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2007年10月29日
スイスはすっかり秋。もういつ初雪があってもおかしくない寒さ。
●どんぐり倶楽部:小学生の計算力で解けますか?
<1MX08> 月 日( )
マッキーと ラッキーは 落ち葉ひろいをしています。マッキーは 3歩 歩くたびに 2枚、ラッーは 2歩 歩くたびに 1枚の 落ち葉を ひろうことが できます。では、2人あわせて ちょうど14枚の 落ち葉を ひろうには何分かかるでしょう。2人とも 歩く 速さは 1歩で 1分 かかります。2人は いっしょに スタートします。
レイナは問題を読み始めると「あ、ラッキーだ、(チャレンジ1年生のキャラ)本を見て(ラッキー)を描こう!」と言ったが、問題文の後半に「歩く速さは1歩で1分・・・」とあったので「歩くの遅い・・・デンデンムシにしよう」と絵を描き始めた。スイスは丁度紅葉真っ盛りで、毎日外で不思議な形の葉っぱを拾ってくる。そんな葉っぱをいちいち思い出しながら楽しそうに落ち葉を描いていった。一歩はどんぐり問題の「ありんこの涙」や「おしりヒリヒリ虫」の歩数と同様に描いて行って、一歩=1分は2匹の歩数を線で結んでいって落ち葉が14枚になるところでストップ。12本の線で結べて、12分と正解を出した。折角描いた落ち葉の絵を線で汚したくないから線は薄く書いたとのこと。(笑)
レイナは「ママ、あってる〜?」と聞いてきたので、自分で確かめてごらん、と言ったら、なんとテーブルに乗っちゃってるじゃないの!お行儀悪いが、ま、その辺にあったカードやらオハジキで検分していた(笑)。普段はテーブルに足を乗せるもの厳禁で、絶対テーブルに乗ったりしないが、夢中(?(になって忘れてしまったのか・・・。
今回はレイナの絵を見せずに、同じ問題を理論物理学者で現在スイス銀行のクオンツのスイス人のパパに解いてもらう。「コレ、ケッコームズカシィーヨ〜!」と川崎カイヤ風に言ったので「え、あなたにとっても難しいの?」と笑うと、「小学1年生じゃ絶対解けない、スイスの中学3年レベルの問題だが、中3でも解けない子は多いだろう」色々式を書いて5分程度で解答したが、「この問題を解くにはコレだけの式を書かなくてはならない、君この式、分かる?」「・・・なんとなく〜」(爆)そしてレイナの絵を見せたら「へぇ〜、計算で解くとすごい複雑で小学生には絶対解けないけど、絵を書いて簡単に解いてるね!スゴ〜イ!」と感心。夫の銀行でも金融の計算はコンピューターで処理。金融商品やリスクの複雑な計算は人間の計算力ではどんなに訓練してもとうていコンピューターに敵わない。目に見えない投資効果やリスクを理論として組み立てられる想像力が一番大事で、実際の計算はコンピューターに運用させる。計算力=算数、数学力ではないことは明らか。夫も単純計算は私より遅いし、よく間違え(笑)。最終更新日
2007年10月29日 20時30分50秒
2007年10月15日
海外で日本語:子供に「〜って何?」って聞かれてますか?
あっと言う間に10月、スイスはすっかり秋。忙しくて中々ブログ書けませんでした。
●どんぐり倶楽部:スイスの高校の問題だ〜!でも「どんぐり」なら6歳で解けるよ♪
0MX41> 月 日( )
ムササビに よくにた モモンガが ひらひらモモンガ・ダンスを しています。右に1回 左に2回 マントを ひらひらさせます。あわせて15回 マントを ひらひらさせた時に 右には 何回 マントをひらひら させたことになりますか。
レイナは裏紙で下絵(笑)を描いていた。とりあえず”仮モモンガ”を描いて回答してから”本モモンガ”を図鑑を見ながら描きたいとか。仮モモンガを描き右に1、左に2と書き始めた時、さて、仮モモンガ&数字を次々と適当に15になるまで描くのだろうな、と予想した。(←私ならこう解くな)しかし、○を15個書いて、右の分は×、左の○2個は囲んで×の付いた○を数えて正解を出した。中々工夫したなぁ〜と感心。パパが質問「What
is Momonga?」(爆)
<1MX30> 月 日( )
ミミズのニョロは 3色の 宝箱を 見つけました。赤色の 宝箱には 黄色の 宝箱よりも 4個 多い 宝が、黄色の 宝箱には 青色の 宝箱よりも 2個 少ない 宝が 入っています。宝箱を 開けたら、みんなで 30個の 宝が ありました。では、赤色の 宝箱には 何個の 宝が 入っていたことになるでしょうか。
問題を読みながらあたかも自分が宝物をもらえるような興奮ぶり(笑)。問題を読み終わって宝箱を書きながらレイナ呟いた「数はどんなに増えてもぉ〜、差は変わらないから〜」「ん!いいところに気がついたね。そこが分かればもう問題は解けるね」と私。とりあえず描いていった宝物がまだ16個だった時、「やった〜!(まだ30個になっていない)もっともらえるぞ〜!」ってなぜか大喜びしている・・・。おいおい・・・。問題を解き始たが秋休みだから、近所の子供たちが続々とピンポーンと朝から「あそぼー!」とお誘いに。3度も中断して、玄関で立ち話「お勉強すぐ終わるから待っててね」とレイナ。しかし、問題を解くのに夢中なのか、友達が待っているのも忘れて(笑)、その後20分もやっていた。途中中断してしまったせいか、結局40分位掛っていた。計算は裏紙を見つけて自分で筆算書いていた。パパもこの問題にチャレンジ。私が「日本語の意味分かる?」と聞くと「モチロン!」紙に色々式を書き始めた。じっと見ていると「結構時間掛るじゃないの、もっとパッと解けないの」と私。「そりゃそうだ。40分は掛らないけど。これってスイスの高校1年か2年生の数学の問題だね!スゴイ。レイナが解けるんだね」とビックリ。(写真のパパの方程式の”G”はドイツ語の黄色のこと)
●日本語の本を読むことを好きになるには?
よく子供を本を読みたがらない、という話を聞きます。海外で日本語の本を読まないとなると、やはり日本語は日常会話レベルで終わってしまうでしょう。なぜ本を読みたがらないのか・・・それは「面白くない」から。なぜ面白くないか、と言うと読むのが大変で物語を楽しむまでに至らないから。"あいうえお”が読めるからと本を読ませようとしても、「五十音や単語の拾い読み」と「文章を読んで理解できる」の間には大きなステップがあるのでそのステップを理解して楽しく読書が出来る子に導いてやりましょう。
◎平仮名は読めるが自分から本は読みたがらない子は多い。
まず、子供の年齢が6歳だろうと、6歳向けの本を読ませようとせずに、幼児用の絵本(文章が1ページ2行とか)を子供に読んでもらう。一冊読めた、という自信を持たせるのが大切。つっかえても、ケチをつけず(笑)、とにかく褒めてやりましょう。「あ〜、XXちゃんに絵本読んでもらえるなんて、ママ夢みたい!」「とても上手!すごいね〜!」などと。そして毎日続けて様子を見ながら少しずつレベルを上げていく。(徐々に文章が多目の本を読ませる、あるいは母子で交互に読んだり、台詞だけ子供に読んでもらうとか、とにかくママが楽しむことが大事。)こんな積み重ねで、4歳半のルイは今では「ゾロリ」の本などは一気に一冊音読しています。レイナは以下の本は雨の日など2、3冊読んでしまいます。ヤフーオークションで小学生の本100冊を買いました。本はいつもその辺にゴロゴロしています。
写真左下は「国語の森 3年生、説明文」。
ウチは国語の森3,4年生も全部買って、読み聞かせというか対話用に役立てています。
これも「ドリル」として、問題やりなさい(笑)、みたいな形で使わないで母子で楽しく取り組みます。4歳半のルイでも楽しめる内容です。
ウチの例ですが、物語、説明文、言葉、があり、10分程度で読めるオモシロいお話が5編位あって巻末にドリルも付いているがドリルはやりません。ドリルをやらせようとするとたちまち勉強になってしまい、楽しくなくなりますよ〜。
まず私が音読する。分からない言葉などは子供が聞いてくるので丁寧に説明、また難しい言い回しなどは易しく解説しながら読み進める。読み終わったら下の方にある問題のなかからオモシロそうなものだけを選んで口頭で子供たちに聞いていく。
写真は「化石は語る」というお話で、恐竜の化石も登場して子供たち大喜び。
例えば、
問題9:化石のしゅるいや化石が出てきた地そうを調べるとどんなことがわかりますか?
ア、いつの時代にどんな生き物がいたか。
イ、生き物が活動したのは昼か夜か。
ウ、生き物は何を食べていたか。 〜(以下省略)カまである。
レイナとルイに交互に質問していく。正解したら「ピンポーン!」と頭を撫でる、間違ったら「ブ〜!」とコチョコチョの刑(笑)。間違った場合は、本文に戻ってどうして間違ったか確認したり、解説したり、対話したり。
地層の説明も出てくるので「層」についてもお話。「あなたたちが大好物の”ミルフィーユ”もパイとカスタードクリームが何層にもなってるでしょ」から始まって「階層、高層、貧困層、富裕層」と言った言葉もついでに話す。
4年生の言葉や説明はスイス人パパがとっても気に入って、自分の部屋に持っていってしまった。色々なことわざや表現が物語り形式で載っていてとてもオモシロい。
海外の子供で「10歳位で(日本語の)マンガは読むけど日本語力が伸びない、ど〜して・・・」という話をよく聞くが、マンガレベルではやはり日本語力はもう一歩伸びないだろう。堅い文章に触れていくことも大切。就学前でも国語の森3,4年生は話もオモシロいし、ママとの対話にとても役立つと思います。
●楽しい!ドラえもんの漢字字典
パノラマ絵びきかん字じてん
辞書の導入としても、また読み物としてもとても楽しい漢字字典です。届いた日にレイナは半分くらい一気に読んでました。漢字の成り立ちの絵や、漢字に関連した4コママンガもあって、漢字がとても印象に残ります。1900円なので、辞書としてしっかり長く利用しようと思わず、楽しい読み物として買うのがいいですね。オールカラーで1900円は「シンジラレナ〜イ!」とパパも「すごくいい本だね!」と早速読んでました。
●子供に「〜って何?」って聞かれてますか?
何度も書いてますが、海外ではママが日本語の相手となる場合が殆どです。一歩外に出たら全て現地語ですから、毎日同じような日常会話では子供の日本語力は伸びません。なるべく難しい言葉も日常の会話に入れていくようにします。
一日何回、子供が「〜って何?」「〜って何のこと?」とママに聞き返してますか?ゼロならワンパターンの日常会話になっている可能性大。ママが努力して会話のレベルを少しずつ上げていきましょう。
例えば「XXを勝手に取ったら”窃盗”だよ」「セットーって何?」「泥棒のことだよ、人のものを盗むと窃盗罪になって、警察に逮捕されて刑務所で服役になるよ〜」「フクエキ、って何?」←ヘンなトピック(爆)その後、裁判、弁護士、懲役、、、と言った話に発展。
「野菜を食べてビタミンをタップリ取らないと”免疫”が落ちて病気になるよ」「メンエキって何?」「臓器移植を受けたら”免疫抑制剤”を一生飲まなくてはならないんだよ」免疫について説明etc...
という具合に。とにかく日本にいても「国語力」というのは塾に通ったからと言ってすぐに成績が上がるものではないですから、毎日の生活がとても大切ですね。
●一家で一輪車
来年のパパの吹奏楽団の子供向けコンサートのテーマは「サーカス」。そこで司会の夫がピエロに扮して「ジャグリング」と「一輪車」の芸を披露。レイナも子供ピエロで出演する予定。ジャグリングは昔からの趣味で上手(数学者のピーター・フランクルみたいだ)。でもスイスには一輪車は無くて、誰も知りません。ドイツから取り寄せ、一家で練習。パパは1週間でスイスイ乗れてます。水ヨーヨーも日本から取りよせ、子供たちにプレゼントします。
今日のところはこの辺で〜。
最終更新日 2007年10月15日 08時55分09秒
2007年09月23日
海外で日本語:母親はキレイな日本語を話そう!
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今日もスイスは秋晴れ。子供たちはベルンの夫の実家へ泊まりで出かけて、一人でノンビリ・・・大掃除!
