●科学的に考えるとはこういうことだ。
思考回路網作成に使える時期や方法は決まっている。「どんぐり倶楽部」で公開してある。
思考回路網作成のための進化エネルギーは有限である。→「減少の一途」
させてはいけない教育に、そのエネルギーを費やすことほど「もったいない」ことjはない。
12歳までに思考回路網を完成させるために余計なことをさせないで欲しい。
■読売新聞より(産婦人科医:詠田由美)
<市民公開講座>
産婦人科医としての長いキャリアのほとんどを不妊症治療に費やしてきた。
望んでも子宝に恵まれない夫婦が、10組に1組と言われる時代。自身も約7000人の患者と向き合ってきた。
男性に不妊の原因があるケースは増えている。
だが危惧するのは、
「年齢ともに卵子は老化し、やがてなくなる」
という事実を正しく認識していない夫婦が多いことだ。
卵子はすべて胎児の頃に作られ、その数は約700万個。その後は「減少の一途」で、誕生時にはすでに200万個に減り、初潮を迎えるころには30万個、その後月経のたぴに300〜1000個を減らしながら、約3〜5万個程度になった時に閉経を迎える。
女性の社会進出や結婚観の変化などで晩婚化は進む。それでも『健康なら子どもはいつでも授かる」と信じる夫婦は多い。
実際は数の減少とともに卵子の老化も進み、30歳代の初めから妊娠率はぐっと下がる。
「排卵障害など、疾患であれば治療の手だてがある。ただ、卵子が老化し、やがてなくなってしまう事実は、産婦人科医にもどうすることもできない」
日本では性教育に加え、「閉経教育」がなされていないとも指摘する。女性の活躍は歓迎するが、出産に適した時期を逃している夫婦が多いことは気がかりだ。
「働きたい、自分たちの時間を大切にしたいという気持ちもあるでしょう。ただ出産を後回しにしすぎると、本当に大切なものが得られない結果になるかもしれません」と訴える。