スイスで日本語&幼児教育
by helvetia 【http://www6.plala.or.jp/MYJAPAN/nihongo.htm】
2009年6月7日http://plaza.rakuten.co.jp/myjapan/diary/200906070000/
考える力、みんな育てたいと思ってるのに、なぜ実行せんのか?
スイスは、長〜い灰色の季節も終わり、初夏の日差し。デジカメを変えたので、PC取り込みが面倒になったり、PC自体が動きが遅くなって(買い替え時期です)、すっかり毎日忙しくてブログの更新する暇がありませんでした。しかし、今日は、是非皆さんにお伝えしたいことがあって、ブログを書いています。レイナは去年の夏からスイスの1年生になり、ノンビリ数字を習ったりが終わり、春頃より計算を習い始めました。が、スイス人、単純計算大好きぃーーーー!(ウチの担任だけ??)で、公文のプリントみたいな単純計算をやらせていて、さっさと終わってしまうレイナには、椀子そば(笑)みたいにプリントが渡されるとか!
◎そしてとうとう、どんぐり倶楽部サマの予言が当る時が来てしまったのだ…。久しぶりにどんぐり倶楽部の問題をやろうと、プリントを差し出すとレイナは言った…。「考えるのメンド〜、計算の方がいい」
◎◎ガ〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私はすぐに先生に「単純計算はやらせないように!」と言いに行った。みんなと一緒にやらなくてはいけないなら、一枚だけ、終わったらもう少しアタマを使うプリントにしてくれと。
スイス人、暗算あんなに鍛えて、子供達をウェイトレスとかにしたいのかぁ〜!
(スイスではレストランなどには会計はなくて、ウェイトレスがお財布を各自持っていて、テーブルに個別に呼んで支払うシステム。勿論レジスターはないので、暗算で計算している)
どんぐり倶楽部は時々宿題の代わりに持って行かせたが、先生は「こんな考えなくてはいけない授業は無理」とか。だからって、単純計算かぃ?
あと、お粗末三点セット(書き取りや時間ばかりかかる塗り絵)のドイツ語教師とか、もうスイスにも何にも考えていない怠惰な教師がいるんですねぇ。自分はいい教師と信じて疑わないところがもう手に負えない。子供に学ぶ喜びを教えられない教師は辞めて欲しい。
“The mediocre teacher tells. The good teacher explains. The superior
teacher demonstrates. The great teacher inspires.”William Arthur
Ward quotes (American dedicated scholar, author, editor, pastor
and teacher)
これに加えれば、ダメ教師は子供のヤル気をそぐ!先生方よ〜、一回の授業で教えられることって大したことない。どれだけ子供のモチベーションを上げることができるかを考えて授業をして欲しい。モチベーションが上がれば、自然と勉強だって頑張れる、吸収できることも増えるだろう。モチベーションを下げるだけの教師がいることは残念。海外で日本語を教える母親も同じです。子供の尻を叩いて、漢字を教え込むより、日本語を学ぶ喜び、モチベーションUPなママ塾にして欲しい。そうすれば、短い時間で楽しく効率よく日本語を学べる。モチベーションを上げられるように教えられると、将来につながる日本語になります。
さて、学校のくだらん宿題は、私がチャチャッと片付けてしまう。くだらん宿題を「素晴らしい宿題」と信じて疑わない教師に律儀に従う必要なし。彼女らは、子供の将来に何の責任を取るわけではないから。単純計算至上主義の人(先生も)見て欲しい。7歳半、5歳半でも、20分〜40分も自分の頭で考え続けて回答を出しているぞよ。子供の想像力ってとても楽しい。ルイの太陽の周りをグルグル回る絵には爆笑してしまった!
