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一番人気の「デンタくん2号」><読解の基礎

●「三角計算(視算)」以前にできること〜Finger-Imageと体感計算〜
●フィンガーイメージの前の準備運動〜体感計算

§視考力養成の第一歩・フィンガーイメージ
「三角計算」以前にも視考力のトレーニングは簡単にできます。
10本の指を目の前に出します。「10の補数」を「目で考える」のです。
ここで指を数えてはいけません。目はいつも両手の10本の指を見ておいてください。
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 左手の2本を曲げて、その手の形全体を見ながら「2:8」、左手の4本を曲げて、その手の形全体を見ながら「4:6」、左手の1本を曲げて、その手の形全体を見ながら「1:9」、左手の5本を曲げて、その手の形全体を見ながら「5:5」、左手の5本と右手の3本を曲げて、その手の形全体を見ながら「8:2」、両手の10本を曲げて、その手の形全体を見ながら「10:0」。
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 大事なことは、手を見なくても頭の中に手が見えることです。この「見えること」が「最初から最速」となる力なのです。ただし、何度も言いますが、「10の補数と九九」以外は筆算を正確にします。暗算は厳禁です。「指は折っても数えない。見る、見る、よく見る、ジッと見る」という言葉をごぞんじでしょうか? 「10の補数」は計算する必要がないこと、計算してはいけないということです。
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 まずは「5・5」を両手で見てみましょう。数える必要がないこと、数えないで「見る」だけで瞬時に答えが分かってしまうことが分かると思います。「見える」と「分かってしまう」のです。
 次に、2つのイメージを用意します。何でもいいのですが、「1・9」「7・3」にしましょう。まず、形を覚えます。数字ではなく形です。そして、この2つのイメージを交互に思い浮かべてください。どうですか、瞬間的に入れ替えることができるでしょう。誰でもできるのです。特別なことではないのです。実は、誰もが日常的にしていることなのです。
 つまり、イメージ操作を利用すれば、誰でも瞬間計算ができるということなのです。これが、暗算の中でも最速の視算です。しかも、一番エネルギーのいらない方法です。ここがポイントなのです。最速なのにラクチンなのです。計算ごときで苦労していてはいけないのです。次の図は「10の補数」を視算するために作りました。使ってみてください。

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図・フィンガーイメージ

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 指をイメージしたあとに数えてはいけません。それは無駄なことで、安心感を得るために慣れていない段階ですることです。標識(記号)を見ても説明文がないと自信を持って判断できないという状態では、標識(記号)を作った意味がありません。何回か繰り返して、確信することが大事なのです。言葉(数えること)はイメージを呼び出す手段ですから、イメージが出てくれば役目を終えます。イメージで分かることが大事なのです。イメージを受け入れることが大事なのです。練習すべきはこの受け入れ方なのです。最初は数えないと不安ですが、慣れると面白いくらい反応が速くなります。