さて、先週の金曜日のバレエ教室で日本人ママ2人にあって色々話をした。一人のママが日本・スイスのハーフ(ダブル)のお子さんを預かって一緒にスーパーへ買い物に行ったとか。そこでその子供は陳列されている商品を見て「たっけ〜(高い)」を連発していたとか。話を聞いていて男の子かと思ったら、な、なんと「女の子」だとか。
そのママは母親に「XXちゃん、たっけ〜、なんて連発してたわよ」と伝えると「え?私言ってないよ・・・あ、言ってるかも・・・??」との返事。
海外だと母親の話し方がそのママ子供に”伝授(笑)”されちゃうのでコワい・・・。日本だと子供が乱暴な喋り方をすれば「困るのよねぇ、幼稚園で乱暴な子が多くて」なんて他人のせいに出来るが海外だと日本語会話の相手は殆どママ・・・。母親の言語力が子供の言語力に直結。本当に私も気をつけなくてはならない。
そのママは関西出身で「関東の人だから”たっけ〜”とか”ウマイ”(美味しい)って言うのかな」と聞くので千葉出身の私は「そのような言葉遣いは普通じゃないですよ。やはり乱暴で品が無いですよ。私の周りではそんな言い方をする人は居ませんでしたよ。男子中学生ならあり得るけど」と言った。関西ママ2人は「でもよく聞くよねー」
とにかく大人の言葉遣いが悪すぎるのは確か。TVを観ていると上品そうな家庭で娘さんが「ウマイ!ウマイ!」とか連発していても母親は直しもしない。驚きだ。
ウチでは乱暴な言葉は厳禁。人に何か頼む時は「ミルク!」ではなく「ミルク下さい」と言う決まり。4歳のルイも「ママ、悪いけどミルク取ってくれる?」、「ミルクもっと下さい」と言っている。
小学生で母親を「オマエ」と呼ぶ子供もいると聞いた。私のことを「オマエ」なんて呼んでみろ、ぶっ飛ばすぞ!←言葉遣い乱暴(爆)、はい、ぶっ飛ばしますわよ、と言いましょう(爆爆)。
海外で日本語、まず努力すべきは母親ですね。
●どんぐり倶楽部
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<1MX06> 月 日( )
きょうは ヒカルぴょん1ごうと 2ごうの たんじょう日です。
1ごうは 3本足ミミズ 8匹と 5本足オケラ 3匹を もらい、
2ごうは 7本あしメダカ 3匹と 2本足ムカデ 10匹を もらいました。
では、もらったペットの足の数の ごうけいは どちらが 何本 多いでしょう。
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レイナは笑いながら問題を読んだ。早速ミミズを描き始めてたが、紙が足りなくなったので、自分で裏紙を足した。
上の列のミミズは大人ミミズで下の3匹は子供ミミズとか。子供ミミズは押し合いへし合いしているので、嫌な顔だとか(笑)。
「オケラってどんな虫?」と聞いてきたので「ん〜イメージでいうと、ゴキブリを小さくしたような虫かな」「え、ゴキブリ〜?」と不満げ。で、描いたオケラは水玉模様を描いて可愛くしたとか。
ヒカルぴょん号1号は「猫」で、2号は「ウサギ」とか。私はすっかり「カエル」を想像していました。お誕生日パーティの準備でテーブルセット(ナイフやフォーク)を並べるお手伝いをしているとか(ウチで子供たちに手伝いさせている)。
吹き出しには「わたしは しゃべれるんだよ」「だって いま しゃべっているもの」なんてオチの付いた台詞まで書き加えてパパ大笑い。
2号の7本足メダカは両親と子供,また二本足ムカデは羽があって空を飛べる、2号のウサギはフリルのドレスを着ているとか。タコみたいに足が一杯あるかと思った(笑)。ウサギ先生もお祝いに駆けつけたとか。何だかとても楽しいストーリーになっていた。40分位かけて楽しく絵を書いて正解を出しました。
掛け算の基礎の問題ですね。よく単に掛け算ドリルで暗記している子供に掛け算のホントの意味がわかっていない、という話を聞きますが、暗記の前にこのような問題をやることは大切ですね。先日のベネッセさんからの回答にもありましたが、書いてあることを正しく理解する、という日本語の勉強にもなりますね。
回答に「2ごうが2本 おおいい。」と書いてあり「おおいい」は間違ってますね。でも私自身会話で例えば「おおいい方を選んで良いよ」などと言っています。本当は「多い、おおい」ですから、日本語間違ってますね。ということで調べたら「おおいい」は鳥取弁だとか。「え、鳥取なんて行ったこともにゃ〜で(名古屋弁?)」でもっとよく調べたら「群馬弁」でも「おおいい」は使われるとか。群馬なら千葉に近いから千葉弁にもありそーな・・・。「おおいい」「○○○○」でリズムがいいような感じで「おおい」は言いにくいですが、正しく使っていかないと、と思いました。
さて、大きな数の計算は、以前は○を一杯書いて人海作戦(?)で回答していたのですが、前に日本から送られてきた小学2年生という雑誌に筆算の問題があって、勝手に解いてました。繰り上がりの筆算もすんなり理解。これは小さい頃から数を10のまとまりとして捉えるように具体物などで教えていたからでしょう。100まで数を数えられるより、数を10のまとまりとして捉えることも日常を通して教えると小学校からの算数の勉強に繋がるでしょう。
あと、「マテマティカ」というNHK教育番組のビデオが好きでその中で、数の意味、がとても分かり易くCGで出ていました。324と並んでいる3桁の数字、見た目はタダの3、2、4の数字だが、位置によって表している数が違う。CGでは後ろに2なら10個のブロックがずら〜と並んでいる映像で、結構インパクトあって面白かった。このビデオを観て子供たちすんなり理解。繰り上がりの筆算、何桁でも出来ています。30桁位の筆算を自分で書いて解いていたのにはビックリ。「ママ、これなんて読むの?」「一兆、十兆、百兆、千兆、ええっと----国家予算をはるかに超えているよ〜、分からないな(汗)」焦るママを見てレイナ大笑い。楽しく算数にも取り組みます。
最終更新日 2007年09月23日 21時32分39秒
2007年09月17日
海外で日本語:「国語」という教科を教えない!
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久しぶりのブログ更新。結婚式や幼稚園のイベントなどで忙しかった〜。
スイスは毎日晴天、秋晴れの爽やかな日が続いている。子供たちは毎日元気にお友達と外遊び。もうすぐ灰色の長〜い冬になるので、外遊び最優先です。
●どんぐり倶楽部
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<1MX31> 月 日( )
今日は ぜんこく宝さがしの日です。どの宝箱にも 3個の ウメーゾあめが入っています。
亀きちくんは ごぜん中に 宝ばこを 2箱 見つけました。ごごは 今までに 3箱 宝箱を 見つけました。では、今日中に 宝の 数を ぜんぶで 20個 いじょうに するには、
あと 何箱の 宝箱を 見つければいいでしょう。
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「宝箱」、「あめ」と聞いて、レイナ興奮(笑)。宝箱は宝石がちりばめてある頑丈な鍵付きの箱だとか(しかし、鍵デカ過ぎ・・・)。午前中のあめは普通のキャンディだが、午後のあめは、星型・花形・そして、なぜか「スイス」の文字の形だと。オマケにアメの中には「オモチャ」が入っているとか。
「間違ってオモチャ飲み込むんじゃないの?」と聞くと「大丈夫、ほら、スイスでもオモチャの入っているパンがあるでしょ、あれと同じ」とか。
あ、ドライ・キング(聖なる3人の王の日)のパンのことね。スイスではキリストのこの祝日の前にプラスチックの王様が一つ入ったパンを家族で切り分けて食べる。誰のパンに入っているか分からなくて、王様が当った人が勝ち?油断してガブッと噛んだら歯が欠けそー(爆)。
別紙(紛失しちゃいました。残念)に○を書いて試行錯誤しながら回答を出した。本人楽しそうに(かつ真剣に)宝箱やアメの説明をしていて笑えた問題でした。
★どんぐり倶楽部・どんぐり先生の新刊
絶対オススメ。とにかく一度読んでみて下さい。
●「国語」という教科を教えない。
海外で現地校に通う子供に日本語を教えるのは大抵ママの役目だろう。通信教育や補習校、日本の教科書やドリルを取り寄せて母親自身が子供の時に学校で教わってきたように教えているのが普通だろう。是非一つ気をつけてなくてはならないのは、自分が教わってきたように教科として、まったく環境の違う海外の子供たちに教えるのはどうかな。
前にも書いているが、学年ごとに決められた漢字の読み書きの反復や、あと読解問題でもとにかく線のあたりから回答を抜き出すという、国語のテクニック、こんな日本風の勉強はツマラないし、海外で日本語力を付けさせるには不適当な感じがする。
写真は「ベネッセの「考えるプラス講座」の7月号の添削だが、ちょっと「考える講座」なのに「考えちゃダメ講座」になっちゃってるにゃ〜。
タイトルは「小さな青い魚」 (私は全部漢字に打ち直しています。原文は平仮名)
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小さな青い魚はいつもビクビクしながら海草のかげに隠れて暮らしています。(傍線部分)
「広い海を見に行きたいなあ」小さな青い魚は思いました。
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とあり、設問は「傍線の時、青い魚はどうしたいと思っていたのでしょう。」だった。
レイナはまず、全文を読んで、この問いには本文を読み直したりせずに直ぐに「じゆうにおよぎまわりたい。」と書いた。
私と夫は「よく物語りを吟味して深く読んでいるなぁ〜」と感心したもんだが、添削ではx。
本文から抜き出してそのまま書け、ということらしい。(そのような指示はなかったが。指示がある場合は、相手の要求に正しくこたえるために指示に従う、とは教えている。)
「広い海を見に行きたい」という青い魚は、ビクビクする自分ではなく、自由に泳ぎ回るのが自分の夢なんだろう。ただ、見に行って満足、ってことじゃないだろうに。お話を吟味して自分の頭で考えて自分の言葉で書くとxとは。。。ふぇ〜。
あと、小さな青い魚は緑色の魚に側にうつぼがいて怖くて通れないから「低いところをすばやく通るんだ、さあ、行こう」とアドバイスを受けて、広い海に出ることが出来た。
とあり、3択問題では
小さな青い魚は、緑色の魚にどんなことを教えてもらったでしょう。()に○をつけましょう。
( )体を大きくりっぱにすること。
( )低いところをすばやく通ること。
( )広い海で楽しく泳ぐこと。
とあり、レイナは上から2番目と3番目の2つに○をつけた。
「え、ひとつしか○つけちゃダメじゃないのかな?」と私が見てみると、一つ選べとも書いてないし、レイナの説明に納得。
レイナの説明「小さい意味では、2番目だけど、大きな意味では3番目の海で泳ぐ楽しみも教えてもらったから」との説明。なるほど、深く考えているなぁ、と感心。
例えば、「親方から壁はこう平らに塗れと教えられた(小さい意味)。しかし一番親方から学んだことは仕事に対する真摯な態度だった(大きい意味)」という感じね。まるで「プロジェクトXor仕事の流儀」か(爆)。「ママが漢字の読み書きを教えた(小さい意味)。日本語を自由に話せることによって、世界が広がり、自分の人生も豊かになった(大きい意味)」な〜んて言うのも同じね。
中々素晴らしい回答だと思ったが、添削ではx・・・。
「考えるプラス講座」で文面を文字通り読んで、抜き出すテクニックを教えてど〜すんの。
言葉って自分で理解して吟味して、自分で考え、自分の言葉で語るっていうのが本当じゃないのかねぇ。
ということで、日本流の国語を教えているママたち。是非とも日本の国語の基準で子供の回答をxにして、表面だけ読んで、本文から抜き出すというテクニックを教え込まないようにしましょう。子供の話をじっくり聞いてやり、ちゃんと吟味して自分なりに考えて回答しているならどんな回答でもハナマルですよ。
この件に関しては勿論ベネッセにも意見を出します。(が、日本の学校でこのような教え方なので、ベネッセも学校で点を取れる指導をしないとダメなんでしょうね。その辺は理解できますが、折角の考える講座なのでただ普通の問題を難しくした通信教育で終わって欲しくないですからね。)
では、今日のところはこの辺で〜。
最終更新日 2007年09月21日 01時02分32秒
2007年08月22日
海外で日本語:漢字を効率的に覚えよう!
