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BBS-中学受験<掲示板より>
Re:●コーティング時期 すいすいさん
本来範囲外の立体の問題で健闘した息子を見ていて、今、外から知識として教わってしまったら自ら考えることを育てるより、知識に飛びついてしまうかもしれ
ない、それより考える力が付いていけばおのずと知識は巻きついていくだろうし、それが本当の学力なのだろうと感じました。考える姿勢も力も十分無いところ
に学校よりちょっと上等?な勉強を教われば、先生を見上げながら興味をもって覚えても所詮ちょっと上等なメッキにしかならない(だから時間が経つと忘れる
ので繰り返しのサイクルで頭に「定着」させる)。でも思考力をきちんと養った上でのそのような学習はきちんと思考回路に巻きついていく。そう思いました。
無意識に「教わらなければ子供は学べない」、とずっと思っていたんですね。だから学校で評価しているレベルの学力(メッキ)が見え、子供もいろいろなこと
に興味を示して勉強したい、という意思が見えたら、(受験はともかく)塾へ、と去年の今頃は考えてしまいました。でも思考力を正しく育てなければ塾も学校
よりちょっと上等なメッキを学校より上手に塗ってくれるだけ、と今は感じています。
(2006年11月23日 00時22分32秒)
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●コーティング時期 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●12才までがコーティング(表面的な力:成績にも直結しますね)をしてはいけない時期である理由は思考の核になる思考回路作成をしないでコーティングすることになるからでした。
●ですが、時期を間違えなければコーティングは確実に力になります。つまり、十分に思考モデル(思考回路)を育てて12才を過ぎたタイミングでコーティン
グを始めるんです。すると、中身が詰まった立派な頭ができるわけです。ですから、中学からは目的に応じてデータ量を増加させ、処理スピードを上げる練習も
していいんです。ただし、目標と効果的な手法は明確に持っていないと無用なストレスを与えることになります。
●中学受験が非常に危険なタイミングであること、高校受験が絶好のタイミングであることも分かると思います。また、中高一貫に賛成しないことも同じ理由で
す。実は日本の(6−3)−3制は非常にいいリズムなんです。このリズムに小中通じての「分からん帳」と中学校に「受験科という教科」をいれるだけで随分
変わります。もちろん、授業方式に「どんぐり方式」を入れれば瞬く間に革命的な学力UPができますが...ね。
(2006年11月22日 17時03分32秒)
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塾のテスト すいすいさん
:今月初旬、力試しに通塾していませんがご縁のある塾の通塾生対象のテストを受けさせてみました。テスト後の解説は後ろで私も聞きましたが、国語・算数と
も学校の学習レベルとの格差には愕然とするものがありました。息子は先生の「分った人は?」という問いかけにも他生徒の「ハーイ!!」のよういに応えず
ボーっとしてたし、国語の時には寝てたそうす(先生談)。当日は半日市内の小学校でフットサル5ゲームこなしてきた後だったので疲れててちょっと可愛そう
だったな、と、まあ「分からん帳」の貴重な肥やしになるだろう、とのんびり一緒に帰りました。後日採点結果が返ってきてビックリ!国語はさすがに書いてい
なかったので仕方ないですが、算数はよくくらいついて、終わりの方の習っても、学習漫画でも読んでいない立方体の展開図の応用問題を全部正解したりパズル
的な問題もほとんど正解、間違えたのは単純な計算ミスくらいでした。聞いたら嬉々として立方体の展開図は「頭の中で組み立てたよ」、とか、講評に「熱中度
120%のいい答案」と書いてあったのですが、ボーっとした見かけによらず頑張ったらしいです。そうか、余計な知識なんか無いほうがいいんだ、そのほうが
純粋に「考える」と思いました。知識があると思考を邪魔してしまう。もちろん知らなくてはならないこともありますが。その辺のバランスってきっとあります
よね。通塾(←小規模ながらかなり実績のある受験塾)も薦められるのですが、勿体ないと思いました。
(2006年11月21日 10時01分35秒)
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九才の壁、笑ってしまったお受験塾 のんびり倶楽部さん
「九才の壁」の日記読みました。私も勘違いしていたみたいです。壁のこちら側には抽象思考が出来ない子供達がいて、向こう側には抽象思考が出来る子供達が
いると。ずっと前のことなのですが、友人のお子さんが小学校受験のために週一回塾に通っていました。こんな幼い子に何を教えるの?と聞いた私に、友人曰く
「例えば今日は鳥を描きましょうとか粘土で作りましょうってするの。でもその鳥はただの鳥では駄目なの。鳥らしい鳥であると同時に個性的な鳥でない
と・・・」まだどんぐりを知らなかった私は爆笑しました。模範的かつ個性的な工作を習いに行くことに矛盾を感じて。でも、今では危険だとさえ感じます。脳
の健全な成長に使うべき時間とエネルギーを無駄遣いであることと、模範的で(その子の本当の個性ではなく)受験校好みの個性で味付けされた作品、大人に媚
びた作品を作るように幼児を訓練してしまうことという二重の意味で。小3娘は3Mの卵が重なる問題は、「半径」を知らないので出来ず、5Mにかなり進出し
てます。今までに解いてしまった問題は、5M00,06,08,12,13,14,16,39,60,61,76,78,93。在学年とその前後一年の問
題をすることになっているのに、こんなにやってしまっていいものかしら・・・と思っています。
(2006年11月17日 10時21分27秒)
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Re[1]:実は私も (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
>実際に入試答案にレオン君の描き方してOKなんでしょうか。
●そりゃダメでしょ!余白に描いて、考え終えてから、答案用に答えるときは算数語(計算式)ですね。計算式への変換は一瞬ですから全く問題ないですね。受験用のルールは必要ならば必要な時にだけ教えるんです。だって無駄だから。...ね。
(2006年11月16日 15時52分34秒)
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Re[2]:処理抵抗値とは? (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
>焦りそうな自分を抑えて
●焦らなくていい理由...「ダンゴ虫の母さんが、900円で子ダンゴ虫3匹に、同じお菓子を10個ずつ買ってあげようと思っています。お釣りが出ないよ
うに買うとすると、1個何円のお菓子を買えばいいのでしょうか?」なら、絵図を描かないでも暗算でも出来る子は沢山います。ですが、解けるからという理由
で絵図を描いていないと次のような問題を解く回路は永久に出来なのです。「そして、このお菓子の内の4個ずつを定価の半額で買えたとしたら、何円余るで
しょうか?」
、その他モロモロの問題を解決する要素が全て丁寧な絵図の中には入っているのです。つまり、難しい問題・複雑な問題を解かなくても、手稲な絵図を描くこと
(楽しむこと)で問題解決には(今は)必要でない様々な思考回路網を何の苦労もなく作っているのです。だ・か・ら、「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章
問題」を絵図で「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」解く必要があるんです。例え答えが違っていても思考力養成はできているのですから「ゆっくり・ジックリ・丁
寧に」でいいんです。
●特別に模範解答例をお見せします。HPには子供達の解答例しかありませんので、トクベツで〜す。
http://homepage.mac.com/donguriclub/dangomushi.gif
上の絵図をよ〜く見た後で、下記を見て下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/keio.html
全く同じ手順(絵図で考えるという手法)でとけます。...ちなみに、慶應中等部の入試問題です。内容は連立方程式ですが...受験しない子供達でも40秒程度でした。
(2006年11月15日 22時48分14秒)
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Re[4]:日記いじめの構造ー2を読んで2 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
>これって立派なパターン学習の発想ですよね。
●です。
●ただし、パターン学習は12才を過ぎたら必要に応じてすべきものです。でなければ毎回、何かを処理するのに白紙状態からではどんなに処理能力が高くても
時間が足りませんし、回路網を作れる時期は過ぎているので無用な時間を使うことになります。ですが、12才までは思考回路網を作れる時期ですから、この時
期に最短距離を歩く練習をさせることは思考回路そのものを最低限しか作らせないという致命的な制限をしている事になります。寄り道・迷い道が大事な理由で
す。ただし、ボ〜ッとしていて迷うのではなく、ハッキリ道筋を付けて迷うことが大事です。すると、それは思考回路という道になるからです。作り方は簡単で
すね。<言葉→視覚イメージの再現・操作をする>です。12才までの大量暗記とスピード学習(特に高速計算)が致命的なのはどちらも思考回路網作成の邪魔
をするからです。どちらも新しい回路は何一つ作れません。
●12才以降は逆に新しいデータを使って作った回路網を利用する時期ですから様々な問題を合理的に処理する練習が必要になります。目的別のパターン学習は
大いに結構です。つまり、高校受験は最適で、中学受験は危険なのです。ですから、中学受験に関係なく12才までにはパターン学習にも対応できる(潰されず
に吸収してしまう)豊かな思考回路網を作り上げておかなければいけないということです。パターン学習の前倒し(先取り)なんてしている暇(時間の余裕)は
無いのです。また、12才は臨界期ですので、処理抵抗が大きい子供の場合は脳内進化エネルギー(思考回路を作るための栄養)を12才以前に使い切ってしま
いますから、徹底的に無駄な反復や暗記はさせないように注意して、楽しく工夫するようにさせないと思考力養成は難しくなります。
(2006年11月13日 15時13分53秒)
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Re[3]:日記いじめの構造ー2を読んで2 すいすいさん
パターン学習:息子の算数に対する態度:「これは足し算、割り算、つるかめ算、植木算etc...」がまさに「パターン学習」?もちろん教えてません。勝
手に学習漫画などで知ってしまいます。読むだけで、私は冗談でもフォローしません。この態度をなかなか覆えせないでいます。そもそも自分が「パターン学
習」育ちだったことに今さら気付かされている状態です。思考力養成を謳う大手受験塾では例えば「授業で理解を深め、理解したことを復習で定着させる」方式
で進めて行きますが(私の過去の学習法もコレでしたが、今の塾では初めから解法は教えずいろいろやらせて最後に解き方を提示する方式のようです)これを絶
対塾側は「パターン学習」とは言いません。確かに解けるようになったときはその問題に関して理解できた時でしたし、私自身パターン学習をしていたという自
覚はありません。ただ、決定的なのはこういう学習法では無意識に「どこかに既成の解法が存在する」と思い「自分が過去に遭遇した数々の問題の中で関係あり
そうなものを頭の中で検索」してました。これって立派なパターン学習の発想ですよね。分らない問題も言われてみるとああそうか、と思い同類の問題ならまあ
解けるけど、根本的に「思いつけない」ことがネックでした。(2006年11月13日
13時55分23秒)
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日記いじめの構造ー2を読んで のんびり倶楽部さん
分数にはまっている小3娘は既に10問以上やってしまいました。今朝は4M31(モグラの壁塗り)で、一日に壁の124分の4をぬれるということで、四角
を124個書いて4つずつに区切り、区切り終わったところで、「なーんだ、124を4で割ればいいのかー」と気づいていました。この確信があって初めて割
り算を使っても良い状態になるのですね。いじめ問題でずっと以前から気になっていたことなのですが、報道される「いじめを苦にした自殺」は、どうして私立
ではなく公立中学のケースが多いのでしょうか。このことが中学受験熱に拍車を掛けているように思うのですが。4〜6年生の時に塾に通ってパターン学習をし
た子供の割合は私立の方が多いと思います。私立の学校の事はマスコミに出にくいだけで実態は同じなのか、私立中学は生徒にいじめに走る素地があっても実行
しないような環境作りが上手なのか・・・。子供の友達やお母さん方の話では、我が家の近所の一般的な塾の姿というのは、ほぼ毎回、前回の復習テストや宿題
の答え合わせがあって、次の項目に進むという授業の繰り返しのようです。受験する子もしない子も、それぞれの目的にあったコースで、このような授業を受け
るようですが、こういうのがパターン学習ということでしょうか。とんでもない悪いことをする誘惑にあっても、気がとがめて出来ない、実行するのは気が引け
る、といった感情を伴う「人間らしい判断力」養成のために、小学校という公教育の場では、何をどうやってすべきなのでしょうか。
(2006年11月10日 09時29分33秒)
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●多面読み (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●秘密と書きましたが、後味が悪いので書きますね。<多面読み>とは文章を読み上げながら
1.生徒が受け取るであろう感想を自分の感想のように言いながら...「そうだよなぁ」と思わせ、
2.この文章を読む程度の精神年齢の読者層の常識的な感想を述べつつ...「へぇ、そうなんだ」と思わせ、
3.作者の意図するところ(何のためにこの文章がここに書かれているのか)を解説し...「そんなこと考えて書いてあるんだ」と思わせ、
4.設問に対応できる様な注意の仕方を教える...「な〜るほどね」と思わせる。
ということを同時並行して指導する方法です。4.は必要な場合にのみ付加する受験用ですので、純粋な読解力養成時には使いません。普通に発達していれば中
3-高1あたりで1-2回やってあげるだけで十分です。...でもメチャクチャ疲れます。だって、ここには本当の自分の読み方はいれないんですからね。
(2006年11月02日 17時51分14秒)
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Re:分数にはまっている娘 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
>いっそのこと分数についてきっちり教えて、
●はいけません。学校で習うまで秘密にしておきます、
>そ分数の文章題は隠して
●はいけません。放っておきます。
>中学生にも読み聞かせをするのですか?
●普通はしません。大人が読むような読み方が受験などで必要な場合にのみ最小限教えます。自分のものではない読解方法のコピーになりますので、普通はしてはいけませんが、受験の作戦として中学受験で私立の最難関校で必要な学校を受験する場合には指導するものです。
※ただし、高校生になって国語が苦手な場合には弊害なく読解力養成になります。中学くらいでは混乱させることになります。...だからヒミツです。
(2006年11月02日 16時58分38秒)
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Re[4]:割り算の問題 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●特別に学習する必要はありません。受験する場合には受験校によっては相似比までします。高学年で15分もあれば理解してしまいます。「テキトー」に描いたのかもしれませんよ。...それで、結構です。
(2006年11月01日 15時00分21秒)
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先生、ありがとうございました。 試行錯誤中さん
>●12才までしか使えない脳内進化エネルギー(思考回路網作成用の栄養)の浪費は極力抑えないとね。
脳の話は正直ビックリでした。低学年からの中学受験の波に乗りそうでしたが、無駄に浪費させないように気をつけたいと思います。
>●自分が楽しむために必要な知識は遊び道具と同じです。何の問題もありません。ついでに...なんて考えると失敗します。
なるほど。親が欲を出さないように気をつけます。学校に虫や花が多いらしく、その名前を図鑑で調べています。 (2006年10月23日
09時00分05秒)
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●ひょう さんへ:プレゼントで〜す-2 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●こういうのもありますよ。HPの旧ページです。
<英語:語順訳:従属接続詞があっても前から訳す方法>
http://homepage.mac.com/donguriclub/eng.11-4-1.pdf
http://homepage.mac.com/donguriclub/eng.11-4-2.pdf
<図形の基本学習方法>
http://homepage.mac.com/donguriclub/zukei-001.pdf
<図形問題の考え方>
http://homepage.mac.com/donguriclub/zukei-002.pdf (2006年10月14日
14時52分31秒)
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●ひょう さんへ:プレゼントで〜す (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
http://homepage.mac.com/donguriclub/high.html (2006年10月14日 14時33分31秒)
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●ときどき日記より (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
2006年09月12日
●板書の極意(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●暗記と理解を同時に効果的に行えるまとめ学習「イメージフィックス法」を紹介します。この方法を先生が知っている場合は「板書」がそのままイメージ
フィックス法の原形である「お手本」になります。「板書」の真髄です。板書が記憶再現時の見本となるように心がけていると書くべき事、書くべき方法、書く
べき場所が自然に決定されます。
残念ながら、知らない先生が多いようですので「まとめ学習」の一つとして考えて下さい。
■板書作成心得(先生用):まとめ学習心得(生徒用)
1.見開き2ページ(黒板1面分)で完結する絵図を描く
2.解説をしながら絵図に必要最小限の文字を加える。色は使わない。頭の中に再現するときには色はないからです。赤ならR、白ならWなどと決めておく。
3.全ての説明が終わってから板書をノートさせる。こうすることで、解説時には絵図と解説を余裕を持って関連付けしながら理解と整理が同時に何度も可能となる。また、「お手本」を書き写すことで再確認と最終整理もでき、まとめ方の真髄までマスターできる。
4.テストは「お手本」として書いた板書を書かせる(再現させる)だけで十分です。自分で自分の記憶(再現性)を確認する場合も同じです。思い出しながら「お手本」を書けばハッキリ分かります。
※「お手本」を自力で再現できれば付け加えることは何時でも誰にでもできますので、受験生であれば志望校に必要な知識をこの「お手本」に付加します。
このように、イメージフィックス法の「お手本」となる板書(ノート)は綿密に用意周到に作られていなければならないのです。解説を短くした単なるまとめではお粗末です。優秀な再現性を内包している手法でなければ有効利用はできないからです。
(2006年10月14日 09時22分39秒)
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1年生だからの続きです ゆかさん
でも先生、本当に子供ってすごいですよね。
うちの1年生の娘、いまだ年長問題を週1のぽつぽつの取り組みですが、近頃は問題を読みながら頭の中で絵が湧いてくるようです。
一回文章を読んだらニッカーと笑ってぱぱぱと絵を描いて、か〜んた〜んや〜ん!と自信満々の顔です。
ぱぱぱと描くのは手抜きと言うよりも、頭にはっきりと絵が浮かんだことを早く私に知らせたくて、たったか描いているようです。
確かに年長問題で楽なのかもしれませんが、単なる数字あわせの式から答えを出しているのではなく、くっきりと絵図が頭の中で瞬間的に描けているのはずごい!これがどんぐりマジックなんだ!と感動に浸っている私です。
どんぐりを続けていけば、きっとうちの子は天才になれる!と確信と言ってもいいほどの自信をもって思えるのです。
それが即受験云々・・・などつまらない範囲での天才の枠ではないことも。
本当の考える力、学力なんですよね。これが。どんぐりと出会って1年も経ってない新米ですが、どんぐりのすごさと巷で行われている教育の危うさをしみじみと感じています。でもお母様方がまだまだ危うい教育を「良い」と思われているようで・・・。(2006年09月27日
03時36分31秒)
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Re:悲しいです。 すいすいさん
マギーさん
実は、昨年秋当時小2だった息子に「中学受験」には何が必要か、といろいろ探した結果たどりついたのが「どんぐり倶楽部」でした。
住まい周辺には公立中学より近い、トップクラスの私立中高一貫校が男女共学含めると3校徒歩圏にあり、その他の私立も高校募集する学校は少ない状況もあっ
て、5年生の半分は進学塾に通う土地柄です。最寄り駅周辺には受験塾が軒を連ねていて昨冬はいくつか実際に受けたり体験したりして検討しました。
その間に「絶対学力」を読み、たどりついた結論は、「まず子供がまっとうに育つこと」。受験も学校も通過点でしかないと思いました。
今小3の息子は見たことも行ったこともない公立より、日常目にして文化祭で趣味を堪能した私立校に「行きたい」と言います。私は「じゃあ、ちゃんと自分で
考え判断できる人になろうね」と、ともすれば近視眼的になってしまいがちな気持ちを抑えてちゃんと地に足を着けた成長ができるように心がけようとしてま
す。別に私立に入れる必要もないと今は思ってます。
どんぐりを知らなければ、学校の勉強にも疑問があったので何のためらいも無く受験塾に入れてました。今も「どんぐり」は試行錯誤で、あまり理想的にはなっ
ていません。でも、子供は成長し続けるので、少しでも方向付けできればまあまあよしとしています。また、具体的に子供にさせること以上に親の態度や考え方
が日々の生活、子供への対応にバックグランドとして大きく影響すると思うので、無言の成長の支援ができるように心がけてます(これも完璧には程遠いです
が、目指しているつもりです)。
中学受験、特別なことではないのでは?と思います。親が大騒ぎして人生の一大事みたいににしないようにするのが大切というか(親はしっかり準備してあげて)。まだ4年生なんですよね。のんびり倶楽部さんのおっしゃるとおりだと思います。
(2006年09月22日 12時05分25秒)
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Re:悲しいです。 のんびり倶楽部さん
マギーさん
私の昨日の言葉に関するコメントだと思いますが、「中学受験する子供の親が<全て>どんぐり文章題を受験の道具に利用する人たち」だとは思っていません。
また、マギーさんが悲しい気持ちになるのは、私の発言に加えて、「4年生の今は遊びとどんぐりだけが理想」だと思っていらっしゃるのに、現実にはそれが出
来ないからだとお察しします。
けれども、どんぐり倶楽部で推奨されていることが細部まで完璧に出来ている人は非常に少ないと思います。家庭の事情や社会環境による制約が全て違っている
のですから、出来る事と出来ない事もご家庭ごとに違っていると思います。一例を申し上げれば、私は体が丈夫でないくせに仕事を持っているので、子供の横で
楽しく絵を描くことはなかなかできません。
でも、完璧に出来ないと分かっていても、理想を示して頂かなければ、私達はどういう方向に進めばいいのか分からなくてウロウロしてしまい、ウロウロしてい
るうちに子供は大人になってしまいます。私だって推奨されていても出来ていないことは多々あります。でも、進むべき方向が示されているので、気持ちが安定
します。
「絶対にはずせない大事なこと」だけは守って、あとは創意工夫で柔軟に対応すればいいのではないでしょうか。私が考えている「絶対にはずせない大事なこ
と」というのは、12才頃が思考回路形成のリミットだということです。実をならせてから花を咲かせる事が出来ないように、パターン学習で中学受験をクリア
してから、思考回路を沢山作ろう、というのは生物学的に無理だということです。この原則からはずれないようにして、他のことは諸事情によって、柔軟に対応
策を考えていこうと思っています。お子様が通われている塾は、あまり厳しくはないのですよね?ならば、この年齢に不可欠な自主的な遊びをする余裕は充分あ
ると思いますが、どうでしょうか。(2006年09月22日
09時48分09秒)
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Re:悲しいです。 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●なんて思ってる時間はありませんよ。工夫して切り抜けましょう。思うようにならないから面白く工夫のしがいがあるんです。
●もちろん、お手伝いしますよ。
※「勘違いメール」ってね...どこをどう読んだのか分かりませんが「受験だけのために子供を育ててどうする」なんてメールですよ。中身を読んでない人が
いるんです。それで、書きました。心配はありませんよ。HPで書いてはいませんが、実際には多くの受験生のサポートをしていますからね。専門家ですから。
「ラクして受験」が健康的でいいでしょ。多くの人が疑心暗鬼と情報操作に翻弄されているので気になるだけです。子供以上に親の準備が必要なのに全てを子供
に「させる」だけという勘違い受験が多いので気になるんです。...相談して下さいね。状況が変わったら変わったたびに相談するんです。思い通りに行かな
いのが普通なんですよ。1回相談して、アドバイス通りにできなかったら、もう諦めますか?...違います。諦めないのが親でしょ。状況が変化しました、ア
ドバイスをお願いします。で、いいんです。最初から100%、最後まで100%なんてのはあり得ませんからね。「道はある」んです。
(2006年09月22日 07時50分26秒)
返事を書く……………………………………………………………………………………………
悲しいです。 マギーさん
>勘違いメールが多く・・・目先の受験の事しか考えていない親が多いのでは?に対する意見です。
いつも拝見しています。中学受験、考えています。受験をきっかけにこのホームページや、先生の書かれた御本にも出会う事ができ、本当によかったと思って
います。自分の頭で考え工夫し、生き抜く力、必要ですよね。もちろん、私も、そんなふうに子供には育っていってほしい親の一人です。どうか受験させる親=
どんぐりをただの受験の道具にしか考えていない親、目先の受験の事しかかんがえていない親、と決めてかからないでください。そのことを伝えたくて書かせて
いただきました。私は以前先生に退塾を勧められましたが結局、主人の反対や子供の希望もあり環境は変えられず 今に至る親です。進学塾ではありますが幸
い、宿題は出ずマイペースで復習できるので親次第で、パターン学習や、多量の計算をやらせるような事はしなくてすみます。どんぐりは、多いとは思いますが
一日一問のペースでやっています。答えを早く出すことより今は、考える過程を大事に、それを、毎日伝えています。まだ4ヶ月弱ですが、雑な字や、ケアレス
ミスは減り、落ち着いてできるようになりました。問題数を多くやれば、時間を計ってやれば頭の回転が速くなる、あるいは、ミスが減るとよくいわれますがそ
れは違う!とつくずく感じています。絶対学力にあるように、4年の今は、遊びとどんぐりだけ、が理想とは思いますが、今の現状は、残念ながら、こんなかん
じです。最後に前に受験用のアドレスを載せていただいたのですが どうしても閲覧することができませんでした。ホームページからも行く事はできるのです
か?お忙しいとは思いますが、もしよろしければ教えてください。最後にこの広場は受験を語る場ではないことを承知の上で書かせていただきました。長々と失
礼しました。
(2006年09月21日 23時44分56秒)
返事を書く……………………………………………………………………………………………
Re[2]:夫と意見が対立しています。 (文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
>>緊急入院とは具体的にどのような事をすればよいか教えていただけませんか。退塾して
●までですね。これで、緊急回避するしかありません。そうしないとかんきょうがかわることはないでしょ?環境を変えるとはこういうことです。
>>本に出会っていれば、公文はもちろん塾にも行かせなかった
●でも、既にしてしまったことがあるのですから、それを真摯に受け止めて対処すべきです。「〜してなかったハズなのに」ではなく「〜した。だから〜する」だけです。
※小4が終わるまでの時間を使って子供は頭の健康を取り戻す。その間に保護者は受験対策をする。すべきことは親の方が圧倒的に多い時期です。
<参考>
http://homepage.mac.com/donguriclub/juken-04.html (2006年08月07日
20時00分47秒)
返事を書く……………………………………………………………………………………………
[61] すいすい 投稿日:2006/06/13(Tue) 23:29 [関東]
こんばんは:土曜日に授業参観がありました。そこで、知り合いの保護者に宿題の実態をきいたら、「音読とドリル、プリントが出ることがあるけど、塾に行っ
てる子もいるから、適当でいいみたい」ということでした。その方も「子供のいうことだからいい加減かも」などと言ってましたが、強制的な宿題でなくてよ
かったし、息子の超楽観的勘違いでなくて何よりでした。どんぐりの文章題の中で「自動宿題しますマシーン」を見つけて、「何これ?!」。私「イヤーな宿題
やってくれるマシーンだよ、でもいらないでしょ、ほとんど無いじゃない」息子「あるよ、漢字の練習」やっぱりこういうのを「嫌だ」と言う子供はまともだっ
たと安心(?)しました。ところで、彼のクラスの友人はなんと大手進学塾の4年(3年生です)のクラスに近所の1学年上の幼なじみの友達と一緒に通ってま
す。週3回通塾、2週に1度のテストでクラス・席順は成績順というところです。お母様は「詰め込むばかりで考える暇は無い」と言ってました。成績順=席順
については子供たちは結構「あいつ天才!」とか結構楽しんでいるとか。別の私の友人の子供(4年生)も同じ系列の塾に本格的に通ってますが、やはり、席順
=成績順を無邪気に受け止めてるそうです。つい半年前には私も説明を聞き検討した受験塾のひとつで、全くこういう話を聞いてももうあせらないか、というと
うそですが、先日の読解問題で垣間見た息子の文章の読み方を見ると、これで塾に行ったらさらに加速するし、文字面しか見ないで機械的に設問を解くように
なってしまうと(ちょうど公文の国語がその典型でした)思いました。いいじゃない、それで出来れば(点を取れるなら、進学校に受かるなら)、そう割り切っ
てしまうとやはり大事なことは教えていかないと一生の損をさせるかもと思い直しています。週末に例のチャレンジの物語を「場面をイメージしながら聞いてて
ね」とゆっくり読み聞かせ、国語の問題は、解く必要ないから今はゆっくりイメージしながら読むようにしようね、と言っておきました。私の小学校ころは物語
の解釈問題って低学年からやってなかったような気がします。学校ですると「間違えた」と肩身の狭い思いすらします。私は国語ではないけど「道徳」で、少数
派の意見になってしまい、その時も少数派は何か間違えた、多数派は「正しい」みたいな反応になって嫌な気持ちになったことがあります。おととい3MX98
を子供が解いていたら、適当に計算し始めましたが?「今まで」「これから」さらに「食費以外」が交互に出てくるのにみごとに引っかかって、2回間違え、絵
図を書くように言ったらやっと解けました。こういうところが、物語の読み方にもでてくるんだなあ、と思いました。ちなみに物語も3人の子供の様子が入り乱
れて描かれ、設問の文章は最後のほうで(行為に主語が無いけどそれまでのことが把握できていれば誰の行為かわかるような文章)、3人の性格が把握できてい
ないと読み間違えてしまうだろうなと思いました。それこそ、文章を同じ態度でだったら何回読んでも読み直してしまうようなところで、どんぐり倶楽部の文章
題の「読み返さない」能力をつける価値ってこのことかな、とふと思いました。きちっとイメージできればいいんです。でも、これって結構訓練が要りそうで
す。まだまだ親子ともども道は長いです。絵コンテ読解はぜひやってみる価値がありそうです。しかし、子供のランドセルの中から作文が出てきて「ぼくは、図
工や絵を描くのが苦手です」などと書かれてました。先日の授業参観も1時間図工で、彼は手に付いたボンドをはがしてばかりでした。確かにチョッと、あのペ
リペリ〜にハマるのはわかるけど(--);
のんびり倶楽部さん:私が子供を見た限りでは、説明文は言葉順・文章順で頭に入れていっていいものだったけど、3人の登場人物が(ちょっとだけだけど)入
り乱れて描かれると、文字面だけを追う読み方では把握できないと、3MX98の取り組み方を見て思いました。そういう読み方でも説明文は切り抜けられたの
と題材が興味ある「恐竜」で頭に入りやすかったからだと思います。客観的には説明文のほうが難かしいと感じました。読むにせよ、DVDなどにせよ、ストー
リーを楽しむというより自分の好きな場面に気を取られるんですね。ハリーポッターとか宮崎駿のアニメ(千と千尋とか少女ものが好き?)でも、犬の「ディロ
ン」でも。確かに興味の無い登場人物の心情とか味わおうとしないです。まだ幼いのでしょうか。算数に関しては、興味を示せば割合とかでも教えてしまってま
す。先日も6Mに5:4とか出てくるのを選んでこれどういうこと?ときかれたので、簡単に答えて分からなかったら飛ばさせようと思ったんですが、「5:4
=5/4=10/8(お宝算の絵)..のように二つの数が変わってもその間の関係が変わらないでしょ、その関係のこと」とだけ教えたら納得して解いてまし
た。よく食べるので「腹八分目」と諭して以来、よく割合のことを聞いてきます。でもここから先は「教えないよー、お楽しみに」も大切なんですね。息子さん
たのもしいですね。11,2歳にして志を持つなんて。私の友人夫妻の息子さんも小6のとき、クラブ活動が目的で突然、「xx中学に行きたい」と勉強して
入ってしまいました。
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[45] ゆか 投稿日:2006/06/09(Fri) 00:30 [近畿]
先生こんばんは。いつもお世話になります。今日はうれしいものを見つけたのでお知らせさせていただこうと思いまして。そろあんを導入して話題となっている
小学校とともに今春開学した同志社小学校のHPをみました。その学校だより4月号に教育方針が簡単に書かれてあったのですが、それがとても嬉しい内容だっ
たのです。<道草の教育>と名付けておられまして(K先生のパクリ?)、学ぶことは楽しいと内発的な学習意欲を作り出したい。将来子供たちの生きる力とし
ての人間力を育むことはもちろん、狭い意味での受験学力、詰め込み式の教育を凌駕するものになるでしょうといっておられます。まさにどんぐりの学校版実現
なのでは!ととてもうれしくなったしだいです。
実際の授業の内容まではわかりかねますが、でも本当にどんぐり的小学校の誕生ならば万々歳だと思います。マスコミ的にも注目度が高い学校ですし、とくにそ
ろあん導入の小学校と比較されてますので、どんぐり先生がおっしゃる4年後に本当の比較ができて、どんぐりの実証ができますもの。そうすれば周りの学校に
もいい影響を与えてくれるし・・・などと勝手にいろいろと考えまして、詳しく授業内容まで知りたくなってしまいました。どなたかご存じの方がおられました
らお教え下さいませ。うちの子が通う学校もどんぐり的になってくれるといいのになあ。とつくづく思う毎日です。県文字の件ですが、なんと県教委からは1年
生の導入期は教科書の字体を使うようにと平成5年度に通達が出ていました。でも県で唯一の私立小である我が校にはその通達は届いてなかったことが判明。公
立では13年も前に片づいたことで、今頃悩んでいる私です。改めて通達が我が校にも届きましたが、強制力はないらしく、職員会議の議題の1つにも入れても
らえてないようです。まあ、私の思いは先生には伝えましたので、マシーン稼働させてがんばります。しかし、県文字をやめたであろう公立小の宿題を見てさら
にがっかり。県文字ではなかったものの、ひらがな<わ>ばっかりを30こ書かせる市販のプリントでした。かわいそうに・・・。学校の先生は何を思って教壇
に立っておられるのだろうとつくづく情けなくなりました。私には一年生になったばかりの子供たちのため息が聞こえるようです。入学式の時に輝いていたであ
ろう眼にも雲がかかってきているのではと本当に心配です。
この掲示板を拝見しているとひらがなの宿題ですらため息をついているのは私だけではないことを知り、ほんとうにどんぐりが広まってくれることを切に切に祈る毎日です。どんぐり先生何卒よろしくお願いします。学校の先生方にいっぱいどんぐり方式を伝授してあげてください。
●文字を書かせること自体が低レベルでの能力の固定化に繋がっていることを知らないのでしょうね。手先の繊細な制御が出来るようになったときに少しずつ「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」教えると効果的ですね。
※どうもスポーツの基礎反復練習と混同しているように思います。全く違うことです。音楽でも楽器演奏などは部分的にはスポーツですので特訓が必要ですが、それでも使う部位によって練習の時期は変えるんです。...etc...知らなさすぎますよね。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[43] すいすい 投稿日:2006/06/08(Thu) 14:24 [関東]
先生:[39]で作文にほとんど自分の気持ちを書かない、と書いたのですが、物語の中の人物の気持ちを読み取るのがやや苦手な傾向もあるのに関係している
のでしょうか。昨日「チャレンジ」の教材を自分でやっていたのを見つけ、出来具合を見ました。国語の物語文の読解問題で、登場人物の気持ちを問う設問2問
はどっちも誤答、それに対し説明文の読解問題の設問は難易度の高い設問含めてすべて正解でした。また、土曜の夜NHKで「ディロン」という犬のドラマを見
ていたら、小学校受験で忙しいお母さんは「ご飯とお風呂は一人で済ませて寝てね」と弟とさっさ出かけていく後に、一人家に残された小学低学年の兄のさびし
さがいまひとつわからないみたいでした。
感情を感じ取るのが苦手なのかな、と気になりました。
●感情と言葉が繋がっていないことはよくあることです。意識的に絵図化することが出来にくいからです。でも、五味さんの絵本などでは様々な感情が絵図化されています。
●また、感情は教育しないと育ちにくいものがあります。大きく分けると喜怒哀楽の喜怒は自然に感知できますが哀楽は大人(親)の見本に接して学ぶものなん
です。もちろん、子供自身の体験の中で芽生えてはいますが意識できないことが多いのです。お母さんはお子さんの前で誰が見ても「悲しい」としか思えない程
悲しい思いをしている姿を見せたことがありますか?一度でも子供は親のそういう姿を見たら一生忘れません。変な言い方ですが6-9才で感情教育を終えるこ
とが望ましいです。
>>自分の気持ちを書かない
●書かないことと感じないこととは連動していません。また、書かせる必要もありませんし、幼児・児童期に書かせると感覚は貧弱になります。繊細さが切り落とされます。表現できないことの方が多いのに表現してあることが感情(の全て)だと勘違いします。
>>物語の中の人物の気持ちを読み取るのがやや苦手
●興味のない人物の気持ちが分かる方が異様です。型にはまった「キモチ」は不要であり害になります。
>>出来具合
●???...「正解」と書いてある「プロトタイプ」のことですね。不要!
