプリントで十分やないの?
なぜここまで宿題を課すのか。
(全体を通しての私の本音)
答え合わせのできない宿題なんてするな!
1学期の復習は今までのテストで間違った問題をすべて「塾長教えて帳」に切り貼りして記録として残し、漢字勉強は「漢字色塗りプリント」「漢字楽チン練習方法」「漢字パズル」算数は「算数文章問題」をやっていけばそれで十分。
学校の宿題を真面目にやったところで何の力もつかんぞ。時間の無駄、そんな時間があったら外に出て遊べ、夏を満喫しなさい。
(私の建前)
しかし宿題はあれです。
復習するのにもってこいですよ。
忘れていることもあるでしょ。
それを宿題をすることによってもう一度確認し覚え直すことが出来ます。
そのために宿題はあるんですよ。
だから宿題は手を抜かず一人で一生懸命しなければいけません。
(私の本音)
だからといって無味乾燥な宿題を一生懸命する必要はありません。
創意工夫された面白い宿題をしましょう。
工夫のなされていない宿題は一切拒否しましょう。
代わりに工夫された面白い宿題をしましょうね。
俺が作ったる。
おまけ、今日の名言
『感動とは 感情の動きそのもの 感情の流れそのもの のことである』
この夏休み、
子どもたちにどれだけの感動を与えることができるか
親の責務です
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月20日 (水) 447塾長日記 今日の雑感
朝8時半、今日も爽やかな日がスタート
まだ左腕の三角筋が痛むがこれは仕方ない
気長にこの痛みと付き合わないと
からだはなんとか治そうとがんばっている、がんばれ
小6のK君、
今が踏ん張りどころ
中学生になっても困らない学力を身につけよう
考える力、考えられる力を身につけることが先決
1学期の通知表、ショックショックショッーク
国語・算数・理科・社会
優先順位を決めてひとつずつ焦らずやっていこう
「漢字パズル」「これだけ計算」「算数文章問題」「塾長教えて帳」
丁寧にやっていこうぜ
おまけ、今日の名言
『君がすべきこと、それは、いいことでもわるいことでもない
 君がすべきこと、それは、好きな事でも嫌いなことでもない
君がすべきこと、それは 面白いと感じることをすることだ。』
すべきこと
子どもたちが夏休みに課せられた宿題?
本当にその子の為になる宿題になっているかどうか
親が少し味付けをしなくてはいけない場合もある
親力の見せ所
子どもたちが面白く宿題ができるよう工夫をしてあげなくては
さぁ、お父さん、お母さんの出番ですよ
宿題だからしやなアカンとは思わないでください
うちもわが子の宿題のチェックをしなくては
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月19日 (火) 446塾長日記 今日の雑感
朝9時
今日も暑い、熱い、篤い一日の始まり始まり
覚える力はあっても考える力がない
だからいくら覚えていても応用力が身につかない
応用力のない子は頭のいい子、頭の切れる子とは言わない
これからの夏休み
考える力を重視した授業ができることに喜びを感じる
漢字なんて覚えるまで書きなさい
1に反復、2に反復、徹底反復あるのみ
そうじゃなく、
如何に頭を使ったら、
楽して覚えられるかということを子どもたちにも伝授しなくては。
さー、塾として真価が問われる時期に突入
楽しくやっていこう
おまけ、今日の名言
『丸ごと消化するってのが大事
 物によっちゃあとてつもなく時間がかかるけどね』
消化するっていうことは丸暗記するっていうことではない
ジックリと味わうっていうこと
勉強をジックリと味わおう
そのための夏休み
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月18日 (月) 445塾長日記  今日は浜寺プール
朝10時30分
いざ、浜寺プールへ出発
夕方6時、帰宅
焼けた焼けた
何が焼けた
背中が焼けた
足が焼けた
肩も焼けた
顔も焼けた
ゆでダコ一丁出来上がり
熱い、身体がホテル、いや火照る
太陽に裸体を晒しすぎたかも
わが子と日焼けを競争する親がどこにおる
日焼けの跡のシミが怖いぜ
はっはっは
シミごとき屁のカッパ
いかん、脳みそまで焼けてしまったようだ
早く冷水を浴びて脳みそをしゃきっとさせねば。
おまけ、今日の名言
『人はとっておきの元気ってやつを持っている』
もうすぐ夏休み
元気に乗り切りたい
元気のないときはカラ元気で勝負だ
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月17日 (日) 444塾長日記  休日
今日は朝から錦織公園へ
クワガタとカブトをゲットすべく朝から気合を入れて出発
夕方4時まで粘ってみたが収獲はゼロ、残念。
夜は地元の夏祭りへ
金魚すくい、さかなつり、(モヤット)ボールつり、オモチャつりと、子ども主役の夏祭り
金魚7匹飼うことに。誰が世話するの?
祭りの帰りに焼肉屋に寄って晩御飯
生ビール2杯飲んで私はベロンベロン状態で帰宅
酔った勢いでこの日記書いています
今日は疲れました
これでおしまい、お休みなさい。
おまけ、今日の名言
『おもしろいってのは深いなぁ
 楽しいってのよりも 好きってのよりも ずっと深いなぁ』
面白いことを追求する
それがベスト
ジャンジャン
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月16日 (土) 443塾長日記 今年最初のプール
明日は天気がプール日和じゃなさそうなので、
急きょ、今日の午前中、我が子二人を連れて市民プールへ。
夏の我が家の日曜日はプールまたは海と決めています(私の一存ですが)。
下の子シュウキ(小1)は面白いです。
フグみたいにほっぺたを膨らませて水中に飛び込みクロール、
息継ぎが出来ないのに右腕で水をかくときは顔を右へ、左のときは顔を左へ上げます。
泳ぎきり水中から顔を出すと、鼻から口から水がダラー、そして一言
「なっ、泳げたやろ。」
そうですね、泳げましたよ、2メートルほどですが。
2時間ほど一緒にプールで遊び、帰って来ました。
昼からは仕事です。
今年の夏も塾生そして我が子に負けないよう日焼けしようと思います。
サンサンと照りつける太陽の下で遊ばなくては、今年もがんばります。
おまけ、今日の名言
『子供ってのは神秘のかたまりだな だから子供ってのは世界で一番おもしろいんだな。』
このセリフを素直に言える人、
そういう人が真の教育者と言えるでしょう。
世の中には偽教育者、教育屋があふれている。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月15日 (金) 442塾長日記 英単語の覚え方
英単語10語が覚えられねえ
なんでやねん???
1時間かけても覚えられねえ
なんでやねん!!!
それは
今から次の5単語覚えなさい
1 adjure 命じる
2 bait えさ
3 chippy 気分の悪い
4 dishy 魅力的な
5 inept 不適当な
えっ、なんじゃこの単語!
見たことないよ
発音が分からん
こんな単語を使った英文に出会ったことない
どうやって覚えたらええの?
覚えられてもすぐ忘れそうやん
英単語を覚えるって
発音ができる
その単語を使った英文が思い出せる
その単語をよく目にしている
英単語がイメージできる
そういったことがあって初めて脳に記憶される
英単語を覚えるのが苦手な子にはこういった経験をさせないといけない。
ただ単に「覚えなさい。」ではダメっていうこと
そういうことやねYちゃん、H君
おまけ、今日の名言
『行動する人間として思考し、
思考する人間として行動せよ。』ヘンリー・バーグソン(仏、哲学者)
行動を伴わない思考は何の意味もなさない
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月14日 (木) 441塾長日記 今日の雑感
朝、
今日も暑い一日が始まる
熱くなれ
熱くなれ
夏は暑い
それでいい
授業を終えて、
成績不振の子
学習項目量が多すぎて理解しきれない、覚え切れない
だからすべてが中途
中途、中途、
あいまい
なんとなく
分かったような、分からないような
思い切って教える量を減らすこと
現在の学校での成績なんてクソ食らえ
まずは一つ一つ完璧にする
この経験が大切
この達成感を味合わせなければ
おまけ、今日の名言
『どんなに強くても 
どんなに速くても 
そしてどんなに努力をしていても 
 あったかいものにはかなわない』
あったかい教育
教育を支えるもの
それは愛でしょ
あったかいもんね
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月13日 (水) 440塾長日記 今日の雑感
小3のK君、
入塾して5ヶ月が経ったね。だいぶ私にも、塾にも慣れてきたようだ。
まだまだ騒がしいときもあるが、なんとなく君を指導するコツが掴めてきた。
君も私との接し方、塾ではどうすればいいのかが分かってきて、
そうしようとがんばっているのが実感できるよ。
中1のYちゃん、
英単語覚えるのが苦手。だけど発音ができるようになったし、意味は覚えることができたね。次は英語を書けるようになろうぜ。今の調子であせることなく、ジックリやっていこう。
中2のRちゃんとN君、
1次関数のグラフ、難しいかな。まずは数学用語を頭に叩き込まなくてはね。1次式って、関数って、変化の割合って、傾きって、切片って、代入するってどういうこと。こういった言葉の意味をしっかり説明できれば合格だよ。がんばれ。
おまけ、今日の名言
『芸術って言うと難しく聞こえるけど 
芸術ってのは心を動かすための娯楽なんだ
 つまり、感動を与えてくれるもの
 だから、芸術は人生を豊かにする』
芸術は理解するものではなく、味わうもの。
よく噛んで味わいましょう。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月12日 (火) 439塾長日記 う・う・う
今日は朝から芦屋大学附属中学校・高等学校の塾対象説明会へ
なぜ、そんな遠くまで足を運ぶのか
ウチからそこの学校へ行く子っていてるの、残念ながらいないでしょう。
じゃーなぜ?
