●先日、講演会を聞く機会があった。
●すべきことを知らないがゆえに、
すべきでないことを、基礎基本と呼び、
徹底的に反復させて身につけさせようとする
人達がいる。
ご丁寧に、小学校や塾で保護者に対して講演までしている。
「すべきでないこと」を徹底的にさせるようにという内容だ。
開いた口が塞がらない。話の中には思考力養成の欠片も出てこない。
また、この内容を聞いて「感心している」保護者がいることが異様である。
●幼児・児童期には、
「すべきこと」と
「すべきではないこと」があることを知らないのだ。
犠牲者は子供達である。
十分な能力があるのに、
ペチャンコに潰されている。
*潰されかけている子を回復させたことも何度もある。
●成長期の学習は、
同じ事(学習方法)でも
12歳以降に、必要に応じて、
回りと合わせるために、
あるいはスピードを付けるために、
高速処理の練習をしたり、
正確に同じ動作ができるように訓練することなどとは
全く意味が異なります。
●同じ練習でも、
時期(年齢)により、
思考力の基本回路を破壊する行為にもなるし、
対人関係や社会でのスキルアップにもなる。
●12歳以降の「技」の練習は、
必要なら様々な方法があるし、
自分でもどうにでもできるし、
訓練所もある。
害もないので、社会的には益が出てくる。
●問題は、生物学的成長の(劇的変化をしなければならない)時期にある
幼児・児童期(0-12歳:特に0-9歳)の話だ。
●ヒトから人間(感味力を保持したまま、人間的な思考力を持っている状態)に
成長させなければならない特別重要な時期に、
人間としての成長には何の関係もないどころか、
邪魔になり致命的な禍根を残すことを
何も知らない教育者が行なっていることは
危険極まりない話だ。
*余りにも酷い講演内容に驚いたので記録しておきます。
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