>>感情を感じ取るのが苦手なのかな
●だったら「チャレンジ」なんてやってるばあいじゃないですよ。確かな感情がなければ人間らしい判断はできません。
●12才までの教育の順番は
「情緒」...安定した情緒は快不快の快が作り出す
「感情」...正しい感情は安定した情緒が作り出す
「理解力」...優れた理解力は目と手を使った視覚イメージ再現力が作り出す
「思考力」...優れた思考力は視考力の活用が作り出す
「判断力」...人間らしい判断力は確かな感情がなければ育たない
※この中に「練習問題」で育てられるものは何一つとしてありません。感じることが不足していると思うのでしたら万難を排して環境を作るべきです。味わうことでのみ感じることは可能となります。味わう時間を持っていますか?
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[36] のんびり倶楽部 投稿日:2006/06/07(Wed) 14:16 [関東]
コメント有り難うございました。先生の「完璧主義」と私が理解していた「完璧主義」の意味がずれていることが分かりましたが、先生がおっしゃっていること
は全く同感できることです。最近は息子が受験に固執に悩んでいます。確かに、地元中学が荒廃しているので、以前は親も私立の方がいいのでは、と思っていた
のですが、息子自身が成長してたくましくなり、荒廃した環境でもやって行けそうな気がして、必要ないのではと思っているのです。ところが、息子は、ある私
立中学のある倶楽部にとても憧れていて「僕の中学生活は一回しかないんだから、どうしても」と言い張ります。私立に行くメリット(授業レベルの高さ、豊富
な実験、クラブ)、デメリット(通学時間、高校受験で戦い方を覚えるチャンスを失うことなど)を冷静に説明しました。親戚にその中学・高校出身の理系研究
者がいて、とても充実した学生時代を送っていたことを知っているのも一因かと思います。塾はパターン学習大反対で受験専門塾ではないですが、6年生からオ
プションで理科・社会が勉強できます。算数は相変わらず、一時間1〜2問じっくり考える方式で、夏頃から過去問に変わっていくようです。息子は、算数の計
算以外のじっくり問題と、国語読解が大好きです(本の虫なので、色々な文章が読めることが楽しいらしいです)。漢字と計算は大嫌いです。理科、社会が加
わったので、急に量が増え、心なしか少しストレスがたまっている様にも見えます。家族で週に一度は運動するなど、ストレス発散には普段から心がけているの
ですが。ストレス貯めてまでやる必要ない気がするので、やめさせようかとも思うのですが、もう小6で、自我・意志も強くなり、頑固で、幼児のように、だま
くらかして親の言いなりにはできそうありません。将来、本人が後悔しないためにも、受験を応援するべきなのでしょうか。
>>受験を応援するべきなのでしょうか。
●もちろんです。完璧な無駄のない攻略法を一緒に作るんですよ。
※ただ、言われたことをすれば合格するなんてのだったら全く意味がありませんけどね。
※以前書きましたが、受かっても行くかどうかは別なんです。
●入試は利用するんです。利用されてはいけませんが利用することで+になるんです。利用方法は「絶対学力」とHPに書いてありますよね。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[3004] のんびり倶楽部 投稿日:2006/05/28(Sun) 15:48 [関東]
詳しいコメント有り難うございました(3003)。絵を描かなければ娘にはできないだろうと思われた過程が、それこそ指折り算ではありませんが「見えたよ
うに」すぐ分かって次の過程に進んだので、不思議な気がしました。頭の中に「見えたこと」を本当に「見える物(絵)」にすること、文章題をエンジョイする
こと、大事ですね。どんぐり問題には長くお世話になっていますが、まだまだ理解が不十分ですみません。思考の臨界期をすぎてしまった私は、すでに持ってる
思考回路の錆落としをしてがんばります。もう一つ愚問なのですが・・・百マス計算ブームに火をつけたのは、百マスを実施していた田舎の小学校出身者の大学
進学成績がよかったと本に書かれた事があると思います。これが事実とすれば、どう理解すればいいのでしょうか。良好な学業成績は、百マス計算以外の要因だ
ろうと予想されるということでしょうか。
●受験はパターン学習でオワリです。「百ます計算」は関係ありません。あるとすれば幼児・児童期にしてはいけないパターン学習をさせて慣れてしまったので受験用のパターン学習も抵抗がなかったということです。
※ただし、このパターン学習をする時期が幼児・児童期(小6or小5の夏前から)だと致命傷を与えるからさせないで、パターン学習をしても悪影響を回避できる逞しい学力をパターン学習をする前に付けるワケです。
※受験は受験校の過去問題分析とパターン学習で誰もが突破できるんです。だから、必要に応じてするんです。最も効果的にね。ですが、前倒しは命取りなんです。
※受験は「物知り馬鹿」「できるだけ人間」「マニュアル人間」「自分がないプロブレムソルバー(処理するだけしかできない人)」でも攻略できるんです。簡
単なんです。「させれば出来るようにはなる」んですから。...でも、目指すところではないですよね。私はさんざんやってきましたからね。12才以降なら
関知しませんが、以前はダメなんです。だから「どんぐり」を作ったんです。でなければ作りません。受験だけでよければ方法は幾つも確立しています。実績の
ある塾はノウハウを持っています。ただし、人間を育ててはくれません。関係ないんです。求められているところが違うからです。
……………………………………………………………………………………………
※「百ます計算」を一度もしなくても一流大学に入る子はゴマンといますよね。よく読めば分かりますが「百ます計算」と「大学」を直接にはリンクさせていま
せんよ。それらしく勘違いするような言い回しで書いてあるだけです。例えば「**大学に入った人は全員が競技百人一首をしていた!」...授業でやっただ
けで、反対にそのおかげで国語は大嫌いになったけどね。...で競技百人一首ですか?...以下は書かなければ「**大学に入った人は全員が競技百人一首
をしていた!」となるんですよ。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2985] すいすい 投稿日:2006/05/26(Fri) 10:24 [関東]
一昨日の深夜0時前、NHKのニュースの「時論公論」で「脳の活性化」が取り上げられてました。前頭葉の役割と、そこは簡単な計算の方が「難しい問題」を
考えるより活性化されるという解説があり、その説は知ってたけど「難しい問題」とは小数や括弧が入った混合計算を暗算ですることだと初めて知りました。
ずっと「難しい問題」って何だろうと思ってました。「くらげの海で…」みたいな問題じゃありません。考えるって言っても計算問題でした。それに対して簡単
な計算は一目で分かる九九とか簡単な足し算引き算でした。これだけで、脳は簡単な計算の方が活性化する、なんてなんか変ですね。比較の対象も極めて限られ
たものですから。これだけだったら「四則混合計算の暗算より九九や簡単な計算の暗算の方が局所的な活性化が見られた」というべきですね。なーんだ、と思っ
てしまいました。その番組の解説者も「脳の活性化」を教育などに発展させるのには異論もあり慎重に検討したほうがいい、と最後に締めてました。暗算って数
のイメージを高速変換できるのでしょうけど、何か人間性から離れた感覚で、そういうのっていまどきの衝動的で何も考えも感じもしてないのではというような
犯罪と無関係ではないように思います。そこまでできなくても、感性豊かな方が幸せも味わえるというか… 受験のためにするというのも的外れに思います。い
わゆる難関校の問題なんて、どんぐり先生も書かれてますが、計算としてはかなり簡単、そこまで行き着く思考力を見ているんです。昔、中学受験生だったころ
開成などの過去問で計算式や数値が複雑になったら「これは違う」とすぐわかったくらいです。正解は実に簡単な数でした。今は知りませんが、やはり考え抜け
る子を選抜したいようです。そうあん教室の生徒ってじっくり思考と高速暗算を両立できるのでしょうか。現実感から離れたイメージの高速操作ばかりにのめり
こんでしまうと精神的におかしくなってしまう(現実感が無くなる、いわゆる離人症状態にすらなりかねない)のではと心配です。少なくともちゃんと現実感と
数のイメージの世界を自律的に行ったり来たりできるようにしないと怖いことになると思います。自分のイメージの世界から出られなくなってしまうのが「統合
失調症」ですから。
先生
●私は***小学校の4年後を予測していますが。余りにも悲惨なのでHPにはアップしていません。
<一部>
トップから2番目のクラスに異常は顕著に見られます。
なぜ、トップでなくトップから2番目なのですか?
(この小学校は能力別クラス編成ということですね?)
●余裕のある子には影響は少ないんです。最も影響が出るのは余裕がないのに必至で付いてきている子です。真面目であればあるだけ影響が強いからです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2984] のんびり倶楽部 投稿日:2006/05/26(Fri) 09:33 [関東]
先生の御著書の中で「テンポ」ということが、もう一つ分からなかったのですが、2982のちるちるさんへのコメントで、「ああ、あのことね」と納得できました。同じコメントの中の「トップから2番目のクラス」というのは、どこの学校・塾?のクラスのことですか?
不登校のお子さんをお持ちの方へ:我が子は不登校ではありませんが、親しい方のお子さんが(今は元気に中学校に通っています)、小学校時代不登校だったの
で、参考までに書いておきます。学校に行けない間は、それこそ「子供のテンポ」で機嫌良く家で過ごし、何かのきっかけで学校に顔を出せるようになりまし
た。けれども、いわゆる保健室登校または職員室など、教室以外(空き教室)への登校でした。その時、その子のお母様はPTAの役員を引き受け、PTAの仕
事を理由に時々、ちょこちょこと学校に出かけて、いかにも「ついでに」という感じで、お子さんの様子見守るようにしておられました。そして、そのうち、元
通りの活発なお子さんに戻りました。私もPTA役員で、学校に時々行きます。我が子は機嫌良く登校していますが、他の子の親が来ない時に自分の親が学校に
来ることを、子供はとても喜びます。いつか登校できるようになられたとき、役員をするのはお勧めです。役に立つか分かりませんが、ご参考までに。私自身
は、若い頃から傷つきやすい方で(「うつ」であったこともあるくらいです)、そのうえ先生とおおいに違って不器用で要領も悪い方です。自分の経験では、世
間や学校などの「テンポ」と合わなくなって、不登校とか鬱になったときは、周囲の人たちが私の本来の気持ちの流れるテンポを認めて合わせてくれることで、
非常にいやされ回復する気がします。その穏やかな状態がしばらく続くと、思い切って外に出よう、活動しようと言う前向きな気持ちも生まれてきて、ほどほど
に世間や学校のテンポに合わせることもできるようになるようです。「個人のテンポ」て大事なもんだなと思います。中学受験勉強のパターン学習の弊害が言わ
れていますが、自分のテンポを大人より尊重しなければならない時期に、それをかき乱されるということも、悪影響の一つではないかとも思います。
●早期教育が致命的な影響を与えるのはこの自分のテンポ自体を感じられなくさせられてしまう場合です。フラッシュなどは壊滅的ダメージを与えるでしょうね。これが成長期になされると「正常が分からなくなるので正常に戻れなくなる」ということです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2982] ちるちる 投稿日:2006/05/25(Thu) 23:59 [近畿]
私も気になってそろあんのHP見てきました。フラッシュ暗算なんて、最悪〜!一番子供にさせてはいけないのに。何言ってんのこの人。という感想でした。こ
れがひとつの教科になるなんてとんでもない話です。そんな教室に片道1時間かけてくる生徒さんもいると自慢していましたが。受験に強いなんて、軽々しく公
言するのは控えてほしいです。さてうちの小2娘ですが、どんぐりはあんまりなのですが、今日は下の年長の娘にテスト問題を紙に書いて製作して子供部屋で勉
強を教えていたようです。テストの成績も勉強してないわりに、いいようで漢字も覚えています。いまだ歯が立たない問題でも、考えることそして親の姿勢が変
わることでこんなに毎日が変わるものかと今は感謝しています。「考えること」ができるようになった、それだけで親としてはうれしいのです。
>受験に強いなんて、軽々しく公言するのは控えてほしいです。
●受験を知らないとそう思うんでしょうね。**メソッドの展開方法と同じですね。実に貧弱で陳腐です。「有名私立中学の入学試験を抜き打ちでテストしたと
ころクラスのおよそ半分が解いてみせた」と聞くと「ほう」と思いますが、こんな計算問題などで「有名私立中学入試問」と言うのは尋常ではない。
1.□の中に数字を入れて、下の計算を完成させなさい。
□□□□
× □
□□
□□
□□
□□
8 8 8 8 □
2.つぎの3つの式からA,,B,C,を求めなさい。
A÷B÷C=5
A÷B−C=12
A−B=84
……………………………………………………………………………………………
●学習も含めて、人間の生活テンポ(主に感情が流れるのに必要な時間)を無視した高速の刺激(高速学習)は人間を狂わせるようです。ですから、まず、最初
にすべきは自分の自然なテンポを感じて、そのテンポを守り回りを自分に合わせるようにアレンジすることで回復していくようですね。
●私は***小学校の4年後を予測していますが。余りにも悲惨なのでHPにはアップしていません。
<一部>
トップから2番目のクラスに異常は顕著に見られます。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2886] たたみ 投稿日:2006/05/12(Fri) 22:25 [近畿]
どんぐり先生、ユイゴン様、のんびり倶楽部様、てひ様、本当にありがとうございます。こんな短時間の間に皆様に助けていただきました。どんぐり先生、ひた
すら反省です。HP読破しておりませんでした。こちらの掲示板に書き込みをする前にしておくべきことでした。恥ずかしく思います。申し訳ございません。高
速計算がいけないとわかってはじめたはずの「どんぐり倶楽部」が私の高速早とちり誤解のため、また子供を危険にさらすところでした。こちらで書き込むのも
恥ずかしいほど、恐ろしいのですが、私は今までとても子供をつぶしていました。首のすわらないうちからフラッシュカードをし、鉛筆を持つのもあやしいころ
から受験対応のプリントを一日に何枚もさせていました。私自身や兄弟が中学校受験、そして点数、順位の中で学校生活を送ってきたため、自分に子供が生まれ
て、すこしでも私が学生の頃に味わった苦労?をさせたくないという思いから「教材の良し悪し」を考えずに子供にありとあらゆることをやらせていました。
あぁ、何もわかってなかったことに本当に反省です。もう一度、HP読み返し、過去のログもすべて読み、初心にかえって?がんばります!
どんぐり先生、皆様方、本当にありがとうございました!!
またこの結果をこちらでご報告させていただきたく思います!これからもどうぞよろしくお願い致します!
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[2860] すいすい 投稿日:2006/05/10(Wed) 10:40 [関東]
しまりすさんの疑問、分かります。私も少し前まで思いましたし、今その点において全くないとは言えません。でも表面化しないのは、子供が学校で今のところ
困っていないからとも思えます。学校の勉強に現時点で行き詰っていたら今なおあせったり迷ったりしているかもしれません。結局、子供をまっとうな人間に育
てるのが親の仕事で、幹のようなものであり、どんぐり倶楽部に関しては、学力も含めてその幹を育てる材料・素材としてふさわしいと私は思って始めました。
ですから単にこれで学校の成績が良くなるとか旧課程の学習内容までカバーできるとか単に難問が解けるとかいわゆる先取りとか受験に役立つと思っていませ
ん。あったとしてもあくまでもオマケと思っています。
ですから、あせったり迷った時は、子供をまっとうな大人(人間)にする、という本来の目標をとを思い出そうと思っています。どんぐり倶楽部の文章題に4ヶ
月ほど接してきましたが、これを単に算数の問題とするには勿体ないというのが今の感想です。問題そのものもそうですし、それをどう解くか、考えるか、自分
も隣で一緒にするなども含めて。私ものんびり倶楽部さんのご意見に同感です。人間は自然の一部の動物ですから変えることのできない自然な成長のステップが
あります。そのステップをきちんと上がって行くことが、まっとうな育ち方であり、その成長を経てまっとうな人間になれると思います。子供が時折、成長の力
を見せてくれます。見ていると学習も、子供の持つ本能的なもののように見えます。放っておいても勝手にしています。子供のしたいようにさせていてはいけな
いことは分かりましたので、その際に時折理想的な方向付けをするのに利用する素材がどんぐり倶楽部の文章題です。私が早期幼児教育をさせなかった理由は、
この時期に生きる力の土台ができると思ったからです。勉強、外国語、音楽、スポーツなどなど、どんな得意分野があってもそれで生きていけないと思います
(給料を稼げないという意味ではありません)。得意分野があったとしても、それを実現していく能力が無ければ宝の持ち腐れになってしまいます。その土台に
なるものが漠然としていますが生きていく力、自分を生かしていく力だと思っています。それは、自分の能力を社会の中で開花させていく力、意志力、判断力、
企画力、協調力、表現力…いろいろあると思います。さらに幼いころに親が子供の学習・音楽・スポーツが「出来る」「出来ない」ことに注目してしまうと子供
は自分の価値を、ひいては他者の価値を、何かの技術が「出来る」「成績がいい」ことに求めてしまうのではと思ったからです。日々雑感(5/7)拝読しまし
た。ついでにNIMHのプレスリリースも見ました。最後の方に、後から成熟する脳部位(より高次機能を担うところ)は、早く成熟するところより先天的な影
響は受けにくい、とありました。やはり思春期までの脳の使い方は重要そうです。自然な本来の成長を土台にのばしていきたいです。(もし、誤解があったら教
えてください)。子供は2ヶ月前に手が出なかった4MX07をやる、と自分で言い出し、絵は書いたものの、適当な数をあてはめて計算しながら答えを出して
しまいた。絵を(37個の○で1個はニョロ、3個x3組を囲んである)見て思いついたそうですが、絵から解いたとは言えません。でもそれではだめとも言え
ません。鶴亀算問題が解けたことが「文章題熱」に発展してしまい、またドラえもんの学習漫画(文章題)に熱中しています。いわゆる特殊算としてパターンわ
けしてあるのであまりそういう捉え方や考え方覚えてほしくないのですが、彼の算数の理解をかなり超えている内容のはずなのに、楽しく読んでいるようです。
そういう問題を面白く感じること自体はそのままにしておきたいので放っておいてもいいしょうか。
>>楽しく読んでいるようです。
●そうなんです。先週小4の娘が高1のお兄ちゃんの化学資料集を5ページほど説明して貰っていましたが、楽しいんだそうです。分子構造の部分ですので...?...なんですが、面白かったそうです。
>>放っておいてもいいでしょうか。
●結構です。大事なのは手法です。手法は「どんぐり倶楽部」で身に付きます。
※よくあることですが、どんぐり問題をしていると受験用の問題も「楽しく」消化してしまうようですね。どんぐり方式そのものが準備学習だからでしょうね。...何でもこい...です。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2858] のんびり倶楽部 投稿日:2006/05/09(Tue) 14:51 [関東]
しまりすさんの言葉と先生のコメントを何度も読み返して考えてました。私は子供達が幼児のうちは「大人になったら不本意なことも、苦しいこともあるだろ
う、今だけでも世界で一番幸せな子供時代を送らせてやろう」と言う気持ちで、自由保育の幼稚園に入れ、家でも自由に生き生き遊べる環境作りを心がけまし
た。浅はかにも、早期教育を否定する明確な論拠など無かったです。勿論、」早期教育めいたことはしてません。どんぐり方式については、私は「人間は生物で
ある」という考えで続けてます。つまり、視力が出る時期に眼帯をして生活すれば視力が出ないように、脳みそも適切な時期に、その時期に発達させるべき脳の
機能を育てないと、その能力は、視力が出ないように出てこないで終わってしまうかもしれない、ということです。狼に育てられた子供が助けられても、言語の
発達に適切な時期が過ぎてしまったので言葉が習得できなかった、というのと同じようなことです。先生の「世界どこに行ってもすることは同じ」コメントも、
世界のどこの人間も、人間という生物なので、ある時期に発達させるべき脳みその機能は同じだ、と解釈しています。受験とか、塾とか、学校のカリキュラム以
前の問題(生物学的発達の問題)として、どんぐり方式をとらえています。以前、息子(小6)の頭の健康診断の結果が良好だったので「この子は生きて行けそ
うだ」と感じたと書きましたが、それは息子が出世するとか、いわゆるいい大学に行けるというレベルでなく、人生の紆余曲折でも何とか工夫して乗り切ってい
くだろう、と言う意味です。人間という生物は、学校の成績とは関係なく、知恵を働かせて工夫する能力を身につける必要があるのではないでしょうか。そのた
めの「脳みそトレーニング」と、私はどんぐりを理解しています。とは書きましたが、先生の意図とはまるでは慣れているかもしれませんね。訂正しておいてく
ださい。
●訂正すべき所はありません。Goodです。
●私は教育家ではなく教育屋を暫くしていましたのでオマケとして受験にも効果的な形をとっているだけです。子供達を守るためにも日本では必要だと思います。栄養もあってオマケも魅力的...グリコアーモンドキャラメルかな。昔の味の方が好きでした。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2823] かめ 投稿日:2006/05/02(Tue) 12:37 [中国]
[2342]で小学漢字辞典の活用方法についてお尋ねした者です。伺ってすぐに県立高校の過去問、模試等の「漢字」問題について調べたところ、おっしゃる
ようにほぼ小学校の範囲で網羅できました。それを元に書き順、熟語等、小学漢字辞典の範囲のみ直前に復習し、受験いたしましたが今年の問題も「小学校で習
う漢字」で充分なものでした。(お陰さまで志望校に合格できました。)本人が小6の時にこの「どんぐり」と出会い、活用させていただいておりましたが、最
近になってようやく「イメージを再現し操作する」ということがわかったと申しました。高校入学後、ちょうど「ゆとり教育」とやらで削られたものを一気にこ
なさねばならず膨大な課題が与えられていますが、前向きに取り組んでいっています。
●こう言ってはなんですが「どんぐりさえしていればヘッチャラなんです」って普通なんです。
※「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」700題をした子供達が受験程度で慌てるなんてあり得ないんです。一生使える力を養成しているんですからね。受験対策アドバイスはほんのオマケです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2790] お洒落小鉢 投稿日:2006/04/28(Fri) 11:14 [関東]
先生、どんぐりの文章題には図形の問題がほとんどありませんが、文章題や外遊びをすることで、イメージする力がつき、図形センスも養われるのですか?市販の図形の問題集なんかでやった場合、弊害みたいなものはありますか?
●過去ログをお読み下さい。意図的に図形は入れていません。受験が絡む場合は相似を学習します。
>>弊害みたいなものはありますか?
●やり方次第です。受験コーナーをご覧下さい。独立して学習できますので小6の1週間で十分です。前倒しはダメです。
※普通(受験しない場合)は不要です。教科書で結構です。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2761] のんびり倶楽部 投稿日:2006/04/26(Wed) 14:36 [関東]
娘も小3なので、小4以降はどうしたらいいかという心の準備に「絶対学力」を久しぶりに読み返してみました。すると第3章p.85の小4〜6の項目に「算
数・理科・社会では・・・宿題が出なくても、問題集で確認しておくことが大切」と書いてあり、p.87-8でも小6では「質・量・スピードをつける学習方
法にかえていきます」と書いてあります。今まで娘の勉強をどんぐり文章題に頼ってきたのですが、小4以降では、どんぐり文章題+アルファが必要ということ
でしょうか。量とスピードなど追求したことがないので、何度も読んだ本なのに、面食らってしまいました。「どうすりゃいいの」が本音です。息子は小6なの
で「ありゃりゃ、量とスピードについては手遅れになっちゃったかも(まだ4月だから間にあうか・・・)」です。(勉強に限らずじーっくり数時間、数日かけ
て考えるのは好きなので質だけはクリアできてるかも)また思考回路を蓄える時期である9歳頃までから、その操作する時期に入っていく事をふまえて、勉強・
遊びその他、日常全般で、9歳頃以前と違った親の心がけるべき事(環境の整え方、子供への接し方など)はあるでしょうか。子供が生まれて以来、子育てで一
番心がけていたのは、自由にのびのび遊べる空間・時間・遊具を整えてあげることでした。子供が赤ちゃんの時からですから、当然「絶対学力」を読む前からの
ことですが、9歳までの思考回路作りには有効だったかも、と思っています。9歳以降も回路は作られるでしょうが、やはり、視考イメージをさかんに操作し、
抽象思考もできるようになる新たなステージなので、微妙に親も対応を変えないといけないのかな、と思い質問させて頂きました。過去ログで先生がベイゴマが
回せないことを発見、必要なら息子に弟子入りしてください。以前、ヤスリで削って、高性能なベイゴマを作ることに凝ってました。木登りも、木の枝のパチン
コ作りも朝飯前です。試し打ちに失敗して、窓ガラスに穴を開けましたけど。今は「前後左右に動くロボット」を開発中です。
>>どんぐり文章題+アルファが必要ということでしょうか。
●(中学受験や超難関高校志望などで)必要ならば...ですよ。普通は不要です。
>>9歳頃以前と違った親の心がけるべき事
●論理的な言葉を使う:早口でしゃべらない:「正しいこと=してもいいこと」ではないということを機会があるたびに言う:自分の価値基準で動くことが大事だと伝える
>>必要なら息子に弟子入りしてください。
●まだ、大丈夫かな。
……………………………………………………………………………………………
[2721] のんびり倶楽部 投稿日:2006/04/22(Sat) 15:24 [関東]
毎日質問攻めで申し訳ないのですが、小学校の詩の勉強についてご意見をお聞きしたいです。先日、娘(小3)の授業参観があり、金子みすずの有名な「みんな
ちがって、みんないい」の詩の授業でした。偶然なのですが、数年前の息子(現小6)の授業参観も金子みすずの同じ詩の授業でした。先生は違うのですが、授
業の進め方はほとんど同じでした。
1.先生が詩を板書、同時に子供もプリントに詩を書く。
2.何度か皆で詩を詠む。詩の内容について2,3の質問。
3.板書した字の一部を消していき(例えば「わたし」という単語の「た」と「し」を消して「わ」を残す)、一部だけ残っている詩の板書を手がかりに、皆で
詩の全文を記憶で朗唱。同じ授業を2回も見たのに、私は余程馬鹿なのか、この授業の目指す事がさっぱり分かりませんでした。小学校の先生には大変失礼なの
ですが、授業が面白いとも感じられませんでした。つまり、詩を味わった気がしないまま、「暗記の練習」が終わった感じでした。詩の内容にはあまりたちいら
ず、朗唱と手順3に多くの時間を割いていたので、暗唱する事が目的だったのでしょうか。でも暗唱が必要なら、宿題にすればいいことで、貴重な授業時間の多
くをさく必要もなさそうだと思うのですが。「のみの心臓」なので先生にも聞けませんでした。この詩は語彙は簡単ですが、小3にとっては難しいので、こう
なってしまうのかもしれませんね。この手法の授業は、詩を材料にして何をしようとしたのだと思われますか。また、先生が小学校の教師だとしたら、どのよう
な授業をされますか?
