総索引
What'sNew1985〜2010.5/03
日々雑感2005.6/1〜2010.5/3
■ココは「レオンくんのときどきにっき」のカコログです。

レオンくんのときどき日記:最新版はコチラよりJUMP

総索引】【What'sNew1985〜2010.5/03 】【日々雑感2005.6/1〜2010.5/3
■ココは「レオンくんのときどきにっき」のカコログです。
2006.3/22〜2011.12/12〜2012.8/31のログです。

2012年08月28日   
■自動宿題しますマシーン(文責:どんぐり倶楽部) 
[ カテゴリ未分類 ]
*宿題は丁寧に頼んで家庭裁量にしてもらいましょう:100%可能です。
*もちろん、「いい宿題」ならすべきですよ。見たことがありませんが。
*昔は解毒剤を毎日飲んでたから大丈夫だったけど、今は解毒剤がなかなか手にはいらないので直ぐにやられちゃう。

●どんぐり倶楽部では一家に一台「自動宿題しますマシーン」の導入をおすすめしています。
マシーンが勝手にやってくれるのですから。PCでカンタン検索するのと同じです。余計な手間を省くマシンです。無意味な宿題をさせずにすみます。無意味な 宿題を出す言い訳は承知しています。なんといっても、友人に先生が多いこともあって本音も建前も承知しています。本音は、学力養成にはならないよ。建前 は、内容ではなく習慣が大事だから。程度です。どちらも全く効果はありません。悪影響は計り知れません。

特に、宿題の内容ではなく宿題をすることそのものに価値がある。という人がいます。私も昔は少しはそうも思っていましたが、今は違います。この場合の価値は宿題でなくとも良いことなのです。
約束であったり、やりたくないことをすることであったり、単調な作業をすることであったり。が出来るようにということです。

だったら、庭の草取りでもいいわけです。
朝の挨拶でもいいわけです。

そこに、宿題を入れてくる必要性は一切ありません。

ついでにってのは、最も混乱を招く手法なんです。そして、その、ついでのほうが主になっていると、それはオマケを買うために食べたくない食べ物を買うことを勧めていることと同じわけです。

異常で、悪影響を及ぼす教育を毎日していることになるのです。

数人にとっては必要な宿題もあるんです?

いいえ、必要な子は一人もいません。

全ての子供にとって悪影響を与えます。
*ほんの少し工夫をすれば、悪くない宿題になる可能性もあります(具体的方法は既述)が、そのままでは全滅です。

●宿題は保護者の管轄です。家庭学習なのですからね。
 つまり、宿題も含めて、学力養成の全責任は保護者にあるということです。
 その証拠に、宿題変更はいたるところで認められています。
 また、それ以前に、同じ公立小学校なのに、クラスによって宿題が違うことは普通です。ということは、宿題は先生の裁量だということです。ですが、宿題がもたらす影響については一切の責任は保護者にあるんです。
*ゲームを許す。宿題を許す。受験勉強を許す。塾通いを許す。いじめを許す。その学校にいく事を許す。外遊びで出来る思考回路養成のチャンスを潰して**教室に行く事を許す。全てです。

●具体的な対応策も豊富に公開されています。
 先生との話し合い用の材料もあります:宿題お助け6点セット
http://www7b.biglobe.ne.jp/%7Edonguri_narita/sub24.html


【再録】
2011年07月10日
■やってはいけない宿題(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●やってはいけない宿題です。...「昔から誰だってこれくらいやってた」「簡単じゃん」「丁度いいんじゃない」なんて一瞬でも思った人は、現代社会で思考力養成はできません。ましてや、さらに、家庭学習でも同様のことをしていたらXXです。
※エネルギーの少ない子(現代では40-60%にもなるだろう)にとっては一生の禍根を残す致命傷となります。

「たかが宿題」ではないんです!
「宿題は子どもを守る貴重な指針であるべき」なんです。
...国語の宿題も同様です。

<普通のお粗末宿題1>→変更例→<お見事宿題1>

<普通のお粗末宿題2>→変更例→<お見事宿題2>

※工夫ってのは、考えられない頭を育てるためにするもんじゃないよ!

※上記の宿題が「普通」ならば、普通に「異常」な宿題をしているということです。

<追記>
 こんなことが全国で起こっている原因は「志と手法のギャップ」です、
志とは言い換えれば「理想:お題目」であり、具体的には「思考力養成」です。
 そして、「手法」はこの場合には「宿題」です。
 残念なことに、この志とこの手法が全くつながっていないのが上記の<普通の宿題>です。
 宿題に関して言えば、昔も繋がってはいませんでしたが、
思考力養成という志を持って宿題以外の師弟関係や見守る態度などが功を奏して、
子供達が遊びや日常生活の中で自力で獲得していた思考回路を潰さないでおけた為に、
宿題も副作用を消せていました。
 ところが、現代では思考力養成を徹底的に邪魔する宿題になってしまっているうえに、
子供達が遊びや日常生活の中で自力で思考回路を獲得はできない環境が全国に蔓延っているので、
昔は副作用の心配をしなくてよかった宿題が、一撃必殺の威力を持っているのです。

ここに、気づかずに「定着」「習慣付け」「習熟」「基礎がため」という言葉の響きに酔っている場合ではありません。
子どもの言動を見れば、一瞬で分かることです。
「なんにも考えられない」子供達がなんと多いことか。
これは、明らかに異常事態です。
多くの子供達に日々接している教師が、最初に気づかなければならないことです。
※お気づきのように、エネルギー自体が少ない子供達が多くなったのも、
悪影響(副作用)を受けやすくなった一因ではありますが、
いくら弱くても(エネルギーが少なくても)与えなければ被害は被らないのですから、守ることは出来るんです。

2012年08月27日   
■予防教育(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●予防教育:preventive education とは、
【考えられない病】の発生・経過とそれに影響をおよぼす原因を研究し、疾病の予防を行うことや、
病気になりにくい心身の健康増進を図るための教育のことである。

「頭の健康診断」は予防教育の一つで早期発見にもなる。

予防教育は、治療教育とは異なり、感染・発症前に行うものなので、最も健全であるが、病気にならなければ病気の怖さは実感できないのも事実で、考えられない子供にしてしまってからの治療教育が主流になりがちであるのも事実である。

本来は、子供の健全な成長を願うのであれば、誰もが予防教育を実施すべきである。

治療教育では、対処療法でしのいでしまうことが多く見られ、根治できない場合が多い。
*学力不足→考えられなくてもいいから出来るようにしてしまう

治療をはじめる時の病気のステージにも依るが、いずれにしても、早期発見早期治療に越したことはない。

最も発見が遅れるのは隠れ感染である。

つまり、分かっていないのにできてしまうというパターン学習で解法を暗記して成績を維持している場合である。これが、実は最も厄介なケースで、発症した時 には最終ステージになっている場合が多く、外科的治療では完治を目指すことができない場合もあり、延命治療をする程度の対応しかできない。

●この記事だけでは「何言ってんのかワケワカラナイ」だと思います。
 気になる方は、過去ログを読んで下さい。


2012年08月25日   
■記事アップ予定(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●予定記事
20120827月【予防学習】
20120828火【宿題は丁寧に頼んで家庭裁量にしてもらいましょう:100%可能です】
20120829水【本当の基礎基本】
20120830木【学校は使うものです】
20120831金【先生の方針・学校の方針・国の方針が変わっても家庭の方針が変わらなければ子供に悪影響はない】
<OFFに入ります>
*質問等がありましたら、公開質問になりますが下記へメールして下さい。
donguriclub@mac.com


2012年08月24日   
■成長が止まってしまう場合(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
🔴出来たからといって、どんどん進むと危険ですからね。

🔴成長が止まってしまう場合

 納得してない。満足してない。それのに、そこを無視して次のステップに進められた場合。

 心は、前の段階に止まったままなので、表面的にはどんなに進んでも、
 最初の「納得してない。満足してない。」段階で立ち止まっている。

 心も一緒に進むには、戻って納得して満足できるようにするのが一番の近道。

 これは、一度タイミングを逃すと、非常に時間が掛かる。が、これしか、方法はない。

 年令によっては、その回復時間をとる(戻ってやり直す)時間が確保できない場合もある。

また、時間が立つに連れて、その満足の対象が大きくなるので非常に実現しにくくなる。

5歳なら、駄菓子屋の50円のお菓子を買うことでワクワクしていたのに、50歳で、同じワクワク感を得るには非常に莫大な金額を要するか、時間を要する か、設定を要する、さらに、それでも、幼児期の満足感や感動には叶わないことの方が多い。手痛いしっぺ返しとはこのことです。これが、負のループにはいる と、何をやっても満足しない「満足不感症」になる。これは質が悪い。一生満足できなくて、満足したふりをすることで誤魔化しながら生きることになる場合も ある。

■問い合わせ(文責:どんぐり倶楽部)

●問い合わせが多いのですが、説明する時間が取れませんので
 どんぐり方式を一通り知りたい方は下記をご利用下さい。
 急所作りましたので、暫定措置です。

■レンタル用DVDを準備しました。希望される方はご連絡下さい。
※実験ですのでオンラインショップには掲載していません。

実験的に「研修会用の120分DVD〜2009.4/12〜」
(DVDレコーダー・PCでの再生可能)のレンタルを始めます。
*主催は小学校の先生を含む有志一同です。

●希望される方は、メールでお願いします。→donguriclub@mac.com

「どんぐり倶楽部」の学習方法から理論までを、
保護者・先生・教室経営者等を対象に説明した動画です。

レンタル料は1週間で1000円です。
郵送期間は含みません。
5週間以上は買取(5000円)とします。

<レンタル方法>
1.郵送先と枚数を連絡:メール
2.DVD到着後に支払いをする:DVDに同封の振込先へ
3.返却する:送料は負担して下さい
4.延滞の場合や買取の場合は、その分を追加で支払う。
※メールにて詳細を連絡


2012年08月23日   
■解答例:絶対に教えてはいけない問題(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■前回の問題<6MX62>は教室でお父さんに質問を頂いた問題です。
「文字式は使わないんですよね」という質問です。
いつも、いいタイミングで私に考えるチャンスをくれる方なので、助かっています。
今回のことで、いつも「普通に進化しますから」と言いながら、あまり具体例を見せていないことに気づきました。
自分では日常的に見ているもので、誰もが知っていると思つていましたが、見せていないんですね。
「普通に素晴らしい進化」をします。
※子供達の(遺伝的に人類が受け継いでいる)才能(思考回路の設計図)には、感心するばかりです。

*以下に、解答例を動画と画像で公開しておきます。参考になれば幸いです。
      〜具体的な思考力養成(最終段階)です〜

<6MX62>
在籍小5生男子→http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-62-5g-m.png
在籍小5女子→http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-62-5g-f.png
現在中2:解答時6年生女子→http://dl.dropbox.com/u/78229866/61+62+63-6g.png
在籍中1女子→http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-62-7g.png
解答例画像→http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-62-100.png
解答例動画→http://youtu.be/vyOXl-H4gf4

<6MX95>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-95-100.png
http://youtu.be/gVLAxEbFAHo

<6MX96>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-96-100.png
http://youtu.be/weuHELjA8Yc

<6MX97>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-97-100.png
http://youtu.be/U72kVH9duhM

<6MX98>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-98-100.png
http://youtu.be/FvGCZU3CR_U

<6MX99>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/6-99-100.png
http://youtu.be/GglTaBiKrxU

■「良質の算数文章問題」原本
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX62>  月  日( )
今年のペンギンクラスはフンボルト族とマゼラン族でできています。
フンボルト族は23匹で、マゼラン族はクラス全体の1/3(3分の1)より5匹多い
そうです。では、マゼラン族は何匹いるのでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX95>  月  日( )
お化け神社でお祭りがありました。
そこでハム太郎は、タコ焼き10個とヤキソバ一皿を700円で買い、
食いしん坊のクジラ次郎は、ハム太郎が買ったものと同じタコ焼きを50個とヤキソバ二皿を2000円で買いました。
では、このタコ焼き20個とヤキソバ三皿を買うと代金は幾らになるでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX96>  月  日( )
モグラのモグモグは地底散歩をしていた時に、原子力発電の燃料になるウランを
見つけたので電力会社に売ることにしました。
最初は8億円で売ろうとしたのですが、もうちょっと高くしても売れるかなと思って
最初に売ろうとした値段の2割増しの値段を定価として付けました。
ところが、1週間たっても全く売れる気配がないので、定価の3割引で売ることにしました。
では、割引後の値段を求めてみましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX97>  月  日( )
鰻のヌルヌル商店では、何でも定価の30%引きと書いてあります。
では、渡蟹カッチンがこの店で595円で買った
蟹マークペロペロキャンディーの定価は幾らだったのでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX98>  月  日( )
でんでん虫のろ太君の家から学校までの距離は1m20cmです。
昨日は、家から学校までの1/2(2分の1)を時速3.6mの速さで歩き、
残りの距離を超スピードで走ったので14分で学校に着きました。
今日は最初から最後まで超スピードで走ろうと思っています。
7時55分丁度に家を出ると学校には何時何分に着くことができるでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX99>  月  日( )
友達を呼んでお食事会を開こうとしているハム太郎は、
自分の分も入れて向日葵(ひまわり)の種をお皿に取り分けているところです。
5個ずつにすると4個余るし6個ずつにすると2個足りないようです。
ハム太郎は、一体何人のお友達を呼んだのでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
<6MX62>19匹
<6MX95>1900円
<6MX96>6億7200万円
<6MX97>850円
<6MX98>8時3分
<6MX99>5人(6-1=5)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

2012年08月22日   
■絶対に教えてはいけない問題(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●8/20月のどんぐりポケットで「保護者」から質問があった問題です。
*もちろん本人は思考継続中です。

●みなさんは、どうときますか?
*もちろん解ける子は大勢います。問題は楽しく考えられるか、です。そこが「伸びしろ」ですからね。
●宜しければ、写真を送ってください。→donguriclub@mac.com
……………………………………………………………………………………………
<6MX62>  月  日( )
今年のペンギンクラスはフンボルト族とマゼラン族でできています。
フンボルト族は23匹で、マゼラン族はクラス全体の1/3(3分の1)より5匹多い
そうです。では、マゼラン族は何匹いるのでしょう。
……………………………………………………………………………………………

●これを自力で解けるまで待っておくと、以下も全部即答できるようになります。
 教えると、全部教えても応用が効かなくなります。
※今回は文字式を使った方程式は禁止です。
※受験勉強をしないで、普通に受験組より格段に賢く育てるための方法ですからね。
……………………………………………………………………………………………
<6MX95>  月  日( )
お化け神社でお祭りがありました。
そこでハム太郎は、タコ焼き10個とヤキソバ一皿を700円で買い、
食いしん坊のクジラ次郎は、ハム太郎が買ったものと同じタコ焼きを50個とヤキソバ二皿を2000円で買いました。
では、このタコ焼き20個とヤキソバ三皿を買うと代金は幾らになるでしょう。
……………………………………………………………………………………………
<6MX96>  月  日( )
モグラのモグモグは地底散歩をしていた時に、原子力発電の燃料になるウランを
見つけたので電力会社に売ることにしました。
最初は8億円で売ろうとしたのですが、もうちょっと高くしても売れるかなと思って
最初に売ろうとした値段の2割増しの値段を定価として付けました。
ところが、1週間たっても全く売れる気配がないので、定価の3割引で売ることにしました。
では、割引後の値段を求めてみましょう。
……………………………………………………………………………………………
<6MX97>  月  日( )
鰻のヌルヌル商店では、何でも定価の30%引きと書いてあります。
では、渡蟹カッチンがこの店で595円で買った
蟹マークペロペロキャンディーの定価は幾らだったのでしょう。
……………………………………………………………………………………………
<6MX98>  月  日( )
でんでん虫のろ太君の家から学校までの距離は1m20cmです。
昨日は、家から学校までの1/2(2分の1)を時速3.6mの速さで歩き、
残りの距離を超スピードで走ったので14分で学校に着きました。
今日は最初から最後まで超スピードで走ろうと思っています。
7時55分丁度に家を出ると学校には何時何分に着くことができるでしょうか。
……………………………………………………………………………………………
<6MX99>  月  日( )
友達を呼んでお食事会を開こうとしているハム太郎は、
自分の分も入れて向日葵(ひまわり)の種をお皿に取り分けているところです。
5個ずつにすると4個余るし6個ずつにすると2個足りないようです。
ハム太郎は、一体何人のお友達を呼んだのでしょう。
……………………………………………………………………………………………
<6MX62>19匹
<6MX95>1900円
<6MX96>6億7200万円
<6MX97>850円
<6MX98>8時3分
<6MX99>5人(6-1=5)


2012年08月21日   
■「教育改革」の突破口(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●「教育改革」の突破口は、目の前にいる子供達の変化(異変)の分析を正確に行い、その原因を突き止め、そこから、教育を見直すことである。

できあいの理論や方法をどんなに研究しても、子供の変化に気付かずに一方的に子供を方法に合わせようとしても無駄である。

時代の変遷(特に遊びの変化)は、そのまま環境の変化であり、環境の変化は、そのまま【教育環境】の変化である。

なぜなら、否応なく、日常生活(特に遊び)の中で、学力のベースができるからだ。

この事を考慮せずに、教育方法だけを考えていては、無駄な工夫をすることになり、悪くすると、改善ではなく、改悪の連続となる。

1、人間の認識方法、
2、日常という教育環境、
3、その子の成長段階、
この3点を把握した上で、
4、教育の理論と方法(建全な教育)

を提示提供するのが【時代の教育者】であろう。

教育方法、理論は、完成している。
※どんぐり理論

人間の認識方法は、不変である。

その子の成長段階は、よく見れば誰だって分かる。
※どんぐり問題の絵を見れば分かる。

実は、ー番大事なのに、見逃されやすく、分析しずらいのが日常の教育環境である。

従って、時代に即した本当の教育改革の突破口はココにしかないのは、当たり前である。

ところが、今までの教育界には、上記の基本事項の全てが曖昧にされていたり、会く考慮されていなかったりしていた。

当然ながら、失敗の連続である。

いつの時代も、「お題目」は、尤もなフレーズが並ぶ。

詰め込み時代も、ゆとり時代も、「お題目」にあったキャツチフレーズは、それなりに魅力的だったし、それなりの説得力もあった。

ところが、毎回、やっていることは、「お題目」からは、かけ離れている結果を導くものだった。

もう、いい加減に気付かなければ、本当に手遅れになる。

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※日本ブログ村に参加してみました。
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●健全な子育てと教育に関する正しい理論を正しく理解しましょう。
子育てや教育に正しい理論なんてあるのか、と言う人も多いでしょう。
ですが、あるんです。
その理論を知っていれば、健全な子育てと教育を誰でも簡単に実践することができるのですから、知っていて損はないでしょう。
もちろん、目の前の子供一人一人に合わせて手法はアレンジすべきですが、その手法が的を得た効果的な手法になるには、人間の進化を見据えて築き上げられた正しい理論を知っておく必要があるのです。
これを知る事で、ゆるぎのない自信をもって、いつでもどこでも、健全な子育てと教育は、可能になります。
12才までに、無理なく、無駄なく、効果的に、最高の思考力を養成し、
学業でも、スポーツでも、ビジネスでも、芸術でも、どの分野に進んでも
持てる力を、大いに発揮できるように、育ててあげて下さい。
家庭で、学校で、学習教室で、様々な場所で使っていただけます。
「Total-Balance-Education」は、誰にでもできます。
<我慢>と<理解>は必要ですが、<お金>は限りなく不要です。



●こういう恵まれた稀な教育環境なら「どんぐり倶楽部」は不要です。
普通に異常な教育環境にいる場合は必要です。

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【どんぐり倶楽部内での語句検索の方法】
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*私事ですが、現在「ノルスパンテープ」を常用しています。どんぐり理論の習得はお早めに!

<健全な不登校:2006年11月2日>
●6年以上も前に書いた記事だが、普通に認識しないとね。
「健全な不登校」ってあるってことだ。つまり、日常的に異常な世界がアチコチにあるってことだ。
http://reonreon.com/tokidoki.html#Anchor220296
●氷山の一角にしては酷いですね。ですが、明らかに氷山の一角なんです。
「大津・いじめ自殺 中2」「茨城・常陸太田市で中2男子が自殺:いじめとみられる行為確認」
*宿題が「お粗末3点セット」というのも同じ系列です。異常が常態化しているから、子供が異常事態にあっていても気づかない。

<修復期間の目あす:勝手に決めていますので気にしないで下さい>
小6分→1年
小5分→2年
小4分→3年
小3分→4年
小2分→5年
小1分→6年
年長分→7年
年中分→8年
年小分→9年

■中1から修復:小2から小6までストレス教育を始めていたCase
小6分→1年
小5分→2年
小4分→3年
小3分→4年
小2分→5年
合計:15年

■小6の半年だけなら中1の半年でOKなので、実質的には、全く問題がない。
 ないどころか、どんぐりアドバイスでは、中の1学期のテストは、テスト対策をしないでテストを受けるようにアドバイスするので、丁度いい。だから、小6の7月末までに仕上げておけば(700題を自力で消化しておけば)受験もGoなのだ。

*幾つかCaseを見てみましよう。
■小学校受験:3才〜 5才までストレス教育
9+8+7 = 34
6+5+4+3+2+1(小学校終了) = 21---残り13年分→12十13 = 25才まで
小学校ですぐに回復教育に入っても25才までかかる。
多くの場合、小学校受験をしていると中学校も受験するのでさらに長引く。さらに、誰も教えてくれないので気づいて修復にかかること事態が遅れるかできない。

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2012年08月20日   
■Clever Education(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
クレバーな人間を育て上げる唯一の方法は、自分で考える力を身に付けさせること。

状況を的確に判断し、最良の選択ができるように育てること。

どんなに能力があっても、他人のいいなりでは、刻一刻と変化する状況の中では、クレバーな動きはできない。

非常に高度で繊細な感味力(力を発揮する際に絶対に必要なコントロール基準)を、風土的に育てやすい日本においては、判断力は育てやすい。←現代の人為的 な環境下では、この自然環境の恩恵を受けるには環境設定を十分にしなければ難しい。日本全体が<宝の持ち腐れ状態>である。

「教えることが教育」と思っている段階にいる教育では、自分で考えることができる人間を育てるのは難しい。

自分で考えざるを得ない状況を作ってやれば自然にそうなるのだが、なかなか、小・中学校ではできていない。

することは、非常に簡単なのに、重要度が分かっていないので、実行していないのだ。勿体ない限りである。

子供は、必ず、育てたように育つ。

逆に言うと、育てたようにしか育たない。

これは、思考力養成においても同じである。

自分の子供が、思考力がない場合には、とりもなおさず、自分(保護者)が「思考しないように育てて来た」と言うことだ。

これは、誰のせいでもなく保護者の責任である。

なぜなら、全ての教育は、保護者の選択の下になされるからである。
教育界には「自助の原則」という、大前提の不文律(暗黙の了解)がある。
やはり、全ての教育の責任は保護者にある、ということだ。

子供は、(基礎学力と言われている)表面的な力を求められている環境下では、表面的な力しか発揮しない。
能力はあるのに発揮できなくなる。そして、本当の学力は育たない。
学校でそうなっているのならば、学校で求められているのは、表面的な学力だということである。

しかし、同じ子でも、本当の学力を求められる環境下にいると、その子も、待っているだけで、普通に本当の学力を発揮し始める。そう、誰もが自力で考え始める。自然な環境適応である。

「人間は、環境の動物である」というのは、誰もが知っている事実なのだから、驚くことではない。

にもかかわらず、学習環境に、こうも無頓着であるのは、普通に考えて異常である。
思考力を求められていない教育環境だから、思考力が育たないのだ。いたって明解である。

異常な教育環境が多すぎて麻痺しているということである。
それ程、全国津々浦々まで教育環境自体が異常だと言うことだ。

今のところ、逃がれる術は、自分の目を鍛えるしかない。
そして、その鍛え方は、「どんぐり倶楽部」に全てある。チラッと見ればいい。

【隠れどんぐり大歓迎です!】
「どんぐり」をしていますなんて言う必要なんかない。やってもらえばいい。
 子供が大事なんであって、保護者や先生や世間体なんてのはどうでもいい。
「どんぐり」という名前も大事じゃない。名前がないと探せないからね。
 だから、見つけた後は、どうぞ忘れてもらって結構。
 ただし、キチンと理解して効果のある方法(ルールを守ること)で子供を守っていただきたい。

■ちょっと、もったいないですが、こんな感じで使ってもらっても結構です。
 ルールを守っていらっしゃるので、当然、それなりの効果はでます。
※ですが、本当はメチャクチャ勿体無いんですよ。
http://ameblo.jp/mamacoedu/entry-10695494801.html
http://ameblo.jp/mamacoedu/entry-10737280656.html

■逆に、この考え(アドレス割愛)はよくありません。
「とにかくどんぐりをやってみようっておもいます。ただルールどおりにするのはやめようっておもいます。」...???です。
●容量・用法を守っての良薬です。
 これは、特効薬の「効能をワザワザ消して使う」というヘンテコリンな使い方です。
※これで、薬が効かないと言われてはガッカリですからね。アドバイスする気にもなりません。
 まあ、それでも表面的な力は多少つきますが<多少>です。

>iPadから送信

2012年08月19日   
■できない「できる子」(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●典型的な例です。個人としてではなく、症候群の特徴として捉えることが大事です。

6年女子。プリント学習を6年まで続けていた。

今だに、直ぐに「分かりません」と言い、当たり前のように、何も考えないで、途中で持って来る。

絵を描くように言われているので、一応、絵は描いてあるが、自分が描いたその絵を見ることができない。

見て考えることができない。目の前のものが見えない状態に育てられているということ。

「よく見てごらん。分かるから。」と言って、席に戻しても、見ることができないので進まない。

絵の中に答えがあることも、絵で考えることも、誰にも教えてもらっていないから。

*ここは、我慢大会です。ここを自力で突破できなければ先はありませんから、何ヶ月でも我慢です。

しばらくして、また、「分かりません」となり、今度は、「どうすればいいんですか」と言う。

この場合の「どうすればいいんですか」とは、考え切った後の質問ではなく、「私は自力で考えるつもりはありませんから、答えを出すまでの計算式を全部教えてください」ということです。

これでは、思考力養成は無理である。と言うよりも不可能である。

彼女の名誉のために言っておくが、能力の話ではない。考えないように育てられてしまった結果である。

彼女は、十分に考える能力を持っている。そんなことは、ー目見ただけで分かる。だが、と同時に考えられなく育てられてしまっているのもー目で分かる。特に、割り算がメチャクチャである。計算はできるが、見事に意味を分かっていない。

チンプンカンプンである。見事に解けない。もう一度言うが、学校では「優秀」なのにだ。

当然ながら、割り算チェックによく使われる「どんぐり問題」は、一問も解けない。学年を2学年落としても解けない。意味が分かっていないのだから、もちろ ん、学年には関係ないが、見事に解けない。親は、顔面蒼白である。12年間、やってきた教育が、全て学力養成(思考力養成)とは、無関係の単なる作業だっ たと知ってしまったのだから無理もない。誰だってショックだろう。

ところが、この期に及んでも今までの勉強方法を止めない人がいる。・

実は、割り算が分かっていないということは、掛け算も分かっていないということである。つまり、これだけ計算練習をして、計算を速くできるように(学校と 家庭で)したのに、計算を使うことが全くできない頭を育ててしまったということだ。それなのに、学校では、コレで済むわけだ。これが学校では、思考力養成 ができない決定的な理由であり、動かぬ、物的証拠である。ということは、思考力養成のヒントもまたココにあるということである。

まさに、思考の忍耐力と継続力がない。

もう一度、言っておくが、学校では、典型的な「できる子」である。その子が、どんぐりポケットでは、スタートラインにさえ立っていない新人である。内容は ともかく、学ぶ姿勢としては、明らかに、どんぐりっ子の年長さんにも劣る。また、楽しく考えるという点においては、ー生かなわないだろう。

これが差である。ー生埋められない差である。
本当の学力差は、テストなどしなくても誰にでも分かってしまう。どんぐり方式ならば、だ。

もちろん、「頭の健康診断」でも分かります。是非、ご利用下さい。
ただし、ご利用の際は、ルールを守って丁寧にお願いします。
現在、無料でご利用頂けます。

<どんぐりっ子>
**ちゃん2年生。1年ほど前からどんぐりっ子である。小さい時から始めると本当に「自然にノビノビ」だ。目が違う。笑顔が違う。思考力が違う。手を動か して、何度も絵を描き直して、何度もうまくいかなくて、でも、その度に「あ〜、アッハッハ」と笑って、またまた描き直しをする。で、最後まで考え切って、 正解である。...人生そのものの楽しみ方がココにある。でしょ。

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*ブログ記事紹介:子供たちよ、パイオニアになれ!より*
■Before:どんぐり倶楽部について
http://risaki.at.webry.info/200902/article_18.html
*1月後*
■After :フラッシュカードって駄目でした。「思考の臨界期」を読んで
http://risaki.at.webry.info/200903/article_2.html
※アドレス変更部分
「思考の臨界期」
http://dl.dropbox.com/u/78229866/period-omake.html
「脳科学の最新データと12才の思考の臨界期」
http://dl.dropbox.com/u/78229866/brain-logic.html


2012年08月18日   
■昆虫小学校問題<6MX59>+α(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
【昆虫小学校問題/理想の子供像/最悪の学習方法/潜水】

●どうだったでしょうか。
 生徒さん達は、昆虫小学校問題<6MX59>を、どう考えたでしょうか。

 この問題の解答を見ただけでも、これまでの学習でどんな回路が育ってきたか分かります。

*一方で、低学年から反射式学習→受験勉強→成績優秀
 なのに全く歯が立たない子どもたちも大勢いるでしょう。

 これが、本当の学力の差です。一生変わらない<差>です。

🔴もしも、手が出なかったら、どんなに成績が良くても学力はないということです。
※解けなくても絵図が正確に描かれていれば理解までは、できていますし、
工夫のあと・絵図を動かした跡が見られれば、修復は可能です。

……………………………………………………………………………
<6MX59>  月  日( )
昆虫小学校には1周1020mもある広い運動場があります。
ジェットバッタ君は、この運動場を13分36秒で一回りしますが、
ノロノロ亀子さんは1時間42分かかります。
では、二人が同時に反対向きに、1周するとしたら、
出発してから何分後に出会うことになるでしょうか。
……………………………………………………………………………

●皆さんの生徒さん達・子供さん達は、どう解いたでしょうか。是非、この機会に試してみてください。

 参考のために、今月、どんぐりっ子が解いた2作品をUPしておきます。
 もちろん、全くのノーヒントです。

 指導、アドバイスは一切ありませんので解き方もオリジナルです。

<作品A:6-59-YY><生徒紹介:YY:5年生>---2012年添削教室生
反射学習や早期教育ナシ。
2011年9月にどんぐり倶楽部と出会い、四谷大塚系塾とそろばんをその時点でやめる。
それ以来、どんぐり問題だけ。学校の宿題(単純繰り返しの宿題や変な調べものがものすごく多い)も当然、保護者がやります。
最初の2週間は全く何もしない期間にしまして、その後、週に1問か2問をいっしょにやりはじめる。
2011年12月頃からオンラインで4ヶ月間添削受講。この4ヶ月間は週2問のペースでどんぐりをやりまして他の勉強はしていません。

<作品B:6-59-TI><生徒紹介:TI:6年生>---どんぐりポケット教室生
●普通に無駄話をしながら片手間にサラサラと(キチンと考えながら)解いていました。実質10分程度。
【カルテより】
5.ゲームの頻度と履歴(いつ頃から)---ナシ
6.習い事歴
※学習系:ナシ---「どんぐり」のみ:小3〜現在
※運動系:サッカー(6-8)、野球(8-10)                        
※芸術系:ピアノ(7-10)                   
-------------------------------------
どんぐり倶楽部の理想の子供像を御存知ですか?
〜理想の子供像は<幼く・賢く・逞しく>〜

子育ては「慌てず騒がず穏やかに」
教育は「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」
オマケで「 受験は勝ちに行く」

●利発な子供に育てる(教育する)のは
「どんぐり倶楽部」の理論を知っていれば、
 そう難しくはない。

 一部の優れた幼児教室でも行われている。
 極々、少数派だがあることはある。

 ...しかし、どんぐり倶楽部はそんな子供を育てようとは思っていない。

 どんぐり倶楽部の理想の子供像は<幼く・賢く・逞しく>である。

 策を弄して利発な子に育てようとすると、
 この<幼く>がなくなり、<逞しく>が影を潜める。

 だから、敢えてしない。
 
 <幼く・賢く・逞しく>を実現するには「豊かな教育」が必須なのだ。

 これが どんぐり倶楽部 が生まれた理由である。

 その子その子の最良の状態になれるように自動調整機能が働く様に仕組んである。
 それが「どんぐり倶楽部」の「どんぐり理論」です。
 <賢く>だけではもったいないんです。
 豊かな教育...家庭で簡単に出来ます。是非、読んでください。
……………………………………………………………………………………………
 感情の機微が分かる、感じられる。
 つまり、感知する方が穏やかな状態でなければ能力があっても感知できない。
 心が静かであることが細やかな動きを感知する絶対条件となる。
 ところが、今は、騒がしい中で速さを求められる場合が多い。
 これでは、感じる能力は退化する一方である。
 感じられないと反応できない。
 しかし、反応を求められる。
 すると、求められている反応をコピーしてみせる。
 コピー学習という最悪の学習方法を身に付けてしまう。
 見かけはいいが、同じ事をパターン学習は要求する。
 だから、幼児・児童期には厳禁なのだ。感情でさえも回路である。
 その回路を作るべき時期に作れなかったら...その感情は一生もてない。
 反応できないのだから...。ここが大事...。
……………………………………………………………………………………………
●潜水をしたことがありますか?
 当たり前のことですが、浅く潜ることと、深く潜ることは同時にはできません。
 「どちらもバランス良く〜」なんてのは不可能なんです。
 そこで、広く浅く潜るべきか、狭く深く潜るべきかを比べる人がいます。
 残念ながら、ナンセンスです。
 優先順位を考えていません。

 優先順位を考えなければ相乗作用は生まれません。

 味付けで、最初に塩を入れてはイケナイ理由と似ていますね。
 後戻りできないんです。
 学習の優先順位は「深く→広く」です。
 しいていえば、深くだけでも結構です。
 深く潜ってから広く移動するんです。
 そうすれば、全てが深いところで繋がります。
 反対に、浅くては、どんなに広く潜っていても深く潜ろうとすれば最初からやり直しです。
 ですが、その時にはエネルギーは使い果たしています。
 つまり、永遠に深さを手に入れることは出来ないということです。


2012年08月17日   
■花粉症と英才教育(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
花粉症の子供に、時間とお金をかけて、得体の知れない選りすぐりの高級花粉を与えて「反応した反応した」と喜ぶとしたら、きをつけないといけません。
しかも、反応の度合を数値化し、尚且つ、その数値を偏差値に変換して、症状が酷くなったこと(偏差値が上がったこと)を喜ぶとなると???です。

「うちの子は、数字に強いんです」と平気で言う人がいますが、それは、数字に過敏なので、気を付けなさいということです。この場合の基本的な対処方法は、 数字から遠ざけることです。過敏なのですから、刺激しないようにしないといけないということです。体のことだとわかるのに、文字・数字・言葉になるととた んに分からなくなるようです。症状は悪化して回復できなくなりますね。

私は、小3まで、できれば小5までの「計算練習」と漢字の「書き」は、極力しないようにお願いしています。

本人が、やりたくてしかたがない場合でも、するとしても、多くて1日に1問までを限度として下さい。

勿論、計算も漢字も必要ですし、練習自体も悪くはありません。
それそのものが悪いものというのは、多くの場合ありません。
ただ、その方法と時期は、非常によくない「取り合わせ」があるということです。

そして無視できない問題が、その使い方で生じる影響です。

この影響(特に悪影響)を考えないで、便利だから、とか、簡単だから、とか、漠然とよさそうだから、とか、〜〜ができるようになるからとか、で使っては「いけない」ということです。

12才を過ぎていれば必要に応じて、使っていただいて結構ですが、12才までは、必ず、悪影響、それも人間には最も重要な「基本思考回路網作成」に及ぼす悪影響は、シッカリと自分で検証して確認をしましょう。

ー生使う、しかし、期間限定でしか作ることができない「基本思考回路網」の邪魔になるようなことは「可能性」であれ、させてはいけないということです。

よく、必要性があるからさせているという理由を耳にしますが、よくよく聞くと、全くないことが殆どです。引っ越してでも回避すべきことが巷には溢れています。

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2012年08月16日   
■幼児・児童期の読解力養成(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●幼児・児童期の読解力養成と12歳以降では全く異なることを知っていると、環境設定がとても楽になります。

「Iceberg理論」---本当の読解力は、氷山の下部で決まる。

●いろいろな氷山です。海面上部が見える部分です。下部が見えない部分で、一生使える部分です。

http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c79eec158f0c2b892ec8747abf1de2d6c8051cb2.31.2.9.2.jpeg

●重要なことは、下部の成長期は定められた期間があるということです。
 そして、その下部は、実体験のみでしか作ることはできないということ。

●なぜならば、表現されたもの、すなわち、音楽なら音色やリズムや旋律や音質、文学なら文字・言葉や語感、美術なら色や形は、その裏に繋がっている実体験のトリガーだからです。
 つまり、読解力の源は、トリガーにすぎない文字・言葉ではなく、実体である体験そのものだということです。
 早期(小学生の時期)から、本の虫になってしまっていると、物理的に、実体験を味わい、読解力の源を蓄積する時間をとることができないので、必然的に読 解力は、低下する。反応するべき下部そのものが貧弱だから。そういう意味(物理的に実体験を味わう時間を確保できるという意味)で、中学を卒業するまで (自己確立を終えるまで)は、本は読まない方がいい。

 もちろん、その時間を使って、実体験を味わっていなければ、それは論外である。

 下部に反応して理解は進むのです。
 読解は、知識でするものではなく、体験の深さ(味わい加減)でするものだということです。

 楽しむが勝ち、悲しむが勝ち。思いきり遊ぶが勝ち、ということ。

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<オマケ:添削動画>
●夏休み添削教室より

*6-02→http://youtu.be/YM5VzQYYGaw
<添削画像>

*6-59→http://youtu.be/uaCcuXjQTyc
<添削画像>


2012年08月15日   
■私の大失敗+2(文責:どんぐり倶楽部代表・糸山泰造)
[ カテゴリ未分類 ]
前回の記事に書いた様に、私の大失敗は、

「成績を上げながら学力を低下させる指導をしたこと」

でした。

これは、最底の指導です。

本当の学力がなければ、成績には反映しないようにするのが正しい指導です。
そうすれば、手遅れになることもなく、誰かが必ず気付きますし、本人も勘違いをしませんから、傷が浅くてすみます。

どちらにしろ(成績と連動させるにしろ、させないにしろ)、本当の学力を育てることが教育です。

成績を上げることが教育ではないことは、明白です。

そして、エネルギーが少ない子には、余計なこと(成績に反映させる技を教えること)はさせずに、本当の学力を、その子のエネルギー内で育てることができる ように、設定してやることが真の教育でしょう。「どんぐり」なら、いつでも(本人が望む時に)その実力を成績に変換することも可能です。

【Clever Education】メモ

クレバーな人間を育て上げる唯一の方法は、自分で考える力を身に付けさせること。

状況を的確に判断し、最良の選択ができるように育てること。

どんなに能力があっても、他人のいいなりでは、刻一刻と変化する状況の中では、クレバーな動きはできない。

非常に高度で繊細な感味力(力を発揮する際に絶対に必要なコントロール基準)を、風土的に育てやすい日本においては、判断力は育てやすい。

しかし、「教えることが教育」と思っている段階にいる教育では、自分で考えることができる人間を育てるのは難しい。

自分で考えざるを得ない状況を作ってやれば自然にそうなるのだが、なかなか、小・中学校ではできていない。

することは、非常に簡単なのに、重要度が分かっていないので、実行していないのだ。勿体ない限りである。

子供は、必ず、育てたように育つ。

逆に言うと、育てたようにしか育たない。

これは、思考力養成においても同じである。

自分の子供が、思考力がない場合には、とりもなおさず、自分が「思考しないように育てて来た」と言うことだ。
これは、誰のせいでもなく保護者の責任である。
なぜなら、全ての教育は、保護者の選択の下になされるからである。
教育界には「自助の原則」という、大前提の不文律(暗黙の了解)がある。
やはり、全ての教育の責任は保護者にある、ということだ。

表面的な力を求められている環境下では、表面的な力しか発揮しない。
そして、本当の学力は育たない。
学校でそうなっているのならば、学校で求められているのは、表面的な学力だということである。

しかし、同じ子でも、本当の学力を求められる環境下にいると、その子も、待っているだけで、普通に本当の学力を発揮し始める。

そう、自力で考え始めるのだ。

「人間は、環境の動物である」というのは、誰もが知っている事実である。

にもかかわらず、学習環境に、こうも無頓着であるのは、普通に考えて異常である。
思考力を求められていない教育環境だから、思考力が育たないのだ。

いたって明解である。

異常な教育環境が多すぎて麻痺しているということである。
それ程、全国津々浦々まで教育環境自体が異常だと言うことだ。

今のところ、逃がれる術は、自分の目を鍛えるしかない。
そして、その鍛え方は、「どんぐり倶楽部」に全てある。


2012年08月14日   
■私の大失敗+(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■私の大失敗
 私は一時期、5〜400マス計算をさせていたことがあります。計算は速くなるしゲームのようにできるので大人気でした。自信や達成感も持た せられるのでいい方法だと思っていました。ところが、これは大失敗でした。高速単純計算は「考えない頭」を育て「学習を妨げる優越感」を招きました。残っ たのは直ぐに壊れてしまうガラスの自信と無意味な達成感を喜ぶ子供の姿だけでした。

 子供達は、表面的には計算が速く知識豊富な「できる子」なのに、実は 「考えることができない子」に育ってしまいました。考える方法を教わらなかったので計算と知識に頼らざるを得なくなっていたのです。

 私自身もこの時はま だ、「読み・書き・計算」が基本であり、「読み・書き・計算」を徹底すれば「考える力」は自然に育つと信じ込んでいたのです。「読み・書き・計算の力」と 「考える力」の決定的な違いに気付いていなかったのです。

 今私は、自信や達成感を持たせられればどんな方法でもいいわけではないことを痛感しています。幼ければ幼いほど方法(過程)が大切なのです。なぜなら成 長過程にある幼児は吸収力があるだけに方法そのものをもまるごと吸収してしまうからです。手抜きをすれば手抜きを全てマスターするのです。表面的な力を求 めると見事に表面的な力だけを付けてしまうのです。見当外れの無意味な(価値のない)達成感(快 感)を味わった幼児は、無意味な行動でも達成感(快感)を得るために反復行動をとるのです。

 幼児期の教育は一生を左右します。従って、反射的な単純作業の 反復は必要最低限とすることが肝要なのです。ですから、幼児期の高速単純計算は厳禁なのです。ところが今でも「高速計算練習」を小学校低学年で実施してい る人がいます。これでは思考力の基本を育てるべきときに、思考力の養成とは全く反対の条件反射力(考えない力)を育てていることになります。これでは幾ら 時間があっても「考える力」を育てることはできません。そして、この条件反射教育は将来的には短絡的な考え、幼稚な判断しかできない幼児大人を作ってしま います。一度「考えない頭」に育てられた子供を軌道修正するには大変な労力を要します。子供達のためにもう一工夫しようではありませんか。

上記の「私の大失敗」という記事を再掲載するついでに、井深大の反省(新聞記事)とブルーナの警告(幼児・児童期の知的教育への警鐘)を入れようと思い、 原本をネットで探していたら、興味深い資料に行きあたった。PDFでネットにあげてあったので奇蹟的に見つけることができた。大変参考になったので期間限 定で公開する。

■J・S・ブルーナー教授の講演を聞く
・とき  S.47.8/22
・ところ 大阪市南御堂会館
演題「教育課程の現代化」
〜幼い子どもたちの未来のために〜
所員:江副三郎

■文字情報ではないので・画像→OCR処理→修正→文字原稿作成(書き起こし)

●緑文字は糸山の注釈
元のpdfファイル
注入pdfファイル(手書き)
入れ込んだ原稿(タイプ)
※調べた所、筆者の江副さんは2007年に亡くなられていましたので、
 連絡が取れずにいますので、引用はご遠慮ください。

<原文>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/shoho.pdf

<糸山注釈入り:手書き>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/shoho-Itoyama-hand.pdf

<糸山注釈入り:タイプ>
http://dl.dropbox.com/u/78229866/shoho-Itoyama-type.pdf

■と、ここで、指導要領の変遷を見ておこうと思ったら、またまた発見。
<学習指導要領の変遷に見る学校教育の問題点と根本的な原因>---解決策付き
http://dl.dropbox.com/u/78229866/shido.pdf

●井深大氏の記事は下記を参考にしていただきたい。
http://dl.dropbox.com/u/78229866/ibuka.html
上記のように、日本屈指の早期教育推進者であったソニーの創設者・井深大氏でさえも最晩年に「知的教育は言葉が分かるようになってから、ゆっくりでよい、 という結論になった」(1990年4 月28日付朝日新聞夕刊)という文を新聞に発表したことは専門家の間では有名です。ではなぜ、今なお「反省」と反対の本が出版されているのかについては説 明がいるだろう。
著作権は作者個人にあるが、出版権は出版会社にあり、その権利は自動的に継続されるのである。
従って、一度書いて本になったものは、後で間違いだったと思っても、本人の意志では出版を止めることはできないのだ。
※本が出続けているから、それが、その著者の最終判断とは限らないということです。だから、井深さんは新聞を使って緊急事態を公にしたのでしょう。井深さんらしい始末の仕方です。


2012年08月13日   
■<厳しくても厳しくなくても同じ結果>の理由(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●警察庁の報告で、非行に走った子供たちの家庭に共通していたのは、

「安易に子供に謝る親」の存在。

●簡単に謝ることは親への不信と不安を子供に与える。
 親は自信を持って、等身大の自分をそのまま子供に見せなければ危険だということです。

●「安易に子供に謝る」では、誤解を生じるので補足すると、親に判断基準がないので、「その場その場で反射的に一貫性がなく謝る」ということです。

つまり、お手本となるべき親の価値観・価値基準が、いつも揺らいでいる。
→基準の混乱
→正常な判断ができない。
→価値観の手本がないから、できにくい。
→不合理なことなので納得しない(ストレスが溜まる)
*言い換えれば「理不尽なこと」が「謝る」という形で行われている。

●親の本心からのブレない基準:価値観・判断基準の伝達が行われないと、厳しくても厳しくなくても同じ結果になる。

●親は、自分が本心から納得していないことを、「ルール」や「しつけ」と称して、子供に強要してはいけないということです。

●もうひとつは、「問題行動の後に成長がみられる」ということ。だが、これは、ストレス発散現象なので、ストレスをかけないで育てれば「問題行動」そのものが起こらない。これは、勘違いしないようにすべきです。
「反抗期」の考え方と同じです。「反抗期」なんてない人もいるんです。理不尽な仕打ちを受けないで成長した人には反抗期は存在しませんからね。

<え???なぜ???>
*意外にも「中学受験」の記事ランキングで1位になってしまったので1行だけ追加します。…なぜかな。
「厳しくて、悪いことはない」と思っていたからかな。完璧な勘違いです。この勘違いを利用して塾の特訓は成り立ってますが勘違いですよ。(ご存じない方も 多いでしょうが、アメリカの実験で証明されています:出典は忘れましたがあります。学力UPは「ライバル」や「強制」よりも「意志・興味」が格段に上なん です)
*もちろん、12歳まではストレスフリーで育てることが健全な子育てです。→健全な中学受験も同じです。
※12歳以降は、状況次第でストレスも要しますが、12歳まで健全に育っていれば何の問題もありません。

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2012年08月11日   
■12才までに決まる…とは?(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●12才までに、何が決まるとおもいますか?

●これを知っていると幼児・児童期にすべきこと・教育の優先順位がわかります。

●両側に、高い防音壁が、聳えている高速道路を走っている様な環境で、生活していると、どこを見ても同じ景色しか目に入らないので、その異常な世界しか考 えられなくなり、正常な世界には永久に戻れない負のループの中に居続けなければならなくなる。そんな中で育てられた子育は、自力で本当の感情や感覚を味 わったりすることそのものができない現境か、普通なのだから、残念ながら異常感覚の持主になっている場面が高い比率でおこっていると考えるのが通常の推理 である。

正常な一般道への降り口は、沢山さんあるが、一向に目に入らない。

道そのものが人生であることを考えると、その道を楽しむことが、人生を楽しむことそのものなのだから、その道を高速で走り抜けてしまったのでは、人生を生きてはいないと言うことである。

人生とは、過程そのものである。ここを取り違えて人生そのものが、どこか行きついたところにポツンとあると思って過程を疎かにしているようでは、その人に人生はない。
学力もまた同じである。思考し続けることそのものが学力であるのに、どこかにポツンと学力があると、思っている。

過程を楽しむ術を身に付けさせること。=人生を楽しむ術を身に付けさせること。

人生とは、過程そのもののことだからだ。

この過程そのものを楽しむ術を知らない者は哀れである。

その人は、何かができなければ、何かを得なければ、結果が出なければ、人生を生きていないと思うしかないのだ。こんな悲惨な人生はない。

何をどうやっても勘違いの連続なのだから。

12才までに決まるというのは、こういうことだ。

何かができるとかできないとか、
何かを得たとか得なかったとか、
結果が出たとか出なかったかなんてのは、
全て付いてくるものであり、
単なるー事象にすぎないってことに気付かなければ、
実は、人生は、始まりさえもしないのだよ。

こんなことを、学枚ぐるみ、国ぐるみで押し進めているようでは、未来はないよ。

死んだ後に人生があると思って、
今の人生を生きないってことになる。
変てこりんな話じゃないか。

でも、そう思って、生活している人が多勢いる。
非常に残念なことだし、本人が気付いていない事を考えると、正に悲劇である。
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■書字障害の相談:別件
すぐにiPadを使って、打ち込みをすること。ひらがな入力→ローマ字入力:年齢によって考えること書くことによる不当なマイナス要因を最初からとり除くこと。60の手習いというくらいで、書きはいつからでもできるし、現代では、ー生しなくてもよい。
自分の名前をサインできれば全く問題ない。

携帯と携帯TVゲームを与えた?で、毎日やってるのを放ってある?それは教育放棄と同じである。

まずは、その超マイナス環境をゼロにしなければ、リセットはない。スタートラインにも、永久につけない。
iPad 1台で解決することに何年もかけたり何百万ものお金をつぎ込むのは馬鹿げている。しかも成果らしい成果は殆どない。時間を費したという意味のない満足感の みが残るだけだ。無線LANのプリンターが教室に1台あればノートの提出だって誰よりも早く綺麗にできる。Canon PIXUS iP90 なら持ち運びだってラクラクだ。
http://cweb.canon.jp/pixus/supply/cgi-img/product/pixusip90.jpg
初代iPadなら2万円くらいで手に入る。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120310/etc_apple2.html
これに7notes(800円)を入れる。これは手書きが売りだがもちろんキーボード入力もある。「書き」の練習にも使えるので入れておく。これだけで、作家にだってなれる。ノートも取れる。何の問題もない。板書に追いつかないのならば、写真をとっけおけばいい。
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■小学生の実践哲学:哲学る
例えば、中学受験をして、合格でも不合格でも、「受験(勉強をしていた時間そのもの)が楽しかった」と本心から言えるようにすること。

人生の楽しみ方を知らない人は、「不合格で楽しかったなんて嘘だろ」と言う。
哀しい人である。その人は、人生を未だ生き始めてさえもいないのだからネ。

私は、直に本人達から、その言葉をもらっている。頼もしい限りである。

「どんぐりポケット(どんぐり教室)」を見ると、彼等が哲学を学びに来ていることが見える。
 そう、哲学を学ぶのに、年齢は全く関係ないってことだ。
 というより、小学生の時にこそ、体験しておかないといけないことなのだ。

<実例:「健全な中学受験」より>

【どんぐり流】
 子供の流儀は、「完全オリジナル」で、我が道で行く

 大人の流儀は、「換骨奪胎」で、我が道を行く

 自分の頭の中に、オリジナルの豊かな思考回路があれば、Copyしたものでも、自分のオリジナルの回路に変換して、
自分自身の思考回路としてとり入れ、データベース化することができる。換骨奪胎である。
つまり、最終的には、全てがオリジナルとなる。全てを自在に操れるということだ。
ところが、オリジナルの回路が貧弱だと、外部から取り入れた回路を、そのまま、Copyするしかない。ただのCopyでは、データベース化されていないので、他の回路とはリンクできずに、応用がきかない。

思考は、死ぬまでできるのだから、思考回路だって、いつまででもできる。なんて考えていては、貴重な時期を免する。

大事なのは、その時期を逃すと(成長期に作らないと)ー生作ることができない基本思考回路網なのだ。それが、幼児・児童期に、オリジナルの回路と呼ぶものである。

言い換えれば、PCのロジックボードである。ソフトの入れかえはいつでもできるが、ロジックボードは固定である。PCだから、最初から組み込んであるが、生物の場合は、遺伝情報と環境情報でー定期間内(性成熟年齢)までに作りあげて、使うことになる。
その後の、経験や環境から作られるものがソフトウェア(アプリケーション)となる。

ソフトとロジックボードを混同していると、効果的な教育なんて、ー生できない。当たり前だ。PCのイロハも知らない人がPCを作れるわけがないじゃないか。操作はできても、作ったり育てたりってのは、無理である。

【どんぐり教室の一コマ】
Aさん、6年女子:2012年6月15日入室
●直ぐに「分かりません」と言って、当たり前のように持って来る。絵は描いているが見ることができない。
しばらくして、また、「分かりません」となり、今度は、「どうすればいいんですか」と言う。
これでは、思考力養成は無理である。と言うよりも不可能である。
それなのに、学校では、コレで済むわけだ。これが学校では、思考力養成ができない決定的な理由であり、動かぬ、物的証拠である。ということは、思考力養成のヒントもまたココにあるということである。
まさに、思考の忍耐力と継続力がない。
もう一度、言っておくが、学校では、典型的な「できる子」である。その子が、どんぐりポケットでは、
スタートラインにさえ立っていない新人である。
内容はともかく、学ぶ姿勢としては、明らかに、どんぐりっ子の年長さんにも劣る。
また、楽しく考えるという点においては、ー生かなわないだろう。
これが<差>であり<違い>である。ー生埋められない<差>であり<違い>である。
本当の学力差は、テストなどしなくても誰にでも分かってしまう。
どんぐり方式ならば、だ。
もちろん、「頭の健康診断」でも分かります。是非、ご利用下さい。
ただし、ご利用の際は、ルールを守って丁寧にお願いします。現在、無料でご利用頂けます。

<参考:上記のAさんと同じ日の光景>
Bちゃん2年生:1年ほど前からどんぐりっ子である。手を動かして、何度も絵を描き直して、何度もうまくいかなくて、でも、その度に「あ〜、アッハッハ」と笑って、またまた描き直しをする。で、最後まで考え切って、正解である。
人生そのものの楽しみ方がココにある。
でしょ。
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2012年08月10日   
■進化できない子供達の共通点(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●進化できない子供達:進化が止まってしまっている子供達には共通点があります。

●情緒の安定が確保されていなかった。安全な場所で、安心に快適にすごせなかった。(満足・納得がないと次の段階には進めない:Next-Stage理論)
※忙しいor無視
→落ち着きがない。反応がない。突発的な反応をする。

●感情が育っていない。感じる生活・味わう生活をしていなかった。(満足・納得がないと次の段階には進めない:Next-Stage理論)
※忙しいor無視
→言葉が乱暴、考えないで、刺激に反応した言動しかとれない。

→何でも飽きる。興味をもてない。楽しめない。できるかできないかだけしか興味がない。

→ー生人生を楽しむことは、できない。

こうなると、根本的な対応策は、ない。

完全リセットして、何を楽しく感じるかを探しだす時間を3ケ月〜1年程度とる。
作る(育てる)べきものを、作るべき時期に作っていなければ、残念ながら、それは十分にはできていない。
ですが、できていないことを嘆いてもよくはならないので、一切嘆く必要はない。
「満足・納得がないと次の段階には進めない:Next-Stage理論」という考え方が重要。

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■子供の流儀は、「完全オリジナル」我が道で行く
大人の流儀は、「換骨奪胎」我が道を行く
自分の頭の中に、豊かな思考回路があれば、Copyしたものでも自分のオリジナルの回路に変換して、自分自身の思考回路として、とり入れ、データベース化 することができる。なければ、そのまま、Copyするしかない。ただのC opyでは、デンタベース化されていないので、リンクしておらずに、使えない。
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■朝勉はさせないでね-2
●朝勉に「どんぐり問題」は、そぐわない。
まず、その前に幼児・児童期に、朝勉自体をすることは、「全く」お勧めしない。
させている本人は、時間の有効利用とでも思っているのだろうが、
それは、思考回路網が出来上がった後ででしか通用しない話である。

環境設定を考えずに、やればいいなんてのは、時間を浪費するだけで、何のプラスもない。
「悪しき習慣が根付いてしまう危険性の方が格段に高いことをユメコメ忘るべからず」である。

朝は体調を整え、エンジンをかけるための準備を整える時間帯である。
そこに、思考回路作成をする時間を入れるのは、自殺行為である。
最もエネルギーを要し、十分に使える時間が必要なことをするのには、最も適さない時間帯ということである。

思考回路を作るどんぐり問題には、ゆったりしており、時間に余裕がある時が最も効果的である。
それなのに、それを、朝勉の時間に入れるのは、ほぼ絶望的な成果しか出ない。
最も思考回路作成がしづらい環境でのどんぐりの利用では、どんぐりをしているとは言えない。

夜、ぐっすり眠るための導入薬としての睡眠薬を、飲むのは同じだからと言って、
忘れないうちに、おきてすぐにのんでいるようなものです。

いくら、材料が優れていても、用量・用法を守らなければ、全く効果がなりどころかマイナスの作用が出ます。
学習が処理にならないように、パターン学習にならないようにしてあるのに、
味わうどころか、処理したくなるような環境下(時空間)でやらせては台無しです。
朝勉は、幼児・児童期の思考回路作成には、ゼッタイに使うべきではありません。

そもそも朝勉は、学習習慣の一貫としては、身につけさせるべきものではありません。
その時間帯は、学習する時間ではなく、心をおちつかせることをすべき時間だからです。
学習を目的とするものではなく、心身を整える、例えば「書写」や「読経」や「太極拳」等(項目としては無数にあります)に限られます。
ついでに学習という考えは、非常にキケンであることを自覚しておかないと、
どちらの効果も得られないことになります。

遊ぶときには「ー心に遊んで、はじめて遊びの効果が現れる」なのです。

遊びのついでに学習できれば、「一石二鳥」と思いたいところでしょうが、
殆どの場合は、「二兎を追うものはー兎をも得ず」になります。

ましてや、「ついでに思考力養成」なんてのは、あり得ません。

最も高度な操作を「ついでに」という感覚で、できると思うこと事体が思考の何たるかを知らないということです。そんなことを言っている教育者がいるとしたら、驚きです。
今の世の中は、驚く様な事がゴロゴロでてきますが、これはイタダケマセン。

気をつけましょう。
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2012年08月09日   
■頭を良くする教材・悪くする教材(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
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●2012.6からWordPressを使った妨害工作が続いていますね。
物的証拠を残し続けているところが可愛い限りだが、
相変わらず幼稚なことしかできないようです。ん〜、どうするかな。
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●「頭を良くする教材・悪くする教材」の簡単な見分け方

1.数が少ない。→応用が効くようになっている(スモールステップでは必然的に不可能)

2.複合問題になっている。→多角的な力を同時に要求されるので、どんな問題にも対応できるようになる。

3.絵図を仲介に使うようになっている。→どんな教科にも必要な共通の力を鍛えられる

そして、極めつけの条件は
4.「Aができたら、その知識だけでBができる、Bができたら、その知識だけでCができる、Cができたら、その知識だけでDができる、Dができたら、その知識だけでEができる」
とはなっていないこと。

つまり、「Aができても、その知識だけではBはできない、Bができても、その知識だけではCはできない、Cができても、その知識だけではDはできない、Dができても、その知識だけではEはできない」
となっていること。

この前問題で使われていなかった部分を考えだすことが思考回路養成となる部分だからだ。

つまり、所謂スモールステップは「思考回路」を一切作らないということだ。
内容的に言えば「全て<前問題>で<次問題>の答えとも言えるヒントを貰っているので、独りでできるというだけ」であり、思考力がついているからできるわけでもなければ、進化しているわけでもないのだ。

是非、各自で確認しましょう。→「頭の健康診断」
※さらに、現在、実際に使っているプリントを自分でやってみるとより良く分かりますので、子供にさせるだけでなく、自分でもやってみて、そのプリントの構造を確認しましょう。簡単にわかります。

5.時間を気にせずにするように「但し書き」がついている→健全な学習が確保される

とパーフェクトです。

●学力養成で、最も勘違いしてはいけない数字は「学習時間」です。

「週に40時間も勉強している」とか
「週に3時間しかしていない」とか
 ーーー全くもって何の判断基準にもならない数字を気にして、その意味のない数字を伸ばそうとしていませんか。
 学力養成とは、かけ離れた考え方ですよ。

●「栄養のあるもの(万能の力の源)を、消化吸収できる状態で、適度に(時期と容量用法を守って)摂取しているか」を見るべきなのに、何の栄養もないものを多量にとっていることで安心するなんてのは、危険なことだということです。

*貴重な貴重な子供時代の時間を、浪費させないようにして下さい。
 ここを間違ってしまうと、学力も育たなければ、人間にさえ育て上げることはできません。

<注意>
*教材ではなく進化としては、当然、一歩一歩スモールステップです。
*アドバイスもココに合わせてします。
 最初から書かれてある(学習者本人を考慮していない)アドバイス等は効果がないのも当然です。

※日本ブログ村に参加してみました。
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●健全な子育てと教育に関する正しい理論を正しく理解しましょう。
子育てや教育に正しい理論なんてあるのか、と言う人も多いでしょう。
ですが、あるんです。
その理論を知っていれば、健全な子育てと教育を誰でも簡単に実践することができるのですから、知っていて損はないでしょう。
もちろん、目の前の子供一人一人に合わせて手法はアレンジすべきですが、その手法が的を得た効果的な手法になるには、人間の進化を見据えて築き上げられた正しい理論を知っておく必要があるのです。
これを知る事で、ゆるぎのない自信をもって、いつでもどこでも、健全な子育てと教育は、可能になります。
12才までに、無理なく、無駄なく、効果的に、最高の思考力を養成し、
学業でも、スポーツでも、ビジネスでも、芸術でも、どの分野に進んでも
持てる力を、大いに発揮できるように、育ててあげて下さい。
家庭で、学校で、学習教室で、様々な場所で使っていただけます。
「Total-Balance-Education」は、誰にでもできます。
<我慢>と<理解>は必要ですが、<お金>は限りなく不要です。


2012年08月08日   
■何の苦労もなく、計算力を完璧に仕上げる(文責:どんぐり倶楽部)
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■計算力を完璧に、何の無理もなく無駄もなく、仕上げるには、5年間かけて、ゆっくりと丁寧に

1→指折算
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201001090001/
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/20110527/
2→デンタ君
3→筆算(普通の縦筆算を1ケタから)
※三角視算表(トライアングルナンバーズ)も使う方が効果的
4→全項分数計算(全数字の分数化練習)
※http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201105270001/
5→手順確認(計算記号の理解と演習)」
http://dl.dropbox.com/u/78229866/kaisei-math.html
<中学受験用には6を加える>
6→6年生では、複合計算のみを1週間に1題だけ限定で練習する。
  ※やり直しは厳禁とする。間違いは、確認するが、その場では直しをしない。

という順番で仕上げる。だけでいい。
すると、計算間違いをしないようになる。
つまり、最も確実な計算力上達方法は、数少なく丁寧にゆっくりすること。
以上である。

低学年で、簡単な計算問題を「数多く高速で」させることにプラスの効果は一切ない。特に、年長〜小3までの計算を速くさせることは、そのまま思考力養成を阻害する結果となる。

*特に「小テスト」などに合わせて、不要な計算練習をすることは非常に害が大きい。
 テストを止めることはできなくても、一番難しい問題を1問だけ解いたら、他は解かないなどの工夫が必要。

もしも、(現実的には殆どないが)スピードが必要な場合には、6年生の夏にスピード計算練習をする。
精々、1週間で十分である。
こうすることで、無理なく、無駄なく効果的に複雑な計算も間違うことなく正確に十分速くできるようになる。

手順を無視して、先にスピードを入れたり、指を十分に使わなかったりすると、高学年で数字遊びで終わってしまうようになる。
物知りバカと同じである。
何の役にも立たない。

また、必要な場合があったとしても、スピード練習だけは、できるだけ避けて欲しいというのが本音である。

どんなに工夫しても高速計算練習は、何1ついい影響はないからだ。
たとえ1週間でも、その練習は、そのまま、「考えない練習」となるのだから、余程覚悟して取り組んで頂きたい。
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●補足:http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201105270004/
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201105270002/

<漢字はコチラ:一度も書かずに漢字を書けるようになるIF法>
*上記2つの方法を知っているだけで宿題は1/10になり、宿題でのマイナス学習はゼロに近づく。


2012年08月07日   
■朝勉はやめてね(文責:どんぐり倶楽部)
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なぜ、朝勉は、思考回路作成には向かないのか。
単なる学習(暗記系・計算系、または単なる応用問題)、大人が自らの意志で行う場合(自力で強制的にエンジンを回す場合)には、それなりに、効果はあるが、思考回路作成を目的とした学習の場合には、使ってはいけない(もったいない)時間帯なのだ。

頭はおきていても、休ませたのでスッキリ感はあるものの、体はまだ本調子ではない。したがって、体と頭の両方で作り出される、思考回路作成に不可欠な<感覚・感情の再現>が、スムーズにはできない時間帯だからだ。

学校に行く前の、気ぜわしい時に、思考回路作成は、まず、難しい。自分で納得するまで絵図を描き込み、よ〜く見て、関係を掴み、文意に沿った結論にたどり着くための新しい絵図の操作を考えだす。これをできる時間帯ではない。

お風呂上がりに、アイスでも食べながら。
寝る前の落ち着いた時間帯に。

リラックスしていなければ、新しい回路は、そうそう出てこない。
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<アドバイス例>
どんぐり倶楽部の糸山です。
朝勉というのは、幼児・児童期には「学習してはいけない時間」なんですよ。
時々、「幼児・児童期に朝勉の習慣をつけるといい」との記述を見ますが、「アララ」と思います。
逆に中学以降では、有効利用するための「隠し時間」でもあります。
隠し時間は「通学の往復」「お風呂時間」「睡眠中」などなど、いろいろありますが、
それは、思考回路養成が終わってからでないと使ってはいけない時間なんです。
しかも、中身は考えないで消化するものに限定です。
学習の目的と質が全く違うのですから、異なる時間帯が持つ意味(与える効果)を考えないといけないんです。
難しいと思われるでしょうが、絵を見れば気づきます。
「雑」「波がある」「途中で投げる」などは、明確に絵に出ますからね。
殆どの場合の原因は、どんぐりをするときの「確保している時間の質」です。
1週間かけて、時間を確保する、とよくアドバイスしますが、時間を見つければいいというわけではないので工夫が必要になります。

定期点検は、
1.絵を見て進化を推し量る
2.順調でないならば原因を考える
3.原因の分析→確認するための問題をしてもらう
4.改善方法を検討する
は必要でしょうね。

2012年08月06日   
●国立・私立小学校の情けないくらいお粗末な夏の宿題(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●先週は、有名国立大学付属小6年生の夏の宿題を全て見た(教室に持ってきていただいた)、9割以上が無駄で考えない頭を作る宿題。

●昨日は、有名私立大学付属小1年生の夏の宿題を全て見た、京都まで行って実物を全て見せてもらった。
 こちらは、無駄で考えない頭を作る宿題が98%くらいにもなった。全滅状態ですね。
 極めつけは、その量です。私見ですが、全てを本人に全てさせてしまっては、まず、健全な成長は望めないでしょう。鳴り物入りでできた新設の小学校がこの状態なのですから、(予想は、設立当初から書いていましたが)ガッカリです。

 どちらも、見事に「お粗末3点セット+α」である。
 これでは、思考回路養成は学校任せでは不可能である。
 つまり、今も昔も、学力は家庭で育てるものなのです。

*昔は、遊びの中で思考回路養成ができましたので、放任主義でもOKの場合もありましたが、
 今は、環境が悪すぎますので危険です。

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■思考は誰でもできるようになる。
できるようにはなるが、
鍛えないと、情けないくらいに単純なことしか考えられないままで止まってしまい、
そのまま大人になってしまう。

では、思考力を鍛えるとは、具体的には、どうすることか、ご存知だろうか。
単純な思考をどんなに数多く高速で行う練習をしても思考力を鍛えることは、できません。

思考力を鍛えるとは、複雑な対象での思考の継続練習と思考の忍耐練習をすることです。
しかも、それを、小学生の間にしておく必要があります。
高度である必要はありませんが、複雑でなくては、継続も忍耐も練習できません。

ここ最近、賢いのに、思考の忍耐力がないので複雑な問題には全く対応できない子が多勢いる。

多勢というより、大多数である。

人類の大損失であり、未来の災いの素であり、子供達の天敵である。明らかな教育犯罪である。

ところが、この現象は、公立、私立、国立に関係なく、程度の差こそあれ、同様におこっている。

ここが問題なのだ。

つまり、日本の教育界は、根本的に解決策を持っていないというとである。

本来ならば、継続思考の練習をするだけで、思考の忍耐力が養成されて、高度な思考ができるようになるのだが、
その材料も方法も知らないので、何の役にも立たないどころか、思考回路作成の邪魔をする学習を大量にしてしまい、才能の欠片も発揮できないまま大人にしてしまう教育となってしまっているのだ。

始末に悪いのは、全く考えない問題を山ほどやり、パターン学習で蓄えた解法を使って
所謂、テストで好成績をおさめる場合である。

外見的には、学力があるように見えてしまうので、
本当の思考回路作成を全くできていないことに、気付くことさえできない。

すると、思考回路作成が容易に可能な時に思考回路作成をすることが全くできなくなる。

こうなると、彼らは、唯一の原始的な回路であるが故に誰もがもっているコピー回路を使って、反応せざるをえない。

完全なマニュアル人間のできあがりである。

ある人は、これは国家的な目論みだと言っているが、私は、そうは、思っていない。

高度な思考力を養成するための理論を持っていないからというだけなのだ。

だから、どんぐり問題を学校内で使っても、止められることもなければ、非難されることもない。

ところが、多くの先生が、その宝を目の前にしても「面白いですネ。」で、終わりである。

教育者、失格である。

考古学者と名乗っている人がロゼッタストーンを見て「面白い模様ですネ。」と素通りしているのと同じである。

ただ、希望があるのは、先生さえその気になれば、今すぐにでも「どんぐり」を使って、
全国で思考力養成ができるということである。

一日も早く、そういう日がくることを願ってやまない。

お膳立ては、全て終わっていますので、後は、宜しくお願いします。

<宿題をしない宣言の効果:昨日来ていたメールより>
件名: 近況・相談・質問などについて
日時:2012年8月5日 12:26:51 JST
どんぐり倶楽部・代表:糸山泰造先生
ご無沙汰しております。3月にお会いしたYです。
リセット開始→不登校→再登校までめぐるましい一学期でした。
生活をゆっくりにすること、それが一番大切だと痛感しています。不登校になってよかったと思っています。
最近、長女(小学校3年生)と次女(小学校2年生)は学校と話して、まったく宿題をしなくてよいことになりました。
というのは、宿題をたくさんし てくる子供より、断然成績がよく、格段に計算ミスが減っているためです。
先生も認めざるを得なくなってきているのです。
子供たちは学校は楽しいと のことでした。そのため、毎日のように、(時々泊りに行って)友達と遊びまくっています。とても表情がよくなっていますし、どんぐり問題で週に2回楽しくお絵かきして解いています。

できなかったテストと問題はわからん帳に入れること。
たったそれだけで、毎日、成長に驚きの連続です。
こんなコストパフォーマンスの高い教材は他にありませんし、To do の少なさは群を抜いています。
それだけでなく、ゆっくり、物語をお絵かきして味わえる教材は世界的に見て皆無です。
算数の肝は単位と比だと思いますが、それがまったくストレスや教え込みなどなく、身についていく様は見ていて圧巻です。
また、この教材の恐ろしい ところは、国語、理科、社会、図画工作に至るまで、恐ろしいほどの相乗効果をもたらすことです。

子供達からも糸山先生に会いたいとせがまれることもあり、もう一度、会いに行くために、学習相談にポケットに行くのもいいなあと思ったりします。
そこで、今回、夏休みの添削だけでもということで、二人分申し込みました。写真でメイル送付しますので、後日よろしくお願いいたします。レオン君 に会えるのを楽しみしていると思います。

*同様のことはアチコチで起こっています。家庭の方針次第ですね。学校の方針は関係ないということです。

*参考:添削例(2012年夏のオンライン添削教室より)
*動画です→<6MX95>

【問題文】
<6MX95>  月  日(  )
お化け神社でお祭りがありました。
そこでハム太郎は、タコ焼き10 個とヤキソバ1皿を700 円で買い、
食いしん坊のクジラ次郎は、ハム太郎が買ったものと同じタコ焼きを50 個と
ヤキソバ2皿を2000 円で買いました。
では、このタコ焼き20 個とヤキソバ三皿を買うと代金は幾らになるでしょう。
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2012年08月01日   
■成田講演memo_2010-5 of 5(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
§「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」の目的
*理解力&思考力養成だけではもったいない人間らしい判断力を含む思考力養成を12歳までに家庭で無理なく無駄なく効果的に行える基盤を提供する
*再現→操作までするので「理解&思考」養成可能
*よって、最も効果的な思考力養成は視考力を活用した思考力養成である、「良質の算数文章問題」を「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」楽しむこと。
*文章と絵図を往復しながら感情感覚を味わいつつ、オリジナルの材料で工夫しながら視考力を活用して思考回路網を作る。

*与えられた図形だけを使う学習や文字と関連している視覚イメージを伴わない学習(文から立式)などは最低の指導
*右脳教育....視覚イメージを使うと何かが出来る程度の認識では危険。人間は文字文化である意味を考えること。「良質の算数文章問題」は必ず、文字・言葉・絵図・視覚イメージ操作・計算・感情感覚再現・決断が出来るようになっている。

§生きる力の正体...本当の考える力...人間的な判断力を含む思考力養成...〜12歳で完成:楽しい視覚イメージ操作を味わう
*未知の問題・困難にぶつかった時に「さて、どうしてくれようかな」と考え、あらゆる切り口を見つけ出せる力。

§12は歳は「思考の臨界期」

§弱視と弱思...Use it,or lose it. エネルギーを有効活用するための、環境適応反応。使わない思考回路(地図・下書き)は削除する。そして、固定する。

・考える力を育てた後(12歳以降)に、必要に応じてする
□情緒:育成(0-3)ー熟成(3-6)
□感情:覚醒(0-3)ー育成(3-6)ー熟成(6-9)ー活用(9-12:判断力)
*感情の熟成期(6-9)に感情を潰す人がいる。
□具象思考
:覚醒(3-6)ー育成(6-9)ー熟成(9-12)ー活用(12-15)
□抽象思考
:覚醒(6-9)ー育成(9-12)ー熟成(12-15)ー活用(15-18)

§6歳以前の知育をしている方:10倍を毎日4週間必ずして下さい。そのストレスを与えていることを感じて、その責任を背負って下さい。6歳以前に作られた回路は一生の基本回路になりますので、修正はできません。楽しくても、反応は同じなので、作られる回路も同じです。

□幼児・児童期の英語は演歌と同じ
理論的(複雑思考の妨害)、高速(感味力の麻痺)、大量(思考力養成妨害)、暗記(思考回路エネルギーの浪費)、...などが入っている場合は要注意で す。出来るけれども分かっていない。進んでいるけど育っていない。思考力養成のためには、強化してはいけない時期に強化している。具象から抽象へが基本。 複雑→関連付けながら整理→簡単→共通項→原理原則が正常。間違わなければ多様な回路は出来ない。最短距離は最も貧弱な回路。

□小脳自動思考:本当の睡眠学習:ヒラメキノ構造
→閃きは突然やって来るが、突然考えるわけではない
伊藤正男Itou Masao (理化学研究所脳科学研究センター所長)
生物進化の過程で、小脳は大脳の発達と並行して大きくなってきた。サルやヒヒまでは、小脳の機能はすべて運動に関係しています。しかしチンパンジーなどの 類人猿、さらに人間になると小脳が外側に大きく広がりました。この領域は高度な情報処理や思考をつかさどる大脳の連合野とつながっています。外科手術でこ の領域を取り除いても運動障害が現れないことが臨床的に知られています。繰り返し思考を続けていると、頭頂葉や側頭葉の思考モデルを小脳回路が写し取る。 すると前頭葉は、小脳が写し取ったモデルを直接操作して思考するようになる。
□最終思考形態...将棋の長考・閃きを意識的に稼働できる
「偶然教育・勘違い学習」

§いいとこどりなんてあり得ない。だってトラクターとスポーツカーを合体させることは出来ないし無意味だ。さらに、子供にスポーツカーはいらない。つま り、「いいとこ」がないのだから「とれない」じゃないか。プリントに書いてる計算式を見て暗算する馬鹿。筆算の重要性を知らない。しかも、その考えない力 を強化している。

□意識的小脳自動思考:スタートさせる思考をキチンと育てることが大事。「〜はどうしてかな」これが「考える力」=「小脳自動思考」をスタートさせるイグニッション(起爆剤)
無意識だと考えたいけど考えられない、考えたくないけど考えてしまう。正しいスターターを持っていると暴走しない。

□ヒラメキは小脳自動思考(無意識思考)の結果を大脳に手渡されたときに起こる意識化。

§危険な学習
*残念ながら「読み・書き・計算」は基本ではなく材料に過ぎません。
 材料がどんなに沢山あっても料理方法を知らなければいつまでたっても料理はできません。

「材料が増えれば料理は自然にできる」と言う人はいません。
それなのに、

「言葉が増えれば思考が自然に出来る」と言う人や

「計算が出来れば思考が自然に出来る」と言う人や

「漢字が出来れば思考が自然に出来る」と言う人がいます。

「分かる」「考える」のどちらも知らない人達です。

*「どんぐり」では「読み・書き・計算」を徹底させない積極的な理由
→逆効果だから
→固い頭・考えようとしない・指示待ち・ガラスの自信・貧弱な考え

*いわゆる基礎基本と言われている「読み・書き・計算」は何にでも通じる絶対基礎力ではなく本当の絶対基礎力とはイメージの再現・操作・選択をする視考力だと言うことを示して子供の才能を時間とお金を使って潰している現実を知ること。

§「読み・書き・計算」が考える力を育てられない検証

§月〜金の練習で土に問題を解く→かかった学習時間も記録しておく

*音読の徹底反復→「スラスラ読めるまで何回も徹底して読む:音読用になっているので答えナシ」

→一日10回→スラスラ音読目標

赤い亀と白い亀がいます。
赤い亀は白い亀より何匹か多いです。
今、数えたら、赤い亀は8匹でした。
では、みんなで亀は何匹いるのでしょう。

*漢字の書きの徹底反復
→筆順・トメハネも正確に書けるようにする
→全部を一日5回ずつ→完璧正確暗記目標

赤[あか]→
亀[かめ]→
白[しろ]→
匹[ひき]→
多[おお]い→
今[いま]→
数[かぞ]える→
何匹[なんびき]→

*計算の徹底反復→タイムを計って限界に挑戦する
→一日10回→高速暗算目標 2-2=0 4+2=6 8+2=10 8-6=2 10-8=2

「読み・書き・計算」を徹底して解くと...

<検証問題:1年生向け>
赤い亀と白い亀がいます。赤い亀は白い亀より6匹多いです。
今、数えたら、赤い亀は8匹でした。では、みんなで亀は何匹[なんびき]いるのでしょう。

●●●●●●/●●
    /○○

8-6=2
8+2=10

答え:10匹

*音読「トツトツで結構です」
→一日1回だけイメージしながら読みます
→メージ再現目標

*漢字の書きは一日2字だけ1回ずつ
→塗り絵筆順帳(4日間で終わり)
→楽しみ目標

*年長の文章問題を一日一問だけ必ず絵図を使って解く。
 計算は筆算でゆっくり正確に
→一日一問1回だけ
→正確筆算(小1でも筆算でします:暗算はしない)

§この1年生の問題でも頭の中だけで考えるのはかなりやっかいです。
ところが、お絵描き算数をやっていると何の問題もなく、それこそ鼻歌でも歌いながら楽しんで解いてしまいます。色鉛筆などあったら大変です。何ともカラフ ルなダンゴムシが踊り出すこと間違いナシです。つまり、難しい・考える問題といわれている問題でも絵図で解く練習をしていれば何の問題もなく楽しく解ける ということです。視考力の真価です。「何回も読めば分かる」というのは勘違いです。読んでいるうちにメージ再現ができる場合もあるというだけです。ですか ら「描けば分かる」が正しいアドバイスなのです。「見える=分かる」なのですから。それなのに、視考力を使う指導はしないで「問題解決学習は時間がかかる ばかりで学力を育てられない」などと平気で言って「読み・書き・計算」を徹底させる人がいる。これでは永久に学力は育てられない。

<<<小技の紹介>>>

§親の価値観が子供の言動を左右する。

*一生の基準ならないものには価値を置かない態度を明確にしておくことが重要。勘違いをするからね。
「計算の速さ」「知識量」「あゆみ」「**検定」...「スゴイ」なんて言わない

§無理なく無駄なく効果的な学習方法の提供

*理科:天体IF法*国語-中学:
 ハコガキ「食う・寝る・遊ぶ+1」
→「食う・寝る・遊ぶ+泣く」...マグネット&A4用紙...間のエピソードが出てくる

§幼児英語:発音、会話
→丸暗記
→演歌をコブシをきかせて歌えるようになったのと同じ...小学校英語「英語を一切使わない英語の授業」

□英語:長文読解...語順訳+設問解釈*発音は好み・趣味

□学力を点数にする方法「設問解釈」...本当に点数が必要な場合にだけ最低限しか使ってはいけない
...幼児・児童期には危険

§12時制§完ペキ疑否:V=vt+vm(V=vt+va+vm)

※一瞬で12時制の英文を、一般疑問文、否定文、特殊疑問文にする。(3秒もかからない)

01.Ken eats an apple.
(does+eat)
02. ate
(did+eat)
03. will eat
04. has eaten
05. had eaten
06. will have eaten
07. is eating
08. was eating
09. will be eating
10. has been eating
11. had been eating
12.will have been eating      
※受動態は入れないが方法は同じ→最も複雑な例で提示?
→It will have been being eaten by Ken.(食べられているところであるだろう)


2012年08月01日   
■成田講演memo_2010-4 of 5(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
◎成田講演では結構多くのことをコンパクトにお話しています。
 ヒントをつかめればと思って記録メモを公開します。

※700ページのメモを7ページにしたものですので、解説ではありません。
 詳細はHP(http://reonreon.com/cart.html)を御覧ください。

■成田講演memo_2010-4

§一生使う原形視覚イメージを味わうことで蓄える必要がある12歳までに、余計なこと(脳の成長を疎外すること)を貴重な時間を使ってやっている余裕のある子供はいない。

§典型的な考えない頭に育ったときの反応:
*「複雑なこと、面倒なこと、自力で考えること、工夫すること」を嫌がるようになる。
生理的に、感情的に対応できなくなる。
イライラする。
叫ぶ。
破る。
「分からん」「習ってない」と言って考えようとしない。
→改善策はリセット&リスタート

§教育は「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」が必要な理由。
*一生使う基本回路を具象思考で作っている!
*論理的に話すように導く...幼児・児童期には☓☓
→幼児・児童期は演繹的な学習が自然:自力で共通項を見つけることで、原理原則、公式を消化する(原理原則を元にして応用するという帰納的な学習の)下準 備をする機会が生まれる。また、その流れ出成長するようにプログラムされている。共通項を見つけるだけのデータを持っていない時期に帰納法を使って教え 「楽しく、考えられない頭を育てる学習方法」では困る。幼児・児童期にフォニックスを厳密には教えない理由。

§頭の健康診断:学年別「重症」の意味→今までの学習の全ての成果が「考えられない頭を育てるための学習」だった。

§読解力養成の勘違い:音読も読書量も幼児・児童期には全く関係ない。読む練習ではなく読み込む練習が必要。味わうことが全て。「おとや」で検証。一行絵 コンテ。→国語三年(上)わかば[光村図書]P.9...きつつきが、お店を開きました。それはもう、きつつきにぴったりのお店です。

§なぜ、こんなに致命的な勘違い学習が多いのか?→大前提を誰も検証していないから。「分かる:理解力」「考える:思考力」「選択する:判断力」「読解力」「表現力」「豊かな感性」...とは具体的にはどういうことか。

§学習の優先順位(Priority_Map_in _Education)→http://reonreon.com/priority.pdf

□生きる力とは何か
*生き抜く力、考える力、感情が左右する人間らしい判断力
*子どもたちの考える力はどうなっているか
*考える力を奪う学習

□勘違い学習のオンパレード
*絵本の読み聞かせ(日に10冊ほど)...入力のためラ...悪影響
*フラッシュカード...情緒不安定...コピー人間になる
*かけ流し...雑音入力...鈍感になる。
*大きくなれば誰でも出来ることを早い時期に出来るようにすることは、無味なだけでなく危険。脳の熟成部位の無視。
例:1歳で450語を話せる。3語文も1歳で話す。2歳で時計を読める。...だから何?貴重な時間の浪費=危険な教育=進化妨害
・知能テストでA...知能を測れない知能テスト。応用の利かない暗記と反射という思考力とは関係ない反応のテスト。

§情緒の安定を邪魔する余計なこと。
*感情の育成を邪魔すること。工夫するチャンスを邪魔すること。これらの成長を邪魔することをさせない。環境を整備する。*3大厳禁学習は「高速学習・徹底反復・大量暗記」
*スラスラよみ、大量暗記、高速計算、暗唱大会etc...音の再現性の優位という本能に頼った音だけの暗記は応用が聞かないし、視考力養成にはならない。思考力養成は意識的に動かすことだから再現だけでは回路は出来ない。物知りバカ。
*幼児の記憶力の一時的優位性は知識主席に使ってはいけない。貴重な進化エネルギーは、自分で記録できないがゆえに記憶力の優位性を利用して具象思考を出 来るようにプログラムされている。だから、具象思考で作られた回路が小脳にコピー去れたら不要になるので消えてしまう能力なのだ。それなのに、ここを勘違 いして、回路ではなくデータの筑西紀を為て、反射以外には何も出来ない、思考力を育ててもらえなかった子供になる。
§小学校で表現力養成をしてはいけない。....猿真似養成講座
→出させずに味わい、感じる時間を与える+答えなくていい質問をする「どんな味がしますか?」「何か不思議に思うことがありますか?」「どこが押されてい ると感じますか?」「温度が分かりますか?」「湿り気がわかりますか?」「風を感じますか?」...「覚えておきたい場面を教えてください」と言っておく だけでいい。

§作文教育が無駄な理由・高度な言葉の猿まねになり、自分の本当の感じ味わったことを分からなくしてしまう。...自由日記、自由作文などはラ
例:今の本当の感情を書いてみましょう。無理。
提案:課題作文の<観察:意識してみることの体験>→みんなで一つ作る。「コップの水の動きについて」「ベランダの風について」「登校時の雲の形につい て」「昨日見た夢について」「嫌いな野菜の匂いについて」「好きなアニメのキャラクターについて」子供たちが主体的に好きな題材、不思議に思う題材。
*意識してみると自動入力される

§幼児・児童期の注意点
*「できるからさせる」=「飲めるから飲ませる」?
*勉強だから?考えられなくなる勉強でも?アルコールだよ。
*乳脳に必要なのはミルク:ミルクを飲まないからといって飲ませない?工夫して飲ませるでしょ!考えることができるのが人間。その力を「できないから」と勝手に判断してさせない?
それは、アルコールを飲ませてるから!アル中治療の第一歩は「断酒」です!

§絵コンテ読解→読解力:読書量とは関係ない
*「読み聞かせ」を入力と思っていては危険です。
*読解では「再現・分かる」までなので、最高でも感じる(感覚再現)まで
*表現力養成とは...原形視覚イメージの蓄積と再現→感味練習(感味力の保持育成)


2012年08月01日   
■成田講演memo_2010-3 of 5(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
◎成田講演では結構多くのことをコンパクトにお話しています。
 ヒントをつかめればと思って記録メモを公開します。

※700ページのメモを7ページにしたものですので、解説ではありません。
 詳細はHP(http://reonreon.com/cart.html)を御覧ください。

■成田講演memo_2010-3
§視覚イメージ操作力を持つこと、ゆっくりした時間を味わう環境が「本当の学力・生きる力に」つながる。

§式を書かせる、答えを気にすることの無意味さ。危うさ。才能破壊の元凶であること。

§式を考えない方が、思考は自由自在になる。式は算数語なので視覚イメージ操作の翻訳に過ぎない。絵図は視覚イメージ操作(思考)そのもの。
§国語も算数も全く同じ力を使う。美術も体育も音楽も。
*読解力は一つ...算数の文章問題は国語力(読解力)を要するので本をたくさん読みましょう?...読解力の意味も養成方法も全く知らない。オマケに算数のことも知らない。
*処理方法は一つ..視覚イメージの操作

§教育の統一場理論...全教科で思考力養成ができる理由と理論と方法...全ての教科で一つの力・視考力を育てる...すべての学習をイメージ再現と操作の練習に変える

§絵コンテ読解を味わうことで表現力養成までできている。

§言葉を大量に覚えてはいけない。本当に必要な時に必要な分だけ覚える。特に、幼児・児童期には生活の中で自然に使うものに限定するほうがいい。工夫をし て使うようになる。根本的な表現力養成になる。例:「リモコンとって」→「離れててもテレビの番組を変えたり音の大きさを変えたりできるものをとって」

§言葉を大量に覚えさせるとはどういうことか。=思考(視覚イメージ操作)回路を作らない練習=覚える時間が無駄な時間=進化エネルギーの浪費=*言葉で 考えると、直ぐに限界になる。ので考えてるふりをする。真似をする。パターン学習しかできなくなる。=絵図にすべきところを、言葉で書かないと安心できな くなる。=読まなければならなくなる=読んでも視覚イメージの保持ができないと操作(思考)できない。=見えないと工夫ができない。=新しい発想が出にく い=切り口が見えない。
*知識も計算力も道具に過ぎない。本体が豊かでなければ、どんなに道具を手入れしても使えない。木材がどんなにあっても家が自然に建つことはない。道具を 持っていても【豊かな使い方】を知らなければ使えない。道具の手入ればかりをして、基礎が出来ていれば自然に応用が出来る。基本の組み合わせが応用だ。な んて思ってると家は建たない。実際に使ってみる。木材は少なくていい。様々なカットの仕方、組み方、を試しながら実際に組んでみる。そのなかで、使い方や 使い道を創意工夫しながらマスターする。そして、先人の技を研究する。このときに先人の技の工夫を深く分かるほどに自分の工夫をしてきていたかが、鍵にな る。先人の技とは、パターン学習である。
木材=知識・データ化されたパターン学習
道具=記号(文字・式)の構造的な使い方
道具の手入れ=奇麗に書く・速く書く・速く計算する
実際に使ってみる=文章問題の中で消化する...この最も重要な過程が欠落していると「物知りバカ」「高学歴廃人」となる。「マニュアル人間」「マリオ ネット症候群」の出来上がりである。自力で考えることが出来ない頭を育ててしまったのだ。つまり、考えることができる人間になるのは、成長過程で、考える 練習が不可欠なのだよ。

§「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を1年間で1問自力で解くのと、計算ドリル・漢字ドリル・音読を毎日完璧にし続けた人。どちらが、賢くなってる?

§楽しくできれば何をさせてもいいわけではない。「楽しくイジメ?」「楽しく考えない習慣づけ?」

○「一人で出来る」と「自力で出来る」は全く違うこと!

□「一人で出来るもん」の危険性...「一人で(工夫しないで)出来る」→考えなくても出来るところまでスモールステップで戻る→工夫しなくても出来る問題しか与えない=「一人で出来る」=思考回路は増加しない=考えなくても出来る=考えない習慣=考えられない頭
*年齢が下がれば下がるだけ順応性が高い→効果が大きい→影響が大きい→悪影響も大きい:反射人間のでき上がり
*3学年先...Iレベル...中3の内容らしい...まるでダメ
*都合のいい勘違い→手間がかからない→手抜き→手抜き学習では、手抜き頭しかできない

■学習の優先順位の前に

§「ヒトを人間に育て上げる」ために、絶対に守らなければいけないもの
...感味力「みんな違ってみんないい」の前に

§12歳までに思考力と判断力を育てる必要がある

*高速計算・徹底反復・大量暗記をさせてはいけない理由

*調味料の話「塩を最初に入れてはいけない」→入れたのなら十分な塩抜きが必要→アル中治療の第一歩。

§第一個性(テンポ=速度+感度)は変えられないので、小さいときは守り合わせる。成長して、自分で意識できるようになると、自分でコントロール(自分の 無理のないテンポを意識する)ことを練習させる。テンポのズレが原因であることによるストレスなども自覚できるので、解決策も自力で考えられる。.

□親は子の速度と感度を早い時期に見抜くことが大事。合わせることで、子供が持っている吸収力を有効活用できる。この吸収力を働くようにしてあげることが 環境設定となる。これを無視すると、本来の吸収力は妨げられ「拒絶」「コピー」のどちらかとなる。わかるはずのこと、出来るはずのことも分からない、出来 ない、となる。最も注意すべきはスピード、反復、大量、考えない処理。子供のテンポを実感する方法:親子でも双子でもテンポは全く異なるので要注意。

例:過敏な場合→10度の坂道が怖い:10×5=50度の坂を経験する→怖さが分かる。

例:テンポが遅い→させていることの5倍を同じ時間で自分がやってみる。

§バランス良く「いいとこどり」...大丈夫ですか?...「やりすぎなければいい」と「都合のいい加減」をしていることが殆ど。最適なバランスではな く、親の感覚での「それぐらいはしたほが」「それくらいはできるから」という大人の感覚での判断なので、非常にアンバランス。親は「バランス良く、いいと こどり」をしているつもりなので、気付くのが非常に遅くなる。そのまま手元を離れる(管理できなくなると)と、一生気付かない。だから、生物学的な進化い がいの外的な要因でも0-12歳が限界。...確認方法の平均→5倍×4weeks


<引用>「いいとこどり」はダメだった

どんぐり倶楽部を選んだ理由2010-03-21(Sun)
どんぐり倶楽部を知ったのは2年前くらい?
何かで検索して、どんぐり倶楽部のHPがひっかかったんだと思います。
はじめて見た時に「私の求めていた教育かも!」とピンときたけど、読みづらくて断念。
でも頭の片隅で気になっていたんでしょうね半年後ぐらいから、少しずつHPを読み始めて
本を読んでどんぐりユーザーさんのブログを読み始めました。
そして、どんぐり倶楽部の問題に取り組むようになりました。
でも、どんぐり倶楽部を始めた当時、実はドラ○○と併用してました(反省してます)。
子どもが喜んでやっていたし国語力がつきそうだなぁと安易に考えてドラ○○を始めました。
当時は100マス計算もいいじゃない、と思ってました。
100マス計算で計算力をつけて、どんぐり倶楽部の問題で視考力つければいいよね♪
いいとこ取り〜♪なんて軽い気持ちでした。
始めた頃、長男は楽しそうにドラ○○のドリルに取り組んでいました。
一方、どんぐり倶楽部の問題は嫌がりました。
絵で描くことが面倒くさい、と。式をすぐに書きたがりました。
今、考えれば視考力が育ってない典型的なダメな例なのですが、当時は深く考えていませんでした。
でもそのうち、ドラ○○のドリルをやらなくなってきました。
ドラ○○をすぐに退会。
もっと本格的にどんぐり倶楽部に取り組もうと、HPを読み直して、本も読み直して、CDに収録されているものを
全部プリントアウトしました(すごい量でした)。そこで、やっっっと!
「私、なんで併用なんてしちゃったんだろう!」と気づきました。

<引用終わり>

2012年08月01日   
■成田講演memo_2010-2 of 5(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
◎成田講演では結構多くのことをコンパクトにお話しています。
 ヒントをつかめればと思って記録メモを公開します。

※700ページのメモを7ページにしたものですので、解説ではありません。
 詳細はHP(http://reonreon.com/cart.html)を御覧ください。

■成田講演memo_2010-2   
●講演では下記の1/10程度も話してませんが、学習の参考にどうぞ。

§絵コンテ読解の前に
 教育とは何か?なぜ必要なの?
→人生を楽しむことが出来る、人間の得意技を教えてあげること
=本当の学力養成となる方法
=視覚イメージ操作を楽しむ

§「分かる」「考える」とは
>「リンゴとリンコ」
*言葉のトリガー理論〜分かる・理解
*CMCC理論〜考える・思考
→CMCC(Copy,Move,Change,Compare vs Remember)
→ヒラメキの構造(小脳自動思考)理化学研究所:

§盲点実験
→思考の始まり:カメラ眼の誕生
・視覚イメージ予測、操作、工夫「カンブリア紀」の大爆発

§なぜヒントをあげてはいけないのか
→回路作成が全て...自力でないと思考回路は作れない。思考回路vs回路データCopy
→思考の臨界期については時間があればお話します「思考回路網作成可能時期は最長でも12歳まで」

§基礎基本の勘違い:体と頭の基本は全く違う...使っている命令系統は同じだが、コントロール精度が全く違う。
→徹底反復:体と頭の制御の違い
→ウサギ飛び学習は厳禁
→「読み・書き・計算」は思考力養成の基本ではない

§考えることが出来ない子供たち
→教育環境の三重苦...日常生活の変化・遊びの変化・整理学習が無効になったために起こった宿題の有毒化
→オリジナルの工夫という思考回路養成の機会が自然には獲得できない状況

§習熟させていいこと悪いこと...する習慣&しない習慣
...考える習慣&考えない習慣

§2種類の集中力「集中している」なら何でもいい?
*考えるないことを続ける集中力
*考えることを続ける集中力
*問題は頭の中で何をしているか...描けば分かる(見える)

§響きのいい言葉には要注意
*反応がいい...嫌がっている、苦しんでいる
*楽しく〜:楽しく考えない頭を育てている
*集中力がある...考えない集中力
*活性化...ストレス反応
*効果...ウェルテル効果
*ウォーミングアップ...反射の準備...考えないで反応する
*自己目標...やっている具体的な中身は同じ=影響は同じ

§危険な脳の活性化...活性化の意味(省エネが優れている)
*ウェルテル効果...「活効の餌食」...格好の餌食
*ウォーミングアップ...具体的には?...考えずに反射する準備、消化吸収せずにコピーする準備。エンジン空吹かし状態
→活性化させてはいけない!「老人は全く別」...アルコール

§完璧主義の悪循環...なるべく早い時期に断ち切る

§2種類の「忍耐力」と「集中力」
*考えない「忍耐力」と「集中力」...怖いですね!
*考え続ける「忍耐力」と「集中力」...素晴らしいですね!
*「忍耐力」と「集中力」と言われて有害な「忍耐力」と「集中力」を育てている人がいる。

§宿題...よい宿題・悪い宿題
*「お粗末3点セット」→「お見事3点セット」
*昔も今も宿題の内容は同じ「音読、漢ド、計ド、作文」
*教育環境の変化が無害な宿題を有害なものにした理由
*学校は整理学習の場だった
*宿題も含め学習方法そのものを、思考力養成ができる方法に
変換しなければ、この状況は悪化するばかり

§変換方法:「個別対応」が原則であるべき宿題
...漢字ドリル:自分のノート左1ページに1文字、1日1文字テスト。...ただし、書いて練習してはいけない。間違ったら、「お手本」をよく見て、自 分で赤で修正。宿題は、IF法で右ページに大きく1文字書いてオワリ。「イメージフィックス法:image-fix」の修得に1006文字を利用する。
...計算ドリル:好きな計算問題を1問だけノートに大きく筆算。
 式→筆算→式+答え
...音読...1文だけ好きな場所を読んで絵にする。
...1週間で1問の「良質の算数文章問題」...作品展示
...課題作文用メモ
*「スラスラ読み」に何か意味があるのか?いえる人?...読むことにエネルギーをなるべく使わない読み方が最適な読み方

□「人為的学習障害(ALD:Artificial Learning Abirities)」

□高速単純計算:速くてはいけない理由

□大量暗記の害「味わうこと」と「覚えること」

□「子供は小さな大人ではない」前倒しが危険な理由
*熟成部位は決まっている...低次元機能から高次元機能・思考
*学習方法の副作用を考えなければ致命傷を残す:小児科が必要な理由

□簡単な副作用の確認方法:【全学習内容】×05倍×4weeks←平均で
・12才(小6)→【全学習内容】×01倍×4weeks
・10才(小4)→【全学習内容】×03倍×4weeks
・08才(小2)→【全学習内容】×05倍×4weeks
・06才(年長)→【全学習内容】×07倍×4weeks
・04才   →【全学習内容】×09倍×4weeks
・02才   →【全学習内容】×11倍×4weeks

□唯一、視考力が通じない「感情教育」視覚イメージを使いこなせない時期(原形入力時期:〜6才)にしなければならない

□「ゆとり教育」が炙り出してくれたモノ...ゆとり教育が証明したこと・危険な勘違い批判の反動2011年からの教科書
*お題目と手法の乖離...親も先生もお題目に安心して、実際に影響を与える手法は検証していない。お題目とはかけ離れた教育がなされ、その教育の結果は手法が持つ悪影響を反映している。
「何処を目指しているのか」はなく「どんな手法を使っているのか」が重大なこと。「何処を目指しているのか」は単なるお題目に過ぎないので、やっていることは全く違うところへ向かわせている場合もある。

□評価に合わせて成長する子どもたち...味わう時間はない
*「調べ物学習」という名の混乱学習
*「表現力養成」という名の猿真似学習
*「体験学習」という名の感味力破壊学習

□能動的に遊ぶ子が頭が良い理由...視覚イメージ操作

§国語も算数も読解力は同じ。しかも、5分で養成できる...

□式も答えも要らない理由...算数語である式も含めた言葉では、直ぐに限界になる...9歳までに多様な思考モデルを蓄積するには絵図で考える以外にはない

§「準備学習(工夫学習)」VS「先取り学習(コピー学習)」

*先取り・先行学習の愚...「先取りしすぎると学校がつまらなくなる」なんてレベルの問題ではない。自力で作り出せる自在な回路を作るチャンスを潰し、ビルトアップしてもらえる時間を退屈な時間に変え、最も大切な発見を出来なくする。
準備学習なら、授業を待ち遠しく思い、その場で全てを理解し、予習も復習もいらずに完全に理解し応用力も既に付いている状態を一生維持できる。

【習熟させてはいけない項目...算数の場合】

...先に繋がらない(貴重な時間の浪費)、思考力養成の妨害、「考えない学習」の強化

*そんな役に立たないことに時間を使っている余裕は全くありません。
...「おはよう」は「朝の挨拶」と教えることの愚かさ

*知っているから興味を持つ?...実に安易な考え。育てるべきは「知らないことに興味津々」

*できるから面白い、知っているから興味が湧く。...ホント?危険でしょ。できないこと、知らないことの方が格段に多いでしょ?

*最初は、知っているほうが入りやすいから〜。最初が肝心でしょ。その最初のことが、その後の全てのアプローチの基準になる。ヒントを欲しがる、一見して 分からないと「知らない」「分からない」「習っていない」「足すの?引くの?」「面倒くさい」「なんで考えなきゃいけないの」「何で教えてくれないの」 「覚えればいいんでしょ?」...これで、やっていける?

*微妙な勘違い:知らない物にも興味を示す日常が大事
「しっているから」→「興味がわく」を信じて、言葉というデータを大量入力すると、「知らないもの」→「興味がわかない」が当然になる。

*注意点...感味力を忘れずに...思考力養成は簡単ですが、大事なのは感味力を守りつつ思考力養成をすること。

§読解力の勘違い...読書量は関係ない
→「良質の算数文章問題」で養成されてしまう
→算数で国語の読解力も育つ「文章問題は国語力だから、読書が大事???????」...本好きで、計算力があっても算数の文章問題が解けない子は沢山いる。

□「良質の算数文章問題」...幼児・児童にとっては、最も危険な絵図である、線分図は使わない。

<電線亀問題>
式の方がいい、式は必要、と思っている人は、式だけでこの問題を解いてみてください。
一度しか読まないのがルールですが、今回だけは何度読んでもいいです。
<1MX25>答え:6匹
6+5=11>8→11-8-2=11-10=1
6+5=11=11→11-11=0
6+5=11<16→16-11=5
1+5=6
...............................
<1MX26>答え:16匹
4+3=7<8→8-7=1
4+3=7>6→7-6-2=1-2=?→0
4+3=7>4→7-4-2=3-2=1
8+6+4=18,1+1=2,18-2=16
*4+3=7=7...0/4+3=7<§...§-7=/4+3=7>§...7-§-2=
*8匹の場合→前3後3:8-6=2,前8後7:15-8-2=5

【模擬授業】「良質の算数文章問題」<CD飛ばし大会>


2012年08月01日   
■成田講演memo_2010-1 of 5(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
◎成田講演では結構多くのことをコンパクトにお話しています。
 ヒントをつかめればと思って記録メモを公開します。

※700ページのメモを7ページにしたものですので、解説ではありません。
 詳細はHP(http://dongurishop.cart.fc2.com/ca3/84/p-r-s/)を御覧ください。

■成田講演memo_2010-1   

*お酒の話「酒は百薬の長といいますから、適度な量は健康にもいいようです。
では、大人にはいいからという理由で子供に毎日飲ませますか?」

§参考>アルコールは胎児や赤ちゃんにとっては害にしかならない。奇形を促す。体だけでなく、脳にまで。

§漢字はどうやって覚えますか?

§「イメージフィックス法:image-fix」の紹介

*Slow_in&Quick_outの原則、Whole_in&part_outの原則...全体が分からないと部分は使えない。

*部分が分かっても全体は分からない。

*応用するには全体の中で部分を細部に渡って取り込む

*「かめ」龜「うつ」鬱を覚えるときに拡大して全体を覚えたら、部分は直ぐに分かる。反対は不可能。

*暗記方法なので何にでも使える

*絵以外の「書き」は小3くらいから、両眼視の確立する6歳前後から可能だが、熟成する9歳前後がスムーズに移行できる。

*IF法:毎日1文字テスト

*構造的な漢ドの欠陥「縦にお手本がある漢字練習」

*読み・意味...漢字読本...小1例文*漢字読本を教室で作るだけで言葉や文字の感覚が高まり素晴らしい表現力養成にもなる
→できれば、漢字読本作成をクラス単位で毎年すると最高。

§国語§

*漢字IF法*漢字読本(3形式)*全手本漢字練習帳(小1:犬)

*編と旁の意味
→フォニックスと同じで一定量のデータが蓄えられると自動的に分類されるので高学年で参考程度に見せる。
タイミングよく効果的に使うといいが幼児・児童期には邪魔。
話のネタにはなるので興味を持たせるには悪くないと言う程度。
学習には使えない。
教え込むには害がある。

*書き順を「呂合わせ」で覚える
→音の連続再生優位性を利用したもので数個ならば結構だが1006字覚えるだけなのに1006曲を覚える意味はないし無駄が多い。IF法なら10秒程度。

*読解(絵コンテ読解)

*作文不要(たくさん書かせれば書けるようになるものではない:高校受験で指導)

*音読不要→読み聞かせ

§計算練習はどうしてますか?

§5分で無限暗算「指折り-デンタで横筆算」
*優れていても単純回路の強化になるので、なるべくさせない
*指折算でなければイケナイ理由:吸収力を守る安心感・安定感の保証:情緒の安定&正常な感情の育成を疎外しない方法

§教具についての勘違い...体感計算が可能なのは「指折算」だけ
*爪楊枝実験「2人一組...目を閉じて」[何本?][5-2][8-3][7-2+3]
...「デンタくん」が最高なのは見る教具よりも触る教具よりも遙かに確実に豊かに間単に体得できるから。
 これ以上に、自然な自己信頼感を深めながら数や計算を修得できるものはない。

<ソロバン><オハジキ><ドット><棒><タイル>...
色々な<物>を利用することで<教える方>には都合の良い物は無数にありますが、
人間が生まれたときから自由自在に操作・イメージトレーニングしているのは指です。
その特技を利用しない手はありません。

「指折り算」を視覚イメージを使う<視算:「デンタくん」>に移行させる術を知らないと
無用な教具・教材を使ってしまいます。気をつけましょう。

*目で点字を読むことは、数十分もあればできるようになるが、
 指で点字を読めるようになるには数年の訓練が必要です。

*体表点字の説明:ワイシャツのボタンより少し大きいほどの振動子の振動で点字の1点を表し、
 点字を皮膚感覚(触覚)で読むもの。
→指の外側につけた手袋振動による点字もいい?

§三角視算表...九九の暗唱だけでは「もったいない」

§お宝算...三角視算表の再利用

§単位換算表...秒殺単位換算→小数のカケラ点→分数変換

§通分計算...最小公倍数は使わない「通分計算横??」

*先に繋がらない学習を習熟させてはいけない

*通分に最小公倍数は使わない:習熟させない

例1:
1/2 + 5/6 = 

?→3/6 + 5/6 = 8/6 = 4/3

○→6/12 + 10/12 = 16/12 =8/6=4/3

例2:
7/130 + 5/14 =

?→(7*7+5*65)/910

○→(7*14+5*130)/130*14

=(7*2*7+5*2*5*13)/2*65*14
=(7*2*7+5*2*5*13)/2*5*13*2*7
=(49+325)/910=374/910=187/455

*先に繋がる→高校数学新編数学II 数研出版
P.11→(χ2-χ)/(χ2-1)=χ(χ-1)/(χ+1)(χ-1)=χ/(χ+1)
P.12→(χ2+χ)/(χ+2) ÷ (χ+1)/(χ2-4)
 =  (χ2+χ)/(χ+2) ? (χ2-4)/(χ+1)
 = χ(χ+1)/(χ+2) ? (χ+2)(χ-2)/(χ+1)
 = χ(χ-2)

□小数計算は習熟させない
 0.12?3.4
=12/100?34/10
=102/250
=51/125
=0.408(必要なら最後に小数化の割り算...これは簡単だし必要)

 0.12÷3.4
=12/100÷34/10
=12/100÷34/10
=12/100?10/34
=6/170=3/85...ココまで

□余りのある割り算は習熟させない
 28÷5=5あまり3→6ふそく2
*概数なのでどちらでもいいし、使えない
→算盤、電卓、余り割り算、通分も同様の先に繋がらない
*習熟させている時間は単純思考回路である反射を強化する考えあい頭の育成時間となる

<補足:引用>----------------------------
●習熟させてはいけない学習項目    [ カテゴリ未分類 ]????
■習熟させてはいけない学習項目があるのをご存じでしょうか。
 先に繋がらない学習は、出来なければ混乱を招き、出来ればガラスの自信を育ててしまいます。
 いずれにしても危険な項目ですので長いスパンで再検討しましょう。

【習熟させてはいけない学習項目の代表例】
1.式での数の分解合成
2.式の変形
3.単位換算計算練習
4.余りのある割り算
5.小数の掛け算・割り算
6.最小公倍数での通分はしない
7.スラスラ音読
8.高速計算(暗算)
9.大量暗記(漢字、古典、英語)味わうだけならOKだが、覚えることはラ
→日常的に使うもの、使えるものであること!
10.徹底反復:体の制御と頭の制御の勘違い
<参考ページ>
http://reonreon.com/vain.html
http://reonreon.com/math_noneed.pdf
<重要なまとめ>
http://reonreon.com/sum_up_01.html
<補足:引用終わり>----------------------------

§...構造的な計算ドリルの欠陥...「筆算をかくスペースがない計算練習」数が異常に多い
→反射形成
→考えない訓練
→考えない頭の育成

*「筆算がかいてある筆算練習」
*計算は小4位からゆっくり:6年間の計算内容確認
*「良質の算数文章問題」をしていれば、計算問題は一問もしなくてもいい
→文章問題の中に計算は必ずある:生きた状態で使いながら自然に、あらゆる計算を復習できる。

<卵タワー問題>
1分に2個の真丸巨大卵を産む鶏モンスターが5羽います。
この卵を重ねて100mの卵タワーを作ろうと思います。
卵の半径を 5 cmとすると9 時50分丁度から産み始めれば何時何分にタワーを
作ることができる分の卵を用意できるでしょう。


2012年07月31日   
■低学年の算数〜読み聞かせ・読み合わせ〜(文責:どんぐり倶楽部)
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発明品だらけの「これだけ算数・計算編」の一部を、もう少し紹介します。

「これだけ算数・計算編」より

●低学年でやってほしい、数字の「読み聞かせ→読み合わせ」

●既存ドリルも工夫次第で「お粗末3点セット」
→「お見事3点セット」へ変えることができます。

→http://dl.dropbox.com/u/78229866/koredake-sam-low.pdf

どうでしょう。

どんぐり倶楽部は、すべきではないといったことに関しては、
必ず無料の回避策(しかも、より効果的な改善策)を持っています。

全て公開してありますので、探してみてくださいね。

※「〜教室」を「どんぐり教室」にする場合も含めて無料なんですよ。
これも回避策(教育界の改善策)です。
既に、稼働しているところもあります。

何と言ってもロイヤリティーなどありませんから、持ち出しゼロなんです。

もちろん、学校でも使えます。全校生徒でやっているところもあるんですよ。
なおかつ、教えては<いけない>のですからね。

でもって、こんなに楽しく100%思考力養成ができる。

*お母さんたちが2〜3人のグループで全国で始めたら、その瞬間に教育の大革命が起こりますよ。
 準備は全て、随分前から整っているんですからね。

→<0MX03>←YouTube動画

<0MX03>  月  日(  )     小学校  年  組   番
ここは くらげのうみです。
まいにち たくさんのくらげが あつまってきます。
きょうは きのうよりも 5ひきおおいようです。
きのうの くらげは 6ぴき でした。
あしたもまた きょうと おなじかずだけ ふえるとすれば
あしたは くらげは なんびきになるでしょうか。
…………………………………………………………………………………………………………………
●数字ついでに「中学受験」で使う<数字>の見方

【偏差値SS】は【合格点】とは全く異なる記号です。

SS54の学校に不合格でもSS64の学校に合格するのが当たり前。

受験数字の仕組みと使い方

*使われないで、キチンと使えば全てがプラスになり、確かな策戦だ立てられるようになる。
子供の伸びしろを最大限に保ったまま、難関校の合格もできるようにする、究極の受験策戦と実践記録。

理論編:絶対学力より抜粋
●購入も可能

実践編:健全な中学受験
●詳細目次
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2012年07月30日   
■筆算筆順練習帳〜命の縦線〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
発明品だらけの「これだけ算数・計算編」の一部を紹介します。

筆算筆順練習帳→http://reonreon.com/cal-order.html

どうでしょう。

この「命の縦線」を入れるだけで、(暗算さえしなければ)計算間違いは全てなくなります。
また、割り算の筆算の中には、四則演算が全て入っていますので、計算練習はこれ以外には、「複合計算」で、手順の確認だけをするだけで完璧になります。そうですね。最高でも1日1題、通常の学力なら1週間に1題で計算問題練習は十分です。それ以上は害を与えます。

→分数計算以外の計算式で大事なのは計算手順(計算運番の約束:指定されている記号の意味を理解すること)です。
 計算そのものは誰でもできるので、面倒な計算を根気よくやれば1週間に1問で十分です。
→肝心なのはどんな複合問題にでも通じる手法の確認です。それには単純な計算問題では全く役に立ちません。
→<参考ページ>
http://reonreon.com/kaisei-math.html

*注意すべきは、文章問題なのに、計算を指定されたとおりに行うことだ。計算式は算数語という言葉であり、思考の筋道である。したがって、その計算式を真似していては、オリジナルの回路はできないからだ。

子供の流儀は、「完全オリジナル」我が道で行く(コピー学習厳禁:パターン学習を薦めないの理由)
大人の流儀は、「換骨奪胎」我が道を行く(自分の回路を使って他人の回路も消化する)
豊かな思考回路があれば、Copyしたものでも自分のオリジナルに変換して、データベース化できる。なければ、そのまま、Copyするしかない。ただのCopyでは、デンタベース化されていないので、リンクしておらずに、使えない。

<中央教育審議会・答申書>続編(メモ:本文の記事は後日UP予定)
・中央教育審議会は、毎回、結構いいことを言う。しかし、言うだけで、核心をつけない。分析ができていない。分類までしかできないので、その分類に対する 既存の対応を強化しようとする効果のない提言に終わっている。理論がないので、方法が旧態依然としているか、場当たり的な対応方法の提示になっている。つ まり、状態は、全く改善されないのだ。

これは、アドバイスする側の大きな勘違いである「そりゃ分からんだろアドバイス」にすぎない。

子育てと教育で大事なことで、まず誰もが知っておかなければならないことは、

どう対応するかよりも、判断基準が常に同じであることだ。ぶれないことが、お手本を見せ続けることになり、確実に、影響を与えることになる。揚当たり的に 基準が知ると、信じたくても信じられないのは当然のことである。ココをに気ずかないで、他人が作った判断基準を使って、その場しのぎの(本当の自分の判断 基準ではないものでの)対応をしていたのでは、厳しくても優しくても結果は同じで、偶然に頼った結果となる。つまり、家庭や学枝以外の環境での判断基準を 身に付けることになる。
そして、教育環境の劣悪な現代では、殆どの子供達は、正常な判断基準は育てられない。となる。ゲームやテレビや漫画の中での言動が子供達の判断基準となるということだ。これは、一番身近かにいる、親と学校の先生が判断基準を伝えられなかったことが根本的な原因である。

警視庁の調査から分かった「非行に走る子供の親は、子供の言いなりになっている場合が多い」という事実にも、符合する。言いなりとは、判断基準がゼロとい うことだからだ。判断基準が常にブレなければ、それが多少変わっていても、あるいは、人間が変わっていても大丈夫なのだよ。ブレないことで安定するのだか らネ。
---iPadから送信

<頭に来る程お粗末な夏休みの宿題>
●毎年、この時期になると夏休みの宿題の相談がある。今年は宿題の現物を見ながら話をしたが、見るに堪えないお粗末な宿題のオンパレードである。内容はピ ンキリだが、見事に<悪い宿題>ばかりである。国立大学附属小学校、私立小学校、公立小学校、学校にかかわらず、どれもお粗末である。子供の才能を粉微塵 にするような宿題ばかりだ。よくもまあ、これだけ、何も考えていない(あるいは、見当違いな)宿題を出せるものだ。もちろん、学校によって量は違うが、ど れもこれもお粗末である。中には中学受験用の宿題もあったがそれもお粗末である。受験には役には立たない。過去問も5年分ほどあったが、役立つのはその過 去問だけである。しかし、やり方は何の指導もない、これではアウトだ。アドバイスはするが、イタチごっこである。せっかく、学習方法の軌道修正をするには 最もいい時間なのに台無しである。


2012年07月28日   
■要約の方法<分解合成法>(文責:どんぐり倶楽部)
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■要約の方法に関する質問を度々受けます。どんぐり倶楽部のHPでは公開していませんので、「教えてくれないのかな」と思われている方もいらっしゃると思いますが、どんぐり倶楽部には、全てが揃っていますので、当然あります。

 しかしながら、幼児・児童期にはさせないほうが伸びますので公開はしていませんし、指導もしません。

 もちろん、指導をすれば簡単に誰でもできるようになりますが、ダメですよ。才能潰しになります。

 ただし、指導者は知っておくべきことなので、ここで公開しておきます。

●要約の具体例(幼児・児童期にはしないほうがいいです)

●新聞記事(要約された文と言われる文)を半分に要約する実例をお見せします。

DONGURI-PILOTのほんの一部の記録です。

参考になれば幸いです。


コチラからどうぞ→「要約の方法」

作る方は<ハコ書き作文>を使うと一瞬で幾つもの物語ができます

2012年07月28日   
■12才までは、才能を伸ばすようなことはさせないという選択肢(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
12才までは、才能を伸ばしてはいけません。

普通に普通を極めて、普通に育てること。幼児・児童期には、コレが大事なんです。

才能があることが分かっていても、「ああ、この子は才能があるなぁ」と心に留めておきながら、それでも、普通に、極く普通に育てるんです。

これが、まあ、英才教育の真髄です。

本物の才能なら、多少の邪魔をしても、必ず発現します。しなければ、それは【才能】ではなかったということです。

守らなければ伸びない才能なんてのは、自分を活かすことができるように開花するような性質の才能ではないんです。
そこを間違ってしまうと、チッポケな才能のために人生を棒にふることになるんです。どれだけ多くの人が、そうやって子供の未来を潰してきたかは、枚挙に暇がありません。

そんなことより、人間としての正常なベースをキチンと育てることが最重要課題なのは、大前提のハズなのですが、どうも、そうは思わない世の中になってしまっているようです。

反対に、12才をすぎてでも出てくる、あるいは、生き延びている才能は、積極的に応援すべきなのです。
それどころか、この才能は、人類の宝なのですから、全世界で守り育てなければいけないものです。

この正常なサポート方法の意味も含めて、幼児教育(英才教育)は、してはいけないのです。


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■120年のための10年を軽く考えてはいけません。About 10years' education from 2 to 12

子供時代と言われる0〜12才の間に、最長でなら10倍にあたる120才までの楽しみの源(感情・感覚を再現することも可能な原形イメージ)を蓄えるのだ から、大人になってからではできない(最大の楽しみの源となる)ことを思う存分にやっておくことが「楽しく人生を過ごすこと」を可能にする前提条件であ る。
でなければ、何を見ても聞いても読んでも楽しめない(感動できない)人生を送ることになる。ゾッとするほど酷い託じゃないか。ところが、こんなことが、教育という名の下に平然と行われているのだよ。
その上に、時間とお金をかけて、その強化をしている人までいる。しかも、その数は異常な程の数となっている。

12才の段階で、人生を楽しめなく育てられてしまう場合もあるということだ。
どうだろうか。もしも、身に覚えがあるようなら、今すぐに、子供には、子供の世界を味わえるようにしてあげて下さい。
もう何度も様々な場所で様々な機会をとらえて、このような話をしてきた。

それなのに、その貴重な子供時代の時間を使って、社会に出たときに備えて、と称して、どうでもいい(実は、やってはいけない)何かをさせるなんてのは、本末転倒も甚だしい。

ー生使える1つの力をキチンと育て、他は子供時代にしかできないことを十二分にさせること。
これ以外に「誰でも絶対にできる健全な子育てと教育」はない。

そう言う私も、実感として確信したのは、31才で行った先のスペインでのことだったので、時間がかかったものである。

1、人生を楽しむ(そう感じるような回りの環境を選ぶ・作る・環境設定する)
2、生活を体験する
3、恋愛を体験する
4、出会いと別れを体験する
5、人生を楽しむ(自分で主体的に)
1、自分が子供の環境の一部となり、人生を楽しむ姿を子供に見せることで、子供が人生を楽しむ基本環境となる(ココでサイクルの最初に戻り自分自身が環境となる)

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*2012.07/29追記
<中央教育審議会の今一歩アドバイス:これじゃあ分からんだろ!>

<追記2012.07/31:意外なことになってますね>
■12才までは、才能を伸ばすようなことはさせないという選択肢
記事ランキング 教育ブログ1位 幼児教育1位

2012年07月28日   
■Total-Balance-Educationプラス(文責:どんぐり倶楽部)
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外で十(プラス)の時には、バランスをとるために、家で(マイナス)にさせる?ドランスをとるために、マイナスの負荷をかけますが、それに、学習(勉強)は使いません。

ルールや作業の反復なら、役に立つ「お手伝い」が最適でしょう。

生活全体でバランスをとるのでTotal-Balanc-Educationなんです。

ですから、家の外で、キチンと思考回路ができるのなら、家では、特別な学習は一切不要です。

バランスをとるときの手段の選択については、「しつけ」の3段階と同様ですが、もう少し細分化すると次のようになります。

・安全→安心→安定
・満足
・余裕→入力→消化→吸収
・回路作成(データベース〜思考回路)
・納得→自己確立→社会的自己確立(自分の立ち位置を探る)
・表現→プレゼン
と進む。

理解・思考には、データベース作成時に必要な豊かな<原形体験>が必要である。
表現には、対象の反応を感じる感味カが必要である。

満足すると、心おきなく次のステップへ進める。
ということは、満足して進むことが正しい進み方ということです。
満足していないのに「できたから次へ進む」というのは、形だけで内的進化は伴わないので、「できているのに、分かっていない」という危険な状態になってしまうのです。

ここで、よく言われる
「できていればそのうち分かる」は何の保証もありません。
逆に
「わかっていれば必ず出来る」はアタリマエのことです。

できなければ、「分かっていないのかもしれない」というサインを送ることができるので手の打ち様がある。
しかし、「分かっていないのにできてしまう」と、誰もが「分かっていると勘違いして確認しない」「できるからいいんじゃないの」「そのうち分かるわよ」となり、手の出しようがない状況の繰り返しとなる。悪循環の固定である。
もっとも、この循環こそが永久利益を簡単に生む最も簡単なセールストークである。何十年と使われて、既に定着しているので、売る方も得られる方も疑う人が いないに等しい。利益誘導可能な迷信を利用して行われる商売の典型的なタイプである。最近ではご丁寧に、全く関係のない「脳医科学のデータ」まで、添えて 説明してあるのだから、そのデータの意味(学力養成・思考力養成には全く関係ないということ)を読み取れなければ「なんとなく良さそう」
と思わせるのは決して難しくはないご時世である。

こうして、内的進化を伴わない、正確には「進化防害」という、非常に危険な学習(マイナス学習)が時間とお金をかけて行われることになる。「できるだけ学習(デキルことだけを評価して進めていく学習)」である。

当然、最大の被害者は子供である。しかし、それは、人類の悲劇的な結末を導く道でもあることに気づいていただきたい。

「できるだけ学習」という評価はしやすいが、サルマネでできる表層的な学習を続けている限り、学校(や学習教室)での思考力義成は、不可能です。子供には 合っていない、教える側に合わせて作られたカリキュラムが優先され、子供自身の納得は無視して進められるカリキュラムは、文字通りナンセンスなのです。

■早期教育が最悪のルートを辿る場合

与えられた(既存の、作られた、オリジナルではない、自力で作り出していない)記号(図や数字)を使って、与えられた手順通りに<何も考えないで>真似をすると、褒められるという流れの学習は、最もキケンな学習である。

なぜなら、全く価値のないことに価値があると思い込まされるからだ。この価値観は一生ついてまわることになる。これが、いかに悲惨な将来を確定してしまうかを考えなければいけない。

附属のエスカレーターを使って大学を卒業させてもらったところで、たかだか22才である。普通に考えて、その後の50年を浪費するように育ててしまっては、子供に申し訳ないだろう。

22年間を使って子供を潰したいと思っている親などいない。

しかし、そうしている親がゴマンといる。

一度、キチンと立ち止まって、考えてみてもいいのではないだろうか。

最悪の早期教育は最悪のルートを辿る。
→自分では、何も考えようとはしないようになる。
自分が分かっているのか、分かっていないのかも分からない、感じられない。

→面白さを感じたことがないので、自分から楽しんで分からない問題に取り組む」という学習の最大の源動力は、カケラも生まれない。
それどころか、分からないという「困り感」さえもない。
通常は、この「困り感」は、人為的学習障害のサインだが、そのサインさえ出さないくらいの学習障害ということだ。

高校まで、あるいは、大学まで、授業料だけを納めてもらい、実力をつけられないことを隠し通して、「後は本人の努力次第ですから」と言うシナリオである。
科学的な因果関係は、誰にも分からないという、姑息な暗黙の了解を大前提とした教育犯罪である。
附属小中高は、特に気を付けなければ子供を潰して喜ぶという悲惨な結果となる。

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2012年07月27日   
■今度は<iPad>で7notes(文責:どんぐり倶楽部)
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iPodではなくiPadです。

いやぁ、使える。素晴らしい認識率です。書くスペースも広いので、これなら、ペンは不要ですね。勿論、それでも、ペンを使った方が入力自体は楽です。一気 に長い文を書き続けても、変換のリミットをうながす、入力画面の移動は暫くおこらない。正に、普通に原稿も書くことが可能です。予測変換も素晴らしいで す。

iPad自体は、思っていたよりは、多少重たいが、それは、それでいい感じの重量感である。
調子に乗って、ちょっと原稿を書いてみると。


★10年教育★---「さわり」部分のみ

どんぐり倶楽部では、2才~12才の教育を「十年教育」と言います。

さて、この10年で、最長なら120才までの人生を楽しめるかどうかが決まります。
としたら、どうでしょうか。

本気で考えてみませんか。

0才~2才は、生命維持のための環境適応をします。

ここでは、人工的な入力は極力避け、ゆっくりと自然にふれる時間を作ってあげて下さい。
でなければ、環境に適した生命維持のための成長が阻害される可能が大きくなります。
当たり前と言えば、当たり前ですが、「学習」という呼び名がついていると、それだけで、良し悪しの判断がつかなくなり、入力してはいけない人工的な入力を、時間とお金を使って毎日繰り返している人がいます。

「これくらいならいいだろう」

「この方法ならいいんじゃないの」

「子育の能力は、無限だから」

などと、思っていませんか。

そんな余計なことをしている時間は、微塵もないと思いませんか。

百歩譲って、無限の能力があったとしても、人間には、限界があるということ、限界があるから人間だということを忘れてはいませんか。人間は、全ての能力を 使うようにはなってはいませんし、逆に使ってはいけない様になっているということです。そしてそれを使えるようになってしまったら、人間ではなくなってし まうということです。

さて、2才~12才です。

人間が人間として進化するための条件を身につけていく段階がこの10年です。

ですが、だからといってまだまだ「学習」とはなりません。
まずは、2才~5才の3年間は、「させない教育」である必要があります。「自然に導くこと」が重要だからです。
この全ての基礎を身につけるときに、「させられ感」を植え付けてしまうと、何をやつても、どんなことをしても、自分の意志でやっていてさえも「させられて」という感覚を感じてしまうからです。

「人間として進化するための全ての基礎となる2つの方法」とは、何だと思いますか。この2つがなければ、人間の進化はありえませでした。それは、「話すこと」と「書くこと」です。

つまり、言葉と絵図です。数字や文字ではないところが最大のポイントです。
ここを勘違いしてしまうと、一気にマイナス学習を早々に始めてしまうことになります。

日常生活を味わうこと以外では、この2つを自由自在に操ることができるようにするのが、2才~5才ですべきことの全てです。親がすること、できること、すべきことは、環境設定に尽きます。

そして、その環境設定とは、この場合には、
「ゆっくり、丁寧に」話すこと。
「ジックリ」日常を味わうこと。
自然を感じること、楽しむことに時間を惜しまないという態度が大切です。
そして、できれば、お絵描きを楽しむ機会を作ってあげてもらいたいと、切に思います。

本来、「お絵描き」が、苦手な子、嫌いな子はいません。
ところが、実然には、結構多くの子(男の子の方が多い)が苦手意識を持っています。
人間が、本来持っている最高の能力を封印されているということです。
スタート時点でこの状態になっていると、5才から始まる本格的な思考力養成が最初から躓いてしまいますので、
くれぐれも余計なことは、させずに、言わずに、のびのびと育ててあげて下さい。

ここまでが、どんぐり倶楽部の「幼児教育」である「させない教育」の理論と具体策です。
もちろん、「させない教育」ですので、当然ながら「教材」は、アリマセン。

つまり、ここまでは0円で最高の教育ができるということです。

iPadから送信

<0MX03デモ>←iPadで「良質の算数文章問題」


2012年07月26日   
■DONGURI for iPad(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●デモを作ってみました。みて〜〜〜〜〜〜!!おもしろいです!
「良質の算数文章問題」をiPadを使って解いてみました。

<0MX98>→http://youtu.be/9vqTs8UmVqM
*この動画を見れば、幼児・児童期に立式で解くことの不利益と、逆に絵図で解くことの効果がわかります。
 この絵図をかけると、式は無限に出てきます。それは、学年に応じて、あるいは子供の進化具合でどうにでもなることです。(幼児・児童期に式という算数語 を使うことの無意味さは、文字・言葉という国語を大量に入力することの無意味さと同じです。言葉は生活に根ざしたものに限定して、思考回路はオリジナルの 絵図を使って作るんです)

例えば、

(18-3*3)÷3=2

(3+3+3)+(3+3+3)=18
9*2=18→2

3*2+3*2+3*2=18→2

18÷(3+3+3)=2

絵図を見ているだけで、無限の式が出てくる。「式の変形」なんて言って、式だけを書き換える練習をする人がいますが、それは、このような問題が全てできた後の話です。順番(教育の優先順位)を間違うとせっかくの苦労が水の泡です。

*制限なしのYouTube動画にしてありますので、ご自由にお使い下さい。

<再録>
●プ ラトンの「哲学学校:アカデメイア」とイソクラテスの「弁論学校」は当時ライバル校だった。
 プラトンは幾何学(目で見て考える視考力中心のイメージ操作の 鍛錬)を重視し、イソクラテスは文学(暗記中心の言葉の鍛錬)を重視した。←今の、殆どの塾や学校で実施されている学習方法(パターン学習)
 逸材は圧倒的にプラトンの学校から輩出された。当然のことである。
 思考力とは「視考力」を使ったイメージ操作であり、言葉とはイメージを導くための記号に過ぎないからだ。

 アカデメイアの門には「幾何学の何たるかを知らない者は入学を認めない」という意味の言葉が掲げられていた。
と ころがこれは幾何学(数学)そのものを指していたわけではなく「人間は言葉を使うが、言葉そのもので考えているのではなく、イメージ(特に視覚イメージ) で考えていることを知っていることが入学の条件である」と言っているのである。
 計算が速かったり、言葉を数多く覚えることが思考力を育てるのではなく、イ メージ操作(イメージの移動・変形・連想・比較)の練習が思考力を育てることをプラトンは知っていたのでしょう。

●「音で覚える、絵で理解する、その絵を使って考える」


2012年07月25日   
■先生の未来GPS(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●先生が8/4→滋賀:8/5→京都をウロウロしているらしい。


●バッタリ出会ってしまうかもしれない人は、心臓に悪いので、前もってご連絡下さい。



2012年07月24日   
■嬉しい便り&悲しい便り(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●嬉しい便りのお裾分け
<メール本文引用>
糸山さま。おととい発注したテキストが今日届きました。
とても楽しみにしていましたので、早く届けていただいて嬉しかったです。ありがとうございました。

私には3人の子供がいます。

第一子の4年生は問題なく学校の勉強をこなしてきました。もちろん、視考力の乏しい子に育っております。(ドングリ問題は2年生のものがやっと解けます。学校では優等生です。もちろん彼もどんぐりっ子にすることにしました)
子供が彼だけだったら、私は何ら勉強というものに興味を抱かなかったかもしれません。

第二子は2年生です。親から見て決して頭の悪い子ではないのに、学校の勉強ができません。私がそばについて一緒にやっていても、「おや?」と思うことが多 く、「この子はどうしたのだろう?」「なぜできないのだろう?」と苦しんできました。彼女もとても苦しんだと思います。これは、学校の勉強は彼女にあって いないに違いない!と思い、いろいろな方法を試してみました。そんなとき、『絶対学力』『新 絶対学力』を熟読し、これなら!とおもって、一緒にやってみ ましたところ、一生懸命絵を描き、答えが合っていようとなかろうと、「おえかきもんだいならやりたい!」と笑顔で言います。娘と一緒に「もぐらってどうい うんだっけ」とかいいながら図鑑を調べたり、私の書いた猿のあまりの下手さ加減に二人して大笑いしたり、とてもとても楽しい時間を過ごしています。学校の テストがどうだとか、ドリルの問題が時間内に終わらないとか、全く気にならなくなりました。宿題マシーンも稼働しております。娘の学力がどうとかもあまり 気にならなくなりました。勉強は感動です!そして、感動する能力が彼女にはあります!年長さん用の問題をやっていますが、はじめてできたとき、彼女の喜び ようはすごかったです。私はこっそり泣きました。どんぐり問題は、彼女の感動を増やしてくれます!