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スイスは肌寒い日が続いたが、今日は久しぶりに太陽が出たので午後はプール。日本の母に電話すると、もう外出も出来ないくらいの猛暑とか。
ルイも今週から幼稚園が始まり、レイナと手を繋いで通園している。二人とも幼稚園が大好きで、幼稚園のに行く日はコラショの目覚まし時計で私より早起きして準備している。まるで普段の休日は中々起きてこないのに、ゴルフに行く日は張り切って早起きできちゃうオジサンみたいだ(笑)。
●漢字の勉強は印象に残るような工夫をする。
さて、先日日本人ママに会って日本語教育について色々話をした。幼児期は比較的母子の関係も密で、子供もママの言うことを聞くが、小学生になってくると読み書きも漢字も入ってくる日本語は結構大変になってくるようだ。
そのママは漢字を覚えさせないと、ということで漢字検定10級のテキストを数冊購入して子供にやらせているそうだが、漢字検定用ドリルも子供が楽しんで親子でチャレンジとかなら悪くはないが、海外での日本語の勉強に漢字検定のドリルの勉強ではちょっとツマラナイと思う。
オマケにすごい交ぜ書きで、例えば「気もち」の気に振り仮名を書かせる、と言った具合。どうせなら「気持」って覚えたほうがずっと早い。漢字検定に受かるためだけの勉強は楽しくなくて非能率的ではないかなぁ、と思う。
漢検は「休みじかん」→ウチは「休み時間」で読ませる。こっちの方が早い。
漢検「とりの名まえ」→ウチ「鳥の名前」
漢検「キャベツばたけで ちいさな虫を」 →ウチ「キャベツ畑で小さな虫を」
ふぇ〜、漢検の勉強は効率悪いってことがわかるでしょ。
それに意味の無い短文をいくつも読んで漢字の読み書きを覚えようとするやり方は記憶にも残りにくいだろう。
海外では現地の幼稚園や小学校、友達との外遊び、習い事など、日本語のお勉強に当てられる時間は限られている。だからこそ、子供に負担が少なく、効率のいい勉強を工夫したい。
短くてもいいから、オモシロいお話(絵本や文章読解問題集などからもいい)を漢字に打ち直して一緒に読んで対話する。石井式みたいに全部を漢字に直さなくてもいいので、子供の様子を見て、よく登場する言葉を漢字にする。あと通信教育を受講している人なら、私が実践している「教材のシールペタペタ作戦」も簡単で効果的かな。
(今日も15分かかって、文章読解問題にシールペタペタ。「空、雲、雨、役目、思う、小熊、散歩・・・」と言った「平仮名」が繰り返し登場したので、全部シールを貼って漢字に直す。問題が終わる頃には皆読めている。が、また明日忘れるだろう。忘れてもOK。また繰り返す。毎日の積み重ねで、読める漢字が「確実」に増えている。)
そして記憶への定着を図るため後日一緒に学んだ漢字で(漢字シールやママが書いてもいい)短文を作る。作文力にも繋がる。
ママと子供が交互に作る(子供だけにやらせない)。関連する言葉を漢字で書いてみる。
例)「魚」という漢字が出てきたら、
「海へ魚を釣りに行く」「鯨は魚ではありません。哺乳類です。」と言った短文を作っていく(子供は幼稚園、低学年のうちで、書くのが嫌なら言わせるだけで書かなくていい。ママが書く。)
ママが質問を書いて子供に答えさせる。例えば「レイナは今晩のおかず、肉と魚、どちらが好きですか?」とか。あと魚を使った言葉を言い合い、ママが書いていく。「漁村」「漁師」「魚市場」と言った具合に。ついでに魚に関連した言葉、理科や社会の勉強にもなる黒潮、豊かな漁場、漁船、日本海、太平洋、熱帯魚、淡水魚、魚雷(笑)etc...次々に話題が広がり子供との対話も楽しめる。
普段漢字に親しみ、定着度や到達度を親が知るために漢検をやらせてみる、というのならいいが、漢検のテキストで単純な読み書きの勉強は本当につまらない。中学や高校の英単語の暗記を思い出せば分かるだろう。ま、中学生になれば自分の意志で覚えよう、と頑張るから覚えも良いかもしれないが、幼稚園や小学校の低学年では自分の意思を期待するのは無理だから、親が楽しく印象に残るような漢字学習を工夫したい。
とにかく漢字検定のテキスト自体、交ぜ書きなので非効率。日本ではないのだから、学年別割り当て漢字に拘らず、日常よく使う漢字はどんどん読ませるようにする。漢字検定用の勉強は日本の学校の子供用ねぇ。学校で習う漢字の定着を図るとか、試験に受かるという目的があるので漢字の復習もしっかりするモチベーションになるだろう。
◎漢字が読めない→知的水準にあった本が読めない→読書嫌い→日本語挫折の道
海外で現地校に通い、日本語の勉強が30分も取れないとか、あるいは日本語自体を話したり聞く時間がママとだけ2時間程度の日常会話だけでは、とてもじゃないけど日本の子供と同じようには進めない。学年が上がるにつれ子供の知的興味や水準も上がっていき、日本語がかなり低いレベルだと日本語ではうまく表現できないから現地語オンリーになってくるケースが多い
とにかく学年の垣根を越えた漢字が読めれば色々な本もラクに読めるようになる。本から色々な表現なども得られるので、いかに上手く読書習慣をつけさせるかがキーポイントだ。因みにレイナは小学校低学年の本も楽しく読んでいる。ゾロリの本などは大好きで1,2冊あっと言う間に読んでしまっている。(ゾロリの本は漢字が少ないが、表現が妙に大人っぽいから悪くはない。とにかくオモシロいので子供が自分から読みたがる。読みこなしているうちに読みに慣れてきて、他の本や読解問題もすっと読み理解できるようになる。読みはとにかく慣れることが第一だ。)
だからこそ、漢字の勉強は日本風(?)ではなく、工夫が必要だ。
あと小学校低学年のうちは、あまり漢字の書きに拘らず、どんどん読ませる、母子で内容の濃い会話を持つ、子供も楽しめるような作文を書かせることが大切じゃないかな。作文も、間違ってもいいし、漢字を使わなくてもいいから、その子らしいオモシロいものが書けるほうが、漢字をどれだけ知っているかより大事だと思う。
書きかけた文章が消えてしまい、もう面倒なので、このままUPします。
まとまり無くてすみません・・・。
■どんぐり倶楽部の文章問題
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<1MX55> 月 日( )
バッタのピョンピョン、バサバサ、パタパタの3人が28円のサイダー1本を買うのにお金を出し合いましたが、皆で19円にしかなりませんでした。足りない分は3人のお母さんが出してくれることになりました。では、お母さんは一人何円を出すことになりますか。
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試行錯誤で○を別紙に書いて正解だしてました。
■作文「わたしのたからもの」(チャレンジ1年生の作文コンテスト)
小さい内は漢字の知識より、どれだけ自分を表現できるかが大切。それには「構想何年」と言うように、自分の中に色々人に伝えたいことを沢山持ってないと何も書けない。今回レイナが二つの国について書いたのは、いつも国籍のこと、国のこと、世界のことなどよく対話しているから思いついたのだろう。作文が苦手、と言う場合、漢字を知らない、文章の組み立てが分からない、というより、何を書いていいかわからない、ということだろう。いつも子供とゆっくり対話する時間を持って、子供の話をじっくり”感心”して聞いてやることが大事だと思う。
さて、現行法(日本の法律)では、子供たちは22歳になったら「スイス」か「日本」の国籍を選択しなくてはならない。日本が二重国籍を認めていないからだ。スイスでも二重国籍を認めるよう政府に働きかけて署名を集めているが中々法律を変えるのは大変だ。子供が大きくなる頃には何とか二重国籍容認になってほしい。国籍を捨てるのはアイデンティティ、自分の半分を捨てるようなものだからなぁ・・・。
この作文を読んで、私は胸が熱くなり涙が出そうになりました・・・。
最終更新日 2007年08月22日 21時16分13秒
2007年08月08日
スイスは今日は朝からずっと雨・・・。久しぶりに「どんぐり倶楽部の文章問題」とチャレンジ一年生の添削問題に取り組んだ。
●「おうちの日本語」を超えるための無料教材の紹介「小学生からの社説配信」
海外で日本語の第一の壁はいかに「おうちの日本語」を超えるか、ということですが海外では中々いい教材が見つかりません。(家では日常会話で終わってしまいますね。)
そこで小学生から高校生ぐらいまで(大人でも読んで面白い)日本語の教材として役に立つ無料サービスをご紹介します。現役先生有志の教育を考えるグループがやっています。一度このサービスは廃止されましたが、最近復活しました。
普段読む機会のない地方紙など様々な新聞の社説が配信されます。(ワードで打ち直された添付ファイルを月一度配信してくれます。)最新の配信では、赤ちゃんポスト、地球温暖化、人口問題など、小学生にも興味のある話題が豊富です。
海外で日本語を習う外国人の方の教材としても使えそうです(日本語検定2級位から)。
同じ題材で書かれた社説が数紙分届くのは、一つの物事に対して色々な見方を知る、ということだそうでとても興味深いです。
ご興味のある方はこのHPから申し込んでください。HPに書かれていることもとてもいいです!
http://happytown.orahoo.com/mirainokensetsu/
ウチは子供たちがまだ小さいので、面白そうな話題を選び、私が読んで易しく解説して、母子で対話、という形で使います。
●どんぐり倶楽部の文章問題
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0MX04> 月 日( )
きょうは、もぐらの モグモグが 買い物に 行く日です。となりの 何でもやすいよしょうてん では、何でも 1個につき 2円 ひいてうってくれます。モグモグは 1匹 12円と書いてある ごちそうミミズを 2匹 買いました。何円 はらえば いいでしょうか。
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この問題もオモシロかった!
レイナはまず線で上下仕切って、上に一円玉を12個描いて、二円分をオマケにした。次にまた一円玉を描くかと思いきや、なぜか2円玉。「この方が早いでしょ」って。突然の二進法発見か(爆)。10円1個、1円玉2個描いたほうが早いだろうが、日本のお金は普段見たこともなく、スイスでは10ラッペン(10円)、20ラッペン(20円)コインがあるので、そのつもりか?
とにかく子供の自由な発想を邪魔しない。10円と1円玉を2個描けばいい、とか12から2を引けば早い、と教えるのは簡単だし、理解もするだろう。しかし、年長や小学生で大切なのは自分なりのやり方や工夫、ひらめきが沸くのをじっくり周りが待ってやることだろう。
回答を出したあと、なぜか「円」の成り立ちを自分で考えて書き始める。”回→◎→円”になったのだと。会社から帰ってきたパパにも自説を熱心に説明(笑)。
そして買い物かごを持ったモグモグ君を描いて、ちょうど横に線が引いてあったので、ショッピングセンターにしたとか。階段で地下の売り場に下りるとリスとウサギ用の売り場があるとか。リスにはどんぐりが、ウサギ用売り場には花が売っているとか。(野原の放し飼いのウサギが花を食べていたらしい)。
A4の紙自体がお店になってしまって、屋根まで作った。「屋根にウロコを描くの♪」って、「瓦でしょ」・・・(苦笑)。とても楽しそうに描いていた。
●チャレンジ1年生の添削問題
8月号は観察レンズが付いていて弟と取り合っていた(笑)。届いた日に二人して本を全部読んでしまった。今月号の添削では「夏休みの思い出」の絵日記を書くとかで、レイナは8月1日のスイスの建国記念日に祖父母と花火大会を見に行った様子を描いた。
絵の中の子供はレイナで、手に持っているのは「ヌンチャク」ではありません(笑)。
ランピョンと言って、8月1日のスイスの建国記念日には子供たちが手にスイスの国旗やカントン(州)の旗の絵が描かれた提灯を持ってパレードします。以前は蝋燭を点していたのですが、子供が振り回してよく燃えていました(爆)。なので最新型は手元にスイッチのあるハイテクな安全ランプの提灯です。国を愛するスイス人の思いが伝わる建国記念日のイベントです。
東京でもスイス人コミュニティーはホテルの庭で集まって、ランピョンを持ってこの日をお祝いしています。そう言えば私と夫が出会ったのも、9年前の浦安のヒルトンホテルでのスイスの建国記念パーティでした。
スイスの花火大会は夜10時頃から始まるので(夏は9時過ぎまで明るいので)、今まで子供たちを連れ出したことはないが、祖父母のところでは夜の11時ごろまで外で遊んでいたとか。初めて見た花火大会がとても楽しかったようで、何度も花火の様子を話していた。思い出が山ほどあり、話したい事、書きたいことが一杯あるようだ。
今日はこの辺で〜。
最終更新日 2007年08月08日 05時39分47秒
2007年07月20日
海外で子供に日本語:体力・気力・ヤル気を育む
[ カテゴリ未分類 ]
スイスは猛暑!8月20日までウチの地域の幼稚園は夏休み。子供達も毎日元気で遊んでいる。
暑いので毎日プール。レイナもルイも水深が1.35mの大人用プールで、浮き輪無しで10m位息継ぎしながら泳いでいる。4歳のルイも自転車の補助輪無しで勝手に乗り始めた。バトミントン、ホッケー、サッカー、空手の練習と私も子供たちと一緒に楽しく夏休みを過ごしている。
空手は、ルイの猫パンチでもちょっと当ると結構痛〜い。でもなぜかルイの方が泣いている、「手が痛いよ〜」って(爆)。子供たちとホッケーしたり、空手したりと遊べるのは今のうちね。もう少ししたら母親なんて相手にされなくなるんでしょうねぇ〜。
自分が今までやってきたことで一番良かったな、と子供を持ってから思ったのは、スポーツが大好きでずっと何かやって来たということね。体操、バスケット、テニス、フリークライミング、空手、合気道、ソフトボール、水泳、ダイビング、ボクシング、ゴルフ、スキーなど、これからも子供たちと一緒に出来ればいいなぁ♪
●どんぐり倶楽部
<1MX23>のカメ虫さんとオオカマキリ子さんの問題Ver.2では、今度はレイナはウケを狙って羽の生えた亀を笑いながら描いていた。
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<1MX04> 月 日( )
男のアリさんと 女のアリさんが 2列に ならんでいます。女の子が 多いようです。
列のながさの ちがいは 6人で、 女の子が 13人だとすると、みんなでは 何人 いることになりますか。
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この問題では、まず女の子蟻13人を描いて6人を手で隠して男蟻7人を割り出していた。延々と蟻を描いていてオモシロかった。回答してから、楽しそうに蟻の話をしていた。
スイス人パパはこの問題を読んで「数の操作以前にこの問題(日本語)を読んで理解するのが難しいね〜。一度読んだだけでは即答出来ないなぁ〜」
そして「レイナの字はキレイだね」と感心。「そうでしょ、あなたの書く平仮名と区別付かないわね(笑)」と私。パパ苦笑い・・・。
さて先日夕食中に弟のルイが唐突に「CD飛ばしちゃいけないんだよね〜」なんて言い出すので、何の話じゃ?と思ったら「タコくんとイカくんの話だよー」と以前レイナが解いていたどんぐり倶楽部の問題のこと。
彼がやったわけでもないのに、まぁよく覚えてるものね。楽しそうに絵を描くレイナの側で見ていて、余程問題がオモシロかったのか、それとも「CDやDVDは丁寧に扱うように!」とママに常日頃厳重に注意されているのに、いきなり飛ばしちゃえ、みたいなどんぐり問題にインパクトがあったのか(笑)。
●ベネッセ「考える力・プラス講座」
6月の添削も100点でした。7月号は今日届いたが、読解問題の文章は量も増えていてシールペタペタでは読みにくいし、また面倒なので全部打ち直して漢字にする。赤ペン先生も添削には漢字を入れて書いてくれています。
この講座をオススメの理由、向いているママについてちょっと書きました。
海外で日本語&幼児教育(私の教育サイトです)
http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm
この講座については後日もっと詳しく書きます。では・・・。
最終更新日 2007年07月20日 18時14分05秒
2007年07月02日
海外で日本語:オモシロく、効率的に!