>>詩を味わった気がしないまま、「暗記の練習」が終わった
●その通りでしょう。
>>どのような授業
1.生徒は目を閉じます。
2.私がゆっくり読みます。
3.生徒にも一人ずつ読ませます。読んでいる生徒だけが教科書を見ます。
4.全員が読んでいる間に私は黒板に絵コンテを描きます。
5.読み終えると全員が目を開けます。私の絵を見て笑います。
6.宿題は自分の絵を描いてくること。
7.教室に全て貼り出します。
8.素敵な作品で埋め尽くされた教室になります。
※以上。基本中の基本授業です。
※力を付ける秘訣は「生徒達の感想を言わせない・書かせない」で自分(先生)の感想を何種類も豊かに語りかけて「これは私だけの感想です」と締めくくることです。
……………………………………………………………………………………………
●中学生の国語読解なんてメチャクチャ面白いですよ。中学では一切絵図は描きません。自分と作者と常識者の3つの捉え方を同時並行解説しますから絵図など
描いてる時間はありません。小学校時代に十分絵コンテ〜をしてますから全く問題ないんです。でも、一行ずつ丁寧にスピーディーに進めます。すると、笑いこ
けながら受験対策も出来るんです。常識者が試験官に当たりますからね。作品を通して自分(作者や常識者との違い)を確認しながら作者と常識者をも感じるの
です。...今日はここまで。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2706] すいすい 投稿日:2006/04/20(Thu) 16:56 [関東]
小毬さま:住んでると英語は一応口から出るようになりましたが、ペラペラなんて程遠いです。何が違ったかというと、すごく感覚的ですが頭の中のものの出口
が英語になっていくのです。たとえかなりつたなくても。イメージを表すためにサーチする先が英語になる感じです。この状態で日本語・英語を共存させること
は厳しかったです。今はもうすっかり日本語ですよ。サーチ先がfade
outしてしまいました!帰国後子供が生まれましたが、在米中の余韻で子供が乳児期に家でCBSニュースとか車でFENとか子供が聞く日本語の時間(私が
誰かと話している時間)より長い時間英語を聞いてたくらいですが、1歳弱ではっきり日本語を言葉として認識していると思いました。言葉への反応、なん語の
トーンは日本語でした。言語ってただの音ではなく、コミュニケーションを含めて言葉の獲得は2本足歩行と同じく人間の本能なんだと思いました。私も低学年
向けの受験塾の内容に魅力を感じたことがあります。で、授業体験させましたが、勉強に関して受身な態度にならざるを得ないと思いました。2年の12月です
でに座標を使ってましたし、春期講習は鶴亀算。親の「こんなことができたらうちの子はすごい」という欲をくすぐるんです。でも子供には、教え込まれること
に慣れるだけだと思いました。「強育論」読んだことあります。子供の教育というより「自分で考え、自分で答え、その結果に責任を持つ」ということに一社会
人として改めて姿勢を正してしまいました!パズルも持ってて、たまに気晴らしでやります。子供は好きです。始めは私が手加減して一緒にやってましたが約
1ヶ月の今は彼の方が5つ星をどんどん制覇。パズルってそんなものです。どんぐりの文章題と両方やってみると、どんぐりの文章題の方がはるかに豊かに感じ
ます。子供に不足している「言葉のイメージ化、絵図化」の力はパズルでは養えません。一昨日、2MX78を解いて、996円をなんとか両替して6人に分け
ようとしたのですが、細かくしすぎて行き詰まり、本人は計算しないでがんばってきたのですが、禁断?の割り算に手を出してしまいました。
昨日、私が「やらせて〜計算しないでできるよ〜」とやり始めました。大きいお金(100円玉)から6人に分配、とやってたら、途中で子供に「あ〜!!ぼく
やる!!」と横取りされ、続けて全部「両替作戦」でお菓子1個まで行きました。こんなこと、塾とかほかの問題集じゃありえないですよね。何が違うかという
と、漠然としていますが、どんぐり倶楽部って本当に豊かです。これが、約3ヶ月目の感想です。
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[2700] 小毬 投稿日:2006/04/19(Wed) 17:55 [北海道]
すいすい様は、在米されていたのですね。では英語ペラペラ?私は英語は得意でしたし、今でも大好きですが英会話とは全く別物だって思ってるのですが・・。(全く・・でもないかな)何しろ、何が違うって・・聞き取れません(笑)
もちろん、受験のときなどのヒアリングはかなりのスローペースで話してくれますから、大丈夫でしたけど。ところで、話は変わるのですがつい最近まで息子を
進学塾に通わせていました。・・・で辞めさせました。理由は、経済的なものでしたがやめさせて良かったって思っています。我が家は中学受験の予定はありま
せん。ただ、コレも公文と同じく大きな勘違いだったと気づきました。進学塾はある程度考える力のある子には良いと思います。しかし、考える力のない子はい
わゆる「特殊算」の解法パターンを詰め込まれ、ますます自分で考えることが出来なくなります。(と思います)出来れば特殊算を知る前に、自分でどんな方法
でも良いから考えて考えて答えを導き出して、そのあとで「よくできたね!すごいね!実はコレは○○算といって、こんな方法もあるんだよ」と教えてあげるの
は良いとは思いますが(まぁ、これも本当は必要ないのかもしれませんが)そういう解法パターンを先に教え込まれてはますます考える力のない子になりそう。
受験もしないのになぜ行かせたんだろう・・と後悔先に立たずですが、後悔しています。(そのお金で旅行にでも行けばよかった!!)正直、進学塾に行ってる
からって安心していた部分があります。他の子より先に進んでる、特殊算なんて学校では習わないって・・。今思うと馬鹿みたいです。これも結局はガラスの自
信だったのですね。ただ、これは我が子のように自分で考えることが出来る力が乏しい子のことで、考える力のある子には良いのではないかと思いました。(あ
くまで私の個人的意見ですので、進学塾に通わせているお母様、お気を悪くされたらごめんなさい!)だから・・家で、ゆっくりじっくり丁寧に「どんぐり文章
題」をするのが一番効果的な学力養成方法なのですね。先生。
●そうです。ライバルが見付かるから、という理由で塾に行かせる人もいるようですが、競争心より向学心が遙かに学力養成には効果があることは数十年の研究結果で立証されてるんですよ。ネットでも探せます。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2689] すいすい 投稿日:2006/04/18(Tue) 10:24 [関東]
小毬さま:たしかに公文の英語学習の光景は絶句ものでした…。子供の通ってた教室はタイムは計りません。それはよかったです。指導者の方は「公文の欠点」
をそれなりに知ってて少しでも補おうという考えでした。単なる「町の学習塾」の先生だったらとてもよかったのに、と思いました。ちなみに大会したい、と
いったとき「中学受験されるんでしょ?」と返されてしまいました。チャレンジは長続きしないかもしれないけど、それはそれでいいや、漫画がわりだから、と
割り切ってます。本人は今のところとても楽しそうにやってます。算数は最後のページから…(冊子そのものは「縦書きページ順」なので、算数は最後から始ま
るのですが、こういうことに気づかないウカツな子です)。週に最低2題、どんぐりの文章題をすることだけ約束しています。なのに私の用事もあって先週文章
題がはかどらなかったので、昨夜たまたまチャレンジででてきた掛け算4x7=4x8-4
(虫食いになってました)を、絵にしてごらん、ともちかけたら○を並べ始めました。最初は縦7横4の列の横に縦4を書いて「??!」と雲行きが怪しくなり
ましたが、すぐ「あ!」と(縦4横8の○)-(縦4の○)の○の式を書いたとたん、「そうか!」と4x8の○端の縦4を「串刺し」にしてニッコリ。よかっ
た、ちゃんと絵にできました。ついでに「このごろね、文章題もよくわかるんだよ〜」と調子いいことを言います。あとは夜までお粗末宿題を忘れてたら「マ
シーン登場の刑」にしちゃおうかな、と思ってます。でも私は横書き2、3桁の足し算を横のまま40個なんてやったら壊れます。英語ですが、私自身子供が生
まれる前に3年ほど在米してました。そのとき異分野の勉強をしたので、その分野は英語の方がピンときます。そう、イメージのトリガーが英語になったんです
ね。「新・絶対学力」読んでよく分かりました。あまり英語は上達しませんでしたが住んでいるといちいち日本語を思い起こせなくなるので頭の中で英語圏がで
き、そこと実際の言葉(英語)がつながってる様子がちょうど「プラットホーム」という言葉がぴったりな感じでした。
●音楽でも教育を受けると視覚イメージと明確に連動するんですよ。
音(もちろん言葉も)→視覚イメージは最も効率的なつながりなんです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2677] のんびり倶楽部 投稿日:2006/04/17(Mon) 12:13 [関東]
我が家の娘も、もう小3、小6の兄がいます。上の子を育てたときとの環境面での大きな違いは、「外遊びがしにくい」ことです。都会のベットタウンでは、新
聞には載らないけれど不審者情報・被害が相次いでいます。男の子は比較的大きな集団で遊ぶし、元々ターゲットになりにくいので、不安を感じながらも、雑木
林のようなところでも自由に遊ばせていました。でも、女の子は標的にもなりやすく、一般に遊びの集団が小さいので、子供だけで、近所の冒険をさせにくいで
す。まさか親が常に後ろからついて回るわけにも行かないし・・・。どうしても家の周りの狭い空間か、家の中が多いです。多種多様の思考パターンを取り入れ
るべき9歳までの大事な時期なのに、兄に比べると、遊びの豊かさに見劣りがして、大丈夫かなと思います。室内遊びに工夫をしてはいますが、やはり自然には
勝てません。
以前先生の本か投稿へのコメントで読んだ気がするのですが、思考力を十分獲得せずに、どうにかパターン学習で中学か高校(たぶん中学だったと思いますが)
の受験を乗り切った子供達の「悲惨な末路」をたくさん見てきました、と書いておられた気がしますが、「悲惨な末路」って例えばどんなことですか。「思考の
臨界期」読んで、ヘレンケラー(だけでなく早くに視力を失った人)ってすごいんだ、と改めて思いました。視力以外の感覚で,視考イメージを頭の中に蓄積し
ていった、ということですよね。江戸時代の寺子屋とか明治の初等教育に、当然「どんぐり問題」はなくて、わたしの印象では、せっせと「読み書き計算」に励
んでいた気がしますが、視考力を意識しない教育の弊害を補ってあまりある、体験たっぷりの生活が偉人を生んだのかな、と最近思っています。
>>兄に比べると、遊びの豊かさに見劣りがして、大丈夫かなと思います。室内遊びに工夫をしてはいますが、やはり自然には勝てません。
●そうですね。ですから、計画的に連れ出すことが非常に重要になります。健康的だからではなく「本当の学力養成」のためにもです。
>>「悲惨な末路」
●貧弱な発想。感じられない感覚。直線的理解。代表がマニュアル人間。私はマリオネット症候群と呼んでいます。工夫を楽しめないから工夫しない。工夫のないところに独自の楽しみはありません。人生の目的がないのです。
>>せっせと「読み書き計算」に励んでいた
●ほんの一部の人が時間的には極短くです。多くは思考モデルを作り続けなければ生活さえ出来ない状況です。工夫でしのいでいたんです。工夫することは多様な思考モデルの作成そのものですからね。
ですから、その時代に人の思考モデルを言葉に連動させることを知っていたら格段に多くの偉人達が記録として残っているでしょうね。文字文化で認められる
には仕上げとして思考モデルと文字を連動させる作業を要求されるんです。ですが、これは本質的な力ではありませんから必要な人が必要なときに身に付ければ
良いんです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2655] のんびり倶楽部 投稿日:2006/04/15(Sat) 10:10 [関東]
早速のお返事ありがとうございました。息子はすでに小6です。10歳の頃には受験など頭の片隅にもなく大勢の友達と遊びまくっていて、「偏差値」という言
葉を知ったのも、ごく最近です。私自身の考えでは、小学生時代に大事なのは、(リトルリーグや習い事など)大人の管理下ではなく、子供が集団で自由に遊ぶ
ことだと思って、昔から、そして今でも、学校が午前中や短縮授業の時は、「友達と遊べー、遊べー」を繰り返してきました。午前中授業だった一昨日も、雑木
林でこれ以上歩けないくらいへとへとになるまで遊んで帰ってきました。休日は、主に父親と必ず卓球やテニスをしています。ですので、結構ストレスは発散で
きていると思いますが、気をつけてみていきます。以前に夫と「子供の目つきが死んだ魚みたいになってきたら、無理にでもいっさいの勉強から休ませよう」と
も話してきました。合格すれば息子の願いが叶ってハッピー、落ちれば「戦い方を身につけるチャンスを与えられた」と考えることにします。
●では始めます。
1.第一志望校だけの過去問題10年間分を入手
2.徹底分析:参考→HP参照
http://homepage.mac.com/donguriclub/pre-exam.html
3.受験テキストの4-5-6年生用を準備:市販されているものでも塾経由でもOK:大差はありません
4.分析結果とテキストの突き合わせ:必要な部分のみピックアップ
5.過去問題を解きながら過去問題の設問解釈を頭に置いてテキストを演習として消化
6.過去問題で75%をめどに本番で「解かない問題」を特定する。もちろん時間が余れば考えます。
7.時間を計って問題を解いてゆく順番をチェックする。途中で時間切れになってもベスト点数になるように順番を決める。(大問の中のどの小問まで解くかの
レベルで検討する)何を解いて何を解かないかを自分で判断できるように意識しながら復習する。75%しか目指さない。残りの25%は解かないでもいいよう
に仕上げる。ここがポイントです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2654] 桜満開 投稿日:2006/04/15(Sat) 09:28 [中国]
>>受験はテクニック
●ではなく作戦を立てて臨む場所だってことです。
頭の善し悪しはパターン学習で対応できる程度の入試(少なくとも高校入試程度)では関係ありませんからね。
もしもその子が何の作戦も立てていなかったとしても高校入試はパターン学習を必死で頑張ることで対応できるのでしょうね。ドラゴン桜というドラマも極端な話そんな感じでしたね。(あれはさすがドラマで、東大合格というほんとうに極端な例でしたけど・・。)
※どちらの方法でも入試程度は対応できますが「人間(脳)」が全く異なります。大事なのはコッチですからね。
そうですね。コッチが大切なのはわかります。でも外見ではわからないところがなんだか歯がゆいです(笑)
外見?が一緒で「コッチ」の本物の能力が育っている子とそうでない子は、先生ならどういうところで判断しますか?
>>外見ではわからない
●これは「考えるとは具体的にはどういうことか」を知らない人達に共通した勘違いであり、逃げ口上となってしまっていることです。
実に簡単です。絵図を描かせれば分かります。
●だから絵図なんですよ。頭の中が丸見えです。
●話をするだけでも分かりますが、絵図を描かせると誰にでも分かります。
※思考そのものが視覚イメージ操作だからです。パターンに当てはまらない問題を出した時に絵図で工夫できる子と出来ない子に分かれます。これは思考力が
育っているかいないかの目印になります。思考の途中過程や変化の仕方までもわかりますよ。そうするとアドバイスすべき事も個別にピンポイントで出来ます。
理論を知っていれば誰にでも簡単にね。
[2635]は日常的に見ることが出来る異常現象の例です。全国至る所で同じ病状を見聞できます。でも気付かない。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2653] のんびり倶楽部 投稿日:2006/04/15(Sat) 09:23 [関東]
たびたび息子の中学受験のことになって申し訳ないのですが・・・かつて、私も趣向のはっきりしている息子には気に入っ部活動のできる環境においてやるのが
いいと思っていたのですが、先生御著書などで「高校受験の意義」を学ぶうちに、好きなことなら、荒廃した中学に通学しながらも、何らかの方法で師を見つけ
て続けられるのではないか、ならば中学受験などしなくてもいいではないか、と思うようにもなりました。ところが、息子の方の情熱(先輩に教えられながら部
活動に打ち込み、スキルアップするという夢)は日に日にエスカレートし、科学月刊誌数冊を読み、希望中学・高校の文化祭でもらった、部員一人一人が書いた
活動報告をなめるように見ています。先日、私の腹の虫の居所が悪くて、「そんなこというなら受験なんてやめなさい、問題集なんか捨てちゃう」て怒鳴ってし
まいました。そうしたら、息子は本気にして、お小遣いで捨てられる予定の問題集を買いに行こうとしました。どんなに体を鍛えて、技を磨いても、相手チーム
の研究をしなければ野球の試合には勝てない事を例に出して、高校受験の意義も話してみましたが、やはり意志が固いのです。本に書いてあるより早いけど、自
立の時期なのかな、とも思います。彼の意思を尊重して、親も腹をくくり、最小のパターン学習ですむように応援すべでしょうか。
●早い子は9才を過ぎると同時に抽象思考を自在に使い出します。そして、1年ほどで十分な演習をしてしまい
ます。ですから、理論的には10才程度から本人の強い意志の基に受験対策をしてもいいのです。ですが、これは非常に希なケースです。ですから、するにして
もなるべく一直線の思考パターンに陥らないようにすべきです。受験問題は対応できるが応用が利かなくなるからです。なるべく寄り道をしながら間違いながら
進むべきです。本格的な受験体制は小6の夏からがベストです。臨戦態勢は日常的にすべきではないからです。本人も気付きませんがストレスは必ず蓄積しま
す。保護者の役目としては定期的なストレス発散が重要になります。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2652] 桜満開 投稿日:2006/04/15(Sat) 07:35 [中国]
昨日ビックリするような話を聞きました。娘の同級生(小学校中学年)が公文式に通ってるそうです。国、算、英・・と。その子にはお兄ちゃんと、お姉ちゃん
がいるのですが、お兄ちゃんは今年から高校生、お姉ちゃんは大学生だとのことです。(え?この間中学校に入学したばかりだって思ってたのに、早いねという
話をしました)市内には大きな進学校が2つありますが、一つは中学校で10番以内なら確実だろうというトップクラスの高校。もう一つは、はっきり言ってか
なりランクの落ちる高校です。進学したいけど、トップクラスのほうは話にならないから・・という子が受けます。「お兄ちゃん、どこの高校いくの?」って聞
いてみたら「○○高校(市内トップ高校)」・・と言うではないですか。お姉ちゃんもその高校に通っていたというのです。「お兄ちゃんも公文やってた
の?」って聞いたら「うん。お兄ちゃんはこの間まで。でももうやめちゃった」って言ってました。私の母に言わせると「だから、公文がいいとか悪いとかでは
なくて、その子はもともと頭がいいのよ。きっと。」だそうです。(母はどんぐりのこと、詳しく知りません)とっても失礼な言い方かもしれませんが、やはり
受験はテクニックなのかな・・って思わせられた日でした。そうでなければやはりもともと頭のいい子ってのは存在するのかなって・・。なんだか少し混乱して
しまった一日でした。
>ビックリするような話
●ではないと思いますよ。
●公文は関係ないってお話しですからね。
>>受験はテクニック
●ではなく作戦を立てて臨む場所だってことです。
頭の善し悪しはパターン学習で対応できる程度の入試(少なくとも高校入試程度)では関係ありませんからね。
※だから、多様な思考モデル作成の妨害をするパターン学習は直前にしかしないんです。これを日常的にして12才を過ぎると一生パターン学習で作られた種類の貧弱な思考モデルしか使えなくなるんです。だから直前まで禁止なんです。
※どちらの方法でも入試程度は対応できますが「人間(脳)」が全く異なります。大事なのはコッチですからね。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2623] すいすい 投稿日:2006/04/13(Thu) 10:25 [関東]
おはようございます。「絵コンテ」を試してみようとおもいますが、具体的にどのようにすすめるのでしょうか。
*題材は教科書の文章でしょうか。(HPの絵コンテ読解の例は教科書のようでしたが)*どのような区切りあるいは行間で「絵コンテ」にするのでしょうか。
本人に決めるようにいうと戸惑うと思いますし、こちらが一方的にこの辺ときめるのでしょうか、あるいはなりゆきでかまわないのでしょうか。*読みながら、
「どんな風景かなあ」などとイメージを誘導しながらするのでしょうか。*本人のイメージが横にそれてしまっていても本人にまかせておいていいのでしょう
か。お忙しいところ申し訳ありません、ご指導下さい。「絵を描く」ことは今をもって面倒くさがるのでスムーズに入れるようにしたいと思います。昨日時間が
あったので「読み聞かせ」しようと子供に本を選ばせたら4歳くらいのころ読んだ絵本を数冊持ってきました。懐かしいけど、まだ幼いんです。「体感計算」目
を閉じさせて子供の指を3本とか折らせると「手指の様子が頭の中で見える」と言っていました。私にもやってもらったのですが結構難しかったです。子供の方
が「頭の中で見える」のが速かったです。昨日のログのように、4・4の手指より5・3の手指の方が「分かるんだよ」と自ら言うということはちゃんと子供の
中に「デンタくん」がいた、ということなのかな、と思ってほっとしました。「絶対学力」拝読したとき、例の女の子はまさに姪だと思いましたが身近なだけに
信じられません。でもちゃんと正しい勉強方法を数ヶ月しただけで相当の学力がつけられるということは、やはりもともと頭のよさがずば抜けていたからなのか
なあ、私ではありえないと持ってしまいました。
>>題材
●何でも結構です。
>>どのような区切りあるいは行間
●子供が書ける範囲:一字:一行:...自由です。途中で終わってもいいです。数回書けば読解とはどういう事かが分かりますからね。全てのシーンを描くのは宮崎駿監督でも厳しいでしょう。
>>誘導しながら
●一緒に描かないんですか?
>>本人にまかせておいていいのでしょうか。
●本人以外に誰に任せるんですか?
>>ちゃんと正しい勉強方法を数ヶ月しただけで
●緊急対策をしたからですよ。「分からん帳」を使わなければ合格していません。また、反射学習の害は残っていますし、本来持っていた才能も目に見えて削られています。それでも(そんな子にも)効果的な学習方法を「どんぐり倶楽部」が持っているというだけです。
>>相当の学力
●残念ですが違います。入試分析とパターン学習と「分からん帳」で乗り切っただけです。学力は殆ど伸びていません。入試は学力とは無関係に作戦で乗り切れるんです。
※私は元々こっちが本職でしたから、どちらも出来るというだけです。ですから「どんぐり方式」は受験用にも瞬時に転換できる様にもなってるんです。必要なときだけですよ。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2592] すいすい 投稿日:2006/04/07(Fri) 13:05 [関東]
先生、いつもありがとうございます。
●子供が決めます。こうして身を以て判断力を育てます。まだ、「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」をただの「問題」と思っていますね。「アマ〜〜〜〜イ!」
私は3MX..を選ぶ子供に「アマーイ!」と内心思ってましたがアマく見てたのは私の方だったようで… これからもハプニングは続きそうです。6MX99
は懐かしい、いわゆる過不足算でしたっけ、受験算数の時はこんなに気持ちよく絵にして簡単に計算もせず解けた記憶はありません。方程式使えばすぐできます
が、ずっと絵で解くほうがいいですね。楽しかったです。必ず子供には私の解いた高学年の問題を見せますが、実は子供がすっきり「分かった」と言ってくれた
のは初めてでした。結構うれしかったです。以前ずっと過去ログに頻繁にチャレンジと同列扱いで登場する「チャオ」って何?と思ってましたがある日コミック
だと判明したときには思わず笑ってしまいました。先生、父親はゲームのみならず漫画も単行本シリーズを全巻オークションでしとめてくる、子供にとっては大
変ありがたい親です。いまさら漫画かチャレンジか、という選択は、「チャレンジとるならこの漫画全部捨ていい?」になってしまいます。私も過去ログのやり
とりからチャレンジ=勉強とはするつもりはありませんが、私が計算ゲームなんてとんでもないっ!、と言い返してからはしばらくはDM来るたび興味深そうに
見ながらも、私が「やりたい?」と聞くと「…いい…、15分毎日勉強なんてできない…」と消極的でした。それが最後のチャンスと知るや… 現金なもので
す。線分図の考え方はやはり子供の頭から全く出てきません。3MX92も2000円の帯を書いて、のこり140円、花瓶代600円、と割り当てていく、大
人のシンプルな絵の書き方を子供が解き終わったあとに見せてみましたが、先の私の6MX99のような生きのいい反応はありませんでした。子供はお金(紙幣
と硬貨)そのものを書いて何とか筋書き通りにしようと苦戦してました。
のんびり倶楽部さん:大変なご経験、お察しします。実は私はしばらくの年月そういう時期があり、薬も処方してもらってました。そんなある日、ふとこういう
ことになるのは実は自分がよりよく生きようとしているからなんだ、と、ヘンな言い方ですが、自分って健気で実に前向きじゃない、て見えたときすっとトンネ
ルを抜けたような気がしました。楽しく生きるとは「愉快に生きる」とは違うし、単に明るいというよりは前向きと思うと、意外とご自身の実情と遠いことでは
ないと感じられるのでは、と思います。
>>線分図の考え方はやはり子供の頭から全く出てきません。
●100%出てきますが、遅ければ遅いだけいいんです。最低の絵図を最初にさせる積極的な意味は全くありませんからね。
●線分図の出てくる過程は<1.具象物の絵図→2.抽象図○△□など→3.点や線を区切る>です。で、最も使えないのが線分図です。
>>意外とご自身の実情と遠いことではない
●私の病気などは一生モノです(悪くなることはあっても良くなることはないでしょう)が、それは病気自体のことであって私自身のコンディションは様々です。殆どいいです。痛くてしかめっ面をしているときでさえも...です。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2590] すいすい 投稿日:2006/04/07(Fri) 10:32 [関東]
おはようございます。見にくい答案を添削していただいてありがとうございました。昨日も問題を解いたのですが、3年進級の気合でか3年の問題をまた選びま
した(3MX92)。でも絵がかけないんです。言葉では書けるのですが、イメージして絵にすることにハードルがあるみたいでした。がんばって絵にできたと
ころもありました。このハードルを乗り越えることが今の彼の一番の進化ですね。先日頂いたアドバイスで私も腰がすわったので、進化を待てるようになりまし
た。本人にそれを言っていいことかわかりませんが、イメージできてそれを絵図にかけることが今のがんばりどころだね、と言ってしまいました。前より増して
ごちゃごちゃ(私が隣で絵〜絵〜と言っていらいらさせてしまった)の答案をありのままお送りします。傍らで私は6MX99を解きました。これはほとんど計
算(?-1=5→?=6のみ)なしの図だけ。子供も「へえー!これすごく分かる!!」と言ってくれました。でも解けるとはいえ3X..でなく低学年のを薦
めたほうがいいのでしょうか。それから、最近「チャレンジ」取りたいといいます。お目当ては4月号の付録の計算ゲームらしいです。私が以前にこんなもので
計算ぱっぱやるくせがつくと頭悪くなるから駄目!と一喝したらしばらく黙ってたのですが、今回は「最後のチャンス!」というDMでした。本人はちゃんと計
算は急がず筆算をする、どんぐり倶楽部の文章問題や考える勉強はやる、などなど、説得をしています。チャレンジの見本の内容は文章題には「絵」はついてる
し、これを全部する必要はないしせっかく始めたどんぐり倶楽部の問題をきちんとする、ということを約束できるなら赤ペン先生の添削問題と4科目あるので興
味のあるところを読んだり、本人のやりたいところ、私が見てよさそうな問題のつまみ食いすれば悪くはないかな、とも思います。「公文」に比べると受験塾で
も通信でも何でも「まし」に見えてしまいます。それより理解する=イメージできることに気がついてほしいです。「リンゴとリンコ」の部分を一緒に読んで、
理解するってどういうことなのか一緒に考えてみようかと思いますが、新小3に「リンゴとリンコ」は難しいでしょうか。
>>薦めたほうが
●子供が決めます。こうして身を以て判断力を育てます。まだ、「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」をただの「問題」と思っていますね。「アマ〜〜〜〜イ!」
>>チャレンジ
●漫画本(アニメでも結構)かチャレンジかどちらか1冊にします。チャレンジを「勉強」と思っていてはいらぬ心配をします。漫画本と思えば何の苦労もしません。漫画の方が楽しめますけどね。
●我が家では「チャレンジVSチャオ」→「チャオ」の勝ち!で、毎月「チャオ」だけ買ってます。
>>新小3に「リンゴとリンコ」は難しいでしょうか。
●年長さんでもカンペキに理解します。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2556] のんびり倶楽部 投稿日:2006/03/30(Thu) 17:30 [関東]
文章題についてのアドバイスありがとうございました。やるたびに痛感するのですが、口出ししないというのは難しいことですね。なかなか完璧にはできなく
て、「こうしなさい」とは言いませんが、つい「これも書き込んでたらわかりやすいのになあ」とかうそぶいてしまうことも・・・・我慢、我慢ですね。ところ
で御著書で早期教育の危険性を書いておられますが、早期教育には、「能力開発目的」と「お受験目的」がある気がします。御著書では主に前者を想定している
気がするのですが、後者はどうなのでしょう。といっても、どちらについても、子供達がお受験未経験の私は、内容は詳しく知らないのですが・・・。お受験経
験者の話では、決して字を習うなど、小学校の内容に踏み込むことはしない、粘土とかお絵かきとかパズルだよ、とのことですが。合否は別としても、子供のた
めになったと言う人もいらっしゃいます。これでも害のあることでしょうか、自由に遊ぶ時間を確保すれば、毒にも薬にもならない程度のものだと思われます
か。
>>「能力開発目的」と「お受験目的」
●問題は目的ではなく「手法」です。どんなに最もらしい目標やスローガンを掲げても手法がお粗末ではお粗末な教育しかできません。具体的に子供に影響を及ぼすのは子供自身が体現する手法そのものだからです。
●最も悪質なのは聞こえの良いスローガンを掲げて危険な手法を勧める場合です。
>>粘土とかお絵かきとかパズル
●主体的な遊びであれば問題ありませんが...。よくある勘違いですが「お母さんが喜ぶことを(本当には好きではないけれども無意識に)好きなように見せ
ながらしている」場合は考えものですね。お受験で実際に「子供が好きなように粘土遊びやお絵描きをさせることで合否判定するところが1校でもあるのでしょ
うか?」
●机上のテストに対応するための練習は時間の無駄遣いであることが多いですね。
※小学・中学受験でお勧めできるのは危険回避のための受験だけです。引っ越して受験しなくていいようであれば引っ越した方がいいんですよ。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2524] のんびり倶楽部 投稿日:2006/03/25(Sat) 12:00 [関東]
すいすい様:クイズ難しいですね。娘(小2)と私はお手上げで、自動クイズしますマシーン(小5の息子)が、たちどころに解いてくれました。低学年のお子
さんが、このようなクイズの問題を理解すること自体、すごいことだと思いました。私自身は中学受験はせず、公立小・中・高で、塾に通ったことさえありませ
ん。「四谷大塚」とか言われても、ピントこず、すごいものなのかなあ、て思って掲示板を読んでます。そのせいなのか、ドングリの教材全般の、受験くさくな
いところが好きです。本や学校のテストで一番嫌いなのは国語の読解テスト。文学の外科手術みたいで興ざめします。一昨日届いた「思考の臨界期」を何度か読
みました。なぜ、このような文章題教材にするのか(単に受験臭さを消すためではないこと)、なぜ絵コンテ読解なのか等々、色々分かってきました。
●現行の教材を基準に考えると、「どんぐり倶楽部」の教材なら百分の一の時間で百倍の力が育てられます。しかも効果は100%です。...ハッタリじゃないでしょ?