●どんぐり倶楽部 (レイナ)7歳半
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<1MX76> 月 日( )
兄弟アリンコのチビ君は1歩で3mm、チョビ君は1歩で5mm進む事が出来ます。
今日は、とても天気がいいので二人はお散歩に出かける事にしました。
目標は家から3cm離れている小高い葉っぱの上です。二人は同時に出発して、2秒で1歩進みます。
では、どちらがどれくらい早く葉っぱの上に着くでしょう。
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絵を描いてちゃんと解けました。
●どんぐり倶楽部 (ルイ)5歳半
楽しく絵を描いて解いています。
最終更新日時 2009年6月8日 5時31分37秒
(下の写真の問題)
しんたろう君は 空をとぶ 魚を きのう 見ました。魚は あかい魚と あおい魚が いました。あかい魚が 3匹 いたのですが あおい 魚は 何匹か わかりません。その日の しんぶんで きのうの魚は みんなで 8匹だった ことが わかりました。では、あおい魚は 何匹 だったのでしょう。
※どんぐり問題、レイナバージョン(漢字入り)
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今日やったのは簡単だが、さっと見てみると年長問題の中には結構しっかり考えないと出来ない問題が多い。粘り強く考える、というトレーニングにはなるので、おススメです。まずは、易しい問題から始めて好きになるようにしていく。(絵を描いて考えることを楽しめるように)。素人の私だけではなく、素粒子物理学者理論の夫もおススメしています。是非お試し下さい。算数、数学は計算のスピードや計算力でなく「考える力」なのだそーです。年長さんで、超簡単な「みみず」の問題を見ただけでもやるのを嫌がるなら、ちょっと困るカモ?もう考えるのが嫌になってしまっているかも…。高速計算プリントは止めて、じっくり、ゆっくり(どんぐり倶楽部)のお勉強を工夫したほうがいいようです。高速プリントをやっていない子供さんでも、スイスで日本語+考える力、を目指しているならとても良い教材だと思います。本当に幼児期から小学校低学年は特に、公文の計算プリントなど計算をやらせるより「どんぐり倶楽部」の問題の方がずっと子供にはいい。どんぐりの文章問題と市販の文章問題は違いますよ。こぐま会の6歳からの文章問題も購入して見て見たが、やはりどんぐりの文章問題は「日本語の理解力」だけでなく、「考えさせる」問題だ。あと、子供にウケるバカバカしさが楽しい。試しに夫にも6年生の「ハム太郎の筋肉」の問題をやらせてみた。夫、読み始めて笑い出した。
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<6MX04> 月 日( )
朝早く目覚めたハム太郎は、どういうわけか、突然もっと筋肉を付けようと
思い、どうしたら筋肉が付くのかを色々と調べました。その結果、筋肉豆腐
の80%が蛋白質(たんぱくしつ)で、その蛋白質の62.5%が筋肉になることを
つきとめました。では、100gの筋肉を付けるには筋肉豆腐を何グラム食べる
とよいでしょう。
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夫はすぐに
100g と書いて「電卓ある?」なんて言っていた。(破線は直線です)
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0.8・0.625
電卓禁止、と私が言うと、0.8・0・625=0.48+0.02=0.5
100g
------ =200g と、とーぜんですが正解。
0.5
私もボケ防止に一緒にやりまふ〜(爆)。
●どんぐり倶楽部HP:http://homepage.mac.com/donguriclub/index-pc.html
大空を太陽の下、気持ち良さそうに金魚が飛んでいます(笑)。
子供たちが近所の子供らと遊んでいる間に「国語の森」のお話を漢字版に打ち直し。どの程度漢字にしようか、カタカナにしようか、段落などちょっと考えながら打ちます。石井式漢字絵本は、結構何でもかんでも漢字(笑)になっているようで(例えば”直ぐに”とか)ま、通常は”すぐに”でいいかなと思い、とりあえず普通の文章の漢字使いで。では今日は急いで、この辺で〜。
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2007年01月03日
どんなお勉強を子供にさせたいですか? 今日は雨、雪、風と荒れたお天気だった。スイスの祝日も今日で終わり、明日から夫は出社だが、子供たちは8日まで冬休み。お天気が良くなってくれるといいが…。さてレイナは今年の夏から年長で小学校入学までまだ一年半以上あるので、結構ノンビリ&ノビノビ楽しく勉強に取り組んでいるが、小学校に入るお子さんを持つママ達は結構家庭学習への取り組みを考えているようだ。日本でも同じと思うが。スイスの方が呑気かな。スイスは小学生でも留年はあるし、幼稚園入園を一年遅らせることも出来る。子供の習熟度や社会性に応じて、適切な環境を与えるということで、留年も飛び級も特別なことではないようだ。家庭学習を検討している方々の参考になればと思い、今日は3つのお勉強をご紹介します。是非、ご自身で見て考えて下さいませ。子供にどんな力を付けてもらいたいのか、まずはそこから…。
●Q:どんなお勉強を子供にさせたいですか?