[ カテゴリ未分類 ]
もう7月!あと1週間で長い夏休みに入る。スイスは8月から新学期で、ルイもレイナと同じ幼稚園に通い始める。週3日の午前3時間だけ、2人一緒に幼稚園。ホントスイスの公立幼稚園は時間短いなぁ〜。
しかし、今思えば、やたらにヘンな知育教育をする幼稚園より勝手に遊ばせておいてくれるスイスの公立幼稚園の方がいいな。
バレエ教室に一人私立の小学校1年の女の子がいて「勉強好き?」と聞いたら「あんまり…」と言ったのでビックリ。1年生ってどうせ大したことしてない遊びみたいな勉強なのに、もう勉強嫌いなの?横でレイナが「私は勉強、だ〜い好き!」と大声で言っていて笑えた。
(スイスの私立の幼稚園や小学校は学費が年間200万円も掛る。お金かけて子供を勉強嫌いにしてしまって、ど〜すんの・・・)
土曜日に日本から小包が届いて「チャレンジ1年生」が入っていた。子供たちが奪うようして開封、でレイナが早速「赤ペンやる!」と言うと、ルイが「ボクもチャレンジ中学生やりたい!」・・・って。「ルイ、いくら何でもチャレンジ中学生は早すぎるよ」皆で爆笑。
5月に4歳になったばかりのルイは「はてなはっけんブック」が大好きで、自分で音読している。平仮名ばかりだし、動物や虫の写真も多くて1時間ぐらい読んでいる。
レイナのチャレンジの添削も問題はとても簡単なので、漢字の読みの練習にでもなればと私が全てシールを貼って漢字に直す。裏表漢字に直すのが15分かかり、レイナが問題を解くのが15分・・・。
国語の添削問題の「かぶはどうなったか」という問題では、レイナは自分で「抜けた」と漢字で書いた。スイス人パパの漢字辞典で「抜」を調べると教育漢字(小学校で習う漢字)ではないのね〜。ビックリ。あと赤ペン先生のメッセージに「どの勉強が好きですか(漢字部分はシール、原文は全てひらがな)」とあり、レイナは「ぜんぶ好き、漢字も大好き!」と勿論漢字で書いていた。
●漢字は制限なく本人の興味の向くまま教える。
漢字を目にする機会が増えれば、書くようにもなる。(ウチは教材は全て漢字に直しているので、読みは勿論、真似して書くようになる。平仮名しか目にしなければ、漢字を読むチャンスもなく、また平仮名を書くこともない。)
●カタカナはマジメに教える必要なし
カタカナは、「アイウエオ」を書かせて覚えさせるのはナンセンス。うちは平仮名も五十音などで書かせて覚えさせていない。一番つまらない、覚えにくい勉強法。
例えばカタカナの勉強法:親がいくつかおやつの候補を書く。
1.アイスクリーム
2.チョコレート
3.パイナップル
子供にどれが好きか選ばせたり、おやつの選択にする。書きも子供に好きなおやつを書かせる。大抵カタカナ。あ、でもうちの子「どら焼き」と言ったことがあったな(笑)。恐竜の名前なども子供が喜ぶ。(プテラノドン、ステゴザウルス、あっと言う間に読めます)
また擬音語、擬態語でカタカナがよく使われるので、写真のような手作り教材で面白く覚えさせる。(パパが日本語学習で難しいのが擬音語、擬態語だという。”ギラギラ”と聞いても太陽のギラギラがまったくイメージできないという。多少のルール、例えば”ふ”から始まるフワフワ、フカフカなどは柔かいイメージ、はあるが、とにかく一つ一つ暗記するしかなかったとか。)
しかし、「チャレンジ1年生」は「考える力プラス講座」と比較するとやはりオモシロくないですね、安いけど。トレーニング的な勉強で、これだけでは海外では日本語力はUPしないだろうな。親の安心材料にはなるけど。チャレンジが出来るから日本の1年生と同じレベル、と安心するだろうから。とにかく簡単すぎるし、ホント、日本の小学校のちょっとした復習教材。
「考えるー」の方は、親がじっくり子供と向き合って対話して、話題を広げられないと、その価値がない。ただ子供が問題を読んで一人で回答、親が丸付け、おしまい、ではやはり読解や計算練習にしかならないだろう。
とにかく「チャレンジ1年生」と「考える力プラス講座」で月4500円だからお得ね。海外で補習校へ行かず、この2講座を丁寧に取り組み(とくに考えるプラス講座の方)+漢字シール作戦、時々の文章、漢字関係の手作り教材など、読み聞かせ、日常の対話(家事や散歩などの体験を通しての豊かな会話)を実践していけば、着実に日本語力はついていくのではと思う。
ノンビリやっても両方を3週間で終わってしまうので、丁度いい量(少ない位かな)ですね。
パパも日本語がわかるので、「考える力プラス講座」の方は、ドイツ語でレイナとお話している。テキストに登場するスイスドイツ語で分からなかったこと、例えば「流通のしくみ」「生産地」などもパパに教えてもらう。
日本語がドイツ語を刺激してドイツ語の語彙も伸ばせる。スイス人の5歳では流通のしくみとか堅い表現を知らない子も多いだろう、とパパ。食卓では一家でドイツ語、日本語、英語で様々な話題でお話。昨日は「反訴」「医療裁判」「原告」「販売戦略」と言った言葉の出る話題で盛り上がる。
●一家で楽しめる、どんぐり倶楽部の問題
<0mx92>の巨大ハムハムの問題では、あっと言う間に絵も描かずに9と書いた。問題をじっくり読まず18匹の半分、と勝手に解釈。でも18の半分が9って即座に分かったことにちょっとビックリ。
でも絵を描いてみようか、というと間違い発見。絵を描いて正解を出した。
巨大ハムハムの巨大さを示すため、隣に富士山を描いた。巨大ハムハム6匹並べると富士山の高さとか!ちょ、ちょっと巨大すぎるぞ〜(爆)。ニヤニヤしながら描いてました。
<1MX21>の問題も、すぐに「5」と絵を描かずに正解をだした。「どうやって5って分かったの」と聞くと「指を使って数えたの」とレイナ。
「合ってるかどうか絵を描いてみて」と言うと私に説明しながら絵を描いた。「赤い花は白い花より2本多いということだから、ほら赤い花は5本でしょ」
写真右下は前回ブログに載せた問題だが、パパが「この問題は方程式ですぐ解ける。レイナのやり方(○を書いて解く方法)だと、数が大きくなったら手に負えない」と言って、red
x,
blue y,green z, x+Y+z=27 -----と書いていったが、「え、答えが違う(汗)」
パパ何度か式を見直している。「あなた本当に博士号持ってんの(毒)」と私。
「レイナ方式の方が早いな(汗)・・・ ・・・あ、3y=24、間違ってた。6じゃなくて8だ(汗)」とパパ。
「あなたレイナと一緒に九九の暗記したら」と皮肉を言うと「普段こんな計算しないからねぇ」とパパ言い訳。
「こういった問題を方程式で解くのは、スイスでは中学2年か3年のレベル。この問題(どんぐり)はとても高度だね〜」
ウチはどんぐり問題はいつも家族の楽しい話題になる。他のプリントはやったら皆捨ててしまっているが、どんぐり問題だけは、レイナのオモシロい説明や家族の思い出が沢山詰まっていて大切に取って置いている。
レイナが中学生になって方程式を習った時、この問題を見せたいな。方程式を知る由も無い、5歳のレイナが20分も考えて正解を出した力作だからね。
●手作りプリント:漢字、カタカナ、文作りをまとめて楽しく!
とにかく海外だと時間も限られてくるので、子供には効率的な勉強をさせる。
平仮名や単語を延々と書き取らせる、とかではなく、文章も、語彙もカタカナも一緒に楽しく身につけられるようにする。
これはルイ用に作ったが、レイナもやりたいとのこと。楽しくお話しながらシールを貼って、そのあと、富士山、マッターホルンの話、国旗の話などして盛り上がった。
レーシングカーは速いぞ、亀は歩くのが遅いぞ。とあり、「亀さんがいつも歩くの遅い、って言われるのはちょっと可哀想だね」と私は言って「スゴイ!レーシングカーメ!」と言いながらレーシングカメのイラストを描いたらレイナが「さむ〜」って。ゾロリの影響ね、まったくぅ(爆)
今日のところはこの辺で。。。
最終更新日 2007年07月02日 15時28分06秒
2007年6月24日
海外で日本語:書き言葉を意識する
スイスは猛暑!平日はいつもプール。深いところで勝手に息継ぎしながら泳いでます。プールの監視員に子供が溺れている!と間違われるが、あれでも子供たちちゃんと泳いでるんです、ご安心を・・・(笑)。
●どんぐり倶楽部の問題
<1MX28>のテントウムシ小学校の問題ではレイナが「赤の数か、何か一つ数が書いてないと(基準がないと)わからないんじゃない?」と質問。「ハハハ〜、数が書いてあったらすぐに解けちゃうよ。全員の数と差で3つのヒントが書かれているね。刑事や名探偵みたいにこの数字から数を割り出すんだよ」と私が言うと、さっそく絵を描き始めた。
まず赤組みの○に適当にあたりをつけて数を書いていった。でもいくらなんでも多すぎて消す(笑)。20分位試行錯誤しながら、それぞれの差が5と2で全体が27の数を割り出して「できた〜!!」とレイナ万歳。
CD飛ばしの問題では、景品のお菓子に目が行って(笑)「イカ君は表が2枚だから4つお菓子でぇー・・・」と口で言いながらお花の形のクッキーを描いていった。
「足が2本しかないの、ヘンなタコだよ」と弟君からクレームが(爆)。
カバが水を飲む問題も、「半分の時間で同じ量が飲めるということは、小さいカバさんが一杯飲む間に2杯飲めるってことだから−」とブツブツ言いながら絵を描いてました。
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<1MX28> 月 日( )
テントウムシしょうがっこうの 1ねんせい 27にんが 赤ぐみ・青ぐみ ・緑ぐみの 3れつに ならんで います。赤ぐみは 青より 5人 おおくて、緑ぐみは 青ぐみより2人 すくないそうです。では 赤ぐみ・青ぐみ
・緑ぐみの 3れつは、それぞれ 何人ずつが ならんでいるのでしょうか。
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●日本語の通信教育「ベネッセの考えるプラス講座」
この通信教育の国語は中々いいですね。とにかく単純な書き取りや読解ではなく、子供に考えさせ、自分の意見を記述させるオモシロい内容です。
しかし問題文や問題は全部平仮名なので、問題文はもうシールを貼るのも手間が掛るので全部PCで打って漢字にして貼り付けた。このような地道な努力で、知らない間にかなり漢字が読めるようになっています。オマケに2年生で習う「形」と言った漢字も勝手に書いてます。
とにかく、海外では漢字のインプット(町や身の回りで見かけ、自然に何となく覚える漢字)がほぼゼロなので、意識して漢字や表現に触れさせないと必ず漢字で挫折しますから注意です。
さて今月号(6月号)は交通標識の問題で、私も知らなかったことが書かれていて母子でヘェ〜とお勉強。町へ出てスイスの交通標識など見ながらお散歩して、日本との違いをお話した。
あと地図の問題も良かった。地図の立体模型も付録で付いていて、的確に道順を説明させる。
模型を見て道順を先生に説明する、という記述問題があり、レイナがどんな風に書くのかと見ていると「こんびにのところで ひだりにいきます。そして くすりやについたら ぴんくいろのいえのよこ。」中々分かり易く書けてました。あと大きな目印も説明(家は山の方角とか駅の方角と言った)。
またレイナの知っている色々な場所の説明も口頭でしてみる。町役場の場所は−大きな目印は教会の塔、小さな目印は教会の左隣のスーパーの向かい、と言った具合に。
その後、幼稚園から家までの道順をレイナに口頭で説明させ、地図を描きました。楽しくてとても日本語の勉強になるトピックですね。
海外に居ると、おしゃべりは上手でも、中々キチンとした文章を言ったり、ましてや書いたりするのが苦手な子供が多い。日本語上達のカギは書き言葉をどれだけ伸ばせるかですから、読書は勿論、普段からキチンとした日本語で説明させる、話させることを心がけます。
勿論親の方も、キチンとした日本語で会話するように心がけないといけませんね。
今日はこの辺で。
最終更新日時 2007年6月24日 22時25分23秒
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2007年6月16日
母子で日本語:学ぶ態度を伝える
スイスは晴天続きでプールや幼稚園のイベント色々があり忙しかったぁ〜。
●どんぐり倶楽部
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<1MX42> テントウムシしょうがっこうの1ねんせい20人が 男の子 1れつと 女の子 1れつに ならんでいます。男の子と 女の子が 手を つないでみると 男の子が 8人
あまってしまいました。では、男の子は 何人 いるのでしょう。
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問題の「テントウムシしょうがっこう」を読んでレイナ大笑い。
この問題では、まず余った男の子を○で描いて、その後男女が手を繋いでいる絵「○−○」を描いて全部で20になるように「○−○」の数を書き足したり、消したりして試行錯誤して回答を導きだしていた。10分位掛ったが、諦めずに取り組んでいました。
正解を出した後、テントウムシ小学校(笑)を描いた。学校の時計はおやつの時間の3時、また小学校のシンボルのテントウムシ(オブジェ?)と飛んでいる生徒テントウムシを描く。オブジェの方にはわざわざ「かざり」と、生徒には「ほんもの」の看板をもたせていてオモシロい〜。
前回のふんころがしの問題だが、どんぐり倶楽部の掲示板で「欧米ではうんちは禁句だから英訳の際は問題を変える」みたいな書き込みを見たが、レイナが見せるとスイスでは大人も子供もバカ受けで楽しんでいた。子供らしくて楽しいと思うのだが、マナーが良くないのかね?