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2518] そら 投稿日:2006/03/24(Fri) 11:27 [近畿]
こんにちは。もうすぐ4年生になる娘がいます。小学校で荒れている子が数人いて、「連帯責任」「反省会」で、何度も授業が潰れたと担任が言っていました。
その代わりに毎日大量の宿題が出されています。習っていない漢字は自分の名前でも使用禁止、図形で展開図を書くと、これまた習っていないので注意されま
す。このような状態なので、中学受験のための通塾も考えました。ですが私自身、中学受験の勉強で解法を覚えこんで、その後まったく応用の効かない数学嫌い
になってしまったので、迷いました。どんぐりの文章題や分からん帳は一年前からやっていたのですが、どの程度の力があるのか知りたくて、四谷大塚の月例テ
ストを受けさせました。結果、算数は4294人中131位(実際は90人ほどいる2位の中の1人)でした。元々は算数が苦手だったのですが、「どんぐりに
比べたら、そんなに難しくない」と、しれっとしています。問題の余白には、りんごや500円玉の絵がしっかりと描いてありました。どうみても難問なんです
けどね。このまま本人のペースでやっていって大丈夫みたいだな、と確信しました。
●ふつ〜です。ね。楽しく正しい学習(どんぐり方式)さえしていれば子供は誰でも普通に天才を発揮するんです。なのに...はあ、全然気付いていない。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2513] すいすい 投稿日:2006/03/23(Thu) 11:22 [関東]
のんびり倶楽部さん、そうなんです、心の片隅ではいつも不安なんです。でも、先生のおっしゃるようにどこか楽しい不安で、暗いものではありません。たぶん
何をやっても不安なのです。ただ、他と大きく違う、私がどんぐりを選んだ理由は主旨に賛成で、ここ2ヶ月弱子供と接しながら、私の思い込みと子供の現状の
隔たりの発見の連続だったのと、掲示板でアドバイスを頂いたり、のんびり倶楽部さんはじめ他の方々の投稿と先生のアドバイスを読ませていただいて翻弄をす
ることはなかったことです。本当に感謝しています。これが、不安をどこか楽しくしているのだと思います。でも、一度、失礼と知りつつ理屈では理解できるけ
ど親としてのこの一厘の不安をお聞きしたかったのでした。子供が2年の秋ごろから急に知的好奇心を見せ始めたとき、うれしかったと同時にどうやったら伸ば
せるだろうとあせりもありました。生涯、学ぶことを楽しめる人になってほしいと思いました。たまたま本人の希望で始めた公文はちょっとまずい、と気づき始
めてもしばらくは本人の趣味程度(たぶん熱心な人の1/3程度の量の宿題をさらに残している)で続ける一方で、「知の器を作る」キャッチフレーズに惹かれ
て受験はともかく四谷大塚をあたったのですが、説明を聞いたらかなり現状は正反対の詰め込みでした。いろいろ考え結局、行き着いたところがここだったので
す。勉強の究極の目的は自分で考え、決め、実行し、責任を取る人間になることではないかと思います。ですから親はつい成績とか受験のように、子供の人生の
ほんのスタート時点で形で見える結果に眼がくらんでしまうのですが、子供の人生は親の手も眼も届かない時間が大半で、それを充実したものに子供本人ができ
るように最初の一時期に方向付けをし、整えること位しか根本的には親は関われないなあ、と思います。結局、自分自身という畑は思考力も含め自分で耕さなく
てはならないということです。どんぐり倶楽部の問題は、そういう点で、年長から厳しい課題を実に豊かに子供の視点に立って提供していると思いました。今の
子供の課題は問題に長時間でも取り組める力だと思います。そういう考える過程を楽しめるようになってほしいです。子供が性格的に見栄っ張りでできないとあ
るいは上手でないと、格好悪くて嫌だというところがあるので、私はまず子供の生活全般について結果ではなく経過を意識して接することだと思いました。身近
な年長者に「つがつくまではひざの上だよ」つまり9歳までは母親にくっついていたい時期だからそれまでに、わずかな期間ですが大切なことは伝えておきたい
と思います。また、長くなってすみません。先生、添削教室での進化が楽しみです。これからもどうぞよろしくお願いします。
●以前書きましたが、私は娘の完璧主義を修正する(気にしない・完璧でない方が楽しいと感じる)のに数年か
けましたよ。実にの〜びのび育っています。いい例が宿題です。以前は全部自分でしていましたが、今は1問だけしてあとはぜ〜んぶ「ベオン君お願いね。いっ
てきま〜す!」です。
※何の支障もありません。支障どころか日々進化しています。徹底反復や暗記・暗算・高速反応の副作用がないことが非常にいい影響を与えています。お友達を見ても一目瞭然です。ですが、これが普通なんです。異常になれると異常が分かりません。怖いですね。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2458] のんびり倶楽部 投稿日:2006/03/14(Tue) 15:56 [近畿]
以前から疑問に思っていたことをお聞きします。我が子は公立小学校ですが、近所に教育大付属小があり、そこへ通うお子さんも多いです。そのお子さんのお母
さんから聞いたのですが、付属に入学すると1年生から「付属用の塾」に通い、3年生までに6年生の課程を終えてしまうのだそうです。付属の子供たちが、分
数とか、少数とか、割合などが、どうして理解できるのか私には摩訶不思議なのですが、教育大付属小という所は、何か特殊な教育をしているのでしょうか。と
にかく付属のお子さんたちは勉強ができると評判で、灘中などに受験して出て行く子も多いのですが。我が家の下の子は小2です。小5の兄がいるので、割り算
に興味があります。132÷6の様な計算を聞いてきます。教えていいものか迷いましたが、以下のように、絵を描きながら説明しました。「百の位には百円玉
が1個しかないから6個に分けられないよね、だから10円玉に両替するの。そうしたら10円玉は13個になるから2個ずつ配れて、1個余るでしょ。この
10円玉1個は1円玉に両替するの、そしたら1円玉が12個になって、2こずつくばれるのよ」と。自己流ので不安です。こんな説明では、学校で割り算を習
うときにかえって支障が出るでしょうか。
●家庭(塾も含む)で個別に勉強してるんです。教育大付属も国立と同じで研究機関と位置付けられています。ですから実験的なことをよくします。学校の指導と進路はあまり関係ありません。そういう子供達が集まっているだけです。
>>絵を描きながら説明しました。
●遊びですから結構です。数遊びです。遊び方は何種類もあっていいでしょ?一生学校算数ではない解き方で通す子供もいますよ。いいんです。
●「どんぐり」では「お宝算」といいます。下記アドレスの最下段です。
http://homepage.mac.com/donguriclub/warizan.html
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2456] トマトまま 投稿日:2006/03/14(Tue) 14:23 [近畿]
はじめまして、3月に入ってから著書3冊を読み、先日登録をすませました。年中男子の母です。主人の母校に合格するべく、小学校受験に向けて去年より頑
張ってきました。しかし、先生の著書を読み、小学校での詰め込み学習に疑問を持ちはじめました。第一志望の私立小学校は大変宿題が多く、とても勉強させる
ことで有名です。以前はそれが良いと思っていましたのでぜひとも合格してほしいと思っていました。しかし今は国立のみを受験しようかと思案中です。子供は
「お父さんの学校に行きたい!」と頑張っているのですが。ところで、ここのところとても漢字や計算などに興味を示していますので昨晩年長用の最初の問題を
させてみました。色鉛筆まで出してきて「子供のカタツムリが2ひき、お父さんとおじいちゃん」などといいながらきれいな絵を描いておりました。葉っぱも描
いて「8!」までは良かったのですが、なにが8なのか解らなくなったようです。見ておりますと、ちゃんと葉を数えているのですが、「8ひき?、8にん?、
ん?」という感じで何度も問題を読み直すのですが、8まいに行き着くまで少し時間がかかりました。それでもとても楽しかったようで、「もっとする!!」と
言っておりました。このような場合何問くらいまでさせても良いものでしょうか?また、式は書かず答えだけを書いていますが式は知りたがるまで教えなくても
よいでしょうか?上記のような進め方、やり方で良いのでしょうか?今、大人で言うところの勉強にとても興味があるのですがどのようにすすめていけばよいで
すか?勉強というとらえかたはしておりませんが、漢字はカルタが大好きでしております。数字に関しては私との20までの数が「何と何で出来ているか」ゲー
ム(「10は2と?」と私、「8!」と子供、「20は13と?」と私、「7!」と子供、など)が大変気に入っています。質問ばかりで申し訳ありませんが、
よろしくお願いいたします。
●視点がズレてます。過去ログを全て読みましょう。
http://homepage.mac.com/donguriclub/bbs-log-all.html
●遊びは遊びにします。「ついでに教えよう」は遊びの楽しさを分からなくします。「ゲーム性を持たせて〜」も不要なこと面白くないことを「無理矢理面白く感じるように感覚麻痺を起こしてることが殆どです」
※感情教育で最も危険なことは本来面白くないことでも面白さを加えて感じさせてしまうことです。「殺人+快楽」が最悪のセットですが感覚麻痺(自分の感情が分からなくなり作られた(与えられた)感情を感じるしかなくなる)という点では同じです。
>>何度も問題を読み直すのですが、
●読むのは1回だけです。<文章問題を解くときの注意>を読みましょう。
http://homepage.mac.com/donguriclub/math-attention.html
>>漢字はカルタが大好きでしております。
●カルタはカルタを楽しむためにするんです。
>>大変気に入っています。
●でも不要です。ゆっくりお話しをした方が何十倍も伸びますよ。
「デンタくん」は見ましたか?計算は1桁でも筆算でするんです。数少なくね。
「体感計算→デンタくん」
http://homepage.mac.com/donguriclub/finger.html
「これだけ算数・計算編」
http://homepage.mac.com/donguriclub/koredake.html
※受験は誰でも出来るのですから「どんぐり」だけして受験勉強は直前一ヶ月だけ対策するのも一つの方法ですよ。
※子供には「お父さんと同じ大学だと受けてみてもいいよ」だと問題ありませんね。小〜高は関係ありません。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2397] すいすい 投稿日:2006/03/02(Thu) 23:02 [関東]
昨日は3桁/2桁あまりつきの割り算をやってました。今までもトライしたことがあったのですが、昨日初めてできたので本人は大喜びで、冷蔵庫に記念に張っ
てました。ちなみに昨日は学校の算数「mとcm」のテストで100点取ってきたのですがそれよりうれしかったようです。大きいマス目で、かつ横のお手本
(折って見えなくして解いた後に見ます)ちゃんと筆算の計算過程があるというのがいいのかな、と思いました。意外とあの大きめな字でマス目に書かせるのが
「効く」のかな、と思いました。(公文では割る数が1桁の筆算まで進んでいました。でも2桁はできませんでした)どんぐり倶楽部で目指す思考力って単に算
数問題ができるより上の次元だなあとこのごろ思います。何で四谷大塚のテストが出来るのに、何が不足なの?…出来ればいいじゃん、ってこの感覚のことなん
ですね。きっと。私自身は(子供には実際にはやらせてませんが…やらせそうにはなりました)「最レベ」の問題できれば上等だなあ、という感覚でいました。
(ちなみに私自身は中学受験生でした。)かつて中学か高校生のころ、「学校教育の価値は教わったことをすべて忘れた後に残ったもので決まる」と聞き、何だ
ろうと思いました。それが友達だったり将来の職業につながることだったりいろいろあると思いましたが、小学生は「思考力」が大きいですね。成人になったら
鶴亀算も図形の補助線もいりませんが、うまく表現できないのですが、頭の中を「視考力」をつけてより豊かにすることで、ものの見方、捉え方、そして生き方
がより豊かになるような、そういう力を養うための勉強を今はしなくてはならない。算数の問題が解けたり正解するのはその通りすがりのお駄賃くらいに考えた
ほうがいいのかな、と思いました。子供は体を思いっきり動かす、走り回るとかしたいのと同様、思いっきり「頭を使いたい!」本能も同様に強くあります。そ
れを正しく方向付けしてあげるだけで、ずいぶん違ってくるかなあ、と思いました。
2MX11ではカードを「立体的」を書くのに難渋しました。「ふたなしの箱の展開図」みたいに書いたりなかなか納得した絵がかけないのが彼の最大の葛藤で
した。私がさりげなく隣で平行四辺形チックに「直方体」を書くのにまねなどせず、自分のイメージを貫いて「ムカデのお化け」を書いてましたが、それでいい
んですよね。「立体感ないのかな」とがっかりしちゃいけませんよね。でも、この「立体感」を意識させるのもこの問題の意図なのでしょうか。さらりと「線分
図」など使わず(まだ習ってないので知りません。2年の教科書の最後に登場)書かないで「立体のイメージを紙に書くこと」に立ち向かった彼に拍手しまし
た。ニモさん、私は1時間も付き合う持久力がまだありません。私もがんばります。
>>意外とあの大きめな字でマス目に書かせるのが「効く」のかな、と思いました。
●「意外と」ではなく大きさも仕組んであるんですよ。人間の視覚情報処理の性質を活用するんです。全手本漢字練習帳よりも漢字筆順帳が格段に大きいのも理由があるんです。「書きやすいから」なんていう漠然とした理由ではないんですよ。
>>「ムカデのお化け」
●にたどり着くまでに彼の頭の中で作られた思考モデルの数を見たらビックリしますよ。そして、それが本当の学力になるんです。だ・か・ら、答えは関係ないんです。まわりくどい問題の意味もそこにあるんです。
>>「線分図」など使わず
●どこかで書きましたが、私は最初に「線分図は最低の図です」と教えるんですよ。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2356] すいすい 投稿日:2006/02/24(Fri) 09:58 [関東]
おはようございます。数字を書き入れるのは問題の表紙に書いてあることだったので言ってしまいました。でも、煮詰まった様子を見かねて私が少しヒントを出
すたびに子供はますます?になって機嫌が悪くなるので、先生のおっしゃるとおり何も言わないほうが良かったかもしれません。実は少しはイメージの助けにな
るかなと思って定規とか、カードとか提案してしまいました。今思うと、かえって彼の思考を邪魔してただけかもしれません。彼はヒントなど一切求めてきませ
んから。最初はすぐにわからないどんぐりの文章題を嫌がるだろうな、と危惧しましたがそんなことはなかったのは救いでした。やってみせたりしながら徐々に
自分で、とおもってぽつぽつ年長問題など進めてきたのでまだ放り出す覚悟が私にはなかったのですが、もう2年の問題でも放り出す時が来たのですね。自力で
乗り越えるのを待っていいですね。問題を嫌がるようになったらまずいなあ、という不安をぬぐえません。昨日はこういうことになる、と予感してました。読む
なり分かるけど絵図にできない。絶対学力を拝読したとき、子供に足りないのはまさに言葉のイメージ化、「視考力」だ、と思いました。でも、どんぐりの文章
題って結構難しいです。少なくとも日能研や四谷大塚の入塾テストは少し後にやらせたら難なくできてしまいました。もちろん絵に描かなくても試行錯誤ででき
る問題だった、というのもあります。毎回本当にありがとうございます。いつお休みになっているのか心配なくらいです。まだまだ未熟者ですがよろしくお願い
いたします。思考の臨界期も拝読しました。ありがとうございました。
>>数字を書き入れるのは問題の表紙に書いてあることだったので言ってしまいました。
●自分で「数字を書き入れる」んですよ。
>>煮詰まった様子を見かねて
●注意しておきます。1日2日で「煮詰まる」なんて言いません。1問を3ヶ月かけて解く子もいるんです。今は、そこが大事なんです。これ以外にはないんです。
>>問題を嫌がるようになったらまずいなあ、という不安をぬぐえません。
●「嫌がるようになったら」どうしますか?同じです。大事なのは何かを伝え続けるだけです。しなくてもいいんです。お母さんが何を大事だと思っているかが
揺るがなければいいんです。そこが揺るぎなく伝わっていれば自分で納得したときに始めます。それでいいんです。間に合うんです。
>>どんぐりの文章題って結構難しいです。少なくとも日能研や四谷大塚の入塾テストは少し後にやらせたら難なくできてしまいました。
●それなのに、受験なんて関係ない子供達がスイスイ笑いながら楽しく絵図を描いて解くんです。どうしてだか分かりますか?「本当の学力養成ができきている」からです。
※「受験テキスト→どんぐり問題は解けない VS どんぐり問題→受験テキストも解ける」はよくある反応です。
……………………………………………………………………………………………
<タカヒロ君のHPより:トップページよりリンクしています>
...ためしにここのHPに載っている「考える力がつく」とされる文章問題をやらせてみた。出来ない。絵図もろくに書けない。タカヒロの名誉のために書い
ておくが「最レベ」というさんすうの問題集をスラスラ解く実力を持っている。なのに、出来ない。(出来ない問題が多い)私はそのHPに載っている凄まじい
までの量の情報を真剣に読んだ。読めば読むほど、これは、百ます計算をこのまま続けていたら、とんでもないことになるかも知れないと感じた。
……………………………………………………………………………………………
※こんなことは日常茶飯事です。「本当の学力」ってこういうものです。正しい理論と、その理論に沿った楽しい教材が在れば誰でも簡単に子供の天才を守れるんです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2346] しおりママ 投稿日:2006/02/22(Wed) 16:56 [関東]
はじめまして。小学校5年の長男が進学塾に通っています。大手から小規模塾へうつっても伸び悩みに変わりありません。塾をやめるやめないで悩んでいる時、こちらの掲示板を知りました。今過去ログを一生懸命読んでおります。
昨日は「新絶対学力」「子育てと教育の大原則」の購入致しまして、拝読しております。昨日は主人とも一緒に読みました。伺いたいことがありました。11歳
になった長男が今からでも間に合うか、何から始めたら良いのか・・けれど、はやる気持ちを抑え、まずは諸先輩のお話を読んでおります。次から次へと目から
鱗が落ちるような気持ちです。今まで不自然に思いながら、ずっと我が身、我が子をその流れに合わせようとしていたのに、先生のお話はわたくしたち夫婦が子
どもに願っていたことそのままで、とても自然に子ども達の力を引き出すものばかりでした。たくさんあります。漢字練習帳も先生のお作りになったような問題
集は求めていたものそのもの。ここで初めて出会えました。不便な練習帳を使っていつまで経ってもいい加減な書き順の直らなかった長男です。「やりたいこと
はいつでも始めて、止めたくなったらいつでも止めさせましょう」のお言葉に長男は救われました。「おれも小さい頃、何一つ続かなかった。 お前は最後まで
続けるべきだ。 あれもこれもやめて中途半端だぞ」と主人に言われていましたから。でも主人も同じように子どもだったから続かなかっただけなのですね。
主人も先生のお言葉で目が覚めたようです。幼稚園、低学年までシュタイナーの本をよく読んでいました。実践はしきれなかったものの、本を読み聞かせ、良く
遊び、良く寝ていました。その頃は陰山式も知らず、入塾後のあまりの基礎力の無さに、朝100マスをさせてみたり、漢字を徹底反復させてみたり・・。今思
うとその生活を捨てて、入塾させてしまってのですね。塾で1番問題になっていたのが、計算がどうのこうのより文章題で適切な絵が描けない、もしくは描かな
いことでした。
塾をやめるのは良いけれど、止めて出来る家庭学習と言えば書店に並ぶのは「陰山式」の計算力を養成するものばかり。実は我が子がこれを楽しそうにやってい
ることはありませんでした。「はい、はい・・」って言う感じです。「2分切らないといけないんだよね」とか、楽しくなければタイムは短くならないし、余計
嫌いになるとも思いました。
同時に市販の本でなかなか文章題の面白い本もありませんでした。「文章題の力をつけたい」には色々な思いがありました。先生の本、掲示板でのアドバイス、
諸先輩方の取り組みを是非繰り返し拝読しながら、まずどこから始めたら良いか考えたいと思います。感動覚めやらず、まだ読了前なのに書き込みしてしまい申
し訳ありません。親も頭が固くて失敗しながらのスタートになりそうですが、同時に希望に満ち溢れています。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
>>長男が今からでも間に合うか、
●「間に合いません」と言われたら何もしないんですか?
http://homepage.mac.com/donguriclub/poem01.html
<言葉の贈り物>より
【手遅れですか】
「手遅れですか」と聞く人がいる
「手遅れです」と言われたら
諦めるのだろうか
その程度のことなのか
「手遅れ」ってのは
スタートが少し遅れたってだけのことだよ
大事なのは「スタートすること」
※子供を侮ってはいけない
彼等は普通に天才なのだから
……………………………………………………………………………………………
>>何から始めたら良いのか・・
●どうなって欲しいのですか?どう育てたいのですか?
※子育てに必要なモノは全てココにあります。
※必要な人は「お母さん」です。オマケにお父さん。
※外ではATS「Asobi,Tomodachi,Shikouryoku〜遊び・友達・視考力〜」が学力を生み出します。思考力はイメージ操作力(視考力)が基本ですからね。
>>求めていたものそのもの
●どうして作らなかったんですか?簡単ですよ。一日一字でいいんですから。小学漢字は1006字、受験用にしても1200字。一日一字で1200÷365=3.2876..3年間かかりませんよ。
>>まずどこから始めたら良いか考えたいと思います。
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」年長〜小5までを×10=60題...一日一題で60日。この間は他は何もしません。問題だけを考えます。宿題もしません。受験勉強もしません。自動宿題しますマシーンをフル稼働させて下さい。
※もちろん塾は即刻辞めます。大きくても小さくても関係ありません。お母さんは「おやつ」作りに専念します。子供の大好物を大満足するまで作ります。作れなければお菓子作りやお料理を勉強します。
……………………………………………………………………………………………
●続きは60題が終わったら教えます。必ず絵図そのもので考えること。
……………………………………………………………………………………………
>>塾で1番問題になっていたのが、計算がどうのこうのより文章題で適切な絵が描けない、もしくは描かないことでした。
●お子さんの名誉のために言っておきます。
「適切な絵が描けない、もしくは描かない」ではなく
「適切な絵が描けない、もしくは描かない」ように11年かけて育ててしまったんです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2307] スマイリ−マム 投稿日:2006/02/15(Wed) 19:02 [北陸]
こんにちは。あの...実は私、シナモンさんの入学辞退のお話には、かなりの衝撃を受けていたんです。私にはこんな勇断できない...と。私は子どもから
受験したいと言われた時、かなり動揺しました。その時、受験まで3ヶ月も無いのに受験用の勉強は何一つしていなかった事、どんぐり先生には受験だけする人
もいますよと言われたけれど、もし受かってしまったら...落ちたら...子どもにどんな影響が出るか私には計り知れなくて受けさせる事は出来ませんでし
た。(受験した友達は、家の人が行かせたかったのに落ちてしまいました...。複雑な心境です。)しかし、これをきっかけに今まで考えなかった事まで考え
るようになってしまいました。私が一番悩んだのは、公立と私立の中一貫校の授業時間の差です。中高一貫校の数学と英語の授業時間数が公立の三倍...。中
学の内容は1年間で済ませる(うそ!?そう聞いたのですが、)との事...。いったい両校の生徒の能力にどれほどの差が出来てしまうのか...我が子が頑
張りたがっているのに私はこの子に出来るだけの事がしてやれなかったのではないか...。どんぐり先生の中学受験指南を見る度に我が子にしてやらなった事
が悔やまれて悔やまれて...。でも落ち着いた今では、どんぐりの本当の思想がちゃんと私にも伝わります。新中学生の保護者なら、誰だって聞きたいその後
のどんぐりの事。新中1生へのメッセ−ジは、今までおぼろげにしか伝える事の出来なかった勉強する事の意義を、子どもに明確に伝える事が出来ます。どんぐ
り先生のお話は皆大切で、本当に沁みます。分からん帳-実感として本当にこれは万能であると...。未経験なので分かりませんが工夫次第で公立の高校なら
これで大丈夫であろうと感じます。それでも気になるのが教科書を超えた私立の内容ですが...。私はかなりのわからんちんですね...。先生 痛いところ
は ゆるゆると力を抜いて やさしくなでなですると良いそうですよ。ゆるゆるすると血がよく廻って細胞が元気になって痛みが和らぐそうですよ。太極拳の先
生からの受け売りですが。(暴飲はちょっとネ)いちばんゆるゆるしないといけないのは私ですけどね。ありがとうございました。
>>公立と私立の中一貫校の授業時間の差
●15才という戦い方を修得すべき時期にエスカレーターで高校に行くのではなく、実力で高校受験をした(戦い方を体得した)子供にとっては目指すもの(例
えば行きたい大学)があれば全く「差」にはなりません。それどころか、その「差」は「利点」になります。自分に欠けているものを自分で存分に時間を使える
方がお仕着せの時間よりも何倍も有効に使えるからです。何も考えずに決められた時間を決められた内容の消化に費やすことほど無駄な時間はありません。
>>どんぐり先生の中学受験指南
●しないほうがいいんですよ。ただ、するなら子供を守るために最も効率よくするというだけです。もう一度言います。「しないでいいのなら、しないほうがいいんです」
>>教科書を超えた私立の内容
●は25%以下です。つまり教科書を完璧にマスターすれば75%とれるということです。そして、入試で75%とれば合格します。コレに加えて志望校別に少しだけ私立対策をするんです。基本は同じなんです。千葉高校と早稲田実業に受かって千葉高校を選んだ子もいます。
※教科書を超えている内容は参考書に書いてありますよ。勉強内容は自分で選ぶんです。選べるように育てることが肝要なのです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2248] ころころ 投稿日:2006/02/07(Tue) 14:50 [近畿]
計算はお道具箱に入れておきます。子供がすることは、道具を磨く事ではなく楽しむために「何か」見つけることなんですね。
道具は売っている物もあるけど、自分で使い易い物を作ることもできますね、そして、それをもっと、使い易いように工夫して作り直す事もできますね、それって、とっても楽しいことですね。う〜ん、勉強になったわぁ。これまた、ありがとうございました(*^_^*)
●[2247]でのコメントはメイさんには厳しく感じられただろうと思います。ご勘弁あれ。実は「私自身
が」様々なことをしてきたからなんです。工夫することが大好きでしたから教えるときにも「工夫」の嵐だったんです。ですが、その中には教える方にとっての
都合のいい「工夫」が数多かったんです。そして、その種の工夫(最初から一人で出来るようにした工夫は要注意が多かったですね)は教わる方にとっては「手
抜き」であることが多いと気付いたんです。
「手抜き」で育った子は「手抜き」が全てだと思うんです。悲しいことに「手抜き」が大切だとまで思う子もいます。
ですから、自分で何度も検証するようにしました。いいと思っても自分でしました。子供の宿題も同じ分量を実際にしました。すると直ぐに分かりました。
簡単で便利に見えても「考えない頭」を作ってしまう手法がたくさんある。これはあってはいけないんです。
封印した「工夫」はいっぱいあります。多くは中学生用にとってあります。受験には使えることが多いんです。
でも12才までは厳禁なんです。
……………………………………………………………………………………………
※オタマジャクシの細胞分裂ってご存じですよね。理科の教科書に必ず出てます。あの分裂をしているときに爪楊枝で何度も何度も「ツンツンしたら(不要な刺
激を与えたら)」どうなると思いますか?奇形になります。これが怖いんです。ヒトは外見は人間となって生まれますが脳は生成途上なんです。御注意あれ御注
意あれ。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
……………………………………………………………………………………………
[2220] すいすい 投稿日:2006/01/31(Tue) 10:35 [関東]
はじめまして。本、ログいろいろ拝読いたしました。小2男子の母です。公文のことで相談させていただきたいのです。子供は1年前、急に「公文に行きたい」
と言って、教室訪問したら、キリッと集中した姿でプリントをさくさくやってました。どちらかというと公文はさせたくないと思ってはいたのですが当時それほ
ど勉強について気をつけていなかったのと、本人の意思も強かったため、反対する理由もなく算国始めました。1日3枚くらいの宿題をまとめて直前にドロナワ
のようにやることが多いのですが、行きたくないと言った事は皆無でプリント教材とその教室に行くことがいいようです。学校でも計算が主ですから算数は
100点しかとりません。少しわからない体験をさせようと、数ヶ月前近くの受験塾(N、Y)のオープンテストを受けさせたら計算そこそこできるもの、算数
はうっかりミスが多く、文章題の文意を把握してないようでした。特に計算力を求めない思考力重視のYのテストは偏差値が50を割りました。もともと書
(描)くことが嫌いで暗算に走るタイプで計算はほとんどゲーム感覚のようです。分数がわからなくても独学で通分をやったりしています。この辺が公文と波長
が合うようです。ただ急に知的好奇心と考えることが好きになってきた(将棋にはまってます)のでいまこそ勉強の旬、といろいろあたっていた中で「絶対学
力」に出会いました。今まで放っておいたのは悔やまれますが、今からでもできることはしたいと思いました。ちなみにどんぐり問題の本中にある「うさぎの
ぴょん」をまったくノーヒントでやらせたら、「定規が無いとわからないっ!!」とわめく始末。絵を描けばかんたんにわかるということをやってみせればそう
か、と思うようです。昨日は年長の問題を実際にかかせてやらせたらさすがに描いてくれました。もともと計算がすき、お風呂でも、電車でも、「通分しよう
よ」とか、書かずにできる計算・文章題のだしっこが遊びだった(今は将棋、パズル)のもありぜひこのまま算数・数学好きの自ら「考えられる」人になってほ
しいと思います。ただ、直感でといてしまう今のやり方に大きな壁が目前にせまっていることを感じえません。あまりにも問題の読み飛ばし、勘違いが多く、字
もかきなぐりなので公文の先生にお願いし、国語だけゆっくりていねいに読み、書くように指導して下さいとお願いし、算数は2月からやめることにしました。
どんぐり問題もすこしずつやりながら絵を描くことにまずなれさせようと思いますが、がんがん進める公文の計算プリントには未練がありそうです。また、公文
教室は彼にとっては居心地がいいようで、2ヶ月前に公文はもう終わりにしようと言ったらいったん納得したにもかかわらず土壇場になって「やっぱりやめたく
ない」と泣かれ、それほど彼にとって大事な生活空間とは知らず、学習面より精神面を考え継続することにしたほどです。またすぐ算数やりたいって言い出すだ
ろうなあ、と感じます。でも計算のように見ただけで何をするかわかることばかりしていると、そうでないものに出会ったとき、描けばいいのに結構パニックに
なってしまう彼を眼にすると、プライドが妙に高い彼(できそうもないことはしない部類です)には公文の算数はある意味楽なんだなあ、と思います。相談は公
文に精神的に依存した「計算さくさく」タイプの彼をすぐ公文から引き離すことはできませんが、どんぐり倶楽部の問題はとりくみつつあります。このようなや
り方でいいのでしょうか。前述しましたが国語だけを公文の先生にゆっくりていねいに取り組むようにお願いしてはあります。
ちなみに最近本人になんで公文に行きたくなったの?と聞いたら「勉強したいから」という答えでした。確かに多くの友人がすでに通ってましたが、私が見ても
友達は目的ではなさそうです。また、私は常勤で夜しか一緒に何かすることはできません。最近私が勉強に関して押し気味になってしまって、彼の本能的な勉強
したい気持ちがそがれていっては本末転倒ですからこの点に関してもアドバイスをいただければと思います。彼自身は頭を使うことは大好きです。ただ、描くこ
とが嫌い(絵が下手で描きたくないようです)、そこにまずは壁を感じてます。絵解きでわかるんだよー、とかやってみせるのが精一杯です。
>>反対する理由もなく
●今はありますね。
>>行きたくないと言った事は皆無で
●全く関係在りません
>>算数は100点しかとりません
●何の判断材料にもなりません。「計算」の100点は不要です。
>>算数はうっかりミスが多く
●「うっかり」ではなく「そういう回路」ができているんです
>>文章題の文意を把握してない
●「把握してない」ではなく「把握しない→できない」の前兆
>>もともと書(描)くことが嫌いで暗算に走るタイプで計算はほとんどゲーム感覚のようです。
●修正できないと行き詰まる典型です。
>>直感でといてしまう今のやり方に大きな壁が目前にせまっていることを感じえません。
●確定です。
>>あまりにも問題の読み飛ばし、勘違いが多く、
●今修正しないと一生このままです。また、「読み飛ばし、勘違い」と簡単に書いていますが「理解しながら読んでいない:読めないように育ててしまった」と
いうことですよ。考えない症状が出ている(表面化している)ということは内部では相当進行しているということですよ。慌ててください!
>>見ただけで何をするかわかることばかりしていると、そうでないものに出会ったとき、描けばいいのに結構パニックになってしまう彼を眼にすると、プライドが妙に高い彼(できそうもないことはしない部類です)には公文の算数はある意味楽なんだなあ、と思います。
●全く無駄で危険なことをしている、ということではないのですか?
>>このようなやり方でいいのでしょうか。
●当然ダメです。今の時期を逃すと修正はできないでしょう。
>>「勉強したいから」
●本当の「勉強」を知らないということですね。「何が本当の勉強かを教えるのは」保護者の役目です。
>>彼自身は頭を使うことは大好きです。ただ、描くことが嫌い(絵が下手で描きたくないようです)、そこにまずは壁を感じてます。
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」小2で描かずに頭だけで解ける問題が何題ありますか?
