>デンタ君
●ポイントは手を感じて進めること。次に、手を見ないで、次に手を動かさないで、次に、頭の中に手を描いて。ですね。
>立ち歩く子
●文字を介さずに。言葉、文字をリンクさせて、描いたものを見ながら加えていく。机に座っている必要は一切ない。
その子には、黒板の半分は必要ですね。
>放課後の時間帯
●複雑な問題(一見しただけでは答えが分からない検討がつかない問題)を1行だけ、読み上げる
→子供達が描く時間を置く
→5分程度(描けていなくてもOK)
→お手本を描く
●1行だけ、読み上げる
→子供達が描く時間を置く
→5分程度(描けていなくてもOK)
→お手本を描く
●1行だけ、読み上げる
→子供達が描く時間を置く
→5分程度(描けていなくてもOK)
→お手本を描く
●1行だけ、読み上げる
→子供達が描く時間を置く
→5分程度(描けていなくてもOK)
→お手本を描く
※全体を通して、「体験しながらお手本を見る」程度でいいともいます。
「こうすれば解けるんだ」体験ですね。
落ち着いてはできないようですから、途中で切って、お手本を目にさせておく方が重要になるかもしれません。
全てを自力でできるようにするのは、キチンと時間枠をとってもらってからでしょうね。つまり、枠をとってもらえれば、本当の学力養成はできるが、慌ただしい中では見本を見せるところまでだということです。
>幼稚部
●子供達の書いた解答(絵図)は誰でも目にすることができるようにしたほうがいいです。すると、脱走する子にとっても、他の子供達の絵図ができあがるわけですから、学力の離れ具合が目で見れますから気になります。気にならない子には、何を言っても無駄ですから、それはそれでokです。
●読んであげるのがいいでしょうね。この時は、一緒の問題になってしまいますが、いいですよ。同じ絵は書かないようにしましょうね。 自分の絵だけが、自分の力になります。と伝えるづけるしかないです。
*どんぐり問題の構成要素の一つに
「寄り道をさせるような仕組み」があります。
「寄り道」とは、解こうとしている問題には直接には関係のない「思考回路」を作り上げる機会も用意してある、ということです。
目の前の問題を最短で完結に解くということは最低の回路しか使わないという、最も貧弱な回路使用の方法です。
これは、中学生から、少しずつ必要にもなりますが、12歳までは無用であるどころか、豊かな回路作成の邪魔になります。
「寄り道しながら正解にたどり着く」ことが、自然に楽しく、無理なく無駄なく効果的に豊かな思考力養成を約束するのです。
例えば、ある問題の解決方法は2種類(A.B)がある。→最短で解く場合は、A.Bのどちらかしか手にはいらない。
ところが、遊びながら余計なことをしたくなるように設定してあると、問題解決には必要ないが、人生の中では(他の問題を解くのに必要となる)重要な思考回路であるC.D.E.Fも身につけることができる。
この時点で、スマートに見える寄り道しない子は
AorBのどちらか1つ
どんぐり問題を楽しむと、ABCDEFの6種類を身につけるんです。
コレが毎回起こるのですから、その差は大きくなり巻き返しは不可能です。
12才以降に、
持っている思考回路を使わないことはできますが、
持っていない回路を使うことは不可能だからです。
すべきことは明白です。
>次回続きをしてもらうグループを作るか、家でやりたがっているのでそのまま持ち帰らせるか。
●そうですね。そのへんも、本当にどちらでもよくて、丁寧に仕上げることが大事だということを伝えるのにいい機会です。1問に1ヶ月かかってもOKですからね。
●解答作品は、教室に飾ることができますか?これは、非常に良い効果を生みます。壁一面に作品が並ぶ教室は、それを見ているだけで、思考回路養成になるんですよ。目に入りますからね。視覚の自動記録作用が働き出します。
できたら写真が欲しいですね。
>数を実感してないのがよくわかります。
●どこでも使える「指」で実感するように毎回指導してくださいね。足の指も想像させてもいいですよ。
>よくまあ、覚えているものです。
●そうなんですよ。ですから、1行を聞いてイメージを楽しめば、そのイメージが消えないうちに一気に描こうとするので文字は見せないほうが全体の進度も理解度も上がります。
※この辺の技は、指導編の奥義ですね。面談の時にお母さんにお願いすることがありますが、あまり話したことはありません。人間の「言葉の再現性」「幼児の記憶力の優位性」を考えると、文字を仲介させない教育のほうが5-6才(それ以前は当たり前)までは効果的なんです。