コドモのことがよく分かってるなぁ!と私は好きな問題なのだが、ヘンに思う大人がいるのねぇ。子供ゴコロ分かってないと思うけどなぁ・・・。
●「学ぶ態度」をしっかり伝える
どんぐり倶楽部HPでも書かれているが、ウチも「できない」「わからな〜い」「ヤダ!」は絶対言ってはいけない言葉と決めている。出来ない、と言った瞬間から、本当に出来なくなる。(勿論母親が子供のレベルをキチンと見極めてることが大切。全く出来そうもない問題は与えない)
問題が出来ない時は絶対叱らないが、ふざけた態度、ヤル気のない態度、試してみる前から「わからな〜い」「ヤダ!」という時は「人から何かを教えてもらう時の態度」の話をして、それでも分からなければ教材を片してお仕舞い。
「一緒にお勉強する時は、自分はママではなく先生と思うこと。ママも先生として分かり易く優しくプロに徹して教えるから、あなたもしっかり学ぶ態度でいること」
ということで、レイナは1時間以上も集中して日本語の勉強をするようになり、私自身も「先生」として感情的になることもなく楽しく教えられている。
「勉強大好き〜!」「もっとやりた〜い!」とどんぐり問題や日本語の勉強に取り組めるようになった。
海外で日本語を学ばせる場合、殆どが母子の勉強となるので、子供が小さい内から、ママもプロ意識を持つ(と言っても勉強の内容がプロ、というのではなく、感情的にならず他人の子供を教えるつもりで教える。子供のレベルを知り、簡単すぎて作業的になる勉強ではなく、子供を伸ばせる内容かを吟味など)。子供にも「学ぶ態度」を教えていくことがとても大事だと思う。子供が学ぶ態度を身につけてないと、母子学習の「海外で日本語」は茨の道になってしまう。
今日は一緒にピザ作り。(生地はホームベーカリーで発酵までできる)
料理などの家事手伝いをさせることは、日本語力UPにも役立つ。
発酵のしくみの説明や語彙、手順など沢山のことが学べます。小学生中学年位になったら自分で料理が出来ることも大切なので、今から楽しく料理をしている。
一人暮らしで毎日コンビ二やカップラーメンというのは有り得ませんね。
最終更新日時 2007年6月16日 6時21分13秒
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2007年6月5日
海外で日本語:幼児期はとにかく楽しく!
スイスは朝晩の気温は低いが、日中は太陽ギンギラで暑〜い。
お天気のいい日はいつもプール。幼稚園が3時に終わる日も、6時半までプールでパワー爆発。プールに付き合い、食事の支度や家事で私はヘロヘロだが、子供たちは全然疲れない。
幼稚園がない日は、山歩き2時間、その後プール4時間、それでもまた疲れないで走り回っている・・・。子供ってスゴイ体力ねぇ。
●どんぐり倶楽部
<1MX44>のフンコロガシの問題は大笑いしながら「ウンコ〜♪ウンコ〜♪」と唄いながら調子に乗って書いてしまい、ふと我に返って「あ、そうだ15個だった!」(爆)
カワイイ衣装の花のダンゴちゃん3人娘を描いてました。
<0mx20>のクジラの問題では、まず19匹のクジラを描いた。手でクジラを隠して、3匹の差になる数を必死で探してた(笑)。7分ぐらい試行錯誤して、突然、手をバシッと叩いて「分かった!」と大声で叫んでました。最後まで諦めずに取り組める力が一番大切と思うのでこんな問題はいいですね。
●手作り日本語教材(4歳児用):楽しく文作り、漢字も
まず、「きょうりゅう が ( )」
や「くるま が ( )」・・・・
のカッコにシールで好きな動き言葉を選んで貼る。例えば「わらう、なく、たべる」など。
4歳のルイはウケを狙って「いもむし が (がっこうに いく)」と貼った。
その後、別に用意してある「いも虫、車」などの漢字シールを貼り、「学校に行く」のシールも貼って完成。読み上げられたら、各文章の上にシールを貼れる。
楽しい文章を自由に作らせます。「鳥が 買い物に行く」や「電車が 泣く」でも子供がオモシロがって楽しく平仮名、漢字を読んでいます。「鳥が何を買いにいくのかなぁ?」などと楽しくお話してもいいですね。幼児期は特に、親の方も子供の楽しい発想に合わせて、型にはめないで楽しく会話しながらお勉強しましょう。
製作時間は10分掛りません。
教材は色々作っているのですが、日本語HPへの掲載も忙しくて全然進んでません。
今日のところはこの辺で。
2007年5月16日
子供は「楽しく知らないうちに日本語バッチリ」を目指して♪
スイスは不安定だが、天気の良い日も多い。疲れてもらおうと子供たちをプールに連れていくが、ヘトヘトになるのは私だけで、子供たちは全然疲れないの〜。ふぇ〜…。
●どんぐり倶楽部
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<1MX22> 月 日( )
カメ虫花子さんと 大カマキリ子さんは、おまつりで わたがしを10個ずつ かいました。
そして、ジャンケンを しながら かえりました。
ジャンケンで かった人は まけた人から、わたがしを 1個もらえます。ジャンケンは、カメ虫花子さんが 1回で大カマキリ子さんが 2買回 かちました。いま、2人は わたがしを 何個ずつ もっているでしょう。
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写真右上の絵の問題では大爆笑!レイナは「カメ虫花子さん」を「羽の生えた小さな亀みたいな虫」と想像したとか!以前「デンセン亀」が登場して、マジメに「デンセン亀って、どんな種類の亀かなぁ〜」と考えていたところ、3歳の弟に「電線に乗ってる亀だよ」とヒントを与えられ照れていた。その経験から「カメ虫」を亀みたいな虫、と単純に解釈(爆)。
しかし、このまま間違って覚えても困るのであとから図鑑でカメ虫を調べた。「そういえば(DVDの)みなしごハッチに出てきたような〜」と思い出したようだ。
綿菓子のやり取りは、私の想像では、負けた方消して買ったほうに書き足していくだろうな、と予想したが、もっと簡単な方法を描いていた。なるほど〜。
魔女の箒の絵はまるで中国料理の熊の手(爆)。私とルイで笑っていると「この方が、安定して乗りやすいの(魔女が座りやすい)」とレイナ弁明。
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0MX09> 月 日( )
うちゅうからの おくりものを もっている人が います。そのおくりものは、1日で 4本の ふしぎな花を にわに さかせるそうです。いま、にわには 8本の ふしぎな花が あります。きょうのぶんの 花は いまから さくようです。では、あしたのぶんまで いれると、 にわには 何本のふしぎな花が さくことに なるでしょうか。
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写真左下の問題では、「今日の分の花は今から咲くところ」とあったので、開きかけている蕾を描いていた。でも明日の花はもう咲いている花を描いていた。
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<1MX40> 月 日( )
ダンゴムシさんたちが 3れつに ならんでいます。1れつ目は 7匹2れつ目は 8匹、3れつ目は 6匹です。では、それぞれの れつでまえから 4ばん目と うしろから 6ばん目の あいだにいるダンゴムシさんたちだけの 数を あわせると、みんなで 何匹になるでしょう。
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上のような沢山絵を描かなくてはいけない問題では、細かい部分を書いていると「数を忘れちゃうからあとで描く」と言ってとりあえずどんどん一部を描くので、右上のダンゴ虫のように、最初のいくつかだけ顔や足を描いている絵もある。遊びに出てしまってそのままの場合もあれば、色々書き足したり、色を塗ったりするときもある。
この問題は複雑だが、絵を描いて、手で隠して間の数を出していた。そのスピードが速くて私の方がビックリ。いい加減にやったのでは?と疑って私も数えて確認したら正解でした。
とにかく、絵を描いて正解を導き出している。新年長のレイナでは絵を描かないと答えが出せない問題なので、絵を描いて楽しそうに解いています。
●通信教育:ベネッセの考える力・プラス講座
市販のドリルはネットで買うので現物を見られないし、毎日1時間ぐらい日本語勉強に取り組んでいるので、どんどんやってしまう。いくつかの通信教育も検討したが、1年生の始めのうちは平仮名を書かせたり、10までの数、と言ったとても簡単な内容なのでどうしようかと思っていたところ、ベネッセの「考える力・プラス講座」という、今年から新設されたコースが面白そうだと申し込んだ。
このコースだけは申し込めず、「チャレンジ1年生」コースのオプションということで、ま、両方で5千円なので、市販のドリルを色々買っても同じ感じ。
「考える力・プラス講座」は中々良くできていると思う。4月号の「ギロギロヘリコプター」の実験では、仮説を立て、実験して結果をまとめる、と言った具合に進む。いやその前に、組み立て方など、AV器械の接続のマニュアルっぽい感じで、説明を読んで理解していかなくてはならない。
レイナも一生懸命マニュアルを読みながら試行錯誤。やり方を理解した後、1時間位ルイと一緒に早く回転させる方法を見つけようとギロギロしていた(笑)。
よく女性は「AV機器の取り扱いやパソコンの操作が分からない」と聞くが、マニュアルが読めれば大抵解決する。分からないことをマニュアルを面倒がらずに読んで理解して、試行錯誤出来る努力は大切だと思うので、この教材の「ギロギロヘリコプター」のような課題は中々いいと思う。
あと、交通(信号)に関しての問題があり、これはある事象に関して、問題提起、予想、データ、分析、結論、という手順で考えさせる問題で、レポート作成などの基本なので、理論的な考え方や見方が身につけられるのでいいと思う。自分でデータを見て、考えて結論を書いていました。(写真)
日本では子供は自分の考えをはっきり理論的に説明するより他と同じ、みたいな感じだが、外国では自分の意見を相手にキチンと伝えられないと困るし、日本でもビジネスではやはり理論的に説明できる能力というのは大事なので、このような問題は中々いい。
ただ算数の問題は、以下の写真にあるように(6月号の問題)、どんぐり路線の問題だが、はるかに考えない問題。(問題の例:ず をかいて こたえよう。 はかせの まえに 3にん います。みんなで なんにん いるでしょう。かきかたのれい。いるひとを ○でかこう。)手取り足取りで、想像力不要。どんぐりの問題、例えば、上記のだんごむしの問題と比べると非常に簡単ですね。
どんぐりが考えるレベル100とすると
「考える力・プラス講座」の考えるレベル20位か。
単純計算は、考えるレベル−。←マイナス(爆)。
「考える力・プラス講座」も「チャレンジ1年生」もテキストも赤ペンテストも全てシールを貼って漢字に直している。
赤ペン先生にもコメントは漢字で、とお願いしたので、漢字で書いてくれました。
レイナの好きな食べ物に「スイスのチョコ」と書いたので、赤ペン先生も「先生もスイスのチョコレート食べたくなっちゃったな♪」と書いてあってレイナ大喜び。
幼稚園に持っていって先生や皆に見せたら、先生が「日本語ってドイツ語と全然違うのね!」と言ったとか。
毎日とにかく漢字に触れさせているので、知らない間にかなりの漢字も読めるようになっている。毎日の勉強も大好きで、日本からの小包が届くと「私の勉強、入ってる〜!?」と弟と争うように箱を開けています。母親はちょっと大変ですが、子供は「楽しく知らないうちに日本語バッチリ」で頑張りましょう。では、今日のところは乱文ですが家事も山ほど溜まっているのでこの辺で〜。