>>頭を使うことは大好き
●考えていなくても頭は使います。ですが、今の時期は「考えること:多種多様な思考モデル作成」に全力を使わなければならない時期ですよ。
……………………………………………………………………………………………
※週に2-3題「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」小2をして下さい。
※公文はどうでもいいです。どの角度から見てもお勧めできませんのでコメントしません。
■HPの頭の健康診断・小2を早急にしてみてご報告下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/2mx-test.html
……………………………………………………………………………………………
●「低俗な評価を目指して育てられた子供は低俗な評価を目指して生きるようになる」
●意味のない低俗な評価でも「評価される」と高い評価(低俗度が高い)を求めるという盲目的な高目標達成は、山登りなのに谷底にゴールと書いてあるからといって谷底に向かうようなものです。評価そのものが重視すべきでないものの場合は無視すべきです。
……………………………………………………………………………………………
●コチラは読まれましたか?
http://homepage.mac.com/donguriclub/bbs-kumon.html
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2198] しげる 投稿日:2006/01/25(Wed) 09:44 [中国]
先生ありがとうございました。早速、志望校の過去問を分析したいと考えております。掲示板を読み直してみます。また、私なりに、掲示板に書かれた言葉を拾
い上げたものを編集します。ところで、中学受験HOW
toの書物が巷にたくさん出版されており、ほとんどの書物で塾に行くように書いてあります(立ち読みしました)。なんかおかしいと考えるようになりまし
た。そこで、これまで先生の書かれたものをまとめた本を出版されたら、受験生の親および受験生にとって非常に参考になると思います。
●それはなるでしょうね。だって難関中学受験専門塾で指導していたんですからね。塾って塾の中でもクラスで全く指導方法・対応が違うんです。本当に分析結
果を活用しているのは超トップクラスだけ(校舎によってはこのクラス自体がありません)です。ちなみに私は「超特訓クラス」も持っていました。
※でもね、「考える力」が育っていない子は合格してもしなくても悲惨ですよ。最大のポイントはこっちです。
>>掲示板に書かれた言葉を拾い上げたもの
●返信だけ集めたページをアップしましたよ。
http://homepage.mac.com/donguriclub/bbs-re.html
>>
●編集できたら、質問も付けて送って下さいね。もっとよくなりますから。そうしたら公開しましょうね。
……………………………………………………………………………………………
<受験勉強でも「どんぐり方式」ならテスト結果は関係ない>
http://homepage.mac.com/donguriclub/moshi.html
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
……………………………………………………………………………………………
[2197] しげる 投稿日:2006/01/25(Wed) 08:32 [中国]
ご無沙汰しておりました。お誕生日おめでとうございます。本日書き込み致しましたのは、4年生の息子のことです。中学受験を考え始めました。受験予定の中
学は福岡でたとえるなら、福教大附属と久留米大附設の間のレベルです。実は、私も中学受験を経験しており、西南・附属を志望校としておりました。塾にもほ
とんど行かずに家庭学習+模擬試験で受験しました。しかしながら、今は塾に行かないと合格しないような風潮があります。模擬試験代わりに受けた日能研の
オープンテストで計算間違いがあるので平均点には届きませんでしたが、どんぐりの文章題のおかげで、健闘した方だと思っています。附属レベルなら、直前の
志望校の過去問中心作戦は成功すると思いますが、それ以上のレベルの中学でその作戦が通用するのかどうか不安です。現在、どんぐりの文章題は4年生を終
え、5年生に突入しています。何とか図を書きながら解けている状態です。
>>それ以上のレベルの中学でその作戦が通用するのかどうか
●当然、分析後に受験テキストで学習するんですよ。受験の方法は同じです。過去ログにありますよ。利用者の声かな?過去問題は分析して必要な考え方を抽出するための作業ですよ。すべきことは、その後で具体的になります。もちろん受験用のテキストは使うんですよ。
●附属でも開成でも方法は同じです。分析結果が異なるので自然に分量や学習すべき内容が異なるだけです。だから分析が大事であり分析せずにする学習は時間
がかかる上に「労多くして益少なし」なのです。さらに、難関になればなるほど求められる力は「考える力」であることは開成の入試問題(算数)で確かめてい
ますよね。(旧ページ:高速計算練習が不要な理由)
<参考:10年間の過去問題分析時の注意点>
●学年毎ではなく科目毎にします。使われている語句・定理・数式・「考え方」の中で学校では修得できそうにないものをピックアップします。
●ピックアップした内容を小6(小5)の夏から修得するた
めにはどんな準備(予習ではなく準備)が必要かを考えます。
●環境設定(内容変更)のタイミングを計画します。
※無理なく消化できるように仕組みます。
●受験用テキストから分析結果に従って必要な問題のみをピ
ックアップして準備します。
小6(小5)の夏から子供と一緒に学習プランを立てます。
実際に始めてプランは修正していきます。
……………………………………………………………………………………………
<過去ログより抜粋>[2142] の返信:進め方の具体例
●「準備」が出来ているようですのでアドバイスします。
1.小3の終わりまでは「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」のみをコンスタントに進める。間違ったり解らない問題は気にせずに「分からん帳」へ(コレが後の弱点補強用のテキストになります)
2.小5の「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」が一通り終わったところで「分からん帳」のみを再度します
※小5の夏までに終わるといいですね
3.ジュニア予習シリーズと予習シリーズを全て揃えます。学年に関係なく解ける問題だけを解きます。解けた問題は捨てます。(×を付けても結構です)
通塾はしません週例テストは受けません。公開テストを1年に二度程(夏期講習・冬期講習用のテストでもOK)うけて「分からん帳」に加えます。テスト用の勉強はしてはいけません。
4.小6の「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」と残っている予習シリーズを小6の夏前までに「分からん帳」を作りながら進める。
5.受験校の傾向と予習シリーズの内容を比較検討して不要な部分をカットします。(自信がなければ家庭教師に頼みます)
6.選択した学習内容を小6の夏〜12月までに消化するプランを立てます。
※もちろん学習方法は志望校の過去問題を使った「設問解釈」(「絶対学力」参照)が中心です。
●以上、簡単ですがアドバイスです。
※テストで毎回100点でもどこにも入れませんが、テストで毎回0点でも受験で75%とれればどこでも合格です。テストは自分の弱点を探すためにしか使いません。だからテスト用の勉強は厳禁です。
※保護者はお子さんが小4になったら志望校の過去問題の分析(10年分)を少しずつ始めます。
<注意>
絶対にスピード養成をしてはいけません。必要なスピード養成は小6の9月からです。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2175] シナモン 投稿日:2006/01/21(Sat) 02:33 [九州]
今回 うっかり「受験」させてしまった事も含めて(でもこの合格通知が来なければ 本当に楽しい受験体験でした。長男は私の「得意のマット運動が実技だっ
て!」を信じて勉強はしなかったけど憧れのロンダードを猛練習してできるようになったのです。でも実技は跳び箱とボール投げでした。)いろいろと子育て中
子供に申し訳ない事をやらかしている母親です。でも 公文に入れなかったことは 子供に良いことしたなと安堵しています。
●どんぐり方式で育った子供達は高校受験は受験校にもよりますが半年から1年半位で準備できます。ですか
ら、「分からん帳」をキチンと作っていれば中2の夏〜中3の夏までは「好きなこと」を好きなだけすることが重要です。中学生活を楽しみましょう。すると高
校受験も楽しめます。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2174] シナモン 投稿日:2006/01/21(Sat) 02:16 [九州]
「絶対学力」に昨年の夏に出会い感動し 子供とどんぐり問題に取り組んでいます。「子供たちを よろしくおねがいします。」の返信メールが身が引き締まる
嬉しさでした。「子育てと教育の大原則」は先生の「子供は大切に育てて欲しい」という願いがこもっているのが ひしひしと伝わってくる内容の濃い本です
ね。「ちょっとまってね。」ではなく「今 いくね!」の違い本当に 大きな差・・・私も子供の心にワクワクをたくさんつくってあげたいと思いました。それ
から「幼い」「ぼっーとしてる」「ハチャメチャ」これって8歳の次女のことだ! って笑ってしまいました。まだまだ 何度も読み込みたいです。素敵な本あ
りがとうございました。過去ログを読んで 先生の子供さんが中学受験していたがったのを見てみぬふりしてやりすごした。とかいておられましたが我が子は
先日「体験したい。」という事で 国立大府中を受験しました。成績は上位で計算に強かったのでどんぐりをし始めた頃は絵をかくのが苦手で激しく嫌がってい
ましたが、11月ごろから
絵で解けるようになってきては難しい問題ほど達成感があるようで受験用の勉強はせず どんぐりだけで本番を迎えたのですが補欠で合格してしまったのです。
(驚くことに どんぐり風問題が(内容のセンスは別として)2問も出題されていました。)学校が遠い事と、どんぐり問題を始めてから、公立中でも大丈夫と
確信があり 入学は辞退しました。合格は予定外でした・・それでも まわりから「もったいない。普通の授業は退屈じゃないの?」といわれ動揺しています。
受験勉強の弊害だけではなくこんなデメリットもあるんですね。5年生からZ会の添削を楽しんでいるので 数学は中学でも継続していく予定ですが どんぐり
問題は6年生が終わった後はどのようにすればよいのでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんが指針を頂けたら宜しくお願いします。
>>どんぐりだけで本番
●たくさんいらっしゃいますよ。そして、行かなくても良いんです。
※どんぐり問題ではこの時期の図形修得は不要と考えていますので意図的に図形を抜いてあります(そのぶん小4くらいから連立方程式の考え方を学んでいま
す)ので、中学受験では図形だけ補います。この場合でも、どんぐり方式で育っている子はお絵描きが得意なので理解も応用も簡単に出来てしまいます。
>>合格は予定外でした
●これで志望校の問題分析が加われば合格するのは当然でしょ?本当の学力ってのはそういうものなんです。受験目的の倶楽部ではありませんので報告を控えているだけです。
>>どんぐり風問題が(内容のセンスは別として)2問も出題されていました。
●この傾向は強まります。中高一貫校の入試でもそうなりますね。「考える問題」です。
※中高一貫校でも高校受験(外部受験)はお勧めですが...。これはまた、別の機会に。
>>どんぐり問題は6年生が終わった後はどのようにすれば
●小学校時代の「分からん帳」の消化後はZ会だけで結構です。中学用の「分からん帳」を作り、高校受験時には過去問題で設問解釈を十分にします。
過去問題は中3の9月からです。理社は全国高校入試問題(旺文社)を使います。細部は過去ログを検索して下さい。→キーワード:高校入試
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2163] ドングる人 投稿日:2006/01/18(Wed) 14:46 [九州]
[2161]のコメント、感動しました。筋が通りすぎてます。それをはっきりおっしゃった。塾を経営しているとどうしても退塾者をなくしたい、子どもによ
く思われたいと考えてしまうのでしょう?しかし、本人のこと、それから長期的な塾の評判のことを考えても「やる気のない者は退塾」が一番ですね。
>>「やる気のない者は退塾」
●入塾時に「誓約書」を出させてましたので、退塾者はゼロでした。
●驚かれる方も多いかと思いましたが教育のタイミングを考えると中学は厳しくなければいけないようです。そして、高校受験を教育の仕上げとして活用するんです。
※反対に小学校時代のスパルタはダメです。その場では(表面的には)よく見えますが後がいけません。伸びているように見えても、その子の本来の伸びの数分の一になってしまいます。←もちろん全て経験談です。
[From どんぐり倶楽部・代表:T.Itoyama]
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[2161] シロ 投稿日:2006/01/18(Wed) 09:17 [近畿]
こんにちは。いつも、拝見しております。家で中学生を指導しているものですが、集中せず、しゃべっている子に対して、どう対処すればやめるのか、困っています。こういう状態を、どうお考えですか?やはり、指導者の実力不足なんでしょうか?
>>実力不足
●指導以前の礼儀の問題です。
●帰すか、はり倒します。小学生と中学生では根本的に指導方法が異なります。シュパルタ教育が原則です。12才を過ぎた中学生は「やる気がなければ帰す」
が原則です。私は自分より大きな中学生を文字通り首根っこを押さえて教室から引きずり出して「外で立って聞いてろ!」と言ってましたよ。あるいは保護者に
電話して「〜なので、これから帰します」と言っていましたよ。
※12才を過ぎて「勉強する気のない」生徒は見捨てます。特別な事情がない限りは「守り育てる教育」は12才で終わりです。義務教育も12才で終わってるんです。
……………………………………………………………………………………………
>>集中せず、しゃべっている子に対して、どう対処すれば
●無言で思いっきりテキストで頭を叩いたことはありますか?無言でです。テキストが変形するくらいの勢いでね。もちろん授業は普通に進めますよ。
※即刻、母親から電話がかかってきたこともあります。ですが、当然です。勉強する場ですからね。根本的な勘違いは根本的に対処するんです。
……………………………………………………………………………………………
<参考:昔の会則がありましたので参考にどうぞ:実際に配布していた受講心得です>
◆会則:OneZemi(「どんぐり倶楽部」中学部)
1.OneZemiの主催者は保護者自身であることを自覚して参加すること
2.OneZemiへの入会は本人の意志によること(中学部は誓約書を提出すること)
3.受講する意志がない場合は速やかに退会すること
※他の生徒に悪影響を及ぼすと判断される場合は、先生の判断で強制的に退会させることもあります。
●問題と関係ない話をしながら苦手な問題を解くことはできません。
◎力の付く勉強の基本は自分の弱点となっている苦手な問題をコツコツと工夫しながら解いていくことです。そして、その時には話をしながら問題を解くことは厳禁です。
◎問題を解く途中で、考えると言う行為に最も悪影響を及ぼす言葉は「分からな〜い」です。
真剣に考える前に「分からない」という言葉を発すると、その声を聞いた頭は考えることを放棄してしまうからです。あるいは、分からなくてもいいんだとい
う前提を与えてしまうので真剣に考えることができなくなるのです。すると、考えるふりだけをして時間を過ごすことになるのです。多くの場合、問題を見てい
るだけで決して考えようとはしません。
◎以上のような態度が習慣化している場合は、どんなに良質の問題を与えても、どんなに優れた指導をしても進歩は全く見られません。
※以上のことは学習の基本中の基本です。ですが、この基本ができていない人が多数います。
十分気をつけましょう。
……………………………………………………………………………………………
●「分からない」が口癖になっている子は伸びない。
※考えることをやめている。→工夫しない。努力しない。
●無駄話の習慣のある子は時間を有効に使えない。
他人の学習の邪魔をしている。
集中力が養えない。絶対に覚えられない!覚える気がない!
※1時間で消化できることが10時間あっても消化できない。
※1人ならできる →自己流の学習なので効率が悪い。
※1人でもできない →何をやってもだめ!
◆無駄話を禁止する理由→集中力の養成
●宿題を最後までやらない→自分の弱点をチェックできないので効率的な学習ができない
※解けないとしない →弱点を確認できない→進歩なし
※解けなくても考える →弱点を突き止めることができるので効率的な学習ができる
※宿題をすることで、自動的に講義の復習と理解不足部分の確認ができるので、解説講義を効果的に消化できるので、無理なく無駄なく効果的な学習を自然にすることができるようになる。
※宿題をしない→講義内容を全て忘れるので、雪達磨式に分からなくなる。
◆宿題を厳しく言う理由→効率的な学習習慣を付けるため
●遅刻・頭髪・服装・学力・飲食など見かけは一切問題にしないが、宿題忘れと授業妨害(無駄話)はやる気がないと見なし、退会してもらいます。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[2142] わんこ 投稿日:2006/01/12(Thu) 10:36 [関東]
こんにちは、いつも掲示板を楽しみに拝見しています。わが子は、小3です。冬休みにスキー合宿に行きましたが、自習の時間用に「新・絶対学力」を持たせて
「何年生のでもいいよ。好きなのやっていいよ」と言いました(3年の文章題がちょうど終わって、次のテキストをまだ準備していなかったため)。すると、4
年を1問、5年を1問、正解できたと言って帰ってきました。帰宅後、自分でも、ひょっとして
6年も?と密かにやってみたらしく、「ママ〜、6年の問題が、一発正解だよ〜」と台所に飛んできました。ノートを見ると、絵はちゃんと描いてありました。
学習暦は、小1の夏から小1のどんぐり問題をはじめ、その後、小3現在まで、該当学年のどんぐり問題をやっています。もしや、この2年半の間に、少しずつ
頭が良くなったのでは!?と本人もちょっと興奮していました。新年早々、前向きな気分になれたことは良かったのでは、と思っています。現在、首都圏に住ん
でいるので、今の時期、新小4と言えば、どこの進学塾に行くか?お母さん友達の間では、その話でもちきりです。私の考えでは、受験するとしてもまだまだ塾
には行かせず、こどもの様子しだいで、6年では通塾を検討してもいいのでは?と思っています。が、まだ、私自身が受験問題(算数のみ)を解いたりして、ど
うするか考えている段階です。どうしても受験問題集をやるなら、どんぐり問題をやってから、というお話が、以前、この掲示板であったと思いますが、どんぐ
り4年終了→4年予習シリーズ、ということでも良いのでしょうか?それとも、どんぐり6年まで終了→4年、5年、6年の予習シリーズ、ということでしょう
か?
(受験校は、まだ一校に決めたわけではないのですが、どの道、2〜3校の選択肢しかありません。)この掲示板にふさわしくない質問かもしれないので、申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
●「準備」が出来ているようですのでアドバイスします。
1.小3の終わりまでは「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」のみをコンスタントに進める。間違ったり解らない問題は気にせずに「分からん帳」へ(コレが後の弱点補強用のテキストになります)
2.小5の「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」が一通り終わったところで「分からん帳」のみを再度します
※小5の夏までに終わるといいですね
3.ジュニア予習シリーズと予習シリーズを全て揃えます。学年に関係なく解ける問題だけを解きます。解けた問題は捨てます。(×を付けても結構です)
通塾はしません週例テストは受けません。公開テストを1年に二度程(夏期講習・冬期講習用のテストでもOK)うけて「分からん帳」に加えます。テスト用の勉強はしてはいけません。
4.小6の「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」と残っている予習シリーズを小6の夏前までに「分からん帳」を作りながら進める。
5.受験校の傾向と予習シリーズの内容を比較検討して不要な部分をカットします。(自信がなければ家庭教師に頼みます)
6.選択した学習内容を小6の夏〜12月までに消化するプランを立てます。
※もちろん学習方法は志望校の過去問題を使った「設問解釈」(「絶対学力」参照)が中心です。
……………………………………………………………………………………………
●以上、簡単ですがアドバイスです。
※テストで毎回100点でもどこにも入れませんが、テストで毎回0点でも受験で75%とれればどこでも合格です。テストは自分の弱点を探すためにしか使いません。だからテスト用の勉強は厳禁です。
※保護者はお子さんが小4になったら志望校の過去問題の分析(10年分)を少しずつ始めます。
<注意>
絶対にスピード養成をしてはいけません。必要なスピード養成は小6の9月からです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[2103] ポワロン 投稿日:2005/12/21(Wed) 02:44 [関東]
はじめまして。年長と小4の子供がおります。読解力をつけるための教材を探しているうちに、どんぐり倶楽部のHPにたどり着きました。小4の娘に関して
は、年齢的にぎりぎりのところにいるのと、すでに受験準備に入っているため、少なくとも「考える力」をつけるためには、間違った教育をしてしまっていたん
だな、とショックも大きいです。「すぐにわからないと言う」「数合わせのようなとき方をする」というところは、そのまま当てはまります。この年齢に達して
いて、なおかつこれから5年予習シリーズをやろうとしている塾に継続的に通いつつ、どんぐり倶楽部の教材も併行して使ってもよいものでしょうか。ただ、少
なくともこのままではいけないという問題意識はあります。年長のほうは、まだこれからなので、申込みしたCDからプリントアウトして、自習形式で進めよう
と思います。この場合も、たとえばドラゼミと併用してもよいでしょうか。子供は気に入ってすでに一部使っているのですが。よろしくお願いします。
>>読解力をつけるための教材を
●「読解力」とは具体的にはどんな力かご存じですか?これを知らずには読解力養成は不可能ですね。「どんぐり倶楽部」で学んでください。どんぐり方式なら、目の前で一瞬で養成できますよ。フフフ。
>>「すぐにわからないと言う」「数合わせのようなとき方をする」
●頭の健康診断を3学年分やってみて状況を詳しく教えて下さい。回復させるのは時間がかかると思いますよ。塾を中断すると回復は速いですよ。通塾しながらでもできますが無駄な時間が危険なストレスを蓄積します。
>>そのまま当てはまります。
●ガソリンが切れかけていると分かったのに車を走らせ続けるのですか?その道にはガソリンスタンドはどこにも無いんですよ。
>>なおかつこれから5年予習シリーズをやろうとしている塾に
●考えられない頭に育てた上にパターンでしか動けない頭にしたいんですか?
※この時期の修正がなければ非常に危険な学習を続けることになります。
>>どんぐり倶楽部の教材も併行して
●だめです。どうしても予習シリーズを使うのであれば、先に「どんぐり」を終えてから、一気にします。「どんぐり」→「予習シリーズ」です。週例テストに
合わせた塾の進度は無視します。テスト用の勉強もしません。テストは材料に過ぎません。また、テストに使う時間は小6の夏までは全くの無駄な時間です。遊
べなくなるでしょ?「遊び(ストレス発散も兼ねます)」が学力養成には必要なんですよ。テストに合わせて勉強する必要はないからです。ただし、受けるので
あれば「分からん帳」は作ります。
※塾は使うものであっていいなりに使われるものではありません。BBS過去ログをご覧下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/bbs-log-all.html
>>ドラゼミと併用してもよいでしょうか。子供は気に入ってすでに一部使っているのですが。
●学習と思わないでマンガ本だと思えばいいですよ。それで「勉強も」と考えるところに無理が生じます。
※有名な話ですが「チャオとチャレンジ」どっちにする?→「チャオ」→じゃあ「チャレンジはなし」というレベルです。「チャレンジ」が「ドラゼミ」「最レ
ベ」「ピグマ」などになっても選択方法は同じです。本当に楽しめる方が学力を伸ばします。学力の素は「文字・言葉→イメージ再現→イメージ操作」だからで
す。知識や計算は最後の最後に思考モデルの演習時に使うんです。詳しくは書籍をどうぞ。
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<参考書籍>「絶対学力」「新・絶対学力」「子育てと教育の大原則」の3冊は早急に読んで下さい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/503-3380111-9620752
<参考ページ>
http://homepage.mac.com/donguriclub/fuzoku.html
■塾の裏事情<塾の考え方を知って賢く使いましょう>
→「撒き餌」と呼ばれる塾の「無料学力診断テスト」
※診断後の「勧誘マニュアル」は参考になりますよ。こう言われませんでしかた?
http://homepage.mac.com/donguriclub/opentest.html
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[2059] ほーりー 投稿日:2005/12/02(Fri) 08:58 [関東]
おはようございます、早速のお返事をありがとうございます。これから過去ログなどをじっくり読みたいと思います。近所にいわゆる大手塾が開校し、その冬期
講習を受講しようかどうか考えていたところ、こちらのページにきたのです。家庭でどんぐりで学習しているお子さんで、そのような、いわゆる受験塾に通塾も
しているというお子さんはいるのでしょうか。過去ログで研究し、息子にこちらのサンプルや頭の健康診断をしつつ考えていきたいと思っています。どうぞよろ
しくお願いします。
●いらっしゃるとは思いますが、基本的には「小4で同時に」は禁止です。小4の時点で「どんぐり倶楽部」の「良質の文章問題」を小6まで終わっているのなら話は別ですが、でなければお勧めはできません。いずれにしても<頭の健康診断>を早急に受けて下さい。
●教育には順番とタイミングが非常に大切です。順番を間違えると命取りになります。しっかりと現状(子供の状態)把握をして下さい。
※どんぐり3年生から受験の相談には応じようと思っています。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1903] たけりん 投稿日:2005/10/21(Fri) 10:05 [関東]
はじめて、投稿します。実は今とても悩んでいるのです。息子は小学5年生。2月から大手の塾に通っています。テキストは予習シリーズをつかっています。数
列なども、さっと説ける方法(公式)を先生が教えてしまい、あとは練習問題を繰り返しながら、その解法を記憶・定着させる教え方に疑問を持っていました。
案の定、今回のテストでは散々な結果が出ました。「宿題を採点するときにはいつもできていたのに、どうして?」と本人に聞いてみたところ、「宿題をすると
きには、例題を見ながら、数字を当てはめて解いていただけだった」そうです。つまり、頭を使っていなかったのです。即刻、そこの塾をやめさせようかとも
思っていますが、塾通いをまったくやめさせる勇気はありません。うちには赤ちゃんがいて、勉強に集中できる環境ではないからです。そこで、都内で、じっく
り考えて問題を解く指導をしてくれる算数塾をご存知でしたら、教えていただけませんでしょうか。山手線の内側ですとありがたいです。
●受験関連は過去ログをご覧下さい。「分からん帳」は作りましたか?
※家庭教師以外にはありません。
※予習シリーズを使っている以上は毎週のテストに合わせて進めますので、じっくり考えて問題を解く指導はできません。できないように作られているからです。
※また受験なら、問題選別からすべきです。手順が違います。
……………………………………………………………………………………………
●予習と準備学習の違い:予習をしてはいけない!
※瞬時に分かる準備学習をしていると危険な予習も無駄な復習も全く不要になります。これが正常で最も効果的な学習です。脳内進化を妨げる予習をして反射訓練の復習をする。これでは学力は育ちません。
●教科書(学校)とテキスト(塾など)の違い:
テキストの予習はあり得ない。テキストは元来が復習の材料です。ですから、名前は予習でもやっている内容は自分の分かっていないところのチェックであり、
講義(授業)で注意して聞くべき所のチェックです。全てを仕上げていっては時間もなくなりますし、第一授業を楽しめません。
ですから、テキストの場合は分からない部分の洗い出しという準備学習になります。
教科書は一切予習をしてはいけません。教科書は簡潔に結果を示してあるからです。味わうことなく料理を覚えるのは実に危険なことなのです。ですから、教科
書準拠の参考書などを使ってする先取り学習(特に小学校)は最も危険な学習なのです。料理の味を知らないのに名前や作り方を覚えてしまって、味を知ってい
るつもりになるからです。これでは応用は利きません。
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[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1762] ゆきまま 投稿日:2005/09/26(Mon) 21:20 [関東]
どんぐり先生に怒られそうですが・・・質問です!昨日5年生の息子が6MX10を考えていたときのことです。
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<6MX10> 月 日( )
100円のかごに80円のサボテンと60円のメロンを、あわせて15個つめて、1200円にしようと思います。
サボテンとメロンを、それぞれ何個つめればいいでしょうか。
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かごを合わせて1200円にするところで、サボテンとメロンはあわせて1100円だというところまでわかったのですが、それからがイメージできず、結局あ
わせて15個だから、適当にサボテンを8にしてメロンを7にして・・・とひとつひとつ計算をして答えを出しました。答えはあっていたのですが、なんだかや
りかたに納得いかなかったので、私も挑戦してみました。でも、結局どうしてもイメージできずに1つ1つサボテンを増やしたり、メロンを減らしたりして答え
を出すことになってしまいました。方程式風にxとyを使ったら私は簡単に解く事が出来るのですが、この解き方では先行学習になるのでしょうか?公式ではな
く筋道を立てて考えるわけなので、サボテンの個数(x)=15−メロンの個数(x)と式を立てながら考えるのはOKですか?ただ、こういう式を立ててから
考えるのは式を立てるまでは何のことやらわかっているのですが、方程式を解いている間は計算のやり方に添って解いているだけなので、いまいち何をやってい
るのかわかってないような気がするのでですが・・。解答で他のお子さんの解き方をよく考えながら見たんですが、あの、面積を出すような図では私の頭ではよ
く分かりませんでした。サボテンをxメロンをyで考えるとわかりやすかったので・・。すみません、私の言いたいことの意味は伝わりますでしょうか?説明が
下手でごめんなさい。お叱り、お待ちしております。
●子供さんが正解です。ここを短縮すると脳内進化はありません。絶対にダメです。「失敗が成功の母」であるように「テキトーには工夫と規則性の発見の父」なのです。
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<参考:メモより>
●家庭学習:すべき学習すべきでない学習
<要注意>
●掛け算の概念を早期に教えてはいけません。しかしながら、早期に気付くように学習内容を検討すべきです。ましてやx,yを使って方程式を教えるなどは言
語道断です。脳内進化の邪魔をするだけで何の意味もありません。十分な工夫をして方程式の理屈は学校で教わるんです。すると、その場で砂漠に水が吸い込ま
れるように方程式を根本から瞬間的に理解します。この様な準備が理想的な家庭での学習です。
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●掛け算に気付く前に掛け算を教えてしまってはいけない!
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●話せるようになったからといって話の「訓練・調教」をしてはいけない。自然に修得するプロセスそのものが脳を進化させるからだ。時間がかかる途中のプロ
セスを省略して、結果だけを真似させる(手順通りにすれば出来る)ことは脳内進化をさせないで猿真似だけの「出来る」を覚えさせている(調教している)こ
とになる。これでは、脳は正常な進化を遂げられない。子供大人になるのは当たり前である。
●人間は(文字文化の中で育てば)文字が書けるようにプログラムされている。進化する能力を持って生まれてくる。しかし、だからといって文字を教え込んで
はいけない。「掛け算学習の危険」と同じである。気付かせることが大事なのだ。この過程をキチンと踏まないと「応用の利かない出来るだけ」人間になる。つ
まり、脳内進化を妨げることになる。私達は子供の脳が機能的に完成していないことに注意を向けなければならない。機能を開花させる(稼働させる)前に演習
を繰り返してはいけないのである。表面的には(猿真似として)出来ていても、機能が稼働しているとは限らないからである。過程を味わうことなくして(正常
な進化過程を進まないで)健全に進化することはあり得ないのだ。そして、その時間は取り返しが付かない時間であり、逆戻りは決して出来ない時間なのです。
脳内進化に使える時間は12年間だけなのです。
……………………………………………………………………………………………
●人類が数千年かけて編み出した方法を子供は数日〜数年で考えつくのです。つまり、数日〜数年で数千年分の進化が脳内で起こるということです。この数千年
分の進化を台無しにするのが「トンチンカンな早期教育」です。早期教育を受けることで天才は発揮されることなく手順のみを獲得し「出来る、だけの人間」が
育ちます。手順のコピーは再現に過ぎませんから新しい思考モデルは何一つ育っていません。進化ゼロです。でも、できるので周りは安心します。喜びます。悲
惨なのは本人です。脳内進化の筋道を断ち切られて猿真似の徹底反復を強いられ、それが高速で出来なければ能力がないと思われる。これでは、人間にはなれま
せん。受験に効果的な最終段階での仕上げ手段であるパターン学習も同じです。危険なのです。ですから、受験直前の数ヶ月しかしないのです。そして、リハビ
リ期間を設けて正常に戻すのです。頭(受験頭)を正常に戻してあげて受験は終わりなんです。
……………………………………………………………………………………………
●理想の家庭学習:無理なく無駄なく効果的にね!〜子供は普通に天才なのだ!!〜
●理想の教育:気付かせる教育である:無意識に高速思考をしてくれる小脳に直接働きかけることが出来る絵図で「気付き」の環境を作ってあげる。
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●急速な脳の成長は「気付く」ための成長である。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1754] レオン 投稿日:2005/09/22(Thu) 15:13
[九州]
<レオンくんのひみつじょうほう:せんせいのメモみちゃった!>
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●話せるようになったからといって話の「訓練・調教→特訓」をしてはいけない。自然に修得するプロセスそのものが脳を進化させるからだ。時間がかかる途中
のプロセスを省略して、結果だけを真似させる(手順通りにすれば出来る)ことは脳内進化をさせないで猿真似だけの「出来る」を覚えさせている(調教してい
る)ことになる。これでは、脳は正常な進化を遂げられない。子供大人になるのは当たり前である。
●人間は(文字文化の中で育てば)文字が書けるようにプログラムされている。進化する能力を持って生まれてくる。しかし、だからといって文字を教え込んで
はいけない。「掛け算学習の危険」と同じである。気付かせることが大事なのだ。この過程をキチンと踏まないと「応用の利かない出来るだけ」人間になる。つ
まり、脳内進化を妨げることになる。私達は子供の脳が機能的に完成していないことに注意を向けなければならない。機能を開花させる(稼働させる)前に演習
を繰り返してはいけないのである。表面的には(猿真似として)出来ていても、機能が稼働しているとは限らないからである。過程を味わうことなくして(正常
な進化過程を進まないで)健全に進化することはあり得ないのだ。そして、その時間は取り返しが付かない時間であり、逆戻りは決して出来ない時間なのです。
脳内進化に使える時間は12年間だけなのです。
……………………………………………………………………………………………
●人類が数千年かけて編み出した方法を子供は数日で考えつくのです。つまり、数日で数千年分の進化が脳内で起こるということです。この数千年分の進化を台
無しにするのが「トンチンカンな早期教育」です。早期教育を受けることで天才は発揮されることなく手順のみを獲得し「出来る、だけの人間」が育ちます。手
順のコピーは再現に過ぎませんから新しい思考モデルは何一つ育っていません。進化ゼロです。でも、できるので周りは安心します。喜びます。悲惨なのは本人
です。脳内進化の筋道を断ち切られて猿真似の徹底反復を強いられ、それが高速で出来なければ能力がないと思われる。これでは、人間にはなれません。受験に
効果的な最終段階での仕上げ手段であるパターン学習も同じです。危険なのです。ですから、受験直前の数ヶ月しかしないのです。そして、リハビリ期間を設け
て正常に戻すのです。頭(受験頭)を正常に戻してあげて受験は終わりなんです。
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[1682] な〜な〜 投稿日:2005/09/12(Mon) 08:54 [関東]
Itoyamaプロ様 おはようございます
[1407] のアドバイス
>●中学受験をした場合の中1は「全く勉強しないこと」が一番の学力養成です
なろほどねえ〜.うちは,中学受験はしませんが,数年前に知人の私立中学の教師に聞いた言葉を思い出しました.「4月に合格して入学してきた中1生徒のほ
とんどが,受験が終わってパンツのゴムが切れたような放心状態になってるんですね.もし,受験させるなら勉強だけでなく,遊びやスポーツもやっておいてほ
しい感じがします」と言っていましたっけ.
