【索引】(100ます計算・百ます計算・100マス計算)
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△原形・白紙・記入用1・2・3<記入用に記入後は確認用として使用できます> △ランダム記入用・確認用<プリントアウトして直ぐに使用できます> |
■視考力を育てる■〜小学校の時に「基礎計算力」と「考える力」を同時に育てる方法〜
・視考力という言葉が今まで無かったように、教育の現場でも「目で考える」ことを意識して教えられることはありませんでした。ところが、この視考力こそが基礎計算を驚くほど楽に高速に処理できて、なおかつ考える力を育てる基礎ともなるのです。今までの教育の失敗の大部分はこの視考力に気づかなかったことが大きな原因ではないかと思えるほどです。この視考力を使えば、小学校低学年での基礎計算、高学年での文章問題、中学校での文字式、関数、証明、図形、さらには社会人での仕事、そして人生の考え方の大きな助けとなるのです。
※ヒント:交通標識が「しゃりょうしんにゅうきんし」と書かれてある場合と<記号>で描かれている場合の反応を考えてみて下さい。交通標識に言葉は不要なのです。というよりも危険なので使ってはいけないのです。「百ます計算」は演算記号がない分「しゃりょうしんにゅうきんし」を「車両進入禁止」と書き換えた程度の差はありますがそれだけです。本質的には変わってはいないのです。今、街中の交通標識が記号でなく漢字やひらがなになったらどうなるでしょう。間違いなく大パニックになります。至る所で交通渋滞になります。「漢字やひらがなを高速で読めるようにすればいいじゃないか(「百ます計算」の理論)」という次元の話ではないのです。「百ます計算」と「トライアングルナンバーズ」は「標識に於ける言葉と記号の違い」なのです。全く違う次元の話なのです。今まで教育界という街では標識を全て文字で書いていました。ですから、様々なトラブルが発生していたのです。標識を記号化するだけでこれらのトラブルは殆ど解消します。これは算数という地区だけではなくあらゆる地区に有効な方法なのです。
※文字を読めない人や読むのが遅い人でも記号ならば何の不自由もなく瞬時に反応できるので運転に支障はきたしません。これも視考力の力です。学習でも同じです。学習に使うことができる時間もエネルギーを限られているのですから、頭のエネルギーを無駄遣いするのでなく、いかに効率的に使うかが学習のキーポイントなのです。
※It's a big present for children, isn't it ?
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「夢追い族の守り神(翼という名の視考力)」
日本のど真ん中に「限りなき夢追い族」と呼ばれる部族がK山に、「果てしなき夢追い族」と呼ばれる部族がM山にいました。両部族とも守り神は同じ神だったので、それぞれの山の頂上には翼の形をした同じ守り神を祭っていました。長年の間、両部族とも空を飛ぶことを夢みていました。空を自由に飛び回ることに憧れていたのです。両部族とも真剣に日夜努力していました。
しかし「限りなき夢追い族」の長は「速く走れるようになれば飛べる」と信じていました。また「果てしなき夢追い族」の長は「高くジャンプすれば飛べるようになる」と信じていました。時には両部族間で言い争いも起こりました。
「もう少し速く走れれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」
「もう少し高くジャンプできれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」
お互いに譲りません。この争いが起こってから時は既に数十年が経っていました。
そこへ、通りすがりの男が空からフワフワと降りてきました。両部族は言い争いをしていて、その男には全く気付きませんでした。その男は言いました。
「君達は空を飛びたいのかい」
「当たり前だ。それが夢なんだ」
と両部族が口を揃えて言いました。
すると、その男は不思議そうな顔で
「じゃあ、なぜあの翼を使わないんだい」
と山頂に飾ってある守り神を見上げました。
両部族とも一斉に笑い出しました。
「あれは守り神Shikouryoku様だ。何にも知らないんだな。よそ者は帰ってくれ」
「あれは飾りなんだ。実用品じゃないんだ。何にも知らないよそ者は帰ってくれ」
そう言って、両部族はまた走ったりジャンプしたりする練習を始めました。
この光景をジッと見ていた子供が男に近づいてきて真剣な目で言いました。
「僕、空を飛びたいんだ」
帰りかけていた男はその子に、守り神を指さして言いました。
「あれは翼と言うんだ。あれを使えば、ほんの少しの助走とほんの少しのジャンプで空を飛べるんだよ」
男は、そう言ってスゥーッと空へ帰って行きました。
子ども達は、その男が翼を使って軽々と空に舞い上がるのをしっかりと見ていました。そして、みんな大急ぎで家に帰りました。どの家にも翼は祭られていたからです。
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