最終更新日時 2007年5月16日 7時54分42秒
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2007年4月27日
海外で日本語:”おうちの会話”を超えるために(7)
スイスはもう真夏のような暑さ。湿気がないので、室内や夜間はしのぎ易いが、日中の強い日差しは20分も立っているとフラフラ眩暈がしてくるほどだ。
●どんぐり倶楽部の文章問題etc
下:おなじみ「どんぐり問題」
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<1MX11> 月 日( )
みのむししょうがっこうでは、あさから 木に ぶらさがって たいそうを
します。きょうは てんきが いいので みんなで 16人が ぶらさがっています。1ねんせいが 1人、2ねんせいが 2人、3ねんせいが4人です。のこりの 4・5・6ねんせいは おなじ 人数ずつ きているとすると、4・5・6ねんせいは 何人ずつに なりますか。
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16匹のミノムシの問題も笑いながら描いてました。ミノムシが体操してユラユラゆれて、隣のミノムシと頭をごっつんこ〜♪なんていいながら描いてました。
16匹、いや16人のミノムシを描いてから、一年生一人を○で囲み、次に2年生2人、3年生4人をまるで囲み、残りを数えて9と出した。しかし、9÷3といった計算は出来ないので、自分で木の上の方に描いてしまって数えにくいミノムシ君たちを手で隠しながらなんとか9を三等分したら3だ、と発見しました(笑)。
手で隠しながら等分を割り出そうと四苦八苦(笑)のレイナの様子を見ながら、最初から長い枝にして16匹を一列に描けば分かり易いのにねぇ〜、と思って見てましたが、純粋に絵を描くことを楽しんでいるレイナには、答えが出し易そうな絵を描こう、という発想がないんですね。オモシロい!見ている私もワクワクしてしまう問題です。
デンセン亀では、あまりの大量の亀を描くことに途中で息切れ(爆)、遊んで帰ってきてからまた描く、と言って、とりあえず甲羅だけ描き回答を出して、結局亀さんは未完成のまま。。。
上:レイナが自分が知っている漢字を一人で書き出しています。特に漢字の書きは教えていないのに結構書けるようになっています。漢字はまだ早いから書かなくてもいいよ、と言ってるのに書きたい!とか。まだバランスが悪くて、謎の文字みたいですが、まず形を覚えて慣れてからバランスを教えます。平仮名も今バランスやキレイな字を書く練習を少ししています。
平仮名のバランスはイメージを伝えると子供に理解し易いです。
例えば、子供は最初「あ」は真ん丸くなりますが、「お魚が地面の餌をついばんでる様子だよ」とイラストを交えて説明すると、結構キレイになります。
隣のベネッセの発展ワーク(1年、2年)のドリルも中々いいですね。でも、やはり平仮名ばかりなので、全部シールを貼って漢字に直しています。回答も自分から漢字で書いてました。書き順もOK!。
●レベルの高い日本語を身につけさせるためのおススメ教材「学林舎のドリル」
日本語力というのは一日一回ドリルをする、一週間に一度補習校に行くだけでは身につくものではなく、毎日の生活の中で培われるもの。日本でも「読解問題が苦手」「計算問題は得意だが文章問題が出来ない」という話をよく耳にするので、日本にいても自然にそれなりのレベルの日本語力が付くわけではないのですね。
特に海外だと、日本語が出来る、と言っても母親との”おうちの会話”止まりのケースが多い。母親がドイツ語単語交じりの会話だと子供のしゃべる日本語も日本の日本人には意味不明になってくる。
さて、おうちの会話を超えた日本語力をつけるために今私が取り組んでいる教材が結構いいのでオススメしたい。
子供の日本語力UPのためには、母親がレベルの高い話を日常的に沢山するのがいいのだが、私も日常の雑務や姉弟の小競り合いのドタバタの中で、落ち着いて格調高い(笑)日本語を喋り続けるのは結構大変・・・・。
それで、先日船便で届いて使っているのがこのプログの書き込みで教えていただいた「学林舎」のドリルです。(書店では取り扱っていないので、それまで知らなかった。塾などで使われているらしい)
今回私が買ったのは、小学校1年生、2年生用のドリル各種
1.成長する思考力 10級、9級
2.成長するドリル 1,2
3.成長するドリル いきることば 1,2
1、は日本語の文法や読解
2、は漢字の読み書き用だが、これも結構使える。
1ページに多少関連した文章が書いてある。
例えば
(1)私は、お兄さんと妹と私の3人きょうだいです。
(2)お父さんは会社がお休みの日は、時々山登りをします。
(3)お母さんは洋服を作るのが上手です。
以下省略 (6)まである。
まだ漢字の書きはやらないので、とにかく漢字や書き言葉、堅い文章に触れさせる、という目的で、一緒に読む。文章に関連した話をしても楽しい。
あと同じような質問をして答えさせる。
「あなた(レイナ)のお父さんは、会社がお休みの日は何をしていますか?」と言った具合に。キチンと話すことができなければ、キチンと書く事は出来ませんので、まず作業的なドリルをやらせるより、まずキチンと話す力を付けさせるほうが大切です。
「成長するドリル・いきる教養」は、単に漢字の読み書きだけでなく、年長から母子の豊かな会話、書き言葉へ繋がる日本語表現を身につけさせるのにいいと思う。
「成長する思考力 10級」もおうちの会話はそこそこ達者な子供に、一歩進んで書き言葉への導入としていいと思う。ただ、解答欄のマスが小さいので、平仮名を書き始めたばかりの子供には書きにくいかも知れない。
このドリルを見ていて、本当にこぐま会の「短文づくり」や「おはなしづくり」が役に立つな、と感じた。キチンとした文章を口で言えれば、これらの問題は難なくこなせる。
3の「成長するドリル いきることば」は漢字ドリルだが、1ページに一つの漢字に関連した文章や他の漢字が出てくるので、ちょっとした読み物のようで年長でも楽しい。
例えば、「石」を学ぶページには
シンプルなイラスト、書き順があり、
”「石」のなかまをかんがえよう。
岩がゴロゴロころがって石になり、もっともっところがって細かくなったら砂になります。(以下省略)”
石の仲間として、破る、確かめるといった漢字と例文が出てくる。漢字もなぞり書きが出来るようになっている。
漢字がとても印象に残るような作りで、作文力の基礎にもなると思う。
■学林舎のドリル各種
※海外発送も実費で手配してくれます。
◎ただドリルをこなせば日本語が身につく、というのはやはり無理で、母親が日常的に意識して環境を整えることが大切ですね。毎日の日課として、遊びが中心の子供に無理が掛らないように、洗練した教材&勉強法で、地道に楽しく続けることが一番です。
ウチでのその他の実践は
●子供が自分で読書(小学校1,2年生程度の絵本など。)
●母親が読み聞かせ(堅い文章で書かれた本、小学校3年生以上の説明文、小説など)
※どんな本がいいのか探すのも面倒になったので、ネットオークションで小学校6年までの書籍を100冊まとめ買いしました。100冊で3万5千円。
本が嫌いだと、日本語の勉強も多難だろう。小さい頃から絵本の読み聞かせをして、本好きな子にすることが一番大事だと思います。
●日常会話に堅い文章をいれ、意味を丁寧に説明する。
特に経験を通した会話は大切です。
例えば、レイナ「また家が建ってるね、どうして?」
私「この地域は人口の増加が著しいので、住宅が不足しているから建築ラッシュなのよ」
もちろん、レイナは「ぞうか、ってなに?」「いちじるしい、ってなに?」と聞いてきますが、一つ一つ丁寧に説明していく。
●ドリルを使っての勉強
学林舎のドリル(ちょっとピンボケですので、学林舎ショップのPDFファイルで内容が見られます。)レイナもどんどん取り組んでます。
まだ色々書きたいのですが、ちょっと最近忙しいので、乱文ですみませんが、この辺で〜♪
最終更新日時 2007年4月27日 7時51分40秒
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2007年4月17日
海外で日本語:どんぐり倶楽部の文章問題で日本語力UP(2)
スイスはもう夏のような暑さ。近くの大型リゾート風プールの半年券を購入してプール通いです(半年券は約3万3千円)。6歳までの子供は無料。天気がいいので、外遊びが増えてますが、ちょっと疲れたら勉強で一休み、という感じで勉強に取り組んでます。
●どんぐり倶楽部の文章問題
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<0MX07> 月 日( )
海と 空の かいわの 中で どっちが あおいか はなしました。海は じぶんは しんごうきの あおを 6個 つけたぶん くらい あおいと 言いました。空は じぶんは 海くんの あおさの はんぶんの あおさだねと いいました。 それでは ふたりの あおさを あわせると どれくらいの あおさに なると おもいますか。
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<0MX06> 月 日( )
たいようさんと かみなりさんが かけっこをしました。たいようさんは 1日に ちきゅうを 1しゅうしか できませんが かみなりさんは 1にちに ちきゅうを 6しゅうも まわることができます。
では、たいようさんが ちきゅうを 3しゅう した時に かみなりさんは ちきゅうを なんしゅう しているでしょう。
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<1MX13> 月 日( )
ウンコが 18個 山に なっています。そこへ フンコロガシが 1 匹
やってきて、2個ずつ ウンコを もっていきます。ウンコをみんな もっていくには 何回かよわなければ いけないでしょうか。
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”空と海の会話”の問題は結構抽象的なので、分かるなぁ〜、と見てましたが絵を描いて答えられました。
”太陽と雷のかけっこ”では、文章を理解できるかなと?でしたが、理解して、数字を書き出して回答してました。
今回のフンコロガシちゃん(今回は女の子らしい)、かわいいハートの模様が胸にあるワンピースを着せてました(笑)。
”しげっちとふなだっち”の問題では、一番悩んでいたのは、2人が男の子か女の子か、という点(笑)。二人とも男の子にしました。
とても楽しそうに絵を描いて、パパに見せています。問題を読んだパパは、「これ(日本語が)難しいね〜」と感心。
このような日本語の文章を読み取り、頭で整理して(絵を描いて)正解を導く問題は中々、というか全然ないので、海外で日本語に取り組む場合にもとてもいい教材だと思います。
最終更新日時 2007年4月18日 4時32分39秒
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2007年3月29日
日本語学習を通して、もっと大切なことを学んでいます。(2)
私は、日本語教育だけを切り取って子供に教えるのではなく、
日本語教育を通して、様々なことを身につけてもらいたいと思っています。
例えば、何かに地道に取り組める力、
出来ないことが出来る達成感を味わえる喜び、
自分で考える力、
学ぶことの喜びと大切さ、etc....