●受験直前の数ヶ月は受験脳に仕上げますから、受験後は異常な思考パターン(反応パターン)が残ります。ですから、リセット時間が必要であり、この時間が
健康体(脳)に戻す唯一の方法なんです。受験用の反応の仕方は異常です。ですが、それを知っていて(本人にも意識させて)受験脳に切り換えるのは弊害はな
いんです。ところが、知らずにそのまま放っておくと恒久的なダメージを残すんです。異常な思考パターンが固定化されてしまうからです。単純な「息抜き」で
はないんです。「遊んでるなら勉強しなさい」とか「入ったからって気を抜いちゃダメよ」なんてのは禁句なんです。リハビリが必要な人に「ダッシュ100
本!練習あるのみ!」と言って体を壊させるようなものですからね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1618] わんこ 投稿日:2005/09/08(Thu) 14:02 [関東]
こんにちは。小3です。今、週1の文章問題(小3用)が順調なので、(もしかして、すぐ解けるものばかりをやっても効果的でないのでしょうか?)学校の勉
強について、わからん帳の取り組みを見直そうとしているところです。そうしましたら、ちょうど、1594のアドバイスを見つけました。
>>※ポイントはその場で仕上げない。でも弱点は記録しておく。準備が整った時に使えるようにね。
>>材料は最適な時期まで取っておくべきなのです。同じ材料でも熟していないものを使っては美味しい料理は出来ませんからね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
「ポイントはその場で仕上げない」という所にとても興味があります。これは、あわてて無理やり間違い直ししないほうがいい、最適な時期を待とう、と解釈し
ていいのでしょうか?そして、その最適な時期とは?うちの場合は、まだ小3なので、間違える問題の数は少ないのですが、なかなか直りにくいと感じることが
あります。先生の書籍や掲示板にも書いてあったかもしれませんが、実際に、うちの子の様子を見ていると、最初にできた問題は、ずっとミスしないし、最初に
間違えた問題は、何回でも間違うのです。つまり、次の定期テストで間違える問題は、授業で習ってきた日のプリントを見たり、やりおわった宿題プリントを見
れば、もうその時点でわかるような気がするのです。なので、間違いを発見して、まだそれが解決されていないようだったら、「あした、先生に質問してみて
ね。そしてお母さんにも教えて」と言っています。そして、その結果、今度はよく理解しているようだったら、わからん帳に記録し、私としては、さっそく、そ
の問題を、ゆっくりと1日1回ずつ、3日くらい丁寧に解いてみる、ということを、こどもにおすすめしてみようと考えいる所です。間違ったまま、反復練習す
ると、間違ったまま定着してしまうので、直すのが大変!その前に直せたら直してしまおうという作戦のつもりなのですが、「ポイントは、その場で仕上げな
い」という意味をよくわかってから実行したほうがいいのかな?と思って書き込みました。中学受験はしないかもしれませんが、
こどもの様子しだいでは、するかもしれません。よろしくお願いします。
●通常は小6の夏休みが最適です。受験する場合は小5と小6の2回にします。小6に受験用をもってきます。
>>「あした、先生に質問してみてね。そしてお母さんにも教えて」と言っています。そして、その結果、今度はよく理解しているようだったら、
わからん帳に記録し、私としては、さっそく、その問題を、ゆっくりと1日1回ずつ、3日くらい丁寧に解いてみる、ということを、こどもにおすすめしてみようと考えいる所です。
●全くダメです。勉強嫌いになりますよ。応用も効かなくなります。
●ものは試しです。1週間だけやってみてください。そして、子供とお母さんの感情の動きや学習への姿勢や考え方を詳細に感じてください。親子間先生生徒間での軋轢も含めて無用な反応が山ほど出てくるでしょう。まずは、自分で体験すること。
>>こどもの様子しだいでは、するかもしれません。
●遊びで受けるには結構ですが不要ならしないことです。するなら、親の準備はそろそろしないとね。受験準備は親は3年子供は半年から1年でします。
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●タイミングは思考の臨界期の「Ready-Go-Map」に全て書いてあります。
●「Ready-Go-Map」は10月に出す本にも収納予定。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1580] れもん 投稿日:2005/09/06(Tue) 11:46 [近畿]
うちの子も5年生ですが、3年のはじめから公文をやっています。計算は公文を始める前に勝手に早くなってしまいました。幼いころから数に異常に興味を持っ
ていてクラスメートの全員の誕生日などを覚えてたりします。幼児教育なんて嫌いなのでさせてませんでしたが、得意な計算をのばしてやろうと思って公文をは
じめたのです。(反対にお絵かきは昔から大嫌いでした。)文章題を解いた結果は惨敗・・・。素直なのですが、ややマニュアル人間です。中学受験はさせませ
んが、今よりもう少し自分で考える力をつけてやりたいのです。もう遅いでしょうか。
●メールでの質問に答えた時の内容ですが参考になるかも知れませんのでアップします。
参考:中学校の教頭先生へのアドバイス
<手遅れと思われている子供達への対処>
●現状の教育システムでは現在指導されているような生徒が大半を占めているはずです。残念ながら思考モデルの蓄積・利用方法をマスターする機能始動は臨界期を超えていますので、これから機能を開発することは出来ません。生物学的に無理なんです。
●では、対処法がないのか?
あります。どんな子供達も生活の中で視考力を使い思考モデルを育てています。ですが、その思考モデルの種類は少なく視考力も十分ではありません。ですか
ら、現在持っている数少ない思考モデルと視考力をフル活用させる必要があります。小さなコンピューターでも有効に回路を活用すれば大型コンピューターと同
等の力を出せます。
●彼らは言葉という抽象的な記号になれていません。ですが、鬼ごっこをしたりスポーツをしたり悪戯を考えたりは出来ます。実はこれらはイメージの移動・変
形・連想・比較という思考そのものです。ただ、テストなどに使われる言葉とリンクしていないだけです。ですから、彼らが持っている数少ない言葉や経験を意
識的にイメージの移動・変形・連想・比較にさせ意識させる練習が必要になります。
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」はもちろん優れた教材になります。ですが、同時並行してどんぐり方式での現在学習中の学習内容提示が必要です。「何だ、勉強って鬼ごっこで使う力と同じ力を使うんだ」と実感させることが大前提です。
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」と中学の学習内容を同時並行して同じ手法で教えて下さい。
>>「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」はほとんど全滅でした。
●原因が分かったということです。今までは原因が分からないまま治療しようとしていたのです。今は原因が分かっています。すべきことは全てを「どんぐり方式」にすることです。体育や音楽でさえも視考力養成に使うのです。
●夢を見る頭を持っている子供ならばイメージの移動・変形・連想・比較ができますから、時間はかかりますが100%できます。
……………………………………………………………………………………………
※もっと深刻な事態は「計算だけはできる」ことを「基礎学力はある」と勘違いしている場合です。何の基礎学力もありません。基礎学力とはイメージの移動・変形・連想・比較する力だからです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1407] るなまま 投稿日:2005/07/26(Tue) 21:10 [関東]
ぶちさん、ありがとうございます。ドングリ方式を続けていけば、あこがれの学校は憧れではありません。ウチの子も、スローでマイペースで、受験対策を1ヶ
月前どころか、夏休みからやりだしたのですが、解らないし面白く無くって、全く進みませんでした。それが、ドングリ先生のだと,段々面白味を増してきて自
主学習さえもするようになったのです。是非、お子さんの可能性を信じてあげてくださいね。先生、本日、CDプラス思考の臨界期を申し込みました。夏休み中
の効率的な勉強の仕方をご指示いただけると幸いです。
●中学受験をした場合の中1は「全く勉強しないこと」が一番の学力養成です。授業だけで「どこまで消化でき
るか」を自分で毎時間チャレンジします。家庭学習はしません。宿題も最低限度にします。好きなことを徹底的にします。中1で家庭学習をしなければしないだ
け(好きなことをすればするだけ)中3で伸びます。そして、このことが子供の一生を決めます。
※理由があります。でも、教えません。事実は事実です。
※こうすると、自分で行きたい高校を決める力がつきます。すると隠れてでも勉強します。大学も同じです。
……………………………………………………………………………………………
●ただし、社会に出て出身中学や出身高校を聞かれることは、まずありませんし、学歴としても役には立ちません。使うなら使えるのは大学だけです。大学は本人が決めます。だから、中1では好きなことだけをさせることが重要なんです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1404] るなまま 投稿日:2005/07/26(Tue) 14:05 [関東]
4〜5年生時期から塾や家庭教師など受験対策している小学校の友人とその家族からは、『いまさらねえ』とか、『無理よ』とか、陰でいわれるのを耳にしまし
たし、子供は友人に面と向かって直接いわれたらしいです。『自分に制限をかけるけるのは自分自身だ』ということを常日頃伝えて来たこと、一旦自信を持つと
何があってもそのままという子供の性格もあって、ドングリ方式をやりつづけました。ビッチリ通う塾で成果が上がらないのをみて子供によく訊いてみると、問
題が解らないとその前に戻ってもう少し易しい問題を解くと言う繰り返しのみです。もちろん先生は説明しますが。しかし、ちょっと説明すると、または、どん
な方法をもって解くかと言うことをちょっと伝えると全部解けるのですが、その解く『きっかけ』が解らない。その解くきっかけを教えてもらわないと解けな
かったのです。『きっかけを導きだすのが必要なのに・・・。これって、考える力が無いんじゃない?』塾の先生にいくら言っても解ってるようで全く解ってな
いのです。1ヶ月きったときには本当に本当に焦りました。『落ち着きなさい!!』とドングリ先生にいわれて、やっと平静を取り戻し、このまま塾任せでは絶
対に受からない、と切り捨てる勇気がなかった塾を止める決心をしたのでした。みんなびっくりしていました、気でも触れたのか、あきらめたのか、と。四苦八
苦している方々にどんぐり方式をすすめても、ウェブサイトでみるようすすめても、有名私塾を信じて聞き流されるばかり。私はドングリ方式しかウチの子が受
かる道はないと、完全平静ではない頭故、何度も何度も本とウェブを読みただただ実践して行きました。スイッチが入って、解く『きっかけ』が導きだせ解けだ
したときには、言葉では言い表せないくらいの感動ものでした。過去問を実は馬鹿にしていたのですが、解いていくごとにその学校のカラーと、この学校は何を
子供から引き出そうとしているのか、が浮き彫りに見えて来たときにはびっくりしました!もちろん、その学校の設問も浮き彫りになってわかってきたのですか
ら、もってる問題集から子供自身が類問題を選ぶようになりました。『ひえ〜』です。また、こんな解き方もある、と一つの大問題を複数の解き方で示したとき
にもひっくり返りそうに驚きました。トップクラスの子達が解けない問題さえ解けるようになっていたのですから。だって、最初、受験問題はさっぱりわからな
かったんですよ。1ヶ月前の私の焦りって、こどもが単純な文章題を1ヶ月前になってさえも1問も解けなかったからです。偏差値も10代でした。それ
が・・・・・・・・。結果、私たちは合格しましたが、耳を貸さなかった塾任せの頭のいい子達、めちゃくちゃハードなスケジュールを課せられた子供達は、期
待を裏切って何人も落ちてしまいました。信じられない!! とみんないっています。本当に、驚きばかりです。今回のことは、ドングリ先生の教えの元、私た
ち親子2人3脚で得た結果は言葉にできないほどの喜びではありますが、子供の勉強の仕方の在り方をすごく考えさせられました。すごくコントラスト強く浮き
彫りに見せつけられました。子供自身も何か感慨深気でした。いろんな方達にドングリ方式を伝えて行かねばならないと思っています。これからも解らんちょう
ノートを活かしていきます。中学生活での勉強の仕方等、アドバイスがあったらお願いいたします。
P.S
そうそう、通い始めた中学では、解らんちょうノートを取り入れていてびっくりしました。『さすが、私の惚れ込んだ学校だけあるでしょう?』と自慢げに言っていました。〜感謝と共に〜
●だって、私は、最大手の受験塾の先生に指導方法を教える先生だったんですから「どんぐり方式」が受験にも受験でなくても効果的なのは当たり前なんです。
私は、塾や昨今の小学校が誤って目指そうとしている終点から出発したんです。だから、間違うことはあり得ないんです。手前味噌ですが「どんぐり方式」は
「絶対」なんです。尤もらしく「絶対なんてない。色んな方法があって〜」という人がいます。人間の頭の構造(学習方法)を知らない人の言葉です。
※子供達が才能に溢れていることを本当に知っている人には分かるんです。「受験なんて簡単」だってね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1402] るなまま 投稿日:2005/07/26(Tue) 01:19 [関東]
中学受験を今年の夏おもいたったものの、塾任せではなかなか理解に及ばず焦って先生に相談させていただいたものです。おかげさまで、第一志望校に合格しま
した!夏休みになってやっと一段落したところです。お礼が遅くなり,申し訳ありません。当時、時間が無く、焦りに焦っていましたが、いわれた通りにとにか
く、絵に描かせまくりました。初めは全く描けなかったのです。それから描けるようになっても、ひとつひとつの関連性を表現できなかったのです。それが、あ
る日突然、スイッチが入ったように解るようになり、もんだいがすらすらとけるようになりました。過去問の大問題をやっていたときに、はじめ、なんのこっ
ちゃといっていた難解なものも、図にして絵を描きまくり式を導きだし、解いたときには驚きました。塾ではどの先生もギブアップして「こんな問題解かなくて
いいよ」と言われた問題を、図を展開に展開して描きまくりそこから式を導きだして解いたといって意気揚々として還って来たときにはさすがにびっくりしまし
た。そして、受験目前の1ヶ月前に塾をやめ、先生のおっしゃるように、解らんちょうノート、文章題を図に変換、過去問分析、のみにフォーカスして短期集中
してやりました。先のスイッチ入ったの、いつごろだとおもいますか?受験日の2週間前です。その2週間、学校を休みましたが、睡眠時間はたっぷりとって、
リラックスと集中のめりはりをつけました。母親である私は、食事は頭を鈍らせる肉食はひかえ、朝昼夜の食事メニューと量(少なめに)と材料に神経を使いま
した。おかげさまで、証明問題が出てもすらすらとけたそうで、合格に至りました。本人は自分の希望校ということもあり、毎日学園生活を楽しんでいます。そ
んな子供を見て、家族共々、心から喜び先生に感謝いたしております。ありがとうございました。
>>先生のおっしゃるように
●毎年「奇蹟」なんていわれますけど、当然なんです。
入試は作戦なのに作戦を立てずに流れ(塾の勝手なコースや志望校にあっていない作戦→学力を判定できない学力判定テスト・模試結果)に任せて受験するから無駄なことばかりして効果がないだけなんです。
中学・高校入試程度をクリアできない子供はいませんよ。必要としているかどうかだけです。
……………………………………………………………………………………………
※高校入試例はコチラ:これも塾や学校の先生には「奇蹟」にみえるらしい。予定通り「分からん帳」だけでの指導でしたよ。2005年入試。
http://homepage.mac.com/donguriclub/moshi.html
……………………………………………………………………………………………
●「どんぐり方式」で本当の学力(視考力を使って養った思考力)を育てていれば、どんな出力方法(入試も含む)にも対応できるんです。
※中学受験・高校受験の最適な学習方法って既に確立されているんです。「絶対学力」に書いてあることをすればいいんです。あとはヒ・ミ・ツ。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1379] ミンピン 投稿日:2005/07/20(Wed) 11:04 [関東]
先生、こんにちは!今日は、ご報告があってきました。昨日、小3の息子が漢字のテストを持ち帰ったんです。点数は〜なんと8点!10点満点ではないです
よ・・・100点満点のものです(笑)この点数で一体なんの報告?と思われるかもしれませんが、合っていた漢字を見ると四問全てが「一日一文字大きく書
く」で練習した字だったんですよ。これだけなんですけどとてもびっくりしたので報告しにきたというわけです。宿題が出ている日にはこの漢字練習をさせてい
ない(宿題では漢字練習が結構出ています)ので始めて一ヶ月ほどでまだこの方法では六字しか練習していません。その六字中で今回のテストに出てきたものが
四字・・・すごいと思いませんか?「一日一文字大きく書く」の効果のすごさにただただ感激です!それに比べて宿題の効果のなさ(息子の覚えの悪さもある?
笑)ときたら・・・笑うばかりですよね。夏休みはちょっと欲張って「一日二文字大きく書く」でやってみようかなと思っています。夏休みぐらいは良いでしょ
うかね・・・二文字でも。ついでに・・・中2の姉のほうですが期末テストで(すみません・・・無駄な勉強とのことでしたが本人がやるときかないのでやらせ
てしまいました)先生に教えて頂いた方法で社会をやってみたところおっしゃる通りの結果となりました。初の90点超えです!苦手教科で学年1桁に入ること
ができました。高校受験もこのやり方で頑張らせようと思います。本当にどうもありがとうございました!
>>二文字でも
●限定3文字かな。
●勉強って簡単なの。楽して点数にする方法ってのがあるんだなぁ。でもって、本当の学力も育てられる。
だから、小中学校の評価は全く関係ないんです。
※高校入試だけは満点取りに行きますけどね。
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「絶対学力」「新・絶対学力」「思考の臨界期」「BBS過去ログ」「どんぐり倶楽部5周年記念CD」
これだけあれば、まず大丈夫でしょう。
※高校受験する人は「受験校の過去問題」と「全国入試問題(旺文社)」の理社もね。
……………………………………………………………………………………………
●手法が間違っているもの(上に手本がある漢字ドリルや高速暗算練習・マス計算など)を使うと無駄な負担ばかりがかかって効果は殆どないんです。手法がお粗末だと「勉強時間=学力崩壊時間」になりかねません。これくらいにしとこうかな。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1136] けいまま 投稿日:2005/06/13(Mon) 22:42 [関東]
毎日2題づつ、多すぎますか、ただ、ほかに三角計算練習や筆算、漢字などはまだやっていません。でも、少し減らしてみます。過去問のほうは5年分です。た
だ、これは速さ、これはニュートン算と分けただけでなのです。これでは、分析とはいえませんね。最低合格らいん何%というのも考慮しなければならないので
すね。市販の過去問には5年間しかのってないのですが、10年分くださいと言えば購入することはできるものなのでしょうか。(調べてみたいと思います)
ありがとうございました。
●「〜算」「〜算」というパターン学習はとても危険ですよ。「絵図で解く」という意識に変えることが大事です。絵図で解けない問題はないんです。「これは何算かな?」と考える時間は無駄な時間です。
※分析のヒント:連立方程式・相似の利用・順列組み合わせまでしか出ません。<秘密ですが中-上位中学受験は公立高校の受験勉強と非常に共通点があるんです。>
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1102] けいまま
>>受験のため自立学習塾に日曜以外5時から10時まで毎日通っています。毎日週末にある単元のテストのための勉強に追われています。
●100%無意味です。予習シリーズの週間計画に沿って学習してはいけません。あれは教える側の都合です。週間テストでいつも100点でも、志望校には入れてもらえないんですよ。大きな勘違いです。
>>予習シリーズの6上
●不要です。(使ったうえでの判断です)
>>少し上の学校を志望校にして
●ダメです。志望校は変えません。この時期に志望校を変えると言うことは学習内容を全て変えると言うことです。「志望校選び」の考え方が根本的に間違っています。受験校は1000校あっても志望校は1校です。その志望校にピッタリ合った学習以外はしないんです。
>>3MX00の問題をやらせてみましたが、わからない
●考え方を教えてもらっていない証拠です。小6が小3の問題を「わからない」ことはあり得ません。「考え方」を教わっていないのです。
※即刻、家庭教師に切り換えて志望校の過去問題を分析し、お子さんの弱点と照らし合わせて志望校の入試問題を使って「考え方」を修得しながら補強してください。志望校の過去問題でなければ意味がありませんよ。
※塾ではできません。個別指導塾もダメです。家庭教師だけです。
■方法は「絶対学力」「新・絶対学力」に書いてありますね。
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[1102] けいまま 投稿日:2005/06/10(Fri) 22:51 [関東]
ありがとうございました。そろばんの過去ログ参考になりました。芸事・・・たぶん芸ができると、こんな芸ができるよとひとつの自信にはなるけれど、学力に
は関係ないということと理解しました。ところで、小6の娘がいます、受験のため自立学習塾に日曜以外5時から10時まで毎日通っています。毎日週末にある
単元のテストのための勉強に追われています。予習シリーズです。学校のテストでは真ん中より少し上くらいで、塾に行っても偏差値52くらいなので、その程
度の学力ならその程度の中学を受けようと志望校を決めたので、私としてはその学校の過去問をひたすら、やるほうがいいのではと思っているのですが、先生が
過去問は6年の最後でよいといいます。私は、予習シリーズの6上はむずかしすぎて、志望校の過去問にもでてこないようなのに、無駄な気がしてなりません。
先生が絶対学力で過去問をこなすのがよいと書いていらしたのを見て、やはり、これだと思いました。それで、これからは過去問の指導をしてもらえるようにお
願いしようかと思っていますが、今のレベルにあった学校の過去問をやるか、または、この先生のよい文章問題をやって学力がもう少しつくことを信じて、少し
上の学校を志望校にしてがんばってみようか、迷っています。ちなみに、娘にも3MX00の問題をやらせてみましたが、わからない、といいやろうとしません
でした。どのように絵を描いたらいいかわからないようです。さーっと血の気がひいたような気がしました。私は受験勉強も入試のためだけでなく、中学に入っ
た後も高校に行っても役に立つようにやるべきだと思ってきましたが、どうも年相応の学力すらついてないような気がしました。どうにか先生の文章問題の3年
あたりからやって本当の学力をつけていったほうがこの先娘のためになるような気がしています。が、本人は中堅校でいいから私立に行きたいと言っているの
で、やはり、このまま塾を続けるべきか、どのような勉強方法がよいでしょうか。
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[1092] あっちゃん 投稿日:2005/06/09(Thu) 16:12 [関東]
お世話になります。弟の子供(小4)が、3月から塾に通い始めました。所謂御三家を始めとする難関校を志望するご家庭に人気の、詰め込み塾です。電車を乗
り継いで、40分以上かけて通っています。先週、甥に会った時に「塾、楽しい?」と聞くと、にこにこしながら「うん」と言いました。でも、弟(高校教師)
は、浮かない顔をしています。1.宿題が、こなし切れない程大量に出る。それだけなら良いが、○×だけしかつけずに返ってきて、丁寧に答え合わせをしてく
れる訳ではない。2.生徒が理解しようがしまいが、どんどん進む。大量の宿題も、生徒一人一人の理解度のチェックには使っていない。3.宿題を全部やった
とか、授業時間内に与えられた課題が全問正解だったとか、で、やたらとシールをくれる。勉強自体への関心からではなく、シール欲しさに勉強している様だ。
甥の場合、よく出来る仲良しのお友達に誘われて、一緒に行っているだけなので、特に優れた子供を集めたクラスにいる訳でもなさそうです。それに、甥が楽し
いと言うのも、塾そのものよりも、生まれて始めて友達と電車に乗ってどこかに通う事だったりする様だし。人並みの学力の小学校4年生にとって、そんなとこ
ろに通うのは、百害あって一理なしなんじゃないかと思いました。弟も、さすがにその道のプロだけに良く判っていて、夏期講習以後、続けるかどうかは、考え
中だと言っていました。別の甥の話です。この春、中学生になりました。受験して、かなりの難関校に合格しました。第一志望に合格して、塾(上の甥とは違う
大手です)に報告した時、「入学後の勉強に役に立つから、まだ残っている出願先も受けなさい」と、言われたとか。○○中学合格○名、という塾の宣伝のチラ
シの数字を増やすためのコマとしか、子供を考えていないのが、ミエミエで、聞いていて不愉快になりました。たとえ勉強面で学校に不満なことがあっても、だ
から塾に行かせる、というのは、かえってリスクが高そうですね。もちろん教え子を人間扱いしてくれたり、丁寧に子供の弱点を把握して学力向上につなげてく
れるところもあるのでしょうが、塾にやっているから安心だとは、どうやらならない様です。
●大手塾は目的が違いますので方法が違うのは当然です。工夫をしない詰め込み型は教える方にとっては非常に楽なんです。また、厳しくして保護者に文句を言われることはないので「面倒を見る」といっても「させる」だけでいいので手間がかかりません。
●また、小4の受験勉強(塾での学習項目)は序の口で小5から格段に時間も値段も異なってきます。
※(女子御三家も含めて)御三家には随分入れましたが、最終的には「考える力」を塾以外で育ててもらっていた子しか健全な受験(余裕で勉強する)はできていません。
※どこの塾にでもある現象ですが、小1-3から来ている子でも「考える力」を育ててもらって小5-6から入ってくる(それまで受験勉強などしていなかっ
た)子供達にはあっという間に追い抜かれてしまいます。当たり前のことなのに「早い方が〜」という思い込みが後を絶ちません。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1074] のんきち 投稿日:2005/06/08(Wed) 17:12 [東海]
こんにちは、久しぶりに投稿します。娘はこの4月で2年生になりました。昨年の11月から算数問題に取り組んでいます。年長問題から始め、今は1年生の問
題に入りました。しかし難しいからイヤと、自分からは全く取り組もうとしない為、現在は週に1・2回どんぐりの日を作ってなんとかやっています。のび太の
ように勉強を始めるとすぐ眠くなってしまう子で(情けない・・・)いつも苦労しています。みなさんの投稿を読むとうらましい限りです。お子さんが成長して
いる様子がありありと伺えますね。ところで、質問なんですが、うちはどんぐり拒否症がなかなか改善されない為、2年生になってから、どんぐりをやらない日
は国語の文章題のみのドリルをやっています。過去ログで「国語の問題は設問別学習が最も効果的で、どんなに長い問題でも1問しか解かない」という先生のお
話を読んで実践していました。しかし[1054]で「受験用なので日常的にしてはいけません」を読んでびっくり。今は、問題を順番通りにやっていった方が
よいのですね。やはり1日1問ですか?よろしくお願いします。
>>難しいからイヤ
●これは「難しいから」ではなく「考えなければ解けないからイヤ」ということです。「考える」=「分からない」=「難しい」の実態のない悪循環(固定観念)が根付いているようですね。お絵描きから入らないとよく出る症状です。
※だから勉強は楽しくなくてはいけないんです。低学年の学習は消化することが目標にはなり得ないんです。学習に対する根本的な考え方の変更が必要だと思います。
●算数の文章問題は週1回で結構です。
●問題形式の国語はしない方がいいですよ。問題形式の国語は考える幅をとても(異常に)限定します。ところが、その応用が利かなくなった状態を「問題を解けるようになった」と勘違いするんです。学力が無くなったことをいいことだと思ってしまうんです。危険ですよ。
●設問解釈は小6の夏からが最も効果的です。設問解釈はできるだけしない方がいいんです。そして、必要ならば期間は短い方が効果的なんです。
……………………………………………………………………………………………
※受験対応の学習はどんなに早くても小5の夏からにしないと回復できなくなりますよ。また、9才以前の受験対応学習は危険極まりない才能潰しになります。「絶対学力」「新・絶対学力」にも書いておいたのですが、読み落としましたか?