第三子も年長さんになったらどんぐりもんだいをやってもいいよ、と私に言われて、とても楽しみにしております。今すぐにでもやりたいようですが。

そんなわけで全学年ぶんをお願いし、机に並べてわくわくしております。私たちに感動のもとをありがとうございます。

-------------------
●その一方で(同じ日に)下記のようなメールを送らなければいけない。
 附属小に入学した(お受験をした)1年生の子供が「頭の健康診断(1年生向け問題使用)」をした結果。

■「頭の健康診断」や学校の面談は全て同じ結果を示しています。
→デタラメ
→気にならない
→「分かる・分からない」という感覚がない

思考を楽しむ---できないようになっている
思考の忍耐-----できないようになっている
思考の継続-----できないようになっている
思考の工夫-----できないようになっている
思考の開始-----できないようになっている
思考の気づき-----できないようになっている

●気に入らないもの、分からないものは受け付けない
→考える対象にもならない。という現状のようです。

<学校の面談でのコメント→理由>
>気分のむら
→入力の最大の源である情緒の安定が損なわれている
>理解しているのか?先生の言うとおりにしたくないのか、皆目検討がつかない子です。
→基本回路(感覚・感情)が育っていない
>ケアレスミス
→ミスではなく、通常ならば「気になる」状態なのに、「気にならない」のです。
>どこに1人でいっても物怖じしない
→違います。通常なら物怖じするという高度な感情が働くのに、それがないということです。

●成長が止まっていますね。3歳前後くらいで、頭の成長が止まっていると思われます。
 口だけが達者な2歳の子供の反応だと思って、お子さんを見て下さい。合点がいくのではないでしょうか。

<参考>
パソコンでネットからご覧になって下さい。手に取るように分かると思います。
左が「どんぐりっ子:5年生」、右が面談に来た「優秀な徹底反復教室生:小1〜小5まで3科目学習+習い事多数」
■YouTube動画
http://youtu.be/******
■2人の5MX19
http://dl.dropbox.com/u/78229866/******
※歴然とした学力の差が分かります。
「回路作成が完了しているどんぐりっ子5年生」vs「スタートラインにも立っていない5年生」
右の子は目が考えられない目ですね。学校の成績(全く学力を表していない)はいいんですよ。
■手元のロングバージョン版
http://youtu.be/******

※解いた時のすべての記録を写真で送ってください。
●ノート見ました。想像通りでした。全く考えていません。反射的に学校でコピーしてきた方法を考えること無く(文脈と関係なく)使ってでた数字をそのまま 描いているだけです。最後の1問も「考えた」のではありません。パターン学習でも、最も危険な単純なコピー回路のみの再現利用ですね。
-------------------------

2012年07月24日   
■iPodから送信テスト(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■iPodのソフトに7notesという手書き文字が高精度で文字入力される優れものがある。
ちょっと、原稿を書いてみた。記事にはなっていないメモです。

●芭蕉
古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ。
あらゆる分野、時代において、ー流の人は、全く同じことを言っている。
iPodから送信


●健全な子育てと教育に関する正しい理論を正しく理解していただきたい。
子育てや教育に正しい理論なんてあるのか、と言う人も多いでしょう。
ですが、あるんです。
その理論を知っていれば、健全な子育てと教育を誰でも簡単に実践することができるのですから、知っていて損はないでしょう。
もちろん、目の前の子供一人一人に合わせて手法はアレンジすべきですが、その手法が的を得た効果的な手法になるには、人間の進化を見据えて築き上げられた正しい理論を知っておく必要があるのです。
これを知る事で、ゆるぎのない自信をもっていつでもどこでも、子育てと教育は、可能になります。
【韓国】先行学習禁止法について←へぇ
iPodから送信


●12才までに、ヒトを人間に育てあげること。これが、教育の本道である。人間に育て上げるのだから、人間の条件を、明確に確定しておかなければ、教育は一言も語れない。テストで高得点をとらせることが、教育と思っていたら、早急に出直すか立ち去ることを、お勧めする。
テストで高得点をとらせる、あるいは、成績をUPさせる。はたまた、合格を確約する。そんな方法は、すでに確立されている。まあ十中八九は、危険なものだが、我慢できるのであれば、予定通りの結果は得られる。
iPodから送信

●騒音があってもできる思考なんてのは、たかが知れてる。
そんな思考は、日常的なルーティンワークの延長程度である。
新しい回路を作ろうとするような時の、思考(深思考)時には、全てのデータベースを使いできるだけのエネルギーを思考(視覚イメージの操作)に注ぎたいの だから、コンデイションを整えることに使う以外のエネルギー消費は避けたいのである。それは、通常なら気にならない、騒音に対しての反応であることもあれ ば、過分な光に反応する場合も同じである。とにかく、生体エネルギーの全てを思考に振りむけたいのだ。
特に、大人になってからの深思考状態は静かでうすぐらい程度がBESTである。
iPodから送信

●大脳の役割は、大別すると、3つになる。
1、思考回路作成
※これは、後に、小脳にCopyされてサブルーチンとして利用される
2、その時々の処理
※司令塔としての第2次成長後の基本的な働き:永久脳or大人脳
3、データ変換:全てをpdfにするような働き
・小脳は、データベース構築
データベースは、安定回路、感情回路、満足回路、納得回路、思考回路、そして、もちろん、動作の制御回路を蓄積していき、マルチインデックスデータベースを構築し、大脳からの司令を実行すべくサポートと自動化を自動的に超高速処理している。
小脳のモジュールは、単純にできているので(単純である方が働きやすいので、単純になるという進化をしてきたので)非常に高速で、効率よく連続処理を進めることができる。
しかも、細胞の数は大脳が140億程度であるのに対して、小脳は1000億もの数を有する。
データ形式さえ統一すれば、単純高速処理が得意で消費エネルギーも少なくてすむ小脳には、最適の仕事となる。
ある意味、大脳は、小脳でデータ処理をするためのデータ変換をすることも大きな役割を持っている。もう1つは、ルーチン作成である。

「脳の働きについて」
大脳と小脳のエネルギー使用比率が意識と無意識の状態をコントロールする。無意識にできなければならないケースでは、小脳優位は、必然であり、意識してすべきケースでは大脳優位になるのが当然である。
ところが、究極の思考形態では、少し話が変わってくる。大脳と小脳の絶妙なバランスで、本来なら莫大な時間がかかることを少量のエネルギーで超高速やってのける。zoneに通じる感覚である。
iPodから送信


2012年07月24日   
■保護者の最大の役目(文責:どんぐり倶楽部)
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<再録:2008年の記事より>YouTubeのリンクなど追加
*どんなに監視体制を強化して異常を事前に察知しても異常自体は減少しません*
●日本の教育は今、非常に危険な状態にあります。
 自分のお子さんは自分で守ってください。
 一番恐ろしいのは感じることが出来ないように育ててしまうことです。
 感じていないのに感じているようなことを言わなければならない、
 書かなければならない状況は感味力を消滅させます。

 だから、幼児・児童期に表現力養成はしてはいけないんです。
 子供がどう思っているか知っているのだろうか。
 全国規模の作文コンクールで、表現の猿真似をさせられた子供の反抗の記録も参考になるでしょう
→<2006.9/5読売新聞・夕刊〜余響〜→http://reonreon.com/yokyo.gif>
→実はもっと根は深いんです。何も言えなかったら、あるいは感情を作られてしまったら
 一生自分の感情を知らずに生きていくことになるんです。

<キレる子供の調査?...1億5000万円の無駄使い→http://reonreon.com/yomiuri-kireru.gif>
●全国の小学校の先生に読んでいただきたい部分です。
→残虐で幼稚な犯罪の元凶と予防策→http://reonreon.com/column-01.html
※徳山高専女子学生殺害事件や長崎の小6同級生殺害事件や様々な猟奇的犯罪にも
 幼児・児童教育が深く関わっています。

 1.安定した情緒(情緒教育)
→2.正常な感情(感情教育)
→3.理解・思考・判断力養成(思考教育)
→4.表現力・知識・スピード
※4.を1〜3に入れ込むと人間養成のベースを育てられなくなります。

 知的系統的教育は幼児・児童期(特に9才まで、できれば12才まで)には厳禁なのです。
 一生使うベースとなる脳の回路は生後12年かけて作られるのです。
 その回路作成を邪魔する最も危険な教育が知識量とスピードを求める教育なのです。
→http://reonreon.com/brain-logic.html
※普通に見える子供がとる異常行動は異常行動に繋がる引き金が引かれたからではなく幼児・児童期に
 育てるべき(この時期にしか育てられない)違和感(感情教育)というブレーキが育っていなかった
 からではないでしょうか。
 今、多くの子供達はブレーキをつけて貰えずに急勾配の曲がりくねった山道を降りているのだと思います。

●やってはいけないウサギ跳び:やってはいけない徹底反復
 長い間基礎体力作りに効果的だと信じられていたことが危険行為だと分かっています。徹底反復学習も同じです。 一刻も早く気づいてください。
→YouTube「危険なウサギとび学習」→http://youtu.be/tO3KM3T-S5w

●異常行動の理由
理由1:表面的な偽物の学力を育てるための高速反射学習と実態を伴わない知識による無感覚判断学習。
理由2:求めるべきではない時期に表現力を求めることで幼稚な判断を強化する表現力の養成。
理由3:成熟した判断力を育てられずに異常な情報にさらされた時の固定的(幼稚な考えの)反応。
※全ては止められない(現代社会では普通になってしまった)異常な情報に対抗できるような成熟した
 頭を育てられない教育手法にあると思われます。

●異常行動の予防方法
予防1:高速反射学習をさせない。
予防2:小学校では表現力を求めない。※表現力の養成は「理解力・思考力・判断力」の後です。高校から。
予防3:小学校時代は「見せない教育」も考慮する。
※インターネットは世界共通です。つまり、入ってくる情報に歯止めはきかないということです。
 また、日本が特別に異常な情報社会だというわけでもありません。さらに、宗教がらみの犯行は昔から
 全世界でありますが、日本は無宗教と言っていい状態です。すると、異常事態の原因は教育以外には考え
 られないのです。今までの教育の根本的な勘違いが大きな代償を招いているのです。一件や二件の事件
 ならば本人の異常性に結びつけることもできますが、もはや個人的な問題に帰することができる状況では
 ありません。「普通の子」が「殺人事件」を起こすことは異常事態以外のなにものでもありません。
 教育内容や項目ではなく。教育方法を変えて、今すぐに「豊かな教育」を実践して欲しいと切望します。

●食育と教育の共通点http://reonreon.com/slow.html
〜感じることが出来なければ(感味力養成が出来ていなければ)〜
 正しい判断は出来ない(異常行動に繋がる)
 味蕾を育てられなければ正しい味は分からないし料理を味わうことも美味しい料理を作ることも出来ない。
 レシピを真似て作ることは出来ても何も分かってはいない。食育で一番大事なのは味蕾を育てることです。
 つまり、感味力養成です。味蕾が育つには臨界期があります。それなのに、味蕾を育てるべき時期にファース
 トフードを食べさせていては味蕾は育てられないまま臨界期を越えてしまい一生使えなくなります。
 「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」味わうことなく感味力養成はできないのです。
 幼児・児童期に高速多量の反復学習をしてはいけない理由と同じです。
 感味力を育てることが出来る時期に育てないと育てられないんです。
<参照:関連記事→http://reonreon.com/reason.html>

2012年07月23日   
■楽しい学習なら何でもいいわけじゃない(文責:どんぐり倶楽部)
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●最もいただけないのが、<考えない学習>を<楽しくできるように>仕組んであるもの。
これは、厳しい。なぜなら、させない理由を探すのが一気に難しくなるからだ。
「楽しく学習できれば」「本人が楽しんでいるから」という本質とは全く関係ない漠然とした理由が親に安心感を与え、営業トークに<それらしさ>を与えるからだ。

本質的には全く関係ない。
どんなに楽しくても、悪影響を与えるものは避けるべきなのです。
「学習に無駄なものなどありません」ってのもダメ。
 百歩譲って、「長い目で見れば無駄ではない」としても、年代によっては「危険」なのですから。

「甘くてもお酒はお酒」なのです。

「甘くて美味しくて本人が飲みたいと言っているのだから」といって
「食事の代わりに、毎日、お酒を飲ませているんですのよ、オホホ」と言う人はいないだろう。
 ところが、これが、「学習」と名前がついた途端に見えなくなる。

●思考力養成時期(0〜12歳)の学習に重要な「内容」と「手法」を考慮しない(表面的な「できるほうがいい」の判断)で、させてしまう。許可してしま う。お手伝いまでしてしまう。というのは、どうにかして避けて欲しい。「よかれと思って〜」と言われても、戻れないのですからね。
 まさに、営業に引っかかっているパターンである。

「時間とお金の無駄遣いでしたね」だけで、済むものなら、「残念でした」だけでいいのですが、
 悪いことに、考えない学習に快感さえ感じるようになるという<最悪のオマケ>までついてくる。
 そして、そのオマケが、もしも、幼児期に取り入れられたものだと、非常に高い確率で一生の禍根になる。
 無意識に反応する考えないことに快感を感じる原形回路が定着してしまうからだ。

「あれはダメ」「これはダメ」と言っているようで気が引けますし、書かないほうが穏やかに過ごせるのでしょうが、子供達への悪影響は甚大ですので、書かざるを得ません。

 考える力を伸ばさずにコピー回路だけを使って「できる」を追わせ、その都度教材という名前で商品を売ることは非常に簡単なので「**教育という商売」には使いやすいんです。
 売る方が考えることは、キャッチコピーだけでいいんですからね。
 教材の目的(と書いてある事)と実際に与える刺激との相違や、因果関係の理論的な説明、使うことで起きる子供への(悪)影響は言わなくていいんです。こんな楽な商売はない。説明義務はないのですからしないんです。

ですから、保護者が、自分自身で影響検証作業をして欲しいのです。
すれば必ず分かることですので、是非やってみて下さい。

●悪影響を知る、検証方法はコチラ(もちろん「どんぐり」も検証されるといいと思います)
●よく「バランス良く」という言葉を耳にしますが、実証してみると異常なバランスで、しかも、子供の年齢による敏感度を無視したバランスなんですね。子供 が敏感で柔軟ということはわかっているのに、悪影響も倍増することは誰も考えない...まずは、大人が子供の敏感度に匹敵するだけの量を、その時間ですべ きでしょうね。これは最低のルールです。6倍敏感なら大人が6倍の量をする。そうすれば、頭の麻痺、考える力を奪う危険性、感情を殺す経過が実感できま す。
※保護者は必ず、よかれと思ってさせている学習を実際に自分自身で下記の分量すべきです。
 最低でも2週間、できれば半年間。どういう状態を与えているのかが手に取るように分かります。
 どれだけ、危険かも分かります。TVゲームも同様です。実際にしてみるとわかります。

・12才...1倍
・11才...2倍
・10才...3倍
・09才...4倍
・08才...5倍
・07才...6倍
・06才...7倍
・05才...8倍
・04才...9倍
・03才...10倍
・02才...11倍
・01才...12倍
として、検証すれば分かります。子供は敏感で順応性が高いのですから---ですよね。
良い影響も悪い影響も同様に影響します。

2012年07月22日   
■DONGURI-PILOTの参加募集(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
DONGURI-PILOTの紹介をします。
一人でも多くの方に参加していただきたい講座になっています。

◎申し込みはコチラから

■どんぐり倶楽部の成り立ち、目的、構造、内容、使用方法、効果、実例
 を学ぶことが出来る唯一の講座です。

●学校の先生、保護者、どんぐりを使わない先生や保護者の方にも
 受講していただきたい講座になっています。

●どんぐり倶楽部に、少しでも関心を持っていただけたなら、
 是非受講して下さい。

●100冊の「子育て・教育書」を読むより収穫はあります。
--------------------
●本科は、YouTubeでの解説授業と学習の記録、面談の記録になります。
 理論に、具体的な検証を交えて実際に子供達を指導(水先案内)
 できるようになるための材料を全て提供します。

 教育理論の一つと考えて「聞いてみる」のも結構ですし、
 「一生の仕事」となるかもしれません。
※ロイヤリティなど1円もありません。

 まずは、最後まで参加してみて下さい。
 面白い世界をご覧いただけると確信しています。

●全25回の講義です。
 6ヶ月を標準として、受講されるといいでしょう。
※もちろん、数年かけても結構です。いつでも再視聴できます。

●既に、質問等も出ていますが、個人の質問等には随時返信していきます
 のでコメント欄に追加して下さい。

●コメント欄での応答は他の受講生も見ます(生きた学習材料になります
 ので重要です)ので、個人名などは仮名にして下さい。
 ただし、架空の話は厳禁です。

●普段見ることができない、非常に参考になる映像も沢山ありますので、
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」受講して下さい。

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■INDEX:1回目
No.01--どんぐり倶楽部のいるところ
    (俯瞰できる場所にいるから、様々なものが見える)
No.01--環境に左右されずに絶対学力を育てる理論
    (Total-Balance-Education:両端を知っているから中心が分かる)
No.01--整理学習と養成学習(偶然学習では通じない)
    ※式も答えも不要な理由(学力の正体)
No.01--能力と手法(能力開発の勘違い:開発できるのは手法のみ)
    ※入力-処理-出力:能力差はない、そして、入力-出力:手法の差はない、
     あるのは好みだけである。ところが、処理には手法の差がある。
     PCでいえば、優秀なソフトを組み込めるかどうかが勝負となる。
     コピーするという処理は最も単純で応用の利かない手法である。
     パターン学習が危険な理由はココにある。後天的に育てられるのは、
     優秀なソフトの設定のみである。
No.01--人生は楽しむためにある。学力とは、人生を楽しむために必要な力である。
    ※ヒトが人間になるための力。人生を楽しむための力。学力の話をします。 
No.01--なぜ、「良質の算数文章問題」なのか。必要なのに、無いものは作るしかない。
    ※感味力を保持し視考力を活用した思考力養成のための材料
    (7年間の学習教材はコレだけでも十分です)
No.01--Question--2011.10/12-18で質問を受け付けます。

<DONGURI-PILOT-01-88分>←クリックするとYouTubeに飛びます。

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■INDEX:2回目
No.02--「良質の算数文章問題」を解くときの注意(ルール)について
    (「型」の意味と重要性)
    ※「どんぐり」のルールは、ただの手順や約束ではありません。
    ※「思考力を育てる」という伝統を引き継がせるための仕組み。
No.02--Uni-Policy:子育てと教育の方針が同じでなければならない理由
    ※教育は子育てのほんの一部である。「子育ての楽しみと教育の醍醐味」
No.02--幼児・児童期の完璧主義は丁寧に拭いとること。
    ※幼児・児童期の完璧主義を野放しにしておくと禍根を残す。
No.02--危険な「活性化」信仰。エネルギー浪費でしかない「空ぶかし現象」
    を活性化という言葉で誤魔化してはいけない。
    教育に関しては活性化にプラスの意味は一切ない。
No.02--思考形態の変遷過程に沿った教育だけが「無理なく無駄なく効果的」
    な学習を可能にする。
    ※「哺乳類の寿命」と「性成熟年齢と遺伝」と「思考の臨界期」
No.02--Question--2011.10/19-25で質問を受け付けます。
<DONGURI-PILOT-02-68分>←クリックするとYouTubeに飛びます。
<Q&A:動画>
■PILOT-02-a01-09m
■PILOT-02-a02-18m
■PILOT-02-a03-22m
■PILOT-02-a04-23m
■PILOT-02-a05-10m
■PILOT-02-a06-20m
§上記の「講義+Q&Aの音声のみのDL:ページは開かずに
 圧縮ファイル(.zip)のDLが始まります」
「PILOT-02-170m」
※mp3プレーヤーで再生可能
<補足説明用:画像&動画>
■どんぐりポケット1時間ノーカット
●どんぐりポケット1時間ノーカットの様子です。
(人数も静かさも中程度のものをUPしてみました)
複数学年が混在していますが、みんなやることは同じです。
「入室→名前を書く→問題を選んで解く→添削してもらう→退室」
画質は落としています(コマ落としもしています)が雰囲気は分かると思います。
また、当然ですが「分からない」「できない」「習ってない」「足すの?引くの?」
なんて言葉は一切出て来ません。
■PILOT-02-a06-補足画像4点
日経新聞0.-原本
    1.-要約手順1
    2.-要約手順2
    3.-原本vs要約

--------------------------------
■INDEX:3回目
No.03--勘違い手法を生む「偶然教育理論」と
    正しい手法を無数に生み出す「絶対教育理論」
    □天体現象を説明する「天動説」と「地動説」
    □「天動説」→偶然一致する現象もあるが、例外が多い→偶然教育
    □「地動説」→全てに当てはまる→正しい理論→例外はない→絶対教育
    □理論自体は単純だが、見つけ出すには「鋭い観察力」と「深い洞察力」を要する。
No.03--理論的な思考だけを育てるのは簡単である。しかし、非常に危険なのでしてはいけない。
    すべき教育とは「感情を守り育てながら、最高度の理論的な思考を育てる」ことが、すべき教育である。
    ※<感情を>を考えない学習方法は人間の幼児・児童期には使えない。
    ※貧弱な幼児教育理論の致命的な欠点と幻想の原因と判断方法
    ※幼児期の一時的な記憶の優秀性を大量記憶、高速再現に使ってはいけない理由
No.03--陳腐な「右脳教育」「左脳教育」
    右足だけを鍛えて、次に、左だけを鍛えたら、走れるとでも思ってる?
    どちらも同時に使わないと働かない感覚や機能がある。そこが大事。
No.03-- どんぐり理論を紐解くための語句解説
   ・感味力・視考力・言葉のトリガー理論・学習のプラットフォーム・全ての教科で一つの力
   ・教育の統一場理論・ネクストステージ理論・思考の臨界期
   ・<快回路-満足回路-納得回路具象思考-抽象思考-小脳自動思考-全脳思考>
No.03--基礎基本の勘違い
    □「読み書き計算」は基礎基本ではない
    □「高速・大量・反復」は幼児・児童期には」厳禁
    ・一時的記憶力優勢期の理由(大量暗記用ではなく
     視覚イメージ操作回路作成のための原形回路作成)
    ※教育の優先順位(Priority in Education)は次回にゆっくり扱います。
<DONGURI-PILOT-03-55分>←クリックするとYouTubeに飛びます。
<Q&A:動画>
■PILOT-03-a01-12m
■PILOT-03-a02-22m
■PILOT-03-a03-06m
■PILOT-03-a04-14m※オマケ解説
■PILOT-03-a05-20m(スター・トレックVer)
§上記の「講義+Q&Aの音声のみのDL:
 ページは開かずに圧縮ファイル(.zip)のDLが始まります」
「PILOT-03-130m」
※mp3プレーヤーで再生可能
<補足説明用:画像&動画>
■楽しい高校受験の勉強
※糸山家では塾とは無縁ですので家庭で中3の9月から
 受験勉強を許可しています。
 もちろん、家庭で出来なければ塾で結構です。
 理解力があれば自学でも塾でも同じです。
 モチロン、過去問対策や設問解釈はシてくださいね。
■計算の工夫を自分で説明-計算の進化
■先が見えすぎて筆算が追いつかない-要SlowDown-でもお見事
--------------------------------
■INDEX:4回目〜 以下、25回まで続きます。


2012年07月21日   
■お知らせ:2012夏休み添削教室(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●2012夏休み添削教室:有料(一人1850円)

期間:2012.7/25〜2012.8/30

一人3作品までの添削をします。

添削者:糸山先生
FAX送信:020-4623-6654(24時間)
メール添付:donguriclub@mac.com
郵送:
〒811-1356
福岡県福岡市南区花畑2-21-33-105
「どんぐり倶楽部・添削教室」宛


2012年07月20日   
■教育の成果は12歳で分かる(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■時々、実にくだらない質問がもっともらしい言葉を使って送られてくる。

1.「どんぐり」の、科学的な根拠は何ですか。
2.「どんぐり」の、成果は何ですか。(どの大学に合格したのですか)

この2つの質問は
1.→「私は自分で考える力がないので、嘘でもいいので数字で説明して下さい」
2.→「今までに作ってきた力は基礎学力ですから、これからの伸びは受験で証明すべきものだと思います。」ということです。

???である。どこまで、教育の本質も分かっていない質問だろうか。どう考えても、物心付く前(事実の相関関係を見抜けない)の小学2年生程度の質問である。

●目の前の子供そのものが、12年間の子育てと教育の成果の全てである。他にはない。「どう開花するか」なんてのは、本人の趣味の問題である。12歳の時 点で、子育てと教育で目指していた状態になっていなければ効果はなかったということだ。「基礎強化をしていたのだから」「これからですよ」なんてのは誤魔 化しである。

●小6の時点で「どんぐり」の成果はハッキリと見えていますので、追跡調査は全く不要です。
 12歳以降は、本人の趣味的な要素の問題です。他の教育も同様です。小6時点で、その教育の結論は出ているということです。吸収力と本物の自信が学力の 全てです。何を知っているとか出来るかではありません。「主体的な理解力」これに尽きます。すると成長するに従って力が顕著になってきます。

当然のことなので、あえて、言いもしなければ説明もしませんでしたが、「どんぐり」だけ(しかも、宿題お粗末3点セットのような「考えない学習」を極力さ せない)で、育った子供達は、中学で実力が表面化し始めます。さらにこの傾向は年を追う毎に、つまり、高校-大学-社会人と意識的に学習を進めるに連れて 顕著になっていきます。豊かな本当の思考力を育て上げてあるのですから。当然です。しかも、「余裕で楽しく」です。考えることそのものが楽しいのですか ら、吸収は速いし理解も深いので意欲との相乗効果をもたらします。
*やる気が起きても思考回路が育っていないとそうはなりません。苦しいパターン学習の連続になります(あるいはコピー上手になって成績だけはいいが意欲のない子になる)。

■最新情報を少しだけ〜2012年〜
●Mちゃん:中堅私立高校2年生(塾などは一切ナシ:どんぐり以外の学習も一切ナシ)特進クラス順位1桁台。
●Rちゃん:公立中1年生:学年順位一桁台。
●Lくん:中1:学年順位一桁台。学年1位-2回:数学は満点。
●Hちゃん:高1:公立トップ校:受験は最後まで塾ナシ。
※私立難関中もアリ(でも、オススメはしません)
※こんなの普通です。アチコチで聞きます。
※小学校でも、特に高学年で応用問題(本当に考える問題)をしているときには必ず次のような言葉を聞きます。
「分かったのは2人だけで、どんぐりだけしてる私と、塾でトップの子」
「みんな、塾に行って何をしているんだろう?」
という正常な感覚です。
※もちろん「ウチの子は全然」という場合もあるでしょうが、それでも大丈夫なんです。変なことをしていなければね。
 学習するタイミングが来ていないだけです。でも、準備はできています。どんぐりノートを見れば、どの段階にいるかも分かります。


2012年07月20日   
■子供への理不尽な言動は、子供の成長を止めてしまう。(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●理不尽な嫌味は、回復できない不信感を残し成長を止まらせる。

 子供の頭の中に「意味がわからん」「何で?」の反復がいつまでも続く。

●悪いことに多くの場合、親は無意識に行なっている(良かれと思ってアドバイスのつもりで言っている場合が多い)ので、何度も繰り返される。

●理不尽なことなのだから「分からないのが当たり前」なのに、「分からない方が悪い」という雰囲気を作られてしまう。「どうして、この子は分からないんだろう」「物分りの悪い子だ」なんて言われてしまう。とんだトバッチリである。

●理不尽な言動は、瞬間的にその場で悪影響を与えるだけでなく、それから以降、理不尽なことを言った理由と、それを許せる年齢に子供自身が成長するまで悪影響を与え続ける。つまり、部分的に成長を止めてしまうのだ。

●気まぐれな一言が子供の成長を妨害するのだ。感情に任せて話をするお母さんは特に注意すべきことである。

※ここを心得ていると反抗期さえもなくなる。
反抗期→http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/200911080000/

<読んでいただきたい「どんぐり」をご存知の方のブログ記事>
「理不尽なこと」
「ある思い出」
*ついでに
「漢字学習」「達成感という甘い罠(わな)」


2012年07月19日   
■「いじめ&いじめられ」と子育てについて(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●いじめられやすい子はいる。
 しかし、それは、いじめを擁護する材料とは全くならない。
 材料になどなりはしないが、親はそれに、いち早く気付き、保護し、できれば強く育てるべきである。

●例えば、様子がおかしいと思ったら、<本人からの言葉を待たずに>すぐに休ませて、話ができる環境を作る。
 健全な不登校を「させる」。
 という具体的に攻撃を受けないでいい状態を確保することが大事である。

●その上で、現状把握に努める事が肝要である。いじめを受けながら話なんて出来る状態ではないからだ。
 また、順番(対応手順・時期)を間違えると、簡単に手遅れになる。
 直ぐにエスカレートし、エスカレートすると止まらなくなる。
 まず、気づくべきは親である。
 動くのも親である。
 最初にすべきは子供を止めることだ。
※勘違いしてはいけない。いじめる相手を止めるのではなく。子供がいじめられる環境へ行くことを止めるのだ。
 保護することに全力を注ぐ。
 他の対応(相手と周りへの働きかけ)は二の次である。

●いじめられる方は、弱いが「人間」である。
 しかし、いじめる方は、その時点で、「人間」ではない。
 したがって、「加害者にも人権が」なんてのは、ない。
 人ではないのだから人権もないのは当然である。完全な子育ての失敗である。

●私は、失敗という言葉を使うことは、殆どないが、子育てに関してのみ、ヒトを人間に育て上げられなかったら、それは完全な「失敗」である。

●ただ、これだけ、全国に「いじめ」が存在するということは、子育てだけではなく、教育も、影響を与えていると考えざるを得ない。

 つまり、子育てと教育の大原則が根本的に間違っているから、この異常な現象が続いているのだ。

 保護者も教育者もこの全く改善しない理由を突き止め、早急に修正しなければ、人類の未来はない。
 大袈裟な物言いではなく、本当に未来はやってこない。少なくとも人間社会は、簡単に崩壊する。
 道徳教育がどうということ以前の問題だということを、共通理解として、学校でも家庭でも持っていなければ。
 修正は難しい。

 また、既に修正可能な時期を過ぎている場合の手段は隔離すること以外には、ない。

 コミュニティーを作り、ー生をそのコミュニティー内で過ごすことである。

「人間を保護し、人間以外は隔離する」が緊急時の基本的な対処方法である。

 現在は、この処置が、逆転しているので、非常に理不尽なことが大手を振って歩いている異常な状況である。
 自著だが「 子育てと教育の大原則」 を、ぜひ読んで頂きたい。
【詳細目次案内】

<追記>新刊は品切れで、中古本を見たら4000円以上になっています。下記の思考の臨界期をとりあえず読んでもいいでしょう。全文(705ページ)読めます。この一部に加筆したものが「子育てと教育の大原則」です。
【思考の臨界期】
【思考の臨界期+】←加筆分

<追記:2012.07/20>
※異常事態に気づかないほど麻痺している教育環境であることを認識した上で「学校にいく」ことを考えないとね。

●いじめの構造:2006年11月04日   
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/200611040000/

●いじめの構造-2:2006年11月09日   
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/200611090000/


2012年07月18日   
■「良質の算数文章問題」を見てみましょう(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●現在編集中の子供達の作品のほんの一部です。参考にして下さい。
「良質の算数文章問題」を使って、こうするだけ(待っているだけ)で学力は育ちます。
作品集20120718-on the way
「編集中」

●視覚イメージを再現できるようにあらかじめセットするには、体験する時に「ゆっくり、ジックリ、丁寧」に入力しなければいけません。

 そうしないと、再現できるようにデータベース化はできないのです。

 そして、「ゆっくり、ジックリ、丁寧」に入力しようとすると、時間をかけなければならないという結論に辿り着きます。
 忙しい日常生活そのものが将来の学力をそぎおとしていることになるのです。

 入力されて消化できなくては何一つとして栄養にはならないということです。

 忙しく毎日を入力に使っている人達は実は、非常に無駄な時間をお金と労力を使ってすり減らしていることになるのです。

 入力が500でも消化が0ならば学力も0ということです。入力が10でも、消化が10なら学力は10です。入力は、少なくていい、むしろ、現代では、少なくなくてはいけない、が正しい言い方だと思います。
 なぜならば、現代では、悪影響を及ぼす単純反復・高速学習・大量暗記をリセットすることができる「遊び」の時間が確保されていないからです。
 昔は、20分の宿題をしても、5倍の100分程度は毎日「遊ぶこと」でリセットしていました。ですから、放任していても、学力養成できるチャンスがあったのです。今は、そのチャンスすら与えられていないのが実情です。
 これでは、放任という偶然教育は全く通じません。

 保護者や先生達がよく言うことは「昔もそれくらいの宿題はしていた」です。

 ところが、彼らはリセットする時間も持っていたのです。この最も重要な点の認識が非常に甘いのです。リセットできれば、直接害があるとは言わなくていいのです。
 ところが、逆に、リセットできなければ、有害なのですから、禁止しなければならないのです。宿題を禁止するなんて何を馬鹿なことを言ってるんだと思われるでしょうが、マイナス学習を少なくすることが最も速効性のある対処法なのです。
 そして、少しだけでいいからプラス学習を入れる。そうすると、遊ぶ時間も考える時間も無理なく日常の中に定着させることができる。実は非常に簡単なことなのです。必要なのは、ほんの少しの勇気だけです。「お粗末3点セット」は、させないという勇気です。

**お勧め宿題**
「平日は漢字1文字、1字だけをIF法で覚えて1ページに大きく1文字清書」
「計算は、1問のみを、1ページに大きく筆算」
・土曜日は、良質の算数文章問題を1題のみ自力で解く。もちろん絵図で解く。完全ノーヒントで解く。
・日曜日は「絶対に勉強してはいけない日」とする。
・他の時間は全て自分が本当にしたいことだけをする。
※ただし、テレビゲームだけは、ダメ。
 また、読書であっても時間は制限することが大事。自然界から得られる入力が大事な時期に、仮想空間の中で出力(再現)をしている暇はないからです。
 すべきことは、自然の中で思考のデータベースを蓄積するために、できるかぎり、自分の体を使って外遊びをし続けること。
 簡単なようで、なかなか毎日はできない現代は、それだけ日常生活をする場所の教育環境が悪い時代だということですね。確かな教育観を持っていなければ、この劣悪な教育環境を凌駕することはできないのが現代です。

「健全な不登校」

<再録:2009年12月17日>
■「50年かけて見えてきたこと」(文責:どんぐり倶楽部代表・糸山泰造)   

●偶然ですが...NHKデジタルHV BS-3...9:30〜プレミアム8人物(再放送)「柳田邦男」を見ていました。
●柳田邦男さんが言っていた、子供達の現場を見てきて「50年かけて見えてきたこと(問題の核心)」は、私がどんぐりを立ち上げた理由と全く同じなんですね。
●読み聞かせの注意点にも、感情育成にも言及していました。
「子供達が危ない」「見えない物を見る力が育たない環境」「便利な社会=工夫しない社会=考えない生活=思考力が育たない教育」
※犯罪の低年齢化への関連も話に出ていましたね。現状認識は殆ど同じです。...ですが、手法を生み出せるだけの理論はありませんでした。
●今、0-12才までの教育を本気で変えないと本当に未来が無くなってしまいます。
●どぐりには、完成した理論と具体的で効果的な解決策があります。どうか、気づいた人は気づいた人から使って下さい。
http://reonreon.com/index.html


2012年07月17日   
■ZONE状態:余談(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
ZONE状態になるのは稀なことらしいけど、私は、中学位から日常化していた(特に剣道の練習をしている時は常態化していたし、中2(14歳)で個人優勝 をした時のことは今でも明確に思いだすことができる)ので、長い間、誰もがそうだと思っていた。今考えると、究極の思考形態と肉体制御の融合状態である。
※そう言えば、40度の熱を出して受験した高校受験の当日(15歳)もそうだったし、大学の時に舞台(20歳)の本番当日(英語劇)もそうでした。---こうしてみると、十分な練習と緊張感が影響しているようですネ。

しかし、先日のテレビ対談の話を聞くところによると、オリンピックでゾーンという状態に2回ほどなったことがある(村主)とかいう回数らしい。漫才の大御所となっているタケシでさえも、無台でのっている時に、とか、夏木マリも無台で一度とか、言っていた。

それだけ頭をフル回転させることが通常はないということなのだろうか。高校受験の時もそうだったし、大学で舞台に上がっている時も、講演会などの時も同じ状態である。あまりにも身近すぎて、特殊な状態とは思えないのが実際です。

頭の上の方から自分とその回りを冷静に観察しながら、最良の次の手を先回りして考えている。
見ている方が本体(大脳)で、体を制御している方は小脳自動思考である。

長考の様に小脳自体に思考(ただしこの場合の思考は、単純な再現と組合せ的思考)させる場合と、小脳には、発言も含めた動きを任せて、大脳は、指令塔的役 割を頭の上空で行う。これが、人間の究極の思考形態である。とは言っても、中学生が日常的に経験していたことなのだから、そんなに難しいことではないハズ だ。

そんなに特別なことだとは思ってもみなかったので、今まで書いたことはなかった。まあ「もう一人の自分が〜」とは書いたことがあるとは思うが、そうなのか。みんながみんな同じこの状態に日常的になるワケではないのか。

?意外なことを知ったなあ。自分が見えない人が多いってことと関係してるかも知れない。自分を見るもう一人の自分がいなければ、自分を見ることは難しいだろうな。言っても分からないハズだ。

脳科学者でもないのにというコメントがくることは承知のうえで書きます。
ZONE状態は、<大脳:小脳>の割合が、2:8というところではないだろうか。
通常は8:2くらいで、
熟練したことをしている状態が、5:5かな。
だから、日常的なことよりも高度なことを、熟練の或まで仕上げて、小脳をフル稼動させている時におこりやすい状態である。言い換えればヒラメキの連続状 態。大脳にエネルギーが、集まっていると小脳が受け持っている無意識の働きを、感じにくい。半々だと、とぎれとぎれに感じるので、スムーズだが、大脳の意 識が、中心となっている。

ZONEは通常の反対なので、大脳へのエネルギーは小量なれでおだやかな状態で反対に小脳は活発に動いている。その動きが、大脳で顕在化されるので、もう一人の自分が意識される。その自分は小脳にいる、いつもは「無意識」と呼ばれているところに住む私である。

人間解析ドキュメント「ZONE」TBS<1999.10/21〜2004.09/26>では
「ZONE状態に入ると、周りの人、物すべてがスローモーションに見える。」「打つ瞬間、ボールについている小さなマークが見える。」「泳いでいると、体 が水に溶け込んでいく。」こんな体験をするほど究極にまで追い込まれている選手達の生き様を、テレビ番組「ZONE」では伝えていきたい。

とあったが、小脳思考による超高速シュミレーションを現実という通常速度が後追いするのでスローモーションに見えるのは当たり前なのだが...。神秘的と 言われているが、高度に洗練された高速処理状態です。あ、ちなみにクローズアップなんかもできますよ。例えば、剣道で小手を打つときには。実際には動き 回っている極小の場所が目前にハッキリと細部まで大きくスローで見えるので隙だらけに見える。だから、正確に素早く打てる。



2012年07月17日   
■思考の邪魔をするもの(文責:どんぐり倶楽部)
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思考の邪魔をするものは思考の流れを遮る自動的に再現されてしまう視覚イメージである。

状況で言うならば、視覚イメージを頻繁に要することを並行して処理している場合である。

ただし、状況が同じでも、それは、反応の仕方意識の仕方によっても変わる。

例えばこういうことである。
同じ言葉が聞こえていても内容を理解しようとして聞いている場合と、聞き流している場合では、視覚イメージの再現率や濃度(鮮明さ)が違うので思考の邪魔をする強度が異なるということだ。

つまり、思考の流れを邪魔する視覚イメージの再現が自動化されてしまうと思考はできなくなるということである。

どういうことかお分かりだろうか。

自動化の癖が付きやすい「幼児・児童期」には、自動再現の練習はしてはいけない。非常にキケンだと言うことです。
速さを求める学習は、考えられなくなる準備運動になるので、やってはいけないということです。
大量暗記・高速計算・徹底反復は(視覚イメージの高速再現=自動化という点で)幼児・児童期の学習としては使ってはいけない学習方法(使い道をまちかったエネルギーの浪費)であるということです。
「出来る=力(能力)」と勘違いしている場合に、最もおちいりやすい学習方法です。
※情緒不安定やストレス下での学習も単純に刺激に反応して操作できない視覚イメージが自動再現されて思考できない状態になるのは同じですし、何も考えずに再現された視覚イメージを繰り返す無意味な「できる」も同列の現象です。

このことは、ルリアの実験に参加したシィーという完全記憶能力者が考えられなくなった結果とも合致しています。
どの文献を見ても、最終結果は「幼児・児童期に記憶力を強化してはいけない」となっている。
※必要な記憶は日常生活だけで十分(取り入れるべき)だということです。

■ルリアの論文を知らない人の為に概略を書いておきます。
被験者シィーは、ー目見ただけで何でも完壁に覚え、完璧に思い出すことがでる能力を有する完全記憶能力者であり、後にその記憶カを使って超能力者として仕 事をするために、さらなる記憶カの強化をし、その結果、日常生活にさえも支障をきたすほど思考ができない(思考の混乱)状態となった。記憶が自動再現され てしまうと思考ができないということが数十年の記録で詳細に分かっている。というものです。

<関連記事>
2011年09月12日   
■指導と評価(文責:どんぐり倶楽部)   

■危険な高速計算
※ゆっくりなら悪くはない算盤(もちろん「指折り算→デンタくん」がいいんですよ)も「高速で10種類の視覚イメージを連続操作しかしない」のですから。使うのはキケンですね。

<文庫本が再刊行されています>
■偉大な記憶力の物語――ある記憶術者の精神生活 (岩波現代文庫) [文庫]




2012年07月16日   
■「しつけ」の3段階(文責:どんぐり倶楽部)
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「しつけ」には、3つの段階があります。

[1]反射を使う段階

[2]お手本を見せる段階

[3]話して、納得させる段階

です。
[1]は、見せても真似ができない時期の方法、
[3]は、自分の行動を制御できて、人の話を理解できる時期、
[2]は、[1]と[3]の間で、期間は人によりけり。
共通していることは、時期ハズレの方法は、効果がないということ。
また、論外だが、親のストレス発散、感情のはけ口としての「しつけ」と称する行為は全て虐待である。
言い聞かせると言う行為でさえも時としては虐待となつている場合もあるので見逃さないようにすべきである。

2012年07月14日   
■「万人に効果的な指導法はない」を間違ってはいけない。(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
「万人に効果的な指導法はない」のは当然だ。

「方法は」だ。

 しかし、くれぐれも勘違いしてはいけない。

 理論はひとつだ。

 人間の認識過程は同じであるし進化過程も同じである。

 だから、その「理論」+「対象に応じたアレンジ(方法)」をしても100%の効果を保証できる。

 これが、理論がないのに、「方法は生徒の数だけある」という部分だけがひとり歩きすると全く効果がない方法が野放しになる。

 正しい理論あっての方法である。

 行き当たりばったりの方法のサポートをするための言葉ではない。

*【指導法】を【子育て法】に置き換えても同様である。

●金子みすゞの詩のコメントでも書いた。
「みんな違ってみんないい」のは「ヒトを人間に育て上げた後」のことだ。
 基礎工事もなく上モノが建てられる幻想は、いい加減に止めないと致命傷を負わせる。
----------------------
 有名な
「みんなちがってみんないい(金子みすヾ)」
 という詩には
「ヒトから人間にまで育て上げた後ならば」という但し書きが必要なのです。
----------------------



2012年07月13日   
■そういうことか(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●長い間、せっかく「どんぐり倶楽部」に出会ったというのに、並行して早期教育をしている人が大勢いることを不思議に思っていた。

「いいとこ取り」と言いながら、「悪いとこ取り」になっていることが分からない。

「バランスよく」といいながら、平気で「アンバランス」な学習をさせている。

・・・なぜ、気づかないんだろう。熱心なのにズレてる。

このところ、そういうブログをたてつづけに見て分かったことがある。

以前は、「検証していないから」だろうと思っていたが、それだけではないようだ。(検証しても「でも、やっぱり」という人までいる)

芸術系にしても文学系にしても語学系にしても共通した根本的な認識不足が原因なのだ。

時々、「ギリシャ彫刻を超えるには」という例えで書いていたので分かってもらえていると勝手に思っていたが、全くの思い違いで、なかなか読み取ってはもらえないものだと痛感した。
bbs-log05.html、bbs-log07.html、bbs-log21.html
※JUMPした後で「ギリシャ彫刻」で検索

あらゆる分野、時代において、ー流の人は、全く同じことを言っている。

芭蕉:古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ。

分かりやすく書くと、「幼児・児童期には、表現された言葉や音や絵そのものを入力しても無意味である」ということだ。更に進めると、何事も忙しい現代では、マイナスにしかならない。

<下記はあるブログからの引用をちょっと加工したが、論旨は同じである>
1.芸術を楽しめたほうが人生の楽しみは増える
2.芸術を味わえる心を育てたい
3.環境が大事
4.小さい時からコンサートや劇場に行く

*おっとっと、3.まではその通りだが4.が全くの勘違いである。

言葉も音も絵も、伝えたいことはその先にある視覚イメージであり、さらにはその視覚イメージから連想される原形イメージであり、最終的にはその原形イメージにリンクしている実体験で獲得して蓄積された感覚・感情である。

この感覚・感情を豊かに蓄積することだけが真に「幼児・児童期の芸術・文学・語学の教育である」ということが分かっていないのだ。

だから、本体ではない単なる表現手段である「言葉・音・絵」を入れ込もうとするのだ。また、入力は多いほうがいい(とか強い方がいい)という二重の勘違いも拍車をかける。「消化なければ何もなし」にも気づかないで、入れたから大丈夫と思っている。

残念ながら、それでは、よくても「知っている(覚えている・聞いたことがある)」というだけで、そこには感動も何もない。永遠に「分からない」状態になる。

幼児・児童期に味わうべき・感じるべきことは、表現者が表現しようと思った本体そのもの(あるいは近似値としての似たような体験から生じる感覚・感情)であって、そのために使われた手法ではないのだ。

なぜならば、本体を持っていなければ、手法よって表現されたもの(伝えたいと思っている本体)を味わうことは不可能だからだ。表現者は本体を伝えるために、工夫して表現しているのだから。でなければ、あの手この手で表現の工夫はしない。

つまり、芸術にしても文学にしても語学に関しても、幼児・児童期に味わって感じて獲得したいつでも再生可能な深い生の感覚・感情のみが、その子の万能の力になると言うことである。

だ・か・ら、どんぐり倶楽部の5歳までの幼児教育は「させない教育(生活を感じて味わうことが全て)」なのだ。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」感じて味わう生活をするには十分な時間(時間的に余裕のある生活が基本)を要するので他のことをしている時間など微塵もない。でしょ?

芸術に親しんで欲しいからコンサートに行く?違うだろ。その音楽が伝えたいと思っている本体を味わっておくために「自然を味わい感じる」ために「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」自然の中で過ごす。だろ。

*行ってはいけないとは言わないが、本体を知るべき時にそんなことをしていては頭でっかちのおバカさんになるよ。
「ああ、ヴィヴァルディの四季ね。知ってるよ」で終わり。なんて貧相なことだろう。しかも、こんな結果を導くために子供の貴重な時間を費やしている。

*ちなみに、演奏・スポーツなどの肉体制御に関することで幼児・児童期に有効なこと(柔軟性の獲得と肉体の成長に沿った訓練)はありますが、今回の場合は無関係。

*迷路やパズルやブロックを置き換えても全く同じことが言える。思考力養成の勘違いである。本体は何かを見失うと材料を本体と勘違いする。

*「良質の算数文章問題」をする時の<注意>に、ヒントは一切与えない。書き方を教えてもいけない。とワザワザ書いてあるのに、ヒントを与え書き方を教え る人がいる。「出来ればいい」「解けたほうがいい」と思っているからだ。それでは、自力で思考回路養成はできない。だけなら、まだいいが、永久に回路を作 る方法を実感できないから、能力を使えなくなる。能力を使えなくして目の前の問題を解けるようにしても結果は致命的なマイナス教育になる。これも、本体 (育てるべき対象)を見誤っているからだ。

*勘違いついでに、教育の勘違いの行き着く先はココです。
 上部が「誰でもよかった殺人」下部が「いじめ」に関する記事です。どちらも同根。


2012年07月13日   
■大津市、中2自殺問題関連(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●2006年11月04日の記事です。

■いじめの構造:原因と対処方法(文責:どんぐり倶楽部・糸山泰造)
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/200611040000/

<追記>
☆もちろん、中学受験をしなくても、心と頭を人間に育てる教育がなされていなければ人間になれないのは当たり前である。

2012年07月07日   
どんぐり倶楽部のテキスト購入について(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●2012.7/1のドメイン変更により、テキスト購入ができない状態になっていましたが、下記より直接オンラインショップページにてご購入可能です。夏休み用に検討されてはいかがでしょうか。
どんぐり倶楽部テキスト→どんぐり倶楽部オンラインショップページ

2012年07月07日   
■どんぐり倶楽部 in Swiss(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●スイスでも利用していただいています。

→YouTube

ホームページアドレスが変わりましたのでご案内します。
New
http://reonreon.com/index.html
http://dl.dropbox.com/u/78229866/index.html(ミラーサイト:予備サイト)

●POLOT(指導者養成講座)を公開します。
●今回は指導者・保護者・教師の方全てに知っておいていただき内容を話した記録(25回分の1回分の本編のみ)ですので(88分→80分:前説Cut)ですが全編公開します。

●第1回目全編(HPリニューアル記念=reonreon.comドメイン)

●ドメイン変更で驚いている方もいらっしゃると思いますが、同じページ名で全てUPしてありますのでドメインだけ変えて閲覧して下さい。

http://homepage.mac.com/donguriclub/aomusi.html

http://reonreon.com/aomusi.html


2012年07月05日   
■DONGURI-PILOT(指導者養成講座)(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●POLOT(指導者養成講座)を公開します。
●今回は指導者・保護者・教師の方全てに知っておいていただき内容を話した記録(25回分の1回分の本編のみ)ですので(88分→80分:前説Cut)ですが全編公開します。

●第1回目全編(HPリニューアル記念=reonreon.comドメイン)

●ドメイン変更で驚いている方もいらっしゃると思いますが、同じページ名で全てUPしてありますのでドメインだけ変えて閲覧して下さい。

http://homepage.mac.com/donguriclub/aomusi.html

http://reonreon.com/aomusi.html

2012年07月03日   
■レオンくんドメイン(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●いつのまにか、レオンくんドメイン(reonreon.com)ができていましたので、お知らせします。
●メールもホームページもこのドメイン(reonreon.com)が使えます。

HP→http://reonreon.com/index.html
*どんぐり倶楽部内のページをリンクしていただいていた場合は
ドメイン部分を変えて頂くだけでページに飛びます。(ページのファイル名は同じにしてあります。)
旧ページ→http://homepage.mac.com/donguriclub/ducare.html
新ページ→http://reonreon.com/ducare.html
中間ページ→http://dl.dropbox.com/u/78229866/ducare.html

メール→donguriclub@reonreon.com

*「ちゃんとdonguriclub@mac.comに運ぶから大丈夫!」と言っています。

●ん〜〜〜、やるなぁ。いつのまに...。


2012年06月28日   
■テキストの選び方・進め方(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■ちょっと、聞いてみましょう。
「はい、もしもし、どんぐり倶楽部の糸山です。」


■年長さんからどんぐり倶楽部の問題を始めたいというお母さんとの会話です。
*テキストの進め方などの参考にどうぞ。

2012年06月26日   
■ゼロから自力で描き起こすことが絶対学力の素(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●描かれてあるもの、出来合いのものを使うのではなく、ゼロから自力で描き起こすという行為の中に本当の学力の素が隠されている。玉石混交を見抜ける人は少ないと思いますが、やり比べれば理由がわかります。

こんな雑誌が出ています。


●日本経済新聞出版社 編980円(税込)A4変型判 並製 120 ページ   
978-4-532-18131-4
2012年6月発売
今号は中学、高校受験、最新の学校選び方を大特集。最新の受験事情から国内外の学校紹介、私立、公立入試実績まで、これから学校選びの新基準を紹介します。また、学び力の伸ばし方、算数力の身に付け方を特集します。
●特集ページはこちら
巻頭インタビュー 日本の未来を支えるリーダーたち
第1特集 学校選びの新基準
第2特集 わが子を伸ばす“算数メソッド”を探せ
第3特集 海外大学進学が見えてきた
第4特集 学力よりも“学び力”




■購入はコチラ

2012年06月26日   
■考えないという環境に適応する子供達(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■20120625 in Pocket「学校でこんな難しいのやってないから...」
●乗り気じゃない様子の子供のセリフである。学校の危機が如実に現れている。このセリフは子供のせいではない。子供は環境適応するだけである。毎日長時間 を過ごす環境に適応しているだけである。考えないことを求められれば考えられなくなるのだ。逆に言うと「考える環境を作ればそれだけでいい」ということで もある。ところが、今は、学校が子供の意欲をそぎ落とし、考えられる力があるのに、その力を使えなくし、考える方法そのもの(言葉を正確に絵図化して相関 関係を捉えながら操作する)をいつまでも教えないがために、公式や解法を暗記して使うコピー学習しかできない子供を大量生産している。学校で難しいことを やる必要はないが、解法を真似させて「できる」と勘違いさせることだけはさせないで欲しい。キチンと「考える術」を教えて欲しい。それだけでいい。そうす れば、「難しいから」なんて言葉は全くでなくなる。正確な絵を描き起こすだけなのだから。
「絵を描く習慣」「文字を絵図化してよく見る」ただ、これだけでいい。



●4個を「4」と書いてはいけないんです。「■■■■」か「■■■■:4」です。この差が、全ての学力を決定づけます。
 学校だけで十二分に簡単に1年生からできます。これだけでいいんですから「理解が遅い」とか「書くのが遅い」とか「絵が苦手」なんてのは関係ない。
 1週間に1絵図で十分なんですよ。シッカリしろよ。

 学校で「考えない習慣」を身につけさせてどうすんだ!



<1MX30>ミミズのニョロは 3しょくの たからばこを みつけました。あかいろの たからばこには きいろの たからばこよりも 4こ おおい た からが、きいろの たからばこには あおいろの たからばこよりも 2こ すくない たからが はいっています。たからばこを あけたら、みんなで 30 この たからが ありました。では、あかいろの たからばこには なんこの たからが はいっていたことに なるでしょうか。

■どんぐり問題を見て、絵図を描き起こす前に「分からない」と言う場合は、残念ながら、学校の環境が「考えない習慣を身につける環境」になっているということです。毎日、家庭でリセットする必要があります。
※単純反復・高速計算・大量暗記・電子ゲーム---厳禁---
※宿題を「約束だから」とか「ルールだから」だとかノンビリしたことを少しでも思っている方は是非、子供の考える力を確認して下さい。そんな余裕はないと思います。→「頭の健康診断」

2012年06月23日   
■7歳まで・・・ってのはダメなんだよなぁ(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●いいこと言ってるのに、なんで7歳っていうかなぁ。これじゃあ、元の木阿弥なのになぁ。7歳って言ってる人は、自分でこの日本で検証したのかなぁ。少な くとも現代日本では絶対に長すぎる。7歳まで行くと、というよりも、学校に入ってしまってからでは、修正に非常に時間がかかるし、自力でアレンジ(環境適 応の調整)できなかったことを、学校への不満に置き換えて、子供を守る術を見いだせないで過ごしてしまう。自分の準備不足には一生気づかないケースも多々 ある。5〜6歳の1年間は、環境設定の移行期間なんです。

●「7歳までは遊べるだけ遊ばせよう」「7歳までは夢の中」・・・。惜しいなぁ。でも7歳までやったらダメなんだよなぁ。6歳から小学校が始まる。だか ら、その前の1年間(5才〜6才)で体験で蓄積したデータベースを意識的に使えるようにする必要がある。でないと、せっかくできている本当の力であるデー タベースを使えずに、言われた通りの上辺だけの手順を真似してしまう。「学ぶは真似ぶからきてるんだから」なんて言われてコピー学習を始めてしまう。ある いは、全く理論的なことを受け入れられないまま感覚優位にダラダラと感じるままに逃げまわることになる。「元の木阿弥」である。外遊びについては7歳どこ ろか最低でも12歳までは中心に据えないと、もったいないですよ。
「幼児・児童期に大事なことはA・T・S」 →「Asobi,Tomodachi,Shikouryoku」ですよ。

どんぐり問題が年長さん(5才)から用意されているのには、結構深い意味がある。また、その前にはテキストが一切ないのにも意味がある。

5歳までは自然の時間の流れの中で体験を通して、感じ・味わう生活をし尽くして、揺るぎない「感味力」を育み、5〜6の1年間で徐々に、学校で行われる整 理学習を自力で消化できる思考力の活用方法を身につけておく。そして、最初の1年間(6〜7才)で、学校を使えるようにする。この準備がないと、現代で は、学校に使われるか潰されるかになることが非常に多い。
※限られた進化エネルギーを、無駄なこと「高速(大量)学習・暗記(コピー)学習・反復学習」に浪費せずに、
 一貫して思考力養成のために優先順位を守って育てることで、
 誰もが「健全な子育てと教育」を楽しむことが出来る。


<成人式までの年表>
★0〜5:知的系統的教育は何もしない「させない教育」感味力の養成
※習い事などやっている時間的な余裕はない「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」自然を消化する時間で手一杯
→全ての学力の豊かなデータベースとなる

<<<よくある勘違い>>>
*なにもしないことがいいと言われて、自然を味わうこと感じることをしない→???
*褒めて育てるのがいいと言われて、判断基準を育てられないような褒め方をする→??
*しつけの3原則を無視して、しつけの段階を見極められずに的はずれな導きをする→??
*「時間がある(余っている)から」とか「眠っている才能を見つけましょう」とか「将来のため」とか「今しか育たないものがあるから」とか言われて、貴重 な時間とお金を割いて「習い事」「能力開発」で、育ててはいけない力(人間が長い歴史の中で、思考するために邪魔になる)力を強化して、才能開発と勘違い する。これは制御されているおかげで発言しないように制御されているのに、その制御力を弱まらせてしまった結果として、使ってはいけない(思考できなくな る)力を暴走させているということです。→???→そんなことをしている暇はみじんもない。
※生まれつき、制御力が弱い場合(数字に弱いから数字や計算に吸い寄せられる:暗記の制御力が弱いから、意識しなくても何でも暗記してしまう等)は、様々 な力の制御の上に成り立っている「思考力」を育てるには制御する訓練が必要。ところが、開発教室では、「制御力が弱くて発言してしまった力」を「才能です よ」なんて言われて、制御どころか、爆走する練習をする。これではバランスは永久に取れない。つまり、「制御力の貧弱さ=特異な才能→早い時期に修正して 思考できるようにする」と見るべきなのに「制御力の貧弱さ=特異な才能→特殊な力→与えられた力→天賦の才→育てる(さらにアンバランスを加速させる)」 となりがちなので注意しましょう。ただし、通常は成長するにつれて正常なバランス感覚が強まり、貧弱な制御力のために発現していた異常な力は収まるが、そ の時には、特殊訓練をしていたりすると、バランス機能が効かない場合も多々あり、中途半端な状態になる後遺症が残ることが多い。
※こんなに短い期間に思考の発達・思考回路作成に必要な<快感回路><満足回路><納得回路><情緒の安定><感情教育>を済ませなければならなのだよ。他のことをやってる(やってもらってる)暇は現実的に1mmもないと思います。

★5〜6:視考力の使い方をマスターする:この移行期間がスムーズに「思考回路養成」に入るには最も重要
※「良質の算数文章問題・0MX」を1日1行、1週間で1問、一緒に楽しむだけ。を取り入れる。
※これをしないと、しなくてもいい長くて無為な時間を浪費させられることになる

★6〜7:視考力を活用した思考力養成を学校を活用して行う準備
※環境を利用して成長しやすいように環境調整をする

★7〜9:視考力を活用した思考力養成(思考回路作成)
※本格的な視考力の活用期間

★9〜12:思考回路活用:応用力を育てる期間:ただし、まだまだ外遊び優先が伸びる秘訣
※ここまでは、絶対的に「読書」よりも「外遊び」を優先させる。
※10年かけて「卑怯」という美意識を伝える。

★12〜15:自己確立:高校受験を利用して「社会との戦い方」をマスターする
※ここで高校受験を利用しないと「戦い方」をマスターする時期がなくなる危険性が出てくる

★15〜18:自己vs社会との関係を探り、どう進むかを決める準備をする
※18歳で成人式(支度金を渡して、以降は自分の生活は全て(進路関係も含めて)自分で賄う)をする


2012年06月18日   
●Lesson-008〜どんぐりテキストの種類と使い方〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
■Lesson-008〜どんぐりテキストの種類と使い方〜


*期間限定です。

2012年06月16日   
●お絵かきソフトで「良質の算数文章問題」(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●お絵かきソフトを使ってPCなどで「良質の算数文章問題」を使う方法

使い方


問題は→DL-File「良質の算数文章問題・全700題」画像



2012年06月12日   
●模擬授業Lesson007〜良質の算数文章問題〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
*期間限定です。

●Lesson007〜良質の算数文章問題:2MX34〜


2012年06月08日   
●模擬授業Lesson006〜数字と単位〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
*期間限定です。

●Lesson006〜数字と単位〜

■どんぐり倶楽部のHPアドレスが変わります。2012.07/01〜
→http://dl.dropbox.com/u/78229866/index.html


2012年06月04日   
●模擬授業Lesson005〜深い読解力とは:その唯一の育て方〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
*期間限定です。

●Lesson005〜深い読解力とは:その唯一の育て方〜

■どんぐり倶楽部のHPアドレスが変わります。2012.07/01〜
→http://dl.dropbox.com/u/78229866/index.html


2012年06月02日   
●模擬授業Lesson004〜小数点を気にせずに正確に計算する小数計算〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
*期間限定です。

●Lesson004〜小数点を気にせずに正確に計算する小数計算〜
*本当の計算力とは、何にでも使える計算方法を正確に使えること。それには、「なんでも分数」の考えが必要なんです。

■どんぐり倶楽部のHPアドレスが変わります。2012.07/01〜
→http://dl.dropbox.com/u/78229866/index.html

2012年05月28日   
●模擬授業Lesson003〜期間限定〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
●Lesson003〜自在筆算〜


■どんぐり倶楽部のHPアドレスが変わります。2012.07/01〜
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2012年05月26日   
●模擬授業Lesson002〜期間限定〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
●Lesson002
※Lesson002:漢字読本の作り方と使い方〜国語力を総合的に育てる確実で効率的な方法〜


■どんぐり倶楽部のHPアドレスが変わります。2012.07/01〜
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2012年05月23日   
●幼児英語・幼児読書(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●知的系統的幼児教育(特に「高速・大量・反復」の暗記系)---論外
●幼児英語-------------------------------------------要注意(演歌の練習と同程度)
※フォニックスは日常的に正しい英語発音からなる音が溢れている環境が必要であり、その環境があって初めて効果を発するものである。だが、その肝心な環境 がない日本では、効果を出すためにする努力は危険な副作用を生む。水中なら誰でも泳げるのに、空中で泳げるようになろうとしていることと同じ。空中を水で 満たすことはできない。
※また、その方法(フォニックス)の効果を出すために環境設定をしようとすると非常に無理無駄が生まれ、幼児・児童期の貴重な進化時間を浪費する。できる できないではなく(環境を整えれば、単なる音の連続性と自動リンクと、統計学的学習手法を使うのだから、できるに決まってる--が非常に危険なんです)、 手法の良し悪しではなく、日本では使えない(危険環境を強いることになる)のだ。トランプと同じ感覚で、純粋に遊びの一つとして考えるならば、害はない が、そこに「**級認定」なんてのが入ってくると時間の浪費になる。
●幼児読書-------------------------------------------要時間制限
※12歳まで(特に9歳まで)は<読書>と<外遊び>なら、絶対に外遊びを取るように育てること。
 本の虫にさせてしまっては危険です。「文字に抵抗感はないけれども好きではない」くらいがベスト。
 読んでもらって聞くのは好きだけれども自分では読まない。がいい。でもって、少なくとも小3くらいまでは、楽しい読み聞かせをお願いします。
※「読書が悪いことはないだろう」と思って、四六時中読書していても注意しない。なんて事にならないようにして下さい。情緒の安定、実体験から得た豊かな 感情の育成、満足回路の育成、納得回路の育成、理論思考の育成、自己確立が終わった後なら読書三昧でも結構です。概ね高校生からですね。

■現代の生活環境の中では思考回路養成ができる貴重な時間を潰してそんなことをやっている(やらせている)時間の余裕はどこにもないということです。
 昔はあったんですよ。なぜなら、不便な日常生活や、野原を駆けまわりながら遊ぶことで「思考回路養成(オリジナルの工夫をすること)」がある程度できていましたからね。昔は放任主義でも健全な思考力をモテる場合もあったが今は、その環境はゼロに近い。

 今は、そのチャンスが殆ど無い。ないどころか、悪影響を与える(オリジナルの工夫をさせない:思考回路を作らせない)日常と遊びの中で生活している。

 そこに、プラスして、自然を相手にオリジナルの工夫をするという思考回路養成の邪魔になる、反復・暗記をいれる。あるいは、仮想空間で曖昧な実感のない(非常に薄い)疑似体験をする。

 これでは、どんなに能力があっても思考回路養成は自然にはできない。

 思考回路養成をするための時間と材料を使ってキチンと思考回路養成をする。現代とはそういう時代なんです。携帯型のゲームが出てきて以来、(自然を相手 にしたリセット遊びのおかげて)悪影響にまではなっていなかった宿題が、(リセット遊びもできなくしてしまったので)強力な悪影響を及ぼすまでになった。 そんな時代です。ですから、特別な反射強化練習をしていなくても「学校の宿題」だけでも、「考えられない頭」は簡単に育ってしまうんです。生活環境の変化 を無視して「これくらいの宿題は昔もやってた」なんてのは危険極まりない考えです。

*女の子なら(もちろん男の子でもいいですよ)「買い物に行こうか」と言ってでも読書の時間を物理的に少なくするのも多少の効果はあります。品物(実物) を実際に手にとって見たり感じたり比べたりできますからね。自分の生身の感覚でしか、「揺るぎない確かな感覚感情→判断力」は育ちませんからね。


2012年05月21日   
●模擬授業Lesson001〜期間限定〜(文責:どんぐり倶楽部)
[ 模擬授業 ]
※教室での糸山先生の授業形式講義です。

※Lesson001:image-fix法(イメージフィックス法)

 漢字は、image-fix法(イメージフィックス法)で、1度も書かずに書けるようにしましょう。
 お馴染みの「龜」から、次のステップである熟語「春夏秋冬」までを詳しく解説します。約20分


■どんぐり倶楽部のHPアドレスが変わります。2012.07/01〜
→http://dl.dropbox.com/u/78229866/index.html

2012年05月18日   
●経済的な教育格差は存在しない(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
どんぐり倶楽部があるのだから。

経済的な教育格差なんてのは存在しない。

必要なのは、お母さんが「素直で賢くある」こと。

ここに、学力や経済力は一切関係しない。

ましてや、親の学歴なんてのは微塵も関係ない。

http://homepage.mac.com/donguriclub/ducare.html

2012年05月15日   
●教育雑誌(文責:どんぐり倶楽部)
[ カテゴリ未分類 ]
●私は教育雑誌に目を通すことはまずない。
 原稿を依頼されたり、取材記事が掲載される場合にはバックナンバーを送ってもらって目を通すくらいだ。
 今回は「ducare」という季刊誌である。
 毎回そうだが、今回は紙面が非常に限られるようなので、
「それじゃあ、勘違いされちまいかねませんぜ」というStaffが補足ページを作った。
 どういう紹介文を書いていただけるかは後のお楽しみとして、せっかくなので先に紹介しておく。

http://homepage.mac.com/donguriclub/ducare.html

2012年04月15日       
●チェロコンサート(文責:どんぐり倶楽部)   
■奥さんに誘われて Jazz Cellist:吉川よしひろ さんのミニコンサートに行った。楽しかった。
http://h340623.yoka-yoka.jp/e813636.html
●印象深かった3曲:「key west riders」「カノン」「アメージンググレース」

2012年04月05日       
■Small Lecture Osaka tWelve (文責:どんぐり倶楽部)   
[ カテゴリ未分類 ]   
■無事終了しました。スタッフの皆様。お疲れ様でした。
 小学校の先生・塾の先生・学習教室の先生・保護者の方々。少しでもお役に立てることを伝えられたとしたら幸いです。
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b5de681bfdcd81754de4dd31f3d1ab83eb18dc00.31.2.9.2.jpeg
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/464c61afa8177d5b37a4ef64e023e66fc9ae17f0.31.2.9.2.jpeg
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/3c08ff78d2b65a159a1ad36df5a3214385aa6a5c.31.2.9.2.jpeg
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/181e316e629d4cea958406f1928f5e7b68fa26a1.31.2.9.2.jpeg
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/6d84f63ec15d7074763562b38d9aeb8abd021c1f.31.2.9.2.jpeg
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/cfab7cf337e077ab0d4d3ae8726fe51f70afcb4e.31.2.
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/d24eb3dd4c30e0a82c609cfd10f38a1fc7eacf94.31.2.9.2.jpeg
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/e309d229703388203d9c39cf9f4ff1e321f4e45b.31.2.9.2.jpeg
----------------------------
■学校で出ている計算プリントでさえ、思考力養成の強敵になっている。これが現実です。「これぐらいなら大丈夫」なんてないんです。
<参考ブログ>

2012年03月22日       
■教育講演会・座席確定   
[ カテゴリ未分類 ]   
「小さな勉強会〜どんぐり倶楽部の教育講演会_in_2012〜」のお知らせ
■2012.03/22座席確定。案内メールを出しましたのでご確認下さい。
*メールが届いていない場合はお知らせ下さい。
donguriclub@mac.com

<うり坊さんがお食事会を主催してくれます>
*講演会の後の交流会(懇親会)を企画しています。すぐ近くのイタリアンフレンチレストランです。
予定しているのは大人4,500円程度、お子さんは2,500円、幼児は1,000円。
「講演会は都合悪く行けないけど、交流会だけでも行ってみたいわ」という方がいらっしゃったら、
遠慮せずにご連絡くださいね。
osakadonguriあとまーくgmail.com です。

2012年03月19日       
■DVD for PC 2012 予約受付(文責:どんぐり倶楽部)   
[ カテゴリ未分類 ]   
■2012.03/20-4/20のみの受付です。
http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/711200aac548e066b66b97bebe4bbe4114846bb5.31.2.9.2.jpeg

donguriclub@mac.com

2012年02月28日       
■バレンタインデー(文責:どんぐり倶楽部)   
[ カテゴリ未分類 ]   
■娘(高1)がチャカチャカと作っていましたねぇ。

●設計図

http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/3dbc291d16614421ef35c6af75a4de2f9db8536f.31.2.9.2.jpeg
●完成品

http://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/fd1ac7ee70a373974eb20c1d42490bf247cfccce.31.2.9.2.jpeg

*材料費はお父さん持ちです。

2012年01月21日       
■どんぐり倶楽部の教育講演会・大阪講演(文責:どんぐり倶楽部代表・糸山泰造)   
[ カテゴリ未分類 ]   
申込時は終了しました。現在座席番号の確定中です。

1.参加者名
2.連絡先(県名・電話番号・メールアドレス)
をお知らせ下さい。
折り返し、座席の有無をお知らせします。(ある場合には指定します)

※カメラ・ビデオ・録音は可能です。
 三脚を立てるスペースも確保してありますので、バッテリーを持参してご参加下さい。
※どんぐり倶楽部主催の最初で最後の講演会です。2時間ほどですがよろしくお願いします。

日 時:2012年3月31日(土曜日)
会 場: 大阪・中之島公園内
     大阪市中央公会堂※大集会室*会場を見るだけでも価値があります。
     Tel 06(6208)2002

●タイムテーブル→14:00〜16:00
1:45開場
1:45-2:00入場
2:00-4:00講演
4:00-4:30退場
4:30閉場


2012年01月19日       
■お年玉(文責:どんぐり倶楽部代表・糸山泰造)   
[ カテゴリ未分類 ]   
●お年玉でふ---誰でもどうぞ。



ココをクリック→【お年玉】
*漢字筆順練習帳80文字(例文も楽しめますバージョン)+珍しい筆算筆順帳

2011年12月25日       
■DONGURI-PILOT「さわり集」(文責:どんぐり倶楽部)   
[ カテゴリ未分類 ]   
●どんぐり倶楽部のDONGURI-PILOT(指導者養成講座:水先案内人養成)の講義の「さわり集」をリンクしました。
全24回中の01-12を収録しています。

★01-12:DONGURI-PILOT「さわり集」★

2011年12月12日       
■「どんぐり」の記事(文責:どんぐり倶楽部)   
●どんぐりポケット年末年始休み-12/23-1/11●
「どんぐり」の記事は12月15日(木)付けの朝刊(全国版)教育ルネサンスで!
紙面掲載後、読売オンラインのサイトにも掲載されます。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/


2011年12月07日       
DONGURI-PILOT:05-10<見出し>(文責:どんぐり倶楽部)   
DONGURI-PILOT-05-20111109...............................
<見出し>
No.05--環境設定のためのTPO
No.05--目で見る<分解合成法>〜要約の技法〜
→変更→正比例の法則:思考力は思考回路養成時間に正比例する
No.05--幼児・児童期の読書に関する考察〜読書をさせずに本に親しむ〜
No.05--受験について
※小・中・高・大:全く違う意味を持つ受験だから、意味を知らないと大変危険
1.小→お受験後遺症(真面目な子ほど影響を受ける)----------------×
2.中→難しい「健全な中学受験」だから、できれば、しないほうがいい--××
3.高→大事な関門高校受験:唯一、誰もがすべき受験----------------○○
4.大→本人次第の大学受験:気が済むまでやってもいい--------------△
...............................
<DONGURI-PILOT-05-77m>←YouTubeへ
§上記の「講義音声DL:ページは開かずに圧縮ファイル(.zip)のDLが始まります」
「PILOT-05-77m.mp3」
※mp3プレーヤーで再生可能
<Q&A:動画>
<補足:動画>
■健全な中学受験ファイル閲覧
■中学受験・ズッコケ3人組ファルDL(ダウンロード)
<補足動画(低画質)中学受験面談記録:80分>
※ちなみに、こんな動画が右から左に、直ぐに出るということは山ほど受験生を見ているということです。その上でのPILOTです。
■PILOT-02-a06-補足画像4点←目で見る<分解合成法>〜要約の技法〜ココからもリンクしておきます。
日経新聞(小学生でも簡単に出来る方法)
0.-原本
1.-要約手順1
2.-要約手順2
3.-原本vs要約
<宿題:思考の臨界期+α>
■「思考の臨界期+α」を読んでおいてください。

DONGURI-PILOT-06-20111116...............................
<見出し>
No.06:PILOT-EYE<自分が信じるに足る「自分の目」を育てること>
※子供を見る+事実を見る=子供の事実を見る
○超現実的に考える。半端に現実的だと「思う壺」あゆみ、偏差値、統一テスト
○フィルターをかけられた言葉はフィルターを取り除いて自分の目で見る
「具体的に見る」「具体的に考える」「具体的に悩む」→「雰囲気に流されないようになる」
○動的思考と静的思考の差
No.06:「立式病」と「隠れ立式病」
○勉強モードになった途端に「実感のない考えないモードになる子」
※勉強モードになると突然現実感がなくなる。感情・感覚を使わない学習方法で勉強しているから。根本的な思考の楽しさは育たない。現実感がないと、応用も出来なければ本当の自信もでてこないし、なにしろ、楽しくないから自主的にはしない。
この状態は、能力ではなく、手法が内包している欠陥である。つまり、幼児・児童期には絶対に使ってはいけない手法を学校で使っているということ。
現実感のない計算式(万華鏡)に移行すると思考(視覚イメージ操作)そのものから離れて、数字という記号での操作になってしまうので、本来なら、常に(思考という視覚イメージを)還元再生しながら進めるという非常に面倒な(小学生では通常できない)ことが必要になる。
計算式は見えるものも見えなくしてしまう。横に書いてある絵図では見えているのに、目にしながらも計算式に惑わされて何をしているのか全くわからなくなっ てしまう。これが、立式病の病原菌の毒性の強さを表している。人間の目にスペクトラムグラス・万華鏡をかけてしまい、実体を見えなくする。視力が落ちるの は当然であり、何を見ているのかもわからなくなる。見えないのだから、考えることなど不可能である。
※日常の勉強方法が実感を使えない方法になっている→立式病:単に計算の意味が分かっていないというレベルではなく、無感覚・無感情にさせられている。具象思考の不足。貧弱な抽象思考を強要されている証拠。実体を無視して計算をする。全く無意味な処理。
No.06:体感計算から無限暗算まで(計算力とは何か:自在に操れなければ力ではない)
※授業で「デンタくん」:授業で「横筆算」
No.06:体感読解から無限創作まで(読解とは何か:自在に操れなければ力ではない)
※絵コンテ読解(教科書の絵本化授業)
※絵コンテ諺(参考:まんが諺辞典の作成)---ワンカットで表すのがポイント
No.06:何でも実感すればいいものではない。
※基本を実感して、その実感に常に戻りなが螺旋状に抽象思考を強固に築き上げる。
1.計算や暗記のような同じ事(処理)の繰り返しで成り立っているものは、本当の基本のみ実感する。
■100玉算盤は無用。
2.規則的な処理ではないものは、それぞれの環境の中で深く豊かに、できるだけ様々なことを感じ味わう
3.「絵図を参考にして」とはステージ(土俵・次元・世界)が異なる
<PILOT-06-74m>←クリックするとYouTubeに飛びます。
<音声DL(ダウンロード)>
※89.2MB
<補講:PILOT-EYEに関する補講>
<PILOT-06-sub-1-25m>←クリックするとYouTubeに飛びます。
<音声DL(ダウンロード)>
※27.7MB
●具象思考・抽象思考・どんぐり問題の仕組・究極の思考形態についての動画をUPしました。
<動画>
※動画後半の小5の生徒との会話はまさにアカデメイアの下記の写真と同じ事をしています。
<問題>
<作品>※今回のポケットでの話の中で使っている作品
<作品-2>
<宿題:10時間講演記録>
■10時間講演記録←HP経由
■10時間講演記録-1←YouTube
■10時間講演記録-2←YouTube
<10時間講演-音声版-1-DL(ダウンロード)>※201.1MB
<10時間講演-音声版-2-DL(ダウンロード)>※217.6MB
<10時間講演-音声版-3-DL(ダウンロード)>※225.5MB

DONGURI-PILOT-07-20111123...............................
<見出し>
No.07--PILOT-EYE-2
入力を妨害するものを特定する
1.教室--本人・保護者・家庭環境
※環境が整わないと入力は難しい
※環境が整っていれば「思考力養成」はどんぐりで100%できる。うまくいっていない場合は、必ず、環境設定に問題がある。しかも、その環境設定は子供がするものではなく保護者がするものなので、全責任は保護者にある。
2.家庭
「ノンビリはいい」けど「甘やかしすぎ」はダメ→スローテンポで普通に対応。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」親の意見を言う。
 例えば「勉強しなさい」とは一切言わないが、塾もナシ、受験も本人の強い希望がないとさせない。18歳で成人式して独り立ち。つまり、12年かけて自分の人生は自分で切り開いていくものだと、体得させる。
「ノンビリ」と「甘やかし」を混同していると、ダラダラと小2くらいから進化しない。つまり、9歳の壁を上に伸ばせない。シールドの対局もダメですよ。中庸が難しいのは当たり前、ベストバランスは常に難しい。けどどんぐり倶楽部なら可能。
■症候群対策<相談風講義>
...............................
<DONGURI-PILOT-07-100分>←クリックするとYouTubeに飛びます。
<PILOT-07-Voice-DL-120.6MB>←クリックすると音声のみDL(ダウンロード)※mp3プレーヤーで再生可能
<補足:動画>
■下記は、答え合わせということでヒントを与えてしまい進化妨害をしてしまったお母さんへのアドバイスです。
●音声アドバイス+作品をアップしておきます。聞きづらいですが、DL(ダウンロード)して丁寧に聞いてい下さい。
●上記の答え合わせをしてしまった作品2点の画像です →DL(ダウンロード)
<予告>
DONGURI-PILOT-08-20111130
※「良質の算数文章問題」の仕組の詳細と思考力養成の関連:問題の選び方、作品の見方、アドバイスの仕方、変化のポイント、待ち方。その他リクエストにお答えします。
※ステージ進化のための問題なども解説します。
※紅葉のお裾分け

PILOT-08-20111130...............................
<見出し>
No.08:「良質の算数文章問題」の7つ道具
1.仕組
2.使い方
3.ステージ移行の判断要素と判断基準
4.子供の状態と問題の関係
5.式や答えを求めてはいけない理由と求める場合
6.絵図を描けない描かない描かせない環境の改善策
7.見えないものを見る力:視考力が育つ順番
<添削サンプル解説>
■DONGURI-PILOT-08-114分←クリックするとYouTubeに飛びます。
■補足動画(添削例解説:詳細版)←クリックするとYouTubeに飛びます。
■補足動画の精細画像←DL(ダウンロード)
■PILOT-08-Voice-DL-136.9MB←クリックすると音声のみDL(ダウンロード)※mp3プレーヤーで再生可能

PILOT-09-20111207...............................
<見出し>
No.09:「良質の算数文章問題」添削の様子
■DONGURI-PILOT-09-5分←クリックするとYouTubeに飛びます。
■方程式問題:画像
※立式すると
450+6a =1000-190
450+6a =810
450+6a-450=810-450
6a =360
a =60
【別解:絵図を見ればどんな変形も可能です】
1000 =450+6a+190
1000-450=6a+190
550-190=6a
360=6a
6*60 =6a
60=a
a=60
■上記の添削映像
■PILOT-09-添削-65分←クリックするとYouTubeに飛びます。
※音声DL(ダウンロード)はありません。
...............................
<予告:PILOT-10:どんぐり理論を超えるための唯一の方法>

2011年11月09日       
■DONGURI-PILOT-1回目講義の公開(文責:どんぐり倶楽部)   
●DONGURI-PILOT情報を教えてくださいとの要望が多いので、1回目の講義を公開します。2回目以降の公開はありません。
 また、実際には、この講義に対してのQ&A,補足動画、アドバイスなどが専用ブログでは御覧いただけます。

■DONGURI-PILOT-01-OPEN

2011年11月07日       
■DONGURI-PILOT-05〜10の予定項目(文責:どんぐり倶楽部)   
※下記のリンク先は誰にも教えてはいけません。受講者以外はクリック厳禁です。

※前回のQ&Aを見ていない人は先に見ることをお勧めします。
<受講方法>
1.受講登録する(オンラインショップにて DONGURI_Lecture_on_PC を購入して下さい)
※受講専用ブログ(パスワードあり)を案内します。変更時には逐次メールにてお知らせします。
2.最新週の講義録画を見る(途中参加の場合も最新週から見て下さい)遡って質問してもOK。
3.下記のA~EをComments欄に書きこむ。遅れても大丈夫ですので必ず書き込んでください。
※コメント欄が苦手な場合はメール可:donguriclub@mac.com
※講義に関する質問は、その週のうちにコメントする方がいいですね。
※講義の内容とは関係のないことでも、「子育てと教育」に関することでしたら質問を受け付けます。別立てで解説する場合もあります。
...............................
このブログのComments(コメント欄)を利用して
A---講義の時間軸に沿った自分用の索引を記入(自分用にYyouTubeを見ている時のタイムコードを使って整理するのもGood)---再視聴する 際のIndexと考えてください(自分用の小見出しですね)---何を知りたいときにどの講義動画を視聴すればいいのかの自分なりのメモと考えてくださ い。
B---記入した索引に対応する部分の感想を記入
C---記入した索引に対応する部分に関する質問・疑問があれば記入
D---講義内容に関すること以外の質問・相談があれば記入
E---その他、受講生同士の情報交換など
F---講義に入れて欲しい項目
..............................
<見出し>※予定で〜す。変更アリ
No.05--環境設定のためのTPO
No.05--目で見る<分解合成法>〜要約の技法〜
→変更→正比例の法則:思考力は思考回路養成時間に正比例する
No.05--幼児・児童期の読書に関する考察〜読書をさせずに本に親しむ〜
No.05--受験について(小・中・高・大:全く違う意味を持つ受験だから、意味を知らないと大変危険)
    1.小→お受験後遺症(真面目な子ほど影響を受ける)−−−−−−−−−---×
    2.中→難しい「健全な中学受験」だから、できれば、しないほうがいい--××
    3.高→大事な関門高校受験:唯一、誰もがすべき受験----------------○○
    4.大→本人次第の大学受験:気が済むまでやってもいい--------------△
...............................
No.06:PILOT-EYE
※事実を見る目&子供を見る目(成功vs失敗)&(モード変換)
No.06:体感計算から無限暗算まで
No.06:体感読解から無限創作まで
...............................
No.07:PILOT-EYE-2
※教室/家庭/様々な子供の症状と対応策
...............................
No.08:「良質の算数文章問題」の7つ道具
1.仕組
2.使い方
3.ステージ移行の判断要素と判断基準
4.子供の状態と問題の関係
5.式や答えを求めてはいけない理由と求める場合
6.絵図を描けない描かない描かせない環境の改善策
7.見えないものを見る力:視考力が育つ順番
...............................
No.09:MEMO-001-025
No.09:MEMO-006-050
No.09:MEMO-051-075
No.09:MEMO-076-100
...............................
No.10:全ての学力を一つの力で伸ばす
No.10:視考力と感味力
No.10:読解のヒント1「絶対学力」

2011年11月05日       
■「最初に選びたい学習方法・下」(文責:どんぐり倶楽部)   
●「最初に選びたい学習方法・下」が出来ました。

 このページで予約のみ受け付けています。送料込みで780+340=1120円です。
 DL(ダウンロード)あるいはFAX転送ならば、780円です。
※下記よりメールにて連絡いただければ対応します。
→donguriclub@mac.com




<拡大.pdf>

2011年10月26日       
DONGURI-PILOT-04(文責:どんぐり倶楽部)   
※下記のリンク先は誰にも教えてはいけません。受講者以外はクリック厳禁です。

※前回のQ&Aを見ていない人は先に見ることをお勧めします。
<受講方法>
1.受講登録する(オンラインショップにて DONGURI_Lecture_on_PC を購入して下さい)
※受講専用ブログ(パスワードあり)を案内します。変更時には逐次メールにてお知らせします。
2.最新週の講義録画を見る(途中参加の場合も最新週から見て下さい)遡って質問してもOK。
3.下記のA~EをComments欄に書きこむ。遅れても大丈夫ですので必ず書き込んでください。
※コメント欄が苦手な場合はメール可:donguriclub@mac.com
※講義に関する質問は、その週のうちにコメントする方がいいですね。
※講義の内容とは関係のないことでも、「子育てと教育」に関することでしたら質問を受け付けます。別立てで解説する場合もあります。
...............................
このブログのComments(コメント欄)を利用して
A---講義の時間軸に沿った自分用の索引を記入(自分用にYyouTubeを見ている時のタイムコードを使って整理するのもGood)---再視聴する 際のIndexと考えてください(自分用の小見出しですね)---何を知りたいときにどの講義動画を視聴すればいいのかの自分なりのメモと考えてくださ い。
B---記入した索引に対応する部分の感想を記入
C---記入した索引に対応する部分に関する質問・疑問があれば記入
D---講義内容に関すること以外の質問・相談があれば記入
E---その他、受講生同士の情報交換など
..............................
<見出し>
No.04--教育の優先順位(Priority in Education)
■学習の優先順位表の必要性
知らないと、学習時期を間違えて、能力があるのに使えなくしてしまう。
No.04--どんぐり添削とは
■添削とは解法のアドバイスをすることではありません
No.04--どんぐり教材の仕組と使い方(これだけ算数・計算編/漢字読本/良質の算数文章問題/etc...)
■不要なものはありません

<DONGURI-PILOT-04-**分>←クリックするとYouTubeに飛びます。

<Q&A:動画>
■PILOT-04-a01-**m

<補足説明用:画像&動画>
■添削-01
■添削-02
■添削-03
■添削-04
■添削-05

2011年10月21日       
DONGUROI-PILOT-03(文責:どんぐり倶楽部)   
DONGURI-PILOT-03
※下記のリンク先は誰にも教えてはいけません。受講者以外はクリック厳禁です。

<受講方法>
1.受講登録する(オンラインショップにて DONGURI_Lecture_on_PC を購入して下さい)
※受講専用ブログ(パスワードあり)を案内します。変更時には逐次メールにてお知らせします。
2.最新週の講義録画を見る(途中参加の場合も最新週から見て下さい)遡って質問してもOK。
3.下記のA~EをComments欄に書きこむ。遅れても大丈夫ですので必ず書き込んでください。
※コメント欄が苦手な場合はメール可:donguriclub@mac.com
※講義に関する質問は、その週のうちにコメントする方がいいですね。
※講義の内容とは関係のないことでも、「子育てと教育」に関することでしたら質問を受け付けます。別立てで解説する場合もあります。
...............................
このブログのComments(コメント欄)を利用して
A---講義の時間軸に沿った自分用の索引を記入(自分用にYyouTubeを見ている時のタイムコードを使って整理するのもGood)---再視聴する 際のIndexと考えてください(自分用の小見出しですね)---何を知りたいときにどの講義動画を視聴すればいいのかの自分なりのメモと考えてくださ い。
B---記入した索引に対応する部分の感想を記入
C---記入した索引に対応する部分に関する質問・疑問があれば記入
D---講義内容に関すること以外の質問・相談があれば記入
E---その他、受講生同士の情報交換など
..............................
<見出し>
No.03--勘違い手法を生む「偶然教育理論」と正しい手法を無数に生み出す「絶対教育理論」
□天体現象を説明する「天動説」と「地動説」
□「天動説」→偶然一致する現象もあるが、例外が多い→偶然教育
□「地動説」→全てに当てはまる→正しい理論→例外はない→絶対教育
□理論自体は単純だが、見つけ出すには「鋭い観察力」と「深い洞察力」を要する。
No.03--理論的な思考だけを育てるのは簡単である。しかし、非常に危険なのでしてはいけない。
    すべき教育とは「感情を守り育てながら、最高度の理論的な思考を育てる」ことが、すべき教育である。
    ※<感情を>を考えない学習方法は人間の幼児・児童期には使えない。
    ※貧弱な幼児教育理論の致命的な欠点と幻想の原因と判断方法
    ※幼児期の一時的な記憶の優秀性を大量記憶、高速再現に使ってはいけない理由
No.03--陳腐な「右脳教育」「左脳教育」
    右足だけを鍛えて、次に、左だけを鍛えたら、走れるとでも思ってるのか。
    どちらも同時に使わないと働かない感覚や機能がある。そこが大事なんだよ。
No.03--No.03-- どんぐり理論を紐解くための語句解説
   ・感味力・視考力・言葉のトリガー理論・学習のプラットフォーム・全ての教科で一つの力
   ・教育の統一場理論・ネクストステージ理論・思考の臨界期
   ・<快回路-満足回路-納得回路具象思考-抽象思考-小脳自動思考-全脳思考>
No.03--基礎基本の勘違い
□「読み書き計算」は基礎基本ではない
□「高速・大量・反復」は幼児・児童期には」厳禁
・一時的記憶力優勢期の理由(大量暗記用ではなく視覚イメージ操作回路作成のための原形回路作成)
※歩けるようになった時点で、すでに、視覚イメージ操作はオリンピック選手並み。→体のコントロールで視覚イメージ操作を自在に使っている
※あとは、その力(視覚イメージ操作力)を使って思考回路を作るだけなのに、肝心のその最も得意な力を使わせないで、自由に使えない材料を使って形だけ「出来る」ように猿真似をさせている。
■現状の教育方法では「オリンピック選手に、素人のコーチが基本が大事だからといいながら、基本ではない筋トレをさせているようなもの」→<筋肉脳>を作るのはやめましょうね。
■基礎基本の勘違い:「読み書き計算」は基本ではない。「高速・反復・大量暗記・大量入力」は考える機会そのものをなくしてしまう。
■肉体コントロールの基本と思考力養成の基本の混同が尤もらしい悲惨な教育手法を広げている
■スポーツや演奏や手仕事など、体を正確に思い通りにコントロールしなければならない場合は、肉体制御が視覚イメージそのものではなく、視覚イメージを媒 介とした2次的なコントロールなので必ず誤差が出てくる。そこで、誤差修正のデータベースを作って正確なコントロールが出来るように反復をしながら必要な スピードも付ける必要が出てくる。もしも、体の制御が視覚イメージ操作と絶対にずれないならば誤差修正という反復は全く不要になる。
思考の場合は1次利用、つまり、視覚イメージ操作=思考なので全くご差が出ない。だから、反復は全く不要なのである。

目的を実現するために必要な材料が直接コントロールできるものなのか間接的にしかコントロール出来ないものなのかによって基礎基本は全く変わるのです。さ らに、視覚イメージ操作」は真っ直ぐ歩けるようになったときには、オリンピック選手なみに熟練しているのだから、後は使うだけの状態となっている。それな のに、現行の教育手法ではこの力を使わせないようにして目的を達成(思考力養成を)しようとしている。これは、論外である。さらに、1次と2次の違いも知 らないので、オリンピック選手に基本はウサギ跳びだといってウサギ跳びをさせているようなことになっている。これではみんな壊れてしまう。
●また、一流選手の練習を見てもわかるが、体の制御においても自在に体を操れるようになった後は、視覚イメージ操作練習が重要になってくる。

<DONGURI-PILOT-03-55分>←クリックするとYouTubeに飛びます。

<Q&A:動画>
■PILOT-03-a01-**m

<補足説明用:画像&動画>
■楽しい高校受験の勉強
※糸山家では塾とは無縁ですので家庭で中3の9月から受験勉強を許可しています。
 もちろん、家庭で出来なければ塾で結構です。理解力があれば自学でも塾でも同じです。モチロン、過去問対策や設問解釈はしてくださいね。
2011年10月19日       
■テレビゲームの学年別限界時間(文責:どんぐり倶楽部)   
●あまりにも質問が多いので書いておきます。
●あくまでも「どんぐり倶楽部では」です。理由は幾つもありますが、子供の様子を見ていただければ分かります。

■テレビゲームの学年別限界時間■
http://homepage.mac.com/donguriclub/tvgametimelimit.html

2011年10月17日       
DONGURI-PILOT-01(文責:どんぐり倶楽部)   
DONGURI-PILOT-01
※下記のリンク先は誰にも教えてはいけません。受講者以外はクリック厳禁です。

<受講方法>
1.受講登録する(オンラインショップにて DONGURI_Lecture_on_PC を購入して下さい)
※受講専用ブログ(パスワードあり)を案内します。変更時には逐次メールにてお知らせします。
2.最新週の講義録画を見る(途中参加の場合も最新週から見て下さい)遡って質問してもOK。
3.下記のA~EをComments欄に書きこむ。遅れても大丈夫ですので必ず書き込んでください。
※コメント欄が苦手な場合はメール可:donguriclub@mac.com
※講義に関する質問は、その週のうちにコメントする方がいいですね。
※講義の内容とは関係のないことでも、「子育てと教育」に関することでしたら質問を受け付けます。別立てで解説する場合もあります。
...............................
このブログのComments(コメント欄)を利用して
A---講義の時間軸に沿った自分用の索引を記入(自分用にYyouTubeを見ている時のタイムコードを使って整理するのもGood)---再視聴する 際のIndexと考えてください(自分用の小見出しですね)---何を知りたいときにどの講義動画を視聴すればいいのかの自分なりのメモと考えてくださ い。
B---記入した索引に対応する部分の感想を記入
C---記入した索引に対応する部分に関する質問・疑問があれば記入
D---講義内容に関すること以外の質問・相談があれば記入
E---その他、受講生同士の情報交換など
..............................
<見出し>---講義予定日の当日録画して、深夜にUPしますので、視聴は予定日以降になる予定です。
No.01--どんぐり倶楽部のいるところ(俯瞰できる場所にいるから、様々なものが見える)
No.01--環境に左右されずに絶対学力を育てる理論(Total-Balance-Education:両端を知っているから中心が分かる)
No.01--整理学習と養成学習(偶然学習では通じない)
    ※式も答えも不要な理由(学力の正体)
No.01--能力と手法(能力開発の勘違い:開発できるのは手法のみ)
    ※入力-処理-出力:能力差はない、そして、入力-出力:手法の差はない、あるのは好みだけである。
     ところが、処理には手法の差がある。PCでいえば、優秀なソフトを組み込めるかどうかが勝負となる。
     コピーするという処理は最も単純で応用の利かない手法である。パターン学習が危険な理由はココにある。
     後天的に育てられるのは、優秀なソフトの設定のみである。
No.01--人生は楽しむためにある。学力とは、人生を楽しむために必要な力である。
    ※ヒトが人間になるための力。人生を楽しむための力。学力の話をします。 
No.01--なぜ、「良質の算数文章問題」なのか。必要なのに、無いものは作るしかない。
    ※感味力を保持し視考力を活用した思考力養成のための材料(7年間の学習教材はコレだけでも十分です)
No.01--Question--2011.10/12-18で質問を受け付けます。

<DONGURI-PILOT-01-88分>←クリックするとYouTubeに飛びます。
■受講者で一番遠い方は「アラスカ州」からの参加です。では、2012.3/末まで、よろしくお願いします。
<Q&A:動画>
■PILOT-01-a01-12m
■PILOT-01-a02-08m
■PILOT-01-a03-38m
■PILOT-01-a04-22m
■PILOT-01-a05-20m
■PILOT-01-a06-34m
<補足説明用:画像&動画>
・どんぐりポケット添削例スライドショー
<子供達の変化を見てみましょう>
01.●K君が「分からん」と言う。初めての「どんぐり問題」体験中
02.●K君が「分からん」とは一言も言わない。
03.●K君の作品(2で添削したもの)
04.●U君の様子-考える方法が分かる前
05.●U君の様子-考える方法が分かった後
06.●体験に来るまで「全く絵が描けない」と(親に)言われていた子が体験で描き始めた様子
07.●2週間教室で何も描かなかった子が、何の声かけもせずに描き始めた絵
08.●準備学習効果:一言アドバイスで文章問題(応用問題)まで解けるようになる「どんぐりっ子」の作品
09.●子供が説明してくれる
10.●鉢巻問題-素敵な絵図-四角レオンくん:考えの確認
11.●間違っても楽しい亀問題:だって答え全く重要じゃないから

2011年10月08日       
■DONGURI-PILOT_on_PC-00(文責:どんぐり倶楽部)   
●PILOT受講者専用ページへ進んでください(メールにて案内を出しています)
※上記ページではComments欄にて情報交換・Q&Aもできます。
●この掲示板は、今後、DONGURI-PILOTの進捗状況報告が中心となり、2012.3で終了とします。
●DONGURI-PILOT_on_PC予定表
 2011.10/12-2012.3/28全25回
No.01--2011.10/12
No.02--2011.10/19
No.03--2011.10/26
No.04--2011.11/02
No.05--2011.11/09
No.06--2011.11/16
No.07--2011.11/23
No.08--2011.11/30
No.09--2011.12/07
No.10--2011.12/14
No.11--2011.12/21
No.12--2011.12/28
No.13--2011.01/04
No.14--2011.01/11
No.15--2011.01/18
No.16--2011.01/25
No.17--2011.02/01
No.18--2011.02/08
No.19--2011.02/15
No.20--2011.02/22
No.21--2011.02/29
No.22--2011.03/07
No.23--2011.03/14
No.24--2011.03/21
No.25--2011.03/28
No.*****2012.03/31:大阪講演ご招待
.............................................................................................
No.01--どんぐり倶楽部のいるところ(俯瞰できる場所にいるから、様々なものが見える)
No.01--環境に左右されずに絶対学力を育てる理論(Total-Balance-Education:両端を知っているから中心が分かる)
No.01--整理学習と養成学習(偶然学習では通じない)
    ※式も答えも不要な理由(学力の正体)
No.01--能力と手法(能力開発の勘違い:開発できるのは手法のみ)
    ※入力-処理-出力:能力差はない、そして、入力-出力:手法の差はない、あるのは好みだけである。
     ところが、処理には手法の差がある。PCでいえば、優秀なソフトを組み込めるかどうかが勝負となる。
     コピーするという処理は最も単純で応用の聞かない手法である。パターン学習が危険な理由はココにある。
     後天的に育てられるのは、優秀なソフトの設定のみである。
No.01--人生は楽しむためにある。学力とは、人生を楽しむために必要な力である。
    ※ヒトが人間になるための力。人生を楽しむための力。学力の話をします。 
No.01--なぜ、「良質の算数文章問題」なのか。必要なのに、無いものは作るしかない。
    ※感味力を保持し視考力を活用した思考力養成のための材料(7年間の学習教材はコレだけでも十分です)
No.01--Question--2011.10/12-18まで質問を受け付けます。

No.02--「良質の算数文章問題」を解くときの注意(ルール)について(「型」の意味と重要性)
    ※「どんぐり」のルールは、ただの手順や約束ではありません。
    ※「思考力を育てる」という伝統を引き継がせるための仕組み。

No.02--Uni-Policy:子育てと教育の方針が同じでなければならない理由
    ※教育は子育てのほんの一部である。「子育ての楽しみと教育の醍醐味」
No.02--幼児・児童期の完璧主義は丁寧に拭いとること。
    ※幼児・児童期の完璧主義を野放しにしておくと禍根を残す。
No.02--危険な「活性化」信仰。エネルギー浪費でしかない「空ぶかし現象」を活性化という言葉で誤魔化してはいけない。教育に関しては活性化にプラスの意味は一切ない。
No.02--思考形態の変遷過程に沿った教育だけが「無理なく無駄なく効果的」な学習を可能にする。
    ※「哺乳類の寿命」と「性成熟年齢と遺伝」と「思考の臨界期」
No.02--Question--2011.10/19-25まで質問を受け付けます。

No.03--勘違い手法を生む「偶然教育理論」と正しい手法を無数に生み出す「絶対教育理論」
※天体現象を説明する「天動説」と「地動説」
※「天動説」→偶然一致する現象もあるが、例外が多い→偶然教育
※「地動説」→全てに当てはまる→正しい理論→例外はない→絶対教育
 修正はあり得る:地軸の傾きが周期的に変化する等々
■理論自体は単純だが、見つけ出すには「鋭い観察力」と「深い洞察力」を要する。
No.03--理論的な思考だけを育てるのは簡単である。しかし、非常に危険なのでしてはいけない。
    すべき教育とは「感情を守り育てながら、最高度の理論的な思考を育てる」ことが、すべき教育である。
    ※<感情を>を考えない学習方法は人間の幼児・児童期には使えない。
    ※貧弱な幼児教育理論の致命的な欠点と幻想の原因と判断方法
    ※幼児期の一時的な記憶の優秀性を大量記憶、高速再現に使ってはいけない理由
No.03--右足だけを鍛えて、次に、左だけを鍛えたら、走れるとでも思ってるのか。
    どちらも同時に使わないと働かない感覚や機能がある。そこが大事なんだよ。
No.03--感味力・視考力・言葉のトリガー理論・学習のプラットフォーム・全ての教科で一つの力
   ・教育の統一場理論・ネクストステージ理論・思考の臨界期
   ・<快回路-満足回路-納得回路具象思考-抽象思考-小脳自動思考-全脳思考>
No.03--教育の優先順位(Priority in Education)
2011年10月06日       
■学校仕様(文責:どんぐり倶楽部)   
■カウンターが<555555>になった人は、是非、お知らせ下さい。

<テーマ>
〜自力で考えることができない子供達に、人間的な判断力を含む「考える力・絶対学力」を身につけさせる〜
●PTA(Parents&Teachers Asocieition)を活用(家庭と連携)して、家庭学習と校内学習と日常生活のバランスを整え、子供が本来持っている視考力を活用した視考力養成の 統一見解を得る。「早寝早起き朝ご飯」なんて、思考力養成に直接には関係ないことなどどうでもいい。肝心な思考力養成環境を作る。

<方法>
■学校の現行のシステムのままで、十分な思考力養成が可能な理由と、その具体的な方法を 提示する。実証済み。
■考えない習慣を排除する。考える時間を確保する。PTAにて、同じ視線での「考える準備が出来る環境」を認識し提供する。

1.家庭学習とテレビゲームの禁止:単純作業的な学習とテレビゲームによる反射思考(考えない習慣づくり)の排除
※家庭では自然な時間の流れを意識し、「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」生活を味わい感じることを意識する。
※タバコの副流煙の被害と同じで「ゲーム的反射反応」を環境として周りに持っていると、直接遊んでいなくても影響を受ける。しかも、大部分の子供達が同様 の反応をしていると影響は深刻であり、現在既に、危険な状況である。解決策は隔離か根絶しかない。また、毎日家庭でのリセットを意識していれば悪影響は最 小限に留められる。

2.毎日のHR(ホームルーム)で、毎日1漢字・1計算テストを実施する。但し、実施方法は下記を厳守する。
 a.課題は、帰りの HRで1回だけ練習する。家庭では絶対に復習などしてはいけないこととする。
 b.漢字はimage-fix法(イメージフィックス法)
 c.計算はノート1ページに大きく筆算(1桁同士でも筆算を書く)

3.授業では毎日「良質の算数文章問題」を使う。必ず絵図を書く。毎日途中でも張り出し、続きを最後まで描き込む。

4.1年かけて「漢字読本」を仕上げる。

5.全教科の教科書の読み聞かせをする。

6.結果ではなく過程に重点をおいた評価だけをする。(意図的に結果を無視する)

■日常生活や遊びの中で、自然にオリジナルの工夫をするときにできる思考回路獲得ができなくなってしまった現在では、学校でも、今までやってきた整理学習から養成学習への切り替えをしない限り、思考力養成は不可能である。
■家庭では、放任していても偶然に回路ができていた時代ではないことを認識し、意識して思考回路養成に適した環境設定(思考回路のベースとなる健全な感情回路作成)をすることが肝要である。特に、幼児・児童期の知的系統的教育は貧弱なコピー回路作成になるので厳禁である。
●オリジナルの工夫をしながらできる遊びで思考回路を作ることができにくい現代では、他人(先生)のコピーをさせられる習い事などやっている時間はない。習い事をやっていればやっているほど思考回路を作る時間を潰していることになる。


2011年09月29日       
■発見!(文責:どんぐり倶楽部)   
【過去ログ】【日々雑感】
●偶然ですが、10年前の「どんぐり倶楽部」
http://homepage.mac.com/donguriclub/2002-donguri.html
と「OneZemi:中3だけの高校受験用塾」
http://homepage.mac.com/donguriclub/2002-onezemi.html
の写真が出てきました〜〜〜。
 2002年のものです。

●どんぐり問題の添削には、まだ、レオンくんは登場していません。ですが、子供達の絵図や進化過程は現在と全く同じです。つまり、どんぐり方式は時代や環境に左右されずに思考力養成が出来るということですね。

●OneZemiは英語はDictationをしていますね。内容は教科書です。SUNSHINEの教科書全文をDictationしているところですね。
※Dictation:発音を聞きながら全てを書き起こす学習方法。リスニング、スペリング、リーディング、英作文、文法を一度に全て復讐できる方法です。ほ〜〜〜、やってたんですねぇ。
※「分からん帳」の書き込み(添削)は、当然【私】です。これじゃあ、学力UPするのは当然だわなぁ。
2011年09月28日       
■最後の砦(文責:どんぐり倶楽部)   

「どんぐり倶楽部」

感情を豊かに保ちながら
思考力養成を効果的に行える理論と実践方法

提供します

「どんぐり倶楽部」

シングルマザーで
3人の子供を育てている方でも
十分に思考力養成ができるように工夫してあります

学習障害があっても
天才的な記憶力があっても
人間の認識形態は同じですから
正しい学習方法は
誰にでも等しく最善の効果を発揮します

どんぐり倶楽部の学習は
どんな子にもフィットするようにアレンジできます
余計なことをしなければ
子供は眼を見張るほど賢く逞しく育ちます

理論的な思考ができるようにするだけでいいのであれば簡単です
ですが
それでは、人生を楽しめる力・絶対学力は育てることは出来ません
思考そのものを楽しく感じることが出来るように育てるためには
感情再現をしながら
同時に理論的な思考ができるような
環境設定と材料提供を行う必要があります

数十年も前でしたら
この力は
「オリジナルの工夫を活用できる外遊びの中」

「不便な日常生活をオリジナルの工夫で過ごす中」

自然に作ることが出来る力でした
ですが、今日では
便利な日常は、工夫する機会を奪い
反射的で人工的な遊びは、思考回路養成を妨げています
今まで害のなかった宿題でさえも
有害になっています
野放し状態でも
思考回路を作れる機会が溢れていた一昔前とは
子供達を取り巻く環境が全く違います
全てが「考えない習慣をつける」環境になっています
最後の砦は家庭です
家庭で「本当の思考力養成」をする以外にはありません
12才を過ぎれば
パターン学習(塾や教室の中心的指導方法)でも結構です
ですが
幼児・児童期には、誰もが持っている視考力を活用した
思考力養成をお願いします

どんぐり学習法:無理なく無駄なく効果的
理想の子ども像:幼く賢く逞しく    
理想の学習方法:ゆっくりジックリ丁寧に
理想の子育て法:慌てず騒がず穏やかに 
2011年09月25日       
■準備学習は丁寧にお願いします〜予習はしてはいけません〜(文責:どんぐり倶楽部)   
■予習も復習もしないで、普通に応用問題ができてしまう瞬間を記録できましたので御覧下さい。

 準備学習(といっても「どんぐり問題」だけを丁寧にして他の事はしないで、好きな事を満足するまでする)をしていると、日常茶飯事の反応です。
http://homepage.mac.com/donguriclub/pre.html
■どんぐり問題だけしかしていない子が、初めて角度問題5MX66を見た時の会話
<角度問題での会話...数秒程度>
生徒:分度器?
先生:分度器はいらないよ。
生徒:え?
先生:だって、角度って決まってんじゃん。
生徒:?
先生:シャキーン!(両腕が直交する真似)ピシッ!これ90度でしょ。
生徒:あぁ〜〜〜。
※実際の音声と本人の解答
http://homepage.mac.com/donguriclub/5mx66-kakudo.zip

※語句説明なのでOKですが、説明はこれだけです。一切ヒントはありません。
 90度の確認を数秒でしただけです。
※これが、準備学習をしている子供の反応です。
………………………………………………………………………………………………………………
<5MX66>  月  日(  )
売虎君(うるとらくん) が使っている時計は、3分で長い針が1周りするウルトラ時計です。
売虎君のお昼ご飯はいつもウルトラ饅頭です。
売虎君はいつも長い針が30 度進むごとにウルトラ饅頭を2個ずつ食べます。
では、お昼ご飯に34 個のウルトラ饅頭を食べるとすると、
売虎君のお昼ご飯の時間は何分何秒必要でしょうか。
………………………………………………………………………………………………………………


■どんぐり問題だけしかしていない子が、初めて倍数問題3MX67を見た時の会話
<倍数問題での会話...数秒程度>
生徒:1倍ってぇ?
先生:うん。1倍?1倍ってのは同じってこと。2倍が2回分ってこと。
生徒:じゃあ、これの2倍だったら4m。
先生:そうそうそうそうそう。
生徒:1倍は2m。
先生:そうそうそうそうそう。分かっちゃったのねぇ〜〜〜。
※実際の音声と本人の解答
http://homepage.mac.com/donguriclub/3mx67-bai.zip

※語句説明なのでOKですが、説明はこれだけです。一切ヒントはありません。
 2倍の確認を数秒でしただけです。
※これが、準備学習をしている子供の反応です。
………………………………………………………………………………………………………………
<3MX67>  月  日(  )
色水ガソリンで動く車の走った距離を比べました。赤い中型車は2m、
青い小型車は赤い中型車の3倍、黄色いバイクは青い小型車の半分を走りました。
では、黄色いバイクは何m走りましたか。
………………………………………………………………………………………………………………


2011年09月23日       
■応援詩隊(文責:どんぐり倶楽部)   
●応援詩隊
http://homepage.mac.com/donguriclub/poem01.html
●〜写真提供:陶玲(陶器のランプシェード)〜
http://homepage.mac.com/donguriclub/tourei-index.html

【2010.09/13】
[ソダテテイル]

育てているんだって?
水を与えてるだけだろ。
水の与え方には気をつけないと
根っこが腐ってしまうよ。

育てているんだって?
一体何を育ててるんだい。
それは
「育てている」んじゃなくて
「潰している」んじゃないのか

【2009.12/28】
【キョウイク】

[キョウイク]という名の下に
        心を蝕まれ
        頭も蝕まれ
        体さえも蝕まれ
育ったモノは
数十年前に使い物にならなくなった
     コンピューターにも劣る
 コピーと計算しかできないアタマ...

コレがキミが言う[キョウイク]かい。

これは[ハンザイ]って言うんだよ。

【2009.09/09】
【2倍の法則】

子供が悲しみに出会ったとき
慰めてはいけない

悲しみが減ることはないし
悲しみは消化すべきものだからね

でも、一緒に悲しむことはしてほしい

もちろん
悲しむ人が2倍になったからといって
悲しみが1/2に減るなんてことはないよ

でもね
仲間がいるって分かったら
どうだい
心強いじゃないか

しかも
その仲間がお父さんやお母さんだったら
百人力じゃないか

だろ?...だよ。

【2008.12/4】...違和感が大事なんだよ
 
【2006.12/3】...心へと続く道

 暗闇の中で
 子供をデタラメに
 走らせるのは止めよう

 足元をシッカリと照らし、
 誰もが歩いていける道がココにある
 舗装はしていないから、
 歩きにくいかも知れない
 でも、作り物じゃないから
 絶対に壊れたりはしない

 この道を信じて、
 子供を歩かせてみないか

 この道は、人間の心へと続く道なんだから

 暗闇の中で
 子供をデタラメに
 走らせるのは止めてくれ

 どんなに力がある子供でも
 それじゃあ、力尽きてしまうから

◆抜粋◆
【手遅れですか】「手遅れですか」と聞く人がいる
        「手遅れです」と言われたら 諦めるのだろうか
         その程度のことなのか
        「手遅れ」ってのは スタートが少し遅れたってだけのことだよ
         大事なのは「スタートすること」

【親がすべきこと】人生を楽しんでいる様子を
         見せてあげること         

【人生に意味はない】人生に意味はない
          だから、自分の人生には自分で意味を付けていく
          自分の人生なのだから

【健康ってね   】健康ってね、体が丈夫なことじゃないんだよ。 

          健康ってね、頭の回転が速いことじゃないんだよ。

          健康ってね、感動できるってことなんだ。 

          だからね、感動できない日があったら、 

          それは感動することがなかったんじゃなくて、

          自分が健康じゃなかったってことなんだ。

【子育ての要   】子育ての要は心を育てること 感動できる心を育てること 
           そして壊さないように守ってあげること。
          だって、子供の心は感動であふれかえってるんだから。

【すばらしいもの 】すばらしいもの それは全てあったかい。 絵も音楽も そして人間も。

【人になっていく 】感動するたびに 少しずつ 人は人になっていく。

【必要はない   】上手である必要はない。

【健康ならば   】何も考えずに体さえ健康ならばと合言葉のように言う人がいる。
          まず最初に健康であるべきものは心なんじゃないのかな。

【神様はいらない 】君は神様がいるから 何もいらないと言う。
           僕はそういう君がいる限り神様はいらないと 思っている。

【楽しい努力   】努力には二種類あるんだ。 
          楽しい努力と辛い努力。 
          人はよく辛くなければ努力じゃないように言うけど 
           本当の努力ってのは 楽しい方なんだ。
          努力が楽しくない時ってのは 目標そのものが間違ってるときだよ。

【見る力     】大切なのは見えないもの。 必要なのは見えないものを見る力。 
           見えない何かが一つ変わるごとに 見えるもの全てが変わってしまう。

【宝物      】宝物ってのは もらったものの中にはないんだ。
          宝物ってのは あげたものの中にあるんだ。

【真理に一番近い 】「正しい」は判断。 「好き」は感情。 「おもしろい」は本能。
          本能は善悪好悪を超えている。 
          だから「おもしろい」は真理に一番近いもの。

【君の言葉を贈ろう】言葉を贈ろう。 君の言葉を贈ろう。 
          でもね、言葉が大事なんじゃないよ。 君の言葉が大事なんだ。 
          だから、言葉を贈ろう。 君の言葉を贈ろう。

【成功するということ】成功するということ。
           それは、努力に成功するということ。
           イチローはこのことを「準備」と言っていた。
           彼は、大リーグに行く前に既に成功していたということ。 


■実験中→→詳細
http://homepage.mac.com/donguriclub/mailquestionorder.html
2011年09月22日       
■「先取り学習」という名の「才能潰し学習」(文責:どんぐり倶楽部)   
●先取り学習をよしとしている(していた)人は100%、自分で検証していなかった。
●「学校の授業が面白くなくなる」なんてレベルではない。その子の才能・能力を徹底的に潰してる。
 そんなことは、自分で直ぐに検証できる。ますは、検証しましょう、自分が一体何をやっているのか。ね。

●大人と子供では、全く同じ対象でも受ける影響は全く異なるのだ。こんな基本(生理学・生物 学)が分かっていないようでは、子供に関わる仕事や商売はしてはいけない。
※簡単に証明できるのに「気付いていない」が故に検証しようとしない企業は、自分でも知らな いうちに犯罪を起こしていることになる。簡単に検証すれば証明できるのになにもしないで「お 粗末3点セット」を出すことが教育犯罪と呼ばれることと同じである。
子供の教育(遊びも含む) に関係する大人は、細心の注意を払って、子供と接することとは「ヒトを人間に育て上げる」ことなのだと自覚しなければいけない。

■検証方法:大人が自分で実際にやってみる。
 しかし、子供の年齢によって感度が増大する(影 響力が異なる)ことを考えて、下記の時間で換算すると実体験できる。 考えただけで「そりゃぁ大変だ」で、済ませるのではなく、実際に体験することが重要である。心底反省するはずだ(私と同じように)。

12才が対象の場合...01倍の時間
11才が対象の場合...02倍の時間
10才が対象の場合...03倍の時間
09才が対象の場合...04倍の時間
08才が対象の場合...05倍の時間
07才が対象の場合...06倍の時間
06才が対象の場合...07倍の時間
05才が対象の場合...08倍の時間
04才が対象の場合...09倍の時間
03才が対象の場合...10倍の時間
02才が対象の場合...11倍の時間
01才が対象の場合...12倍の時間

※つまり、息抜きと思って大人が1時間ゲームをしたときの影響は06才児ならば7時間連続でゲ ームをしたときの状態と同等だということである。
 子供は吸収力も影響力も感受性も強い。強い だけでなく、それを素にして発展していく。そんな時期に、させていることなのだから、慎重に検討すべきなのは当然だ。

 息抜きに7時間連続でゲームをしたときの自分の頭の中を実際に確認することは大人の義務である。

 普通なら吐き気を催しストレスが異常信号を発する。

■大人には娯楽でも幼児・児童期の子供には劇薬となるのだ。
 大きくなったら、どうせ飲むから、といって、ワザワザ居酒屋という教室に行って、お酒を飲ませだろうか。
 慣れておいた方がいいから、という根拠のない理由で、お酒を飲ませるだろうか。
 お酒に強くなるだろう、という考え程度で、飲ませるだろうか。

■アル中を作ったら、その治療の最初の一歩は「断酒」と決まっているのに、
「様子見で、少し(その学習)量を減らしてるんです?」・・・アウトである。
 それじゃあ、永久に治らない。そんなことをしているうちに、リミットが来る。

■アオムシくん物語

※関連HP:http://homepage.mac.com/donguriclub/flash.html

■ヒント00

■ヒント01

■ヒント02

2011年09月21日       
■素読舎とどんぐり倶楽部について(文責:どんぐり倶楽部)   
●素読舎とどんぐり倶楽部について...というページを見ました。

 スルーしてもよかったのですが、ついつい書いてしまいました。

 興味のない方は読まないほうがいいです。あまりにもお粗末ですから。

 コチラ
http://homepage.mac.com/donguriclub/sodoku.html

2011年09月20日       
■iPadに「良質の算数文章問題」をバンドル(文責:どんぐり倶楽部)   
●もちろん、夢の構想ですが、子供たちが「良質の算数文章問題」と「お絵かきソフト」が入っているiPadをもつと、それだけで、最高の思考力養成が可能になる。
問題はPDF形式とjpg形式の2種類を既に用意してある。

●誰か、孫社長に提案してくれないでしょうか。...マジです。




●思考力養成は<余計なこと(12才以前の受験勉強・思考力養成妨害をするな高速大量反復学習)をしなければ>下記
http://homepage.mac.com/donguriclub/cart.html

のDL(ダウンロード)教材「良質の算数文章問題」だけで十分です。

■進め方はコチラのブログを参考にどうぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!(Niceです)
http://02672405.at.webry.info/201102/article_12.html

※その他
http://homepage.mac.com/donguriclub/buddy.html

2011年09月19日       
■生きる力と勉強する理由(文責:どんぐり倶楽部)   
<生きる力と勉強する理由>「絶対学力(糸山泰造)」より

「どうして勉強しなきゃいけないの?」
「数学が何の役に立つんですか?」
「英語なんて使わないのにどうして覚えなきゃいけないんですか?」等と言われて困った経験はありませんか。

●勉強をする理由は
「勉強は人間(成人)になるための頭の体操だから」です。
そして
「教育とは人生を楽しむことが出来る力を育てること」です。
 他の理由は全てオマケです。

 教育界では「生きる力」という言葉が流行しています。
しかし「生きる力」と言われても、どうもピンとこない。
そこで「生き抜く力」と言ってみると少しは分かりやすいでしょう。

 つまり、世界のどこにいても生き抜くことができる力のことを「生きる力」と言うんです。
日本は今まで海と言葉に守られて来ました。ですが、これからは海も言葉も守ってはくれません。
仕事と同じように、時代が進むとともに距離の壁も言葉の壁もなくなる(ボーダーレスになる)からです。
そんな時に一体何が自分を守ってくれるのでしょう。

 それは自分しかいません。今も昔も自分を守るのは自分しかいないんです。いつまでも親がいるわけではありません。いつも隣に親友がいてくれるわけではあ りません。いつでもどこでも一緒にいるのは自分だけなんです。では、どうしたら自分で自分を守れるのでしょう。何が力になるのでしょう。

 それは「自分を信じる力」があるかどうかにかかっています。自分を信じることを自信と言います。
では、自分に自信があるとはどういうことでしょう。
自信があるとは、色んな価値観の中でも自分の価値観を見失わずに生きていけるということです。
誰に何と言われても自分の判断を信じて生きていけるということです。
自分が作り出した価値観・判断基準を持てる力のことを「生きる力」と呼ぶのです。
 そして、この力をつけるには、どうしても「考える力」が必要になります。
 だから人は勉強するんです。色んな考え方が出来るように勉強するんです。

 間違ってはいけない。頭はへんてこりんな計算をするためにあるのではありません。
頭は自分の判断基準を作るためにあるのです。そして、これがあると人生は一気に楽しくなります。
だから「生きる力」=「人生を楽しむことが出来る力」となるのです。

2011年09月16日       
■12歳までに「絶対学力」を育てる学習法(文責:どんぐり倶楽部)   
●12歳までに「絶対学力」を育てる学習法(草思社)の一部改訂版が2011年9月に出ています。
 久しぶりに読み直しましたが、一段と良くなっています。

「どんぐり」をする人もしない人も、是非是非、ご一読願いたい本です。

※2011.09/01発行のものを購入してください。重要な資料を入れてあります。

※2011.09/15に小学校の父母会からの要請で講演をしてきました。「ウサギとび学習には要注意!」という内容です。
 講演タイトルにしたわけではありませんが、相変わらず<宿題とゲーム>が、課題で、そこの改善ができて「どんぐり」ですね。

■成田教室の「宿題お助け6点セット」ダウンロードして使うこともできます。
宿題お助け6点セット・ダウンロードできます。
<内容>
1-前おき「読み書き計算は本当に基礎基本なのでしょうか?」3p
2-よくある教育の思い込み  読み書き計算、脳の活性化、学習習慣、ゆとり教育などについての「常識」を問う  6p
3-どんぐり問題のサンプルと作品例  4p
4-どんぐりQ&A 「なぜ反復計算はいけないの?」「なぜ式じゃなくて図なの?」「宿題をやらなくても学習習慣はつくの?」「読み書き計算で脳が活性化するんじゃないの?」などの「よくある質問」に対して、体験談も交えながらまとめています。 20p
5-げんごろう先生の公立小学校での実践「目で見る算数」 コトノハ通信3号の別冊。12p
  ・表紙
  ・本文
  ・分数の授業4年生
6-考えない学習を考える学習に変える方法とサンプル教材(それぞれダウンロードできます。)
  ・漢字IF法「龜」
  ・漢字練習帳/お手本
  ・漢字読本・読み用
  ・漢字読本/テスト用
  ・指折り計算
  ・デンタくん2号
  ・お宝算
  ・三角視算表
  ・これだけ算数からかけ算の筆算
  ・割り算の筆算/命の縦線
  ・小数の分数化
  ・教育の優先順位
  ・考えない習慣表
  ・工夫の割合今昔
の資料6点です。先生とお話するための参考資料として、あるいは直接先生に渡すのにお使い頂けると幸いです。御自由にダウンロードしてください。


2011年09月12日       
■指導と評価(文責:どんぐり倶楽部)   
指導と評価:2004夏の改訂版
■算数の文章問題
 算数の文章問題は、視覚イメージ再現(文章を絵図にすること)ができれば簡単に解ける問題から、視覚イメージ操作(複写・移動・変形・比較)ができないと解けない問題に発展させることで応用自在の思考力を育てることが出来ます。
 思考力と言うと難しく聞こえますが、自分が描いた絵図を操作するだけのことですから、手本を何度か見せてあげれば小学生でも簡単に出来るようになりま す。また、視覚イメージの操作そのものが考えることだと知っていると、どんな教科(材料を)を使ってでも思考力を育てることが出来ます。つまり、全ての教 科で一つの万能力を育てる方法(教育の統一場理論)が分かるのです。 また、このイメージ操作練習を続けることで判断力も育てることが出来ます。なぜなら ば、判断力とはイメージ操作の結果として出てきたものを「これでいいんだ」という感情を基に抽出することだからです。
 ギリシャでの古い話なので、御存知でないかもしれませんが、プラトンの「哲学学校:アカデメイア(紀元前387年頃〜)」とイソクラテスの「弁論学校 (紀元前392年頃〜)」は当時ライバル校でした。プラトンは幾何学(目で見て考える視考力中心のイメージ操作の鍛錬)を重視し、イソクラテスは文学(暗 記中心の言葉の鍛錬)を重視しました。当然の結果ですが、逸材は圧倒的にプラトンの学校から輩出されました。思考力とは「視考力」を使ったイメージ操作で あり、言葉とはイメージを導くための記号に過ぎないからです。アカデメイアの門には「幾何学の何たるかを知らない者は入学を認めない」という意味の言葉が 掲げられていた。ところがこれは幾何学(数学)そのものを指していたわけではなく「人間は言葉を使うが、言葉そのもので考えているのではなく、イメージ (特に視覚イメージ)で考えていることを知っていることが入学の条件である」と言っているのです。計算が速かったり、言葉を数多く覚えることが思考力を育 てるのではなく、視覚イメージ操作(複写・移動・変形・比較)の練習が思考力を育てることをプラトンは知っていたのです。「音で覚える、絵で理解する、そ の絵を使って考える」が思考力養成には効果絶大です。

【2009・01/25】補足:幼児・児童期の大量暗記(暗記を利用した計算も同じ)が危険である理由
 幼児・児童期は思考モデル(思考回路)作成時期という一生に一度しかない貴重な時期です。その時に、思考モデル養成とは無縁であり、モデル作成を妨害する大量暗記をしていては、物知りバカと呼ばれる「思考できない記録再現マシーン」にしかなれません。
 知識の集積が、自然に思考に変化することはありません。石を積み上げるだけでは家を造ることが出来ないのと同じです。大量に暗記することや手順を記憶し て一見難問を解くことを才能開花と勘違いしているようでは正常な脳の成長を促すことは不可能です。自動記録された知識(映像や音やその他の感覚も含む)を 無意識に自動的に再現しないようにコントロールして、思考を可能にしているのが人間の脳の最も高度な力(制御力)なのに、才能開発と称して、その力を弱め ることで異常な記録再現力養成(記憶力と呼んでいるが、実は制御力の崩壊)をするのは、実に危険です。 幼児・児童期の記憶力の優秀性は暗記するためのも のではなく、具象物を脳内視覚イメージとして保持し、それを操作することで具象物を使った思考モデルを作り上げるための一時的な優秀性です。ですから、自 然にその力はなくなっていくのです。具象思考で作られた回路は抽象思考回路に置き換えられますから思考モデルが作られれば、その幼児・児童期の記憶力の優 秀性は不要になり、脳内エネルギーを有効利用(思考するために用いる)するために、消滅させるようにプログラムされているからです。進化するための積極的 な細胞死(アポトーシス)と同様です。脳内進化エネルギーは有限です。時期が来れば環境適応のための臨界期を越えた時点で要不要の原則に従って、使われな かった思考モデル網は刈り込まれるのです。それなのに、単なるコピー回路しか使わない大量暗記をさせている才能開発の中身は、恐ろしい才能破壊だと言えま す。自然開発という名前の正体が、殆どは自然破壊であることとよく似ています。ですから、保護者は、必ず、自分の頭で子供にさせていることを検証しなけれ ばなりません。子供にさせていることの五倍〜十二倍のことを、自分で二週間〜五週間体験してみれば大人でも同様の副作用を感じます。感情が無くなり、機械 的に反応し、考えられなくなるでしょう。
 パターン化された頭は、知っている問題は素早く解けるが未知の問題には拒否反応を示すという顕著な反応を示します。そして、攻撃的な言動が増え、味わう ことが出来なくなり、「面倒くさい!」「速く!」「教えて!」「何算?」等という言葉が多くなります。自力では考える事が出来なくなっている印(危険信 号)です。これでは、未知の問題の方が圧倒的に多い実社会に出たときには、身動きできなくなります。自分では何も出来なくなるのは当然の結果です。マリオ ネット症候群(マニュアル人間)は、教育によって作り出されているのです。
 公教育が変化するには長い時間を要します。ですから、家庭でリセットし、健全な教育を家庭内で行っていただきたいと思います。

※付記:完全記憶能力者であったロシアのシィーの実験記録が科学者ルリアによって残されています。完璧な記憶力を持っていたことが原因で思考ができなくなったのです。

■7年間7000円で思考力養成をしよう!
http://homepage.mac.com/donguriclub/cart.html

のDL(ダウンロード)教材「良質の算数文章問題」だけで十分です。

■進め方はコチラのブログを参考にどうぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!(Niceです)
http://02672405.at.webry.info/201102/article_12.html

※その他
http://homepage.mac.com/donguriclub/buddy.html

2011年09月09日...............................
■7年間7000円で最高の思考力養成をしよう!(文責:どんぐり倶楽部)   
●7年間7000円で最高の思考力養成をすることができます。
 年間にすると1000円。月間にすると100円以下。
 つまり、一ヶ月に1本のジュース代で最高の思考力養成ができるんです。
 最も安い雑誌1冊分でオツリがきます。
 変な言い方ですが、本当に「考える力」は7000円で育てられるんです。
 ただし、シッカリゆったりした時間をかける必要があります。
 生きている頭は、インスタント食品ではないんですからね。
 正常な進化には正当な時間が必要なのは当然です。
 まさに、Why don't you try it ? です。
●ただし、余計なことをさせないのがポイントです。
 できるかぎり外遊びを満足するまで味わえるようにしてください。
 問題を解く時は、ヒントを出さないのがポイントです。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」できる環境設定をするのがポイントです。
 それだけで、思考力養成はできます。
 オマケに、生活自体が穏やかで豊かになっていきます。
※こどもが何人いても7000円で思考力養成はできるんです。
 教育格差?
 あるわけないじゃないですか。
「どんぐり」があるんですからね。
 家庭の覚悟次第です。
http://homepage.mac.com/donguriclub/cart.html
のDL(ダウンロード)教材「良質の算数文章問題」だけで十分です。

2011年09月07日...............................
■DONGURI-CLUB-DVD-Complete(文責:どんぐり倶楽部)   
●DONGURI-DVD-Complete-Index(現在4.3GB←4.6GBまで可能)ができる事が判明...1枚で収まるんだね。
 コマ落とし大変でした。
※期間限定(〜9/10)の「添削動画+アドバイス動画」DVDとは、別の永久版のDVDです。
●これ1枚で、家庭で、教室で、学校で、世界で、12才までに、自力で楽しく考える力・絶対学力「人生を楽しむ力」を育てる事ができるように作りました。 まだ、作成中ですので「リクエスト」があれば300MB程度なら追加可能です。お知らせ下さい。donguriclub@mac.com
※0〜5才までの「(余計なことを)させない教育」
※6〜12才までの「感味力を保育しながら、視考力を活用して最高度の思考力養成をする教育」
 使う材料、使い方、理論、実践方法、莫大なサンプル、子どもの症状に合わせた改善策・対処法
 実際の子供たちの頭の中の様子、指導方法、等々、この1枚の中に全てがあります。
※流動的な先生の方針や、学校の方針、国の方針に関係なく、どんな状況でも、本当の学力「人生を楽しめる力」を育てる事ができます。余計な事をさせなければ誰でも、簡単に、確実に絶対学力養成ができます。何が余計な事かも分かるようになっています。
■01-頭の健康診断:現状把握
   頭の健康診断:PDFファイル×3本
■02-使用テキスト:思考力養成
   文章題全学年700題:年長〜小6(中学生も可):PDFファイル
   これだけ算数・計算編-P244:PDFファイル
■03-どんぐり理論編
  §講演会動画:成田・長野・10時間講演
  ・10時間講演iPod用15分×44本:mp4動画
  ・10時間講演資料:PDFファイル
  ・成田133分H:高画質mp4動画
  ・長野74分H:高画質mp4動画
  §資料
  ・どんぐり理論-P156:PDFファイル
  ・教育の優先順位表:PDFファイル
  ・計算の基礎:デンタくん-横筆算-P36:PDFファイル
  ・計算の基礎「デンタくん+α」:mp4動画
  ・三角視算表・九九-P20:PDFファイル
  §書籍
  ・思考の臨界期-Word版:Wordファイル
  ・思考の臨界期+α:PDFファイル
  ・指導と評価-連載1〜4:PDFファイル
  ・絶対学力:PDFファイル
■04-どんぐり実践編
  §解答中の動画
  ・小1-27分:mp4動画
  ・小2-10分:mp4動画
  ・小5-25分:mp4動画
  §解答例(全700題の添削写真+作品集スライド)
  ・0mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・1mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・2mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・3mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・4mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・5mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・6mx-全添削例×800%可:PDFファイル
  ・子供達の作品集3分42秒:mp4動画(スライドショー)
  §添削中の動画
  ・どんぐり問題添削-001〜045全45本:mp4動画
■05-どんぐりアドバイス編
  §コトノハ通信:保護者より
  ・コトノハ通信Vol.01〜Vol.05:PDFファイル
  §学習相談の記録:ブログより
  ・学習相談の記録01〜68:PDFファイル
  §面談中の動画:教室・書斎にて
  ・学習相談-ゲーム5分:mp4動画
  ・学習相談-回路作成機会の喪失57分:mp4動画
  ・学習相談-学校に関して56分:mp4動画
  §利用者の声-P167:PDFファイル
■06-どんぐり指導者養成講座20時間
  ・指導者養成講座第No1-15分×49本:mp4動画
  ・指導者養成講座第No2-15分×47本:mp4動画

2011年09月07日...............................
■10時間講演-15分(文責:どんぐり倶楽部)   
●10時間講演の最初の15分だけUPできました。
http://www.youtube.com/watch?v=VGCkNmfFTuU
〜The 3rd Wave in Education「第3の波・教育革命」〜
・学習のバランスと優先順位を知らなければ「豊かで健全な教育」はできない。
・「プラス学習とマイナス学習」「成長段階と年齢による教育の優先順位」

