【総索引】短大生遺体切断事件「普通の子が残虐な犯行に及ぶ」
短大生遺体、頭部に鈍器殴打痕…二男が殺害認め上申書
2007年(平成19年)1月5日18時6分配信読売新聞:東京都渋谷区の歯科医師武藤衛さん(62)宅で、バラバラに切断された長女の短大生、亜澄(あずみ)さん(20)の遺体が見つかった事件で、遺体の頭部に鈍器で激しく殴られたような痕跡があったことがわかった。死体損壊容疑で逮捕された二男で兄の予備校生、勇貴容疑者(21)は「妹に暴力を振るって殺害した」などと殺害を認める上申書を提出したことも判明。遺体には首を絞められた跡なども残っており、亜澄さんの頭部は一部陥没するほどの傷が残っていたほか、顔にも数回殴られた跡があり、両目には首を絞められた際に出来る出血が見られた。肺からは、生前に大量の水が入った形跡も確認されており、亜澄さんは激しい暴行を繰り返し受けたり、水に沈められたりした結果、死亡したとみられる。遺体は首や腕、脚の各関節部分を中心に15カ所で切断されるなどしていたことが6日、警視庁捜査1課の調べで分かった。逮捕された兄で歯学予備校生勇貴容疑者(21)は、切断した際の状況について専門用語を交えて供述しており、捜査1課は、同容疑者が医学の専門知識を悪用、切断しやすい部位を選ぶなどして遺体を損壊したとみて追及している。また、捜査1課は同容疑者の自室から木刀を発見、血痕を洗った形跡があった。亜澄さんの頭部を殴った鈍器がこの木刀の可能性があるとみている。調べでは、勇貴容疑者は高校在学時から大学の歯学部への進学を希望。現在は3浪中で、3年間にわたり歯学系予備校に通っていた。医学的知識は通常より豊富だったとみられる。遺体は手首、ひじ、肩や足首、ひざ、太ももの付け根など骨の接ぎ目にあたる関節部分で切断。遺体はポリ袋4つに入れて自室のクロゼットとキャビネットに隠した。キャビネットのポリ袋には遺体の一部が詰められ、氷入りのバケツに入っていた。腐敗防止のためとみられる。自室ののこぎりと台所の包丁を使用し、2階の風呂場で切断したとみられ、洗い流すなどして血痕をふき取っていた。
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切断遺体 逮捕兄 被害妹と「3年間話すことなかった」
1月5日17時16分配信毎日新聞:勇貴(ゆうき)容疑者(21)は「(事件までの)3年間は(亜澄さんと)話すことがなかった」と供述していることが分かった。調べに対し勇貴容疑者は殺害の動機について「『夢がない』となじられた」と供述。その後の調べで、亜澄さんとの関係について「妹と仲が悪くなり、家の中でも避け、この3年は話をすることもなくなった」と供述した。また「(亜澄さんが)テレビを見ている居間に行った時、なじるような言葉をかけられた」と殺害に至る経緯を供述しているという。亜澄さんの言葉について勇貴容疑者は「一生懸命勉強しているのに、いくら勉強してもだめだという意味に受け止めた」と説明しているという。亜澄さんの死因は絞殺や、浴槽に沈められたことによる溺死の可能性がある。また頭部の傷は、鈍器で殴られた跡らしい。遺体の切断に使ったのこぎりと文化包丁について勇貴容疑者は「洗って血を流した」と供述している。のこぎりは自分の部屋に、包丁は台所にあったもので、遺体の切断後、それぞれの保管場所に戻したという。
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二男を死体損壊容疑で逮捕 渋谷の女子短大生切断遺体
