「習熟する必要がありますから」という名目で、習熟とはかけ離れた
「考えられなくなる頭」を大量生産する作業を、強制させられている子供達が溢れている。
そう、
徹底反復
高速計算(特に暗算)
大量暗記
の「お粗末3点セット」である。
ハサミの使い方がどんなに上手くても、紙を切ることができないのでは、それは、ハサミを使えるとはいえない。
ハサミそのものを、紙を切ることをしないで分離して「使える」ことを、はさみ力とは言わない。
ハサミを「高速でカチカチ」ならす練習を指して「習熟させています」と言う人(大人)には要注意です。
応用自在であること。これが、習熟するという事だ。
ところが、計算力などといって、計算だけをしている。何の応用もできないようにして「習熟させた」と言う。異常である。
少なくとも、「速く」は習熟項目には入らない。
ましてや、考えないないでもできるようにしましょう、は「習熟」とは真逆のことである。
いい響きの言葉には要注意である。
※お馴染み「脳の活性化」は、勘違いの最たるものである。
http://reonreon.com/nou.html■ハサミに習熟しているとは、こういうことができることを言うのです。
*切り絵作品:蒼山日菜作
<蒼山日菜:Hina-Aoyama>
神奈川県横浜市出身の切り絵作家。現在はフランスのフェルネ・ヴォルテール在住。アルプス山脈とジュラ山脈に挟まれたジュネーヴ近郊に在住。2012年で切り絵歴12周年を迎える。2008年にはスイスのシャルメ美術館で開催された第6回トリエンナール・ペーパーアート・インターナショナル展覧会に初出展し、コンクール史上初となるアジア人初のグランプリとなった。他フランスでの初出展での受賞多数。
チューリッヒBELLERIVE美術館にて、チューリッヒ初と言われる「切り絵展」にて大作を展示。ニューズウィーク「世界が尊敬する100人の日本人」に登録。