2011年09月03日...............................
■思考の継続ができない子供達(文責:どんぐり倶楽部)   
●医療の世界では、大人には特効薬とされるものでも、小児科では処方してはいけない薬があります。
 ましてや、前倒しして与えるなどもっての外です。それは、致命的な副作用が出るからです。
●実は、教育でも全く同様なのです。
 幼児・児童期は敏感であり順応性が高く影響を受けやすいといいます。
 幼児教育界では、意図的に好影響に対してだけしか言いませんが、
 これは、好影響だけでなく、悪影響でも全く同じであり、私達が、手法を選ぶときに考慮すべきは、
 この悪影響の方なのです。
●悪影響とは「考えられなくなる」ということです。
 特に「思考の継続ができない」ことは致命的な悪影響を及ぼします。
●昔は放って置いても「自然に思考回路を作ることが出来る機会:自力でオリジナルの工夫をする機会」が日常生活や遊びの中に点在していました(そこで、思考回路を作っていたのです)が、現代(公園でテレビゲームをするような時代)では、その機会は皆無に等しいのです。
 ですから、保護者や先生が言う「昔もこれくらいの(考えない)宿題はやっていた」から「これくらいの(考えない)宿題くらいするのは当たり前だ」という考えは全く通じません。
 遊びでも日常生活の中でも思考回路養成ができない時代に、最後の砦となった考える学習時間:純粋に思考回路を作る本当の思考力養成時間を家庭で作らなけ れば、物理的に「思考回路」を作ることが出来る時間が全くない状態になります。これでは、どんなに能力があっても、回路は一切できません。
※実際に1週間で何分考える時間(オリジナルの工夫をする時間)を持っているかを調べてみると驚きます。ほとんどが反射的な反応(パターン学習も含む)しかしていないので、本当の思考力養成時間は「0」という子供達がゴロゴロいます。
■TV携帯ゲーム(特に9才以前に影響を受けると原形基本回路が異常になる場合が考えられる→正常な感覚が育たない)
■ストレス学習(感じる味わう分かるを無視した出来るを追い求める学習→応用力・想像力が育たない)
■高速学習(感情育成を妨げる→安定した学力の伸びがなくなる→コピー学習しかできないマニュアル人間)
■大量暗記(思考回路網を創り上げるべき時期に、データ入力をしてしまうと思考回路そのものをつくり機会を永遠に逃してしまう)
■上記と併用ならば「ドリル学習」「宿題のお粗末3点セット」だけでも同じような影響を受けます。
■言うまでもなく「知的系統的幼児教育」「先取り学習」は危険で、甚大な影響を長く与える。
→パターン学習しかできない場合が非常に多い。
※上記の悪影響を受けた子供達の共通点は「思考の継続が出来なくなる」ことである。
〜幼児・児童期に危険のない学習方法とは〜
●幼児・児童期に危険のない学習方法とは、
「副作用」が全く生じない方法で、(ストレスフリー状態で)
「感味力」を損なうことなく、(感情再現しながら)
「オリジナルの工夫」を楽しむことができる、(自分の絵図を操作する)
 思考力養成方法のみである。
→どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」は全てを備えています。
※思考力養成の邪魔をする「大量暗記」「高速計算」「徹底反復」「猿真似学習:パターン学習」
 は必然的に副作用(短絡的思考:思考継続不可:オリジナルの思考不可)を生じる。
※先行学習や才能開発教室で使われている、子供のオリジナルではない(描き起こさない)文字・言葉以外のモノ(例えば「パズル」「ブロック」「ドット」 「描かれている(誰かが描いた)図」「体験から離れている言葉」「指以外で数を認識させる方法」)は全て、実感を伴わないので貧弱なコピー回路の強化にし かならない。
 自然な時間が流れる中で膨大なデータを感じ取り、時間をかけて味わいながら、全てをデータベース化すべき幼児・児童期に、合理的にできているがゆえに最も貧弱で単純な思考回路しか作れない知的系統的教育をさせることは、子供達の豊かな才能を枯渇させることに他ならない。
 5才までの幼児教育は「させない教育→自然なことを感じ味わうことが唯一の教育:感味力教育」以外にはあり得ない。
■6才以降の幼児・児童期には視考力を活用した、無理なく無駄なく効果的な思考力養成が最優先される:どんぐり方式
※避けるべき3大学習は「大量暗記」「高速計算」「徹底反復」
※教育界における「基礎基本の勘違い」は致命的である
<引用>
2008年08月08日……………………………………………………………………………………………
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/200808080000/
●教育という名の「犯罪」(文責:どんぐり倶楽部・糸山泰造)
●今、教育という名の下に犯罪が多発している。教育犯罪である。しかし、この犯罪は、厄介なことに、する側(加害者)もされる側(被害者)も、どちらもそ の犯罪性に気付かない場合が多い。殆どの早期教育、幼児教育、パターン学習を見本とした家庭学習、12才までの管理された児童教育...と日本中の隅々に までこの犯罪は広がっているにもかかわらず、気付かれもせずに、最終的には本人の持って生まれた<学習障害>というレッテルを貼って放置される。あるい は、テストしか解けなくされてしまったのに「テストが解けるようになりました」と被害を恩恵であるかのように勘違いさえしてしまう(させられている)状況 である。
<中略1>
●人間の脳が成長できなくなる最も厄介な相手(強敵)はストレスである。そして、そのストレスは徹底反復・高速学習・大量暗記を3大柱とする学習形態に よって簡単に発生する。...が、そうとは気付かずに「慣れていない」とか「忍耐がない」とか「苦手だから」などといってウヤムヤにされてしまい、ストレ スの原因が目の前にあっても一切気付かれることはない。水の代わりにアルコールを飲まされて脳が危険にさらされているのに「透明だから問題ない」とか、 もっと「水分補給をしないから」などと言われているようなものである。
<中略2>
●肉体制御(体の動き:スポーツや楽器演奏も含む)と頭の制御(思考)の基礎基本の作り方は全く異なる。利用するものは共に視覚イメージではあるが、その 視覚イメージの操作を体の動きの場合には、ある程度無意識に出来るようにしなくてはならないので、反復や高速化も最初から必要とされるが、思考の場合には 無意識でしてはいけないし、同じ事ではなく違うことを考えることで思考回路を作れるのだから、反復や高速化は基礎思考回路作成には害になるばかりである。 さらには大量暗記は単にデータを増加させるだけなので何の回路も増加させることは出来ずに、逆に回路作成のためのエネルギーを浪費している事を考えると危 険行為でもある。ところが「物知り=頭がいい」と勘違いしていると、この危険行為をお金と時間を費やしてまで子供に強要してしまう。
<中略3>
●このようにして育てられた子供達は、本来は使えるはずの応用自在の力を封印され(時には完璧に潰され)パターン学習で身に付けた応用の利かない力を使っ て生きていくしかなくなってしまう。そして、...よくてマニュアル人間...酷いときには学習障害(人為的学習障害:ALD)となる。共通項は「人間的 な判断力が育っていない」ことである。短絡的思考、残忍な行為、独善的性格...全て幼児・児童期に、乗り越えなければならなかった(正常な脳の成長をし ていれば自然に乗り越えられる)壁を迂回してしまった結果である。教育犯罪とは、この正常な成長(乗り越えるべき壁を自然に乗り越えられるように環境設定 をすること)の邪魔をする教育全てを指す。...これは取り返しのつかない、実に悪質な犯罪である。
●12才までの教育と12才以後の教育とは根本的に違うものでなければならないのだ。
最終更新日 2008年08月08日 16時11分50秒
2011年09月01日...............................
■どんぐり倶楽部の全て(文責:どんぐり倶楽部)   
●百聞は一見にしかず・・・どんぐり倶楽部の「どんぐりポケット」の様子と小5の添削の様子をDL(ダウンロード)出来るようにしました。
●ヒントは一切出さずに、子供達が自力で「どんぐり問題」を解いている様子と糸山先生の添削の様子をDL(ダウンロード)できます。116MBありますのでPCによっては多少時間がかかります。
※これが、思考力養成です。子供達は自力で成長するんです。
■どんぐり倶楽部の「どんぐりポケット」
■9月はどんぐり倶楽部の糸山先生が行った教育講演会をYouTubeにて公開します。
「福岡講演120分」「成田講演133分」「長野講演74分」です。上記の教室の様子と講演会の記録をご覧いただけば、
 教育において「すべきこと・すべきでないこと」「使うべき方法・使うべきではない方法」が分かると思います。
※トライしてみましたが、残念ながら「10時間講演」はアップロード出来ませんでした
■どんぐり倶楽部の糸山先生の教育講演会in長野
■どんぐり倶楽部の糸山先生の教育講演会in福岡
■どんぐり倶楽部の糸山先生の教育講演会in成田
2011年08月23日...............................
■指導者向けDVD(文責:どんぐり倶楽部)   
●添削中の動画(先生の添削)、面談の様子(先生のアドバイス)などが整理できてきましたので、ご覧になりたい方にはDVDにて提供が可能です。容量が大きいのでHPでの公開は予定しておりません。
制作費用として3000円を申し受けます。
希望される方はオンラインショップにてお申し込み下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/cart.html
「添削動画+保護者面談時のアドバイス動画:DVD」の項目です。期間限定(2011.08/23-09/15)になるかもしれません。
2011年08月06日...............................
■誰でも解ける!(文責:どんぐり倶楽部)   
●どんぐり問題を前にして、
「全く歯がたたないんです」
「いつも間違えるんです」
「絵を描かないんです」
「全然描けないんです」
 保護者からよく聞く台詞です。
 ですが、どんぐり倶楽部にくると、体験というたった90分程度の初めての場所でも、どの子も<素敵な絵>を目の前で見事に描く。
 どういうことかお解りですか?
 家庭の勉強空間が、全くリラックスしていないということです。
 子供の天才的な能力を全く使えなくしているということです。
 お父さんお母さんは、自分のこどもを信じていない、けれども、「どんぐり先生は自分を信じている」ということですよ。
 そんなことで、いいんですか?...君の目は節穴かい!
 兵庫県から、滋賀県から、千葉県から、遠くは韓国からも(去年はアメリカからも)いらっしゃいましたが、誰一人として描けない子はいませんでした。
 よくよく考えていただきたいことです。
 先生が言ったから?宿題だから?...子育てを先生の趣味に合わせてどうする!
 どんぐり倶楽部の教室では「数ヶ月待つこと」は普通です。すると、例外なく思考力養成ができます。
<参考1>絵をかけない相談
<参考2>丁寧に絵を描く様子
<参考3>素敵な絵(これだけ描ければ何でも解けます)
2011年08月04日...............................
■分かった!(文責:どんぐり倶楽部)   
●今日、分かったことがある。逆の言い方をすると、実は、ポケットを始めて今日まで分からなかったことが1つだけあった。理論上では分かっていたが、事実確認ができていなかった。
 保護者から提出されていた基本情報(カルテ原本)を見る限りでは、どうしても繋がらない症状を見せていた2人がいたのだ。
 その原因が今日分かった。
 やはり、反射訓練である。反射訓練が原因のはずなのに、カルテには書いていなかったので、原因を確定できていなかった。
 保護者にしてみれば、学習系の習い事でもないし、害がないと思って記入していなかったのだろうが、原因はそれです。
 しかも、原因が特定できなかったその2人は、その同じ習い事を同じところでしていると分かりました。トーナメントがあって、その勝敗を教室が終わった時に話をしてたので詳しく聞きました。
 反射系の伝統的なゲームです。
 反射系のものは、学習であれゲームであれ、反射系のストレス耐性が薄い、進化エネルギーが少ない子供には、全く同じ反応を引き起こします。
 思考の継続ができなくなってしまいます。
 思い込みで、突き進み途中で振り帰ることが出来なくなります。
 エネルギー量が少ない子は表面的な数字だけを操作し、数字につながっている本体である映像を意識しないくせがついています。単位の混じった計算では信じられない間違いをしますが、本人は全くぴんと来ません。
 これが、純粋な肉体制御のための反復であれば、これほど害はないのですが、思考系のゲームであるがために思考力養成に致命的なダメージを与えます。
 また、一つ、どんぐり理論の傍証が確認できました。私も嫌いではないゲームなので、取り上げたくはなかったのですが、他には原因はありません。理論上で はとっくに分かっていましたので「やっぱりそうか」とは思いましたが、それだけ日常生活の中でリセットできにくい時代だということだと思います。
※この反射訓練はやめない限り、悪影響からは逃れられません。
 実は、もう一人、同じ、その習い事をしている子がいますが、その子は明らかに、遊びでリセットしているので今のところは害がありません。勝敗も気にしていないところも副作用を緩和している原因のようです。
 熱の入れようとエネルギー配分とリセット具合で、逆に適度なストレスとして、逆利用できることもあるのですが、競技を目指してると反射系の副作用が出る場合があるようですね。
 つまり、娯楽として嗜むような形であれば、いいが、競技として時間に急かされ、単純なイメージ操作を反復する練習になると悪さをするということでしょう。
 大人には娯楽でも子供には劇薬となるものが沢山あるのは、完成体と成長期にある未完成体に与える副作用の違いによるのです。
 そして、それには、必ず「時間のストレス」「限定された視覚イメージしか使わない」「反射を鍛える」という要素が含まれています。
<追記:以外に反応が大きかったので誤解のないように補足しておきます>ただし、本格的に指導されている場合は「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」指導してい る所が多いので、それほど心配してはいません。直接勉強で使えるわけでもありませんので、その点でも趣味として捉えられているのが幸いしています。この ゲームの利点は基本的に手を考えるときには一人で自分のテンポで考えるから思考力養成にもなり得るところですが、言葉とのリンクがないので学習としては、 直接使えません。もちろん、ストレス発散や視覚イメージ操作をスムーズにさせる効果はありますし、ゲームそのものの面白さや、相手との駆け引きの醍醐味な どはあります。
ですから、今回のケースは速さを競うゲームとして使ってしまったので起こった反応だと思っています。
■ただし、その根源的な勘違いは学校で評価対象となっている計算の速さであったり、多量の知識であったり、スラスラ音読であったりというガラスの自信です。つけてはいけない自信が彼らを本当に潰しています。
2011年08月04日...............................
■準備学習の王道(文責:どんぐり倶楽部)   
「準備学習」とは、悪影響(副作用)をもたらす「予習(先行学習)」とは異なり、学校の授業を理解する意欲や準備を整えることであり、学校の授業を活かすための準備を指します。
 多くの家庭で、良かれと思ってしている「予習(先行学習)」は、授業内容(新しい方法や理論・解説)そのものを授業より先にをしてしまいますので、低学 年で表面的には「できる子」になりますが、実は、授業を活かせず、非常に低レベルでの理解しか出来ず、さらに、せっかく先生が解説をしてくれるのに、分 かった気になって話も聞かなくなる子が大勢出るという現状を生み出しています。
これは、子供の学習する力を将来にわたって封印してしまう非常に「質の悪い学習習慣」となります。
子供の学習を考える場合には、医療に小児科という、副作用を考慮して治療を考える特別な分野があることと同様に、大人には効果があって副作用が少ないの で、「有効な方法」でも、成長期の子供には副作用(悪影響)が大きすぎるので、「使ってはいけない学習方法」があることを忘れてはいけません。予習はこの 「使ってはいけない学習」の一つです。計算の仕方を先に教える、漢字を先に書けるようにする、が代表でしょうか。学習障害があり、厳選された緩やかな先行 学習が必要な場合は限定的に使ったほうがいいものですが、健常児には使ってはいけない方法です。
 では、準備学習の具体例は何でしょうか。
「教科書の読み聞かせ」...内容をイメージさせなが「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」読み聞かせる。イメージできない語句はイメージの説明をし、再現できるようにしておく。
「教科書の読みあわせ」...一緒に読み合わせる。一人では読ませない。読みの道先案内人と一緒に安心して読むことが大事。この時に、言いよどむところ は、スラスラ読ませるのではなく内容が理解できているかどうか(視覚イメージ再現ができているかどうか)を確認する。スラスラ読めることには何の意味も価 値もありません。
 上記2点が準備学習の王道です。教科書そのものでなければなりません。全教科共通ですし、教科書なら誰でも持っているのですから、是非家庭学習に取り入れて欲しいものです。
 この2点をすることで、授業中に先生の解説がよくわかり、解説そのものを楽しむ準備ができているので授業そのものを楽しめます。語句による無用な拒否反 応(能力には関係なく、言葉がわからないがために起こる拒否反応)もなく内容の理解にエネルギーを使うことが出来ますのでエネルギー量が少ない子でも、楽 しく授業を受けられるようになります。
 絵本の読み聞かせと、音読の宿題の中間に位置する方法ですが、じつは、この方法は学校の授業と家庭学習をつなぐ重要なプラットフォームの役割を担っています。
 授業に身が入らないのには、原因があります。その原因の大部分をこの準備学習は取り除くことが出来ます。
2011年07月24日...............................
■幼児教育について(文責:どんぐり倶楽部)
●どんぐり倶楽部には、不要な教材はありません。5才までは、一切不要なので、作っていません。教育方法がないわけではなく、教材がいらないのです。
必要なのは「人工的で系統的なことをさせない教育」「自然を感じる味わう教育」だからです。
させないといっても、なんにもさせないわけではなく、知的系統的教育は危険なのでさせない、自然の時間の流れの中で自分のテンポを守りながら、感じること を味わいながら、自分を含めた自然を吸収する。コレ以上に複雑で繊細で重要情報を蓄積できる方法はありません。「できる」ではなく、「分かるの素(人工的 には入力不可能な繊細で多様なベータベース)」を張り巡らせる時期なのですから、出力養成は何の意味もないどころかマイナスにしかならないからです。
一瞬、対照実験(比較実験)をしようかとも思いましたが、結果は見えていますし、対照相手とされた子供がかわいそうです。状況証拠が十二分に揃っていることも、対照実験をしないことにした理由のひとつです。
http://homepage.mac.com/donguriclub/mizuki.html
http://homepage.mac.com/donguriclub/souki.html
http://homepage.mac.com/donguriclub/souki-1.html
では、どうすればいいのか。「どんぐり」は既に答えを持っています。
生活そのものを「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」感じ、味わうこと。これです。
他にはありえません。ところが、これが、現代では非常に難しいのです。
ですから、現代で、この様な生活環境を確保するには、何かをさせている時間は、物理的にないでしょう。
毎日24時間、**教室で「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」生活できれば通わせるのがいいでしょうが、そんなことは、不可能ですね。
そうさせてくれる教室があっても、物理的に(実際のところ)不可能です。
すると、唯一できることは、お手本となるほど「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」生活できる教室でお手本を体験しつつ、日常生活も、そうあるようにアレンジし続けることですね。
2011年07月19日...............................
■なでしこJAPAN(文責:どんぐり倶楽部)   
〜ワールドチャンピオン!〜
http://homepage.mac.com/donguriclub/nadeshiko-for-iPod.zip
2011年07月17日...............................
■夏休みの宿題で達成感?(文責:どんぐり倶楽部)
■「達成感」を味わってもらうために、夏休みの宿題を大量に出しています?
...開いた口がふさがらない、とはこのことである。
<<達成感>>を得られれば何でもいい????そんなわけないじゃないか。
<<達成感>>は快感になります。「無意識に快感を求めて〜」になります。宿題でしているような機械的な作業を「無意識に快感を求めてできるように」したいのか?
 そんなことが、人生を楽しむすべになり得るのか?
<<達成感>>という耳障りの良い言葉を安易に口にしてはいけない。
※参考:「達成感という甘い罠」
    「海外版:日本の未来」...思考力養成方法は全世界共通ですから当然です。
...............................
■少女殺害で元市職員再逮捕:愛知県
内藤洋介容疑者(27)は「死体を見たかった。少女を殺害して<<達成感>>を得た」と供述。
■会津若松・母殺害:福島県:母親を殺害、頭部と右腕を切断した高校3年の少年(17)は「殺害に<<達成感>>があり世間に知ってもらおうと自首した」 事件を受けて「今の子どもはゲームなどで残虐な行為を遊び楽しんでいる。残虐行為の仮想体験があり、今後も類似の事件が増える恐れがある」と警鐘を鳴ら す。
■横浜地方裁判所・事件番号    平成18年(あ)第1016号等:事件名    建造物侵入、殺人、殺人未遂
被告人は白髪で短髪の背の低い大人しそうでインテリ風の中年男性。テレビニュースで転落死したことが出ると、「自分がこの事件の犯人である」と嬉しく思い 夕食を残さず食べたといい、鬱憤を晴らしたい、<<達成感>>を味わいたいとの気持ちで殺害意思を固めていき、<<達成感>>についてスカッとした気分に なったと話す。
■島根女子大生バラバラ殺人事件
犯行の直後、しびれるような満足感と<<達成感>>・快感があったそうだ。世間の人々が、単にそれに注目し、目立つというだけで、また優越感を持つだけで、気分が良かったり、うれしかったり、満足感、<<達成感>>を得られたりする。
...............................
※人間的でないこと(機械的高速処理・反復処理・大量処理)に達成感(快感のもと)を持たないように育てるのが、幼児・児童期の教育です。
2011年07月17日...............................
■守るべきもの(文責:どんぐり倶楽部)   
コトノハ通信:Vol.05〜糸山先生より〜
守るべきもの〜私たちは何をまもろうとしているのか〜
 守るべきものは「感味力」であり、育てるべきものは思考力です。親は子どもの感味力を守り、12歳を過ぎたら自分で自分の感味力を守る必要があります。
 感味力とは、心そのもののことです。芥川風に書くと「感味力とは、畢竟(ひっきょう:結局)、心そのものである」となるでしょう。
 感じることも味わうことも、思考回路と同様に作られる回路です。ただ、思考回路と違うところは、非常に早い時期に、自然にできあがるということです。で すから、親ができること(すべきこと)は、その感味力(心)を守ることとなります。「感味力(心)」を守ることは、子供を守ることであり、ヒトを人間に育 てることであり、健全な未来を守ることであり、人類を守ることになります。
 感味力とは「心」のことです。
 思考力とは「頭(体の制御司令塔も兼ねる)」のことです。
 そして、感味力+思考力→判断力となります。
 ですから、人間には、どちらも必要な力であるのは明白です。しかし、もしも、どちらか1方しか、選べないとしたらどうでしょうか。もちろん、選ぶべきは 心である「感味力」の方です。感じられなければ制御力は使えない(働くことが出来ない)からです。適切に使えない(制御できない)力は何の意味も持ちませ ん。反対に「感味力」が育っていれば、思考力でさえも、最低限のもので十分です。
 ところが、現行の学習方法は、殆どが「感味力」を潰すという副作用を持っている方法です。これでは、どんなに思考力を育てたとしても、使えない(制御で きない)力をつけていることになります。まさしく本末転倒です。危険でさえあります。使い方を知らない子どもに拳銃を持たせていることと同じですからね。
 ですから、何をする場合でも、心しておかなければならないことは、そのこと(子供がしていること、親がさせていること)が「感味力」を削ぎ落とす(心を 潰す)副作用を持っていないかを考えることです。副作用があるものは使ってはいけない(してはいけない、させてはいけない)ということです
 受験勉強や家庭学習に関しても同様です。「忙しく(心を亡くして)勉強させる」など、あり得ない(絶対にあってはならない)ことです。心を守るべき時期に心を潰しながら勉強させた方がいいことなどあり得ないからです。
 また、心が育っていない子供が、心を込めて何かをすることは不可能です。込めるべき物を持っていないのですから、心を込めて何かをすること自体が不可能 なのです。こんな悲しいことはありません。どんなに「すること」に努力しても、そこには、心を込めることが出来ないのですから。反対に、心が育っていれ ば、何にでも、その心を込めることが出来ます。...ですから、守るべきものは「感味力(心)」なのです。
 楽しく不快なこと(不快と感じるべきこと)をさせていると、根本的な基本回路が狂ってしまいます。例えば、笑わせながら(楽しく)猛スピードで何かを見 せる、させる、言わせる、反復させる。すると、異常な原形回路が作られてしまいます。不快と感じるべきもの、回避すべきことに快感を感じるようになりま す。ここを、12歳以後に修復するのは限りなく困難なことになります。
 宿題、習い事、日常生活、遊び、会話...等々生活全般において、このことは常に考えておくべきです。
 一見難しそうですが、チェックすることは一つですので全く難しくはありません。「これを、この方法でさせると、感じること・味わうことを邪魔しないか な?」と思えば自動的に正解が見えるのですからね。「〜ができるようになります」という基準は全く無意味です。人間は出来ることしかできませんし、出来る ことは無理なく出来るようになっています。迷ったら、いつものように、自分で子供にさせようと思っている分量の5倍〜10倍を最低でも2週間実際にやって みることです。そして、それをしているときの自分の感情と頭の中の様子をじっくりと味わうことです。そうすれば、すべき事とすべきでないことは見えます。 くれぐれも、巷の(営利主義の)キャッチコピーには惑わされないで下さい。
2011年07月17日...............................
■どんぐりマジック(文責:どんぐり倶楽部)   
コトノハ通信:Vol.04〜糸山先生より〜
どんぐりマジック...マジックには種も仕掛けもあるんです
 まず、先日いただいたメールを、原文のまま掲載します。
「はじめまして。現在、小学4年と2年の子供がいます。上の子が2年の時、百ます計算、計算ドリル、漢字練習などいろいろなことをしてきましたが全く成績 が上がりませんでした。学校テストは40点、百ます計算は終わらせるのに10分もかかり、漢字は1年生レベルも書けなく、応用問題にいたっては全く解けな い状態で、勉強は嫌いだと学校の宿題まで泣きながらするようになりあせってばかりいました。そのためか性格も消極的になり諦めが早く、何かあると他人のせ いにするようなところがありました。応用問題を解けるようにしようとインターネットで探していたところ、ここにたどり着きました。大変失礼だと思いますが あえて書きます。最初、「高速学習をするな」という言葉に反感を持っていました。「あの有名な先生に対抗している」のだと思っていました。どんぐり倶楽部 も半分冷やかしで見ていました。でも見ているうちに何かが引っかかり、子供に「頭の健康診断」をさせてみたところ衝撃的な結果が出てきました。2年である はずのわが子は幼稚園の問題でさえ解けませんでした。ひたすら問題に出ている数字を使って計算で答えを出そうとしていたのです。ノート、4ページにびっし りと書かれた計算・・・。自分が今まで子供に何をやらせていたのか分かりショックでした。半信半疑のままでしたが、それまで使っていたドリルを一切捨て、 どんぐり問題を幼稚園からさせてみました。1年半たった今、わが子は「勉強が楽しい」と言い、どんぐり問題が大好きです。楽しそうに解いています。学校で の成績はものすごい勢いで伸び、応用問題も解けるようになり、チャレンジ精神も出てきました。大事な時期に間違った教育を進めていたことが悔やまれます。 現在、やっとどんぐり2年生の問題をやっています。ゆっくり、ゆっくりですが確実に変わりました。本当にありがとうございました。」
 日本全国(あるいは全世界)で全く同じ現象が起きています。楽しく学力を身につける力を持って生まれた子供達が「**学習」という名前の勘違い学習を強 要されることで人為的学習障害(ALD:Artificial_Learning_Disabilities)に陥っているのです。
 人間は本来、視覚イメージの再現(あるいは再現から導かれる様々な感覚・感情)を楽しめるようになっています。さらには、再現した視覚イメージの操作に快感を感じるようになっています。視覚イメージの操作とは思考そのものです。
 ですから、私達は思考そのものに快感を感じるように生まれているということです。この原初的な反応を利用して学習を進めると学習そのものが楽しくなることは当然のことです。
 ところが、現行の学習方法は、この力(視覚処理)を全く意識していません。それどころか、子供達の得意技を使わせないようにしています。この部分(学習方法)の変更をするだけで、子供達は無理なく無駄なく効果的に、生き生きと学習を進めることが出来ます。
 そして、その力は誰もが持っている一番(自然に)鍛えられた力なのですから、生まれつきの自信の源でもあるのです。自分の自信の源である得意技を使って学習が出来ることは、何にも代え難い、生きていく上での自信と満足感と納得感を確認できるものです。
 どんぐり方式で学習を進めていると、子供がしっかりしてくる、地に足が着いてくる、自信が出てくる、自分の考えが揺るがない...などなど多くの素敵な 副産物(本当はこっちが狙い)が生まれてきます。たかが勉強、されど勉強...日常生活や遊びが貧弱になってしまった今、本当の意味で、勉強をフル活用す ることは最前の智恵ではないでしょうか。もちろん、遊びと日常生活にも「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」をとりいれると豊かに生きるヒントが見えてきます。 家庭の中だけでもSlow_Lifeを意識してみるといいですね。
2011年07月17日...............................
■どんぐりマジック(文責:どんぐり倶楽部)   
コトノハ通信:Vol.04〜糸山先生より〜
どんぐりマジック...マジックには種も仕掛けもあるんです
 まず、先日いただいたメールを、原文のまま掲載します。
「はじめまして。現在、小学4年と2年の子供がいます。上の子が2年の時、百ます計算、計算ドリル、漢字練習などいろいろなことをしてきましたが全く成績 が上がりませんでした。学校テストは40点、百ます計算は終わらせるのに10分もかかり、漢字は1年生レベルも書けなく、応用問題にいたっては全く解けな い状態で、勉強は嫌いだと学校の宿題まで泣きながらするようになりあせってばかりいました。そのためか性格も消極的になり諦めが早く、何かあると他人のせ いにするようなところがありました。応用問題を解けるようにしようとインターネットで探していたところ、ここにたどり着きました。大変失礼だと思いますが あえて書きます。最初、「高速学習をするな」という言葉に反感を持っていました。「あの有名な先生に対抗している」のだと思っていました。どんぐり倶楽部 も半分冷やかしで見ていました。でも見ているうちに何かが引っかかり、子供に「頭の健康診断」をさせてみたところ衝撃的な結果が出てきました。2年である はずのわが子は幼稚園の問題でさえ解けませんでした。ひたすら問題に出ている数字を使って計算で答えを出そうとしていたのです。ノート、4ページにびっし りと書かれた計算・・・。自分が今まで子供に何をやらせていたのか分かりショックでした。半信半疑のままでしたが、それまで使っていたドリルを一切捨て、 どんぐり問題を幼稚園からさせてみました。1年半たった今、わが子は「勉強が楽しい」と言い、どんぐり問題が大好きです。楽しそうに解いています。学校で の成績はものすごい勢いで伸び、応用問題も解けるようになり、チャレンジ精神も出てきました。大事な時期に間違った教育を進めていたことが悔やまれます。 現在、やっとどんぐり2年生の問題をやっています。ゆっくり、ゆっくりですが確実に変わりました。本当にありがとうございました。」
 日本全国(あるいは全世界)で全く同じ現象が起きています。楽しく学力を身につける力を持って生まれた子供達が「**学習」という名前の勘違い学習を強 要されることで人為的学習障害(ALD:Artificial_Learning_Disabilities)に陥っているのです。
 人間は本来、視覚イメージの再現(あるいは再現から導かれる様々な感覚・感情)を楽しめるようになっています。さらには、再現した視覚イメージの操作に快感を感じるようになっています。視覚イメージの操作とは思考そのものです。
 ですから、私達は思考そのものに快感を感じるように生まれているということです。この原初的な反応を利用して学習を進めると学習そのものが楽しくなることは当然のことです。
 ところが、現行の学習方法は、この力(視覚処理)を全く意識していません。それどころか、子供達の得意技を使わせないようにしています。この部分(学習方法)の変更をするだけで、子供達は無理なく無駄なく効果的に、生き生きと学習を進めることが出来ます。
 そして、その力は誰もが持っている一番(自然に)鍛えられた力なのですから、生まれつきの自信の源でもあるのです。自分の自信の源である得意技を使って学習が出来ることは、何にも代え難い、生きていく上での自信と満足感と納得感を確認できるものです。
 どんぐり方式で学習を進めていると、子供がしっかりしてくる、地に足が着いてくる、自信が出てくる、自分の考えが揺るがない...などなど多くの素敵な 副産物(本当はこっちが狙い)が生まれてきます。たかが勉強、されど勉強...日常生活や遊びが貧弱になってしまった今、本当の意味で、勉強をフル活用す ることは最前の智恵ではないでしょうか。もちろん、遊びと日常生活にも「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」をとりいれると豊かに生きるヒントが見えてきます。 家庭の中だけでもSlow_Lifeを意識してみるといいですね。
2011年07月17日...............................
■未知への工夫(文責:どんぐり倶楽部)   
コトノハ通信:Vol.03〜糸山先生より〜
未知への工夫は路(みち)をつくる〜良質の算数文章問題は過程が大事〜
「過程が大事」と書くと、「そりゃそうだよね」とか「過程も結果も大事なんじゃないの」とか「結果良ければ全て良し」と言う言葉も聞こえてきそうですが、 大人には当てはまっても幼児・児童期の学習では通じない(大きな悪影響を与えている)場合があります。どういうことか、ちょっと考えてみましょう。
 過程とは、ある未来の状態を想定して、その状態になるまで(途上)のことをいいます。ところが、過程も結果も同じ一瞬の出来事(過程は積み重ね)であ り、全く同じもの(状態)なのです。そして、子供達は呼び名が変わっても、その時々の状態を同じように感じ、味わい、生きているのです。
 過程にかかる時間は1時間であったり、1週間であったり、1年であったり、長いときには数年間であったりしますが、結果は1秒(一瞬)です。ならば、一瞬ではなく数年間の瞬間瞬間を進化に使う方が格段に(比べようもないほど)影響を受ける期間であるのは明白です。
 ところが、多くの人は<過程>を無視して<結果>と呼ばれる状態だけを見て「成功」とか「失敗」と言い、一喜一憂しています。文字通りナンセンス(無意 味なこと)です。その結果までの間の過程で生み出されたものこそが、子供の成長に甚大な影響を与えているからです。というよりも、その結果までの間の過程 で受けた影響こそが子供を育てる(頭の)栄養そのものになっているのです。
 ですから、「できれば(目的が達成できれば:成功すれば)何でもいい、どんな方法でもいい」は幼児・児童期にはあり得ない(全く通じない:勘違いのもととなる)ことなのです。
 <過程=栄養>と考えると分かり易いのではないでしょうか。
 もっと分かり易く置きかえるならば<どれだけ工夫したか=栄養>と考えるといいでしょう。そうすれば、栄養と思って与えているもののなかに毒物が混入さ れていれば、与えれば与えるだけ子供は弱ってしまうという皮肉な結果になるのは当然です。たとえ、結果という一瞬が「成功」という状態であっても、その成 功までの間の過程が栄養になるからです。何の工夫もなく成功を手にしていれば、栄養は何も与えられていないままに貴重な時間が過ぎているということです。
 話を「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」に置きかえてみましょう。前の段落の内容で、<過程>を<どの様に考えたか>、<結果>を<答え>、 「成功」を「正解」、「失敗」を「不正解」、「毒物」を「工夫の邪魔をするもの」と入れかえます。すると、次のようになります。
 多くの人は<どの様に考えたか>を無視して<答え>と呼ばれる状態だけを見て「正解」とか「不正解」と言い、一喜一憂しています。文字通りナンセンス (無意味なこと)です。その答えまでの間のどの様に考えたかで生み出されたものこそが、子供の成長に甚大な影響を与えているからです。というよりも、その 答えまでの間のどの様に考えたかで受けた影響こそが子供を育てる(頭の)栄養そのものになっているのです。ですから、「できれば(目的が達成できれば:正 解すれば)何でもいい、どんな方法でもいい」は幼児・児童期にはあり得ない(全く通じない:勘違いのもととなる)ことなのです。<どの様に考えたか=栄 養>と考えると分かり易いのではないでしょうか。もっと分かり易く置きかえるならば<どれだけ工夫したか=栄養>と考えるといいでしょう。そうすれば、栄 養と思って与えているもののなかに工夫の邪魔をするものが混入されていれば、与えれば与えるだけ子供は弱ってしまうという皮肉な結果になるのは当然です。 たとえ、答えという一瞬が「正解」という状態であっても、その正解までの間のどの様に考えたかが栄養になるからです。何の工夫もなく正解を手にしていれ ば、栄養は何も与えられていないままに貴重な時間が過ぎているということです。
 計算式はなくてもいい、答えはオマケ、というのは本当なのです。
「計算式や答え」にこだわって、子供達の工夫する力を潰すことのないように注意しましょう。
 もうお分かりでしょうが、「毒物=工夫の邪魔をするもの」とは幼児・児童期の徹底反復・高速学習・大量暗記・パターン学習を代表とする<考えない学習>のことです。そして、当然ながら、<考えない学習>は、すればするほど<考えられない頭>を立派に育ててしまいます。
2011年07月17日...............................
■とことん楽しむ文章題(文責:どんぐり倶楽部)   
コトノハ通信:Vol.02〜糸山先生より〜
とことん楽しむ文章題
 まず、楽しめるときの条件を考えましょう。
 楽しむわけですから、自分の好きな遊びを想定した方が分かりやすいと思います。通常でしたら、「時間を気にせずに遊びたい」「納得いくまで遊びたい」 「自分の方法で遊びたい」「自分が中心で遊びたい(これは性格によるかもしれません)」「その遊びに必要なものは最初から揃えておきたい」といったところ でしょうか。
 では、これを文章題にします。
「時間を気にせずに文章題をしたい」「納得いくまで文章題をしたい」「自分の方法で文章題をしたい」「自分が中心で文章題をしたい(これは性格によるかも しれません)」「その文章題に必要なものは最初から揃えておきたい」ですね。これを具体的にすると、下記のようになります。
1.「時間を気にせずに文章題をしたい」...たっぷり時間をとれるように他の用事をカットするか、
  時間のとれるときにするように設定する
2.「納得いくまで文章題をしたい」...口出ししない
3.「自分の方法で文章題をしたい」...誘導的なヒントを出さない
4.「自分が中心で文章題をしたい(これは性格によるかもしれません)」...自分が選んだ問題をする
5.「その文章題に必要なものは最初から揃えておきたい」...紙、鉛筆、お菓子、飲み物
 どうでしょうか。
1.が最も注意しなければいけない部分だと思います。このカットすることの中には「家庭学習、宿題、.習い事」なども入るからです。しかし、これらの根本 的な環境を設定せずに「楽しく〜」は難しいですね。時間を気にしなければいけない状態で(時間に追われて)楽しく遊ぶ...難しいでしょ?遊ぶことは出来 るでしょうが、心から「楽しく」は無理ですね。時を忘れて遊ぶ...でしょ?それなのに時を忘れられないようにされていたのでは、やはり「楽しく」は難し い。当然のことです。
 知的教育をノルマのようにさせたことがなければ、比較的スムーズに入れると思いますが、ノルマを課して「勉強」をさせた場合には「問題」を見た時点で、 どんぐり問題も「勉強」と捉えてしまう可能性が大きいと思います。それでも、<注意点>を守ってすれば必ず視考力を活用した思考力養成ができますので「あ の手この手」で工夫して環境設定をすることが重要な親の役割になるでしょう。
 また、「お手本」を目にする機会がないと、楽しみ方が分からないこともありますので、「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を使って保護者が下手 な絵を描いて楽しく問題を絵図で考えているところをさり気なく見せておくのは、心憎い演出となるでしょう。これこそ、本当に親が楽しむことが必要です。
 子供は敏感ですから下手な芝居では見破られます。楽しさが分かれば楽しむことが出来るようにもなります。ですが、楽しむことは分からせるよりも伝える要 素が多いので一緒にしたり、保護者の作品を見せたり、他の子供達の作品を鑑賞したりすることも大いに役立つと思います。これらのことも環境設定の一つです が大事なことですので意識して動いてみて下さい。
 ただし、好きで好きでたまらないことがあって、四六時中そのことばかりを考えているというモノを持っている子供の場合には、そのモノを通して思考力養成 を考える方が自然です。どんぐり問題は学年に関係なくいつからでも出来ます。ですから、今、目の前の子供の状態をよく見て、どういう環境設定が本当に目の 前の子供に必要なのかを考えなければなりません。
 その子には、どんぐり問題が必要ではないかもしれないということです。
 間違いなく、思考の発達の仕方は1つ(視覚イメージの操作)です。ですが、材料は無限にあります。単純反復、高速学習、大量暗記を目指すもの以外であれば、何でも好材料になります。
2011年07月17日...............................
●どんぐり倶楽部が目指すもの(文責:どんぐり倶楽部)   
コトノハ通信:Vol.01〜糸山先生より〜
どんぐり倶楽部が目指すもの
 西洋医学と東洋医学には決定的な違いがあります。西洋医学は対処療法であり、東洋医学は体質改善療法です。対処療法とは、悪くなった部分を改善する方法 (多くは除去すること)で、体質改善療法とは、悪くならないように体質自体を改善する方法、あるいは、悪くなった部分を本来の健全な状態に戻す方法です。 表面的には対処療法が効果的に見えますが本質的な治療でないことは明らかです。その点、体質改善療法は本質的な治療を可能とします。
「どんぐり倶楽部」が目指すものは、まさに学習面での体質改善療法です。そして、その効果を十分に反映できるようにするには効果的な刺激を有効に享受でき るような環境設定(リセット)が必要になります。アルコールを飲みながらアルコール依存症の治療が出来ないのと同様に、間違った学習環境を残したまま、ど んぐり方式を取り入れても効果はありません。単純な方に反応しやすいようになっているからです。
 徹底反復。高速学習。大量暗記。パターン学習に代表される学習形態は単純で強固です。ですから、これらのことと、繊細で複雑な回路作成(思考回路養成) とは同時並行には進められないのです。小学校ですべきことは計算を速くしたり、大量の暗記をすることなどではなく、自主的な楽しい遊びと、良質の考える問 題を通して様々な思考回路を養成することです。スポーツもそうですが、成長途中では様々な経験をさせるべきであって、単純な反復ばかりをさせていると他は 何も出来なくなってしまいます。この点ではスポーツ界の方が教育界よりも格段に研究が進んでいます。なぜならば、スポーツの場合は障害の症状が直ぐに表面 化して検証しやすいからです。成長期のスポーツ障害を避けるためには筋力系のトレーニングは筋肉の成長が停止したときから始めるのが良いことが知られてい ます。つまり、小学生の時代にハードな筋力トレーニングをすることは意味がないどころか、障害の原因にもなるということです。
 また、象徴的・派生的学習の準備ができていない子供に知的系統的学習(多くの早期教育の内容)を押しつけることの弊害は、すでに数多くの証拠によって裏付けられています。
 例えば、早期教育を受けた子供と受けなかった子供とを十五歳まで追跡調査した研究によると、受けた子供の方が十代になってから非行に走る割合が明らかに 高かったのです。別の研究では早期教育を受けた子供の方が小学校に上がってから、より攻撃的な態度を示すことが明らかになりました。
 一八○○年代の初め、米マサチューセッツ州では二〜四歳の子供のおよそ三割が学校に通って読み書きを習わせられていました。また、同じ時代のイギリスで もロバート。オーエンが早期教育を推進しようとしました。ところが、結局どちらの試みも失敗に終わり幼児に読み書きを教えることはなくなったのです。
 さらに、ロイター発表(二○○七年八月十日)では、「乳児の脳を発達させる」と称するビデオは、「何の価値もないどころか有害かもしれないという証拠が 増えている」と研究者は主張する。という記事(ワシントン大学のフレデリック。ジマーマン氏等が八月八日に発表した内容:原文は「Journal of Pediatrics」)も出ています。
 つまり、幼児。児童期には情緒の安定が最優先であり、学習は体験的学習に限るということです。乳幼児期に最もよくないものは、人為的に作られた一方通行 のビデオ・CD・フラッシュカード等の使用で、これらは全て反射を形成するための道具です。反射による学習は、言葉を獲得する前の知的発達段階で行われる 形式です。従って、この反射の形成を成長期に続けることは人為的学習障害(ALD)を引き起こす最大の原因となります。
 それなのに、これまでの子育ての本には「こうすれば、こう育つ」としか書かれていませんでした。だから、様々な子育ての仕方や学習法の情報が乱立し混在していました。
 重要なのは「こうすれば、こう育つ」ではなく、「なぜ、こう育つのか」なのです。「なぜ」が分かれば応用が利くからです。ココが分かれば、その子にピッタリのその子だけのオリジナル子育てが可能になるのです。
 また、子育てとは「ヒトを人間にまで育て上げること」です。ですから「どうすれば、人間に育て上げることが出確にする必要があります。もちろん、学習に 関する根本的な勘違いが及ぼす影響や、伸びる学力.伸びない学力がある理由なども含めて、子育ての大原則は知っておいて欲しいものです。その中でも「習」 に関してはプレインバターズの異名を持つ「強い刺激」と「速さ」が「拒否。不安。恐怖」を誘発し成長に悪影響を及ぼすことはご承知おき下さい。これらは全 てストレスという現代病の巣窟を確実に作り上げます。
 そして、こういう時代だからこそ私達は「ゆっくり。ジックリ・丁寧に」どんぐり方式で子育てをする必要があると考えています。
「どんぐり倶楽部」では、今までの子育てや今の学習方法が健全な頭を育てているのかどうかを知る材料となる家庭用「頭の健康診断」を用意しています。ホー ムページでは無料ですし、プリントサービスも実費で利用できます。まずは、お子さんの頭の健康度を確認してみてはどうでしょうか。
2011年07月16日...............................
■思考力養成問題(文責:どんぐり倶楽部)   
●どんぐり問題は、正確な「思考力確認問題」にもなりますが、真価は「思考力養成問題」になっているということです。
 通常の<問題>はテスト問題(確認問題)であり、よくても、思考力が有るか無いかだけを判定するものです。そして、それらの<問題>では、どの程度の思 考力があり、今どういう状態であるかは、全く分かりません。**項目ができている、できていないレベルでは思考力の育成状況など分かりません。
 どんぐり問題は、在籍学年の問題を1題するだけでも、現在の、その子の思考力の状態を詳細に知ることが出来ます。さらには、ルールを守って週に1〜2題続けるだけで、何も教えることなく、思考力養成ができるのです。嘘のような本当の話です。
 どんぐり問題が世に出されるまでは、思考力養成問題などありませんでした。そういう仕組を持たせた問題を作るという発想自体がありませんでした。ですか ら、解けなかった問題は解答解説を読んで、他人の思考を後追いしコピーするという、幼児・児童期にはやってはいけない、パターン学習をせざるを得なかった のです。
 さらに、思考力養成の理論や方法も知らなかったので、当然、作ることも出来なかったのです。ですから、解説があり、指導者が必要だったのです。
 どんぐり問題には解答・解説書がなく、指導者も不要です。考えるとはどういう事かだけを伝えれば、誰もが思考力養成を自力でできるからです。
※第2回指導者養成講座では、実際に、なんの講義も解説もしないのに、子供達が進化する様をご覧いただけます。
2011年07月15日...............................
■クレバーペアレント(文責:どんぐり倶楽部)
■クレバーペアレント(賢明な親)とは、誰もが目指すべき保護者像です。
 モンスターペアレントは、子供の成長を阻害することを先生や学校に要求しますが、
 クレバーペアレントは、子供の成長を守ることを先生や学校に要求します。
2011年7月10日...............................
■やってはいけない宿題(文責:どんぐり倶楽部)    
●やってはいけない宿題です。...「昔から誰だってこれくらいやってた」「簡単じゃん」「丁度いいんじゃない」なんて一瞬でも思った人は、現代社会で思考力養成はできません。
 ましてや、さらに、家庭学習でも同様のことをしていたらXXです。
※エネルギーの少ない子にとっては一生の禍根を残す致命傷となります。「たかが宿題」ではないんです!「宿題は子どもを守る貴重な指針であるべき」なんです。...国語の宿題も同様です。
<お粗末宿題1>→変更例→<お見事宿題1>

<お粗末宿題2>→変更例→<お見事宿題2>

※工夫ってのは、考えられない頭を育てるためにするもんじゃないよ!
※上記の宿題が「普通」ならば、普通に「異常」な宿題をしているということです。

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※案内「大阪講演の記録(YouTube)」

2011年7月9日...............................
■国難(文責:どんぐり倶楽部)   
●なるべく、政治絡みのことは書かないようにしていましたが、明らかに異常ですので書いておきます。
●国は、国難と<言うだけ>で実感していないから、動くべき速度で動いていない。今、東北には毎日原子爆弾が投下されている戦争に巻き込まれているのです。
 大げさな表現ではなく、事実です。被爆は足し算であり、向こう数十年も続くのです。数十年と続く戦争が始まっているということです。それなのに、戦争の現場に子供達を戻そうとしている。
 留まらせようとしている。正気ですか!
●この事実を、直視する能力がないから、(今は眼に見えない)被害を増大させているのです。もう、危機管理意識が薄いなどと言っている事態ではありません。こんなことは当初から予測できていたはずです。
 目の前で、子供達が大怪我をして血を流しているのに、救急車も呼ばずに、「もう少し様子を見ます」と言っているんですよ。正気ですか!

以下、科学寅さんの記事に若干手を加えて転載します。
2011.07.09:平泉への修学旅行
平泉の金色堂の植え込み-0.88/参道入り口-0.75/釈迦堂前-0.45/阿弥陀堂前-0.45/能楽堂前-0.36/本堂前-0.57/参道駐車場-0.77
これは、週刊現代の最新号の数値です。(いずれも地表)これじゃ、会津より、高いじゃありませんか!!宮城県の小学校の修学旅行は、会津が大半だったのですが、ほぼ全校が、会津をキャンセル。
そして、多くが、岩手県に変更になっています。それが、もっと酷い汚染地帯に子どもたちを導くことになるとは!さらに、週刊現代の数値です。
栗駒山いわかがみ平駐車場の残雪-0.78/栗駒山いわかがみ平駐車場標識下-2.17/奥州市前沢高等学校近くの土手-0.72/奥州市前沢駅近くの線路脇の草地-1.35
これらは、先の群馬大早川教授の汚染マップと、全く符合します。

 そして、早川教授によると、この汚染の道は、3月12日夜に作られたのだそうです。正に、第一波が、これだったのです。今、話題になっている、福島市や郡山市の汚染は、3月15日の夕方の第3波なのです。
爆発報道よりも先に、既に、シューっと漏れ出していたのです!そして、原発周辺の人は避難すべきかどうかを、議論しているとき、岩手県がやられていたのです。何ということでしょう。修学旅行は、緊急に見直すべきです。
子どもたちを、集団被曝させることを、みすみす許すことは、5年後、10年後、大きな後悔となってやってきます。
被曝は足し算です。
もうすでに、高い数値を足し算で受け取っています。残念ながら、全くセオリー通りです。目に見えないから、わからないなどと、無責任な大人になってはいけません。
1日、2日の修学旅行のために、未来をつぶされるのは、断じてあってはならないことです。学校というシステムは、こういう時に、臨機応変、対応はできないものです。保護者の決断にかかっています。
保護者しか、子どもを守れません。お母さん、腹をくくってください。今こそ、身を挺して、子どもを守る時です。→(糸山補足)→最低でも保護者の責任で欠席させることは普通に可能です。

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2011.07.07
栗原があぶない!
岩出山の危険性を訴えてきた科学寅ですが、その数値が高い原因が、海からの風ではなく、ぐるっと北部を通って、岩手県一関からの吹き下ろしであることがわかってきたわけです。
とすると、当然、岩出山よりも、もっと北部、つまり、栗原がもっと危ないことになるはずです。ということで、栗原市のHPを拝見しますと、何と、何と、やっぱり出ているじゃありませんか?
学校や保育施設の数値は、ヤバイです。金成、栗駒、一迫が、高いです!金成の保育所は、0.4レベルです。栗駒で0.3。なあんだ、福島より、よっぽど低いじゃん、って言わないでください。
福島は、高すぎて、もう、感覚がマヒしているのです。そうして、やっぱり、このHPにも、「文部科学省が示した小・中学校の屋外活動の利用制限基準は「年間20ミリシーベルト」であり、
今回の測定値は大きく基準値を下回るため平常通り利用して差し支えないレベルです。
・年間20 ミリシーベルトになる1 時間当たりの数値の目安は、1 日の生活パターンを屋外で8 時間、屋内で16 時間(木造建物)過ごすと仮定して計算した場合、
屋外で3.8 マイクロシーベルト/時、屋内で1.52 マイクロシーベルト/時となります。」とご説明がついています。
この20ミリシーベルト論は、とっくに崩壊している(取り消されている→危険だと分かったので使わないようにした)のに、いまだに使ってるんですねえ。
第一、ここは福島ではないし、それに、屋外と、屋内で数値が、今、違いますか?ほとんど同じです。掃除が行き届いていない屋内は、屋外よりも高い状態です。
もし、3.8で過ごせば、年間20ミリどころか、33ミリになります。それに、お役所の低い数値が出る測定方法で、この数値ということは、子どもの好む、草むらや側溝などは、10倍の数値が軽く出ます。
栗原のお母さんたち、立ち上がってください。先日、福島の子どもたちのおしっこから、セシウムが出たという話の原データです。

これは、フランスの資料です。日本政府が調べてくれたのではないのです。あきらかに異常事態なのに、政府はこれを見ても、反省どころか、「大丈夫だ」発言を繰り返しています。
これを見て、顔が青ざめない人の、人格を私は疑います。こんな国なのです。福島沖から茨城沖の魚や藻類の放射線のデータもフランス原子力センターの測定値です。
国民が一番知りたい数値は、日本政府は出してくれません。爆発のときの風の流れも、気象庁は、出しませんでした。日本というのは、そんな国なのです。なぜなら、大臣の人格がとてつもなく低いからです。
今度辞めた大臣みたいな人に、私たちの大切な子どもの未来を預けられますか?みんなで、目を覚ましましょう。国は、本当に、守ってくれないんです。
※糸山補足→欲しい情報があります。フランスのアルバ社の作業員が引き上げているかどうかという情報です。装置はあっても、アルバの人はいないのではないでしょうか。制御できないと判断したのではないでしょうか。
 この点だけでも、情報があれば違うのですが。世界に名前を知らしめることが出来る機会なのに何の貢献の情報も、写真1枚も出ません。これは、普通に考えたら、「お手上げなので帰った」ということではないでしょうか。

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2011.07.06
福島の基準を当てはめる大崎市
大崎市はHPで学校等の施設の測定値を公表していますが、そこに、
「文部科学省が示す屋外活動制限基準値は3.8マイクロシーベルト/時間です。」
http://www.city.osaki.miyagi.jp/20110311jisin/download/20110704_shiyakusho_housha.pdf
担当:大崎市総務部防災安全課
電話:0229-23-5144
と書いてあります。これを書いたのは、誰でしょう?通達文書くらい、ちゃんと読んでほしいものです。4月19日に文科省から出されたあの通達は、年間20ミリシーベルト、つまり1時間当たり、3.8マイクロシーベルトというのは、
福島県内の学校使用についての政府の「暫定的考え方」であり、これを近隣の県にも適用するとは書いてありません。
書いてなければ、宮城県は、従来の法律で決まっているとおり、年間1ミリシーベルトを基準にしなければならないはずです。法律では、何と決まっているか?
0.6マイクロシーベルト/hを超える時は、管理区域に指定しなさい。
つまり、あの原子力のマーク(怖いですねえ)
を貼って、出入りを厳重にチェックして、健康測定を常にしなさい、と言っているのです。それを、何も考えないで、3.8マイクロシーベルトです。と記す精神が信じられません。
さらに、ニュースを知らないわけはないと思いますが、悪名高い20ミリシーベルトは、日本医師会はじめ各方面から集中砲火を浴び、1ミリシーベルトが目標である、と訂正されました
そもそも、20ミリシーベルトの出所は、国際放射線防護委員会(ICRP)が「非常事態時の」「暫定的な目安」と設定したことからですが、
あくまで、どうしようもない、非常事態に、一時的に、ということで、当然、数日間を想定したものです。こんな数ヶ月もの想定などしていません
それを、一部の御用学者が、歪曲して政府に提言をし、それを文科省が取り上げたものです。
本来なら、市民を守る防波堤であるべき自治体なら、たとえ、文科省が、20ミリと言っても、「大崎市では、そんな基準は使いません!」と拒否すべきものです。
それを、何ですか?あえて、適用外のものまで、あえて載せるとは?これでは、まるで、市民を騙すために、書いているとしか言いようがないではないですか?
すぐに訂正し、1ミリだと、明記してください。内部被曝のことも考えれば、どう計算しても、子どもには0.1マイクロが、限度です。
担当のお役人は、「私たちは専門家ではない」と言われます。だったら、法律に従いましょう。
さて、そこで、1ミリシーベルトですが、その基準からいきますと、明らかに、岩出山地区の学校はオーバーです。このまま被曝を我慢させるのですか?どうするんですか?再び、公開質問状にさせていただきます。
<糸山補足>子供達は下のような場所で遊んでいるということです。


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2011年07月06日...............................
■知らなかっただけ(文責:どんぐり倶楽部)
●どんぐり倶楽部10周年記念「DONGURI-USB」を作るのに、全世界からのどんぐり実践報告を読んでいて改めて思った。
 思考力をつけたくないと思っている親や教師は一人もいない。ただ、今までは、100%確実に思考力養成ができる方法を知らなかっただけ。
 だから、迷ったり、試したりしてただけ。今までは、そんな物(確立された方法)自体がなかったのだから仕方ないのだ。
 すでに、知っている身としては、焦れったいのだが、致し方ない。
 でも、子どもの成長は「待ったなし」だからね。何はともあれ、やってみましょうよ。お願いします。
 最下段の「頭の健康診断」は一銭もかかりません。
 全世界からのどんぐりマジック報告。一件二件の報告ではありません。何千件もの報告を公開します。→保護者の声→http://homepage.mac.com/donguriclub/user'svoice.zip
※誰もが、こうなるんです。余計なことをさせなければ、100%です。するしないは別問題ですが、一読の価値はあります。


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2011年07月04日...............................
■勝手に転載します(文責:どんぐり倶楽部)   
■科学寅さんのブログ記事です。他県・他市町村の方も他人事ではないと思います。<参考>群馬大の早川由紀夫教授作成の汚染地図http://plaza.rakuten.co.jp/hatenaclub/diary/201107040000/
2011.07.04
拝啓 大崎市長様 (何を守るのですか?)
拝啓 大崎市長 様
先日は、保育施設での、放射能測定値の件でのお手紙で、素早く、担当課長様との懇談の機会を与えていただき、感謝いたしております。
ようやく、市独自の測定も開始され、それをHPで公表されていることは一つの前進だと思います。
しかし、残念ながら、本当に悲しいのですが、私は科学を教える者として、良心に従って、「市はあてにならない」、と訴えていかざるを得ないことを、ここに宣言いたします。
なぜなら、市の測定方法、ウンヌンもありますが、何よりも、市の姿勢、つまり、課長さんが「責任ある対応をしなければならない」とおっしゃる意味が今回の原発災害では、ピントがはずれているからです。
別名、これを、「間抜け」とも言うと思いますが。このことを、先日の懇談会で、はっきりと示していただきました。これで、逆にスッキリといたしました。これは、あのお二人の責任ではありません。
彼らは、市の方針に沿った発言をされただけだと思います。どんな発言をされたかは、議事録を取られておられましたから、それをご覧になればわかると思います。
結局、市は、国の安全基準に基づいて、絶対に危険だ、と権威あるところから、証明された事案でなければ、対応できない、と明言されたのです。
しかし、一般市民にとって、国の安全基準自体が、たいへん疑わしいことが、最大の不安材料であることは、ノーマルな判断力をお持ちの社会人なら、当然わかることです。
これまでの国の対応から、未だに「政府の言うことを信じる」という人がいたらその人こそ、哀れむべき人です。大崎市は、「専門家ではないから、判断できない」
だから、「余計なことは言わないで、国の指導を待つ」とおっしゃいます。通常の事案でしたら、それで、間違いはないでしょう。それが「責任ある姿勢」というものでしょう。
しかし、今回の災害は、専門家でも判断が分かれる事案なのです。しかも、もし、悪い方の可能性が出てしまったら、その害悪たるや、一生を台無しにしてしまう危険性なのです。
こういう時、常識的な市民のとるべき対応は、何でしょうか?危険が証明されてからでは遅いのです。「危険の可能性を認めただけで、避ける 」ことが、ノーマルな判断ではありませんか。
そして、ここにこそ、市民の不安があるのです。この不安は、人として当然のものです。しかるに、お二人の課長さんは、この市民の不安に対応するのは、課の仕事ではない、(少なくとも本来の)と明言されました。
そういうところと、どうして、こちとら命を賭けて守ろうとしているのにコミュニケーションが取れるでしょう。信頼関係ができるでしょうか?
そして、いみじくも、市民の相談窓口も、現在無いし、「今後も、作るつもりもない」ことも、はっきりおっしゃいました。
(私の強い抗議で、最後に「検討する」とだけは述べられましたが)また、市民の側からの、情報提供やボランティアとの連携も否定されました。
これほど、明確に、市民に寄り添う姿勢を否定されるとは、さすがに予想だにしていなかったので、私は、悲しむことさえ忘れたほどです。
本来、市は、国が失政を犯しても、市民を守る最後の砦であるべきで、そう信じてこれまで生きてきました。子育て支援活動でも、ネットワークの会長も長年務め、行政と市民とのかけ橋になるべく、微力ですが努めて参りました。
しかし、今回のような本当の一大事に際し、子どもの生命・健康を、真剣に考える姿勢は、微塵も見受けられません。私は、完全に失望いたしました。たしかに、課長様は、言葉では「私たちもたいへん心配している」と言います。
しかし、放射線について、真剣に勉強しているとは思えない発言ばかりです。専門家でないから、と、すべて判断を丸投げするのは、「心配する」ことでしょうか?市に放射線を理解できる人がいない、とおっしゃいます。
じゃ、理解しようと努力しないのでしょうか?「私の気持ちはわかる」とおっしゃいます。わかっているはずがありません!これだけで、不誠実なことがわかります。
自分の可愛い子どもや孫が、見知らぬ男に暴行を受けているのと、現在は同じなのです。その暴行現場に遭遇したら、まずは、助けてやらないでしょうか?その場で法律や規則を考慮し、お墨付きを受けない限り、行動しないのでしょうか?
犯人の背後関係や、経済・社会的な影響をたしかめてからじゃないと助けてやれないのでしょうか?たしかに、大崎市ばかりではないでしょう。仙台市でも似たようなものでしょう。
しかし、今回の原発災害に際しての、行政の行動は、日本の歴史の中で、特筆して記憶に残されることは、間違いないことです。国だけでなく、自治体の対応も、子々孫々、間違いなく歴史に刻みつけられるのです。
市長さんは、歴史に耐えうる判断を、今されているとお思いですか?無作為の作為も、厳しく糾弾されるのですよ。実際の障害が現れるのは、5年後くらいからだと言われています。その時には、現在の市の責任者は、ほとんどいらっしゃらないでしょう。
しかし、歴史は、見逃しません。そして、子どもたちも、街の大人が自分たちを本気で守ろうとしたのか、を将来はっきりと知って、その後の人生を決めることでしょう。こういう手紙を書きながら、市は、簡単には変身できないことは、わかっています。
で すから、「変身」できない限り、この手紙への返信は、結構です。その代わり、私たちは、独自の測定を続け、世間に(マスコミも使いながら)発表していくつ もりです。そして、多くの施設で開かれる予定の講演会や、勉強会で、市の対応を語り、市を頼ることを諦めさせて歩きます。
今回は、一方的な宣言文になってしまいますことをお許しください。お読みくださり、ありがとうございました。                        敬具
(もう、防災課や子育て支援課は、市民の健康の窓口ではないことがわかりましたので、新たな担当箇所が決まりましたら、ご連絡ください。)
平成23年 7月4日
大崎市古川十日町3−16
相澤正宏  
伊藤康志 大崎市長 様 
<追伸>公立保育園で、放射線量について、かん口令が敷かれているとの内部情報があります。もちろん、否定されるでしょうが、市民はそう見ていることをお忘れなく。

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2011年07月02日
■大丈夫?(文責:どんぐり倶楽部)   
●さて、具体的に自分のお子さんの頭の健康診断をしてみましょう。今回は、具体例として健全な思考力養成が出来ている場合の解答時の映像も御覧いただけます。
 1年生向けの問題ですが、全学年で使用可能です。使用問題<1MX36>

 注意:ノーヒントで実施してください。その時の様子そのものが「本当の学力」です。
 どうでしょうか?「楽しく」「丁寧に」とけましたか?・・・診断表はコチラ


 曖昧な「学力」「思考力」「偏差値」という言葉に惑わされていませんか?
「ウチは、特別なことはしていないから大丈夫」とはいかないから警鐘を鳴らしているんです。
 現代では、宿題だけでも(RPGゲームだけでも)十分に脳内汚染を誘発します。
■理想的な解答(作品制作)の様子→DL(ダウンロード)→tento-1MX36.zip・・・これが、本当の学力です。
・・・勉強ってのは「こんなに楽しい」ものなんだぞ!・・・この楽しさを伝えられない教師は、失格です。

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2011年06月30日
■トータルバランス教育(文責:どんぐり倶楽部)   
●まだ、概略しか書けませんので、興味のある方だけ読んでください。
※どんぐり倶楽部は思考力養成方法は既に確立しており、最終段階をTotal-Balance-Educationと考えています。Total-Balance-Educationには子供vs学校・家庭・遊びの全てが網羅されます。
●常に念頭に置いておかなければならないことはトータルバランスである。感情教育と論理教育のバランス。+-0が理想的だが、なかなか難しいので-1〜+1程度を目指してアドバイス(あるいは指導)をする。
●プラス 学習(プラス環境) とは「感情を育てながら行う教育」「感情を育てることができる 環境」
※味わう学習・感じる学習・主体的な学習・急かされない環境
●マイナス学習(マイナス環境)とは「感情を潰しながら行う教育」「感情を育てることができない環境」
※マイナス学習の代表は高速・反復・大量・暗記・暗算の類の考えない・味わえない学習とさせられている学習&急かされている環境
●トータルでマイナスが多いのは当然人間性がなくなるのでいただけない。しかし、プラスが多すぎてもバランスが悪くなる。大事に育てすぎてもいけないということだ。
 ただし、現代ではマイナス環境が殆どなので、上手に甘やかすことが家庭での基本となることが多い。家庭外でプラス環境を持ってる場合には、微調整が繊細で難しいので、この部分は後述する。
●公立の小学校は概ね-1〜-2、私立だと-2〜-4、逆に+1も散見する。私立を選んで行かせている家庭の場合は往々にして家庭でも同じ教育方針なので、トータルでは「-2→-3」「+1→+2」と過度になる傾向がある。
 ここは注意すべき点であり、アドバイスすべき点でもある。
※トータルで-4や+4になっている場合は、環境そのものを完全に変える必要がある。また、稀にだが、+1のプラス環境に入れておきなが、家庭内と校外で-2-2、トータルで-3という場合もある。
 これは、親も本人も全く基準を持っていない(特に親が子供の様子を理解出来ていない)ということなので、アドバイスそのものを理解するのに時間を要する。アドバイスする側もされる側も根気(本気のエネルギー)がなければ改善しません。
●家庭がホーム(拠点)となるように考えるならば、社会環境という環境も自然環境と捉えて、適応すべき条件の一つと考えたとき、家庭外では-1〜-2の環境に置き、家庭内では+1〜+3の環境設定にするのが最も健全な環境設定となる。
 上記の環境を作ることで、高学年で必要性が増してくる環境に応じた「モード切り替え」も自然にできるようになる。
※もちろん、世間と隔絶して一生を送るというスタンスであるならば、微調整は無用である。つまり、公立小学校に通学しながら、工夫してマイナス学習を回避し、家庭内で暖かく育てる。という最も経済的で楽しい子育てが最も適した学力養成となる。
●家庭がホームにならなくてもいい場合は、比較的に単純である。
 その代表例が1907年に設立された<貧困層の健常児を対象(-2程度)>とした保育施設「子どもの家(+1〜+2)」である。ご存知のモンテッソーリ 教育であるが、ここには大前提として、家庭でのマイナス環境があったので成功したことを忘れてはいけない。
ところが、教育方法だけが独り歩きしてしまって いるのが現状である。
http://homepage.mac.com/donguriclub/monte.html
●家庭外でプラス環境の上に、家庭内でプラス環境をつくっている場合には、[+1〜+2]+[+1〜+2]=[+2〜+4]となり情が勝りすぎてアンバランスとなり、12才以前に調整が必要となる。
 悪いことではないが、できれば微調整を施したい状態である。簡単な工夫としては、高学年で、家庭外環境を+-0に修正し、家庭内を+-0〜+1程度にする。

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2011年06月29日
■勉強になるブログ(文責:どんぐり倶楽部)   
●勉強になるブログがあります。→まなびのへやANNEXhttp://kazemanabi.at.webry.info/
 元小学校の先生(京都市で30年近く小学校の教師をされていた方)のブログであることが嬉しいです。
●今、福岡で「どんぐりポケット」という小1〜小6混在クラスの教室を開催していますが、面白いですねぇ。考えられないようになる原因は決まっている。回復方法も決まっている。
1.反復系のドリルの使用(宿題&家庭学習等)→暗記・高速・反復学習
※特に暗算・計算練習の悪影響は深刻(学校の宿題だけでも、現代では影響が大きい)
→意識的に考えようとしないと、直ぐに無意識に考えないようになってしまう。
→さらに、意識的に考えようとする力が弱く、能力があっても「考え続けることが出来ない状態」になってしまう。
2.親子関係(させられている子供:急かされている子供)
3.TVゲーム(特にRPGゲーム)
そして、上記のことを制限すると小3以前なら例外なく回復する。ただし、小4からは学年が上がるごとに難しくなる。※モチロン、それでも方法はある。

2011年06月26日
■先生&保護者用講演(文責:どんぐり倶楽部)      
※掘り出し物
●小学校英語(動画)→No.1-No.2-No.3
※英語を一切使わないので、先生も生徒も負担は最小限なのに、中学での効果は抜群です。ヘンテコなガラスの自信もつけさせませんので、健全な教育が可能です。
●中学校理科(動画)→No.1-No.2
■どんぐり倶楽部には誰もが使える、革命的な<手法>が揃っています。材料は教科書を使えます。「お試し」でも結構ですので、子供達の楽習に使ってみてはいかがでしょうか?
<参考:体験学習で「デンタくんの使い方」を保護者に教える動画→mp4,avi
※たったこれだけで、九九以外の暗算練習は全て不要になります。
※「デンタくん」→「横筆算(半無限暗算)」→コチラ

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2011年06月22日
■マイナス学習(文責:どんぐり倶楽部)      
●学習には「プラス学習」と「マイナス学習」がある。それは、時期(認識形態の成長段階[変化]に沿った学習時期)によって異なる。
特に「早くて悪いことはない」ってのは、商売人のキャッチフレーズに過ぎず、「早くて良いことはない」のが実情であり、証明もされている
 つまり、ただ、させていればいいということはなく、時期によっては、良かれと思ってしていること・させていることが致命的な悪影響を与える。
また、昔 (思考回路作成機会が遊びや生活の中にあった時代)と違い、現代(思考回路作成機会が遊びや生活の中にほとんど存在しない時代)は「放任」も非常に危険な 教育環境を提供してしまう。

 ここでは0-12才までと限定する。すると、思考回路そのものを育てることができる貴重な期間なのだから、高速・反復・多量学習に代表される考えない学習は全て「マイナス学習」となり、
味わう学習・感じる学習・考える学習が「プラス学習」となる。Fast Food と Slow Food の関係にも言えることだ。味覚(味蕾を稼動させる)を育てることが出来なければ
味音痴になることと同じである。幼児・児童期の Fast Study は思考音痴を作ってしまう。幼児・児童期にすべきことはSlow Study であり、
普通の人は幼児・児童期にしか、そんな時間はとれないし、その時期にしか育てられないのだから、選択の余地はないし、「同時並行し て」「いいとこどりで」なんてのは生理学的に不可能だ。
 ところが、実際には多くの人が「マイナス学習」をしながらでも「プラス学習」さえ加えればプラスになると勘違いしている。
出来ることは限られているので すから、「効果」を求めるのなら、「マイナス学習」を限りなくゼロにすることが先決です。スタートラインに立てなければレースは始まらないのですからね。
 マイナスの子育て、マイナスの学習をさせてきたのなら、そこにプラスの子育て、プラスの学習を、さらに「加える」のではなく、マイナスをゼロにしてから、少しずつプラスを与えてください。
 迷う暇があるのなら、現状把握(思考力に関しては「頭の健康診断」を)すべきである。現状把握は、学習環境分析(教育される方から見た場合の、実際に何をどのように学習しているかの分析)から始まる。
生活環境の分析も必要ですね。環境を正しく把握することなしに対策は打てません。学習に関して言えば、対応策は完璧に揃っているのですから、現状把握を急ぎましょう。

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2011年06月21日...............................
■緊急■特別掲載&転載依頼(文責:どんぐり倶楽部)   
■宮城県大崎市在住の【科学はイタズラだっちゃ!・受験も科学!・プロ家庭教師の科学実験教室】より、許可を得て転載します。
●転載をしていただける方はお願いします。遠くにいる私達の役目は、動くことではなく動かすことです。http://plaza.rakuten.co.jp/hatenaclub/diary/201106210001/
■2011.06.21
■間違いであってほしい■
●岩出山保育所とその周囲の数値です。5月20日実施数値は マイクロシーベルト/時です。計器は、inspectorです。
●岩出山保育園ばかりでなく、他の7つ施設も、もともと、公表するつもりは、全然ありませんでした。園に対しても、公表しない約束で測らせてもらったのです。
 でも、その結果は、岩出山だけが、突出して驚くべきものでした。職員の方といっしょに、腰を抜かさんばかりに、びっくりしました。当然、市に報告してもらいました。
 しかし、直接の担当の子育て支援課は、基本的に担当の違いを盾に、動く意志すらありません。そして、放射線の担当の、防災課も、将来測る計画はあるようですが、そのスタンスは、
 市民は余計なことをしないで、黙ってみているように、ということのようです。第一、線量計自体、1台も未だに無いという事に、その姿勢がモロに出ています。
 たとえどんな理由があろうと、他の自治体は、ほとんど持っているのに、この大崎市は、今日現在、不保持で未測定なのは、事実なのです。(借りる意志も、100%無いようです。)
 私は、何も、ウルトラCを市に求めたわけではありません。一市民が見つけた、異常事態を、一緒になって、心配してくれないのか?ということです。とりあ えず、市民がもっている線量計だけでもいいじゃないですか。
 それで、「どれどれ」と覗いてみてもいいじゃないですか?第一、一度も現場に足を運ばないと は。そして、保護者に危険性を一切知らされないまま、運動会は挙行されました。もちろん、保母さんたちは、危険性を知っています。
 そして、現場でできるだけ の対策は取っています。しかし、保護者に公表できないのです。これを、黙っているのは、市民として良いことでしょうか?保母さんも声を上げたいのは、やま やまだと想像します。
 しかし、首をかけてまで、訴えることを求められるでしょうか?(本当は、首をかけても、声を出すべきだと、私は思います)代わりに、私が声を(このきた ない声を)出さなきゃいけないのでしょう。
 私の測定が、ガセなら、ガセであると否定して欲しいのです。私は心から、間違いだった、と知りたい。私の名誉な んてものは、ゴミみたいなもんです。批判はいくら受けたっていい。
 私の願うのは、市が、ふつうの子をもつオヤジさんの顔を取り戻してほしいというその1点です。そういう気持ちも無いなんて、私は、そのこと自体が悲しいし、恐ろしい。
 それで、非公表の約束を破った次第です。もし、この数値が本当なら、明らかに、これは、法律違反のはずです。犯罪を見逃したら、私が罰を受けかねません。
<糸山補足:マイクロシーベルトについて>
*放射線の被ばく量「ミリシーベルト:mS」や「マイクロシーベルト:μS」に関して
例えば、「**地点で10マイクロシーベルトを観測」という意味は、単位がμS/hなので「1時間、その**地点に立っていたら、10マイクロシーベルトの放射線量の被爆をする」ということ。
つまり、「1時間、岩出山保育所の中庭の砂利のところに立っていたら、10.22〜12.13マイクロシーベルトの放射線量の被爆をする」ということ。
放射線の観測した10マイクロシーベルトが変わらなければ、2時間いれば、10×2時間=20マイクロシーベルトの被爆をする。もちろん、10時間いれば、10×10時間 =累積100マイクロシーベルトの被爆。
と具体的に計算することができます。

<参考:累積100マイクロシーベルト>
 厚生労働省は28日、東京電力福島第一原子力発電所の緊急作業で、累積被曝(ひばく)線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は、同原発での作業期間を含む5年間、他の原発などでの放射線業務に従事させないよう、
  全国の労働局に通達した。
作業員の被曝線量の積算方法については、東電側と厚労省に解釈の違いがあり、 同省が改めて見解を示した形だ。
 労働安全衛生法に基づく規則では、原発作業員の通常時の累積被曝限度は5年間で100ミリシーベルト、かつ1年間で50ミリ・シーベルトを超えてはならない、と定めている。
一方、緊急時の限度を定めた別の条文では「通常時の限度にかかわらず、放射線を受けさせることができる」とも書かれているが、 緊急時の被曝線量を通常時の基準に従って累積させるかどうかは、明記していない。
東電ではこれまで、福島第一原発での作業で浴びた被曝線量は 「5年間で累積100ミリ・シーベルトという上限とは、別枠だと考えている」 (松本純一・原子力立地本部長代理)と説明してきた。
東電を指導する原子力安全・保安院も「非常時の作業をどう考えるか、厚労省とも相談したい」 (西山英彦審議官)などと是正を求めず、同原発で浴びた被曝線量をどのように扱うか、解釈が混乱していた。
今回の事故では、特例的に作業員の被曝限度が累積250ミリ・シーベルトまで認められているものの、100ミリシーベルトを超えた段階で、他の原発などでの作業に5年間は従事できないことになる。
●累積100ミリシーベルトとは、こういう値です。

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2011年06月21日...............................
■「道」(文責:どんぐり倶楽部)   
●君たちは「道」を知っているかい。
「道」ってのは、「ヒトを人間に育てる方法を伝える仕組を内包している」ってことだよ。
 例えば、
「剣道」ってのは、剣を使って「ヒトを人間に育てる方法を伝える仕組を内包している」ってこと。
「華道」ってのは、華を使って「ヒトを人間に育てる方法を伝える仕組を内包している」ってこと。
「茶道」ってのは、茶を使って「ヒトを人間に育てる方法を伝える仕組を内包している」ってこと。
 だから、「教育道」ってのが最初にないとね。つまり、教育を使って「ヒトを人間に育てる方法を伝える仕組を内包している」ってこと。
 高速・反復・大量の中には、この大事なことが一欠片もない。ってことは、教育には使ってはいけないってことだよ。
「外道」ってのも分かるよね。
「道」から外れているということ。
 ゆめゆめ、子育てと教育に携わるものが「外道」を歩いてはいけない。
<補足>
*人間→「人間的な判断力を含む思考力を持っている」状態のヒト。

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2011年06月18日...............................
■これが学力です。(文責:どんぐり倶楽部)   
●「学力は目に見えないから・・・」なんてことを今だに言う人がいる。学力とは何かを知らないということです。
これが学力です。モチロン、全員一切ノーヒントで楽しみながら解いたものばかりです。(問題文
●これを育てることができるように環境設定するんです。邪魔だけはしないでもらいたい。邪魔さえしなければ、自力で育っていけるんだから。
●**研修なんてやってる場合じゃないよ。

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2011年06月18日...............................
■どんぐりを使おう!(文責:どんぐり倶楽部)   
●ポケット通信:学校で計算カード、暗唱が始まったらしい。早速悪影響が出始めている。思考のエンジンがスタートするまで待てないで、分からない、どうい う意味?と直ぐに結果を知りたがる。
 自力で思い起こそうとするイグニッションを回そうとさえしない。アイドリングどころか、エンジンのキーも刺さずに進も うとする。コレではエンジンは永久に回らなくなる。
 せっかく、年長さんからどんぐり倶楽部を始めても、毎日潰されていては厳しい。
●目を覚ましかけている(思考の準備ができつつある)子供を眠りにつかせ、今度は植物状態にしようとしている。これは、いくらなんでも目に余る。
 気楽にデタラメに「暗記」「暗算」「暗唱」「習熟」「基礎・基本」なんて言葉を使って、誰もが持っている子供達の能力を破壊をしないでくれ。
→うまく回避するには、家庭でのプロテクション手順を考えなくてはいけない。
※学校で(先生個人の裁量[良心]で)させなければいいのだが、実際には、ほとんどの学校で流行のように行われている。基本の勘違いと子供の能力の過小評価が原因だが、その勘違いを分かってもらうには時間がかかる。
 でも、日々子供達には具体的な悪影響を与える。回避策を考えるべし。
 母親と子供と先生の関係をどう保ちつつ、なるべく悪影響を与えないような計算カードの新しい利用方法。見えない部分、つまり、表面的には学校の方法を使いながら頭の中では、視考力を利用するようにする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■どんぐり倶楽部のHPの出発点は小学校の先生達に使っていただけたらいいなと思って立ち上げたHPです。どうか、子供達の才能を潰す前に使ってください。
●割り算のほんとうの意味→お宝算分数の割り算も普通にスッキリ分かる(当たり前ジャン!)
●漢字は一度も書かずに覚える→image-fix法(イメージフィックス法)
●九九は36個に限定する→三角視算表

をご存知ですか?
色々ページ→発見!!!

2011年06月15日...............................
■添削問題作品例(文責:どんぐり倶楽部)   
●学年に関係なく楽しく取り組めました。...これが小学校時代に育てたい本当の学力ですよ。
作品集
■ここまで、公開して、授業に、この方法を取り入れないでおける先生がいるのか?
■すると、中学受験(受験勉強)に関係なく、受験なんて全く関係ない子供たちが普通に下記のように解けることも分かる。
入試問題:作品集
※これを学力養成と言うんですね。そして、この力は応用自在なのですから、生きる力でもあるんです。
●逆に基礎基本の勘違いをしていると、努力すればするだけ「考えられない頭」を育ててしまいます。
 理由がわからない場合はコチラで(自分の子供で)検証できます。→基礎基本の致命的な勘違い&天才を体験する

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2011年06月12日...............................
■思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部)   

●小学校の先生へ●
「思考の臨界期」の最初の3ページだけでも読んでいただきたい。
 Period-opening.pdf
ソロバンの勘違い
●こういう理論を知った上で指導すると、タップリ遊んで、週に1-2問のどんぐりだけで、普通にこうなる。
 学年に関係なく楽しく解ける。
 普通です。
 5MX02,5MX05,5MX45→問題文は6/11の日記で公開中。

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2011年06月11日...............................
■toshi先生の記事を読んで(文責:どんぐり倶楽部)   
●私にしては珍しく公開を迷って(保存して)いましたが、掲載します。
●2011.3/13の記事です。3ヶ月たった今、3ヶ月前にこれを実施していれば、現状は全く異なっています。何という明確な視覚イメージの欠乏(枯渇)だろうか。
 視覚イメージの欠乏は=「思考力の欠乏」です。これ程の、弱思は基本思考回路がないことを意味します。つまり、思考力を育てる教育が全く出来ていなかったということです。
●下記の様に書いたのは、原発による被害は発生当初の原子炉の空焚きが分かった時点で、現状まで進むことは分かっていたからです。
 偶然ですが35年程前にシュミレーションをして(もっと先[メルトスルーの先]まで)議論したことがありますので、ニュースを見た瞬間に分かりました。
 そして、今なお緊急事態は危機的状況を拡大しつつ進行中です。国の権限で強制的に行うことが最善策となります。まだ、どうにか間に合います。
<以下、再録>
■この措置(Emergency-Home-Stay-Project)は福島の原発のことも考慮した上での最善策です。誰か気づいてください。
1.●疎開措置を早急に取るべし。
※移動方法は被災地から幹線までは個別、幹線から地方までは大型バスや電車、幹線で乗り換えたために空いた車両はピストン輸送に利用する。
2.●九州(北部)・四国(北部)・中国地方を中心に疎開先として「部屋数×2ー家族人数」を疎開受け入れ可能人数とし、避難場所から早急に移動させるべし。
3●部屋数と家族構成で具体的な疎開人数が確定できます。このことを被災している方々に今直ぐ伝えることで希望を持って頂けます。希望が命をつなぎます。その間に移動可能状態を作ります。
※限度を超えた被災地に対する初期対応として有効な方法は、被災地に何かを入れるのではなく、被災地から出すことが、その後の動きを格段に容易にします。 対応できる敵には対策をねって対抗するべきですが、圧倒的な敵には一時避難すること・逃げることが最善の策となります。圧倒的な災害は、災害現場のみなら ず、近場の避難場所も災害現場と考えるべきです。
※こうすることで、二次災害の被災者にも新たな一時避難できる場所ができます。また、二重避難となり、第二次大災害(今回は避難場所にも新たに災害が及ぶ可能性が残されている→今後の余震で震度5以上が高確率で発生する)にも有効である。

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2011年06月11日...............................
■無料添削問題(文責:どんぐり倶楽部)   
●無料添削問題:誰でも応募できます。初めての方もどうぞ。受け付け期間は2011.6/12〜6/20です。
※全国の小学校で実施すれば、現状と課題と改善策が全て、生徒の個人レベルで分かりますよ。
 作品例サンプルは後日公開予定。
■どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」小5向け問題より(通常ですと小3〜中3位が対象になります)
※郵送の場合は当日消印有効。※著作権はどんぐり倶楽部が所有します。
■PDFファイルはココをクリック
<5MX02> 月 日( )在籍学年 年生:どんぐり暦(  年  ヶ月):ニックネーム(            )
右隣に住んでいるガメラ君は昨日UFO2機とヘリコプター1機を530億円で買いました。
左隣のギャオス君は同じUFO1機とヘリコプター3機を340億円で買いました。
評判が良いので、明日、僕はUFO5機とヘリコプター5機を買うつもりです。
何円用意する必要があるでしょうか。

<5MX05> 月 日( )在籍学年 年生:どんぐり暦(  年  ヶ月):ニックネーム(            )
朝太郎は、朝のコーヒーを飲んでいる時に、ふとアメを食べたくなり
200秒で11個のアメ玉を作る事ができる自動アメ玉製造機を発明しました。
それでは、この製造機が2時間で作る事ができるアメ玉の数と、
その数の百の位の数字を十の位にして、十の位の数字を一の位にして、 一の位の数字を百の位にした数の差は
幾つになるでしょう。

<5MX45> 月 日( )在籍学年 年生:どんぐり暦(  年  ヶ月):ニックネーム(            )
今日は滞空時間を競う全国CD飛ばし大会の日です。
飛ばしや君は、かっ飛び君の3倍、ふんわり君はかっ飛び君の1/3倍(三分の一倍)の滞空時間でした。
また、飛ばしや君とふんわり君の滞空時間を合わせると1分30秒でした。
では、かっ飛び君の滞空時間はどれくらいだったのでしょう。

■応募はメールに写真を貼付して送って下さい。後日、添削をして返信します。HPでも公開します。
mail→donguriclub@mac.com
HP→http://homepage.mac.com/donguriclub/
■郵送を希望される場合は下記へどうぞ。
〒811-1356福岡県福岡市南区花畑2-21-33-105どんぐり倶楽部

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2011年06月10日...............................
■ドリルなんてやってる場合?(文責:どんぐり倶楽部)   
※MEMO---後日、推敲予定
●これまでは整理学習だけが学校の大きな役割だったが、環境変化が原因で、感情教育・基本思考回路作成・整理学習の全てを学校で提供しなくてはいけなくなった今、無駄な時間を削って偶然ではない思考力養成をしなければならない。
そのためには、授業方法を根本的に変えなければならない。

国語:宿題ゼロで学力UP
1.読み聞かせ
2.漢字はimage-fix法(イメージフィックス法)で宿題はナシ。テストは毎朝1文字のみ。
※3年間で全学年分を消化
3.漢字読本を1年かけて全員で作る。
※3年間で、小説でも書けるようになる

算数:宿題ゼロで学力UP
1.これだけ算数・計算編
※1日1ページ
2.良質の算数文章問題
※1週間で1-2問

理科:実験と読み聞かせ(用語解説)
社会:ビデオと読み聞かせ(用語解説)
※これが準備学習となり、中学で抜群の吸収力を発揮する。
※内容は、理科も社会も中学で全て1からやり直すので、出力テストなどは一切必要ない。教科書での検証を自著「絶対学力」に掲載済み。→P.74-75

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2011年06月07日...............................
■キャッ!(文責:どんぐり倶楽部)   

●おお〜〜、カッコイイ。どんぐりHP10周年記念「DONGURI-USB Special Ver.2011」


●USBの画像だけでは、日記としてはお粗末でしょうね。

 というわけで、どんぐりポケット近況報告。
 4月から3ヶ月目...変わってきましたね。やはり、3ヶ月ってのは節目ですね。
 全く考えられなかった子供が、背伸びをしながらも、ポテトチップを食べながらも、考え続けられるようになってる。目が違う。顔つきが違う。穏やかにシッカリと考えている。明らかに違う。
 ただし、TVゲームを低学年でしていた〜今もしている子は、「考えることができる」という状態である絵図を動かす(目が動かし始める)ところまで、絵図 を見<続けることが出来ない>ので考え始めること(スタートラインに立つこと)が、なかなかできない。これは、時間がかかる。能力はあるのに、使えない状 態にさせられている子供達である。
 完全リセットをすれば、考えられるようになるのは見えているが、環境がそうさせてはくれない。
※考えるとはどういう事かを教えて、環境を整えるだけで、殆どの子供達は「考える」ようになる。「考えるとはどういう事か」は5分もあれば教えられる。しかし、環境が整わない。
 もしも、学校で過ごすだけの時間を当てられれば、もちろん100%可能だ。つまり、学校がこの手法を使えば100%考える力は育つってことだ。
学校用に解説書もあるのにね。←見てね!

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2011年06月05日...............................
■First come, first served.(文責:どんぐり倶楽部)   

●教育改革は、もう既に、始まっています。各家庭、各教室で、既に始まっていますよ。

【報告集 Vol-01】PDF書類

【のんびり気楽に:実践記録】「どんぐり」だけってのがポイント!

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2011年06月03日...............................
■義務教育の役割変化-0   

●義務教育の義務とはどんな義務か。

 それは、ヒトを人間になることができるための基礎を育て上げる義務があるということである。

 その基礎とは、人間としての必要条件としての基礎である。

 これがなければ、ヒトは人間になれないという基礎である。

 この上に、初めて応用があり、その応用があって初めて「人生を楽しむことができる本当の学力」が育てられる。

 それは、「本当の自分の正常な感情に根ざした判断基準で行動を決定できる人間的な判断力を含めた思考力という絶対学力」である。

●小学校の役割は時代と共に変化していかなければならなかったが、学校は時代の変化を分析できなかったがために、絶対学力の養成という、なすべき役割の勘違いが続いている。

 日本の教育制度をもってすれば、これ以上の経済的、人的構造変革は不要である。

 必要なのは「時代(子供)の分析」と「学習理論の確立」である。この2つが明確になれば、子供や家庭の状態に合わせて、最良の学習環境を作り出せる。

 そして、その手法も見えてくる。

下記の順に書き進めていこうと思う。

1.時代の分析(劇的な悪化ポイントが2回)

2.学習理論の確立(これまでに見過ごされてきた最重要ポイント)

3.具体的にすべきこと・すべきでないこと(今の小学校の役割:これ以上のことは物理的に出来ない)


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2011年06月01日...............................
■普通に解ける中学入試問題(文責:どんぐり倶楽部)   

< 10周年記念「DONGURI-USB」>【DONGURI-CLUB Special Ver.2011】予約受付中(2011.6/1-6/20)

●下記の解答例は、受験勉強を一切していない「どんぐりっ子」がノーヒントで楽しく解いた解答例です。
 パターン学習を低学年から大量にさせられて、しかも、四苦八苦している受験生を山ほど知っているだけに、
 本気で考えて欲しいと思います。

※ですが、中学受験は(方法を知らないと危険なので)絶対反対ですからね。せっかくの11才までの教育さえ潰しかねません。

 こんな力は、普通に育てられるんです。

●まずは、問題の原本EX001-慶応湘南藤沢/EX004-灘/EX006-麻布



●コチラは、どんぐり流にキャラクターを変更した問題:内容は全く同じなので難易度は同じ



●小4-小6のどんぐりっ子の作品

●この他にも小3が高校入試問題(文章題)を解いていたりしますが、普通です。学習方法が正しければ、学力は普通に正しく育つんです。正しい手法を知らなさすぎです。

→どういう勉強をしたらこうなるのか【こういう勉強です:画像:動画:音声のみ】
※ご覧のとおり、一切教えることはありません。<指導は>色塗りしているだけです。


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2011年06月01日...............................
■健全な未来を育てる(文責:どんぐり倶楽部)   

< 10周年記念「DONGURI-USB」>【DONGURI-CLUB Special Ver.2011】予約受付中(2011.6/1-6/20)

●健全な未来を育てるには健全な子供を育てる以外にはない

 目の前の子供達は、私達の未来そのものです。未来を健全なものにするには、子供を健全に育てなければなりませんし、それが、私達の役割です。

 教育に関して言うならば、健全な学力を育てることになります。健全な学力とは、「本当の考える力」です。

 ただし、この力は、歪みのないベースが整っていなければ、なかなか正常には育ってくれません。

 決して難しいことではありませんが、知らないと「気にしない」で過ごしてしまい、
 余計なことをさせて基礎を凸凹にします。

 凸凹の基礎を再工事するのは、非常に厄介です。そして、上に建物ができた後では、なかなか基礎の再工事はできません。

 基礎工事が、いい加減な場所には、どんな家を建てようとしても叶わないということです。一見立派な家であっても、ちょっとしたことで、総崩れします。

 基礎工事が手抜きだったからです。

 逆に、基礎工事さえシッカリしていれば、建て替えはいつでも可能ですし、一生心配無用です。

●健全な甘やかし

 同じことをしている子供に対しても

「子供を尊重し、味方になり、助言をする」
        と
「放置し、無関心で、注意をする」

 の場合では、思考力のベースとなる満足回路を育てる場合には、全く異なる影響を与えるということです。育てる力は、保護者の心からの対応そのもの(顕在化した温かで正常な思い:ここがズレてると厳しい)であるということです。

 子供が、していること、言っていること、そのものは関係ないのです。地域や時代で変わるのですから、表面的な「していること」は本質ではないのです。

 その子どもに対する保護者の目(態度・思い・考え)が全てなのです。

 この第一段階を間違えると、入力情報を受け止めて消化吸収するベースとなる「満足回路」を作るどころか、入力情報を弾き返して受け付けないベースとなる「防衛壁(シールド)」を張ってしまい、能力があっても、能力が稼働できない状態に育ててしまう。

 すると、厄介です。

 学力に関しては、子供自身の能力に大差はない。

 大差が出るのは、0才〜6才くらいの間に「満足回路」を育て、吸収力を発揮できる状態に育てられたか、反対に「防衛壁(シールド)」を育ててしまい、吸収力を育てることが出来なかったかによる。

●甘えの有効度

 甘えの有効度(効果的に本人に良い影響を与える度合い)は、保護者(甘えの対象)のAcceptance(受け入れ度合い)で全く異なる。

 有効度が高いと
→「安心・安定」
→「満足回路」
→「認められている」という安定した基礎である<Secret-Base>ができる。
※存在証明であり、無条件の安定した自信となる
→吸収力が発動する。つまり、外に向かう準備ができる。

「自由にさせている」場合であっても、それを受け入れるべき保護者が「無視・無関心・放置・放任・拒否・嫌悪感」していれば、子供に満足回路は育たない。

 一見、やりたいことをやっていても、受け入れられていないと、子どもの成長には意味が無い「空回り行動」になるので、行動はますますエスカレートするだけで、満足回路はいつまでも育たない。
 なぜならば、何かをすることで満足するのではなく、何かをしたことに対する<保護者の反応>で満足するからである。
 従って、肝心な保護者の反応が、何をやっても変わらない場合は、することだけが過激になるばかりで肝心の満足回路は育たない(育ちようがない)ので、いつまでたっても、「うちの子はやりたいことばっかりやってる」だけで、正常な成長はない。
 満足回路がないと、次の段階の納得回路は形骸的なものになる。頭では分かっても心では分からない。得心しないのだ。
 ここで、危険なのは、理論的に頭で分かることを(頭でしか分かっていないこと・感情が納得していないこと)を納得しているかのように自分自身が自分に思い込ませることである。

 甘えはアピールである。自己アピールである。「存在を認めて欲しい」ということなのだ。保護者の反応が、評価になるのだ。自分の存在に何の評価もしても らえない事ほど、生きる希望を失わせることはない。しかし、これをしている保護者が多い。しかも、「させたいことはさせている」と言いながらである。
 大序なのは、子供に対する、保護者の「本心からの信頼できる正しい評価」なのだ。評価というと、できるできない、と思う人がいるが、できるできないは全 く関係ない。子どもがしていることそのものにないする、全体を受け入れることを前提とした、保護者の本心からの温かい反応のことである。

●子どもにとっての甘えの価値・効能・効果・ポジション:甘えという手段

●中身(心・脳)を育てるのだから、中身の状態が分かっていないとね。外見で判断しているようでは何の対応もできないよ。

●甘やかし方(本気の受け止め・本気の反応)が下手だと、安定の素である「満足回路」ができずに、過剰要求が加速するばかりでいつまでたっても収束しない し、安定しない。SOSを発信しているのに、救ってもらえない。目の前に来ているのに「あら、どうしたのかしら」と言っている。手を伸ばせば助けられるの に手を伸ばさずに「どうしたのかしら」とばかり言っている。

●どんぐり倶楽部HPでの「満足回路」検索結果

教育の優先順位(各ステージでの養成回路)
感情教育1:快感回路養成0-1才前後
感情教育2:満足回路養成2-5才前後
※人工的に編集された時間を出来る限り排除する(正常な基礎回路を育てるには自然な時間の流れを要する)
感情教育3:納得回路養成3-6才前後
※体験を通して言葉と視覚イメージのリンクを豊かに(量ではなく質が全て)
理論教育1:具象思考回路養成6-9才前後
※視覚イメージ再現が安定する時期まで自由にさせる
理論教育2:抽象思考回路養成(具象思考と並行して)9-12才前後
※視覚イメージ再現→操作
※最大のポイントはどこまで長く具象思考を保てる(楽しく練習できる)か
仕上げ教育:判断力養成(感情教育+理論教育の融合)11-12才前後
※自分の感情に基づく行動基準の確立(保護者は全面バックアップ)
※親が「決める」は、子供に「決めさせない」→仕上げ教育の放棄


<教育の優先順位表>

<Ready-Go-MAP:レディネスと臨界期を活用した教育年表>

<アドバイス例CASE001-021>

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2011年05月31日...............................
■イメージブリッジ(文責:どんぐり倶楽部)   

< 10周年記念「DONGURI-USB」>【DONGURI-CLUB Special Ver.2011】予約受付中(2011.6/1-6/20)

●この橋を保護し、育て、守り、活用すること。大人にできること、すべきことは、コレです。



■関連ページ■


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2011年05月30日...............................
■最初に選びたい学習方法(文責:どんぐり倶楽部)   

< 10周年記念「DONGURI-USB」>【DONGURI-CLUB Special Ver.2011】予約受付中(2011.6/1-6/20)

●現在「最初に選びたい学習方法」全ページ閲覧可能です。

「最初に選びたい学習方法」


※子供達へのimage-fix法(イメージフィックス法)の説明 in Tokyo(22分)

「記録と記憶とIQと」

「教育再建+α」
※教育再建(文責:どんぐり倶楽部)
※12才以前の危険な勘違い
※基準にしてはいけないこと
※「どんぐり倶楽部」の子育てと教育の理論
※ 体験を使える体験に変換する方法:教具・教材についてまで
※お願い(文責:どんぐり倶楽部)


どんぐりHP開設10周年記念


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2011年05月29日...............................
■寺子屋のススメ(文責:どんぐり倶楽部)   

< 10周年記念「DONGURI-USB」>【DONGURI-CLUB Special Ver.2011】予約受付中(2011.6/1-6/20)

◆寺子屋のススメ:どんぐり倶楽部の教材は誰でも使えます。
 ロイヤリティーなどありませんので「どんぐり問題」使用と謳って構いません。
 **教室から「どんぐり教室」へ、一人ずつ各自の判断でシフトすると教育は確実に変わりますよ。

※ただし、使用上の注意事項は守って下さい。
※家庭での学習方法を模索していらっしゃる方も多いようですので、効果的で実践的な方法を紹介しておきます。
【準備】
・1〜3人の生徒を集める(この中に自分の子供も含める)
・教室の確保(自宅の一室でも可)
・教材作成(「どんぐり倶楽部」からダウンロード購入可)
     国語:「全手本漢字練習帳」「漢字読本」「国語の教科書+絵本」
     算数:「これだけ計算プリント(筆算だけの厳選計算プリント)」
        「良質の算数文章問題」
     理科:教科書(語句の読みと意味だけを確認)
     社会:教科書(語句の読みと意味だけを確認)
【指導方法】
・指導者は1人にします。(毎回変わっても可)保護者が指導者になる場合でも他の人にお 
 願いする場合でも、生徒と先生の関係を作ること。
・宿題がある場合は宿題を優先させます。
・効果的でない宿題は変更してもらいます。
・ 教科書の音読はすぐに飽きてしまいますから、指定された所以外や絵本を読んでも一回読
んだことにします。
・漢字は同じ文字を続けては書かないようにします。
・計算は必ず筆算でするようにします。
・ 中心を算数文章問題にします。必ず絵図を描いて問題を解かせます。なるべくヒントは与
えずに自力で解かせます。「文章で書いてあるとおりの絵図を描いてごらん」と言い続けます。
最初は一題を解くのに一ヶ月かかってもかまいません。一年後をめどに一時間で四題程解ける
ようになることを理想とします。最初の六ヶ月はなかなか絵図を描けない子供もいますが必ず
描けるようになります。ここまでは我慢大会だと思うこと。
・理科と社会は学校で終わった部分を音読させて用語の確認のみします。問題は不要です。
・確認テストなどがあったら、それで「分からん帳」を作らせる
【注意】絵図を描かないで「分からない」「習っていない」とは言ってはいけないことにする
※これらの言葉は、自分自身に考えることを中止させる合図になる言葉なので、使わせない
※知らない語句は丁寧に教え、質問はいつでも受けつける
【注意】「10の補数と九九」以外の暗算は絶対にさせないこと
【注意】速い必要はないことを教える
【注意】ていねいに学習させること
【注意】消しゴム厳禁
【注意】貸し借りは手渡しする(物を絶対に投げさせない)
【注意】学習の場にふさわしくない言葉遣いは注意する(言い方を教える)
……………………………………………………………………………………………
※色鉛筆は低学年では必需品ですね。
<参考写真>

<オマケ:学校バージョン>
●これまでは整理学習だけが学校の大きな役割だったが、環境変化が原因で、感情教育・基本思考回路作成・整理学習の全てを学校で提供しなくてはいけなくなった今、無駄な時間を削って偶然ではない思考力養成をしなければならない。
そのためには、授業方法を根本的に変えなければならない。

国語:宿題ゼロで学力UP
1.読み聞かせ
2.漢字はimage-fix法(イメージフィックス法)で宿題はナシ。テストは毎朝1文字のみ。
※3年間で全学年分を消化
3.漢字読本を1年かけて全員で作る。
※3年間で、小説でも書けるようになる

算数:宿題ゼロで学力UP
1.これだけ算数・計算編
※1日1ページ
2.良質の算数文章問題
※1週間で1-2問

理科:実験と読み聞かせ(用語解説)
社会:ビデオと読み聞かせ(用語解説)

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2011年05月28日...............................
■公立小で「どんぐり」(文責:どんぐり倶楽部)   

< 10周年記念「DONGURI-USB」>【DONGURI-CLUB Special Ver.2011】予約受付中(2011.6/1-6/20)

●どんぐり倶楽部のHPは元来、小学校の先生向けに作ったものです。

そして、今、全校生徒で「どんぐり問題」に取り組んでいる公立小学校もあります。100年後の日本が全国でこうあって欲しいものです。

※オマケ→「デンタくん」」「横筆算」「絵コンテ読解」「漢字ドリル」「計算ドリル」「指導と評価」「子供の才能を殺さないために親が読む本」
2011年05月27日...............................
■子供時代に必要なもの(文責:どんぐり倶楽部)   

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●e-BOOK「思考の臨界期」より抜粋

▼子供時代に必要なものは、
 過度な「読み・書き・計算」ではなく
「A(遊び)T(友達)S(視考力)」です。
 そして、2大学力とは感味力と思考力です。
 この2つを合わせて絶対基礎学力といいます。
 この2つがなければ、人はヒトから人間に成長できないからです。
 感味力はゆっくりジックリ丁寧に味わうことで育ち、思考力は視考力を使ったイメージ操作で育ちます。
 どちらも家庭で簡単に育てることができます。もちろん学校にも導入されればより効果的です。

▼最速の視算は「10の補数と九九」だけに限定する理由

「筆算を教えれば暗算は不要だから」です。

「やりすぎ」はいけないなどという消極的な理由ではなく「10の補数と九九」以外の暗算は全く不要で無駄なことだからです。

 暗算を習熟させる必要は一切ありません。

 文章問題を解く途中で出てくる計算を正確に丁寧に筆算するように指導すれば十分です。
 しかも計算は視算表を見ながらでもいいのです。
 私たちは簡単な計算を高速で出来るようにするために、計算方法を教えているのではありません。
 計算を速くする練習は「考えるな」という命令を出していることです。

 しかも、これが幼児・児童期に行われると、幼児・児童期が過敏反応する時期であることを考えると、
 大人にさせて脳の活性化を促すなどという単純なこととは、全く違うことが分かると思います。

 考えるなという指令を受けた頭は考えられない頭になるのです。

 大人には薬になるものでも幼児には劇薬になるのです。

 ですから、計算を速くする練習は速くても小5の9月から、できれば小6の9月〜がいいのです。
 こうすれば、考える回路を定着させた後なので、被害は最小限にくい止められます。

「時間があるからさせてもいいじゃない」は、
「時間があるから考えさせない訓練をしてもいいじゃない」
 ということなのです。
 それでも「でも、計算が速くないと困る」という人がいます。
 中学入試・高校入試を自分で解いてみて下さい。
 入試でさえも「計算は速い必要がない」と分かるはずです。
 全く困らないのです。
 計算を速くするのは、考える事が出来るようになった後の話です。
 反対は時間のロスが多すぎます。
 あるいは不可能です。
 計算は「サッと」するのではなく「リズム良くトントントン」とできれば十分なのです。

 考える練習をしていなかったので、考える時間が足りなくて、
 あるいは、考えられなくて入試で不合格になる子は山ほどいますが、
 計算する時間が足りなくて不合格になる子はいません。
 いずれにしても、幼児・児童期に計算を速くするメリットは何一つ無いのです。

<オマケ>
●早期教育ブームの火付け役となった「幼稚園では遅すぎる〜人生は三歳までにつくられる!〜」を書いた、
 ソニー創業者の井深大(彼は実践派なので、自分の理論の正しさを実証するために実際に幼児教育を始めた)
 は最晩年に、「知的教育は言葉が分かるようになってから、ゆっくりでよい」と結論づけて他界した
 もっとも重要なこの部分は、(出版権は出版社が持っているので)出版界からは隠されてしまい、本を通じては私達には知らされていません。
 最悪なことには、この、筆者が間違いだったと言っている部分を早期教育の業者がほとんど基本としていることです。<中央教育審議会より>
 つまり、今では何の根拠もない(むしろ危険)と分かっていることを、時間とお金を使って今なお子供にさせるように勧めているということです。
 出版社にとっては(不利益になることは)公表したくない結論でしょうが、保護者や教育者にとっては最も重要な結論です。ですが、この結論を知らずに、この本を子育ての参考にされている方も多いのです。
 出版社では取り上げられなくても、それを本人が新聞で発表したのですから、流石に大物です。
 つまり、本気だったので、本気で反省したということです。
 その大物が本気で取り組んだ結果が、汐見稔幸氏(東京大学名誉教授)が中央教育審議会で述べられた「こういうふうに井深さんがおっしゃっているのは、実はあまりに早くやると、非常にまずいケースがかなりあった」ということでしょう。
 でなければ、新聞発表までして、知育を推進した本人が知育を否定などしません。
 教育に携わっている者は、真剣に耳をかたむけるべきでしょう。
※ただし、井深大の言葉を借りるまでもなく、子供達の様子を見ていれば、幼児・児童期に「高速・反復・大量」を掲げる知育は根本的に勘違いをしてることは一目瞭然です。

●また、中央教育審議会で、課題とされていることの全てを<どんぐり倶楽部>は既に解決していることも書き添えておきます。

早期教育にいついてのメモ

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2011年05月27日...............................
■質問(文責:どんぐり倶楽部)   

●e-BOOK「思考の臨界期」より抜粋

▼多くの先生が答えられない簡単な質問:スピード幻想

 質問1
:どうしてこんなにたくさんの計算問題をしなくてはいけないのですか?

 答え:習熟するためです。
 質問:今、習熟しておかなければいけないんですか?
 答え:もちろんです、今これが出来なければ次の計算が出来ませんからね。
 質問:出来ることと習熟することとは違いますよね。
 答え:でも、速い方がいいでしょ?
 質問:どうしてですか?
 答え:理解が早いからです。
 質問:計算が速いと理解が早いんですか?
 答え:・・・。

※計算が速いことと理解が早いこととは全く関係ありません。

 つまり、習熟させなければならない理由はないのです。

 質問2
:どうしてスラスラ読めないといけないんですか?
 答え:スラスラ読めないと内容を理解できないからです。
 質問:じゃあ、黙読では理解していないということですか?
 答え:黙読は頭の中でスラスラ読んでるから理解できてるんです。
 質問:スラスラ読めなくても分かるんですけど。どうしてですか?
 答え:でも、時間がかかるでしょ?
 質問:時間がかかってはいけないんですか?
 答え:でも、速い方がいいでしょ?
 質問:どうしてですか?
 答え:理解が早いからです。
 質問:音読が速いと理解が早いんですか?
 答え:・・・。

※音読が速いことと理解が早いこととは全く関係ありません。

 つまり、スラスラ読みをさせなければならない理由はないのです。
2011年05月27日...............................
■盲点実験(文責:どんぐり倶楽部)   

●e-BOOK「思考の臨界期」より抜粋

▼人間の脳のしくみ

 人間の脳は異なる三つの仕組みをもっています。
 脳幹、大脳辺縁系、大脳皮質です。
 実はここに小脳を入れると多くの謎が解き明かされます。
 小脳は自動化を受け持っている潜在意識の正体だからです。

 ある人はこれら三つの脳を、爬虫類の脳、古いほ乳類の脳、新しいほ乳類の脳と呼んでいますが、
 生命の脳、情緒の脳、知性の脳という人もいます。

 知性の脳は新皮質とよばれる新しい脳で、下位の2つの脳をあわせたものの
 5倍の容積を持っています。

 この高次の機能をもつ脳は、知能、創造的思考、計算能力を産み出し、
 また思いやり、共感、哀れみ、愛を育みます。

 脳はこの3層の仕組みになっていますが、
 これらに共通して実際の処理を自動的に補佐するのが小脳です。

 この自動化部署無くしては正常な動きや思考はできません。

 自動処理機能については
 次の盲点の実験を体験してもらいましょう。
1次のページを印刷してください。
2右目を閉じ、左目だけで上段の●を見ながら、
 目から紙までの距離を調節すると、
 ■が消えて見えなくなる位置があります。
 このとき、■は左目の盲点に入っています。

3同様に2段目の●を右目を閉じ左目だけで見ると、
 上の図の■が消えたのと同じ距離で、同じ部分が消えるはずです。
 ところが、このとき黒線の切れ目部分(■あった場所)は途切れていないように見えます。

 見えていない場所「盲点」の視覚情報は実際には
 欠損している(目を通して脳には伝わっていない)のですが、
 脳の自動類推によって欠損は意識されないのです。

 これまでの体験から自然であるように補われるのです。

 このとき脳は無意識のうちに(自動的に)まわりの視覚情報と
 矛盾しないような類推をするのです。

※視覚イメージの自動操作であるこの機能は生命維持のために
 発達したものですが、今では自動思考にも使われているのです。

 思考そのものが視覚イメージの操作であることを考えると
 当然の仕組みです。

 肉体的な反射(視覚イメージの後追い現象)と
 小脳の自動思考(視覚イメージでの移動・変形・連想・比較↓類推)は
 視覚イメージでつながるのです。

※盲点とは目の網膜の一部にあって目から脳へ向かう
 視神経維が束になっている部分なので、光に反応する細胞がありません。
 従ってこの部分に写る光(像)は見ることができません。
 自動類推がなければ生命維持も出来ません。
 肉体と思考は同じ場所で補助されています。
 視覚イメージという同じ材料を使っているからできるのです。
2011年05月27日...............................
■習熟させてはいけない項目(文責:どんぐり倶楽部)   

●前回、小学校算数での「習熟させてはいけない項目」を書きましたが、もちろん他の分野でもあります。その他はHPで検索をかけてください。すぐに出てきます。
 今回は、理由を「思考の臨界期」より抜粋してみました。

●e-BOOK「思考の臨界期」より抜粋
▼習熟という名の落とし穴

「習熟させるために〜」と言われて
 何の検証もしないで
 受け入れている
 危険な学習を見かけます。

 学習は何をしているかではなく
 どうしているかが大事です。

 具体的にしていることが
 具体的に影響を与えるからです。

「習熟」という言葉に
 振り回されていては
 学力は育てられません。

 例えば
「計算に習熟するために計算ドリルを何度もしている」
 この中身は大抵の場合
「10の補数と九九」という
 2種類の操作を繰り返しているだけです。
「考えないでする(暗算・高速単純計算)計算ドリル)」です。

「漢字の書き取り」は大抵の場合
「お手本をよく見ないで(比較もせずに)かきなぐっているだけ」です。
※常にお手本は練習欄の真横に同じ大きさで書いてなければなりません。

「イメージせずに読む音読」も同様です。

 どちらも「考えない練習」です。

 考えないことに習熟させてはいけません。

 無意識に考えないようになるからです。

 習慣には「する習慣」と「しない習慣」があります。

 多くの場合は「〜出来ない(考えることが出来ない)」ではなく
「〜しない(考えない)習慣を付けてしまっている」のです。
 習熟という名の下に「考えない習慣」を付けてしまっては
 一生の傷になります。

 習熟とは高速で何かができることではありません。

 応用できることです。

 速さはや量は関係ないのです。

 なぜなら、子供はそれぞれ子供独自のテンポを持っているからです。

 その子独自のテンポにあったスムーズな速度でできることが習熟です。

 つまり、自分のテンポで淀みなく(トツトツも一つのテンポ)
 できればいいのです。

 誰もが音読で「スラスラ」を目指すなんて滑稽です。

 どんなに速く読めてもイメージできていなければ全く無意味ですし、
 イメージできていても味わうことは出来ませんので
 音読の意味は発音練習にしかなりません。

 発音練習は不要ですし、宿題にはなりません。

 逆に、トツトツでもキチンとイメージできていれば
 全く問題ありません。

 計算もそうです。
 ゆっくりでいいから
 筆算がキチンとできていれば
 全く問題ありません。

▼習熟と慣れ

 スポーツのような臨機応変に複雑な操作(思考モデル)を
 要求されるものについては習熟は多様な思考モデルの作成と同じですから、
 健全な頭作りになりますが

 計算の様な単純な思考モデル(「10の補数と九九」しか使わない)しか
 使わないものの習熟は
 習熟すればするだけ単純思考しかできなくなる
 不健全な頭を作ります。

 考える力とは全く反対の考えない力を強化するのは
 単純な思考モデルを頑丈にしているだけだからです。

 一度固定された思考モデルは
 柔軟な思考モデルを食い潰してしまいます。

 回復は非常に困難を極めます。
 幼児・児童期の間違った教育が
 才能溢れる子供の脳を
 最低の反射しかできない脳にしてしまうのです。

 暗記・計算は最も危険な考えない学習です。

 そこには思考力の基盤となる
 多様な思考モデルは全くないからです。

 学力を養成しているつもりで
 お金と時間を大量に使い、
 親子でストレスを溜めながら
 一生懸命に学力の素を潰している光景は
 悲惨としか言いようがありません。

▼頭の悪い子

 私は今までに「頭の悪い子」など見たことがありません。

 ですが「考えない力」を強化させられて「考えられない頭」になった子は無数に見てきました。
2011年05月27日...............................
■どんぐり式・計算より(文責:どんぐり倶楽部)   

●どんぐり倶楽部の根幹は「良質の算数文章問題」ですが、実は「これだけ算数・計算編」もあります。
 特に注意して欲しいのは「習熟させてはいけない項目」です。一部を紹介します。参考になれば幸いです。

?勘違い学習→オススメ学習


●小数学習→小数計算(中学部での応用自在のために)


■小数の単元で習熟すべきは、小数の<計算>ではなく、小数の<概念>と小数を分数に<変換>する練習です。




2011年05月27日...............................
■教育犯罪を実感する(文責:どんぐり倶楽部)   

●本気で子供を潰そうと思ってのことではないと思います。
 逆に、子供の将来を思ってのことでしょう。
 ですが、<想い>は理想的でも手法が間違っていれば、
 子供は実際に受けている手法の影響しか受けません。
 希望的観測や理想像の提示やお題目では育たないということです。
※幼児・児童期に「順応性が高い、反応がいい」のは悪影響についても全く同じ
 なのです。

●私は「**教育」「**メソッド」「**式」「**遊び」「**スクール」という派閥には一切興味がありません。どんな名前を付けても、子供達の未来を潰すものは犯罪だからです。

●「何が良くて何が悪いんですか?なぜ、そう言い切れるのですか?」と少しでも思われる方は、
 必ず自分で検証して下さい。理由や原理は5億4千3百万年前の思考力の誕生からお話はできます
 (HPで詳述済みです)が、実際にどういう影響をご自分のお子さんが受けているのかは、
 ご自身で検証していただきたいので、検証方法を提示しておきます。

 検証方法は下記の通りです。
 この簡単な検証をさえせずに、判断することは、その事自体が教育犯罪の手助けをしていることになります。

<検証方法>
0.理想像やお題目(自分が望む理想像・希望する子供の状態)を書きだす。
1.現在の学習と遊び、習い事を子供の年齡に応じて大人が実際に4週間〜半年間実践する。
※TVゲームをしていれば、TVゲームもすること。
2.子供の年齡に応じて大人仕様に変換して実践する。
※12才→×1倍(大人)
 11才→×2倍(大人)
 10才→×3倍(大人)
 09才→×4倍(大人)※プリント1枚→プリント4枚
            TVゲーム30分→TVゲーム2時間
 08才→×5倍(大人)
 07才→×6倍(大人)
 06才→×7倍(大人)
 05才→×8倍(大人)※プリント1枚→プリント8枚
            TVゲーム30分→TVゲーム4時間
 04才→×9倍(大人)
 03才→×10倍(大人)
 02才→×11倍(大人)
 01才→×12倍(大人)※プリント1枚→プリント12枚
            TVゲーム30分→TVゲーム6時間
3.実践しているときの、頭の中の様子(感覚・感情・思考)を意識する。
4.何が育って何が育たなかったのかを記録する。
5.自分が育てたい状態(0.で書きだした状態)になったかどうかの比較をする。
6.手法が自分の希望を叶えるものかどうかを判定する。

●考える時間(思考回路養成時間)があるのかないのかだけをチェックするだけなら、
 1日でもできますので、1日だけでも実践してみてください。
 思考回路養成の時間がないのであれば、物理的に思考回路は育つ可能性はゼロです。

<参考:究極の思考形態>
2011年05月26日...............................
■頭の健康診断を受けましょう(文責:どんぐり倶楽部)   

●教室を再開して、毎回思うのは「能力は持っているのに、使えなく育てられていることに親子で気付いていない」
 という事実です。しかし、保護者に、具体例を前にして説明すれば、大方の保護者は「思い当たる節がある」のです。
 それなのに、今まで修正できずにきてしまった、というのが現実のようです。
 幼児・児童期の時間は特別な時間です。
「思い当たる節がある」のなら「ハッキリさせて」修正してください。
 家庭でしか出来ない事があります。お願いします。
「頭の健康診断」は、その「思い当たる節」を明確に炙り出す事が出来ます。どうか、使って下さい。

●どんぐり倶楽部の「頭の健康診断」は、塾などのオープンテストとは違い、入塾に繋がらせるような仕組みは持っていませんので、お子様のために個人的にお使い下さい。

 モチロン、何の報告も必要ではありません。診断表がありますので、ある程度のことは、その場で分かるようになっています。

 また、さらに、詳しい診断や、ご相談があれば、下記「どんぐり倶楽部」まで、ご連絡下さい。
 その時には、「頭の健康診断」を受けているときのお子様の様子と「これまでの学習履歴」が大切な判断材料にはなりますので、
 できれば、受診されているときのお子様の様子と「学習履歴で気になる点」をお知らせ下さい。

2011年05月25日...............................
■Stop The 偶然教育(文責:どんぐり倶楽部)   

●徹底反復という偶然教育●

意識的に意識させると再現性が格段にアップするので反復は不要なのに、意識する事をアドバイスせず、ただ反復させると、再現できるようになるまでに、とてつもなく時間がかかる。

それなのに、反復をもっとさせれば、早く覚えられると勘違いしたり、安定すると勘違いする。

それは、偶然教育の代表である勘違い学習です。

やっているうちに偶然意識したから覚えただけ。

最初から意識すればさいしょの一回でOKなのにね。

image-fix法(イメージフィックス法)は、そこから生まれたので最初から最高の学習方法なんです。...無料(テキストさえ要らない)ってのもいいしね。こういうのを、必然教育って言うんだよね。誰でも簡単にマスターできる一生ものの学習方法。

image-fix法(イメージフィックス法)

2011年05月25日...............................
■自在筆算(文責:どんぐり倶楽部)   

●筆算は工夫次第で自由自在に使えるようになる。
 何と言っても筆算はメモなんだから、使いやすいように工夫することが肝心ですよ。

 例えば、「938÷55=   」
 
 
2011年05月24日...............................
■動かない部下と動かせない上司(文責:どんぐり倶楽部)   

●動かない部下と動かせない上司。

 じつは、どちらも同じ力が欠如していることが原因なのだが、

 双方、このことに気づかずに

(部下→上司)「何言ってるのか分からない」
(部下←上司)「何を言っても分からない」

 と思っている。

 これでは、まさに「分からない」のは当然だ。

「分からない」から、双方「分からない」のだから。

「分からない」とは「見えていない」ということである。

 部下は、上司の言っていることが「見えていない」のであり、上司は、部下の見えていないものが「見えていない」のである。

 どちらも、「見えていない」のだから、「分からない」のは当然である。

 英語でも「分かること:I understand(分かる)」を「I see(見える)」と言うが、全く同じである。

 ただし、言葉を仲介して「見て欲しい物」を見ることができるようにするには、言葉から再現される元となる「原形イメージ」がなければ再現は不可能である。

 上司は、この「原形視覚イメージ」を意識せずに使っているので、当然、部下も使っていると思い込んで話をする。

 しかしながら、部下は、この「原形視覚イメージ」をもっていないので、上司が言っている言葉とリンクしている「視覚イメージ」が再現出来ていない。だから、「分かる=見える」ことはありえない。

 ここが、分かると、双方が何をしたら「分かる」ようになるのかが、分かる。

 対処法はAA,AB,AC,AD,BA,BB,BC,BD,CA,CB,CC,CD,DA,DB,DC,DDの組み合わせで決まる。

※どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」が新人社員研修にも使われている理由である。
※実は、新人研修と同様の研修を「新人類を理解するための上司のための研修」として実施すべきなのですが、気づいていませんね。
2011年05月23日...............................
■ニセモノを与えてはいけない(文責:どんぐり倶楽部)   

●乳児期はもちろん、幼児・児童期にニセモノを与えてはいけません。
 幼児・児童期には、ホンモノだけを与えてください。
 ホンモノは、身近に溢れています。
 それなのに、選び抜いてニセモノを与える人がいる。

 ニセモノは、ニセモノの基本回路を作り、異常回路となる。
 ホンモノは、ホンモノの基本回路を作り、正常回路となる。

 時間が経つと、
 ニセモノは、ボロが出る。人生を楽しむすべを持たないことに気づく。
 ホンモノは、アジがでる。人生を楽しむための原動力となる。

 だから、幼児・児童期には、味わえる学習・ホンモノの学習だけをしてほしい。

 表現力養成としての作文・日記、
 調べた量を誇示する辞書引きや調べ物学習、
 行った場所の数で体験が増えたと勘違いしている体験学習。
 体感を伴わないお手本のコピーを「良し」とする習い事。
 ・・・ニセモノを、どんなに与えてもホンモノは絶対に育たない。

 すると、当然のことながら、身の回りの自然ほど、適したものは他にないと分かる。

 それなのに、時間とお金を浪費して、ニセモノを与えている人がいる。

 精巧にできた100万円のニセモノよりも、タダで手に入る落ち葉の方が100万倍も教育的価値があるということだ。
 教育では、ゴッホの「ひまわり」の精巧なレプリカを100万で与えるよりも、
 ホンモノの「ひまわり」を庭で育てることのほうが、
 格段に重要だということだ。

 同じゲームでもホンモノのカードを使ったトランプなら結構ですが、TVゲームではいけません。
 同じものに見えても、プラス学習VSマイナス学習となるということだ。

<追記>
「じゃあ、何をさせればいいの?」というお粗末な質問が来た。...ふぅ。まだ、そんなこと言ってるのか。
 味わう学習をすること。味わえない学習はしないこと。
 味わうことでのみ、思考の基本データベースと進化する「感覚から得られた膨大な感覚データベース」が自動配置される。
 「味わうこと」と「味見」では同じものを対象としていても影響は全く異なる。
 「味わう」とは、意識できないデータまで取り込み、将来のためにデータベース化している状態のことである。
  スローフードが味覚を育てることと同じである。

2011年05月20日...............................
■再度、引用(文責:どんぐり倶楽部)   

1990年(平成2年)4/28(土)・朝日新聞夕刊(11)<ウイークエンド経済>欄
ソニー名誉会長:井深大氏が「心を育てる」と題して談話を載せている。下記は最終回の抜粋である。
「0歳児から教育を」
 理科教育の振興を通じて、私は教育そのものに目を向けるようになった。バイオリンの早期教育「鈴木メソード」の鈴木鎮一先生とも親交を持った。
四、五歳児が大人もやれないようなメンデルスゾーンのコンチェルトを弾きこなすのを目の当たりにし、すべての教育は生まれてから一日も早く始めなければいけない、という考えにすっかり共鳴した。
 私自身も知的教育を早くから始めることがいかに有効であるかを知ってもらうため、六九年には幼児開発協会という団体を設立した。
幼児教室を各地に設け、お母さんにお願いし、ほかではやらない実験的な教育を繰り返してきた。
 いろいろやっているうちに、本当に必要なのは知的教育より、まず「人間づくり」「心の教育」だと気付いた。学校では落ちこぼれ、暴力、いじめが頻発している。
「心を育てる」には、学校教育だけでなく、母親の役割がなによりも大切であり、子供の方も幼稚園どころか0歳児、いや胎児期から育てなけれはならないという考え方に変わってきた。
 私はいま、妊娠した時からの母親の心構えが、その子の一生を決定すると確信している。

幼児開発協会でいろいろやってみた結果、母親の愛情によってはぐくまれる赤ちゃんの温かい心づくりと、生まれた時からの体づくりが、なによりも重要で、
知的教育は言葉が分かるようになってから、ゆっくりでよい、という結論になった。(←ココがポイントです!知育をしてはいけないということに気づいたということです!)
「言葉を覚える前に」
 言葉を覚える前に教育をする、というと不思議に思われるかもしれないが、五感、運動や芸術の能力、信仰心、直感力などは、限りなく0歳に近い段楷から養われる。
言葉を話すようになると、幼児でも頭が理詰めになる。直感力などは育ちにくくなるのだ。
 言葉を覚える前に人間的なことを植え付けなければ、これからの日本は、心の貧しい人間が大勢を占めてしまう。そんな観点から、0歳児教育をなんとか定著させたいものだと思っている。

続きはコチラ
どんぐり方式はコチラ…無理なく無駄なく効果的にね。

2011年05月17日...............................
■不気味な共通点(文責:どんぐり倶楽部)   

●年長〜小6を対象として「良質の算数文章問題」だけをする「どんぐりポケット」を始めて1月が過ぎて全員のカルテを書き終えました。不気味な共通点が浮かび上がってきました。

●通常は、1.親子関係 2.学校関係 3.遊び関係 
の中で比較的簡単に、しかも具体的に学力が伸びない最大のポイントである、「思考の継続」ができない原因が確定できるのですが、今回は数名の子供が年齢に 関係なく、理解力があるのに思考力がない、つまり、考えられるのに考え続ける事が出来ない「甘える、飽きる、諦める」の「3A症状」を示す子供達がいた。 程度の差はあれ、全く同じ症状である。
昨日、原因が明確になった。
TVゲームである。DSを持ってきていたのだ。カルテの基本情報からは見えなかった最も質(たち)の悪い病巣である。
もちろん、カルテの一般的な注意事項としてTVゲームの害は書いておいた(最下段参照)が、「理解力があるのにWhy?」の全員がTVゲームに犯され、そ の反対(真逆)に、一切TVゲームをしない子供達(コチラが現代では珍しいのだろうが数家族いらっしゃいます)は普通に思考の継続を楽しく続けているのを 目の当たりにすると、これは、予測・予想・憶測などではなく、事実として受け止めるべき事だと、改めて思いました。つまり、キチンと対策を立てていないと 子供たち全員が「考えられない病」になってしまうということです。

●保護者の時代とは、教育環境の違いは明らかであり、危険度はMAXである。そんな中で、子供を育てているのですから、保護者はそれなりの覚悟をしなければ、子供を保護する事は不可能です。

「教育環境の違い」とは

1.日常生活の変容   …変えにくい…便利であるがゆえに思考力養成はできない(オリジナルの工夫をする機会がない)
2.遊びの変容     …制限できる…変えられる…自然な時間の流れを感じられない機械的な反射系の遊びは×××
3.学校の使い方の変容 …準備学習で活用できる…予習ではなく意識的な準備学習が必要
3.宿題の効果の変容  …校外での思考力養成がなければ「お粗末3点セット」は猛毒となる。「お見事3点セットへ」の変換
4.親子関係の効果の変容…親は自分が育てられた時代の環境との違いを客観的に把握しないと守り方が的外れになる。
※特に「危険な遊びの制限・禁止」「危険な宿題の制限・禁止」「予習の禁止と準備学習の補助」
5.習い事の効果の変容 …余った時間で、余裕を持って楽しんでいるにはいいが、現代でそんな余裕の時間を持っている子供はほんの一握りである。基本的には、「そんな時間はどこにもない」のが現状で「思考力養成の時間を確保すべき」である。

<全般的な注意:思考力養成の妨げとなること>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

□「パズル」など言葉とリンクしていない出来合いの(オリジナルではなく与えられた)物・形を使った操作。
※オリジナルの形を作り出すことが応用力を育てる。 

□考えない(オリジナルの工夫のない)生活・遊びが自然な思考力養成を不可能にしている。
→昔は害の少なかった宿題が現代では猛毒となっている理由も日常生活の中で思考力養成ができなくなってしまった環境悪化が原因である。だから、昔と同じ宿題にもかかわらず、影響が全く異なり甚大な悪影響を与える。
→さらに、日常生活の中で養成された思考回路があれば、学校でなされる整理学習も生きてくるが、現代ではその思考回路が自然には育たないので意図的に育てる必要がある。
→「良質の算数文章問題」が必要な理由。                      

□単純思考は簡単に強化され、結果的に複雑で繊細な思考力養成の邪魔をすることになる。→高速・反復・大量学習は単純思考・単純作業なので幼児・児童期には厳禁。        

□TVゲームが半能動的(漠然とだが自分の意志を入れて行動・操作をする)であるがゆえに非常に危険である。受身ではなく能動的なときに回路はできるからです。
また、本当の感覚(コントローラーの操作感覚)と視覚に入ってくる刺激とが全く異なっているのでバイオフィードバック&マッチングで作られる基本回路が異常になる。従って、異常な基本回路を育ててしまう。
→特徴は「平板な顔つき」「フラットな感情」「突発的な感情の揺れ」「モノがないと遊べない」「つまんなーい」「想像を楽しむことができない状態」「貧弱な理論で物事を処理する癖」「細やかな気配りや味わうことが出来ない挙動(動作に感情が伴っていない)」

□TVゲームほどではないが、一方的で、不自然な時間の流れの連続である刺激を受け続けるTVやCDのかけ流しなどの情報攻撃は感じ・味わい・考えるという最も思考力養成に重要な時間を浪費し、使えなくする。→感味力の喪失。
特にTVのニュースは異常な出来事の連続なので危険は倍増する。 

□**教室:お手本のまねをするだけで褒められる学習や習い事はコピー回路しか育てないので要注意。読解力とは具体的にはどういうものかを知らない人が指導する読解力養成教室も同様に危険。                                    
■思考力養成の助けとなること…          
□「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」する日常生活。オリジナルの工夫が生かされる遊び。学習の中でも感情再現ができる学習方法。子供のテンポを壊さない生活。理解や思考を絵図で表す学習で感情再現を楽しめるもの。
→「良質の算数文章問題」だけでOK。 

<全般的なお願い>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1.ゆっくり話す。早口厳禁。
2.命令形厳禁。
「〜しなさい」「〜しろ」は××××→叱るときも穏やかに話す
 同じ内容でも「〜しぃ(方言)」止まりにする。
「食べろ!→食べりぃ」
「止まれ!→止まりぃ/止めろ→止めりぃ」
「うるさい!→静かにしぃ」
※命令形と早口は、子供の姿勢を受け身にし、考えないで行動する習慣を付けてしまう。
 つまり、考えない頭を育てる。どちらも相手に余裕を与えないからです。余裕がなければ考え る事は出来ませんし、考える気にもなりません。考える時間を与えられない場合は、能力があ っても考える事は出来ません。
■絶対に命令しない→お願いする
■〜しなさい→〜しましょう。〜してくれますか。〜してください。〜しようか。〜しよう。〜してくれると助かるなぁ。
※何度でも穏やかに、お願いする。誘う。提案する。
2011年05月16日...............................
■本来の学校の機能を活用する(文責:どんぐり倶楽部)   

●本来の学校の機能を活用できるようにするために必要な準備

●学校は、今も昔もすべきこと、出来ることは変わっていません。構造的に限界があるのですから変わり様がない部分があるからです。

●学習で考えると、学校では学力養成の根幹である思考力養成(思考回路作成)はできません。なぜなら、学校でしている「勉強」は思考回路作成ではなく、 「整理学習」だからです。「整理学習」は「思考回路」を持っている子供達には、効果テキメンですが、思考回路そのものを持っていない子供達には体感できな いことだらけである机上の空論となり、外見的には思考に見える解法パターンを暗記して、手順を真似するというコピー学習を強いることになるからにすぎない からです。

●現代ほど、日常生活の中で自然に思考回路を作ることが出来ない劣悪な教育環境はありません。
 思考回路は自主的にオリジナルの工夫をするときにできるものなので、
 昔のような不便な日常や、自分の工夫が生きる遊びの中で毎日を過ごせた時代であれば、
 強固な思考回路を日常的に作ることができる機会がたくさんありましたので、自然に任せていても
 多くの子供達は自力で思考回路を作っていくことが出来ていました。
 ※思考回路は遊びの中で作っていたのですから、
  この時期の宿題は毒にも薬にもならない程度の影響しかありませんでした。
 そして、学校で整理学習をしてもらうことで、実感を伴って原理原則を理解できるようになっていたので、
 応用もできるようになっていたのです。自分の思考回路をもっていたからです。

 ところが、現代では、日常生活が便利になり工夫をしないで生活ができるという劣悪な教育環境の中で、
 さらに、自然の中にいてさえもテレビゲームという異常な時間と感覚を強制され異常感覚を育てられ、
 オリジナルの工夫など一切生まれない遊びの中で反射を鍛えられ、思考回路など一切作れない環境の中で
 毎日を過している。この状態で、学校の整理学習を受けても空回りするのは当たり前である。
 ※こうなると、今までは害のなかった宿題が毒薬の効果を発揮するようになるのです。

 ※昔も今も宿題の内容は同じなのに、現代では非常に危険なものになっていることに早く気づかなければ、
 「5分でおわるから」「約束だから」「みんながやっているから」等々という理由にならない理由で
  劇薬を飲ませ続けることになります。しかも、その劇薬をたくさん飲んだら御褒美まで貰えるように
  なっているとなると、深刻です。

●ところが、学校外での学習環境(日常生活)を変えることで、学校での整理学習を有効利用することも可能になるのです。「早寝早起き朝ごはん」ではありま せん。「オリジナルの工夫を楽しむ機会を出来る限り確保する」「単純作業的な学習を出来る限り回避する」「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」生活する。・・・ つまり、学校以外で健全な思考回路を育て、視考力を活用した思考力養成をすることです。準備学習ですね。
※これに「宿題制限」→「お粗末3点セットをお見事3点セットに変える」工夫があれば危険回避が可能です。

●現代では日常的な生活環境そのものが教育面からみると三重苦、四重苦と言われるほど、危険な環境です。その改善から考えないと学力養成は容易ではありません。
●以下抜粋ーーーhttp://homepage.mac.com/donguriclub/brain-logic.html
【開発という名の破壊活動】リゾート開発とは自然破壊のこと、才能開発とは個性破壊のこと。能力は開発すればいいというものではない。幼児期に目ざめさせ ては行けない能力もある。時期がずれているときに発揮される能力は害になる。害になるから自然には発達しないようにプログラムされているのです。幼児期に 目ざめた能力は一生の性格になる。人間はあらゆるものを楽しむ能力を持っている。しかし、あらゆる者を楽しめることは実は恐ろしいことです。どんなに不自 然なことでも非道徳的なことでも、そこに快楽を感じることができる。ここに教育の重要性がある。特に幼児教育の重要性がある。開発してはいけないこと。目 ざめさせてはいけない能力がある。これを知らずに行う教育や開発は暗闇の中で射撃練習をするようなものだ。幼児期にテレビゲーム・・・・に快楽を感じるよ うな能力を開花させる必要はない。高速計算を喜ぶ能力は害になるだけである。スピードに憧れる必要もない。

【小学校での表現力養成が危ない理由】何かを伝えるのに言葉(文)の練習をすれば上手になると思っている。プラトンのアカデメイアとイソクラテスの学校の ことを知っているのだろうか?表現を磨くのは確かに見栄えがして格好良い。しかしそれは<入力→消化→オリジナル>の全てが終わってからだ。そうでなけれ ば表現は子供の持っている才能や個性を制限し、単なる誰かの「上手な猿真似」にしかならない。

●早期教育・幼児教育はアメリカが最先進国です。しかし、その最先端の情報は日本ではあまり知られていません。なぜならば、早期教育・幼児教育に携わる殆 どの人々の職を奪うことになりかねないからです。つまり、早期の系統的教育はその子の能力を開発するのではなく制限し、才能を潰し、性格を攻撃的にする可 能性が大きいという報告が多数あるからです。

●ここに「ミスエデュケーション(デイヴィッド・エルキンド著)」という本があります。筆者は児童心理学者・米マサチューセッツ州タフツ大学教授・全米幼 児教育会会長です。彼の考えは「どんぐり倶楽部」の考えとよく似ています。資料とともに抜粋を載せておきます。「体験的学習というポイントを無視して子ど もに何かを教え込もうとするのは誤った教育です。例えば、フラッシュカードは不要な冷たいコミュニケーションを強いることになるので、将来の学習にとって なくてはならない愛着と信頼感を損なう結果となり、子どもにとっては百害あって一利なしと言わざるを得ません。また、象徴的・派生的学習の準備ができてい ない子どもに系統的教育(早期教育)を押しつけることの弊 害は、すでに多くの証拠によって裏付けられています。例えば、早期教育を受けた子どもと受けなかった子どもとを15才まで追跡調査した研究によると、受け た子どもの方が10代になってから非行に走る割合が明らかに高かったのです。別の研究では早期教育を受けた子どもの方が小学校に上がってから、より攻撃的 な態度を示すことが明らかになりました。さらに、1800年代の初め、米マサチューセッツ州では2〜4才の子どものおよそ3割が学校に通って読み書きを習 わせられていました。また、同じ時代のイギリスでもロバート・オーエンが早期教育を推進しようとしました。ところが、結局どちらの試みも失敗に終わり幼児 に読み書きを教えることはなくなったのです。」つまり、幼児期には情緒の安定が最優先であり、学習は体験的学習に限るということです。

【計算だけでも?...まずは計算から???】
■文章問題の中には必ず計算する部分があるのを忘れていませんか?「文章問題の前にまずは計算問題」というのは全くの無駄なんです。いつになったら文章問 題を始めるのでしょう。いつになったら考える練習を始めるのでしょう。一番大事なことを一番吸収力の高いときにしないでどうして先送りするんでしょう。目 の前にある最大のチャンスを見向きもしないなんて「もったいない」限りです。
また、せっかく文章問題を解いているのに絵図で考えることをしないで文章から式を立てようとしている人がいますがこれも大きな勘違いです。視覚イメージを 意識せずに解く文章問題は考える力を育てる材料にはなりません。しないよりはマシですが、非常に効率の悪い方法です。なぜなら、非常に大くの問題を解けば 中には視覚イメージ操作をする子も偶然に出てくるので、その子は考える力を得ることが出来ます。しかし、これは偶然です。最初から、キチンと考えるとはど ういうことかを教えれば子供達は100%考えることができるようになります。偶然に頼って教育をすべきではありません。無意識に立式する事だけにエネル ギーを使ってしまう症状を立式病と言います。

【暗記について】
■最も効率の悪い学習方法が忘れないように(忘れることを恐れて)徹底反復する「覚え続けていること=いつも反射的に応えられる状態にしておくこと」です。これではいつまでたっても応用の利く深い学習はできません。深思考。
■学力向上の簡単な方法
1.数少ない良質の宿題を出す(↓「分からん帳」まで作る)
2.遊びと工夫された宿題は必ずさせる(遊びが優先・考えない宿題はなるべくさせない)
3.1週間に1時間だけは保護者と一緒に「良質の算数文章問題」をする(保護者は別の問題をする方がいい)
これだけで学力は向上します。2.3.は簡単ですが問題は1.です。「お粗末3点セット」を「お見事3点セット」にしなければ不可能です。
■少なくとも小学校時代(思考回路作成時期)の暗記と計算のテスで満点を取るために使っている時間は考えない力(反射的学習)を身に付けている時間で、悪影響を及ぼす危険性が非常に大きい時間です。
■反射(反射的学習:スピード教育)が恐ろしいのは「無意識にしてしまう」からです。
自分の人間らしい感情を無視して実行してしまう習慣を強化しているからです。「とにかくすればいい」は成長途上の脳にとっては絶対的な命令になるんです。 つまり「考えないで動け」ということと同じです。非常に危険な脳を育てます。ただし、毎回状況が変化するスポーツなどでは「考えないで動け」という場合で も常に状況判断(考えること)をしながらの行動ですから悪影響はありませんし、主体的な工夫が加わっていれば学力養成にさえなります。問題は最低の作業 (単純思考)の反復である「暗記・暗算・高速反応」その中でも高速計算の徹底反復です。これだけは、どう工夫しても悪影響から逃れることは出来ません。特 に思考(計算も単純思考)することに反射を使うことは幼稚な思考であれば幼稚な行動に直結するということです。反射的思考を養成して「幼稚で残虐で短絡的 なことをするように育て」ておきながら、幼稚で残虐で短絡的な犯行があると「原因が分からない」という。分かるはずがない。分かっていれば、そんな教育は しないのだから。
※参考:保護者のための教育講演会<抜粋>
http://homepage.mac.com/donguriclub/kouenkai.html

2011年05月12日...............................
■なぜ今「どんぐり倶楽部」なのか(文責:どんぐり倶楽部)   

■なぜ、今 「どんぐり倶楽部」という Slow-Study なのか

●スローフード運動の核は「正しい味覚の育成」です。
 同様に教育では感味力養成が第一に来ます。感じること味わうことが出来なければ自力で判断できないからです。

 人間らしい判断は安定した情緒と正しい感情がベースとなって思考を働かせ判断を下すという流れが必要だからです。
 人間らしい判断を混乱させる情報が氾濫している中ではより一層強固な、ベースが必要です。

 感味力養成が急務なのです。

 その上で必要な教育の核は「正しい思考力の養成」です。
 正しい思考力は幼児期の確かな視覚イメージを必要とします。さらに、思考力はそのイメージの移動・変形・連想・比較というイメージ操作までを必要とします。これは視考力を育てないと出来ません。

 簡単お手軽な様々なファーストフードを食べていては正しい味覚を育てられないのと同様に、
簡単お手軽な「読み・書き・計算」では思考力は育てられないのです。
 また、幼児期の強い刺激が異常味覚を育てるのと同様に幼児期の無用な脳の活性化は異常脳を育てます。

●効果的な学習の原則は「Slow-in & Quick-out の原則」です。入力をゆっくりすると、出力は速くなるのです。「味わう教育」はまさに Slow-in のことです。幼児期は「味見」ではなく「味わう」ことが大事なのです。教育も同じです。Slow-Studyですね。
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●競技練習と教育〜Fast food VS Slow food〜
 競技練習と教育とは全く異なります。ところが、教育という名の下に、競技練習ばかりをさせている人達がいます。これでは教育は出来ません。教育は教育と して、競技練習は競技練習として教えるべきです。入試は競技です。ですから、作戦と技が必要になります。しかし、それはキチンと作戦をたてて必要な技を身 につけるように指導すれば、教育を侵害するものではありません。問題が発生するのは、競技のための作戦や技を教育と同一視する場合に起こります。商業的な 教育機関では、この「競技練習と教育のすり替え」は意図的に行われており、保護者を混乱に陥れています。
 指導者は競技練習と教育を混同してはいけません。もちろん保護者も同様です。教育とは何かを一人一人が自分の言葉で理解し、自信を持って子供と接するこ とが必要です。さらに、学校の先生であれば、小中に関係なく、教育と競技練習のどちらにも精通しておかなければいけません。そうでないと、子供がおかれて いる状況を正しく把握できないからです。これは時代の要請なのです。時代によって求められる先生像は異なるのです。教育も知らない、競技練習も知らないで は論外ですが、子供と接する立場である以上は、子供たちを取り巻く時代の要請や保護者の要請に対応できなければいけません。
 トラクターの目的は畑を耕すことにあります。タイヤの下は高速道路やサーキットではなく畑でなければいけません。一方、スポーツカーのタイヤの下が畑で は、いかに優れた性能を持っている車でも速く走ることはできません。それどころか、畑にとっては迷惑であり、ひいては畑自体を使い物にならなくしてしまい ます。もちろん、トラクターは考える学習、スポーツカーは反射式学習です。
 ご存知のように、よく耕された畑では豊かな作物を収穫できますが、スポーツカーで荒らされた畑では豊作の望みはありません。それなのに、子どもにスポー ツカーを与えて畑を耕せと言っている人がたくさんいるのが今の教育界の現状です。スポーツカーを与えられた子どもは、仕方なくスポーツカーを使うために畑 を固めて走りやすくするでしょう。ところが、その畑では何の作物も収穫できず、花一輪さえも咲かないのです。異変に気づいたときには、畑はカチカチに固 まっていて、修復が難しい場合が多いのです。ただ、そんな場合でも畑自体は限りない回復力を持っていますから、諦めずに耕せば、少しずつですが畑は応えて くれます。スポーツカーを自力でトラクターに改造できる子供はいません。ですから大人は子供にスポーツカーを与えてはいけ
ないのです。
 2002年4月から導入された新しい学習指導要領では大幅な内容削減が行われていますが、文部科学省は同年一月に教科書を超えた発展的学習を奨励する 「学びのすすめ」を発表しています。一方で、学力低下に直結する内容削減をし、一方では希望者のみに補習をする発展的学習を奨励しているのです。これは、 見方によると、義務教育の中での学習環境の差別化です。「学びのすすめ」を受けて「土曜教室」「土曜スクール」「土曜補習」などを実施している学校もあり ます。既に学校間格差ができているということです。今後も学校間(校長や教頭の考え方)での学習環境の格差は拡大するでしょう。また、個人(家庭)として みると、最大の問題は希望者のみが補習を受けている点にあります。学習内容の削減という差別を受けているのに「勉強が楽になってよかった」と思っているよ うでは自分の子供を守ることはできません。保護者は教育に関して確かな知識と目をもっていなければ子供を守ることはできない時代になっているのです。
 最後に保護者に対して日本の義務教育について話しておきます。忘れられがちですが、日本の義務教育の中に受験指導という発想は一切含まれていません。で すから、小中学校では受験指導は一切しなくていいのです。日本の義務教育は中学で終わりなのです。甘えてはいけません。高校進学を希望するのならば、自力 で(各家庭で)対策を立てなければならないのです。学校の先生が受験指導をできなくても文句は言えないのです。ただし、受験指導をしてはいけないという制 限もありません。保護者として受験指導を要請することは可能なのです。
 時代は刻一刻と変わっているのです。この変化を子供の教育に有効的に利用するためには保護者と教師の工夫が必要なのです。工夫次第で教育の場は劇的に変わるのです。

「私たちはスピードに束縛され、習性を狂わされ、家庭のプライバシーにまで侵入し、ファーストフードを食べることを強制されるファースト・ライフという ウィルスに感染しています。そこで、ホモ・サピエンスは聡明さを取り戻し、我々を滅亡の危機へと追いやるスピードから、自らを解放せねばなりません」これ は、パリのオペラ・コミックで発表された「スローフード宣言」の一部です。1989年にイタリアの片田舎ブラという町からはじまった「スローフード運動」 が今世界の注目を浴びているのです。「ファースト・ライフというウィルスのワクチンはスローフード」とスローフード協会の会長、カルロ・ペトリーニ氏は 言っています。

このウィルスは教育界にも害を及ぼしているようです。

ウィルスに対抗できる抗生物質は「スロースタディー」しかないことに気付いてください。

2011年05月04日...............................
■指導者講習 for DONGURI-PILOT(文責:どんぐり倶楽部)   

●2011.4/30-5/1 20時間の指導者講習を終了しました。

●今回は遠方から、ホテル泊での参加が多く、余計な時間と経済的な負担をかけてしまいました。
 私が出向ければいいのですが、なかなか体が思うようには動いてくれませんので、ご勘弁願っております。

●講習会は(も)本当に楽しいですね。もちろん、講習会の中だけで講習が完結する(した)とは思っていませんので、参加された方は、継続して、気づき、考 え、悩み、工夫し、そして、相談してください。一人ひとり環境も力量も異なるのですから、どんぐりの体現方法も様々です。ですが、どんぐりを知ったからに は「良き水先案内人:DONGURI-PILOT」となることを望みます。

●羅針盤はあるのですから、いつでも使ってください。

2011年04月15日...............................
■宿題交渉(文責:どんぐり倶楽部)   

●新学期は宿題のアレンジをお願いしたりする場合も多いので大変ですが。下記のような場合もあるんです。

http://ricas.blog92.fc2.com/?no=567

■今年は宿題の件でヤキモキしなくて済んだ(^-^)
長女は小5になりました。次女はピカピカの1年生です。
ここの学校では毎年クラス替えがあります。

まずは長女。
担任は昨年と同じ!
もうひとつのクラスの担任は長女が3年生の時の先生で、どちらが担任になってくれてても宿題の件を新たにお願いする必要はなかったです。
そして次女。
昨年の4年生の先生で長女とは違うクラスの担任でした。
習熟度別クラスで長女も何度もお世話になり、宿題の件については長女の担任の先生から連絡が行っていました。
だから「うり坊さんのご家庭の方針はちゃんと伝わっていますよ」...ばんざーいっ!