入試広報の先生と知り合いだから、いわゆる付き合いっていうやつですか。
1年に1度か2度しか会わないですが、私の数少ない知り合いの先生と友好を深めるためです。
ナラガキ先生、これからもよろしくお願いしますね。
最近体調不振。
左首、左の肩甲骨、左の二の腕部分がだるく痛い。
なんとかならんものか。くっそ。
アカン、痛くだるくて、もうこれ以上パソコンに向かうことが出来ない。
今日はここまで。
ガマンして、おまけ、今日の名言
『何を命と呼ぶか。
あらゆる意味から君を激動させるもの、
君を突き貫くもののことです。』ロダン(仏 彫刻家)
命あるもの、
今を生きよ
感じて生きよ
動いて感じよ
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月11日 (月) 438塾長日記 A君へ
A君へ
何もする気がしない
何もやりたくない
そういうときもあります
そういう時は体が休みなさいって信号を発しているとき
心も体も疲れているのでしょう
休みましょう
休みましょう
楽しいことを考えやるようにしましょう
学校なんて気にしなくていいよ
おまけ、今日の名言
『何かをしている時 何もしていない時 どっちも同じ命の時』
やるときはやる
しないなら一切しない
このメリハリが大事
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月10日 (日) 437塾長日記  子どもとの休日
今日は息子二人を連れて
まずは「大阪市立科学館」へ。
「プラネタリウム」と「オムニマックス、虫たちの不思議な世界」を観賞。
プラネタリウムでは夜空に輝く星の多さにシュウキが一言
「星ってこんなにいっぱいあるの。」
彼にとってはまだ見ぬ世界、一度本当の夜空を見に連れて行かなくては。
オムニマックスではイッキが一言
「カマキリの目ってすごいやん、今度じっくり観察するわ。」
そうそう、観察力をつけようね。自然には驚くことがたくさんあるよ。
いっぱいいっぱい経験しようね。
そのあと
「キッズプラザ大阪」へ
いるわいるわ、子どもたちの大集合。
よくぞここまで子どもたちが集まったもんである。
「二人で遊んでおいで。」
「うん、行ってくるわ。」
私は一人2階の喫茶室でコーヒータイム。
英気を養ったあとは、
3人であっちに行ったりこっちに行ったりと、童心に戻って遊びました。
はい、今日も一日楽しかったです。
イッキ&シュウキ、お疲れ様でした。
おまけ、今日の名言
『子どもを信じて愛する』
子どもを信じてあげる
すべてのことで
そして愛する
私もまだまだです
だけどそうあるべきだと思っています。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月9日 (土) 436塾長日記  塾生と遊ぶ
今日の午前中、塾の子ら(小学生4年女子1人、5年女子2人)とお遊びタイム。
晴れていたら大泉公園で遊ぶ予定でした。
残念ながら雨、仕方ないのでまずはマクドナルドへ。
ホットケーキとファンタグレープを飲みながらこれからの予定を相談
「これからどないしようか。」
「カラオケ行こう。」
「アカン。」
「ボーリングは?」
「アカン。」
「ゲーセンは?」
「アカン。」
「じゃーどこに行くの?」
「それを今考えているところ、お金を使わないで遊ぶことを考えやな。」
「んー、それは難しいよ。」
「それを考えるの。」
そんなこんな話しをしていると雨が小降りに。
「よっしゃ、雨も止みそうやし、大泉公園に行こか。」
「そうしょ。」
「行こう、行こう。」
てなことで、大泉公園へ。
目的地はジャンボ滑り台
「よっしゃ、滑ろか。」
私は年も忘れて、何と立ったまま滑り降りようと試みました。
「あらっ、れれ、うわっ。」
ドテ、グサ、ズボ
「じゅくちょう―、大丈夫?」
私は無残にも途中で足を滑らしてしまい、着地場の砂場に頭からズボ。
全身砂まみれ、
アチャー、格好ワルー。情けなー。
わが子にも見せたことのない醜態、
ワッチャチャです。
「塾長、大丈夫?」
「うん。」
「ほんまに大丈夫?」
「うん。」
「怪我してない?」
「大丈夫、大丈夫。」
みんな、かわいい子です。
本当に心配してくれているみたいでした。
みんな、ありがとうね。ウルウルです。
小雨の中、楽しく遊べました。
また機会を作って、遊びに行きましょう。
おまけ、今日の名言
『人は夢を見るようにできている 
人は夢を見ないと死んでしまうようにできている』
夢はたくさん持ちたい
そして優先順位を決めて一つ一つ実現できるよう
夢実現に向かってレッツ・ゴー
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月8日 (金) 435塾長日記 基礎学力=考える力
次に繋がる勉強
見せ掛けの付け焼刃ではなく
真の学力、これを身につけなくては
常にそれを意識しての授業
基礎学力=考える力
これをしっかりと身につけなくてはいけない
???
基礎学力=考える力
と見なしていいのか。
いいでしょう。
考える力がなければ学ぶ力も育たない
おまけ、今日の名言
『その時は知らないうちにやって来る
 その時は来るべき時にやって来る
 だから君がすべきことは待つことなんかじゃない』
やるべきことをこつこつやっていく
今はその成果が見えなくても、いつか必ずやって来る
正しい学習方法、
それを実践している限り、成果は必ず表れる
あせらず、じっくり、やるしかない
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月7日 (木) 434塾長日記 今日の雑感
考えようとする姿勢、これは大事。
なぜそうなるのか、何がいえるから、これがいえるのか。
これがいえたら、次に何がいえるのか、だからこうなる。
こういった作業が考えるっていうこと。
そして、考え、納得して覚えること、これも大事。
気をつけねばいけないことは、
この考える過程を飛ばして覚えることだけをすること。
いわゆる丸暗記、覚えるだけでしょっていった考え方
「考える力」この力をつける練習、早ければ早いほどいい。
小学生低学年からこの練習はすべき。
この練習をしないで小学校を終えた子の何と多いことか。
その子にとって不幸と言えます。
では、そうならないためにはどうすればいいのか。
いろいろ方法はあるでしょう。
うちの塾では「算数文章問題」を「視考力」を使って解く指導をしています。
「考える力」これは考える練習をしない限り決して身につきません。
こういったことを最近特に痛感しています。
おまけ、今日の名言
『宝物ってのは もらったものの中にはないんだな
 宝物ってのは あげたものの中にあるんだな』
塾生諸君、
私からの「考える力」っていう宝物をあげるよ。
がんばらなくっちゃネ。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月6日 (水) 433塾長日記 パターン学習授業
大阪市内、小学生対象の某補習塾でのお話
さー、みんな、この問題はこうやって解くんですよ。
ほら、こうすれば簡単でしょ。
このような問題では、このパターンを使えば解くことができるんですよ。
みんなでやってみましょう。
「あっ、できた。」
「ぼくもできた。」
「なーんだ、そうやったんか。」
ね、簡単でしょ。
じゃー、このパターンを覚えるため同じような問題をやってみましょうね。
子どもたちは目を生き生きと輝かせて次の問題を解いていきます。
解ける喜びを知った子どもたち、
子どもたちをできるようにできた先生、
どちらも楽しんで授業を進めています。
こういった授業をする学校、塾
最低です。
中学受験対策なら、志望校の過去問を徹底的にやらなくてはいけないという事情があるのでパターン学習も致し方ないところがあるが、
そうでない場合、パターン学習というものは不要、いや、厳禁である。
やらせないほうがいい。
わけも分からず、考えず、解き方だけを覚えて、計算だけをむやみやたらにしようとする
いわゆる「考えない頭」を作っています。
この学習方法は喫煙同様、「百害あって一利なし」です。
おまけ、今日の名言
『何も考えずに体さえ健康ならばと合言葉のように言う人がいる
 まず最初に健康であるべきものは心なんじゃないのかな』
健全な心、そして健全な体、子どもたちに望みます。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月5日 (火) 432塾長日記 今日の雑感
中途半端な勉強が続けば面白くない。
一つ一つ確実に
しかしそれをやると時間が足りない、
だからどうしても中途半端になる
その子にとって覚える量が多すぎる
なぜ???
脳のキャパシティーの限界を超えているため
中学生の覚えなければいけない内容
標準レベルの中学生にとって適量のはず
それがなぜ覚えられないといった状況が生じるのか
小学生時代の勉強の仕方に原因がある
いろいろなことを受け入れられる脳を作らなかったことが原因
計算だけでも、漢字だけでも、
それだけでもできてほしい、できなければいけない
それ以外の勉強をしなかった
だから脳が固まってしまっている
いわゆる「頭が固い」状態
その状態に陥っている子の何と多いことか
これは危機と言える
今いる小学生たちだけでも
そういった不幸の状態に陥らない子になるよう指導しなければ。
そして今その不幸にどっぷりとはまってしまっている中学生たちには
何とかそこからの脱出をさせねば。
おまけ、今日の名言
『理由と原因ってのは似ているようで似てないんだな 
 後から付けたのが理由で先にあったのが原因なんだな
 だから理由をといつめるよりも
 原因を追求した方がいいんじゃないかな』
理由は言い訳ともいう。
やはり原因を追究し、前に進まなければいけない。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月4日 (月) 431塾長日記 今日の雑感
あれ?昨日の日記書いたはずなのに消えていた。
どうして?よく分かんないぞ。何かミスをしたんでしょう。
ま、いいか。もう一度書いておこう。
今日の分です。
小学生を指導するにあたって「塾長教えて帳」「算数文章問題」のさらなる充実を目指そう。「塾長教えて帳」まだまだ子どもたちに習慣化が出来ていないぞ。
がんばらなくては。
間違った問題、分からなかった問題すべてこの「塾長教えて帳」に残すようにしなければいけない。
雨が続く。
最近の天気って極端。
天の怒りを買っているのかも。
最近、「宮沢賢治全集」を読み返しています。
宮沢賢治、いいですね。
自然を題材にああも哀愁漂う物語を書けるなんて。
おまけ、今日の名言
『自分の力を知るには その力を出してみないとね 
 力があるってことと使うってことは 全く違うことなんだから』
子どもたちには無限の力があります。
ただその力のつけ方を知らないだけ
ただその力の出し方を知らないだけ
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月3日 (日) 430塾長日記 勉強は楽しい?
親戚のおばさん
「イッキとシュウキ君、大きくなったね。」
イッキ&シュウキ
「ウン。」
親戚のおばさん
「勉強、がんばりや。」
イッキ「えっ。」
シュウキ「うん。」
親戚のおばさん
「しやけど、勉強の好きな子っておれへんわね。」
イッキ「うん。」
シュウキは私の耳元で
「お父さん、勉強好きな子っておるで。」
私「ん?」
シュウキは自分の鼻を人差し指で指しながら
「おれ。」
そうか、シュウキはまだ勉強が楽しいねんな、これが続くといいね。
おまけ、今日の名言
『うまくいくからやるんじゃない できるからやるんじゃない』
じゃ、なぜするのか。
当然、楽しいから、面白いからです。
何を?
