見ているのに見えていない。読んでいるのに読めていない。
計算練習を、学校で求められているままにしていると、それだけで、こうなる。
それだけで、といっても無意識にできるくらいに、を求められるので当然である。
つまり、意識(視覚イメージ再現)できない子が異常に多いのには原因があるということだ。
これは、「無意識にできるように(意識しないように)教育しているからである。
すべきことは、注意深く意さ識できるように育てるべき時期に、
習熟とか手際よくとかという耳障りのよい言葉に踊らされているからである。
素早いことを、学校でほめられ、
そのうえ、家でもほめられてしまっては、
思考力養成の最も大切な基盤となる
「ゆっくりジックリ丁寧」な取り組みは、
全くする機会がないということになる。
それでも、丁寧に取り組む姿勢を求めれば少しずつだが進化はする。しかし、時間は殆ど無い。
<6MX6>どんぐりを始めたばかりの6年生、真面目なので宿題も律儀にやって、計算達者な子。
1週目---×
宿題---×
2週目---×---ぎりぎりのヒントを何度も出して◯
*教室での見直しやイレギュラーヒントを出さざるをえない状況
→「絵を見ることの力」を感じてもらうために正解までの道筋をみれるようにする。
<参考:どんぐりっ子:4年生>
*上記の1週目の同じ時間帯に同じ教室内で、同じ問題をしてもらった。10分程で正解している。
●上記が、学校で「真面目に(キッチリ宿題をして)6年間を過ごした結果、使えないどころか、邪魔になる習慣をつけられた子供の状況」と、「宿題を極力制限し、週に2問だけのどんぐり問題をしている子の普通の力」の違い。6年生と4年生でこうです。そして、2週目の教室には、同じ時間帯に、「今日の分が終わったから」と、EX004(灘中の入試問題)を遊びで解いている6年生のどんぐりっ子がいます。→もちろん、解けてます。
<EX004>2006 年(平成18 年)灘中・算数(1日目)【3】⦆
A 地点とB 地点は10km 離れている。P 君はA 地点からB 地点へ毎時4km で歩くが、30 分歩いては5 分休
むということをくり返す。Q 君は毎時12km で休むことなく自転車でB 地点からA 地点で折り返しB 地点に
向かう。P 君、Q 君は同時に出発する。⦆Q 君がA 地点で折り返したのちP 君を追い越すのは、2人が出発
してから【 】分後で、その地点はA 地点から【 】km⦆ の所である。
<EX004>解答:70(分後)/4(km)
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