長女の担任からは

「今年からは計算ドリルを導入したので・・・お母さん、がんばってね」と励まされました(苦笑)

この先生はどんぐり倶楽部のやり方をものすごく信頼してくれています。長女のどんぐり問題のノートが1冊終わるごとに提出して見てもらっています。
授業にどこまで反映されているのか知りませんが(計算の宿題とかめっちゃ多いし・・・)、それでも心に残しておいてくれているのは嬉しいです。
<引用終わり>...............................

■コトノハ通信でも様々な環境で宿題の交渉をし、子供の本当の学力を「無理なく無駄なく効果的」に育てるための宿題に変更してもらわれている記録がたくさん紹介されています。
 生活環境の変化による、「宿題の効果の異変」に学校自身が気づくのには50年はかかるでしょう。
 遊びも含めた日常生活が、昔と違って自然には思考回路を作ることが出来ないものに激変していることに気づかなければ、昔と同じ内容の宿題の悪影響を感じることは出来ません。
 昔は、遊びが宿題の悪影響を最小限に抑える効果があったために、一部のエネルギーの少ない子供達だけの問題でしたが。今では、緩衝材であるべき遊び(昔 は、単純作業的な宿題をしていても、複雑な工夫を要する遊びで回復できていた)はなくなり、反対に悪影響を増加させる遊び(TVゲームは最も悪影響を与え る)にとって変わられています。
 これでは、宿題の悪影響を逃れる(和らげる)ことは出来ません。保護者は全力で自分の子どもを保護しなければ、重大な副作用をモロに受けてしまいます。 異なる環境下では同じものでも与える影響が全く異なることを知らなければ「誰だって、宿題はやってた」なんて、理由にならない理由で子供を潰します。
 思考回路をつくる、オリジナルの工夫をする「遊び・日常生活」を1日に何分しているか計算してみるとすぐに分かります。ほとんどゼロです。それでは思考回路は当然ゼロです。

2011年04月13日...............................
■「どんぐり問題」の購入手順(文責:どんぐり倶楽部)   

■東日本大震災でDONGURI-CDを失ったという連絡をいただきました。
 CD購入者はオンラインショップから、何度でも無料で同内容のものを全てDL(ダウンロード)可能ですのでご利用ください。

オンラインショップ
2011年03月29日...............................
■やるじゃないか佐賀県!(文責:どんぐり倶楽部)   

■武雄市政策部被災者支援課へ電話(Tel 0954-23-9122)又はメール(hisai-sien@city.takeo.lg.jp)でお問い合わせください。

■佐賀県武雄市タウンステイ構想〜いま、わたしたちにできること〜
武雄市全体で2000人以上を受け入れます。
 武雄市では、平成23年3月11日(金)の震災発生以降、義援金の募集や備蓄物資の提供など、被災者、被災地の皆様への支援にいち早く取り組んで参りました。
 しかし、被害状況は想像を絶する甚大さであり、復興までには相当の期間を要すると見込まれます。
 すぐにでも取り組むべきことは、被災者の生活、居住の生活、居住の場所の確保であり、武雄市としても、その支援に市が一体となって取り組みたいと考えています。
 そこで、被災者の方々の受け入れ体制を整備するため「武雄市タウンステイ構想」を発表しました。
 この度、古川佐賀県知事の取り組みと連動し、「武雄市タウンステイ構想」を改定し、「第2次武雄市タウンステイ構想」とします。
 市民の皆様、関係機関の皆様のご理解、ご協力を切にお願い申し上げます。
支援内容
受け入れを希望される方へ
滞在を希望される方へ
支援内容
ホームステイの受け入れ(500人)
 被災者の方々をホームステイで受け入れます。受け入れは最短2週間となります。
公共施設、住宅の提供(1300人)
 市営住宅、自治公民館、市内の国・県・市の施設、公共的な施設、その他受け入れ可能な施設で被災された方の生活を支援します。
旅館、ホテル、その他の民間施設での受け入れ(350人)
 市内の旅館・ホテルに対し、受け入れをお願いしています。受け入れをしていただく施設には一定額の補助金をお支払いします。
学校への児童生徒の受け入れ
 市内の幼稚園・保育所・小中学校で学ぶ場を提供します。
移動費用の助成
 義援金等を活用し、被災地から武雄市までの移動費用を助成します。
受け入れを希望される方へ
 下記事項について、武雄市政策部被災者支援課まで電話(Tel 0954-23-9122)、メール(hisai-sien@city.takeo.lg.jp)にてご連絡ください。
住所・氏名・連絡先
受け入れ可能人数
受け入れ場所の形態(例:自宅倉庫2階、大広間8畳一間 など)
食事提供の回数(例:朝夕2食のみ、食事なし など)
受け入れ可能な期間(例:15日から30日間 など)
受け入れ可能な時期(例:4月5日以降 など)
滞在を希望される方へ
 武雄市政策部被災者支援課へ電話(Tel 0954-23-9122)又はメール(hisai-sien@city.takeo.lg.jp)でお問い合わせください。
 なお、滞在をご希望の方には下記事項についてお尋ねいたします。
住所・氏名・連絡先
身分証明書の有無
り災証明の取得状況
滞在希望人数および構成(滞在者の年齢、性別など)
就学者編入希望の有無
滞在希望期間(例:仮設住宅確保まで)
滞在希望開始月日
移動手段
お問い合わせ
武雄市 政策部 被災者支援課
Tel0954-23-9122・Fax 0954-23-3816
E-mail:hisai-sien@city.takeo.lg.jp
プライバシーポリシー 免責事項について お問い合わせ
武雄市ホームページについてのお問い合わせ
武雄市 政策部 秘書広報課 広報広聴係(担当:宮口・下村)
〒843-8639 佐賀県武雄市武雄町大字昭和1番地1(地図)
電話:0954-23-9121 Fax :0954-23-3816
メール:info@city.takeo.lg.jp 各課問い合わせ先一覧
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2011年03月23日...............................
■日本の進むべきエネルギー政策(文責:どんぐり倶楽部)   

■東電を含め電力会社が検討すべき選択肢の一つ

■スーパークリーンエネルギープロジェクト(Super Clean Energy Project)を世界に先駆けて構築し、世界に発信する

1.原子力を最良の方法で廃炉にする方法を実践しながらマニュアルを作成する
2.廃炉マニュアルを発信
3.地球の自転や公転等を利用したスーパークリーンエネルギー(地球が存続する限り永久にエネルギーを得られる)システムの構築(発明)
4.上記構築マニュアル作成
5.上記マニュアルの公開


2011年03月20日...............................
■「見せないこと」が肝心(文責:どんぐり倶楽部)   

「見せない教育」で既に説明していますが、映像を含むニュースは悪影響のほうが大きいので非常に繊細な注意が必要です。「ニュースだから勉強になる」などという安易な考えは通じません。「不安取り去る工夫」ではなく「見せないこと」が肝心なのです。
※どんぐり倶楽部では「今頃ですか?」ですが...。その分、大人はシッカリ心に刻み込むことが肝心です。そして、後に子どもが大きくなった時に語り聞かせること。それが、大人の役目である。成長の時期に合わせて「心を守り、事実を伝える」こと、教育の基本である。

<下記引用します>...............................
東日本大震災 震災報道、子供の心理に影響 親が声かけ、不安取り去る工夫
産経新聞 3月20日(日)7時57分配信
 東日本大震災を受け、被災地の状況が連日絶え間なく、テレビに映し出されている。報道として重要だが、幼児には心理的な悪影響が出始めているという。専門家は「災害から命の尊さを学べるのは小学3、4年になってから」と注意を呼びかけている。
 「もともと元気に遊んでいたのに、震災後の月曜日(14日)から先生のそばを離れなくなった子、1人でトイレに行けなくなった子や、ジャングルジムが倒れないか心配する子がいる。安心させるような対応を心がけている」
 認定こども園「あいゆう園」(茨城県龍ケ崎市)の大越和美主任は震災以降、園児たちの心の変化に気付き始めているという。
 筑波大学大学院の徳田克己教授(子供支援学)も「小学1年のわが子が不安定でよく泣くようになった、という母親から話を聞くと、地震の怖さを言い聞かせ、テレビの映像もよく見せていた」。
 こうした子供たちの異変に対し、徳田教授は「多くの親は深く考えないまま、子供と一緒に災害のニュースを見て、『死んだら会えないんだよ』などと話しか けたりする。震災を通じて幼いうちから命の大切さを教えなければ、というのは勘違いで、恐怖だけを抱かせてしまう」と強調する。
 平成7年の阪神大震災後、徳田教授のグループがニュース映像を見た幼児を調査したところ、被災地ではないのに、多くの子供に夜泣きや不登園の傾向が出た。
 中には夜驚(やきょう)症(睡眠から突然起きて叫ぶなど怖がる症状)、爪をかむ、チックなどの神経症状が強く、治療が必要な子供もいたという。
 幼児がいる場合の災害情報の接し方として徳田教授は、悲惨な映像をなるべく見せない▽親がテレビを見る時には近くにいて、「ママ(パパ)がいるから大丈 夫」などと声をかける▽災害と死を結びつけたり、死んだら会えないといった話をしたりしない▽枕元に子供の宝物を置いて安心させる−などを挙げる。
 徳田教授は「幼児は恐怖を感じても、地震の時に正しく対処できるわけではなく、悪影響の方が大きい。不安を取り去るよう工夫してほしい」とアピールしている。(草下健夫)
..............................................................
※日々雑感でも注意していましたが、全国的に要注意です。
●【2011.03/17】東日本大震災:子供達には見せてはいけない映像がチラホラ出てきています。十分に注意してあげてください。

<2011.3/23>追記
■出荷停止になった作物などの廃棄処分をしている様子なども流れ始めています。注意すべき映像です。

2011年03月18日...............................
■疎開プロジェクトは始まっています!(文責:どんぐり倶楽部)   

<追記>
「被災者ホームステイ」
http://www.earthdaymoney.org/topics_dt.php?id=390
...............................
疎開措置をボーイスカウトに提案。広がってくれるといいのですが。

疎開プロジェクトは始まっています!安井潤一郎氏のプロジェクトを応援します。

「こども達を救おう・震災疎開」その1
Posted on 2011年3月16日, 11:14 AM, under お知らせ.
「こども達を救おう!・震災疎開」ご協力のお願い

拝啓 春寒の候、日頃は大変お世話になっております。さて、この度の
「東日本大震災」におきまして、被災地の方々と連絡を取り合っています。

その中で、すぐに対応できることと致しまして、「震災対策、アトム通貨
事業、環境活動」で連携している全国の商店街のお仲間と、各地域の行政、
観光物産協会、青年会議所が力を合わせて、甚大な被害を受けた子供達を
近隣地域に「疎開」の場を作ってお迎えする活動を始めます。

具体的には、道路が通じるようになったら一刻も早く被災地域の子供達を
バスで迎えに行き、山形県内または新潟県内の温泉施設にお連れしたいと
思います。

疎開期間は1週間程度を基準に考えています。人数等は現地との連絡で
決めたいと思いますが、そのためにも受け入れ先としていくつの地域が、
何名受入れが可能かを調査し、かかる費用も計算し、それを目標に
アトム通貨実行委員会の募金箱を連携している全国の商店街にお渡し
するか、作っていただき募金活動を始めます。

告知のポスターはアトム通貨実行委員会本部で作成します。
募金していただいた方には平成22年度のアトム通貨をお礼とする事も
考えています。その他、行政からの補助、企業からの寄付等もお願い
したいと思っております。

受け入れ先の自治体の皆様、温泉旅館の皆様、商店街の皆様、青年
会議所の皆様、この趣旨をご理解いただき支援いただける皆様、大勢の
皆様のお力添えと御協力を切にお願い申し上げます。 敬具

NPO法人全国商店街まちづくり実行委員会
アトム通貨実行委員会本部
アトム通貨実行委員会仙台支部・NPO法人学割ネット

<連絡先>
NPO法人全国商店街まちづくり実行委員会・事務局
〒169-0051東京都新宿区西早稲田1-9-13-102
理事長 安井潤一郎
E−mail : yasui@mps.ne.jp
ツイッター: @yasui219

「こども達を救おう・震災疎開」その2
Posted on 2011年3月16日, 12:55 PM, under お知らせ.
山形県庁の方からいただいた御質問に対してのお答えを御報告。

1:来る子供は何歳ぐらいか?
小学校4年生から中学校3年生までを考えています。低学年、幼稚園、
幼児でも保護者が一緒ならば良いと思っています。

2:付添いの大人は来るのか?来るのであれば大人一人に子供何人ぐらい?
被災先のJCを母体にしてPTAと話し合っていただき、決めます。

3:子供たちは日中はどうするのか?市の学童保育のようなものはあるのか?
受入れ先JC、商工会、商店街を母体にして学童クラブ担当者と話し合い決めます。

4:各家にホームスティのような形で受け入れるということは考えているか?
5:民宿などでの対応も考えてるのでしょうか?
この2点については受け入れ先から要望として上げていただきたいと思い
ます。疎開する方も、受け入れる方も、もちろん希望する方達だけです。

役所の方には申し上げにくいのですが(笑)、被災先地域の行政に頼むのは
酷だと思います。個人としてなら動いていただけても、ことに子供の移動に
ついては学校でさえ初めての事にはネガティブな対応を取らざるをえません。

陳腐な言い方ですが初めての事で、この活動がケーススタディ、今後の
災害時のお手本になると思っています。アトム通貨事業で一緒に活動して
お仲間の商店街の皆さんも募金活動に協力を申し出てくれました。

今後は問題点1点ごとに当事者の皆さんで話し合い、お手本の充実を図り
たいと思いますので、「やらない選択肢は無い」をテーマに御協力いただけ
ますよう、お願い申し上げます。

尚、募金の口座は私たちの地元の東京三協信用金庫早稲田支店に開設します。開設が済みましたらお知らせいたします。

越後湯沢町が受け入れを表明
Posted on 2011年3月18日, 9:08 AM, under お知らせ.
新潟県越後湯沢町の上村町長さんから「昨日の議会で受け入れについて決定した」
というお電話をいただきました。

受け入れ人数の上限1200名、1泊3食付きで宿泊費は無料、というお話でした。疎開送り出しサイドにかかる費用は交通費、保険料、越後湯沢までの間の食事代等々という事のようです。
「受け入れたい」という御地元と「こども達を受け入れてほしい」という被災地のマッチングを行うのが我々の組織の仕事だと思っています。被災地から子供を 移動させて温泉に入れるだけが目的ではないのです。被災した子供に何を残すのか、被災した地域はこの子たちに何を託すのか、地域力、コミュニティの力の見 せ場だと思っています。

「こども達を救おう・震災疎開」その3
Posted on 2011年3月17日, 12:40 PM, under お知らせ.
よくいただく御質問に対してのお答。

1:募金されたお金の流れについて、誰が責任もってこのお金を運用し、
プロジェクトを実行するのか。

責任団体は特定非営利活動法人全国商店街まちづくり実行委員会、
代表者は理事長の安井潤一郎、
住所は〒169−0051 新宿区西早稲田1−9−13−102

2:経過報告、募金くださった皆さんにどのように伝えるのか。

震災疎開募金活動の広報ブログを立ち上げました。
震災疎開広報ブログ http://blog.goo.ne.jp/sinsaisokai/
何処から、いくらの募金が送金されたか、どのプロジェクトにいくら
寄付をしたか等々をリアルタイムにお知らせします。

3:もし震災疎開が実現できなかった場合その場合、募金をどうするのか。

募金箱設置の取り組みを昔からしてチャリティプラットフォームというNPOの支援団体「公益財団法人シビックフォース」に向けて募金を送りたいと思っています。

我々のNPOは認定NPOではないので寄付金控除等が有りません。動いているうちに他の認定NPOとの連携を構築します。今はスピードと安全が最優先です。

新潟県の越後湯沢の上村町長から「人数・期間など限界はあるけれど、精一杯のことはやる」「議会も賛同してくれた」というお話をいただきました。

.............................................................................................

東日本大震災:府と市町村、支援で連携確認 

橋下徹知事は17日、府市長会長の倉田薫・池田市長、府町村長会長の中和博・能勢町長らと府庁で会談し、東日本大震災被災地への支援面での連携を確認した。
橋下知事は支援物資の提供や、被災者の各市町村での受け入れ検討を要請。これに対し、倉田市長らは市町村として幅広く協力していくことを確約した。

橋下知事は、被災者を府内で受け入れ、生活面でのサポートも行う府の方針を説明。
被災地に届ける支援物資の提供や、被災者の公営住宅での受け入れ、被災した子どもたちの小中学校への編入について検討・協力を求めた。
これに対し、倉田市長は「43市町村、力を合わせて協力する。遠慮せず言ってほしい」と応じた
(毎日新聞 3月18日)

避難所「丸ごと疎開」、関西各府県が受け入れへ

近畿など2府5県が参加する関西広域連合は18日、東日本巨大地震の被災者が避難所全体で移る「丸ごと疎開」を受け入れると発表した。 
総計数万人規模になる見通し。
丸ごと疎開には、コミュニティーが維持できるなどの利点があり、各府県は空き校舎や公営住宅などを「一時遠隔避難所」として活用する。

広域連合の広域防災局を務める兵庫県によると、被害が甚大な宮城、岩手、福島各県の被災者が中心で、すでに大阪、兵庫両府県が各1万人規模、鳥取県が2000人規模で受け入れる意向を示している。
被災地から関西までの移動手段については、自衛隊のほか、民間公共交通機関に協力を要請。
各府県は、関西の空港や港で被災者を迎える。避難所では、府県や市町村、ボランティア団体などが医療や入浴などを支援する。
この日、宮城、岩手、福島3県の大阪事務所長らと面会した大阪府の橋下徹知事は、報道陣に「壊滅的な打撃を受けた被災地に人や物を送り込むのは限界がある。
医療や福祉、食料などでもいい環境を提供できる」と強調した。
(2011年3月18日21時37分 読売新聞)

橋下知事

東日本大震災の被災地支援について、大阪府の橋下徹知事は17日、
「今は機能が喪失している被災地に人と物を送り込んでサポートするのは無理。一時的にでも町の機能が正常な場所に被災者を移すほうがよい」
と述べ、被災者を直接被害を受けていない地域に移して支援するべきだとする見解を示した。

橋下知事は「阪神大震災の経験では体育館や公民館などの避難所生活は1、2週間で苦しくなってくるが、壊滅的な打撃を受けているところに仮設住宅をつくってもしようがない」と指摘。
「震災のダメージを受けていない地域に被災者を送り込むような国家的な方針を出すべきだ」と語った。

被害は深刻で復旧が進んでいないこともあり、「道路がきちんとしていないから物が送りきれていない」と言及。
「兵站線(補給線)が確立していないのであれば、国は被災者の皆さんにこちらにきてもらうように舵(かじ)を切るべきだ」と述べ、被災地にかかる負担を軽減するために被災者を大阪でも受け入れた上で次の段階の支援を考えるべきだとの意向を示した。
(産経新聞 3月17日)

被災児、生徒受け入れを 知事、府内市町村に要望

東日本大震災の被災者受け入れ方針を打ち出した橋下徹大阪府知事は17日、府内の市町村長に対して各小中学校での被災児童、生徒の受け入れを要望した。市 町村側は「保育所の待機児がいても被災者は別枠で受けるメッセージを知事が出せばやりやすい」(倉田薫池田市長)と逆提案するなど緊急時において相互に柔 軟対応する方針を確認した。

府立高校が被災地の高校生を最大3千人受け入れられる態勢を整えたことを踏まえ、橋下知事は小中学校での受け入れについて「35人学級など学級編成にいろいろあると思うが、柔軟にお願いします」と呼び掛けた。
保育所での受け入れをめぐって倉田市長は「一定面積の基準があるが、被災者受け入れは基準を緩和するメッセージも必要。緊急時だからやりましょう」と提案。
中和博能勢町長は「福島原発であの辺りが汚染地区になると長期滞在が必要。長期にわたる受け入れ態勢を整えるべき」と訴え、倉田市長は「(被災者への生活必需品提供は)市に頼ってほしい」と知事に伝えた。
府は府営住宅約2千戸を被災者に提供する方針で、22日に受け付けを開始する。
(大阪日日新聞 3月18日)


2011年03月16日...............................
■Emergency-Home-Stay-Project !(文責:どんぐり倶楽部)   

●各自のブログで公開して下さい。翻訳して世界から日本政府に向けても発信して下さい。

Help JAPAN ! Rescue TOHOKU !

Emergency-Home-Stay-Project

■この措置(Emergency-Home-Stay-Project)は福島の原発のことも考慮した上での最善策です。誰か気づいてください。

1.●疎開措置を早急に取るべし。
※移動方法は被災地から幹線までは個別、幹線から地方までは大型バスや電車、幹線で乗り換えたために空いた車両はピストン輸送に利用する。

2.●九州(北部)・四国(北部)・中国地方を中心に疎開先として「部屋数×2ー家族人数」を疎開受け入れ可能人数とし、避難場所から早急に移動させるべし。
※参考-1- セシウム137分散モデル
※参考-2

3●糸山家は4LDKですから、4*2-4=8-4=4→4名までの受け入れが可能です。部屋数と家族構成で具体的な疎開人数が確定できます。このことを被災している方々に今直ぐ伝えることで希望を持って頂けます。希望が命をつなぎます。その間に移動可能状態を作ります。

※限度を超えた被災地に対する初期対応として有効な方法は、被災地に何かを入れるのではなく、被災地から出すことが、その後の動きを格段に容易にします。 対応できる敵には対策をねって対抗するべきですが、圧倒的な敵には一時避難すること・逃げることが最善の策となります。圧倒的な災害は、災害現場のみなら ず、近場の避難場所も災害現場と考えるべきです。

※こうすることで、二次災害の被災者にも新たな一時避難できる場所ができます。また、二重避難となり、第二次大災害(今回は避難場所にも新たに災害が及ぶ可能性が残されている→今後の余震で震度5以上が高確率で発生する)にも有効である。

◎通常の日常生活が出来る場所で通常の家庭の中に「客人」として、迎え入れる疎開措置が、最も効率的で効果的な援助方法となる。余計な人員も時間も物資も不要で100%援助が被災者に反映される。

■安否確認用に、このブログの掲示板を一時的に開きました。

2011年03月14日...............................
■CD内容を全てDL(ダウンロード)可能にします(文責:どんぐり倶楽部)   

●東北関東大震災にともない、CDの作成が困難になりました。

●3/末までを予定していましたが、今日現在で残数20枚になりました。

●従いまして、3/末以前でもCDは完売した時点で販売終了とします。

●ただし、CDの全内容(600MB程度)をDL(ダウンロード)できるようにします。
 PCによってはDL(ダウンロード)に時間がかかりますが、全世界で即座に利用が可能となります。

●海外在住の方も同様の恩恵を受けることが可能です。

※お支払いもPaypalを利用できますので在住国の通貨で可能となります。



2011年03月13日...............................
■東日本大震災の避難措置(Emergency-Home-Stay-Project)についての提言(文責:どんぐり倶楽部)   

Help JAPAN ! Rescue TOHOKU ! Start Emergency-Home-Stay-Project !

■この措置(Emergency-Home-Stay-Project)は福島の原発のことも考慮した上での最善策です。誰か気づいてください。

1.●疎開措置を早急に取るべし。
※移動方法は被災地から幹線までは個別、幹線から地方までは大型バスや電車、幹線で乗り換えたために空いた車両はピストン輸送に利用する。

2.●九州(北部)・四国(北部)・中国地方を中心に疎開先として「部屋数×2ー家族人数」を疎開受け入れ可能人数とし、避難場所から早急に移動させるべし。

3●糸山家は4LDKですから、4*2-4=8-4=4→4名までの受け入れが可能です。部屋数と家族構成で具体的な疎開人数が確定できます。このことを被災している方々に今直ぐ伝えることで希望を持って頂けます。希望が命をつなぎます。その間に移動可能状態を作ります。

※限度を超えた被災地に対する初期対応として有効な方法は、被災地に何かを入れるのではなく、被災地から出すことが、その後の動きを格段に容易にします。 対応できる敵には対策をねって対抗するべきですが、圧倒的な敵には一時避難すること・逃げることが最善の策となります。圧倒的な災害は、災害現場のみなら ず、近場の避難場所も災害現場と考えるべきです。

※こうすることで、二次災害の被災者にも新たな一時避難できる場所ができます。また、二重避難となり、第二次大災害(今回は避難場所にも新たに災害が及ぶ可能性が残されている→今後の余震で震度5以上が高確率で発生する)にも有効である。
2011年01月22日...............................
■どんぐり問題:「良質の算数文章問題」製本化(文責:どんぐり倶楽部)   

お知らせです。「良質の算数文章問題」を学年ごとに製本化しました。ご利用ください。
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■効果と使い方はコチラ
※「最初に選びたい学習方法〜どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」の効果と使い方〜」は、
 教育の基本中の基本を文章化し、視覚化したものです。「良質の算数文章問題」をする・しないに関係なく
 保護者・指導者には読んで頂きたいと思います。なぜ、幼児・児童期にはどんぐり<だけ>でもOKなのか(の方が格段にいいのか)も分かります。

2011年01月11日...............................
■最初に選びたい学習方法(文責:どんぐり倶楽部)   

●「どんぐり問題・上(年長〜小3向け)」を出版するために解説をちゃこさんに書いてもらっていましたが、出来がいいので、
 スピンオフ作品として単行本「最初に選びたい学習方法」として出版する事にしました。

 将来的には、この本を読まないと問題を購入できないようにするかもしれません。

 表紙はこんな感じです。

 「最初に選びたい学習方法」

※問題も各学年10題ずつ(合計40題)入れましたので、どんぐり問題初心者にも問題だけを使っていた方にもお勧めです。
※「最初に選びたい学習方法〜どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」の効果と使い方〜」は、
 教育の基本中の基本を文章化し、視覚化したものです。「良質の算数文章問題」をする・しないに関係なく
 保護者・指導者には読んで頂きたいと思います。なぜ、幼児・児童期にはどんぐり<だけ>でもOKなのか(の方が格段にいいのか)も分かります。

■スタッフ会議の結果780円になりました。...で送料が一律340円ですので...1120円になります。
 予約のみコチラ(donguriclub@mac.com)へどうぞ、月末には順次配送できます。
※「どんぐり問題・下」を出版する時にも高学年用の解説を書きますので、コチラも単行本化予定です。

●問題自体は予定より少しだけ遅れて製本予定です。

2010年12月30日...............................
■実りある一年(文責:どんぐり倶楽部)   

●最低でも15年はかかるだろうな、と思って最初の一歩を踏み出した「たどんぐり倶楽部」でしたが、今年(2010)は「身に余る光栄」と言いたくなるほ どの実りの年となりました。記録だけでも残せたらいいかな、と思った時もありますが、動ける間は動く事にしました。2015年までにもう少し整備出来れば いいかな、と思っています。

来年も宜しくお願いします。

■出版情報:下記の本を2011.1/17に発行しまうす
●「どんぐり問題・上400題<0MX-3MX>」6000円※素晴らしい解説がついています。
●「健全な中学受験」単行本        2000円(DL(ダウンロード)は1500円)
●スピンオフ作品「どんぐり問題の使い方ガイド」780円...問題も40題収録。
※どんぐり問題の理論、使い方、実戦例、心構えが分かります。

2010年12月23日...............................
■健全な中学受験-脱稿(文責:どんぐり倶楽部)   

■ご案内:e-BOOK

http://homepage.mac.com/donguriclub/cart.html

健全な中学受験・目次
□考える力        2007・12/19
□広がれ!どんぐりの輪♪ 2008・02/13
□新☆どんぐり寺子屋   2008・03/12
□入試報告会と受験動向...   2008・03/18
□快のサイクル...       2008・03/31
□どんぐりだけ!...      2008・04/25
□どんぐり寺子屋...      2008・05/09
□中学校の選択...       2008・07/28
□視考力...          2008・08/04
□どんぐりの振り返り...    2008・08/11
□どんぐり問題とパパ...    2008・08/13
□両脳教育可能な問題...    2008・08/20
□どんぐりの問題を通して見えてくること...2008・08/21
□どんぐりの波及効果...    2008・08/22
□続く道...          2008・08/25
□仕切り直し...        2008・11/09
□グランの学習について...   2008・11/30
□親子勉...          2008・12/19
□親子勉2...         2008・12/22
□定着...           2009・01/19
□倍率・・・高っ!...     2009・01/23
□算数&睡眠学習...      2009・02/10
□親子でどんぐり問題...    2009・02/11
□壁の乗り越え方...      2009・02/17
□経過と想う事...       2009・02/23
□母親会議...         2009・03/19
□満足回路フル♪...      2009・04/09
□親の準備...         2009・04/21
□言葉の贈り物...       2009・05/08
□都立中学校見学・説明会...  2009・05/30
□過去問への旅1...      2009・05/31
□過去問への旅2...      2009・06/02
□過去問への旅3...      2009・06/03
□過去問への旅4...      2009・06/08
□過去問への旅5...      2009・06/10
□グラン、過去問の旅に出る... 2009・06/15
□どんぐりウェーブ?...    2009・06/18
□楽しかった30分間♪...   2009・06/19
□受験なんでも相談会...    2009・06/22
□グランのやる気...      2009・08/28
□塾とグラン...        2009・08/29
□中受と塾と子供のストレス... 2009・08/30
□テニス始めました。...    2009・09/29
□作文対策...         2009・10/05
□ドリルの宿題は何の為?1... 2009・10/07
□ドリルの宿題は何の為?2... 2009・10/08
□時間が欲しい!...      2009・11/16
□高学年のどんぐりっ子...   2009・11/20
□競争の結果とプチの日常...  2009・11/27
□トレスとやる気の狭間で...  2009・12/04
□グランの志望校...      2009・12/04
□マイペース...        2009・12/11
□忘年会&冬休み...      2009・12/27
□模試について...       2009・12/28
□心の奥にしまっておく。...  2009・12/29
□「勉強=遊び」で楽しくチャレンジ2010・01/02
□作戦が要...         2010・01/03
□受験アドバイス依頼1...   2010・01/04
□アドバイス1・へい、おまち...2010・01/04
□受験アドバイス依頼2...   2010・01/05
□アドバイス2・へい、おまち...2010・01/05
□受験アドバイス依頼3...   2010・01/05
□アドバイス3...       2010・01/06
□アドバイス4・最終調整に入る前に2010・01/07
□受験アドバイス依頼4...   2010・01/08
□アドバイス5・参考ファイル...2010・01/08
□どんぐり草の根運動(報告)...2010・01/08
□受験アドバイス依頼5...   2010・01/09
□アドバイス6・グランく〜ん...2010・01/09
□アドバイス7・参考ファイル:漢字2010・01/09
□受験アドバイス依頼6...   2010・01/10
□アドバイス8・保護者読解法...2010・01/10
□受験アドバイス依頼7...   2010・01/12
□アドバイス9...       2010・01/12
□ライン...          2010・01/13
□いろいろな振動...      2010・01/14
□結局...           2010・01/15
□受験アドバイス依頼8...   2010・01/22
□アドバイス10・最終調整前のリセット2010・01/22
□受験アドバイス依頼9...   2010・01/23
□アドバイス11・最終調整(1月25日)2010・01/24
□受験アドバイス依頼10...  2010・01/25
□価値観...          2010・01/27
□きっと、キット...      2010・01/29
□受験アドバイス12...    2010・02/01
□受験アドバイス依頼11...  2010・02/02
□所属...           2010・02/02
□受験報告1...        2010・02/02
□受験後アドバイス1...    2010・02/02
□受験後アドバイス2...    2010・02/03
□受験報告2...        2010・02/04
□受験後アドバイス3...    2010・02/04
□受験報告3...        2010・02/09
□受験後アドバイス4...    2010・02/09
□記録しておく...       2010・02/09
□12さい...         2010・02/10
□受験報告4...        2010・02/13
□受験後アドバイス5...    2010・02/13
□受験報告5...        2010・02/16
□遅咲きのサクラ...      2010・02/17
□72日前の夢...       2010・02/20
□カンパイ...         2010・02/23
□どんぐりママ友と清澄庭園へ...2010・03/01
□中受、振り返り1...     2010・03/08
□中受、振り返り2...     2010・03/10
□中受、振り返り3...     2010・03/16
□中受、振り返り4...     2010・03/20
□中受、振り返り・オマケ...  2010・04/03
□子育て完了期...       2010・05/23
□特別って、何だろ?...    2010・06/10
□締めくくり...        2010・06/21
■概略■
2006年04月・「良質の算数文章問題」開始
 :グラン小3・プチ小1
2008年・8月・「良質の算数文章問題」終了
 :グラン小5の8月25日6MX終了
2008年11月・どんぐり式中学受験開始
 :グラン小5の11月
2009年11月・小6の11月から本格稼働
 :受験72日前
2010年01月・どんぐり倶楽部に相談
 :アドバイス開始
2010年02月・中学受験本番
 :渋谷教育学園渋谷中学校・合格
  ※塾からの指導は一切受けずに72日間の受験勉強で難関中学合格

【あとがき】
 今回、ハルさんにブログとメールの公開を了承していただき、どんぐりっ子の中学受験の実践記録を公開する事が出来ました。これを機に、危険な中学受験を回避し、楽しい中学受験、あるいは受験に惑わされない進学を考えていただければと願っています。
 本文の繰り返しになりますが、可能な限り(引っ越してでも)中学受験は回避してもらいたいというのが本音です。どんぐり問題が公開されている今、教育環境に関係なく、家庭で思考力養成は簡単にできます。
 そして、進学を希望するならば、自力でどうにでもなります。どんぐり倶楽部を知った方にとっては、教育格差など存在しません。
 子供本人の、趣味や本心からの希望で行きたい中学が、たまたま受験をしなければ入学できない場合には、好きなスポーツをしたり、読書をしたり、音楽を聴いたりするように受験勉強に取り組めばいいのです。
 どんぐり倶楽部では、それが出来る力を、家庭で育てるに十二分な理論も手法も情報も材料も実践記録も公開しています。どうぞ、使って下さい。
 また、小学校で使っていただければ、この本の主人公であるグラン君の弟プチ君が言っているように「塾行かなくてもいいからのんびり出来るし、学校でどん ぐりをやってくれるといいのにな。そしたらみんなも塾行かないで済むから、一緒に遊べる」ことになります。これが、本来の教育の姿ではないでしょうか。
 元々、どんぐり倶楽部は学校の先生をサポートするために立ち上げたものなので、全ての準備は整っています。既に、学校で取り入れて全校で実施している公立小学校もあります。
 教育、特に日本の教育は、一瞬で変わる事が出来るシステムを持っています。今までは理論がなかっただけです。どんぐり倶楽部では理論も公開してありま す。 この本の題名は「健全な中学受験」ですが、「受験」ではなく「健全」とは、どういうことか、今一度、根本的に考えて頂きたいと思います。私の答えは 「どんぐり倶楽部」にありますが、大事なのは、今育っている子供達の保護者や教育に携わっている先生達の答えです。実際に子供達に与えられている教育のみ が、子供達を育て、未来を作っていくからです。
 どうか、子供たちを宜しくお願いします。

           2010年12月24日・糸山泰造

 付録目次(e-BOOK仕様)
1■どんぐり方式・中学受験・・・・・・128
2■都立対策をしなかった理由・・・  132
3■合格枠を考えるときの手順・・・・・133
4■仕上げ度数%での合格率計算法・・・134

2010年12月18日...............................
■健全な中学受験-あとがき(文責:どんぐり倶楽部)   

●「健全な中学受験」を脱稿しました。「あとがき」を掲載します。2011年には製本化しますが、それまではe-BOOKで配布します。製本化時に割愛するかもしれない部分を付録目次にしています。興味がある方はe-BOOKを入手して下さい。
※予約受け付け中です。donguriclub@mac.com
配信は12/24〜です。

健全な中学受験・表紙

あとがき
 今回、ハルさんにブログとメールの公開を了承していただき、
「どんぐり」で育った子供の中学受験の実践記録を公開する事が
出来ました。これを機に、危険な中学受験を回避していただき、
楽しい中学受験、あるいは受験に惑わされない進学を考えていた
だければと願っています。
 本文の繰り返しになりますが、可能な限り(引っ越してでも)
中学受験は回避してもらいたいというのが本音です。どんぐり問
題が公開されている今、教育環境に関係なく、家庭で思考力養成
は簡単にできます。
 そして、進学を希望するならば、自力でどうにでもなります。
どんぐり倶楽部を知った方にとっては、教育格差など存在しませ
ん。
 子供本人の、趣味や本心からの希望で行きたい中学が、たまた
ま受験をしなければ入学できない場合には、好きなスポーツをし
たり、読書をしたり、音楽を聴いたりするように受験勉強に取り
組めばいいのです。
 どんぐり倶楽部では、それが出来る力を、家庭で育てるに十二
分な理論も手法も情報も材料も実践記録も公開しています。どう
ぞ、使って下さい。
 また、小学校で使っていただけるのであれば、この本の主人公
であるグラン君が言っているように「塾行かなくてもいいからの
んびり出来るし、学校でどんぐりをやってくれるといいのにな。
そしたらみんなも塾行かないで済むから、一緒に遊べる」ことに
なります。これが、本来の教育の姿ではないでしょうか。
 元々、どんぐり倶楽部は学校の先生をサポートするために立ち
上げたものなので、全ての準備は整っています。既に、学校で取
り入れて全校で実施している公立小学校もあります。
 教育、特に日本の教育は、一瞬で変わる事が出来るシステムを
持っています。今までは理論がなかっただけです。どんぐり倶楽
部では理論も公開してあります。 この本の題名は「健全な中学
受験」ですが、「受験」ではなく「健全」とは、どういうことか、
今一度、根本的に考えて頂きたいと思います。私の答えは「どん
ぐり倶楽部」にありますが、大事なのは、今育っている子供達の
保護者や教育に携わっている先生達の答えです。実際に子供達に
与えられている教育のみが、子供達を育て、未来を作っていくか
らです。
 どうか、子供たちを宜しくお願いします。

<付録目次>
1■どんぐり方式・中学受験・・・・・・128
2■都立対策をしなかった理由・・・  132
3■合格枠を考えるときの手順・・・・・133
4■仕上げ度数%での合格率計算法・・・134
2010年12月03日...............................
■どんぐり書房・第1弾(文責:どんぐり倶楽部)   

●Amazonで発売予定の問題集の表紙が出来ました。
●良質の算数文章問題・上<年長〜小3向け400題> どんぐり書房
※400枚の添削例をカラーで使います。
 上下で700枚+α。今まで、門外不出(?)だったどんぐりの核が公開されます。←ただの、お絵書きですけど。そこがミソ。
 0MX00-99→オモテ表紙・表
 1MX00-99→オモテ表紙・裏
 2MX00-99→ウラ表紙・裏
 3MX00-99→ウラ表紙・表

■第2弾
■良質の算数文章問題・下<小4〜小6向け300題+α> どんぐり書房
 4MX00-99→オモテ表紙・表
 5MX00-99→オモテ表紙・裏
 6MX00-99→ウラ表紙・裏
 EX000-006→ウラ表紙・表
2010年12月02日...............................
■「どんぐり」だけで<全国統一小学生テスト>(文責:どんぐり倶楽部)   

<2010.12の未公開記事>
●時々、「どんぐり」だけで本当に大丈夫なんですか?と言われる。こう聞いている時点で「どんぐり」を詳しくは知らないという事ですが、「普通に、大丈夫です」と答えておく。
 おそらく、様々な学習方法(◎◎式)(**式)(××式)があって、それらは総合的な学力養成にはなっていないから、あれもこれもしてるんだろうな。あるいは、塾でトータルに(なんてできないんだけど)学習しなければいけないという固定観念があるんだろうな。

●「どんぐり」だけって人はもちろんいる。私の子供たち3人はそうだし、モチロン塾とは無縁。受験勉強も中3の8月からだけ。というと、先生のウチだか ら...と言われる。ので、先生のウチじゃなくて、「どんぐり」だけで、塾とは無縁の「どんぐりっ子」紹介。一応、算数で見ると...。あ、国語の読解力 も抜群に良くなるんだけどね。他の教科も。

●どんぐり歴3年...現在小2:四谷大塚の算数で偏差値68.5
●どんぐり歴3年...現在小5:四谷大塚の全国統一小学生テストで偏差値70.1(4科目69.0)

※塾とは無縁で「〜だけ」というスタイルで、この数値はまず、でない。でも、「どんぐり」なら出てしまう。
 どんぐりやってれば、誰でもってわけじゃない。でも、やってなくて、この数値は出ないし、それ以外にはやらなくてもいいってことの証にはなってる。だっ て、実際に、他には何もしていないのに、幼児教育から始めて**式、**教室、〜塾と勉強づけでも、こんな数値にはなかなかいかないのが現実だからね。

<追記>
2011.04情報...SAPIX6年生全国テストトップも「どんぐり」してます。四谷大塚の全国小学生テスト第1回の4年生の全国トップも「どんぐりっ子」でしたね。偶然ではありませんよ。

2010年12月02日...............................
■GIE(文責:どんぐり倶楽部)   

■General Intelligent Education:GIE Master Course
■お問い合わせは donguriclub@mac.com へ
■糸山先生が直接指導する「「どんぐりポケット」では、視考力を活用した思考力養成教室:保護者にも子供にも視考力の使い方を体得していただきます。「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」その子の本来のペースで学習でき家庭での環境設定を考えていきます。
■偶然教育ではなく100%確実に本当の学力を育てるシンプルな学習方法を身に付けて頂きます。
○不要な不安を抱かずに、伸び伸びと子育てと教育を楽しめるように。
○対象:保護者+子供(0-12才):幼児・児童期教育の指導者(プレママ、プレ先生でもOK)
 場所は福岡県福岡市の西鉄高宮駅周辺(5分以内)です。電車・バス・車でどうぞ。
「保護者と指導者の羅針盤となる場所」→思考力の正体が分かれば対応策も分かる。算数教室ですが国語の読解力も育てられます。
●保護者は0-5の6年間を通じて子育てと教育の原則を身に付けます。させない教育の重要性など
■レギュラーメンバー入室優先度...POCKETの在籍期間の長さに応じて優先度が変わります。
...............................
DB:ドングリベイビーメンバー:クラスはありませんので自由に参加して下さい...教材はありませんので教材費は無料
■DONGURI Baby member...(Warm_up_term)
 施設利用費のみ...週4日自由(月火木金)費用:4000円/月
 0-2(幼児)<見守り隊>13:30-16:30(10:00-16:30)
 週4日自由(月火木金)...時間の流れの調整のみ(何も「させない」指導:感味力を守る)...させない教育
※親子参加
...............................
DP:ドングリポケットメンバー:教材は「お試し・良質の算数文章問題」のみ(「良質の算数文章問題」からのセレクト)ですので1年間500円のみです。
■DONGURI Pocket member→3.4.5才(年少・年中・年長)児と保護者13:30-16:30(10:00-13:00/13:30-16:30)週1日.......プレどんぐり体験(絵図を楽しむ体験)
 保護者が解く(保護者というお手本を見せる期間:子供はしない。同じ時空間にいるだけ)...年長では一緒に問題をする時間を共有する
 費用:8000円/月※親子参加(子育てと教育の大原則の講義+保護者による「良質の算数文章問題」体験)
※1日3時間(途中参加・退室も可能ですので可能な限り参加して下さい。「のんびり」体験の威力を体験しましょう)
1.最初の1時間で、時間の流れを自然な個々のテンポに戻す。特に何もしない、させない。やりたい事があれば自分のペースで遊ぶ。...保護者も同じ
2.次の45分間で、動きや感情や感覚を楽しむ。
3.次の30分で、保護者による「良質の算数文章問題」体験。0mx-6mx
4.次の45分で、自分なりの消化をする。
※以上、3時間。 ※親子参加:保護者には問題を解いていただきます。保護者が「お手本」になる準備としての体験教室です。
...............................
DJ:ドングリジュニアメンバー:教材は「良質の算数文章問題」のみですので1年間1500円のみです。
■DONGURI Junior member(小1-小3)17:00-19:00 週1日....視考力を活用した<理解力→思考力>養成:週1日(月火木金)
(途中参加・退室も可能ですので可能な限り参加して下さい。「のんびり」体験の威力を体験しましょう)
 費用:8000円/月※親子参加が望ましいが、子供のみでも可能。全科目に応用できる視考力の使い方をマスターします。
...............................
DM:ドングリレギュラーメンバー:一人で出来るドングラー...教材は「良質の算数文章問題」のみですので1年間1500円のみです。
■POCKETの在籍期間の長さに応じて優先度が変わります。
■DONGURI Regular member(小4-小6)17:00-19:00 週1日...思考力養成:週1日(月火木金)(途中参加・退室も可能ですので可能な限り参加して下さい。「のんびり」体験の威力を体験しましょう)
 費用:8000円/月※原則子供のみ(保護者同伴も可)中学受験はしないけれども、中学受験生と同等以上の学力は身に付けておきたい。
...............................
DIM:ドングリイレギュラーメンバー:教材費も指導料も変わります。
   通常の塾の方法が馴染まない中学受験生。「健全な中学受験」を目指す方。※希望があれば受験指導もしますが、ご相談下さい。保護者同席をお願いする場合があります。
...............................
■OneZemi Regular member 13-15 on line .......................................高校受験のサポート
 ON Line...1000-1500-2000円/月(お小遣いで)
...............................
■OneZemi Venture member 16-18 on line※18才の成人式.................オンライン添削の方法を教える(教育の永久循環)
 Side_Work...2000円(自分で稼働すれば収入になるアリバイト機能付き)

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「指導者養成講座 in 福岡」とは
■視考力を活用した学習方法を体得していただきます。
■どんぐり倶楽部の指導者として必要な知識・考え方を身に付けていただきます。PCでの添削指導も学んでいただきます。準拠教室を開催できます。
※シリアルナンバーが付いている「どんぐり倶楽部・指導者講習受講修了証」を発行します。(リーダー資格、マスター資格、公認教室などについては研究会のページを御覧下さい)
 場所は西鉄高宮駅周辺(5分以内)です。電車・バス・車でどうぞ。
 高宮駅には、図書館、BONPARAS(スーパー)などもありますので、お買い物なども済ませる事が出来ます。
General Intelligent Education:GIE Master Course 第一章〜第十二章(12才までの子育てと教育)...指導者を目指さない人も受講可能です。
■指導者養成コース(日曜日のみ):講師:糸山先生[2011.4-2014.3の3年間のみ実施予定]...テキスト代は不要です。
■修了者はポケットにて無料スタッフ研修に参加できます。

1.平日コース・前期4月〜7月→3時間×10回=30時間(5000円×10=50000円)合計30時間
 水曜日・土曜日の午後3時間を使って4ヶ月で合計30時間の講義を受講します。
 日にちは個人の予定に合わせて相談の上決定。
※理解度により、実際の子供たちのクラスにも参加可能。
※PCでの添削方法も講習します。

2.平日コース・後期コース9月〜12月→3時間×10回=30時間(5000円×10=50000円)合計30時間
 水曜日・土曜日の午後3時間を使って4ヶ月で合計30時間の講義を受講します。
 日にちは個人の予定に合わせて相談の上決定。
※理解度により、実際の子供たちのクラスにも参加可能。
※PCでの添削方法も講習します。

3.合宿コース2月〜3月→6時間×5回=30時間(10000円×5+2000円[宿泊費]×5=60000円)合計30時間
 午後+夜
 講習は2011.4からですので合宿コースは2012.2-3からを予定しております。
(教室の準備が整えば2011.2-3でも可能ですが現在のところ予定していません)
 予定は土曜日夜か(個の場合も宿泊可能です)日曜日朝にきていただいて、日曜日に6時間の講習を受けていただきます。
 講習当日は宿泊していただき翌朝帰る事が可能です。もちろん、当日帰る事も出来ます。
 2-3月の日曜日を使ったプランとなりますので、日曜日ごとに5回受講していただく事になります。
※PCの使い方〜添削の仕方、etc...

4.平日ゆっくりコース・4月〜12月→1時間×30回=30時間(50000円)
 水曜日の夜1時間(20:00-21:00)を使って9ヶ月で合計30時間の講義を受講します。
※理解度により、実際の子供たちのクラスにも参加可能。
※PCでの添削方法も講習します。

5.【2012.4〜】のコースです。平日宿泊コース(5泊6日)毎週1名〜4名:週によって男女別になります。ご夫婦の場合は同時受講可能です。
 どんぐりポケットStaffとして、教室体験(6×4=24時間)をしながらShort_Lec(ミニ講義6時間)を受講する。合計30時間。
※毎日、宿題が出ます。レポート提出もあります。(レポートは後日、PC用のファイルで提出して頂きます)
※PCでの添削方法も講習します。

・備え付けテキスト...使用無料(購入される場合は原価)
     「思考の臨界期・1.2.3.(「究極の思考形態の育て方」公開)」
     「子育てと教育の大原則」
     「12歳までに「絶対学力」を育てる学習法」
     「健全な中学受験」
     「寺子屋のススメ:全ての既存の教育方法を検証する」
2011前期...一期生
2011後期...二期生
2011合宿...三期生
2012前期...四期生
2012後期...五期生
2012合宿...六期生
2013前期...七期生
2013後期...八期生
2013合宿...九期生
2013_4_Special_Short_Stay_2泊3日...十期生
・開講
●2011.4/9からになります
・申し込み方法/申し込み締め切り/支払い
●受講申し込み後(締め切りは開講2週間前まで)に、受講許可が下りてから当日まで間での一括前払いになります。
※当日持参でも結構です。
・リーダー認定/準拠教室の開講について
●各学年のリーダー認定には全問題を添削してもらう必要がありますので、どんぐり教育研究会で添削を受ける必要があります。こちらでは、指導者認定をすることになります。
※下記参照
http://www.donguriclub.com/adviser.html

●モチロン準拠教室は開くことが出来ます。この講習を受ける事で自信を持って教室運営や指導が出来るようになることを目指します。
●自信以外の唯一の特典はシリアルナンバーが付いている「どんぐり倶楽部・指導者講習受講修了証」くらいです。
 何の制約もありませんので、自由な指導が出来るようになるでしょう。
●パソコンでの添削方法も受講内容に入っていますので、どんぐり問題のFAX添削等をする在宅ワークとしても利用できます。
※指導者養成が目的ですので教室運営等に関しては関知しません。相談等は別途、通常の質問としてお問い合わせ下さい。
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■健全な子育て・健全な教育(なぜその教育方法が危険なのかの実証実験・なぜこの教育方法が健全なのかの実証実験)
※現在行われている全ての教育法を検証する。そして、そこに使われている理論を検証する。つまりより所となっている事の真偽を体験的に確かめる。

■人間の定義から始める。
外見が人間であっても人間に成長できているとは言えない。
ヒトを人間に育て上げる事が、子育てであり、教育の目的である。
この目的は「理想」ではなく、「最低限クリアすべき責務」である。
あらゆる成長の基盤となる「豊かな原形イメージ」について
子育てとは何か、を明確にする。      .....子育ての正体
教育とは何か、を明確にする。      ..............教育の正体
分かるとは具体的にどうする事かを明確にする。理解力の正体
考えるとは具体的にどうする事かを明確にする。思考力の正体
決めるとは具体的にどうする事かを明確にする。決断力の正体
etc...読解力の正体、表現力の正体、リタラシーの正体

※考える事が楽しいと感じられる子に育てるための理論と実践方法。
行動するときの注意点。
■意識するとは、
 自力で、自分の頭の中に視覚イメージの再現をして、その再現した視覚イメージを見る事で再入力すること。
 自分で再現する、つまり、再構成して作り出すのだからオリジナルのアレンジが加わっている。
 気になるところはデフォルメされ気にならないところは再現されない。
 気になるの気とはエネルギーのこと。
 エネルギーをどのくらい傾けているか、注いでいるかで、再現性が変わり、記憶が変わる。
 バランスよく配分する。核心を見抜き、その部分を吸収する。
2010年11月25日...............................
■キャッチコピー(文責:どんぐり倶楽部)   

●中学受験で注意すべきキャッチコピー(誘い文句)に「余裕を持って合格させます。」という言葉があります。
 もちろんキャッチコピーに過ぎませんが、受験生の親子は、余裕という文字を聞いただけで「良い」と勘違いします。キャッチコピーの殆どは、買い手が勝手に勘違いしてくれる条件反射を利用したキーワードの組み込みになっています。
「脳の活性化」と同じで「活性化」が、何の良い状況も示していないのに、「活性化」と聞いたら条件反射的に「良い」を連想してしまう。だから、キャッチコピーに利用されるのだが、条件反射なので無意識に思い込んでしまうところが怖い部分です。
 なぜなら、無意識に思い込んだものは、相当意識して検証しないと、その思い込みから抜け出すのが難しいからです。さらに、検証しようと意識するまでにも相当な時間を要しますので、肝心の受験(や子育て)は終わってしまっている事も多いのです。

 さて、本当の意味での、中学受験で「余裕を持って合格させます。」というのは何か分かりますか?

 高得点で余裕を持って合格する?
 早い時期から受験勉強を始めて負担を軽く(分散)する?
 受験対応のテストに慣れさせておく?
 先取り学習で難しい問題に時間を沢山使えるようにする?

 全て的外れな考え方です。

●中学・高校受験において、「余裕を持って合格させる」とは、「ノビシロを保ったまま」という意味です。
 従って、ノビシロを縮めたり、潰してしまったりする悪影響のある学習方法(パターン学習・大量暗記暗算・高速学習)を極力制限しつつ、無駄な時間を使わ ずに、豊かな感性を保ちつつ、その子が主体的にノビノビと勉強できるプランを組み立てて、なおかつ、合格させるということです。

 合格平均点をこえる高得点を狙って鍛えるなんて、単純な事ではありません。
 合格させる事(高得点をとらせる事)は難しくはありません。
 難しいのは、いかに「ノビシロを保ったまま合格させるか」なのです。これは難しい。
...でも、方法を知っていれば出来ます。覚悟さえあれば可能なんです。

「健全な中学受験」は、この「ノビシロを保ったまま合格させる方法」の理論と実践の記録です。
2010年11月23日...............................
■健全な中学受験〜まえがき〜(文責:どんぐり倶楽部)   

●e-BOOK「健全な中学受験」の<まえがき>を受験した本人とお母さんに書いていただきました。本人の文章はe-BOOKでのお楽しみにします。お母さんの書かれた〜まえがき〜のみ先行公開します。
予約はコチラからできます。

〜 はじめに 〜
いろいろあった息子の中学受験が思い出に変わりつつある私のもとに『「健全な(オマケで)中学受験の実践記録」を<どんぐり書房>からe-BOOKとして 出そうと思います。もちろん、haruさんのOKがあればですが、どうでしょうか。で、よければ、お母さんとグランくんに「まえがき」をお願いしたいんで す。「あとがき」は私が書きます。』という一通のメールが糸山先生から届きました。

メールを読んだ直後の私は突然の話に困惑し、断る理由を探していました。なぜなら、私達親子がやってきた受験勉強はどんぐり倶楽部が提案する「お手本を見 せる中学受験」からは程遠い物であったことを私自身が一番良く理解していましたし、私のとめどもないつぶやきブログが読み物にしていただくだけの価値があ るとはどうしても思えなかったからです。その上、糸山先生の「あとがき」につり合うような「まえがき」など我々親子に書けるはずがない!と思いました。

ところが、この話を子どもにすると「中受の記憶...だいぶ忘れたなぁ。過去問の勉強は楽しかったけど、まえがきになるよう話なんてあったかな?でも、糸山先生のあとがきは・・・読んでみたいな〜。」と言うではありませんか。
予想外の答えに驚きつつ、そう言われてみると「確かに糸山先生のあとがきは、読んでみたいなぁ。」と思いました。そして、糸山先生と以前お会いした時に 「アドバイスできることは他にもあったけど、半分くらいしか、あなた達には伝えていないんだよ。」と言われたことを思い出し、もしかしたらe-BOOKの 中で、その一部を聞かせていただけるな?と思いつき、糸山先生のアドバイスが加わる形であれば、これから「健全な(オマケで)中学受験」を志す子ども達の 役に立てるのではないだろうか、と次第に思うようになりました。?
どんぐり倶楽部では、教育的観点から「できてもしない方がいい」と言われている中学受験です。非常に納得のいく話ですし、我が家には特別メどうしてもモ の、中学受験をしなくてはならない理由などありませんでした。ですが、私達は子どもが伸びたい方向へ健やかに成長して行くことを願っていましたので、本人 が望むのであれば必要な選択肢の一つとして用意してあげたいと考え、糸山先生の本の中で紹介されていた「悪影響を最小限に抑えつつ、合格するための受験勉 強方法」を参考に中学受験に臨むことにしました。家庭によって中学受験を視野に入れている理由は様々でしょうが、親が子どもの幸せを願っているということ と、子どもがその先に自分の明るい未来を見ている点においては、みんなの共通の想いだと思っています。

しかし、世に出ている中学受験の体験記などでは、子どもの感情を育てる時間を削るばかりか、存在そのものを否定するようなことを口にしてしまったという親 の告白を目にします。その中にはこんな筈ではなかったという後悔や、後に続く人達へ反面教師にして欲しいという気持ちも含まれているのかもしれません。で すが、親の懺悔で子どもの記憶からその過去を消し去ることができるかというと、それはちょっと難しいのではないでしょうか?
糸山先生は「教育とは子育てのほんの一部ですが、人を成人させるには重要な役を担っており、教育者はそのことを明確に意識していなければならない」と言わ れています。私もその考えに賛同する一人で、受験という経験は過程も含め、子育てにおける教育の中のほんの一部に過ぎないと思っています。
同じように感じている親は決して少なくはないはずなのに、渦中にいる親は教育の本質を見失い、何だかおかしな方向へ進んでいきかねない要素を含んでいるのが、親子二人三脚と言われる中学受験の怖いところかも知れません。
そんなことから、私は子どもの中学受験を決めた時に、保護者として与えられた教育者の役目を見失わないよう日々明確に意識していこう!と、心に誓いまし た。他のことは出来ていないことの方が多い私でしたが、この点だけは、自分でもなかなかよく頑張った!と、そう思っています。

少し偉そうなことを言ってみましたが、中学受験を意識した生活に入ってからの私は、決して穏やかな気持ちで毎日を過ごせていた訳ではありません。中学校に 行ったら楽しい授業が受けたいなぁ、と思うだけで覚悟のない小学生が進める受験勉強は、親が立てた計画通りに進むはずなどなく、子どものペースに合わせて 計画表の変更を繰り返しながら進めて行きました。予測はしていたものの、逆算して計画を立てる側の親にとって、このことがこれほど忍耐の要する仕事になる とは思っていませんでした。遅くても6年生の夏までには本人が第一志望校を決めれるように準備を進め、入学後のイメージを膨らませ、もう少し早く受験生の 自覚を持たせられていたら、終盤であんな風に苦しまずに済んだにちがいない・・・と、今更の話ですが、そう思います。

受験勉強の取り組みでは、準備に取り掛かるのが遅く「90%の精度で予想する」からは程遠い状態の親でしたが、それでも過去問を何度か繰り返し読んでいく うちに、やはり合格の鍵は過去問の中にあると思えたので、過去問で準備を進めて行きました。また、子どもと一緒に進めていると、学校からのラブレターとも 言われる過去問と子どもの相性は、子どもの入学後の生活が占えるようにも思え、親の考えていた都立より現在の学校の方が息子には合っているのかも・・・と 迷いはじめ、親の方も第一志望校を絞り込めずにいました。
また、過去問を時間制限なしで取り組んでいる間は親子で苦楽を共にしながら進めていましたが、本番を意識し、時間という制約が出て来た段階になってから は、そうはいきませんでした。その段階になって初めて、いい加減な分析ではメ勝ちに行くモの作戦を立てることが出来ない、ということに気付いた私は、愚か な自分を悔やみましたが、そこから先はただの傍観者でいるしかない、本当に情けない親でした。今、改めてあの時を振り返ってみても、最終的には、子どもが 自らの力でその壁を越えて行った受験だったと思い、心震えます。
ですから、これから(オマケで)中学受験に挑戦しに行こうと考えている保護者の方には、どうか準備を万全にし、最後まで傍にいて力になれる親であって欲しいと思いますし、親にとっても後悔のない受験にしていただきたい...と願っています。

さて、 中学受験では滑り込みセーフの息子でしたが、今は毎日楽しそうに学校に通っています。部活がない日も帰りは遅く、友達との会話を楽しんでいる様子 です。時々、帰って来てから「今日の授業は面白かったよ。」と話をするのですが、公立中学出身の私には進度の速さや内容の発展度に驚くことも多く、授業で ちゃんと消化出来ているのか心配になったりもします。でも、「僕は渋渋に通えて、本当に幸せだ〜。」と言って微笑んでいた息子の顔を思い出すと、今の学校 に通わせてあげることが出来て本当に良かったと、親としても嬉しく幸せに思っています。そして、この幸せも糸山先生の力添えがあってこそ、と、感謝してお ります。

そんな息子の学業成績はというと、一学期の中間・期末ともに、殆ど勉強せずテストを受けている様子でしたが、全教科合計での点数はほぼ平均と同じ(面談で聞かせていただいた順位もほぼ真ん中くらい)でした。
3回目の定期テストになる二学期の中間テストでは、中学生としての自覚が出てきたのか、初めてテスト勉強をしている姿も見られました。ところが、その勉強 の仕方はほとんどノートに書かずに目で復習することが中心で、不安な箇所は家族を捕まえて説明しながら自分の弱点を確認し補強して行くという方法なので す。この書かずに目で復習という勉強法は、中学受験の時に糸山先生から教わった方法で、書くこと中心で学習してきた私からすると「本当に大丈夫なの?」と 思ってしまうような、見た目にはなんとものんびりした様子でしたが、戻って来た点数は1教科だけ平均点に1点届かなかった以外は平均を超え、かなり良く出 来た教科もいくつかあり驚きました。(度数分布表を出さないのが学校の方針なので、順位については分かりません。)

また、「やりたいことがたくさんあるから、自由時間は出来るだけ確保したいんだ。だから、勉強は授業時間で消化するように頑張る。」と言っているのを聞く と、小学生時代に自由時間を確保し、時間に支配されることなく過ごしてきた子だからこそ出てくる言葉かな?と思ったり、マイペースで夜遅くまで勉強すると か塾に通うという発想が全く出てこないのは、塾に通わずに突破した中学受験で得た力かもしれない、と思ったりしています。

こうやって考えてみると、息子はどんぐり倶楽部に出会って、視考力という宝を手に入れた以外にも、たくさんのオマケを手に入れてきたように感じます。

これから中学受験にチャレンジする子どもたちにとって、自分の「健全な(オマケで)中学受験」の体験は大切な経験となることは間違いありませんが、そのオ マケの力も手に入れ、自分の人生を他人に預けたりせずにクリエイターとして毎日を楽しんで欲しい...、と、そう願っています。
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※ちなみに、弟くんは先日(2010.11/3)の四谷大塚|全国統一小学生テスト・小5での4科偏差値が69(算数は70.1)でしたよ。もちろん、ど んぐり以外は何もしていないから、余裕で楽しくこの結果なんです。もう、そろそろ気付いてもいいんじゃないかなぁ。2009年の小4の総合トップもどんぐ りっ子なんだよ。

■テストという意味のない事に意味があると勘違いしたり、価値のない事に価値があるように思い込んでたりしていては、正常な判断が出来なくなりますから注意しましょうね。
 自分が気になったから、オマケで受けてみた...分かったからもういいや。くらいで終わりにしましょうね。
 意味のないトップを目指してテスト対応のパターン学習に入り、猿真似学力を鍛えている場合ではありません。この時期は、パターン学習では得られない、遥に優れている本当の学力(究極の思考形態に繋がる回路)を養成することができる貴重な時間なんですからね。


2010年11月22日...............................
■先生に見て欲しいブログ(文責:どんぐり倶楽部)   

●「ねっこをのばそう」という、どんぐり倶楽部の理念と理論をベースにした、小さな小さな学習教室をしている、ちゃこ先生の記事を紹介します。
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「先生!!先生!!教えてください!!」
 金曜日のこと、教室に飛び込んできたタツローとKENがそろって聞いてくる。

 何事かと思ったら、
「なんで分数の割り算はひっくり返してかけるんですか??!!!」「面積図じゃわからなくて!!」「先生もわからなくて!!」「今日は公文の恐ろしさを知った!!」

 どうどうどう。^^;;

 聞くと、分数÷整数の単元で、みんなで5/6÷3を図を書いて考えたんだけれど、ひとりどうしてもわからない子がいて、その子にわからせようとがんばっている時に、公文に行っている子が「ひっくり返してかければいいんだ」と発言した。

それで、なんでひっくり返してかければいいの?という話になったんだけど、公文に行っている子はもちろん、先生もわからなくて、インターネットで調べまくったんだけれど、わからなかった。...という話。

「先生、一生懸命調べてくれたんだ。いい先生だね!」「割り算の意味がわかれば、なんでなのかわかるよ」「教えて!!」ということで、3年生ぺこちゃん、4年生たあ坊も一緒に、お宝算の話からもう一度。

 さすがに一番よく覚えていたのが、一学期に割り算を習ったぺこちゃんでした。^^
「お宝・人数・わけまえ・・・・おお!!!こんなところにお宝が!!」

 あめ玉争奪戦から始まった実感算数。

「分け前(ひとり分)を求めるのが割り算」ということを確認して、整数÷整数、整数÷分数、分数÷整数、 まではみんなで絵を描きながら考えてもらい、分数÷分数は6年生だけに続けて考えてもらいました。

「1/2人」「1/3人」というのはいつでもうけますね。^^

「6年生の問題も、絵を描けばやっぱりわかるんだ!」とたあ坊。ぺこちゃん。

 割り算とは「1人分」を求めることなんだ、ということがわかったKENとタツローは
「わかった!わかった!」と大興奮で次々と問題を解いていきます。

 分数÷分数も絵図で解いてみた後に、繁分数[ハンブンスウ]の形で表して、分母(人数)を「1」にするためには、逆数をかければいいんだ、ということも発見してもらいました。
※繁分数:分母または分子自体を分数で書いてある分数。

「あ〜〜すっきり〜〜!!やっと、わかった〜〜〜!!」「あ〜〜!!先生をここに連れてきたい!」「みんなにも聞かせてあげた〜い!」「先生、学校に来てみんなにこのこと教えてあげてください!」「そうだそうだ!」

「う〜〜〜ん。^^;;」出かけて行きたいのはやまやまだけど、それはできないから、KENとタツローがみんなに教えてあげてね。 

「よし!!」「そうする!!」「先生、驚くぞお!」とふたりはまあ、いつになく熱心にノートも取り、時間を過ぎてもいろいろと質問をして、興奮冷めやらぬ様子で帰っていきました。

分数が割合を表していることなども、以前から話してきたんだけれども、「自分から知りたいと思った時」でないと、忘れちゃうし、つながらないんですね。よくわかりました。(苦笑)

そして「知りたい」と思った時にはこんなパワーが!!

来週は「基準を変える」という言葉を教えてあげようと思います。

前回のKENの「なんで山のてっぺんの方が気温が低いの?気圧とどんな関係があるの?」という質問もよかったなあ。来年の中1はこのふたりがいるから、楽しみです。「知りたい」エネルギーが他の子どもたちにも伝わるといいな!

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※DONGURI-CDをお持ちの方は、その中の「これだけ算数・計算編」に「お宝算」は入っていますよ。

2010年11月20日...............................
■ネットプリント追加(文責:どんぐり倶楽部)   

●指導と評価に寄稿した内容の改訂版です。2ページ。白黒(40円)でもカラー(120円)でも印刷可能です。
●ファイル番号は:82064251
 内容は下記です。ネットプリントの実験です。

2010年11月19日...............................
■発達性読み書き障害(ディスレクシア)に関するブログ紹介(文責:どんぐり倶楽部)   

学習障害児の支援のために〜グロワーズのサロン de 陶器ing Part2〜より
■2010.11.16

■大切なのは意味理解:一度だけ大きく書く
 これはテクニックであって、本当に大切なのは実は意味理解です。
 2006年1月に糸山先生が漢字を覚える奥義をこのブログに書き込み下さいました。
 その内容をもう一度確かめてみます。

●漢字を覚える奥義:
1.覚える漢字の入った文章を「聞く:読んで貰う:漢字は見ない」←コレが格段に重要!
※必ずイメージ再現をする:音とイメージを繋げて入力する

2.覚える漢字の入った文章を音読する「へぇ、こんな漢字なんだ」

3.覚える漢字の入った違う文章を読んでみる:読みの確認
※ここまでで「読み」「意味」はOK

4.大きな筆順練習帳で1回だけ細部を意識しながら書く(ノート1ページに1〜2字くらいの大きさ)
:新聞紙にマジックでもOK

5.再度、文章を読んで「読み」「意味」「書き」を確認
……………………………………………………………………………………………
●実を重んじ応用力も育てる最良の方法です。1.が最も重要です。
ココに気付いていないと効果の薄い努力を強いることになります。
※漢字学習は「読み書き」と思っている人が多いのですが全く違います。
「聞き」があるとないのとでは雲泥の差です。幼児がとんでもない漢字
(例えば電柱広告の「千鳥饅頭」)を何の苦もなく読めるのは読んでくれる
人がいるからです。漢字学習にこのステップを入れない手はありません。
でも普通の漢字ドリルは読んで貰うようにはなっていません。効果的な学習
に気付いていない証拠です。「どんぐり倶楽部」の漢字読本は絵本の読み聞
かせと同じ様にして使うことになっています。根本的に学習システムが違う
のです。どっちが効果的かは実際にやってみて下さい。言葉は悪いですが、
今までの学習方法が「馬鹿みたい」に思えるでしょう。無駄な努力をさせて
はいけません。
...............................
LD学会では、職場の先生もいらっしゃっていて、小枝先生の講演会を聴かれて
「そうか〜。読めない時は回数読ませるんじゃなくて意味理解なんだ・・・」
 と隣の席でつぶやかれていましたが・・・
 何故、意味理解が進むと読めるようになるか と いうと^^
 人はイメージで考えているから (^^)
(興味をお持ちの方はどんぐり倶楽部の「りんごとリンコ」の説明で)
 回数書く、回数読む ではなく、

 イメージしやすいようにインプットする。そして

 イメージが再現できるようになったので読めるようになる。

 イメージが再現できるようになったので書けるようになる。 

と考えると理解しやすいと思います。

無駄な努力を強いて自己肯定感を低める必要はないのです。

そして、一度で読めなくても、一度で書けなくても、子どもを責める必要はもちろんないのです^^

また、発達障害児にとって有効な方法は、もちろん、普通の子どもたちにとっても有効な方法と言えるでしょう。


※グロワーズさんは、学習支援ができる教室を立ち上げようとされています。興味のある方は、是非、コンタクトをとってみて下さい。茨城県つくば市で活動されており、公立小学校の学習支援級にも入っておられますので具体的なお話が聞けると思います。
HPはコチラ

2010年11月15日...............................
■2種類の工夫(文責:どんぐり倶楽部)   

●改善と改悪とがあるように、一言で工夫といっても教育に関しては注意を要する。
 教え方や教材を工夫する場合、工夫そのものは工夫をしている本人にとっては、頭の体操くらいにはなるので、教え方や教材の工夫をしている本人には弊害はない。
 しかしながら、その工夫されたものが、結果的に副作用を招き、教育される方である生徒に悪影響をあたえるような工夫であった場合には、

どんなに時間をかけ、苦労をして作り上げたものであっても、

即刻使うのを止めなければならない。

ましてや、「売れるから」「受けるから」「人気があるから」「需要があるから」いいだろう。では困ったものである。

中には、「保護者は分からないから」いいだろう。という業者もいる。

「まだ、はっきりした結果が出ていないから」とか、「こういう効果はあったから」とか、という、続けるためだけの口実を見つけて、猶予を作ってはいけない。その間にも子供たちは副作用を受け続け、進化エネルギーは浪費させられ、学力が蝕まれているのだからね。

 工夫する者は、工夫した結果を自分で味わう事を常に怠ってはいけない。自分が工夫して出来た方法を、生徒にさせる前に、生徒にさせる5-10倍の量を最 低でも2-4週間毎日、実際に自分で体験し、工夫の副作用を見つけ出し、実質的な副作用を体験しなければいけない。殆ど全ての工夫の副作用は、この実体験 で明らかになる。(実体験でしか明らかにならないのにしていない)

 典型的な悪い工夫に共通した考え方は、高速・多量にさせるための工夫である。無用なストレスを生み、学力(特に理解力・吸収力・好奇心)に壊滅的な打撃を与える。

 漢字を例に上げる。
 漢字を覚えるときに書く回数を最小限にしてなおかつ、確実に書けるようにするのが良い工夫なのに、全く逆の工夫をしている勘違い指導者が盛りだくさんで ある。つまり、どれだけ沢山書かせる事が出来るかの工夫を考えている。シール?スタンプ?ハナマル?オマケ?何個も書けるマス?...これらの工夫は全て 改善ではなく改悪である。

※また、「楽しくできればいい」と単純に考えている人もいる。残念ながら、どんなに楽しくできても、そのやっている作業(学習方法)そのものが、副作用を生む作業である場合には、「楽しく悪影響を受けましょう」ということになる。
 子どもに、楽しくアルコールを飲ませて、「楽しくできるから」「本人が好きだといっているから」「みんなでできるから」〜は、根本な勘違いですね。実際 に、影響を与えるのは、実際に作業をしている、その作業の方法である。作業そのものが、本当の学力養成になっているのかを厳密に検討しなければ、本末転倒 になってしまいます。

●業者や教える職業にある人には、様々な思惑があるだろうから、難しいかもしれない。
 しかしながら、保護者はどうだろうか。やろうと思えば、保護者は、誰でも、簡単に、今この場で検証をする事が出来る。自分の子供を守る最後の砦は常に保護者である。...「できるからさせている」では、何も守れませんよ。

2010年11月12日...............................
■絶対学力の底本を公開(文責:どんぐり倶楽部)   

●セブンイレブンのネットプリントが好評のようですので、1点追加します。

●「絶対学力」の底本となっている、子育て・教育講演会で配布していた「子育てには3つの旬がある」を無料配布中です。セブンイレブンでプリントして御覧下さい。B5×19枚(コピー代380円)です。

●コピー機のネットプリントボタンをタッチして下記のプリント番号を入力すると全国何処ででも誰でも利用できます。


ファイル名:子育てには3つの旬がある(2010.11/19まで)
プリント予約番号:85950664

表紙はです。冊子のタイトルは「0歳から15歳までの家庭学習のヒント〜Your will makes your way.〜」になっています。随分、古い(10年以上前の)原稿ですので、まだ、考えが至っていなかった点もありますが、そのままにしてあります。

<目次(索引)>
§1:一番大切なこと(人は言葉によって育てられる)・・・・・・・・・・・・・・・4
※全ての基本・子育てに失敗しないための一番大事なキーワードは「情緒の安定」
※「見て見て聞いて聞いて」を大切に!

§2:3つの旬(心の発達・頭の発達・体の発達)・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
※何事もタイミングが大切(与えればいいと言うわけではありません) 

§3:母親の最大の責任は言葉の習得・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
※言語レベルは学力レベルと比例する(人は言葉で考える)←ココで止まっていると勘違いをしてしまいます。

§4:読み聞かせは最低でも小3まで・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
※6歳まででは水の泡

§5:速くてはいけない!(計算が速くてはいけない理由)・・・・・・・・・・・・・7
※小1〜小3までの学習内容が少ない理由(先行学習ではなく深い学習をする)

§6:学校の役割・家庭の役割・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
※学校でできること・できないこと&家庭ですべきこと・すべきでないこと

§7:教科書の構造・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
※教科書の仕組みが分かれば、いつ何をすればいいのかが見えてくる

§8:よい宿題・悪い宿題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
※宿題は使い方次第で、毒にも薬にもなる(やればいいというものではない)

§9:蔓延する『満点落ちこぼれ現象』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
※低学年で満点でも高学年で落ちこぼれていては本末転倒(異常事態には理由がある)

§10:やってはいけない11の家庭学習方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
※低学年でやってはいけない11の学習方法とその理由

§11:伸びる子供の共通点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
※本当の基礎学力とは

§12:食べ方よりも捕り方を教える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
※最初に教えるべきことは学習内容ではなく学習方法です

§13:誰にでもできる効果的な学習方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
※学習方法は変化しない方がいいから簡単便利で効果的な「分からん帳」

§14:やる気を学力に繋げる方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
※やる気も準備次第(やる気がある時の学習方法・やる気がない時の学習方法)

§15:塾に行かずに高校受験・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
※塾に行かずに高校受験を完全攻略(教科書と先生をフル活用する)

§16:高校入試のABC(高校入試の表裏)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
※本当の合否判定基準&三者面談の受け方にも方法がある

§17:習い事の落とし穴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
※技があっても味わえなければ大成しないし楽しめない

§18:学習の第1法則・第2法則(学習の大原則)・・・・・・・・・・・・・・・・・18
※入力なければ出力なし・消化なければ全てなし
※表面的な学習は時間の無駄遣い
※学習の基本は量より質を重視して応用の効く深い学習をすること
※ダラダラと無駄な時間を使わなければ十分に遊ぶ時間も確保できる!

§19:「頭の健康診断」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
※現状分析が全ての出発点(病状を知らずに手当ては出来ません)

§20:「分からん帳」作成講座・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
※「分からん帳」で何でも分かる(タダで出来る究極の個人別オリジナル問題集) 

§21:理想的なテキスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
※無理なく無駄なく効果的な学習ができるテキストとは

§22:学習の基本をもう一度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
※「慌てず・焦らず・諦めず」「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」

■今日も、公立の小学校から、テキストの発注を受けました。有り難うございます。
 全国で「良質の算数文章問題」が活用される事を願っています。

2010年11月10日     ■「頭の健康診断」をセブンイレブンで(文責:どんぐり倶楽部)   
●2010.11/17まで、全国のセブンイレブンのコピー機で「頭の健康診断」をプリント出来ます。

※「頭の健康診断」は「良質の算数文章問題」を使用していますのでサンプルとしてもご利用いただけます。
●誰でも何処ででも利用できます。
●コピー機のネットプリントを利用します。
●無料です。コピーのプリント代金のみ必要です。各学年A4プリント2枚(20円×2=40円)です。
●ファイル番号が必要です。下記を使って下さい。(パスワード:暗証番号は設定していません)
頭の健康診断:小6向け    65325008
頭の健康診断:小5向け    00861080
頭の健康診断:小4向け    40382012
頭の健康診断:小3向け    67653921
頭の健康診断:小2向け    86136648
頭の健康診断:小1向け    78307574
頭の健康診断:年長向け    57766892
Ready-Go-Map:レディネスと臨界期を活用した教育年表    18475460

2010年11月08日    
■何事もバランスですね...なのに???(文責:どんぐり倶楽部)   
●「何事もバランスですね」とはよく聞く言葉だが、その言っている本人がやっていることを、つぶさに見てみると、
非常にアンバランスであることが多い。健全な正しいバランスの基準が分かっていないのだ。バランスの基準が狂って
いるのだから「バランスがいい」と思っているその釣り合いは非常にアンバランスになっている。
●計算問題ひとつをとってみても、?である。
※計算問題も文章問題もバランスよくやっています。???
→実際にやっているのは、計算問題は1週間に1-2問(文章問題をしていれば全く不要)でも十分なのに、
何問何十問もの宿題+家庭学習+表面的には文章問題なのに内容は単なる計算問題をさせて、バランスがいいと思っている。
...これでは<100:0>でアンバランスな学習です。
●文章問題の中には必ず計算問題も入っています。しかも、一つや二つの計算問題ではありませんし、
何算かの指定などもありません。
 つまり、1週間に1-2問のよくできた文章問題をすることが、バランスの良い学習であり、
キチンと感じ味わう時間を毎日キチンととることが健全なバランスである。
●もしも、計算練習で勘違いしているのであれば、それ以外でも同様という事だ。...考え直した方がいい。
※「どんぐり倶楽部」を目にしていて、「気になる」と言っているのに、分からない。全ては、自分でさせている
事を自分で5-10倍の同じ問題を実際に最低でも2週間以上していないからでしょう。自分で実感しないと分からないでしょう。
ですが、その間にも、子どもの貴重な時間は失われていく。
--------------------------------------------
■カコログより抜粋(これは、勘違いの例ではなく「健全な迷い」の相談です)
初めまして(2008年08月18日 14時10分31秒)
今年の2月から週に2回ほどどんぐりを楽しんでいます年長女の子の母親です。向かいの小1のお友達が公文を
やってまして積み上げられたプリントをみて「○○も公文やりたい!」と言いましたのでネットで色々調べて
どんぐりを知りました。出会えてよかったと心底思っております。向かいのお子さんは家に遊びにくると家には
壁にホワイトボードが貼ってあるのですがそこに一心不乱に計算式(2+3=5)を書き続けます。
その様子を見ているとなんだかもの悲しいというか言葉は悪いですが本当に調教された動物のようです。
何故このように弊害だけの教育方法である公文式は無くならないのでしょうか?娘は絵本読みと外遊びで5年間育ててきました。どんぐりはたんたんとサラッと 終わらせてしまいます。もともと絵を描くことが好きではないようで昔から家でもほとんど絵を描かず私が誘っても「ママ書いて」ばかりでしたので予想してた 範疇ではあります。絵に夢中になりすぎて・・ということもありません。ですが娘なりに一生懸命書いてる姿もありほほえましくみています。りんごを○で表し て答えを書いて「出来たよ〜」のときは思わず「もっと可愛い絵が見たいな〜」と言ってしまいました。すると娘は「この方が解りやすいの」と言いました。こ のようなときは(絵を簡略化して描く)そのままでも良いのでしょうか?それとも絵を膨らませるように声をかけたほうがいいのでしょうか?最後にもうひとつ 質問させて下さい。家では本は無制限に購入する方針できました。最近娘の選ぶ本がプリキュア絵本などばかりで、いわゆる私が好きではない本なのです。しか しこれも子どもの通る道だと思い買っているのですがしぶしぶ買っているので娘の言葉に「これ買ってもい〜い?(ママが嫌いなのはわかってるんだけ ど・・)」と申し訳ない・・という含みが加わるようになってしまいました。しかも必ずそのような本を選ぶので本屋へ行く回数も減ってしまってます。子ども の欲するものを買い続けるべきでしょうか?たとえば「そのかわりこっちの本も買うから読んでね」という方法も考えたのですがそれでは私の希望を押し付ける ようで嫌なのですが・・・。家での読み聞かせは私の好きな本、娘の読んでもらいたい本でセレクトしています。夜は青い鳥文庫の「霧の向こうの不思議な町」 を読んでいます。どんぐり先生のお考えをお聞かせ頂けたら幸いです。宜しくお願いいたします。
------------------------
Re:初めまして (2008年08月18日 15時27分47秒)
●表面的な評価だけを求める教育が多いから表面的な評価に対応する方法を求める人が多いのです。これは日本の教育界の構造的な欠陥です。
>このようなときは(絵を簡略化して描く)そのままでも良いのでしょうか?
●いいです。お母さんが隣で楽しく絵図を描けばいいんです。描いていますか?
(補足:引用)
※ただし、簡略化された絵図は小6以上で少しずつ移行するほうが理想的です。早期の抽象化は非常に「もったいない結果」になります。
 ですから、早期(特に9才以前)に簡略化された絵図を描く場合は、環境設定で具体物に戻すほうが後々格段に進化します。簡略化は12才以前では、悪影響 しかありません。逆に、高学年では、手先・指先を自由に使って、細密画を描くようになると理想的です。もちろん、最終的には簡略化していくようになります が、その時期をいかに高学年まで引き伸ばせるかが、重要なんです。
 ここは、勘違いされやすい部分(具象思考から抽象思考に早く移るほうが優れているという勘違いと同じ)ですので要注意です。
 いかに、高学年まで具体的な、あるいは枝葉のついた絵図を書き込めるかが、実は豊かな才能を後に発揮できるかどうかを決定づける源となるからです。
>注)「細かく描けないから大まかに描く」と「抽象化して描く」とは違いますから勘違いしない事。手先の制御が出来なくてラフな絵図になる場合は、大きな紙に大きく描くようにします。細かく(具体的に)描けるのに描かないことが良くない影響を与えるんです。
(引用終わり)
>子どもの欲するものを買い続けるべきでしょうか?
●自分の本は自分のお小遣いで買います。
●徹底反復・高速学習・大量暗記は一昔前に運動の基本と考えられて全国で行われていた「ウサギ跳び」に似ています。今ではスポーツ障害も引き起こす厳禁行 為ですね。でも、それまでは誰もが基本だと思ってさせていました。これも、させる方が自分で5-10倍をしていればとっくに分かっていたことです。子供 (成長期)は大人の何倍も敏感で順応性が高いのです。つまり、変形しやすいのです...そして、変形したまま臨界期を超えると固定します。最初に気付くべ き教育界が最も遅れている(気付きもしていないどころか、反対に向かっている:今なおウサギ跳びを強化して強要している)現状は危機的です。だから、家庭 で防衛するしか方法はないのです。
※早急に全てのこと(特に日常的な宿題など)を自分で(5-10倍の量で)検証すべきです。そうすれば、その場でどんな影響があるのか直ぐに分かります。 考えられなくなり機械的に速く処理することだけに力が向けられて何も考えていない時間(子供時代にしかない貴重な脳内進化期間なのに)を過ごしていること にね。
●徹底反復・高速学習・大量暗記は一昔前に運動の基本と考えられて全国で行われていた「ウサギ跳び」に似ています。今ではスポーツ障害も引き起こす厳禁行 為ですね。でも、それまでは誰もが基本だと思ってさせていました。これも、させる方が自分で5-10倍をしていればとっくに分かっていたことです。子供 (成長期)は大人の何倍も敏感で順応性が高いのです。つまり、変形しやすいのです...そして、変形したまま臨界期を超えると固定します。最初に気付くべ き教育界が最も遅れている(気付きもしていないどころか、反対に向かっている:今なおウサギ跳びを強化して強要している)現状は危機的です。だから、家庭 で防衛するしか方法はないのです。
※早急に全てのこと(特に日常的な宿題など)を自分で(5-10倍の量で)検証すべきです。そうすれば、その場でどんな影響があるのか直ぐに分かります。 考えられなくなり機械的に速く処理することだけに力が向けられて何も考えていない時間(子供時代にしかない貴重な脳内進化期間なのに)を過ごしていること にね。

2010年10月24日    
■お恥ずかしい英語テキスト(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●昨日、「未処理」というファイルを偶然開きました。驚いた事に、なくなったと思っていた、1990年代に塾の講師をしていた時にワープロで作っていたオリジナルプリントの(PC用)変換ファイルでした。今見ると、顔から火が出るほど恥ずかしいものです。
ですが、今なお、この「お恥ずかしいテキスト」と同じ様な事を書き連ねているテキストがあります。そこで、恥を忍んで...一部だけ。
●isを「です」と平気で教えている...これだけで、失格です。余計な事を加えて誤魔化しているのが、今は「見え見え」です。
...............................
This is a book.
これ=1冊の本。*単語の語順訳。   
これは=です1冊の本と。*単語の形と位置から仕事を考えた語順訳。
これはです本。*日本語では物の単複を区別しない。
これは本です。*日本語では語順が違う。

That is an egg.
あれ=1つの卵。
あれは=です1つの卵と。
あれはです卵。
あれは卵です。
*単語は文の中で仕事を与えられる。単語だけではどの仕事をするか分らない。
thisこれ
は(代名詞として主語の仕事)例文   
を(代名詞として直接目的語の仕事)     
に(代名詞として間接目的語の仕事)
この(形容詞としての仕事)

*動詞は必ず時を示す。
is→=です(現在を示す)例文*不完全自動詞
is→居ます(現在を示す)*完全自動詞
was→=でした(過去を示す)
was→居ました(過去を示す)
will be→=でしょう(未来を示す)
will be→居るでしょう(未来を示す)

*「です」は現在という時を示している。

*英語は単語ごとに切られている。
→日本語を単語に切る
→これ/は/本/です。

*英語は動詞が時を示す。
→時を示す単語を動詞に付ける。

*英語は主語の次に動詞が来る。
→これ/は(です)/本。

*英語は単複を示す。
→これ(単数)/=(現在)/本(単数)。
→This/is/a book.
...............................
●1980-1995年の15年もの間、

こんなお粗末でデタラメな英文法(根本的に混乱しているので説明の矛盾に気付きもしていない)をそれらしく教えていました。

●「です」→「〜で、ある」→〜で(として)/在る

 という結論に達するまでに15年を要しました。正確には中1の英語を習い始めたときからですから1971-95年の24年もの間、英語(も日本語も)を分かっていなかったという事です。

This is a book. すら正しく日本語に出来ていなかったということです。...はぁ、情けないですね。

This is a book.



This/is/a book.→これは/在る/本で

です。

これ以外にはありえません。

■14世紀頃からの英語の変遷を見たときに、格変化(主格、与格、対格、属格、[具格、処格、奪格、呼格は知らなくても大丈夫])の消失と前置詞と文型(S,V,DO,IO,M)の成り立ちが、どう連動しているのかを分析すれば分かる事でした。
 ちなみに、前置詞が分かると、同時に接続詞も分かる。
 すると、関係代名詞、関係副詞、疑問接続詞も分かる。
 そうなると、to不定詞の名詞用法(前置詞の特別用法)のtoと名詞節を導く接続詞thatが同じ機能語だということも分かる。
 ここまで来ると、省略が起きる理由や、動詞が助動詞になる理由も分かる。
 すると、これから、英語がどう変化していくのかも予測できる。...かな。0
■私は、塾講師をしている時に、肝臓を悪くして(脂肪肝で)数ヶ月間休職をしました。ドクターストップがかかったわけですが、私としては、英語の気掛かり な部分を調べるチャンスと思っていましたので、千葉にある西部図書館で(当時は千葉県松戸市在住で)毎日英語の調べ物をしていました。その時に、英語を理 解するには英語史を学ばなければ分からない事が分かりました。また、その、変遷を知らなければ現代英文法の説明も不可能である事を知りました。

→OneZemiの英語「納得英文法」「語句順訳:プラットフォーム対訳」で検索していただければ、探せます。興味のある方はどうぞ。


2010年10月20日    
■今年の我が家の受験生(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●小2の時に「良質の算数文章問題」をしていた子が、もう高校受験です。

●相変わらず、「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」ノンビリ受験勉強です。

 様子はコチラ:http://homepage.mac.com/donguriclub/mei.html

2010年10月07日    
■100年計画(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2010年10月08日    
■往復書簡(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●どんぐり倶楽部がやっていることの一つは、<豊かで健全な教育>を志ひとつで一人ででも可能にすることができる環境整備です。ですから、<どんぐり倶楽部憲章>にはこうかいてあります。
※志ある者に応えるために教育サポート機関・どんぐり倶楽部を設立しました。(T.I)

●志を持つ人は探し出してきます。そして、自分の言葉で質問をしてきます。
 昨日のメールでの往復書簡です。

>>>

今日は基本的な質問なのですが。考えるとは、イメージの移動、変形、複写、連想、比較ということですが、先生のご説明によって、移動、変形、複写、連想、 比較のうち、「複写」がなかったりします。複写は、移動に含めて良いのでしょうか、それとも変形ですか。今まで、なんとなく〜のような理解でした。連想と いうのは、「この問題を解くのには、以前やったあのやり方が使えそう・・」ということではないのでしょうか。移動も変形も、連想によってなされるような気 もするし、どれもつながっている感じがして、わかりません...初心者の質問で恐縮ですが、トルコブログに、例を載せたいと存じますので、お時間あります ときに、ご教示いただけましたら幸いです。
<<<
どんぐり倶楽部の糸山です。
●そうですね。時々、セット内容が欠けている部分があるかもしれませんので整理します。
●考えるとは
1.複写:Copy
2.移動:Move
3.変形:Change
4.比較:Compare
※上記4種類が思考の基本処理で「思考のCMCC」と呼びます。
 連想は、上記の基本処理をする過程でおこることを他の対象でも可能だと考える事、あるいは複数の基本処理を組み合わせて一気に処理する事。また、複合処理を様々な対象に変換して操作する事。
つまり、
1.対象の置き換えによって応用する事---処理自体はCMCC
2.CMCCの複合処理によって、最初は思いもしなかった事に辿り着く事---処理自体はCMCC
...............................
1.複写:N→NN(場所に関係なく複写する)
2.移動:N→→→→→→→→→N(形はそのままで違う場所に移動させる)
3.変形:N→n(サイズを変える)/N→И(方向を変える)/N→?(付け加える)/M→ñ(サイズ、付加)
※サイズ、方向、付加、削除
4.比較:N-ÑŃŇNИñ

>1MX92プランクトン問題で、倍数にプランクトンをあてはめていくのは、プランクトンを動かしているようでもあり、形を変えているようでもあります。
●殆どは複合処理ですので、どこに中心と考えるかで表現は異なります。基本処理を単独で行う事の方が少ないでしょう。

>あと、連想を練習できるどんぐり問題の例としては、どれが適当でしょうか。
●連立方程式に繋がるものですね。黄金タコ焼きや、焼きそばの問題などいいですよ。

>連想というのは、「この問題を解くのには、以前やったあのやり方が使えそう・・」ということではないのでしょうか。
●それは、処理としての連想ではなく、回路の連想ですね。いわゆる応用(適用)ですね。

>移動も変形も、連想によってなされるような気もするし、どれもつながっている感じがして、わかりません・・
●連想は単独基本処理ではありません。処理ではなく、操作(一連の処理の流れ)です。単語を集めて、意味のあるものに仕上げたときに(節→)文と呼ぶようにね。

>>>
早速詳しいご説明をありがとうございました。連想について、もう少しお聞きします。非常に単純な例を挙げます。机上で作戦会議をしているとします。
プラン1 戦車の数を増やす。複写
プラン2 戦車の場所を移動させる。移動
プラン3 戦車を最新型にする。変形
プラン4 相手軍と戦力を比較する。比較
上記の作戦を、A戦線だけでなく、B戦線でも有効か考える---処理としての連想
プラン1とプラン3を同時に実行しようとする---処理としての連想
以前戦った際はこうだったから、今回もこうなると見通す---回路の連想
では、やきそばの問題5mx18に当てはめてみたいと思います。
3焼きそば+6たこ焼き=840 と 2焼きそば+12たこ焼き=680を比較
3焼きそば+6たこ焼き を2倍したものから、2焼きそば+12たこ焼きを引くと、たこ焼きが消えて、焼きそばが残ることを考える思考は連想(1) 

  3焼きそば+6たこ焼き=840
  3焼きそば+6たこ焼き=840 複写
−(2焼きそば+12たこ焼き=680)変形
  4焼きそば      =1000
焼きそば1パック=1000÷4=250 変形 

680−500(←焼きそば2パック)=180←(たこ焼き12個)変形 
180÷12=15←(たこ焼き1個)変形 

10×250=2500(焼きそば10パック)複写
100×15=1500(たこ焼き100個)複写
2500+1500=4000(焼きそば10パックとたこ焼き100個)変形
4000÷2=2000(一人あたりの出費)変形
一連の処理の流れは連想(2)
答2000円

連想(1)を、比較した結果によって発見したものなら、処理としての連想
以前やった問題のように(連立方程式を使って)解ける、と考えたとすれば回路としての連想
こんな感じで理解したのですが、いかがでしょうか。いまいち自信がないのですが。

<<<
どんぐり倶楽部の糸山です。
プラン1 戦車の数を増やす。複写
プラン2 戦車の場所を移動させる。移動
プラン3 戦車を最新型にする。変形
プラン4 相手軍と戦力を比較する。比較

上記の作戦を、A戦線だけでなく、B戦線でも有効か考える。処理としての連想
プラン1とプラン3を同時に実行しようとする。処理としての連想
以前戦った際はこうだったから、今回もこうなると見通す。回路の連想

では、やきそばの問題5mx18に当てはめてみたいと思います。

3焼きそば+6たこ焼き=840 と 2焼きそば+12たこ焼き=680を比較

●比較結果が答えに結びつかない→別の操作が必要
 どんな操作をすればいいかをシュミレートしやすいように絵図を整える

840  □□□ ○○○○○○
680  □□  ○○○○○○○○○○○○

※同じ個数を引ける様にすると1種類の問題になる←ここが新しい視点(実は自力で作り出す思考回路)→新しい視点は、常に原形回路からの連想

3焼きそば+6たこ焼き を2倍したものから、2焼きそば+12たこ焼きを引くと、たこ焼きが消えて、焼きそばが残ることを考える思考は連想(1) 

  3焼きそば+6たこ焼き=840
  3焼きそば+6たこ焼き=840 複写
−(2焼きそば+12たこ焼き=680)変形
  4焼きそば      =1000
焼きそば1パック=1000÷4=250 変形


840  □□□  ○○○○○○
840  □□□  ○○○○○○       
1680  □□□□□□ ○○○○○○○○○○○○
<比較→移動:計算>
680  □□     ○○○○○○○○○○○○ 
1000   □□□□

250    □
250    □
250    □
250    □
<変形→比較:計算>

680−500(←焼きそば2パック)=180←(たこ焼き12個)変形→<比較→移動:計算>
680=250+250+○○○○○○○○○○○○<比較+移動→置き換え(代入)>
250+250+180=250+250+○○○○○○○○○○○○<変形(分離):式の変形>
180=○○○○○○○○○○○○<比較+移動→置き換え(代入)>

180÷12=15←(たこ焼き1個)変形→<比較→変形→移動:計算>

15+15+15+15+15+15+15+15+15+15+15+15=○○○○○○○○○○○○
15=○<比較→移動:計算>

10×250=2500(焼きそば10パック)複写→変形:計算
250×10=2500


100×15=1500(たこ焼き100個)複写→変形:計算

15×100=1500

2500+1500=4000(焼きそば10パックとたこ焼き100個)変形:計算



4000÷2=2000(一人あたりの出費)変形:計算
一連の処理の流れは連想(2)


答2000円

連想(1)を、比較した結果によって発見したものなら、処理としての連想
以前やった問題のように(連立方程式を使って)解ける、と考えたとすれば回路としての連想

+,−は比較→移動:計算
×,÷は変形:計算
式の変形は(複写→移動)or変形

※計算は計算でいいと思います。教えるべきは、新しい視点を発見するための絵図の操作の習得ですからね。...といっても描いてじっと見るだけですけどね。

※連想は予測としても同じです。原形イメージや原形回路を使った自動小脳思考での様々な連想(それらの膨大な連想の中から選択したものを予測として採用) は常に無意識下で行われていますので全ての動きを文字化する事は重要ではありませんが、往復書簡では、普通の主婦の方とどんぐり倶楽部ではこのような Q&Aも行われています。
■みなさんも、密かに参加しませんか?
〜豊かな教育を保証する百年計画〜

●普通に「100年計画(2000〜2100)」の話:
「教育は百年の計」という。この計画を個人で計画する人はいないと思うでしょうね。ですが、少なくとも一人はいるんです。ここに。

●1985年にどんぐり倶楽部を作ってから25年。
●豊かな教育を保証する百年計画は順調に稼働中。
●健全な学力養成。ズレない基本。応用の利く眼。多様な実践。
●最初の15年は準備&確認期間に費やした。
●続く100年が始まって10年。予定より少し早いけど順調。
●時代(教育環境)が悪くなった分、気付く人が増えている。意識が追いついてきている。
●20年はかかると思っていた事が10年で出来ている。80-90%は出来上がった。何事も最初の1割が全体の80-90%を占める。残りの10%を仕上げるために90年を使う。
●「どんぐり」を知った家庭が3代続けば(親→子→孫)普通の理論になる。常識。冠はいらなくなる。こうなるのに100年。
...............................
●今さら、繰り返すのもなんですが、今朝のニュースでインタビューを見ましたので...
ノーベル賞受賞者が口を揃えて言うこと

※今年も違う方が同じことを言われていましたね。2010年ノーベル化学賞:根岸英一(75)「中学までは野原を駆け回っていた。高校で受験を利用して勉 強をした。その勉強が役に立っている」→実は、駆け回っているときに思考回路自体は作られていたんです。ですから、みんな同じ事を言うんです。偶然なんか じゃありません。
教育するほうが気付かないといけません。

■もういい加減に本腰入れて教育をしないと危険ですよ。高速・多量・反復が教育犯罪である事を認識しないとね。
 宿題が教育犯罪の片棒を担いではいけない。全国で学校に行っているだけで「考えられない頭」になる現実をキチンと分析しないといけません。...頭の健康診断を学校ですれば一目瞭然です。是非、やってみて下さい。現状の緊急性が解ります。
【頭の健康診断】は下記より:年長〜小6(中学生は小5-6を使用可)
*今の学習形式がお子さんに合っているかどうかも診断できます<診断表アリ>*

2010年09月23日    
■「気付き」が始まっているようですよ(文責:どんぐり倶楽部)   
 
■「どんぐり倶楽部」が考える「ゆとり教育」の勘違い(致命的欠陥:欠落部分)
http://homepage.mac.com/donguriclub/yutori.html
http://homepage.mac.com/donguriclub/kotobanomori.html

<様々なブログでのどんぐり倶楽部>
・小学校全校生徒での取り組みの発表
・超ゆるゆるどんぐりです
・どんぐり倶楽部との出会いから導入まで
・なぜどんぐり倶楽部を選んだか
・子供の才能を殺さないために親が読む本(1)
・子供の才能を殺さないために親が読む本(2) Einstein Never Used Flashcards
・考える力、みんな育てたいと思ってるのに、なぜ実行せんのか?
・公文式について思うこと。
・「旬教育」と「どんぐり倶楽部」
・嫌いな教科を克服する勉強のやり方
・「考える力」は「生き抜く力」
→(ニューリーフ・アカデミー)
・百ます計算を止めた理由!
・こういう感じでフツ〜に進化
・どんぐり式「健全な中学受験の記録」
・保護者の見解
・どんぐりころころ小学校(タイルよ、さらば...)
・フラッシュカードって駄目でした。
・家庭保育園について


■気付かれる人たちも多くなってきましたが、並行して、気になるだけで、体験せずに(あるいは単なる応用問題ととらえて)どんぐり理論を理解しようとしな い(同意ではありません)人も多く目にします。もったいないですね。どんぐり理論は子供たちのための理論です。誰かに特定の利益をもたらすものではありま せん。是非、教育(子育て)に携わる機会のある方は理解していただきたいと思います。利用する・しないは全く別の事です。
※体験しても、納得するまでには3年ほどを要するかもしれませんので、保護者はなるべく早めに自分で体験して下さい。
※下記のブログで予言されてしまいましたので、書きますが「どんぐり倶楽部はやがて消滅します」ので急いでね。...実は、いつ消滅するかもHPには書いてあるんですけどね。
・言葉の向こう

※どんぐり倶楽部は教育界の  「ロゼッタストーン  」かもしれませんよ。
※どんぐり理論(予想)は教育界の「谷山=志村理論(予想)」かもしれませんよ。

2010年09月22日    
■18才の成人式まで...memo(文責:どんぐり倶楽部)   
 
 <Education>

0---------Protect

|Period1(思考の臨界期)-The first---------絶対学力の準備期間
|◎させない教育
|◎人工的な知育の貧弱さに注意
|※知的系統的学習は避ける(特に感情を阻害する高速・多量・反復は厳禁)

6---------Grow※Attention(Around Age 9)

|Period2(続・思考の臨界期)-The second----絶対学力の養成期間
|◎感味力と視考力
|◎12才までは副作用(特に感覚再現を無視した学習)に注意

12---------Lead

|Period3(思考の臨界期・完結編)-The final-究極の思考形態の意識化
|◎思考のプラットフォーム&小脳思考
|◎高校入試(特に数学の図形関連問題)を利用して究極の思考形態を体感可能

15---------Advise

|<18才の成人式>

18---------Say Good-bye

2010年09月17日    
■電話相談の予約案内(文責:どんぐり倶楽部)   
 
◆◆◆糸山先生の電話相談の予約案内(2010.10/01-12/23)◆◆◆をHPにUPしました。

<追記>
※2010.10/7現在、2010.12までキャンセル待ち。2011.1/17-は受け付け中。

2010年09月07日    
■本当のモンテッソーリ効果をご存知ですか?(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●「子供の家」が成果をあげた最も大きな根本要因をご存知だろう?
1.知的欲求を抑圧された状態である事。
2.抑圧を解放してくれる時空間。
3.目で分かる教具や教材。

●通常モンテッソーリ教育というと教具や教材を中心的に捕らえる人が多いようだが、教具や教材は3番目である。

●教室や学園でも2番目なのだ。

●1番目が準備できていなければ「子供の家」で起こったモンテッソーリ効果は現れない。このことはモンテッソーリ自身の言葉を聞けば明確に分かる。...ただし、本人は気付いていない。

●現在の日本において、知性と感性を豊かに育てながら(保護しながら)、1番目の状態までも準備できる方法をご存知の方がいらっしゃるだろうか。
※詳細は後日UP予定です。http://homepage.mac.com/donguriclub/monte.html

2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.05.08■親同士の信頼関係なしで
0MX87 午後1時10分から40分前は何時何分か。今日の寺子屋で、どんぐり歴1か月の4年生2人とも、この問題が解けない。1時10分を、70分と 換算する。2人とも、筆算で、1時10分〜(引く)70分として、手が止まった。時計の絵を描くように言うと、長針を40分バックさせ、「答1時30分」 M「頭こんがらがっちゃった」にこにこしている。女の子は目を真っ赤にしている。そばにいる母親が、ものすごい顔でにらんだからである。「何でこれがわか らないの!このバカ!」心の声が、聞こえてくるよ・・・この人、別室で、3MXあたり格闘してもらおう。具体物(時計)を持ってきて、実際針を動かしてみ る。1時10分と言っても、この子たちは、アナログ時計の針の位置が思い浮かばない。身の回りに、デジタル表示の時計しかないから。未来地域の学校って、 クラスに時計があったりなかったりだし。頭の中に、時計の原型イメージがないのだ。本当はこの女の子は引き受けたくなかった。BS君が成績が上がったのを 聞いて、母親が連れてきたのである。BS君ママは、この母親が嫌いなので反対した。でも、母親に体罰を受けて育ったらしいこの子が、うちに来るのも、何か の縁のように思えた。泣くとき、この子は声を上げずに泣く。多分、声を上げると、母親にぶたれるから、声をあげずに泣くようになったのだ。UFOママは、 女の子を抱きしめて「わかるよ、うん、わからないっていやな気持ちだよね、わかりたいのにわからないって、いやな気持ちだよね。私もそうだったもん。でも ね、わかるようになるから。きっとわかるようになるから。わからなくても、怖がらなくていい」4年といっても、今は学年末だから、秋から5年生。微妙な時 期だ。BS君ママと正反対のタイプの母親と、びくびくしながら暮らす生活。にっちもさっちも行かなくなってから連れてこられたこの子が、将来、母親から離 れて、自立できるようになってほしいと思う。この母親、台所でお茶飲んでるのかと思ったら、タバコ吸ってた!タバコはベランダで、って最初に言っておいた のに!?この子の場合、環境を整えるのは、それこそ奇跡でも起こらない限り、期待できない。BS君ママは、「親が面倒がって、続かないと思う」と言ってい る。親同士の信頼関係なしで、どこまでやれるか。

2020.05.17■父親 宿題マシーンへの道
血縁関係が重視される未来地域のこと。嫁姑問題は日本の50年前よりも深刻。「息子の家は私の家」という意識。人にもよるが。BS君ママが病気になって、 ふた月くらいたった頃、姑さんがやってきて、10日ほど帰らなかったことがあった。その間、姑さん、変なものを見た。姑さん、早速息子に告げ口した。「あ んたは嫁が何をしているか知っているの?BSに宿題をさせないで、日本人と一緒に片付けてしまうのよ。こんなことをしてたら、BSは一体どうなると思って いるの?あの外人、嫁に何を吹き込んでいるのやら」BS君パパは困った。未来地域男の常として、母親には逆らえない。しかし、病気の妻が、息子の宿題を見 てやれないのを、責める訳にはいかない。息子が一向に責任感を持たないのを見て、情けなく思っているのだが、自分の母親から指摘されると、弱い。「僕の時 間が空いているときは、宿題をさせますから、大丈夫です、お母さん」BS君パパ、宿題を山と積んだテーブルに、BS君を呼んだ。「さあ、ここへ座れ。今か ら宿題をやるぞ」BS君パパ、BS君が考えている間に、横からどんどん口出しし、教えていく。BS君ママ、あきらめたように、その様子を見ている。姑さ ん、満足そうにうなずいて見ている。BS君、だんだん顔色がおかしくなる。「いやだ・・」「いやだーっこんなやり方はいやだ!僕のことを本当にわかってい るのは、UFOママだけだ!僕がやるのは、UFOママが言った問題だけだーっ!」BS君、ソファに泣き伏してしまった。初めての、父親に対する激しい反抗 である。BS君パパ「なんだお前らはっ!どうせ俺のやり方が間違ってるっていうんだなっ勝手にしろッ!!」BS君パパ、部屋を足早に出て行った。BS君、 オイオイ泣き続ける。BS君の背中をなでるBS君ママ。あきれ果てる姑さん。どうしてここまで宿題をやらせないんだ。悪いことをさせている訳じゃあるまい し。
よその親だって、子供のために必死でさせているじゃないか。一体、なぜ・・・・!!しかし、その日をきっかけに、BS君パパ、頼もしい宿題マシーンとなっていく。
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先週の木曜日の宿題は、算数問題集20ページに、プリント1枚だった。時計の読み方と、時間計算の文章題。翌日算数のテストがあるという。UFOママ「今 日の宿題も、いつもどおり、2問だけでいいよ。もう時間計算はわかってるから」BS君ママ「本当?BSは、2年生のとき、時間の問題が苦手で、全然出来な かったの」UFOママ「大丈夫。今日のどんぐりで確認したから。ほら」BS君、その日は日が暮れるまで外で遊んでいた。週末、宿題は全部両親がやった。今 までは、親がやった分は、一応BS君に確認させていたので、BS君ママは、BS君を呼ぼうとすると、
BS君パパ「要らないさ」BS君ママ「えっ?」BS君パパ、もう何回目かの、満点の算数テストを指差し、「あいつ、もう分かってるんだ。でないと、満点は取れないよ」

2020.05.20■問題を最後まで読まない?
未来地域語は、肯定形か否定形かは、文の最後に来る動詞の形や付属語を見る。だから、文章題でも「どちらが・・・・・・ではないでしょう」などと、一見 引っ掛けに見えるものがある。未来地域に住む日本人ママの間でも、「未来地域の問題は意地悪」と評判が悪い。教育界からも批判が来たらしく、最近の問題集 では、末尾に否定形が来る場合は、そこが太文字になっていたり、下線を引いてあったりするものもある。ところで、自分の子供が、算数文章題がとけないと き、未来地域のママさんたち良く聞く「あわててしまって問題を最後まで読まない。だから間違える」という言葉。これは未来地域人的な考えかなと思っていた ら、今日見た日本のブログでも、同じ意味のことが書いてあった。中には、そういう場合もあるだろう。テストで興奮したり緊張したり。でも、問題は最後まで 読んでいるのがほとんどではないだろうか。この考えによると、問題を最後まで読みさえすれば、解けるということになるが、そうだろうか。実際は、文章を1 度読んで、丁寧にイメージ再現ができない、そして、頭の中で解こうとすると、最後までイメージ保持ができない、というのが理由と思う。原因を「良く読まな い、最後まで読まない」に求めてしまうと、子供に教えるとき、「何度も読みなさい」「良く読みなさい」になるのかもしれない。BS君ママも、どんぐりを始 めた頃はそういってた。BS君が、テストで間違える箇所が、難しい問題と限らず、簡単と思われるような箇所だったりするから、原因を見えなくする。それ で、「この子はどうしても最後まで問題を読まない。この癖も直るだろうか」と良くきいてきたものだった。今では、「以前はBSは分からず(イメージ再現を しないで)に読んでいた。今は分かりながら読んでいる」と、言っている。どんぐりをする前は、テストで時間が足りなくなり、後の方は手付かずになる場合も 多かったが、今は、1度でイメージ再現をする力がついているので、逆に問題を解く速度があがり、時間が足らない、ということはなくなった。だから、低学年 で、子供が身につけなくてはならない大切なことは、「分かりながら読む」つまり、丁寧にイメージ再現をしながら読む、ということになる。どんぐり倶楽部の やり方は、その力をつけるのに最適と思う。

*続きは→コチラ(http://ankm.blog96.fc2.com/)

2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.04.30■成田講演会の資料について
成田講演会の資料に、私のブログから引用していただきまして、こちらにこられた方もおられますので、私の方で補足しておきたいと思います。日本のような均 質社会と違い、未来地域は階層社会で、同じ国とは思えないほどのすさまじい生活格差、教育格差があります。最先端の暮らしをする人がいると思えば、中世と 変らない暮らしをする人たちもいます。車で30分も走ると、破れた靴をはいている貧しい子供たちが来る学校があります。その日暮らしの生活ですので、文房 具など満足に買ってもらえません。こういう学校では、状況は変ります。宿題を出しても、物理的にできないので、大量宿題はないのです。未来地域内で、高校 進学率が0%という学校も存在します。また、競争が過熱しているのは、都市に限られます。田舎では、学校に行かせてもらえない女児も多いです。ですので、 私のブログだけで「未来地域では・・」という風に思わないでいただきたいのです。中国の沿岸の都市の様子だけ見て、「中国では・・」と言えないのと同じで す。そのことをご了承の上、今後とも、拙ブログをご訪問いただけましたら、うれしく思います。最後に、資料作成に携われた方々に、厚く感謝申し上げます。 UFOママ

2020.05.01■宿題は家族のイベント
「今日、またBSが読解テストで満点とってきたのよ」電話のBS君ママもうれしそうである。「クラスで一番詳しく書いたんですって。ご褒美の文房具をも らって、大喜びで帰って来たわ」BS君のクラスでは、毎月、100ページ前後の本が課題図書になり、読解テストがある。子供が読んで楽しい本ばかりではな く、以前はBS君、自分で半分も読んだらいやになり、そのままテストを受けていた。どんぐり方式に変えてから、毎晩BS君ママが10ページずつ読み聞かせ している。やがて、BS君は満点を取るようになってきた。「不思議ねえ、本を読んだあたしが、覚えていないことも、BSは覚えているの。それも、すごく詳 しく覚えているみたいなのよ。よく、あんなに書けるものだわ。あたしうれしくて、あなたにお礼を言いたくて」UFOママ「あたしは何にもしてないよ。た だ、方法を伝えるだけ。実行するのはママだからねえ。あなたみたいなママは、未来地域中探してもいやしないと思うよ。」彼女は、ステロイドの副作用で目が 痛み、目を開けているのが苦痛であったときでさえ、読み聞かせを止めなかった。その、母親のひたむきな愛情に、子供が応えたのである。この間、BS君ママ が「この問題見て」と見せてくれたのだが、算数教科書に、
「お花は20センチの長さです。2日目に、お花が2分の1伸びました。3日目に、その3分の1伸びました」と5分の1まで続いていって、最後の長さを問う 発展問題が載っていた。BS君が先月やった、こだま先生のブログに出てくる灘の過去問の方が、難しかったから、これは簡単に解けただろうな、と思ってノー トを見てみると、なんと、父親がマシーンしてる!筆記体が書けない父親は、マシーンは計算問題専門だったのに。BS君ママ「どうやって書こうか、ウンウン 言ってたわよ」1ページ全部使って式をならべ、下のほうに、小さくてへたくそな図を書いている。BS君の図のほうがずっとうまいので、笑わずにいられな かった。BS君は、別の紙で解いたという。こういう問題こそ、ドングリっ子の本領発揮なのに、父親のあんたがノートにやってどうする!と突っ込みを入れた かったが、宿題を手伝うのは大いに歓迎なので、まあ黙っておこう。親子して、「オッこの問題!いっちょやったろうか」って解くなんて!BS君ママ「とにか く、文章題が10問を超えると、書くのがいやになってくるの。本当に、1日2問で十分だわ。自分でやってるから、よ〜くわかるのよ」

2020.05.04■未来地域の先生の卵さんとのメールのやりとり
未来地域の先生の卵さんとのメールのやりとりより、抜粋:先生の卵さんのメール:きのうは田舎の小さな学校の、1年・2年複合クラスで教育実習でした。そ こで、私と友人でどんぐりを始めて試してみました。友人が問題を作りました。たぶん、こんなのだったと思います。「アイスン家には、とてもステキなお庭が あって、バナナやみかんやオレンジの木が植わっています。木は全部で8本です。そのうち、バナナの木の数は5本です。バナナの木には、それぞれ4本ずつバ ナナがなっています。バナナは全部で何本あるでしょう?」この問題を、1年生2人が、絵を描いて、楽々解いてしまいました。私たち、とても幸せでした。 (画像は省略)
UFOママの返信:先生の卵さん、素晴らしい体験をしましたね。この問題は、2年生の掛け算の問題ですが、絵を描けば1年生でも解けました。8という、問 題を解くのに関係のない数字も出てくるのに、ひっかかりませんでしたね。この問題では「それぞれ・・ずつ」という言葉が大切で、この意味がわかっていない 子供は解けません。絵を描かせてみることで、この言葉がわかっているかどうかの判断ができます。子供たちの、頭の中を見ることができるのです。どんぐり で、式は重要ではないのです。4+4+4+4+4=20 としてもいいし、5×4=20でも正解です。2年生で、掛け算を習っている子なら、掛け算を書き 添えてあげてもいいでしょう。式を強要すると、考え方が狭くなるし、算数が嫌いになってしまう子がたくさんいるので、低学年では気にしなくていいのです。 重要なのは、考え方です。都会の先生は、2年生に2桁の掛け算を教えたりして、自分のクラスが進んでいる、と考えます。父兄も、それを求めます。そうやっ て、他の学校より自分の子供が進んだ教育を受けている、と勘違いします。本当の進んだ教育は、先取りでなく、準備教育にあるのです。1年生から2年生のう ちに、掛け算につながる足し算や、割り算につながる引き算をしておきます。すると、掛け算や割り算を教えたときに、子供たちはすぐに理解できるし、習熟の ために、大量の作業をしなくてもよくなります。最初のうちは、掛け算をならったあとも、掛け算の問題を足し算で解こうとする子もいます。それでもかまいま せん、掛け算とは足し算のことだからです。だんだん慣れていきます。そして、三角視算表を覚えて、とても早く答が出せることに気づきます。どんぐり方式 は、未来地域に存在する沢山の教育問題を解決する大きな可能性があります。日常で未来地域語を使わない子供たちへの指導に、大きな威力を発揮するでしょ う。どんぐり方式は、言葉とイメージをつなげていくやり方だからです。村の学校の複合学年の指導に、最適です。同じ問題でも、子供の学力によって、違った 解きかたをすることができます。また、同じ時間に、別の問題をそれぞれ解かせ、先生が添削することもできます。
経済的です。1学年分16ミラで、1年間全員が使えます。同じ問題を複数回やってもいいのです。
教科書とワーク以外に、問題集を買う必要がありません。宿題をたくさん出す必要がないので、コピー代も節約できます。都会の学校にあるような、パソコン や、プロジェクターなどなくても、学力養成はできるのです。田舎の子供たちが、都会の子供たちに対して劣っていることは何もありません。むしろ、日常的 に、自然の中にいることで、たくさんの思考回路を持っていますから、有利なくらいです。家の手伝いをすること、かくれんぼをすること、いたずらを考えるこ と、みんな学力につなげることができます。どんぐり方式で育った子供たちは、春になり、農作業のせいで、学校にこれなくなっても、心配しなくていいので す。思考回路さえ養成しておけば、5年、6年になってから、取り返しがつくからです。覚えていますか、数年前、大学入試で未来地域で1番になったの子は、 羊飼いをやっていました。頑張ってください。UFOママ
まだ返信は未来地域語にしていないので、出していません。訂正、追加など、何かアドバイスがありましたら、コメントお願いしますね。

2010年09月02日    
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2020.04.18■算数ノートが宝物
BS君ママ、ステロイド治療が終わって、最終の血液検査に行くと、数値が基準外に跳ね上がっていた。医者からステロイドを再び開始するように言われたが、 拒否した。これからは、自然療法で行くという。きのう、モルドバ人ママの子供の誕生日に行ったBS君ママ。ここ4ヶ月、病院以外はほとんど外出できなかっ たが、気晴らしに、とBS君パパが連れていったのである。偶然、そこに、BS君の担任の先生も来ていた。BS君ママ、4ヶ月ぶりに担任の先生と顔を合わせ たのである。体調など話をしていたが、子供たちの話題になって、「BSとER(ヤレナビ人ママの子供)は、このところ、すごい意欲で算数に取り組んでいま す」と先生が言った。BS君ママ、未来地域ブログの感想とか、どんぐりの質問とかが出るか、どきどきしながら待った。「あなたは以前はBSの面倒を見すぎ て子供をだめにしていたけど、病気になって子供の世話ができなくなったせいで、BSは自分で宿題をするようになったから、こんなに成績が上がったのよ」 BS君ママ、「えっ」・・・・BS君の宿題のほとんどを、大人がやっているのに、成績が上がったのは、どんぐりのおかげなのを先生が知っていると、てっき り思い込んでいたBS君ママは二の句が告げられない。その日、先生は親戚にガンが出たらしく、居たたまれないほど意気消沈していた。他のママ連もいたし、 BS君ママ、それ以上話せなかった。先生は、面倒見良く、決して悪い人柄ではない。BS君ママも、UFOママも、先生自身は好きなのだ。しかし、子供たち は、罰を与え、よく怒る先生を怖がっている。ただ教育の方針が、間違っているのである。そして、狭い教室に大勢の子供を閉じ込めた前校長の過ちであり、教 育に予算を出せない国の貧しさである。UFOママ、改めて、BS君の算数ノートを見てみた。BS君ママの字がBS君に似せてあるといえ、どうみても大人の 字である。(UFOママ担当の箇所は、一目瞭然だが)BS君も、ノートのあちこちに整った母親の字があるので、自分も整った字を書かざるを得なくなり、大 層丁寧に書くようになった。それで、先生、BS君が宿題やっている、と本気で考えたのか。いや、どう考えても、先生は宿題マシーンのこと知っているはず で、公認状態だったからこそ、UFOママだって手伝っていた。UFOママの筆跡の上に、大きな星マークだってついているではないか。マシーンが稼動できな かった日、BS君は「ママが病気で宿題できなかった」って先生に正直に言った日もあった。そのとき「お母さんが病気でも、自分でやりなさい」という返事 だった。ということは、先生は、徹底反復をしないでクラスのトップになる、というのが信じられず、やはりこの子は自分で宿題をしたから成績があがったの だ、と無理やり合点しているということになる。・・・・・・・しかし、なんと言うノートなのだろう!あちこちにシンプルな絵図がついている。式だけでも答 は出せる。でも、「BS君の見本たれ」という気持ちが、大人たちに、マシーンするとき絵図をつけさせるという結果。BS君担当は、一日2問ほどだが、「絵 図を描く」のが条件。(描き方は教えない)親が式だけで解いていれば、子供に絵図の条件を、求められない。しかし、大人が丁寧に絵図をつけているのだか ら、この要求は、自然と受け入れられることになった。BS君は先生がボードに書く問題も、余裕があれば絵図をつけて、絵図ならではの思考をして、オリジナ ルの式を立てているときもある。BS君ママ「どのページも思い出があるわ。ここはあなたがやったところ。ここはあたしがやったところ。ここはBS。ここは 父親がやった計算問題・・このノートは、あたしの宝物よ。ずっと捨てないで置いておくわ」

2020.04.22■Iさん、そ、そ、そんな・・・
Zちゃんのお薬をもらいに児童精神科に行っていたIさん。Zちゃんのプライバシー問題があるので、病名はここでは書かない。子供に良く見られるもので、I さんも以前かかったことがあり、遺伝的要素が強いという。一般的に中学生くらいで消滅するというから、さほど深刻ではない。そこで、Zちゃんが、補習をや めて、どんぐりをやってるけど、成績は全然落ちず、結局補習行っても行かなくても同じ、というような話をしていた。児童精神科の先生、たいそう興味を示し た。というのは、勉強、特に算数ができない子供の親が、ここによく相談にやってくるのだが、その人たちに紹介したらどうか、という話になったのである。I さん「これから、算数できない子がじゃんじゃんあんたのとこに来るようになるわよ」そ、そ、そんな・・・UFOママに、そんなキャパは・・・?寺子屋5人 +うちの子2人で、もう十分〜〜だいいち、うちの子は、デンタ君も使わなかったので、それすら1回もやったことない。Iさん「それで、あんたのサイトに 入ったんだけど、一番上のおサルの問題の、未来地域語が間違っているわよ!先生が恥かかないように、訂正しないと」おサルの問題とは、先週Zちゃんがやっ た、3MX53ポケモン問題のことである。未来地域版では、日本猿、台湾猿、トルコザルになっている。最近うちのパパは帰りが遅く、チェックを頼めな い。「もういいや。読んでる人が脳内変換してくれるでしょ」と、UFOママはブロークンターキッシュを書きまくっているのである。この間も、「このアドレ スにメッセージを送ってください」と書くつもりが、「マッサージを送ってください」になっていた。それも、面倒なので放ってある。Iさん流に、どんぐりを 広めようとしてくれているのである。ああ・・・ドラえもんの道具みたいに、一晩で「どんぐり塾の大御所」みたいな頭にならんかな・・・

2020.04.24■M、どんぐり開始
1年越しのラブコールが実り、ついに近所の子MがUFOママの寺子屋にやってきた。まずはじめに、絵コンテ読解をやった。これは、どんぐりの導入にはとて もいいと思う。そして、0mx47の、のうさぎさんの冷蔵庫問題。うまい!絵が!うまい、というのは、芸術的だとか、技術がある、という意味でない。「答 が見える」絵を描くのである。きのうのニンジンの数と、今日のニンジンの数の差の部分を、赤で塗っている。UFOママは一言も教えてない。こんなこと、と 思われるかもしれないが、大事なポイントであり、なかなか子供たちが気が付かない部分である。4年生ならこの問題はできて当たり前、と思う。しかし、この 子は、何しろ先生からも見放されたほどの落ちこぼれなのである。ただ、何を問われているのか、でつまづいた。「1ぴきにつき なんぼんの にんじんを た べたことになるでしょうか。」という問題なのに、答はうさぎ3匹だという。そして、式はかけなかった。大丈夫。文はちゃんと絵になっている。こんだけ外遊 びができて、感情の安定した子だもの。これからMがぐんぐん学力つけて、みんなが驚くのが楽しみだなあ〜

2020.04.28■おまえら、donguri、 知ってるかあっ
きのうBS君家で寺小屋やったあと、BS君とうちの子ら、外に遊びに行った。最初、BS君のアパートの子らも入れてサッカーをやっていたのだが、うちの子 らとBS君は3人とも週末サッカー学校に行っているので、他の子供たちは、面白くなかったのだろう。あんまり相手の子達がファウルをやるので、だんだん腹 が立ってきたのだという。しまいに、悪口の応酬になり、まあ、その場にいなかったのでわからないが、けんかが始まった。BS君も、ここに引っ越してきて1 年もたっていないし、けんかを仲裁する力はない。誰よりも体はデカいのだが。相手側も、体のデカイBS君より、まず手ごろなうちの子に目をつける。上の子 が相手側につかまった。下の子は、体は小さくとも態度はデカイくせに、肝心なときに役に立たない。兄ちゃんがつかまったというのに。BS君、ただ思いつく 限りの悪口を叫んだが、何を血迷ったか、「おまえら、DON-GU-RI、知ってるかあつ!? 知らんだろっ!!」これにはうちの子らもあっけに取られ た。BS君が、本気なのかギャグを言ってるのかわからなかったのである。相手側は3歳のチビ入れて5人ほどもいるから、負けるに決まっている。しばらくし て、3人とも家に戻ってきた。上の子がべそをかいている。
未来地域・ずっこけ・どんぐり組。


2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.04.04■勉強から解放されたM
UFOママの大好きな、近所の子供M、4年生。いつもにこにこ穏やかで、礼儀正しく、小鹿のように愛らしい。去年は放課後の補習に行っていたから、放課後 あまり見かけなかった。それが、このごろ放課後は、いつも外にいて、うちの子らのいい遊び仲間になっている。補習はやめたらしい。ある晩、Mのお母さんが うちの家にやってきた。「この間、担任の先生に言われたんだけど、どうも成績が思わしくなくて、補習行っても効果がないから、この子には、勉強より、好き なことをやらせてあげたらどうですか、って言われたの。だから、前から行きたがっていたHENCLERBIRLIHIのサッカー学校に行かせてあげようと 思って・・」驚いた。この子は、小4で、先生に「勉強の見込みなし。しなくてよい」と言われたのである。それで、最近は宿題しなくても、何も言われないら しい。親は低学歴だが、普通の良き市民だから、「別に勉強できなくても生きていける」と考えているのだろう。というわけで、Mは宿題と補習の重圧から、解 放された。水を得た魚のように、外で大声を上げてボールを追っかけるMの、なんと幸せそうなこと・・中にはこんな先生もいるのである。賛否はあるだろう。 しかし、BS君の先生みたいに、宿題をやってこない子供を、かばんごと何時間も廊下に放り出したり、学校に来るな、と脅したりする先生よりは、まだしも良 心的と言えるかもしれない。何度寺子屋に誘っても来ないから、UFOママはほとんどあきらめているけど、宿題を免除されている、というのは、どんぐりを始 めるのに、ある意味、理想的な環境なわけで。芯から勉強嫌いになってしまった子だから、回復は容易じゃなさそうだけど・・・もう一度説得に行ってみようか な・・・

2020.04.07■BS君の涙
BS君、先週は1日しか学校に行かなかった。BS君のママが、クラスの女の子に電話して宿題の内容を聞いた。BS君ママ、BSは教科書を学校に忘れてきた ので、今日はできないから、明日にでもさせるわ、と言うと、「宿題やってこないと、すぐに(怠け者の席)に移されるわよ。気をつけてね」BS君の担任の先 生が考えた新しい宿題強制策は、宿題してこない子供たちを、(怠け者の席)と称する一角に固めて座らせることらしい。ここ数ヶ月、子供たちの頭はいよいよ メチャクチャになって、他の親たちの話によると、鉛筆を持ったまま頭がゆらりゆらりするのだという。新しい項目が頭に入らないらしく、テストのやりなおし が続いている。昨年度のSBS6年生7年生テストで、数学が壊滅状態だったが、こうやって潰されていくんだな。まだ3 年生なのに・・・先週の金曜のテストを受けなかった子は、月曜日に受けさせられた。BS君は、テストで絵を描いて解くまでできない。用紙の余白に堂々と図 を描くZちゃんのような度胸がない。頭の中で、図を描くほど、イメージ保持力がない。それでも彼は7割とった。他の子供たちが3割4割であるから、先生の 癪にさわる。これは、この先生に限ったことではない。毎日の有料補習を受け持っている以上、「補習に行けば成績が上がる」実績を上げなければならない。だ から、補習に行っている子が成績に上積み(えこひいき)されるのは、ネットでささやかれていることだ。BS君は、算数の時間に、狙い撃ちにあって、よく ボードで問題を解かされる。宿題をやっていないBS君はいきなり式を立てることができない。そして、「宿題やっていないのがまるわかりですね」などと皆の 前でいわれるのだという。そういうことは、彼はすぐに親に打ち明けない。じっと心の奥に閉じ込めてしまう。そして、ふとしたときに、口から漏れる。母親 は、「大丈夫よ。あなたは宿題しなくても、深い理解を伴ったやり方で、ちゃんと進んでいるのだから」そうして、宿題問題集を開けて文章題をやってみた。で きない。BS君、絵図を描いてみた。できた。BS君、ぽろぽろ涙をこぼした。「僕は、絵を描いたら、わかるんだ・・・」

2020.04.12■BS君、国語で一番に
金曜日の朝、BS君ママは、いつもどおり、「テストの点数は気にしないのよ」といって送り出そうとしたら、BS君は「大丈夫、大丈夫」と平気な顔をして 行ったという。職場を抜け、昼食を届けに学校に寄ったBS君パパ。BS君が目に星を輝かせながら「パパ!!」「今日の未来地域語(国語)のテストね、95 点とったよ。クラスで最高点だって!!」BS君パパ「なにいっ!ここ数ヶ月、勉強らしい勉強もしてないのに、それで1番か!それじゃあ、本気を出して勉強 すれば、こいつは一体どうなるんだ・・・」電話で顛末を聞いて、「今はまだガリ勉したらダメなんだよね」とごちるUFOママ。BS君、算数テストで初めて 余白に絵図を描いた。BS君ママが、Zちゃんもテストで絵図を描いているから、と励ましたのだった。「最初計算だけで答を出したんだけど、なんか違うみた いな気がしたから、絵を描いたんだ。そしたら、違う答が出たから、式も書き直したの。やっぱり、そっちが正解だった。テストを返されるとき、先生何にも言 わなかったよ」Zちゃんなら、テスト用紙には高学年らしく、図しか描かないのだが、BS君のは絵も小さく描いてあって、黒と赤で色塗りしてあった。どんぐ りで学んだとおり、丁寧にイメージ再現をやっている。
うちに遊びにきたBS君。「あのね」「先生がね、授業中、みんなに、ゆっくり読みなさい、単語ごとに区切って読みなさいって言ったんだよ!」「へえっ、本当?」あの、二言目には「早く」っていう先生が?