仕事だよ。
勉強だよ。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月2日 (土) 429塾長日記 エキスパート通信
今日は朝から塾に来てエキスパート通信6月号の作成、夕方7時、やっと終了。
一人一人に「今月のワンコメント」なるものを書いていますが、
言いたいこと、書きたいことはたくさんあれど、
それを一言で言うのは難しい。
言葉足らずで誤解されたらどうしようとか、
的確に評価できているかとか、
色々悩んだ末の言葉を記しています。
人を評価するって難しい、ある一面だけを捉えて評価することが果たしていいのかどうか。
しかし言葉にして保護者の方々にお知らせする以上、
私が記したワンコメントには責任を持たなくてはいけないでしょう。
月に一度、こうやって一人一人塾生を思い浮かべることによって、
その子のことが少しでも分かっていっているという実感はあります。
その印象を頭に叩き込んで次の指導につなげていければいいと思っています。
おまけ、今日の名言
『道
道はじぶんでつくる
道は自分でひらく
人のつくったものは
じぶんの道には
ならない』相田みつを
中学生になったら「己の人生は己でつくる」
この意気込みが欲しい
なりたい自分になるためがんばる子
そういう子になってほしい
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年7月1日 (金) 428塾長日記 今日の雑感
朝の会話
妻「シュウキ、本読み上手かもしれない。」
私「なんで?」
妻「物語の流れを考えながら読んでいるから。」
(本読みの上手な塾生たちを思い浮かべて)
私「それが当たり前やんか。」
妻「そうか。」
私「イッキが本読み下手くそ過ぎるんや。」
妻「そうかな。」
私「イッキの場合、ほんま、発声練習みたいな読み方やからな。物語を味わっていない。」
妻「そうやね。」
妻・私「フー。」
漢字は難なく覚えるのに、英単語・歴史用語・理科用語がからきし覚えられない子
なぜなんでしょう。
本人曰く
「漢字覚えは楽しい。だからすぐ覚えられる。」
このセリフにヒントがあるんでしょうね。
英単語・歴史用語・理科用語は本人にとって面白くないっていうことでしょう。
だからいくら書いても頭に入らない。
期末考査も終了した今、
英単語・歴史用語・理科用語を面白く覚えられるよう何か工夫が必要だ。
考えなくては。
おまけ、今日の名言
『物理的に楽であることと 精神的に楽であることとは 別々のこと
 物理的に楽であることのなかには何もない
 精神的に楽であることには 無限の喜びが潜んでいる
 だから できてもやりたくないことは してはいけない
 そして できなくてもやりたいことは やってみようよ』
私自身、やりたくない仕事は極力しないようにしています。
できるけどしない。
その代わり、できなくてもやりたいと思う仕事は意地でもやり続ける。
んー、これが大変だ。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月30日 (木) 427塾長日記 明日で期末考査終了
地元の中学に通う子は明日で期末考査は終了。
やれやれである。
普段あまり勉強しないので、せめてテスト前だけでもしっかり勉強をしなさい。
と言いたいが、
本音は、普段勉強しなかったのならテスト前だからといって急に勉強はしなさんなと言いたい。
テストは実力で受けなさいと。
一夜漬けの実力というのはすぐに忘れる、そんな見せ掛けの実力をつけても意味がない。
普段しっかり勉強しない子はテスト前も勉強なんてする必要ないぞ。
我が子にははそう言うつもりである。
そんな子を教える気はない。
教えていて、すごくむなしさを感じる。
私の精神衛生上よくない。
普段しっかり勉強する子だけを教えたいものだ。
おまけ、今日の名言
『成長しようとしてうずく筋肉、
単なる必要を乗り越えて
何かを作り出そうとうずく精神、
これが人間なのだ。』スタインベック「怒りの葡萄」より
うずく?
疼く?
ウズク?
うずく筋肉、うずく精神、感じてみよう。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月29日 (水) 426塾長日記 「漢字テスト満点を取ろう」
新企画「漢字テスト満点を取ろう」
この日記を御覧の保護者の皆さんへ
お子さんの漢字テストの結果はどうでしょうか。
満足なされていますか。
いまひとつっていう感想のお持ちのお父さん、お母さんへ、
塾で漢字テスト勉強を指導します。
どのように勉強すれば満点が取れるのか、
そして満点を取ったいい気持ちをお子さんに味合わせてあげましょう。
そしてテスト勉強のコツさえつかめば、後は家でその勉強を続けさえすればいいだけです。
漢字勉強のコツ、指導します。
「一度試してみようかな。」って思われましたら、御連絡ください。
無料です。
おまけ、今日の名言
『手間を省くことは、
愛情を省くことと一緒だね。』某女子高生のことば
子育てに手を抜いちゃーお仕舞いよ。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月28日 (火) 425塾長日記 今日の雑感
地元中学の子たちはいよいよ明日から期末考査開始。
直前になっても気合の入らない子もいれば、気合十分の子もいる。
気合十分の子は期待できる。
気合不十分な子、残念ながら・・・
こちらの気合も空回りすると、どどっと疲れ、この暑さで解けてしまいそうになる。
今日のアタイはソフトクリームよ。
解けて、残骸にアリが群がる。
どうせなら、ドライアイスになろう。
熱いよ!
冷たいよ!
触ると痛いよ!
消えてなくなるよ!
よーし、明日はドライアイスで行こう。
塾生諸君、覚悟しな。
ウー、わけわからんぞ。
おまけ、今日の名言
『勝つ時もあれば負ける時もある 
 問題は勝ち方であり負け方である』
努力している過程をしっかりと見てあげなくては、評価しなくては、いけない。
結果は二の次。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月27日 (月) 424塾長日記 今日の雑感
遂に完成!「漢字色塗りプリント 全1006字」
漢字勉強の予習に、またテストで間違った漢字の復習にも使える。
子どもたちにもどんどん利用してもらおう。
今日は暑かった。
小学生諸君!
この算数文章問題を解きなさいと言われて、
「習っていないからできない。」
そんな言い訳は通用しません。
習っていなくても工夫をすればできます。
できない問題をしなさいとは私は決して言いません。
だからうちの塾ではそのセリフは禁句です。
まずは、考えてみること。
しかし今日は暑かった。
中学生諸君!
やることもやらんで、成績が上がると思っちゃいけないよ。
やる前に言い訳は聞きたくない。
やるだけのことをやってから言い訳は聞きましょう。
やはり今日は暑かった。
おまけ、今日の名言
『健康ってね、体が丈夫なことじゃないんだよ。 
 健康ってね、頭の回転が速いことじゃないんだよ。
 健康ってね、感動できるってことなんだ。 
 だからね、感動できない日があったら、 
 それは感動することがなかったんじゃなくて、
 自分が健康じゃなかったってことなんだ。』
相田みつを氏も書いています。
「感動とは
 感じて
 動く
 と書くんだな」って。
感じて動くことのできるからだ
それが健康のしるし
最後まで今日は暑かった。
フー
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月26日 (日) 423塾長日記  天王寺動物園へ
今日は昼前からシュウキと天王寺動物園に行って写生大会。
今日のモデルさんはアシカの親子。
「赤ちゃんアシカ、おっぱい吸ってんな。」
「うん、そうやな。」
「おいしいのかな。」
「おいしいんやろな。シュウキ覚えてないの?」
「そんなん、忘れたよ。」
「おいしい、おいしいって言って吸ってたよ。」
「ほんま?」
「ほんまやで。」
「父さんにも頂戴って言うても、アカン!って言うてたよ。」
「ほんま?」
「ほんまやで。」
うそつき父さんでした。
アシカの赤ちゃんが母親アシカのおっぱいを吸っています。
おっぱいをあげているアシカのお母さん、目を細め幸せそのもの。
私とシュウキはせっせとお絵描き。
おなかの一杯になったアシカの赤ちゃん、
両手両足?を広げ腹ばいになってムニャムニャ、夢の中。
微笑ましい光景でした。
しかし今日は暑かったです。
おまけ、今日の名言
『評価されたいのなら相手の予想を超えることだ
 予想を超えることの面白さを知ったら 人生は一気に楽しくなる
 評価されようがされまいが 常に相手の予想を超えようじゃないか
 そうすれば 評価を気にせずに全力が出せる』
毎日が子どもたちとの勝負。
彼ら彼女らが生き生きと勉強に取り組んでくれたらこれ以上の喜びはなし。
マンネリ化した授業・指導をしていると、子どもたちの態度にすぐに表れる。
指導者の怠慢を棚に上げて、子どもたちに根気がない粘りがないといった言い訳はすべきでない。
いい授業・いい指導をすれば、子どもたちも根気・粘りをもってついてきてくれる。
そういうもんです。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月25日 (土) 422塾長日記 シュウキとの会話
昨夜のシュウキ(小1)との会話
私が帰宅するなり
「父さん、カブトムシって漢字で書ける?」
ん、カブトムシのカブトって兜?やったかな、これは難しい。
「書かれへん。」
「シュウキ、書けるで。」
「ほんま?書いてみ。」
早速持っていた紙に「甲虫」って書くシュウキ。
なんや、その「甲」でええのか。
「なっ、書けるやろ。」
すんごい自慢げなシュウキ。
「えらいな。」
「まだあるで。クワガタも書けるで。」
クワガタ?鍬って書いて形って書くのかな。
「書いてみ。」
「見ててや。」
これまた紙に「鍬形」って書くシュウキ。
たいしたもんや、ミノモンタ。
「誰に教えてもらったの?」
「誰にも。自分で国語辞典で調べてん。」
「えっ、お前、辞書引けるの?」
「うん。」
「どの辞書?」
「持ってきたるわ。」
持って来た辞書は私が普段使っている国語辞典。
「こんな難しい辞典引けるの。」
「うん。」
ビックリ、ビンゴー。
「ほんだら鷲っていう漢字、探して書いたろか。」
「おっ、書いて。」
「チョット待っててや。」
おもむろに国語辞典を引き出すシュウキ。
「ワーやろ、最後のほうやから、あった。シーってターの前?あと?」
「ターの前。」
調べ方知っているなんて、感心感心。
「あった。チョット待っててや。今覚えるから。」
別の紙に大きく「鷲」を書こうとするシュウキ。
すると
「父さん、書き順教えて。」
ほー、書き順を気にするようになったか。
「よーく、見ときや。こうして、あーして、そうして、ここはこないして、ほんでこうしたらできあがりや。」
「分かった、覚えるわ。」
「そうか、父さんは風呂に入るから。」
シャワーを浴びていると、急にドアを開け、
「覚えたで!」
と言って、紙と鉛筆を持って立っているシュウキ。
「書いたろか。」
「あとで書いて。すぐ出るから。」
「分かった、はよ出てや。」
やれやれ。
風呂から上がると、待ってましたとシュウキが待ち構えていました。
「父さん、いくで、見ててや。」
鳥の書き順は間違っているけど、なんとか「鷲」を書き上げました。
ご褒美に、私の熱い熱いチューをあげました。
「ゲッ」
子どもって、興味があれば、いくらでも調べることもするし、覚えようとするんですね。
おまけ、次の日の朝(つまり今日の朝です)のこと
「父さん、うつぼ(ウナギに似た魚)っていう漢字、書けるで。」
「あっ、そう。よかったね。」
俺は書けんゾ!
皆さん書けます?
もうひとつおまけ、今日の名言
『仕事を選ぶうえで大切なことは3つ 
 ノビノビとできるかどうか 
 アイディアが湧き出てくるかどうか 
 努力が苦にならないかどうか』
あと、食っていけるかどうかっていうこと。
ジャン、ジャン
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月24日 (金) 421塾長日記 今日の雑感
「1次方程式」「連立方程式」の文章問題が解けない、なぜか。
問題文の出来事を
書かれている言葉よりどういったことを問うているのかが分からない
つまり頭にイメージできない
だから絵図も描けない
「分からん」「イメージできない」
だから
「考えること」ができない
理科・社会科でも同じ
理科用語・地理用語・歴史用語が正確に分かっていない
イメージできない
電流って、電圧って、電気抵抗って、磁力って、葉緑体って、双子葉類って、
ICって、シリコンアイランドって、過疎化って、
大化の改新って、班田収授法って、兵役って、
すべてその言葉が一体何を意味していて、
それがどういったものかをしっかりと頭でイメージできない、
だから分からない、理解できない
言葉→イメージ
この作業をしないでただ覚えようとする、
テスト直前になってあわててわけも分からず覚える、
イメージせずに覚える、
そこそこの点を取る、
わかった気になる。
これは単なる勘違い、ちっとも身についていない。
日頃の勉強の姿勢、やはりこれが大事。
常に言葉を正しくイメージし、それを絵図に表そうとする。
この作業を怠ると真の力はつかない。
そしてこの作業は小学校に入ったら必ずやって身につけて欲しい勉強方法。
小学3年の我が子を見てチョット後悔
小学1年の我が子を見て納得・感心
最近特に痛感する。
おまけ、今日の名言
『「手遅れですか」と聞く人がいる
「手遅れです」と言われたら 君は諦めるのか
 その程度のことなのか
「手遅れ」ってのは 
 スタートが少し遅れたってだけのことだろ
 大事なのは「スタートすること」じゃないのか』
手遅れだから諦める?