■公文の計算プリント
スイスにも公文教室があって、月謝は110フラン(約1万円)、このプリントは公文をやっている知り合いからコピーを頂きました。やっている子供はレイナと同じ年の5歳児です。ひたすら計算、数字を書き込む、少し卵やリンゴの絵を数えるプリントもありますが、殆ど単純計算。(私のキモチ:ふひぇ〜、私もやりたくないよ〜。)
■普通の文章問題(1年生、6歳から用)
これはこぐま会の6歳からの文章問題です。市販の文章問題も同じ感じ。想像力は無用で、数字を拾って、あとは日本語を正しく読めれば暗算で解けます。(私のキモチ:楽しくないなぁ〜、でも日本語の勉強には多少なるか…。でもこの程度の日本語の勉強なら絵本でも読むほうが楽しくて表現力も付くだろうな。)
■「どんぐり倶楽部」の文章問題
====写真のどんぐり倶楽部、文章問題===============
<0MX56> 月 日( )
とびうおが すきな びっくりばこの なかには たまごが 4こはいっています。そして、その たまごのなかには 3このひかるいしが はいっています。では、びっくりばこのなかには なんこの ひかるいしがあるのでしょう。
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<0MX52> 月 日( )
こぐまの はちみつが 3こ なくなりました。のこっているのは 8こです。では、なくなるまえには なんこ あったのでしょう。
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レイナの絵の説明
◎飛魚はTVでちょっと観た事があるが、よく知らないが想像で描き始めた。”大好きなビックリ箱をもらった飛魚たちは嬉しくてニコニコで飛んでいるの♪”とか。
◎”棚に置いてあった熊のハチミツが3個なくなっちゃたの。持って行ったのは蜂たちなの。でもハチミツはホントは蜂が集めたものだから、3個持っていかれても熊は怒らないでニコニコ笑ってるの。”とのこと。
こんなイメージが頭のなかで浮かんでいるんですね。絵を描いて、ちゃんと答えを導き出しています。視考力&思考力、想像力&創造力が子供にはとても大切だと思います。いかに豊かなイメージを頭に描けるか、が今後の学習や社会に出ても大切だと思います。※視考力に関しては、どんぐり倶楽部のHPに詳しく書かれています。
http://homepage.mac.com/donguriclub/index-all.html
では今日は急いでこの辺で〜。
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2007年1月5日:楽しい勉強とは、自分で考える勉強のこと
今日もグズグズのお天気。午前中は家のお手伝い(洗濯物を畳む、玩具の整理整頓)、ちょっと晴れ間が出たのでお散歩に急いで出る。1時間半位歩いてお昼御飯。午後は雨になり、お友達が家に遊びに来て5時まで鉄棒やボールハウス、ダンスなどで遊でいた。5時から6時半までちょっとお勉強。晩御飯(五目寿司、お味噌汁、トマトサラダ)、シャワー。8時から8時45分まで読み聞かせ。(ドイツ語絵本、石井式漢字絵本3冊とお話について語り合う)
●今日はどんぐり倶楽部の問題================
<0MX26> 月 日( )
うさぎの おべんとうやさんが おいしいおいしい おべんとうを
うっています。 おべんとう1つは にんじん4本と こうかんしてくれます。
きょうは みんなで こうえんに 行って このおべんとうを
食べることにしました。
みんなで 5この おべんとうを かうとすると
にんじんは みんなで 何本 ひつようでしょう。
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レイナ問題を読み始めるが、うさぎのおべんとうやさん−のところで顔を笑いながら上げて「え??…オモシロ〜い!」楽しそうに絵を描いてました。自分で読んで、答えも絵を数えて導きだしていた。そう言えば”うんこが
18 こ やまに なっています。(0MX93)”の問題の時は「ママ!ヘンな問題作らないで」と笑いながら言うので「ママが作ったんじゃないよ。エライ先生が作った問題だよ」と言うと「へぇ〜エライ先生が作ったの(?)」とニンマリとうんこの山を書いていった。調子に乗って22個ぐらいうんちを描いてしまい、あとから×で消していた(笑)。
★幼児のうちから掛け算を暗記して5x4=20と即座に答えを出してしまうのと、楽しそうに想像の絵を描いて答えを導き出すのはどっちが子供の考える力なるでしょうか。
以前にも書いたが、夫が素粒子物理学理論を専攻した理由は「この世の中は一体どうやって作られているんだろーか?」と子供の頃よりずっと不思議に思って考え続けていたからとか。「どうせ同じ位難しいなら金の儲かる医者や弁護士になればよかったのにぃ〜(笑)」と以前私がケチをつけたら「ボクはただ自分の好奇心を追求したかっただけ。医者や弁護士には興味がなかったからしょうがないじゃない」との回答。
いかに、色々なことを不思議に思ったり、興味をもったり、考え続けたり、そういう事が子供にとってはとても大切なんだなぁ、と思った。勉強好きな子供にしたかったら、子供の本来持っているwonder(どうしてかなぁ〜?)のココロを大切にするような親にならなくてはね。
◎レイナの説明(夢中で絵を描きながら説明してきます)
山のてっぺんに公園があって、麓のお店でお弁当を買って出かける。さっきまで出ていた雲も無くなって、最後にいくつか残っていた雲もニコニコ去って行くところで、太陽もニコニコ。お弁当屋さんの人もウサギ。お弁当を買いに来たウサギは頭のなかで、何本人参を渡せばいいか考えている。公園に行くのが楽しくてニコニコとか。
スイスではチューリッヒ湖を見渡せる眺めのいい山や丘に大抵レストランがあり、レストランにはちょっとした公園や遊び場(シュピールプラッツ)がある。レストランはもちろん、あちこちにスイスの国旗、カントン(州)の旗、町or共同体(ゲマインデ)の旗が掲げてある。
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