2020.04.13■等比算
「絵で解く算数」の解説ページには、等比算は非常に応用が効くので、ぜひマスターしましょう、とあります。こどもは、どんぐり文章題をしていれば、自然と 身に付けられる、との記述をみましたが、等比算の図はいつごろ見せたらいいのでしょうか。タイミングがわかりません。どなたかアドバイスお願いいたしま す。

2020.04.15■未来地域短信
短信1
2MXボールのコロコロゴロゴロ問題をやっていた2年の下の子。同じ問題が3回目。以前はどれも正解している。きのう、初めて「1分あたりの距離」を出して解こうとした。「単位量」の概念を自分で見つけたのだろうか。
短信2
3年の上の子が、クラスのサッカーチームのキャプテンに。メンバーを選抜するのに、「ちびまる子」みたいに何日も悩んでいた。「あいつはそんなにうまくな いけど、やる気あるし・・」クラスの男の子たちは、メンバーに入れてもらうために、殴り合いのけんかまで。ここ数日、放課後はうちに集まって、サッカーの 練習やっていた。(インターで家が離れているため、親に車を出してもらうために、泣き叫ぶ子まで・・)きのう、学年対抗戦。全校生徒見守る中で、3年チー ムは5年チームを撃破。
短信3
3年BS君の話によると、先生が「わからなくてもすぐにあきらめてはいけません。絵を描きなさい」と授業中に発言。BS君のノートを見て「ここまで詳しく描かなくてもいいと思うんだけど・・」
BS君は、きのうの宿題「分数の問題を10問してくること」で、こだま先生のブログ「道草学習」に出てくる灘中入試問題の過去問「最初お金を□円持ってい た人が、まずその7分の1を使い、次にその残りの6分の1を使い、またその残りの5分の1、その残りの4分の1、その残りの3分の1、その残りの2分の1 とこの順番に使って、最後に500円残りました。□の中にあてはまる数字は?」大きな図を描いて解いた。どんぐり歴8ヶ月。
短信4
けさ、未来地域ブログを見たら、「私には3年の娘がいます。どんぐりをさせたい」とコメントが!!!
今日から3日連続寺子屋。
チータの歌が鳴ってます・・・

2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.03.20■クラスで一人、どんぐりっ子だけが解けた問題とは
これ↓
売店で200mlの牛乳パックを9個買いました。あと何パック買えば、合計3リットルになるでしょう。
BS君の式
9×200=1800
3リットル=3000ml
3000〜1800=1200
1200÷200=6
答6パック
クラスで正解したのは、BS君だけだった。BS君ママ「そんなに難しい問題じゃないのよ。」宿題用の問題集で出てくる問題のほうが、ずっと難しいのに。ど んぐり文章題のパンダ問題が頭に浮かぶ。今年始めくらいに、やったかなあ。もちろん、学校の問題の方がずっとに簡単だけど。さて、今年からインターに行っ て、レベルが日本より下の算数の授業を受けている、同じく3年のうちの子にも試してもらった。上の子のやり方○(パック)を15個書いて、合計3リットル  ○を9個消して答6パック

2020.03.28■不可能への挑戦
未来地域ブログに、コメントが入った。「未来地域では、抵抗する父兄がいるので宿題を減らすのは不可能」という趣旨だった。アドレスのドメインから察する と、政府関係者らしい。UFOママは反論した。「宿題を減らすのに抵抗する父兄のために、子供を犠牲にはできません。どうかあなたが、大量宿題に抵抗する 父兄になってください。必要なのは、正しい理論と、ほんの少しの勇気です」BS君ママは、急な病状のぶりかえしがあり、大変だったので、週末は実家で過ご すことになった。実家には、BS君のいとこのBR君がいる。「二つでも、どんぐりさせてくるわ。BSと一緒に」最近の彼女は、UFOママ以上にどんぐりマ マだ。BS君の算数の宿題は、2問しかさせない。BS君、わからないときは、絵図を描いてみる。親子して、いよいよ「絵図の効能」を実感している。それ で、テストがあるときも、BS君ママは白紙を渡して、「テストでも、絵図を描いて解いてみるのよ。全問できなくていいから。点はどうでもいい」先日の課題 図書は、ある作家の子供時代の回想録だったが、大人から体罰を受ける場面が多く、(先生は、苦学生の見本のつもりだったのだろうが)これは子供に見せるべ きでない、と判断したBS君ママは、読み聞かせを放棄してしまった。「テストは何でもいいから適当に書いておきなさい」これが、1年前は、テストの度に一 喜一憂し、全ての課題をこなすのに悩んでいたあの母親だろうか。何度担任の先生に相談に行ったかしれない。「先生、子供に宿題をさせたら4時間も5時間も かかります。自分からやろうとしません。一体どうしたらいいんですか」先生の答は「それはBSが悪いんです。集中してやったら1時間とかからない量です よ。あなたが過保護に育てすぎるから、BSに悪影響を与えているんです」宿題マシーンをやるようになって、大人でも2時間かかることがわかった今は、もう 迷わない。「UFOママがあたしの目を開かせてくれたのよ。あたしにとって、先生は絶対的に正しくて、言うことを聞いて、方針に従っていくものだった。そ れが、間違っていたことがはっきりわかったの。それにしても、BSが1年生や2年生の時は、何てかわいそうなことをしてしまったのかしら。あたしが手伝う ことがあったにしても、宿題を全部させようとしていたんですもの。お茶会で、UFOママが、何度も、一緒に勉強しようってさそってくれたのに、あの頃あた しには聞く耳がなかった。もったいないことをしたわ。」今年は、ママ連のお茶会もなくなってしまった。宿題で、時間の余裕がないせいである。BS君、CD 飛ばし問題(箱に入れる方)も、楽しんで解けるようになった。
<2MX74>今日は全国CD飛ばし大会の日です。1人5枚ずつの巨大CDを 5m先の箱に投げ入れます。箱に入ったCDの厚さに応じて車を貰えます。始君は4枚、次野君は3枚、最後君は5枚が入りました。CD1枚の厚さを6mm、 CDの厚さ2mmにつき1台の車を貰えるとするとみんなで車は何台必要でしょう。
追記 BS君が絵図を使いながらやった先週の算数テスト、80点だった。大半の子が30〜40点だったそうで、あまりに低いので、1週間後に同じ範囲で再 テストがあるらしい。BS君ママ「BSなんてほとんど宿題やってないのに!親はどうして気づかないのか。子供たちがかわいそうだ。補習参加組なんて、直前 に同じ問題やってるはずなのに」1か月だけ寺子屋に来たモルドバ人ママの子供も40点だったって・・・

2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.03.10■低学年でも割合問題が解ける
1.みかん1個の値段は6ミラで、りんご1個の値段は18ミラである。みかん1個とりんご1個の代金の合計を求めよ。(1年生)
2. みかん1個の値段は6ミラで、りんご1個の値段はみかん1個の値段の3倍である。みかん1個とりんご1個の代金の合計を求めよ。(2年生)
3. りんご1個の値段は、みかん1個の値段の3倍で、18ミラである。みかん1個とりんご1個の代金の合計を求めよ。(3年生)
4.みかん1個の値段は6ミラで、りんご1個の値段の3分の1である。みかん1個とりんご1個の代金の合計を求めよ。(4年生)
5.りんご1個の値段はみかん1個の値段の3倍である。みかん1個とりんご1個の代金の合計は24ミラである。りんご1個の値段を求めよ。(5年生)
6.みかん1個とりんご1個の代金の合計は24ミラである。りんご1個の、代金の合計に対する割合は75%である。 りんご1個の値段を求めよ。(6年生)
7. りんご1個の値段とみかん1個の値段の比は3:1である。りんご1個の値段を18ミラとすると、りんご1個とみかん1個の代金の合計を求めよ。(6年生)(未来地域では比をあらわすのに分数を使う場合が多いよう。)
上の6つの問題では、「りんご1個とみかん1個」を、違う言い方で表現しているだけだから、使うイメージは同じ。(1番だけはちょっと違うかな。学年は、適当)だから、低学年でも、絵図を描く基本をマスターしてしまえば、割合問題も、解けてしまう。(公式は使わない)

2020.03.16■必要なのは考える練習
3年生、BS君。どんぐり歴7ヶ月。バッタのスケボー問題「何で前はわからなかったんかなあ。こんなに簡単なのに・・」今日の宿題(するのは16問のうち の1問だけ)「息子の年齢は父親の年齢の4分の1です。娘の年齢は息子の年齢の半分です。父親の年齢は72歳です。3人の年齢の合計を求めなさい」普通に 秒殺。問題文を絵図にする練習。最近は、家で予習をしてこい、と言わんばかりに、未習の範囲が宿題に出る。BS君のママは、徹底して教えない。それで、テ ストの点が下がっても構わない、と腹が据わっている。BS君がする宿題は、激減。BS君のノートは、宿題マシーン要員3名+本人の、4人の筆跡が入り混じ る、珍品となっている。(BS君パパの担当ページが、未来地域ブログに載ってます。トップページの画像の左側)それでも、最近のテストは高得点ばかり。だ から、親もマシーンのためらいがなくなって、いっそうがんばってやっている。工作の宿題に、のんびーり、時間をかけられる。2時間かけて貯金箱を作って 持っていったのは、多分クラスで彼だけだろう。その日の宿題、まともにやれば、他に3時間分あったのだから・・・ちなみに、今日はBS君の9歳の誕生日 だった。一方。BS君の同い年の従兄弟のBR君が、1ヶ月ぶりにBS君の家にやってきた。複雑な家庭環境で、普段の勉強は放っておかれているBR君。この 一月、UFOママの祈りもむなしく、周りの大人は、相変わらず構ってくれなかったようだ。<0MX13>  かめさんとみのむしさんが おともだちを 3 にんずつさそって おさんぽ
に でかけました。 いったい、みんなで なんにんで おさんぽに でかけ
たので しょうか。
BR君の答 6人 絵は3人ずつ 
<0MX47> のうさぎさんの れいぞうこの なかに きのうのよるまで にんじんが 17ほん ありました。ところが、きょうは 8ほんしか ありま せん。だれかが よるのうちに たべてしまったようです。では、にんじんを たべた うさぎが 3びきで、3びきとも おなじかずの にんじんを たべた とすると、1ぴきにつき なんぼんの にんじんを 
たべたことになるでしょうか。 
BR君の答 17÷8=? 絵はにんじんの入った冷蔵庫二つと、うさぎ3びき
この子の頭の中で、言葉に対応したイメージは浮かぶ。それを絵にすることはできる。でも、そのイメージはひとつひとつ切り離されていて、映画のようにつな がっていかない。うさぎの問題の絵を見ると、17本のニンジンがある冷蔵庫と、8本のニンジンがある冷蔵庫の絵を並べて書いてあるのに、9本なくなった、 と思いつかない。この部分は、1年生の範囲なのに。3年生のこの子は、3桁×2桁の掛け算筆算や、3桁÷1桁の割り算筆算が十分に出来る。本人が宿題をす れば、計算問題だけで終わってしまい、文章問題は手付かずになる。周りの大人は、「文章題が解けないのなら、せめて計算だけでも・・・」と考えてしまう。 必要なものは逆で、計算でなく、考える練習なのに。

2020.03.19■BS君 どんぐりマジック。そして
先日書いたように、3年生のBS君はどんぐり歴7か月で、変化が顕著になってきた。まだ視考力が使える、とは言えないけど、ひたすら具象思考を繰り返して きた。教育の素人のUFOママにとって、どんぐり効果を未来地域人の子供で証明したい、という気持ちもあった。いろいろ確認できたこともあった。UFOマ マが何かを教えようとすると、とたんに頭のシャッターが閉まり、思考は止まってしまうことが、わかった。何度も同じ問題をやったあと、それとなく模範絵図 を見せても、次回にはきれいに忘れている。自分のオリジナルのやり方で、何とか通そうとする。結局、自分で納得できたことしか、力になっていかない。以前 は、彼の頭の中で、強烈な拒否反応が起こっていた。UFOママを怒らせてやろう、といろいろ試したりもした。どんぐりノートに、「シッコした」と書いて終 わらせたことすらあった。しかし、BS君ママが病気になり、UFOママが積極的に関わってBS君の信頼を勝ち取ったことで、風向きがかわってきた。最初 は、宿題を全部させようとしていた父親が、BS君ママや本人の抵抗にあって、態度を変えた。家族が結束したら強い。親が、宿題の害をはっきり意識したか ら、彼は、宿題の4分の1もやらなかった。先月から学校で割り算が始まり、三角計算で九九が完璧のBS君は、まず余裕が持てた。最近「割り算がよくわか る」と口にするようになっていた。そして、ついに・・・小1から補習に参加し、毎日3〜4時間の宿題をしている同級生をさしおいて、クラスの誰も解けな かった算数問題を、BS君だけが解いた瞬間がやってきた。先生は例によって聞いた。「UFOママが解き方を教えたの?」BS君「UFOママは僕に勉強を教 えません。一緒にお絵かきしてるんです」
それでも、クラスでたった一人、問題が解けたことで胸がいっぱいになって、BS君はもう、黙っていられなくなった。BS君「UFOママには、サイトがあっ て、僕のノートも載っているんだ!」それでは一緒に見てみよう、ということになった。UFOママのいうことを聞けば、頭が混乱する、害になる、と言ってい た先生に、自分のノートをみてもらいたい、という気持ちが芽生えた幼い彼の心は、いったいどんなだったのだろう。母親からの又聞きなので、良くわからな い。なぜか、先生のパソコンからつながらなかったらしい。先生はおそらく、夜、自宅で見たのだろう。未来地域ブログに、いつもの3倍の閲覧があった。先生 が、すぐに変わるとは思わない。
ただ、ちょっとでも理解してくれて、(宿題をやらないBS君を認めて)くれたら、宿題をしてこない子を罰するという行為を改めてくれたら、宿題を減らして くれたら、・・・翌日。かばんから連絡帳を出してみたBS君ママは絶句した。宿題用の問題集。学校に持ってくるのは禁止なので、(教育省が学校で販売する のを禁止している)宿題をしてもしなくても、先生には分からなかった。だから、BS家では、問題を選んでいたのである。「5ページ分 ノートに式を立てて 解いてくる」文章題50問。発展問題レベル。答のページには、選択番号の答しかない。以前からUFOママが準備して解いておいたページでなく、いきなり 100ページとんだ後ろの部分だった。さらに、生活の宿題もある。今日はUFOママの家にはお客さんがあって、応援に行けない。BS君パパも、帰るのは 11時。BS君ママ、ステロイドでむくんだ指で、懸命に鉛筆を持ってマシーンをやった。今日は、BS君もできるだけ手伝った。


2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.02.06■どんぐり母は強し
冬休み中の2週間、ウスタンブーグルに休暇に行っていたIさん家。(ご主人除く)4年のZちゃんの勉強はどんぐりを数題だけ。きのう、未来地域に戻ってき たので、電話がかかってきた。UFOママ「それで、本当に冬休みの宿題させなくて、大丈夫なの?本10冊読んであらすじをまとめるとか、メチャクチャな話 ばっかり聞くけど・・」Iさん「そんなもん、やらせる親がバカなのよ。冬休み中の課題ってのはね、先生が評価をつける権利がないの。もし、このせいで変な 評価をつけられたら、学校に怒鳴り込みに行くだけよ」さっすがIさん〜元先生が言うんだから、そうなのだろう。どんぐりは、2Mと3Mあたりをやったらし い。Iさん「絵図を描く力は、まだまだ足りないけど。それでも、Zは、クラスのほかの子たちよりは、遥か別次元にいるわね」また今度行ったとき、ノート チェックして来よう。今年は、9月から、Zさんの息子のO君が小学校入学する。うちの下の子と似たタイプだから、今からどういう展開になるか、予想がつ く。肝っ玉Iさんが、しっかり守っていくのだろう。

2020.02.08■7年生A君の場合
BS君ママの親友Oさんが、冬休み中未来地域に帰省していたので、BS君の家に3日間、泊まりこみで手伝いに来ていた。Oさんの息子さんA君は7年生。数 学ができなくて悩んでいるという。どうしても一度見て欲しい、と懇願されて、UFOママは引き受けた。というのは、低学年から、長時間教育を受けてきた子 供が、どういう学力をもっていて、どういう感じでつまずいているのか、興味もあったのである。A君は家で過ごすのが好きな子供で、今までスポーツなどを やったことはないという。低学年の頃、多動症と診断され、毎日多動を抑える薬を飲まされていた。小学年低学年からETUT(補習)、高学年から塾。現在、 週末は2日とも7時間塾で過ごしている。学校での数学の成績は、5年くらいから怪しくなってきた。しかし、担任の先生に相談しても、問題なしと言われて親 は信じつづけてきた。昨年のTCTは、数学が低く、あとは平均。といっても、TCT受験者全体がそうだから、平均的な学力なのだろうと思った。しか し・・・結果はUFOママの予想を超えていた。驚くべきは、これだけ問題がありながら、学校の成績に、一切反映してこなかったという事実である。大量宿題 を全部こなせば、先生はそれなりの評価をしてくれる。先生は、ときに、自分のFUVUに来ている子供の成績に、上乗せをする。テストはFUVUでやった問 題が出たりするから、それを覚えていた場合、その場のテストは良くなってしまい、弱点発見ができなくなる。学校の成績は、本当の学力を教えてはくれないの だ。この子の場合、九九を10個ほど間違って覚えている。計算は、あせって暗算しようとして、間違う。筆算させてみると、小さく書き、位がガタガタにな る。ゼロがたくさんついた数字の割り算掛け算の筆算がまともにできない。割り算のあまりを書かない。勝手に切り下げたり切り上げたりする。丁寧に式を立て る習慣がない。式はSBSで見られないから、普段軽視されているのだろう。×(かける)とx(文字)を混同しないように、かける×は小数点と同じ、点で書 く様に塾で指導されている。これって・・??100÷5=20・・・3=・・・と、つないで式を立てる。(未来地域の問題集で良く見かける)分数の掛け算 ができない。どういう場合に、分数の掛け算を使うのか、わからない。1より小さい数の倍数が、イメージできない。速さの問題は一応分かっているが、割合は 基礎の基礎しかできない。方程式、全くできない。それなのに、パターンで覚えている問題の処理は、異様に早い8年生最後の、高校入試まで時間があるのな ら、いろいろ対策も取れるけど、7年生学年末にも、TCT7年試験を受けなければならない。今基礎からやり直しても、間に合わない。でも、このまま塾で、 パターン練習したって、どうせ点は取れないだろうから、今後のことも考えて、家庭教師をつけて、基礎からやり直したほうが結局救われることになる。臨界期 は越えているにせよ。親が、早く学校にやっていて、今13歳になったばかりなのだ。この子の場合、使うのは教科書とワークのみ。市販の問題集は使わない。 TCTが教科書とワークからほとんど出るのに、何でそんな無駄なことをする?たった10パーセントの高度な問題を得点するために、塾でパターン学習するな んて、意味なし。第一、塾でやっていることが全然わからないと、本人が言っている。個人指導塾でないから、塾の方で、この子のために、何ら対策はなされて いない、ということだ。暗記物は問題ないようだから、全体の点はそっちで稼ぐ。と親には伝えたものの、高い塾の費用は一括払いしているし、ご主人は有名塾 への信頼が厚く、なかなか同意してもらえないらしい。今回、手元に高学年の問題もなかったので、TCTの過去問題とどんぐりを数問、それから、BS君の問 題集から発展問題をいくつか選んで、ゆっくりじっくり解く時間を持った。3日で合計6時間。図の簡単な描き方、見方から始める。初めて、図を使って理解す る経験をしたA君は、そばかすの顔をくしゃくしゃにして、感動をあらわにした。途方もないほど難しいと思っていたTCT問題を、自分が解いている実感が味 わえたからである。A君一家は、今朝、バスでアンタリヤに戻っていった。いい家庭教師が見つかるといいんだけどな

2020.02.18■フッタイト小学校の宿題
未来地域といえば、フッタイト。そう、古代王国の。(詳しくは、未来地域 フッタイト で検索!)観光客に、ほとんどスルーされてしまう未来地域の見もの は、イタチュルク廟だけと違います。未来地域の博物館には立派なフッタイト遺物が収められてます。ヤフーコミックに古代フッタイトが舞台の漫画「天は赤い 河のほとり」が出てて、また数冊購読してしまった。(ケズライのキングホテルには全巻置いてあったけど、まだあるかな)主人公が「いつかこの大地に還るま で・・」と古代に残る決意をするところが、同じく?未来地域に嫁いできた身には響きますなあ。「リムサス」本なんかでは、フッタイト王国のことぼろくそに 書かれているから、余計この漫画に肩入れしたくなってしまう。小学生には見せられんけど。そこでいきなりどんぐり文章題
<4MX57> 
ハムラビ小学校では、毎日楔形文字の書取練習が100字宿題になっています。宿題は1週間分をまとめて月曜日に出します。今週は、まだ5分の3しか書いていないとすると、今週中に書かなければいけない楔形文字の残りは何字でしょう。
これの未来地域語訳。当然、ハムラビはフッタイトに変更♪フッタイト小学校では、毎日楔形文字の書取練習が100字宿題になっています。この問題を見たI さんとBS君のママ、奇しくも同じ感想。「本当にこんな宿題あったかなあ・・・」古代に思いを馳せるどんぐりママ@未来地域でした。

2020.02.19■子供の思考回路を増やすために
未来地域の教育省が配布している教科書やワークに出ている問題で、「これは実生活で必須だから、学んで欲しい」と編集者が考えてるのが伝わってくるものがある。たとえば、3年生の算数ワークの文章題。ある店での会話
店員「全部で63ミラです」
お客「50ミラ札と20ミラ札出します」
店員「済みませんが、小銭がないんですよ」
お客「じゃあ、3ミラも出します」
店員「ありがとうございます」
それでは、店員はいくらお釣りを出したのでしょう。
この問題、一見簡単そうだけど、子供にはちょっとややこしい。未来地域では、小規模店はお釣りを用意していない場合が少なくない。だから、上のような会話 が理解できないと、実際買い物に差し支える。日本の子供なら、自動化されたレジの買い物しか知らない場合、こういう会話自体聞いたことがないかもしれな い。
50+20=70 70+3=73 73-63=10 答10ミラ
もしくは、
63-3=60 50+20=70 70-60=10 答10ミラ
すぐに立式ができる子は、先に、頭の中で文章のイメージ化をやっている。BS君は、一読して、イメージが出来なかった。そこで、ノートに簡単な絵図を描く と、すぐ解けた。ここで、大人が図を描いてやってはいけない。本人が描くのを、待ってやるのが大事。だから、宿題の中から問題は選ぶ。その単元を習熟させ るために宿題をするのではない。その子の思考回路を増やすために、宿題に出ている問題を使うのである。余談だが、UFOママの実家の父は、財布が膨らむの が嫌いな性質だから、なるべくお釣りをもらわないように、進んで端数を支払っていた。一方、母は、こういう支払い方が嫌いで、いつもお札で支払い、小銭の お釣りをジャラジャラもらっていた。小銭は大きな貯金箱に貯めておき、年末に全額寄付していた。

2020.03.03■SBS、1年生からの筆記体廃止方向へ
きのう、さる筋?から情報ゲット。どうやら、TCTが廃止になるのが決定的のよう。昨年9月あたりから、ネットでささやかれてきたSBS廃止(待望)論。 時期はまだわからないけど、現実化するらしい。(潤っている塾業界が横槍を入れて廃止を延ばすのでないかと予想されている)高校入試1本方式から、変更し てたったの2年。6年生、7年生のテストは、単なる実力テストとして実施され、高校入試には影響なくなるとか。そして、悪評高かった小1からの筆記体導入 も、早ければ来年度から、廃止になるらしい。1年生が、算数の教科書が読めない、という、しゃれにもならない話だった。筆記体をかけば、筆記が早くなり、 アタマがよくなる、という話は幻想だった。英語のアルファベットでは、一つの単語を書き終えたあと、戻って点などを打つのはiとjとtの3文字のみ。とこ ろが、未来地域語のアルファベットでは、8文字もあり、頻出字なので、いちいち戻って点など打つのが非常に非効率。先生も良く打ち忘れていた。筆記は筆記 体オンリーの教育制度が始まったのが5年前だったか。当時の教育大臣の趣味で始められたのだった。未来地域では、一般に筆記体は使われていない。ドクター 体、といわれるほど、一部の職業の人の特殊な書き方と見なされている。今まで医者が処方箋に筆記体で記入してて、一般の人が読めなくて困っていたのが、こ れも普通のブロック体になるらしい。今まで親が子供の宿題手伝ってあげたくても、筆記体が書けないのがネックになっている場合もあった。BS君のママみた いに、筆記体をマスターして、子供の字を真似てマシーンやってるケースは、そう多くないだろう。Iさんはもともと筆記体を書く人だったので、余裕でマシー ンやっているが。ともかく、これで、1年生の字の練習は、かなり負担が軽くなるはず。

2010年09月02日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.01.28■「責任」を絵で表現すると
学校で、ethicsという授業がある。辞書には、倫理・道徳と載っている。教科書がなく、プリントだけなので、どんな授業をやっているのかわからない が、「責任とは」「優秀であるとは」「紳士的振る舞いとは」などの、英語の定義を覚えさせられているようだ。子供らは難しい単語がどっさり入った文を、オ ウムみたいに披露してくれる。うちのインターはオックスフォードカリキュラムという話だが、かの国では、こんな洟たれ坊主にも紳士たれと先生が諭すのだろ うか。これらの授業を受けても、うちの子らが「紳士」から程遠いのは、言うまでもない。学校側も、この授業は重視していないらしく、演劇の先生が担当して いるから、もしかして面白おかしくやってくれているのかもしれない。毎月、定期テストがあるのだが、いつも最後に「絵で表現しなさい」という項目がある。 「責任」を、絵で表現しなさい。「優秀」を、絵で表現しなさい。うちの子らは、どんぐりっ子でお絵かきに慣れているから、こういうのは得意なのである。 「責任」・・・植木鉢のお花に水やりしている絵「優秀」・・・サッカー小僧がゴールしてる絵もちろん、マル

2020.01.31■イッリーの御心のままに
BS君のママの病気は峠を越したものの、まだ歩くことができない。先週はBS君ママのお姉さんと子供が手伝いに来ていた。お姉さんは離婚しており、子供と 2人で実家のすぐそばに住んでいる。子供のB君は、学校が終わるとおばあさんの家に行き、夜遅くお母さんが迎えにくるまで、そこにいるのだが、おばあさん とおじいさんは、B君の宿題を見ても全くわからず、見てあげることができない。おばあさん、担任の先生に相談した。すると、担任の先生は「近所の人に助け てもらいなさい」と言った。おばあさん、近所の人たちに頼んでみた。しかし、みな、自分の子供の宿題で手いっぱいで、ことごとく断られてしまった。B君の お母さんは、休みが日曜日しかなく、昼まで寝てしまう。用事をするのに精一杯で、B君を見てあげる気持ちの余裕もない。お母さんは、ただ、おいしいお菓子 を食べさせて、息子を喜ばせることしかできなかった。こうして、B君は誰からも宿題を見てもらえず、放っておかれ、これまた肥満になり、3年生になった。 算数文章題は、ほとんど解けない、とおばあさんは言っていた。BS君のママは、BS君のいとこにあたるB君を不憫に思い、家に来たときは、いっぱいの愛情 で包んであげるのだった。今回は1週間の滞在だったが、毎日少しずつ三角視算表を覚えさせて、帰るころには、ほとんど頭に入った状態になっていた。学校の 冬休みなので、UFOママは先週は3日BS君とどんぐりをやった。一緒に、B君にもさせた。すると、内向的で、ゆっくりさんの、アルファベットの読み間違 えも多いこの子供が、思いのほか飲み込みが早く、このままどんぐりをさせれば、すばらしい効果が見込めるのが感じられた。(参考 どんぐり第3回目  0MX05)描いたもの ありんこ 涙3つぶ 遠くの家 涙池 ありんこから涙池に、6本の矢印 涙池の中に、3つぶの涙 答はなし 色鉛筆で、美しく色 づけ残念なことに、この子はうちから車で1時間の、未来地域の北端に住んでおり、とても通える場所でないし、周囲の大人にも、その気持ちがないのだが、 BS君ママは、大人たちを熱心に説得した。教えなくていい!ただ、週に1日だけ、この子にどんぐり問題を与えてやって。UFOママは、年長問題と、20題 ほどの見本を大急ぎで描いて、渡してあげた。今日の電話では、B君、お母さんにせがんで、問題をノートに貼ってもらった。早速自分で一題やったという。自 分から勉強するのを見るのは初めてだったから、お母さんは、たいそう驚いたそうだ。・・・あとは、イッリーの御心のままに

2020.02.02■なぜ読解ができるのか
3年の上の子のクラスでは、毎日日記をつけるのが宿題になっている。昨年秋に、インターに転入したばかりのうちの子にはまだ無理と思われたし、これがスト レスになって学校嫌いになってもイヤなので、1月になって、新しく替わった担任の先生に言いにいった。(前の先生は、日記を出さなくても黙認してくれた) UFOママ「うちはまだアウトプットの段階ではありませんので、日記は書かせません」先生「英語力が足りないとお考えでしたら、エキストラ・イングリッ シュクラスに参加してもいいですよ」UFOママ「エキストラ?補習みたいなものですか」先生「アートや音楽の授業に参加する時間に、英語のフォロークラス に参加するというものです。でも、あなたのお子さんは、英語力に問題ないので、参加リストに入っていませんが」エキストラ・クラスには、クラスの大半の子 供が参加しているという。UFOママ「うちの子はアートも音楽も好きなんで、結構です」そばで聞いていた別のママ「うちでは毎晩20分、私が英語を読ん で、息子に書き取りさせてますのよ。英語を書く力が不足しているなら、お勧めしますわ」UFOママ「今は思考力の養成を重視していますので、書くトレーニ ングは後回しでいいと思っているんです。とにかく、日記は書かせませんのでよろしく」そのママの手には、1月の英語テストの答案があった。やっぱり第3問 だ・・その子の答案は、本文からの抜き出しなのだが、×なので、親が納得できなくてたずねているのである。パッセージは 「The Trumpeter of the Swan by E.B.White」授業でやっていない初見の文章。少年サムは、昼間、葦の茂った池で、偶然トランペッター・スワンの巣に遭遇し、大変感動する。キャン プに帰り、父親に、どこに行ってたのか、何を見たのかと尋ねられた少年は、あたりさわりのない説明を続ける。大意はこんな感じ。問題3「サムは、父親か ら、今日はどんな日だったかをどのように説明しましたか」ここで、「サムはどうやら、父親に白鳥のことを知られたくないらしい」と、読解しなければいけな いのだが、大意をつかんでいない子の場合、白鳥を見て感動したとか、サムの説明を丸写しして、間違って解答してしまうのだろう。うちの子の解答「サムは、 父親に、たいしたものは見なかったと答えました」で○をもらっている。クラスで1割の子しかできなかったそうだ。3年にはなかなか難しい問題だと思う。母 国語で書かれていても、間違う子供が少なくないだろう。1年からインターに行っている子に比べ、語彙力もないうちの子が、どうして読解できるのだろうか。 イメージしているからだ。どんぐり文章題で、文章をイメージに変換する力を養成しているからだ。パッセージを何度も読む時間はない。最初から、丁寧にイ メージしながら読んでいくことで、見えてくるものがある。

2020.02.04■宿題マシーン拒否される
下の子は、学校で2桁の足し算引き算をやっている。宿題もしょうもない計算問題ばかりだから、当然マシーンの出番である。ところが、このマシーンは精度が 悪く、よく答を間違える。次の日、下の子はおかんむりである。「ママ、また間違ったな。もう宿題していらん。オレがやる」「あかんよ、こんな問題やっとっ たらアホになるんやからね。一個や二個間違ってもええやないの。あんただって、テストで間違うことかってあるやろ」「オレは間違わんわ。見てみい!!」目 の前に突きつけたのは、1月の定期テストの結果一覧表。今日もらってきたらしい。
英語 98点
算数 100点
未来地域語 100点
倫理・道徳 100点
コンピューター 100点
何じゃ・・こりゃ・・・呆然とするUFOママの前で、宿題を始める下の子。「完璧主義はあかんよ。・・・ママに半分よこしなさい」計算ミスをなくすには、 ゆっくりじっくりやらないといけまへん。宿題マシーンをするとき、計算をささっとやって、ミスしてしまうのは、子供に悪い見本を見せているのだろうか。親 が書く字が、汚いだのきれいだの、子供から文句が・・という話は、どんぐりHPの過去ログにあった。でも、マシーンが間違いすぎて文句が・・なんてのはな かったと思う・・ああ〜もう〜宿題なんかなかったらいいのに〜〜

■意外に好評です(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●7時間英語講座が好評です。...内容的にはOneZemi英文法の半分も講義していないのですが英語を理解する新しい方法に興味があるのかもしれませんね。...9月末まではDVDを受け付けますので気になる方は御覧下さい。

〜つぶやき〜
●実は中学の3年間の教科書SUNSHINE1-3を使って個人指導しながら全語順訳と簡単な文法説明をしている音声を編集しているところです。手元に現 行の教科書さえあれば(教科書が違うものを使っている場合でも最終的には同じ内容を習得するのでSUNSHINEを使って問題はありません)一応、文字通 り「中学3年間の英語」を教科書で習得できます。...公開はしていませんが欲しい人いるのかな。
※娘との掛け合い漫才みたいな個人指導ですので公開等は微妙です。
 こんな感じです。→中3最後の補充問題
 教科書の途中(SUNSHINE3-P.85前後)で関係代名詞を説明している部分はこんな感じ
 形容詞(全ての形容使用法)→関係代名詞

※全文語順訳(英文も含む)に興味があって、を音声を聞きながら書き起こしてくれる人がいらっしゃれば語順訳のテキストが増えますので助かります。ボランティア募集デ〜ス。(参考:NEW CROWN)→応募、有り難うございました!(2010.9/2)


2010年09月01日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.01.17■宿題マシーン、公認に
リューマチ熱のために、ステロイドの量をなかなか減らすことができないBS君ママ。ずっとソファーに足を伸ばして座ったきりである。憐れな病身の宿題マ シーンにも限界が来て、BS君、入学以来始めて宿題ができないまま学校に行った。できなかったのは、「学問の成功物語を創作し、表紙をつけて提出」その他 工作が2点ほどだった。それで、BSは担任の先生に何か言われるだろうか、怒られるだろうか、と心配していた矢先である。「今日先生から電話がかかってき たのよ」「お見舞いの電話?それとも・・」「宿題のこと。先生はBSに、どうして宿題ができなかったか聞いたら、BSはあたしが病気だからできなかったっ て本当のことを言ったんですって。あたし、家の中がひっくり返ってて、困り果ててるって言ったの。UFOママが助けてくれて、BSの宿題も見てくれるけ ど、日本人だから未来地域のやり方もわからなくって、適当にやってるみたいで、仕方ないから我慢してるんです。そしたら、先生電話で何ていったと思う?あ と1週間で冬休みだから、評価をつけないといけないんだけど、事情を勘案して、できなかった宿題の分の評価は90点をつけておくから、冬休みの間にゆっく りやって、休み明けにBSに持たせなさいって。」
「冬休みの間にやってって、誰が?」ここでしばし沈黙。「あたしの事らしいわ・・・」「先生も、宿題は、みんな親が手伝ってるって知ってるんだ。そんなも ん見りゃわかるんだもん。感覚麻痺してるね。いけしゃあしゃあと・・・」「先生にご配慮ありがとうございますって言ったのよ。他に、何が言える?ねえ、あ たしがこんな風に言ったの、あなたが怒らないって分かってたからのよ。こんなことが言えるのはあなただけよ」「上出来、上出来。今は、余計なことは考えな いの」今日から、BS君ママと、UFOママは、公認宿題マシーンとなったのである・・・「ということは、もうBS君の字に似せたりしなくてもいいってこと やね。よっしゃ、今日の宿題は?」「算数は、作問20問と、筆算20問ノートに書いてくること。今日も主人の帰りは遅いのよ、本当に助かるわ。」こうなっ たら、堂々とやれる。なんたって公認マシーンだからね。・・・どんぐり文章題を入れてやる・・・<0MX85>みぎの おさらには 130この おまん じゅうが おいてあります。ひだりの おさらには 500この おまんじゅうが おいてあります。では、みぎのおさらに おいてある おまんじゅうの か ずと ひだりの おさらに おいてある おまんじゅうの かずの ちがいは いくつでしょう。
<0MX89>  あかいはなと しろいはなが あります。あわせると みんなで 240ほん あります。また、あかいはなは しろいはなより 60ぽん おおいです。では、しろいはなは なんぼん あるのでしょうか。

3桁の引き算を入れないといけないから、数字は大きくした。500個のおまんじゅうが載るお皿って、すごいよね。王様の食卓かなあ。それからスパイダーマ ンとか入れた思いっきり楽しい問題を作ってあげた。簡単な絵図をつけて、丁寧に計算式も筆算もつけて、ノートをのびのび使って書いた。あとでBS君が見 て、見本になるように。ノートはこうやって使うんじゃ。わはは、やりたい放題〜「作問も、筆算も、BS君がするのは一個ずつでいいんだよ。3桁の筆算は理 解してるから大丈夫。手順を忘れない程度でいいから。」ひたすら恐縮するBS君ママ。今日のどんぐり「かめ虫花子さんと大カマきり子さん」問題を、ノリノ リでやったBS君。イッリーの神様、このまつ毛の長い、麗しのどんぐりママさんに、早く健康を返してあげてください・・

2020.01.18■大人でも効果あり
きのう、パパが「新聞にどんぐりみたいな問題が載ってるぞ。子供らにさせてみたら」どれどれと見てみると・・・「未来地域全国共通公務員選抜試験教養問 題」公務員試験問題を小2と小3にさせようと思う親がどこにいる!「%の問題は早すぎるよ。あ、これは面白そう・・」そこで、子供の寝静まった夜、パパと 2人でチャレンジ。
「ある男が6歩前進して3歩後進している。340歩歩いたところで、出発地点から何歩前進しているか?」
「あるダイバーが海底に潜るときは分速160メートル、上昇するときは分速240メートルである。ダイバーが水に潜り始めてから、6分後に水面に戻ったとすると、水深何メートルまで潜水したか?」
1年前はどんぐり問題みても、年長さん問題以外はさっぱりわからなかったUFOママでも、2問とも解けました?「算数は子供に教えられないから、パパにお 任せ」のママさん、ぜひどんぐりをやりましょう?パパは1問目が、「何であまりが出るんだろう、わからん・・・」と言ってギブアップ。2問目は、どんぐり 5MXくらいのレベルかなあ。時期がきたら、子供らにもさせてみよう。楽しみだな〜。

2020.01.22■冬休み用問題集は拒否
うちは今年はインターなので、冬休みは終わったが、未来地域の学校は明日が前期の最後の日。週末から約2週間の冬休みに入る。BS君は、きのう「冬休み用 の宿題」と称して問題集3冊(計400ページ)を学校からもらってきた。明日は保護者も学校に行くので、代金を徴収されるだろう。先生は、業者からまとめ て購入したから、本屋で買うより安いと言う。BS君ママ「こんなもの、買ったところでゴミ箱に直行よ」BS君パパ「BS、先生に要らないといって返して来 い」今日行ったIさん家。「Z、明日先生が問題集を配るようなら、うちは休暇に出かけるし、勉強はどんぐり問題するから要らないって言うのよ」結局、今期 は月1くらいしかどんぐりができなかったZちゃん。学校で教材を販売することは禁止されています。教育省から監視員が来る前に、先生や世話人ママが大急ぎ で配ります。UFOママも、去年の冬休み前は、事情がわからなくて購入してしまいましたが、学年末の宿題本は拒否しました。どうしても勉強させたいなら、 前半の1週間は休んで、後半の1週間、前期でやったところで、間違えた問題、解けなかった問題を少量、じっくりゆっくりやらせましょう。そのほうが思考力 をつけるのに効果的です。詳しくはどんぐり倶楽部HPで「分からん帳」で検索してください。

2020.01.25■未来地域の大手塾UVEFN
未来地域にUVEFNという教育機関がある。レベルが高いので有名な大手塾で、全国に14教室。教え方には独自のメソッドがあるらしい。問題集や月刊学習 誌も出している。毎月のように各学年共通テストがあり、公立小学校でも、実力テスト代わりに参加させるところがある。対策のために、先生は補習で TUDEMの学習誌を使っているようだ。小4の学習誌を見ると、Z会高校コースみたいで、遊び要素ナシ!一番難しそうな問題はどれかな、と思ってぱらぱら 見ていると、「二つの水道から同時に水を入れ始めて、容量がいっぱいになるのは何分後か」という問題があった。どんぐり問題の2年生問題には、同じ観点の 問題があったけど、UVEFNのが「1分に何リットル」だったのに対し、どんぐりのは42秒間に50デシリットルだから、こちらのほうが数段ひねってあ る。上の子は、2年問題で出たときは、途中で計算がこんがらがってダメだったけど、3年問題で再挑戦したときは、いいところまで行けた。噴水が二つあった のに、一つで計算してしまっていた。もう一度問題文を読んで、すぐに気づいたが、「じゃあ、時間が半分になるってことやなあ」と、すぐに正解を出した。ま た算数のお宝をゲットしたようだ。

2010年08月26日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2020.01.11■我が家が宿題をさせない理由(再録)
我が家でも、未来地域公立小学校に行かせた最初の半年は、宿題は本人にやらせるという方針でした。そこは、未来地域でも名の通った、生徒の半分以上が越境 してくる小学校です。当時1年生の下の子は、負けず嫌いで、言わなくても自分で全部やる性格の子供でした。しかし、私の子供は、だんだんチックがひどくな り、あまりにも体を揺らすので、宿題をするとき、私が片足で椅子を抑えていなければ、座っていられない有様でした。実際、学校で椅子から転がり落ち、顔に 大きな傷を作ってきたこともあります。やがて、パニックが始まり、奇声を挙げ、手にしたものを投げ、親を蹴り、叩き、とても宿題どころではなくなってしま いました。それでも、私は本人のために、宿題をさせなければいけない、と思い込んでいました。それは、主に道徳的な理由、つまり、自分のことは自分でする という習慣をつけるためでした。私は、自分の子供が、人権侵害に等しい精神的抑圧を受けていることが、理解できなかったのです。今でも、子供に全部宿題を させたことが悔やまれてなりません。
「どんぐり倶楽部」に出会ったのは、2年の上の子の計算力のなさを危惧してのことでした。数字のイメージが頭の中にないらしいのに、気づいたのです。ネッ トで効果的な勉強法を探しているうちに、インターエデュというお受験のサイトに入り、「宿題はさせるべきですよね」という掲示板のやりとりを読んでいまし た。どんぐり倶楽部の「子供の思考形態に悪影響を及ぼす宿題はさせてはいけない」の主張と、「宿題をしなければ、責任感のない人間になり、将来子供が困 る」という反対意見などは、私にはとても考えさせられるものでした。私はいろいろなお母さんたちの書き込みを見て、感じました。自分が共感し、理解すべき は、自分が属するべきは、どんぐり倶楽部の側なのだと。そこでは、子育ての理論(哲学)と、具体的な手段が公開されていました。
私は、宿題を減らし、どんぐり倶楽部の算数文章題をさせ始めました。最初は、宿題の代わりにしていましたので、1日1題のハイペースでした。どんぐり文章 題は、絵図を描いて解くのですが、大人でも難しいので、週に1題〜2題でも十分なのです。その意味がわかるのは、何ヶ月もあとのことです。次第に、宿題を もっと大胆に減らすようになり、算数の文章題が20題あれば、難しいものを2題だけノーヒントで本人に解かせる、という方法を取るようになります。そし て、4ヶ月後、子供に現れた変化を見て、大変驚きました。
算数が、クラスで一番になったのです。宿題を減らしたら、学力が上がったのです。宿題を全部やってくる子も、エテュット(補習)に行っている子も、太刀打 ちできません。問題を読んだとたん、内容をイメージできる頭になってくるのです。問題の数をこなす子の中には、偶然にこの力を得る子供も出てきます。しか し、それは偶然を待たなければなりませんが、どんぐりのやり方は、この部分を確実に育てようとするのです。どんぐり倶楽部が、究極の勉強法であることは、 何より子供が実証してくれます。あんなにひどかった下の子のチックは、治まっていました。先生からは、飛び級を薦められました。昨年の夏は、日本に里帰り し、地元の小学校に1か月通わせました。漢字は駄目ですが、算数文章題は満点だったので、担任の先生が驚いておられました。今年度は、私の子供たちは、イ ンターに通っています。子供たちは、保育園で英語のレッスンを受けた程度で、英語力はわずかなものでしたので、最初はテストは0点でいいと思っていまし た。宿題になっている、毎日の日記と音読は1度もさせず、本の読み聞かせをしました。3ヶ月後の、学期末テストの結果は、全教科ほぼ満点です。1年から英 語教育を受けている同級生を抜いて、2人ともクラスで1番の成績を取りました。テスト勉強は一切させませんでした。教科書もノートも見ませんでした。外で 遊んでばかりいました。1年前からは、考えられない子供の変化を、見ることができたのです。宿題を全部させてはいけないというのではありません。実際、低 学年であれば、1日30分程度の宿題はさせてもいいのです。しかし、それは深く考える練習をするもの、味わうものでなくてはなりません。学校で出される宿 題を、全部子供にさせると、本来の教育からかけ離れた苦痛を子供に与え、家族が振り回されることになります。以前の知識偏向型と違い、世界の教育の主流 は、思考力を問うものになっています。CTCも、思考力を問うものなので、解法パターンを暗記する勉強法は、まったく効率が悪いのです。実際CTCの問題 をごらんになればおわかりになると思いますが、少し頭を使って、簡単な図を書けば、解ける常識的な問題ばかりです。しかし、学校の先生は、思考力を育てる 方法がわからないので、量とスピードでカバーしようとし、悪循環になっています。周りのお母さんたちは、「CTCは難しい。学校の授業だけでは足りない」 と言うのです。しかし、どんぐりで絵図を描いて問題を解く練習をしている私の子供たちは、低学年ですが、6年生問題であればほとんど解くことができます。 私は、今まで自分のブログを、あまり人に教えていませんでした。しかし、未来地域で子育てされている方のブログで、「やってもやっても終わらない宿題」な どの記述を見るうちに、ぜひ他の方も知ってほしい、と思うようになり、ブログ村に参加することにしました。未来地域には、少数ながら、どんぐりの教育を実 践するお母さんたちがおられます。大量宿題と、どんぐりの教育は、両立ができません。皆さん、お子さんの宿題を手伝っている(させない)お母さんたちで す。小学校低学年というのは、一番大事な時期です。この時期にしか、つけられない力があるのです。学校の宿題を全部させていたら、短絡的思考をする脳に なってしまい、大事な大事なお子さんの才能が潰されかねません。

2020.01.14■大量宿題の落とし穴(再録)
きのう、学校帰りに、下の子の友達Dくんが家に来た。闊達とした、可愛い1年生である。Dくんは、家に帰って、まず宿題をやるのが習慣になっているとい う。Dくん、うちで一緒に宿題をするというので、どんなやり方をするのか見ていた。今日は遠足だったので、宿題は普段より少ない。算数は計算問題はなく、 文章題13問だった。Dくん、集中して問題を片付けていく。6問目でひっかかった。「7と9の間の自然数から7多い数は何か?」Dくん、間違えたまま、次 に進む。それから、合計4問、一瞥してわからないものは空白のままだった。ほとんど考えようとしない。さて、うちの子。途中で退屈したら、UFOママが数 を減らすつもりだったが、今日は全部するつもりらしい。6問目で、Dくんと同様、ひっかかった。自然数の定義を、学校でやっていないのだろう。1年生の算 数に、何で自然数やダースなんて用語使うのだろう。問題集をハイレベルに見せる悪知恵か。9問目「4と6の間の自然数の4倍は何か?」で手が止まる。「こ れ、かけ算するの?」1年生だから、まだ学校でかけ算はやっていない。UFOママ「何でもええよ」うちの子、ちょっと考えて、5を4つ足して、回答。うち の子、13問すべて回答した。うちの子、算数の宿題を終え、未来地域語にとりかかった。大嫌いな「問題文をノートに写す」だから、なかなか進まない。気ば かり散らしている。普段ならここでマシーンが出動するのだが、今日は量的に少なかったので、様子を見る。Dくんは未来地域語の宿題を、大人みたいな続け字 で、どんどん片付けていく。とても早い。Dくんが未来地域語の宿題を終わらせたので、算数のできなかったところを見てやることにした。Dくん、「足す」 「合計」といえば、+を使うと知っているが、「〜より多い」が+と結びつかない。「4倍」に至っては、全くイメージできない。今は5月、未来地域では、学 年末に近づいている。Dくんの問題集を見ると、すべて本人の字で書かれているから、あの大量の宿題を、・・・UFOママでさえ、忍耐が要求される、あの量 を、この子は毎日こなしてきたのだ。その結果がこれか。Dくんは、頭を使わない作業のスピードは速い。しかし、じっくり時間をかけて、考える習慣がない。 一つの問題に時間をかけていれば、大量宿題をこなせないためだ。宿題をほとんどしないで、遊びまくって、「どんぐり文章題」をやるだけで、思考力がついて 余裕のうちの子。今でこそ、何も思わないが、「子供の宿題を親がやる」ことは、当初は、かなり抵抗があった。他の親が、子供の宿題を手伝っていることを、 内心バカにし、うちの子は自力でする、というのを自慢に思っていた。宿題のストレスで子供のチックがひどくなり、いすから転げ落ちなかったら、そして、 「どんぐり倶楽部」に出会い、理論を知らなかったら、UFOママも、鬼ママになっていたかもしれない。

2020.01.15■BS君が・・
算数の学期末テストで満点取りました!!!!
どんぐり始めて、苦節楽しくお絵かき4ヶ月半・・・
テレビ付けっぱなし→制限へ
プレステ遊び放題→制限へ
地獄の宿題→宿題マシーン→遊ぶ時間倍増
読書強制→読み聞かせ
車通学→徒歩
スポーツゼロ→土日のサッカー
食べ放題→制限へ
おまけ ペットに無縁だった家でインコを飼いはじめました。

ブログをずっと読んでくださっている皆様と、レオン君と、今日は一緒にハイラをやりたい〜〜(全員で腕を組んで踊ること)いや、今日はこんなことじゃない んです。もっとうれしくて、BS君ママと喜びを分かち合ったこと・・それは、BS君が、授業中、先生がボードに書いた問題を、ノートに自分で図を描いて解 こうとしたことなんです。今まで、先生の板書以外は、ひとつの落書きもなかったBS君のノート。惜しい、最後のたずねられてるところで、意味を取れなく て、間違ってた。そんなことはたいしたことではありません。UFOママを大喜びさせたことば。どうして絵図を描いたのかBS君のママが尋ねたとき、彼はこ う答えたんです。「わかんなかったから図を描いたんだ」これが、どんぐりの最初の目標なんです。こう実感させることが大事なんですよ。

2010年08月25日    
■日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2019.12.18■TCT6年生問題が小2でも解けた
TCT未来地域全国実力テストの6年生問題の中で、難しいと言われる4問のうちの1問を、下の子がノーヒントで解いた。2年生(日本の学齢では1年生)ど んぐり歴11か月 現在2MXに入ったところ、バスケットの試合で、コロメの得点とズォムレの得点は合計140点です。コロメの得点は、ズォムレの得点の 4分の3です。前半でコロメは18点を入れたとすると、後半で何点を入れたのでしょう。
1.コロメとズォムレの得点(シュート)の合計は140点
2.コロメの得点は、ズォムレの得点の4分の3をオリジナルで表現
3.140÷7 まだ割り算を習っていない為、工夫して計算している割り算が、いじらしい・・・
4.コロメの総得点60から前半の得点18を引く
5.得点ボード 後半は42点

2019.12.21■家族でどんぐり
初めて家族全員で一緒にどんぐりをやってみた。
上の子3MX16 アザラシとクジラ問題
下の子2MX03 ボールのコロコロとゴロゴロ問題
そして、UFOママとパパは、4MX21 時計算。長針と短針がいつ重なるかの問題。下の子「オレとママ、Kとパパがチームやからな。どのチームが早く解 くか競争や」どんぐりに競争はご法度だが、子供ら、ノート何ページも使ってのびのびやっている。問題は親2人である。UFOママは、まず絵図を描いて考え なければならないのに、ズボラ癖が出て、「以前の問題に何か伏線があるはず。これに似た問題はなかったっけ・・速度が違う、二つの動くもの・・そうだ、ア リンコのチビとチョビ。これが使えないかなあ・・・」ハーモニーさんのブログのパセリちゃんは、がんばって比を使って解こうとしていたけど、UFOママ は、方程式しか浮かんでこない。長針と短針のルートを道に見立てた図を描く。長針が一時間に6度、短針が一時間に1/2度動くんだったな。8時からスター トするとすれば、240度ずれているから、
□×6=□×1/2+240
両項を2倍して、
□×12=□×2+480
□×10=480
□=48 答8時48分
ウヒャヒャ。できた。ところが、答は何分の部分は分数になると注意書きがある。「おかしい、これで行けるはずやのに」何度も見直したのだが、どこで間違っ ているのかわからない。同じチームの下の子が、こっそり目覚まし時計を持ってくる。「ママ、見ときや。ここで重なるねん。8時43分や。」「そうか、43 分代になるんやな。じゃあ、ママのはやっぱり間違ってるんや。」7歳児にヒントをもらってどうする。一方、パパ。UFOママが持ってくる問題は、計算する とややこしいけどイメージで解くと簡単なものに決まっているので、絵を描くと解けるのだろうと当りをつけ、時計の拡大図を描き始める。解けない。図を3枚 も描く。43分7/12 という回答を出すが、なぜか分母が間違っている。「ムム〜〜」「これを日本の小学生が解いているんだぞ。ホレホレ」とはっぱをか けるUFOママ。しかし、UFOママは他の解き方をしようとせず、もう1時間も同じ思考で堂々巡りをしている。パパのほうが、よほどどんぐりをやってい る。1時間半経過。あきらめたパパが、UFOママの回答を見ると、「ここが間違ってる」2倍するとき、1/2×2=1なのに、計算間違いして、2になって いる。たったこれだけのことが、1時間半見直しても分からなかったのである。暗算アカン。何でこんなところで、というところで間違ってしまう。きちんと、 分子に2と書いて、分母と分子を消していれば、こんなことにはならなかったのに。というわけで、親が2人とも解けないという結果に終わった。不完全燃焼で ムラムラするパパ。翌日、早速知り合いの大学生に、同じ問題を出題。「これは、インテグラルを使うんですよね・・・」とかわされてしまった。

2019.12.28■どんぐりで正解 
どんぐり倶楽部に出会って1年たった。1年前、上の子が「くふうして計算しましょう」で、全滅だった。計算力がないのに、危機感を覚えたUFOママ。検討したのは以下 
1そろばんサイトのフラッシュ計算
2時空先生のドリルサイト
3どらゼミ
4海外子女教育の通信講座
ネットで調べているうちに、エデュのサイトに入り、攻撃されている「どんぐり倶楽部」に出会う。 一年後・・・・・・3年の上の子「50で割るのは面倒やから、100で割って2かけても、同じ事やんなあ」2年の下の子「にじゅうよんまんわるごひゃ く?・・かんたんやんか。10000の中に、500は20個あるやろ、それが24個あるということや。オレは割り算のやり方知らんから、こういうやり方し かできへんねんけどな」UFOママ、大満足。どんぐりで正解。http: //plaza.rakuten.co.jp/myjapan/diary/201008220000

■どんぐりで正解スイス版はこちら
「どんぐり倶楽部」...やっぱり正しかった!

2010年08月24日    
■日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2019.11.26■未来地域ブログに反応あり
未来地域語どんぐりブログが、今日はアクセス90を更新中!日本側からなんか〜未来地域側からなんか〜わからないけど〜2時間前から反応しはじめたから、 時間帯からすると、どうやら未来地域側のよう。メールキタ〜「読書をすればするほど思考力がつくのでは」と書いてある!説明行くよ〜どんぐり理論プラス 「春の夜の算数問題」で、読書量十分の大人が総倒れで、どんぐりっ子が問題解いた経験も披露してくる!パパは爆睡してます!?

2019.11.29■イメージ力
今、那須正幹作「ズッコケ三人組ハワイへ行く」という本を読み聞かせしている。そこで、小6の3人の少年が、懸賞で当たったハワイツアーに参加し、観光す る場面が出てくる。ヌアフ・パリ展望台に来たら、かなりの強風が吹いている。同じツアーの参加者で、女の子たちに人気のキザな少年に反感を持つハチベエ が、「あいつ、ふらふらしてたら風で吹き飛ばされるんじゃないの」と憎まれ口をたたく。そこで、ベッドの中でおとなしく聞いていたうちの子らが、声をそろ えて、「モーちゃんはええで」「あいつは飛ばされへんで」と笑う。モーちゃんというのは、三人組のうちの一人で、太っているが、気のいいキャラである。ま さに、その後「そこへ行くとモーちゃんは、おちついたものだ。」という記述が入るのである。2人の頭の中では、映像のようにイメージが浮かんでいる。だか ら、本に書いていなくても、強風の中で悠々としているモーちゃんの姿が見える。本に出てくる文だけをその都度イメージしているのではない。背景と共に、登 場人物全員がイメージされているのだ。この本はフィクションだから、作者も、少年たちがハワイで観光するところを頭にイメージして、描写しつつ物語を進め ている。子供らは、本の中の言葉を通して、しっかりとイメージを受け取っている。

2019.12.11■未来地域ブログ お礼
未来地域ブログに、レオン君からコメントが入ってた。?それも、未来地域語で!レオン君、ありがとうございます!Bu cok guzel bir calismadir.「これはとても素敵な作品です」まさか、レオン君、こっそり未来地域語を勉強してるんじゃ・・よせばいいのに、グーグル自動翻訳で 訳語が出るか、確認してみたら、This is a very beautiful work.で、でた。未来地域語→日本語は二重翻訳で使い物にならないけど、→英語は使えるなあ。以前、紅玉さんが、日本語でコメントを入れてくださっ た。UFOママのパソコンは日本語フォントが表示されるので、違和感なかったのだが、
Iさん家で見てみたら、紅玉さんのコメントはすべて□になっていた。
□□□□□□□□□!!
□□□□□□□?
□□□□□□!!
Iさんが、「宇宙人からコメント」って言ってた。もちろん、UFOママの訳が下に記入されているので、問題なし。これが、リアルに、未来地域語で表示され ていたら、どんなにいいだろう。きっと、20年後くらいには、そうなっているのかもしれない。紅玉は未来地域語で「オレミ」と言う。BS君も、生まれて初 めて自分の作品が、外国の人から誉められたのはよほどうれしかったらしく、「オレミさん」と覚えている。ハーモニーさんのところのパセリちゃんのどんぐり 作品、何度もクリックされています。しまりすさんのところのルーちゃんのどんぐり作品も、パパの最終チェックを待つのみ。いろいろご協力ありがとうござい ます。おかげさまで、未来地域側と思われるアクセスも、少しづつ増えてきました。きのうは新記録の97アクセスでした。

2019.12.17■むむう〜
今日BS君ママから聞いた話。きのう、BS君、授業中先生に当てられて、ボードで問題を解いた。BS君が言うには、みんな全然わかってなかったのに、自分 には分かったのだという。ところが、答えが間違っていた。先生「あなたの家庭教師は間違って教えたらしいわねっ」とみんなの前で皮肉を言ったのだとか。 BS君ママ「BSは教わってないのにっ!先取りしてないのにっ???」BS君ママ、最近は先生と話すのも胸糞が悪いのだという。以前は宿題をいやがる子供 に腹を立てていたのに、矛先が先生に向かったからである。UFOママは、先生の誤解を解きたいからブログも作ったのに、BS君ママは先生にブログを教えな い。教えても無駄だという。ノートに絵を書いたら怒る先生。自分の子供の先生でもないから、UFOママも保護者の了解なしに先生とコンタクトをとるわけに も行かない。BS君ママ「見てらっしゃい、あと2ヶ月したら、BSが変わるんだから・・・」最初に「変化が出てくるまでに、最低でも6ヶ月かかる」と説明 したのを、覚えているのだ。最初の寺子屋(3センチ平方の絵)からしてみたら、最近は自分で絵を描き始めるBS君は大きな変化を見せているのだが。おびえ た線はもうない。この間、レオン君から絵も誉めてもらったんだから、そんなに外してないハズ・・・・

(※実はこの後、半年もせずに、BS君は国語も算数もクラスでトップになる...宿題をせずに、徹底反覆もしないで「どんぐり問題」を楽しんだからである)


2010年08月24日    
■講義記録公開:期間限定(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●容量が大きいので期間限定にします。
●興味のある方のみ御覧下さい。

1.2010.7/25...7時間英語セミナー(生徒・指導者混合)........8/末まで(終了しました)
2.2010.8/23...受験生(玉石混交クラス)IF法(漢字〜黄道12星座)..9/末まで

※上記2点をまとめてDVDにて配布可能(作成代金3000円)...高画質映像になります。

2010年08月21日    
■受験勉強-夏休みの友(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●学校配布宿題:夏休みの友(「夏休みの生活」英語:フクト)をすることになりましたので、最初の項目「be動詞と一般動詞」の話から。

※1時間15分50秒の長丁場ですが、途中で料理の音が入ったりしていますので、
 聞きにくいかもしれません。興味のある方だけ聞いて下さい。
※項目としては「be動詞、一般動詞、There be、進行形」という項目です。
※テキストに関わらず(どんなテキストを使っても)、文法説明はオリジナル(OneZemi英文法)で出来るということも分かります。
■糸山家の親子関係(中3女子-父親:受験学年)の雰囲気も少し分かるような音も入っています。<幼く・賢く・逞しく>に育っているでしょうか?...いいねぇ。受験が楽しくなるのは当然ですね。受験の作戦はこれから共同で作り込んでいく予定です。

 夏休みの友(2010.08/20)(http://homepage.mac.com/donguriclub/20100820-2.mp3)

2010年08月20日    
■受験勉強-ワーク-分かった瞬間(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●ワークを使って受動態が分かった瞬間の録音(全長47'06")を公開します。
●勉強しないことで、このような吸収力を発揮します。飛躍的に学力が伸びる方法は決まっているという事です。

2010年8月18日-英語ワーク(受動態)(http://homepage.mac.com/donguriclub/20100818-1.mp3)
※38分46秒あたりで<めい>が叫んでおります。「わかった〜〜!!!!」

2010年08月20日    
■受験勉強(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●高校入試の受験勉強は中3の8月からしかしません。...今年は8/4から始めました。...あ、もちろん定期テストには全くノータッチです。
●8/16に3年間分の教科書の最後のページSUNSHINE-3-p.87(Shimauta)を終えたので、録音を公開します。
●今まで全く勉強していないので、当然、英文も全く読めませんでしたが12日間(実質は1.5時間×10日=15時間)でこんな感じです。現在は、夏休みの宿題、ワークに移っています。今はこれで、十分です。

SUNSHINE-p.87(http://homepage.mac.com/donguriclub/Shimauta-20100816.mp3)

2010年08月17日    
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
2019.11.09■体感角度?
子供「ママ、またインターネット見てるやんか。僕らには月曜日30分しか見させへんくせに。ずるいなあ」
UFOママ「ママの好きなスケートの試合があってんもん。結果が気になるんや」
子供「それで、アーサーが一番か。ヨーナーが勝ったんか。」
UFOママ「アーサーもヨーナーも出てなかってん。Andoが優勝や。Andoもうまいんやで。4回転もするんや」

おそらく全国の子供たちがやっているように、その場で4回転するUFOママ。

「これを、飛びながらやるんやで。すごいやろ。普通はせいぜい2回転や」

早速、その場でジャンプを試みる子供ら。

「後ろまで飛んだら180度。1回転が360度や」

顔を真っ赤にしてカエルのようにジャンプする子供ら。

「今のはどうや。何度や」
「360度に45度足して405度や」
「オレのはどうや」
「4分の3回転。90度が3つで270度や。」
「1回転半飛べた!」
「片足で着地して、手も広げてポーズとるんや。こんな風に」

次のジャンプで、上の子の手が、下の子の頭にバチンッと当たり・・・

2019.11.19■突破口を考える
未来地域では小学校教育は5年間なので、進度が速い。4年にもなると、続々と落ちこぼれる子が出てくる。特に差が出るのが算数で、0点や10点を取る子が 出始める。先生を信じて、先生の言うとおりに、1年のときからあれだけの大量宿題を親子でこなしてきて、こんなことになるなんて、どんなに情けない気持ち だろう。このままでは、まともな高校に進学するのは絶望的だ。なぜなら、5年後の高校志願の際に、4年からの内申点が入ってくるからである。4年から「高 校の受験体制に入りなさい」と言う意味である。しょっちゅう出る、調べ物の宿題。ネットで調べて印刷し、ノートに貼ると、なんとマイナス点がつく。手書き でノートに書かなければならないのである。ここでは、どんぐり方式を実践しようにも、個人の行動には限界がある。上の意識が変わらなければ・・・Iさんは 懸命にZちゃんのサポートをしている。Zちゃんは、理科社会で少々点を落とすものの、算数と未来地域語では、ほぼ満点を取っている。きのう、Zちゃんの算 数テストの答案を見た。狭い回答スペースに、小さく図が書き込まれていて、それから立式している。図形問題も、既存の図の上から問題文を再現した書き込み がなされている。担任の先生も、彼女の思考力を賞賛しているそうだ。めったに寺子屋にも来られないのだが、ボムドゥルにいたころと違い、彼女からストレス が感じられて、痛々しい。某教育団体による学生の成績不振の分析レポートを、未来地域ブログに転載してあるが、それによると、理由は「不摂生な食事・パソ コンやテレビの見すぎ・図書館及び読書の不足・択一式の問題形式・質の良い先生を評価するシステムが十分でない・小中学校の詰め込みカリキュラム」となっ ていた。詰め込み式、暗記方式の弊害を分かっている人もいる。しかし、その先が続かない。楓くんの作品をじ〜っと見ていて、「これはいけるかも・・・」ま ず「幼稚園」が突破口にならないだろうか。小学校はカリキュラムの縛りがあって、(算数未来地域語だけはやたら多い)なかなか入り込めないけど、私立幼稚 園は知育を売りにして、あの手この手で差別化をはかっている。日本のそろばんを取り入れているところまである。
「日本の天才教育・どんぐり方式」←これくらいやらないと、見向きもされない
まず、これで父兄が「どんぐり」を知ることになる。そして、小学生問題があるのを知れば、やりたい、と思う人も出てくるのではないか。在園中に、順調に進 む子もでてくるだろう。そうすれば、「幼稚園なのにこんな問題が解けるなんてすごい!」と、口コミで広がる可能性だってある。う〜ん、やることいっぱいあ るなあ・・・今日のごはんもまだやし・・

2010年08月17日    
■やってみる価値がある(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●人は、自分の本来的な影響を分析する事には疎い。

これは、家族間で影響を授受する際の家庭内でも同様である。

つまり、家庭教育においても、日常的に最も大きな影響を与えている「自分」という「お手本」には気付きにくいということだ。

自分の存在が子供に与えている影響(言動・信条・価値観・判断基準・美意識など)はなかなか分からない。ましてや、その言動から引き起こされる影響については気にした事もない人の方が多いだろう。

ところが、この影響が、子育てと基本教育では最も影響が大きいのだ。

例えば、自分に正直に生きよう、正直であろう、とする態度や何事にも一生懸命に取り組む姿勢などは、そのつもり(教育に役立てようなどという思い)がなくとも、大きく影響を与える。
大きいどころか、それだけで人間としての大切な部分を育て教育してしまう事もある。
知識や理論は後付けでどうにでもなる。そんなのは、当たり前の事だ。教育という名前がつくと、少なからず、知識や理論的思考などという言葉が入り込んでく るが、学力養成の本体、少なくとも絶対基礎学力は、感覚や感情の健全な育成にあるのだから、知識や理論的思考はオマケにしかなりえない。

ただ、「どんぐり倶楽部」は、これまでは両立させる事が出来なかった「知性と感性を理想的なバランスで両立させる事が可能な理論」を持っているというにすぎない。

自分の性格や覚悟が、それだけで、子育てや学力養成の大きな力になっている。

このことは、意識すべき事である。そうすれば、「ウチは、何もやっていないのに健全に育っている」と言う内容が「健全な家庭環境があったから、健全に育っている」と同一内容だと分かる。

だから、迂闊に使ってはいけない言い方である事も分かる。「何もやっていない」なんてのはあり得ないのだ。保護者の「存在・有り様・生き方」が最も影響が大きい教育方法なのだから。

そのうえで、どういう教育理論から導かれた教育手法があり、自分の子供にはどうアレンジできるのかを考える。これは、やってみる価値がある。

2010年08月08日    
■感覚・感情育成を妨げるもの(文責:考える力・絶対学力を育てる「どんぐり倶楽部」)   
 
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■ブログ紹介
<〜頭で感じる、大切な指折算〜「どんぐり*どんぐり」>

<〜もったいないな〜〜「百す計算からどんぐり倶楽部へ」>
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■感覚・感情育成を妨げるもの

●人間は視覚動物である。
 そして、音の再現の優位性を利用して言葉を利用し、手先の繊細なコントロール特性を利用して文字を使って記録し文字文化を育てた。
 その、大元は視覚イメージの再現・操作にある。
 しかし、視覚イメージの再現・操作までならば、他の動物にも備わっている一般的な能力である。
 ヒトを人間として育て上げるときに重要なのは、もう一段階先にある。視覚イメージにリンクしている感覚・感情の再現を楽しむことができる力だ。

 これが、人生を楽しむことができる力となる。

 当然ながら、再現の源となる感覚・感情が豊かであり、その感覚・感情を再現するために多彩な視覚イメージをプラットフォームとしてリンクし利用していなければ、豊かな生きる力を育てる事は出来ない。何度も何度も味わっていなければ使い物にはならない。

 両眼視機能の完成までの途上で注意すべき事と同様に、強固に定着するまでは、途中で使われない期間が無いようにしなければならない。それだけ繊細で複雑な機能なので、丁寧に継続的に絶え間なく育てていく必要があるのだ。
※たとえ手術する場合でも眼帯は手術当日だけというのが原則である。
<参考:弱視と弱思>

●人間の正常な(健全な)感覚・感情は、人間によって編集されてい(不自然で)ない自然な時間の流れの中でのみ育てられ定着していき、揺るぎないものになっていく。幼児・児童期に、この絶対基礎条件を乱す環境があると正常な発達は非常に困難になる。

●絶対基礎条件を乱す環境とは、自然の中にいても、その自然を感じる事・味わう事ができない状態を用意に作り出してしまう環境である。
<例えば>
・急がせる事
・言われたようにさせる事
・RPG(ロールプレイングーム)のように時間の流れを人工的に作られたものを使う事
・人工的に編集されたもの(特に映像作品)を製作者が要求する時間の流れで入力する事
・感覚を味わう時間や感情が流れる時間を奪い取る事:特に「勉強」「学習」「習い事」という名前で呼ばれてしまうと、その副作用を考えようとしない傾向が ある。影響は好影響と同様に悪影響も考えなければ成らないし、幼児・児童期には悪影響を中心に考えなければ致命傷を与える事になる。(医学界でも小児科と いう幼児・児童を特別に考えるのは副作用が決定的な成長阻害要因になるからだ)

●最悪な環境の一例は
「自然が豊かな場所で、友達が集まり個別にテレビゲームをしている」
...これほど危険な状態(感覚・感情破壊になつ状況)はないのに、現代では日常茶飯事である。これでは、人間のベースは育ちようがない。

●絶対基礎条件を満たす環境とは、自然を感じ、味わい、視覚イメージで理解し、(母親が)丁寧に言葉をリンクさせ、視覚イメージ再現と言葉を自主的に納得 しながら操作できるようになることである。友達や先生との交流でも可能ではあるが、物理的な時間や環境を考えると家庭での保護者、特に母親の役割が大き い。

●環境の異常な変化に気付いていない人たちの中には「感覚・感情なんて誰でも持ってるよ」「ワザワザ育てるようなもんじゃない」と思っている人が多くいる。
 自然の刺激、特に自然な時間の流れを日常的に感じる事が出来る機会を日常的に持つ事が出来ていた時代は、確かに「感覚・感情なんて誰でも持ってるよ」「ワザワザ育てるようなもんじゃない」が通じる時代だった。そこで、ある程度のリセットもできていた。
 しかし、今は、違う。自然が周りにあってもなくても、その自然(の流れ)には見向きもせずに、人工的な時間の流れを作り出す、ゲーム・携帯〜で自然の刺激をシャットアウトしてしまうことが多いのだ。

 さらに、ゲームなどの場合は「目から入る(画面の)動きと、実際に体(指先)が行っている動きは全く異なっている」のだから、この情報を、基本回路が作 られる幼児・児童期に入力してしまうと、自然ではない不自然な基本回路が作られ定着してしまう。大人であれば娯楽ですむことが、幼児・児童期には毒薬にな るのだ。

●携帯電話・ヘッドフォン利用も幼児・児童期には同様の悪影響が考えられる。共通項は基礎回路作成に必要な、自然の情報・刺激を遮断することである。一方的な言い方、単語だけの会話なども同様である。不自然なこと。

●高速学習・徹底反復・大量暗記の危険性はこれらの感覚・感情の育成を阻害することに大きく影響しているからなのだ。12才を過ぎれば、本当に必要な場合 には利用してもいい。また。体の制御に関しては誤差修正のために必要となる。この(頭と体の違い:思考と肉体制御の違い)違いを勘違いしていると、とんで もない学習方法をさせてしまう。

※教育は子育ての、ほんの一部である。したがって、子育ての勘違いは教育よりも影響が大きい。教材から教育を考え、そこから子育てを見直せるようになる教材は単なる教材にとどまらずに「気付きの機会」になる。

2010年08月06日    
■ブログ紹介-2〜japonmatematik〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●トルコで「どんぐり」をされている方のブログを紹介します。日本の未来かもしれません。
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■我が家が宿題をさせない理由

トルコの小学校へお子さんを通わせていらっしゃる皆様へ:

我が家でも、トルコ公立小学校に行かせた最初の半年は、宿題は本人にやらせるという方針でした。
そこは、アンカラでも名の通った、生徒の半分以上が越境してくる小学校です。
当時1年生の下の子は、負けず嫌いで、言わなくても自分で全部やる性格の子供でした。
しかし、私の子供は、だんだんチックがひどくなり、あまりにも体を揺らすので、宿題をするとき、
私が片足で椅子を抑えていなければ、座っていられない有様でした。

実際、学校で椅子から転がり落ち、顔に大きな傷を作ってきたこともあります。

やがて、パニックが始まり、奇声を挙げ、手にしたものを投げ、親を蹴り、叩き、
とても宿題どころではなくなってしまいました。
それでも、私は本人のために、宿題をさせなければいけない、と思い込んでいました。
それは、主に道徳的な理由、つまり、自分のことは自分でするという習慣をつけるためでした。

私は、自分の子供が、人権侵害に等しい精神的抑圧を受けていることが、理解できなかったのです。
今でも、子供に全部宿題をさせたことが悔やまれてなりません。

「どんぐり倶楽部」に出会ったのは、2年の上の子の計算力のなさを危惧してのことでした。
数字のイメージが頭の中にないらしいのに、気づいたのです。

ネットで効果的な勉強法を探しているうちに、インターエデュというお受験のサイトに入り、
「宿題はさせるべきですよね」という掲示板のやりとりを読んでいました。
どんぐり倶楽部の「子供の思考形態に悪影響を及ぼす宿題はさせてはいけない」の主張と、
「宿題をしなければ、責任感のない人間になり、将来子供が困る」という反対意見などは、
私にはとても考えさせられるものでした。
私はいろいろなお母さんたちの書き込みを見て、感じました。自分が共感し、理解すべきは、
自分が属するべきは、どんぐり倶楽部の側なのだと。

そこでは、子育ての理論(哲学)と、具体的な手段が公開されていました。
私は、宿題を減らし、どんぐり倶楽部の算数文章題をさせ始めました。
最初は、宿題の代わりにしていましたので、1日1題のハイペースでした。
どんぐり文章題は、絵図を描いて解くのですが、大人でも難しいので、週に1題〜2題でも十分なのです。

その意味がわかるのは、何ヶ月もあとのことです。

次第に、宿題をもっと大胆に減らすようになり、算数の文章題が20題あれば、
難しいものを2題だけノーヒントで本人に解かせる、という方法を取るようになります。
そして、4ヶ月後、子供に現れた変化を見て、大変驚きました。
算数が、クラスで一番になったのです。
宿題を減らしたら、学力が上がったのです。
宿題を全部やってくる子も、エテュット(補習)に行っている子も、太刀打ちできません。
問題を読んだとたん、内容をイメージできる頭になってくるのです。
問題の数をこなす子の中には、偶然にこの力を得る子供も出てきます。
しかし、それは偶然を待たなければなりませんが、どんぐりのやり方は、この部分を確実に育てようとするのです。

どんぐり倶楽部が、究極の勉強法であることは、何より子供が実証してくれます。
あんなにひどかった下の子のチックは、治まっていました。
先生からは、飛び級を薦められました。

昨年の夏は、日本に里帰りし、地元の小学校に1か月通わせました。
漢字は駄目ですが、算数文章題は満点だったので、担任の先生が驚いておられました。

今年度は、私の子供たちは、インターに通っています。
子供たちは、保育園で英語のレッスンを受けた程度で、英語力はわずかなものでしたので、最初はテストは0点でいいと思っていました。
宿題になっている、毎日の日記と音読は1度もさせず、本の読み聞かせをしました。
3ヶ月後の、学期末テストの結果は、全教科ほぼ満点です。
1年から英語教育を受けている同級生を抜いて、2人ともクラスで1番の成績を取りました。
テスト勉強は一切させませんでした。
教科書もノートも見ませんでした。
外で遊んでばかりいました。

1年前からは、考えられない子供の変化を、見ることができたのです。

宿題を全部させてはいけないというのではありません。
実際、低学年であれば、1日30分程度の宿題はさせてもいいのです。
しかし、それは深く考える練習をするもの、味わうものでなくてはなりません。

トルコの宿題で使われる問題集は、学校で購入してはいけないものだということはご存知ですか。
中学のSBS(実力判定テスト)は、90%以上が、政府支給の教科書とワークからの出題なので、問題集は不要なのです。
入試問題を作る教育省が「子供にさせてはいけない」と言っているのに、学校の先生が宿題に出します。
商業的動機が絡んでいる場合もあります。
問題集は、大手塾が作っていて、安く学校に卸している場合もあります。
中には、スパイラル方式を逆手にとった、文字式を使わないと解けないような問題が入っていて、
(2年の問題集と6年の問題集に、共通の問題があるときもあります)エテュットや塾に通わせるための誘い水になっています。
学校で出される宿題を、全部子供にさせると、本来の教育からかけ離れた苦痛を子供に与え、家族が振り回されることになります。

以前の知識偏向型と違い、世界の教育の主流は、思考力を問うものになっています。
SBSも、思考力を問うものなので、解法パターンを暗記する勉強法は、まったく効率が悪いのです。
実際SBSの問題をごらんになればおわかりになると思いますが、少し頭を使って、簡単な図を書けば、解ける常識的な問題ばかりです。
しかし、学校の先生は、思考力を育てる方法がわからないので、量とスピードでカバーしようとし、悪循環になっています。
周りのお母さんたちは、「SBSは難しい。学校の授業だけでは足りない」と言うのです。
しかし、どんぐりで絵図を描いて問題を解く練習をしている私の子供たちは、低学年ですが、6年生問題であればほとんど解くことができます。

私は、今まで自分のブログを、あまり人に教えていませんでした。
しかし、トルコで子育てされている方のブログで、「やってもやっても終わらない宿題」などの記述を見るうちに、
ぜひ他の方も知ってほしい、と思うようになり、ブログ村に参加することにしました。

アンカラには、少数ながら、どんぐりの教育を実践するお母さんたちがおられます。
大量宿題と、どんぐりの教育は、両立ができません。
皆さん、お子さんの宿題を手伝っている(させない)お母さんたちです。小学校低学年というのは、一番大事な時期です。
この時期にしか、つけられない力があるのです。学校の宿題を全部させていたら、
短絡的思考をする脳になってしまい、大事な大事なお子さんの才能が潰されかねません。

長くなりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
詳細は、ぜひどんぐり倶楽部のHPをご覧ください。

2010年08月06日    
■ブログ紹介〜虹色教室通信〜(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●虹色教室通信さんの記事を2つ紹介します。

1.子どもを家に閉じ込めておいても、大丈夫でしょうか? 1

2.子どもを家に閉じ込めておいても、大丈夫でしょうか? 2
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2019.10.31■何桁の計算をさせているのですか?
未来地域は初冬。朝晩は吐く息が白い。週末はサッカー学校。父兄はハウスのカフェテラスで待機することになっている。一時間、ずっと子供を見ているのもい いが、半分の時間は有効に使おうと、テーブルにノートを広げ、どんぐりをやっていた。UFOママは気づかなかったが、テーブルの合席の男性が、ずっと聞き 耳を立てていたらしい。サッカーの試合形式の練習になったので、ノートを仕舞おうとしたとき、その男性が話しかけてきた。「お子さんは何年ですか?どこの 学校に行っているのですか?」そのあと、誇らしげに、「私も3年の子供に算数を教えています。もう3桁の計算は終わりましたよ。授業よりずっと進んでいま す。あなたがたは、何桁の計算をさせているのですか?」男性はどこぞの将校なのだという。未来地域には軍関係の人がたくさんいるから、別に驚かないけど。 初対面の相手のプライドを下手に刺激するのは得策でない。
その人「つまらん問題はさせないことですよ。サッカーとか、子供の興味のあることを取り入れた問題にしないと。私は、毎日自分で10問問題を作って子供に させています」へえ、パパさん、やるじゃん。でも、宿題プラス10問はいただけませんねえ。明日「頭の健康診断」2年生用(未来地域語)をあげようっと。
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2019.11.06■ぼちぼち寺子屋
1MXに進んだBS君。先日から、どんぐりプラス、学校の問題集1題をしている。「校庭に男の子と女の子がいます。全部で60人です。男の子は、女の子の 2倍います。男の子の数はいくらですか。」AR君、60個○を描いて、しばらくながめていた。フンころがし問題のあとだからだろう。今までなら、一人一人 人間を描いていた。いきなり60〜20=40と書いて「答え40人」あとで、60個の中の、男の子の部分と女の子の部分を分けてもらった。まだ絵の操作は できないけど、どんぐり3ヶ月目だから、ぼちぼちでいいよね。今までこんな問題はできなかった。割り算の授業は、2年のとき、2週間やっただけ。上の式 は、学校のテストなら×だろうけど。うちの子らなら、文章を絵図化したあと、(●●○)←60みたいに、2:1の図を描く。アリンコの運動会問題のあたり から、こういう図を描き始めた。BS君も、1Mの終わりごろには、描くようになるだろうな。楽しみだな〜
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2010年08月05日    
■考える力(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●「考える力がない」とTVや新聞で騒いでいる。毎度の事だが、お粗末なコメントが専門家によって添えられ、根拠のない学習方法が紹介されている。誰一人 として「考える力」とは具体的には何をどうする力であるのかに言及しない。...いや、出来ないのだ。そんなことは考えてみたこともない、という方が正確 だろう。ここを確定しない限り、従来通りの、お題目だけは立派だが、手法は行き当たりばったりの偶然教育の繰り返しである。<考える力がつく〜><〜を 使って考える力を育てる>...etc。
<〜考える力〜>と書いてある、その内容を読むと、単なる「慣れ」のための学習教材紹介である。「考えるとは具体的にはどういう事か・どういう現象を考え るというのか・頭は何をどう使って考えるという行為をしているのか」は全く書かれていない。つまり、「考える」とはどういうことかを知らずに「考える力を 育てましょう」と書いているという事だ。読んでいるほうも、同様に「考える」とはどういう事かを考えた事がないので漠然と「よさそうじゃない」で使ってみ る。...その繰り返し。行き当たりばったり。勘違い学習を使った偶然教育の蔓延を生んでいる。

●もう、止めていただきたい。子供は人類の未来そのものである。その未来を大人の手で潰すのは止めていただきたい。

●子供の子育てと教育にかかわる人であるならば、「分かる」「考える」「判断する」とは具体的にはどういうことなのか。を明確にした上で子供に接して欲し い。少なくとも、下記の事を自分自身で検証して欲しい。5分もかからない検証をせずに、勘違い学習を続けさせるのは「教育犯罪」である。

分かる-考える

分かる-考える-判断する

●無駄な計算はさせない。計算方法は唯一数を感じる事が出来る「指折算→デンタくん→横筆算」を使う。ただし、これを使っても、練習は最低限にする事。ど んなに優れていても計算は単純作業でしかない。幼児・児童期には、すればするほど、考えない習慣を強化する危険性が高い。

<再掲載>
■頭の生活習慣病
●生活習慣を見直さずに、薬を飲ませても、根本的な生活習慣病の改善は見込めない。どんなに、優れた薬を使っても、それは無理である。

<児童心理:金子書房に書いた原稿より引用>
 ここで、九歳以前にも起こる危険な状態も指摘しておく。「何を言ってもピンとこない」という状態である。具象思考の段階で既に、言葉と原形視覚イメージ がリンクしていない場合で、「頭の生活習慣病」なので、日常の生活環境そのものから変えないと、改善は非常に困難である。スローテンポと楽しい会話を味わ える生活環境を整えることが最も効果的である。
<引用終わり>

●ここでは、生活習慣病と曖昧な表現にしておいたが、宿題と家庭(学校外)での反復学習or先行学習という日常生活での異常な学習による学習習慣病(頭の生活習慣病)のことである。

「良質の算数文章問題」は特効薬ではあるが、相手は生活習慣病なのだ。生活習慣そのものを改めなければ完治はしないし、完治できる年齢というのもある。何 歳でも完治できるというわけないはいかない。人間の臓器の中にも、役目を終えると全く違うもの(臓器としては働かない)になる部位がある。胸腺などはいい 例である。非常に重要な役割を持っていながら35年間程の役目を終えたら、脂肪になってしまうのだから、その機能はゼロになる。つまり、その年齢が物理的 に、その臓器がかかわる、あらゆる進化のリミットということだ。
【胸腺】胸の上部にあるリンパ腺のような器官で,内分泌腺の一種。新生児から急速に発達し,11〜12歳ごろをピークとし,その後は退化する。この腺を、早期に除去すると発育停止や骨軟化が見られる。

●悪しき生活習慣を見直し、改善しながら、薬を併用していけば、早期に健康体に戻る事が出来る。そして、最終的には薬はいらなくなる。反対に、生活習慣の 見直しをしなければ、一生爆弾を抱えて生きていく事になる。発症しないように、日常生活(環境)を整える事くらいしか出来ない。薬は一時的には効果がある が、一時のもので完治はしない。...脳も体の一部である。健全に成長させるには必須条件があるのだ。

2010年08月01日    
■間違っていて欲しい仮説(文責:どんぐり倶楽部)   
 
●「Over-flow_hypothesis」あるいは「Gifted-Over-flow_hypothesis」
 間違っていて欲しいという思いがあるので、理論ではなく仮説とした。

●Giftedに関しては下記サイトを参照して下さい。
ギフテッドについて(幼児教育ポータルサイト)

●人間の進化は、何かが出来る事でもなく、複雑な事が分かってしまう事でもなく、感情・感覚を再現しながら思考する事に特化されている。
 その為に、様々な能力を制御(能力を発揮しないように)し、意識のコントロール下に置けるように制限的にしか使えなくしている。この絶妙のバランスが健全な(複雑で繊細な)人間の最終進化形態である。
 この、制御力の中の一つが弱い状態をGiftedと呼ぶ。制御力が弱いがためにその能力を制御できない。その結果、その能力が健全な進化にはそぐわない バランスで発現する。制御力は抵抗値であるので、抵抗が低い(弱い)所にはエネルギーが流れやすくなってしまう。つまり、表面的には、「アンバランスに強 い→優れている」と見える。ところが、その力は、本来、誰もが持ってはいるが、制御されているので発現しない力であるにすぎないということである。
 空を飛べるGiftedはいない。時速70kmで走れるGiftedもいない。4次元を感知できるGiftedもいない。本来、誰もが持っていない能力だからだ。
 Giftedを、特別な能力を与えられたと勘違いしてはいけない。
 勘違いをしなければ、Giftedという制御力の弱い部分をプラス(才能というに値するもの)に転換する事も出来る。ただし、この弱さを、与えられた能力と勘違いしてしまうと、強化してはいけない時期に強化し全くコントロールできなくしてしまう。
 究極の思考形態は、視覚イメージの操作を無意識に行える小脳自動思考を意識的に大脳でコントロールする状態(最も単純な形としては、将棋などで、意識的 に<長考>に入り、処理を無意識処理をする小脳に任せる状態)であるが、Giftedは、勘違いをしなければ、この形態を手に入れやすくなる。なぜなら、 Giftedは、視覚機能のOverFlow(過処理)を伴っているからである。
これは、視力がない場合も同様である。視力はなくとも視覚は活発に稼働しているからだ。視覚はあらゆる感覚のプラットフォームになる。したがって、この視 覚処理を鍛える事になるので勘違いをせずに、繊細にケアしながら育てれば自身でGiftedをコントロールできるようになるのだ。
 もちろん、Giftedでない場合は、意識的に究極の思考形態を手に入れる事ができる。ただし、こちらは、9歳まで(早くて6歳、遅くて12歳)の視考 力を活用した思考力養成が前提条件となる。つまり、穏やかだが、確実に視覚イメージの操作が出来るように育てなければ、究極の思考形態を手に入れる事は難 しいということだ。

<過去の参考記事>
2007年06月07日……………………………………………………………………………………………
●記録と記憶
「remember」という英単語がある。「覚えている」と「思い出す」という意味で使われる。何気なく使っている人が多いだろうが、実は非常に興味深い訳であることに気付いているだろうか?
「暗記」とはなんだろうか?
人は全ての体験(特に視覚イメージ入力されたもの)を自動記録している。意識しようがしまいが記録はされてしまう。意外に思われるだろうが、こんなことはとっくに証明されている。サブリミナル効果は、その代表例である。
見えもしない(実際には見えているのだが意識できないほどの速さなので見えているとは意識できない:つまり、目には入っているが見えていない)映像さえも記録しており、行動にまで影響を与えるのだ。
そうすると、記録と記憶(暗記)は全く異なることだとわかる。
記憶(覚えていること)とは「思い出せること」なのである。だから、記憶力をアップする(暗記力を高める)時に、何度も入力を繰り返すことは無意味なのだ。思い出す練習、思い出す工夫が実は記憶力をアップする(暗記力を高める)ことなのだから。
ところが、人間は思考するための記録再現抑制力を持っている。勝手に(自動的に、あるいは無意識的な)記録が再現されると思考に障害を来すからだ。
つまり、入力(記録)は自動的に無意識になされるのは正常だが、再現は意識して選択的にしかできないことが正常なのである。
単純に考えると全てのことを自動的に思い出すこと(覚えていること)ができれば良さそうに思えるが、実はそうなってしまうと考えることは出来なくなるのだ。ロシアの完全記憶能力者の悲惨な末路がそれを証明している。
だから、自動記憶再現は制御されているのである。ところが、この制御力の重要性に気付いていない人は、制御力が弱いことを「暗記力・記憶力が優れている」と勘違いしてしまう。
さらに、無意識に、あるいは反射的に再現できる方が便利だと思ってしまう。恐ろしい勘違いである。
生まれつき制御力が弱いが為に記憶力に優れている子がいる。何でも一目見て覚えてしまう。これを素晴らしい能力だと勘違いして伸ばしてしまう大人がいる。 行き着くところは考えることが出来ない録画機器の出来上がりである。厄介なことには、思考の軌跡までパターンとしてコピーできるのでパターン学習をさせる と学力もついたように見える。このコピー学力を見抜けずに創造性はないが秀才だと思われる場合もある。修正方法は意識的に意識して記憶を使う練習をする以 外にはない。そして、コピー練習を必要最低限に抑えることだ。
反対の場合もある。生まれつき制御力が強いが為に記憶力に劣っている子である。この場合も理屈は同じである。記録はされている。しかし、思い出すのに意識 的なキッカケ(補助)が必要だというだけである。この場合には個別に有効なものが変わってわってくる記。録されている記憶とリンクさせることで再現性(思 い出すこと)を高めるのだが、音であったり、リズムであったり、動きであったり、絵図であったりと多種多様である。基本的には、個人が得意なこと(障害と ならない部分)を利用して再現性を高めることで解決する。
つまり、人間は意識的に記憶を利用できるようにバランスをとらないと異常な人間になってしまうということである。体は視覚イメージの後追いをする。反射的 に視覚イメージの動きの真似をする。だから、無意識に視覚イメージが再現されてしまうと「するつもりはなかったのに勝手に体が動いてしまう」のは当然なの だ。そして、視覚イメージの入力は自動的になされるのだ。この2つを知っていれば安易に殺人事件のニュースなど見せてはいけないことやフラッシュカードな どを使ってデータを増加させてはいけないことが分かるだろう。
体の制御では、楽器の演奏やスポーツも含めて、無意識に出来る必要がある場合が少なくないので徹底反復やイメージトレーニングの自動化は重要な手法にもなる。
しかし、思考力養成の場合は全く違うのだ。
「無意識に・反射的に」は「考えないで」ということなのだから「思考力養成」にはなりえないのである。思考回路が作成できるリミットである12才までは体の制御以外では徹底反復・スピード養成は厳禁なのだ。
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BBSより(2007年05月24日)
●私はサヴァンの力は制御力の弱さ(視覚イメージ再現を押さえる制御力の弱さ)だと考えています。サヴァンの力は本当の考える力が出てくると消えてしまう 場合があるそうですが、合点がいきます。制御力が強くなって考えることが出来るようになったから、当然サヴァンの力は消えるという理屈です。考えるには思 考に不要な視覚イメージは再現しないように制御しないといけないですからね。
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●幼児・児童期に(育てるために)すべきことは、特性にかかわらず全く同じである。<満足回路・納得回路>→感情教育→<具象思考回路・抽象思考回路>→理論教育→感情+理論=融合教育=<判断回路>〜12歳
●考える力・絶対学力のメイン力は「人生を楽しむ事が出来る力」である。

2010年07月27日     XML
■中学英語セミナー終了(文責:どんぐり倶楽部)    
 
●遠方からの参加、また、長時間の受講、お疲れさまでした。
 英語という言語の構造から入試テクニックまで
「文法用語の理解方法」
「動詞の分解の仕組み」
「動詞の原形の機能」
「時制の仕組み」
「英語の前置詞vs英語の後置詞」
「人称の意味」
「不定詞の意味」
「-edの発音チェック方法」
「語句順訳」
「設問解釈」
「パーフェクト並べ替え問題解答法方法」
「長文問題の本文を読まずに8割の正解をGetする方法」...etc
 でしたが、時間が足りませんでしたね。

...というわけで、特別編を8/3に撮影してからHPにて(1/5に画質を落としたiPod用は)期間限定で公開予定です。Sample

 特別編では「前置詞1個の働きが分かれば、不定詞、関係代名詞、関係副詞、現在分詞の形容使用法、過去分詞の形容使用法の働き方も分かってしまうマルチ 修飾理解理論」を紹介予定です。実は、今回の講義の中で触れた「to不定詞の完璧用法識別方法」の続きで話す部分なんですが、ちょっと予備知識が必要なの で割愛したんです。用法識別に使った理論を使うとあらゆる修飾関係が一気に分かってしまうという優れもの理論なんです。(「語順訳を身に付けると、将来、 飛躍的に英語を伸ばせる理由」も時間が許せば収録予定)

2010年07月24日     XML
■3次元の眼(文責:どんぐり倶楽部)    
 
●なぜ、どんぐり倶楽部のアドバイスが的確なのか?

●2次元と3次元の眼
●2次元だけだと
●3次元が加わると

※下記の本を読むと全体がよく分かります。

「2次元の世界」Flatland: a romance of many dimensions by Edwin Abbott Abbott
二次元という、「高さ」のない世界とはいったいどの様な世界なのだろうか? 三次元の世界に住んでいる私達にとって、知ることのできない二次元(平面)の世界を、平面国の住人が教えるファンタジー。

<原文:無料DL(ダウンロード)先→http://www.gutenberg.org/ebooks/97>

2010年07月24日     XML
■セミナーの記録:夏期限定公開(文責:どんぐり倶楽部)    
 
●2010年5月に東京都杉並区浜田山コンチェルトにて開催したセミナー(生徒・保護者・先生対象)の様子を夏期限定ですが公開します。

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2010年07月23日     XML
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)    
 
2019.10.04■絵コンテ読解
上の子が、じっと上目遣いで「ママ。どんぐりやろう」おや?いつもはUFOママの声掛けではじまるのに。「今日は日曜やから、勉強禁止の日なんよ。どんぐ りもできないよ?」「うん・・でも、やりたいねん」「なんで?お話(絵コンテ読解)の方?問題の方?」「お話の方。きのうの続きやりたい。問題でもいいけ ど」「・・描きたい気分なん?」「うん」お預けを食らった犬みたい。どんぐりまなこ。昨日、初めて絵コンテ読解をやってみた。未来地域語教科書小3から、 適当な文章を探したのだが、のっけからその名も「宿題」で始まり、想像をかきたてるような文章がほとんどない。それでも、一部分をピックアップしてやって みた。「アリという男の子がいました。アリはお庭に出ると、驚きのあまりひっくり返りそうでした。花々の間に、蜂の子がいました。半分人間で、半分蜂。 マッチ棒くらいの大きさ。耳の横に、触覚が1本ずつ。背中には蜂の羽。手足や、顔は人間。髪は黄金のよう。とっても可愛い蜂の子です。手には1本の杖。魔 法の杖です。これに乗ると、過去の世界に行けるのです・・・」下の子は、気分が乗らないらしく、様子見。上の子は、どんぐりノートに描き出した。たくさん 絵を描かないといけないと思ったのか、最初は雑だったが、だんだんイメージが鮮烈に浮かんできたのだろう、ノート2ページ目に入るころには、「もうちょっ とやってもいいで」などと言い出した。しかし、30分経ったので、切り上げた。今日は勉強はできないので、パソコンから、車の画像を出した。子供ら、その 上にハトロン紙を置いて、輪郭を写し、塗り絵した。
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2019.10.06■学校の先生の目の上のたんこぶ
以前、UFOママが、学校の先生に、子供のどんぐりノートを見せたら、先生、「学校で教えるのと違うやり方を教えたら、子供の頭が混乱する」と、全く失望 するような反応をした。Iさんにそれを言うと、「違う!頭が混乱するわけない!これは大いに役立つものよ!がっかりしなさんな。どんぐりは、頭がいい人ほ どわかるものなんだから」と、妙ななぐさめ方をする。実は、まったく信じられないことなのだが、9月15日付のニュースで、教育省が、「学校の有料補習が 禁止になったと報道されたが、誤報である」という見解を出したのだ。それで、あいも変わらず放課後の有料補習は続けられることになり、UFOママは学校の 先生の目の上のたんこぶ状態になっている。たぶん・・・さあ、今日も寺子屋がんばるよ!今日は文章題プラス横筆算をやる。問題集には、2桁のくりあがり足 し算の暗算が、ずっと並んでいる。実際やってみるとわかるが、同じ桁に丸をつけるだけでも、ずっと計算が楽なのだ。
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2019.10.08■未来地域の学校用ノート
未来地域では小学生たちはどんなノートを使っているか。学校用のノートは、主に3種類。横罫線がはいったもの。方眼ノート。アルファベット練習帳。練習帳 は、1年生のみ使うので、それ以降は使わない。問題は、罫線と、方眼のサイズが1種類しかないことである。小1も中1も高1も大1も、同じノートを使う。 (低学年がA5を使うときもある)未来地域語などは、罫線ノートであるが、一行書いたあと、一行あけずに詰めて書くように指導される。アルファベットは、 gやpなど下に突き出す文字が入っているから、詰めて書くと本当に書きづらいし読みづらい。うちの子らは、gなどは下に突き出さずに書くようになった。自 分でも読めない筆記体で書いてあるのだから、あとから見ても判読不能である。算数は、方眼ノートを使うのであるが、5ミリ方眼の中に、一文字・一数字を書 くように指導される。少しでも間を空けると、詰めて書くように指導される。子供たちは、目をノートいっぱいに近づけて、机に張り付くようにして字を書く。 筆算をかいたときの、繰り上がりや繰下がりの数字はどこに書くのか。筆算の中に、書くスペースはない。筆算の外側に、適当にメモするのである。繰り上がり をメモすること自体、推奨されていない。「暗算できたほうがよい」と思われている節がある。未来地域で数学の成績が国際的によくないのは、こんなことも原 因ではないかと思っている。UFOママが、子供たちに、いくら「大きく書け」と言っても、先生がこれだ。UFOママは、日本から持ってきた17マスノート を使わせようとするのだが、学校指定でないので、先生「これは使わないで下さい」。何でこんなに小さく書かせるのかと言うと、一年間のノートが1冊にまと まるようにするためなのだという。利用価値のないノートが何冊まとまろうと、意味がないのに・・・
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2019.10.16■BS君、赤い花白い花問題を解く
どんぐり暦約2ヶ月の、BS君が、今日の寺子屋で0MX99を解いた。今日、来たとき、とても顔つきが良かった。目に星もあったし。「いけるんじゃないか」って思ったので、前回の0MX89からあまり間があいてないけど、チャレンジしてもらった。

<0MX99>赤い花と白い花があります。あわせると みんなで24本あります。また、赤い花は白い花より6本多いです。では、白い花はは何本あるので しょう。(追記:未来地域語の訳が、「赤い花は白い花より6本多いです。みんなで24本あるとすると、白い花は何本あるのでしょう」になっていました。 BS君の絵の描き方が、日本語のオリジナルに沿っていないのはそのためです。)

赤と白を1本ずつ描く。「赤が、白より6本多い」を描く。赤は7本、白は1本になっている。白を適当に増やしていく。白を13本まで増やす。赤を19本ま で増やす。数えてみて、全部で32本になっているのがわかる。白を3本消す。もう一度数えてみる。全部で29本。赤を3本消す。全部で26本。白を1本消 す。全部で25本。赤を1本消す。全部で24本。白は9本。赤は15本。できた!

<0MX28> おばけの お花見はにぎやかです。特に、薄暗いところに たくさんの桜の花が さいていると おおさわぎして楽しみます。きのうの お花 見より きょうのお花見に来ているおばけは 6人も多くて13人です。では、きのうと きょうの人数をたすと みんなで何人になるでしょう。

BS君、この一見ややこしい問題を、すんなりと理解した。今日のお化けの絵だけで、頭の中で答えが出てしまったのだが、昨日のお化けの絵も描き加えてもらった。
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2019.10.22■燃えるどんぐりママ
今年の宿題用問題集は、去年のより難易度が上がった。こんなことばっかりやってるから、この学校、成績順位がツィンキイ地区の下から2番目まで落ちるの だ。進学校のレッテルがはがれて校長大慌て。発展問題がどっさり。これを、公立の小3の宿題に出すの?本当に?「祖母の年の数を、6で割り5を足したもの を5倍すれば75になる。祖母の年を求めよ」「5連続した奇数の和が375であるとき、一番大きい数を求めよ」「A市とB市の間の距離は120kmであ る。各々の都市より、自動車が同時に出発し、同じ方向に進む。A市より110km、B市より90kmの速度で進む自動車が同じ地点に着くのは何時間後か」 「ある教室の長机に、2人ずつ座れば4人の席がなくなり、3人ずつ座れば机が2つ余る。生徒の数を求めよ」こんな問題群が問題集の最後でなく、中ほどにあ るから、あと3ヶ月くらいで出てくるだろう。宿題なら、1日10問〜20問ペースで出る。本当は、1問一ヶ月かけて取り組みたいくらいだけど。3番目の問 題を試してみたうちの子、「同じ方向」を、「向かい合わせ」と考えてしまった。あせらない、あせらない・・・この手の発展問題は、通常のテストで出ない し、出ても1問か2問だから、無視する。UFOママ、二日かけて、主な問題を60問解いた。これをコピーして、寺子屋に来るママたちに渡して、一緒に解き 方を検討する。ママたちが文字式に頼らない解き方を分かってたら、家でなんとかなる、って思うでしょ?宿題マシーンも楽になるしね。問題集の回答は、式も 解き方も載ってないから。とにかく、宿題は全部やらせないで、残りはなが〜い夏休みにやればいいのだ。どうしてもやらせたければ。しかし、4問目。机が6 つから10を想定し、2人ずつ座った場合と、3人ずつ座った場合の表を作った。机が10のときに、生徒数が一致する。子供は表と確認の絵が描ければ、十分 だと思う。学校の先生きっと文字式使うだろう。机の数を□にして解くこともできるけど、まずは表で行くつもり。こんな問題もあるんだ、みたいにさらっと。 秋、密かに燃える未来地域のどんぐりママ連・・・

※「中学3年間の英語を1日でマスターするセミナー」は締め切りました。

2010年07月20日     XML
■参考資料(文責:どんぐり倶楽部)    
 
<重要資料>央教育審議会1998/01/29議事録
幼児期からの心の教育に関する小委員会(第11回)議事録
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幼児期からの心の教育に関する小委員会(第11回)議事録-平成10年1月29日(木)13:00〜15:00
霞が関東京會舘34階ロイヤルルーム
意見発表者:汐見稔幸氏(東京大学助教授)
>>抜粋……………………………………………………………………………………………
この点で、早期教育の提唱者の一人で、最も大きな影響力を与えてきました井深大氏がある反省を書かれているのが大変参考になります。6ページ目を御覧に なっていただきたいと思います。これは大変なベストセラーになりました『幼稚園では遅すぎる』という本からコピーさせていただきました。この本は、その 後、早期教育の業者がほとんど基本としている本でありまして、相当な数が出たと思います。その中に書かれていることの中で、私は9割ぐらい現在でも通用す る非常にいいことを書いてあると思うのですが、1割ぐらいは少し気になるわけです。例えば、上の段の最初、12項目目に「三歳までの子どもの頭脳は、どん なにたくさんのものを詰め込んでも平気である。」というテーゼがございます。
後ろから4行目、「したがって、『与えすぎ』などということは、すこしも心配する必要はないのです。」、どんどん与えろということがここで書かれていま す。下の段に移りますが、93項目目、「二歳までは『教育ママ』おおいにけっこうである。」と書いてあります。後ろから4行目を御覧いただきたいんです が、「二歳まではきびしい『教育ママ』に、それ以後はやさしい母親に、これが幼児教育にとって理想的な母親像といえましょう。」という言い方をされている わけです。これが意外と入っておりまして、「2歳までは厳しくっていいんでしょう、先生」という御質問が非常に多いです。「言うことを聞かないから、パ チッと体罰をやっても、それは記憶に残らないから、2歳ぐらいまではいいんでしょう。いつになったら体罰はだめなんですか」という質問が時々ございまし て、「どこでそういうことを聞いたんですか」と言わざるを得ない現状があります。その井深さんが、幼児開発協会というものをつくられて、実験的な教室をつ くられたわけです。そこでゼロ歳児を育てるお母さん方に来ていただいて、子どもにこういうカードを覚えさせてくれとか、いろいろ実験的にやってこられたわ けです。それから20年たちまして、1990年4月29日の朝日新聞(1990年.4/28夕刊)に、資料の7ページを御覧いただきたいと思いますが、 「幼児開発協会20年の経験」ということで、ある文章をお書きになっています。それをそのまま私が打ってきたのですが、下線部分を御覧いただきたいので す。
「いろいろやっているうちに、本当に必要なのは知的教育より、まず、『人間づくり』『心の教育』だと気付いた。学校では落ちこぼれ、暴力、いじめが頻発し ている。心を育てるには、学校教育だけではなく、母親の役割が何よりも大切であり、子どもの方も幼稚園どころか0歳児、いや胎児期から育てなければならな いという考えに代わってきた。」「赤ちゃんの温かい心づくりと、生まれた時からの体づくりが、何よりも重要で、知的教育はことばがわかるようになってか ら、ゆっくりでよい、という結論になった。」
これはその前の本とかなりトーンが変わっていまして、最初は厳しいママになりなさいと言っていたのですが、最初はむしろ逆にやさしい母親になりなさい、そ れが大事だということがわかって、知的教育はゆっくりでよいということがわかったと。こういうふうに井深さんがおっしゃっているのは、

実はあまりに早くやると、非常にまずいケースがかなりあったということがあるんだと思うんです。そのことははっきりお書きになっておりませんが。そういう 意味で、井深さんは正直にお書きになっていただいてよかったと思うんですが、私は、やっぱり小さいころに子どもが本当にやりたがっていないことを無理にさ せることの影響が非常に心配です。

次に、8ページをもう一度御覧いただきたいのですが、このグラフを御説明いたします。これは私の知り合いで、こういうことを調べている方が、家庭教育研究 所というところで、そこに来ている3歳の子どもたちの親にアンケートを取ったのですが、100人ぐらいの子どものうち、既に4歳になっている子もいます が、3歳児段階で「あいうえお」が大体読めるという子どもが10数名いつもいるのです。その子どもたちを毎年集めましてデータを取りまして、3歳段階で既 に文字が読める子どもの中で、その習得のプロセスが大きく二つのタイプに分かれることがわかったわけです。一つは、母親が絵本を読んでやっているうちに、 いつの間にか「これ何?」「あれ何?」と言って覚えてしまった子どもです。もう一つは、母親がカードを買ってきたりして、意識的にフラッシュカードのよう な形で覚えさせたという子ども、このようにはっきり分かれることがわかったんです。ここで書いてある「T」は「体験認知型」といって、自分でいつの間にか 体験的に覚えてしまった。「P」は「パターン認知型」といって、パッパッと示して覚えさせたというものです。その子たちに分けて、3歳6ヵ月の段階で、 「情緒性」「自発性」「運動性」「認知性」「言語性」「社会性」の育ちについての一つのオーソライズされた調査がございますので、それを親に書いてもらっ たわけです。そういたしますと、どの項目でも、子どもの育ちに差が出てきている。例えば、3歳段階の「情緒性」を見てみますと、「気分の安定」というとこ ろでは、「T」型の子は大体90数%ですが、「P」型の子は70数%という形で、

基本的にほとんどの項目で例外なしに体験認知型の子どもの「情緒性」「自発性」「運動性」「認知性」「社会性」の育ちが総じていい

というデータが出ております。

>>抜粋……………………………………………………………………………………………
■ 赤ちゃん教育ビデオに効果なし=言語習得遅れる恐れも−米大調査8月11日16時0分配信?時事通信【シリコンバレー10日時事】
 米ワシントン大学教授らがこのほど発表した研究報告によると、生後8カ月から1年4カ月の赤ちゃんに早期教育ビデオ番組を見せた場合、言語習得が遅れる 恐れがあることが分かった。研究に参加したディミトリ・クリスタキス教授は「そうした番組は効果がなく、むしろ有害かもしれない」と警告した。調査は 1000人以上の保護者から聞き取り方式で実施。全体の32%が「英才教育」などと宣伝するビデオを赤ちゃんに見せていたが、ビデオを1時間見せるごと に、見せない場合に比べ習得言語数が6〜8語少なかったという。 
最終更新:8月11日16時0分

■赤ちゃんの「脳発育促進ビデオ」、実際は有害?
「乳児の脳を発達させる」と称するビデオは、「何の価値もないどころか有害かもしれないという証拠が増えている」と研究者は主張する。(ロイター)
2007年08月10日 10時04分 更新
 乳児の脳の発達を刺激するとうたっているビデオは、実際は過度に使用するとボキャブラリーの発達を遅らせる可能性がある。米国の研究者が8月8日に指摘 した。生後8〜16カ月の乳児の場合、乳児向けのDVDやビデオの1日の視聴時間が1時間増えるごとに、視聴していない乳児と比べて理解できる語が平均 6〜8語少なくなることを、ワシントン大学のフレデリック・ジマーマン氏とその同僚は発見した。それよりも年長の幼児にはこれらのビデオによる害も益もな いと、同氏らは「Journal of Pediatrics」で報告している。「この研究における最も重要な事実は、乳児用DVDやビデオがもたらすとされるメリットに明確な証拠はなく、有害 だと示唆されているということだ」とジマーマン氏は声明文で述べている。「要は、子供に乳児用DVD・ビデオを見せるほど、その影響が大きくなるというこ とだ。視聴時間が重要になる」(同氏)ジマーマン氏とその同僚は、ミネソタ州およびワシントン州の乳児を持つ1000世帯以上に無作為に電話で聞き取り調 査を行い、テレビやビデオの視聴について詳細に聞いた。8〜16カ月の乳児を持つ保護者には、子供が「choo-choo」「mommy」「nose」な どの語を幾つ理解しているのかを聞いた。それより年長の幼児の保護者には、子供が「truck」「cookie」「balloon」などの語を幾つ知って いるかを聞いた。「結果は驚くべきものだったが、理にかなっている。幼い乳児はある決まった時間しか覚醒し、何かに注意を向けていられない」とこの研究に 参加した心理学者のアンドリュー・メルトゾフ氏は言う。「この『覚醒時間』を、parentese(大人が乳児に話しかけるときに使う、独特のリズムを持 つ言葉)を話す人と過ごすのと、DVDやテレビを見て過ごすのとでは、乳児の言語体験が異なる」(同氏)「保護者は乳児の最初の、そして最高の教師だ。彼 らは無意識のうちに話し方や見つめ方、社会的シグナルを調整して、乳児の言語習得を支援する。この年の乳児にとって、注目を引くDVDやテレビを見ること は、暖かな社会的・人間的な交流の代わりにならないかもしれない。年長の幼児では事情は異なるかもしれないが、乳児にとっては人から学ぶのが、一番言葉が 身につくようだ」今回の研究に参加したシアトル子供病院研究所の小児科医ディミトリ・クリスタキス医師は、乳児用ビデオの効果について保護者から頻繁に質 問を受けていると語る。「何の価値もないどころか有害かもしれないという証拠が増えている」と同氏は言う。

2010年07月18日     XML
■どんぐり倶楽部:Gate(文責:どんぐり倶楽部)    
 
■考える力・絶対学力を育てる「どんぐり倶楽部」の公式ホームページ■

●全ての子供に必要な、あらゆる教科を自力で理解・応用できるようになる「絶対基礎学力」を<無理なく・無駄なく・効果的に>育てることができる教育を公開しています。

■児童心理(リンク先)を読んでから入場して下さい
【児童心理2010.5】
...どんぐり先生の書き下ろし記事

■どんぐり倶楽部サイト内語句検索■

【入り口】

参考:
「NHK-edu20周年記念「10歳の壁プロジェクト報告書」
...どんぐり倶楽部の記事

【成田講演:動画視聴】
...どんぐり先生の講演会 2010 in Narita

【前書き全文(単行本)】
...どんぐり先生著(文春ネスコ:文芸春秋社刊)

まえがき(抜粋):私は小学校の先生という職業を、もっとも尊敬してい
ます。ですから、この本に書いてある「むりなくむだなく効果的な学習方法」を、多くの小学校で試していただければいいな、と思っています。なぜなら、生徒も先生も勉強が楽しくなり本当の学力が身に付くからです。


【お試し問題:頭の健康診断】
...現在のお子さんの視考力養成状態が分かります。自己診断も出来ます。

【良質の算数文章問題とは】
...どんぐり倶楽部オリジナル問題(毎週1-2問で絶対学力を育てるための問題です)

【プレジデントファミリー2010年8月号別冊】
...どんぐり先生のアドバイスは Q&A_No.75

Copyright(C) 2000-2100 DONGURI-CLUB. All Rights Reserved.

2010年07月17日     XML
■楽チン計算方法(文責:どんぐり倶楽部)    
 
●どんぐり倶楽部では計算は「指」→「お金」しか使いません。
※特に感覚再現が最も容易にできるようになっている「指(折算)」は絶対に、使わなければならないものです。指を使う事で情緒安定、感覚再現、安心感、安 定感が保たれ、暗算で使う頭の中の指「デンタくん」という視覚イメージ操作を簡単に出来るようになるのです。タイル、ドッツ、棒、玉、算盤、その他... 人間の体の部位そのものでないモノを使う利点は、自然数の本質から考えても、全く微塵もありません。少なくとも幼児・児童期には、マイナスはあってもプラ スはないのです。
※売り物にはならないので、商売にはなりませんが、指に勝るものは存在しません。何といっても十進法そのものが指が元祖なのですからね。

●暗算は無限暗算に必要な20(本当は18)まで使う「デンタくん」だけに限定します。

●理由は下記動画を参照の事

「デンタくん」の前に

※大事な大事な「指折算」

※大阪講演にて

※カントの指折り算

※「デンタくん」解説ページ1

※「デンタくん」解説ページ2

※デフォルメどんぐりPDF

※その他
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※「1_day_English_Seminar_in_Fukuoka」...「中学3年間の英語を1日でマスターするセミナー」

2010年07月17日     XML
■パターン認識とパターン学習(文責:どんぐり倶楽部)    
 
●人はパターン認識ができるようになっている。
 しかし、だからといって、幼児・児童期の入力時学習をパターン学習(自力でパターン化する力を使わせない方法)で行ってはいけない。これでは、単なるコ ピーになってしまい。様々な問題を処理しているように見えていても実際にしている事は、ただ一つのコピーするという単純回路を強化してるだけになってしま うからだ。
 幼児・児童期は、系統だっていない、渾沌とした情報を多方面から吸収し、自力でパターン化し、細分化し、マルチインデックスを張り巡らせる事で多種多様な(無限ともいえる)回路網を作り上げる時期だからだ。

●パターン学習は効率が良い(工夫する必要のない:新しい思考回路網を作り出さない)学習方法である。
 ただし、「効率が良い」というのは「12才以降の、繊細で複雑な思考回路養成が出来上がった子にとっては、効率の良い学習方法である」ということであって、12才以下の思考回路養成時期の子供たちにとっては絶対にさせてはいけない厳禁学習となる。

●繊細で複雑な思考回路養成時期である幼児・児童期に、最も単純で貧弱で応用の利かないパターン学習を使っていては、すればするだけ融通の利かない、与え られた事を指示通りにしか出来ない「マリオネット」が出来るだけである。マニュアル人間という言葉が使われて久しいが、無くなったのではなく、逆に増加し すぎたので特別視しなくなっただけである。

2010年07月16日     XML
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)    
 
2019.09.20■未来地域の幼児教育
未来地域の教育改革の一環として、就学前教育が義務化されようとしている。小学校が始まる前の1年間、幼稚園や保育園に通うように、奨励されるようになっ た。私立の幼稚園、保育園、私学の幼稚部などが共同で新聞キャンペーンを張り、就学前教育の必要性、有用性を記事にしたものを見かける。その論調は、「就 学前教育を受けた方が、小学生になってからの成績が断然良い」というもので、保護者に先取り教育を期待させるような危険なものとなっている。実際、うちの 子らも未来地域で私立保育園に通ったが、コンピューター教育や、1年生程度の読み書き・計算などがカリキュラムに入っていた。(うちの子らはコンピュー ターの時間は園庭で遊ぶように、お願いしていた)未来地域に公文式はないが、驚いたことに、園の先生が、アメリカからKUMONの教材を取り寄せ、コピー して使っていた。モンテソーリ教育を掲げる園や、英語教育を掲げるプリスクールなども見学したが、「オックスフォード」という英語教育メソッドを使い、 (CD教材などセットになっている)先取りを売り物にするところが、増えてきている。現在、未来地域では、公立小学校の一教室を使い、幼稚園を併設してい るところが多くなっている。公立の園では、昼までだが、先生と保護者の意向により、先取り教育をしているところがある。当方が知る園でも、字を書くための 準備として、筆圧を上げる練習の教材を大量に購入させていた。その上、先生一人では、園児全員に世話が行き届かないと言うので、保護者がアルバイトの女性 を雇っていた。給料は、保護者が出し合うのである。画材だの工作代だのもかかるので、一月200リラも払う。公立なのに、日本の公立幼稚園よりも高い。日 本でよく紹介される欧州の「子供が一日中森の中で過ごす幼稚園」などは、UFOママが知る限り、ない。日本の幼児教育は、旧ソ連で蓄積された幼児教育の科 学的データも入ってきていて、体力づくりに重点がおかれているし、日本政府も幼稚園で学ぶべき項目の要綱を作成している。日本の公立幼稚園では、読み書き 計算はやらない。ただし、自然に文字を認知するように、働きかけはしている。察するに、幼児教育はどうあるべきか、という理論、哲学が未来地域では存在し ない。未来地域教育省が、就学前教育を義務化するにあたって、十分研究し、「その後の学力を上げるため」だけの方針にならないよう、願っている。
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2019.09.21■宿題攻防 1年生
小1に本のあらすじを書かせる方法1年も2学期になると、気の早い先生、早速子供らに読書&レポートの宿題を出す。A4レポートは、作品名、作者名、5行程度のあらすじ欄から成っている。
小学1年生が、本のあらすじ書けますか?大人だって難しいのに。UFOママは、一度だけ子供にやり方を伝授した。それ以降は、マシーンがやった。小学1年 生に読ませる本は、薄くて、挿絵がどっさり入っている。子供は、何も言わなくても、最初挿絵だけをぱらぱら見る。おおよそのあらすじがわかるからだ。重要 なシーンは必ず挿絵が入っている。それを利用するのである。本文を見て、書かせようとしてもうまくいかない。ある日、学校の授業中に、先生が本を配り、同 じレポートの用紙を使って、子供たちに書かせてみた。ところが、あらすじが書けず、空白のまま考え込む子供や、本文を最初から全部書こうとする子供が続出 した。用紙の裏まで使い、必死に書き続ける子供らを尻目に、うちの子さっさと提出した。それきり、読書レポートの宿題が出ることはなかった。その宿題は、 全員、親がやっていたことがバレたからである。先生、UFOママに苦笑いして言った。「I君だけが、自分で宿題やってたことがわかりましたよ」マシーンも 苦笑い・・・
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2019.09.22■たった58個のアルファベットを覚えるために
未来地域語はアルファベットを採用していて、ローマ字のような書き方をする。1年生でも、読みができれば、とりあえず新聞でも何でも読むことができる。5 年ほど前から、当時の大臣の意向で1年から筆記体を書かせるようになった。幼稚園を経ずにいきなり小学校に入る子も多く、昨年下の子のクラスでは、未来地 域語を読めるのはうちの子だけだった。(散歩中にTOYOTAとかHONDA とか読んでいるうちに覚えた)学校ではまず、画数の少ない文字から入り、画数が多く、頻度が少ない文字へ進む。だいたい、1日1文字習っていくが、学校で 書いたものと家での宿題をあわせると、1文字300字、ときには500字も書かされることがあった。学校で教科書ワーク、ドリルを埋め、家ではプリント一 枚、さらに練習帳1ページを埋めてくる、というのがパターンだった。最初は算数もないから、毎日こればかりの繰り返しである。先生は、子供たちの手の力を つけるために、手のひらを机に押し付けさせたり、指の体操をさせていた。鉛筆を握り続けることが出来ず、床に落とす子供が続出した。先生は「文房具を大事 にできない子ばかりなんです」と嘆いた。この頃、下の子のチックが悪化し、パニックが3日に1回はあった。奇声を上げ、手当たりしだいに、ものを放り投 げ、イスを倒し、親に暴力をふるった。子供に手を上げないために、ベランダに出してかぎをかけ、治まるのを待った。子供はモップの柄で窓を叩き続けた。子 供が保育器に入っていて、泣かせっぱなしにした記憶がよみがえって、苦しんだ。こんな我が家が救われたのはどんぐりのおかげ。下の子を最後にベランダに出 したのは、いつだったか忘れてしまった。
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2019.10.03■木曜日 寺子屋報告
寺子屋報告:未来地域語、日本語、ロシア語が飛び交うインターナショナル寺子屋。Zちゃん「4本足モンスターと3本足モンスター」問題をやった。答えは 合っているが、最後の詰めが甘くなっていたので、答えが見える段階まで絵を加工するように、考えさせた。この子も「島」の絵はヤシの木を描くなあ・・・ BS君。赤い花白い花問題チャレンジ。赤が白より6本多い、という絵と、全部で24本、までは描けた。そこで、考え込んで終わり。前回のウサギの冷蔵庫問 題では、冷蔵庫のほかに、ソファや机やいろいろ部屋の様子を描いてくれた。どんぐり歴1か月。FS君は、今回が初体験。みんなと一緒に、彼にも一枚年長問 題を渡して、「この通りの絵を描いてみてごらん」とだけ言った。「わからない」と一言いったまま、20分待っても、全く描けず、白紙のまま。サロンでは、 Iさんが、どんぐりの効用を他のママにぶち上げていた。モルドバ人ママ、交通の便が悪いので、しょっちゅう来るのは難しそうだが、大分前向きの様子。最後 のほうで、(最近になって)挿し絵プラス線分図に近い図になってきている。まずここを指摘し、未来地域3年生問題集から、逆思考問題「半分の半分の半分の 3倍に6足した数は36である。もとの数を求めよ」の問題を示し、Iさんにやってもらう。Iさん、線分図でやろうとし、戸惑っている。そこで、UFOママ が、「どんぐりの問題だったら、もとの数がチーズだとか、りんごだとか、具体物の設定になっている。この問題も、筋肉チーズ(豆腐)問題みたいに、まず ね、四角を書いて、その上でやってみたら、パズルみたいに面白く解ける。でも、線分図だと答えが見えないでしょ?だから、どんぐりは線分図は使わない。そ うやって、思考回路を増やしていける」それから、絵で最後まで解いていく過程が、甘くなっている(計算で出してしまっている)箇所を指摘する。うちの子ら のノートと比べると、もともと頭の回転が速いだけに、無駄な絵が見られなくなってきている。問題が解けるようになってきて、面白いので、突っ走った痕が見 える。Zちゃんは、もっともっと思考モデルが作れるはずだ。UFOママがするのは、ほんの少しの軌道修正でいい。どうしても急かそうとする、Iさんにス トップを掛け続けるのが肝要だ。今まさに9歳の壁を越えようとしているZちゃん。当分週2のペースでうちに連れて来る、とIさんが言うので、もちろん受け 入れた。当のZちゃん、制服の車ひだにアイランをこぼして、大きな白いシミを作っている。うちの子らと一緒にソファの上を飛び越えたり、つい野生児に戻ろ うとするので、Iさんから大目玉を食らっていた。

※「1_day_English_Seminar_in_Fukuoka」...「中学3年間の英語を1日でマスターするセミナー」

2010年07月16日     XML
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)    
 
2019.09.06■イリベの金持ちが、どんぐり〜!?
UFOママは、アパートの下の階に入っている美容院のイウスォ姐さんと、世間話をしていた。子供らの話になって、UFOママが、どんぐりのことを、力説し ていた。イウスォ姐さん、大層感心し、「うちのお客さんで、イリベのお金持ちの奥さんがいるんだけど、確か、小学生の子供が3人いるわよ。勉強嫌いだって こぼしてたから、あんたに家庭教師してくれって頼むかも。とてもいい人で、値段の交渉はしないと思うから、やってみたら?」と言う。イ・・イ・・イリベの 金持ちィ〜?家庭教師〜?どんぐりで???値段の交渉はしないって、それって、それって、UFOママ、長年のビンボー生活から、ついに脱出か〜!?
それきり、その話を忘れていたUFOママ。ある日、玄関のブザーがなり、イウスォ姐さんの助手の人が、UFOママを呼びにきた。例のお客さんが、今美容院 に来ているのだという。UFOママ、「まあ、無理やろ」と思いながら、子供らのどんぐりノートを持って、店に行く。愛想のない中年の奥さんが、イウスォ姐 さんに髪を預けたまま、定め見するみたいにこちらを見る。UFOママ、早くも萎え始める。
UFOママ「お子さんは、どちらの学校ですか」
イリベの奥さん「PEUVよ」
ガビ〜ン!!未来地域の東大付属である!!3人の学費だけで、ざっと年300万円!!オマケに、毎日家に家庭教師が来るのだという。その費用、恐らく年200万円・・・年500万円教育費を使う家庭!!はあ〜。
イリベの奥さん「それで、あなたは一体、うちの子たちに何ができるのかしら?」
UFOママ「私が採用している教育法は、日本の最先端のものです。普通の教育は、子供は頭が空っぽだから、詰め込まなくてはならない、というところから出 発します。どんぐり倶楽部は、子供はもともと才能ある存在だから、まずその才能を目覚めさせて育て、しかるべき時期になってから詰め込みをすべきだ、と考 えます。そうすれば、非常にうまくいくのに対し、順番を間違えると、教育は失敗します。先に詰め込んでしまうと、才能が埋もれてしまう危険があるのです。 この才能は、特別なものでなく、工夫して粘り強く問題を解決していく力のことで、子供にストレスがなければ、理想的に育てることができます。ですから、お 子さんが、ゆったりした気持ちで勉強に取り組めるよう、ご家庭の協力が必要です。」
イリベの奥さん、頭にカーラー巻きつけたまま、横目で見ている。イリベの子供たちは、勉強をいやがって、成績も思わしくないという。ということは、その、 毎日来ているという家庭教師のやり方がまずい可能性が高い。UFOママが、週末どんぐりをやったところで、家庭教師がぶち壊してしまうのではないか。たぶ んどっかの先生を雇ってるんだろうけど、その先生と話し合って、方針を合わせられれば、うまくいくんだけどな。まあ、そしたら、UFOママは、別に要らな いんだけど。Iさんが家庭教師だったらいいのにな〜小学校の補習を覗いたことがあるから、見当はつく。時間内に宿題を終わらせるために、どんどん一方的に 教えちゃっているんだろう。その家庭教師、やり方にケチつけたら、絶対認めないだろう。学校の先生と違って、クビになるかもしれないもんね。案の条、アラ ブの奥さん、家庭教師や学校と方針が違うことで、子供が混乱するのではないかと指摘した。
「心配いりません。子供が本来持っている才能を目覚めさせるために、特別にプログラムされた算数文章題をじっくり、絵図を書きながら解きます。これで、頭 の効率的な使い方を習得できます。すると、TCTテストなど、問題にならないくらい簡単になります。現に、私の息子は、あなたのお子さんと同じ年ですが、 TCT6年生問題の大半を解くことができます。日本をはじめ、世界中の子供たちが、この教育法で高い成果を上げています。学校ぐるみで、採用しているとこ ろもあります。子供は自分の将来のために勉強をするのであって、家庭教師や学校のために勉強するのではないのです。子供の将来に、学校や家庭教師が責任を 取ってくれますか?最終的に、子供の教育に責任を持つのは、私たち母親です。」
イラベの奥さん、それはそうだ、という風にうなずく。イウスォ姐さんのフォローがひっきりなしに入る。さすが、普段お客さん相手に話術を鍛えているだけある。そのあと、いくつか問答は続いたが、ドライヤーが始まったので、話を切り上げざるを得なくなった。
UFOママは、用意しておいた「絶対学力」未来地域語要約版と、どんぐり問題のサンプルを渡し、興味があれば連絡してくださいと言って、店を出た。
どんぐりが広まるきっかけになるのなら、誰でもいいんだけどね。しっかし・・・偏見はだめだけど。イリベの金持ちの子供が、うちの子みたいに「卵パックの 6個入りと10個入り、どっちがトクかな」とか、だんごまるお君みたいに小遣いをかきあつめるとか、普段、自発的に計算をやるだろうか。やらんでしょう、 普通。どんぐり文章題を週1やるだけで、どれくらい効果が出るか、興味はあるけど。
イリベのボンが、勉強できるようになりました〜めでたしめでたし〜よりも、ビンボー人の子供ができるようになったほうが、世の中公平な気がする。UFOマ マは、やっぱりアパートのNを教えてあげたいな。N、最近ネットカフェ通いを覚えて、小遣いをもっぱら費やしているらしい。今のところ、イリベの奥さんか ら、連絡はない。

2019.09.11■Iさんからメッセージ
「イッリーよ、喜び給え!恐るべき進歩よ・・恐るべき文章題よ・・もう、あんたにはなんてお礼を言ったらいいか・・・」先日鼓膜を破られたUFOママは、 Iさんが感極まって絶叫するのを警戒し、受話器を放し気味にして聞いている。UFOママが、洪水の話とか世間話をしようとしても、全然反応ない。「Zが、 もっとやりたい、もう1題お願いって、うるさいくらいなの。しかも、私と違う切り口で解くから、毎回感心してるのよ。今では素晴らしい図を書くようになっ て・・・」そこまで行くとは・・すごいわ〜早くノート見たいな〜素晴らしい素質を持っているZちゃん。それを、なんとか伸ばしてあげようとしていたIさ ん。空回りしていた歯車が、しっかりと合わさった。「問題を解くときにね、私が口を出そうとしても、DUR BAKALIM(待って。私がやってみせるか ら)って言うの・・・それだけで、こっちはひっくり返りそうよ!あと、あんたの翻訳にも、いっぱい注釈をつけてるわよ。この解釈の場合は、こういう答えに なる。この解釈の場合は、こういう答え。よって、翻訳に曖昧な点あり・・だって!」Zちゃんたのもし〜。「我が娘ながら、自信に溢れて、眩しいくらい よ・・ITOYAMA HOCA(ホジャ:先生)に、よろしく言っといてね。」って、先生、未来地域におられませんが・・・気持ちは届いてますよね、きっ と。

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2010年07月16日     XML
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)    
 
2019.09.01■答えはオマケ
今日、Iさんから電話がかかってきた。フンころがし問題の、答えが合わないというのだ。翻訳するとき、数字を間違って打ったかもしれないので、日本語の CDを調べてみたが、間違っていなかった。Iさん、電話で説明しているうちに、自分で計算ミスに気づいた。UFOママは、偉そうに「解く過程が大事で、答 えはオマケだからね」Iさんの豪快な笑い声と、Zちゃんの可愛い声が聞こえながら、電話は切れた。Iさん、ちゃんと答え合わせしてるんだ!解く過程が大 事。答えはオマケです。どんぐり文章題。しかし!子供が延々と間違った答えを書いているのに、答え合わせもせず、でかでかと花丸をつけ続ける親が実際いる と思いますか?いるんですねコレが!そう、ここに!うちは、下の子が年長さん問題、上の子は1年生問題からスタートした。下の子が1年生問題に進んだの で、二人のノートを見比べていると、・・ン?答えが違う・・・このページも・・・アレッこのページも!上の子のは、間違ってるのに、親が気がつかず丸をつ けている。
電線亀問題なんて、全部間違ってる!それなのに、どれにも花丸〜〜ほんの、数ヶ月前の話だというのに!何ちゅう親じゃ!UFOママは、時々子供らの横で一 緒に解いていたが、やっていたのはお絵かきが楽しい年長さん問題。上の子のノートは、一応見ていたつもりなのだけど、面倒なので、検算もしなかった。とい うことは、以前は全然見えていなかったのだ。(もともと数学も苦手だったし・・・)見えてきたのは、翻訳をやってからである。助詞ひとつ間違えると、意味 が違ってしまうから、難しい。どの問題も、ひとつひとつイメージしながら、翻訳していく。
そして、未来地域語を読んで、同様のイメージが浮かぶか、何度も試す。もしこれを読んでおられるどんぐり初心者の方がおられましたら、ご安心を!こんなズ ボラな母親でも、子供の考える力は養成できました!答えは間違いだらけ。分からん帳にも入れず、親は花丸をつけてにっこり。「よくやったねえ〜♪」「(親 子で)頭良くなったで〜アッハッハ・・・」その状態で続けること4ヶ月。それでも、どんぐりマジックはやってきたんです。問題を読むだけで絵図が頭に浮か び、10秒そこそこで解けてしまう・・・学校の先生ビックリ!「どうして解き方を知ってるの?」一躍、クラスの人気者・・あ、だからって、どうか真似しな いでくださいねっ決して、良い見本ではありませんので。まあ、こんなケースもあるということで・・・
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2019.09.01■恐るべし筋肉豆腐問題
下の子が2回目の筋肉豆腐問題をやった翌日のつぶやき。「あ〜お腹いっぱいになったなあ♪4分の1はスープでいっぱいになって、3分の1はサラダでいっぱ いになって、2分の1はギョズレメ(薄焼きパン)でいっぱいになって、残りはアイラン(ヨーグルトドリンク)でいっぱいになった。」(おや、会話に分数が 出てきたぞ。でも、分母がばらばらねえ。分数使ってみたい気分やったんやね)と思ったUFOママ。10秒後。見えてる・・??
追記:実家に上記をメールしたら、返信がきました。「1をオーバーするのはサラダを食べ過ぎた(本当なら4分の1)と解釈した」ざんねん。おじいちゃん、 孫の頭の中が見えなかったみたい。お腹を4に割ります。4分の1は、スープでいっぱい。お腹の残りは、4分の3です。3つの場所が残ります。そのうちの、 3分の1が、サラダでいっぱい。お腹の残りは、4分の2です。2つの場所が残ります。そのうちの、2分の1がギョズレメでいっぱい。お腹の残りは、4分の 1です。それが、アイランでいっぱいになったと言ってます。つまり、毎回基準値の対象を変えているのです。もちろん、文章題としては舌足らずですが。数年 のうちに、子供のつぶやきも、親はサッパリ理解できなくなることが予想されます。
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2019.09.02■UFOママ どんぐり歴8ヶ月の日々
Iさんがまた電話をかけてきた。「<2MX18>がわからない。何が言いたいのかさっぱり理解できない」何の問題かいな・・UFOママ、番号をメモする。 ところが、ちょうど家にきていた、カナダ人ママの2歳の娘が血まみれだ。「ありゃ・・怪我よ怪我!後で電話してっ」良く見たら、「大草原の小さな家」の ローラが着てたみたいなサマードレスの上に、サワーチェリージュースをひっくり返したのだった。カナダ人ママも、新小3と新小1の子供がいるので、教育の 話題は尽きない。例の補習禁止のことを話してたのだが、いきなりびっくりすることを言い出した。「学校だけじゃなくて、5年までは塾に行くのも禁止になっ たって聞いたわよ!」「ええ〜っまさか?私、教育サイトはチェックしてるけど、そんなの見なかったよ」「ホラ、どれだけ情報が交錯してるかってことよ。」 UFOママの脳裏を、チラリと掠めること・・・UFOママは、「絶対学力」未来地域語要約版を、未来地域教育省に提出したのである!といっても、親戚が勤 めてるから、渡しただけ。あとはどうなったか、知らない。(そりゃ提出とはいわない)あれが、ひょんなことで、大臣の手元に行き、心を動かされた大臣が、 「小さい子供をもっと遊ばせなさい!補習も塾も禁止!」命令を出した・・・な〜んてね。彼らが帰ってから、パソコンを開ける。
<2MX18>・・うっあれか・・・赤卵と青卵と黄卵5個ずつで位取り遊びをしました。十の位に着くと10点、一の位に着くと1点ゲットできます。赤卵の 合計は5点、青卵の合計は50点、黄卵の合計は14点でした。十の位に着いた卵と一の位に着いた卵ではどちらが何個少ないでしょう。
UFOママ、最初この問題を見たとき、意味が分からず、飛ばしてしまった。「位取り遊びって何?日本に、そういう遊びがあるのかな」パソコンで検索して も、「位取り遊び」はない。何度か考えるうちに、カーリングみたいなもんかな、と思い当たった。翻訳するとき困った。未来地域ではカーリングは特に知られ たものでないから、子供はイメージできないだろう。そこで、ダーツを使うことにした。ダーツのおもちゃは、良く見かける。しかし、原文から離れてしまい、 しっくり来ない。結局、原文近く直訳しなおした。やっぱり、あの未来地域語では、Iさん???だったか・・・自分が明確にイメージできないものを翻訳した ら、てきめんに分かっちゃうなあ。

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2010年07月15日     XML
■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)    
 
2019.08.25■育む教育vs蝕む教育
うちのマンションの住込管理人の子供は、上の子より1歳上だが、小柄なので、背は上の子に少し足りないくらい。茶色の瞳が穏やかな、可愛い未来地域の男の子で、名をNと言う。
家族で田舎から出てきているので、言葉は田舎なまりがきついのだが、優しい性格なので、うちの子らはMが大好き。
ひまさえあれば、一緒に遊んでいる。
今、UFOママの手元に、360ページに及ぶ、小3算数参考書兼問題集がある。表紙を見てみると、「学校の授業、宿題、あらゆるテストにおいて、基礎固め に使える・・TCTへの準備」とある。その中で、32ページが、特殊算に当てられている。その解説は、大人が読んでもピンと来ない、図なしの、文字式を 使った解法である。また、途中式の省略があるので、移項を理解していない場合は、解法を丸覚えするしかない。
この本は、Nが、昨年度の学校の有料補習で使用していたものを譲ってもらったものである。この、消費者である子供のことを何も考えていない、権威ぶった本 を、1年かけてさせられたNは、どんぐりの年長問題も解けなかった。父親は、借金までして、上の娘を塾に、下の息子を補習にやっている。それが、親にとっ てどれほどつらく切ない事か・・・
Nに、家にきて、うちの子らといっしょにどんぐりをするように誘ってみた。また、親にも、うちに寄越すように話してみた。夢のような日本式の勉強法があって、わずかな文章題をするだけで、うちの子らは昨年度、クラスで算数はトップだったこと。親はすぐに承諾した。
しかし、Nは算数と聞いただけで、拒否反応が強く、UFOママを恐れて、ばったりうちに来なくなってしまった。この子は、小3で、算数を恐れ、芯から算数 を嫌いになってしまったのだ。いっそ、田舎にいたままだったら、補習もなく、一日の大半を自然の中で過ごして、才能を潰されることもなかったのかもしれな い。
手垢と涙で汚れた分厚い本は、汚い字で書かれた筆算と、1度でできなかった○印があちこちについていた。

※「1_day_English_Seminar_in_Fukuoka」...「中学3年間の英語を1日でマスターするセミナー」

2010年07月12日     XML
■会場までの案内(文責:どんぐり倶楽部)    
 
●「1_day_English_Seminar_in_Fukuoka」...「中学3年間の英語を1日7時間でマスターするセミナー」の会場への交通です。

●博多駅からは,バス,タクシーになります。

●タクシー:博多駅→南区の【自動車運転免許試験場】のバス停まで。(2500円程度)※会場までは下記の地図参照

●バス:博多駅周辺のバス乗り場は複雑ですので下記に地図を添付
 博多駅から出て郵便局の前のバス停→自動車運転免許試験場

・博多駅のバス停
博多駅バス停
・時刻表
時刻表:博多駅
・自動車運転免許試験場のバス停
自動車運転免許試験場バス停
試験場〜自宅
・時刻表
時刻表2
※会場となるマンション外観
amp-1
amp-2

2010年07月11日...............................
■どんぐり検索...違いは何?(文責:どんぐり倶楽部)    
●どんぐり倶楽部HPの最上部付近に何でも検索ページへのリンクを貼っています。どんぐり理論が既存の考え方とどう違うのかを知りたいときに便利です。
※どの既存の理論も、子供たちの将来を思い、熱心に研究されて作り上げられてきた事は存じ上げております。
 しかしながら、人間が必ず通る、頭の成長過程(自然な成長進度と熟成部位の変遷)を知らずに作り上げてきたものは、残念ながら通用しません。
 特に、知的系統的に組まれた前倒し学習は全て不自然で異常です。
 本当に、子供たちの未来を保障したいのなら、今一度、根本的な子供たちの反応から見直すことが急務です。
<例>
受験,幼児教育,百玉そろばん,宿題,家庭学習,家底保育園,100 マス計算,作文,本当の学力,シュタイナー,モンテッソーリ,学研,七田,公文,先行学習,なぜ、今どんぐりなのか,いじめ,不登校,幼児英語
※何でも出てきます。
最終更新日  2010年07月11日 16時00分14秒
TWITTER
2010年07月10日
■中2まではフォニックスを使わない理由(文責:どんぐり倶楽部)    
●フォニックスは整理学習(分類学習)なので、日常生活で常に材料を豊富に吸収できる(しなければならない)環境(常に分類基準を適応できる具体的な生き たデータが入力される環境)では、多いに役立つが、材料が乏しい環境(例えば、日常的に英語を使う環境ではない日本)では全く効果がないどころか、幼児・ 児童期に、この原則を無視してしまうと、貴重な脳内進化時期の時間を浪費する事になる。
●このズレに気付かないままに、フォニックスという整理(分類)学習の効果を求めようとすると、多くの材料入力も同時に行なわなければならなくなる。これには無理があるし、時間がいくらあっても足りない。
●結果は現在の無駄な学習を強いる現状と酷似してくる。
 つまり、工夫のない日常+整理学習→整理すべき回路網がないので、猿真似「パターン学習」という高度な暗記しか出来なくなる。
<2009年06月23日に書いた下記記事(メモ)の補足修正>
●遊び、日常の中での十分な回路作成:野生の思考モデル(思考回路)養成ができている場合にのみ(不便な時代はできていた)学校で行っている整理学習が役 立っていた。整理学習はで、複雑で系統立っていない煩雑な既存回路の共通部分を利用して、系統立て整理する役目が在るので、見通しが良くなり、既存回路を 応用利用できるようになる。ただし、日常生活での既存回路(工夫)が十分にできていること(準備学習が進んでいること)が前提である。何時の時代も、普通 の学校の勉強の中では、思考回路そのものを作っていたわけではない。さらに、学校で整理してもらわなくてもが環境に合わせて(必要に応じて)、仕事の手順 などを教えてもらう事などを通して、整理学習はされる。

●いずれにしても、刈り込みが終わるまで(12才まで)は単純思考を強化しないようにしなければならない。

●つまり、単純作業的な「勉強」以外のことをすること!これが、多様な思考回路網保持の唯一の方法である。

●遊びと日常で工夫する。楽しむ!味わう!感じる!これが最も効果的な思考力養成である。

●昔は遊びと日常生活の中で回路を作る(準備学習をする)機会が存分にあったが、今は危機的な状況。自然に進化するチャンスが無くなってきているという点においては、最悪の教育環境といえる。

●思考モデル網(思考回路網:Natural_Web)を、自然に作る事が出来る(自然にオリジナルの工夫をする)日常生活が消滅している現代では、自然な進化(整理学習を効果的に受け入れるほどの進化)は困難になっている。

●7-12才で健全な進化として、エネルギーを効率よく利用するために枝打ち作業が始まる。思考回路網の刈り込み現象である。
最終更新日  2010年07月10日 20時55分46秒
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2010年07月09日
■高校受験の必須問題集(文責:どんぐり倶楽部)    
●どんぐり倶楽部では実力を点数にするために、設問解釈をしてもらっています。

●その時の、最良の教材は下記2点です。平成23年度用が出来たようなのでお知らせしておきます。

toranomaki

出版社はガクジュツです。

zenkoku

出版社は旺文社です。

■2010.07/25のセミナーでも使います。
最終更新日  2010年07月09日 22時42分10秒
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2010年07月08日
■コトノハ5号・6号受付開始(文責:どんぐり倶楽部)    
●お知らせ●

「どんぐり倶楽部の情報誌」コトノハ5号・6号受付開始!!