3日午後10時半ごろ、東京都渋谷区の歯科医師、武藤衛(まもる)さん(62)方で、長女で短大生の亜澄(あずみ)さん(20)の遺体が十数カ所に切断され、ポリ袋に入れて放置されているのを衛さん夫婦が見つけ、警視庁代々木署に届け出た。頭や手足の部位に殴打したような傷があり、捜査1課と同署は殺人と死体損壊事件として捜査。4日夕、死体損壊容疑で予備校生で二男の勇貴容疑者(21)を逮捕した。勇貴容疑者は調べに対し、「なじられて殺した」と供述、亜澄さんを殺害したことも認めている。調べでは、武藤さん方は夫婦と亜澄さん、大学生の長男(23)、勇貴容疑者の5人家族。夫婦と長男は12月31日までに東北地方に帰省。衛さんらと帰省先から戻った母親(57)が異臭のために3日午後9時ごろに部屋を見に行って遺体に気付いた。遺体は死後5日前後が経過していた。十数カ所に切られた部位は黒と透明の3つのポリ袋に分けて入れられ、袋の口を縛ってクローゼット近くに置かれていた。刃物で切断されたとみられ、着衣はなかった。母親が30日午後3時ごろ、帰省する前に話をしたのが亜澄さんが見かけられた最後。衛さんらは2日深夜には自宅に帰っていたが、亜澄さんは外泊することもあり、異常には気づかなかったという。
★「おとなしい子が…」実兄逮捕に衝撃:なぜ兄が実の妹を−。東京・渋谷区の歯科医宅で長女武藤亜澄さん(20)の切断遺体が見つかった事件は、兄の勇貴容疑者(21)が逮捕された。「『夢がない』となじられた」と話す兄。「おとなしい子がどうして…」。2人を知る人々に衝撃が広がった。「突然のことで本当に驚いている。全く変わった様子はなかったのに」。勇貴容疑者が受験合宿で滞在していた神奈川県葉山町の研修施設。予備校関係者の男性は、ショックを隠せない様子だった。まじめでおとなしく、礼儀正しい生徒。歯学部志望で「後を継ぎたい」と話していたという。同校理事長によると、昨年4月の入学以降、特に問題もなく、悩んでいるようでもなかった。昨年12月31日午後から合宿に参加し、早朝から深夜までのハードなスケジュールをこなしていた。捜査員が施設にいた同容疑者を訪ねたのは、4日未明。警視庁によると、勇貴容疑者は取り調べ中に「すみません」と泣きながら謝罪したという。近所の人などによると、勇貴容疑者の祖父、両親とも歯科医で、上の兄(23)も歯学部の大学生。一家を古くから知る夫婦は「亜澄ちゃんはおてんばで、勇貴容疑者はおっとりしていた。兄妹仲は良かったのに」と言葉少なだった。
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「努力していない」となじられ妹殺害
勇貴容疑者は亜澄さんに「努力していないから夢がかなわないとなじられた」と供述しているという。 勇貴容疑者は「妹に“私はしっかり勉強しているから夢を持てる。しっかり勉強していないから、ゆうくん(勇貴容疑者)は夢がかなわない”となじられ、頭に来て殺害した」などと、殺害についても泣きながら認めているという。調べでは、昨年12月30日午後、自宅で遺体の頭部や腹部などを切断した疑い。直前に自宅で殺害、台所の包丁と高校の授業で使ったのこぎりで切断。風呂場で殺害したとの見方もある。遺体には着衣がなく、計10数カ所をバラバラに切断され、ポリ袋4袋に入れられた状態で3階の勇貴容疑者の部屋から見つかった。クロゼットから3袋、物入れから1袋で、いずれも2重、3重にした上に口を結んであった。自宅内をふいたとみられる隠ぺい工作もしていた。頭には殴られたような傷があり、手足には打撲のあとがあった。武藤さん方は夫婦と大学生の長男(23)、勇貴容疑者、亜澄さんの5人家族。勇貴容疑者は医学系専門予備校の歯学部受験コースに通っており、昨年12月31日午後2時すぎ、合宿のため神奈川県葉山町の研修施設に予定通り出発。その際、東京都千代田区の予備校への集合時間に15分遅れてきたという。武藤さんに車で送ってもらい、「友人からもらった観賞魚のサメが死んだので、においがしても部屋を開けないで」と話していた。合宿は11日までの予定で、調べに対しては「(遺体は)合宿が終わってから捨てようと思っていた」と供述している。