とんでもない
スタートしなければ
最初の第一歩が大事
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月23日 (木) 420塾長日記  今日の雑感
昨夜は「コンフェデーションカップ 日本VSブラジル」をリアルタイムで観戦するため、深夜0時にいったん寝て、午前3時40分に起き、テレビ観戦、終了後午前6時にまた寝て、朝8時に起き、準備して「初芝堺中学」の塾対象説明会に行ってきました。
サッカー観戦は私の好きなロナウジーニョの妙技とゴールシーンが見られて大満足。眠気もぶっ飛びました。世界最高峰の技はやはり見ごたえがありました。何度「オッー」「ワオー」「オット!」「ヤッター!」「ヘタッ!」とテレビに向かって叫んだことか。
「初芝堺中学」説明会の感想はないの?
「別にないね。」
「えらい、素っ気無いね。」
「そやね。」
「何かあるでしょ。」
「んー、教育方針とか、我が校の特色ある教育の説明を力説してはいたけど、ハートにビビッと来るものはなかったよ。」
「そうなの。」
「実際の授業風景を見たり、体験授業を受けてみないと、なんとも言えないな。」
「睡眠不足だったからじゃないの。」
「かもね。」
初芝堺中学校の帰り、久し振りに母校の大阪府立大学に寄って来ました。
大学の生協内にある「理髪店」のマスターとは学生時代からの知り合い。
当年85歳になる現役老人。
「よっ、マスター、元気?」
「なーんや、誰かと思えばマッケイさんやんか。」
「久し振りです。元気?」
「元気ちゃうけど、あんたの顔見たら、元気になったわ。うれしいな。」
と言って、近づいて来てわたしの手を握ります。
「そんなに喜んでくれんでもええよ。恥ずかしいわ。」
「なんで、うれしいわ。」
「マスター、ご飯でも食べましょか。」
「行きまひょか。」
てな具合で、一緒にゆーーくりと昼食をとり、食後のコーヒーを飲みながら、久し振りの会話を楽しみました。
マスター、これからも元気でいてよ。
死ぬまで現役でいてよ。
また、お店、覗きに行くよ。
おまけ、今日の名言
『力を引き出すには 力が出て来れる環境を作ってやらなきゃ』
そうや、環境や。
これは大事なこと。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月22日 (水) 419塾長日記 今日の雑感
朝、イッキ君の本読みを聞かせてもらう。
はっきり言ってへたくそ。
聞いていてちっともイメージがわかない、いらいらするだけ。
本読みの宿題サボっているのがチョンバレよ。
スラスラ読めるようになるまで練習しろとは言いません。
せめて私がアンタに読み聞かせをしているぐらいの調子で本を読めるようになりなさい。
人に読み聞かせをしているつもりで読むこと。
今日の深夜「コンフェデレーションズカップ、日本VSブラジル」
リアルタイムで見たい、
しかしその時間まで起きていられるか、
また、明日は朝から「初芝中学」の塾対象説明会がある。
ンーム、どうしたものか、悩む。
今日で、地元中学、期末考査1週間前になる。
「定期考査チェック表」なるものを作成し、みんなに配らなければいけない。
全員、前回の定期考査より得点アップが目標、完全達成に向けてダッシュ!
小5のHちゃん、何も考えずに数字合わせの答えを出すといった悪い癖が出てきたよ。気をつけようね。
中2のN君、家でもしっかり英語の音読練習はしなくちゃいけないよ。
同じく中2のRちゃん、期末考査は1週間後です。
家でも勉強しやなアカンよ。
「まだ、家では勉強せーへんねん。」なんて言わないこと。
おまけ、今日の名言
『親がすべきこと
 人生を楽しんでいる様子を
 見せてあげること』
子どもの前ではいつも明るく元気にニコニコ父ちゃん
仕事の疲れは見せない
子どもからくっついてくる今が幸せ。
そう思う。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月21日 (火) 418塾長日記 今日の雑感
小学5年生の「漢字色塗りプリント」完成。
これで小学1年から小学5年まで完成、あとは小学6年だけ。
もう一息や。
計算にスピードは求めない。
しかしあまりにも遅い子も考えものだ。
んー、
計算の仕方が分からないから?
計算に集中できないから?
ただ単に計算が嫌いだから?
中学生には小学生と違ってスパルタ教育
これに限る。
子どもたちにもその覚悟を自覚してもらわなければいけない。
中学生諸君!覚悟しな、ヘヘ。
連立方程式の文章問題が出来ない、つまり立式が出来ない。
なんで?
日本語がわからへんのか。
小学時代からの間違った勉強方法のつけ?
おまけ、今日の名言
『色んな人がいるからおもしろいんじゃないか
 自分の意見が通らないからおもしろいんじゃないか
 全てが思い通りになることほど つまらないことはないぞ』
自問自答の日々、
これがおもしろい。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月20日 (月) 417塾長日記 体験授業の一コマ
先日の土曜日久し振りの「体験授業」
主役は小6のK君。
早速算数文章問題をやってもらいました。
問題
「ウサギのピョンの耳は、ビョンの耳の半分の長さです。
 ところが、バビョンの耳はピョンの耳の3倍の長さです。
 くらべてみるとビョンとバビョンの耳の長さの違いは5センチメートルでした。
 では、ピョンの耳の長さは何センチメートルなのでしょうか。」
レベルは小2です。
できるかな。
少し考えて、
ノートに、5×3=15、答え、15センチメートルと書き、
「15センチ?」
「残念、違うよ。」
「えっ、違うの。」
決して難しい問題ではありません。ただ頭の中だけで考えて解こうとすると厄介なだけです。
K君に、絵を描きながら解いてもらいました。
「ピョンの耳は、ビョンの耳の半分の長さです」
これを絵にしてごらん。
そうそう、次に
「バビョンの耳はピョンの耳の3倍の長さです」
これまた、絵にしてみよう。
素直に、絵を描くK君。
ピョンの耳、ビョンの耳、そしてバビョンの耳、
3人?の耳がノートに丁寧に並びました。
さて、次は、
「ビョンとバビョンの耳の長さの違いは5センチメートルでした」っていうことから、
どこからどこまでが5センチメートルっていうことかわかるかな。
「ここからここまで?」
「そやね。ピンポンです。じゃ、ピョン君の耳の長さは何センチメートルかな。」
「5センチメートル。」
正確な絵を描ければいとも簡単にできます。
「視考力」つまり「目で考える」ということができればなんでもない問題です。
頭の中だけで考えようとするからややこしくなります。
また考えるということができなくなります。
人にもの教えたり説明するのに絵を使うと格段に分かりやすくなります。
人に場所を説明するのに、地図を書きます。これなんか端的に表しています。
絵の威力、これを使えるようになろうね、K君。
おまけ、今日の名言
『もらえなくても 与えることはできる』
フムフム。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月19日 (日) 416塾長日記  子どもへの本の読み聞かせ
昨夜は不覚にも寝てしまいました。
目が覚めたのは夜中の2時。
もう一度寝ました。
日曜日の晩はほとんど必ず子どもたちが寝るときには本の読み聞かせをしています。
土曜日も仕事が早く終わって子どもたちが寝る時間に家にいるときは本の読み聞かせをするようにしています。
昨夜は久しぶりに早く家に帰れました。
午後9時30分、
「おーい、歯磨きしなさいよ。本読んであげるから。」
と声をかけると、二人ともお遊び(各自、自由帳に思い思いの好きな絵を描いていました)を中断しておもむろに歯磨きに向かいます。
「今日は、イッキの好きな本にしよか。こないだはシュウキの好きな本やったから。」
「やったー。」と言って持ってきた本が「コロコロ」というコミック本。
「アカン。ほかの本にし。」
「やっぱり。」
ということで次に持ってきた本が「エルマーのぼうけん」
「これって前に読んだよ。」
「ええの。もっぺん読んで。」
「ハイハイ」
私を真ん中にして両脇にイッキとシュウキ、川の字に寝転んで私が本を読んでいきます。
「ぼくのとうさん ねこにあう
 ぼくのとうさんのエルマーが小さかったときのこと、・・・・」 
セリフのところはなるべく声色を変えて読むようにしています。
昨夜は「エルマー」「エルマーの母」「年老いた猫」「船員」「ねずみ」「さる」「かめ」「いのしし」が登場、声を変え、調子を変えて、私も楽しんで読んでいます。
ふと、横を見ると二人ともかわいい寝息を立てています。
「あれ、今日は早いな。よっぽど昼間よく遊んだみたい。よしよし。
 フムフム、ウムウム、ウー、ンー、スースー・・・・」
アララ
私も寝てしまいました。
子どもへの本読みは小学3年生までは続けるべきと思っています。
我が家の場合、あと2年続きます。
まぁ、それまでに、
「父さん、本読まなくていいよ。」って言ってくれたら、そこで終了するつもりですが。
「読んで。」ってせがまれる間はなるべく読んであげようと思っています。
今夜も「どうぶつ奇想天外!」を見終わった後は、本の読み聞かせタイムです。
おまけ、今日の名言
『サラリと 流してゆかん 川の如く
 サラリと 忘れてゆかん 風の如く
 サラリと 生きてゆかん 雲の如く』坂村真民「サラリ」より
サラリとね
サラリとがんばっていこうっと。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月18日 (土) 415塾長日記 授業の一コマその6
算数文章問題です。レベルは小学4年生です。
「カレイのレイちゃんの誕生日に缶入りの小魚クッキーを買ってきて、缶ごと重さを量ったら200000gありました。このクッキーをみんなで10/13(13分の10)食べてから、重さを量ったら今度は100010gありました。では、このクッキーの入っている缶だけの重さは何gなのでしょうか。」
この問題に取り組んでいるのは空手大好きな小5のHちゃん。
さすがにこの問題は「正拳上段突き」1発でし止めることは出来ません。
Hちゃん、まずは円を描きそれを13等分する。
そして10個分だけ色を塗る。
んー、その図では缶の重さが表されていないぞ。
悩むHちゃん。
アチョ、アチョ!