※受験のプロが言います「絶対にダメです!」
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1054] クロネコのだんご 投稿日:2005/06/06(Mon) 02:40 [外国]
先生こんにちは。アメリカに住む小3の娘は、もうすぐ年長さんの問題を終わりそうです。最初は、わからないわからないと連発してすぐあきらめていたのに、
最近は例え間違っていても最後まで自分でがんばって解いています。すごい進歩だと思っています。アメリカに来て一年がたとうとする今、娘のしゃべる日本語
が少しおかしくなってきているようで、また少ーし家で英語を使うようになってきました。そのせいか日本語補習校の国語の長文問題の成績がめきめき落ちてき
ています。国語は得意な子だったのでですが‥。これは、私の思うように、娘の頭の中で英語と日本語が混沌としてきているからでしょうか。一時的なものであ
ればいいのですが、簡単な質問にも間違えている状態に愕然としています。あせりすぎとは思うのですが、これからどう対応していけばよいのか悩みます。娘は
ただでさえストレスが多い環境にいると思うので、なるべく勉強量は少なくしてやりたいのですが‥。どうかアドバイスをお願いします。
>>すごい進歩だと思っています。
●スゴイ進歩です。「考える」には「冷静さ」「忍耐力」「理解力」「創造力」など制御と展開を縦横に駆使した操作が必要なんです。遊び感覚でVisual
Thinking ですね。
>>どう対応していけばよいのか
●日本語での入力が正確に出来ていれば生活で自由に使える言葉を中心にすべきです。
つまり、日本語で質問して英語で答える。質問の意味を理解していればOK。日本語をキープしながら英語中心の生活をするときのポイントです。学習の原理
「表現は必要なときに必要なだけ最後に修得する」ことで無理なく無駄なく効果的な学習が出来ます。表現力の養成を「猿真似」にしてしまってはいけませんか
らね。
※もう一つ、問題集などの答えが正解にならないのは本文が読めていないからではなく、設問が読めていないことの方が圧倒的に多いです。つまり、設問解釈練
習の不足です。ただし、これは受験用なので受験前3ヶ月限定学習方法です。効果は抜群ですが日常的にしてはいけません。才能を制限するからです。正解にた
どり着くのは実に簡単なんです。ですが、貧弱なんです。
<例>
試しに長文読解の問題で一番難しそうな設問だけをジックリ読んで(聞かれている意味をキチンと理解して)から、その設問のことだけを頭に置いて本文を一度だけ読んでみて下さい。自然に読み方が変わりますし、正解が見えてしまいます。
※受験直前まではしてはいけない不要な技です。塾では「成績アップの秘策」みたいに言うんですが、ダメ学習(才能潰し)の代表です。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1044] せっかちママ 投稿日:2005/06/04(Sat) 21:22 [九州]
こんばんは。久しぶりにここに来ました。ものすごく興味深いやりとりがあっていて、真剣に読んでしまいました。(いつも真剣に読んでいますけれど)私が住
むところで、中学受験をする子はごくまれです。それでも、他県にある超難関中高一貫校を目指し、頑張るお子さんもいます。私にとって不幸な事に(苦笑)、
私の知り合いのお家は何件も他県の難関中学を目指しています。幼稚園からそろばんを始め、4年生から塾通い。優れもののお子さんと有能な親御さんなので、
きっと難関突破となるのでしょう。目標が定まって、それに走り出せば気持ちは楽ですよね。私はいったいどうしたいんだ?子どもはいったいどうなりたいん
だ?という肝心なところがハッキリしないため、ついつい安易な方向に向かいたくなる心の弱い私です。どんぐりを知るまでは本当にぐらぐらと心が揺れていま
した。家族で一緒にいられる時間は短いのに、中1から離れる必要はないし、家から通える中高一貫校には魅力を感じないし・・。でも、このまま楽しい楽しい
学校生活を送らせて、ぐたぐたさせてていいのかな?と。今はどんぐり倶楽部がついているので心強く頑張ります!どんぐりが付いていても、親の私たちと我が
子自体がアヤシイのでちょっと自信がなくなってくるのです・・。こんな事をここで聞いてよいのか迷っていますが、途方に暮れているので先生にアドバイスを
いただきたいと思っています。だめならそのままでお願いします。4年生の子どもは、2M87で困っています。定規とコンパスを使い、まず、円を描きまし
た。そして、底辺になる辺を円を切る形で書きました。そして、その辺の真ん中から垂直に線を出し、円と交わる点を探しました。円と交わったところと、円と
底辺の線が交わったところを結んで、「二等辺三角形のできあがり!」となっているのです。私が予想した「定規とコンパスを使った二等辺三角形の書き方」と
は激しく違ったので、戸惑っています。正三角形についても、丸を書き、底辺を半径の2倍になるような大きさに計って書いていました。書けているのでこれで
OKにしてよいのか迷っています。応用の利く書き方を見つけるまでやらせた方がいいのでしょうか?彼はすでに3通りの書き方を見つけて、「もういいや
ろ!」と不機嫌です(苦笑)。
●もちろんOKです。まだ、所謂「正解」に拘っていますね。学力養成は「正解」という結論にあるのではなく、「過程」にあるんですよ。答えを出すためにどんぐり倶楽部の問題があるのではありませんよ。過程で学力を育てるためにあるんです。
●今、受験にあった正しい解き方を身に付けなければ受験で困ると思っていますね。受験用の勉強は別物です。過去問から限定パターン学習するので簡単なんです。
●受験用の答えに子供を合わせることは全く不要です。それは教育ではありませんからね。ただし、受験の時には戦い方を教えるんです。健全に育ってれば半年で準備できます。修正期間を入れても1年です。
●その場その場で仕上げることの無駄は計り知れません。仕上げは小6にとっておくんです。とっておくから効果があるんです。
※2MX87を予想通りの正解を書いたこと書かなかった子で何か変わると思いますか?全く関係ありません。あるとすればキチンと考えたのかどうかだけです。不機嫌になるお子さんの方が正に正解です。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1036] いも焼酎 投稿日:2005/06/04(Sat) 07:11 [関東]
こんにちは。私も猫が好きさんと同じように、あっちゃんさんの投稿を何度も読んでいました。私は東京の市部に住んでいるのですが、同じ都内でも全然環境が
違うんだなあとびっくりしています。うちの近所では子供たちが年齢を超えて遊びまくっています。習い事をたくさんしている子もいるし、中学受験なんかも盛
んだと聞いていますが、多くの低学年の子供たちは毎日ドロドロになってあそんでいます。英語教育の話が出ていますが、実は、私たちは現在小1の息子が4歳
半まで、海外(東南アジア)に住んでいたことがあり、息子はインターナショナルの幼稚園に通っていました。(日本人学校がなかったので仕方なく・・・)幼
稚園での生活体験を通して、息子も英語を理解し少しは話せるようになっていました。幼稚園の先生からは、「家でも親が英語で話しかけるように」と言われた
のですが、いずれ日本に帰国する身、日本語が中途半端になってはいけないと、そんなアドバイスは無視し、家では日本語のみ(ころころさんちと同じく関西弁
です!)で生活をしていました。日本の絵本も毎日たくさん読み聞かせてきました。そこの幼稚園では日本人をはじめ、インド人、フランス人、ドイツ人、韓国
人、インドネシア人、オーストラリア人・・・と色々な国の親子がいて色々な英語を話していました。みんな発音なんてはっきり言ってめちゃくちゃだったし、
通じればどうでもいいことでした。日本に帰ってきて、「きれいな発音で話せるように」と小さいうちから英語を習わせている親が多いことに、とても違和感が
あります。ニュースキャスターになるわけでもないのに「きれいな発音」って一体何なんでしょう?そんな私も、日本に帰国してすぐの頃は、息子の英語力を維
持したい・・・なんて思って、英語を習わせようという誘惑にかられた時期がありました。でも、子どもが嫌がりました。「なんで日本やのに、英語しなあかん
の?」・・・その言葉が全てでした。。。「そうやね。じゃあ、英語は忘れようね。どうせ中学で習うし。」で終わりました(笑)。
住んでいたところが赤道直下の常夏の国。雨季と乾季しかない、いつも半そでのTシャツ。私自身は7年間、そういうところで生活してきたのですが、何かを思
い出そうとしても、いつも同じような景色、気候、服なので、思い出せないんですよね。日本だったら、「あの人に会ったのは確かもみじが色づいていて、肌寒
くてコートを着ていたから、去年の11月頃だったよね?」という感じで思い出せるんですけどね。(笑)また向こうにいた頃は「待ち遠しい」「名残惜しい」
という言葉が出てこなかったような気がします。桜の花びらが散るのを見て、梅雨明けが早く来ないかなあと思いながら、今は、「待ち遠しい」「名残惜しい」
を子どもと一緒に体感しています。マイナス面ばかり書いていますが、もちろん、その国で暮らせたことは、私たち親子にとってかけがえのない体験だったと
思っていますよ。最近は、桜を見るためだけ・滝を見に行くためだけ・日の出を見るためだけ・落ち葉を踏むためだけ・雨の日はタンポポがどうなっているのか
を見るためだけ・ザリガニを釣るためだけ・つくしを探しにいくためだけ・洞窟の中の「ひんやり」した空気を体感するためだけ・・・・に毎週家族で出歩いて
います。下の娘の幼稚園の送り迎えも毎日同じ道を歩きながら・・・・。毎日楽しいです!豊かな言葉を添えて・・・ですよね?先生?長々と書いてしまいまし
た。すみません。。。m(..)m
●素敵ですね。誰でも出来る素敵な生活です。「商売人のキャッチコピー」に捕まらなければ豊かな生活、豊かな教育は目の前にあるんです。
※私がしていることはサポート(裏方)にすぎません。主役は子供であり。脇役は保護者です。素敵なドラマを作り上げてくださいね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[1031] しげる 投稿日:2005/06/03(Fri) 21:40 [中国]
私の仕事は一応、研究です。今、仕事で役に立っているのは、子供のころ野山を駆け巡ったときに体験した遊び心や想像力です。これでも、小学生のころは中学
受験をしましたので、方程式のような文章題も解きました。理科の問題も解きました。でも、そんなことは中学高校で習えばよいことだった。暗算や暗記したよ
うな知識はコンピューターさえあれば何とかなります。覚えるだけ無駄です。子供たちにとって何が必要になるか考えると、中学受験は無駄だと私は考えていま
す。考える力と言うけれど、非常に奥が深いと思います。文章題もそのひとつですが、それと同じくらい遊びも必要だと思います。親が大学で真剣に学んだ人間
なら、学問の真髄に触れているはずです。その学問を究めるために必要な能力が受験勉強だとは私は考えられません。
<執筆中の原稿より:Simple Education Rules>
■遊びを削ってまで習い事をさせないようにしましょう。
主体的な遊びほど思考モデルをたくさん作ってくれるものはありません。自分で考え、自分で動き、自分で確認する。これが思考モデルを作る最も効果的で正しい方法です。
体は頭で組み立てた視覚イメージの真似をすることで動きます。普段は視覚イメージの動きが超高速なので意識していませんが複雑な動きを連続して行うとき
などを考えると分かります。イメージトレーニングが効果的であることもこの作用の応用です。学習は全て同じなのです。勉強も同じです。ですから特に9才ま
での遊びは非常に大切なのです。遊びを削ることは、そのまま学力を削ることになるのです。
体を動かした方が情報量が多くなりますので思考モデルも多く繊細になりますが、体を動かさなくても主体的に視覚イメージを操作すれば思考モデルは増加し
ますので、体が丈夫でない場合は、頭の中で視覚イメージの操作を楽しくできる遊びが有効です。ですが、出来れば人工的な物を対象にするのではなくて自然を
対象にする遊びが格段に思考モデルは多くなります。自然にかなう多様さはないからです。
自の中で遊ぶことを健康にいいとだけ思っている人もいるようですが、違うんです。格段に多量の情報処理を迫られるのですから格段に多種多様な思考モデル
を作ることになるのです。つまり、自然の中で遊ぶことは高度な学力養成になるのです。ノーベル賞受賞者の多くが子供の頃に遊んだことがよかった、というコ
メントを残していますが、これは偶然ではないのです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[860] はむころ 投稿日:2005/05/09(Mon) 10:52 [関東]
以前長女の受験用算数のことで相談させていただいたものです。先生がアドバイスの通り、志望校を1校にしぼり過去問の分析にがんばっております。(なかな
かうまくいきませんが・・)どんぐりクラブの掲示板の過去の書きこみもほぼ全部読破しました。長女は依然として算数わからん病に苦しんでおりますが、良質
の文章題は笑いながら読んで絵を書いています。(どういうことなのかわかりませんが、絵が正確にかけるものと式だけ書いて出してしまうものと両方ありま
す。)年長さんのものから五年生のものまでいろいろです。5MX104は見事に絵が書けたのに答えはおもいっきり間違えていました。ひとつお聞きしてもよ
ろしいですか?宮本哲也さんの著書に合格パズルや強育パズルというものがありますがこういうふうなものは数的センスなど身につく(って書いてありますが)
いかがなのでしょうか?長女が息抜きにたま〜ってしているくらいですが・・・
●センスはみんな持ってるんです。有効利用できないのは「言葉(算数語)→視覚イメージ」の練習をしていな
いからです。言葉のない入試問題がありますか?しかし、言葉そのものを問題にしている入試問題もないんです。つまり、表面的には「文章問題」なのですが
「君は味のない算数語で書いてあるこの文章を図式に再現して指示通りに操作することが出来るかな」ということです。パズルは息抜きにはいいでしょうが、学
習教材と思っていてはお粗末です。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[843] スマイリ−マム 投稿日:2005/04/30(Sat) 22:03 [北陸]
ところで、839の >普通、小6で数週間すれば高校入試程度のことは全てマスターできますからっておっしゃっていましたね。兄ちゃん6年生なのです
が・・数週間の事、やってみたいです!それと前に、6年間分の内容は半年で出来るとおっしゃっていたような・・・。ど、どうやって半年で出来るのでしょう
か?先生の教室に行きたいけど叶わないことなので良ろしければアドバイスお願いします。あ、ベオン先生も頑張ってください。
>小6で数週間すれば高校入試程度のことは全てマスターできます
●<語順訳→和訳>は短くすれば1日です。この部分は基本的には日本語の言い換えなので誰でもできるんです。ただし、指導する方は<英文→語順訳>の対応
を知っていなくては指導できません。方法は簡単です。中3の教科書を全文語順訳しておく:SUNSHINEは下記にあります。
http://homepage.mac.com/donguriclub/sunshine-3.html
次に、語順訳だけを聞かせて子供自身の言葉で内容を言い表せるか確認する。表現が違っていても同内容なら和訳ですからOK。オ・ワ・リ。
●これだけで中学3年間で習う内容は全て学習したことになります。後は英語という文字で復習するだけです。既に、語順訳と和訳を身に付けた状態でね。ふふふ...。力の入れ方が全然ちがってくるんだなぁ、こうしておくと。
……………………………………………………………………………………………
>6年間分の内容は半年で出来る
●問題集は使えません。なぜなら、問題が解ける解けないは内容ではなくて設問解釈が全てだからです。設問解釈はテストの勉強なので受験前に短期間だけします。点数を取るための技ですから普段はしません。
●全教科共通:小4-6の全教科書を読んで貰う。イメージ再現できない部分をアドバイスする。
※分かっているかどうかは言葉(理科などは専門用語も含む)をイメージ再現出来るかどうかだけです。ですから、1.文字が読める/2.イメージ再現できる/を確認するだけでいいのです。4科目として4週間もあれば余裕で出来ますよ。
※何を暗記するか等は必要性を考えて最低限の設定をしますが、これは理解とは別のことです。また、点数にするための設問解釈も学力とは別のことですから必要なときに勉強します。
※テストの点数が理解度と思っていたりすると不可能だと思い込むでしょうが、学力と点数は設問解釈を教えていない子供には何の関係もありません。
……………………………………………………………………………………………
●上記のことは「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を丁寧に解くことで考える力・本当の学力を育てることに比べればほんの「オマケ」にすぎません。本来は一切不要なことです。する場合は核心の勉強(視考力養成)が出来ている場合のみにして下さいね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[781] しげる 投稿日:2005/04/21(Thu) 10:34 [中国]
ご無沙汰しております。さすがに自動宿題装置は使っていません。でも、文章題と読書は時間がかかっても、毎日やらせています。テレビを見る暇はありませ
ん。下の娘(小2)も文章題4ヵ月目、年長70問程度でやっと頭が硬直してしまう公文頭から抜け出せました。上の息子は文章題4年目、小4の問題を解いて
います。彼の周囲の友人も受験を考え始めましたので、塾に通う子が増えてきたようです。算数は文章題をやれば何とかなると思います。社会も理科も彼は好き
なので心配していません。問題は国語です。読書と言っても、科学系の本しか読んでいません。小説はほとんど読みません。国語の勉強方法をご教示頂ければ幸
いです。
>>上の息子は文章題4年目、小4の問題を解いています。
●大丈夫です。準備は出来ています。「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」は国語力も付くようになっています。
●さて、国語ですが、まず、受験する学校の過去問題を用意して下さい。市販の問題や塾のテキストは役に立ちません。
1.5年間分の長文問題を用意する。
2.各学年、設問の数と同じ数だけコピーします。
3.年度に関係なく同じような設問毎に区分けします。
4.1週間〜1ヶ月、同じ設問形式のものだけの設問を解きます。
※たとえば選択肢による内容真偽問題が3年分あれば、その設問だけを良く読んでから本文を読んで考えます。設問が主体になりますので設問を先に読みます。
※正解と自分の解答と異なる場合は、設問の指示を確認しながら正解と自分の解答がどう違うのかを設問の指示をヒントに導き出します。「こう問われているから、こう答えなければならない」という関係を見抜けるようにします。これが「設問解釈」という学習方法です。
※国語というと「感情」や「想い」を感じることが大事なように勘違いするひとがいますが、感じ方は千差万別であるのが本当です。受験で求められているのは
「一般的にはどう感じるでしょう?この文から無理なく推測するとどう感じるでしょう」という決まり事でしかありません。ですから、自分が感じた感想は大事
にしまっておいて、常識返答の練習(つまらないですが)をします。
■以上です。ただ、国語は小6からの方がいいですよ。固定した反応に慣らしてしまうと発想が貧弱になります。小6の8月からですね。受験校によっては特殊な知識を要求されますので、それだけ調べておいて下さい。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[775] はむころ 投稿日:2005/04/20(Wed) 23:57 [関東]
はじめまして。書きこむのははじめてですが、ちょくちょくのぞきにお伺いしております。みなさん自動宿題マシーンを使われているようですね。わたしのとこ
ろのもそろそろ始動させないといけなくなりそうです。。音読、毎日だし、普通に読んでも10分近くかかります。嫌にならないことを祈る毎日です。どんぐり
先生にご相談させてください。現在5年の女子ですが、諸事情があり、私立の中学を受験予定です。ただスタートが遅れていると言う事で塾から膨大の量の宿題
が出ます。(塾は個別の個人の塾です)特殊算、わかってません。(ちなみに私にもわからない・・)例えば倍数算を線分図で解くこともできないし、もちろん
絵もかけません。子供が自分で考えて解いてみなければ何にもなりません。。でもわからなくて苦しんでいます。こんな場合何をどうしてあげたら良いのでしょ
うか?先生の良質の文章問題を毎日1問でも解いてみる(おそらく絵が書けないと思いますが)とああいう特殊算みたいなのも絵や図が書けてできるようになる
ものなんでしょうか?このままでは算数嫌いになるようで心配しております。私にできることをと思うのですが、どうしてあげたらいいのか本当にわからないん
です。。追伸、絶対学力、続絶対学力、読ませていただきました。思考の臨界期も予約させていただきました。楽しみにしております。
>>スタートが遅れている
●スタートは遅れていません。本当の学習をしていればスタートは早くても小5の9月からです。「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を4年間していれば受験対策などは1年で十分だったのですが...。
>>特殊算みたいなのも絵や図が書けてできるようになるものなんでしょうか?
●「特殊算」なんてのはただの呼び名ですよ。そんなものないんです。絵図を描いて解けない問題は世の中に存在しません。反対に「〜算」はこう解く。と覚えていると新しい切り口の算数は解けません。絵図なら解けます。
>>算数嫌いになるようで
●確実になります。
●今まで絵図で解いていなかったのであれば受験の算数をすることで100%嫌いになります。そのことを承知でどうするかです。時期と準備のなさから考えても100%嫌いになります。例外はありません。
>>私にできること
●受験させると決めた時点で受験校を1校に絞ること→これが受験させる側の責任です。
●家庭教師に過去問題分析を依頼すること(自分でしても良い)
●過去問題で75%をカバーする部分のみの学習に特化すること
※塾では全てをさせますので必要な学習の何倍〜何十倍の余計な学習を強要されます。
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※以上のことができなければ行きたいところではなく行けるところにすることです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[763] ころころ 投稿日:2005/04/19(Tue) 09:31 [近畿]
昨日、子供がアカペラで歌ったんです。ハナミズキを(一青 窈
)なんでここに書いているかというと、一回で覚えちゃんったんですよ。曲に合わせて歌詞カードを見ながら一度歌って、その後お風呂に入ったんですけど「歌
を一曲歌って上がろう」と言ったら歌い出したんです。音程も歌詞も合ってるんですよ、覚えちゃったんですね。びっくりしました。上がってから、もう一度確
認してるんです、歌詞カードを子供ってすごいわってまたまた感動しました。親ばか?はい、その通りです(^_^)v(ハナミズキは2001.9.11にア
メリカでおきた同時多発テロの事件に触発されて一青
窈
(ひととよう)さんが書いた歌です)宿題をマシーンに頼むと自分がしたいことをする時間が増えるとようやく気がつきました。まだ、ばれてないです、マシー
ンはあくまでも手動なので追われています、やれやれ(^^;)
●「音で覚えて絵で理解する」が全ての学習の基本なんです。人間は音、特にメロディは覚えてしまうよう(ハ
ミングだと非常に早く記憶されますし再現性にも優れています)になっています。ですから、覚えるのは視覚イメージを導くキッカケとしての音が最適なんです
ね。勉強は「絵図で理解」して「語呂合わせ」で思い出せるきっかけを作ると無理なく無駄なく効果的な学習が出来ます。ま、受験用ですけどね。
※人間の特性を活かすと「スゴイことが楽しく容易に」できるんです。で、好きなことをするんです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[750] 猫が好き♪ 投稿日:2005/04/13(Wed) 11:32 [四国]
おはようございます。昨日、娘と衝突してしまいました。「計算が速くなりたい」と言った娘の言葉と態度に、どんな説明をしても効果がありませんでした。春
休みの間は順調に文章問題をこなし、大いに遊び、成長していく姿を見守っていました。でも新学期が始まって学校に行くようになると、周りと比べてしまうん
だと思いました。1年生のとき同じクラスだったkくん、公文式に通っており(他にも結構います)算数は先生に教えてもらわなくてもできる、3年生の漢字も
書ける・・・娘はかなり負けず嫌いなのでライバル視していました。娘は何でもそつなくこなすタイプです。書き初めや子供美術展など賞状をもらえるときは選
ばれてます。なにも教えていないけど、家で「どんぐり倶楽部」をしているだけです。(だ・か・ら、当然なんですよね、先生。)娘に「できる」ことと「わか
る」ことの違い、脆いガラスの自信を教えても低学年の子供には理解できません。目の前の「できる」に目を心を奪われてしまいます。娘もそれはわかっていま
す。まさしく、先生の言われる人為的学習障害(友だち、学校)に悩んでいます。衝突後、娘とよく話し合い、どうにか分かってくれたとは思います。「あなた
の頭が心が壊れないように、お母さんは頑張ってる」と話しました。また新しい担任と対決するぞ〜という意気込みの私に力が入りすぎていたのかもしれませ
ん。気長に頑張ってみようと思います。
●子供が「勉強したい!」と言って親が困っている。素敵な悩みですね。
●さて、一つ高校受験の話をします。私の指導は定期テストを無視して受験にのみ焦点を当てた指導です。ですから、本番でしか効果がありません。そこで、非
常に心配される保護者や生徒が出てきます。すると、定期テストの中で100点をとりたい科目だけ特別に対策をしてあげます。そして100点をとってきま
す。簡単に出来ることです。そして、以後は定期テストの対策はしません。無駄が多く、不要だからです。
●計算が速くなりたいというのは、そこに何かがあると思っているからです。1週間で速くなります。1週間だけ特訓するのも「面白い」ですよ。
<方法>
1.考えないようにする
2.思考する速度ではなく反射速度に切り換える(意識的に切り換える)
3.数字を見るテンポを速くする(間違っても良いから高速テンポを重視する)
4.日常的に考えることを止める(テストに照準を合わせて短絡的な反射回路にする)
5.計算するときには息を止めて一気に行う
※危険ですが一気に速くなります。そして、頭が高速で回転しているような気にもなります。もちろん、単純な思考モデルの高速回転ですから空回りと同じ状態
なのですが爽快感を伴いますので頭がスッキリとしたように感じます。危険信号なのですが、これを「頭がよくなった」と勘違いします。
※1週間だけなら、やってもいいですよ。でも、続けないで下さいね。一度やったら気が済むでしょう。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[663] Masa 投稿日:2005/02/23(Wed) 13:41 [東海]
先生の本をもう一度読み直しているところです。1回目は、我が子に今関係ない箇所は流していました。今回、受験の箇所もしっかり読んでいます。私は、高校
が、商業の学校だったのですが、保育士になりたくて、受験を考えました。ところが、教科書さえ、1年間で終わらないくらい、進みの遅い授業だったのです。
よく言えば丁寧。歴史は、江戸時代までです。そこで考えたのが、志望校を2校にして、1校の過去問を2年間分用意をしました。それを見ながら、ラインマー
カーで印を付けて行きました。歴史は近代も出ていました。印の周辺の教科書を何度も読み込みました。数学は、習っていないところは、捨てました。習ってい
るところのみ、同じような問題を繰り返しました。それだけです。しっかり2校とも合格しました。誰に教えてもらったわけではないけれど、先生の本を読み、
あれでよかったのだな、あれをしたから受かったのだな。と今、受験シーズンですが思い起こしています。
>>あれでよかったのだな、あれをしたから受かったのだな。
●誰でも真剣に考えれば行き着くところは同じです。営利が絡むと無駄をさせるんです。
●私は高校受験を時期的にも大変良いものだと考えています。戦い方を教えるには絶好の時期なのです。無駄なことをせず、十分に分析し、工夫する。いわゆる
戦い方を教えない受験勉強には反対ですが、作戦の立て方は教育の仕上げに必要であり社会に出すときの重要な贈り物の一つになるのです。
●「戦い方を教える絶好の機会を失うという意味において」中高一貫教育は失敗します。本当の教育は実態を伴った小中一貫教育にあるからです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[650] ワンコ 投稿日:2005/02/07(Mon) 12:06 [東北]
先生、皆さん、こんにちは。とっても久しぶりに投稿します。書きたいことがたくさんあるような気がして、気持ちがまとまりませんが、まずは、嬉しい話か
ら。小2で、小2の文章問題を週1問やっています。(小1の夏に、小1の問題でスタート。小1では不定期。小2から週1問のペース)現在は、5分くらいで
解き終わり、正解率も高いです。上手くいかない時期もあり、この掲示板で相談したこともありました。嬉しいことというのは、先日、この3月に転勤の予定が
あるため、首都圏の私立小の転学試験を受験したところ、合格できたことです。算数は、計算と思考力問題が出題されました。験前に過去問をやってみたら、思
考力問題で100点がとれました。これが、子供のこころの根っこに秘かに自信をつけたような気がします。思考力問題は、見たことも聞いたこともない問題が
多く、1問に、1ページ(見開き)のスペースが与えられます。なので、こどもは、どんぐりの問題を解く時のように、図やイラスト、記号、時にはセリフ?
(『つまり』とか『…ということは』とか『だからこうなる!』などの言葉)などを、ページいっぱいに書きながら正解にたどりつくことができたようです。一
方、計算の方は、すごい量が出題されましたが、こちらは合格ラインぎりぎりで行こう!と言い聞かせて、ハードな練習を避け、過去問のコピーを教材としまし
た。結果として、どんぐりの文章問題で、図を書くトレーニングができていたことが、合格につながったのではないかと思います。先生、本当にありがとうござ
いました。この場をおかりして、心からお礼申し上げます。ちなみに、わざわざ私立小を受けた理由は、中学受験でこどもをつぶさないようにするためです。目
標に向かって思いきり突っ走るタイプの母親(私)が、こどもとスクラムを組んで中学受験に臨んだ場合、こどもに大変な迷惑をかける可能性が大きいからで
す。こどもが自分に合ったペースややり方を見つけて、楽しく歩いていってほしいと望んでいます。まだまだ相談したいこともあります。今後ともどうぞよろし
くお願いいたします。
>>思考力問題で100点がとれました。
●当然です。「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」は思考力そのものを養成するために作ったのですからね。消化するための問題は一問だってないんです。(エヘン!)
※「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」の優れているところは家庭でも出来るということです。単純計算なら簡単ですが、思考力養成となると工夫が要
るんですね。でも、工夫に応えてくれるのが子供なんです。ここが子供の凄いところです。計算問題の練習なんかで勉強した気になってはいけないということで
すね。
>>計算の方は、すごい量が出題されましたが、こちらは合格ラインぎりぎりで行こう!
●戦い方も学んだようですね。こうすると、中学受験でも高校受験でも受験に追われるのではなく受験を活用できるようになります。受験だけにしか使えない力なんて不要なんです。
※まずは、良かったですね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[560] まつもと 投稿日:2004/12/07(Tue) 13:54 [関東]
メールをださせていただいております。プリンター不調のため、印刷郵送を希望します。中学受験に必要なものは以下の通りでよろしいでしょうか?2冊の本はアマゾンに注文しました。印刷郵送価格をお知らせください。
1:図表・添削付きの良質の算数文章問題の小4・5・6
2:三角計算練習ドリル30日
3:分からん帳作成講座
4:漢字読本
5:漢字練習帳
●この時期に、小6の受験生にさせるプリントは送りません。
>>
1:図表・添削付きの良質の算数文章問題の小4・5・6
→●画面を見ながら解きます。(印刷は不要ですし、添削例の印刷は受けていません)
2:三角計算練習ドリル30日
→●三角計算練習ドリルは年長〜小2ですべきものですので、今からでは不要です
3:分からん帳作成講座
→●本に書いてあります:HPにもあります。HPをよく読んで下さい。親が慌ててどうするんですか!今までの勉強方法が全て間違っていても、すべきことは一つなんです。
4:漢字読本
→●今からでは不要です。小学生用の漢字辞典を本のように読んで意味が分からない漢字を潰すことです。漢字辞典以外からはでません。
5:漢字練習帳
→●今からでは不要です。
●漢字は今からするものではありません。莫大な数の漢字を完璧に覚えて何点になるか調べましたか?その点数と覚える時間を比較すること!
●入試の分析がまだなら、直ぐに始めること。(今週中にしないと何をすべきか分からないでしょう)
●偏差値は全く関係在りません。偏差値で合格させる学校は一つもありませんし、テスト内容次第で同じ受験生でも数値が変わりますからね。
※注意!→分析は1校だけですよ。そして、その分析に従ってこれからの学習計画をたてるんですよ。
※分析サンプルページ:
http://homepage.mac.com/donguriclub/6.pdf
http://homepage.mac.com/donguriclub/fuzoku.html
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[556] 中学受験生 投稿日:2004/12/06(Mon) 14:54 [関東]
大変貴重なお返事でした。ありがとうございます。本2冊は注文済みです。しっかりと熟読します。
>>良質の算数文章問題を小5-6からセレクトしてします。添削ページを参考に進めること。追加は絶対にダメです!
どうセレクトすれば良いのでしょう?
>>どれが何算という」この考え方(分類)そのものが効果的でないのです。みんな解き方は同じです。絵図を見て絵図を操作して考える。分類わけは不要です。
素晴らしいです!こうできるように即、行っていきます。
>>●中学入試は100点をとるテストではありません。毎回変わるところは狙わないのが鉄則です。解けそうだったらオマケで解く問題です。
●解く問題・解かない問題を決めていくのが中学入試の大原則です。解かない問題は勉強しないんです!だって解かないんだから必要ないでしょ?
自分の中が、なんだかさっぱりしました!!口で言うより以上に焦りに焦っていました。なにからはじめればいいのか、なにをどうすればよいのか、いろんな方
法が存在していても何だかすとーーーんと来ないので動けない。動けず、日だけがどんどん過ぎていく。もう、どうすればいいーのおーーー!!という感じでし
た。ドングリ先生にご縁が会った事に感謝します。本を熟読して、また、解らない事があったら質問させていただきますね。入会登録もさせていただきました。
ありがとうございます!
>>どうセレクトすれば良いのでしょう?
●必ず本人が選びます。ちょっと「解けそうにないな」→「全く分からない」までです。超短期間での考え方の養成ですので手が動かない場合は全問でも構いませんから添削例を見て解いて下さい。ただし、必ず自分の描いた絵を使うこと。
●算数・数学は「文章→式」ではなく
「文章→絵図(確定イメージ)→イメージ操作→答え(数字ではなくこうしたら答えが出るということ)→式(算数語への変換)」
であることを体験しなければ応用力は永久に育ちません。どんなに素晴らしいテキストの問題でも全く同じ問題が入試で出ることは期待できません。ということは完璧にテキストを消化しても応用力を育てられなければゼロということです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[555] 中学受験生 投稿日:2004/12/06(Mon) 13:02 [関東]
ご丁寧なお返事ありがとうございます。
>>イメージ操作(変形・移動・比較・抽出)
>>「分かる」段階の「イメージ再現」の次の段階である「考える」=イメージ操作だからです。
これを今から受験に活かすには、具体的にどうすれば良いですか?また、指導者としては、塾の先生はこんなことするはずもなく、もう私しかいません。しか
し、私は絵に問題を変換する事ができても、もう、解き方をすっかり忘れてしまっています。ドングリ先生の方で、FAXのやり取りは可能でしょうか?
>>指定されたイメージを指定に沿って操作するのが問題を解く場合の力です。
あとわずかながら、この力を発揮するにはどうすれば良いのでしょう?
>>イメージ操作の違いをお母さんが全く分かっていないと言うことですね。
はい、全く解っていませんでした。
国語の長文読解について
>>設問解釈をして取り組めばいいです
とは、具体的にどのように勧めていけば良いですか?
>>カテゴリ別というと一見効率的に見えますが受験生にとっては最も実力が付かない方法なのです。
なるほど〜、そうと知れば、もっと絞る事ができますね。
>>※テスト問題に「これは鶴亀算です」等と書いてはいないでしょ。また、カテゴリというのは教える方が勝手につけた名前で公式でもなければ定理でもありません。
本当に、その通りなんです。どれがつるかめ算で、どれが何算というのが解らない時が多々在るし、どの式をどういうふうに使えばよいか解らない、と娘は言います。
>>志望校1校だけの過去問題題10年間の分析をして弱点を補強する問題だけを選択する。
これについては、『問題を作る人が数年でかわるところもあれば、毎年変わる所もある。しかも10年前に問題を作った人はもういない。』というひとがいます。
なるほど、とおもうこともありますが、先生が変わっても問題作成にはその学校のカラーが反映されていると思うのです。どうおもわれますか?
>>美味しい御飯を毎回作る。風邪に気をつける。
おかげさまで、自然食の手作りをいつも心がけている事がこんなところで娘をサポートする事に繋がる事を嬉しく思います。
>>これを今から受験に活かすには、具体的にどうすれば良いですか?
●1週間、塾や問題集の問題を何もしないで「どんぐり倶楽部」の良質の算数文章問題を小5-6からセレクトしてします。添削ページを参考に進めること。追加は絶対にダメです!
>>解き方をすっかり忘れてしまっています。
●解き方は覚えるモノではありません。その場で発見するものです。(だから応用が利くのです)
>>ドングリ先生の方で、FAXのやり取りは可能でしょうか?
●次回の公募は2005.3ですのでお受けできません。
>>設問解釈をして取り組めばいいですとは、具体的にどのように勧めていけば良いですか?
●「絶対学力」に書いてあります。
>>どれがつるかめ算で、どれが何算というのが解らない時が多々在るし、
●「どれが何算という」この考え方(分類)そのものが効果的でないのです。みんな解き方は同じです。絵図を見て絵図を操作して考える。分類わけは不要です。
>>『問題を作る人が数年でかわるところもあれば、毎年変わる所もある。しかも10年前に問題を作った人はもういない。』というひとがいます。
●中学入試は100点をとるテストではありません。毎回変わるところは狙わないのが鉄則です。解けそうだったらオマケで解く問題です。
●解く問題・解かない問題を決めていくのが中学入試の大原則です。解かない問題は勉強しないんです!だって解かないんだから必要ないでしょ?