合宿では「いつもと変わらない様子」(予備校関係者)で参加していたが、4日未明に捜査員が事情聴取のため任意同行を求めた。<※普段から異常だったということ。回りが気付かない。麻痺している。>母親(57)と長男は12月30日午後3時、帰省で福島県内に出発。その際、母親がインターホン越しに亜澄さんと会話していた。同日外出していた武藤さんは午後11時ごろ帰宅しており、捜査1課はこの間に犯行に及んだとみている。武藤さんは31日深夜に帰省。歯科医院は12月29日から今月3日まで休診だった。両親、長男の3人は2日深夜に福島県内の帰省先から帰宅。妻が3日午後9時ごろ異臭を感じ、3階に上がって遺体を発見した。1時半たった午後10時半に武藤さんが代々木署に「娘の遺体が袋に入っている」と届けた。亜澄さんが時折外泊していたため、家族は今回も出掛けていると思っていたという。
自室などで首を絞めたり殴った後、引きずるなどして2階の風呂場に運び切断、のこぎりと包丁は犯行後に血痕をふき取り自室と台所に戻したとみられる。風呂場は整然としており、掃除をした可能性が高いという。
勇貴容疑者は殺害の動機について「一生懸命勉強をやっているのに、やってもダメだと妹からなじられたように感じて、頭に来た」と供述。亜澄さんとは三年くらい会話を交わさず、避けていたといい、同課が殺害や遺体切断に至る経緯を詳しく調べている。調べでは、勇貴容疑者は二階の居間で、テレビを見ていた亜澄さんから「私には夢があるけど勇(ゆう)君には夢がないね」「勇君はしっかり勉強しないから夢がかなわない」と言われ、立腹。その後、自室のある三階で亜澄さんに暴力を振るった後、二階の浴室に運んで水死させ、遺体を切断したとみられる。犯行後、勇貴容疑者は切断に使用したのこぎりや包丁の血をふいて台所などに戻したり、血の付いた自分の衣服を洗濯するなど、証拠隠滅工作を行ったという。犯行翌日の十二月三十一日には、亜澄さんと一緒に福島県に帰省する予定だった父親(62)から「(亜澄さんを)知らないか」と問われ、「知らない」と答えていたという。
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「木刀で殴り首絞めた」次兄供述 短大生切断遺体2007年01月05日15時02分
勇貴容疑者(21)が、「木刀で2回殴り、その後首も絞めた。遺体は浴室で切断した」と供述していることがわかった。2人はここ3年ほど言葉を交わしていなかったといい、同庁は、仲が悪かった亜澄さんからなじられたと感じた勇貴容疑者が激高した可能性があるとみて調べている。
捜査1課などの調べでは、勇貴容疑者は「木刀で2回頭を殴り、さらに首を絞めた。本当に死んだか不安だったので浴室に運び、水をはった浴槽に頭を沈めた」などと供述。司法解剖の結果、亜澄さんの頭部にはあざがあったほか、首を絞められた跡や溺死(できし)の形跡もみられたという。
さらに勇貴容疑者は「遺体は浴室で切断した」と説明。亜澄さんや勇貴容疑者の部屋がある3階からは複数の血痕が見つかっている。同課は、3階で勇貴容疑者が亜澄さんに暴行を加えた後、2階にある浴室に運び、そのまま遺体の切断に及んだ可能性があるとみている。
一方で、浴室からはわずかな血液反応しか出なかったという。遺体切断に使ったとみられる刃物は血がふき取られ、勇貴容疑者が切断後に返り血を浴びた自らの着衣を洗濯していたこともわかった。
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「父、兄と同じ歯学部を志望」 次兄の母校が会見