ヒントが欲しいと目で訴えるHちゃん。
アチョ、ちょっとだけよ。
ホワイトボードに、缶を描き、その中に○を13個描いてみせる。
「こんなけで、200000gなるんやろ。ほんで、その中の○を10個食べたから100010gになった図を描いてみたらいいのとちゃうか。ヒントはここまで。」
ノートに図を描くHちゃん、正しく描けています。おまけにウサギちゃんの絵も描いていました。カレイのレイちゃんはウサギちゃん?
図を描き終わった後、200000g−100010gの筆算をするHちゃん。
おっ、この調子だと正解まで辿り着けそうだ。
しかし、それは甘い考えであった。
次にHちゃんがしたことは、その引き算の答えを13で割ろうとしていた。
アチャ、何で13で割るの?
「アチョー、引き算で出てきた数字は何の重さ?その数字の横に言葉で書きなさい。」
「えっ?あっ!食べたクッキー10個分の重さって書けばいいの?」
「そーよーん。」
「あっそうか。13で割るんじゃないわ。10やった。」
常に計算したあとにはその数字が何を表しているのかをしっかり書くこと。大事なことよ。
「そっか、そっか、1個の重さが9999gやから、あとはこの計算ででるわ。」
見事Hちゃんは答えを導き出しました。
言葉を絵図で正確に表し、その図を変化させて答えを導く。
これが「考える力」養成のための手順です。
言葉をイメージし、それを絵図に描く(これができることが「分かる」ということ)、そしてその絵図を操作・変形させること(この作業が「考える」ということ)によって、答えに辿り着く。これぞ正しい算数文章問題の取り組み方です。
以上、昨日の授業の一コマでした。
おまけ、今日の名言
『誰かと同じように笑ったり、話したりしなくたっていい。
みんなと同じような格好をしなくたっていい。
あなたはあなた、それでいい。』 バット・バルマー
私はそのままのあなたを受け入れ、あなたを愛しますヨ。
(あなたとは子どものこと、私とはお父さんまたはお母さんです)
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月17日 (金) 414塾長日記  親力チェック
共感できる考えに出会ったので紹介します。
出題者は22年の教師暦を持つ現役教師・親野智可等(おやの・ちから)氏です。
[ 問題 ]
4年生の我が子は、体を動かして友達と元気に外で遊ぶことが大好きです。いつも学校から帰ってくると、かばんを下ろして、すぐに遊びに行ってしまいます。ところが、新しく担任になった先生に懇談会でこう言われました。「そろそろ高学年ですし、やるべきことを先にやる癖をつけていきたいと思います。そこで、学校から帰ってきたら、まず宿題をして、次の日の仕度をしてから遊びに行くように指導してください」。さて、あなたの行動は次のどれに近いですか?
ムム?

A 先生の言う通りなので、宿題と次の日の仕度の両方を帰ったらすぐやらせるようにする
先生の仰ることは絶対だー。
B 次の日の仕度まで全部やるのは大変だけれど、せめて宿題だけはすぐにやらせるようにする
そうだよね、せめて宿題だけでもね。
C 宿題は時間がかかるので、せめて次の日の仕度をやらせてから遊ばせるようにする
そうそう、明日の準備はしてほしいものね。
D 今まで、通り先に遊んで帰ってきてからやらせる
エーン、宿題を先に済ませると、遊ぶ時間がなくなっちゃうよー。

Aを選んだ人:×
外で友達と元気に遊ぶのが大好きということは、とてもすばらしいことです。その子は、それによって心が開放され、生きる喜びを味わっているのです。また、人間関係の面でもとても大切なことを学んでいるはずです。こういう時間は、子供の健全な発達にとってなくてはならないものです。4年生の子が学校から帰ってきて、宿題と次の日の仕度を全て終わってから遊ぶということになると、こういう時間がかなり削られることになってしまいます。
Bを選んだ人:△
せめて宿題だけとはいっても、遊ぶ時間が減るのに変わりはありません。
Cを選んだ人:△
せめて次の日の仕度だけとはいっても、遊ぶ時間が減るのに変わりはありません。
Dを選んだ人:◎
たっぷり遊んで帰ってきてから、宿題と次の日の仕度をすればいいのです。たっぷり遊んでからの方が、集中もしやすいものです。夕食前の時間に集中して取り組む、などと決めておけばいいのです。遊びの中で学んだものは、大人の目になかなか見えてきませんが、実はすごく大切なことを学んでいるのです。

友達と遊ぶ時間は勉強時間と同じくらい大切です。
日が暮れてしまってからでは、子供は友達と遊ぶことができません。
ですから、一番いいのはDです。
つまり
友達と遊ぶ時間は勉強時間と同じくらい大切だということです。
私はすかさずDを選びました。
以前の私ならAを選んでいました。
子どもたちの遊びの重要性に気づいていませんでした。
そして屋外での遊びは5感すべてがフル回転、脳も活性化状態。
全身そして脳に刺激を与えていること間違いなし。
だからといって、
塾生たち、
遊んでから塾に来ないようにね。
授業開始時間は守ろうね。
おまけ、今日の名言
『がんばるってのは いいことでも わるいことでも ないんだよ。
格好よくもないし とっても格好悪い時だってある。
でも がんばるってのは すてきなことなんだよ。』
素敵なことはどんどんしなくっちゃ。
そして素敵な人になろう。
自分も周りの人もすべて素敵な人だらけ、
これが理想ですね。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月16日 (木) 413塾長日記 授業の一コマその5
さて、算数問題です。
「一日で時針が6回転する時計があります。この時計で1:00〜2:00の間で時針と分針がピッタリと重なる時刻を求めましょう。」
この問題は塾生たちも頭を悩ませた問題です。ちなみにレベルは小学5年生用です。
今日は中学2年生がこの問題にチャレンジしました。
「時針って分の針のこと?」
(分を表しているんやったら時針って言わんやろ)
「知らん、自分で考え。」
「6回転?どういうこと。」
「24時間で6回まわるっていうこと。」
「そんなんありえへん。」
「ありえるの。」
何から手をつけたらいいのか、困った様子のK君。
ウフッ、考えとる、考えとる。もっと考えなさい。
「時計の絵、描いてもええの?」
「描かなアカン。」
見ると、丸を描いて、文字盤には1,2,3,4と数字を書いている。
おっ、なかなか鋭いぞ。これなら解けるかも。
「塾長、時針のほうが進むの遅いんやな。」
「そうや。」
「時針って1分でどんなけ進むの?」
「知らん、自分で計算しなさい。」
「ほんなら、分針は?」
「たわけもの、自分で計算しなさい。」
「はい。」
なにやら計算をしているK君、
「時針は1分で1.5度、分針は1分で6度、合ってる?」
「知らん。」
「もー、何も教えてくれへんねんやから。」
「何を言う、この問題はノーヒントでやらな値打ちがないんやで。」
ここから手が止まるK君、
手が動いていないということは、何も考えていないということ。
頭で考えていることを常に紙に書く(描く)、考えるということはイメージ操作をしているということ。
だから手を動かさずにじっとしている状態は、ただ単に時間を過ぎるのを待っているだけの状態と判断してもいい。
どうしようか。少しヒントを与えようかな。
「1時から1分たった状態を描いてみ。」
「えっ。」
「そう、絵を描いてみ。」
「こんな感じかな。」
時針の動いた角度と分針の動いた角度、正確に描けている。
「そやな、それを続けていったら、時針と分針は重なるやろ。ヒントはここまで。」
「あっ、そうか。できそうや。」
10分ほど経過。
「できた!」
どれどれ、ノートを見る私。
「よっしゃ、正解!ビンゴ!」
「やった!」
「ご苦労さん。」
昨日の授業の一コマでした。
おまけ、今日の名言
『決断するってのは決心して断つってこと 
何を断つかを決心すること』
さて、私は何を断ちましょうか。
スパッと断ち切りたいものです。
 
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月15日 (水) 412塾長日記 阪南大高等学校中等部の塾対象説明会
 
今日は阪南大高等学校中等部の塾対象説明会に参加。
ウチの塾からも生徒を送り出しています。
がんばってほしい学校です。
中等部ができて今年で4年目。
在校生の数は1年生が27名、2年生が34名、3年生が43名、4年生が33名とすこしさびしい人数ですが、
この状況を打破するため学校の先生たちは日々がんばっているとのこと。
どうがんばっているのかが問題なのですが。
今日は学校の先生から「学生数が少ない、どうしたもんでしょうか。」との相談を受け、
以下のように答えました。
「大学実績がまだ分からないといったハンディがありますが、
それは併設の阪南大高等学校の大学実績でカバーできるはず。
渉外活動をもっと頻繁に行ない、
わが校は授業が命といった気迫を持って授業をしてほしい。
生徒たちに授業をなめられたらお終いですよ。
この先生には敵わないやと思わせるぐらいの授業をしなくちゃだめですよ。
生徒は友達ではありません、生徒は生徒です。
先生は授業で勝負、そこを履き違えるととんでもない目に遭います。
俺は、私は、誰にも負けない授業をやっている。と自負できるまで、
授業の質を高めてください。
さすれば自ずと受験者数も増えていくのではないでしょうか。」と。
がんばれ!阪南大高等学校中等部。
私は応援します。
おまけ、今日の名言
『それをやりにおれが生まれてきた。
そのことだけを考えればよい。』ヘミングウェー
よくぞ生まれし、そしてよくぞ生きた!
そういう気持ちで子どもをそして私自身を見つめて生きたい。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月14日 (火) 411塾長日記 大阪商大堺高校の塾対象説明会
今日は大阪商業大学堺高等学校の塾対象説明会に参加。
何を期待して親はこの高校に子どもを入学させたいと思うのか、
別に進学率が良いわけでもない。
学生生活最後の3年間を有意義に過ごさせてあげたい、
そして卒業して社会に出たとき、
何らかのパワーを身につけさせてくれると期待させるような学校、
果たしてそんなことを期待させてくれる学校なのかどうか。
そういったことを頭に入れて参加しました。
この説明会を聞いて、
「へー、そうなの。感心感心。」と思ったことが1つだけありました。
それは子どもたちの意識向上を狙った取り組み方法です。
どういったものかと言うと、
まず、子どもたち自身に「自己分析と自己発見」をしてもらう。
つまり自分をしっかりと見つめるといった作業です。
そのあと各自が「意識付け、目標設定」をし、
その目標に向かって日々努力する。
そして確認テストや定期考査の結果を判断材料にして、
「目標に向けた可能性と到達度チェック」をする。
そしてもう一度各自一人一人にワークシートを使って
「何をすべきかを再計画」させ、
「努力の成果を把握」してもらう、と。
以上のことを年間通して何度も何度もやっていくといった点です。
これは素晴らしい試みだと思います。
目標設定→日々努力→到達度チェック・反省→再度目標設定→日々努力
この繰り返しがうまく機能すれば人は進歩するでしょう。
これがうまく機能した商大堺高を期待します。
そのときは素晴らしい学校になっていることでしょう。
おまけ、今日の名言
『人々は自分に最も必要なものをあげてしまうのがとても好きだ。
それが私の言う寛大の深さである。』オスカー語録
出し惜しみは厳禁。
 
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月13日 (月) 410塾長日記 雑感です
「漢字穴埋め&選択プリント」小学6年生まで遂に完成しました。
楽しく遊び感覚で漢字勉強ができればいいなと思っています。
イッキ君の漢字勉強でのこと
「お宮参り」の読みは?
