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頭の健康診断はコチラ:年長〜小6:中学生は小5-6を使って下さい
*今の学習形式がお子さんに合っているかどうかも診断できます<診断表>*
※ご自由にお使い下さい<転載可:添削例の転載は御相談下さい>
ゆとり教育に対する「批判」の勘違い
※幼児期に表現力をつけようとしてはいけない。→→★★
教育の大きな勘違い-2

<緊急:小6同級生殺害事件>→■■
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※「三つ子の魂百まで」といいます。最初の一歩が非常に大事だということです。自信を持たせるために計算問題を多量にさせる人がいます。そんなことで自信を持たせてもいいのでしょうか?何も考えずに機械的な反応を自信の素にしていいのでしょうか?非常に危険だと思います。
●例えば「百ます計算」擁護派の余裕は「タイムアップを競争ではなく自己目標にすれば問題は解消される」と考えていることです。「高速計算 ( 視算ではなく計算)そのものに問題があること」また、この練習に使う時間が「考えない訓練の時間となること」この2点が大きな問題なのです。競争であれ自己目標であれ、やっていることが同じなのだから頭に及ぼす影響は同じなのです。道徳的な話ではないのです。また、道徳的な話をするのであれば、私なら競争そのものに意味がないこと、勝ち負けは関係ないことを教えます。なぜなら、いくら口先で自己目標と言っても友達の間やクラスの間で競争をするからです。必ずそうなります。それは自然なのです。当たり前なのです。そんなことは子供を実際に指導したことがあれば分かるはずです。たとえ口に出さなくても競争しているんです。勝ち負け自体に意味がないことを教えない限り、子供達の心への影響は続いているのです。当然のことであり実に明快なことです。
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「大きな勘違いー1」〜「読み・書き・計算を徹底すれば、考える力は自然に育つ」ということはあり得ません〜
●剣道、テニス、野球、卓球、何にでも共通していますが、「素振りを徹底反復していれば、試合に勝てる実力は
自然に育つ」などということはあり得ないのです。同じように、「読み・書き・計算を徹底すれば、考える力は自
然に育つ」などということもあり得ないのです。
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◆素振りと練習試合
 A道場に通って、素振りを六年間毎日続けた子・A君がいます。誰よりも速く素振りができます。一方、B道場
に通って、素振りは一年間だけ正確にして、残りの五年間は毎日練習試合を続けた子・B君がいます。
 今日、2人が試合をします。どうなると思いますか? スポーツをしたことのある人ならば、状況が手に取るよ
うに分かると思います。結果は悲惨なものです。試合が始まっても、A君は素振りしかできず、試合になりません。
B君は、いつものように、戦いました。
 A道場の看板には、「素振り百回、実力は自然に育つ」と書いてありました。B道場の看板には、「基本は型のみ、
実力は実践で育つ」と書いてありました。
 A君は、道場に帰ってから「素振りを徹底していなかったから負けたんだ」と言われました。小学生のA君には、
判断能力はありません。A君は、言われるままに今までよりも速く素振りができるように練習を続けました。
 分かりやすいのでスポーツでのたとえ話を書きましたが、学習でも同じです。もちろん、素振りは、「数字合わせ」
で、練習試合は、「算数文章問題」です。
 笑い話ではありません。私は、学習の場で多くのA君を見てきたのです。
 試合中に素振りばかりをしている人を見れば、「慣れてないんだな」ではなく、「何を勘違いしてるんだろう」
「異常なことだ」と思うでしょう。文章問題を前にして、数字合わせしかできない子も同じです。今すぐに、自分の
子供が文章問題を前にしてどういう反応をするかよく見てください。それだけで、今、子供がどういう状況にあるか
がハッキリ分かります。詳しい反応(重症度)と対応策は前著『絶対学力』を参考にされて下さい。
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◆料理学校という名の曲芸学校
 料理学校という名前の学校なのに料理を教えずに、包丁の曲芸を教えているところがあるそうです。見栄えはいい
です。ですから、料理を食べてみるまでは評判がいいようです。
 あるとき、料理はいつ教えるのですかと聞くと、「包丁さばきがよくなれば料理は自然にできるようになる」とい
う答えでした。一度でも自分で料理をしたことがある人は、ここが料理学校という名の曲芸学校だと思ったそうです。
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◆算数の学習方法・注意すべき「高速単純計算」
 最も問題の多い算数の学習について書いておきます。
 高速単純計算を授業前に短時間集中してするのは、大声を出したり体操をしたりするのと同様に悪いことではあ
りません。しかし、工夫としてはお手軽なもので、明らかに手抜きです。また、このウォーミングアップであるべ
きことが家庭での宿題になっているようであれば、それはまったく無意味なことです。本格的な練習をせずに、
ウォーミングアップだけして何になるんでしょうか。
 学習の基礎学力をつけるためにもっとも貴重な六歳〜九歳という時期に、こんな方法を採用しているようでは応
用力は育てられませんし、考える力などはつきません。この時期の学習は、「どんな方法でもいい」わけではない
のです。ましてや、「便利だから」と学習方法を決めるなどはもってのほかです。さらに、「善し悪しはともかく、
基礎計算力はつけられる」では絶対にいけないのです。これは子供の一生に関わる大重要事項なのです。
 中学受験などで、高速計算練習がどうしても必要な場合は、小学校六年生になってから三ヶ月程集中して練習さ
せてください。そうすればもっとも弊害を少なくして効果的に計算力(高速計算)を身につけることができます。

間違っても低学年からの高速計算練習はさせないでください。低学年での高速計算練習は、無駄な時間とお金を
使って子供の才能を潰しているようにしか思えません。
 年長から高校入試までを考えたときに、もっとも大切な時期は六〜九歳の三年間です。この時期に目で考える力
「視考力」を育てられるか育てられないかによって、その後の伸びが大きく異なってきます。しかも、視考力はあ
らゆる思考活動の基礎を作りますので、一生の財産にもなります。この力を持っている子といない子では、理解力
が格段に違います。また、視考力を使うと最小限の力で最大限の効果を期待できることも特徴です。有限なエネル
ギーを効率的に使えるということです。だから、余裕を持っていろんなことができるのです。これは、視覚イメー
ジによる大量最速の処理能力に由来しています。人は誰でも、生まれてから死ぬまで優れた視覚処理能力を所有し
ているのです。使い方を知らないだけなのです。なんとも、もったいない話ではありませんか。
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●安易に表現力を育てようとしてはいけません。多くの場合は「表現力」という名目で子供の才能を潰して陳腐な
 お決まりの型を暗記させているだけです。表現とはあふれ出すものです。その時に表現方法を学ぶのです。
 十分な入力もなく教え込んだ表現力は表現の障害になるだけです。
●表現力は「理解力・思考力・判断力」の後に来るものです。順番を間違えると子供に致命傷を与えます。
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