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§視考力養成の第一歩・フィンガーイメージの前の準備運動〜体感計算〜→
動画
 さて、上記のイメージを使えればそのまま視算に移行することができますが、イメージ化を不安に思う子供もいます。そこで、準備運動となる「体感計算」を説明します。何も用意する物はありません。しかも、子供は目を閉じているだけです。
◆「10の補数」の体感計算◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1.親子で(先生と生徒で)目を閉じます。
2.子供の指を2本折り曲げてあげます。(握ってあげても結構です)
3.折り曲げた手を包むようにしたまま、曲げていない指を感じさせます。
※この体感イメージを意識させることがポイントです。
4.曲げていない指を感じながら何本かを当ててもらいます。
5.他の組み合わせを続けます。
※ポイントは、体(頭)で伸びている指を感じることです。その感覚(体感イメージ)の再現がイメージ再現の原形になるのです。
※次第にテンポよくランダムにできるようにします。必ず出きるようになります。
※速さではなくテンポが大事です。「トン・トン・トン・トン」とテンポよく繰り返して下さい。
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<注意>
「10の補数」の体感計算は必ず指で行ってください。人間の部位で10を感じることが出来るのは指しかないからです。オハジキ・ソロバン・ブロック・タイル・お金(この中ではいいですが)なども一見良さそうですがダメです。お手本はいつでもどこでも直ぐに参照できるところになくてはいけないからです。オハジキ・ソロバン・ブロック・タイル・お金を持って生まれてきた人はいないはずです。
<注意>
十分な体感計算(自然な頭の内部での納得)がなく数の世界に入ると、体感して得られる数の概念と計算で使う数字が分離してしまいます。外見的には計算できますので支障がないように思いがちですが、内面では乖離が起こっていることがあります。実感を伴わない数字ということです。これが最も恐ろしいところです。教育は子育てのほんの一部です。「学習」という名の下に人格形成を軽視するようなことがあってはなりません。
人格の乖離が多重人格を発生させることは知られていますが、数の世界も同様なのです。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」が基本であるのは子育てと学習にも共通しています。
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<数の分解・合成は不要です>
●小学校の低学年でよく「数の分解と合成」を学習(訓練?)しますが、残念ながら全く不要な学習です。
「分解と合成」という名目で学習している内容は実は
簡単な暗算練習に過ぎず、計算を速くするという何の意味もない単純作業の訓練だからです。また、合成と分解の概念を教えるのであれば足し算の足される数と足す数が分解要素で答え(和)が合成要素であることを教えるだけですみます。習熟させる必要はありません。
●実際の計算では最も確実で殆ど練習を要しない自然な「指折り計算」で計算すべきなのです。早期に体感計算から離れることは弊害が大きく何のメリットもありません。「数の分解と合成」は大人が考えた子供の成長を無視した的外れな合理主義から生まれた考え方です。実際に指折り計算を使ってみれば分かりますが、学校で何度も練習する「数の分解と合成」は全く不要です。また、大学入試で「指折り計算」を使って叱られることもありません。つまり、どう考えても小学校時代に「数の分解と合成」を時間をかけて学習するのは時間の浪費であり、また、子供達には無用な負担を強制していることになります。

●6+7-4+6= などの計算でも同じです。→<
「デンタくん」と計算式の決定的な違い> 


〜みんなが持ってるマジカル計算機「デンタくん」〜
膨大な量と時間を使うこれまでの暗算練習は全て不要です!
 
同じ事(実は格段に優れていること)が5分で出来るようになりますからね。
 しかも、この方法なら100%なんです。

●不要なので封印していた「デンタくん」登場!:初体験で5分で暗算ができるようになる。練習不要!感じるだけ!反復不要!最初から最速!>
●何枚も何十枚もプリントをしたりオハジキやドットやタイル等で数のセンスをつかんだり
「ます計算」で無駄な時間と体力とお金を使ったり、不要な暗算を極めたり、子供達の貴重な時間を浪費している(営利目的か無知かはしりませんが)人達の犠牲になっている子供達のために...復活です。
指折算という体感計算以上に数のセンスを養えるものはありません。自分の体なのですから。オハジキやドットやタイル等は教える方にとっての工夫であって教えられる方にとっては迷惑なんです。




●「デンタくん」には九九版もありますが掲載しません。また、このような基本計算以外は全て筆算ですることが望ましいのです。つまり、
暗算は全く使わない。使えない。使わない方がいい。ということです。見せ物的な芸事としての暗算を身に付けたければフラッシュ暗算でもすればいいのです。ですが、無意識に出来てしまうことは考えない回路を作ることですから脳が進化途上にある12才までは厳禁です。人間に進化することとは反対の訓練をする意味は全くないからです。
12才以前にそんなことをしている時間的な余裕は全くありません。遊びも含めて全ての時間を使って人間となるための思考力を養成しなければならないからです。感味力養成と視考力養成がポイントです。
<「デンタくん」は9対までありますが下記までで十分です>