→「おつやまいり」
そうか、みんな神社にお通夜に行くねんな。
「駅弁」って何?
「駅の便所のことやろ。」
駅弁って駅で売っているその地方の特産物を材料にしたおいしい箱詰め弁当のことよ。
イッキの駅弁はさぞおいしかろう。
子どもたちに漢字を教えているといろいろと面白い解答をしてくれます。
こういったことを楽しむ気持ちを持って子どもたちの勉強を見ましょうね、お母さん。
小学4年のSちゃん、
聞けば計算ドリルの宿題毎日1時間ほどかけてやっているとのこと。
20問の計算問題をノートに写してやってくる宿題。
1問あたり3分かかっている計算になる。
塾で「これだけ計算」をやってもらったが丁寧に正確に計算ができます。
ゆっくり計算をやるタイプです。
何も焦ってやらせる必要はありません。
計算練習に1時間、これは長すぎます。
もっと速く計算ができるように特訓すべきなのか、
それとも計算問題の数を減らすべきなのか。
私は後者を選択します。
なんとか対策を取らなくては。
Sちゃんがかわいそう。
おまけ、今日の名言
『挑戦した不成功者には、
 再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、
 挑戦を避けたままオリてしまたやつには、
 新しい人生などはない。』岡本太郎
きついお言葉です。
現状に甘んじることなく、常に前進、
守りに入ったら負け、
誰に?
当然、己に。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月12日 (日) 409塾長日記 授業の一コマその4
今日は小学3年イッキ君。
算数文章問題1年用
「テントウムシの小学校の1年生20人が赤組・青組・みどり組の3列にならんでいます。
 赤組は青組より5人多くて、みどり組は赤組より2人少ないです。では、赤組・青組・みどり組の3列は、それぞれ何人ずつならんでいるでしょうか。」
まず彼はノートに20の○を描きました。
そのあと、その下に赤組・青組・みどり組とも書いています。
おっ、できそうかなとかすかな期待を抱きました。
そして、赤が青より5人多いから、○5つを赤に書き足しました。
そのあとみどりが赤より2人少ないということなのでみどりに○を3つ書き込みます。
おっ、なかなかやるじゃないか。
そのあと何をとち狂ったか、急に○をそれぞれに書き足し、
「よっしゃ、できたよ、父さん。」
答えを見ると、赤12人、青4人、みどり4人と書いていました。
何じゃこれは!どういうこと。
私の反応を見て、アレ?間違ったの?っていう顔をするイッキ君。
「イッキの答えからすると、赤は青より何人多いの?」
「8人。」
「問題では何人多いって書いてあったの?」
「えーと、5人、あっ、間違ってる。そしたら青は7人や。」
「みどりを4人って答えには書いているけど、問題ではみどりは赤より2人少ないことになってるで。アンタの答えでは8人も少ないよ。」
「分かれへん。」
はい、出ました、「分かれへん。」コール。
「分かれへん。」=「もう考える気はない。」っていうサインです。
「もう一度最初から考えてみよう。」
「えー、分かれへんのに。」
「正しい絵が描けていないから、正しい答えが出ないだけや。」
「まず、1年生20人いてるって書いてあるやろ。」
「ウン、しやから20個の○書いたよ。」
「次に何を書けばいいの?」
「赤組・青組・みどり組やろ。」
「その通りや。ここからが勝負や。赤が青より5人多いことからどうすればいいの。」
「赤に○5個書く。」
「そやな。そのときにこの○5個はどこから来たのかな。」
「ここから。」といって20個の○を指差すイッキ。
「移動させたわけやろ。」
「うん。」
「じゃ、ここの○5個はペケ印つけといたら、分かりやすいやろ。」
「同じようにして、みどりに○何個移動させればいいの?」
「3個。」
「じゃ、そうしたら。」
合計8個のペケがつきました。残り12個の○を均等に移動させれば正解にたどり着けます。
「はい、あとは一人でしなさい。」
「うん。」
みなさん、イッキ君は正解にたどり着いたでしょうか。
結果は
ブーでした。
彼の解答は赤組8人、青組4人、みどり組7人になっていました。
今日はこれで授業はおしまい。
正解は教えませんでした。
次回もう一度再チャレンジさせるつもりです。
この問題に50分ほど頭を使いました。今日はそれで十分です。
ご苦労様でした、イッキ君。
おまけ、今日の名言
『偶然は偶然になどやって来ない
偶然は来るべき時来るべき場所にやって来る
だから 偶然とは必然のこと』
 
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月11日 (土) 408塾長日記  授業の一コマその3
小5のHちゃんはがんばります。
「ここは何でも屋さんです。ここでは、お星様と黄金たこ焼きがよく売れます。お星様2個と黄金たこ焼き1個では40億円、お星様3個と黄金たこ焼き2個では70億円です。では、黄金たこ焼き1個は何円でしょうか。」
これは小学4年生用の算数文章問題です。しかし、実はこの問題、連立方程式を使えばスンナリ解けます。しかし連立方程式は中学2年生で習う項目。
さて、Hちゃんは解くことができるでしょうか。
ノートにお星様2個と黄金たこ焼き1個を描き、横に40億円と書いています。
その下にお星様3個と黄金たこ焼き2個を描き、横に70億円と書いています。
「んーん、塾長、これ、難しすぎるよ。」
「そんなことはない。がんばりなさい。」
「もー。」
牛になりながら考えるHちゃん。
「星2個とたこ焼き1個、取ったら、残りが星1個、たこ焼き1個、これが30億円。
あっ、そうか。1個15億円や。」
「ブーブーブー、ちゃいまっせ。」
「なんで?」
「星1個とたこ焼き1個、同じ値段か。絵も違うのに同じ値段やったらおかしいやろ。」
「モー。」
アンタはホルスタインか。
「描いた絵を、少しいじらなあかんよ。」
「いじってるよ。」
「もっと、工夫していじらな。」
「チョットだけ、教えて。」
チョットだけをつけるところなんか進歩です。
以前なら全部教えてよーって言ってました。
「ほんのチョコットだけやで。」
「うん、うん、それでいいから。」
どうしようかな。ヒントはあまり与えたくないけど、少しだけよ。
「俺やったら、星4個とたこ焼き2個でなんぼになるか絵にするけどな。」
「欲張りやな、塾長。描いてみようっと。」
ノートにお星様4個、黄金たこ焼き2個、その横に80億円、と書き、
じーっと考え込むHちゃん。
「あれ、こうやったら分かるやん。出来たで、塾長。」
「なんぼや。」
「10億円!」
「ブー!」
「なんで!」
「なんでも!問題は何を聞いてるんかな。よく読まなアカンで。」
「えっ、あっ、たこ焼きか。そしたら20億円やわ。」
「よっしゃ、やーっと正解まで辿り着いたね。ご苦労さん。」
昨日の授業の一コマでした、ジャンジャン。
おまけ、今日の名言
『夢は叶う、
棒ほど願って針ほど叶う、
哲学・志・ビジョンが三種の神器、
人生二度なし、
念ずれば花ひらく』
心にググッときた言葉でした。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月10日 (金) 407塾長日記  トイレで
「ねむったままじゃんけんすると
 なにをだすかわかる?」
「あたりまえやんけ、グーやろ。」
ピーンポーン
ネクスト クエスチョンは
「りょうてにはめると、じゃまになるのに
 かたほうのてだけにはめると、
 べんりなものってな〜んだ?」
ん?
何やろ?
ちょっと考え込む、
便が止まる。
両手は邪魔、片手は便利、
手袋!いや、両手にはめたほうがいいな、これは違う。
手錠?いやいや、犯人とちゃうちゃう。
トイレの中で私は「ロダンの考える人」に、
んー、便が止まってしまった。
答えを見ようかな、
いや、待て待て、もう少し「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」
いや、待てない。
便は止まるし、足がしびれてきた。
チラッと答えを覗くため、トイレットペーパーをゆっくりと回す。
「なーんや、こんな答えか、くそっ!」
そう、私は今、くそをしています。
正解を書いてある紙は用を足して水と共に流されました。
答えは、内緒デス、水に流しました。
「かいけつゾロリ」のトイレットペーパーに書いてあるなぞなぞでした。
話はかわって、
小5のT君、
だいぶ進歩したね。
入塾当初は、なんでもかんでも早く早く、スピードを求める子でした。
単純計算の徹底反復練習の弊害をもろに受けた子でした。
それが2ヶ月経った今、ジックリと考える子に変身しつつあります。
「算数文章問題」にも、時間をかけ、絵図を描き、
「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」取り組もうとします。
子どもって、指導しだいでいくらでも変わります。
そして指導者の影響をもろに受けます。
これからT君はどう変わっていくのか楽しみです。
おまけ、今日の名言
『毎日確かめる 日々確かめる 自分の生き方を
 毎日確かめる 日々確かめる 今日の生き方を
 今日の生き方が自分の生き方 他にはない』
この歳になっても
日々自分の生き方を考えています
いつも自分らしく
そして自分の殻を破ろうともがいています
だから
毎夜、雄叫びをあげます
「パオッー」
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月9日 (木) 406塾長日記 自前テキスト作成中
「漢字色塗りプリント」小学2年用、3年用完成!