→何%の正解率でOKなのかも当然絡んできます。が詳しくは本をご覧下さい。
※この手の質問には「絶対学力」で答えていますので掲示板では今後お返事しません。
※HPの受験関係ページと「絶対学力」「新・絶対学力」で中学入試は簡単に乗り越えられます。問題はいつ本当の学力の養成方法に気付くかです。入試は能力ではなく時間との勝負です。塾に踊らされていては貴重な子供の時間は食い潰されてしまうだけです。
●「絶対学力」「新・絶対学力」は図書館で読んでいる人も多いですよ。一刻を争うのであれば今からでも図書館に行ってみてはどうでしょうか。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[554] 中学受験生 投稿日:2004/12/06(Mon) 04:04 [関東]
中学受験希望の小学6年生の母です。あと2ヶ月もないですが、短期期間で習得できる効率的な受験勉強法を教えて下さい。現在、従来の受験対策勉強法に想
いっきり疑問を持っています。個別指導塾に夏休みには毎日朝から夕方まで通い、現在も学校帰りに行っています。個別指導塾はその名からも、また、入会する
時の先生の「一人一人のペースに合わせた教え方をします」という説明からも、まるで「各々に合わせたオーダーメイドの教え方」を想像させます。しかしそれ
は全くの勘違い、こちら側の勝手な思い込みでした。個別とは、先生1
対
生徒1という家庭教師的マンツーマンというだけで、教え方は子供達一人一人に対し全て同じなのです。しかも、その教え方は集団塾の教え方と同じなんです、
教材さえも全て。ここに問題点が在ります。十人十色の子供達は、理解能力や理解の回路がみんな異なっているのに、その各々に対し同じ教え方では全員が解る
とは限りません。また、教えてる先生達も、自分たちの有名学習塾のメソッドは素晴らしいものだと信じているので、何故できないのか、解らないのか、それは
子供の能力レベルのせいだと信じて疑いませんので繰り返し繰り返し同じような類題をカテゴリ別に教え続けます。つまり、子供達にとってどこが解らないの
か、何が問題なのか、それが先生方はわからないのです。解ってるようには言うのですが。子供自体も何が解らないのか解っていないから質問しようが在りませ
ん。問題集をどんどん解かせられ、そこから解らない所を見いだし、解らないそのレベル・基本に戻ってやり、また、応用を解かせられるのですが、解けないの
です。先生の解説が在れば理解できるのですが、一人ではできません。今日、公開模試から帰って来、たずねると、国語は長文読解・漢字・熟語などほとんどで
きたけど、算数はほとんど解らなかった、といいます。そんなに難しいのかと問題を見ると、3分の2は、わずかな計算問題と沢山の2行程度にまとめられた凄
くシンプルで簡単な文章問題でした。この「簡単な」と言ったのは、日常的な事を題材にしたものだからです。ここが理解でき確実に点をとっていれば偏差値
60以下の中学校は楽勝に受かるのです。この、文章問題が解けない事の問題をはじめから塾の先生にも、一時期頼んでいた家庭教師の先生にも口を酸っぱくし
ていっていたのですが、全く持って改善していない事が今日判明しました。カテゴリ別特殊算の基礎は理解していますし、方式もわかっています。しかし、その
使い方ができない。アウトプットができないのです。つまり、なぜそうなるのかというしくみというか理論が本当の意味で理解できていないからではないでしょ
うか?いつも私は娘に、算数はイメージが大切よ、イメージできたら解くのは簡単、だから、『図に書きなさい』『式を導き出したら何故そうなるのか簡単にで
良いから文章で書きなさい』といってきました。でも、何故か描きません。想像力・イメージ力はかなりあるほうだとおもいます。幼い頃より芸術関係の作品が
突出して個性的なのです。また、お話も想像力・観察力豊かで叙情的な表現力たっぷりで、時々その話し振りに我々大人は吹き出してしまうほどです。ですの
で、私の言うように描かない彼女は、馬鹿にしているのかなと思っていましたが、よーくたずねると、描き方さえも解らないようなのです。ココが不思議な所な
のです。もう一つの算数の弱点は、数個の( ){
}
がつかわれた、+ー×÷の全て入った計算問題です。式の規則ごとが一気に混乱してしまうようなのです。国語は長文読解は得意なのですが、時間がちょっと足
りません。もう少し高速読み高速理解するにはどうすればよいのでしょうか?漢字は8〜9割覚えてしまってはいますが、同音異義語の覚え方にいきづまってい
ます。あと2ヶ月を切ってしまってこんなところで行き詰まっていて凄く焦っています。本人は希望校にはどうしても行きたいそうなんですが、現在の対策とし
て、どうしようもなく、どうしていいかわからないようで、見ていてかわいそうです。親として、家庭として、できることも合わせて教えて下さい。どうぞご指
導くださいますようお願いいたします。
●いつもでしたら、「絶対学力」「新・絶対学力」「どんぐり倶楽部のHP」を全て読めば全て解決します。すべきこと・すべきでないことも分かります。
で終わりですが。クリスマスプレゼントのつもりで少しだけアドバイスしましょう。
>>いつも私は娘に、算数はイメージが大切よ、イメージできたら解くのは簡単、だから、『図に書きなさい』
→●受験レベルでは図は描くだけでは使えません。イメージ操作(変形・移動・比較・抽出)ができないと答えは見えないからです。受験で問われる力は「分か
る」段階の「イメージ再現」の次の段階である「考える」=イメージ操作だからです。指導者がこのことを生徒と一緒に明確に捉えていないと指導は時間の無駄
遣いになります。
>>『式を導き出したら何故そうなるのか簡単にで良いから文章で書きなさい』といってきました。
→●全く無用なことです。絵図は文章を分かりやすくしたものです。文字は絵図よりも高度な抽象化です。絵図で分からないことを文章で書かせることは混乱を増加させるだけです。
>>でも、何故か描きません。
→●算数の文章問題を読みながら絵図を描き絵図の操作をすることで問題が解けるという実体験が少なすぎるからです。その結果、多くの場合、結果が見えない
と絵図を描く意味がないと思っている生徒が多いのです。また、「分からないから(分かっていても練習では)絵図を正確に描いて絵図を操作しながら考える」
という正しい考える方法を教えてもらっていない生徒が
殆どですから、絵図を描く習慣を持っていない子供は分かっていても分かっていなくても絵図を描きません。絵図を描くことの力(誰もが持っている人間の得意技)を知らないからです。
>>想像力・イメージ力はかなりあるほうだとおもいます。
幼い頃より芸術関係の作品が突出して個性的なのです。また、お話も想像力・観察力豊かで叙情的な表現力たっぷりで、時々その話し振りに我々大人は吹き出してしまうほどです。
→●表現力と問題を解く場合に使う論理的思考力とは全く異なる力ですので連動はしません。どちらにもイメージは使いますが指定されたイメージを指定に沿って操作するのが問題を解く場合の力です。全くの勘違いです。
>>ですので、私の言うように描かない彼女は、馬鹿にしているのかなと思っていましたが、よーくたずねると、描き方さえも解らないようなのです。
ココが不思議な所なのです。
→●不思議と思っているということはイメージ操作の違いをお母さんが全く分かっていないと言うことですね。
>>もう一つの算数の弱点は、数個の( ){ } がつかわれた、+ー×÷の全て入った計算問題です。
式の規則ごとが一気に混乱してしまうようなのです。
→計算式で大事なのは手順です。計算そのものは誰でも出来るので面倒な計算を根気よくやれば1週間に1問で十分です。肝心なのはどんな複合問題にでも通じる手順の確認です。
→http://homepage.mac.com/donguriclub/kaisei-math.html
>>国語は長文読解は得意なのですが、時間がちょっと足りません。もう少し高速読み高速理解するにはどうすればよいのでしょうか?
→志望校の過去問題で設問解釈をして取り組めばいいです。
>>漢字は8〜9割覚えてしまってはいますが、同音異義語の覚え方にいきづまっています。
→苦手な語句だけをピックアップ→苦手な語句が全て入っている物語を意味を生かして自作する(漢字読本の熟語版:熟語読本)→漢字の部分を読み仮名だけにして読みながら漢字を書き込む。2回ほどで完璧!
>>あと2ヶ月を切ってしまってこんなところで行き詰まっていて凄く焦っています。本人は希望校にはどうしても行きたいそうなんですが、現在の対策として、どうしようもなく、どうしていいかわからないようで、見ていてかわいそうです。
→具体例(過去問題での具体例です)が無いので何とも言えませんが、算数をカテゴリ別に学習するという時点で効率の悪い学習をしていることは明らかです。
カテゴリ別に学習した子供は目の前の問題のタイプが分からないと考えられません。ところが、とにかく文章を絵図にしてから考えよう。という正統派の学習を
しているとどんな問題でも解決してしまいます。カテゴリ別というと一見効率的に見えますが受験生にとっては最も実力が付かない方法なのです。
※テスト問題に「これは鶴亀算です」等と書いてはいないでしょ。また、カテゴリというのは教える方が勝手につけた名前で公式でもなければ定理でもありません。
>>親として、家庭として、できることも合わせて教えて下さい。
→●美味しい御飯を毎回作る。風邪に気をつける。
→●8月までにすべきことでしたが:志望校1校だけの過去問題題10年間の分析をして弱点を補強する問題だけを選択する。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[433] なーゆ 投稿日:2004/09/20(Mon) 10:11 [関東]
どんぐり先生、お忙しい中、ありがとうございました。何か吹っ切れたような気がしています。昨年、算数の平均点が85〜90前後のクラスに先生の本から問
題を出してみましたが、ほとんどが混乱してしまうのを目の当たりにして、本当にいいのか??と自問してきました。良さは良さとして自分の実践の中に取り入
れますが、応用が利かない才能を限定してしまう学習ではなく、「Shikouryoku」を育て、使い、空を飛べるようにしていきたいと思います。現場で
子どもたちの為に、これからも努力していきます。本当にありがとうございました。
●「読み・書き・計算」をどんなに徹底しても思考力養成にはならないという根本原則に気付いていないことが今の教育界を混乱させています。ところが、こんなことは自分の頭で即座に確認できることなのです。できあいの評価に惑わされないことです。
●全ては子供をよく見れば解決します。だって、教育の相手は保護者ではなく子供なんですからね。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[432] なーゆ 投稿日:2004/09/19(Sun) 23:12 [東海]
どんぐり先生、私は小学校の教員をしております。先生の本を拝読して、様々な思いを抱きました。ぶしつけなメールでありますが、もしもお時間がありました
ら教えてください。私は、TOSSサークルに所属して、向山実践を学んでいます。でも、最近、本当にこれでいいのかなと思うことがあります。よさはたくさ
んあるので取り入れる利点はありますが算数のやり方が気になります。教師の指示どおりに授業が進められ、テンポよく1時間が終わります。でも、考える場を
つくらないのです。理由は、低次の児童にとって「考えをもつ場」は苦痛であり、学習効果が少ないからだそうです。TOSSは、公文式のような高速計算はし
ませんし、百マスにも反対しています。子どもたちのノートは「全員同じ
」になりますし、パターン取得にはとても良いように思えます。でも、従来やってきた問題に対して自分の考えを図や絵に表して説明するという場がまったくな
いので、本当にこれでいいのかと疑問がわくわけです。先生のお考えを知りたいです。迷惑メールで本当に申し訳ありません。
●TOSSは考え方を効果的な問題解決方法ととらえ、その代表的で効率的な処理方法を覚えさせてしまうとい
うパターン学習を効率的に実践しようとする理論だと考えています。私は中学受験生・高校受験生を塾で指導する時にTOSSより格段に効率的で効果的なパ
ターン学習をさせていました。ですが、それは受験勉強なのです。緊急避難的な学習なのです。応用が利かない才能を限定してしまう学習方法なのです。
●TOSSの存在はもちろん知っておりますし内容も存じ上げております。ですが、TOSSには決定的な基盤がないのです。「考える」とは何か「分かる」とはどういうことかの検証をしていないことです。「できる・できない」という旧来の判断で動いているからです。
●あなたには次のたとえ話が分かると思います。どうですか?
……………………………………………………………………………………………
「夢追い族の守り神(翼という名の視考力)」
日本のど真ん中に「限りなき夢追い族」と呼ばれる部族がK山に、「果てしなき夢追い族」と呼ばれる部族がM山にいました。両部族とも守り神は同じ神だっ
たので、それぞれの山の頂上には翼の形をした同じ守り神を祭っていました。長年の間、両部族とも空を飛ぶことを夢みていました。空を自由に飛び回ることに
憧れていたのです。両部族とも真剣に日夜努力していました。 しかし「限りなき夢追い族」の長は「速く走れるようになれば飛べる」と信じていました。また
「果てしなき夢追い族」の長は「高くジャンプすれば飛べるようになる」と信じていました。時には両部族間で言い争いも起こりました。
「もう少し速く走れれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」
「もう少し高くジャンプできれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」お互いに譲りません。この争いが起こってから時は既に数十年が経っていました。
そこへ、通りすがりの男が空からフワフワと降りてきました。両部族は言い争いをしていて、その男には全く気付きませんでした。その男は言いました。
「君達は空を飛びたいのかい」
「当たり前だ。それが夢なんだ」
と両部族が口を揃えて言いました。すると、その男は不思議そうな顔で
「じゃあ、なぜあの翼を使わないんだい」
と山頂に飾ってある守り神を見上げました。
両部族とも一斉に笑い出しました。
「あれは守り神Shikouryoku様だ。何にも知らないんだな。よそ者は帰ってくれ」
「あれは飾りなんだ。実用品じゃないんだ。何にも知らないよそ者は帰ってくれ」
そう言って、両部族はまた走ったりジャンプしたりする練習を始めました。
この光景をジッと見ていた子供が男に近づいてきて真剣な目で言いました。「僕、空を飛びたいんだ」
帰りかけていた男はその子に、守り神を指さして言いました。
「あれは翼と言うんだ。あれを使えば、ほんの少しの助走とほんの少しのジャンプで空を飛べるんだよ」
男は、そう言ってスゥーッと空へ帰って行きました。
子ども達は、その男が翼を使って軽々と空に舞い上がるのをしっかりと見ていました。そして、みんな大急ぎで家に帰りました。どの家にも翼は祭られていたからです。
……………………………………………………………………………………………
●「絶対学力」「新・絶対学力」を読んだ後でこの話をもう一度読まれればすべきことがどれほど簡単にできるかが明確になると思います。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[408] ミチ 投稿日:2004/09/08(Wed) 11:59 [東海]
こんにちわ。いつもHP興味深く拝見しております。
体調がすぐれないとの旨記載されておりましたが、回復に向かわれたのでしょうか。どうかご自愛くださいませ。
早速ですが、5年生の国語について質問なのですが、教科書に沿ったワークブックを一応復習として取り入れております。設問で、「このときの主人公の気持ち
を答えなさい」とか「気持ちの変化はどうなったでしょう」というような設問に当たるとなかなか答えられません。なんでもいいから答えてごらんというと、パ
ニックになってしまいます。自分も小学校のころは読み取りみたいな問題は嫌だった記憶があるのですが、このような問題は解き方みたいなものもよくわからな
いのですが、どのように子供に説明したらよいのでしょうか?それともこの問題は必要ないのでしょうか?良質な算数の文章題で国語力もカバーすると考えてよ
いでしょうか?それから、トライアングルナンバーはもう5年生になってからでは必要ないでしょうか?
>>この問題は必要ないのでしょうか?
●受験に使わないのでしたら不要です。受験を考えてのことでしたら受験校の過去問題を使った設問解釈が必要です。
※答えとしての書き方が分からない子がほとんどです。正解を何度も読んで「こういう答え方でいいんだ」式の学習がテストには効果的です。
※ただし、上記の学習は学力とは関係のない技術です。技術の習得は簡単ですし表面的には成績につながりますが、受験直前以外では無意味です。好きな本を読んだ方がいいですね。
●勘違いしてはいけないことがあります。「感情や思い」を表現できないからといって「感情や思い」がないわけではないということです。そして、基本的には
「感情や思い」を表す表現練習は不要だということです。なぜならば「感情や思い」は溢れ出すものだからです。私は、今の小学校で盛んに行われている表現練
習には危惧を抱いています。無理に表現させると子供は要求に合わせてできあいの感情や思いを表現するからです。これでは自分の本当の感情が分からなくなっ
てしまいます。
>>良質な算数の文章題で国語力もカバーすると考えてよいでしょうか?
●国語力といわれると守備範囲が広すぎます。基本的には国語力は生活の中で得るものです。ただし、良質の算数文章問題で論理的思考はカバーできます。
>>トライアングルナンバーはもう5年生になってからでは必要ないでしょうか?
●不要です。ゲームとしてならいいでしょうが、小5ではゲームにもならないと思います。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[377] トトロ 投稿日:2004/07/27(Tue) 10:13 [関東]
先日はお返事ありがとうございました。今日は具体的な学習の仕方を教えていただきたく、書きこませていただいています。5年生、3年生とも、算数は良質文
章問題でいいですよね。国語は漢字の読みだけでいいでしょうか。下の子はテストの文章問題がほとんどできていませんでした。読書不足でしょうか。理科、社
会についてはどのように学習させればよいのでしょうか。教科書を理解していればよいのでしょうか。アドバイス、よろしくお願いいたします。あと 新絶対学
力 を読ませていただいて、脳の活性化と勉強ができることは関係ないというところがとても衝撃的でした。素人には活性化=勉強ができるというイメージがあ
るので、とてもびっくりしています。そして、絶対学力のほうでは4年生から高校受験の準備は始まっている、親がある程度、入試の傾向なども調べるというと
ころにも驚いてしまいました。こちらも高校受験は中一からというイメージがあったので、ただただ驚くばかりです。どんぐり先生のお話は納得できるばかり
か、新鮮な驚きがたくさんあり、何度も読ませていただいています。これからもすてきお話をきかせて下さい。
>>5年生、3年生とも、算数は良質文章問題
●学年に関係なく絵が描けるところから始めて下さい。
>>下の子はテストの文章問題がほとんどできていませんでした。読書不足でしょうか。
●違います。設問の意味が分からないのです。読解力ではなくテストで点数をとらせたければ「設問解釈(「絶対学力」で説明してあります)」が効果的です。
>>理科、社会:教科書を理解していればよいのでしょうか。
●受験する場合は教科書では役に立ちませんし、しないのであれば語句の理解だけで結構です。覚える必要はありません。
>>脳の活性化と勉強ができることは関係ない
●今書いている原稿から抜粋しておきます。誰でも簡単に気付く(データから読みとることができる)ことなのですが、営利が絡むと当然のことも見えなくなるようです。
■ちょっと気になる「脳の活性化」:ポジトロンCT(PET)やファンクショナルMRI(fMRI)は「局所脳血流の増加と神経活動によるエネルギー消費
の増大が関連している」という前提のもとで活用されている装置で、脳がエネルギーを消費していることを証明することができます。脳がエネルギーを消費して
いる状態を活性化しているといます。ところが「活性化」には要注意です。「脳が活性化している」とは「脳が何かの刺激に反応してエネルギーを消費してい
る」というだけのことだからです。そのエネルギー消費が「良い反応」なのか「悪い反応」なのかは分からないのです。「悪い反応」であれば排除すべきです。
脳科学者によって「読み・書き・計算の高速単純反復をしている時の脳活動は複雑なことをしている時の脳活動と比べて特異的に活性化している」というデータ
が出ています。これは「脳に高速単純作業(特に計算)をさせると、何も考えていないのにエネルギーを消費している状態になる」ということです。大量のエネ
ルギーを使って何も考えない練習をしていることになります。考えない練習は、当然「考えない頭」を育て、最後には「考えられない頭」を作ります。ご注意下
さい。
>>4年生から高校受験の準備は始まっている
●理社は同じ内容が殆どと言うことですね。ですから、反対に考えると「もう一度出てくる」ということですから、吸収力さえ育てておけば間に合うということ
です。反対に吸収力がないと小学校で良くても(小学校レベルの知識では太刀打ちできないので)入試では点数にならないということです。
※小学校と中学校での育てるべき力は全く違うのです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[375] 忍耐 投稿日:2004/07/24(Sat) 18:29 [近畿]
週末にどんぐり問題をしています。5年生男児です。以前は、一問をとくのに、一ヶ月かかったこともありますが、最近は本当に早くさっと問題を解きます。
で、その解き方も、母は、どうしても方程式に当てはめるのですが、子供は子供なりの方法で途中の計算を見ても母には理解できないような方法で。しかし、き
ちんと解けている。考え方がしっかりしてきたなあと問題の効果に驚いております。算数の楽しさですね。これを、わが子に覚えてほしかったです。最近、私
が、驚くととても、自信をつけてきたようで、喜んでいます。早速ですが、質問です。4MX36の問題ですが、ハム太郎は毎日、500メートルづつ、ふえ、
チュー助は4日目から増えずに、4日目が2.5K、5日目以降も2.5Kですよね?そうするとどうしても、32Kになるとおもうのですが。回答をお願いし
ます。
>>一問をとくのに、一ヶ月かかったこともありますが、最近は本当に早くさっと問題を解きます。
●「目で考えること(視考力を育てる)」を実行するだけで、全ての子供がそうなります。これを小学校で実践すれば簡単・確実・格段に学力(生きる力にも受験の力にもなる本当の実力)はアップするのですがかなかな気付いてくれません。
>>問題の効果に驚いております
●恐縮です。子供本人(人間)の得意技を使っているだけなので子供が持っている本来の力なんですよ。
………………………………………………………………………………………
<4MX36>ハム太郎とチュ−助は1週間朝のランニングをすることにしました。
最初の計画では1000mから始めて、次の日からは500mずつ増やしていくことにしていました。
→●1000m/1500m/2000m/2500m/
ところが、5日目からはチュ−助が嫌がったので増やしませんでした。
→●2500m/2500m/2500m
1週間で2人が走った距離を合わせると何kmになりますか。
→●1000m/1500m/2000m/2500m/+2500m/2500m/2500m=14500m
→14500m×2=29000m=29km
※チュー助だけが増えないと考えたのですね。この場合は計画の変更と考えるのが自然です。確かに嫌がったのはチュー助ですが2人で始めたのですから。
※「雨が降ったので100mにしました」と書いてあったらどう考えますか?2人とも100mにしたと考えると思います。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[372] まなみ 投稿日:2004/07/21(Wed) 14:12 [関東]
早々にありがとうございます。連休に『のぞみの東京〜名古屋間の時速は?』という問題をやりましたところ、「何時間何分かかったか?」を出すところで、た
だ引き算をしてしまっていました。(東京13時56分発名古屋15時32分着を2時間16分かかるとしてしまう)ここでも図を描けない=理解してないが感
じられます。私は、線分図で13時から16時を1時間ずつ区切って描き発着の時間をいれ「まず14時まで何分?15時から15時32分まで何分?後わかっ
てないのはどこ?」等と聞いて行きました。これでよかったでしょうか?この後私のほうが、分速で間違えてしまい、「親がこの状態で何が弱点かどうかみてや
れるのか」不安になってしまったのです。学校で宿題がでなかったのは、先生のほうで、『出してもニ学期にみる時間がないから』ということでした。学力テス
トは、当然セールス付。小6の間は弱点補強をし(テキストを読みやった問題をFAXで送り答えはあっても過程の違うもの、答えの違うものを重点的にやるそ
うです。)今からどの程度高校受験のことも視野に入れるべきなのかも含め、お教えいただきたかったのです。
●時速の話をします。時速の問題は<km/時間>の数字の意味を確認するだけです。60km/時間(時速60km:60km毎時間)ならば、1時間で60km走るという意味ですね。(平均時速)
※推測ですが「割り算の意味」が分かっていないと思います。
※この場合、単位時間(1時間あたり...)の考えが曖昧なのだと思います。
●これ以外は説明不要です。これ以外は本人が工夫する部分です。重症であれば(お話から重症だと思います)、覚悟を決めて夏に徹底して付き合うことです。
小6の夏だけは特別です。どんなに時間がかかっても目の前で解かせなくてはいけません。考えている(絵を描く)過程を見なければ実力は分からないからで
す。この夏が中学の3年間を左右します。
●上記が出来なければ高校受験は考えられません。中1の3学期からは英語に時間を割かれます。数学の基礎を復習できるのは小6の8-2月だけです。
※英語の先取りは全く効果がありませんから、念のため。
※塾や家庭教師は軽症の場合のみ効果があります。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[371] まなみ 投稿日:2004/07/21(Wed) 12:05 [関東]
先日はありがとうございました。まず『やらされている』から『いっしょ楽しむ』なのだなとトランプやパズルをやったりしています。勉強!!って感じないも
のからみたいな気持ちです。学校の速さの問題も図を描いてもそれですべてを分かれるとは思えないようなので、私もいっしょに描くようにしようと思います。
この間たまたま市販の学力テストを受けたのですが、文章題はもちろん、図形もまるでアウト。こちらは三角形の角度の和のような基本もあいまいなことがわか
りました。学校は、宿題はなく『勉強は家庭でみてください』といわれました。この状態で家庭学習のみでよいでしょうか?本人は夏休みはがんばろうという気
持ちに少しはなっているようですが。御意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
>>家庭学習のみでよいでしょうか?
●ということは「塾も考えている」ということでしょうか?相談内容を把握できませんので一般的なことを書きますね。
●小6の勉強は中学への準備期間ですので総復習になります。最優順位は算数-理科-社会です。時間がなければ算数だけにします。使うテキストは教科書で
す。小4から小6までの教科書の問題を全問やってください。時間があれば小3からの「どんぐり倶楽部」の文章問題を選んで各学年5-10問やってくださ
い。
●塾で全てをするよりも、家庭で本人の弱点のみを補強する方が格段に効果的です。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
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[235] ボン 投稿日:2004/01/03(Sat) 06:04 [外国]
はじめまして。小1、小2の子供がおります。海外在住にて、平日は英語の現地校、土曜日の日本語補習校に通っています。公文式を通信(といっても私が即座
に採点。添削とかはしていません)を3−4年続けておりました。補習校で100マスの宿題をだされており、少しだけしてました。100マス計算と違い、公
文式は問題がよく考えられて作られており、子供なりにプリントを進めながら、発見して習得していったものもあり、計算力はついてきた方だと思いますが、と
にかく毎日こなすプリント量に圧倒され、公文イヤイヤ病にかかっておりました。英語と日本語での学習とを両立させる為、必然的に勉強量が増えてしまいま
す。日本語の国語、算数は、補習校で土曜日の午前中だけ、ふたコマづつ(各90分)の授業があるのみで、それで日本の学校と同じ量をカバーするのですから
家庭学習で補わなければなりません。子供の負担も多くなり、戸惑いの多い毎日です。
じっくり考える力をつけたいと願う気持ちもありますが、音読も、漢字練習も、作文も、計算練習も、算数の文章題もさせなければ・・・・・という親の気持ち
に焦りがあるのも確かで、これが子供にプレッシャーを与えてしまっています。毎日、帰宅後の家庭学習は約1時間、週末には2時間位時間が取れる程度で、す
べて日本語学習に充当していていますが、それでも時間が足りません。しかしまだ低学年なので、1時間を限度に、親が時間配分をみて、学習させるようにして
います。現地校は宿題を自宅に持ち帰らず、校内で自習時間に終わらせる方針の学校のため
英語での学習は自宅では殆どせず、毎日図書館から借りてきて読書している程度です。
先週、こちらのHPに出会いました。「絶対学力」を取り寄せている最中で、まだ読んではおりませんが、どんぐり先生のお考えに共鳴するところが多々ありま
す。早速、どんぐり倶楽部の問題を子供にやらせました。今まで、じっくり考える取組みが全くされていなかったのだと改めて気付きました。公文のプリントの
枚数をこなすために早く、早くと、私の子供の学習に対する態度にも反省すべき点が多々あり、それを見直すよい機会になりました。子供の反応は二人とも、わ
からなーい、できなーい。難しすぎる!どうすればいいの?の連呼。どんぐり倶楽部の問題に取り組む事は現在、子供にとっては、非常に苦痛のようで、強い拒
否反応を示しており、公文のプリントの方がずっといいとまで言い出す始末。HPに記載されているほかの子供たちのノート例を見せたところ、関心が若干高
まったような
感じですが、気長に構えるつもりです。掲示板にもありましたが、親は手助けせず黙ってみているというのは、私にとっても難しいです。親子ともども、この難
関を通り抜けていこうと努力中です。小2の子は、掛け算、割り算をしていたところなので、トライアングルにも挑戦しましたが、こちらは非常に気に入って、
これは毎日やりたいと。今のところ、一学年落として、週に3題位のペースで進めていくつもりです。上述のような環境下の子供ですが、他の問題集やプリント
も平行して今まで通りやっていってよろしいでしょうか。100マスは止めようと思いますが、公文のプリントは続けさせたいと思います。アドバイス頂けたら
幸甚です。長くなってしまい、申し訳ありません。
●上記のご心配には2/末に出します「新・絶対学力」が解答になっていると思いますが、考え方を簡単に書きます。
1.目の前の無意味な「評価(学校や塾)」に惑わされないこと
2.今、育てなければいけない力は何なのかを見つける
→自力で学習すべき中学生になるまでに必要な本当の力は吸収力
→吸収力(考える力)は、一般的な「読み書き計算」では育てられません
→言葉とイメージを結びつける力が理解する力の基本
→イメージ操作の練習が考える力となる
3.全ての計算は「10の補数と九九」のみで成り立っている
→高速単純計算は全く考える力とは結びついていない
→文字に対する拒否反応も増幅させるので、百害あって一利なし
4.漢字は読めればいい
→読みだけなら今の5倍以上の漢字を理解できる(効果は百倍ですね)
→書きは前学年の漢字が70〜80%書ければいい(書きは重要ではありません)
→入力や理解力に「書き」は不要だからです
5.公文のプリント内容を今すぐ吟味すること
→公文の100題は筆算を丁寧に1題することで全く不要になるでしょう
→不要な時間をカットできます
→考える力の養成に回します
6.「速くてはいけない理由」を自分で実感すること!
→「考えない習慣」を付けている事に気付くこと
→一生の基本となる考え方を身に付けるべき時に「考えない習慣」を作る無意味な「高速単純計算練習」をする必然性は全くありません
→本当に計算が必要な時がありますか?無意味な評価に答えようとしているだけではありませんか?高校入試や中学入試でも立式までが難しいのであって計算の速さは殆ど関係ありません。
→参考:利用者の声より
・4年生になってから自宅学習にて中学受験の準備を父親の私と始めて1年が過ぎようとしていた頃に「9歳の壁」をどう突破していくか
?というタイトルに惹かれて、先生のご本である「絶対学力」を拝読致しましたことがご縁で5年生の5月からどんぐり倶楽部のFAX教室でお世話になっております東京都港区在住の○○○○○です。
丁度、娘も壁に突き当たっておりまして、四谷大塚シリーズ算数の教材を使用していますが基本の問題は7割り程度は自力でこなしておりましたが、練習問題
は皆目駄目で「これでは先が思いやられる」と心配でたまらず、ありとあらゆる算数関連の本を買い漁りましたが明確な答え掴むことはままならず、忸怩たる晴
れない気持ちが半年余り続いていたところ、偶然に普段から購読している週間文春のどんぐり先生のご本の紹介記事を見て軽い気持ちで買って読みましたとこ
ろ、パターン学習と反射式プリント・・・・これはもう戦慄が走りました。娘は見当違いの努力を真面目に続けてしまっていたのでした。
どんぐり先生のお教えとは典型的なマイナス状態で小学校での計算の速さは毎回、クラスでダントツの一位、使っている教材もパターン学習の繰り返しでした
ので、中学受験用教材をパターン学習度合いの緩やかなものに変更し、どんぐり倶楽部FAX教室の4年生の問題を毎日2問ずつ続けさせました。
最初のころは図を描いてじっくり考えてから計算式を書いて解くことに中々馴染めず、「計算でのみ解こうとしているので、このままだと将来において難しい
問題はお手上げになりますよ、図を描いて、図を描いて」とのどんぐり先生からの助言を戴いても中々悪い癖は抜けませんでしたが、4年生コース100問の3
分の1を過ぎたあたりから、段々と馴染み始め、それからは娘も面白く感じ始めたのでしょう、「ほどほどにしなさい」という苦言にも耳を傾けず、7月初旬に
は100問全て終了し、Itoyama式「分らん帳」も完璧に網羅したつころ、気がつけば何とあの敷居が高かった予習シリーズの練習問題も楽々とこなして
いました。
娘の思考回路が柔軟度を増し、先生の言われるところの絶対学力の完成に繋がって行くのだと確信いたしました。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]