ですから、将来、例えば子供がフランス文学に興味を持ち、
日本語よりフランス語をやりたい、と言った場合も大賛成。
将来何を勉強しようと、家庭での日本語学習で培った学習意欲や習慣を存分に生かせると思っています。日本語学習は読み書きだけが目的ではないのです。
日本語がたまたま私の得意分野で、必要性も感じているから日本語を教えているという感じです。私が五嶋家のママのようなら、バイオリンを教えてますが(笑)。
このように考えて日本語に取り組むなら、幼児期や低学年のうちから叱り付けて子供を泣かせながらやらせることは、子供にとって良くないということがわかるのではないでしょうか。
特に最初のうちは、ママと楽しく遊ぶ時間、という感じで取り組んで下さい。どんな子供だってママが楽しく相手してくれるのは嬉しいですよね♪いきなりベンキョー、ってコワい顔のママになってしまうと、勉強嫌いになってしまいます。
ニコニコ楽しく出来る習慣がママに付けば、子供も楽しんで日本語を勉強するようになると思います。
あと時々全く言うことを聞かなくて勉強どころではない、というお子さんもいるようです。このようなお子さんは勉強に限らず、他の生活面でも親の言うことをあまり聞かない子のようです。まず親の言うことを聞ける子にしないと、勉強をやらせるのは難しいでしょう。
沢山甘えさせるが、甘やかさない、という親の態度も大切ですね。
幼稚園に行くようになったら、生活面でもやるべきことはやるとある程度規律を教えていかないと、生活全体が子供のペースに振り回されて、親が主導の勉強に引っ張っていくのは大変になるでしょう。
●海外での日本語学習は、規律ある生活の一部だと思っています。
(規律、と言っても子供を押しつぶすように厳しくしつける、というのではなく、過保護、過干渉を控え、子供のむやみなワガママに親が振り回されないようにする、ということです。先日、日本のTVを見ていたあら、中学生の息子が食事が気に入らないと言ったら、あたふたと母親が作り直す、というのを見て唖然。あと、夜更けに娘が父親にコンビにに車で連れて行け、と言ったり、こんなのウチでは絶対ありえませんね。親をなんだと思ってる!って感じですが、子供の機嫌を損ねるのを極端に恐れている親が多いとか。親はモノワカリがいい親と自分達では思ってるようですが、これでは子供の奴隷じゃないですか・・・。
以前も書きましたが、興味深い調査結果がベネッセのHPに載っていて「食事を残さずなんでも食べる子供は家庭学習もする」とありました。これも家庭での生活全般の規律と学習習慣の関係を表していると思いました。)
最終更新日時 2007年3月29日 19時27分16秒
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2007年3月27日
海外で日本語:子供は「教える母親の姿」を学んでます。
スイスは大雪が降ったと思ったら、また春に戻ったり。スキー、ハイキング?どっちしたらいいの(笑)?
さて、私のHPもいつまで経っても先に進んでませんが、とりあえず子供と楽しくやろう(やらなくては)と思ってくれたママもいたようで少しは役に立ってるかしら。
HPを開設して、色々な方からお話を伺い、海外で日本語の勉強を子供にやらせるって、どういうことかなぁ〜と考えてしまった。日本語の勉強を子供が嫌がって泣き叫ぶ、叩いたり叱りつけながら無理やりやらせる、母子険悪な状況・・・、母子で日本語をお勉強する時、せめて20分でも別の人間(女優の演技?)になったつもりでイライラするキモチを抑えて教えてみてください。ママが変われば、子供も変わりますよ。
子供たちはママから単に日本語を学んでるのではなく、母親の姿から、もっと大切なものを学んでるんですから。
●どんぐり倶楽部の問題
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0MX53> 月 日( )
げんきな げんごろうが、空を飛ぶ れんしゅうを しています。1回目は たんぽぽ1回ぶん 2回目は たんぽぽ2回ぶん 3回めは たんぽぽ 3回ぶんを 飛びました。では、3回ぜんぶを あわせると どれくらい 飛んだでしょう。
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写真左上の問題
まずレイナが「げんごろうって何?」と聞いてきたので、ここで図鑑など持ち出すと話がどんどんそれると思って「ま、イメージとしてはゴキブリの小さいので、水辺に住んでる虫」と答えた。「じゃ蛍みたいな虫?」「蛍と違って飛ばなくて、泳いでいて、お尻も光らない」といいうと「それは知ってるよ」ということで、レイナ、ゴキブリをイメージしてゲンゴロウを捉える。(ゲンゴロウさん、ゴメンネ!)
問題を読み出して、げんごろうが空を飛ぶ、のところで顔がニコリ。問題を読み終わると「ママ、たんぽぽ1回分、ってどういうこと?」と問題の解釈(?)を珍しく質問。
私も問題をじっくり読んでみると、「ホント、たんぽぽ1回分ってなってるねぇ?どういうことだろう、ちょっと何でもいいから考えてて」と言って2階の自分のPCでどんぐりCD-romをあけて自分の変換ミスかどうかを確認。やはり原文でも「1かいぶん」ってなっている。「かいって・・・回?階?、ま、回でいいか・・・」
1階に戻ると、レイナが絵をもう描き始めていた。「たんぽぽ1回分ていうのは、たんぽぽの綿毛につかまって空を飛ぶげんごろうが、ピュ〜、って1回風に吹かれるの。2回だとピュ〜、ピュ〜。」
なるほど。ちょっと拡大解釈だが、ま、想像力があっていいか。
絵を描いて正解が出せました。オマケに川の絵の右端には「川」の漢字の成り立ちも描いたとか(笑)。漢字大好きなレイナらしい。
問題は解けたが、その後も「たんぽぽ1回分」がずっと頭に引っかかっていた私は、家族が寝静まってから、CD-romの添削例を開いてこの問題を他の子供がどう解いているか見てみた。
3つの添削例があり、2つはタンポポの花を描いて回答。もう一つは「たんぽぽ1ぽん」と打ち直して(?)あった。
ジャンプではなく、タンポポの綿毛につかまったゲンゴロウが空を飛ぶというイメージは楽しくていいな。子供のオモシロい想像力を楽しめる問題ですね。
他の問題も絵を描いて回答していました。「迷子の蟻」の問題では、一番悩んでいたのが「泣いている顔ってどう描いたらいいのかなぁ〜」結局、泣くというより眠っているような顔に(笑)。
楽しそうにどんぐりを解いているレイナの横で、また弟のルイが「ボクも”いがぐりくらべ”やりた〜い、ママ作ってよ!」と叫んでいます。いがぐり・くらべ、になっている(爆)
●楽しく作文力をつけよう
海外では、読み書きまでいけるかどうかが第一の関門です。
読めても作文が書けない、というケースもあります。子供が平仮名を書けるようになったら、楽しく書くことを導いてもいいと思います。
写真下は私のHPでダウンロード出来る「どんなふうかな、を説明させる」プリントです。
http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm
子供は幼稚園であったことなどを嬉々としてママに話しますよね。ママも子供の話を楽しそうに聞いてやって下さい。そして、その話を「へぇ〜、すごくオモシロいね。日本のお祖母ちゃんにも教えてあげようね」とか言って、書かせます。
興奮気味の取り留めのない子供の話も、書かせてみると結構まとまってきます。
さあ、作文を書きなさい、と言われても、子供に湧き上がってくるものがなければ(人に一生懸命伝えたいものがなければ)、子供だって何を書いていいか困ってしまいます。
子供の「伝えたい気持ち」をいつもしっかり受け止めてやることで、子供は書く事をたのしめるようになると思います。幼児期や低学年では細かいことに拘らず、どんどん褒めてやりましょう。
●漢字に自然に親しませよう
あと、海外で一番ネックになる漢字学習ですが、前回も書きましたが日本と違って海外でインプットの量が絶対的に違います。日本と同じペースで教育漢字を学んでいったらとてもじゃないけどすぐ置いていかれます。私は国語の問題には全てシールを貼って漢字に直してやらせています。(写真の下の読解問題、ベネッセの発展ワーク1年生)
一つの読解問題に例えば「子豚」が30回位出てきます。最初2,3回教えれば読めるようになります。しかし、また明日には忘れるでしょう。忘れてもいいのです。地道な繰り返しで自然に読める漢字が増えて行きます。出来るだけ自然に漢字を目にする機会を作ってやりましょう。
「さっき読み方教えたでしょ!」「何回教えたら覚えるの!」とかは禁句です。何度でも教えてやります。3,4回教えたあとまた「これなんて読むの?」と聞いてきたら、「これ、さっきも出てきたね、さて、なんて読むっけ?」と聞いてみてもいいでしょう。当ったら「ピンポン、すごい、漢字読めたね!」と褒めることを忘れずに。
レイナは時々シールを剥がして、下の平仮名を読んだりしています。推奨はしないので、笑いながら「ズルしちゃだめだよ〜」と言ったりしますが、怒りません。レイナは「剥がして見ちゃった、へへ〜♪」と笑ってます。今日は剥がして読みを確認して、また元に戻して読み仮名を自分でふってました。それを自慢げ(?)に、かつ私に楽しそうに見せてました。文脈から推測して読んでいる場合もあります。
とにかく少しでも印象に残ればいいので、シールの漢字を見て読めないときは、何度でも読み方を教えてやりましょう。
漢字を書くのは学年相応でもいいと思いますが、読みに関しては制限を設けずに自然にインプットしていくといいでしょう。そうすれば年齢相応の本を読めるようになり、書き言葉を通して日常会話を超えたレベルの高い日本語を身につけることが可能になると思います。
今日のところは時間がないのでこの辺で…。
最終更新日時 2007年3月29日 6時8分45秒
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2007年3月19日
子供の日本語力がわかる文章問題(2)
スイスは5月の陽気。
さて、冬休みと春休みの間にある2週間の「スポーツ休暇」も終わり、先週から幼稚園が始まった。スイスは学校のお休みがとても多い…。
●日本語力がどの程度あるかも分かる「どんぐり倶楽部の文章問題」
さて、どんぐり倶楽部の文章問題をやっていて、日本語能力試験の聴解問題を思い出した。スイス人の夫が聴解問題に取り組んでいた時、私に「ちょっとこれ、聴いてみて」とCDをかけた。外国人向けの日本語テストだからと、掃除をしながら聞いていたら、ちょっと答えが分からないじゃないの!
ストレートに言えば分かり易いのに、言い回しがトリッキー〜。でも、このような言い回しを頭の中で整理して理解できるようにならないといけないのねぇ・・・。
以下のどんぐり問題を見ながら、そんなことを思い出しました。(レイナの回答は写真左)
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0MX28> 月 日( )
オバケの お花見は にぎやかです。とくに うすぐらいところに
たくさんの 桜の花が さいていると おおさわぎして たのしみます。
きのうの お花見より きょうの お花見に 来ている おばけは 6にんも おおくて 13人です。では、きのうと きょうの 人数をたすと みんなで 何人に なるでしょう。
==============================
「今日お花見に来たオバケは13人です。昨日は今日より6人少ないです。」との問いなら分かり易いのに、
「きのうの お花見より きょうの お花見に 来ている おばけは 6にんも おおくて 13人です。」
だと、ちょっとこんがらがる。ホント日本語能力試験の聴解問題(笑)。年中には、かなり高度な日本語力が必要ですね。
オバケの問題は、まず今日13人オバケを描いて、下の5人と上の右端1人を手で隠して(6人引いて)昨日のオバケを7人と割り出し、「13+7=?」と言った計算はやっていないので(計算プリントはやらせていない)、13の続きのオバケを14、15、16…、と数えて正解の20人を出していました。
その後、お花見についても色々会話を出来て楽しかったです。スイスの桜は花が小さくて、日本の桜のようにピンクの雲のようになりません。が、夏には美味しいサクランボ(日本でも売られている輸入のブラックチェリー)がたわわに実るので楽しみです。
=============================
<0MX10> 月 日( )
水色の絵の具を 1本つかうのに がようしを 6まいつかいます。きょうは 水色の絵の具を 4本もつかっていいそうです。水色の絵の具を みんなつかってしまったとき、 何枚のがようしを つかうことに なるでしょうか。
================================
この問題を読みながらレイナのクレームが(笑)。「水色の絵の具だけじゃなくて、他の色も使いたいな〜」。勿論4X6=?も知らないので、絵を描いて画用紙を数えて正解を導きだしていました。
==================================
<0MX67> 月 日( )
ぴかぴかの えんぴつが 12本 くじらくんの ふでばこに はいっています。おともだちが えんぴつを わすれたので くじらくんは なんぼんか かして あげました。すると、ふでばこの えんぴつは 9ほんに なりました。では、くじらくんは なんぼんの えんぴつを かしてあげたのでしょう。
=================================
「くじらくん」とあったので、擬人化(笑)、クジラ立っています。
右下の建物は「学校」とか。スイスの家には暖炉や暖房の煙突があり、よく煙を出しているので、レイナの描く家には煙突と煙が登場します。
鉛筆を描かずに○にしたのは、クジラの手がなんだか鉛筆を持つイメージが無いようで(クジラは鉛筆を持てそうもない?)、頭で鉛筆の数を考えているとか。
本当に色々なことを想像して楽しそうに描いています。
●どんぐりをやりたがる年少児に「いがぐり倶楽部」←どんぐりのパクリ(爆)
レイナが楽しそうにどんぐり問題を解いているので、弟のルイも「ボクもどんぐりやりた〜い!」と騒ぎます。どんぐりの問題は年少にはやはり無理なので、ルイ用に「いがぐり倶楽部」とどんぐりをパクッて(笑)、問題を作りました。
問題番号は<−2MX01>で、−2というのは、年長問題が<0MX・・>なのでマイナス2と。
自分でタドタドしく読んだのですが、意味不明なので、私が読み上げました。すると、恐竜の頭を2つ描いて、卵をそれぞれ2個。ちゃんと4と自分で描いて正解を出してました。
褒めたので調子に乗って、4をあちこち書いて、ついでに「ボク3も書けるよ〜!」でも3は鏡文字…。
右のプリントは手作り日本語問題
「海外で日本語&幼児教育」HPよりダウンロード出来ます。
http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm
今、レイナ用に、文章プリント製作中です。出来たらUPします。
しかし、小学校の漢字って信じられませんね。「幼稚園」の「幼」とか「卵」は6年生で習うんですね。日本なら十分なインプット(あちこちで漢字を目にする機会)があるので、習わなくてもある程度知らないうちに読めるようになっているかも知れませんが、海外でこんな調子で習うととてもじゃないけど漢字身につきません。小さい内から、読みだけは制限なく、目に触れさせないと典型的な「漢字嫌い、漢字苦手、本が読めない、日常会話がやっと」の海外のハーフの子供になってしまいます。
あと、とてもいい漢字ソフトで少しずつ漢字を楽しんでいます。
HPでご紹介していますのでご覧下さい。
http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm
すご〜く楽しくて、大人の私もとても勉強になります。アニメーションで漢字がすごく分かり易い!