小学4年、5年、6年用は只今作成中、今月末には完成予定。
それとは別に、「漢字穴埋め&選択プリント」も作成中。
これは何かと問われたら、
漢字穴埋めプリント+正解の漢字をアトランダムに並べたプリントです。
書けなくてもまずは漢字の意味を理解し読めるかどうかを確認できるプリントです。
非常に優れものです(自画自賛)。だと思う。
「漢字穴埋め&選択プリント」は小学1年・2年生用は今夜完成しました。
出来立てほやほや、新生児のごとく産声をあげています。
「オギャーン、キャイーン、誰か使ってよー」
興味のある方には無料配布しようかな。
じゃんじゃん問い合わせてください。
次は算数計算「これだけ計算」なるものも作成中。
毎日の宿題に課されている「計算ドリル20問」、決してやる必要ありません。
時間の無駄、
何よりも単純思考を形成する手助けとなります。
それよりも厳選された計算問題を「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」するほうが
効果は大、大、大です。
一度お試しアレ〜
そして中学生のために、英語テキストの語順訳を作成中。
「I / go / to school / by bike.」(英文)
「わたしは/行く/学校へ/自転車で。」(語順訳)
「わたしは自転車で学校へ行くのよ。」(和訳)
中1から中3までのテキストの語順訳を作成中です。
英語と日本語の言葉の順番の違いそして英作力をしっかりと身につけてほしいと思い、一大決心して作成しようと決めました。
これは夏休み前までには完成させようと思っています。
以上、今私が授業以外でやっている仕事?です。
おまけ、今日の名言
『できないと言われることを実現して初めて
仕事と呼べる』藤田桂子(RAJA社長)
なるほど。
それが仕事か。
難しい仕事を選べ、それを成し遂げるところに進歩がある。
どこかで耳にしたセリフだ。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月8日 (水) 405塾長日記  昨日の授業の一コマ
「この問題やる。」
「よっしゃ、がんばりや。」
算数文章問題に取り組む小3のK君。
「赤い花と白い花があります。合わせるとみんなで24本あります。
また、赤い花は白い花より6本多いです。
では、白い花は何本あるのでしょうか。」
小学1年用の問題です。
さて、K君、できるかな。
「答えは分かるけど、絵にでけへん。」
「ん、 答えでたの?いくら?」
「30本やろ。」
アッチャ、アカンがな。
「残念やけど、違うよ。」
「なんで。」
「絵を描いて確認したら。」
「しやから、その絵が描かれへんねん。」
強敵です。最強ガンコマンです。
「一緒に考えよか。」
「赤い花と白い花があって、合わせてみんなで24本ありますって書いてあるやろ。
まず、24本の花を描こうや。」
「えー、面倒くさい。」
ハイハイ、面倒くさがったらアカンよ。
「チューリップでもええやん。」
「サクラでもええ?」
「ええよ。」
「やっぱり、いやや。」
典型的な考えることが苦手な子の反応です。
「じゃ、花を○に置き換えて描いてみたら。」
「それやったらええわ。」
ノートに○を24個描くK君。
「次は、赤い花は白い花より6本多いって書いてあるね。
これをどない描いたらええか考えてみ。」
少し考え込むK君。
「ここの○6個赤い花にあげたらええやん。」
いいところに気がついたK君。
ノートに赤い花、白い花と書いて、赤い花の横に○6個を描くK君。
「忘れないように、24個の○からあげた○にはペケ印つけていったら?」
「おー、そうするわ。」
残った○は18個。
さて、ここからK君、できるかな。
じーっと考え込むK君。
「おれ、一生懸命考えてるけど、分かれへん。」
「分かれへんっていったらアカン。ここではその言葉は禁句や。」
「せやけど…」
「せやけど、もう一度考えやな。残った○をどないしたらええのかな。」
「………・」
「そうか!赤と白に分けたらええんや。」
残りの○を赤い花と白い花に分けていくK君。
「分けられた。」
ノートを見ると、正しく振り分けが出来ていました。
これで正解にたどり着けそう。
「じゃ、答えは?」
「24本!」
ボキ!グシャ!脳みそパーンです。
私の反応を見てきょとんとするK君。
「なんで?」(二人の同じ反応)
「何を求める問題やった?」
「えっ、あっ、そうか。ちょっと待ってや。」
「15本やった。」
それは赤い花の数でしょ。
「違うの?」
違う!違う!ゼーターイ違う!
「あっ、ごめん。9本やわ。」
ひー、ふー、やっと正解に到着。
長い道のりでした。
以上、昨日の授業の一コマでした。
おまけ、今日の名言
『一歩一歩を、シャクトリ虫のように進んでいく。
これが偉大なことへチャレンジする姿勢です。』稲盛和夫(京セラ創業者)
勉強も同じ。
シャクトリ虫のごとく、
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月7日 (火) 404塾長日記 授業の一コマ
「ん、今日の問題は難しそう。」
「まーやってみそ。」
「うん、がんばってみるわ。」
算数文章問題に取り組む小6のK君。
だいぶ自分で考えようとする姿勢が出来ています。
何やらノートに描いていっています。
文章の絵図化。
10分経過。
「今日は強敵やで。
塾長、これはどない絵にしたらええんかな。」
チラッと彼の絵を見て、
「知らん、自分で考えて。」
私は冷たく突き放す。
もう少しやで、よーく考えて。
5分経過。
「俺やったら、こう描こうかな。
クジラがアザラシの3倍の体重やから、アザラシの体をこのぐらいに描いて、クジラはその3倍の大きさで描くで。」
「そうか!」
「真似しやんといてや。」
「分かってる。俺はこう描くわ。」
と言って、何やら不思議な図を描くK君。
しかしチャンとクジラがアザラシの3倍になっていることがが分かるような絵になっている。
いいよ、いいよ、その調子。
「それぞれ、半分ずつ食っちゃったっていうことは、こんな図でええの?」
「ええよ。うまく描けてるよ。」
さらに5分経過。
「出来た!式は書かれへんかったけど、答えはバッチシや。」
どれどれ、ホッホー、正解です。
描かれた絵図を見ると、
彼がどう考え、この答えを導いたのかがよく分かる絵が描かれていました。
言葉を絵図に表し、その絵図を操作して考える、式はなくて結構。
合格です。
以上、昨日の授業風景の1コマでした。
おまけ、今日の名言
『人、自らをあなどりて、
 しかるのち、人これをあなどる』孟子
自分を卑下していると、そのうち他人が自分を軽視するようになる。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月6日 (月) 403塾長日記  「憂鬱」の「鬱」書けます?
「木」を書いて、
「ノ」を書いて、
「一」書いて、
もひとつ「一」書いて、
「ボー」を書いて、
またまた「ボー」を書いて、
「一」書いて「ボー」、
その横に「木」を書いて、下に移動。
次は「ワ」を書いて、
その下に、「メ」を書いて、チョン・チョン・チョン・チョンと点を四つ、
そのチョン・チョン・チョン・チョンを包むように「ボー」「一」「ボー」を優しく書いて、
そして次は「ヒ」を書いて、
最後の仕上げに、「ノ」を3本。
ハイ、「鬱」の出来上がり。
声に出しながら、以上のことをB4の紙にマジックを使って大きく書きました。
そばで小1と小3の息子が見ています。
「漢字楽チン練習」の見本を見せました。
時間にして2分足らずです。
すると、小3のイッキが
「父さん、俺、書けるで。」
「ウソやろ?」
「書けるって。見ててや。」
ホワイトボードに駆け寄り、マジックを手にして書いていくイッキ。
「こうなって、こうして、ここはこうなって、こんな感じで、ここはこうや。ほんでこう書いて、こうなるねん。」
書き上げて自慢げな顔を見せるイッキ。
合ってます。
何で?覚えなさいよとは一切口にしていません。
すると負けん気の強い小1のシュウキまで、
「シュウキも書けるで。」
「別に覚えなくていいよ。」
「書けるもん。見てて。」
マジックを手にしてホワイトボードに書こうとするシュウキ。
すかさずイッキが
「父さん、イッキの書いた漢字消してよ。」
「めーへんわ。」
「ずっこいぞ。見るやろ。」
はいはい、イッキの書いた「鬱」は消しました。
「こうやろ、ここはこないなって、アレ?父さん、書き順間違った?」
「別にいいよ。好きなように書きなさい。」
「ウン、ここはこうなって、こんな感じでこうかな。ほんでこうやったかな?父さんどう?」
「缶」という字だけ上が突き出ていて間違っていましたが、ほぼ正解です。
「ここだけ、少しおかしいけど、よく書けたな。」
間違いを指摘され、少し照れるシュウキ。
「おー、そうやった。つきでえへんねんやった。もういっぺん書くわ。」
再度挑戦するシュウキ。この子は正解にこだわります。
そして今度は正しく「鬱」が書けました。
子どもたちに、日ごろ、漢字は大きい紙に丁寧にゆっくり1回ないし2回書いて覚えたらいいよって言っています。
実際どれほどの効果があるのか試そうと、私が書けない漢字「鬱」で試してみました。
効果大です。
この「漢字楽チン練習」、お勧めです。
子どもたちに「鬱」を書いて見せたのが、先週の土曜日で、二日後の今日、月曜日の朝シュウキに「鬱」っていう漢字書けるかどうか試してみると覚えていました。イッキも覚えていました。
おまけ、今日の名言
『子どもたちのことで、何かを直してやろうとするときにはいつでも、
 それはむしろわれわれのほうで改めるべきではないかと、
 まず注意深く考えてみるべきである。』ユング(心理学者)
大人が変わらなければ、子どもたちは変わりません。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月5日 (日) 402塾長日記  今日は日曜参観
今日は子どもたちの日曜参観
まずは1年生のシュウキ君のクラスへ
「算数、合わせて6になる数」のお勉強
「ジャンケンポン」
「勝ったっー」
「あー負けた。」
「はーい、先生に勝った人は白のカード、負けた人は黄色のカードを数字の下に置くのよ。」
このジャンケンを6回して、各自、白カード、黄色カードが何枚になったかを確認して、白カードが何枚、黄色カードが何枚になったかを元気よく報告しあいます。
子どもたちはみんな楽しく元気よくやってました。
先生も声を張り上げることなくスムーズに授業は進みます。
さすがベテラン、子どもたちの気持ちを把握し、授業進行はバッチシです。
「んーん、うまい。」
次は3年生イッキ君の授業
「国語、お礼のはがきを書こう」のお勉強
子どもたちがお世話になった人に感謝の気持ちをはがき形式で文章にする勉強。
文章に出来た子から挙手して自発的にみんなの前で発表。
率先して挙手する子、恥ずかしがって挙手できない子、まだ一生懸命文章を書いている子、
さまざまです。だからおもしろい。
イッキ君の発表です。
「お父さんお母さんへ、
エキスポランドへ連れて行ってくれてありがとう。
お父さんといっしょに、『急流すべり』にのりました。
はくりょくがあっておもしろかったです。
お母さんはのりませんでした。
だからお母さんにはかんしゃしません。
また連れて行ってください。
おわり。
6月5日。」
はっはっは、
内容はともなく、2行以上の文章を書けるようになっていることに驚き。
また、ただ単に「おもしろかった」ではなく、
「はくりょくがあっておもしろかった」って書けたことに私は心の中で拍手しました。
イッキ君、また連れて行くよ。約束。
今日は授業参観の後で、イッキ君の担任の先生に教育相談をさせてもらいました。
「課された宿題は基本的にはじっくり丁寧にやらせようと思っています。60分を超えるようであれば、そこで中止します。」
「また本人がいやいややっている、または苦痛を感じてやっているようであれば、こちらで工夫してやらさたい。あくまで勉強は楽しくやってもらいたい気持ちがあります。」

「勉強で分らない問題に出会ったとき、ノートに切り貼りして、先生に添削をお願いしてもいいんでしょうか。」
すべて快く了解してくれました。