2007年01月05日15時10分:東京都渋谷区の女子短大生が自宅で殺害され、切断された遺体が見つかった事件で、警視庁に逮捕された武藤勇貴容疑者が卒業した都内の私立中高一貫校の高校教頭は5日、「本人は中学時代から父親と兄が通った大学歯学部を強く志望していた。まじめでおとなしかったが、受験に失敗し、プレッシャーになっていたかもしれない」と話した。
教頭によると、勇貴容疑者は04年3月に卒業。成績は中程度だったが、本人は中学時代から歯学部を志望し、高校2年から理系コースに進んだ。現役では系列大学のほか他大学の歯学部を受験したが失敗。成績の面から推薦での入学もかなわなかった。
高校時代の欠席は少なかった。中学時代は模型部に所属。高校1年では副学級委員長を務めたほか、高校2年からは自転車同好会で活動していたという。
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二男の予備校生、勇貴容疑者(21)は、先月30日午後3時ごろ、2階の居間でテレビを見ていた亜澄さんに「私には夢があるが、勇君には夢がない」などとなじられた。その後しばらくしてから、3階の自分の部屋に戻って木刀を持ち出し、同じ階の洗面所で顔を洗っていた亜澄さんを背後から数回殴ったという。亜澄さんはその後、ひものようなもので首を絞められていたことも判明。
亜澄さんの遺体から頭髪と胸部、下腹部が切り取られていたことが分かった。死体損壊容疑で逮捕された次兄の予備校生、勇貴容疑者(21)は胸部などについて「流し台のディスポーザー(生ごみ処理機)で処分した」と供述している。性別などの判別を困難にする工作と取れる半面、激しい恨みを示す行為ともみられ、警視庁捜査1課は理由を追及している。
調べによると、亜澄さんの遺体は十数個に切断され、四つのポリ袋に入れられて勇貴容疑者の自室のクローゼットなどに隠されていた。ほとんどが関節部分で切断されていたが、胸部と下腹部が切り取られていた。また、頭髪は短く切られていた。勇貴容疑者は、切断した遺体を「後で捨てるつもりだった」と供述している。切断に使ったのこぎりと文化包丁は洗い、返り血を浴びた着衣は洗濯したという。また、殺害状況については「頭を殴ったが、気絶した後で起き上がったので首を絞めた」と供述している。遺体には水死の形跡もあり、捜査1課は、激しく暴行した後で亜澄さんを浴室に運び、水を張った浴槽に頭を沈めた可能性があるとみている。遺体を執拗(しつよう)に損壊した理由についても同容疑者を追及する。
※→カタルシスを求めた行為。圧迫からの開放感獲得への殲滅行為。「メチャクチャにしてやる」とか「ブッ壊してやる」→子供が砂で作った山を壊すときの快感と同類の感覚?自分に向かうと自傷行為、他人に向かうと猟奇殺人のようになる。
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奈良の高偏差値息子の放火事件
奈良県田原本町の医師(岡波総合病院泌尿器科の吉川元祥部長)方が全焼し、母子3人が死亡した放火殺人事件。殺人と放火容疑で逮捕されたのは16歳の長男だったが、彼は、兵庫の灘高校に次ぐ高偏差値の「東大寺学園高校」の1年E組に通学していた。息子は、学校の成績を父親からしつこく言われていた。
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●9-12才で育てられるべき「人間的な判断力(←9才までの安定した情緒と健全な感情が必要)」がないと、どんなに外見が普通(優秀)でも人間にはなれない。残虐で短絡的なことが共通。健全な感情が育てられていないから。違和感が働かない。
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●ストレス抜きをしないでストレスは慣れれば大丈夫と思っている<人間の生理を無視した>子育てと教育の必然的な結果。ストレス発散は最優先事項である。