→こちらへ ♪


※どんぐり倶楽部って何?...と思われた方には最良の指南書となる...カモ。

最終更新日  2010年07月08日 08時15分05秒
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2010年07月06日
■中学3年間の英語を1日7時間で(文責:どんぐり倶楽部)    
●お知らせ「1_day_English_Seminar_in_Fukuoka」...「中学3年間の英語を1日7時間でマスターするセミナー」

日時→7/25(日)...10:00-19:00

場所→〒811-1356 福岡県福岡市南区花畑2-21-33 多目的ホール

費用→自分の飲み物代+お弁当...つまり受講費は0円...タダ(ピザの宅配なども可能:近くにコンビニなどもアリ)

内容→完全語順訳(語句順訳)・納得英文法(OneZemi英文法)・テスト問題の形式別
解析手順(解答時の解答手順)などを予定しています。...ゆる〜くやりたいと思っています。
※中2まではフォニックスを教えない理由

教材→複数の中学校教科書(SunShine,NewCrown,NewHorizon)+数県の公立高校入試問題(福岡,大阪,東京,北海道)+開成高校入試問題

限定→1人〜30人

資格→12才〜120才 の日本語を解する人

参加希望メール
最終更新日  2010年07月09日 10時44分28秒
TWITTER

■ 日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)    
2019.08.23■Hさん親子のどんぐり
 Hさん親子がどんぐりを始めたのが5月。最後にZちゃんのノートをみたのは、0Mを20個くらいしたところだった。夏休み中、どのくらい進んだのだろうか。
 Hさんがアッサリ言う。「あれから全然やってない」
 ああ・・・熱しやすく冷めやすいHさんの性格もあるが、どんぐりの何の資料も読めないのだから、話は簡単ではない。しかし、ここ別荘に滞在している間は チャンスだ。幸いなことに、1か月ほど前から、Zちゃんには何も勉強をさせていないとのこと。リセットOKである。うちの子らは旅行中にどんぐりをしなく ても良かったのだが、こんなこともあろうかとノートは持ってきている。
 こうして、日課に毎朝の寺子屋タイムを入れることにした。海が見えるお庭で、朝の心地よいひと時。うちの下の子は1M。上の子は0M。(上の子は1Mか らどんぐりを開始していたので、いくつか0Mを体験させてあげるため)Zちゃんは、まだ絵図を書く意味がわかっていないので、0M後半から入る。うちの子 らは、早く泳ぎに行きたいので、すぐにどんぐりを終わらせてしまうのに、Zちゃん、自分だけ時間がかかって、面白くない。「10個ずつ」を「10で分け る」と解釈してしまうなど、信じられないようなミスをするZちゃん。こちらも彼女の力を量りかねて、当惑してしまう。すると、どこで聞き耳を立てていたの か、朝食の片づけをしているはずのHさんが、「この娘はね。ナメてんのよ。あんたみたいに優しく教えてもね、そもそも、人の話ってのを聞かないんだから。 バカなのよ、バカ!」これはひどい。普段はここまで言わない人なのに。Zちゃん、部屋に駆け込んで、ベッドに伏せて泣いてしまう。くうう〜難しいなあ〜今 までHさんと口論したことなどないUFOママだが、ZちゃんはUFOママにとって姪っ子みたいな存在だから、黙っていない。未来地域人には未来地域人の対 処の仕方がある。「Zちゃんの学力は、あなたが与えた教育の結果でしょうが!」「この子ができなくったって、この子のせいじゃない。この子に怒るのは、お 門違いってもんよ!Zちゃんにあやまりなさい!」「どうしてもっと辛抱できないの。母親が怒ってるんじゃ、この仕事はおぼつかないのよ!」
 Hさん、今まで見たことのないUFOママの剣幕に、シュンとなる。「・・わかった」どうやら、今まで素直だったZちゃんが、最近母親に口答えするようになってきて、手を焼いているらしい。それでも、その日Hさんは、Zちゃんにあやまったと言っていた。
 さて、2週間でこちらは未来地域に戻ってしまい、またどんぐりが止まってしまうかもしれないから、1Mのコアな問題をやっておきたい。昨年度、家庭教師 から文字式を教えられ、Zちゃんの頭が混乱したままなのを知っている。そのまま9月下旬の新学期を迎えてほしくない。「赤い花白い花」の問題を2問やった だけで、「テントウムシ小」に入るのは無理か。しかし、分配算が視考力ゲットの近道と思うので、進む。

<1MX28>テントウムシ小学校の1年生27人が、赤組・青組・緑組の3列に並んでいます。赤組は青組より5人多くて、緑組は青組より2人少ないそうです。では、赤組・青組・緑組の3列は、それぞれ何人ずつが並んでいるのでしょうか。

 Zちゃん考え込むが、つながらない。一旦図を書いてしまうと、なかなか図を見ようとしないZちゃんに、「これだったら、赤が青より3多いって図になってるね。さあ、どうしたらいいかな。」じっと図を見ていたZちゃん。目を見開いて「わかった!」。
 その後、フンころがし問題、バッタのスケボー問題、巨大ひまわりの種問題、最後の日にカード印刷問題に一問ずつチャレンジ。巨大ひまわりと、カード印刷 問題は、絵図がとても分かりやすく描けていて、たった2週間での進化に、こちらも頬がゆるむ。平行して、Hさんにはどんぐりの2M、3Mから選択した問題 を図で解いてもらう。
 最初はUFOママに遠慮してメンソールなんか吸ってたHさんも、未来地域では吸わない葉巻を出してきて問題に取り組むもんだから、ヒンシュクである。 3Mの問題に四苦八苦するHさんを見て、Zちゃん「ママにもできない問題があるの?」と目を白黒。UFOママがいなくても、Hさんが参考にできるように と、30問ほど、図で解いたものも渡しておく。(UFOママは子供らが寝静まった夜にせっせとやっていた。Hさんは毎晩のお楽しみのハードボイルドDVD に夢中。誘われたけど、たけしの暴力映画って別に見たくない。同じ日本人ったって・・)かなり急いでしまったけど、新学期がはじまると、学校の勉強がハー ドで、なかなかゆったりした時間が取れないので、どうしても長い夏休みにどんぐりに取り組んでほしかった。Zちゃんは9月から4年生だから、もう高学年に 入る。そして、日本の子より、第二次性徴が始まるのが早く、Zちゃんにはその兆候がある。どうか視考力が芽吹きますように。
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2019.08.24■プラトンが笑った
 マナェレメから帰って約20日後。用事があってHさんに電話した。また「全然進んでない」の答えが返ってくるのではないかと心配しつつ、「どんぐり、ど う?」と尋ねてみる。「やってるわよ。毎朝1問だけ。沢山させたいのを我慢して、言いつけを守ってるわよ。できない日もあるけどね。それがさあ!」急に声 が大きくなる。こちらは、2日前、部屋の模様替えしてから首のリンパ腺が腫れているので、耳がビリビリくる。「例の、赤が多くて青が少なくてって問題ある じゃない!あれ、Zが解いちゃったのよ!」耳ビリビリ・・・「庭でやってたんだけど、いきなりノート持ってダダダッって部屋に駆け込んでさ。部屋の隅に座 り込んで書き始めて。わかった〜って叫んで、庭を走り回ってんのよ。答みたら、確かに4。それが、私は良くわからないのに、Zはわかるって言うのよっ」 ←<1MX84>ビリビリ・・「すごい、すごいわ。私にわからなくて、Zがわかるって、はじめての事よ!次の日から、あんたが星印をつけてくれた問題を、 どんどん解きはじめたのよ。そうよ、解けるのよ。パンダ問題も解いたわよ。うん、やさしい方の。一体、この子の頭の中で、何が起こっているの?ワアアアア アア〜幸せよ〜〜〜!!!」その瞬間、鼓膜がグワン・・「やっとどんぐりがわかってきたわ。この問題をさせるコツはね。我慢よ。親の我慢。その一言につき るわ」「それからさ、この間、数学の先生だって言う人と話す機会があったんだけど、その人も家庭教師するときは、一日1問、図を書いて解くやり方をして たって言うの。やっぱり、沢山するのは駄目なのね。Zのどんぐりノートも見てもらったんだけど、とても褒めていたわっ」UFOママ、受話器を右に架け替え て、うずくまる。「なんか、私も学生に戻ったみたいで楽しくって。Zと勉強するのがこんなに楽しいなんて。未来地域に戻ったら、毎週そっち行くから。じゃ あね〜♪」・・・プラトンが笑った。
最終更新日  2010年07月08日 07時52分12秒
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2010年07月04日
■どんぐり倶楽部の始まり(文責:どんぐり倶楽部)    
●新・絶対学力を中日新聞で紹介してもらったときの記事より
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 今から二十数年前のことです。小学生に算数の文章問題を教えていて、こんなことがありました。その子が帰るときにポツンと「楽しくないな」と言ったので す。その時は「勉強だから楽しくなんかないの」と応えました。ですが、実は内心かなりのショックを受けていました。「本当に楽しく勉強できないんだろう か」と思ったからです。
 暫くは「勉強だから」と思っていましたが、どうしても納得できませんでした。ですが、どの問題集を見てもお世辞にも楽しく解けそうな問題はありませんで した。そこで、自分で問題を作ってみました。電線亀の問題です。すると「先生、電線亀って何?」「ん?電線に止まってる亀に決まってるだろ。この前見たの は、こんなのだったかな」と絵を描いてやると「何それ、そんな亀いるわけないじゃんか」と笑い転げながら絵を描いて解きだしました。内容的には難しい問題 だったのに、その子は楽しく解き終えました。そして、帰り際にその子は「あ〜、楽しかった」と言ってくれたのです。
 その時、私は涙が出ました。嬉しかったこともありましたが勉強は楽しくできると確信できたからです。今では、そういう問題をホームページで七百題以上公開しています。そして、この本にも数十題収録しています。
 この時から、私は全ての教科で様々な工夫をしてきました。教える方の工夫次第で勉強は楽しくできるのです。今では計算問題でさえも楽しくできると思っています。
 今でも「計算は得意なんですけど文章問題が苦手で困っています」「計算が遅くて困っています」「漢字が覚えられません」「考える力がないようです」「す ぐに諦めてしまいます」「日記や作文が全く書けません」「図形問題が解けません」「英語が頭に入りません」等の相談を受けますが、もうそんなのはドンと来 いです。勉強は工夫次第でどうにでもなるのです。
 この本では、瞬時に基礎計算ができるようになる「トライアングルナンバーズ」、誰でも算数文章問題ができるようになる「良質の算数文章問題」、一つの物語の中に一学年全ての漢字が入っている「漢字読本」、自然に簡単に考える力を育てることができる「目で考える学習」
などを紹介しています。
 書き上げてみると、この本は「子育てと教育」に関する新しい考え方と家庭学習の具体的方法を書いた本になりました。
 読者からのメールに「この本に書かれている、やってはいけない家庭学習を一生懸命に実行していた父親です。子供の様子を見ていて、なんとなく疑問や不安 に感じていたことが、貴書にすべて書かれていました」「これまで、とにかく計算のスピードを上げるためとか、漢字を多く覚えるためとかといったことを目的 に、ドリルを沢山やらせておりましたが、「絶対学力」の本を購入しじっくり読ませていただき、やはり今後本当の意味での学力をつけるためには、これまでの 方法では全く役に立たないことがはっきり分かりました」ともありました。
 今までになかった学習方法を何点も紹介していますので、戸惑われるかもしれませんが、まずは御自身で試してみて下さい。アインシュタインは「一番よく分 かるのは自分自身で体験することだ」と言いました。私もそう思います。ホームページには携帯電話からでもアクセスできますので、是非ご利用下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/index.html
最終更新日  2010年07月04日 18時21分06秒
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■どんぐり問題・小学校一斉利用報告(文責:どんぐり倶楽部)    
●全世界に先駆けて、具体的な思考力養成の実践報告です。是非、参考にして下さい。...「いいのは分かっているけど、学校では難しい...」なんて言っ ている、そこの君!工夫次第ですよ。2100年まで待てない方は、一人ででも始めましょう!いくらでもお手伝いしますよ〜。
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 昨年度7月より、全校一斉家庭学習「どんぐりプリント」をスタートさせ、無事1年目の取り組みを終了することができました。
 公立学校の現場においてこのような取り組みをスタートさせ、いろんな価値観を持つ先生方に理解を求め、家庭に発信し、組織的に継続していくには、相当な下準備が必要でしたが、1年間で以下の成果を見ることができました。

2009年...............................
2009.07〜毎週金曜日 プリント配布 全校スタート!1・2
2009.10〜教育課程研究会算数部会にて 本校どんぐり実践発表。
2009.11〜児童向けどんぐりアンケート実施!
2009.12〜全校どんぐりギャラリー開催(全校参観日にあわせて実施)
      写真添付1/2/3/4/5/6/7
2010年...............................
2010.01〜教育局主催研修会にて:
     どんぐりプリントの実践報告後他校から詳細説明を求められ実践方法を説明
     来年度からその学校もスタートする旨お手紙をいただきました。
2010.02〜児童向けどんぐりアンケート結果集計&考察
2010.03〜次年度も継続実施を 全職員で 確認!ばんざーい!
2010.04〜家庭学習の新ガイドラインを職員間再確認。「クローズアップ現代」のVTRを編集し、
     学校全体懇談会の場において、保護者向けに「なぜ?どんぐり?」を促す視聴。
     新配布方式による「家庭学習」自学自習への道!をスタート・保護者にハナマルをつけてもらう方式。
2010.04〜家庭学習ノートを使用し、担任が監修。
     家庭にて選択実施方式にて地域・家庭を巻き込んでのどんぐりプリント配布。

*スタート当初、職員レベルでは「なんで、そんな面倒なこと...」的なマイナス思考からでしたが、やっと理解していただけたようで「もっと使いやすく...」のような声も出てくるようになり、今年度は、更に発展的な工夫で実践をスタートさせています。 
*教育委員会や各関係機関も本校のこれまでの取り組みに好意的です。
*3月時点では、保護者の理解レベルの温度差を激しく感じてましたが、4月の全校全体懇談会の際に、保護者説明会を持ち、上手く説明することで概ね理解された感があります。
*現在は、新方式での全校でのどんぐり家庭学習も狙い通りの軌道に乗った感じです。
*保護者も概ね協力的です。

※どんぐり!深めれば深めるほど優れたものと実感する次第です。今年度で現在校勤務が最後の年となりそうですので、しっかり継続の礎を築き、次の学校においても、どんぐりの種をどんどん蒔いていこうと思ってます。
ーfor your child and the other childrenー
最終更新日  2010年07月04日 13時20分31秒
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■子育てと教育ですべきこと(文責:どんぐり倶楽部)    
●通常では、「幸せ」は境遇ではなく、幸せを感じとることができる本人の熟成度にかかっている。つまり、本人がキチンと育っているかが幸せのバロメーターということだ。ここまで、考えが至っていない人は、ここまで。

●本人の状態が、「幸せ」を感じとれる程熟成されているかどうかが全てである。また、外的な級偶は成人してからでも換えられるが、本人(人間)の感覚・感 情は成人してからは、根本的には(制御は出来ても)変えることはできない。よう、人生の機微と言うが、その機微は至る所に在るが、感じる事が出来なければ 味わう事は出来ないし、在る事も分からない。
 すると、子育てと教育ですべきことは、次の事だと分かる。
1.感じられる本人を育てる(感味力を損なわない学習方法を採用する)
※身体的な機能障害は訓練でカバーする。ただし、この時に使う反復を知的なことでも同じだと勘違いしてはいけない。
2.自力で環境設定が出来るように育てる(視考力を活用した思考力養成をする)
3.子育てと教育は12歳までに終える
※境遇に左右される12歳までは、保護者が全力で環境設定をする。反対に、それ以降は、自力で
自分の個性に沿って自分で環境設定をできるように見守る。
最終更新日  2010年07月04日 11時45分46秒
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■頭の生活習慣病(文責:どんぐり倶楽部)    
●生活習慣を見直さずに、薬を飲ませても、根本的な生活習慣病の改善は見込めない。どんなに、優れた薬を使っても、それは無理である。

<児童心理:金子書房に書いた原稿より引用>
 ここで、九歳以前にも起こる危険な状態も指摘しておく。「何を言ってもピンとこない」という状態である。具象思考の段階で既に、言葉と原形視覚イメージ がリンクしていない場合で、「頭の生活習慣病」なので、日常の生活環境そのものから変えないと、改善は非常に困難である。スローテンポと楽しい会話を味わ える生活環境を整えることが最も効果的である。
<引用終わり>

●ここでは、生活習慣病と曖昧な表現にしておいたが、宿題と家庭(学校外)での反復学習or先行学習という日常生活での異常な学習による学習習慣病(頭の生活習慣病)のことである。

「良質の算数文章問題」は特効薬ではあるが、相手は生活習慣病なのだ。生活習慣そのものを改めなければ完治はしないし、完治できる年齢というのもある。何 歳でも完治できるというわけないはいかない。人間の臓器の中にも、役目を終えると全く違うもの(臓器としては働かない)になる部位がある。胸腺などはいい 例である。非常に重要な役割を持っていながら35年間程の役目を終えたら、脂肪になってしまうのだから、その機能はゼロになる。つまり、その年齢が物理的 に、その臓器がかかわる、あらゆる進化のリミットということだ。
【胸腺】胸の上部にあるリンパ腺のような器官で,内分泌腺の一種。新生児から急速に発達し,11〜12歳ごろをピークとし,その後は退化する。この腺を、早期に除去すると発育停止や骨軟化が見られる。

●悪しき生活習慣を見直し、改善しながら、薬を併用していけば、早期に健康体に戻る事が出来る。そして、最終的には薬はいらなくなる。反対に、生活習慣の 見直しをしなければ、一生爆弾を抱えて生きていく事になる。発症しないように、日常生活(環境)を整える事くらいしか出来ない。薬は一時的には効果がある が、一時のもので完治はしない。...脳も体の一部である。健全に成長させるには必須条件があるのだ。
最終更新日  2010年07月04日 10時55分45秒
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2010年07月03日     XML
■子育てと教育:理論と手法(文責:どんぐり倶楽部)    
●子育て本(ゆるい理論と手法)は、多種多様に存在し、健全な子育て本も既に数点は出ている。4-5歳くらいまでは、それなりの理論も手法も確立している ものもある。子育てを調教と勘違いしているようなものは論外である。異常な事が出来る事を才能開発と呼んでいるようでは「自然開発という名前で自然破壊を していること」と同じである。
 しかし、残念ながら、その健全な子育てが教育には繋がってはいない。つまり、根本的な(体系的な)理論は持っていないということだ。
 せっかく、就学前までは感情・感覚を大切にし、親子で暖かく育ててきたのに、「勉強」と名前がつくと別物だと思って、それまでの子育てとは全く相容れない事を平気で並行して子供に与えてしまう。
 原因は、「勉強」を感じていないからだ。
 感じるものだとは思っていないからだ。
 子供にとっては、区別はない。刺激である。
 子育てでは暖かい刺激でなければならないと分かっていたのに、勉強という名前がついた途端に冷たい刺激でもいい(しかない)と最初から思い込んでいる。
 あ〜、もったいない。台無しである。
 それまで、育ててきたものが、育てられた環境で最も活き活きと活動するのは自然の自明の理である。
 ならば、子育てで経験したことを土台にして繊細に「勉強」を消化すべきである。なのに、全く気付かない。「何か変だなぁ」くらいで、止まってしまい、子 供を見ないで教材を見るようになる。子供は、異常を訴えているのに全く気付かない。しつけと、暴力に本人が気付かない事と似ている。教育という名の下に行 われている教育犯罪である。
 どんぐり倶楽部がいつも「教育は子育てのほんの一部に過ぎない」といっているのは、純粋に事実を述べているに過ぎない。曖昧な表現ではないのだ。そう 思っていない、まだ気付いていない人が多すぎて、「そういえばそうかもしれないけど〜」なんて呑ん気な反応をしているが、そんな時代ではない。
 教育犯罪については、改めて書くが、気になる方は検索してみて下さい。

<教育犯罪という考え:あとがき...より>
※教育犯罪に手を出さないで欲しい。「知らなかったから」ではすまされないと思います。少なくとも、この文章を読んだ人で、幼児・児童期の教育に関係している人ならば、「知らなかった」は許されません。5分で確認できる事をせずに、子供の才能を潰すことは許されません。
※小学校の先生がこの事に気付かなければ、国家規模での教育犯罪が全国津々浦々で行われている事になる。教育制度が整っているがゆえの危機が日本にはあ る。逆に、何の経済的・構造的・人的な変化をさせずに、今すぐ修正も出来る。その準備も全て整っている。あとは、気付くか気付かないかだけである。10年 かかりましたが、準備万端整っています。実験的にでも結構です。今すぐ「健全で豊かな教育」始めて下さい。

<オマケ:12歳まで>
1.神経回路網(思考回路)の設計図は遺伝的に書き込まれている
2.設計図を起こして(なぞって)刻みつけることが回路作成
3.複雑で繊細な回路の設計図は直ぐに消えるので単純で強い刺激は入れない
※そんなこと(高速学習・大量暗記・徹底反復)をしている時期ではないし時間もない...体の制御練習のための反復だけはOK(知的な事とは逆なので基本が逆になる)
4.「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」複雑で繊細な回路を守りながらなぞっていく
5.複雑で繊細な回路を十分に使って12歳までに消えないようしたら、パターン学習でも高速学習でも必要ならしてもいい。ここから消える事はない。
最終更新日  2010年07月03日 09時18分42秒
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2010年06月29日...............................
■算数の文章題における一般的な勘違い(文責:どんぐり倶楽部)
■算数の文章題における一般的な勘違い
□勘違い:計算は好きだけど、文章題が苦手なのは、国語の読解力が弱いからです。
×××...どちらも日本語!
□勘違い:算数の文章題は、国語のように難解ではないのに子供達が苦手なのは、文章題の中に数字や単位が出てくるから。
×××...数字や単位も算数語という言葉!
<よくある勘違い指導>...偶然出来るようになる子もいるが、子供の力次第なので、偶然教育の典型である。
□勘違い:文章をよく読む。 ...よんでも分からないから解けない。
...読むのは一度だけ!
□勘違い:自分が大事だと思うところにアンダーラインを引く。
...どこが大事か分からない!
□勘違い:頭の中で想像をする。
...頭の中だけでしてはいけない!
...視覚イメージ保持をするために消費するエネルギーは非常に大きいのでエネルギー量が少ない子は、物理的に無理であるし、保持できても動かす事は至難の業である。
...描き出せば、最小のエネルギーしか使わない(何時でも見る事で、目から再入力が可能なので、視覚イメージを保持し続けるという無駄で効率の悪いエネルギー浪費を一切しなくていい)ので、考える事に全てのエネルギーを使える。
...絵を描く事は誰でも簡単にできる。
□勘違い:線分図のようなスッキリした図を書く。
...線分図は最低の絵図です。なるべく描かない。描くべきは感覚・感情再現まで可能な活き活きとしたオリジナルの楽しい絵図であるべきです。特に幼児・児童期には「でなければなりません」
□勘違い:どうやって解いていいかわからないときは、教えていく。
...ここで教えると、せっかくの思考回路養成を妨害します。絶対に教えません。自分が描いた絵図を操作すれば必ず解けるのですから、「待つ」ことです。
...教室では、先生が自分の問題を解く「お手本」をみせます。下手だけど味のある絵図を楽しく描いて見せる事が大事です。子どもの問題を解いて見せてはいけません。
...一日1行を絵図にする。でも1週間で1問...丁度いいですね。学校で実践されているところもあります。 □勘違い:作問(自分で文章題を作ってみること)をすると力がつきます。
...つきません。そんなことをしていると時間も力も尽きてしまいます。
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案内「どんぐり倶楽部の教育講演会 in 2012」...最初で最後の「どんぐり倶楽部」主催の講演会です。
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2010年06月29日...............................
■シコウリョク様(文責:どんぐり倶楽部)
シコウリョク様> 「限りなき夢追い族」と呼ばれる部族がK山に、 「果てしなき夢追い族」と呼ばれる部族がM山にいました。  両部族の守り神は同じで、それぞれの山の頂上には翼の形をした守り神を祭っていました。  長い間、両部族は空を飛ぶことを夢見ていました。  空を自由に飛び回ることに憧れていたのです。  両部族とも、真剣に努力していました。 「限りなき夢追い族」の長は「速く走れるようになれば飛べる」と信じていました。  一方、「果てしなき夢追い族」の長は「高くジャンプすれば飛べるようになる」と信じていました。  時には両部族間で言い争いも起こりました。 「もう少し速く走れれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」 「もう少し高くジャンプできれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」  お互いに譲りません。この争いが起こってから、すでに数十年がたっていました。  そこへ、通りすがりの男が空からフワフワと降りてきました。  両部族は言い争いをしていて、その男がどこからやってきたのか気がつきませんでした。  その男は言いました。 「君たちは空を飛びたいのかい」  すると、両部族が口をそろえて言いました。 「当たり前だ。それが夢なんだ」  その男は不思議そうな顔で、 「じゃあ、なぜあの翼を使わないんだい」  と山頂に飾ってある守り神を見上げました。  両部族ともいっせいに笑い出しました。 「あれは我々の守り神であるシコウリョク様だ。何にも知らないんだな。よそ者は帰ってくれ」 「あれはお祭りのときにだけ使う神聖なものなんだ。何にも知らないんだな。よそ者は帰ってくれ」  そう言って、両部族はまた走ったりジャンプしたりという練習を始めました。  この光景をジッと見ていた子供が男に近づいてきて、真剣な目をして言いました。 「僕、空を飛びたいんだ」  帰りかけていた男は、その子に守り神を指さして言いました。 「あれは翼というんだ。あれを使えば、ほんの少しの助走と、ほんの少しのジャンプで、空を飛べるんだよ」  男は、そう言ってスゥーッと空へ帰って行きました。  子供たちは、その男が翼を使って軽々と空に舞い上がるのをしっかりと見ていました。  そして子供たちは大急ぎで家に帰りました。どの家にも翼は祭られていたからです。  そうなのです。空を飛ぶには翼が必要だったのです。
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2010年06月28日...............................
■学習のプラットフォーム-6:絶対基礎学力を潰す学習方法(文責:どんぐり倶楽部)
● 学習のプラットフォームを育てる事が応用力を育てるためには必要不可欠の唯一の道である事を見てきました。さらに、過去記事には、その力の自然な育て方は 書きましたので、ここでは、万能の絶対基礎学力となる学習のプラットフォームを意識できなくなってしまう恐ろしい学習を紹介します。 「学習」と言われると、何の検証もせずに「できるようになること」だけで善し悪しを判断し、肝心の学習方法(実はこの具体的な方法を実践しているときの頭 の反応が重要[思考回路網の養成そのもの]には関心を示さない人が多数である。これでは、勘違い学習が蔓延し、偶然教育をもっともらしく徹底させる指導者 が出てきても何の判断も出来ない。判断基準を「できるようになること」に置いている限り、「なんでもいいんじゃない」「たのしければいいんじゃない」「本 人が好きでやってるから」「私もやってたから」「みんなやってるから」「先生に言われたから」...等々、という全く理由にならない理由で学習方法を選択 することになるようです。
●万能絶対基礎学力は、何にでも変換できる(感覚・感情までも再現コントロールできる)視覚イメージの再現・操作をする力(入力時にも出力時にも最も有効 なプラットフォーム)、つまり、視考力を育てる事です。反対に、これらのことに無頓着で、「できるようになります」にだけ、反応するようなキャッチコピー で、手法が及ぼす副作用を見せようとしない学習方法は危険です。 危険な学習方法には共通項があります。高速・大量・反復です。1つでも入っていれば、考え直して下さい、2つ入っていれば、止めて下さい。3つ入っている のなら、早急に自分で5倍量を4週間続けてみて下さい。頭がどう育つのかが分かります。猛省(まず、謝る事から始めること)を要するでしょう。(代表例: 聞き流し、フラッシュ、徹底反復、等々)  感味力を麻痺させ、視考力を使えなくしてしまい、コピー学習しかできなくなり、自分が分からなくなる。「ヒトを人間に育て上げる」という視点を欠いた学 習方法は異常教育です。「子育てに正解はないから」とか「人それぞれだから」とか言われると、その気になって自分で検証をしない人がいますが、時間も費用 もかからないで、検証できるのですから、必ず、自分で検証して下さい。教育の責任は全て保護者になる事を忘れてはいけません。   〜思考の臨界期(T.Itoyama)より〜  思考力を育てるにあたっては 「子供は一人一人違う」とか 「個性に合わせて」とか 「家庭の方針」とかはあり得ません  人間の思考方法は同じであり、  成長過程も同じだからです  個性を伸ばす前に  人間(自分で考えることができる人間)に育てなければならないからです  みんなちがってみんないい(金子みすゞ)という詩には 「ヒトから人間まで育てあげた後ならば」という但し書きが必要なのです ※健全な教育には「正しい手順」もあれば「正しい方法」もあるのです。「正しい」とは、「自然な」という意味です。人間は環境の動物です。生まれてからの 自然な環境で自然に正常に成長するように仕組まれています。自然現象から学び取った時空間を体で感じながら処理しつつ人間になるための準備をゆっくりゆっ くり進めるようになっています。この部分を、大人の勝手な思惑で、時間を早めたり、期間を縮めたり、刺激を人工的に作り出して与えたりしては正常には育て ないのです。高等で繊細な人間なのですから、十分な熟成期間と正常で複雑で繊細な刺激が適時適切に要求されるのです。
●体の制御(スポーツ・楽器など)に関しては制限付きだが反復系はきそとなる。その理由はコチラコチラ。 理由をキチンと知っていると「知的学習」ではすべき事が全く逆であると分かる。 <HPより引用> ■思い通り(イメージ通り)に動かない体を思い通りに動くようにする必要があるときに要求されるのが反復練習。つまり、自在に操れないものにしか適応して はいけないのが、反復練習。多くは、体の制御に関すること(スポーツや楽器演奏練習)です。  思い通りの動き=視覚イメージの動き、これは「お手本」の動きだということ。つまり、これ自体の反復は不要。思考は視覚イメージの操作なので常に完璧に 制御されます。思うように動かすことができます。ですから、反復は全く必要ない。つまり、複雑で繊細で多種多様な思考回路網を作るべき成長過程での思考で の反復は無用ということ。できた、回路網を使ってする思考や記録を再現しやすくする方法は全くの別もの。 <月刊誌「PRESIDENT FAMILY」2008.9より>  教科の好き嫌いには、「出会い損ない」という面が大きく関係していると思います。最初の学習方法がその子の「好み」に合わず、苦手意識で凝り固まってし まう。こうした場合は、学習の方法をいったんリセットしてやらなければいけません。  私たちが提唱しているのは、「学習のプラットフォーム理論」というものです。誰もが身につけている「視覚のイメージを操作する」力を、すべての教科の学 習方法の基礎に置くのです。私たちは毎日外界からの刺激を五感から入力し、それを脳で処理し続けているわけですが、その中でも格段に大量の情報を得ている のは視覚からの刺激です。そして、視覚イメージを再現したり、移動させたり変形させることで、私たちはものを考えたりロジックを理解したりしています。そ うした力を私たちは「思考力」と読んでいますが、この力はどんな教科の勉強にも応用可能です。  私たちは算数の文章問題を「思考力」で解かせることを、指導の軸にしています。問題を一文一文図にして描いて表し、描いたらイメージを動かしたり変形さ せたりしながら、答えに至る方法を考える。言葉を視覚イメージに変換して操作させることによって、算数的なセンスはもちろん、国語的な読解力や表現力、さ らに総合的な思考力を養成するのです。よく「計算が苦手だからたくさん計算ドリルをやる」「漢字ドリルを大量にやる」といった話がありますが、私はこうし た学習法にはまったく賛成しません。一時的な記憶量を競うような勉強は、小学生レベルでは無意味だと考えています。なぜなら、人間の脳の機能的発達は12 歳でほぼ完了しますが、そのときに「人間的判断力を含む思考する機能」も組み立てが完了します。本来そちらを育てるべき時期に、高速大量学習に時間とエネ ルギーを取られたのでは、肝心の思考力が育ちません。知識が思考につながってこそ、問題処理能力がつき、子供がいろいろ自分で工夫して伸びていけるのです から。 ※2010.夏号にも再掲載
※**式などは論外です。モンテッソーリシュタイナーに 関しては、ほんの一部分のみ重なりますがスタンスが違います。文中の下線部をクリックするとコメントを御覧いただけます。 ※どちらも「デンタくん」に代表される「バイオフィードバック&マッチングの利用」の重要性に気付かなかった(気付きが不十分だった)ことを非常に残念に 思います。体で感じるべきことを教具という感じられないモノでできる(感じられる)と勘違いした点が致命的なのです。表面的には計算なども出来るようにな りますので、気付くことはいっそう難しいと思います。ですが、繊細に検証すれば誰でもわかります。いい所はたくさんありますが、この非常に重要な点に気付 いていないことは大きな損失(欠陥)であり、全体の理論的な基盤を揺るがすものになってしまうんです。
ちょっと簡単なまとめシリーズ
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2010年06月26日...............................
■ふぅ〜、できた。(文責:どんぐり倶楽部)
■良質の算数文章問題 for PC(パソコン用お絵描き問題) ※「良質の算数文章問題」をパソコンのお絵描きソフトで学習するための問題集です。
※試験期間として2010.6〜2011.3まで、下記料金 (A→一般→プリントの2/3B→CD購入者→プリントの1/3) にて提供します。ただし、印刷には不向きですので、PC用としてお使い下さい。
※このコンテンツは購入者の1家庭でのみ利用可能なファミリーライセンスです。 ※商用利用等を希望される場合は、どんぐり倶楽部までお問い合わせ下さい。別途ライセンス契約が必要になります。

■問題は「良質の算数文章問題」です。例:6MX00 ※申し込みは、下記情報をメール「件名:良質の算数文章問題 for PC」にて送って下さい。折り返しDL(ダウンロード)ページを案内します。 1.購入学年 ※PC問題の代金は、各学年(年長〜小6・各100題)A→各1000円B→各500円 2.支払い者氏名(入金する場合の名義) 3.電話番号(携帯可) 4.購入代金(合計を記入)
出来上がった作品はメールに添付して「どんぐり倶楽部(donguriclub@mac.com)」に送っていただければ作品ライブラリーにて公開します。
お絵書きフリーソフトPencilはWindows,Mac両方に対応しています。
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2010年06月25日...............................
 ■学習のプラットフォーム-6の前に(文責:どんぐり倶楽部)
〜お願い〜
●学習のプラットフォーム-6:プラットフォーム(万能の基礎学力)を育てられなくなる危険な学習方法 を書きますが、
その前に「学習のプラットフォーム-1」〜「学習のプラットフォーム-5」...過去記事 を熟読しておいて下さい。 ※日本ブログ村に参加してみました。  
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2010年06月25日...............................
■UFOママのブログ(文責:どんぐり倶楽部)
※今日は早朝からサッカー観戦をしていましたので、早い時間のUPになりました。SAMURAI-JAPAN...World-Cup決勝T進出!(3点目のアシストGoodでした)
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●2019.08.23■未来地域2019年TCTテスト  前にも紹介したが、未来地域の6.7.8年(日本の小6、中1、中2にあたる)の学年末に実施される全国統一のTCTテスト(実力テスト)は、小学生の 親の恐怖の的になっている。  最初の年のテストの成績も、高校入試の持ち点になるからだ。配点は国語である未来地域語と数学が高い。最近では小学生から塾に行く子供も増えた。近所の 未来地域人ママは、「学校は基礎しか教えない。学校の授業だけではTCT得点できない」という。  しかし、UFOママは信じられなかった。私学入試ならともかく、教育省がやる実力テストが、どうしてそんなに難しいのか。教科書の内容から大きく逸脱し ているとは思えない。7月、今年度の問題が発表されたので、初めて見てみた。6年用をプリントして、数学を実際やってみる。全部で16問で、計算問題はな い。答えは4択である。全員得点するように設定されていると思われる簡単問題が4問。残る12問を、あてずっぽうに答えたとしても、確率から言って3問程 度当たるはず。最低7問はとれるしくみと言える。全体的に、難問は見当たらない。比を使って解く問題と、割合の問題が少し複雑なだけ。一次方程式は基礎。 落ち着いてやれば解けそうなものが多い。  「ちょっと、Kおいで。今日はどんぐりやらんでいいから、これやってごらん」  わからない用語の意味は説明したし、問題に出る数字は桁が大きいから計算に時間がかかる。時間制限なしなので、同じ次元では比較できないが、結果は16 問中11問正解だった。そのうちの1問は、できなかったが適当に丸をつけて当たったものなので、理解して正解したのは10問である。4年後にはほぼ全問正 答できるだろうと見通しがつく。絵図を使えば、簡単に解ける問題ばかりなのである。  皆が恐れるTCTの数学とは、実はこんなに簡単な問題(少し思考力を持っている子にとっては)だったのだ。ネットでの教師のコメントを見ると、「知識で なく思考を問う問題が増えてきて、我々もこれに対応しなければならない」と、問題の形式が変わって来たのが伺える。政府もPISAを意識しているのかもし れない。  しかし、愕然とするデータがある。今年度のTCTは数学の難易度が増したとされ、未来地域平均正答数はたったの16問中2.3問。14.88%である。 最初見たとき、何かの間違いではないかと思った。太字で書かれている項目が、科目別の平均得点率で、未来地域語は38.05%であり、数学だけが極端に低 い。テストを製作した教育省の認識が現場と大きくずれているということだ。教育省はカンカンである。平均以下の学校の校長、教師は理由分析レポート提出を 迫られていると言う。なお、TCTは有料であり、高校進学の意志がなければ受けなくてもよいのである。生徒らが、4つの選択肢を見ずに、自分で計算した結 果、答えを選択肢から選べば、もっと正答率は高くなるかもしれない。ところが、1番目か、2番目の選択肢の答えを問題に当てはめてみると、数字も合うし、 正解のような気がする。こうして、ことごとく誤答していく。低学年から、味気ない4択ペーパーばかりさせられてきたツケ。教育システムが機能していない地 域。経済格差と教育格差。いろいろ考えられる。それにしても、あまりの低さに、目も当てられない。マスコミも、今年度の6年生、7年生の数学崩壊を指摘し ていた。教育省が慌てて原因究明に乗り出すくらいだから、教育省にも原因が分からないほどなのだ。
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2010年06月25日...............................
■学習のプラットフォーム-5:教育の統一場理論へ(文責:どんぐり倶楽部)
● 学習のプラットフォーム理論を理解すると、あらゆる教科で同じ力を活用する事が、その教科の力を増強させるとともに、根本的な万能基礎学力をアップするこ とになる事が分かる。  本当の学力はどの教科でも育てる事が出来るという事だ。つまり、国語が苦手なら数学で、数学が苦手なら英語で、英語が苦手なら理科で、理科が苦手なら社 会で、社会が苦手なら音楽で、音楽が苦手なら図工で図工が苦手なら美術で、美術が苦手なら家庭科で...。もちろん、通常は複数教科で、多面的アプローチ で一つの力を育てる事になる。  育てるべき万能の基礎学力は、感覚・感情の再現を可能とする、感味力・視考力を活用した学習方法以外にはないし、これは、教科に関係なく全てのプラット フォームとして利用できる(利用しないと効率が悪い)からだ。  言葉が不要でも視覚イメージは常に必要であり、この事を意識させる事が教育の核なのだ。教科間の壁などというものは教わる側には存在しない。教える側の 非常に軽薄なエゴの産物である。  言葉のトリガー理論&学習のプラットフォーム理論は教育の統一場理論の礎となっている。教育者であれば、知っておかなければならない、学習と教育の基本 原理である。 ※日本ブログ村に参加してみました。  このブログが参考になりましたら、お手数ですが、下記のバナーをクリックお願いします。 にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ
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2010年06月24日...............................
■学習のプラットフォーム-4:読解力も育てる計算力養成法(文責:どんぐり倶楽部)
● 計算練習は、通常の方法・既存の方法(算盤も含めて)では、思考力養成の妨げにはなっても助けにはならなかった(理由は、既出しているので割愛する)。と ころが、どんぐり倶楽部では常識となっているが、計算練習でさえもどんぐり方式ならば、思考力養成の練習になってしまう。 「<良質の算数文章問題>しかしていないのに、国語の読解力がUPしました」等と塾や学習教室や先生や保護者から報告を受けるのには理由があるのだ。「ど んぐりマジック」と思われているがマジックには、考え抜かれた合理的な種と仕掛けがあるということだ。  もちろん、理由は学習のプラットフォームの活用である。感覚・感情を殺さずに計算力をUPするには、下記の方法以外にはない。少なくとも人間であるなら ば、他にはあり得ないのだ。   計算練習で「指を使ってはいけない」と言った事がある人は、そのことを一度徹底的に自分に問うてみることだ。そうすれば、計算練習で「指を使ってはいけ ない」と言うことは、見学に行くのに「見てはいけない(目を使ってはいけない)」と言っていることと全く同じであることが分かるだろう。
<計算練習手順>
1.指を見ながら指折り算...指を感じる事が大事(体感計算)
2.指を見ないで指折り算...指を感じる事が大事(体感計算)
3.頭の中で、指を見ながら指折り算(イメージ算)...5まで、10まで、20まで...で終わり
※ゆっくりイメージだけで出来るようにする。ココを急いではいけない。不安な場合には、即座に指を使う。イメージだけにするには「勇気」が必要。最初は見えても数えるが、見えたら数えないで何本かを把握する練習をする。...誰でも100%できる。
※10までが「デンタ君1号」
※20までが「デンタ君2号」
4.縦筆算で計算しながら「デンタ君」を使う
5.横筆算で計算しながら「デンタ君」を使う
※横筆算は10分程で永久暗算が出来るようになるが、計算はどこまでいっても思考回路養成にはならないので最小限に留める。毎回、思い出しながら出来る程度が理想的。何も考えずにスラスラと出来るようにはしない。→する必要がある場合は12歳以降にする。
※指以外では体感できないので、指以外をイメージ算に流用する事には意味がない。計算が出来るようにはなるが、時間がかかり危険であり、体感を損なう。
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2010年06月24日...............................
■学習のプラットフォーム-3:児童期の楽々表現力養成法(文責:どんぐり倶楽部)
●幼児・児童期に表現力という名のもとに猿真似学習をさせてはいけないことは、どんぐり倶楽部のHPで詳述してありますから、ここでは、似非表現力養成回避方法と同時に本当の表現力養成方法を書いておきます。
●自己確立をする12-15。自分と他者を再構成する16-18。それ以降に必要となり、獲得可能になる表現力。この表現力の素になる明確な力を(引き出すのではなく)育てる事が、幼児・児童期の表現力養成である。
●前回同様、理論が分かっていれば手法は無限に出てくる。
<例:作文>
1.昨日、一番楽しかった(悲しかった)瞬間の場面を頭の中で明確に思い出す。
2.核心となる絵だけを頭の中に残して他の部分を消す。
3.頭の中に残った部分だけを文で書き出す。
4.書き出した文に、頭の中で再現しながら色付け(詳しく説明を加える作業)をする。
5.視覚イメージの再現から生まれる感覚や感情を書き加える。
※作文が出来ないのは1〜3を全く指導しないからである。
<例:絵画>
<例:作曲>
etc...全て同じである。なぜなら、学習のプラットフォームは全て視覚イメージだからである。 ※日本ブログ村に参加してみました。  
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2010年06月24日...............................
■宝物(文責:どんぐり倶楽部)
●こんなに宝物が増えるとは思ってもいなかったなぁ。今日は、その一つを紹介します。どんな専門書を読むよりも勉強になります。 こねずみのぽけっと こねずみのぽけっと-New
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2010年06月23日...............................
■マツダ「誰でもよかった」犯罪の原因-再載(文責:どんぐり倶楽部)
<Matsuda_case>
■マツダ宇品工場車暴走事件の容疑者「秋葉原の事件のようにしようと思った」「誰でもよかった」...下記と同根であるがゆえの言葉である。
■下記は、2008年06月09日の記事である...いい加減に気付かなければ増加する一方である。
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●「誰でもよかった」犯罪の理由(原因)
●秋葉原無差別殺傷事件(秋葉原事件・秋葉原通り魔事件・Akiba_case)もまた下記の記事と同根である。
●これら一連の事件(犯罪)は、多くの感染者の一部が発症しているに過ぎない。対処法だけでは、永久に追いつかない。根本的な変革ができるのは0-12才までの<教育>だけである。
参照ページ
●HP公開時から「どんぐり倶楽部」のトップページの最下段にこう書いておきました。 「あなたのお子さんを守る意味でもこのHPで紹介してある「無理なく無駄なく効果的な学習方法」を誰かにどこかで教えてあげて下さい。あなたのお子さんだけが「考える力」を持っていても、隣の人が考える力を持っていなければ悲惨なことになってしまいます。」
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2010年06月22日...............................
■日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜(文責:どんぐり倶楽部)
2019.05.24■ どうして解き方を知っているの? 先日の学校の算数の授業で、先生がボードに書いた問題を1番に解いて、先生の机にノートを持っていったのは、またうちの子だった。先生は、うちの子に聞い たそうだ。「これは、昨日の補習で教えた問題なのに、どうして解き方を知っているの?誰に解き方を教えてもらったの?お父さん?」うちの子、きょとん。 (解き方を知ってる?)(誰に解き方を教えてもらった?え〜と、あれ・・・?)宿題も、どんぐり問題も、親は解き方は教えないから、うちの子、「お母さん といっしょに勉強するとき、分かるようになりました」と答えたという。先生は「お母さんが教えたのだ」と思ったかもしれない。先生の考えでは、「補習に 行っている子」のグループが、まずボードの問題を解き(同じ問題をやったのだから)、「補習に行っていない子」のグループがあとに続くはずだった。ところ が、うちの子は後者なのに、「補習に行っている子」のグループを追い越して解いてしまった。ちなみに、2番手は、同じく補習に行っていない子で、ボーイス カウトに参加している子だった。
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2019.05.27■どんぐり文章題の翻訳
今、お昼すぎ。さっきまで、Hさんが来ていた。いっしょにどんぐりの翻訳をやっていたのである。さすがHさん!UFOママが思いもつかないような流麗な未 来地域語に直してくれる。Hさんも、自分の子供に与えるものだから、「一番簡潔で、美しい未来地域語」を捻り出してくれる。年長問題をほとんどやった。自 然が好きなHさん、いろいろな動物が出てくるので大喜び。未来地域人で、蝶やトンボみたいな、見た目がきれい系以外の虫が好きな人というのを見たことがな いが、Hさんは、子供の頃からカイコを飼ったり、アリを育てたりしていた人である。「フンころがし問題」に来たとき、これはどうするか、と思っていると、 Hさん「私ね、子供の頃、この虫をポケットに入れてたものよ。スカラベ、という美しい言葉があるから、これを使いましょう。」ところどころで、「この問題 はいい」とか、「娘はここでつまづくかもしれない」「この問題はあとの問題を解くキーだからはずせない」などと、おしゃべりしながら続けていく。ときど き、お互い絵図を描いて、問題の意味が正しく伝わっているか確認する。Hさんが特に気にいったのが、筋肉豆腐の問題で、「分数の導入は、こうあるべきね え!」UFOママ「上の子のクラスでねえ、2日前から分数が始まったんだけど、きのうの宿題がこんなのよ。(3分の2が24である数の2分の1を求めよ) うちの先生の、概念の説明はあっという間、あとはひたすら演習ってやり方、どんぐりやってなかったら、うちの子ついていけなかったよ」デンデン小学校の問 題設定も、「きゃ〜アハハハ・・かわいそうなカタツムリたち〜」と屈託ない。Hさん、家庭教師と月刊誌はやめるって。それから、先生と相談して、宿題の量 を減らして、全てどんぐりのやり方で解くことで了解をとったらしい。あとは補習だが、今週はお金を払ってるからとりあえず行かせるけど、来月は、休み前だ から、開講されないだろう。9月までに、これも考えが変わるといいけど。いままでパパ以外、誰もどんぐりを分かってくれなかったのに、理解者ができて嬉し い。
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2019.05.30■音読競争
未来地域では、LDKという間取りは好まれない。台所は、独立しているのが普通だ。料理の匂いが他の部屋に流れるのを嫌うのである。古いアパート だと、サロンが20畳程あるのに、台所3畳程、しかも北向き、みたいな、イヤ〜な間取りも少なくない。うちは、カナダ人ママのお父さんが持ってるアパート を借りている。以前、カナダ人ファミリーが住んでいたのだが、台所からサロンが見えないと、子供の様子が見えないというので、台所とサロンを隔てる壁を、 畳半畳分くらいぶち抜いてしまった。彼女も、サロンを居間にしていたのである。「ママ、明日なあ、音読競争があるんや」上の子が壁の穴から台所を覗く。音 読競争というのは、1分間に任意の文章の単語をいくつ読めるかの競争である。「練習せんでよろし」野菜を刻みながら、UFOママが言う。「でもなあ、僕、 この間、100個しか読まれへんかったんや。セリンアイは150個も読んだんやで。」「早く読んでも何にもええことないの。ママが夜、本読んであげると き、早く読んだらどんな気持ち?いややろ?そんな練習したらあかんの」「でもなあ、僕がへんな結果やったら、みんながエエ〜ッとかいうから、そういうわけ にいかんのや・・」「どうしても練習したかったら早口言葉でも練習し。生麦生米生卵。これも友達に自慢できるよ」「日本語やんか」子供も早読みの練習なん てしたくないのだ。それで、一応ママに聞いてみる。ドンと構えたママの言葉で、安心して「競争」を気にしないでいられる。
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2019.06.08■「絶対学力」未来地域語要約
あれから、Zちゃん順調にどんぐり年長問題をやっているのだが、Hさんが電話で「きのうはね、学校から帰ったらすぐ、自分で4つもやったのよ!」 というのを聞くと、UFOママの眉がピクリと動く。ママが大好きなZちゃん。素直で可愛いZちゃん。Zちゃんは、ママを喜ばせるためにやってるんじゃない か・・・Hさんは、宿題に出てくる複雑な問題は、以前は文字式を使って教えてたけど、図を使って解く方が、うまく行くケースがいくつもあって、早くも効果 を出し始めたという。まず親が教え方を変えた、ということだ。でも、結果的に宿題に費やしている時間は同じだし、「未来地域語」や「生活」の宿題は減らし てない。これだけじゃ、足りない。急に思い立って、UFOママは、糸山先生の「絶対学力」の未来地域語要約を作り始めた。A4-4枚。こちらにはく○ん式 はないので、それについての記述は全部カット。中学以降のシステムは違うので、さしあたって小学校低学年について書いてあるところだけを抜粋した。学年別 の、理想の家庭学習時間も、付け加えておこう。1年生問題で、下翻訳ができた分も一緒に持って、きのうHさんの家に行った。Hさん、ご機嫌で、ご馳走作っ て待ってくれている。「ま、ちょっとこれ読んで。急いで翻訳したから、あちこち間違ってると思うけど」ゴールデンと走り回ってる子供らを放っておいて、お 茶を飲みながらHさん読み始める。だんだんHさんの顔が険しくなる。「考えない頭は考えられない頭になる」のところで、「これが怖いのよ・・うんうん・・ まさにそうだわ・・」Hさん、Zちゃんの家庭教師に先取りさせたのは、自分の誤りだったと言った。「とても啓蒙される内容だわ。私が書き直してあげてもい いわよ。それにしても、これは日本の状況について書かれたものなのに、ここの状況にもあてはまるのね」Zちゃんの今週末の宿題は、「生活」の問題集が20 ページその他諸々あるらしい。「いくら年度内に終わらせられなかったからって、先生もこんな・・・どうしようか・・」Hさんの頭がぐるぐる回っている。
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2010年06月22日...............................
■Info:学習相談について+【お試し算数文章問題】(文責:どんぐり倶楽部)
〜 期間限定記事→削除予定〜 ●学習相談が、多数寄せられています。アドバイスできるものについてはしていますが、最低でも、0-6-9-現在までの詳細な学習履歴(宿題も含む)が必 要です。現状は100%(子育てと)教育の結果だからです。履歴を書かずに現状のアドバイスを得る事は危険です。殆どの学習意欲の喪失や思考力不足は「さ せてはいけないことをさせてきた」結果のようです。その具体的な記録が、具体的な解決策を導きます。面倒でも詳細な履歴をお願いします。 相談メール <追記> 【無料お試し算数文章問題】の結果もお知らせ下さい
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2010年06月21日...............................
■学習のプラットフォーム-2:幼児・児童期の楽々読解力養成法(文責:どんぐり倶楽部)
● 学習のプラットフォーム理論はimage-fix法(イメージフックス法)やイメージブリッジを活用するための根本的な理論です。理論を知って(理解し て)いると手法は無限に出てきます。 例えば「楽々読解力養成法」 <用意するもの>  紙芝居 <方法> 1.黒紙...読む...子供たちは声を頼りに頭の中で視覚イメージ再現 2.絵.....自分のオリジナルとの違いを楽しむ(修正ではなく違いを感じる) 3.黒紙...読む...子供たちは声を頼りに頭の中で視覚イメージ再現 4.絵.....自分のオリジナルとの違いを楽しむ(修正ではなく違いを感じる) ※もちろん、本来の「見ながら聞く」方法でも結構ですが、工夫の一つとしてこんな手法も有効である理由が理論を知っていると実施する前から分かってしまい ます。「聞きながら視覚イメージ化して」「絵図を楽しむ」...「良質の算数文章問題」の解き方と同じです。紙芝居の絵図が解答例となりますね。
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2010年06月19日...............................
■0歳-5歳の幼児教育・どんぐり流(文責:どんぐり倶楽部)
●させない幼児教育「みまもり隊」をご存知ですか? ●0-5歳の5年間は、女性が、生まれてきたその子の母親になるための5年間である。子供から、子供自身の事を教えてもらう期間である。  子供を「よく見て、よく感じること」子供の第一個性(テ ンポ)を見抜き、第二個性(好み)を見守る事。現代の日常生活の現状を観察し把握し、不自然な影響の排除に努め、現代で育てる工夫を考える覚悟をする事。 5歳までの幼児教育とは、子供に何かをさせる事ではありません。子供の能力を稼働させる全ての基礎となる健全な原形回路を自然の力を借りて育てる事です。 不自然な事をさせてはいけません。幼児にとって不自然な事とは異常な事と同義です。正常な基本回路が育たなくなってしまいます。感情も回路です。異常な感 情回路が出来てしまうと、言動を制御する判断力を狂わせます。幼児教育とは「させる」教育ではなく「おそわる」教育なのです。
参考ページ参考ブログ...フラッシュカードって駄目でした。
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2010年06月19日...............................
■UFOママのブログ(文責:どんぐり倶楽部)
日本未来地域・小学校編〜UFOママのブログ〜
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2019.05.24■手探りの寺子屋
きのうから、うちでZちゃんもどんぐりをスタートすることになっていた。Hさんも、Zちゃんも、お絵かきが大好きだから、絵を描くのは抵抗がない。Zちゃ ん、昨年、全国小学生絵画コンクールで優勝して、商品のデジカメをゲットしたほどだ。今日は、年長さん問題から、2つだけさせてみよう、と思い、 <0MX02>〜そらをとぶ おさかな〜 <0MX04>〜もぐらの もぐもぐ〜  Zちゃん上手に絵を描いて、すぐに解いた。あと一つやると言うので、 <0MX09>「宇宙からのおくりものを持ってる人がいます。 そのおくりものは、1日で4本の 不思議な花を庭に咲かせるそうです。今、庭には 8本の 不思議な花があります。 今日の分の花は、今から咲くようです。では、あしたの分まで入れると、 庭には何本の不思議な花が咲くことになるでしょうか。」  Zちゃん、これができない。  今日の分は今から咲く、のところを、「今日の分はまだ咲いてません」と未来地域語に訳したところ、描いてあった8本の花のうち、4本を消してしまう。本 当なら、ここで4本加えなければいけないのに。答えは、8本だという。もう少し考えるように促したが、やはり8本。UFOママは、「じゃ、この問題は、ま た今度・・」といいかけると、Zちゃんが取り掛かる前に、一緒に翻訳をやったHさん、みるみる顔が真っ赤になる。「今、庭に8本花があるって書いてあるで しょう!なんで答えが8本になるの!信じられない・・・」  無理もない。学年で1番の成績を取ってくる娘、誇らしく思い、皆から羨ましがられていた娘。Zちゃんも、母親の落胆を見て、泣き出してしまう。UFOマ マ「これ、簡単なように見えて、ものすごく考えられてる問題なの。日本にも、できない子がたくさんいるんだよ。そのうち解けるようになるから。」この機会 を逃してはいけない。Hさんが落ち着いたころ、今の勉強の仕方に問題があるのは明白なのだから、改善しなければいけないと提案する。まず、毎日の補習をや めること。宿題は、少量を選ぶこと。あとは宿題マシーンがやること。もし、先生と話して、「特別の方法を試すことになりました」で、了解を取れるなら、宿 題をしばらくやめさせること。月刊の学習ドリルをやめること。(←こんなのまで・・涙)家庭教師を再考すること。先取りしても、Zちゃんの力になっていな い。Zちゃんが本当の力をつけるには、この、勉強地獄から開放されるかどうかがポイントだ。「大量計算」「徹底反復」をやってる人は、どんぐりやっても効 果が望めない。寺子屋、手探りの始まり。
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2010年06月18日...............................
■イメージブリッジ(文責:どんぐり倶楽部)...追加
●昨日、学習のプラットフォームの事を書きましたが、意外に反応が多かったので関連事項を書きます。 イメージブリッジを意識するという事です。解説抜き正式絵図 続きは書きますが、まずは、この絵図を見て何を言っているのかを推察してみて下さい。橋を架ける事が学習のプラットフォームを利用するという事に当たります。
<ミッケ> 中学・理科:オームの法則 中学・数学:接弦定理
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2010年06月17日...............................
■学習のプラットフォーム-1 (文責:どんぐり倶楽部)
●学習のプラットフォームとは感情・感覚の再現までコントロールできる視覚イメージの再現・操作の場のことである。
...どんぐり理論が初耳の方には舌足らずな書き方だが、メモなので詳細は割愛する。
●学習のプラットフォームを使う事なく(言葉中心で)幼児・児童期に理論的思考を強化することは、大きな損失となる。
●理論が勝ってくると、意識化できない事も含むwhole(ホール:全体を全体のまま)で捕らえる力は劣ってくる。これは(脳内エネルギー消費の効率化のために)繊細で複雑な回路が削除されていくことに対応している。
 それなのに、早い時期から理論的な表現を求めるのは才能潰しの典型である。
● 感情育成期に、理論を優先させる事は、この時期にしか作れない、人間の楽しみの素を蓄積せずに(作らずに)過ごす事になってしまう。「分かりやすい表現が 出来るようになった」などと喜んでいる場合ではないのである。「前倒し・先行学習」なんてお粗末な考えでは致命傷を与える。
<原形入力(再現の素)グラフ>
●どんどん鈍感になっていく、どんどん反応出来ない事が増えてくる、どんどん感じられなくなってくる
●再現する力が豊かであれば、ココを補って余りある楽しみを得る事が出来る。
●「ゆっくり体験し、ジックリ味わい、丁寧に感じる事」でのみ豊かな入力が可能になり、何にでも応用できる原形イメージ(感情・感覚の再現を可能にする)が蓄積される。
● このようなことができる期間は、物理的に考えても0-6(6-9)までくらいである。次第に、生活の中でも「処理」に多くのエネルギーを使わなければなら なくなっていくので、処理を要求されない時期が最も貴重な時期となる→習い事や早期教育などもってのほかである。→それでも、する場合は「感情を殺さない 方法」で「最低限」の範囲ですべきである。
●「敏感→鈍感」となる生物学的理由
※小さな刺激でも大きく感じられる
※「物心つく前の年齢」の意味と重要性
※「言語力」「表現力」という呼び名に躍らされていると万能の<プラットフォーム>にいつまでも気付かずに「高度な猿真似」しかできなくなる。
2010年06月16日...............................
■漢字学習・どんぐり流(文責:どんぐり倶楽部)
2010年06月14日...............................
■のんびり賢く育てたい(文責:どんぐり倶楽部)
●先日、メールを頂いた。"「のんびり賢く育てたい」ので、どんぐり倶楽部を使わせて貰っています。"とのことだった。他にも、書いてあったが、そういうことだ。なるほど、言い得て妙である。上は大学生との事なので、長いおつきあいだ。
● 「のんびり」でも「賢く」育てる事が出来る。確かに、そういう方法を提案してきた。入り口は逆だった。本当に賢く育てるには、幼児・児童期には「ゆっく り、ジックリ、丁寧に」でなければならない、という結論に辿り着いたから、そこからアプローチしていた。でも、これは、「教える側」からの目線ですね。 「のんびり賢く育てたいので、どんぐり倶楽部」なるほど、言い得て妙である。
●賢く育てるには、「ノンビリなんかしてられない」という迷信(盲信/雰囲気)が蔓延っている。これは、致命的な勘違いである事は確かだ。「のんびり賢く」か。いいね。
2010年06月09日...............................
■生活習慣病と学習 ●厚生労働省のHPにこうあります。  
生活習慣病を知ろう!  
ようこそ!さて、あなたは 生活習慣病を知ってますか? 生活習慣病とは毎日のよくない生活習慣のつみ重ねによってひき起こされる病気です。日本人の3分の2近くが、これで亡くなっているんだよ。このため「健康 日本21」という健康づくり運動も平成12年からはじまっているんだ。ここでは、病気ごとにその原因から治療法を、私が説明しています。ぜひ、見ていっ て、これからの暮らしに役立ててネ! <変換します:生活習慣→学習習慣>  勘違い学習習慣病を知ろう!  ようこそ!さて、あなたは 勘違い学習習慣病を知ってますか? 勘違い学習習慣病とは毎日のよくない勘違い学習習慣のつみ重ねによってひき起こされる病気です。日本人の3分の2近くが、これで亡くなっているんだよ。こ のため「健康日本21」という健康づくり運動も平成12年からはじまっているんだ。ここでは、病気ごとにその原因から治療法を、私が説明しています。ぜ ひ、見ていって、これからの暮らしに役立ててネ! ※ただし、「毎日のよくない勘違い学習習慣のつみ重ねによってひき起こされる」の部分は、実は、今までは生活や遊びの中でリセットされていたので悪影響が リセットされていたのだが、環境の変化でリセットできない状態になって久しいので、今まで自然に解毒されていたものが解毒されないままに蓄積されることに なり、勘違い学習習慣病の原因となっているのだ。同じ方法が昔は解毒されていたので無害だったが、今は解毒されないので有害となっているということであ る。  したがって、予防や根本的な治療は、第一には日常生活そのものを正常な人間に成長できる(自然に思考回路養成ができる)環境に再設定することにある。し かし、これだけ日常生活が便利になり(自力で工夫するという思考回路養成の機会を奪われ)、遊びが人工的になった(自力で工夫するという思考回路養成の機 会を奪われている)中では、改善(思考回路養成の機会を享受出来る環境を整えること)は困難なのが現実である。  それでも、遊びの環境を改善することは個別には出来る。しかし、それも、確固たる信念(幼児・児童期のデジタルゲームの深刻な害の知識)を持っていなけ れば、実際の行動にまでは繋がらないのが現状のようだ。  ここで、「どんぐり倶楽部」(会社ならば極秘事項の集合体)を公開することになった理由がある。唯一、誰にでも簡単に出来る勘違い学習習慣病の予防方 法・治療方法がココにあるからである。
<ミックスしてみます>
●生活習慣病・勘違い学習習慣病とは、人間として正常に成長するのに要する、日常生活の中で自然に行われてきたことが、日常生活環境の変化により、人間と して正常に成長するのに要することが、日常生活の中で自然には行われないようになったことが原因となって、不自然な生活習慣(すべきことをしないように なってしまったが故に)の中で、今までは有害ではなかったことが有害となり様々な病気を発病させている環境が前提として横たわっている。
<早期教育に適用してみます>
●この環境の変化による影響の変化を理解していないと「私は、どんな早期教育にしても、子どもが喜んでいて、親が過度の期待をしていなければ、問題はない のでは?と思っています。」という致命的な勘違いをしてしまう。 ※テレビゲームも喜んでしますよね。...その結果は?...いとも簡単に検証できることでも「勉強」「習い事」という呼び名だと、見えなくなる。「勉 強」「習い事」という名前でも、実際に子供がしていることが「考えない:思考回路養成になっていない」作業では正常な成長は望めない。
2010年06月08日...............................
■こどもに使いたくない薬ー2&Miraiママのブログ    
●それでも「いいとこどり」ですか?早急に解毒(手当て)しなければいけない状況なのに「もう少し様子を見ます」ですか?気付いちゃった?
日本未来地域・小学校編〜Miraiママのブログ〜
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2019.04.21■子供に漢字を教える工夫
子供に漢字を教えるのは簡単だ。だが、覚えさせるのは難しい。うちは、書けなくても、読めればよい、というのを目標にしているので、親も子も気楽である。 子供は、新しい記号を自分のものとするために、イメージを膨らます。子供は、「楽」という字は楽しそうな字だという。踊っているような、とびはねているよ うな感じがするという。「どんぐり倶楽部」では、イメージフィックス法という、画期的な漢字の覚え方が紹介されている。これは、子供に漢字を教えるときだ けでなく、外国人に日本語を教えるときにも、使えると思う。興味のある方は、どんぐり倶楽部
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2019.04.29■1学年上の問題を解かせてみた
1年生の下の子に、試しに、上の子が学校で使っている2年算数問題集の最終ページの文章題をさせてみた。単元は割り算。下の子は、割り算というものがあることは知っているが、計算のやり方は知らない。
(問題)2組の男子の数は、女子の数と同じです。体育の時間に、女子を3班に分けると、6人ずつになりました。男子は2班に分けました。男子の班は何人ずつですか。
(子供の回答)
6+6+6=18 
1 8:2=9
↓↓
5+4  
答え 9人
子供は、自分で書いた図を見ながら、式も書いた。割り算の解き方に注目してほしい。九九を使うことを知らないので、自分で工夫して計算している。18の下 の箇所は、実際に子供が書いたものである。18を10と8に分け、別々に計算し、あとで足して答えを出している。筆算につながっていく考え方だ。子供の割 り算のやり方を見て、「九九を使うことや、筆算のやり方を教えてあげればよいのに」と思われる方は少なくないだろう。「そうしたら、ずっと先に進めるの に」しかし、早期教育をして、最初から割り算のやり方を教えていたら、子供が自由な考えで計算することはなかったかもしれない。そして、未知の問題(算数 に限らず)に対し、「解き方を知らないから、この問題はできない(したくない)」に、なってしまっていたかもしれない。

2019.05.13■大量宿題の落とし穴
きのう、学校帰りに、下の子の友達Dくんが家に来た。闊達とした、可愛い1年生である。Dくんは、家に帰って、まず宿題をやるのが習慣になっているとい う。Dくん、うちで一緒に宿題をするというので、どんなやり方をするのか見ていた。今日は遠足だったので、宿題は普段より少ない。算数は計算問題はなく、 文章題13問だった。Dくん、集中して問題を片付けていく。6問目でひっかかった。「7と9の間の自然数から7多い数は何か?」Dくん、間違えたまま、次 に進む。それから、合計4問、一瞥してわからないものは空白のままだった。ほとんど考えようとしない。さて、うちの子。途中で退屈したら、Miraiママ が数を減らすつもりだったが、今日は全部するつもりらしい。6問目で、Dくんと同様、ひっかかった。自然数の定義を、学校でやっていないのだろう。1年生 の算数に、何で自然数やダースなんて用語使うのだろう。問題集をハイレベルに見せる悪知恵か。9問目「4と6の間の自然数の4倍は何か?」で手が止まる。 「これ、かけ算するの?」1年生だから、まだ学校でかけ算はやっていない。Miraiママ「何でもええよ」うちの子、ちょっと考えて、5を4つ足して、回 答。うちの子、13問すべて回答した。うちの子、算数の宿題を終え、未来地域語にとりかかった。大嫌いな「問題文をノートに写す」だから、なかなか進まな い。気ばかり散らしている。普段ならここでマシーンが出動するのだが、今日は量的に少なかったので、様子を見る。Dくんは未来地域語の宿題を、大人みたい な続け字で、どんどん片付けていく。とても早い。Dくんが未来地域語の宿題を終わらせたので、算数のできなかったところを見てやることにした。Dくん、 「足す」「合計」といえば、+を使うと知っているが、「〜より多い」が+と結びつかない。「4倍」に至っては、全くイメージできない。今は5月、未来地域 では、学年末に近づいている。Dくんの問題集を見ると、すべて本人の字で書かれているから、あの大量の宿題を、・・・Miraiママでさえ、忍耐が要求さ れる、あの量を、この子は毎日こなしてきたのだ。その結果がこれか。Dくんは、頭を使わない作業のスピードは速い。しかし、じっくり時間をかけて、考える 習慣がない。一つの問題に時間をかけていれば、大量宿題をこなせないためだ。宿題をほとんどしないで、遊びまくって、「どんぐり文章題」をやるだけで、思 考力がついて余裕のうちの子。今でこそ、何も思わないが、「子供の宿題を親がやる」ことは、当初は、かなり抵抗があった。他の親が、子供の宿題を手伝って いることを、内心バカにし、うちの子は自力でする、というのを自慢に思っていた。宿題のストレスで子供のチックがひどくなり、いすから転げ落ちなかった ら、そして、「どんぐり倶楽部」に出会い、理論を知らなかったら、Miraiママも、鬼ママになっていたかもしれない。

2019.05.21■未来地域人どんぐりママ第1号
Miraiママは、どんぐり文章題を、ママ友達にそれとなく話したり、子供らのノートを見せたり、未来地域語にした問題を見せたりしていたのだが、ママ友 達は、一応興味のある様子は見せるものの、宿題だけで精一杯なので、「イラン」という人ばかり。「日本人=勉強できる民族」という先入観もある。「宿題も してないのに、ふ〜んすごいね」と言ってる目は「きっとあとで泣くよ」と言っている。糸山先生の本の未来地域語版があるわけでなし、本を渡して「これ、読 んでみて」も使えないのが痛い。きのうは学校が休みだった。昼ごろ、Hさんの家に遊びに行く予定になっていたので、午前中に、どんぐり文章題を1つずつせ る。上の子は、下の子が昨日ひっかかった、年長さん問題
<0MX88>をやっていた。「マッキーとラッキーは落ち葉ひろいをしています。マッキーは 3ぽ 歩くたびに 2枚、ラッキーは2ほ歩くたびに、1枚の 落ち葉をひろうことができます。では、2人あわせて、ちょうど14枚の落ち葉をひろうには、何分かかるでしょう。2人とも 歩くはやさは 1歩で1分かか ります。」上の子、あっさり解いた。「これなあ、何も考えなかったけど、絵描いただけで解けてん。ウヒヒ」パンダ君、好調である。あまった時間で、形のい びつなマントゥ(未来地域餃子)を子供らと一緒に作って、Hさんの家に持っていった。Hさんの家には、近所の貧乏な家の子供が、よく遊びに来ている。Hさ んの家は、余裕があるとは言え、裕福ではない。今日も、母子家庭で、母親が夜8時まで働いている家の8歳の男の子が来ていた。Hさんは、そんな子らに惜し みなく愛情を注ぎ、勉強を見てやったり、ごはんまで食べさせてやるのである。Hさんは、これを「オスマン帝国の寛容の精神」遺産だと言っている。未来地域 の前身であるオスマン帝国が、ヨーロッパを追われたユダヤ人を、人道的配慮から、大量に受け入れた歴史のことだ。さて、皆が満腹していい気分になっている ころ、Hさんの娘Zちゃんに、「この問題ね、下の子が解けなかったんだけど、やってみない?」と、未来地域語に訳した。
<0MX88>問題を持ちかけてみる。Zちゃん、素直にとりかかる。Zちゃんは、3年生だが、算数の家庭教師をつけてもらっていて、4年生の先取りをやっ ている。学年末なので、4年の過程は、終了している。しかし、3歩=2枚、2歩=1枚、と書いたまま、その先が続かない。実は、最小公倍数や、比率の概念 が入っている問題なので、四則計算を使って答えを出そうとすると、却って難しいのである。途中から見にきたHさん。「日本の幼稚園問題」が解けないのを見 て、目の色が変わる。4歳から早期教育をし、娘の算数はトップレベルだと思っているのだから、無理もない。「な・・なんでこれがワカラナイの!」「見てご らん!こうやって・・」Hさんは、テンポが速い人で、子供が分からないのを見ると、我慢できない。しかし、Hさんも手が止まる。とっさに説明できず、躊躇 している。そこで、Miraiママが、「間違えてもいいから、もうちょっと本人に考えさせてみようよ」Zちゃん、何度も何度も消しゴムで消す。苦しそう。 Miraiママ「じゃあ、うちの子に教えてもらおうか」上の子、絵を描いて、すらすら解いてみせる。「はあ・・こうやって簡単に解けるのね・・・」Hさ ん、どんぐりっ子の力を見せられて、感心している。
よし、もう一押し。「じゃあ、下の子が、今朝解いた問題、やってみる?」
<0MX89> 赤い花と白い花があります。合わせるとみんなで24ほん あります。また、赤い花は 白い花より 6ぽん 多いです。では、白い花は 何ぼん あるのでしょうか。
Hさん、これなら娘でも解けるだろう、と見守る。Zちゃん、またしても、図を描かず四則計算を使い、間違った答えを出す。そこで、うちの子らを呼び、目の 前で解かせる。下の子、24を半分に分け、一つずつ数字をずらす方法で、正解を導く。上の子、楕円を二つ描いて、花の数の差をシッポみたいに付け足し、答 えを出す。Hさん、下の子のやり方でさえ、頭に浮かばなかったZちゃんを見て、事態を理解したようだ。他の未来地域人ママのように、「こういう問題に慣れ ていないから」とか、「今日はやる気がないみたい」というように、子供の弁護をしない。Miraiママも、この手の問題は、2年生の学校の問題集に出てい たので、Zちゃんが解けないのは意外だった。きっと、一方的に教えてもらって、本人の記憶に残っていなかったのだろう。テストではこのレベルは出ないの で、満点だってとれるのだ。Hさん、まずZちゃんの家庭教師に対して、不満を爆発させる。月4回で150ルリ(日本円で約1万円だが、3万円くらいの感 覚)も払っているのだから、怒るのは無理ない。最近は、難しい図形問題をさせているとかで、満足していた家庭教師なのである。「うちの娘がこの問題を解け ない現状で、よくも平気で顔を出せるもんだわっ!」Miraiママ「家庭教師を雇わなくても、どんぐりのやり方なら、うちの子だって、上の学年の問題が解 けるよ。」先日ネットで見た、糸山先生の福岡講演の中で、頭に残っているものをかき集め、Hさんに披露する。Zちゃんはうちの子の幼馴染で、まさに9歳だ から、Miraiママも熱意がこもる。Hさん「すぐにどんぐり文章題の翻訳を一緒にやりましょう。この夏から、娘にさせるわよっ」未来地域人のどんぐりマ マ、第1号。火のような気性のHさんだから、どうなるかわからないけど・・
2010年06月07日...............................
■こどもに使いたくない薬    
●まずは、コチラをご一読下さい。
■こどもに使いたくない薬■
※小児科という専門分野があるのは、幼児・児童期の子供を扱うには、大人を対象とすることとは全く違う知識が必要だからです。大人に有効なことでも子供には有害であることが、たくさんあるんです。副作用があるかないかで判断することは最も基本的なことです。

●本題です。
「どんぐり倶楽部」にいらっしゃる保護者が、他の教室や学校で学習方法を学んでいらっしゃることがしばしばあります(90%以上)。「どんぐり倶楽部」で も、どんぐりの学習方法を学んでもらうために、今学んでいいらっしゃる学習方法を教えてもらうのですが、時々(教育では、90%以上)、どんぐり先生とし てびっくりするような学習方法で学ばれていることがあります。小児は大人と違い、学習方法の副作用のでかたも大人とは違います。どんぐり先生は、その点に 十分注意しながら学習方法を学んでいただいていますが、多くの教室や学校では(多分そういう知識がないからだと思うのですが)幼児・児童に危険な学習方法 を、何気なく学ばせているところがあります。
 どんぐり先生として、こどもにはできる限り使ってほしくない学習方法が2つあります。
 ひとつは、「高速学習」。もう一つは、「大量学習(徹底反復も含む)」です。

<中略:してはいけない学習方法の副作用について>

以上を読んでいただければ、「どうしてこんな学習方法をこどもに使うのか?」と感じられることと思います。これには理由があるのです。どんぐり先生以外 は、こどもに使用する学習方法についてのトレーニングをほとんど受けていないのが現状なのです。学校も塾もこどもをみますが、大人と同じ学習方法を、量を 減らして出しているだけ(逆に増やしている異常な所もある)という所が多いのです。もちろん、学校や熟の中にも、小児の学習方法について勉強されている先 生もいらっしゃいます。こどもを連れていくときには、そういう先生をさがして受講する方がよいでしょう。...選べない場合は、(どんぐりを使えば)家庭 で誰にでもできます。
■日本未来地域・小学校編〜Miraiママのブログ〜    
2019.03.02■はじめまして...............................
こんにちは。Miraiママです。このたびブログを開設しました。時間がかなり前後すると思いますが、どうぞおつきあいください。

2019.03.17■Miraiママ、未来地域の小学校の大量宿題と戦う
「ママ、大好き〜チュ〜してもいい?」「ママは全然おばさんじゃないよ」「ママは白髪も、ちょっとしかないネ」「ママが寝てるときにね、口にチュ〜しちゃった」
上の息子が最近調子に乗りすぎだ。日本の「どんぐり倶楽部」のススメに従い、Miraiママが、宿題を積極的に手伝うようになってからである。未来地域 は、PISA調査でも分かるように、世界で最も家庭学習の時間が多いグループに入り、その割に成果を出していない国である。PISAの結果に対し、教育省 の幹部のコメントは、「教育先進国に追いつくため、現場はもっと宿題を出さなければならない」という、誠に的外れな、かつ腹立たしいものであった。未来地 域の学校の大量の宿題は、漬物石のように子供たちを圧迫している。子供たちの小学校の場合、1年生で、平均2時間。2年生で、平均2〜3時間。集中してこ なした場合の、正味の宿題時間だ。日本とは桁が違う。また、誰か、傍で勉強を見てくれる大人が必要である。子供たちだけでは、できない種のものがある。な お、1年も2年も、学校の終業時刻は、午後2時30分である。先日、他のママに聞いた話だが、その子は、夜11時になっても宿題を終わらせられなかった日 があったという。数年前まで、未来地域公立学校では、教室不足を補うため、一日を2部に分け、午前組と午後組の入れ替わりで授業が行われてきた。最近、 EX-EUの基準に合わせるためか、徐々に全日制へと切り替わってきた。多分、大量の宿題は、以前の2部制に於いて、授業時間を補う意味があったのだと思 われる。それが、全日制になった今も、同様の宿題が出されている。放課後、スポーツなど習い事をさせようと思っても、平日は開講していない場合が多い。週 末に集中している。平日は、子供たちが、宿題のせいで、時間的余裕がないせいである。共働きの親の子供の受け皿として、学校の有料補習(主として宿題をさ せる)や外部の学童(同様に、宿題を主にさせる)がある。ところが、Miraiママの1年の子供のクラスは、母親が専業主婦なのに、子供を学校の補習に行 かせている家庭が結構ある。宿題を家でさせられないか、家でするより補習に行った方が、良いと考えているのだろう。補習代は、未来地域の感覚では、決して 安いものではない。(うちの小学校の場合、月80UM)たかが低学年の家庭学習が、大きな負担になっている様子が伺える。家の親戚に、教育省に勤めている 人がいるが、その人の話によると、学校現場で採用されている、大学受験用かと思われるような分厚い問題集や、学校での補習は、多分に商業目的がある、とい う。先生は補習代の一部を、学校に納める。学校は、その収入をあてにしている、ということだ。ここで、Miraiママが気がついた、見逃せない構図があ る。先生は、自分の生徒を補習に来させたい。そのために、一番効果的なのが、宿題を大量に出すことだ。なぜなら、親が降参して、補習に送り込んでくるから だ。犠牲になるのは子供たちである。100歩譲って、この大量の宿題は、先生の純粋な教育的配慮から来ている、もしくは、一部PTAの要望を受けてのもの だとしても、我が家は限界に来ていた。うちの子らは、実際、けなげなほど頑張っていた。しかし、下の子のチックはおさまらないし、毎日余裕がなくて、楽し くない。本の読み聞かせを早口で終え、就寝時間が、10時を超える日々が続く。このままではいけない、しかしどうしたらいいのか、じりじり苛立つ日々だっ た。
しかし、Miraiママは、方針を変えることができた。自分の子供を守るため、無駄な宿題はさせないように、親が代わってやるのである。(これを、どんぐ り倶楽部では、宿題マシーンと言っている)そして、気がついたら、下の子の、あんなにしつこかったチックが、いつの間にか消えていた。もう、「しゅくだ い、ぜんぶできへんかった・・」と、泣きながらベッドに入る、子供の姿は見なくていいのだ。代わりに見られるのは、嬉々として遊びに取り組む、幼い小さな 背中だ。

2019.04.16■春の夜の悩ましい小2算数問題
きのうの2年の宿題に、以下のような算数の文章題が出た。
「ある数に、3倍した数より5大きい数を足すと65である。ある数を求めなさい」
(原文未来地域語)
子供は、65-5=60 60÷3=20 答え 20 
と回答した。冒頭の、ある数「に」が、ある数「の」だったら、子供の答えで正解だが、「どんぐり文章題」で神経の研ぎ澄まされた(気のする)Miraiママは、ひっかかった。小学生だからxは使えないが、xを使ってみると、
x+3x+5=65 x=15
だから、子供が書くべき式は 65〜5=60 60÷4=15 答え 15
子供は、いっしょうけんめい図を描いて考えた。Miraiママの未来地域語の解釈が間違っていれば、30分もの時間を無駄にしたことになる。子供に申し訳ない。いまいち自信がないMiraiママは、BS君のママに電話した。
「今日の宿題の算数のプリントの4問目、答えは15でいいと思う?」
「あたし頭痛がするから、今日は主人が勉強を見てるんだけど・・ちょっとまって・・あなた〜、4問目の答えは15でいいの〜?」
 ご主人の声が電話越しに聞こえる。
「違う。これは反対から解く問題だから・・」
 ご主人の答えは、うちの子供と同じであった。Miraiママ、ひっかかる点を強調して説明するのだが、ご主人、そんなことをすれば、式が難しくなりすぎ るという。納得できないMiraiママは、次に、クラスの世話人ママに電話した。やはり、答えは20。Miraiママが、「BS君のお父さんもそう言って たんだけど・・」と言うと、それならもちろん違いないわよ、と言う。どうしても納得できないMiraiママ、友人Hさんに電話した。最初に、秀才の小3娘 が電話に出たので、問題を説明した。即座に「これは反対から解く問題ね」と言って、Tさんのご主人と同じ答えを言った。念のため、Hさんに代ってもらっ て、Miraiママがひっかかった点を説明した。
Hさん「そりゃ問題が書き違えてんのよ。解き方は娘のでいいわよ」Hさん、問題悪者説。パパが帰ってくると、早速「この問題、やって」パパの答えも、20 である。
Miraiママ「でも、問題はそう書いてないやんか。どうしても納得できへんのよ・・」パパは、2年の参考書をめくって「ほら、ここをご覧。未来地域語 で・・・と言えば、・・倍っていうことだから」「そんなこと知っとるよ。引っかかってるのは、そこじゃないんだってば」意固地になるMiraiママを見 て、下の子が「もうええやんか。たった一つの問題に、いつまで悩むんや」上の子は、Miraiママ説を理解しているため「ママの言う通りや。パパ、それ 15やで」ママ「じゃあ、これを未来地域語にしたら、どうなる? x+3x+5=65」パパ「ある数に、ある数の3倍と5を足すと65」ママ「この問題 だって、そう書いてあるやんか」パパ「・・・ママの言ってる意味がわかったよ。でも、ここで言いたいのは、そういうことじゃない気がする。いや、やっぱ り、ママが正しいかな」翌朝、学校に行くと、BS君ママも世話人ママも来ていた。担任の先生、昨日の問題はMiraiママの解き方が正解と言った。「あの 問題は子供には難しいですが、誰が解いてくるか見たかったんですよ」ママ連、一様に驚く。世話人ママ、BS君ママに「あなたのご主人も同じ答えだって聞い たから、私、深く考えなかったんだけど」BS君ママ、すぐに携帯でご主人に電話。「きのうの問題、あなた間違ってたわよ」電話を切ったBS君ママ、「うち の主人を算数教室に行かせるわ」

2019.04.19■うちにも来た!どんぐりマジック
「ママ、今日のテスト、補習でやったプリントと同じ問題出たんやで。補習行ってる子が言ってた。そんなん、ずるいなあ」小2の上の子が悔しそうに言う。先 生にとって、大した問題ではないのだろうが、子供の悔しさが伝わってきて、子供の勉強を見ているママも悔しい。補習行ってる子たちよりも、わが子の成績を 上げてやりたいと思う。すぐに、いや、テストでいい点をとるために勉強しているのではないのだからと思い直す。おっとりした上の子は、勉強よりも外遊びが 好きな、元気な男の子。下の子のように、抜群の成績を取ってくることもない。そんな上の子が、「今日なあ、先生がボードに書いた問題なあ、クラスで4人し か解けなかったんや。それで、ぼくはその中に入ってたん。先生に見せに行ったんも、ぼくが1番やったから、先生の代りに、みんなのノートのチェック、ぼく がやったんやで」
Miraiママ「へ〜っそりゃすごいなあ。やっぱり、どんぐり問題やってるから、力がついてきたんやなあ」
子供「すごい難しい問題やってん。でも、この間、ママと一緒に考えた問題に似てるやつやったから、ノートの端っこに、絵描いて考えたら、分かったんや」
 その問題は、「イルの年は、弟の年の3倍に6を足した数です。2人の年の合計は86才です。弟の年はいくつですか。」子供は、今年に入ってから、どんぐ り文章題の1年生問題を、週2-3問やっている。たったの4か月で、「考える力」がついたのだろうか。Miraiママも嬉しい。以前は、宿題を大量にこな すうちに疲れてしまい、難しい問題は手付かずだった。親も、「こんな難しい問題は、この年でできなくても良い」と思っていた。バイリンガルの、うちの子に は無理だと思っていた。これ以上求めるのは、酷だと。それを、「文章題が10問あれば、難しそうなもの2問を選び、じっくり時間をかけてやらせる」に、や り方を変えたら、子供は「たった2問でいいの。ヤッタ〜」と喜んで取り組むようになった。いつのまにか、宿題用の320ページの問題集の難解問題が、子供 の手に届く問題になっていた。

■お元気ですか?    
●春休みの間に各地でどんぐり関連の話を聞く機会ができました。
 これだけ、丁寧に「どんぐり」に関することを考えてもらえる時代が、こんなに早く来るとは思ってもいませんでしたので、とても嬉しく、また、心強く思いました。
 日本の教育界が、まだ気付きもしていないような教育の根源にかかわる話が、普通に理論と実践を通して話されていることにワクワクします。数十年(数百年?)後に、これらの記録を目にする教育界の驚きようが目に見えるようです。

2010年05月31日...............................
■春休み    
●5/31-6/6遅い春休みをいただきます。

2010年05月29日...............................
■なぜ、今 Slow-Study なのか    
●スローフード運動の核は「正しい味覚の育成」です。同様に教育では感味力養成が第一に来ます。感じること味わうことが出来なければ自力で判断できないか らです。人間らしい判断は安定した情緒と正しい感情がベースとなって思考を働かせ判断を下すという流れが必要だからです。人間らしい判断を混乱させる情報 が氾濫している中ではより一層強固な、ベースが必要です。感味力養成が急務なのです。その上で必要な教育の核は「正しい思考力の養成」です。正しい思考力 は幼児期の確かな視覚イメージを必要とします。さらに、思考力はそのイメージの移動・変形・連想・比較というイメージ操作までを必要とします。これは視考 力を育てないと出来ません。
 簡単お手軽な様々なファーストフードを食べていては正しい味覚を育てられないのと同様に簡単お手軽な「読み・書き・計算」では思考力は育てられないので す。また、幼児期の強い刺激が異常味覚を育てるのと同様に幼児期の無用な脳の活性化は異常脳を育てます。確かな味覚イメージを必要とします。正しい思考力 は幼児期の確かな視覚イメージを必要とします。さらに、思考力はそのイメージの移動・変形・連想・比較というイメージ操作までを必要とします。これは視考 力を育てないと出来ません。簡単お手軽な様々なファーストフードを食べていては正しい味覚を育てられないのと同様に簡単お手軽な「読み・書き・計算」では 思考力は育てられないのです。また、幼児期の強い刺激が異常味覚を育てるのと同様に幼児期の無用な脳の活性化は異常脳を育てます。
●効果的な学習の原則は「Slow-in & Quick-out の原則」です。入力をゆっくりすると、出力は速くなるのです。「味わう教育」はまさに Slow-in のことです。幼児期は「味見」ではなく「味わう」ことが大事なのです。教育も同じです。Slow-Studyですね。
………………………
●競技練習と教育〜Fast food VS Slow food〜
 競技練習と教育とは全く異なります。ところが、教育という名の下に、競技練習ばかりをさせている人達がいます。これでは教育は出来ません。教育は教育と して、競技練習は競技練習として教えるべきです。入試は競技です。ですから、作戦と技が必要になります。しかし、それはキチンと作戦をたてて必要な技を身 につけるように指導すれば、教育を侵害するものではありません。問題が発生するのは、競技のための作戦や技を教育と同一視する場合に起こります。商業的な 教育機関では、この「競技練習と教育のすり替え」は意図的に行われており、保護者を混乱に陥れています。
 指導者は競技練習と教育を混同してはいけません。もちろん保護者も同様です。教育とは何かを一人一人が自分の言葉で理解し、自信を持って子供と接するこ とが必要です。さらに、学校の先生であれば、小中に関係なく、教育と競技練習のどちらにも精通しておかなければいけません。そうでないと、子供がおかれて いる状況を正しく把握できないからです。これは時代の要請なのです。時代によって求められる先生像は異なるのです。教育も知らない、競技練習も知らないで は論外ですが、子供と接する立場である以上は、子供たちを取り巻く時代の要請や保護者の要請に対応できなければいけません。
 トラクターの目的は畑を耕すことにあります。タイヤの下は高速道路やサーキットではなく畑でなければいけません。一方、スポーツカーのタイヤの下が畑で は、いかに優れた性能を持っている車でも速く走ることはできません。それどころか、畑にとっては迷惑であり、ひいては畑自体を使い物にならなくしてしまい ます。もちろん、トラクターは考える学習、スポーツカーは反射式学習です。
 ご存知のように、よく耕された畑では豊かな作物を収穫できますが、スポーツカーで荒らされた畑では豊作の望みはありません。それなのに、子どもにスポー ツカーを与えて畑を耕せと言っている人がたくさんいるのが今の教育界の現状です。スポーツカーを与えられた子どもは、仕方なくスポーツカーを使うために畑 を固めて走りやすくするでしょう。ところが、その畑では何の作物も収穫できず、花一輪さえも咲かないのです。異変に気づいたときには、畑はカチカチに固 まっていて、修復が難しい場合が多いのです。ただ、そんな場合でも畑自体は限りない回復力を持っていますから、諦めずに耕せば、少しずつですが畑は応えて くれます。スポーツカーを自力でトラクターに改造できる子供はいません。ですから大人は子供にスポーツカーを与えてはいけないのです。
 2002年4月から導入された新しい学習指導要領では大幅な内容削減が行われていますが、文部科学省は同年一月に教科書を超えた発展的学習を奨励する 「学びのすすめ」を発表しています。一方で、学力低下に直結する内容削減をし、一方では希望者のみに補習をする発展的学習を奨励しているのです。これは、 見方によると、義務教育の中での学習環境の差別化です。「学びのすすめ」を受けて「土曜教室」「土曜スクール」「土曜補習」などを実施している学校もあり ます。既に学校間格差ができているということです。今後も学校間(校長や教頭の考え方)での学習環境の格差は拡大するでしょう。また、個人(家庭)として みると、最大の問題は希望者のみが補習を受けている点にあります。学習内容の削減という差別を受けているのに「勉強が楽になってよかった」と思っているよ うでは自分の子供を守ることはできません。保護者は教育に関して確かな知識と目をもっていなければ子供を守ることはできない時代になっているのです。
 最後に保護者に対して日本の義務教育について話しておきます。忘れられがちですが、日本の義務教育の中に受験指導という発想は一切含まれていません。で すから、小中学校では受験指導は一切しなくていいのです。日本の義務教育は中学で終わりなのです。甘えてはいけません。高校進学を希望するのならば、自力 で(各家庭で)対策を立てなければならないのです。学校の先生が受験指導をできなくても文句は言えないのです。ただし、受験指導をしてはいけないという制 限もありません。保護者として受験指導を要請することは可能なのです。
 時代は刻一刻と変わっているのです。この変化を子供の教育に有効的に利用するためには保護者と教師の工夫が必要なのです。工夫次第で教育の場は劇的に変わるのです。

「私たちはスピードに束縛され、習性を狂わされ、家庭のプライバシーにまで侵入し、ファーストフードを食べることを強制されるファースト・ライフという ウィルスに感染しています。そこで、ホモ・サピエンスは聡明さを取り戻し、我々を滅亡の危機へと追いやるスピードから、自らを解放せねばなりません」これ は、パリのオペラ・コミックで発表された「スローフード宣言」の一部です。1989年にイタリアの片田舎ブラという町からはじまった「スローフード運動」 が今世界の注目を浴びているのです。「ファースト・ライフというウィルスのワクチンはスローフード」とスローフード協会の会長、カルロ・ペトリーニ氏は 言っています。

このウィルスは教育界にも害を及ぼしているようです。

ウィルスに対抗できる抗生物質は「スロースタディー」しかないことに気付いてもらいたい。

教育では「〜した方がいい」ではなく「〜しなければならない」が現状です。食事なら学校給食がSlow-Foodであれば、家庭ではFast-Foodで もなんとかなります。しかし、教育では肝心な学校がFast-Studyになってしまっています。今、最後の砦は家庭でのSlow-Studyしかありま せん。だから、どんぐり倶楽部では、子育ては「慌てず・騒がず・穏やかに」、教育は「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」なんです。

考えてみてください。小学校の6年間、毎日3食全てがFast-Foodでは正常な成長はできないでしょう。食事なら分かるのに、勉強となると見えなくなる。これでは正常な頭(人間らしい判断力を含む思考力)は育たない。

2010年05月27日...............................
■散文詩より    
●散文詩:言葉の贈りもの・自分 より

◆自分◆
【自分らしくない 】自分らしくないものを作ってどうする。

【自分をごまかす 】自分をごまかすことほど 情ないことはないなぁ

【自分を信じる  】自分を信じるには信じるに足る自分でなくてはね

【借りもの    】借りものは嫌だな 考えの借りものだけは嫌だな

【自分ってのは  】自分ってのは 一生懸命に作らないと 自分にはなってくれないんだな 
          一番大変なのは自分になること

【自分らしく   】自分らしくあるか自分らしくないか 
          全ての判断基準はここにある
          自分らしくあるか自分らしくないか

【誰かを納得させる】誰かを納得させるために何かをしてるワケじゃない 
          納得するのはこの自分 
          ごまかせないこの自分

【逃げてどうする 】逃げてどうする 逃げてどうする 
          自分がやりたいことから 逃げてどうする
           そこが我慢のしどころじゃないか

【一人ではない  】父が1/3 母が1/3 そして私が1/3 
          だから私は一人ではない

【自分の声    】みんなの声と自分の声 自分は自分の声を信じる

【飾ってどうする 】飾ってどうする 飾ってどうする 
          飾りはどこまで行っても ただの飾りじゃないか
          君は飾りになりたいのか

【自分が決める  】すべきことなど どこにもない 
          すべきことは 自分が決める

【自分になる   】人は二つの旅をする
          一つは自分になるための旅
          もう一つは自分を磨く旅

【自分らしく   】自分が自分になっていなくて 自分らしくなんて できっこないじゃないか 
          自分らしく自分らしくと言う前に やるべきことが山ほどあるだろ

2010年05月24日...............................
■教育の永久循環システム    
●「教育の永久循環システム」が出来上がっているのをご存知ですか?
●小学校時代に「どんぐり倶楽部」で育った高校生が、アルバイトで小学生に「良質の算数文章問題」を添削してあげる。そして、大学受験の費用を貯金する。 添削をしてもらっている小学生は中学生になった段階で「良質の算数文章問題」を全て終えているので添削をする資格を持っていることになる。この間には何の ロスもない。経済的にも教育的にも大いなる貢献だけがあり、世界中で活用できる。FAX1台、あるいはPC1台あればできること。
※もちろん、大学生でも主婦でも入院していても海外からでも、山の中からでも...OK。仕組みは既に出来上がっているんだからね。...もちろん、費用はゼロ...だって「どんぐり倶楽部」だから。
※在宅での仕事にもなる、ハンディキャプがあっても老人でも、1枚の添削に何時間かかっても成り立つシステムである。
EHD_System(Educational_Home_Doctor_System)育てるんだぁ...ウフフ。もう出来てるからね。教育の永久循環システムです。
※「どんぐり倶楽部」知性と感性だけでなく手に職までつけてくれるんです。それも、楽しみながらね。
<教育の永久循環システム...小学生でも出来るんですよ>
<0MX05>
<G・ Philosophy>
<0MX05>の
解答例 by REON
※案内「どんぐり倶楽部の教育講演会 in 2012」

Ask:この自力で学費を稼げるシステムを静岡にある「フリースクール・元気学園」に紹介したいなぁ。自力で勝ち取る「在宅ワーク」だからね。

2010年05月24日...............................
■生きる力の正体
●具体的に悩むこと・考えること:その術を知っていること
→多面的な見方・考え方を自力で出来るような思考回路網を養成すること
→100%確実な方法は「考えていることを見えるようにすること」そして、「目で考えること」
→脳の90%以上の機能が視覚処理に使われていることを考えればすべきことは明白
→どんな方法でもいいわけではない

2010年05月23日...............................
■作文指導例(小学生・中学生)    
●作人の宿題に悩まされている方からのメールがありましたので、作文について少々。
■作文指導は出来れば高校に入るまではしないほうが伸びますし、小学校で行うと高度な猿まね学習を加速させます。どんぐり倶楽部では、作文は書かせないこ とになっています。もちろん、書く事が好きで好きでたまらない場合には、楽しく味わいますが、評価はしません。小学校での表現力養成という名のもとに行わ れている「宿題作文」は危険だと考えています。
<以下メールより>
●では解決しましょう。微細限定課題作文にします。
「庭に落ちている木の枝の部分による色の違いについて」
「庭に落ちている木の枝の部分による形の違いについて」
「庭に落ちている木の枝の部分による小枝の太さの違いについて」
「庭に落ちている木の枝の部分による芽の数の違いについて」
課題はお母さんが1年分用意します。たった365個です。
※私は作文指導は得意ですが、小学生への作文指導にプラスはないと思っています。中学生でも見せるだけ。高校生で書きたい人には書かせる。
<下記は本の下書きより>
◆小学生の作文指導例
 小学生に作文を最初から全文書かせようとしてもうまくいきません。私は「引き延ばし+ウソ作戦」をよく使います。「日記っちゃつまらん」...原文はこれだけです。ですが、子供の本当の声が一言でもあれば作文は書けるのです。
○初日
「日記っちゃつまらん」
○2日目・言葉の変換
「日記は面白くありません」
○3日目・言葉の変換
「日記を書くことは僕にとってはあまり楽しいことではありません」
○4日目・引き延ばし
「日記を書くことは僕にとってはあまり楽しいことではありません。それなのに、僕のクラスでは毎日毎日宿題で日記が出ます。僕は心の中で『いいかげんにしてくれ〜』と毎日叫んでいます。でも、この僕の心の叫び声は誰にも届きません。ハァ〜、です。」
○5日目・引き延ばし+ウソ
「日記を書くことは僕にとってはあまり楽しいことではありません。それなのに、僕のクラスでは毎日毎日宿題で日記が出ます。僕は心の中で『いいかげんにし てくれ〜』と毎日叫んでいます。でも、この僕の心の叫び声は誰にも届きません。ハァ〜、です。ほんでもって、この前の日曜日にタコマル君にこのことを話し てみると、タコマル君はビックリすることを言いました。・・・。」

※どうですか? だんだん楽しくなってきたでしょう?

◆中学生の作文指導例
 作文は苦手な子が多いようですが、実は指導は実に簡単なのです。どんな子でもていねいな添削を2〜3回して完璧に覚えさせます。すると、驚くほど作文は上達します。
 残念なことにていねいな添削を受けたことがない子供たちが多いようです。次の例は実際の高校入試で出題される形式での練習に使ったサンプルです。
※20字9行の2段落構成の指定作文(公立高校入試問題)

実例1・添削前
1 僕は、小さいころから車が大好きだった。父
2親と兄が好きなので、多分そのせいもあると
3思う。例えば、車で街などに出たら、通り過
4ぎる車などの話になる。あともう一つの理由
5は、自分が大人になったときに、何も知らずに
6買いたくないからだ。そういうことで、今で
7は車の本や模型やゲームをしている。
8 昔は、格好良さなどで選んでいたけど、今
9では、環境のこと、全体的なバランスで選ん
10でいる。
実例1・添削後
1 僕は、どこに行っても車のことが頭から離
2れない。車のことは調べられるだけ調べた。
3とくに、性能については、日本は日進月歩であ
4り、世界水準なので、今でも大変興味がある。
5 ただ、最近は昔のように格好だけではなく
6環境問題にも関心がある。地球を破壊しては
7車どころではない。人と車と自然の共存を望
8まない人は、本当の車好きとは呼べないと思
9うようになった。

実例2・添削前
1 僕は、幼稚園のころから剣道をやっている。
2最初に親と見学に行った時はとてもきつそう
3で嫌だったけれど兄がやっていたので仕方な
4く僕も習い始めた。やっぱり見学しに行った
5時のようにきつかった。僕は嫌になって練習
6をあまりいかないようになった。 111
実例2・添削後
1 僕は、幼稚園のころから剣道をやっている。
2剣道では、意識して攻撃しているときには、
3いい攻撃はできない。体全体をレーダーのよ
4うにして全身で相手の動きを捕らえ、相手の
5微かな気配に反応して無意識的に攻撃する。
6すると、いい結果につながる。
7 つまり、技を活かすには技を忘れなければ
8いけないということだ。技とは、必要ではあ
9るが、それだけでは十分なものではないのだ。

実例3・添削前
1 僕は、中学2年生のときにギタリストに憧れ
2ていた。そして、夏の初めころにギターを買っ
3てもっらって練習をした。しかし、思ってい
4た以上に難しくて、なかなか音も奇麗にでな
5かった。
実例3・添削後
1 ギターなくして僕の青春は語れない。毎日
25時間は練習をしている。指先は誰よりも固
3くギターの弦を押さえるための指になってい
4る。僕にとっては、ギターの練習が勉強その
5ものだ。奇麗な音を出すには技がいる。でも
6人を感動させるには、技だけでは通じない。
7 人を感動させるには、人の感情を理解でき
8なければならない。このことは、人間関係を
9築く基礎でもあると思う。

実例4・添削前
1 僕は、中学1年のときにバス釣りをしていま
2した。その時は、ただ単に投げて巻くしかし
3ていませんでした。そのうち、本を読んだり
4テレビを見て色々なことを覚えました。そし
5て、中2の時は色々な生態を知って本格的に
6していました。
実例4・添削後
1 バス釣りは奥が深いと思います。バス釣り
2を始めた中1のころはルアーを投げて巻き取る
3だけの繰り返しでしたが、今は違います。魚
4の生態、天気の影響、池のコンディション等
5を考えた上での魚との戦いです。
6 こういう形でバス釣りをしていると、バス
7と会話をしているように感じます。相手の事
8が分かって初めて会話が成り立つようです。
9人間関係にも同じことが言えそうです。

2010年05月22日...............................
■夢・希望・幸せの正体    
●「児童心理2010.5月号」金子書房では「九歳の壁の正体」を書きましたが、ここでは、もう一つの正体を書いておきます。

みなさんは「夢・希望・幸せの正体」をご存知ですか?物や形や行為ではありません。外見的な状態でもありません。それは、具体的には「快感を感じる、感情・感覚を自力で再現して味わうこと」です。そして、それを自然に味わえる環境を持っていることです。

ところが、これらは、頭の中で再現されたものですから、再現する素になるべき原形(快感回路・感情回路・満足回路)を持っていな得れば再現そのものが不可能になります。

つまり、原形回路を幼児・児童期に十分に育てておかなければ、夢・希望・幸せそのものを実感することさえ不可能だということです。幼児・児童期の感情麻痺を伴う「〜学習」が厳禁である理由です。

最も大事なことは
0-5歳で知育はさせないこと。すべきは保護者になること。子供を見る自分の目を育てること。
6-12歳では感情を麻痺させる学習方法を採用しないこと。
12歳以降はご自由にどうぞ。

2010年05月21日...............................
■我が家が宿題をさせない理由    
●トルコで「どんぐり」をされている方のブログを紹介します。日本の未来かもしれません。
■我が家が宿題をさせない理由
トルコの小学校へお子さんを通わせていらっしゃる皆様へ:我が家でも、トルコ公立小学校に行かせた最初の半年は、宿題は本人にやらせるという方針でした。 そこは、アンカラでも名の通った、生徒の半分以上が越境してくる小学校です。当時1年生の下の子は、負けず嫌いで、言わなくても自分で全部やる性格の子供 でした。しかし、私の子供は、だんだんチックがひどくなり、あまりにも体を揺らすので、宿題をするとき、私が片足で椅子を抑えていなければ、座っていられ ない有様でした。実際、学校で椅子から転がり落ち、顔に大きな傷を作ってきたこともあります。
やがて、パニックが始まり、奇声を挙げ、手にしたものを投げ、親を蹴り、叩き、とても宿題どころではなくなってしまいました。それでも、私は本人のため に、宿題をさせなければいけない、と思い込んでいました。それは、主に道徳的な理由、つまり、自分のことは自分でするという習慣をつけるためでした。私 は、自分の子供が、人権侵害に等しい精神的抑圧を受けていることが、理解できなかったのです。今でも、子供に全部宿題をさせたことが悔やまれてなりませ ん。「どんぐり倶楽部」に出会ったのは、2年の上の子の計算力のなさを危惧してのことでした。数字のイメージが頭の中にないらしいのに、気づいたのです。 ネットで効果的な勉強法を探しているうちに、インターエデュというお受験のサイトに入り、「宿題はさせるべきですよね」という掲示板のやりとりを読んでい ました。どんぐり倶楽部の「子供の思考形態に悪影響を及ぼす宿題はさせてはいけない」の主張と、「宿題をしなければ、責任感のない人間になり、将来子供が 困る」という反対意見などは、私にはとても考えさせられるものでした。私はいろいろなお母さんたちの書き込みを見て、感じました。自分が共感し、理解すべ きは、自分が属するべきは、どんぐり倶楽部の側なのだと。そこでは、子育ての理論(哲学)と、具体的な手段が公開されていました。
私は、宿題を減らし、どんぐり倶楽部の算数文章題をさせ始めました。最初は、宿題の代わりにしていましたので、1日1題のハイペースでした。どんぐり文章 題は、絵図を描いて解くのですが、大人でも難しいので、週に1題〜2題でも十分なのです。その意味がわかるのは、何ヶ月もあとのことです。次第に、宿題を もっと大胆に減らすようになり、算数の文章題が20題あれば、難しいものを2題だけノーヒントで本人に解かせる、という方法を取るようになります。そし て、4ヶ月後、子供に現れた変化を見て、大変驚きました。算数が、クラスで一番になったのです。宿題を減らしたら、学力が上がったのです。宿題を全部やっ てくる子も、エテュット(補習)に行っている子も、太刀打ちできません。問題を読んだとたん、内容をイメージできる頭になってくるのです。問題の数をこな す子の中には、偶然にこの力を得る子供も出てきます。しかし、それは偶然を待たなければなりませんが、どんぐりのやり方は、この部分を確実に育てようとす るのです。どんぐり倶楽部が、究極の勉強法であることは、何より子供が実証してくれます。あんなにひどかった下の子のチックは、治まっていました。先生か らは、飛び級を薦められました。昨年の夏は、日本に里帰りし、地元の小学校に1か月通わせました。漢字は駄目ですが、算数文章題は満点だったので、担任の 先生が驚いておられました。今年度は、私の子供たちは、インターに通っています。子供たちは、保育園で英語のレッスンを受けた程度で、英語力はわずかなも のでしたので、最初はテストは0点でいいと思っていました。宿題になっている、毎日の日記と音読は1度もさせず、本の読み聞かせをしました。3ヶ月後の、 学期末テストの結果は、全教科ほぼ満点です。1年から英語教育を受けている同級生を抜いて、2人ともクラスで1番の成績を取りました。テスト勉強は一切さ せませんでした。教科書もノートも見ませんでした。外で遊んでばかりいました。1年前からは、考えられない子供の変化を、見ることができたのです。宿題を 全部させてはいけないというのではありません。実際、低学年であれば、1日30分程度の宿題はさせてもいいのです。しかし、それは深く考える練習をするも の、味わうものでなくてはなりません。トルコの宿題で使われる問題集は、学校で購入してはいけないものだということはご存知ですか。中学のSBS(実力判 定テスト)は、90%以上が、政府支給の教科書とワークからの出題なので、問題集は不要なのです。入試問題を作る教育省が「子供にさせてはいけない」と 言っているのに、学校の先生が宿題に出します。商業的動機が絡んでいる場合もあります。問題集は、大手塾が作っていて、安く学校に卸している場合もありま す。中には、スパイラル方式を逆手にとった、文字式を使わないと解けないような問題が入っていて、(2年の問題集と6年の問題集に、共通の問題があるとき もあります)エテュットや塾に通わせるための誘い水になっています。学校で出される宿題を、全部子供にさせると、本来の教育からかけ離れた苦痛を子供に与 え、家族が振り回されることになります。以前の知識偏向型と違い、世界の教育の主流は、思考力を問うものになっています。SBSも、思考力を問うものなの で、解法パターンを暗記する勉強法は、まったく効率が悪いのです。実際SBSの問題をごらんになればおわかりになると思いますが、少し頭を使って、簡単な 図を書けば、解ける常識的な問題ばかりです。しかし、学校の先生は、思考力を育てる方法がわからないので、量とスピードでカバーしようとし、悪循環になっ ています。周りのお母さんたちは、「SBSは難しい。学校の授業だけでは足りない」と言うのです。しかし、どんぐりで絵図を描いて問題を解く練習をしてい る私の子供たちは、低学年ですが、6年生問題であればほとんど解くことができます。私は、今まで自分のブログを、あまり人に教えていませんでした。しか し、トルコで子育てされている方のブログで、「やってもやっても終わらない宿題」などの記述を見るうちに、ぜひ他の方も知ってほしい、と思うようになり、 ブログ村に参加することにしました。アンカラには、少数ながら、どんぐりの教育を実践するお母さんたちがおられます。大量宿題と、どんぐりの教育は、両立 ができません。皆さん、お子さんの宿題を手伝っている(させない)お母さんたちです。小学校低学年というのは、一番大事な時期です。この時期にしか、つけ られない力があるのです。学校の宿題を全部させていたら、短絡的思考をする脳になってしまい、大事な大事なお子さんの才能が潰されかねません。長くなりま したが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。詳細は、ぜひどんぐり倶楽部のHPをご覧ください。

2010年05月20日...............................
■異常な学習方法の簡単な確認方法    
●様々な学習方法があって、子供も色々だから...という言葉をよく耳にするが、その指導方法を勧めている指導者の勧めるままに(その学習方法の理想形 を)実践したら、子供に異常な言動が見られた。すると、「合わなかったんですね。相性がありますから」...と簡単に言われる。

本当ですか?

その学習方法の理想形が異常を生み出す。ということは、根本的にその学習方法そのものは異常だということです。

■実際に自分の子供で検証すれば直ぐに分かりますが、子供で検証したくなければ親がします。ただし、最低でも、その理想の5倍です。敏感で順応性の高い子 供の感覚を成人した鈍感な親が本当に感じるには最低限必要な量です。そして、その時には、出来る出来ないではなく、「頭の中がどうなるか」「どう感じる か」「どう反応するようになるか」を味わうことです。...ちなみに、この反応に例外は在りません。

2010年05月18日...............................
■板書の極意    
●板書計画は同じものを一生使う。一生使えるものに仕上げておくのが基本。言葉は最低限にする。配置は詳細に検討する。原理原則が盛り込まれ、その板書から全ての問題が解ける(応用の利く)絵図であることを要する。
●書き残されていない解説の言葉を全て再現できる絵図が板書の意。つまり、型。板書を再現して解説を再現する見方が所作。すると、どんな問題でもその板書(頭の中で再現すれば何も書かずに、保持エネルギーが少ない場合は描き出した絵図)を見ながら問題を解く。
<参考:中学・理科:天体:黄道12星座>
http://homepage.mac.com/donguriclub/seiza_12.pdf
※この板書を自力で再現できるようにして、あらゆる問題に応用できるまで仕上げて15-30分(もちろん、東西南北も分からない生徒に教えるという前提)
※授業中はノートを取らせない。全エネルギーは板書の理解:絵図と解説のリンク:自分なりの納得出来る部分、納得できない部分を意識的に意識することに使う。
→最後に板書の完成形のコピーを渡して、自分の宿題としてノートに写してくることを宿題とする。
<今日の言葉:言葉の贈りものより>
【決断する】決断するってのは決心して断つってこと 何を断つかを決心すること

2010年05月17日...............................
■所作(高度な型)の重要性-3    
●例外はなかった?...在りませんでした。
●例外はないのか?...ありません。正確に言うと「在りえません」
●たかが宿題とは思わない。思わないから徹底的に検証する。
●大事のことは軽くせよ。小事のことは重くせよ。
■「宿題が無駄なことはないですよ」→いやいや「無駄なだけならまだいいんですが、無駄どころか害が在るから困ってるんです」
●正反合:受験+シュタイナー=新流派=どんぐり倶楽部
<参考:Wikipedia正反合より引用>
<quote>
ある命題(テーゼ=正)と、それと矛盾する、もしくはそれを否定する反対の命題(アンチテーゼ=反対命題)、そして、それらを本質的に統合した命題(ジン テーゼ=合)の3つである。全てのものは己のうちに矛盾を含んでおり、それによって必然的に己と対立するものを生み出す。生み出したものと生み出されたも のは互いに対立しあうが(ここに優劣関係はない)、同時にまさにその対立によって互いに結びついている(相互媒介)。最後には二つがアウフヘーベン (aufheben, 止揚,揚棄)される。このアウフヘーベンは「否定の否定」であり、一見すると単なる二重否定すなわち肯定=正のようである。しかしアウフヘーベンにおいて は、正のみならず、正に対立していた反もまた保存されているのである。ドイツ語のアウフヘーベンは「捨てる」(否定する)と「持ち上げる」(高める)とい う、互いに相反する二つの意味をもちあわせている。なおカトリックではaufhebenは上へあげること(例:聖体の奉挙Elevation)の意。
ソクラテスの対話と同じように、ヘーゲルの弁証法は、暗黙的な矛盾を明確にすることで発展させていく。その過程のそれぞれの段階は、その前の段階に暗黙的 に内在する矛盾の産物とされる。 またヘーゲルは、歴史とは一つの大きな弁証法、すなわち奴隷制という自己疎外から、自由と平等な市民によって構成される合理的な法治国家という自己統一へ と発展する「精神」が実現していく大きな運動だと認識した。<unquote>
●本質をつかんでしまうと、どんな道具でも最も効果的に使うことが出来る。「弘法筆を選ばず」
塾のテキストでも教科書でも、どんぐり方式は可能。
※逆に道具がどんなによくても所作を無視しているようでは道具は死んでしまう。どんぐり問題を使っていても、注意書きを守らなければ効果は期待できない。所作が大事。
●100年かけて得たことを数年で体得(実感)できるようにするには、理論(言葉での説明)だけでなく、型が必要になる。感覚感情の再現を要するからだ。
●見えないもの・言葉で説明できないもの(感情・感覚・状態)を伝えるためには、その見えないものを感じることができる(できやすい)具体的な型(動き・ 言動・肉体の状態)が重要になる。日本では「〜の心」「〜の精神」という。「華道の心」「茶道の心」など。これらの「心」を伝え続けるために型がある。型 そのものが伝えるものそのものではないが、見えない(自分で感じるものな)のだから、具体的に伝えるのは、その状態になりやすい効果的な型となる。
●型がないと、伝えることが非常に難しいものを対象にしている場合には、有効な型を生み出す必要がある。型の創始者がいなければ、直ぐに消え去り、何百年も気付かれない可能性がある。
●本人が型をマスターする中で、本質をつかむ必要がある。つまり、自力で、伝えるべき状態を再現できるようになる必要がある。
●型は何十年何百年と考え抜かれて形作られ、何十年何百年と実践で検証されてきて、初めて型となる。だから、壊れない。
●「じゃあ、型はいらないんじゃないの?」という浅はかな考えではいけません。型は重要です。確かに、本質を体得した人には、さほど重要ではなく、スムー ズに、求める状態になれる一つのツールにすぎませんし、自分で独自の方法を編み出すことも可能です。本質をつかんでいれば自在ですからね。問題は、誰も本 質まで辿り着けない場合です。このときには、型が命となります。型がなくなれば、本質に辿り着くことは不可能に近くなるからです。型が無くなるということ は、また、創始者が出てくるのを延々と待たなければならないということです。ところが、本質を体得できる人がいなくても型だけは引き継ぐことが出来ます。 すると、将来、その型を使って、本質を体得する人が必ず出てきます。だから、型は重要なんです。無敵のタイムマシンと言えるでしょう。
●くれぐれも勘違いしないで下さい。単なる反復と型は全く違う次元の話です。
●所作に値しないことを反復させてしまうと、先に何もないことの反覆をさせていることになるのだから無感覚・無感情・無感動になり、反射的に処理する最低の出来るだけ人間を作り上げる。...幼児・児童期にパターン学習をさせてはいけない理由の一つ
●無くなった型と同じ機能をもつ型を生み出すには、その型に辿り着いた創始者が要した時間と経験が最低でも必要になる。あるいは、その何倍、何十倍の時間 と経験を要する。あるいは、不可能かもしれない。それでは、もったいない。型は、入り口に過ぎないのだから使えばいい。大事なのは、その入り口の先に在る ものなんだからね。入り口が大事なんじゃない。だけど、入り口を通らないと永久に辿り着けない。入り口ではない、壁に描かれたドアを入り口と思っていても 永久に辿り着けないよ。
●0-12までの一貫した教育理論
●絶対とか、完璧とかの前に、その手法の裏には理論が在るのか、そして、その理論は完結しているのか、体系化できているのか。ただの思いつき手法を、体系 化され理論の裏付けがある手法と比較しても意味はない。とくに教育に関しては0-12歳までの一貫した理論体系に添った手法であることが「最低条件」とな る。それだけでも「高速・大量・反復」を公言する手法は論外である。
<追記>今日来た手紙より...早期幼児教育や○文式などまったく無関係できたのに、算数の文章問題でつまずくと「何これ、意味不明!」と言ってじっくり考えようともしない〜。<引用終わり>
●そうなんです、今は学校に行ってるだけでこうなる。家庭でリセットしないとこうなることが異常に多い。根本的な勘違いが蔓延してるって事。

2010年05月14日 ...............................
■所作(高度な型)の重要性-2    
 
KATA:所作・型の重要性:<注意>や<お願い>の内容が「所作」にあたります。
●〜流と本当に言えるのかは、それだけで完結していることが最低条件である。
〜流(**式)と呼ばれているだけで、単独では使えない(バックに在るべき理論がなかったり、0-12歳を通じて考えられていない)ものは完結していない どころか理論もないということである。それは単なる手法の一つ(思いつき)に過ぎない。それは理論がない行き当たりばったりの、子供の成長には関係なく、 どうでもいいから出来るようにさせるだけの手法ということだ。
●型の意味と機能。
どうして、型が必要なのか。どうして、型が必要になったのか。どうして、型があるのか。どうして、型を作ったのか。見えないものを伝えるための非常に効果 的な伝承手段(伝達手段を超えている伝承手段)だからだ。理論の説明だけでなく、伝えたい本体である感覚や感情を再現しやすい実際の動きを伝えることで、 言葉では説明し尽くせない部分を実感してもらうチャンスを持ってもらうことが出来る。本体である感覚や感情を、その伝承者が知覚できている(自力で再現で きる)かどうかは、その継承者にとっては一大事だが、型にとっては最重要事ではない。
●型がないと、その先に在る本質(感情や感覚という見えないもの)を継承できない可能性が大きい。ルールといってもいい。例えば、どうして、座禅には型が 在るのか。その型が、座禅をすることによって再現される感覚を得やすい形だからである。あるいは、伝えたいその感覚を感じたときに、そういう形をしていた ので、その形を真似してもらっているうちに、より、再現性の高い形にたどり着きそれを、型とし、心構え・使い方を所作とした。
●非常に高確率で、その粋に達することが出来る。
●ただし、形だけを真似しても意味がないことは、その形を伝えるために型が在るのではなく見えないものを伝えるための形であることを十分に知り、そこから生まれる感覚や感情を自分で味わうことで伝えようとしているものを感受する必要が在る。
●高度に(もちろん、体験を通して)考え抜かれた型、手法、ルールには型の先に繋がっている重要なものが隠されている。正確には隠している(隠されてい る)わけではない。見ることが出来ないが、その型を通して感じることが出来るので、隠れているということになる。もちろん、その見えないものを感じる方法 は一つではないが、少なくとも、その型を通じてたどり着けることは証明されている。だから、その型でたどり着くことを目指すのが、その流派と言うことだ。 ここを、流派を使わずに我流で最初から探そうとするのは、最低でも流派の創始者がその型を見いだすのと同じ時間はかかるし、一生見つけ出せないかもしれな い。
●なぜ、型が必要なのか。なぜ、型を守り続ける人がいるのか。なぜ、型を習得したら(型から目標である見えないものを感じることが出来るようになったら) 自由になれるのか。型に縛られないようになるのか。理由は簡単である。型は、本質ではないからだ。だから、型を使って、本質をつかんだら、その後は型は 使ってもいいし、使わなくてもいい。また、その本質に辿り着ける他の道を探すことも可能になる。免許皆伝ということだ。
●型ってのは守るために在るのではなく、型を通して効果的に体得できる見えないものを引き継ぐために在る。
●本質(大事な感覚や感情)を得るための効果的で具体的な指針となる。だから、本質を体得したら、体得した人には必要ではなくなる。ただし、受け継いでもらえるように示し続けることは重要である。それが、型。
●7年間かけて、700題を利用して、所作(具体的に考える方法)を身に付ける。自力で考えられるようになる。すると、どんな材料(課題・問題・困難)を与えられても、出くわしても、直面しても、大丈夫。
●子供たちは、人生を楽しむ方法=哲学→どんぐり倶楽部という生き方・哲学を学んでいる。
どんぐり哲学DONGURI_Philosophy&G_Philosophy
●茶道:お茶の楽しみ方の一つの大系
●学習道(生理学)<教育道(人間に育て上げる)<子育て道(伝えたいもの)<生活道(処世術)<自分道(自己確立)<人生道(哲学)
●右も左も分からない子供に「お花はいいから」って、池坊と小原流を同時に習わせる親がいたらどう思う?「全く何にも分かってないわね」って思わないかい?
●オマケに幼児教育では手当たり次第に#池坊#小原流#草月流...を同時にやってる?「いいとこどり、でいいんじゃないの?」...え、そうなの?
●時期によって異なる:〜6(感情養成:感情回路作成)6〜12(型・理論・修業)
■心を込めるとは具体的にはどうすることか
心を込める:感じ味わいながら〜ということ:自主的な「心を込めて」がないと、再現も出来ない
2種類の心を込める:
1,自主的:
2,他人の動作(型)をするとき、その動作(言動)から得られる感覚や感情を繊細に感じながら
「型から入る」の意味:感情が育ったときに、ロス無く再現が出来るように。
帰納→演繹と同じ
●境地(創始者が辿り着いたところ)
●正しいステージへ向かう道の一つに過ぎない。でも、必ず通じている確かな道。
●どうして、こんあことをそんなふうにしなくちゃいけないんだ?と思いながらしていては、その動きからうまれる自然な感覚や感情は感じられない。何時まで たっても(外見の動きは出来るようになっても)本質はつかめない。どうせするのなら、感じ味わいながら自然にゆったりとリラックスして味わいながらするこ とだ。でなければ、意味がない。出来るだけでは駄目。それは、無駄な努力。ただし、それが型であれば、型だけを受け継ぐことは出来るし、伝えることも出来 る。型が伝われば、後世で本質が再現される可能性は高い。
●道具=教材(逸品が誰でも使えるどんぐり教材)
●所作=使用法・注意・お願い
●未熟というと、悪いこと、能力が劣っていることのように思う人がいるようだが全く違う。自然な成熟のチャンスを逃してしまって熟していないと言うだけの ことだ。熟すには時間が必要なので一生では足りないかもしれない。成長期に不自然なストレスをかけられていると、成熟期に成熟できないので、酷く時間がか かる。ただし、善し悪しや能力のことではない。
●心が未熟なまま親になる人は沢山いる。しかし、だからと言って、その未熟さを自分の子供に向けていい理由はない。すべきことは、自分の未熟さを認め、そ の未熟さから発せられる子供への理不尽な言動を制御することである。そうすることが、唯一、負の連鎖を断ち切る方法である。つまり、未熟でも覚悟があれば 「可ナリ」ということ。「Good Luck !」
2010年05月13日...............................
■所作(高度な型)の重要性-1    
●学習道・どんぐり流の前に
●長い歴史の中で、狂言ならではの表現の仕方が生まれました。決まった形で動きを表す「所作(しょさ)」とよばれるものです。たとえば、「泣く」。両手を 目のあたりに添えて、頭を下げ、体全体をゆすりながら大きな声を上げて泣きます。これが、泣くときの基本です。そのほか、怒ったり笑ったり、狂言ではこう した人間の喜怒哀楽を一定の型で表現します。それは600年という歴史の中で、登場人物の気持ちを伝えるために作り出されたわざなのです。
 能についても、同様のことが言えます。
<a href="http://www.the-noh.com/jp/trivia/052.html">参照</a>
能の型・所作の基本:能の舞台は「型」や「所作」と呼ばれる基本動作がつながって構成されています。一つひとつの動作は、手足のわずかな動き、装束の中で の重心移動など連続した動きの中では、観客の気にとまらないものですが、基本(本当の基本)ができていなければ能を本当の意味で「舞う」ことはできませ ん。能の稽古では、ほんの一瞬の短い動作を何度もやり直し、体が会得するまで繰り返します。師匠による手取り足取りの教えが基本ですが、ある程度できてく ると懇切丁寧に教えるだけではなく、どこが悪いと指摘せず弟子に何度もただ繰り返させて自らある境地を見出すように仕向けるような場合も出てきます。また 弟子も師匠や先達の芸を身近で見て、良い意味で「芸を盗んで身につける」こともあります。厳しく、示唆に富む稽古によって、能の本質は、600年余の長き にわたり今日まで伝わってきました。移動時の基本動作であるすり足は「ハコビ」と呼びます。重心の高さを変えずにかかとを上げることなく体重移動し、自然 に歩を進める。その力強さは「台風にもびくともしない安定」とたとえられるほど。舞や感情表現の動作に比べて目立った動きではありませんが、鍛え抜かれた 基本がなければ美しいハコビは生まれません。お盆に、水を満たしたコップやお椀、湯呑茶碗などを載せて両手で持ち、揺らさずこぼさないようにハコビを行う 稽古方法もあります。稽古で培われた美しい「ハコビ」で長い橋掛かりを移動することも、全身全霊をかけた演技なのです。
●茶道でも流派が有ります。道具には逸品と呼ばれるものが有ります。道具は流派に関係なく使えますし、使う人が神髄を体得していれば道具の善し悪しの差は 小さくなります。しかし、所作に関しては、同時に幾つもの流派の所作を実行することはできません。物理的には出来ますが、それでは体系化された道に歪みを 生じます。通常は不可能です。
●華道でも流派が有ります。道具には逸品と呼ばれるものが有ります。道具は流派に関係なく使えますし、使う人が神髄を体得していれば道具の善し悪しの差は 小さくなります。しかし、所作に関しては、同時に幾つもの流派の所作を実行することはできません。物理的には出来ますが、それでは体系化された道に歪みを 生じます。通常は不可能です。
※2つの流派の混在が可能だとしたら、それは、その2つの流派をどちらも極めた人だけに出来る、新しい流派です。
<参考:指導と評価の下書き原稿より>

2010年05月11日...............................
■所作(高度な型)の重要性-0
●所作(高度な型)の存在理由は、見えないもの、言葉では表現できないものを、永遠に伝え続けるために必要だからである。反復することで、その動作を考え なくても出来るようにすることなんかではない。そんなことのために何十年何百年とかけて作られ、伝えられているのではない。全く次元が違う事である。

2010年05月11日...............................
■「する習慣」と「しない習慣」    
●ちょっと複雑な「考えなければならない問題」を前にした途端に、???な行動をとる子供を目の前にして、「ウチの子おっちょこちょいだから」「焦って解こうとするから」...と、解けない(理由にならない)理由を並べる人がいる。
 危機感が全くない。...本当にそう思っているのかもしれない。
 違いますよ。「ジックリ考えることが出来ない習慣を育ててしまった」ということです。
●目の前の子供の行動(解いている時の目の動きや手の動き、そして、答案そのもの)を見れば一目瞭然なのに、「計算みたいには、慣れてないから〜」「で も、計算は速いし、知識は豊富だし、クイスもパズルも得意なんですよ」と言って、目の前の現実が目に入らない。「慣れ」の問題ではありませんよ。
●「何にも考えられない頭になっている」と言うSOSですよ。
●習慣には「する習慣」と「しない習慣」があるんです。「考えない習慣」は、簡単に「考えない頭」を育て、「考えられない子供」を量産します。
●日常的に、どんな「しない習慣」をつけているのか、一考すべきです。特に、何かを、高速に大量に繰り返している場合には、それを「させている」間に「考えない習慣」を強化しているのですからね。

2010年05月10日..............................................................
■幼児・児童期の教育の核心    
●見ても、分かっても、できても、納得しなければ、自在には使えないし、自分の力にはならない。
 そして、納得するのは「感情」の役割である。だから、全ての学習効果を保証するものが感情教育であり、<a href="http: //www.google.co.jp/search?q=%8A%B4%96%A1%97%CD&btnG=%8C%9F%8D%F5& sitesearch=homepage.mac.com&hq=donguriclub&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS& hl=ja&num=20">感味力</a>が最も大事である理由である。
 にもかかわらず、感情教育を最優先すべき時期(3-6-9)に、知育と称して感情を殺す練習(速さ・量・反復の要求は感情を殺す)をしている人がいる。
 さらに、「知育も感情教育も両方キチンとしています」と言う人までいる。教える方にしては2つのことかもしれないが、教わる方に区別はない。「両方」と言っている時点で、幼児・児童期の教育そのものを、全く分かっていないということだ。
 殺す練習をしながら、同じ対象を育てることは至難の業である。ましてや、繊細で敏感な幼児・児童期には無理である。
 では、どうすればいいのか。...簡単である。
 知的な学習をしているときに、どれだけ感情を殺さないように学習できるかを、常に念頭において接すればいいのだ。感情を活かしながらできれば最高であ る。そんな方法があるわけない!?...それが、あるんだなぁ。しかも、全て公開されてる。日本発なのに、乗り遅れてますよ。

2010年05月10日..............................................................
■普通に考えて当然です。    
●高速・大量・徹底反復に代表される学習を幼児・児童期から取り入れているのに「計算問題はいいんですが文章問題が苦手なんですよねぇ」とか、「漢字は何でも知ってるのに、文章読解が苦手なんですよねぇ」...普通に考えて当然です。
「高速・大量・徹底反復」が基礎であり、基礎を固めれば応用力がつくという勘違いが原因です。
「高速・大量・徹底反復」は考えない学習の代表ですので「考えなくなる」「考えられなくなる」「感じられなくなる」のが当たり前なので、「文章問題が苦手」「文章読解が苦手」になるのは当然です。
 つまり、「取り入れているのに」ではなく「取り入れているから」なんです。
<オマケ:<a href="http://rikka682.blog107.fc2.com/blog-date-201002-4.html">引用元</a>:>
どんぐりの0MXをやって強育パズルが解けるようにはなったけれど、その逆、強育パズルをやったからといって0MXができるようになるだろうか?そう考えると答えは簡単だった。

2010年05月09日..............................................................
■教育の責任の所在    
●教育機関で「責任を持ってお預かりします」なんてことを平気で言うところに子供を丸投げしてはいけません。
 というよりも、「責任を持ってくれますか?(持ってくれる)」「責任をとれますか?(とってくれる)」なんて考えで子供を任せる人がいるようだが、大馬鹿者である。
 <a href="http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/201004260000/">自助の原則</a>でも書いたが、教育の全責任は保護者にある。
 全ては、保護者の選択の下にしか成立しない。
 つまり「保護者の選択=教育の責任の所在」である。
 自分の目で見て、肌で感じて、自分の判断で「お願いしたい」「お任せした」となるだけである。宿題一つにしてもそうだ、させてる(させることを許可して いる)のは保護者である。ましてや、自由選択が可能な家庭学習・校外学習(塾・◯教室など)においては、言い訳の余地は寸分もない。
 にもかかわらず、「**できないのに引き受けるのは無責任ではありませんか?」と平然とした顔でもっともらしく公言する人たちがいる。勘違いも甚だしい。
 教育の全責任は保護者にある。
 教育に関しては、あらゆる面で、保護者の選択眼が試されていることに気付けないようなら、保護者とは名乗らないことだ。

2010年05月07日..............................................................
■宝探し    
●ガイドと一緒に「宝探し」をしたことがありますか?
 本当はガイドはいないほうが、楽しいですし宝探しの力もつきますが、時間制限がある宝探しではそうはいきません。
 こういう場合には、やむを得ず、(時間や本人の体力を見極めながら)ガイドをお願いします。永久に減るものではない<幸せの素>という宝ですから、誰にでも手にする権利があるからです。
 ですが、そのガイドと一緒に宝の山までたどり着き、お目当ての宝を、本人がもう少しで見つけ出せるというときに、ガイドの方が「お宝ミッケ!」なんてのは...ガイド失格どころか、笑い話にさえもならない悲劇です。
 ところが、この悲劇が毎日家庭で行われているとしたら、どうでしょう。「ちょっとしたアドバイス」という名前でね。
<a href="http://homepage.mac.com/donguriclub/limits.html">進度表</a>※この資料は先生用に作成したものです。

2010年05月05日..............................................................
■「読めるから、読めるだけ読ませる」の愚    
●「読めるから読ませるのが◯」「読書は大事だから◯」「沢山読めば読むだけ◯」...でも読解力の無い「本読み上手の本嫌い」になる。
●好きな本(読みたい本、知りたいことが書いてある本)は隠れてでも読みます。読書は方法を間違っていると本嫌いにさせます。ましてや、読書量を12歳以前に、何らかの指針にすることは危険です。
※読まずに読解力を飛躍的に向上させる簡単な方法。