あと単純計算の反復練習にはその弊害を考えると子どもにはあまりやらせたくないこと。
家では「考える力」を付けさせるための学習に重点を置いて子どもの勉強を見ていること。
などもお話させてもらいました。
学校は学校で子どもたちの教育のことを一生懸命考えて指導してくれていると思います。
私は私なりに考えて子どもの指導をしています。
目標は同じはず。
子どもたちがこれからの人生を豊かに楽しく歩めるために教育というものがあります。
立場は違えども、目標が同じなら一緒に歩むことが出来るはず。
そう思って、今日はお話させてもらいました。
おまけその1、
我が家のトイレットペーパーは「かいけつゾロリ」の絵が描いてあります。
これが困りものです。
下の子シュウキは
「おっーなんやこれ!くちからでてくるくりってなーんだ。
父さーん!くちからでてくるくりってなに!」
トイレの中から叫ぶシュウキ。
ウンコそっちのけです。
「しゃっくりや!」
「ピンポーン!」
「早くしなさい。」
「じゃー次、ねむったままじゃんけんすると何を出す?」
「オナラ!」
「ブー」
「早くしなさい、待ってんのよ。」
こちらはなぞなぞどころではありません。
「お父さん、早く答え言って。」
アンタが早く出なさい。
「んーん、グーやろ。」
「あたり!」
こういったやり取りがえんえん続きます。
便秘になりそう。トホホホ
おまけその2、今日の名言
『「正しい」は判断 「好き」は感情 「おもしろい」は本能
 本能は善悪好悪を超えている
 だから「おもしろい」は真理に一番近い』
勉強がおもしろくできればこれほど幸せなことはないでしょう。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月4日 (土) 401塾長日記  大手進学塾の裏技
今日は進学塾のオープンテストや無料学力診断テストにつきもののアドバイスの裏を公開します。以下は「絶対学力」(著)T.Itoyamaより抜粋です。
<無料学力診断テスト営業マニュアル>
●営業心得(テスト後の教育相談において)
1.学力診断テストは自分の子供の学力を判断できない親が受けさせるものなので、親はテストの結果から導き出されること(全ては入塾につながる)は、全てを信じる状態になっている。
2.塾で診断を受けさせる理由は、塾の基準での診断を知りたいからである。従って、話の流れとしてはトップの塾生との比較をしてもボトムの塾生との比較をしてもOK。遠慮は無用。
3.どのレベルの子であれ、親としては子供の学力不足を心配しているのでプロの診断を聞きたがっている。つまり、今後の成績の推移を断定してもらいたがっている。だから、断定する。
4.親は子供を塾に入れたがっているのである。親が納得できる理由があれば、親は必ず入塾させる。そして、理由はあるのではなく作るものである。そこが営業の力である。材料は診断結果 という作られた点数である。この点数は料理の仕方でどんな理由も導き出せるように仕組んである万能材料である。どんな料理を作るかはシェフ(営業)次第である。
●ランク別サンプル
Aランク(86-100):
他塾に通塾しているか自宅での管理学習が浸透している。
実績と独自システムをアピールし、トップランクの中学の話だけをする。
優待については、その場で室長から許可を得ること(事前に許可が出ていても親の目の前で決済してもらうことが大事)。
また、優待は当日手続きのみ受け付ける。
後日の場合は再テスト。
他塾に通塾している場合は猶予期間設定。
Bランク(71-85):
受験を意識しているが、始める時期を決めかねている。
低学年であれば「余裕を持って受験に臨みましょう」と言い、高学年であれば「もう始
めないとせっかくのチャンスがなくなります」と言う。
Cランク(41-70):
受験を迷っている。経済的な負担と受験の必要性を天秤に掛けている状態。
入塾する子が一番多い層であることをアピールし、一歩でも遅れるとそれだけ後
で負担になると説明する。
受験によるメリットを説明して今の投資が結果的には経済的であると説明する。
Dランク(21-40):
この点数でも学校では、ほとんど満点であることが多い。
いかに学力の差があるのかをアピールして不安を煽る。
学校とは全く違う勉強が必要であることを当然のごとく説明する。
学校のテストを聞いて「基礎力はあるので任せてもらえれば大丈夫です」と不安を作った後で、その不安を解消する。
Eランク(0-20):
点数を見ただけで不安でいっぱいになっている。
「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか」という雰囲気で不安を増大させる。トップの子の答案を見せて同じ年齢なのに全く違う学力であることを数字で実感させる。
返事は聞かずにコースの説明と学力の推移を丁寧に説明する。
「〜すれば大丈夫です」という言葉を多用して安心させる。
●注意:テキスト・パンフレット・合格実績などの印刷物を見せながら説明を加える。その場で数字(データ)の分析をできる親はいないので、希望を持たせる場合も不安を煽る場合も同じ材料でできる。要は入塾させること。正規コースでの入塾が大前提であるが、単科コースでのつなぎ止めも考慮すること。
どうです、うまくできているでしょう。
教育屋の本領発揮です。
親は子どもの保護者です。
保護者とは子どもを外敵から守る人だからこそ保護者です。
保護者が子どもにとっての一番の理解者、指導者でありたいものです。
当然、学校の先生、塾の先生よりもです。
おまけ、今日の名言
『やりたいことがいっぱいあったら迷うだろう 
 そういう時は順番に並んでもらうんだ
 すると 一番最初のやりたいことだけしか目に入らない
 やりたいことは一つになる』
子どもには、
のびのび、
そして、
ゆっくり、
じっくり、
丁寧に、
何事にも取り組んでほしいです。
遊び然り、勉強然りです。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月3日 (金) 400塾長日記 頭を刈ってスッキリ
「いらっしゃいませ。今日はいかがいたしましょう。」
「そやね。丸坊主頭から1ヵ月後の頭に、すそ刈りをしたような髪形にしてもらおうかな。」
「だいぶ短くなりますが、いいですか。」
「おー、望むところよ。バッシッと決めて頂戴。」
「分かりました。」
「かっこよくね。」
「・・・・」
「反応なし?」
不安がよぎる。
シャキ、ジョリ、パサ
「おー、俺の愛しい毛たちよ。」
黙々と、容赦なく、ハサミを動かす兄ちゃん。
髪が散る。
髪が散る。
アタシの髪が。
フワリ ユラリ 優雅に舞い降りる毛もあれば、
バサッ 重力にあっさり負けて床に落ちる毛もある。
鏡には、まっすぐ前を向いている顔、
目だけはあっちへキョロリ、こっちをチラリ
あー目が回る
10分後、
スポーツ刈り(新太郎刈り?)坊主頭の出来上がり
はっはっは、すっきりしました。
自転車に乗ると頭の地肌が風を感じてくれます。
うーさわやか
風がやさしい
やはり男は坊主に限る、なっ高田兄弟!
(わたしはそこまでする根性がなくスポーツ刈り止まりですが)
おまけ、今日の名言
『知る者は好む者に如かず。
 好む者は楽しむ者に如かず。』孔子(論語)
(如かず=及ばない)
勉強は楽しまなくてはいけない。
そのための工夫を怠るようでは教師失格です。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月2日 (木) 399塾長日記  宿題の検証まとめ
計算ドリルや「百マス計算」といった単純計算の徹底反復練習をやり続けていくと、考えない頭、考えられない頭を形成していきます。
塾で使っている算数文章問題を子どもたちにやらせてみると一目瞭然です。
計算の得意な子ほどこの文章問題への取り組みが苦手です。
早く答えを求めたいがため、数合わせや、出てきている数字をわけも考えずに足したり引いたり掛けたりする傾向があります。
大量の計算練習、高速計算練習は計算技能を習得させたいために指導者は子どもたちにやらせているのですが、これをやらせることの弊害のほうが大です。
計算練習をやらせるのではあれば、けっしてスピードを求めず、厳選された計算問題を2〜5問を筆算でじっくり丁寧にやらせるほう方が効果大です。
計算でスピードを求められるのは10までの補数計算と九九だけで十分です。
それ以外は「ゆっくり、じっくり、丁寧に」です。
「読み・書き・計算」がいくらできても、考える力は育ちません。
これは現在「漢字ドリル、百マス計算」などを一生懸命取り組んでいる学校が多数あります。
それにもかかわらず学力低下が指摘されていることを考え合わせて見ると、
決して「読み・書き・計算」では基礎学力である「考える力」というものが培われない証拠と思います。
「考える力」これは考え方を教えなければ決して身につきません。
そしてその考える力を潰そうとする学習方法は極力避けなければいけないでしょう。
子どもたちには何を最優先で教えるべきかこのことをしっかり考え指導はすべきと思います。
そして、宿題というのは基本的には個人個人に課すべきものではないでしょうか。
クラス全員がおなじ宿題というのも考えものです。
だから学校の宿題は一生懸命する必要はないです。
子どもの保護者であるお母さん・お父さんが宿題の目的を考え、
また子どもの宿題をやっている姿を観察して、宿題の量を減らしたり、増やしたりと工夫することがベストと思います。
お子さんの勉強態度が嫌々しているのなら、
早急に対策を練らなければいけません。
楽しく・面白くできるように工夫が必要です。
余談です。
以前この日記で紹介した算数文章問題(4年生用)を中学2年生の塾生にやらせたところ解けませんでした。
この子は先日の中間考査では400点以上を取った子です。
これは何を物語っているのか。
「考える力」の欠如、考えようとする習慣が身についていない証拠です。
覚えたことだけをあてはめて解こうとします、応用が利きません。
中学生に進級すれば、覚えることが小学生に比べてぐっと増えます。
だから小学生のときにこそ、「考える力」この力をしっかり身につけられるような学習指導が必要です。
さすれば学力低下も解消することでしょう。
おまけ、今日の名言
『根拠のない自信はタダの勘違い』
計算が速いだけの子、そんな根拠のない自信は持たないこと。
「計算ができる」→「自信がつく」→「分かる」ようになる。
この図式は嘘です。
「できる」と「分かる」、えらい違いです。
できるからといって分かっているわけでは全然ありません。
最近痛切にそう思うようになりました。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………2005年6月1日 (水) 398塾長日記  宿題の検証その3
一昨日、昨日の続きです。
今日は計算ドリルの宿題です。
「はーい、みんな、計算ドリルのこのページをノートに式も写してやってくるのよ。」
「はーい。」
「計算は算数の基礎ですよ。計算式を見たら何も考えなくてもスラスラできるようになるまで、何回も練習するのよ。」
「ハーイ。」
そして素直な子たちは、家に帰って、計算ドリルの宿題を、黙々とやります。
何も考えずに、ただ黙々と。
早く仕上げたいため、考えることはしません、検算もしません。
黙々と、頭はフル回転です。集中しています。
脳も活性化状態です。
いいですね、これぞ理想の勉強姿勢です。
そこそこ計算に自信のある子は上記のような状態ではないでしょうか。
そして指導者も、子どもたちがやってきた宿題を見て大満足、
「フムフム、みんな一生懸命計算をやってきたぞ。
これで算数の基礎である計算力が身についたはず。」
大変だー、この指導者は大きな間違いを犯している。
さて、それは何でしょうか。
「えっ、どこどこ?」
「これでいいんじゃないの、なに言ってるの、プン。」
「計算だけでもできなくちゃ、どうしようもないんじゃないの、プイ。」
「文章問題も計算ができなくちゃ解けないんじゃないの。ブー」
続きは明日にします。
おまけ、今日の名言
『志は、気の師なり。』 孟子
目標が定まれば、
精神が充実して、
気力が出てくる。
モクモク
やる気がみなぎる目標をたてよう。