「玉座」の読みのテストで「ぎょうざ」が出てきて、皆で大笑い!「ぎょうざの上に座ったら、お尻に餃子が挟まるぅ〜(爆爆)」子供達も私も涙を流してバカ受け。お陰でレイナ「玉座」もすっかり読めるように。こんなに楽しく漢字を勉強している幼児はスイスにはいないでしょうね。
今日のところはこの辺で。
最終更新日時 2007年3月20日 4時2分50秒
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スイスで日本語&幼児教育
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2007年03月07日
年中で小学校3年の力がつく文章問題
[ カテゴリ未分類 ]
お知らせ
以下の通り「海外で日本語・幼児教育」のアドレスを変更いたします。(3月7日)
新→ http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm
よく見ないでUPしてしまいました。長くて分かりにくいアドレスでした(汗)。
旧アドレスはホストから削除しますので、
http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm で閲覧下さい。
●年中で小学校3年の力がつく!どんぐり倶楽部の良質の文章問題 まとめてUP
0mx55 ばったを のせた ばしゃが 6だい やってきました。1だいに 3びきずつ ばったが のってます。では、みんなで なんびきの ばったが やってきた のでしょう。
上の問題では、かなりの簡略(写真は左上)。馬車とバッタ、どうやって描くのかわからないから、とのこと。
クジラの問題では、最初クジラを紙一杯に描いて、他のクジラも大きく描きたいとのことで紙を継ぎ足してました。
0MX59> 月 日( )
ざせきにすわっている ざりがには 15匹です。たっている ざりがにのかずが すわっている ざりがにの かずより 5匹 すくないです。では、みんなで ざりがには 何匹いるのでしょう。
「ざせき」と出てきたので、「汽車」を想像したようです。まず座席を15席描き、どうするのか、と見ていると、先ず座席を15数えた後、手で座席を5隠して、残りを続けて数えて正解を出してました。
0MX80 月 日( )
どんぐりが 3個 いっしょに そらを とんでいます。すると、山のなかから 12個が やってきました。では、どんぐりぜんぶを 3つのグループ(ぐるうぷ)に わけると 1つのグループ(ぐるうぷ)は、何個になりますか。
写真上の真ん中の絵です。これはちょっと色々数えてました。オハジキだと簡単に分けられるのですが、絵だから動かせなくて、手で隠しながら試行錯誤して回答を出してました。
年中にはかなり高度な問題ですが、絵を描いて何度も数えなおしながら正解にたどり着きました。因みに山の麓の2つのどんぐり君たちも、飛びたくてウズウズとか。これは数える分に入れてませんでした。これも数に入れちゃうのかな、と心配してましたが(笑)
<0MX73>のあひるのがあこさんの問題では「”こっぷ”2はいの水」と出てきて、コップというのは英語ではなくオランダ語が起源なので、家ではコップは”グラス”と使ってました。
コップとカップが混同していたようですね。コーヒーカップを書いてました。コップの方がグラスより正統派(笑)な日本語なので、家でも使わなければと思いました。
とにかく、レイナはどんぐり問題も楽しく取り組んでいます。
写真下の真ん中はこぐま会の6歳からの文章問題です。本当に簡単で、あの年中から結構難問の問題集を出すこぐま会の文章問題と思えないほど簡単。最初見たとき、ちょっと唖然としました。
でも、小学校のカリキュラムがこうなっているのでしょうね。どんぐり倶楽部の問題と比べると考えないで答えが出てきます。算数の文章問題は、どんぐり倶楽部だけやっていれば十分な力がつくでしょう。他の文章問題は多少の日本語読解力と単純な足し算引き算の訓練ですね。
左下は手作りの日本語文章プリントです。楽しそうに自由に書いています。夏が好きな理由は「ひがながいから」とか「うすぎであそべるから」と書いていて、へぇ〜、と感心。ひがながい、なんて表現知ってるのね。
最終更新日 2007年03月08日 02時07分43秒
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2007年02月07日
海外で日本語:現地小学校入学までの学習計画
[ カテゴリ未分類 ]
今日は小雨。レイナは友達の誕生日パーティに出かけた。帰りにお土産を渡させるのだが、シールセットとお菓子(着色料タップリのカラフルな駄菓子)があったが駄菓子は食べたくないのでシールを選んだとか。
さて、日本から通信教育の資料を取り寄せたが、検討の結果やはり自分でやっていくことにした。
Z会の1年生用は算数&国語、そして体験のセットで海外郵送費を入れて年間7万円ちょっと。
日能研の知の翼は算数、国語、総合(社会、理科)のセットで同じ位の値段。
Z会のサンプル教材は簡単すぎて1週間分の教材を30分位でやってしまった。作業って感じで良くないな。知の翼は、文章も多くZ会よりはやり応えあるようだが、内容がつまらない。
もっと安かったら申し込んでもいいが、年間7万円の価値はないな〜。算数はスイスの小学校でやるから今から教える必要もないし、どんぐり倶楽部の年長の問題が出来ればZ会の2年生の文章問題、スイスの小学校3年生の算数もこなせるから家では教える必要はない。
問題は国語。算数や他の教科は放っておいてもスイスの学校へ行くのだから勝手に身につけてくれるだろうが、日本語だけは家庭でそれなりに取り組まなければ絶対身につかない。日本語の読み書きどころか会話もままならなくなる。家のドアを開けたら100%スイス・ドイツ語の世界。家以外ではレイナとルイはスイス・ドイツ語と多少の英語で友達と遊び、幼稚園生活を送る。耳に入る大人たちの会話もスイス・ドイツ語。看板もポスターも全てドイツ語…。考えてみればスゴイ環境ねぇ…。
外国に住めば子供は自然にバイリンガルになるというのは大間違い。子供をバイリンガルにするためには母親の努力と父親の協力が絶対だ。
因みにバイリンガルというと、日本語と英語などをペラペラ喋れる、というイメージで、英語コンプレックスの強い日本だとスゴーイ、と言われるが、バイリンガルもピンきり。
以前タケシの平成教育委員会で祖母が著名なファッションデザイナーで、孫娘でモデルのハーフの女性が出演していた。家での会話は英語、と紹介され、他の出演者から「すっご〜い」と羨望のザワメキ。でも母親がアメリカ人、学校はインターナショナルだから、家での会話が英語って当たり前じゃないの。普通の日本人が家で日本語会話していて、スゴ〜イってなるか?
彼女の母語は英語で、彼女がスゴイとしたら、英語力ではなく日本語力の方ね。でも、彼女の平成教育委員会の成績は最低ランク。スイス人の夫でも答えられる程度の問題も答えられない。また、彼女のプロフィールに特技が英語と書いてあってコレには?特技じゃなくて、母語じゃないの。
とにかく、母語の日本語と今のところ第二言語のポジションのスイス・ドイツ語をいかに伸ばしていってやれるか、コレからが本番、楽しく工夫して頑張って行きたい。
バイリンガルではなくバイリテラル(読み書きレベル)、いやそれ以上の読み書き&文化も理解した「バイカルチャーレベル」を目標にしたい。
〜〜〜〜〜〜バイリンガル教育HP
(バイリンガル教育のQ&Aです。実践的なアドバイスもあり、とても参考になります)
●バイカルチャーレベル
言語のレベルを超えて、それぞれの文化を身に付けた段階です。もう大人になった私の娘は、自分のことを「スーパーハイブリッド」と呼びます。形ある文化だけではなく、友達との遊びや生活の中でも、日本人として、ある時はアメリカ人として、楽しむことができるとのことです。
https://www.us-lighthouse.com/kyouiku/e-112.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◎日本語学習の予定(補習校無し):とりあえず来年8月のスイスの小学校入学までの計画
1.読み聞かせ(普通の本)
2.読み聞かせ(漢字絵本)
3.音読
3.国語1年生文章問題 1枚(2ページ)から2枚:平仮名を漢字に直してやらせる。
レイナ一枚10分も掛らない。隣で私は内職のシール貼り。レイナが問題を解くより、私の シール貼りの方が大変そうなので、レイナ笑ってます。
4.文章作成:漢字シールで文章作り、絵本作りなど楽しく。
日本語プリント作成時にレイナに参加させる。
パパ用の日本語テストを一緒に作る(これはレイナも大好き!)
5.じっくり母子で日本語会話
幼稚園での出来事を日本語で話させ、ドイツ語で知った言葉を日本語でどういうかを教える。(これは小学校に上がってから特に大事。教科学習に入ると、ドイツ語で単語を知っていても日本語で分からなければ、日本語を使わなくなってしまう。学校の授業で習ったことを母子の会話で取り上げ、日本語でも話せるようにする。例えばドイツ語で地球温暖化という単語を習ってきたら、日本語で何と言うのか家で教えるようにする)
地道にこのような日本語学習を続けていけば、それなりのレベルに到達できると思う。それ以上の日本語学習は本人次第ということだ。
日本語を外国人が成人してから身につけるのは本当に大変とスイス人の夫はいつも言っています。日本語を文法から理解していくのは大変!私も教えられな〜い。
子供の日本語の読み書きは諦めても、是非ママは日本語で話すことを諦めないで下さい。聞き取りが出来るだけでも、大きくなってから子供が日本語を勉強しなおしたい時にとても有利です!
●文章問題(日本語)は平仮名を漢字に書換え
1年生用の文章問題は平仮名ばかりなので、シールを貼って漢字にする。毎日確実に読める漢字が増えていきます。オマケに答えを「漢字で書くぅ〜!」と。「漢字は今の時点では読めればいいから平仮名でいいよ」と言っても「漢字で書きたいの」と大騒ぎ(笑)、書き順を示しながら解答欄に書いている。「虫」とかなら簡単だからいいが、「公園」とか「熊」を書きたがるときはこっちが面倒(笑)。
「スイスで漢字書きたがる5歳の子供はレイナだけだよ、きっと」、と言うとニヒニヒと笑っている。とにかく、漢字が好きになってくれて良かった。
「日本で日本語喋れて、本も読めて文章も書けて、スイス・ドイツ語ベラベラで、英語も分かる5歳の子供は10人位しかいないね、すごいね〜」と褒めていると、側で新聞読んでいたパパは「10人も居ないね」そう、スイス・ドイツ語は超マイナーだからね。
大人だって褒められると嬉しいし、やる気も出てくるってモンです。沢山子供を褒めてやりましょうね。
●どんぐり倶楽部の文章問題
<0MX44> 月 日( )
雪ダルマの ゆめは 海で およぐことです。でも、雪ダルマは 15かい じゃんけんをするあいだしか 海には はいっていられません。
きのうまでに 6かい じゃんけんをしました。では、きょうは さいこうでなんかいまで 海のなかで じゃんけんをできますか。
0MX19> 月 日( )
ある日 大きな大おおきな おとしあなが こうていに できていました。山だくんは おひるやすみに かくれんぼをして、そのおとしあなにおちてしまいました。 そのうちに 5人が またおちてきました。あなのなかには いま、女の子が 4人 います。では 男の子は 何人でしょう。
雪ダルマの問題では、読み始めてレイナ爆笑!「海に入ったら溶けちゃうよ〜!」
レイナは一個雪ダルマを描き終わると続けてもう一個描き始めた。「え?ど〜してもう一つ描くの?」と思ったが、あ、そうだ、じゃんけんは一人じゃ出来ないからね、と納得。
私の方が、答えをサッサと出してしまって、それに合わせて絵を頭に思い浮かべてるのね。想像力が貧しいなぁ。
落とし穴の問題では、一人ずつ「ひゅ〜、ひゅ〜」と線で飛ばしながら(笑)穴に落としていた。家事でちょっと目を離した隙に、な、なんと落とし穴に針山(?)を描いていた。
「え!おそろし〜じゃないの」と言うと、ギャハギャハ笑いながら「目がビックリしてるの、髪の毛も落ちる方向に向いてるの。ピクピク(針のこと)は、スポンジで出来ているから落ちても痛くないの。みんなビックリしてオモシロ〜い」だと…。
レイナはいつもイタズラを考えていて、パパの帰りを待ち伏せして脅かしたりしている。落とし穴を掘って針山の仕掛けを作ったのも自分だという。なんともヘンな想像力…。
最終更新日 2007年02月08日 09時12分11秒
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2007年1月27日