2010年05月04日..............................................................
■絶対にやってはいけない「ちょっとしたアドバイス」    
●例えば「32コを4コずつに」工夫して分けて答え「8」を導き出したというのに、これは割り算でできるんだよ、と言って「割り算」を教えてしまう。という「ちょっとしたアドイス」が引き起こしている致命的な悪影響をご存知だろうか。
「ちょっとしたアドイス」をしなければ、子供の「安心・安定・熟成・進化・自信・自在に使えるオリジナルスキルのアップ」という進化時間を十分に消化・吸収できるのに、
「ちょっとしたアドイス」をしてしまうと、進化時間が、一瞬にして単なる「コピー回路強化時間」という、退化時間に換わってしまい、その後、その進化を自力で味わうチャンスはない。
※子供の進化を望むのであれば、学校で教えてもらう前に、安易な「手順」を教えてはいけません。すべきことは十分な「準備学習」である。
→準備学習http://homepage.mac.com/donguriclub/pre.html
<参考>
子供の才能を殺さないために親が読む本(1)
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/05/post-eef6.html
子供の才能を殺さないために親が読む本(2)
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/08/einstein-never-.html
親子で楽しむ読書体験
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/06/post-b55c.html
2010年05月04日..............................................................
■サバン症候群    
●「サバン症候群」と言う現象があります。ダウン症などの知能の低い人が、時に異常な記憶力や才能を見せたりするものです。そのような才能の一つがカレン ダー計算能力です。何年何月何日は何曜日だとか、カレンダーについての計算を異常に素早く行なう能力です。記憶や単純思考(単純作業の反復で処理できるも の)は数少ない思考モデルしか使わないので知能とは関係ありません。複雑な思考モデルを開発するはずのエネルギーを単純思考に回しているだけです。このサ バンのカレンダー計算能力を解明するためにベンジ・ラングドンという大学院生がチャレンジしたことがあります。「ラングドンは日夜練習を積み、一ページに わたる数表を記憶しなければならないほど複雑な計算を楽にこなせる能力を身につけようとした。そしてかなり上手に計算できるようになった。しかしどんなに 練習しても、双子の兄弟にはかなわなかった。そんな状態がしばらく続いた。ところが、ある日突然、双子と同じような速さで計算できるようになったことに気 づいた。ラングドン自身が驚いたのだが、複雑な計算がある程度頭の中で自動的にできるようになった。数表をすっかり暗記して、ごく自然にカレンダー計算が できるようになっていたのです。もはや意識して計算する必要は全くなかった」(「なぜ彼らは天才的能力を示すのか」(草思社)。
●このように、計算能力は誰でも異常なまでに高められます。しかし、価値はありません。こんな事が出来るようになるために時間を使っていては考える力は無くなってしまいます。
※さらに、思考できるようになると、この能力が消えていったという報告もあります。つまり、数字への執着等は「いいこと」ではないどころか「危険なこと」ではないかということです。
※少なくとも「悪いことではない」と思っている人は多数派だと思いますが、私は制御すべきことだと感じています。
2010年05月03日..............................................................
「良質の算数文章問題」の解き方*注意    
どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」こんな感じで解いてます
http://web.me.com/donguriclub/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88/%E3%80%8C%E8%89%AF%E8%B3%AA%E3%81%AE%E7%AE%97%E6%95%B0%E6%96%87%E7%AB%A0%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%80%8D/%E3%80%8C%E8%89%AF%E8%B3%AA%E3%81%AE%E7%AE%97%E6%95%B0%E6%96%87%E7%AB%A0%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%80%8D.html
もっと詳しく
http://www7b.biglobe.ne.jp/~donguri_narita/sub1.html
2010年05月02日..............................................................
<葉隠>    
●私の愛読書である「葉隠」は400年以上も前に書かれた(語られた)優れたイメージトレーニング指南書です。
……………………………………………………………………………………………
★「葉隠」より「葉隠」奈良本辰也訳編/角川文庫
■人間一生誠に僅かの事なり。好いた事をして暮すべきなり。
■唯今がその時、その時が唯今なり。
■端的只今の一念より外はこれなく候う。一念一念と重ねて一生なり。ここに覚え付き候へば外に忙しき事もなく、求むることもなし。この一念を守って暮すまでなり。皆人、ここを取り失ひ別にある様にばかり存じて探促いたし、ここを見付け候人なきものなり。
■不仕合せの時くたぶるる者は、益に立たざるなり。
■名人の上を見聞して、及ばざる事と思ふはふがいなきことなり。名人も人なり、我も人なり、何しに劣るべきと思ふて、一度打ち向かはば、最早、その道に入りたるなり。(初発心時弁成正覚:最初に志を立てたときに、正しい悟りを持つことが出来る)
■「大雨の戒め」P211
■思想は覚悟である。覚悟は長年にわたって日々確めなければならない。
■同じ人間として生まれた以上、いったい誰に、何人にひけをとったりすることがあろう。すべて修行というものは、おれ以上の者はないと思い上がるほどでなければ役に立たないものだ。
■武士道とは、死ぬことである。
 生か死かいずれか一つを選ぶとき、まず死をとることである。
 それ以上の意味はない。
 覚悟してただ突き進むのみである。
「当てが外れて死ぬのは犬死だ」などど言うのは、上方風の軽薄な武士道である。
 生か死か二つに一つの場所では、計画どおりに行くかどうかは分からない。
 人間誰しも生を望む。
 生きる方に理屈をつける。
 このとき、もしも当てが外れて、生きながらえるならばその侍は腰抜けだ。
 その境目が難しい。
 また、当てが外れて死ねば犬死であり気違いざたである。
 しかしこれは恥にはならない。
 これが武士道においてもっとも大切なことだ。
■いざというときは特別にくるのではなくて、いまのいまがそれだと、平素からよく考え、
 心の中にたたみこんでおかなければならないはずのものなのだ。
■大切なことはとくにそのことに関係のない人に相談することだ。
■まさに現在の一瞬に徹する以外にはない。
 一瞬一瞬と積み重ねて一生となるのだ。
■いまというときがいざというときである。
 いざというときはいまである。
 そのいまと、いざというときとを二つに分けて考えているから、
 いざというときの間に合わない。
■大事の思案は軽くすべし、小事の思案は重くすべし。
■武勇の者と年若い者は、自分こそは日本一だと大高慢でなければならない。
 しかし、道を修行する一日一日のことでは、己れの非を知ってこれを改める以外にはない。
 このように心の持ち方を分けて考えないと、ラチがあかない。
■人の話を聞き、物の本を読むのも、そのときの覚悟を決めるためである。
 とくに武士道はいつどのようなことが起こるか分からぬと覚悟をきめて、
 朝に晩に箇条を立てて考えを練っておくべきだ。
■芸は身を助けるという諺があるが、それは他藩の侍のことだ。
 鍋島藩の侍にあっては、芸は身を亡ぼす。
 何か一芸を持っている者は、芸者であって侍ではない。
 彼は侍であるといわれるように気をつけなければならぬ。
 少しでも技芸の心得があれば侍としての生き方に害になると知ったとき、
 それらの技芸がはじめて役に立つ。
■何事も人より一段と高い所に立って見なければならない。
 同じような場所にぐずぐずして、がたぴしひしめきあっているから、
 はっきりと物が分からないのだ。
■三徳兼備などというと、普通の人間にはとても出来ないことのように思われるが、
 難しいことではない。
 智とは、人と相談するだけのことである。
 これが量りしれない智なのだ。
 仁は、人のためになることをすればよい。
 自分と他人を比較して、いつも他人がよいと思うようにしてやりさえすればすむ。
 勇は、歯をくいしばることだ。
 前後のことを考えないで、ただ歯をくいしばって突き進んでゆくまでのことである。
 これ以上立派なことは考えられない。
■人間の一生は、まことに短いものである。
 好きなことをして暮らしたらよい。
 夢の間に過ぎてゆく世の中を、嫌いなことばかりして、苦しみながら送るのは愚かなことだ。 しかし、このことを悪くとられては害になる話だから、
 年の若い連中には決してしゃべらぬ極意としておこう。
2010年04月26日..............................................................
●自助の原則    
●昔から、教育界でも「自助の原則」は大前提となっている。大前提であるがゆえに、誰も教えてはくれない。
 つまり「自分の生命は自身が守る」ということである。
 教育においても「自分の子供は自分で守る」なのだ。
 学校に行っていても、先生に教わっていても、子供は学校の子供ではない。先生の子供ではない。保護者の子供である。勘違いしてはいけない。教育の全責任は、保護者にある。
 どうしていいか分からないのならば、どんぐり倶楽部を読んでみることだ。それから、他の教育関連の本を読んでみるといい。裏の裏まで見えてしまうから。
※どんぐりを知ってもなお、パターン学習の弊害を理解できないという人がいる。12歳を過ぎれば、必要ならば結構だが、それまでは止めておきなさい。詳し くは児童心理(金子書房)2010年5月号に書いておいた。数分で読める。子供の一生を左右することに数分を惜しむ人はいないだろう。...信じたい。
2010年04月22日..............................................................
●見てみる?    
●年長さん、小1の「良質の算数文章問題」より。
年長さん...かたつむりさん問題
http://homepage.mac.com/donguriclub/0mx00.mp4
小1の.....でんせんがめ問題
http://homepage.mac.com/donguriclub/1mx25.mp4
2010年04月21日..............................................................
●今ごろですか?    
「脳トレ」効果に疑問…英で1万人実験
4月21日12時34分配信:読売新聞:最終更新:4月21日12時34分
 コンピューターを利用した脳トレーニング(脳トレ)は、健康な人の思考力や記憶などの認知機能を高める効果は期待できないことが、ロンドン大学などの1 万人以上を対象にした実験で分かった。
 脳トレは世界的ブームになっているが、大規模な検証はほとんどなかった。英科学誌ネイチャーで21日発表した。
 18〜60歳の健康な1万1430人を三つのグループに分け、英国で販売しているコンピューターゲームをもとにした脳トレを1日10分、週3日以上、6 週間続けてもらい効果を調べた。
 最初のグループは積み木崩しなどを使った論理的思考力や問題解決能力を高めるゲーム、もう一つのグループはジグソーパズルなどを使った短期記憶や視空間 認知力を高めるゲームをした。残り一つは、脳トレとは無関係のゲームを行った。その結果、脳トレを続けたグループでは、ゲームの成績は向上したが、論理的 思考力や短期記憶を調べた認知テストの成績はほとんど向上せず、3グループ間で差がなかった。
2010年04月13日..............................................................
●IQ200も〜?    
●IQ200〜?...異常にしてどうするつもりなんだ?
※IQの平均値は100であり、85◯115の間に約68%の人が収まり、70◯130の間に約95%の人が収まる。IQは100を中心として山型(ベル カーブ)に分布する(正規分布 )。ただし、従来のIQを使用する場合は、必ずしも綺麗な分布ではない。標準偏差2つ分 (2SD) 以上平均値から乖離している場合は異常値とされる。田中ビネー式の標準偏差は16であるため、68以下と 132以上が異常値とされる。ウェクスラー式の標準偏差は15であるため、70以下と130以上が異常値とされる。...IQ200?...推して知るべ し。
●知能検査がない時代の有名人のIQなどというものがあるが、後世の推測(デタラメ)である。コンドリーザ・ライスのIQが200であるなどという噂も出 回っているが、IQ200という数字が現行のアメリカの知能検査で算出されることは、あり得ない。あっても、異常だというだけのことである。
※異常である理由はHPに詳細がある。興味がある人は自力で探してね。ヒント...「意識的に自分の思考を意識できない」とどうなる?
2010年04月10日..............................................................
●思考回路養成期間
■思考回路養成期間
ゆっくり、自由に考えられる時間って、物理的にも小学校の時しかないのに、
その小学校の時に「基礎・基本」と(勘違いして)呼ばれている「考えない特訓」を毎日していたら、いつ、考える時間をとれると思ってるのかな。
自然に育つ?...現代ではそんなことはあり得ない。
理由はコチラ
http://homepage.mac.com/donguriclub/sum_up_01.html
2010年04月09日..............................................................
●微妙な勘違い(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)    
 
●微妙な勘違い:知らない物にも興味を示す日常が大事
「しっているから」→「興味がわく」
なら
「知らないもの」→「興味がわかない」
が当然になる。危ないなぁ。

●12歳までは、「知識の杭」を打つな!...が伸びる子供の育て方。
<参考>認めて褒めて愛して・・・ ???
http://plaza.rakuten.co.jp/nachimarifami/diary/201003150000/
2010年04月07日..............................................................
●講演会の記録    
■思考の臨界期を意識しながら、視考力を活用して思考力養成をするための理論と手法が少しだけですが御覧いただけます。
●下記の写真をクリックして、DL後に解凍(.zip形式→)すると.mp4形式になります。(mp4無料再生ソフトは →http://www.gomplayer.jp/)
※PCの性能によっては数時間かかる可能性もあります。
●模擬授業の様子(子供・大人用)
http://homepage.mac.com/donguriclub/Narita2010-TS.zip
●講演会の様子(大人用)
http://homepage.mac.com/donguriclub/Narita2010-LS.zip
※10時間講演 in Fukuoka はHPにて案内しております。
2010年03月31日..............................................................
●続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)    
 ※思考の臨界期・全705ページ掲載終了(2010.3/30)...保存はお早めに
■続・思考の臨界期
http://plaza.rakuten.co.jp/donguriclub/diary/200604020001/
2010年01月15日..............................................................
●先取り学習厳禁の理由+子供の才能を殺さないために親が読む本    
■先取り学習厳禁の理由は「もったいない」からです。数百、数千、数万の思考回路を作ることが出来るチャンスを、出来合いの回路(解く手順)をコピーして 手順の反復が出来るようにして、肝心の自在に使える自力で作り出す思考回路は一切作れない環境に時間とお金をつぎ込んでるのですからね。やっているのはコ ピー回路という最も単純で原初的な回路の強化(思考の硬直化)です。これほど「もったいない」ことはありません。そして、それが「ガラスの自信」となって いる。本人も保護者も指導者も、その壊れやすさと壊れた時の重大な悪影響を知らない。
■もちろん、予習も厳禁です。準備学習を丁寧にすることが大事です。→予習と準備学習の決定的な違い:http://homepage.mac.com/donguriclub/junbi.html
※ただし、機能的な学習障害がある場合にのみ「緩やかな先行学習」が必要となります。
http://www.google.co.jp/search?q=%8A%C9%82%E2%82%A9%82%C8%90%E6%8Ds%8Aw%8FK&btnG=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=homepage.mac.com&hq=donguriclub&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&hl=ja&num=20
<2008.10/14...記事再録>
●先取り学習をしてはいけない本当の理由は「学校の授業で◯」などという(大事なことではあるが)消極的な理由ではなく、思考力養成に致命的なダメージを 与えるからです。人間の脳の熟成部位は順番が決まっており、低次機能から高次機能へと熟成部位が移動していく。つまり、高度な問題を高次機能で処理する (考える)ことで高次機能が始動し、高次機能回路(高度な思考力)が定着する。ところが、(高学年で使うべき手法を何の工夫もなく低学年に流用する)先行 学習は高次機能が稼働可能な状態になる前に高度な問題を与えるので、処理は低次機能で処理せざるを得なくなり高度な問題なのに低次機能で処理することにな る。外見的には高度な問題が解けるので(実は解いているのではなく解法や手順のコピーにしか過ぎないので応用は効かないし単なる低次機能の反復に過ぎな い)「頭がよくなっている」という勘違いをする。といろが、頭の中では低次機能の強化をしているわけだから、自然に高次機能が熟成するタイミングであるに も関わらず、低次機能での処理が続いてしまい高次機能を始動させることなく臨界期を過ぎてしまうことになる。そして、本当に高次機能が稼働していなければ 対応できない場面になって初めて高度な思考力が育っていないことに気付く。
※本当の学習障害がある場合にのみ厳選された少量の先行学習は有効であるが、通常行われている予習的先行学習は脳内進化を妨げる危険学習である。
<参考>http://homepage.mac.com/donguriclub/brain-logic.htmlより抜粋
出典:NEDO海外レポートNO.933, 2004. 6/16-22【産業技術】ライフサイエンス:画像研究で脳の発達過程を解明(米国)
論理的思考や問題解決を司る脳の中枢は最後に成熟する部位であることを、最新の研究が画像で明らかにした。4 歳から21 歳の被験者を対象に、10 年に渡って磁気共鳴画像化法(MRI)で正常な脳の発達を調べる研究で、国立精神衛生研究所(NIMH)とカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校 (UCLA)は前前頭皮質などの脳の“高次機能”中枢は青年期まで完全には発達を終えないことを明らかにした。5 歳から20 歳までの被験者の15 年間に及ぶ脳の成熟を数秒に圧縮する時間差撮影
の三次元の動画は、おそらく使用されない神経接続が十代で廃棄されるのを反映して、大脳皮質の活動組織である灰白質が後頭部から前頭部へ向かって徐々に縮 小することを明らかにしている。大脳皮質部位の成熟は、(大脳皮質が)関係する認知や機能発達において画期的な出来事が起こる年齢で確認される。NIMH のNitin Gogtay 博士、Judith Rapoport 博士、UCLA のPaul Thompson 博士、Arthur Toga 博士と研究員らは、成熟の順序がだいたい哺乳類の脳の進化と一致することも示唆している。この研究は2004 年5 月17 日の週の米科学学会会報オンライン版で発表された。「統合失調症のような神経発達障害で見られる脳の変化を解明するには、脳の正常な発達過程についてもっ と良く理解することが必要だった。」とRapoport 博士は説明する。研究員らは、健康な13 人の児童と十代の若者を成長にあわせて2 年に1 度、10 年間に渡って(MRI)スキャンを行った。そのスキャン結果を全てまとめて登録し、脳の解剖学的な特徴群を利用して、灰白質[ニューロンとその樹状突起] の盛衰を視覚化し、全てのデータを合成し5 歳から20 歳までの脳の成熟を示す動画となるマップを作製した。出生直後の18 ヶ月間に過剰産生によって灰白質が急増した後、使用されない神経回路が廃棄されるにつれ、(灰白質は)恒常的に減少すると長く考えられていた。その後、 1990 年代後半に今回の研究の共同執筆者でもあるNIMH のJay Giedd 博士らが思春期の直前に灰白質過剰産生の第二波があり、その後、使用されない神経回路の廃棄の第二回目が十代(女子は11才、男子は12才)のうちに起こ ることを発見した。今回の研究で、最初に成熟する部位(脳の最前部及び最後部など)は感覚の処理や動作など最も基本的な機能を担う部位であることが分かっ た。空間知覚や言語に関連する部位(頭頂葉)がそれに続き、さらに高度の機能[感覚からの情報の統合や論理的思考、その他“高度”機能を司る部位(前前頭 皮質)]は最後に成熟する。
■早期の知的系統的学習が無意味であり弊害をもたらすということ。
■幼児・児童期の単純思考の徹底反復は様々な思考モデル(思考回路)養成の妨害となるということ。
■つまり、思考回路の破棄が行われる12才直前に抽象思考が完成する。しかし、熟成部位の順番はプログラムされているのだから抽象思考を早期にさせてはい けない。抽象思考の基本は情報のリダクション(省略・縮小)なので思考モデル(思考回路)を使わないことになるので、具象回路から抽象回路に変換するため の素になる回路が少なくなってしまうからである。見かけは格好良いが実は大変なそんをしているのだ。だから、文章問題を線分図などの記号ではなく絵図で丁 寧に描いて解くことが非常に大事なのだ。具象思考を十分に経験し味わう時間を転換期(最長でも最終思考モデル(思考回路)刈り込み期の12才)ギリギリま で伸ばす方が思考回路は数多く確保されるのです。具象思考回路を(基本的で万能なその人の一生の思考ベースとなる)抽象思考回路に転換させる時期は 9-12才である。この間は「具象思考」「具象思考回路を抽象思考回路へ変換」「抽象思考回路の試運転」等が同時に行われるので大脳皮質の厚みはピークに なる。そして、回路が固定され、12才以後は不要な回路・使われなかった回路は破棄される。これからが本当の思考が出来る時期になり、情報を多量に入力し てもいい時期になる。もちろん、高速思考も必要ならば練習可能です。従って、様々な思考モデル(思考回路)を12才までに作る環境を与えずに最も単純で何 の新しい思考モデル(思考回路)も作り出せない「暗記・暗算・高速反応」特に高速単純計算を幼児・児童期にさせていては最低の思考モデル(思考回路)しか 育てられない。知識量やスピードは思考モデル(思考回路)が固定する12才以降に入力すべきものなのです。
<参考ページ>
子供の才能を殺さないために親が読む本(1)
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/05/post-eef6.html
子供の才能を殺さないために親が読む本(2)
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/08/einstein-never-.html
2010年01月14日..............................................................
●究極の思考形態って?...2    
※今日の日記「究極の思考形態って?」は後日、清書予定です。
■思い通り(イメージ通り)に動かない体を思い通りに動くようにする必要があるときに要求されるのが反復練習。つまり、自在に操れないものにしか適応してはいけないのが、反復練習。多くは、体の制御に関すること(スポーツや楽器演奏練習)です。
 思い通りの動き=視覚イメージの動き、これは「お手本」の動きだということ。つまり、これ自体の反復は不要。思考は視覚イメージの操作なので常に完璧に 制御されます。思うように動かすことができます。ですから、反復は全く必要ない。つまり、複雑で繊細で多種多様な思考回路網を作るべき成長過程での思考で の反復は無用ということ。できた、回路網を使ってする思考や記録を再現しやすくする方法は全くの別もの。
■究極の思考形態を無理なく育てる方法
 明確に分かる硬直的で理論的な思考回路網は簡単に(機械的に練習でも鍛えれば)出来ますが人間らしい判断力を含む思考力養成は教育の優先順位を守らない と出来ません。感情を育てることが根幹に来るからです。また、感じることによる回路の育成は機械的な練習では不可能だからです。
■小脳自動思考を意識的に稼働できる状態で思考できる思考形態以上の進化はない。なぜならば、これ以上の進化は認識形態の変化を要するからです。認識形態 の変化とは感覚器官の構造事態の変化を意味しますから、人類ではなくなるということです。ですから、こういう意味でもこれ以上の進化はあり得ないのです。 これは数億年前(カンブリア紀)の大進化(カメラ眼の誕生:機能的に思考が可能となる)と同等の変化を要するということであり、それは人類ではなくなる (新人類誕生)ということである。...だから、必然的にあり得ない。新しい感覚器官がニョキニョキと出てくるというようなものだからね。
■選択的に無意識を意識化する(できる)場合、そのコントロールは感情が受け持っています。操作自体は自動的に(進化の結果として持っているプログラムに 沿って)出来るようになるのだから、大事なこと(教育しなければならないこと:意識的に育てなければいけないこと)は、それを意識的に行うことと感情での コントロールを意識することですから、その感情自体を安定した納得のいくものに育て上げて満足を味わえるようにしておく必要がある。
 私達が理論と呼んでいるものは、実は、自然の理(自然の法則・自然界で人間が感得できる動きから学べることだけ)のことなので、半自動的に修得も出来ま すし、意識的に鍛えることも出来ます。しかし、その力を高度に繊細にコントロールする豊かな感情はタイミングと時期を見極めながら育てないと非常に育成が 難しい。<中略>だから、両眼視が確立し、強固に固定してから視覚イメージを自在に操作できるようになるまで(視考力を活用して十分な思考回路網を作成し 終える12才まで)は、感情の育成を阻害する行為(特に異常な学習手法)は絶対に避けなければならない。
■危険な時期に、出来るようにしなければいけないことがある(社会のシステムとして設定されている場合が多い)としても、感情を麻痺させる(鈍感にさせ る)ような手法は使ってはいけない。ところが、現在は、この異常な手法が0才から横行している。感情を阻害しなくても同等以上の成果を出せる効果的な手法 が今までは無かったので、諦めていた人もいるだろうが、今は「どんぐり倶楽部」に全て揃っている。だから、既存の手法を「今まで使ってきたから」と言う理 由にならない理由で使い続けるのは、怠慢という生半可なことではなく犯罪に等しい。
■思考をコントロールする感情、感情をコントロールする複合感覚、その中でも最も優れた制御力である違和感、この違和感を丁寧に育てることが「人間らしい 判断力を含む思考力養成」の最大の鍵である。一行で書くと「自分の違和感に自信を持てるように育てる」となる。これが「無意識を意識し、自信を持って実行 できる」ってこと。
■よくある勘違い:視覚イメージだけを鍛える(右脳教育)...なんてのはアンバランスで無味なこと。悪影響が増大する。12才を過ぎて視覚イメージ操作を手段として使うのはOK。
※図形パズル、数字遊び...勘違いの温床。やっている図形や数字の処理が速くなるだけ。思考力養成には悪影響。なぜなら、思考力養成にはスピードが天敵 だから。子供が好きだから...これは、スピードへの憧れにすぎない。(不可能へと向かう)スピード感による快感の欲求。麻痺感覚への憧れ。崩壊感への入 り口。
■12才までは「楽しければ〜(どんな方法でもいい)」は非常に危険な判断基準です。やっていること、手法そのものがどういう影響を与えるのかを必ず検証すること。感応を麻痺させる作用がある場合には絶対に採用してはいけない。
2010年01月14日..............................................................
●究極の思考形態って?...1    
■究極の思考形態とはどのようなものなのか、興味がありませんか。実は、その一端は全ての人が経験しています。ただ、殆どの人はその究極の思考形態を持っ ているにもかかわらずコントロールできないでいます。つまり、天才と呼ばれている人も凡人も実は同じ能力を持っているにもかかわらずコントロール方法を 知っているのか知らないのかの違いに過ぎないということです。
まずは、下記の天才達の思考形態を見てみましょう。驚いたことに、どんぐり問題をしている子供の思考と同じであることが分かります。
■結論から書きます。小脳思考の稼働を大脳が選択的に出来るようにすること。つまり、無意識領域で行われる超高速処理を意識的選択的に稼働させることが出 来るようにするということです。こう書くと分かりにくそうですが、将棋の長考、哲学の道の散歩、閃きを待つボ◯ッとした時間、漠然と考えながら入る長風 呂、そうです、「どんぐり」で言うところの小脳思考ですね。意識できない処理を意識的に使うのですから、相当な体験的な確信と自分(自分の脳内で起こって いる反応を感じる感覚)を信じる自信がないと意識的にはできませんが、実は無意識下では誰もが普通にしていることですから、難しくはありません。「あ、閃 いた!」となる状態を自在に作れるようにするということです。「12歳までに『絶対学力』を育てる学習法」に「ヒラメキの構造」という見出しで扱っていま す。実は、「どんぐり方式」は、この究極の思考形態を自然に育てることができるよに仕組まれています。今までは、偶然の環境に頼るしかなかったのですが、 どんぐり理論を知れば、誰でも無理なく・無駄なく・効果的にこの究極の思考形態を自然に育てることができるんです。もちろん「教育の優先順位表: http://homepage.mac.com/donguriclub/priority.gif」も、この観点から作られています。
●下記引用文を見て下さい。
「ALBERT EINSTEIN IN BERN:青春のアインシュタイン(フリュキガー著/東京図書)」より
■p.30_上17-下2
「多くの場合、記号(言葉)がなくても思考は進められるもので、無意識のうちにさえもかなりの程度までそれができるということは、じぶんにとって、いまや 疑いのないことです。」...この記述は、アインシュタインが67歳のときに書いた「自伝ノート」の中に記録していたものです。
【糸山注:お分かりのように、どんぐり理論(Itoyama_Theory)の<小脳思考>のことですね。究極的に行き着くところ(気付くところ)は全く同じなんですね。...事実ですから。
※個人名を使うのは好みではありませんので、英語でも<どんぐり理論>は<The_Acorn_Theory>と表記したいところですが、 <The_Acorn_Theory>という言葉はJames_Hillmanが「The_Soul's_Code」で使っていますので、ここでは <Itoyama_Theory>と書いてあります。】
■p.32_下18-p.33_上13
いったい「思考」とは何か? 感官に印象が刻印されるさい記憶像が表出するからといって、それはまだ「思考」とはいえない。
【糸山注:そう、ここまででは視覚イメージの再現ですから「理解する」までです。】
 そのような像が、1系列をつくって、その1系列の環のおのおのがもう1系列の環を喚起するといったところで、まだ、それは「思考」ではない。しかし、あ る像がそういう多くのヶ入れるに繰り返し現れるとき、それ自体関連のない諸系列に結びつくことによって、まさにその像がそういう諸系列を配列する如何とし て収まることから初めて、それは思考となるのである。
【糸山注:どんぐり理論(Itoyama_Theory)の<分かる><考える>のことですね。<判断する>と<視覚イメージ再現→感情・感覚再現>までは言及していませんが、「思考」に関しては非常に精緻に考えられています。】
 このような要素が、思考手段になり、概念になるのである。この自由な連想、すなわち、「夢」から思考に移行するのは、この「概念」がそのさいに演じる多 少とも支配的な役割によって特徴づけられる、と私は考えている。そのさい、ある概念が意味として把握でき、再生できる記号(言葉)と結びつかねばならな い、ということまでは必要とはしない。しかし、もしもそうなっていれば、思考というものがそれ(言葉という視覚イメージ再現記号)によって伝達可能となる わけである。
【糸山注:ルーチン&サブルーチン&視覚の類推作用→永久脳の働き、「言葉のトリガー理論」の説明ですね。→ですから<幼児・児童期>には言葉はゆっくりでいいので、視覚イメージのよる思考力養成のみが(副作用もなく)有効なのです。】
「ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)」...1965年にノーベル物理学賞受賞
■p.43_7-p.44_7...視考力を活用した思考力養成の重要性が分かる逸話
 MIT時代、僕はいろいろないたずらをするのが好きだった。あるとき製図のクラスで、一人の学生が雲形定規を取りあげて、「この曲線に何か特別な公式で もあるのかな?」と言った。僕はちょっと考えてから「むろんだよ。その曲線は特別な曲線なんだから。そらこの通り」と雲形定規をとりあげて。ゆっくり回し はじめた。「雲形定規って奴は、どういう風に回しても、各曲線の最低点では、接戦が水平になるようにできているんだよ。」
 こうなるとクラスの連中が一人残らず自分の定規をいろいろな角度に持ち、この一番低い点に鉛筆をあてて回しはじめた。そして確かに接戦が水平だというこ とにはじめて気がついたのである。みんなこの「発見」に沸き立ったが、誰もがとっくにかなり進んだところまで微積分をやっていて、「どんな曲線について も、極小点(最低点)での導関数(接線)はゼロ(つまり水平)である」ということは知りぬいているはずなのだ。ただそれを実際に当てはめてみることができ なかっただけだ。言うなれば、自分の「知っている」ことすら知らなかったということになる。
 これはいったいどうしたことなのだろう?人は皆、物事を「本当に理解する」ことによって学ばず、たとえば丸暗記のようなほかの方法で学んでいるのだろうか?これでは知識など、すぐ吹っとんでしまうこわれ物みたいなものではないか。
※MIT:マサチューセッツ工科大学(英語: Massachusetts Institute of Technology)
...ほぼ毎年、ノーベル賞受賞者をだしている米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市にある名門大学
「ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)...解説 by 江沢洋」
■p.326_7-p.327_2
 ダイソンは、ファインマンについてこう書いている。
 F・J・ダイソン『宇宙をかき乱すべきか』鎮目恭夫訳、ダイヤモンド社、1982年77,80頁。
 ーー彼は量子の世界で何が起こっているかを頭に思い描くことができた。その絵姿から、方程式を経ずに答えを書き下すことができたのだ。
【糸山注:視考力を活用した思考ですね。】
<中略>
 ーー私はケインズがニュートンについて語った次の言葉を思い出していた。「彼の特異な天分は、頭の中の問題をすっかり解ききるまで休みなく考えつづける能力にあった。彼の直感の力は他の誰のものよりも強く、長く持続した。それが彼を偉大にしたのだと思う。」
【糸山注:小脳自動思考のことですね。】
※私は散文詩でこう書いています。
...これは私が20代に考えていたことです。鮮明に覚えていますが、確信したのは千葉の船橋駅の前を歩いているときでした。
【判断しない】散文詩「言葉の贈りも言葉の贈りもの:http://homepage.mac.com/donguriclub/poem01.html」より
 自分の基準で判断出来るまで
 判断しないでいることが
 本当の力なんじゃないかな
 だから
 迅速に処理することは
 一見力があるように見えるけれども
 その基準が他人の基準だとしたら
 そんなのは力でも何でもない
2010年01月14日..............................................................
●漫画で「どんぐり」    
■さっぱり、やっぱり、おちゃずけでしょ!より
どんぐり倶楽部...11 25, 2009...「良質の算数文章問題」
http://ocyazke.blog8.fc2.com/blog-entry-142.html
どんぐり頭の中...12 15, 2009... 「良質の算数文章問題」
http://ocyazke.blog8.fc2.com/blog-entry-147.html
頭の中...............2009/11/24...「デンタくん」
http://hug.kids-station.com/yomimono/ochaduke/20091124.html
2010年01月13日..............................................................
●いいことを言うなぁ。    
■今日はブログを紹介します。
Springboard:http://plaza.rakuten.co.jp/mikarin7135/diary/201001130001/
■ここで書かれている「ザワザワとする感じ」は、まさに違和感(http://www.google.co.jp/search?q=%88%E1% 98a%8A%B4&sitesearch=homepage.mac.com&hq=donguriclub&ie=Shift_JIS& oe=Shift_JIS&hl=ja&num=20)のことですね。
 違和感実験は、ギターなどを調律(調弦)するときの波の揺れで誰でもハッキリと認識できます。オシロスコープなら見ることも出来ます。その違いを自力で感じて、その感じを信じること。
これが「本当の力」です。ここを大事に育てることが本道です。
■真摯な現場の先生には頭が下がります。
どんぐりころころ小学校...公立小学校:http://064035.at.webry.info/
絵に描いて考える算数...教室:http://blog.goo.ne.jp/h-2008
割り算の学習...公立小学校:http://plaza.rakuten.co.jp/meekinder/diary/200906240000
スイスでどんぐり at home:http://homepage.mac.com/donguriclub/swiss.html
トルコでどんぐり at home:http://plaza.rakuten.co.jp/ankaramama/diary/201001110000/
2010年01月12日..............................................................
●テストがあるから、やる...は禁止です。    
■小学校では「テストがあるから、やる」...は「書き」ならば、禁止です。厳禁です。言語道断です。...言い過ぎ?
■小学校で学ぶ漢字は1006字です。1006字を毎日1文字だけ覚える(読める、意味が分かる、書ける)とすると1006日です。1ヶ月に20日間漢字 学習を毎日1文字だけするとしても50ヶ月程度です。つまり、4年ちょっとです。1日1文字で...ですよ。さらに、漢字読本を使えば1年分が10分程度 で、読みも意味も覚えますし、「イメージフィックス法:image-fix」をつかえば、1回も書かないでも書けるようにもなります。
■ところが、学校の小テストで熟語のテストがあるから熟語も全部書けるようにしようとしている人がいます。読みと意味までならば許容範囲ですが、「書き」 は×です。非常に危険です。これ(テストがあるから〜)は、家庭で親が「お粗末3点セット:http: //www.google.co.jp/search?q=%82%A8%91e%96%96%82R%93_%83Z%83b%83g&sitesearch =homepage.mac.com&hq=donguriclub&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS& hl=ja&num=20」の一つを強化していることになる(実は親が「させる」ので宿題よりも悪影響が大きい)からです。上手にストレス無く覚 えさせることはもちろん出来ます。そういう方法もあります。...それでも、不要なことはさせない方がいい。本当に必要なことなのかどうかを見極めること が大事なんです。
「テストがあるから」ではなく、見極める。
 すべきことをする。
 すべきでないことはしない。
「できるから、する(させる)。便利だから使う。」
 ってのは、まず疑ってかかるべきことが殆どです。
 マリオネット症候群になりますよ。
http://www.google.co.jp/search?q=%83%7D%83%8A%83I%83l%83b%83g%8F%C7%8C%F3%8CQ&btnG=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=homepage.mac.com&hq=donguriclub&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&hl=ja&num=20
■また、「イメージフィックス法:image-fix」は、危険回避のために最低限使って下さい。日常生活で活用できないもの(子供の遊びの中にないも の)を暗記という全く思考力養成に役立たない(貴重なエネルギーを浪費させる)ことに使うのは禁止です。幼児・児童期に大事なのは、暗記(最も単純なコ ピー回路の強化)ではなく思考(視考力を活用した多種多様な思考回路網作成)が全てなんです。
■覚える方法など、いくらでもあります。単語用、熟語用、諺用、それぞれに最も効果的な方法があります。が、幼児・児童期には<キケン>なので公開してい ません。最も危険度の低い、1単語を覚える場合に最も効果的で最も応用の利く「イメージフィックス法:image-fix」だけを公開しているんです。
■さらに、幼児・児童期には「楽しければ何をやってもいい」というのは異常だということは「砂糖を入れて甘くすれば、アルコールを飲ませてもいい」というのが異常なことだと分かる程度には分かるでしょう。
 ところが、「楽しく徹底反復」「楽しく大量暗記」と言われると「ラッキー」なんて思ってしまう。根本的に「すべきこと・すべきでないこと」を確認する必要があります。
「楽しく思考回路作成の邪魔をしましょう」ということですからね。
 あ、チンプンカンプンな場合はどんぐり倶楽部の掲示板の過去ログをご参照下さい。
※なお、漢字の「書き」について、最も無理なく無駄なく効果的な学習方法は3年生から始めることです。理由はHPに書いてあります。
2010年01月12日..............................................................
●教育の永久循環システム    
■小学校時代に「どんぐり倶楽部」で育った高校生が、アルバイトで小学生に「良質の算数文章問題」を添削してあげる。そして、大学受験の費用を貯金する。 添削をしてもらっている小学生は中学生になった段階で「良質の算数文章問題」を全て終えているので添削をする資格を持っていることになる。この間には何の ロスもない。経済的にも教育的にも大いなる貢献だけがあり、世界中で活用できる。FAX1台、あるいはPC1台あればできること。
※もちろん、大学生でも主婦でも入院していても海外からでも、山の中からでも...OK。仕組みは既に出来上がっているんだからね。...もちろん、費用はゼロ...だって「どんぐり倶楽部」だから。
※在宅での仕事にもなる、ハンディキャプがあっても老人でも、1枚の添削に何時間かかっても成り立つシステムである。
EHD_System(Educational_Home_Doctor_System)育てるんだぁ...ウフフ。もう出来てるからね。教育の永久循環システムです。
EHD:http://homepage.mac.com/donguriclub/philosophy.html
※「どんぐり倶楽部」知性と感性だけでなく手に職までつけてくれるんです。それも、楽しみながらね。
2010年01月11日..............................................................
●宿題を減らしたら、学力が上がった...の理由    
■下記は、幸いにも、外から見える症状が出たので、対応(どんぐり倶楽部に辿り着くこと)ができましたが、症状が出なくても頭の中では、同じ事が起こっています。必読です。
■我が家が宿題をさせない理由 ...「どんぐり倶楽部」だから...当たり前です。
http://plaza.rakuten.co.jp/ankaramama/diary/201001110000/
■日本は事情が違う?...同じです。人間の進化形態は何千年も変わっていませんからね。
全国統一小学生テスト・決勝戦(四ッ谷大塚)
http://homepage.mac.com/donguriclub/touitu.html
※ですが、中学受験は極力反対(最悪、しなければならない場合は「健全な受験方法:どんぐり方式」)でする。
2010年01月10日..............................................................
●幼く・賢く・逞しく    
■HPのトップにも書いてあるとおりに、どんぐり倶楽部の理想の子供像は「幼く・賢く・逞しく」です。
<カコログより>
2008年06月04日……………………………………………
■18才の成人式(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
 2008.06.02...長男の18才の誕生日(糸山家では成人式)をした。
 本人は何年もかけて覚悟をしていたようなので、動揺することも
なく普通に「有難うございます」という。
 誕生日のお祝いと、成人式の「支度金」を渡す。
 下の娘(中1)が「これって、早く独り立ちしろってことだよね?」
なんて、軽く厳しい念押しをしたりしている。
子供達は、それぞれに「独立」を意識している。
※支度金は高校卒後に本人が独立するために自由に使える限定資金である。
 郵便局の学資保険を使ったもので18年間の想いと共に積み立ててきた
 贈り物である。
 どう使うのかは本人次第である。
 子育てはココまで。
 見事なまでに
「幼く・賢く・逞しく」
 育ってくれました。
I thank you very much. I really enjoyed being with you for 18years.
……………………………………………………………………………………………
<追記>彼は現在、国立大学1年生...もちろん塾には一切行きませんでした。
    自分の資金で受験し、入学し、引っ越し、生活しています。
    今年、他の大学を受験するそうです。スカラーシップを狙っているようです。
2010年01月10日..............................................................
●Slow-in & Quick-out の原則    
■スローフード運動の核は「正しい味覚の育成」です。同様に教育では感味力養成が第一に来ます。感じること・味わうことが、出来なければ自力で判断できないからです。
 人間らしい判断は安定した情緒と正しい感情がベースとなって思考を働かせ判断を下すという流れが必要だからです。人間らしい判断を混乱させる情報が氾濫 している中ではより一層強固な、ベースが必要です。感味力養成が急務なのです。その上で必要な教育の核は「正しい思考力の養成」です。
 正しい思考力は幼児期の確かな視覚イメージを必要とします。さらに、思考力はそのイメージの移動・変形・連想・比較というイメージ操作までを必要とします。これは視考力を育てないと出来ません。
 簡単お手軽な様々なファーストフードを食べていては正しい味覚を育てられないのと同様に簡単お手軽な「読み・書き・計算」では思考力は育てられないのです。また、幼児期の強い刺激が異常味覚を育てるのと同様に、幼児期の無用な脳の活性化は異常脳を育てます。
 正しい味覚を育てるには、確かな味覚イメージを必要とします。正しい思考力は幼児期の確かな視覚イメージを必要とします。さらに、思考力は、そのイメージの移動・変形・連想・比較というイメージ操作までを必要とします。これは視考力を育てないと出来ません。
●効果的な学習の原則は「Slow-in & Quick-out の原則」です。入力をゆっくりすると、出力は速くなるのです。
「味わう教育」はまさに Slow-in のことです。幼児期は「味見」ではなく「味わう」ことが大事なのです。教育も同じです。
■競技練習と教育*Fast food VS Slow food*
 競技練習と教育とは全く異なります。ところが、教育という名の下に、競技練習ばかりをさせている人達がいます。これでは教育は出来ません。教育は教育として、競技練習は競技練習として教えるべきです。
 入試は競技です。ですから、作戦と技が必要になります。しかし、それはキチンと作戦をたてて必要な技を身につけるように指導すれば、教育を侵害するものではありません。問題が発生するのは、競技のための作戦や技を教育と同一
視する場合に起こります。商業的な教育機関では、この「競技練習と教育のすり替え」は意図的に行われており、保護者を混乱に陥れています。
 指導者は競技練習と教育を混同してはいけません。もちろん保護者も同様です。教育とは何かを一人一人が自分の言葉で理解し、自信を持って子供と接することが必要です。さらに、学校の先生であれば、小中に関係なく、教育と競技
練習のどちらにも精通しておかなければいけません。そうでないと、子供がおかれている状況を正しく把握できないからです。これは時代の要請なのです。時代 によって求められる先生像は異なるのです。教育も知らない、競技練習も知らないでは論外ですが、子供と接する立場である以上は、子供たちを取り巻く時代の 要請や保護者の要請に対応できなければいけません。
 トラクターの目的は畑を耕すことにあります。タイヤの下は高速道路やサーキットではなく畑でなければいけません。一方、スポーツカーのタイヤの下が畑では、いかに優れた性能を持っている車でも速く走ることはできません。それど
ころか、畑にとっては迷惑であり、ひいては畑自体を使い物にならなくしてしまいます。もちろん、トラクターは考える学習、スポーツカーは反射式学習です。
 ご存知のように、よく耕された畑では豊かな作物を収穫できますが、スポーツカーで荒らされた畑では豊作の望みはありません。それなのに、子どもにスポーツカーを与えて畑を耕せと言っている人がたくさんいるのが今の教育界の現状です。
 スポーツカーを与えられた子どもは、仕方なくスポーツカーを使うために畑を固めて走りやすくするでしょう。ところが、その畑では何の作物も収穫できず、 花一輪さえも咲かないのです。異変に気づいたときには、畑はカチカチに固まっていて、修復が難しい場合が多いのです。ただ、そんな場合でも畑自体は限りな い回復力を持っていますから、諦めずに耕せば、少しずつですが畑は応えてくれます。
 スポーツカーを自力でトラクターに改造できる子供はいません。ですから大人は子供にスポーツカーを与えてはいけないのです。
 時代は刻一刻と変わっているのです。この変化を子供の教育に有効的に利用するためには保護者と教師の工夫が必要なのです。工夫次第で教育の場は劇的に変わるのです。
「私たちはスピードに束縛され、習性を狂わされ、家庭のプライバシーにまで侵入し、ファーストフードを食べることを強制されるファースト・ライフという ウィルスに感染しています。そこで、ホモ・サピエンスは聡明さを取り戻し、我々を滅亡の危機へと追いやるスピードから、自らを解放せねばなりません」
これは、パリのオペラ・コミックで発表された「スローフード宣言」の一部です。1989年にイタリアの片田舎ブラという町からはじまった「スローフード運 動」が今世界の注目を浴びているのです。「ファースト・ライフというウィルスのワクチンはスローフード」とスローフード協会の会長、カルロ・ペトリーニ氏 は言っています。
 このウィルスは教育界にも害を及ぼしているようです。
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●長く続いているのには理由がある    
■もちろん、理由があります。ですが、その理由がいい理由とは限りません。特に教育方法に関しては、思いこみのオンパレードのようです。
■「これだけ長く続いている方法だから、いい方法なんだ」「いい方法だから長く続いているんだ」...なんて勘違いをしていませんか?
 それは、その方法に代わる新しい方法、あるいは、その方法よりも効果的な方法が、今まで無かったってことに過ぎないようですよ。
 漢字を何回も書いて覚える...ありえません...「イメージフィックス法:image-fix」なら、誰でも1回も書かないで覚えられます。
 単純計算の徹底反復が基礎学力だ...ありえません...「デンタくん」なら誰でも、5分で無限暗算が出来るようになります。
 読解力養成は読書に限る→沢山の本を読まないと読解力は育たない...ありえません...「絵コンテ読解」誰でも5分で読解力を身に付けられます。
■「どんぐり方式」を知れば、「教育格差」なんてのも全く関係なくなります。そもそも、そんなものはない。つまり、大きな勘違いだってことが分かります。
●学歴は財産にはならないが、
 教育は財産となる。
 そして、
 教育とは教えることではなく、
 工夫をさせることである。
 従って、
 教育格差など存在しない。
 少なくとも
 最も効果的な家庭教育には
 お金はかからない。
 楽しく工夫させること。
言葉の贈り物より
2010年01月10日..............................................................
●大事な大事なアロマドーム    
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◆コーヒーブレイク◆...なのでコーヒーの話です。
●毎朝飲んでいるコーヒーは“太陽の雫”というブレンドコーヒーです。
 大事なのは最初のアロマドームです。これで、今日の味が90%決まってしまいます。
■アロマドームを御存知ですか?
 ドリップコーヒーを入れる際に行う最初の初期設定が十分に出来たかどうかのお知らせです。コーヒー豆(挽きたての粉)に少量の熱湯を優しく注いで... 待つ...すると、香り立つ柔らかなふっくらとしたコーヒー豆のドームがムクムクと沸き立ってくる。ふんわりと、はちきれんばかりに出来たら、それがアロ マドームです。
 アロマドームが出来れば、誰でも美味しいコーヒーを飲めます。
 ですが、この初期段階でアロマドームをつくれなければ(初期設定を間違ってしまうと)、そこからは、どんなに修正しても本来の味は取り戻せません。
 見かけはコーヒーですが、肝心の味は泥水のようになってしまうこともあります。
 アロマドームは人間で言えば「絶対学力」にあたります。
※「絶対学力」とは「人生を楽しむことが出来る、感味力に支えられた高度な理解力・深い思考力・人間的な判断力」を指します。初期設定ですので0-12才で設定は完了します。
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写真の主のブログ...これが「裏の畑」なんですよ。いいなぁ。
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2010年01月10日..............................................................
●具体的な教育再建の理論と手法-3◯ヒトを人間に育て上げる◯    
■全科目に利用できる万能力・視考力
 この視考力こそが何にでも(全科目に)利用できる万能力なのです。言葉の機能を正しく理解し、キチンと時期と手順を守って指導すれば、特別な訓練を要せずに誰もが十分に思考力養成を出来ます。
 視考力を活用するには意識的な練習が必要です。
「漠然とイメージできる」ことと「明確なイメージを描ける」こととは全く異なります。同じ力(視考力の中のイメージ再現)を使ってはいますが、応用力は雲泥の差です。だから練習が必要なのです。
■イメージ再現=理解(算数)→イメージ操作(解く)
■イメージ再現=鑑賞(国語)→イメージ操作(創作:作文)
■イメージ再現=お手本取り込み(体育)→イメージ操作(体現)
■イメージ再現=味わう(音楽)→イメージ操作(創造:作曲)
 視考力を活用することで、多種多様な思考モデルを最も効率的に作り出すことができます。しかも教科に関係なく同じ力を使ってできるのです。例えば「算数:式の変換」「国語:行間を読む」
■当然ですが、計算練習をいくらやっても思考力は育ちません。計算は思考ではなく作業なので思考力養成には全くならないのは当然です。作業なので結果は自 動的に出ます。ですが、それは手順通りに反復作業を実行したというだけで、結果が何を意味するのかはイメージで考えるのです。作業は手順の反復なのでいつ でも修得可能です。しかし、考えるには幼児・児童期に小脳に蓄えられているはずの思考モデルが必要なのです。
■どうして「思いつく=絵図が頭の中に出てくる」という現象が起こりえるのでしょう。どうして「絵図で考える=分かり易い」のでしょう。
 絵図だから...ですね。では、どうして「絵図だと分かり易いのでしょう」
 ココがポイントです。
 なぜ、文字や数字ではダメなのか。
 絵図(イメージ)で考えているからです。イメージへの変換が苦手な人は「分からない」と思ってしまうのです。ですが「絵図思考:小脳思考:イメージ思 考: Visual Thinking」は人間が常に行っている根本的な活動ですから100%誰でも超高速で出来るのです。つまり「分からない」と言っている人は「言葉や数字 などの記号をイメージ化する練習」が足りないだけなのです。
 ですから、言葉を操る前に豊富な原形イメージを体験吸収させて、言葉を扱うようになったら言葉からのメージ再現を丁寧にする時間を与えて、イメージ操作 (イメージの移動・変形・連想・比較)を楽しむことが大事になるのです。こうすることで高度に抽象化された記号を自由自在に正確に操作することが出来るよ うになるのです。
 手の指の絵図を使う(実際に手を描いてよ◯くその絵を見る)と簡単に出来ます。数式は意識しません。絵図の移動・変形・連想・比較だけです。これは思考(イメージの移動・変形・連想・比較)そのものです。ですから、視算は思考力も養成できる唯一の計算方法なのです。
■「視算の力」絵図は「気付き学習:脳内進化」の宝庫です。
 23-8=5*3
「にじゅうさん ひく はち は ご かける さん」って言える?...ピンとくる?
 式の変形って習ってないから分からない...???
 確かなイメージ(絵図を描いてもいい)があれば簡単ですよ。ところが、多くの人は計算式を計算式のままで変形しようとします。式が基本?表記が簡単だから?簡単=基本ではありません。
 計算では23-8=15しか考えられませんね。考えようともしません。数字しか目に見えないのですから工夫しようとも思わないし、視覚イメージで考える小脳思考が始動できない。
 つまり、同じ「23-8」をしていても楽しく思考できる方法と出来ると分かっている計算を無駄に時間を使って反復しているという全く違う時間を過ごすことになる。
 もちろん、いつまでも視算の練習をしているわけではありません。暗記項目も増える高学年では時間もとれません。だから低学年でジックリと体に(脳に)染 み込ませて(思考モデルをコピーして)おく必要があるのです。この最も貴重な時間を、全く役に立たない(必要ならば高学年ですべき)暗記・暗算・高速計算 に時間を使っている(使わせている)指導者が主流です。これでは、考えられない子が主流になるのも当然です。
■計算ならば暗算を代表とする応用の利かないスキルアップ(習熟)ではなく応用の利く基本である筆算を丁寧に正確に出来ればいいですね。こうすることで反 射思考の弊害(副作用)を最小限に抑えられます。タイミングを見誤ったスキルアップ指導は確実に子供の頭の進化を妨害し短絡的思考を助長する最も危険な行 為となります。
■感味力を育てる-全教科で視考力を活用する-「分からん帳」で小中を連携させましょう。
■「受験」という教科を設定しましょう。分析演習とプランニングの練習です。相手の分析・自分の分析・対策・計画・演習・本番・反省・修正・再演習
※「結果は次のプランの材料に過ぎない」ことの実感・高校受験という体験学習が非常に魅力的な科目になります。
■「言葉のトリガー理論」を基本に反復を避け多種多様な思考モデル作りに専念し乳脳を健全な永久脳に育て上げましょう。
■形だけの小中一貫ではなく具体的な繋がりを持たせるには「分からん帳」が有効です。「質問ノート」や「間違い記録ノート」として初見で解けなかった問題 (教科書もテストも全てを対象とする)だけを、書き写すのではなくコピーして(切り抜けるものは切って)貼り付けた自分専用の弱点を集めたノート(問題 集・参考書に変身する)
小6は「分からん帳」推敲学年です。思い出作り学年ではありません。
中1-2は入力学習方法修得時期です。
中3は分析・対策方法修得時期・社会適応の演習
■中高一貫は危険(飛躍的な成長チャンスを失わせる)-緊密な小中一貫が理想的
●具体的な教育再建の理論と手法-4〜ヒトを人間に育て上げる〜
■試案■小学校
*クラス編成は学年別に人数を変えて全体でバランスをとる。高学年での集団授業と内容に対応できる習慣と学習方法を教える。
・小1(10人)【礼儀・団体行動・多くの読み・少ない書き】※学習方法「分からん帳」※出来ることではなく分かることが大切であることを理解させる。※ 速さを求めない。
・小2(20人)【加減】※この時期までに60人クラスになってもいいように受講訓練をする。※速さを求めない。
・小3(30人)【加減乗除】※抽象思考への移行が出来るようにサポートする。※速さを求めない。
・小4(40人)【応用】※抽象的なことを目で考える練習をする。※速さを求めない。
・小5(50人)【応用B】※複雑な問題を忍耐強く考える力を養う。※速さを求めない。
・小6(60人)【応用C】「分からん帳」演習を兼ねての総復習(終わらなくてもいい)
※中学生活を意識させる。※思考は大人であることを意識させる。
■※合計で210人(クラス平均35人となる)
※テスト学期毎に前学期の教科書内容から問題を出して確認・家庭学習の参考とする
※虫食いではなく全ての重要事項をテストする↓努力を正確に反映させる。取り(確認)こぼしのないテスト↓「分からん帳」に入れておくとテストだけで全範囲での個人の弱点ノートが出来る。
【小ー中を具体的に結ぶ方法】
 架け橋となる「分からん帳」
 自己紹介文:保護者挨拶文:を添えて「分からん帳」提出→「分からん帳」をみれば、個人(全生徒)の本当の学力、具体的な弱点、自己評価、家庭内位置、などが具体的に分かり、すべきこともハッキリする。授業の組み立てや進度の検討、誰に注意すべきか、等も見えてくる。
中2「分からん帳」を中学用に作成する長期休みのテキストも利用する
中3「分からん帳」を消化する。仕上げは高校受験。高校受験を利用して材料集め、分析、対策、計画、実行、反省、再計画、実行、仕上げ。を体験する。この方法が社会での戦い方の基本となる。
■中学校
※頭の鍛錬期(身体の鍛錬期は高校)
【クラス編成】在籍クラスの構成は自由。名前順でも月齢順でもいい。
【 授 業 】科目別の完全習熟度別講義を実施。上位講義クラスでは中1から高校入試問題までを扱う。
【 テスト 】学期毎に受講クラス変更テストを実施する。テストは「分からん帳」の材料にもする。
【学習 方法】「わからん帳」に統一。添削専任の先生を配備(外注可)。
【 進 度 】中3の7月までに全内容を終える。中3の夏休みを使って自分の進路を決定させる。進学を希望しない者も受験はする。

●「言葉のトリガー理論」の理解、視考力を活用した指導、「分からん帳」と「受験科」の正規導入で事態は一変します。何の負担も変更もなく本当の学力を身 に付けさせることが出来ます。豊かな感性も効果的な学習方法も同時に身に付きます。社会への対応の仕方も仕上げの受験では体験できますので、進学する場合 にも社会に出る場合にも効果抜群です。
●初期設定が完了する12才以前にはしてはいけない致命的で大きな勘違い
1.早ければ早いほどいい(先取り:予習)×→進化妨害をする最悪の「予習」と進化を加速する最良の「準備学習」の違い
2.速ければ速いほどいい(スピード学習)×→考えない頭を育てる応用の利かない「高速計算練習」と考える頭を育てる応用自在の「視算」
3.多ければ多いほどいい(知識の集積が思考になる)×→単純な思考モデルの反復でしかない「知識の集積」と多種多様な思考モデルを作成する「味わい学習」
4.処理速度(結果にたどり着くの)が速ければ判断力がある×→正常な感情に基づく健全な違和感がなければ人間的な判断はできない。
●貧弱な評価基準に合わせた力の養成は貧弱な力しか養成できないのは当然である。同様に表面的な力しか評価できない基準に合わせていると表面的な力しか養成できないのは当然である。どんなに優秀だと評価されても評価基準自体がお粗末では実態のない飾りにすぎない。
●基準にしてはいけないこと
1:IQ
2:脳の活性化(大脳)
3:スピード
4:暗記暗唱高速計算
これらは全て考えない力(貧弱な学力)の養成となる
※豊かな学力は味わい教育と思考力を活用しなければ楽しく簡単に実現可能である
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●具体的な教育再建の理論と手法-2*ヒトを人間に育て上げる*    
■年齢(進化過程)を無視した無意味な習熟は脳内進化を妨害する。
※就学前:感情教育(人間的な判断の基盤となる:これがないと人間としての仕上げが出来ない)...もちろん「情緒の安定は最優先」
※小学低学年:理解
※小学中学年:思考
※小学高学年:判断
※中学生  :知識:自己確立
※高校生  :社会を知る:順応性を高める
※     :社会適応
■判断力の養成(正しい自分の判断基準作成)が終わる12才までは見せない教育が大事です。
■今までは統一理論(全教科に共通して育てるべき力とは何かという意識)がなかったので科目間でのスムーズな連携が出来ませんでしたが、このようにイメー ジ再現・操作が全教科に共通の力を育てるという統一理論が在れば全科目を通して一つの力の養成が可能になります。小中を繋ぐ具体的で効果抜群の学習方法は 「分からん帳」作成です。学力の架け橋。特にに言葉→イメージ再現は中心となる大きな核です。この言葉→イメージ再現が確実に出来るとどのような表現も瞬 時に出来る。変換すべき素のモノが確実に見えている場合は表現方法は無限出てくる。
■「読み」「書き」「計算」を徹底すれば、「考える力は自然に育つ」と言う人がいます。
しかし、「考える力」は考える練習をしなければ育ちません。そして、人間らしい判断力を含む思考力の養成には12年間を要します。これが「本当の学力」です。
・「読める」とは発音できると言うこと
・「分かる」とは発音からイメージしたものを見ることが出来ると言うこと
・「考える」とはイメージしたものを頭の中で移動変形させることが出来ると言うこと
 頭の中でのイメージの移動変形は、人間が出来る最速の反応です。
 ですから、時間的にはゆっくり考えていても、実際に処理されている内容(イメージの移動変形)は複雑で多様です。そして、これらのイメージの移動変形の 中から状況にあった(設問にあった)解決方法(答え)を選択するのです。人間の思考過程はこのようになっています。ところが、多くの人は言葉を知っていれ ば「分かる」と思い込んでいます。ですから、いつまでたっても考える力の養成ができないのです。人はイメージで考えているのに、伝達手段の中心は言葉と なっています。そこで、言葉そのもので伝えたいことが伝わると勘違いしているのです。実は言葉はイメージを導くキッカケ=引き金でしかありません。ですか ら、このことに気付かない限り、「伝える力・理解する力・考える力」を養成することはできないのです。私の主宰する「どんぐり倶楽部」では、これを「言葉 のトリガー(引き金)理論」と言っています。
「できる」という結果ではなく「分かる」という過程そのものが大事だというのは、道徳的なことではなく学力養成に不可欠だからです。思考力養成には学習の 過程で修得される、様々な思考モデルが必要不可欠なのです。様々な思考モデルは「具体的に悩むこと」によってのみ修得できます。ですから、答えではなく過 程が大事なのです。子供に自信を持たせるために「できる」ようにするだけの人がいるようですが、大変お粗末な教育だといえます。「分かる」ことを実感させ ることで自信を持たせるのです。そのためには「分かる」とは具体的にはどういうことかを知っていなければ指導できません。知らない人は「できれば分かる」 「できているから分かっている」と、トンチンカンなことを平気で言います。「読み」「書き」「計算」をどんなに徹底しても、それだけでは考えられるようは なりません。少なくとも12才未満での「10の補数(足して10までの一桁どうしの足し算も含む)と九九」以外の高速計算練習は厳禁です。高速計算のよう な暗記には思考モデルは何一つありません。
暗記は「一対一対応」の再現練習だからです。そして、計算に使う思考モデルは「10の補数と九九」しかありません。詳しく見ても使っているのは「10までの足し算と九九だけ」という貧弱で数少ない思考モデルしか使っていないのです。
ですから、どんなに高速に多量の計算問題を解いても、やっていることは10までの足し算と九九の反復ですから、思考力の素になる多様な思考モデルは修得できないのです。
これだけでは、当然のことながら、思考力は育ちません。
 多量の知識を与え、多量の高速計算練習をさせて「これだけ勉強しているのに、どうして考える力が育たないのだろう」と首を傾げる人がいますが、考える練習をしていないのですから思考力は育ちようがないのです。
 非常に多くの問題を解けば、中にはイメージ操作(視覚イメージを再現し、移動・変形・連想・比較すること)をする子も偶然に出てくるので、その子は考える力を得ることができます。
しかし、これは偶然です。最初からキチンと「考えるとはどういうことか」を教えれば子供達は100%考えることができるようになります。偶然に頼って教育をすべきではありません。
思考とは様々な思考モデルを組み合わせて比較検討するものです。
この時に使うことができる思考モデルの種類の多さが思考の豊かさになります。多様な考え方が豊かな思考を可能にするのは当たり前のことです。
 人間が具象物を使って、思考モデルを作り出せるのは通常9才前後までです。そして、9〜12才で、それまでに作って蓄積していた思考モデルを使って抽象思考をします。ですから、9才までにどれだけ多様な思考モデルを蓄積することができるかが思考力養成の鍵になります。
 思考モデルは問題を解けるか解けないかではなく「どうやれば解けるかな」の「どうやれば」と迷っている時、いかに具体的に迷うことができるか、考えることができるかで決まります。
 この「具体的に迷うこと」そのものが思考モデルを作っていることだからです。ですから、答えが合っていても間違っていてもキチンと考えたのであれば思考モデルはできています。思考モデルをキチンと増やすには具体的に迷う・考えることが重要だということです。
 ところが、頭の中だけでは漠然としていて自分でも何をどう考えているのかよくは分かりません。そこで、考えていることを絵図で描き表すのです。すると自 分が考えていること・考えていないことがハッキリします。また、考え自体も「絵図を見ること」でドンドン発展していきます。これが思考モデルを飛躍的に増 加させる効果的な方法です。私が主宰する「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を絵図で解く重要な意味がここにあります。
 0〜9才の間に思考モデルを作らなければ手遅れになってしまうのに、この時期に思考モデルが何も入っていない暗記や貧弱な計算をさせている教育者や保護者が大勢います。
こうなると、思考モデルは子供自身が生活の中から獲得したものだけになってしまいます。
残念ながら、これでは、将来(9〜12才)の十分な思考力養成に必要な思考モデルとしては極端に不足しています。
 また、子供の日常生活における「具体的に迷うこと」は、殆どが行動で解決できる場合が多いので意識には残りません。頭ではなく体で(経験で)処理することが多いので意識的な思考とは(視覚イメージを使う点では同じですが)異質だからです。
 「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」は驚くほど多様な思考モデルを養成できます。同じ問題でも描く絵が違うということは考え方が違うということです。
また、間違っても、どんなに時間がかかっても確実に思考モデルは増えていきます。
悩みながら絵を描く、絵を見ながら考える、そしてまた絵を描く。どんどん思考モデルは増えていきます。こうして思考力の素を作っていくのです。
数多く問題を解くことよりも数少なく丁寧に具体的に悩むことが重要なのです。これは、体験学習などでも同じです。たくさんの浅い体験よりも、少なくても深い体験の方が格段に優れているのです。
2010年01月10日..............................................................
●具体的な教育再建の理論と手法-1*ヒトを人間に育て上げる*    
■3つの力を育てる時期と方法
 教育の第一義は「進化途上のヒト(子供達)を人間に育て上げること」です。「人間」であるためには人生を楽しむことが出来るように「高度な理解力」「深 い思考力」「人間的な判断力」を持っていなければなりません。そこで、これらが具体的にはどんな力であり、いつ、どのようにして育てるべきなのかの理論と 実践方法を紹介します。
 まず、教育を考える時に最低限必要な項目を確認します。
1:感じることが出来なければ力があっても反応できないので感味力養成が重要。
2:私達は言葉で理解したり考えているわけではなく、イメージで理解したり考えているので視考力養成が重要。
3:多種多様な思考モデルが高度な思考を可能にするので12才までは単純思考モデルしか使わない高速多量学習は禁止(特に9才までの高速計算練習は厳禁)する。
 そして、人間の性成熟年齢である12才までに「感味力・視考力」を活用して豊かな感性と本当の学力である「理解力・思考力・判断力」(高度な思考)を養成します。
 人間の得意技は、視覚イメージを操作する視考力ですから、この視考力を教育に活用することが教育再建の鍵になります。
 私達の文化は記号文化(イメージを文字や数字でシンボル化して表す文化)なので頭の中まで記号で考えていると思っている人も多いようですが、伝えている こと、記録していることはイメージです。ですから、私達が気をつけるべき最大のポイントは「言葉→イメージ再現」「イメージ再現→イメージ操作」をする視 考力なのです。
■人間であるための高度な思考に必要なのは知識やスピードではなく、多種多様な思考回路(思考モデル)なのです。
 知識やスピードは十分な思考回路を育て上げた後で、その回路を応用するときに与えるべきものです。この順番が逆になっていたり、同時並行的に出来ると考 えていては失敗してしまいます。12才までに人間の条件である高度な思考機能を始動させることが出来なければ、正常に(健全に)感じることや考えることが 出来なくなり、短絡的思考が行動と直結してしまいます。
■歯が乳歯から永久歯へと進化する時期に脳も乳脳から永久脳に進化します。乳脳の主な仕事は様々な思考モデルを作り永久脳への正常な進化を約束することで す。この時期の一時的な記憶量の優秀さはこの思考モデル作成のための能力であり暗記をするための力ではありません。ここを勘違いするとしてはいけない時期 にしてはいけない学習を強要し正常な永久脳への成長を阻害します。機能的な発達を阻害されてしまうと自分の意志とは関係なく感じること・考えることが出来 なくなってしまいます。様々な思考モデルを作るべき時期に、その能力を使って暗記暗算高速反応という最も思考モデル養成とはかけ離れた作業をさせられてし まうと、当然、貧弱な思考モデルしか使えない貧弱な頭になってしまいます。硬直的で応用の利かない短絡的思考しかできない子供大人の出来上がりです。
■人間の得意技である視考力を自在に使えなければ深い思考力は獲得できない。
■感じられない(感味力不足)+考えられない(視考力不足)=人間的な判断ができない(異常行動)←ALD
■「全ての子供達に基礎学力を」と言いながら、学力とは全く無縁の「暗記・暗算・高速反応」を奨励している。これでは、どんなにお題目が良くても内容がお粗末なのだから結果は悲惨なものだ。現状を見れば一目瞭然である。
■「短絡的思考(深く考えられない頭)」の温床は幼児・児童期のスピード学習にある。味わうことなしに健全な感情は発達しないし、健全な感情のないところ に正しい人間的な判断は現れない。どんなに力があっても、感じることが出来なければ反応できないのと同じだ。感じる機能を麻痺させられては何を鍛えても繋 がりはしない。
■どうして視考力養成をしなければならないのか。人間だから。高度な思考には鍛えられた視考力が絶対条件なのだ。
2010年01月09日..............................................................
●シコウリョク様
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■ショートショート:シコウリョク様
「限りなき夢追い族」と呼ばれる部族がK山に、
「果てしなき夢追い族」と呼ばれる部族がM山にいました。
 両部族の守り神は同じで、それぞれの山の頂上には翼の形をした守り神を祭っていました。
 長い間、両部族は空を飛ぶことを夢見ていました。
 空を自由に飛び回ることに憧れていたのです。
 両部族とも、真剣に努力していました。
「限りなき夢追い族」の長は「速く走れるようになれば飛べる」と信じていました。
 一方、「果てしなき夢追い族」の長は「高くジャンプすれば飛べるようになる」と信じていました。
 時には両部族間で言い争いも起こりました。
「もう少し速く走れれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」
「もう少し高くジャンプできれば空を飛べるんだ。もう少しで飛べるんだ」
 お互いに譲りません。この争いが起こってから、すでに数十年がたっていました。
 そこへ、通りすがりの男が空からフワフワと降りてきました。
 両部族は言い争いをしていて、その男がどこからやってきたのか気がつきませんでした。
 その男は言いました。
「君たちは空を飛びたいのかい」
 すると、両部族が口をそろえて言いました。
「当たり前だ。それが夢なんだ」
 その男は不思議そうな顔で、
「じゃあ、なぜあの翼を使わないんだい」
 と山頂に飾ってある守り神を見上げました。
 両部族ともいっせいに笑い出しました。
「あれは我々の守り神であるシコウリョク様だ。何にも知らないんだな。よそ者は帰ってくれ」
「あれはお祭りのときにだけ使う神聖なものなんだ。何にも知らないんだな。よそ者は帰ってくれ」
 そう言って、両部族はまた走ったりジャンプしたりという練習を始めました。
 この光景をジッと見ていた子供が男に近づいてきて、真剣な目をして言いました。
「僕、空を飛びたいんだ」
 帰りかけていた男は、その子に守り神を指さして言いました。
「あれは翼というんだ。あれを使えば、ほんの少しの助走と、ほんの少しのジャンプで、空を飛べるんだよ」
 男は、そう言ってスゥーッと空へ帰って行きました。
 子供たちは、その男が翼を使って軽々と空に舞い上がるのをしっかりと見ていました。
 そして子供たちは大急ぎで家に帰りました。どの家にも翼は祭られていたからです。
 そうなのです。空を飛ぶには翼が必要だったのです。
■視考力の芽生え
「お父さん、10より大きくなったらどうすると? 足使うと?」
「足ねえ。足でもいいやろうけど、ちゃんと曲がらんっちゃないと?」
「そうかな? ん〜(と、自分の足の指を折ったり伸ばしたりしてみて)、そうやね。よう曲がらんね。どうすると?」
「どうするとって。指は10本しかないしなぁ。そうだ、ハムちゃんに指使わせてもらったらどうかな」
「やだ」
「どうして」
「だって、噛むもん。ギーとか言って噛むんだよ。この前も、頭ナデナデしてあげようとしたら噛まれたもん。ココ。痛かった〜」
「お腹空いてたんやないと? よ〜くお願いすればいいっちゃないと? 手ぐらいかしてくれるやろ」
「やだ」
「じゃあ、お父さんから頼んであげようか?」
「ん〜。(しばらく考えて)あっ、ダメやん」
「何が?」
「だって、ハムちゃん5本ないもん。指」
「そうなの?」
「ないない」
「でも一応、頼んでみようか。ないよりあった方がいいっちゃないと?」
「ダメなの。10本ないと使えんと」
「そうなんだ。じゃあ、特別にお父さんの指5本だけ貸してやろうか?」
「何で5本なん?」
「右手はお仕事で使うから、左手だけ。どうかな」
「5本かぁ。5本じゃあねぇ」
「ダメかな」
「あ、いい。バイバイ」
「どうすると」
「絵を描くからいい」
「そう。できたら見せてね」
「うん、いいよ。(机に向かって色鉛筆を出しながら)ウサギさんの手にしよっかな。カメさんの手にしよっかな」
と、彼女は10より大きい数で困ることはなくなりました。
※ちなみに、ハムスターは前足の指が4本で後足の指が5本、ウサギは前足の指が5本で後足の指が4本です。たしかにウサギさんの方がいいみたいですが、カメさんはどうでしょうか。
 視考力の芽生えです。自分から絵を描いてみようとすることが視考力を使えるようになる第一歩なのです。重要なのは、「文字情報を見たときに、絵図にして みれば分かりやすいから絵を描いてみよう」と、自然に思うようにしてあげることです。このように、切り換える力をつけてあげないと、方法を知っていても使 えないことになります。だから、文章を読んで絵にするまでの過程がもっとも重要なのです。次に、その絵を使って「目で考えること」が重要なのです。どんな に優れた技を持っていても、いつ、どのように使って良いかを自分で判断できなくては宝の持ち腐れです。どんなにいい道具を持っていても、使うべき場所が分 からなければ有効利用はできないのです。
2010年01月09日..............................................................
●自分が好きな「算盤」でも教えない理由-2    
■「10の補数と九九」以外の計算は暗算ではなく筆算でして下さい。(数日前の記事と部分的に重なります)
 よく、「いつまで指を使って計算しているの?」という言葉を聞きます。絶対に言ってはいけません。この言葉は、無知で貧弱な考えから出た最低の言葉です。教育者失格の証と言っても過言ではありません。
 ところが、私は小学校の先生からこの言葉を聞いたことがあります。
 文字通り呆れて言葉もありませんでした。教育の何たるかを、算数の何たるかを、計算の何たるかを、全く知らない教育のド素人の言葉です。そこには教育者としての教養を微塵も感じさせることがない殺伐とした教育観を感じるばかりでした。
 現実問題としても、大学の入試でさえ計算をするときに指を使ってはいけないという決まりはありませんし、これほど子供の成長を損なう言葉はそうそうあり ません。指を使わないで計算できる必要は皆無なのです。もちろん、自然に指は使わなくなりますが、「指を使わせない」ようにすることとは全く違います。 「指を使わせない」ことによる弊害は多岐に渡り、心・頭・体の隅々にまで悪影響を及ぼします。場合によっては一生残る傷を刻み込みます。
 大袈裟に言っているわけではありません。心して聞いて下さい。
 幼児・児童期の「指折り算」は健康面でも学習面でも非常に有効で大切な学習方法なのです。
私は「大事な大事な指折り算」と言っています。「指折り算」は、あらゆる数や計算の概念を理解するときの最も根本的な自信の素になります。この自信を大事 に大事に、出来るだけ長く持つことが、自信と余裕と満足と人間としての進化を約束するのです。「おいおい、たかだか指折り残で何を大袈裟な事を」と思われ る人も多いでしょうが、ちっとも大袈裟ではありません。人間が「計算」をできるようになったのは、両手の10本指のお陰です。数式は簡略化された記号に過 ぎません。実態のない(十分に感じることが出来ない)記号は自信にはならないのです。
「指折り算」が圧倒的に優れているのは、体(頭)が自然に最も効果的に納得するための体感ができるからです。ですから、「指折り算」のことを「体感計算」 とも言います。体感計算は飛躍的な計算力を約束するだけでなく、確かな感覚を味わうことができますので感情も安定します。人間にするための教育だから、体 感が重要なのです。
そして、その確かな体感さえあれば、その感覚をイメージに置き換えることは簡単に出来ます。すると、誰もがイメージ操作は超高速でできますので、計算も何の練習もしなくても超高速で出来るようになるんです。
 計算の最重要項目である「10の補数」を体感計算で修得してイメージ計算まで来ると、今度はイメージを使って九九を有効利用する「三角視算表(三角計算・トライアングルナンバーズ)」に移ります。この二つをマスターすれば、あとは筆算だけで計算練習は終わりです。
 何百題もの問題を解く必要は全くありませんし、タイムを競う必要も全くありません。筆算ができれば「10の補数と九九」以外の暗算は、全て不要なので す。不要と言うよりも弊害になるのでしてはけないのです。どんなお題目(自分を越える、自信を持たせる、達成感を得る)を掲げても実際に子供に与える影響 は実際に子供がしている作業に左右されますので悪影響は逃れられません。その上に、「楽しく」なんていう小細工が付いてしまうと、「楽しく悪影響を与え る」ことになってしまいます。
 反対に、筆算は小1の一桁同士の足し算から教える必要があります。当然、指折り残で計算することになりますが、「筆算」という形は見せておく必要がある のです。「計算はどんなに簡単な計算でも『10の補数と九九』以外は筆算でする」という基本姿勢が大事だからです。このことを一年間かけて体で覚えること が出来るように環境設定するのです。
 このような周到な準備が、自然に何の抵抗もなく計算力を高める仕組みなのです。先を見越した準備は、単純な前倒し学習とは全く異なり、子供の興味と才能を健全に活用できます。
 私は目と指を使う日本伝統の計算機であるソロバンは好きなのですが、そのソロバンでさえも、使うイメージ操作が極端に単純なので思考力養成にはなりませ ん。また、計算過程の記録を残すことができませんので計算練習には使ってはいけません。さらには、中学以降(「どんぐり」では小4くらいから)の計算の全 てで使う分数計算(整数も小数も分数で考えると計算のルールが1つになる非常に優れた計算の考え方)は全く出来ません。出来るようになっている算盤が在っ た時代もありましたが今は使われていません。(→不要だからです。)
2010年01月09日..............................................................
●自分が好きな「算盤」でも教えない理由-1    
 ■私は「算盤」が大好きです。機能美さえ感じます。今でも素晴らしいものと思っています。ですが、幼児・児童期(思考力養成期)の学習に(構造理論以外の実用としての)「算盤」は不要(使ってはいけないし、習熟させるのは厳禁)だという結論に達しています。
...「何を大げさなことを」「計算するときに便利だからいいじゃない」と言われそうですので、ここで検証しておきます。ここでは、物としての算盤ではなく、その先にある算盤暗算で説明します。算盤を持ち歩く人はいませんので、こちらの検証が理にかなっていると思います。
「そろあん」とか「フラッシュ暗算」とか呼ばれているようですが、視覚イメージを中途半端に使った、思考力養成期には危険な計算方法と言えるでしょう。
****soroban_0-9ハ
この10種類の視覚イメージが算盤で使う形です。これ以外にはありません。つまり、10個の視覚イメージを非常に単純なルールに従って(自由な動きは許さ れないまま)操作することの反復作業しかしません。ですから、当然ながら、せっかく視覚イメージを使っているのに、視覚イメージの自由な操作や、新しい操 作をすることで生まれる新しい思考回路は微塵も生まれません。というよりも、反対に新しい回路を作り出すエネルギーを消費し、生まれにくいような考えない 習慣を強化してしまいます。さらには、表面的な効率アップ(速度追求)のために1珠と5珠の間接変換を使う(1珠×4→+1→5珠)ことで、視覚イメージ の最大の武器である1対1対応の自由性(柔軟性・応用性)を削ってしまい、硬直した単純計算だけを高速ですることしかできないものになってしまっていま す。これでは、思考回路網を張り巡らせるために用意された時期には使えません。これが、算盤という「考えなくても誰でも計算の結果が自動的に出てくる道 具」が持っている宿命的な「学習における欠陥」です。ですから、好きでも教えないのです。
指算盤も全く同様の動きで両手で99までを表現できますが、使いません。使うのは、誰でも何処でも直ぐに体感しながら使える体感計算・指折算(→デンタくん)です。
■昔の算盤は下記のように1珠と5珠の直接変換を使うものもありました。
***soroban_old-1ハ
***soroban_old-2ハ
...算盤好きなので実物も見てきました。佐賀県の小城羊羹の店の2階にある博物館に陳列してあります。
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-7    
■「分かる」から「考える」へ
 「この子は考える力がない」などと言いますが、考える力のない子はいません。考えることができない子は考える方法を教えてもらっていないのです。これは 教える方の責任です。誰もが考える力は持っているのに、使い方を教えてもらっていないのです。また、小学校の時に、この「考える方法」を教えてもらってい ないと「考えることができない頭」のままで一生を終えることにもなりかねません。この意味でも、小学校教育の見直しは最重要課題なのです。
 「分かる・理解する」とはイメージ化したものを体感して納得するということでした。つまり、イメージを作ることができれば分かるのです。ですが、分かっ ても考えていることにはなりません。考えるとは「イメージを操作すること」です。つまり、「考える」とはイメージを変形したり比較したり順番を変えたり見 方を変えたりすることなのです。そして、このイメージ操作を頭の中だけでしようとすると、大きな個人差が出ますが、イメージを書き留めると個人差は限りな く小さくなります。計算と同じです。難しい暗算(983008÷26=37808)では、できるできないに個人差が出ますが、筆算ならば誰もが簡単にでき ます。頭の中でイメージを維持しながら操作する必要がないからです。この「イメージを維持しておく」という力は大量のエネルギーを消費しますので相当の訓 練を要します。ですから、大きい桁の暗算などができると、一見「頭がいい(凄い)ように見える」のですが、記録することができる現代人にとっては不要なこ となのです。特技や趣味や芸事として身に付ける分には異論はありませんが、学校で学習させるようなことではありません。学習させるべきは記録の仕方(算数 なら筆算の書き方)なのです。
 簡単に整理すると「分かる」とは、頭(体)が納得(体感)できるイメージを作り上げることであり、「考える」とは、そのイメージを操作して移動や変形を させていくということ。ですから、数学や体育などの区別無く、全ての学習では「イメージ化の練習」と「イメージ操作の練習」が必要であり効果的なのです。 さかだちが「分かる」とは逆立ちしている状態の体感イメージを持つことができることであり、さかだちが「できる」とは、その体感イメージを自力で再現でき るということです。自力で再現するには練習が必要ですが、それは必ずしもその時にできなければいけないことではありません。体感イメージ(自分だけのお手 本)が大事だからです。これさえあればいつでも自分で練習できるからです。小学校時代には「できる」ことが重要ではなく「分かる」ことが重要な理由の一つ です。
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-6    
■もう一つのイメージトレーニングを紹介しましょう。これは体操などでよく使う方法です。今までにやったことのない動きをする場合に理想的な状態を体で先 に体感してイメージを確立してから練習するという方法です。この方法は、逆上がり(鉄棒)、開脚跳び(跳び箱)、逆立ち(マット運動)など全ての運動に有 効です。逆立ちを例にすると、まず、先生が補助しながら理想状態(逆立ちして足を揃えて伸ばして静止させた状態)を作り、その時のイメージ(体感イメー ジ)を頭(体)の中に定着させるのです。生徒には、このイメージを再現するような動きを追うように指導します。これが最も効果的な指導方法です。どうし て、この理想的な体感イメージを持つことが最も効果的かというと、それは最も確実な自分の「お手本」を常に持っていることになるからです。練習しながら、 このイメージ(お手本)に自分の状態を近づけることで逆立ちは簡単にできるようになります。小学校2年生の子が、1時間ほどでピタリと逆立ちして静止した ときには驚きましたが、確かな体感イメージを持たせれば難しいことではないのです。自分が持っているお手本の体感イメージを再現できるように体を動かすだ けでいいのですから1人でも正しい練習ができるのです。反対に、この正しい体感イメージがないままに練習すると何百回何千回と練習しても一向に上達しませ ん。自分のお手本がないからです。お手本は常に参照できるところである頭(体)の中になくてはいけないのです。漢字の練習の時も、瞬時に正しいイメージ (字形と筆順)を確認できるようにお手本は常に真横に置いておく理由と同じです。
 体感イメージを利用できるのは、もちろん体育だけではありません。体を動かすことなら何にでも(指先のことでも)応用できます。「毛筆」なら、筆を持っ た生徒の手に先生の手を添えて一緒に筆を動かすことで体感イメージを作ることができます。字を綺麗に書かせたいのなら家庭で手を添えて指導すれば簡単に上 達します。「音楽」なら、タクト(指揮棒)を持った手にカラヤンが手を添えて指揮をしてくれたら私達は限りなくカラヤンを体感できるでしょうし、タクトの 存在理由も分かるでしょう。「工作」ならノコギリや彫刻刀を一緒に動かせば力のいれ具合や角度の付け方なども体感イメージとして伝えることができます。 「家庭科」なら一緒に鍋を振ったり針を動かしたりすることでお手本となる体感イメージを残せます。どの教科でも体を動かすものには、まず、理想的な体感イ メージを意識的に持たせるようにすることが最も大切なことなのです。この個人別の「お手本」を一人一人に持たせることが教育者の責務です。何かができる、 できないは別の話なのです。余談ですが、実はその人にピッタリの素敵な笑顔でも、理想的な笑顔をしているときの体感イメージを持って練習することで、その 素敵な笑顔を修得できるのです。演劇の世界などでは古くからなされている一般的なことです。
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-5    
■イメージトレーニングと無意識の行動
 次に無意識の行動にイメージトレーニングが大きな影響を与える理由を考えてみましょう。
 無意識の行動とは視覚イメージの後追い行動です。頭で瞬時に再現された視覚イメージを体が真似しているのです。ですから、意識よりも素早く反応できるの です。無意識と言うよりも体が視覚イメージの後追い(真似)をしている現象なのです。視覚イメージの再現速度は人間の反応の中でも最速ですので様々なパ ターンを瞬時に再現できます。ですから、刻一刻と変わる状況にもトレーニング次第で瞬時に対応できるようになるのです。「無意識の中にも視覚イメージあり き」ということです。体はイメージを追う(真似る)習性があります。ですから再現イメージは理想的なイメージであることが必要ですし、正確で現実的な方が いいのです。反対に失敗のイメージややってはいけないイメージを再現していると無意識に反応するときには、その悪いイメージを真似てしまいます。これが悪 いイメージトレーニングをしてはいけない理由です。このことは子供の教育方法や一生の考え方にも大きなヒントとなります。特に十二歳以下の子供に反面教師 は通じない、してはいけない、見せてはいけないということの理由の一つにもなっています。
 咄嗟の判断という言葉も同じです。言葉の上では「判断」といいますが意識的な判断とは異なり、体が反応したことを意味しています。何に反応したかという と視覚イメージにです。この「体は視覚イメージの真似をする」という習性を利用すると、瞬間的に反応しなければならないスポーツなどでは絶大な効果を発揮 します。また、咄嗟の判断でとった行動は覚えていないことが往々にしてありますが、意識される前に再現された視覚イメージに従って体が反応するのですから 当然のことです。
 野球で言うならば、内角ストレート高めのストライクゾーンに意識的にヤマをはっていた打者が、予想外の外角低めのボール球にでも正確に反応してヒットを 記録することができる場合があります。意識外の行動ですから無意識の領域ですが、イメージトレーニングとそのイメージ通りの行動を再現できる(真似でき る)運動能力を育てていれば難しいことではありません。これらのことは古くから言われていることで新しい理論でも何でもありません。私の愛読書である「葉 隠」に至っては三百年前に書かれた優れたイメージトレーニング指南書です。
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-4    
■見せる教育・見せない教育
 教えるだけ、見せるだけが教育ではありません。「見せない教育」もまた、「見せる教育」と同じように重要なのです。特に視覚イメージは、良い方向にも悪 い方向にも絶大な影響力を持っていますので、悪い方向に影響を及ぼしそうなものは「見せない」ようにすることも必要な教育となるのです。時期としては、判 断基準を作る過程にある小学生の時期が最も注意を要するでしょう。
「分かる」ということは、「イメージできる」ということでした。ということは、再現してほしくない、あるいは肯定してほしくない映像(視覚イメージ)を見 せなければ、どんなにそのイメージを喚起するような言葉などによる情報が入ってきても、「イメージできない」のだから「分からない」のです。また、イメー ジは言葉を添えられていなくてもココロに保存されますから、とくに児童期に与えるイメージには注意が必要です。つまり、「初めにイメージありき」なので す。そして、ココロに保存されたイメージに対して、言葉は後から無限に添えることができるのです。ですから、順番を間違える(先に言葉だけを覚えさせたり する)と、時間の無駄になるだけでなく、教育をしているつもりが教育のチャンスを潰していることにもなりかねないのです。
 この「目に入ること」の重要性と危険性を十分に認識していないと、とんでもない的外れの教育をしてしまうことになります。というのも、視覚イメージは言 葉を引き金として再現されることが多いのですが、視覚イメージと言葉は一緒に保存されているわけではないからです。視覚イメージは言葉と切り離されて保存 されているのです。ですから、教育の現場では視覚イメージが一人歩きする場合があることを考慮しておく必要があるのです。子供に判断力が育っていない段階 で悪い例を見せると、悪い例の「悪い」がなくなって、ひとつの「例」として保存されてしまうからです。言葉よりもイメージのほうがより直接的であり、影響 力が強いためです。花を大切に育ててほしいということを伝えるつもりで、「花の茎を折ってしまうと枯れてしまいます。だから、花を扱うときはやさしくしま しょう」と言いながら、茎が折れている写真と花が枯れている写真を見せ続けると、茎が折れているイメージ、花が枯れているイメージが言葉から切り離され て、保存(肯定)されてしまうのです。
 さらに、最近の幼稚で残忍な犯罪を考えると、幼児期に育てるべき判断力を育てられていない状態で12歳を過ぎてしまっている子供大人が異常に多いように 思われます。考える力を育てることができないと、判断力は育てられません。そして、判断力がないままに大きくなって活動範囲が急速に広がると入力される情 報が急激に増加しますので「見せない教育」は通じません。すると、判断できないものを歯止め無く目にする(入力する)ことになります。判断力のない状態で は見たものやイメージしたものは善悪の区別無く頭(心)に保存され何の抑制もなく再現されます。そして、体はその再現イメージを無意識に真似するのです。 最悪のイメージトレーニングです。このような危険防止のためにも幼児期での「考える力」の養成は急務であり教育の原点でもあるのです。今の子供たちを見て いる私の実感としては、小学校五年生くらいまでに、この力を付けてあげないと手遅れになると感じています。そういう意味でも小学校時代に育てるべき力は判 断力の素となる「考える力」なのです。言い換えるならば小学校時代に育てるべき力は、小学校時代に目にするものに対する判断力ではなく、「見せない教育」 が通じない中学以降に急激に増加する情報(恐怖映画や種々雑多な漫画や雑誌も含む)に対する判断力の素となる「考える力」なのです。小学校時代にこの力を 育てられないと拠り所のないままに一生を過ごすことにもなりかねません。自分の価値基準(判断基準)がなければ他人の価値基準(判断基準)を使うしかない からです。この意味でも、小学校時代の教育は一生を左右するほどに大切なのです。
 アシュレイ・モンターギュ『暴力の起源』(The Nature of Human Aggression, 1976)の中に興味深い記述があります。「ロッド・プロトニクによると、現在のところ攻撃的反応を学習する機会のなかった動物に対する脳刺激で攻撃的反 応を発生させた実験はないという。(中略)リチャード.D.サイプスの130の異なった社会についての調査によると、好戦的行動が認められるところでは、 戦闘的スポーツが典型的に認められ、戦争が比較的まれなところでは、戦闘的スポーツが欠落している傾向がある。」
 全ての教育者は、注意深く参考にすべき貴重なデータだと思います。
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-3    
■体は頭の真似をする
 私達の頭は、見えたものをまずは受け入れるようにできています。なぜなら、見えているものを受け入れなければ、瞬時に反応したり、行動したりすることが できないからです。判断するのは、受け入れた後の意識的な選択になります。判断をする前に目の前のものを受け入れるのは、危険回避(生命維持)のためにも 必要なことなのです。したがって、それが実物ではなくても、目に入れば実際にある物だと思ってしまいます。ですから、実際にはない物でも合成写真などを見 続けていると、「あり得る」「あっていいはずだ」「あって当たり前だ」「絶対にある」「あるべきだ」「なければならない」ということにつながっていく可能 性を持っているのです。最近でも、人が空を飛ぶ場面を見続けた子供が家の屋根から実際に飛んでしまって大怪我をしたというニュースがありました。これは単 純に真似をしただけかもしれませんが、頭(体)が「人間は空を飛べる」ということを受け入れた結果による行動かもしれないのです。また、入力量を多くする と、意識しないうちに「していいんだ→すべきだ→しなくてはならない」となることも容易に推測できます。よく、映像は頭の中に焼きつくといわれますが、こ れは「人は目で見たことを無意識のうちに受け入れてしまうようになっている」からなのです。そして、それが原形イメージとなり、その後の反応の素になるの です。だからこそ、豊かな原形イメージを育てなければいけない時期に暴力的な映像を見せてはいけないのです。子供が目にした映像は、好むと好まざるとにか かわらず受け入れられ、原形イメージとしてココロに保存されてしまうからです。アメリカなどでは子供に暴力シーンを見せないように制限しています。これは 立派な教育方針です。日本にも「子供の前でみっともない」という言い回しがありますが、この感覚は非常に大切なのです。見ることができるからといって、す べてを見せていいわけではないのです。ちょっと確認してみましょう。例えば、私達は長い間ずっと目の前にあった物がなくなると、「どうしてないの?」と思 います。「あるのが当たり前なのに」「あるべきなのに」「なければならないのに」という感覚が生まれていたからです。この長い間目の前にあった物が花だっ たら素敵ですが、それが拳銃だったとしたら、ゾッとします。(この場合の拳銃と同じ位に危険なことが幼児期の高速学習・特に高速計算です。速さを求める学 習は、実は考えない訓練・判断しない訓練をしていることになるからです。考えずに条件反射的に処理しないと速くならないからです。)
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-2    
■学力の素
 学力の素と言うと何か商品のようですが学力の素はどこにも売っていません。なぜなら、学力の素はタダだからです。学力の素は体験的に入力されたイメージ だからです。学力の素は言葉だと言われますが、表面的な言葉と読んでしまうととんでもない誤解を生みます。そこには深い意味が隠されているのです。言葉だ けを独立して覚えても意味がないし使えないのは前述の通りで、イメージに添えられた言葉でなくてはイメージを再現できないので使いものになりません。次の 図表を見て下さい。10個の要素を持っている情報はココロで10個に分けられて保存され、連絡網で結ばれます。ところが2個の情報しか持っていないならば 2個です。もちろん体験的情報は多数の要素を持っているので多数の情報網を作ることができます。知的情報とは雲泥の差です。このように体験的学習は格段に 多量の情報を分解してイメージ処理しているのです。
 イメージできない言葉は理解できない分からない。だから、豊富な言葉がタグのように付いている原形イメージを育ててあげることが学力の基礎となる。「教 育は言葉を添えて目で分からせる」例えば「雲があるね」ではなく「フワフワっとした綿飴みたいな雲がポッカリ浮かんでいるね」と言ってみる。
 このようにして、豊富な言葉を添えた原形イメージを蓄積することが「分かる・理解する」ことの基礎になるのです。そしてココロを作るのです。体験が大切 だと言われる理由は原形イメージを作り出す最も効果的な方法だからなのです。そして、体験を効果的に学力の素に変換するには言葉を添えてイメージの再現性 を高めておくことが必要なのです。この再現力を私達は学力と呼んでいるのです。ですから「学力」は豊かな言葉を添えて様々な体験をさせることで育っていく のです。入力にも出力にも言葉はよききっかけとなるのです。体験が同じでも豊かな言葉を添えることで計り知れない応用が利くようになるのです。なぜなら、 人は言葉を最も頻繁に使うからです。特に勉強するときには基本の基本となるのです。ですが、だからと言って、目に付くところに漢字表や年表などを置くこと は止めて下さい。目に付くところには花や素敵な写真を置いておくことが大切です。すると、説明しなくても花がないと寂しくなり花を大切に思うようになるの です。これが教育です。計算や漢字ではココロを育てる教育はできないのです。
2010年01月08日..............................................................
●視覚イメージと学習の関係-1    
■言葉のトリガー理論
 「言葉はイメージを導くための引き金(トリガー)である」というのが「言葉のトリガー理論」です。私達の頭の中にあるのは言葉ではなくイメージだということです。言葉は本体(感情再現or感覚を伴うことが出来る視覚イメージ)を引っ張り出す記号に過ぎない。
・本体は原形イメージであり、原形イメージは、五感で再現できる感覚を伴っている再現可能な豊かなイメージでなければならない。
・トリガーだけを、どんなに増やしても、豊かな原形イメージがリンクしてい(再現できる状態で)なければ全く意味がない。また、物理的にも高速多量の入力は不可能である。
 つまり、高速多量に入力していると思っている知識はトリガーだけという思考の源にはならないモノだけということだ。
 だから、幼児・児童期の知的系統的教育は「百害あって一利なし」なのである。
 逆に、言葉というトリガーが少なくても(極端な場合にはゼロでも)本体が豊かであれば(感じ味わうことを意識していれば)それらを表すトリガーは、後か ら幾らでもリンクさせることが出来る。重要なのは、どれだけ深く繊細に感じ味わうことをしてきたか、そして、意識してきたか(これが味わうということ)で ある。
・読解力とは、視覚イメージと言葉(国語なら日本語、算数なら式、理科なら実験や自然)を自分が納得できるレベルでリンクしているかということである。
・雨が降った:y=ax+b
・大粒の雨が降った:y=2x+b
・大粒の雨が一粒降った:y=2x+3
・大粒の雨が私の額に一粒降った:y=2x+3(0<x<5)
※どちらも情報再現(殆どは視覚イメージ再現)のための記号(手段)である。
2010年01月07日..............................................................
●全教科を読解できる力・本当の読解力    
■算数的内容の理解方法とは「視覚イメージの細部:単数の視覚イメージを細部に注意して見ている」を意識することです。そして、イメージ操作を加えます。 イメージの移動・変形・連想・比較ですね。このイメージ操作を算数の言葉にしたのが計算式です。文章→計算式ではすぐに行き詰まってしまいます。文章→絵 図(絵図の変形)→計算式は何にでも応用が利きます。
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■国語的内容の理解方法とは「視覚イメージの流れ:複数の視覚イメージを細部に注意することなく流している」を意識することです。すると、細部に注意しな いことで流れを意識しやすくなるのです。「内容」と呼ばれているのは「流れ」のことです。ですから、国語の読解力とは視覚イメージを操作ではなく再現とそ の移り変わり(流れ)に重点を置くことなのです。
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■使う能力(視覚イメージの再現と操作)は同じですが注意すべきポイントが違うのにポイントのシフトをしていないからです。ギアチェンジをしないで山道と高速道路を走ろうとしているから効果が現れないのです。
■楽しい「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」という中間形(プラットホーム)を知っていると修飾の少ないの数学にも修飾の多い文学にもどちらにも簡単に移行できます。視覚イメージは思考のプラットホームなのです。
ですから、どんぐり倶楽部には国語の問題はないのです。テスト用(受験用)には設問解釈という学力を点数に変える方法を別に学習しますが、これは学力養成ではありませんので不要な人はしないほうがいいです。
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<表現力も全く同じ力:視考力を使います>
視覚イメージの言葉などでの説明が表現力です。ですから、要約する場合なら視覚イメージを簡略化してその簡略化した視覚イメージの説明をすればいいのです し、長文ならば視覚イメージを細部まで表現すればいい。感情なら人物の視覚イメージを良く見て説明すればいいのです。変化させるのは言葉ではなく視覚イ メージなのです。言葉は視覚イメージの説明に過ぎません。説明する対象を変えれば説明の仕方は当然変わるのです。それなのにイメージをそのままにして表現 だけいじってもそれは言葉の言い換えであるだけです。
つまり、表現力養成とは実は、豊かな視覚イメージを味わうことなのです。すると、伝えたいことが出来たときに、その伝えたい豊かな視覚イメージをどうやっ て表現するか・変換するかを自力で工夫します。それが、表現形式となります。既存の表現形式を試すこともあるでしょうが、最終的には作り出す必要がありま す。そして、そのためには、豊かで確かな自分の視覚イメージが必要なのです。
従って、本当の表現力養成もまた、感じること、味わうこと、視覚イメージを再現して楽しむこととなります。全ては一つの力・視考力養成につきるということになります。もちろん、感味力の保持は大前提です。
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算数と国語+α...使うのはみんな同じ力
2010年01月07日..............................................................
●教具を使わない理由-3(必要な生活「本当の遊び」の中で)    
■幼児教育で使われている教具の最大の欠点は量産品であるということに集約されます。
 つまり、教える方や販売する方にとっては都合のいいものですが、受けとる方(子供自身)にすると、自然物と比べて格段に貧弱な個性のないモノであるとい うことです。これは、子供の同時並行的に進行する進化の中でも、最も大事な多くの種々雑多な具体物から共通点を見いだして統合してゆくという帰納法をマス ターする思考回路作成のチャンスを奪ってしまう危険性があるということです。
 一目見ただけで整然と分かるように、初めから整理されていなければ受け付けない(思考対象にしない)という致命的な「(ゼロからの自力での)思考を億劫がる癖」を育てる可能性が大いにあるのです。
 基本的に、生きた日常生活の中の遊び(テレビゲームなどの人工的な遊び[特に人工的に時間を制御されているもの]は除く)を通して生き生きと吸収できることを、「教具」を使ってさせる積極的な意味(敢えてすることのプラスの意味)は厳密に考えると一切ありません。
 これ(表面的なデキルデキナイでは結果的に同じ現象になること)が、本当の「遊び」の中でなされる場合は、自力での「気付き」と「発見」の連続の中で、 楽しみながら豊かな感覚と同時に応用の効く本当の力を獲得していきます。大切なのは、自力での「気付き」と「発見」なのです。例えば、大きさが違う石でも 何個か分かること(に気付くこと)が大切なのに、同じ大きさの物でしか数が分からなくなる危険性を持たせることに意味はありません。ですから、基準をブ ロックやドットや玉(珠)などにしてはいけないのです。
※もちろん、十分に「遊び」の中で味わった後ならば、整理する意味で教具を使うことは効果があります。しかし、これは日本の小学校で十二分になされている ことですので、家庭学習では全く必要ないということになります。必要なのは、整理するための授業の前にキチンと遊ぶこと、つまり、先行学習ではなく準備学 習となる「本当の遊び」を味わっておくということです。
■「どんぐり倶楽部」には「不要なものは作らない」という不文律があります。例えば「九九表」にしても「どんぐり倶楽部」では「三角視算表」という36個 しか使いませんし、漢字の練習に使う「塗り絵漢字筆順帳」も1年生用しかありません。不要だからです。幼児・児童期には、不要なものを使って、貴重な時間 の浪費をしている暇はありません。何といっても、一生使う思考モデル(思考回路)を作る時間なのですからね。
2010年01月07日..............................................................
●教具を使わない理由-2    
■「数量感覚を育てる」というお題目をよく耳にします。これは「本当の数量感覚を感じる」にしなければ勘違い教育の先駆けとなってしまいます。悪くする と、似非数量感覚が育ってしまい本当の数量感覚は使われなくなってしまう可能性さえあります。「何を言ってるんだ?」...でしょうか。
 簡単に検証できますので、今この場で検証してみましょう。今回は数量の「数」を見てみましょう。
 勘違いの発端は、私たちが、物を触れば、個数が分かるとか、見れば個数が分かるとか思い込んでいることにあるようです。
 私たちは触っても、見ても、個数は分からないのです。ここでいう「分からない」は実感できないという意味です。幼児・児童期の学習は体感学習でなければ 意味がありません。というどころか、全ての基礎となる感覚養成ですので、この感覚養成が勘違いをベースに育てられてしまうと限りない弊害を招くことになり ます。
 では、まず、「触れば分かる」の勘違いを検証しましょう。私たちの感覚(触覚)の中では、認識する(対象を判別する)点においては、指先が最も優れてい ます。敏感さから言うと粘膜ですが敏感すぎても意識的なコントロールが出来ないので認識することにおいては劣ります。そこで、指先を使った実験です。「触 れば分かる」...本当でしょうか。物があるのは分かります。その材質もかなり高度に分かります。記憶にある物でしたら一部分を触っただけでも全体を再現 することも出来ます。ですが、個数は...分かりません。触って分かるのは 1.寒暖 2.圧 なんです。この2点においては非常に高度な分析が出来ま す。「1.2.から→痛み」も感じることが出来ますが、今は検討対象にはしません。従って、凸凹や材質の差異は分かります。ですが、個数は...分かりま せん。
 では、検証します。箸か鉛筆か爪楊枝を5本ほど用意します。目を閉じて、指先で材質や表面の凸凹を確認します。よく感じることが出来ると思います。で は、数本をまとめて、指先に当ててみて下さい。何本が当たっているのか分かりますか?感じますか?...無理です。感じるようには出来ていないからです。 通常は10本の爪楊枝で検証します。全く分かりません。「分かる」と言う人の場合でも、よく説明してもらうと、数を感じているのではなく、押されている面 積から受ける圧と一本当たりの面積から受ける圧を比べて大体「◯倍なので◯本かな」という具合です。
 次に、「見れば分かる」の勘違いを検証しましょう。これも爪楊枝を使います。本来は、竹籤の長さを変えて10本作って使う方がいいのですが、今の時代は 竹籤が手に入りにくいので爪楊枝にします。数本を目の前に並べます。何本か見て分かりますか?殆どの人は「分かる」と言うでしょう。では、右側に数本縦に 並べて、左側に数本横に並べて、置いたものを見て下さい。。何本か見て分かりますか?...数えていませんか?...つまり、分からない、感じられないと いうことです。...無理なんです。感じるようには出来ていないからです。
 ところが、確実に分かる(感じる)方法があるんです。そう、指そのものを使う(感じる)ことです。人間の部位で10を感じることが出来るのは指だけで す。逆に言うと、指が10本だったので10進法が出来たのですから、指だけが唯一の数を感じることが出来る部位であることは当然であり自然なのです。
 ところが、教育界ではどうでしょうか。「いつまで指を使っているの」という、幼児・児童期には絶対に使ってはいけない禁句をよく耳にします。勘違いが常識化しているからです。
 まずは、御自身で検証してみて下さい。
※ちなみに、私自身は、一度感覚を失い、その感覚が再生する(再度発現する)過程を2002年◯現在まで毎日実感していますので気付いたまでです。
<関連記事:指折算:他のブログより>
驚き!
感激!
■もちろん「指折算」は「デンタくん」に進化し、必要ならば「横筆算」も瞬時に進化します。
「指折算」→「デンタくん」→
「横筆算」
<関連記事:日記より>
2010年01月06日..............................................................
●教具を使わない理由-1    
<どんぐり倶楽部の掲示板より>
■「百玉そろばん」について
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[2247] 投稿日:2006/02/07(Tue) 00:07  [関東]
いつも掲示板を読ませていただいています。幼稚園年長の男の子の母親です。お忙しいところすみませんが、先生のご意見をおきかせくださると有難いです。 「百玉そろばん」がうちにあるのですが、どんぐり問題の数が多くなってくると、絵ではなく百玉そろばんを使って考えたがりますが、例えば
<0MX89:年長さん向け...どんぐり問題>
赤い花と白い花があります。合わせるとみんなで24本あります。また、赤い花は白い花より6本多いです。では、白い花は何本あるのでしょうか。

という問題で、最初に24個の玉を用意しておいて、その玉を何度も動かして組み合わせてみて、9と15という組み合わせにすれば一方が6多くなる、という ことに気付くという具合です。私としては、楽しんで絵を描いてほしいなあ・・と思い、答えを出すことを急かしたりしているつもりはなく、「答えではなくて 絵が大事なんだよ」と言っているのですが、息子は、答えを早く出したい、絵をたくさん描くのが面倒、そんなにたくさん絵を描かなければいけないのならやり たくない、という感じなので、ついついそろばんでやらせてしまっています。(問題を考えること自体は好きな様です。絵を描くことにはあまり興味がないよう で、ごくたまに描く程度です。工作は大好きでほっておいても自分でしょっちゅう何か作っているのですが・・)。ちなみに、今まで、息子に早期教育に関する ものや公文などはやらせていません。こういう場合、絵に描かずにそろばんを使っても問題ないでしょうか。それとも、やはり絵を使って解かせたほうがいいの でしょうか。絵を描いて解くのが面倒、という状態は年長児として問題ありでしょうか・・・(私の接し方が息子をそうさせてしまっているのでしょう か・・・)。
<返信&アドバイス>
2010年01月05日..............................................................
●「2才児神話」の崩壊    
■記憶力のいいときに出来るだけ大量に記憶させようという考えを持っている教育者や保護者がいます。あるいは、幼児期の優れた記憶力を持続させようとする 人もいます。これは「もったいないから乳歯を鍛えてそのままずっと使おう」ということです。もちろん、これは永久歯の邪魔をしている不自然で有害な考えで す。これでは、どんなに永久歯が健康で順調に育っていても強力な乳歯が邪魔をしていては永久歯は出て来ることはできません。出てきたときには歪な形になっ ています。生え替わる自然な時期というものがあるからです。知識の集積は思考には発展しません。要注意です。材料だけでは何もできないのです。→「分か る」ということ・「考える」ということ・「判断する」ということ
<知的早期教育・能力開発について>
■人間の歯(頭の一部)が乳歯から永久歯に生まれ変わるように、人間の脳は乳脳から永久脳へ生まれ変わります。乳歯は構造は同じですが永久歯とは性能が違 います。乳歯は永久歯とほぼ同じ働きをしていますが永久歯が出来るまでの代用品に過ぎません。どんなに鍛えても乳歯は消滅するのです。ですから、乳歯は鍛 えるのではなく永久歯がしっかり生まれてこれるように健康を保っておくことが大事なのです。乳脳も永久脳とほぼ同じような働きをしますが、視考力(イメー ジの移動・変形)が未熟なので、代用としてイメージの再現力(幼児期の特異な優れた記憶力は視考力の代用なのです)を多用できるようになっています。
 ところが、この能力(2歳児を天才だと思う人が多い理由もココにあります)は、イメージの移動・変形をする力(視考力)の熟成を終える時期までの代用能 力なのです。ですから、幼児期の優れた記憶力は才能ではなく自然な代用品なのです。また、消滅する(視考力にバトンタッチする)のも自然なのです。
消え去ると分かっているものを、優れているからと鍛えても害になるだけです。永久歯が6歳から生え始めて12歳で完成することも永久脳の成長と符合してい ます。※五感のイメージの移動・変形についても考えました(触覚思考・味覚思考・嗅覚思考・聴覚思考・視覚思考)が、やはり格段に優れている(再現性・確 定性・移動変形が簡単である)視覚思考が人間本来の思考力のようです。
※視考力(イメージの移動・変形)は理解・予測・類推・発見を促します。
■永久脳の育て方:人間が人間たる所以は抽象思考が出来るからです。この力がなければ人間らしい予測や判断はできません。意識的に未来を生きることが人間 の証なのです。では、なぜ人間は、抽象思考が出来るのでしょうか。それは、正常であれば、12歳までに小脳でのイメージ操作(移動・変形・連想・判定)機 能が発達するからです。それまでは大脳が具象物を抽象化する(イメージ化)練習をしているので、こちらの力(反射的記憶力)が優れていますが、小脳での思 考(イメージ操作)が出来るようになると、反射的記憶力に使われていたエネルギーは思考に回されることになり、外見的には反射的記憶力が劣ってくるように 見えます。しかし、これは自然なことであり、この過程(乳脳から永久脳への生まれ変わり)がなくては正常な発達はできないのです。二才児が天才に見えるの は普通のことなのです。条件反射的記憶力が優れているのはイメージ化の練習をたくさんしているからに過ぎないのです。ですから、この力は年齢とともに消え 去る運命にある力です。また、自然にプログラムされている時期に消えなければ永久脳の発育に支障をきたしますので、この力を才能と勘違いして鍛えてはいけ ないのです。いつまでも(時期はずれな時まで)使ってはいけない力だということです。そうでないと、人間本来の永久脳が健全な発達を妨げられてしまいま す。まさに、乳歯が適当な時期に抜け落ちないと永久歯の発達に支障をきたすことと同じです。
<参考:吸収期:9歳を前後に3年間:6歳◯12歳>
乳歯だけにある時期です。永久歯と入れ替わるために、「破骨細胞(はこつさいぼう)」という細胞が現れます。これは文字通り、骨を壊す細胞です。乳歯の根 のところを吸収していき、永久歯が出てこられるようにするのです。だから乳歯が抜けたときは、歯の頭の部分(歯冠)しか残っていないのです。
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■早期教育を支える貧弱な理論
■IQ130 以上も異常ということを知っていますか?
<重要資料>央教育審議会1998/01/29議事録
「幼児期からの心の教育に関する小委員会(第11回)議事録」
2010年01月05日..............................................................
●絵コンテ読解方式で解く良質の算数文章問題    
■絵コンテ読解方式とは
 絵コンテ読解方式(どんぐり方式)とは、パターン立式学習とは異なり、どんな問題にでも対応できる多様な思考回路そのものを育てるために、文章を絵図化 し、視考力(目で考える力)を自動的に活用できる状態(視覚イメージの再現・操作を簡単に出来るように絵図そのもので考える状態)を保ちながら思考力養成 をする方法です。子供も大好きな「お絵描き」をするだけでいいのですから負担になることはありません。
※絵図を描かずに「分からない」「難しい」「習っていない」「足すの?引くの?」「ヒントは?」等の言葉が出てきたり、文脈を無視して計算を始めたりする場合は、今までの学習をリセットする期間を設けた方がいいでしょう。詳しくはどんぐり倶楽部のHP参照。
 また、学年相応の適度に精密な読解力と論理的思考力を育てながら感情再現もできるように、様々なキャラクターや架空の設定を取り入れた楽しい物語仕立てにしてあります。
 問題を解くに当たっては、出来る限り具体的な絵図を自力で描き、操作することで、具体的に悩み工夫する(考える)ことが重要になります。
※学力の伸びをサポートする感味力(感じ味わう力)をマヒさせる線分図のような簡略図は描かないようにしましょう。
 こうすることで、考えるための集中力と、考え続ける忍耐力を自然に養成できるのです。
 式や答えは、絵図の再現・操作を算数語に翻訳したものですから、思考力養成とは根本的に異なりますので重要ではありませんし、低学年では肝心な思考力養成の邪魔になることもありますのでご注意下さい。
※立式が必要な場合は、高学年で短期間の立式練習を集中して行います。
 低学年から視考力を活用した思考力養成をしていると、中学受験をする場合に必要となる危険なパターン学習でさえも、何の弊害もなく消化吸収することが出 来ますが、順番(学習の優先順位)を間違えると、典型的な弊害である「見たことのある問題は解けるが、見たことのない問題に出会うと考えようともしない」 という応用力のない典型的な「伸びない頭」になってしまいますのでご注意下さい。
■参考にして考える...ではなく
 これまで、絵図を参考にして考えることは広く行われていましたが、絵図そのもので最後まで考え抜くことはなされていませんでした。ところが、この最後ま で絵図で考え抜くということこそが、多種多様な思考回路を作るためには絶対不可欠な要素なのです。また、与えられた絵図ではなく、自分のオリジナルの絵図 を描き起こして、その絵図を使って複写・移動・変形・比較という、具体的な操作(思考)をすることで、求められている答えを見えるようにしていくことで論 理的な解法を自力で探し出すこと(思考回路作成)が出来るのです。
■答えが見えてくるまで待つ(絵図を見続けながら工夫する)だけで
 人は言葉や文字を引き金(トリガー)にして視覚イメージを再現すること(言葉のトリガー理論)で情報を理解し、その再現した視覚イメージを操作すること で整理・類推を可能にします。この視覚イメージの操作が思考です。ところが、この視覚イメージの再現と操作を頭の中だけですることは能力とは関係なくエネ ルギーを大量に消費してしまいます。そこで、再現と操作を絵図に描き出す(外部記憶装置を利用する)ことで無駄なエネルギーを使わないでいいようにし、全 エネルギーを思考そのものである視覚イメージの操作に当てるようにするのです。絵図を描くと簡単に分かってしまう(答えが見える)のも、様々な解き方がヒ ラメクのも、有限なエネルギーを思考に集中させているからなのです。ただし、絵図を見続けて工夫しようとしなければ、目が考えてくれる自動思考(視考力) は働き出しません。
■誰だって、楽しく入試問題も解けるようになる方式
 次に紹介する解答例は「2008夏休み無料添削講座問題」として中学入試問題や高校入試問題をキャラクターだけを変えて出題し、受験勉強を一切したこと がない小学生が絵コンテ読解(もちろんノーヒント)で解いたものです。これが、絵コンテ読解方式で良質の算数文章問題を解いていると自然に育つ力の一つで す。
<絵コンテ読解例:麻布中入試問題>
 HPでは多数公開していますが、こんなことは「どんぐり倶楽部」では何も珍しいことではありません。無駄な学習をせずに子供の成長にあったタイミングで 楽しく思考回路作成(思考力養成)をすれば、誰もが同じように成長するのです。ヒントは一切与えないのですから、指導力は関係ありません。大切なのは、思 考力養成の正しい理論と、その理論に沿った正しい手法なのです。その上で出来ることと言えば、ストレスを与えずに学習できる環境を整えてあげることくらい です。
■キーワードは「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」
 子供が本来持っている力を稼働させるために、親が出来ることは、子供にストレスをかけずにゆったりと「待つこと」です。最初の一歩が待てないばかりに、 いつまで経ってもヒントを待ち、教えられたことしかできない他力本願脳を育ててしまっては「もったいない限り」です。未知の問題を前にすると考えようとも せず、条件反射的に「分からない」「習っていないから出来ない」という反応を示すようでしたら、早急に学習方法を見直して下さい。能力の問題ではありませ ん。 どんぐり倶楽部のHPでは数多くの対処法を書いてありますが、ここでは一つだけ書いておきます。
 親御さんが、お子さんの隣で、違う問題を面白おかしく、子供よりちょっと下手な絵図を大きく「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」描いて楽しんでいる姿を見せ 続けてください。文字を絵図化すれば分かるようになるんだということを、言葉の説明ではなく疑似体験させる(体験の共有する)ことで、最初の一歩が踏み出 しやすくなるからです。
■1週間に1問...これが効く!
 問題を数多く解くことは、お勧めしません。数多く解こうとすると、最短距離を取るようになりますので、折角の多様な思考回路作成の時間を単純回路の強化 をする時間にしてしまうことになるからです。問題が解ければいい、あるいは、速く解けた方がいい、また、無駄はないほうがいい、というのは、思考回路作成 を終わってからの学習方法です。今は、どれだけ多様な回路を作ることが出来るかが勝負なのですから、解けることではなく、問題をキッカケ(材料)にして、 どれだけ楽しみながら、寄り道・脇道・回り道が出来るかが重要であり、この経験が将来の多様な思考力の源になるのです。
<解き方>
<注意:見えるように描く>
1.一度で読みとることが練習なのに「何度も読みなさい」「読めば分かる」は最低の指導です。
「一度しか読んではいけません」「絵図にしたら読み返してはいけません。絵図で考えましょう」が基本です。「読書百遍意自ずから通ず」は「読書百遍義自ず から見(あらわ)る」とも言います。「見えるようになること」が大事なのであって何度も読むことが大事なのではないのです。
2.語句の説明以外のヒントは厳禁です。ヒントを一切貰わずに、白紙から生み出す自力で描いた絵図を使うことによる100%の自信とオリジナリティーが応用自在の本当の学力を養成するのです。
3.直ぐに復習はしない。絵図で考えた問題は無意識下でも考え続けていますので、時間をおいて再挑戦することをお勧めします。夏休みの定番として「分から ん帳」を消化するようにしましょう。もちろん、そこから新しく「分からん帳」行きの問題が出てきても結構です。「分からん帳」は最終的に、お子さんの弱点 だけが具体例付きで集まっている世界で唯一の最も効果的な問題集・参考書になります。そして、小6の夏に消化します。
4.絵図が描けていれば、式は不要です。
 計算式を書かせるのは、本人が書きたいという場合だけにして下さい。簡潔な記号のような絵図ではなく、生き生きとした絵図であることが思考力養成には効果的です。「見やすい」よりも「楽しい」が格段に大事です。
※十分な思考回路が育っていない時期から、計算式を書かせていると「式が思いつかないから解けない」という”立式病”にかかってしまう場合がありますので御注意下さい。
※答えが分かっても、絵図を描いて答えに辿り着くまでの過程を見ること(体感すること)が自在に使える応用力を育てます。
5.幼児・児童期の三大厳禁学習「徹底反復・高速学習・大量暗記」は出来る限り避ける。
※特に幼児・児童期の「スラスラ出来るように◯」はお勧めしません。不要なことをする事による貴重な時間の浪費と危険な単純回路強化は12才以後にしてください。0-12才の間にそんなことをするメリットはデメリットを考えると微塵もありません。
※計算方法は、体感を伴う方法で反復練習が不要で一生忘れないうえに、どんな計算にでも使える「デンタくん」がお勧めです。
2010年01月05日..............................................................
●2つの個性と個性の勘違い    
■個性というのはその子の「できること」ではありません。
 個性というのは、その子が自然に無理なく楽しめること・面白く感じる能力のことです。なぜなら、全ての人には全ての能力が与えられているからです。です から、何かが出来るという意味では(同じ能力が備わっているという意味では)個性はないのです。従って、個性とは「楽しむ力」のことだと考えるとよく分か ります。
■第1個性とは、その子が持って生まれたテンポのことですが、第2個性である「好み」を一般的には「個性」と呼んでいる人が多いようです。ですから、子供 の個性とは親が子供に植え付けた快・不快の感情から生まれた「好み」のことになります。独創性は「好み」の追求から生まれます。「好み」は快・不快経験か ら作られます。ですから、才能を結実させたければ何かを「させる」のではなく「快体験」を多く持たせ「好み」の幅を広げておくことが大切です。
そして、才能は伸ばすものではなく成熟するのをまつものであることを肝に銘じておくべきです。子供の特性である反復行動は納得するため(納得回路を作るた め)であって知的系統的学習(覚え込ませること)に使うべきものではありません。一つのことを本当に納得するまでゆっくり見守ることが親の役目です。その 子の個性と子供の特性を間違ってはいけません。個性(第2個性)は育てることが出来ますが、特性は育てることが出来ないからです。
 また、第1個性である独自のテンポは先天的なものなので生涯にわたって変えることは出来ませんし、変えようとしても効果はありません。これら2つの個性のことを知ったうえで子育てと教育を考えると無理なく無駄なく効果的な接し方が自然に見えてきます。
2010年01月05日..............................................................
●「子育てと教育の大原則/T.Itoyama著」より    
<「子育てと教育の大原則/T.Itoyama著」より抜粋>
 安定した感情は学力の素であると同時に人間的な行動をも制御する最重要機能なのです。早期教育で唯一、長期的な効果を見られるのはこの感情教育だけで す。多量の知識を消化したり、スピードをつける訓練をしたりする「知的系統的教育」の早期教育を謳っている人が未だにいますが、長期的な効果は認められ ず、弊害だけは数多く報告されています。海外では常識ですが日本では意図的にこのような情報は遮断されているようです。日本屈指の早期教育推進者であった ソニーの創設者・井深大氏でさえも最晩年に「知的教育は言葉が分かるようになってから、ゆっくりでよい、という結論になった」(1990年4月28日付朝 日新聞夕刊)という文を新聞に発表したことは専門家の間では有名です。
■言葉はメージ再現のための記号です。
 言葉は余りにも頻繁に使われているので言葉そのもので理解したり考えたりしていると勘違いしている人もいるようですが、言葉自体には何の意味もありませ ん。言葉はイメージ(殆どの場合が視覚イメージ)と繋がっているときにだけ効力を発揮します。ですから、決して言葉自体を伝えることが目的であったり、言 葉さえ知っていれば分かるということはないのです。「何度言ったら分かるの?」という言葉が意味のないこともこの点を知っているとお分かり頂けると思いま す。分からない場合は、話をしている方の言葉が、子供のメージ再現に役立っていないからです。ですから、言葉を変えてあげると解決します。そして、その時 のポイントは子供がメージ再現しやすい言葉を使ってあげることです。言葉本来の使われ方を考えれば子供に対して使うべき言葉は自然に決まってきます。目に 見えるように話すことが「親の役目」です。記憶力がいいからとばかりに新しい言葉をたくさん教えても、体験が追いつかないのですから「知識の空回り」が起 きることは必至です。
■子供時代の記憶力は、思考モデルを作るための一時的な記憶力であり、多量の知識を暗記するためのものではないことを知っていなければ、危険な学習を強い ることになります。そして、その一時的な記憶力が役目を終えて無くなったときに愕然とするのです。ですが、最も被害を受けるのは子供自身です。
思考モデルを養成すべき時期に暗記を強いられた頭は、思考という機能発達が出来ないままに思考の臨界期を迎えることになるからです。
■人間としての必要条件は、思考できる頭です。どうか、この思考するという機能発達の妨害だけは止めて下さい。子供時代の記憶力の優秀さは暗記するための ものでは決してありません。思考するという機能を稼働させるための回路作成のためのものなのです。くれぐれも使い方を間違えないようにしてください。幼 児・児童期の記憶力の良さは誰もが経験することです。そして、その記憶力が失われることも誰もが経験することです。これらは当然のこと(自然なこと)なの です。つまり、幼児・児童期の記憶力の良さは暗記するために使うべきものではないということです。幼児・児童期の記憶力の良さは暗記のためではなく「思考 モデル」を作るためのものです。多量の知識よりもじっくり体験することを心がけましょう。知識が思考につながると思っていると「どうして多量の知識を与え ているのに頭がよくならないのだろう」と、ヘンテコリンなことを考え、子供に八つ当たりをすることになります。知識が思考につながることはありません。
正確には薄っぺらな知識(どんなに詳しい説明でも体験から得られる情報に比べると比較にならないほど貧弱で単純な知識という情報)の積み重ねは思考にはな らないということです。暗記と計算は最も単純な作業です。思考からは最も離れている機能しか使いません。暗記はコピー機能ですし、計算はどんなに複雑に見 えていても「十の補数と九九」しか使っていません。この二種類のことしかしていなくて思考力が養成されると思うのは、二種類の石だけで家を作るようなもの です。ガチガチの何の特色もない貧相な家は出来るでしょうが、そこにはオリジナリティもなければ遊びもなく、何の楽しみも見いだせないでしょう。では、 「知識は不要なのか?」と迫ってくる人が出てきますが、そんなはずはありません。そんなはずはありませんが、必要な知識は教えられなくても吸収しているの です。ポルシェやフェラーリを知らなくても車の話は出来ますし。車を作ることだって出来ます。知識や計算が思考力養成に役立つというのは根本的で致命的な 勘違いです。この勘違いを修正しない限り教育は子ども自身の力による偶然を期待する偶然教育しかできません。
■私は、全ての子どもに「人間の証」である「人間らしい判断力を含む思考力」を身に付けて欲しいのです。ですから考える力の養成方法をキチンと理解し、キ チンと教育をして欲しいと思っています。しかしながら、日本には思考力養成の理論がなかったのです。なかっただけならば、工夫をすればどうにか個別に対応 できていましたが、今は違います。間違った理論が浸透してしまい、工夫することもなく、子どもの反応を見ることもなく、盲目的に知識と計算に走っていま す。危険この上ないことが見えないのです。間違った理論が浸透する裏には貧弱な評価基準があります。評価基準が貧弱であるにもかかわらず、その評価に合わ せることが学力だと思っているから危険なのです。
■「計算は速い方がいい」「知識は多い方がいい」◯◯本当でしょうか?全く逆です。少なくとも12才までは「計算は速くてはいけない」「知識は多くてはい けない」なのです。時間をかければ「計算を速く」「知識を多く」することは100%できます。ですが、不要なことに時間を使っているほど子ども達の大切な 時間は長くはないのです。
■日本の学校の先生方は優秀です。全国にPCも配備されています。理論と手法はどんぐり倶楽部にあります。実践報告も家庭から公立小学校まで出揃っていま す。日本の教育は一瞬で変わることが出来ます。先生達の負担は軽くなり、子供達は明るくなり賢くなります。費用はゼロです。やってみる価値はあります。
2010年01月05日..............................................................
●異常な学習による「負のスパイラル」を防ぎましょう    
●「脳の活性化」や「2才児神話」に踊らされている場合で(そんな余裕)はありません。
<注意>
「脳の活性化」神話の崩壊...活性化するという意味に「良い」という意味は一切ありません
「2才児神童」神話の崩壊...幼児・児童期の一時的な記憶の優秀性は多量の記憶をするためのものではなく視覚イメージ操作(具象思考)のためのものですので、大量暗記に使ってはいけない力です。
2010年01月05日..............................................................
●適齢期学習のススメ    
 私たちの思考回路(考える力)はオリジナルの工夫をするときに産まれます。昔でしたら、遊びも含めた日常生活の中で、オリジナルの工夫をする機会がたくさんありました。
 ですから、その遊びも含めた日常生活の中で思考回路を作り、学校で整理し発展させるだけで思考力養成をすることができていました。また、学校の整理方法に合わない場合でも回路自体はできていましたので、成績には現れなくても、自分の流儀で使えるようになっていました。
 ところが、現代は地域・年代に関係なく、勉強でも遊びでも習い事でも日常生活でも「自力で工夫する機会・オリジナルの思考回路を作る機会」が奪われ、応 用の利く思考回路が自然に育つことは非常に難しくなっています。今までは、自然に作られた思考回路の使い方を教えるだけの整理・発展教材があれば良かった のですが、これからは、思考回路そのものを作り育てる思考回路養成教材が必要なのです。それが、今回の「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」です。
 偶然を期待して、大量学習させる時代は終わりました。これからは「視考力を活用した思考力養成」で確実に、本当の考える力・絶対学力を育てるようにして下さい。※読解とは「文章を絵図化すること」ですので、「お絵かき算数」は国語の読解力も育てます。
●具体的に考えてみましょう
「分かる:理解する」とは、文字・言葉を視覚イメージで再現できること。
「解る:解ける」とは自分で再現した視覚イメージを操作して求められている<答え>を発見すること。
「考える:思考する」とは再現した視覚イメージを操作すること。
「判断する:結論を出す」とは視覚イメージ操作後に出来たものから最適な視覚イメージを選択すること。また、判断には自分の本当の感情を土台として作り上げてきたオリジナルの確かな判断基準が重要です。
勉強でも同じです。自分で産みだしたもの(文章問題ならば自分で描いた絵図)を使うことが重要なのです。
 感情を無視しても論理的思考は強化できますが、その理論を人間的に使いこなすことはできません。感情再現を味わいながら論理的思考を育てることとは決定 的に異なるのです。同じように見えても、子供の豊かさ暖かさが全く違ってきます。これは子供自身が自分の人生を楽しもうとするときに大変重要な要素となる ことです。そして、大人になってからでは、取り返すことの出来ないものなのです。考えることが楽しい、楽しいから考える、楽しく考えるから様々な工夫を生 み出せる。これが「生きる力」「人生を楽しむ力」です。受験に関係なく、この考える力・絶対学力を育てるために「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問 題」を使っていただければ嬉しく思います。
●適齢期学習で「絶対学力」を育てる学習法の講演会の記録_in You Tubeは必見です。
2010年01月05日..............................................................
●異常行動と教育環境&生活環境    
■やってはいけないウサギ跳び:やってはいけない徹底反復
 長い間基礎体力作りに効果的だと信じられていたことが危険行為だ(スポーツ障害をひきおこす)と分かっています。徹底反復学習も同じです。人為的学習障 害(ALD:Artificial Learning Disabilities)をひきおこします。一刻も早く気づいてください。→詳細
<http://homepage.mac.com/donguriclub/reason.htmlより抜粋>
*どんなに監視体制を強化して異常を事前に察知しても異常自体は減少しません*
■日本の教育は今、非常に危険な状態にあります。自分のお子さんは自分で守ってください。一番恐ろしいのは感じることが出来ないように育ててしまうことで す。感じていないのに感じているようなことを言わなければならない、書かなければならない状況は感味力を消滅させます。だから、幼児・児童期に表現力養成 はしてはいけないんです。子供がどう思っているか知っているのだろうか。全国規模の作文コンクールで表現の猿真似をさせられた子供の反抗の記録も参考にな るでしょう→<2006.9/5読売新聞・夕刊◯余響◯>→実はもっと根は深いんです。何も言えなかったら、あるいは感情を作られてしまったら一生自分の 感情を知らずに生きていくことになるんです。
<異常行動の理由>
●理由1:表面的な偽物の学力を育てるための高速反射学習と実態を伴わない知識による無感覚判断学習。
●理由2:求めるべきではない時期に表現力を求めることで幼稚な判断を強化する表現力の養成。
●理由3:成熟した判断力を育てられずに異常な情報にさらされた時の固定的(幼稚な考えの)反応。
※全ては止められない(現代社会では普通になってしまった)異常な情報に対抗できるような成熟した
 頭を育てられない教育手法にあると思われます。
<異常行動の予防>
●予防1:高速反射学習をさせない。
●予防2:小学校では表現力を求めない。※表現力の養成は「理解力・思考力・判断力」の後です。高校から。
●予防3:小学校時代は「見せない教育」も考慮する。
※インターネットは世界共通です。つまり、入ってくる情報に歯止めはきかないということです。
 また、日本が特別に異常な情報社会だというわけでもありません。さらに、宗教がらみの犯行は昔から
 全世界でありますが、日本は無宗教と言っていい状態です。すると、異常事態の原因は教育以外には考え
 られないのです。今までの教育の根本的な勘違いが大きな代償を招いているのです。一件や二件の事件
 ならば本人の異常性に結びつけることもできますが、もはや個人的な問題に帰することができる状況では
 ありません。「普通の子」が「殺人事件」を起こすことは異常事態以外のなにものでもありません。
 教育内容や項目ではなく。教育方法を変えて、今すぐに「豊かな教育」を実践して欲しいと切望します。
<食育と教育の共通点>
●感じることが出来なければ(感味力養成が出来ていなければ)正しい判断は出来ない(異常行動に繋がる)
味蕾を育てられなければ正しい味は分からないし料理を味わうことも美味しい料理を作ることも出来ない。
レシピを真似て作ることは出来ても何も分かってはいない。食育で一番大事なのは味蕾を育てることです。
つまり、感味力養成です。味蕾が育つには臨界期があります。それなのに、味蕾を育てるべき時期にファーストフードを食べさせていては味蕾は育てられないま ま臨界期を越えてしまい一生使えなくなります。「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」味わうことなく感味力養成はできないのです。幼児・児童期に高速多量の反復 学習をしてはいけない理由と同じです。感味力を育てることが出来る時期に育てないと育てられないんです。