●まさか、たかだかこんな計算を暗算で出来るようにするために「算盤」や「反射式プリント学習教室」に時間とお金をかけて通ってはいませんよね。
●しかも、これ以上はすべきでないので全く不要です。筆算以外は計算過程が分からない(記録として残らない)ので弱点補強も見直しも具体的なアドバイスもできないんです。だ・か・ら・基本的には「10の補数と九九」以外は筆算なんです。また、桁数の多い計算は暗算するには莫大な練習時間がかかりますので、脳内進化をさせている幼児・児童期には厳禁なんです。だって、必ず出来る(筆算すればいい)ことを危険であやふやで記録に残らない暗算でする意味も理由も全くないからです。頭の体操には悪くないでしょうが学力養成とは全く関係ありませんし、受験でも危険なので使えません。
それでも、「計算は速い方が〜」という人は「開成中学の
入試問題でも見て下さい」....不要なんです。
視算の力:式の変形さえも視算・「デンタくん」は何の練習もしないで可能にします。しかも、際限なく応用できる。
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「子育てと教育の大原則」より
「10の補数と九九」以外の計算は暗算ではなく筆算でしましょう
 よく、
「いつまで指を使って計算しているの?」という言葉を聞きます。
 絶対に言ってはいけません。
 この言葉は、無知で貧弱な考えから出た最低の言葉です。
教育者失格の証と言っても過言ではありません。
 ところが、私は小学校の先生からこの言葉を聞いたことがあります。
文字通り呆れて言葉もありませんでした。教育の何たるかを、算数の何たるかを、計算の何たるかを、全く知らない教育のド素人の言葉です。そこには教育者としての教養を微塵も感じさせることがない殺伐とした教育観を感じるばかりでした。
 現実問題としても、大学の入試でさえ計算をするときに指を使ってはいけないという決まりはありませんし、これほど子供の成長を損なう言葉はそうそうありません。
指を使わないで計算できる必要は皆無なのです。もちろん、自然に指は使わなくなりますが、「指を使わせない」ようにすることとは全く違います。
「指を使わせない」ことによる弊害は多岐に渡り、心・頭・体の隅々にまで悪影響を及ぼします。場合によっては一生残る傷を刻み込みます。
 大袈裟に言っているわけではありません。心して聞いて下さい。
 幼児・児童期の「指折り算」は健康面でも学習面でも非常に有効で大切な学習方法なのです。
私は「大事な大事な指折り算」と言っています。
「指折り算」は、あらゆる数や計算の概念を理解するときの最も根本的な自信の素になります。この自信を大事に大事に、出来るだけ長く持つことが、自信と余裕と満足と人間としての進化を約束するのです。
「おいおい、たかだか指折り残で何を大袈裟な事を」と思われる人も多いでしょうが、ちっとも大袈裟ではありません。
 人間が「計算」をできるようになったのは、両手の10本指のお陰です。
数式は簡略化された記号に過ぎません。実態のない(十分に感じることが出来ない)記号は自信にはならないのです。
「指折り算」が圧倒的に優れているのは、体(頭)が自然に最も効果的に納得するための体感ができるからです。ですから、「指折り算」のことを「体感計算」とも言います。
体感計算は飛躍的な計算力を約束するだけでなく、確かな感覚を味わうことができますので感情も安定します。人間にするための教育だから、体感が重要なのです。
そして、その確かな体感さえあれば、その感覚をイメージに置き換えることは簡単に出来ます。すると、誰もがイメージ操作は超高速でできますので、計算も何の練習もしなくても超高速で出来るようになるんです。
 計算の最重要項目である「10の補数」を体感計算で修得してイメージ計算まで来ると、今度はイメージを使って九九を有効利用する「三角計算」(●ページ)に移ります。
この二つをマスターすれば、あとは筆算だけで計算練習は終わりです。
何百題もの問題を解く必要もありませんし、タイムを競う必要も全くありません。
筆算ができれば「10の補数と九九」以外の暗算は、全て不要なのです。不要と言うよりも弊害になるのでしてはけないのです。
 反対に、筆算は小1の一桁同士の足し算から教える必要があります。当然、指折り残で計算することになりますが、「筆算」という形は見せておく必要があるのです。
「計算はどんなに簡単な計算でも『10の補数と九九』以外は筆算でする」という基本姿勢が大事だからです。このことを一年間かけて体で覚えることが出来るように環境設定するのです。
このような周到な準備が、自然に何の抵抗もなく計算力を高める仕組みなのです。先を見越した準備は、単純な前倒し学習とは全く異なり、子供の興味と才能を健全に活用できます。
 私は目と指を使う日本伝統の計算機であるソロバンは好きなのですが、そのソロバンでさえも、使うイメージ操作が極端に単純なので思考力養成にはなりません。
また、計算過程の記録を残すことができませんので計算練習には使ってはいけません。

<補足>算盤は現在の形になった時点で残念ながら、使えなくなりました。
最初に伝来した中国式そろばんは、5玉が2個、1玉が5個ありました。

日本人はそのそろばんの5玉を1個にしました。一見合理的ですが、これでは幼児・児童期の学習(学力養成)には使えないんです。

昭和に入ってから現在の「4玉そろばん」となって、昭和13年には全国の小学校で4年生からそろばん学習が必修になりました。
※指を使って感じて手を使って記録するという、最も効果的な方法を忘れてしまったようですね。