●全国の小学校の先生に読んでいただきたい部分です。
→残虐で幼稚な犯罪の元凶と予防策
 1.安定した情緒(情緒教育)
→2.正常な感情(感情教育)
→3.理解・思考・判断力養成(思考教育)
→4.表現力・知識・スピード
※4.を1◯3に入れ込むと人間養成のベースを育てられなくなります。知的系統的教育は幼児・児童期(特に9才まで、できれば12才まで)には厳禁なので す。一生使うベースとなる脳の回路は生後12年かけて作られるのです。その回路作成を邪魔する最も危険な教育が知識量とスピードを求める教育なのです。
※普通に見える子供がとる異常行動は異常行動に繋がる引き金が引かれたからではなく幼児・児童期に育てるべき(この時期にしか育てられない)違和感(感情 教育)というブレーキが育っていなかったからではないでしょうか。今、多くの子供達はブレーキをつけて貰えずに急勾配の曲がりくねった山道を降りているの だと思います。
<参考ページ>
http://homepage.mac.com/donguriclub/sum_up_01.html
2010年01月05日..............................................................
●どうして「学習遅滞から〜中学受験TOPまで」どんぐり問題が効くのか    
■「日本をテストします」のキャッチコピーで、四ッ谷大塚主催「全国統一小学生テスト」が行われました。...で、小4全受験者数21,824名中総合1位は誰でしょう?そう、Y君...受験勉強をしていないY君。どんぐり問題をしてるY君。
<参考>
http://homepage.mac.com/donguriclub/touitu.html
●「お〜〜〜い!0歳から早期教育して、受験勉強して塾に通って四ッ谷大塚のテキスト(予習シリーズ・ジュニア予習シリーズなど)使って勉強している受験 生予備軍の殆どが受験したはずなのに...ナゼ?」「徹底していなかったから?」...全く逆だよ。本気で考えた方がいいよ。特に受験をさせる予定で、こ のテストを受けさせた大人はね。...だって、「考える力」を育てると思っている学習方法が根本的に勘違いだって事だからね。...偶然とかタマタマなん かじゃないからね。だって、上位者だけの選抜テストを経ての結果なんだから。...と言っても気付かない人は気付かないよね。
<全校でどんぐり問題に取り組んでいる学校からのメール>
6年生の特別支援児童にも、どんぐりプリントを活用し、問題文の音読に取り組んだところ 算数的な思考力だけではなく 視覚イメージがはっきりし、後に問 題文の音読(わからない漢字も)もスラスラと読めるようになり、なによりも本人がびっくりしていました。考えるってどういうことか?ということを体験させ ることができるので学習遅滞の子にもゆっくり機能面で向上を図ることができるように思いました。本当に万能で優れた教材だと日々大発見があります。
<どんぐり方式で中学受験問題を解いている子供達の作品...普通に楽しく最高度の学習が(自力で)できます>
2010年01月04日..............................................................
●絶対学力(中日新聞用原稿)    
■現在「絶対学力(2003年初版)」はどんぐり倶楽部のHPにて全文閲覧できます。
 今から二十数年前のことです。小学生に算数の文章問題を教えていて、こんなことがありました。その子が帰るときにポツンと「楽しくないな」と言ったので す。その時は「勉強だから楽しくなんかないの」と応えました。ですが、実は内心かなりのショックを受けていました。「本当に楽しく勉強できないんだろう か」と思ったからです。
 暫くは「勉強だから」と思っていましたが、どうしても納得できませんでした。ですが、どの問題集を見てもお世辞にも楽しく解けそうな問題はありませんで した。そこで、自分で問題を作ってみました。電線亀の問題です。すると「先生、電線亀って何?」「ん?電線に止まってる亀に決まってるだろ。この前見たの は、こんなのだったかな」と絵を描いてやると「何それ、そんな亀いるわけないじゃんか」と笑い転げながら絵を描いて解きだしました。内容的には難しい問題 だったのに、その子は楽しく解き終えました。そして、帰り際にその子は「あ◯、楽しかった」と言ってくれたのです。
 その時、私は涙が出ました。嬉しかったこともありましたが勉強は楽しくできると確信できたからです。今では、そういう問題をホームページで七百題以上公開しています。そして、この本にも数十題収録しています。
 この時から、私は全ての教科で様々な工夫をしてきました。教える方の工夫次第で勉強は楽しくできるのです。今では計算問題でさえも楽しくできると思っています。
 今でも「計算は得意なんですけど文章問題が苦手で困っています」「計算が遅くて困っています」「漢字が覚えられません」「考える力がないようです」「す ぐに諦めてしまいます」「日記や作文が全く書けません」「図形問題が解けません」「英語が頭に入りません」等の相談を受けますが、もうそんなのはドンと来 いです。勉強は工夫次第でどうにでもなるのです。
 この本では、瞬時に基礎計算ができるようになる「トライアングルナンバーズ」、誰でも算数文章問題ができるようになる「良質の算数文章問題」、一つの物語の中に一学年全ての漢字が入っている「漢字読本」、自然に簡単に考える力を育てることができる「目で考える学習」
などを紹介しています。
 書き上げてみると、この本は「子育てと教育」に関する新しい考え方と家庭学習の具体的方法を書いた本になりました。
 読者からのメールに「この本に書かれている、やってはいけない家庭学習を一生懸命に実行していた父親です。子供の様子を見ていて、なんとなく疑問や不安 に感じていたことが、貴書にすべて書かれていました」「これまで、とにかく計算のスピードを上げるためとか、漢字を多く覚えるためとかといったことを目的 に、ドリルを沢山やらせておりましたが、「絶対学力」の本を購入しじっくり読ませていただき、やはり今後本当の意味での学力をつけるためには、これまでの 方法では全く役に立たないことがはっきり分かりました」ともありました。
 今までになかった学習方法を何点も紹介していますので、戸惑われるかもしれませんが、まずは御自身で試してみて下さい。アインシュタインは「一番よく分かるのは自分自身で体験することだ」と言いました。私もそう思います。
2010年01月04日..............................................................
●応用の利く思考力養成のヒント-3    
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を使っている先生達からよく同じ言葉を頂く。「先生、国語が随分伸びました。算数の文章問題しかしてないん ですけど...」ってね。当たり前である。国語の読解とは「文字→視覚イメージ再現」までである。深い読解でも「確かな視覚イメージ→体感再現(感情再 現)」までである。こんなことは毎回「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」では完璧にやっている。線分図などのような感情を再現できない(感情再現 を必要としない時間を強制する)絵図を描かないように注意するのにも重要な意味があるのです。私達はヒトを人間に育て上げなければならないのですからね。 「どんぐり倶楽部」では年長さんの時から「言葉→視覚イメージ再現→絵図(最も明確な視覚イメージ再現)→視覚イメージ操作→視覚イメージ抽出→過程の記 号化(文字化:説明:計算式)」を普通にやっている。ですから、どんぐりっ子にとっては国語の読解は<遊び>みたいに簡単なのである。描き出す必要もない ので場面の展開が速くても楽々と追うことが出来る。「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」をしている子供達が国語も伸びるのは当たり前なのだ。注意 しなければいけない事は視覚イメージ再現にはオリジナルを使う点である。オリジナルでないと自在に操る事が難しくなる上に感情再現も難しくなる。だから、 どんなに多くの知識を覚えていても、分かっていても応用が利かないのだ。ところが、絵図を使うとこの難題も一瞬で越えられる。どういうことだろう?絵図に 描き起こした時点で、同じ絵図は絶対にないのだから、目の前の絵図は彼自身のオリジナルになるのだ。このことが非常に大事なのです。単に、問題を解きやす いようになんてレベルの話ではない。自己アイデンティティー確立にも繋がるのだ。こうして、オリジナルの視覚イメージ再現を出来るようになっていると視覚 イメージからの感情再現(視覚イメージを明確にすることで再現される感情を感じること)が可能になる。借り物(コピー)では感情は感じられない。ここで、 感情までコピーする(させる)人もいるが、甚だ危険な教育である。自分の感情が分からなくなるのだからね。表現力・作文力などもこの考え(理論)がなけれ ば言葉遊びになってしまう。だから、小学校での表現力養成は危険なのだ。
●ところが、理屈を知らない人は「算数で理論的な考えが出来るようになったから◯」なんてトンチンカンなことを尤もらしく言う。見当違いも甚だしい。逆に 「算数の文章問題を解くには国語の読解力が必要です」なんて勘違いのオマケまで付けてくれる。どこまで、何にも知らないんだろうか。これでは、偶然教育と いう無理・無駄・時間の浪費の3拍子揃った教育しかできない。
<参考:分かると考える>
<参考:発育の大原則>
<参考:マス計算についてのメモ>
<参考:「読み・書き・計算」についてのメモ>
2010年01月04日..............................................................
●応用の利く思考力養成のヒント-2    
■12才までに思考モデル(思考回路)の刈り込みが始まることは、ようやく近年実証された(米ネイチャー誌参照by Giedd)。私の経験則から言っても同感である。だから、本当に頭を良くするには、どんなに遅くても12才までにできるだけ多様な思考モデル(思考回 路)を作ることが絶対条件となる。情報量(知識量)や処理速度(高速計算など)の向上やパターン学習に時間を使うのは、幼児・児童期(12才以前)には思 考モデル(思考回路)作成の邪魔をしていることになるので要注意である。なぜならば、計算は「10の補数と九九」の反復以外に使っている回路はないし、知 識やパターン学習の修得はコピー回路を使っているだけなので何一つ自力で新しい思考モデル(思考回路)作成はしていない。自力で思考モデル(思考回路)を 作るのと他人から教えて貰った思考モデル(思考回路)をコピーするのでは全く違うのだ。だから、同じ問題が解けてもパターンで解いている子は応用が利かな いのだ。これらのこと(知識量増加・高速処理・パターン学習)は思考モデル(思考回路)作成を完了する12才以降に必要に応じてすべきことである。
●では、どうすれば最も効率的に思考モデル(思考回路)作成をできるか?簡単である。脳内言語である視覚イメージの再現・操作練習を楽しくできる環境(教 材)を整えてあげればいい。ただし、視覚イメージだからといって図形やパズルに走ってはいけない。現代人は文字文化の中で生きている。従って、より効果的 な思考モデル(思考回路)作成をしたければ、常に言葉とリンクしていることを意識できる形での視覚イメージを使った学習形態でなければならない。しかも楽 しく寄り道・脇道・回り道ができるように仕組まれていないと、様々な思考モデル(思考回路)は作り出しにくい。...「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文 章問題」...これが最終的な答えである。思考力養成は「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」で最も効率的にできる。
●でも、なぜ絵図を描き出す必要があるのか?これは処理に使えるエネルギーの問題である。同じ事を考えるにしても全てを頭の中だけで処理するには常に視覚 イメージを再現し続けるという莫大なエネルギーを消費しなくてはいけない。こんな状態では視覚イメージを操作に使えるエネルギーはほんの少しになってしま う。つまり、考えられなくなる。ところが、絵図に描き出して目の前に置いておくと、視覚イメージを再現し続ける莫大なエネルギーは一切不要になる。つま り、視覚イメージ操作(思考)に全エネルギーを使えるわけだ。これが、絵図を描くと簡単に理解できたり考えられたりする理由である。
●では、なぜ言葉や式で考えてはいけないのだろうか?こえは、「言葉のトリガー理論」を知っていれば納得できるだろう。言葉や数式は視覚イメージを導くた めのトリガー(引き金)にすぎず、私達は言葉や数式そのもので考えているわけではない。さらに幼児・児童期の子供が自在に操れる言葉は非常に少ない。それ なのに、言葉や式で考えさせることは部品が少ししかないのに大作を作れと言っているようなもので、最初から無理があるのだ。ところが、視覚イメージを使う ことを教えてあげると事態は一変する。視覚イメージは変幻自在である。これは、体の制御にも使っている力であり、人間が生まれたときから使い続けている (鍛え続けている)力(視考力)だからである。誰もが生まれつき持てっているとっておきの得意技なのだ。だから、誰もが最も効果的に自由自在に使うことが できる。この力を使って幼児・児童期に豊かな思考モデル(思考回路)を作り上げるのです。言葉--視覚イメージの再現--視覚イメージの操作--過程の記 号化(言葉での説明・数式での解説)... これらの思考モデル(思考回路)作成に必要なことを完璧に装備している教材...それは「良質の算数文章問題」以外にはない。だから、「どんぐり倶楽部」 の「良質の算数文章問題」さえしていれば、他は何もしなくても思考力養成はできる。もちろん<遊び:特に外遊び>は絶対条件ですが、その他はオマケです。
●「どんぐり倶楽部」がなぜ、物語仕立てのオリジナルの「良質の算数文章問題」を年長から700題も作ったのか...答えはお子さんの変化を見れば一目瞭 然です。お絵描きに夢中になって答えにたどり着かない?結構です。沢山の思考回路ができましたね。考え方はあっていたのに計算間違いをした?結構です。今 は思考回路を作る時です。計算は1週間の特訓で完璧になりますが、思考回路作成は不可能です。しかも、思考回路作成には臨界期があります。「せめて、計算 だけでも...」「せめて漢字くらいは書けるように...」は本末転倒です。「まずは、思考回路を育てましょう」ですね。
2010年01月04日..............................................................
●応用の利く思考力養成のヒント-1    
■幼児・児童期には、絵図を<参考にして>考えるのではなく、絵図<そのもので>考えることができるように育てることが大事なのです。ですが、だからと 言って、視覚イメージだけを切り離して特訓するようなことを幼児・児童期に<特訓する>のは危険ですので止めておいて下さい。人間の文化は文字文化です。 ですから、毎回バランスよく「文字(言葉等の音声も含む)→視覚イメージ再現(明確な視覚イメージによる感情再現も含む)→視覚イメージ操作→視覚イメー ジの抽出(言葉や記号・数式による説明も含む)」を行う必要があるんです。
§<9才の壁>と<9才の落とし穴>
●親は「楽チンで<9才の壁>を越えた」と思っていながら、子供は「ドップリと<9才の落とし穴>に落ちている」場合がある。もちろん親子でそんなことに なっているとは微塵も思っていない。「絵図なんて描かなくても」あるいは「参考程度に描けば答えが分かるからいらないんじゃない?」なんてことを本気で 思っている人達である。残念ながら、永久に9才の壁は越えられない。落とし穴から壁を越えるのは不可能だからだ。可能でも気付いたときには12才の思考の 臨界期を越えているだろう。そこからの巻き返しはできない。
●9才前後で人間は具象思考から抽象思考に移行できるだけのデータベースを構築します。ですから、この時期には抽象思考が出来るようになります。しかしな がら、ここには落とし穴が待ちかまえています。この年齢での言葉や理論(理屈)で考えることが出来る思考は非常に限られています。しかしながら、思考回路 網は最長でも12才までには作り上げられ、以降は刈り込みが始まります。すると、言葉や理論(理屈)を使わないで高度な思考を幼児・児童期に可能にするた めの方法が思考力養成の鍵であることが分かります。幼児・児童期の言葉や理論(理屈)はどんなに駆使して使いこなせたとしても直ぐに限界になってしまうか らです。
●言葉や理論(理屈)で思考していた子供達は、複雑な課題を前にすると「もう考えることが出来ない・分からない」と思ってしまいます。ところが、常に明確 な視覚イメージで(自分で描いた絵図を操作して)考えていると、この限界は感じることさえありません。それどころか、幼児・児童期であれば頭が柔軟な分、 大人でも考えつかないような思考(視覚イメージ操作)を簡単にします。これが、本当の思考力養成です。視考力を活用した思考力養成が本格的に始動するので す。この方法での幼児・児童期の思考力養成は思考回路網作成そのものになりますし、大人でも切り口の多様化やヒラメキのキッカケになります。
●ところが、簡単な抽象思考が出来るようになると、この最も大切な視考力を活用した思考力養成を止めてしまう人(視考力を知らない人は論外)が出てくるの です。これが<9才の落とし穴>です。抽象思考が出来るようになったから9才の壁を越えたと思い込んでしまうのです。残念ながら、抽象思考は誰もが出来る ようになるんです。そして、その時期が<9才の壁>の前にたどり着いたというだけのことで越えてはいないのです。抽象思考が出来るようになっても、視考力 養成に最も効果のある具象思考(絵図で考える:もちろん本当の物を使ってもいいのですが大変手間がかかります)を続けることが<9才の壁>を越える唯一の 道なのです。そして、思考回路網の刈り込みが始まる時まで視覚イメージの再現・操作を通して(視考力を活用して)思考回路作成を続けることが<9才の壁> を越えることなのです。自動的に誰もが移行できる<具象思考→抽象思考>をワザワザ<壁>とは呼びません。<専門家>でも勘違いしている人がいるようなの で書いておきます。
●デビュー作・「絶対学力」のサブタイトルを思い出してほしい。<「9歳の壁」をどう突破していくか?>です。...<どう突破>するかが、問題なので す。誰でも普通に<突破>するだけならできるんです。<どう>突破するのか。...そうです。絶対学力で突破するんです。...ね。最低の方法で突破する のか最高の方法で突破するのか。選択権は保護者にあるんです。
2010年01月04日..............................................................
●貧弱なパターン学習    
●出来るようにするにはパターン学習が効率的である。だから、「幼児・児童にもパターン学習でいいじゃないか」と言う人がいる。私も、昔はそう思っていま した。しかし、今は、「絶対にダメです」と言っています。幼児・児童期の学習は特別なんです。納得感が必要なんです。深い納得感が必要なんです。一生揺ら ぐことのない絶対の自信となる根っこを作る時期だからです。これが一生の価値基準になります。この基準を作るときに「猿真似」で獲得した自信を使ってはい けないんです。
パターン学習でも、最初は「出来る」だけだが、繰り返して使っている内に理屈も分かってきて理解するようにはなります。しかし、浅いんです。自分のオリジ ナルを使って工夫して獲得したものと較べると、全く深さが違うんです。偽物なんです。そんな偽物を、人間の基本構造を作り上げているときに使ってはいけな いんです。
●単純計算、適度な運動、複雑な動き、言葉と違う動き(例えば反対の動き)をする練習、意識的な運動等が能力トレーニング・脳のリハビリ・ボケ防止等に効 果があるのは当然です。これらは全て意識的なイメージ再現・操作だからです。イメージ再現・操作そのものが理解や思考なのですから当然です。また、反対に 意識的なイメージ再現・操作であればどんなことでも同等の効果を得られることも当然です。
http://homepage.mac.com/donguriclub/discuss-100.html
特に複雑でちょっと速い連続した行動をすると体を動かす為の普段は意識しないイメージを意識することになりますので効果的です。要するに「頭を使う」状態(学寮養成とは無関係)は理解や思考がイメージ再現・操作だと知っていれば簡単に作れるということです。
ですが、これらのことと12才までの学力養成(脳内進化を進めるための学習:脳内進化学習:自然な学習)とは全く異なります。
こんなことは教育には役に立たないのです。役に立たないどころか最も危険な反射脳(応用に使える回路自体がない脳)を作ってしまう恐れがあるのです。進化を終えた後の動かすだけでいい脳ならば有効です(特に老人には有効です)が、今(12才以前)はダメです。
大人には程良い刺激でも子供には致命傷を与える刺激もあるんです。大人がほろ酔い加減で楽しむお酒でも子供に与えてしまうと急逝アルコール中毒で死亡することは常識です。正常な脳に育たない(異常な脳に育つ)危険性が非常に高いのです。
「敏感だから(よく反応するから)刺激をたくさん」というのは危険なんです。
「敏感だから(よく反応するから)穏やかに少量の厳選された刺激を」繊細に考えて与えなければならないのです。
※ 「どんぐり倶楽部」で中学受験を極力禁止するのは、中学受験を攻略するにはこの貴重な時期(12才以前)にパターン学習(受験対策としては有効だが、頭の 成長には悪影響を及ぼす)をすることになるからです。極論すると中学受験対策としてのパターン学習は高度な単純計算なのです。つまり、余程工夫しないと才 能破壊になってしまうのです。ですから、安易な受験は止めて欲しいのです。
※悪影響を知って、準備(保護者のすべきことが多い)をキチンとすれば、最小限の被害で済みますが、殆どの場合は受験塾のための予定(子供の予定ではない)で
進められるパターン学習のオンパレードです。これでは被害を逃れることは出来ません。もしも、それでも受験される場合はコチラを参考にして下さい。
※高校受験は厳しくガンガン進めて結構です。ですから、受験は高校入試で勝負してください。そうすれば、頭の健康を保って賢くなります。
●どこかの小学校の授業ムービーにありましたが「右」と言われて「左」に動く「反対動き」などは「音→イメージ再現→反対のイメージ再現→イメージの後追 いによる行動」ですから、頭は使います(頭のエネルギーを消費する)し、無目的に脳は活性化します。がそれだけです。何の役にも立ちません。純粋な遊びと してなら面白いでしょうが「学習の一環」ではお粗末です。
さらに、テンポを上げるとストレスが増加するだけで何の進化や発見も導きません。「頭がスッキリする」とか「学習の準備になる」という勘違い発言も聞きますが、そんなことが理由なら「目を閉じて呼吸を意識する」方が格段に優れています。
http://homepage.mac.com/donguriclub/difference.html
2010年01月04日..............................................................
●危険なコピー学習    
■暗記には思考モデルは何一つありません。1対1対応の再現練習だからです。そして、計算には思考モデルは「10の補数と九九」しかありません。詳しく見 ても使っているのは「10までの足し算と九九だけ」という貧弱で数少ない思考モデルしか使っていないのです。ですから、どんなに高速に多量の計算問題を解 いてもやっていることは10までの足し算と九九の反復ですので思考力の素になる多様な思考モデルは修得できないのです。当然のことながら、思考力は育ちま せん。多量の知識を与え、多量の高速計算練習をさせて「これだけ勉強しているのに、どうして考える力が育たないのだろう」と首を傾げる人がいますが、考え る練習をしていないのですから思考力は育ちようがありません。非常に大くの問題を解けば中にはイメージ操作をする子も偶然に出てくるので、その子は考える 力を得ることが出来ます。しかし、これは偶然です。最初から、キチンと「考えるとはどういうことか」を教えれば子供達は100%考えることができるように なります。偶然に頼って教育をすべきではありません。
 思考とは様々な思考モデルを組み合わせて比較検討するものです。この時に使うことが出来る思考モデルの種類の多さが思考の豊かさになります。多様な考え 方が豊かな思考を可能にするのは当たり前のことです。人間が具象物を使って思考モデルを作り出せるのは通常9歳前後までです。そして、9-12歳で、それ までに作って蓄積していた思考モデルを使って抽象思考をします。ですから、9歳までにどれだけ多様な思考モデルを蓄積することが出来るかが思考力養成の鍵 になります。思考モデルは問題を解ける解けないではなく「どうやれば解けるかな」の「どうやれば」と迷っている時にいかに具体的に迷うことが出来るか、考 えることができるかで決まります。この「具体的に迷うこと」そのものが思考モデルを作っていることだからです。ですから、答えが合っていても間違っていて もキチンと考えたのであれば思考モデルは出来ています。ですから、思考モデルをキチンと増やすには具体的に迷う・考える事が重要なのです。ところが、頭の 中だけでは漠然としていて自分でも何をどう考えているのかよくは分かりません。そこで、考えていることを絵図で描き表すのです。すると自分が考えているこ と・考えていないことがハッキリします。また、考え自体も「絵図を見ること」でドンドン発展していきます。これが思考モデルを飛躍的に増加させる効果的な 方法です。「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を絵図で解く重要な意味がここにあります。
 0-9歳の間に具象思考モデルを作らなければ機会を失ってまうのに、この時期に思考モデルが何も入っていない暗記や貧弱な計算をさせている教育者や保護 者が大勢います。こうなると、思考モデルは子供自身が生活の中から獲得したものだけになってしまいます。残念ながら、これでは、将来(9-12歳)の十分 な思考力養成に必要な思考モデルとしては極端に不足しています。また、日常生活の中では、殆どが行動で解決できる場合が多いので自動処理されてしまい意識 には残りません。頭ではなく体で(経験で)処理することが多いので意識的な思考とは(視覚イメージを使う点では同じですが)異質だからです。
2010年01月04日..............................................................
●知育の適齢期...早くてはダメ!(早期教育・先行学習は要注意)    
■人間の性成熟年齢(何才で子孫を残せるようになるのか)は12歳です。驚きに値しますが、1999年8月に英国イングランド北部のローザハムで12歳の 少女が男の赤ちゃんを産んでいます。性成熟年齢にはもう一つ重要な意味があります。子孫を残せるということは進化の証である最も発達した(最終的に獲得し た)適応能力部分にあたる機能の発達が終わる年齢だということです。人間で言うと「人間的な判断力を含む思考する機能・思考力」の発達(組み立て)が終 わってしまう時期だということです。つまり、人間では12歳が機能的な思考力養成の臨界期だと言うことです。
 料理の下ごしらえと調理が異なるように、頭の機能的な発達が完了する12歳の前と後では、教育方法は異なって当然ですし、異なっていなければ不自然で す。赤ちゃんにミルクではなく御飯をそのまま与える人を見て喜ぶ人がいるとは思えませんが、教育界ではお金と時間をかけて御飯を与えているような人がいま す。また、どんなに優れたスーパーコンピューターでも初期設定を間違えると電卓にも及ばないことは周知の事実です。
 無事に12歳までに、人間としての証である「人間的な判断力を含む思考する機能・思考力」を始動させる(十分に機能するように設定する)ことができれ ば、後は多少乱暴な教育でも大丈夫です。準備が整っていれば中学はスパルタでもいいということです。丁度、高校受験前の3年間となりますので絶好の知育期 間(中高一貫だとこのチャンスを逃す)となります。知識とスピードはこの期間に付けるのです。「鉄は熱いうちに打て」といいますが、早すぎては砕け散って しまいます。知育教育の最適期は中学の3年間なのです。反対に、12歳までの教育では、どんなに素晴らしい目標を掲げていても、過程を重視しない学習指導 のような、手法そのものが間違っていては悪影響が大きく考えられない頭を育ててしまいますので要注意です。
 12歳までの教育で「出来るようになれば何でもいい」という考え方は子供の才能を潰すことに他なりません。子供達は才能に満ち溢れています。ところが、 教育という名の下で多くの子供達は才能を潰されています。少なくとも12歳までの教育で「できる」と「スピード」を掲げている場合は要注意です。このこと に気付かなければ一生の禍根を残します。「できる」という結果ではなく「分かる」という過程そのものが大事だというのは、道徳的なことではなく学力養成に 不可欠だからです。思考力養成には学習の過程で修得される様々な思考モデルが必要不可欠なのです。様々な思考モデルは「具体的に悩むこと」でのみ修得でき ます。ですから、答えではなく過程が大事なのです。自信を持たせるために「出来る」ようにする人がいるようですが大変お粗末な教育です。「分かる」ことを 実感させることで自信を持たせるのです。それには「分かる」とは具体的にはどういうことかを知っていなければ指導できません。知らない人は「出来れば分か る」「出来ているから分かっている」とトンチンカンなことを平気で言います。「読み・書き・計算」をどんなに徹底しても自然に考えられるようはなりませ ん。少なくとも12歳未満での「10の補数(足して10までの一桁どうしの足し算も含む)と九九」以外の高速計算練習は厳禁です。
<早期教育についてのメモ>
http://homepage.mac.com/donguriclub/souki-1.html

2010年01月04日..............................................................
●私の大失敗...「読み・書き・計算」が基本じゃなかった!    
■私は一時期、5〜400マス計算をさせていたことがあります。計算は速くなるしゲームのようにできるので大人気でした。自信や達成感も持たせられるので いい方法だと思っていました。ところが、これは大失敗でした。高速単純計算は「考えない頭」を育て「学習を妨げる優越感」を招きました。残ったのは直ぐに 壊れてしまうガラスの自信と無意味な達成感を喜ぶ子供の姿だけでした。子供達は、表面的には計算が速く知識豊富な「できる子」なのに、実は「考えることが できない子」に育ってしまいました。考える方法を教わらなかったので計算と知識に頼らざるを得なくなっていたのです。私自身もこの時はまだ、「読み・書 き・計算」が基本であり、「読み・書き・計算」を徹底すれば「考える力」は自然に育つと信じ込んでいたのです。「読み・書き・計算の力」と「考える力」の 決定的な違いに気付いていなかったのです。今私は、自信や達成感を持たせられればどんな方法でもいいわけではないことを痛感しています。幼ければ幼いほど 方法(過程)が大切なのです。なぜなら成長過程にある幼児は吸収力があるだけに方法そのものをもまるごと吸収してしまうからです。手抜きをすれば手抜きを 全てマスターするのです。表面的な力を求めると見事に表面的な力だけを付けてしまうのです。見当外れの無意味な(価値のない)達成感(快感)を味わった幼 児は、無意味な行動でも達成感(快感)を得るために反復行動をとるのです。幼児期の教育は一生を左右します。従って、反射的な単純作業の反復は必要最低限 とすることが肝要なのです。ですから、幼児期の高速単純計算は厳禁なのです。ところが今でも「高速計算練習」を小学校低学年で実施している人がいます。こ れでは思考力の基本を育てるべきときに、思考力の養成とは全く反対の条件反射力(考えない力)を育てていることになります。これでは幾ら時間があっても 「考える力」を育てることはできません。そして、この条件反射教育は将来的には短絡的な考え、幼稚な判断しかできない幼児大人を作ってしまいます。一度 「考えない頭」に育てられた子供を軌道修正するには大変な労力を要します。子供達のためにもう一工夫しようではありませんか。
2010年01月04日..............................................................
●英語を一切使わない英語学習(小学校には最適)-2    
<注意>もちろん、日本では、小学校で英語を扱うのは、しなくてよければしないほうが格段にいいです。英語を使わない語順訳でさえも、どうしても、小学校 (の授業の中)で英語をする場合には◯。ということです。だって、余計なことをさせて遊ぶ時間を削ることになるでしょ!語順訳ってのは、ヘンテコリンな日 本語です。「できるけどしないほうがいいこと」の部類に入ります。ですが、非常に効果的ですので、勉強しなければいけない場合には使うということです。中 学からがベストです。

■日本ではよく、「6年間も英語を勉強しているのに全く使えない」という話を耳にしますが、誤解です。最後の仕上げをしていないだけです。仕上げは下記のようにします。早い時期から反射的に英文(音)を発することには益よりも害の方が格段に多いことを知っておきましょう。

第十七章・発音やリスニングのマスター方法
 語順訳をマスターしていれば、さまざまな方法で英語を飛躍的に上達させることができます。読み物なら、「教科書からTIMEまで」音声なら、「ラジオやテレビや映画」などを使って、効果的な学習が可能です。
 ここでは、楽しみながら学習できる洋画を使った学習方法を紹介しておきます。この方法では、発音やリスニングも同時にマスターできます。
 発音はカタカナ発音でいいことは前述しましたが、会話で通じる発音を要求される場合には、次の要領で学習すれば、英語の発音とリスニングは6ヶ月もあれば完璧になります。

1・腹式呼吸をマスターする(一週間)
2・日本語にない発音をマスターする(一週間)
3・日本語にない発音を含む単語の発音をマスターする(二週間)
※ ここまでが、日本語の発音では使わない筋肉の養成です。腹筋と口の回りの筋肉を鍛えると正しい英語の発音ができるようになります。正しい発音ができると、 正しい音のイメージ が頭の中にできるので耳から入ってくる日本語にない音でも聞き分けることができます。よく言われる「日本人には聞き分けられない発音 がある」というのは音のイメージを作らないままに聞き分けようとしているからであって、先にイメージを作ってあげれば簡単に聞き分けられます。体操で、お 手本となる体験イメージを持たせることと同じです。イメージがあれば分かる(聞き取れる)のです。そして、再現(発音)もできるのです。
4・クローズドキャプション(洋画で英文字幕が出るビデオ)を使って学習する(五ヶ月)
※ 多くの洋画ビデオには、このクローズドキャプションが組み込まれていますのでビデオデッキが対応していれば何の投資もしないでこの機能を使うことができま す。内蔵されているデッキには CLOSED CAPTION DECODER と表記されています(デコーダーだけでも入手可)。日本語字幕付きビデオならば、「英語音声+日本語字幕+英語字幕」になりますし、日本 語吹き替えビデオならば「日本語音声+英語字幕」になります。バックに流れているBGMの歌の歌詞まで英文で表示されるのには驚きます。余分な投資をせず に、確実に英語の力が身につく優れた学習方法です。
※ さらに、英文字幕を活用すれば、Dictation(英語を聞いて書き取ること)もできます。この場合は、あらかじめ答え合わせ用にインターネットから洋画のシナリオ全文をプリントアウトしておくといいでしょう。  
……………………………………………………………………………………………
<日記ブログより>
●英文読解・英作文をするときに使う「語順訳」
 縁の下の力持ちが無限の応用力を保証する。今日は語順訳のことを少々。
※語順訳は英文読解にも英作文にも効果的な英語のプラットフォーム学習を可能にする基本学習方法です。
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●次の語順訳を読んで、普通の日本語(和訳)に書き換えましょう。
NEW HORIZON-p.69
語順訳:あなたは/目にするか?/あの 背の高い 男の人を?
→和訳:あの背の高い人が見える?
語順訳:あの人は/ある/ヒデキで.
→和訳:ヒデキだよ。
語順訳:あなたは/知っているか?/彼を
→和訳:知ってる?
語順訳:はい。彼は/ある/野球選手で
→和訳:うん。野球選手だよ。
語順訳:あなたは/目にするか?/あの女性を/短い髪を伴っている
→和訳:あのショートヘヤーの女の人が見える?
語順訳:はい。私は/知っている/彼女を. あの人は/ある/メグで。
→和訳:あ◯!知ってる。メグだ◯。
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語順訳→和訳の練習は小学生で何の弊害もなく楽しくできる。この時に、その地区で使われる教科書を使って語順訳→和訳を教えるとスゴイことが起こってしま う。子供達は小学校の段階で中学校で使う英語の教科書3年間分の内容を完璧に全文把握した上で中学に入学する事になる。日本人が最も苦手とする(英語嫌い の代表でもある)語順を完璧にマスターした状態での入学だ。こんなに応用の利く基礎英語学力はない。...また、こんなに簡単に誰でも出来る方法もない。
●これが英語を一切使わない不思議な英語学習方法である。中学生で試してみたい人は語順訳を録音して教科書を見ながら納得するまで「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」勉強してみると良い。英語が分かってしまうよ。
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SUNSHINE-p.75
語順訳:彼は/住んでいる/アメリカ人の科学者と共に.
→和訳:彼はアメリカ人の科学者とすんでいる。
語順訳:彼は/学んだ/多数の事を/彼女から.
→和訳:彼は彼女に色んな事を教わった。
語順訳:今/彼は/知っている/多くのことを/英単語の.
→和訳:今、彼は多くの英単語を知っている。
語順訳:そういうわけで/彼は/意志疎通が出来る/彼女と.
→和訳:だから、彼は彼女と話が出きる。
語順訳:これは/ある/本当に/凄く.
→和訳:本当に凄いことだ。
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NEW CROWN-p.70
語順訳:この人は/ある/私の姉で/Nancyで.
→和訳:姉のナンシーです。
語順訳:何を/あるか/彼女は/しているところで?
→和訳:何してるの?
語順訳:彼女は/ある/働いているところで/病院で/彼女の高校の近くの。
→和訳:自分の高校の近くの病院で働いてるんだ。
語順訳:あるか/彼女は/看護婦で?
→和訳:看護婦さんなの?
語順訳:いいえ、彼女は/ありません/(看護婦では)/。彼女は/ある/キャンディーストライパーで。
→和訳:ううん、違うよ。キャンディーストライパーさ。
語順訳:何?
→和訳:何なわけ?
語順訳:彼女は/ある/ボランティアで。彼女は/手助けする/看護婦達を。
→和訳:ボランティアだよ。看護婦さん達の手伝いをするんだよ。
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上記の書き換え練習を意識して行って中学になる、すると、英作が教科書で出来るまでになっている。
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NEW HORIZON-p.69
語順訳:あなたは/目にするか?/あの 背の高い 男の人を?
→英訳:Do you see that tall man ?
語順訳:あの人は/ある/ヒデキで.
→英訳:That is Hideki.
語順訳:あなたは/知っているか?/彼を
→英訳:Do you know him ?
語順訳:はい。彼は/ある/野球選手で
→英訳:Yes. He is a baseball player.
語順訳:あなたは/目にするか?/あの女性を/短い髪を伴っている
→英訳:Do you see that woman with short hair ?
語順訳:はい!私は/知っている/彼女を. あの人は/ある/メグで。
→英訳:Yes! I know her. That is Meg.
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SUNSHINE-p.75
語順訳:彼は/住んでいる/アメリカ人の科学者と共に.
→英訳:He lives with an American scientist.
語順訳:彼は/学んだ/多数の事を/彼女から.
→英訳:He learned many things from her.
語順訳:今/彼は/知っている/多くのことを/英単語の.
→英訳:Now he knows a lot of English words.
語順訳:そういうわけで/彼は/意志疎通が出来る/彼女と.
→英訳:So he can communicate with her.
語順訳:これは/ある/本当に/凄く.
→英訳:This is really great.
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NEW CROWN-p.70
語順訳:この人は/ある/私の姉で/Nancyで.
→英訳:This is my sister,Nancy.
語順訳:何を/あるか/彼女は/しているところで?
→英訳:What is she doing ?
語順訳:彼女は/ある/働いているところで/病院で/彼女の高校の近くの。
→英訳:She is working at a hospital near her high school.
語順訳:あるか/彼女は/看護婦で?
→英訳:Is she a nurse ?
語順訳:いいえ、彼女は/ありません/(看護婦では)/。彼女は/ある/キャンディーストライパーで。
→英訳:No,she isn't. She is a candy striper.
語順訳:何?
→英訳:What ?
語順訳:彼女は/ある/ボランティアで。彼女は/手助けする/看護婦達を。
→英訳:She is a volunteer. She helps the nurses.
<参考ブログ:DWEについて>
http://plaza.rakuten.co.jp/kurururu22/diary/200912040000/
のんびり気楽に by くるるる〜
2010年01月04日..............................................................
●英語を一切使わない英語学習(小学校には最適)-1    

■小学校に英語を導入するならストレスをかけないように(確認や評価など絶対にせずに)毎日午前午後2回は最低でも必要。でなければ悪影響が大きい。
■下記は、中学での飛躍的な伸びを約束する「英語を一切使わない英語学習(小学校には最適)」です。
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「新・絶対学力」より
第十六章・英語を使わない低学年からの英語学習
 英語を一切使わない英語学習があるといったら信じられますか? 普通は考えられません。ところが、これまで説明してきた語順訳と英語の秘密・日本語の秘 密を利用すると、一切英語を使わなくても(日本語だけで)英語の基本をかなり高度なところまで身につけることができるのです。
 英語を使いませんから、低学年に適用しても何の弊害もありませんし、意識しなくても日本語と英語を同時に強化することができますので、効果は最大なのに子供たちへの負担は限りなくゼロに近くなります。よく指摘される幼児英会話などの危険性とも無縁です。
 方法は簡単です。語順訳から和訳を作る練習と和訳から語順訳を作る練習をするだけでいいのです。これだけで、日本語の感覚も英語の感覚も身につけることができるからです。
 これまでに英語の学習には英語が必要だと思われてきましたが、語学という観点から見れば、英語はアルファベットを使っている言語の一つというだけで、英語が日本語とまったく違うわけではないのです。人間が使える言葉という伝達手段としては同じなのです。
 こうして、小学生時代に英語的日本語(語順訳)も使えるようになると、中学で接する英語は単語の変換だけで済むことになり、飛躍的に英語修得が楽になります。
 低学年からの英語教育とは英文そのものに親しむことではなく、英語的日本語教育であるべきなのです。この方法ならば、日本語で外国の事を楽しく学習でき ますし、難しい内容でも何の苦労もなく吸収することができるのです。そうすると、中学ですることは単なる文字の変換作業になりますから、誰も何の苦労もな くできるわけです。
 これが、低学年からのもっとも効果的な英語学習方法です。サンプルを見てみましょう。
第一段階・語順訳から和訳を作る練習(小学生・低学年)
     語順訳「これは/ある/車で」
     和訳例「これは車である」「これ車だよ」「車だね、これ」「これ車やね」
第二段階・和訳から語順訳を作る練習(小学生・中学年)
     和訳例「僕は、公園で毎朝2個のリンゴを食べてるよ」
     語順訳「私は/食べる/2個のリンゴを/公園で/毎朝」
第三段階・和訳から語順訳を作る練習・応用編(小学生・高学年)
     和訳例「英語を話すのは苦手なんだよ」
     語順訳「私は/ない/上手では/話す点において/英語を」
     和訳例「英語は話せないんだよなぁ」
     語順訳「私は/話すことができない/英語を」
     和訳例「英語を話すのは難しいね」 
     語順訳「話す事は/英語を/ある/難しく」
        「私にとって/話す事は/英語を/ある/難しく」
        「それは/ある/難しく/私にとって/話すことは/英語を」 
§低学年からの語学学習は細心の注意を要する
 言葉は思考と密接な関係があります。したがって、十分な思考回路が育っていない時点で、不要な言葉を学習させることは危険な行為です。「少しでも話せる ようになればいい」「慣れていれば先が楽だろう」程度の考えで学習させるものではありません。貴重な幼児期に中学で一週間もあればできることを何年もかけ て半端にできるようにしても意味はないのです。害はあっても益はないのです。
 私が提案していることは、日本語の練習の延長線上にあります。ですから、英文そのものを幼児期に入力することで生じる言葉の混乱や語彙不足や語感の欠如などの弊害を取り除きつつも、将来の英語学習の基礎固めを確実にできるのです。
 しかし、弊害を承知の上で、それでも生活の一部として幼児英語が必要であれば、生活英語から入って、好きな分野の英語で応用力をつけるようにすると負担 は軽減できます。ただし、その場合でも、日本での生活環境を考えると純粋なバイリンガルではなく「セミバイリンガル」がお勧めです。つまり、英語脳を作っ てしまうのではなく、英語を話せる日本語脳を育てるということです。コンピューターでも、言葉の変換ソフトは数多く使いますが、OS(脳)は一種類です。 日本にいて英語脳を目指すことにはロス(無駄)が多すぎるからです。
 もちろん、日本語脳のままでも英語に慣れるにしたがって、日本語を介さずに英語の発音から直接イメージを連想できる(英語が分かる)ようにはなります。 ですが、それは副産物であって最初から目標とすべきことではないのです。筆算だけをしていても、慣れると簡単な暗算が自然にできるようになることと同じで す。目標設定を間違うと、当然ながら手法も間違ってしまいますので要注意です。
 では、続きです。小学校で語順訳を身に付けていると、中学では多くの場合、単語の変換だけで正しい英文を作ることができます。例を見てみましょう。
第四段階・語順訳から英文を作る練習(中学生)
     ※英文から語順訳を作る練習は、ここでは省略します。(資料を参照してください)
     語順訳「これは/ある/車で」
     英 文 This/is/a car. 
     語順訳「私は/食べる/2個のリンゴを/公園で/毎朝」
     英 文 I/eat/two apples/in the park/every day.
     語順訳「私は/ない/上手では/話す点において/英語を」
     英 文 I/am not/good/at speaking/English.
     語順訳「私は/話すことができない/英語を」
     英 文 I/canユt speak/English.
     語順訳「話す事は/英語を/ある/難しく」
     英 文 To speak/English/is/difficult.
     語順訳「私にとって/話す事は/英語を/ある/難しく」 
英 文 For me/to speak/English/is/difficult.
     語順訳「それは/ある/難しく/私にとって/話すことは/英語を」        
     英 文 It/is/difficult/for me/to speak/English.
     語順訳「どこに//あなたは/行ったか/昨日」        
     英 文 Where/did/you/go/yesterday.
     語順訳「何を//彼は/買ったか/あの店で/今朝」        
     英 文 What/did/he/buy/at that shop/this morning.
     語順訳「目を向けて/あの犬に/泳いでいるところの/海で」        
     英 文 Look/at the dog/swimming/in the sea.
     語順訳「私の母は/帰宅した/いつかというと/私が/あったとき/
耳を傾けているところで/ラジオに」        
     英 文 My mother/came home/when/I/was/listening/to the radio.
 冠詞(a,an,the,×無冠詞)は、日本人には使い方が難しいとされていますが、名詞を覚えるときに、一般的に使う冠詞を付けて名詞を覚えるように すると難しくありません。さらに、英作文などで冠詞を書かずに平気な生徒が多いのですが、そのようなミスもなくなります。
例1 犬↓ dog ではなく a dog で覚える。
例2 ペン↓ pen ではなく a pen で覚える。
例3 海↓ sea ではなく the sea で覚える。
例4 朝↓ morning ではなく the morning で覚える。
例5 日本↓ Japan は先頭の大文字に注意して覚える。(× Japan としてもいいでしょう)
例6 水↓ water は無冠詞に注意して覚える。(× water としてもいいでしょう)
§英文黙読・Silent Reading
 語順訳と文法を確認しながらするSilent Reading(黙読)は最も効果的な学習の一つです。
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1 Music in Okinawa is one attraction for tourists.         
2 Are the songs sung only in Okinawa ?
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  頭の中では次のように考えて読みます。
1 Music(ミューズィック「音楽は」ふ◯ん冠詞はつかないんだ・不可算名詞なんだ)
in Okinawa(インオキナワ「沖縄の」場所を表す前置詞のinだな)
is(イズ「ある」)
one attraction(ワンアトラクション「一つの魅力で」attractiveが魅力的なだったな)
for tourists(フォーツーリスツ「旅行者にとっては」無冠詞複数形だから一般的なこと
  を言ってるんだな)。
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2 Are(アー「あるか」)
the songs(ザソングズ「その歌は」複数形だから特別な1曲じゃなくて沖縄の音楽全体を
  言ってるんだな)
sung(サング「歌われて」singの過去分詞形だぞ、前にareがあるから受動態の「れ」
  を使う)
only in Okinawa(オウンリーインオキナワ「唯一沖縄で」onlyはオンリーじゃなくて
  オウンリーだったな) ?
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 慣れると、このように語順訳をしながら文法確認もできます。
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参考・語順訳と和訳例
1 語順訳:音楽は・沖縄の・ある・一つの魅力で・旅行者にとって。      
和訳例:沖縄の音楽は、沖縄の旅の魅力の一つになっています。
2 語順訳:あるか・沖縄の歌は・歌われて・唯一沖縄で。
※日本の中学校に、この語順訳が導入されたとき、日本の英語教育は一変するでしょう。
2010年01月03日..............................................................
●ゆとり教育に対する「批判」の勘違い    
■ゆとり教育の理念は間違っていませんが理論も方法もありませんでした。ですからゆとり教育が原因で学力が低下したと思われたのは当然でしたし、批判の的 になるのも当然でした。ですが、批判そのものは的外れです。ゆとり教育の批判の中に「読み・書き・計算」という基礎学力を軽視したからだという論調があり ますが、全く違うと思います。「読み・書き・計算」が基礎学力だったのなら、こんなに一気に学力低下が表面化はしません。学力衰退の下地が十分にあったか ら表面のコーティングをとっただけでボロボロの中身が見えただけなのです。→http: //homepage.mac.com/donguriclub/yutori_misunderstand.pdf
 「ゆとり教育」の前も後も子供達の宿題は全く同じ「読み・書き・計算」でしたし、やっていることは形を変えた(考える学習と呼ばれる)考えない学習でし た。なぜなら、考えるとは具体的にはどういうことかさえ分かっていないのですから本当の考える学習などできるハズがないからです。「ゆとり教育」の目標は メッキのコーティング(単純作業的学力)の下(本当の学力:思考力)をキチンと作ろうということだったのですが、残念なことに作り方を誰も知らなかったの です。だから、コーティングを剥がしたまま的外れな時間つぶしをすることになってしまったのです。そこで、今までの学力衰退が表面化したのです。つまり、 「ゆとり教育」が証明したことは少なくとも「読み・書き・計算」は基礎学力ではないということだったのです。
 私は二十数年前に大手塾の大失敗を目の当たりにしました。それは、進学率をあげようとして、それまで小四からだった入塾を小三からにし、ついには小一か らにしたことです。塾生は増えましたが進学率は上がりませんでした。そして、低学年戦略は学力養成とは関係のない、単なる塾生の囲い込み戦略となって今に 至っています。
<上記の全文はコチラ→http://homepage.mac.com/donguriclub/yutori.html>
2010年01月03日..............................................................
●「教育の統一場理論」    
(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
■生徒にも先生にも優しい「教育の統一場理論」を知っていると、全教科が、等しく重要で楽しい教科になる。どの教科でも、育てるべき力は同じ力だからです。
■幼児・児童期は感味力、小学校では視考力を育てる。
■全教科で威力を発揮する絶対基礎学力養成方法が見えてきますので、教科の垣根を越えて1つの力を育てることで全教科の学力を飛躍的に伸ばすことが出来ます。
■人間は全ての考えを同じ方法で処理しています。そして、使われている材料は視覚イメージです。教科別という考えは、教える都合で分けてあるだけで、全て は同じ力・視考力を使えば実に楽しく学べます。だから、同じ方法で伸ばすことが出来るのです。体育も音楽も家庭科も、もちろん主要五教科も同じです。これ を、「教育の統一場理論」といいます。全ての教科で視考力を活用した思考力養成が可能なのです。この教育の統一場理論を知ることで全教員が一つの共通目的 を通して交流も出来ます。すべきことも明確になります。さらに、子供達にとっては...国語が苦手でも他の教科で力を育てられる、算数が苦手でも他の教科 で力を育てられる、理科が苦手でも他の教科で力を育てられる、社会が苦手でも他の教科で力を育てられる、音楽が苦手でも他の教科で力を育てられる、美術が 苦手でも他の教科で力を育てられる、体育が苦手でも他の教科で力を育てられる、図工が苦手でも他の教科で力を育てられる、人参が苦手でも他の食材で栄養を 付けられる。...肝心なのは人参じゃなくて育つのに必要な栄養。
<参考ページ>http://homepage.mac.com/donguriclub/sum_up_01.html
2010年01月03日..............................................................
●生徒にも先生にも豊かな教育が必要です    
■もう、高速多量の時代は終わっていますが、教育界だけは取り残されています。ちょっと、立ち止まって足元を見てみましょう。全国の小学校にパソコンが配 備され「どんぐり倶楽部」へのネット接続が可能な日本でなら、時間も費用も一切不要で、健全な教育が学校でも始められます。
<どんぐり倶楽部をYouTubeで見てみる:大阪講演2009の記録
<参考サイト>
どんぐりころころ小学校...他にも全校生徒で取り組んでる学校もあります。
http://064035.at.webry.info/
道草学習のすすめ
http://blog.livedoor.jp/yoursong2005/archives/28100555.html
http://blog.livedoor.jp/yoursong2005/archives/28495489.html
http://blog.livedoor.jp/yoursong2005/archives/28730321.html
絶対学力(T.Itoyama著)・書評
http://ed-www.ed.okayama-u.ac.jp/~suugaku/sobu/ext/mathedu/itoyama.html
http://www.os.rim.or.jp/~nicolas/9sainokabe.html
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/05/post-eef6.html
危険な「脳の活性化」という言葉(教育界では厳禁である理由)
http://homepage.mac.com/donguriclub/nou.html
海外でも「どんぐり方式」
http://plaza.rakuten.co.jp/ankaramama/diary/200904190000/
http://homepage.mac.com/donguriclub/swiss.html
2010年01月02日..............................................................
●漢字読本...1学年全ての漢字を1つの物語で楽々学習    
■ご存じない方のために1学年の漢字全てが使われている1つの物語「漢字読本」を紹介します。「読み聞かせ→読み合わせ」が基本です。「読めるから読ませる」は危険ですので禁止ですよ。
●1学年の漢字の意味全てを5分で分からせることが出来る漢字読本ですが、漢字読本を作る授業をすると、それだけで「表現力」も「構成力」も「語感」も育 てられます。一人二文字から五文字(2*40=80◯5*40=200)を受け持って文章を作り、1年かけて、先生も含めて全員で一つの物語に仕上げま す。
●一年生用(全80字+α)
「権兵衛の村」
むかしむかし、あるところに右の目玉が金色に光る大きな大きな犬がいました。その目は、どんなに遠くのものでも見ることが出来ると言われていました。その 犬は、小さな子供が大好きで、いたずらも大好きな犬でした。名前は権兵衛といいました。権兵衛は、毎日、月が沈み日が昇ると直ぐに天空を見上げ、大きな口 を開けて大きな声でウオ◯ッと一声吠えました。それから、森や林を駆け抜けて、その村で一番高い山へ行って木に登りました。権兵衛は、木登りも出来る不思 議な犬でした。木の上からは、田んぼや川や竹やぶなどが見えました。いつもは、この木の上で昼寝をしながら、いたずらを考がえる権兵衛でしたが、その日は 違いました。草むらの中から、虫の王様と呼ばれている左足の青い円形の虫が出て来たり、土の中の石が貝殻のように白く光ったり、夕方にしか咲かないはずの 花が朝早くから咲いていたりと、いつもとは違っていたのです。権兵衛は、とても嫌な感 じがして、どうしても眠れませんでした。そのうちに、権兵衛の耳に糸のように細い雨が降って来ました。そして、パチパチと何かが燃える音が聞こえて来まし た。ハッとして山の中腹を見てみると、何と真っ赤な火が町の小学校に迫っているではありませんか。大変だ、と思う間もなく、その火は、一つ、二つ、三つ、 四つ、五つ、六つ、七つ、八つ、九つ、十と数を増やして小学校に迫って行きます。大きな大きな山火事だったのです。権兵衛は、木の上から、この山火事のこ とを村の人に大声で知らせようとしましたが、朝早いせ いか、村の人は、なかなか気づいてくれません。幸運にも、今日は、学校がお休みなので先生も生徒も学校にはいません。でも、子供達の学校が燃えてしまった のでは大変です。権兵衛は力いっぱい吠え続けました。下に見えていた火は山の上にも迫って来ていました。何百回、何千回と権兵衛は吠えました。村の人が、 やっと気づいてくれました。消防車に乗って村の人がやって来ました。でも、山の道は火に邪魔されていて車では通れません。そこで、権兵衛は消防車の代わり に村の人を乗せて何度も何度も火の所まで走って行ってあげました。男の人も女の人 も、村の人みんなで手伝って水を運びました。夕方になって、ようやく火事は消えました。権兵衛の活躍のお陰で、村の人は山火事を消すことができたのです。 村の人達は本当に権兵衛に感謝しました。そして、次の年のお正月に大きな文字で権兵衛の村と書いた立て札を村の入り口に立てました。(おわり)
<参考ページ>http://homepage.mac.com/donguriclub/text-kanji.html#Anchor177305
2010年01月02日..............................................................
●習熟させてはいけない学習項目    
■習熟させてはいけない学習項目があるのをご存じでしょうか。先に繋がらない学習は、出来なければ混乱を招き、出来ればガラスの自信を育ててしまいます。いずれにしても危険な項目ですので長いスパンで再検討しましょう。
【習熟させてはいけない学習項目の代表例】
1.式での数の分解合成
2.式の変形
3.単位換算計算練習
4.余りのある割り算
5.小数の掛け算・割り算
6.最小公倍数での通分はしない
7.スラスラ音読
8.高速計算(暗算)
9.大量暗記(漢字、古典、英語)味わうだけならOKだが、覚えることは×
→日常的に使うもの、使えるものであること!
10.徹底反復:体の制御と頭の制御の勘違い
<参考ページ>
http://homepage.mac.com/donguriclub/vain.html
http://homepage.mac.com/donguriclub/math_noneed.pdf
<重要なまとめ>
http://homepage.mac.com/donguriclub/sum_up_01.html
2010年01月02日..............................................................
●絵コンテ読解:一日で読解力を身に付けさせる方法    
●読解力養成とは文字を明確な視覚イメージとして(自分の持っている原形イメージの再構成により)再現することです。どんなに本を多量に読んでも読解力と は何か(具体的にどうすることか)が分かっていなければ、非常に無駄な時間を使い結局読解力とは何かさえも分からないままになってしまいます。
 反対に読解力とは何かを知っていると1冊の読書でも1行の読書でも読解力養成は簡単に可能です。
<詳細は下記にて絵図を参照>
http://homepage.mac.com/donguriclub/ekonte.html
●表現力養成とは視覚イメージ再現したものを感じ味わうことで感情再現することです。その感情を表出する時にはその時点での感情再現に最も適した(得意な)表現手段を使うことが肝要です。
 表現内容に適した表現形式である必要はありません。まずは、自分が得意な手法を使うことが大事です。手法はいくらでも後付けできますが、その時の感情は その時にしか味わえないからです。それを形として残すにはその時に最も得意とする手法が最も適しているからです。テーマが同じでも年代により技法が変わる 絵画を考えると分かり易いでしょう。
※行間を読むこともこの絵コンテ読解で簡単に出来ます。さらに、実際に描いてみると分かりますが行間どころか絵コンテ読解では普通に文字間(行間を読むことよりも格段にウエ)まで読み解いています。ふつ◯にね。
※作文や感想文が苦手な子供達にも朗報です。オリジナルの明確な視覚イメージを再現できるようになると、その再現イメージが感情を再現してくれます。する と、言葉を考えない(作ろうとしない・書こうとしない)で、再現された感情を味わうだけで言葉が溢れてきます。その溢れてきた言葉を書き留めるだけで作文 も感想文も出来てしまいます。
■推敲はいつでもできますから重要ではありませんし、必要なときに必要な分だけ手をいれればいいんです。肝心なのは<書くこと・書きたいこと>を自力で作 り出す方法の修得です。作文さえも算数の指折算や「デンタくん」と同じ力を使っていることを意識している人は教科の区別を全く感じることなく、全てが<得 意>になってしまいます。できなくても楽しめるようにもなります。これが幼児・児童期には特に重要で健全な感覚です。
※文章のイメージ化そのものが行間を読む行為だからです。背景や作者を知っているとその情報はイメージ再現に使われますので同じ文章でも再現イメージが異 なります。「行間」は読者次第で変化(成長)するのです。読者の成長に従って読める行間(行間の味わい方)が変わる理由ですね。
※この力があれば読解は無敵です。あとは受験用には「設問解釈」を加えればいいんです。逆は難しいです。ものすごく時間がかかります。ココが分かっていないと読解の指導は、またもや偶然教育(偶然読解)になります。
※偶然読解:多量の問題を解く中で子供自身のおぼろげな読解のコツを頼りに「できるようになった」と勘違いする指導です。
<どんぐり利用者の声より抜粋>
■これは余談ですが、1ヶ月ほど前にブザン・ワールドワイド・ジャパン主催のマインドマップ講座を受講してきました。1日で4万円近くするセミナーです が、北海道から参加している方もいて熱気に溢れていました。(ほとんどビジネスマン)そこで講義された内容は、糸山先生が繰り返し述べられていることとと ても似ていて、改めてどんぐりの素晴らしさを実感しました。
・何を学ぶかの前に、どう学ぶかが全てである。
・脳の第一言語はImajination&Association(イメージを働かせ、連結・連想・つなげること)
・右脳左脳ではなく全脳思考
・これからの時代はコンピューターにできることや反復性のあるこをしていてはダメ。人間(自分)にしかできないことをする時代である。
そして、最後に「算数の文章問題が苦手な小5の女の子がマインドマップを使って文章問題が解けるようになった!」というスライドがあったのですが、どう考 えてもどんぐり方式の方が何倍も上をいっていました。結局私にとっては、どんぐりの素晴らしさを裏付けるような内容のセミナーとなりました。
2010年01月02日..............................................................
●スキルアップという呼び名のスキルダウン    
■スキルアップという呼び名のスキルダウン:Terrible Misunderstanding;Skill-down called Skill-up
●スキルアップ(習熟)という呼び名(お題目)の下に実際に行われている作業(高速計算など)は役に立たないどころか脳内進化を妨害する致命的なスキルダウンです。
1.いくら暗算で簡単な「横書き割り算」を高速でできても952665243÷4102は出来ない。→筆算なら誰もが出来る→「横書き割り算」は基礎でも基本でもスキルアップでもない。
2.教育の一環だとと思っている→攻撃の一環である。
3.子供を育てていると思っている→子供を破壊している。
4.成績が上がると思っている→成績は下がる(脳内進化を妨げられるから)
5.学力が付くと思っている→学力は無くなっていく。
6.便利(使える)と思っている→危険で使えない。
※間違いの確認も考えた軌跡も何も記録に残らない最低の学習方法を授けていることになる。こんな方法を「お手本」として授業で見せられ(強制させられ)ていては考える深い学習などできるようになるわけがない。
※子供達の貴重な時間を浪費させた上に脳内進化の邪魔をしているのに、それを「教育」だと思っている。「調教と教育の勘違い」である
※但し、先生達に悪意はない。しかし、検証もせずに実施するのは責任放棄である。自分の頭で慎重に検証すべきである。いかに危険なことをしているかが分か ります。検証の方法は簡単である。子供達にさせているものを5倍4週間続けて自分の感情と思考の動きを詳細に観察すればいいんです。子供は敏感で順応性が 高いので5倍以上すべきですが、時間的に難しいでしょうから5倍という最低ラインにしてあります。「楽しくできてもしてはいけないこと」ってあるんです。 「大人に痛み止めとしてモルヒネを投与することはあっても幼児にはしません。再生不可能な機能的な障害を引き起こすからです。正常に育てるために、急成期 にはしてはならないことがあるんです。」
2010年01月02日..............................................................
●幼児・児童期の三大禁句
■幼児・児童期に絶対に言ってはいけない言葉があります。
「いつまで指を使ってるの」
「よく読みなさい、何度も読みなさい」
「速くしなさい」
 どれも正当な理由がないどころかお門違いのストレス攻撃である。
 よく、「いつまで指を使って計算しているの?」という言葉を聞きますが、絶対に言ってはいけません。この言葉は、無知で貧弱な考えから出た最低の言葉です。教育者失格の証と言っても過言ではありません。
 ところが、私は小学校の先生からこの言葉を聞いたことがあります。文字通り呆れて言葉もありませんでした。教育の何たるかを、算数の何たるかを、計算の 何たるかを、全く知らない教育のド素人の言葉です。そこには教育者としての教養を微塵も感じさせることがない殺伐とした教育観を感じるばかりでした。
 現実問題としても、大学の入試でさえ計算をするときに指を使ってはいけないという決まりはありませんし、これほど子供の成長を損なう言葉はそうそうあり ません。指を使わないで計算できる必要は皆無なのです。もちろん、自然に指は使わなくなりますが、「指を使わせない」ようにすることとは全く違います。 「指を使わせない」ことによる弊害は多岐に渡り、心・頭・体の隅々にまで悪影響を及ぼします。場合によっては一生残る傷を刻み込みます。
 大袈裟に言っているわけではありません。心して聞いて下さい。幼児・児童期の「指折り算」は健康面でも学習面でも非常に有効で大切な学習方法なのです。 私は「大事な大事な指折り算」と言っています。「指折り算」は、あらゆる数や計算の概念を理解するときの最も根本的な自信の素になります。この自信を大事 に大事に、出来るだけ長く持つことが、自信と余裕と満足と人間としての進化を約束するのです。「おいおい、たかだか指折り残で何を大袈裟な事を」と思われ る人も多いでしょうが、ちっとも大袈裟ではありません。人間が「計算」をできるようになったのは、両手の10本指のお陰です。数式は簡略化された記号に過 ぎません。実態のない(十分に感じることが出来ない)記号は自信にはならないのです。「指折り算」が圧倒的に優れているのは、体(頭)が自然に最も効果的 に納得するための体感ができるからです。ですから、「指折り算」のことを「体感計算」とも言います。体感計算は飛躍的な計算力を約束するだけでなく、確か な感覚を味わうことができますので感情も安定します。人間にするための教育だから、体感が重要なのです。そして、その確かな体感さえあれば、その感覚をイ メージに置き換えることは簡単に出来ます。すると、誰もがイメージ操作は超高速でできますので、計算も何の練習もしなくても超高速で出来るようになるんで す。
 計算の最重要項目である「10の補数」を体感計算で修得してイメージ計算まで来ると、今度はイメージを使って九九を有効利用する「三角計算」に移りま す。この二つをマスターすれば、あとは筆算だけで計算練習は終わりです。何百題もの問題を解く必要もありませんし、タイムを競う必要も全くありません。筆 算ができれば「10の補数と九九」以外の暗算は、全て不要なのです。不要と言うよりも弊害になるのでしてはけないのです。反対に、筆算は小1の一桁同士の 足し算から教える必要があります。当然、指折り残で計算することになりますが、「筆算」という形は見せておく必要があるのです。「計算はどんなに簡単な計 算でも『10の補数と九九』以外は筆算でする」という基本姿勢が大事だからです。このことを一年間かけて体で覚えることが出来るように環境設定するので す。このような周到な準備が、自然に何の抵抗もなく計算力を高める仕組みなのです。先を見越した準備は、単純な前倒し学習とは全く異なり、子供の興味と才 能を健全に活用できます。
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2010年01月01日
●あけましておめでとうおざいます
●2010年が、良い年でありますように。

最終更新日 2010年01月14日 10時52分32秒
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2009年12月30日
●一度も書かずに漢字を書けるようになるIF法(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●未だに「漢字は何回も書いて覚えるものだ」と言う人がいます。漢字は一度も書かないで、覚えるのが基本です。
引用
漢 字は覚え始めからどんぐり倶楽部の一度しか書かないで思い出す「イメージフィックス法」で始めました。もちろん漢字の宿題も、自動宿題マシーンが稼働し て、Kはやったことがありません。何回も何回も同じ漢字を書くことはストレスを与えるだけで意味がないとのこと、覚えるのではなく思い出す練習が必要との こと。お友達が宿題をRの家でやっていたことがあります。お友達は漢字をノートのマス目全部に 一画目の横棒のみ書き、次は二画目の縦棒のみ〜と一文字を きちんと最後まで順番に書くのではなく一画づつのみを書いて繰り返して最後にノートの漢字全体を仕上げるというなんとも驚きな光景を目の当たりにしたこと があります。やるのが面倒だそうです。当たり前ですよね。そんなふうに書くのならやらないほうがましだなぁと痛感したんです。だって、まったく覚えること につながってないんですよ。時間の無駄だし、ストレス倍増です。そんなで、Kはイメージフィックス法で色を塗って、一回だけ大きく書いて終わりの幸せな方 法を使っています。このたび、学校から帰宅したKが、「なんかさ、「天」て漢字書けたのクラスで2人しかいなかったみたいでさ、オレはちゃんと○もらえて さ、漢字テスト100点だったんだよなぁ。だってオレ「空」って漢字もうぅ〜んって考えたら頭に浮かんできたもん。みんななんか宿題でいっぱい書いてんの に思い出せないんだねぇ。
引用
「ちょうど今、講演会のDVDあるし、漢字を覚えるイメージフィックス法のとこ、私まだ見てへんから、一緒に見いひん?」と誘って、例の宇宙語のところを 一緒に見ることに。するとどこからともなく・・がやってきて、「何やってるん?」と言いながら、座って一緒に見始めました。とかしてる間に、DVDのイ メージフィックス法は、あっけなく終了〜。(この部分はたしか5、6分しかありません。)「漢字、1回も書きはれへんかったけど、つまりは、同じことを漢 字でやったらいいっていうことやねん。よく見てから目をつぶって、自分のイメージの中で大きく書く。あやふやな部分をもう1回よく見てイメージの中で拡大 して書く」「やってみるわ!おじいちゃん、紙1枚ちょうだい!」「じゃあなあ、むずかしい字〜、憂鬱の、うつって字ぃ書いてみ。・・は憂鬱の鬱って書ける か?」「おじいちゃん、なに言うてんの!そんなん書けるわけないやん!でも今から覚えるで。ふっふっふ。電子辞書貸して!」鬱電子辞書の大きい文字を10 秒ほど眺め、「覚えたわ。」と言って辞書を閉じ、紙に、すらすら〜っと書きました。「へえっ!すごいなあ!う〜ん、じゃあ、こないだから、おじいちゃんが なかなか覚えられへん字ぃあんねんけど、やってみるか?亀の旧字体」龜ほとんど象形文字です。こんなへんてこりんな字に私は慣れてへんので手こずってる間 に、Rは、またしても10秒でクリア。「ふっふ〜ん。漢字、たのしいなあ〜。もうちょっとやりたいなあ。そうそう、おかあさん、そうよ、わったっしっは、 さそりざのおんな〜♪の、さそり、あれ、次やってみるわ。」蠍私も、翌日、翌々日と、Rに言われるままに復習もしたので、実家にいる間に、この3つの漢字 はカンペキになっちゃいました。8か月前に覚えた『薔薇』も、まだ覚えてるもんね。イメージフィックス法、すごいぜ!やっぱり!父は、Rの覚える勢いを目 の当たりにして、ひどく安心したようです。「こりゃあすごいなあ。いちいち、ひとつひとつの漢字を教えんでも、やり方さえちゃんと教えたら、あとは子ども が勝手にやってくれるねんもんなあ。こりゃあ先生、楽になるなあ。」「どんぐり先生って初めて拝見したけど、漢字の覚え方の講義で、漢字をいっぺんも使い はれへんかった、そのことだけでも、できる先生や、って思ったわ。あそこで漢字を例にとって説明しても説明になれへんもんなあ。」と、ひとしきり感心して くれました。
引用
イメージフィックスを実践したことがなかった私。ということでやってみました。1週間前にやったのですが、今でもちゃんと覚えています。本当に覚えられる のですね〜亀の旧字体の龜。実はイメージフィックスを挑戦する前に、書いて覚えようと何度かやってみたのですが、失敗しました。だから、今でもフツーに 「龜」の字が書けることにビックリ。ただし、頭の中で再現したものを書くときに保持しておかなければなりいませんので小3以上の安定した視覚イメージ再 現・保持ができる時期から始めるのが最適です。つまり、それまでは「書き」はさせない方が学力養成になるということです。「読み」は具象物の視覚イメージ の再現ですので、難しいものでも大丈夫です。従って、漢字に関しては無理なく無駄なく効果的な方法は、小3前後の落ち着きが出るまでは読みと意味だけで書 きは要求しない。安定してきたら、覚え方をマスターさせるために漢字の「書き」を利用する。
引用
漢字の宿題である、ドリルの文章をそのまま二回書く(次女の場合は一回)というのをすっぱりやめて、塗り絵をする、見る、ドリルの文章をじっと見る。空中 にその字を書く、ということを始めて、持って帰ってきた三枚の漢字テストの結果が、10点、7点、6点、でした。一回もノートに書いてないのに。やっぱり 集中して見ていたなあ、と思うものが10点でしたよ。10点は取り過ぎだけどね!!この方法で受けたテストの答案ってお宝だなあとつくづく思ったわ。漢字 のどこの部分があやふやで、どこがわかってるか、意味がわかってないものは書けないし。見てるとそういうのが見えてきてすごく面白い。間違ったのをわから ん帳に入れておくっていうことの意味を実感しています。
引用
習っていない3年生の漢字を「塗り絵漢字練習帳」を使ってやってみることにしました。いちばん画数の多い「練」を選び、白版を出力して左側を「お手本」と して筆順を記入、右側を“一画ずつ色を変えて、ゆっくり、丁寧に”塗ります。「次は何色にしようかな?」「交わるところは重ねて塗らないほうがいいよね」 などと言いながら、楽しそうに塗っています。ときどき、塗りやすいように紙を回転していましたが、「紙を動かさないで、漢字を書くときと同じ方向から(筆 順の矢印のとおりに)塗ってごらん」とだけ注意しました。塗るのは5分くらいで終わり、塗り終わったら、全体をよく見て、お手本の筆順を確認。しばらく眺 めて「覚えた」と言うので、目を閉じて宙に書かせて確認。私が「“いとへん”と“ひがし”だから簡単だったかもね。じゃあ、これで終わり」と言うと、 「もっとやりたい!」と言うので、次に習ったけどちゃんと書けない漢字「橋」を選びました。手順は同じです。目を閉じて宙に書かせると、「呑」の部分が不 確かなのでもう一度、塗った字とお手本を見て確認、終了です。長女にも画数の多い「憲」を選んで同じようにやらせてみました。目を閉じて書かせると、「う かんむり」と「こころ」の間の部分を「(上下)どっちだったかな?」と言いながら、確認していました。翌日、「昨日の漢字、覚えてるかな?」と書かせてみ ることに。二人とも「今日も塗りた〜い!」とリクエストしてきました(笑)。長女はスラスラと「憲」を書き「なんて読むんだっけ?」と聞いています。「説 明しなかったっけ?“憲法”“憲章”の“ケン”」と返事。次女のほうは「練」を書き、続いて「橋」を書こうとしています。最初に“のぎへん”を書いてし まって、首をかしげていたので、「ちょっと違うね。よ〜く思い出してごらん」と声をかけると、“きへん”に書き直しました。やはり「呑」の部分の確認が不 十分だったようで、あきらめかけたとき、なんとか思い出せて自力で「橋」が書けました。よっしゃあああああ!(心の中でガッツポーズ)本当に、何度も書か ずに覚えることができたのです。恐るべし、イメージフィックス法!
引用
漢字の話になり、彼女(外人)が「でも、漢字はみなさん何回も何回も書いて覚えマスネ?いっぱい書かないと覚えられないネ〜?でも、漢字はホントに難し い。もう嫌だ。覚えられないヨ」と泣き顔に。ふっふーん「あのねえ。いい事教えてあげるから一回も書かないで覚えさせてあげるから!」とさっそく例のIF 法を彼女に試したくなった。しかし彼女は一回も書かないで覚えることなどありえないと言う。「まぁまぁ、いいからいいから」と私。でも、日本人が漢字を覚 えるときとまったく日ごろ漢字と接しない人間が覚えるのとはもしかしてかなりギャップがあるかも。なんて少々不安がよぎったが。とりあえず挑戦!そうだ な〜なんの漢字がいいかな?次男君の名前は英語でRenなんだけど漢字でかくと「蓮」と書くそうです。それがどうも覚えられないらしい。よし じゃあ 「蓮」を覚えよう!まずA4の紙に大きく「蓮」と書いてみた。これをじーっと見て。で、宙で書いてもらう。うーん、しんにょうが書けない、車がへんてこり んになっちゃう。じゃあ、解らなかったところだけまたじっとみてもういいと思ったら紙に書いてくださーい。「えーっと、こうしてこう書いて」「うんうん、 そうそう」「コレ(しんにょう)が難しいデス。あ、でも書けたヨ」「ね〜、すごいでしょ。さ、今日はもう遅いから寝ようか。」と言ってその日はすぐ寝 た。(ふふっお楽しみは明日だよ)翌日朝からバタバタと彼女たちは出かけていった。そして夜、ご飯を食べながら聞いてみた。「ねぇねぇ、昨日の漢字書ける かな?」あれから1日経っている。漢字の話はあれからしていない。さあ、どうだ?書けるのか?一回しか紙に書かなかった漢字を。じゃーん。ドコドコドコ (太鼓の音)急に言われて戸惑っている様子。「え?えーっと」と言って、彼女はすらすらと宙に「蓮」と書き出した。WOW!シンジラレナーイ!カケマシ タ〜!餃子をほおばりながら感激する友人おおっー!私も正直感動しました! たぶん 彼女はもう「蓮」と言う字は忘れないと思う。ひゃー、外国人にもスト レスフリーのIF法。ありがとう!
漢字の宿題
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最終更新日 2010年01月27日 11時37分24秒
2009年12月22日
●道徳的にも間違っている一斉宿題の理由(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●SMAP×SMAP 道徳の時間
●2009.12/21(月9:00-)SMAP×SMAP 道徳の時間で、「みんなと約束したから〜」ってのは言動を決める理由にしてはいけない間違っ た考え方である。約束を守る・守らない以前に、その約束の内容が正しいのかどうかを自分で判断し、その判断に沿った言動をとることが正しい行い(道徳に 沿っている行い)である。...と道徳の専門家が言っていた。
●学校の先生が、宿題変更や免除をさせない時に言う理由は「みんなやっているから」「約束だから」が殆どである。つまり、先生は「道徳的にも間違っている ことを公言している」ということ。さらに、絶対条件である「約束を守る・守らない以前に、その約束の内容が正しいのかどうかを自分で判断し、」という部分 を全くしていない。
※どんぐりの見解や態度は既に決まっている(させるか、させないかの選択権は、完全に保護者にある)ので、今更書かないが、「道徳的にも」的外れな言い訳 なんだなぁと分かって、ますます教育環境の悪化を感じる。理論的に整合性が無いどころか、道徳的にも許されないことを、(全国の)学校の先生が平然と言っ ているのだからね。
■普通に考えれば、普通に分かる事さえ、普通の学校で全く分かっていない。...現在の学校は、普通に見えていても、既に普通(健全)ではないということ だ。異常なところに通わせていれば、正常な子供も異常になる。これは、生命維持のための環境適応現象である。...このままでは、健全な不登校(危険回避 行動)は、ますます多くなるだろう。
■宿題を下記に変えるだけで、多くの学校で健全な学習ができます。
<一度も書かないで漢字を覚える方法>→http://homepage.mac.com/donguriclub/if_kanji_ex.html
<5分で無限暗算が出来るようになる方法>→http://homepage.mac.com/donguriclub/denta_book_01.html
最終更新日 2010年01月14日 11時22分40秒
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2009年12月17日
●「50年かけて見えてきたこと」(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●偶然ですが...NHKデジタルHV BS-3...9:30〜プレミアム8人物(再放送)「柳田邦男」を見ていました。

●柳田邦男さんが言っていた、子供達の現場を見てきて「50年かけて見えてきたこと(問題の核心)」は、私がどんぐりを立ち上げた理由と全く同じなんですね。
●読み聞かせの注意点にも、感情育成にも言及していました。
「子供達が危ない」「見えない物を見る力が育たない環境」「便利な社会=工夫しない社会=考えない生活=思考力が育たない教育」
※犯罪の低年齢化への関連も話に出ていましたね。現状認識は殆ど同じです。...ですが、手法を生み出せるだけの理論はありませんでした。
●今、0-12才までの教育を本気で変えないと本当に未来が無くなってしまいます。
●どぐりには、完成した理論と具体的で効果的な解決策があります。どうか、気づいた人は気づいた人から使って下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/index-all.html
最終更新日 2010年01月14日 11時28分42秒
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2009年12月13日
●学校の宿題...拝借(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
どんぐり問題をされている方のブログ記事の紹介です。ふれ〜〜〜〜ふれ〜〜〜!!!!
<学校の宿題:2009/12/11.Fri>
先日、学校の宿題について、先輩どんぐりママから「はっきりお願いしたほうがいいよ」とアドバイスを頂きました。
今週は個人懇談があり、先生とお話をする絶好のチャンス!!
loveさんの「どんぐり倶楽部と出会って(宿題編)」をプリントアウトしたもの(お守り)、ちゃこさんの「宿題の変更をします!」の記事の一部抜粋、コトノハ通信、どんぐり先生の著書「子育てと教育の大原則」ハルのどんぐりノートをカバンにいれ、いざ懇談に!
ハル(小4)の先生は新卒の若い男の先生。
まず、私「宿題は一人一人にあったものだといいですよね。
ハルは、書くことが好きではなく、漢ドの反復練習はストレスになっています。
なので、内容など私の判断でやらせてもらいたいです。任せてもらっていいですか。」とお願いしました。ストレートに「宿題はしません!!」といえなかったです。
短い時間の懇談で、「どうして、漢ド、計ドの反復をさせたくないか」をわかってもらうには、ちゃこ先生の「漢字ドリル・計算ドリル・音読」の宿題3点セットが子どもたちに「害」になるのか。
の記事をみてもらうのがわかってもらいやすいと思ったので、一部をプリントアウトした差し出しました。
先生「おっしゃるとおりです。お母さんにお任せします。お願いします。」とあっさりおっしゃいました。
先生「ほんとは、自主学習にしたいですが、そうすると、やる子は一層やってくる。やらない子は全くやらない。家でも見てもらえない。やむなく一律に出しています。」と。
そして、ハルのどんぐりノートを見せて、私「じっくり考えること、丁寧にやるようにしたいので、問題をやったときは、このノートを提出しますがいいですか。」と聞くと、先生は考える力がつきますね。というようなことをおっしゃって、了承してくださいました。
でも先生の言われた「考える力」とどんぐりの目指しているものとは
なんか違っているような気がしたんだけど。
ほんとは、少しくらい意見の相違があって、待ってましたとばかりに持って行った資料をお渡しして帰ってくる。という展開になると、もっと深く先生にしってもらえるし・・・。
と思っていたのに、拍子抜けしてしまいました。
残念だけど資料を渡すことはできませんでした。
宿題の話からなぜか先生の小学校の頃の話になり
先生「僕は宿題 やったことなかったです。日記も書いた覚えがありません。」
私「えっ〜〜!!!どうされてたんですかぁ??」
先生「さぁ〜。どうしてたんでしょうねぇ???」
やらなくてもなるようになるってこと???
それなら宿題なんかださないでよぉぉぉ!!!
確かにこの先生、いたずらをして叱られた。失敗した。
というようなエピソードをたくさんお持ちのようです。
まずは先生にわかってもらえたので、気分よく帰ってこれました。よかった。よかった。
背中を押してくれた皆さん。ありがとうございました♪
<追記>SMAP×SMAP 道徳の時間
●2009.12/22(月9:00-)SMAP×SMAP 道徳の時間で、「みんなと約束したから〜」ってのは言動を決める理由にしてはいけない間違っ た考え方である。約束を守る・守らない以前に、その約束の内容が正しいのかどうかを自分で判断し、その判断に沿った言動をとることが正しい行い(道徳に 沿っている行い)である。...と道徳の専門家が言っていた。
●学校の先生が、宿題変更や免除をさせない時に言う理由は「みんなやっているから」「約束だから」が殆どである。つまり、先生は「道徳的にも間違っている ことを公言している」ということ。さらに、絶対条件である「約束を守る・守らない以前に、その約束の内容が正しいのかどうかを自分で判断し、」という部分 を全くしていない。
※どんぐりの見解や態度は既に決まっている(させるか、させないかの選択権は、完全に保護者にある)ので、今更書かないが、「道徳的にも」的外れな言い訳 なんだなぁと分かって、ますます教育環境の悪化を感じる。理論的に整合性が無いどころか、道徳的にも許されないことを、(全国の)学校の先生が平然と言っ ているのだからね。
■普通に考えれば、普通に分かる事さえ、普通の学校で全く分かっていない。...現在の学校は、普通に見えていても、既に普通(健全)ではないということ だ。異常なところに通わせていれば、正常な子供も異常になる。これは、生命維持のための環境適応現象である。...このままでは、健全な不登校(危険回避 行動)は、ますます多くなるだろう。
■宿題を下記に変えるだけで、多くの学校で健全な学習ができます。
<一度も書かないで漢字を覚える方法>→http://homepage.mac.com/donguriclub/if_kanji_ex.html
<5分で無限暗算が出来るようになる方法>→http://homepage.mac.com/donguriclub/denta_book_01.html
最終更新日 2010年01月14日 11時30分36秒
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2009年12月08日
●支援級の先生と相談会(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●福岡で支援級を受け持っておられる先生とのお話(2009.12/07:14:00-17:00)
●2回目の相談でした(1回目の相談の後に、既に学校でどんぐりを実施されていました)ので、先生自身が生徒を通して体験された「どんぐり倶楽部」の「良 質の算数文章問題」効果に驚かれていましたが、普通です。これまでは、人間の認識形態を無視した取り組みを行き当たりばったりに試していただけですので、 「何かができるようになった=進歩した」という根本的な勘違いの連続だっただけです。御自身で体験したことで一歩進まれたようです。子供達に携わる誰かの 参考になると思いますので、今日受けとったメールを掲載しておきます。
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>○○です。本日はお忙しい中、私のためにわざわざお時間を作って頂き、誠にありがとうございました。宮本武蔵の五輪書に「打とあたると云うこと」 についての話があります。「打つ」というのは、どのような打ち方にせよ、心にきめて、確実に打つことで、「あたる」というのは、ただぶつかったというほど のもので、どんなに強く当たって、敵がたちまち死ぬほどであっても、あたりはあたりだという話です。私はこの「打つ」という感覚がずっと欲しくて仕方があ りませんでした。まぐれあたりでは、いつか倒されるのは目に見えているからです。今まではこの「打
つ」ことができず、とりあえず振り回して「あて」にいっていました。(あたってもいませんでしたが。)今回、子供たちの文章題の取り組みにおける変化と、 先生のお話で「打つ」というものは何なのかを、心の中で掴むことができたと思っております。明日からの指導では「あてる」ではなく「打つ」ということに自 信をもって臨んでいけそうです。また困りごとがあった時には、先生にご相談することがあると思いますが、その際にはどうぞよろしくお願いいたします。
<返信>
「どんぐり倶楽部」のItoyamaです。
●私は剣道をします(していました)が、剣道をするには2つの集中力を要します。察知力と納得力です。察知力とは全方位レーダーのような静かな心で対象の 全体を常に感じながら自分のすべきことを推し量る力です。納得力とは、相手の状態を見極めて自分が動くべきタイミングを瞬時に、感情の納得とともに決めて 間髪入れずに、毎瞬間ごとにイメージしていた言動をまよわず実行する力です。...私はこのことを中2の時に意識しました。剣道からは様々なことを学びま したし、私の考え方は中学の時から殆ど変わっていません。先生の、具体的な実践を楽しみにしています。子供達をよろしくお願いします。
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※先日は、北海道の先生から下記のメールも頂いています。これらのことからも、表面的な学習能力や成績などには関係なく、人間本来の学習方法に沿った教育 (どんぐり方式)が全てを解決するのだということが具体的に読みとれます。こちらの学校では全校で取り組んでいらっしゃいます。
<支援に関する部分のみ抜粋>
6年生の特別支援児童にも、どんぐりプリントを活用し、問題文の音読に取り組んだところ、算数的な思考力だけではなく、視覚イメージがはっきりし、後に問 題文の音読(わからない漢字も)もスラスラと読めるようになり、なによりも本人がびっくりしていました。考えるってどういうことか?ということを体験させ ることができるので、学習遅滞の子 にもゆっくり機能面で向上を図ることができるように思いました。本当に万能で優れた 教材だと日々大発見があります。
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※全く同じ教材が難関中学受験にも効果を発揮するんですよ。<正-反-合>は可能なんです。「どんぐり」ならね。

http://blog.goo.ne.jp/haruhana321hitomi/e/e4c7530f96e01c2737099f544d0c9243

http://www.newleaf.jp/mkc/academy.html
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※集中できない(と言われている)子には、是非「秘密基地学習」をお勧めします。
最終更新日 2010年01月14日 11時32分44秒
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2009年11月15日
●子育てと教育から見える猟奇的犯行について(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
「子育てと教育から見える猟奇的犯行について」
●視覚イメージ再現-感覚再現-頭の中(想像)での満足回路を使った充足...このサイクルが未熟だと、現実の感覚を使って満足するために想像したことを実行に移すことで強制的に満足感を得るための行動を取る欲求が沸き上がり継続され我慢(コントロール)できなくなる。
 そして、満足感を得るために(得られると思って)実行する。
 そして、一時的な満足感を得る。
 しかし、この感覚は一時的な外部からの刺激なので本当の(基本回路となる永続的な)満足感は得られない。
 つまり、基本回路の一つとしての「満足回路」を作り上げる臨界期はとうに過ぎ去っているので、どんなに強力な刺激であっても、それに対する反応でしかなく、根本的な満足回路を作ることは、物理的に(生物学的に)不可能なので、永久に出来ないのだ。
 従って、犯人は、さらに強烈な刺激を求める欲求を蓄積しながら、再犯のチャンスをねらうことになる。
 0〜12才までに育てておかなければならない、<情緒の安定:満足回路><感情の育成:納得回路><理論的思考><感情を基盤とした判断力の養成:人間 的な判断力を含む思考力>の中でも0-3-9までに作っておかなければならない<情緒の安定:満足回路><感情の育成:納得回路>の欠如である。
 長期的・断続的な連続殺人事件の特徴である。猟奇的犯行は...変質とか異常とか残虐嗜好とかの問題ではなく「子育て・教育」の失敗の典型例である。間違った「子育て・教育」が、そういう人間を育て上げたということである。
※だ・か・ら、どんなに表面的には効果のある方法でも「感情を麻痺させる方法(代表は反復学習・高速学習・大量学習)」は、子育てでも教育でも絶対に使ってはいけないのです。
最終更新日 2010年01月14日 11時33分58秒
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2009年11月12日
●オ〜〜、ビックリ!(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●トルコ語のどんぐり関連ブログ(http://japonmatematik.wordpress.com/)がアップされたので、何が書いてあるのか 自動翻訳を使って見てみようかな....で、ついでに、Googleの自動翻訳を使ってどんぐり倶楽部のHPを見てみたら、な、なんと驚いたことにリンク 先のページも(会員さんのページなども全て)翻訳されてる...。もちろん、そのまま使える訳じゃないけど。それでも、...知らんかった。
http://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=ja&tl=en&u=http%3A%2F%2Fhomepage.mac.com%2Fdonguriclub%2Findex-all.html
※これを土台にすれば...できるよなぁ。...時間があれば、だけど。ん〜〜〜、魅力的です。
最終更新日 2009年11月12日 14時00分15秒
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2009年11月08日
●「どう向き合う!?反抗期」...なんて番組(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●書かなくてもいいか...と思って<先生GPS>なんて作ってましたが、どうもスッキリしない。天下のNHKが放送したってのも危険な感じを拭えない。...で、記録だけしておく。前回同様、削除対象である。書き飛ばしなので読みにくいと思います。
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●あ〜、また、「専門家」がいい加減なことを言っている。「反抗期とは親子の力関係が逆転するときに起こる現象で〜」
...?????????????である。
じゃあ、家庭以外での反抗期は?体制に対する反抗期は?

●反抗期ってのは、力関係なんかじゃないよ。だから、家庭内に限定すれば、反抗期が全く無い家庭も普通に存在するし、全員が酷い反抗を示す場合もあ る。当然である。所謂、反抗期ってのは、理論的な思考が可能になる時期(抽象思考が可能になり、幼稚ながら自分で理論的に考えて自分なりの結論を出せるよ うになる時期)に、現状やそれまでに受けてきた理不尽な(自分の考え・理論では許せない)仕打ちに対して異を唱えるという現象だからだ。家庭内では保護者 が、理由にならない理由(子供には納得できない理由)を理由にして何かを強要させ続けることが反抗期の原因である。それは、「しつけだから」「宿題だか ら」「先生が言ったから」「決まりだから」「みんなしてるから」〜と本人は全く納得できない理由による行動をさせられていると必ず出てくるのは当然だが、 逆に、子供自身が納得しながら過ごしていれば絶対に出てこない。その時期は反抗期ではなく相談期になる。「私はこう思うんだけど...」である。
従って、物心ついてからの幼児・児童期に、少なくとも家庭内では子供がキチンと納得できる言動で接していれば、反抗期なんてのはあり得ない。つまり、普段 から「何か、それって違うんじゃないの?」と感じていたことを強要され続けてきて「それは、こうこうだから違う!」と確信することができるようになった (思考形態が変化した)ので、それを表明しているに過ぎない。
●乳脳から永久脳に変化したので、理不尽(自分の理論的な結論との相違)さが分かるようになった結果の反応ということである。幼いながらも理屈に合わない ことを理屈に合わないと言えるようになったということである。力関係は関係ない。だから、親にでも先生にでも学校にでも会社にでも社会にでも反抗すべき対 象には、反抗を感じるのだ。家庭外では、これを逃れることは非常に難しいだろう。だが、家庭内では保護者の心がけ次第である。正当な理由もないのに、親だ からといって子供を支配するような言動を取っているようでは必至であるし、子供も納得できる正当な理由をキチンと分かち合っていれば反抗期なんてのは出て こない。
●「今、反抗期だから〜」なんて、呑気な考えで自分の子育ての手抜きを誤魔化さないことが重要である。「誰もが通る道だから」みたいな勘違いをしていると、一生の禍根を残すことは請け合いである。
最終更新日 2010年01月02日 10時11分36秒
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2009年11月05日
●塩を一緒に入れない!...削除候補記事(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●料理の下ごしらえをしているときに、多量の塩を振りながら、あるいはガチガチに塩をすり込んだ後で、調味料を加えて味付けをするのは不可能です。塩焼き なら結構ですが、味付けは出来ません。それとも、味付けに順番は関係ないとでも思っているのだろうか。料理をしたことも食べたこともなければ仕方ないが、 毎日、目の前に料理は出てくる(毎日子供を目にしている)し味わっている(反応を見ている)はずです。それでも「分からない」というのは、感覚が麻痺して いる(見えているのに見ていない)ということです。
●間違って(勘違いをして)塩を振ってしまったのであれば、まずは、丁寧に塩抜き(リセット)をするしか方法はありません。学習においては、塩は宿題の定 番である「お粗末三点セット」に代表される「徹底反復」「高速学習」「大量暗記」です。無意味な先行学習は論外(岩塩)です。
●上記のことをしながら(リセットもせずに)、良質の算数文章問題を与えて「うまくいかない」「難しい」「根気がない」「まだ無理」「慣れていないか ら」...。違います。「うまくいかない」ような環境設定(日常生活や家庭学習)をしているから。「難しい」と反応するような反射しかできないように育て たから。「根気がない」=「考え続けることが出来ない」ような学習をしてきたから。「まだ無理」=じゃあいつからなら大丈夫?「慣れていないから」→慣れ なんてのは関係ない...。もうそろそろ気づかないとね。頭の健康診断で重症だと見えているのに「慣れていないから」なんてのはあり得ません。子供が目の 前で大量出血で死にそうなのに救急車も呼ばずに、お隣のオトモダチといつまでお喋りを続けるつもりですか?
●あまりにもノンビリしている(緊急事態にも関わらず、勘違い学習を楽しく強要している)方が散見されますので、書いてみました。
<中学受験予定者は下記参照>
http://homepage.mac.com/donguriclub/touitu.html
<知育の類をされている方は下記参照>
http://homepage.mac.com/donguriclub/soroban-hyaku.html
最終更新日 2010年01月02日 10時12分22秒
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2009年10月26日
●授業計画(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●「マジで、超簡単に、絶対学力を育てる方法:小学部編」(Macho_Z) presented by DONGURI-ACADEMY in Nokonoshima
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<授業計画:基本は出来ることではなく感じること・味わうこと:感味力養成→視考力を使った思考力養成>
1.教科書の授業は、全て先生による<教科書>の読み聞かせ...読み聞かせ方式
※関連副教材も読み聞かせ方式
※教科書は直ぐに読み終えてしまうので他に使える時間は十分にある
2.余った時間は、全て図書館から借りてきた好きな本の読書(絵本や良質のコミックも含む)
※1週間かけて、「良質の算数文章問題」1題のみを副黒板いっぱいに全員で描き上げる。先生が添削。
※どう描いていいか、全く思いつかないクラスの場合は、先生が意図的に悩みながら、ゆ〜〜〜っくりと下手な絵図で黒板一杯に「お手本」を描くことを楽しむ姿を見せてあげる。子供の意見も採り入れていくと、素敵な作品になる。先生と生徒の合作。
→完成したら写真撮影→作品掲示(理論的に思考を組み立てることが可能)
※1年間を通して授業の中で各学年の漢字読本を作成(創作力・構成力・漢字の習得も全て可能)
→フィクション作品として製本:各クラスで毎年1冊の本(漢字読本)が出来る
3.宿題:外遊びが宿題の中心
(月〜木)はIF法で1文字漢字暗記練習(書かない)のみ
(金)  筆算書き起こし問題1題のみ
(土) 「良質の算数文章問題」1題のみ
※漢字1文字テストは毎日(火〜金)朝礼時に行う(書きの練習をしてきてはいけない)
※月曜日の朝は計算テスト1題(筆算書き起こし)...「良質の算数文章問題」作品掲示
4.家庭学習厳禁、デジタルゲーム厳禁(水のみ無制限)
5.日曜日は勉強をしてはいけない日(したくてもしてはいけない)とする
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<使用教材>
■高学年の教材は中学受験用のテキスト
■使用方法は別途指定(本文使用、設問解釈...分析授業として利用する)
■小1〜小3は手先の繊細な動きを助ける(コントロールを要する)工作を十分にさせる
※プラモデル作成・バルサ材のカット
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<授業進度>
■スピードは「ゆっくりくん」用で行い、「ラピッドくん」にはお手伝い(指導補助)をしてもらう。
※教科書の内容を再現できるような方法で進める
→文字(記号)となっている意味(実体)を体感できるように全授業を設定(教科書内の文字・言葉を豊かに再現できるようにするための体験学習)
<学年別進度>
小1...小3までの全教科書終了
※1文字習字は6年間継続(体感伝達...イメージトレーニングの基本:体感の「お手本」を持てば体のコントロールが可能であることの経験を重ねる)
小2...小4の全教科書終了
※小2の終わりまでは極力書かせない
小3...小5の全教科書終了
※小3終了後にお兄さん組となり、進級祝いとしてノート・鉛筆・小刀を授与され自由に書くことが許される。
小4...小6の全教科書終了
小5...Jr.予習シリーズ(本文のみ)+予習シリーズ1.2(本文のみ)
小6...予習シリーズ3.4(本文のみ)+中学入試過去問題分析(設問解釈)
※過去問題はSS60程度の学校を1校のみ選択
※全員受験はするが、合格しても基本的には進学はしない。自宅に一番近い中学を進学先とする。
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<補足>
■計算に関しては
1.<指折算>→(ゆっくりと9才前後までに)→<デンタくん>
※情緒の安定+感情の育成+視覚イメージ再現を落ち着いて行える段階が最適な移行期
2.筆算は1桁どうしでも縦筆算をする(横筆算は必要ならば教える程度)
※多くても1日に1問を限度とする
■評価方法は本人評価と先生評価を同率で加算する
各年...本 人:先 生(点数割合)
年長...100:000
1年...090:010
2年...080:020
3年...070:030
4年...060:040
5年...050:050
6年...040:060
<中学部>
中1...030:070
中2...020:080
中3...010:090
受験...000:100
※本人評価→出来た出来ないは無関係の自分の中での<頑張った度>
※先生評価→先生の中での<良くやった度>+客観的な<出来た度>
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<先生への注意事項>
●工夫の仕方について...工夫をすれば何でも使っていいわけではありません。
 生徒の状況(時期と状態)をベースにした上での学習方法の作用と反作用(効果と副作用)を常に考慮して下さい。
※薬では効果と副作用といえます。小児の場合は、効果よりも副作用に注意すべきであり、どんなに効き目があるものでも副作用が強い場合には使えません。危 険だからです。同じ薬が、大人には良薬でも子供には劇薬(猛毒)になることが多々あるからです。学習方法も同じです。「感情を破壊する(麻痺させる)」と いう副作用がある場合には厳禁です。三大厳禁学習である徹底反復・高速学習・大量暗記は論外です。
最終更新日 2009年11月03日 13時32分20秒
2009年10月14日
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●モンテッソーリ教育(Maria Montessori)に関するメモ_1(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 考察 ]
●モンテッソーリ教育(Maria Montessori)に関するメモを日々雑感にUP。
...Itoyama_memo_about_Montessori
※記事にしたら日記に移します。
最終更新日 2009年10月15日 10時52分12秒
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2009年10月01日
●理念と手法(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]
●「理念と手法」と書くと難しそうですが、「キャッチセールスには気をつけましょう」ということです。
●最近、幼児教育、早期教育をしていらっしゃる方からの相談・質問メールが多いのですが、その「〜教育」の<理念>に共感して〜〜〜と言う人がいます。...というよりも殆どの人がそうです。
 ですが、理念は子供に何の影響も与えません。そこに書かれてあること、言われてあること、謳われていることは、全て単なる「希望」にすぎず。一般的な理 想でしかなく、その状態にできる理論を持っているとは、言っていないのです。ですから、何とでも簡単に言えますし、何処にでも耳障りのいい言葉が並んでい ます。
ところが、唯一、子供たちに影響を与えるのは実際の手法一つ一つだけです。
つまり、謳い文句がどんなに良くても、実際に子供たちにする・させる手法が間違っていれば、謳い文句とは関係なくキケンだということです。「自然開発(自然保護)」と言う名前(理念)の「自然破壊(手法)」と同じです。
そして、そんなことを奨励している「〜教育」には理論は何もなく、理念は借り物で手法は行き当たりばったりのものだということです。
そして、厄介なことに「悪意が無く、本心から子供のためにと思っていても」理論がない(間違っている)と、全く同じ悪影響を与えるんです。ここで、「理 念」を「理想、希望、願い」としても全く同じです。「私たちの願いは〜」...でも、その願いには繋がっていない手法が使われている。これでは、その願い は永久にかないません...無理です。
願いは、誰しも同じです。健全で賢い温かい人間に育って欲しい。なのに、その願いと手法を繋ぐ(願いを具現 化するための効果的な手法を導き出すことが出来る)理論を追求しないのは、私には奇異に感じられる。考え方が非常に甘い。理論なき理念は教育詐欺になる。 理論なき手法は教育犯罪になる。「〜式」「〜メソッド」「〜教育」...一人一人が自分で実際に体験して判断すべきです。子供がする5-10倍を2-4週 間すれば体感できます。親としての最低の責任だと思います。もちろん、一番身近な宿題も同じです。
「スキンシップが大切です」→ですから→「ビシバシ殴ってOKです」...おかしいでしょ?これは極端な例ですから分かるでしょうが、大勢の人がしていた り、やりすぎなければ大丈夫なんていう理由にならない安心感に訴えて同様のことをさせているんです。ところが...これが、キチンとした理論がないと分か らないんです。
つまり、上記の例なら。
なぜ
「スキンシップが大切」なのか。その理由を知らないととんでもないことを平気で奨励するんです。
言葉に流される(キャッチコピーに利用される)代表格としては
「IQは高い方がいい」→ですから→「IQ200を目指してビシバシ高速反復OKです」...おかしいでしょ?
というより完全に異常です。だってIQ130以上は異常事態なんですよ。それに、高い方がいいなんて理由はどこにもないんです。そもそも数値が変わってもIQそのものは不変なんですから、無意味なんです。詳しくはHPに書いてありますので、是非探してみてください。
理由になっていな理由に納得している人が大勢いるようです。せめて、気になる語句を「どんぐり倶楽部」のHPで検索してみていただけると、気付いていただけることがあると思います。
※「語りかけを大切に」なんて言っている一方で、こんな(上記のような)ことを言っているとすると、子育ても教育も全く分かっていないつぎはぎだらけの「〜教育」というハリボテだということです。
●これまでの日本には理念と手法を結ぶ理論はありませんでした。ですから、理念を掲げて、差し障りのない接し方で導入期を過ごさせた後は、理念とは全くか け離れた手法を(理念を活かせる手法を編み出す理論を持っていないので)取り入れているのに気付くこともなく、理念とは全く反対のことを平気で続けさせる 場合が多いのです。100歩譲って、悪意はないのかも知れません。悪意(選ぶのは保護者だから...ヘヘヘ...と言っている業者の声が聞こえてきそうで すが)があれば、これは立派な教育犯罪です。
ですが、どちらにしろ(私にしてみれば異常なほど)莫大な利益があるようですから、無くならないでしょうね。ん〜〜〜〜、御注意あれ!(キケン学習の発見方法もHPに書いてるからね)
子供はイロイロだから...。
いいとこどりでいいんじゃない...。
楽しければいんじゃないの...。

...ホンキですか?...ノンキですね。それ、甘いけどアルコール高めのカクテルですよ。おこさん、もうすぐ臨界期を越えますよ。下記、参考になれば幸いです。
<メール相談より>……………………………………………………………………………………………
>私としては、本を大量に読んであげて本が好きな子
●量は関係ありませんよ。どれだけ味わえるか、感じられるか。読解力も同じで読書量とは無関係です。<読解力>で検索!
>絵カードや、ドッツのフラッシュは、表現をするための基礎作り(出力準備)になるのではありませんか?
●何の基礎にもならないどころか、基礎作り(感味力養成)の妨害でしかありません。基礎とは感じること・味わうことですからね。<感味力>で検索!
>これなんとなく見覚えがある。面白い。となればいい
●上記の説明で分かると思いますが、勘違いの大合唱ですよ。
>知識入力が悪いとは思えません。
●悪いことしかない。そもそも、入力させられるものではありませんからね。<知識の集積>で検索!
>知っている事には積極的になるのだから前もって〜
●不自然な考え方ですよ。自然な場合は、知らないことに興味津々になるんです。その考えでは知らないことを恐れるようになります。
・聞いたことない、見たことない、知らない→(だから)→出来ない、しない、する気にならない。したくない。「習ってないから出来ない。」...この言葉を言う子がなんと多いことか。...知識の集積やパターン学習を勉強と勘違いさせられてきた子供たちです。
>どんぐり倶楽部は、小学校からでいいんですよね。
●それまで、余計なことをさせていなければね。今、知的系統的早期教育をされているんですよね。塩を擦り込んだ後では味付けできないことを御存知ですか?塩抜きするのが大変ですよ。<知的系統的>で検索!
>小さいときに脳の回路の処理能力を速くしておいたほうがいいのではないですか?
●此の時点でアウト。幼児期に絶対にしてはいけない「考えない単純反射回路」を強化してしまうということですからね。処理能力の意味を完全に勘違いしてい ますよ。思考力養成が終わってからなら必要最低限で高速学習や大量暗記もOK。問題は順番なんです。知的系統的早期教育では、順番が全く逆(あるいは、順 番を無視して同時並行)の場合が殆どです。同時に最初から...は大間違い。最後に入れるべき塩を、最初から同時に入れますか?
<ブログ関連より>……………………………………………………………………………………………
以前どんぐりママから『思考の臨界期』を読むといいというアドバイスを頂いたことを思い出して、「思考の臨界期」
http://homepage.mac.com/donguriclub/period-omake.html
にたどり着きました。そして一部公開されている部分を熟読して、それだけでも目から鱗だったのですが、脳科学の最新データと12才の思考の臨界期
http://homepage.mac.com/donguriclub/brain-logic.html
というところを読んで驚愕しました。どんぐり先生がフラッシュカードを「不自然」と表現する意味がわかりました。
最終更新日 2009年10月17日 08時26分44秒
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2009年09月30日
●漢字読本・5年生_Ending(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 御案内 ]

●随分お待たせしています5年生の漢字読本ですが、もう暫くかかります。
 今日はEndingだけですが、お見せします。タイトルは「地球防衛隊」
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「ジェノサイドプラン発動」
「I'm ready.(アイム、レディ)」
「Go!(ゴォウ)」
「I'm not ready.(アイム、ナットッ レディ)」
「ん?Go!」
「I can not accept your order now.(アイ キャン ナットッ アクセプ(ト) ヤァ オウダ ナウ)」
「Say in Japanese.(セイ イン ジャパニーズ) どうした。なぜ稼働しない?」
「コドモタチガ、ミテイマス」
「何?」
「コドモタチガ、ミテイルメノマエデ、ジェノサイドプランワ、ハツドウデキマセン」
「そんなことを言ってる時間はない!」
「ファイナルプロテクションシールドヲカドウシマス。コノアイダニ、コドモタチヲ、シェルターニ、イドウサセテクダサイ」
「シールドを張ったら、稼働できなくなるぞ」
「シールド稼働しました。プロテクション完了まで3分です」
「全員、避難誘導!」
「所長!とても、間に合いません!」
「間に合わせろ!」
「間に合いません!!」
「プロテクション完了まで1分です」
「所長...全員は無理です」
「プロテクション完了まで30秒です」
「何のためのジェノサイドプランなんだ!」
「プロテクション完了まで15秒。ジェノサイドリバースを発動しますか。プロテクション完了まで10秒」
「何だ、それは」
「ジェノサイドリバースを発動しますか...5、4、3」
「ジェノサイドリバース発動!」
「局長!?」
「2」
「いいんだ」
「ジェノサイドリバース発動しました」
「局長...何なんですかジェノサイドリバースというのは」
「いいんだ。知らなくて。最後の一人までゆっくりでいいから避難誘導しなさい」
「はい...なんだか静かになってきたような気がする」
「みんな、ご苦労様でした」

ナレーション:地球防衛隊が守っているもの。それは人間の体ではなく心である。人間としての心が健全に育つための環境だったのである。[END]
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※genocide reverse : rebirth:肉体から離れ、意識の集合体として再生し、一定期間自覚を継承した後、感覚は消滅する。genocide[集団虐殺]の真逆であることと再生を同時に可能にする唯一の方法である。
最終更新日 2009年09月30日 16時53分12秒
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●T.Itoyama10時間講演CD×2(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 御案内 ]

●2009年7月20日に福岡で行われた「どんぐり倶楽部」代表・どんぐり先生の10時間講演のCD作成の準備ができました。
<講演内容:割愛部分もあります>
http://homepage.mac.com/donguriclub/10hours_lec.html
■総容量が1000MBを超えていますのでHPにはアップできません。有料になりますが...希望があれば作って配布します。お知らせ下さい。
→donguriclub@mac.com
※CDは2枚組(動画ファイルはmp4形式ですので、PCならMac、Win、どちらでも動画再生可能。デジタルプレーヤーならmp4を再生できるiPodなどでも再生可能:PC経由でファイルをiPodなどに入れて下さい)
※金額は5000円とします。受付期間は<暫くの間>です。

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●文英堂からスーパーエリート問題集(スパエリ)が出ました。どんぐり的使い方はHPに書きましたので参考にして下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/super_eri.html
●どんぐり問題はスペシャル付録という形で各学年40題ありますので、これだけでも十分に1年間使えます。書き下ろしですので良質の算数文章問題とのダブりはありません。...前書き+後書きをキチンと読んで、ルールを守って楽しく取り組んで下さい。
最終更新日 2009年09月30日 11時29分33秒
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2009年09月09日
●2倍の法則(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
【2倍の法則】
子供が悲しみに出会ったとき
慰めてはいけない

悲しみが減ることはないし
悲しみは消化すべきものだからね

でも、一緒に悲しむことはしてほしい

もちろん
悲しむ人が2倍になったからといって
悲しみが1/2に減るなんてことはないよ

でもね
仲間がいるって分かったら
どうだい
心強いじゃないか

しかも
その仲間がお父さんやお母さんだったら
百人力じゃないか

だろ?...だよ。
……………………………………………………………………………………………
■日付2009年9月4日(金)■タイトル●寺子屋という実験室(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
■本文
●「どんぐり」を知って、寺子屋を始めてくれている人達がいる。日本だけではなく世界中に。
●壮大な実験が進んでいる...なんて書くと「大袈裟だなぁ」と思うでしょうね。でも、そうなんです。一つ一つが「どんぐり理論」を証明する実験になって いるんですからね。理論が正しければ誰が実験しても結果は同じになるんです。それが、全世界で始まっているということですからね。ここが、大事なんです。 私が証明してみせるだけでは十分ではないんですからね。
●大事なのは、教えるスキルを全く持っていない人にでも「どんぐり理論」を使えば、「人種、年齢、知能」に関係なく、同じ成長過程(拒否過程ですら同じなので先が見えるし、修正方法も分かる)を辿らせることで、思考力養成ができているということです。
※相対性理論の証明実験は理論提唱者以外の人々の手によって全世界で行われ、同じ結果を得た。これが大事。
……………………………………………………………………………………………
●ちなみに、今日(も)、「どんぐり方式の教室を開きたいのですが...」という電話があった。「どうぞどうぞ、CD1枚あれば誰でも何時からでも何処で でも開けますよ。ロイヤリティーなんて一切ありませんから。自由に使って子供たちを(ヒトから人間に)育てて下さい」というようなことを話した。CDの他 に費用がかかると思われていたらしい。ま、普通はかかるんでしょうね。開設用に*十万円とかロイヤリティー**%(利益の***%)とかね。ところが、 どっこい、「どんぐり」は 0 なんです。指導料は勝手に決めて下さい。自分の力量費ですからね。条件は一つだけ。生徒に配布する問題は全て無料とするこ と。コピー代も×です。条件はコレだけです。
※今、日本中に**教室がある。その教室が全て一瞬で「どんぐり」に変わる可能性がある。...よね。だって、リスク...0...(でもって、あるのは +ばかり)なんだから。しかも「どんぐり」なら、出ていく費用がないぶん、人数を過剰に集めるなんて必要もない。無意味な○付け要員もいらない。...気 付いた人から始めましょう。準備は出来ています。
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※自信のない方(あるいは準拠教室となりたい方)はどんぐり教育研究会で指導者養成講座を受講するもよし。←これは有料だけどね。
……………………………………………………………………………………………
■日付2009年8月10日(月)■タイトル●四ッ谷大塚主催「全国統一小学生テスト」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
■本文
●2009年6月7日(日)「日本をテストします」のキャッチコピーで、四ッ谷大塚主催「全国統一小学生テスト」が行われました。
●...で、小4全受験者数21,824名中総合1位は誰でしょう?そう、Y君...受験勉強をしていないY君。どんぐり問題はしてるよ。
●「お〜〜〜い!0歳から早期教育して、受験勉強して塾に通って四ッ谷大塚のテキスト使って勉強している受験生予備軍の殆どが受験したはずなのに...ナゼ?」
●本気で考えた方がいいよ。特に受験をさせた大人はね。...偶然とかタマタマなんかじゃないからね。だって、上位者だけの選抜テストを経ての結果なんだから。
<参考>
http://www.donguriclub.com/column/column2009.html
http://www.newleaf.jp/mkc/academy.html
2009年06月23日……………………………………………………………………………………………
●「思考の臨界期(+)プラス」(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●犯罪者に関するコメントで
「反省の色がない」「他人の痛みが分からない」「人の気持ちが分からない」等々の声を聞く
 が、無駄なコメントである。
 更生は難しい。確実な方法はあるが倫理的に(今の科学力では)不可能である。
「反省」も「分かる」も視覚イメージの類推(思考力)が出来なければあり得ない。
なぜなら、視覚イメージの類推によって再現された視覚イメージから感情再現を出来る
ということがあって初めて反省が可能なのであり、分かることも可能だからだ。
※0-3才の感情教育+0-6才の感情再現を伴った具象思考が健全な感情回路を作る。
 これがなければ、当然健全な感情回路は作られない。

 つまり、感じる回路がないのだから感じることは不可能であり、
 この回路を作ることが出来る期間は決まっている。

 これも一つの機能(環境適応の結果)なので臨界期が存在する。

 何かが出来る事を気にする前に「感じられるように」「味わえるように」しなければ
 「できる」なんてのは何の力にもならない。

 制御できない力は邪魔になるだけの厄介者であり、
 制御するには感じることが出来なければ不可能だからだ。

 幼児・児童期に育てられるべき感情回路が育っていない場合は、
 残念ながら一生感じることは出来ない。

 それが、環境の動物である人間の進化要因だからだ。
 教育には優先順位とタイミングがある。
 コレを無視する教育(特に早期教育という知的系統的学習と放任主義という無教育)は
 人間のように見えている動物を育てているに如かない。

 簡単に「前倒し勉強した方が、慣れて後々楽になる」等というレベルで
 教育を考えているのであれば、出直してきた方がいい。
 教育犯罪の片棒を担ぐことになる。

 しかも第一被害者は自分の子供達になる。感情回路を育てることが出来ずに
 臨界期を越えてしまったら、再生は不可能である。

 ただし、感じられなくても制御することは出来る。

1残っている感情にリンクして制御する(代換え感情での制御)

2新しく、制御用の条件反射回路を加える(感情を経由しない)
 もちろん、これらは現象面のコントロールにすぎないので環境が変われば変更を要する。 

●全盲:類推視覚イメージ再現に必要な原形イメージの不足
↓類推がスムーズに行かない
↓工夫がしにくい
↓原形イメージを言葉とリンクさせて蓄積することが改善の要

 視力はゼロでも視覚は生きているので、言葉と触覚を介して、視覚イメージを蓄積する。

 そして、意識的に再現操作の練習をする。

●同じ事を視覚イメージと文字で表してみましょう。

 どちらが分かり易く、自在に扱えるでしょう?

 また、操作できるでしょうか?

 表していること、伝えたいことは全く同じなんですよ。
ハ↓↓ハ

●豊かな具象思考だけが、豊かな抽象思考を可能にする。
 さらに、体感を伴った、豊かな具象思考は納得感を伴った抽象思考を可能にする。
 納得感は実感できる自信となり、抽象思考を押し進める安定した原動力となる。

※具象思考とは、言い換えると、意識できない無数の処理を通して
 基本回路を無数に作り出す最良の方法なのだ。

 だから、思考モデル(思考回路)養成が可能な12才までに
 いかに具象思考を味わうかが、思考力養成の要となるのだ。
 先取りで、〜学習なんてやってる暇はないよ。

●子供の時に、意識的に思考すること、動くことが、
 大人になって無意識(自動小脳思考)を利用して考える深思考を可能にする。
 
 無意識に、何かが出来るようにする練習(訓練)は、誰でも出来るようにはなるが、
 全く意味がない。マイナスはあっても、プラスはありえない。
 もちろん、体の制御のため(単純な視覚イメージの操作)の無意識化は(生命維持のために)
 必要だが、頭の場合には全く逆である。

 頭の場合には、簡単に無意識化できる事でも、意識してすることが大事。
 同じ事は数少なく、違うことを多種多様にすることが大事。

 意識すること、感じること、味わうこと、これが全てである。
 
 見えない部分をも丸ごと吸収するには、感じること、味わうこと、これしかない。

 そして、利用できるようにするには、意識すること、これしかない。

※「意識的に思考する」というと難しく聞こえるが、
 要は絵図に自力で描き起こして、絵図で考えるということ。↑どんぐり方式!

●思考のサブルーチンの場を、計算暗記データや漢字暗記データで埋めるデメリットは
 計り知れないものがある。

※思考のサブルーチン作成時期が、期間限定である(12才までに大脳において思考網の刈り込み
 現象が起こり始める)ことはJ.Giedd博士のデータを引き合いに出すまでもなく、人間が生まれ
 出てからの環境適応の為の進化過程と遺伝のための固定・保持の特性から考えても当然のこ
 とである。
●豊かである条件

:吸収時期(0-9-12才)には繊細な刺激だけが
 豊かな原形イメージ(あるいは原形回路)を定着できる。

1豊かな原形イメージ(様々な感情にリンクしている視覚イメージ)を格納していること
:幼児・児童期に感じること味わうことを
 十分に「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」することでのみ可能。
 出力やコピーを求めると豊かなイメージが削ぎ落とされるので厳禁。

2言葉の語感(文字からの語感の再生も含む)から様々な視覚イメージを再現できること。
:感情再現可能な視覚イメージを持ち続けていること。

3視覚イメージの再現・操作を楽しめること
※スピード・反復・単純・表現・強力...は吸収力定着力を破壊する。

●「思考の臨界期(+)プラス」(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama
[ 学習理論 ]

●勘違い学習・・・
例えば「計算も文章問題もバランス良くしています」
・・・一見「単純作業と思考力養成」でバランスよく見えるが、
   文章問題の内容を見ると思考力養成とはほど遠い数字あわせに過ぎない。
 ということは、全てが単純作業の反復になっていて、思考回路養成の時間はゼロ
 ということである。
 ところが、形の上では文章問題もしているので「バランス良く学習している」
 と思いこんで貴重な時間を潰している。
※教科書や教科書準拠問題集の文章問題と良質の算数文章問題を比べてみましょう。

さんすう1ねん(啓林館)なんばんめ...p.14

【問題】くまは まえから なんばんめでしょう。
    りすは したから なんばんめでしょう。
    ※イラストが全て描いてある。

【良質の算数文章問題:1年生向き】
◆1MX00◆  月  日(  )
 ダンゴムシ[だんごむし]さんたちが 3れつに ならんでいます。1れつめは7ひき、
 2れつめは 8ひき、3れつめは 6ぴきです。では、それぞれのれつで まえから 
 3ばんめと うしろから 6ばんめの あいだにいる ダンゴムシ[だんごむし]さん
 たちだけの かずを あわせると、みんなで なんびきに なるでしょう。
………………………………………………………………………………………………………………
さんすう1ねん(啓林館)たしざん ひきざんを つかって...p.111(最終ページ...応用問題)

【問題】あかい チューリップが 25ほん うえてあります。
    きいろいのは それより 10ぽんすくないそうです。
    きいろい チューリップは なんぼん うえて あるでしょう。
    ※イラストが途中までかいてある。
【良質の算数文章問題:1年生向き】
◆1MX01◆  月  日(  )
 あかいカメ[かめ]と しろいカメ[かめ]が います。
 あかいカメ[かめ]は しろいカメ[かめ]より 
 6ぴき おおいです。いま、かぞえたら、あかいカメ[かめ]は 8ひき でした。 
 では、みんなで カメ[かめ]は なんびき いるのでしょう。
………………………………………………………………………………………………………………
■実際に解いてみると、全く違うレベルの問題だと分かります。
「文章問題もやっているから大丈夫」なんてのはあり得ません。
 問題は内容なんです。
………………………………………………………………………………………………………………

●教科書or教科書準拠問題集では単純作業しかできない。=思考回路養成は出来ない。

●定着について...反復により定着をはかるというのは実に安易で危険な手法である。
 反復しなければ定着しない(しかも直ぐに忘れる)方法しか知らなかった(工夫をしてこな
 かった)というだけのこと。
 反復無用の方法がある。そして、その方法は全て公開されている。

●算盤について
 文化や伝統として、あるいは本人が、自分のお小遣いを使ってでもいいからやりたい、
 というのならば、遊びや芸事の一環としてすることは結構ですが、学力養成(思考回路養成)
 が出来る(あるいは計算の基礎になる)と思っては大間違いです。

 さらには、計算の途中経過も記録に残りませんから、
 非常に危険な計算方法だいうことになります。

 少なくとも、検算できない計算方法は使うべきではありません。

●マガーク効果のポイント・・・マガーク効果とは、実際には聞こえていない音(声)が口の
 形(視覚イメージ)から再現されて、その視覚イメージとリンクしている音に聞こえる現象。
 つまり、実際に耳に入ってきている音ではなく、頭(脳)が記録していた音を視覚イメージ
 を介して再現して意識している。という実験。
 実は、当たり前のことで、意識できるものってのは全て再現したもの。
 だから、目の前の物でも見えないことがある。ってのは普通にある。
↓「無意識に〜は危険。無意識に出来るように〜」ってのは効率化のためにやってはいけない、
 させてはいけない。体の制御の時にだけOK。

●実際に耳にしている音よりも視覚イメージによって再現される(リンクされていたもの)音
 の方が強力な場合がある。
 そして、その場合は実際の音は聞こえない。意識できない。反応できない。
 意識できるとは再現できることだからだ。
 サブリミナル効果と同じで再現できなければ見えないし聞こえない。
 錯視も同じ。
 意識的に見ずに反射的に見ている(再現している)と目の前の物とは違う頭の中の記録を再
 構成してみることになる。

●遊び、日常の中での十分な回路作成:野生の思考モデル(思考回路)養成
↓学校でしていることは整理学習であって、
 既存回路の中の一部分を再利用して強化するだけ。
 系統立ててあるので、整理するのには見通しが良くなる。

 ただし、回路が十分にできていること(準備学習が進んでいること)が前提。
 学校の勉強の中で回路そのものを作っていたわけではない。

 さらに、学校が無くても環境に合わせて(必要に応じて)整理はされる。

※既に出来ている多様な回路の一部にエネルギーを流すことで、不要回路にエネルギー(栄養)
 が流れないようになる。
 もしも、単純思考回路にばかり流れたら、せっかく作った複雑回路網が枯渇し刈り込み対象
 になってしまう。

 だから、刈り込みが終わるまでは単純思考を強化しないようにしなければならない。

 つまり、「勉強」以外のことをすること!これが、多様な思考回路網保持の唯一の方法

↓勉強時間は最低限にサラッとすませる。遊びと日常で工夫する。楽しむ!味わう!感じる!
 これが最も効果的な思考力養成である。

●昔は遊びと日常生活の中で回路を作る(準備学習をする)機会が存分にあった。
 今は危機的な状況。

●自然の思考モデル(思考回路)網:Natural_Webが出来ない現状

●7-12才で健全な進化として、エネルギーを効率よく利用するために枝打ち作業が始まる。

●場面や情景を介して痛みや匂いや感情を再現している。やはり、視覚イメージ。
 視覚イメージとリンクした状態で味わうことが大事。
 秋刀魚を食べるときでも秋刀魚を見て感じながら味わうことが大事。
 視覚イメージとのリンクがあると再現性が高くなるから。
 視覚イメージがあると安定する。
 視覚イメージがないと「得体の知れない〜」になる。
 不安になる。
 確固たる再現が出来ない、自信がなくなる。
 全ては見えていないから。
 音でも視覚イメージにリンクして再現すれば絶対音感になる。
 見えないと「感じているのにワカラナイ」となる。
※絶対音感養成は無用◆参考文献:兵庫教育大学p.01-22.pdf◆

●理解力・思考力を育てるのは簡単。雑で良ければ特訓も出来るからだ。
 一番大事なことは家庭に任せざるを得ない(0-3-6才期の)感情教育である。
 これが人間的な判断力を育てるからである。
 自分のオリジナルの健全な感情による判断、つまり、健全な感情育成がなされていないと
 人間らしい判断力は育てられないからです。
 それらしい行動(理論的に正しいとされるような)を真似することは出来るが、
 自分で判断して行動することは出来なくなる。
 更には、幼児・児童期に感情を麻痺(感情教育の致命的な失敗)させられていたら、
 人間ではなく、野生の動物と同じ感覚のままである。
 当然である。人間は環境の動物であり、視覚動物なのだから。

●想像するのは人間(動物)の性(サガ)である。夢を見るなといっても無理。

●言動に移すときに判断力(制御力)がものをいう。
 感情教育が最後の砦なのだ。それなのに、感情育成を軽視して、
 感応育成の致命的な邪魔をする知的系統的学習(早期教育)を
 時間とお金をかけて進めている。

最終更新日 2009年06月23日 14時07分43秒

タグ: どんぐり倶楽部 , T.Itoyama , 思考の臨界期

●「思考の臨界期(+)プラス」(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●自然に「人間らしい判断力を含む思考力」を育てられる環境とは以下の通りである。

1◆日常生活◆が程良く不便であり、自然に工夫しなければならない環境であること。
 ※非常に便利↓工夫しない↓思考回路は出来ない
2人工的な◆遊び◆が少なく、五感をフル活用して楽しみながら工夫ができる環境であること。
 ※人工的な遊び↓豊かな原形イメージを蓄積できない。感情再現も出来ない。オリジナルの  工夫が不要(無駄)になる。↓思考回路も、判断力や表現力の源である豊かな原形イメー  ジの蓄積も出来ない。
3工夫や感情育成を帳消しにしてしまうような勉強をさせない環境であること。
 ※反復・スピード・暗記は考えない力の強化しかできない。

■1・2は避けられないが、3は教育環境が整っている日本でならば今すぐに全国民が恩恵を 受けられる。しかし、原形となる感情を伴う(感情再現まで可能な)視覚イメージの定着を
 させるべき時期(0〜6才)に、その時間を使ってパターン学習(知的系統的学習)という
 コピー回路の強化をしていては思考力養成(オリジナルの回路作成)は不可能である。
■パターン学習のコピーは1つのデータとなるだけであり、データをどんなに蓄積しても
 自在に使える回路そのものにはならない。

●本当の五感を活かして工夫をすることで11-12歳で仕上げとなる判断力養成が可能となり、
 かつ、正常な感情と思考回路を同時に育てることが出来る。
 従って、人工的な反応を使った工夫は大変危険で非常に貧弱である。

●出来合のモノ(教具)や絵図(描いてあるヒントの図)を使うのではなくて、自分で作り出 した、オリジナルの、なるだけ具体的な(それを見て感情が再現されるような)絵図を描い て、操作すること。
 単に「分かる」ではなく、面白いとか楽しいとかが非常に大事。
 学習の時間を感情を再現しない時間にしてしまっては、本末転倒である。

 また、感情こそが、思考力の仕上げとなる判断力の源なのだから、その最も重要な感覚を麻 痺させるような学習方法は少なくとも12歳までは絶対に使ってはいけない。

●「納得する」という感情・・・納得感が思考の定着を保証する。
 納得することなく(感情を伴わないで)、反復で出来るようになっても定着が悪いのは、
 感情が伴っていないからである。
 さらに、徹底反復は、定着時に重要な納得感を感じられなくするという特徴があるのだから、
 出来るだけ学習では使うべきではない。
↓反復しないで覚える方法は公開してある。IF法。

●「生きる力」ってのは「生き抜く力」ってことで、
 「生き抜く力」ってのは困難な未知の問題に対応できる力って事です。

 これって「工夫する力」ってことです。

 「工夫する力」ってのは本当の思考力のことで、
  本当の思考力ってのは、
  絶対学力のことです。

  そして、
  この絶対学力は感味力と視考力で、
  100%育ちます。

  つまり、
  感味力と視考力で「生きる力」も「本当の学力」も育つってこと。
●マス計算...

※集中力...考える集中力とは全く反対の集中力の養成。考えない集中力を育ててはいけない。

※自信...ガラスの自信を付けてはいけない。また、応用の利かない方法(更には、思考力養成養 成の邪魔になる方法)で計算力を身に付けてはいけない。

※スピード...スピードは無駄で無意味で実用性が無く、計算そのもの(何の計算をしているのか) さえも分からなくさせてしまう。反射という作業回路を強化するので、考えなくなる。

●伸びる子の共通点は余裕のある子。伸びない子の共通点は余裕がない子。これは、処理能力
 のことではなく、その子のテンポを無視して何かをさせられているかいないかのようです。
 また、伸びる子は自分の好きなことを「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」やっている場合が多
 いので、先行学習などはしてない場合が多いようです。

●速くてはいけない。
 忙しい...亡くすのは、幼児期には感情、児童期には思考、大人では心。
     どれにも「亡くしてはいけない、ココロが在る」。

●学歴は財産にはならないが、教育は財産となる。

 そして、

 教育とは教えることではなく、
 工夫をさせることである。

 従って、
 教育格差など存在しない。

 少なくとも
 最も効果的な家庭教育には
 お金はかからない。

 楽しく工夫させること。

●自然に育たない環境。
 勉強でも遊びでも習い事でも日常生活でも「自力で工夫する機会」が奪われている。
 これは基本思考回路が出来ない、ということ。
●壁を越えた様に見える子でも、
 それはパターン学習というコピーを使った思考のコピーであることが多い。教育環境の悪化
 は留まるところを知らない。公立の学校でも家庭でも塾でも補習塾でも遊びでも。
 これでは自力で自然に思考力養成はできない。

●今の教育方法では思考力養成が出来ないのは分かっていた。だから、「ゆとり教育」が行わ
 れた。必要にせまられていた。つまり、異常事態になっていた。
 しかし、出来たのはお題目だけだった。本当のゆとり教育(無理なく無駄なく効果的な思考
 力養成)の理論も手法も持っていなかった。
 どんぐり倶楽部には本当のゆとり教育を可能にするための理論も手法も揃っている。
 無理なく無駄なく効果的な方法。

●偶然教育と勘違い学習による人間にプログラムされている自然発達経路の遮断。
 基本の勘違い。

●9歳以前に知的系統的(抽象思考や感情再現を妨げる具象思考を強要する)早期教育をする
 と、具象思考で作られる豊かな回路網が十分準備できないままに抽象思考回路への移行期に
 入ってしまう。
 すると、素材としての原形回路が貧弱なので、抽象思考そのものも貧弱になってしまう。
 これが9歳の壁と9歳の落とし穴の関係である。
 早い時期から抽象思考が出来る方が進んでいる(優秀であるかの)ように勘違いしてしまい、
 応用自在な具象思考の回路網を作らずに
 貴重な思考回路網作成時期を過ごしてしまうのだ。
 勘違い先行学習が一生使える原形回路を貧弱なものにしてしまう。

●6-9-12歳:・特に9歳を境に、人間は「嫌でも具象思考から抽象思考に移行」する。
 そうしなければ、エネルギーを有効利用できない考えることが十分には出来ないままになる
 からです。
 エネルギーの効率的な利用をするために過剰な(あまり使われなかった栄養不足の)
 思考回路網を刈り込むのである。進化した省エネルギーで効率的に働く脳構造に組み換えら
 れるのです。
 思考回路網の刈り込み現象は7-12歳で始まる。これは科学的に証明されていること。
 つまり、どんなに遅くとも12歳までには、思考回路網の刈り込み(使われる頻度が低かった
 回路は消滅する)が始まってしまうのだ。
 だから、この時までに人生を楽しめる豊かな思考回路の素ができていないと一生楽しめなく
 なる。
 豊かな具象思考が豊かな抽象思考に移行する。
 従って、抽象思考の先取り(前倒し)学習は全くナンセンスである。
 無意味であるどころか、豊かな具象思考回路作成の邪魔をするのだから
 悪影響しか与えない。
 嫌でも抽象思考には移るのだから、それまでに、如何にして出来るだけ長い間、
 様々な具象思考を、工夫して楽しく増加させるかがポイントなのだ。

●高速学習・多量学習は「できる」を追い求めて、肝心の定着のポイントである
 納得感を排除してしまう。
 納得感が安定感・安心感を導き定着率を格段に高め、応用力も育てる。
 さらには、安定していると吸収力が増大し探求心も育つ。
 それなのに、その感覚を排除し、無感覚に反射で「できる」ように
 徹底的な反復作業をさせる。本末転倒も甚だしい。

●「できれば、どんな方法でもいい」は才能を潰す考え方であり、
 幼児・児童期(0-3-6-9-12)には絶対にダメ!

●判断力の仕上げは11-12歳だが、判断力の素となる感情の育成は0-3-6の幼児期で行われる。
 この時期に、感情育成を妨げる知的系統的教育は百害あって一利なし。

●Key_Word:
・お粗末3点セット↑勘違い学習の手法・・・昔は程度問題だった(ほどほどにバランスよく
 なら問題はなかった)が、今は、そんなこと(考えない練習)をしている時間はない。

・3大禁句...幼児・児童期に絶対に言ってはいけない言葉
「よく読みなさい、何度も読みなさい」「いつまで指を使ってるの」「速くしなさい」
※どれも正当な理由がないどころかお門違いのストレス攻撃である。

・3大厳禁学習「徹底反復」「大量暗記」「高速計算(高速学習)」

・機械的な大量読み聞かせ・大量読書は読解力を育てることは出来ない↑偶然教育の代表
※読解力の勘違い
※マス計算などなど

●これまでの学習は思考力に関係なくやればできた。
 逆に言えば、やっても思考力は養成できていなかった。
 思考力とは関係のない部分の評価しかしてこなかったので、思考力養成もしていなかった。
 今までは、遊びや日常生活の中にあった工夫する機会が、思考回路養成の役割を果たしてき
 たが、今はその大事な機会が失われている。
 意識的に作るにしても、非常に困難な時代となっている。
 すると、今まで思考回路養成をしてこなかった勉強での思考回路養成をせざるを得なくなっ
 た。
 ところが、今までは、誰も、勉強での思考回路養成をしたことがなかった(理論も確かな手
 法も持っていなかった)ので、偶然に期待するしかなかった。偶然教育と勘違い学習が全国
 に広まっている。

●言葉は本体(感情再現or感覚を伴うことが出来る視覚イメージ)を引っ張り出す記号に過ぎ
 ない。「言葉のトリガー理論」

・本体は原形イメージであり、原形イメージは五感で再現できる感覚を伴っている
 再現可能な豊かなイメージでなければならない。

・トリガーだけを、どんなに増やしても豊かな原形イメージがリンクしてい(再現できる状態
 で)なければ全く意味がない。
 また、物理的にも高速多量の入力は不可能である。
 つまり、高速多量に入力していると思っている知識は、トリガーだけという思考の源にはな
 らないモノだけということだ。

 だから、幼児・児童期の知的系統的教育は「百害あって一利なし」なのである。
 逆に、言葉というトリガーが少なくても(極端な場合にはゼロでも)本体が豊かであれば(感じ味わうことを意識していれば)それらを表すトリガーは後から幾らでもリンクさせるこ
 とが出来る。
 重要なのは、どれだけ深く繊細に感じ味わうことをしてきたか、
 そして、意識してきたか(これが味わうということ)である。

・読解力とは
 視覚イメージと言葉(国語なら日本語、算数なら式、理科なら実験や自然)を
 自分が納得できるレベルでリンクしているかということである。

・雨が降った:y=ax+b
・大粒の雨が降った:y=2x+b
・大粒の雨が一粒降った:y=2x+3
・大粒の雨が私の額に一粒降った:y=2x+3(0<x<5)
※どちらも情報再現(殆どは視覚イメージ再現)のための記号(手段)である。

●見えているのに気がつかない。使っているのに意識できない、分かっていない。
●道順を言葉だけでで説明VS地図だけで説明
●感味力を育てる=豊かな原形イメージの蓄積+繊細な再現力+制御力+表現力
●イメージ再現...言葉と計算の修得時にも使える!..ただし、反復無用

●視覚イメージ操作
...なるべくオリジナルの絵図で行う
...全部のエネルギーを思考回路作成に回す(大量にエネルギーを消費する視覚イメージの保持に
 は使わない!...ここがポイント)

最終更新日 2009年06月23日 14時05分36秒

タグ: どんぐり倶楽部 , T.Itoyama , 思考の臨界期

●「思考の臨界期(+)プラス」(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

「思考の臨界期(+)プラス」
■宿題は、昔も今も宿題の内容そのものは殆ど同じである。

 目標が同じであり手法も変わっていないからである。
 読めるように、書けるように、計算できるように・・・。

 しかし、今は工夫するという思考回路作成をする機会が極端に少なくなり、
 更に同じ事の反復を強制されているので自分で
 工夫し考える(視覚イメージを操作する)チャンスが無くなっている。

●勉強:音読・計算・暗記(考えない練習)↓◆変更◆↓どんぐり方式

●遊び:感覚麻痺・感覚異常(不自然なバイオフィードバック&マッチング)↓◆変更◆
    ↓自然なバイオフィードバック&マッチング:家庭のルールで異常感覚を作って  
     しまう遊びを制限する。

●習い事:自分の工夫を評価されないモノは×:体験の勘違い
    ↓体験とは何かをすることではなく、感じること味わうこと。

●では、今と昔との違いは何か?

 昔は、遊びも含めた日常生活の中で工夫するという思考回路作製をする機会がたくさん 
 あった。

 ところが、今は、日常生活の中で工夫するという自然に思考回路が作られる機会そのも
 のが少なくなった。

 こうなると、今までは、殆ど思考回路作成に悪影響の無かった宿題等(勉強)が、
 これまでにない悪影響を与えることになってくる。

 もちろん、単純回路の反復使用や高速使用では、一つの思考回路さえも増加させること 
 は出来ない。

 つまり、今は、日常生活&遊び&勉強のどの場面でも、自然に思考モデル(思考回路)
 を増加させることはできないという三重苦の中に子供達はいるのです。

 さらには、知育という全く役に立たないどころか、思考の原形となる原形イメージの獲得の
 邪魔になる知的系統的学習が低年齢化していることで、
 誰もが持って生まれた才能を壊滅的に破壊する学習が進んでいる。

 このような早期教育も含めると、子供達は人類始まって以来の四重苦(八方塞がり)の中で、
 文字通り思考力養成から遠ざけられている。

 これでは、「考える力」は育たない。もちろん「生きる力」も育たない。

◆改革方法◆
1オリジナルのもので工夫できる遊び時間を確保する為に、宿題の消化方法を一変する。
 モチロン、成果はキチンと出しながら。
2工夫できない「遊び」の制限をする。
3思考回路そのものを作ることが出来る手法で学習する

■時代の流れの中にある日常生活と遊びを、一瞬で変えることは出来ない相談だが
 日本のように教育制度が全国隅々にまで、行き渡っている所では、
 教育だけは一瞬で変えることが出来る。
 教育史はじまって以来の、始めての思考回路作成教育を実施する必要がある。

●基本の勘違い...やってはいけない方法(思考回路作成の邪魔をする方法)で
「読み・書き・計算」の練習をしてはいけない(している時間はない)。
 思考力養成の妨げになる練習をしている時間は、同時に、思考力養成期間という
 貴重な限定された時間を食い潰していることになる。

◆どんぐり倶楽部のコンテンツの一部:全て公開してあります◆
・5分で読解力(理解力)養成が出来る絵コンテ読解
・1学年の漢字の意味全てを5分で分からせることが出来る漢字読本
 ※漢字読本を作る授業だと、それだけで「表現力・構成力・語感」も育てられる。
・1度も書かずに10秒で漢字を書けるようになる「イメージフィックス法:image-fix」
 ※「イメージフィックス法:image-fix」は全教科に応用できる
・5分で無限暗算が出来るようになる「デンタくん」と「横筆算」
・100%思考力養成できる「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」

●データと回路、知識と思考を混同していると勘違い学習を加速させる。

●手順や解法も自力で編み出したモノではなくコピーして暗記したものだと、
 それは、データの一つに過ぎないので、どんなに大量に入力しても
 自在に使える回路としては定着しない。
※自在に使えるように定着させるポイントは納得感という感情を伴って
「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」味わうこと。 

●文字や記号と同様に、言葉とは便利便利ではあるが、単なる情報伝達の手段に過ぎない。
 言葉そのもので考えているわけでもなければ、言葉そのものを伝えるために使っているわけ
 でもない。
 言葉そのもので、何かを処理している(考えている)ワケではないのである。
 だから、宇宙語で何かを言われても、聞き取れる場合でさえも、理解(という視覚イメージ
 の再現)はできない。
 だから、100ケ国語を話せるようになっても当然の事ながら、頭は良くはならないし、
 言葉(日常的に触れることが出来る言葉)を覚える(実感を伴って定着する)時間に
 大事なことが.出来なかった(深く味わうことが出来なかった)公算が大きい。
※「味わう」という感覚は再度の情報処理を施して定着させているということの現れである。
 逆に、一言も話すことが出来なくても、書けなくても思考力養成は可能である。
 ただし、言葉や文字は記録することができ、視覚イメージ(あるいは視覚イメージから感情)
 再現のトリガーになるので便利ではある。←文字文化の発達の原因
※手段----言葉----情報----五感(殆どが視覚イメージであり、操作は視覚イメージだけが可能)

●単純作業(単純回路を使用すること)の反復と高速化は複雑回路(思考)の成長の邪魔をす
 る。だから、同時に並行してバランス良く〜なんてのは危険なのです。

●子供のテンポを無視した教え込みは、吸収力を低下させ、コピーしかできなくしてしまう。

●ジ〜っと絵図を見て、待っていれば、必ず頭(視覚処理機能)は動き出す。
 ところが、頭が動き出すまで、待っていられない(自分で自分の思考回路作成を止めてしま
 う)子が異常に多い。
↓速さを求められコピーしか出来なくなっているから、自分の力を味わったことがない。
↓答えを聞く、解法を聞く、ヒントを待つ。本人が自力ですることは問題の分類だけ。
 これでは、永久に解法をコピーし続けるパターン学習しかできない。

●言葉にする練習や読む練習や書く練習よりも、格段に重要なのが感じる練習(経験)である。
 意識して感じることが非常に大事。コレだけでもOK。
↓視覚イメージの再現準備(感情を伴って)という準備学習となるように味わうことが大事。
↓全ての学習の驚異的なバックボーンとなる原形イメージを作れるのは幼児期と児童期の前半(最長で9歳まで)である。この時期に知的系統的学習という感情を殺す作業などしてはいけ ない。
※「注意しながらやっています」という人もいるが、構造的に不可能である。
●テストの演習はなるべく短い期間に限定する。
 手順とスピードの養成は、どちらも考えない練習なのだから、せざるを得ない場合でも、
 期間を限定して(最長6ケ月で)すべきである。

 テストの演習は思考モデル(思考回路)の増加にはマイナスであり、既に持っている回路を 反復するだけなので回路増加が可能な時期にはさせない方がいい。

●言葉を使わない世界(場合)の方が格段に処理(思考:視覚イメージ操作)は速い。
↓スポーツも将棋も言葉は使わない。
例:道順の説明を言葉だけでする場合VS地図だけでする場合↓一目瞭然の理由

●全ての学習を思考力養成となる視覚イメージの再現と操作(できれば、その視覚イメージか
 ら感情再現まで)をプラットホーム(媒介)として、有効利用することでのみ、今までは、
 自然に、遊びと日常生活の中で作られてきた思考モデル(思考回路)を意図的に養成するこ
 とができる。
 こうすれば、環境が悪化しても学校と家庭で思考力養成が可能となる。
 そして、その理論・手法・実践例は全て「どんぐり倶楽部」で公開してある。

●思考力養成(視覚イメージの操作)の前倒しは出来ない。
 脳の熟成部位の変遷は決まっており、年齢と共に低次機能を受け持つ部位から、高次機能を
 受け持つ部位へと変遷してゆくからだ。
 つまり、抽象思考(視覚イメージの操作)を要する高次機能を活用するには適齢期を待たな
 ければ意味がないということである。↑レディネスが重要な理由
 そして、その適齢期は9歳である。
 従って、少なくとも、9歳以前で知的系統的学習をすることは、抽象思考を無理なく無駄な
 く効果的にするための準備期間(具象思考を感情と共に積み重ねる)という貴重な時間を使
 って悪影響を与えていることになる。
「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」は小3まで(9才以前)は、主に視覚イメージ
 再現だけで解ける問題構成となっている。そして、小4(9歳以後)は、主に視覚イメージ
 の再現後に操作をしなくては解けない問題構成となっている。
 更に、全問を通して、忘れてはならない感情再現がし易いように楽しい物語性を備えている。
 これらの構成は、人間の最終進化形態である人間らしい判断力を含む思考力養成を無理なく
 無駄なく効果的に実践できるように考えられている。

●唯一「感じること・味わうこと」で、豊かな原形イメージの蓄積が自然に行われる。
 そして、この豊かな原形イメージが、深い理解力、人間らしい判断力、豊かな表現力の素と
 なる。また、高度な思考も複雑な視覚イメージの再現と操作で処理されているので、豊かな オリジナルの視覚イメージの蓄積が重要となる。
 何の感情(感覚)も再現できないデータでは、どんなに大量に持っていても思考力養成には
 役に立たない。↑知識の大量暗記は12歳以前では害になるだけである。
2009年06月22日……………………………………………………………………………………………
●どんぐり倶楽部・大阪講演...YouTubeで全記録閲覧可能(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
[ 御案内 ]

●スイスから、どんぐり問題をしている様子がYouTubeで届けられましたので、できるのかな?...と思って大阪講演会の記録をアップしまし た。全部一度にアップする機能もあるんですね。YouTubeのページで「T.Itoyama」「どんぐり倶楽部」で検索すると全部出てきます。
●お知り合いの方や、大阪講演に参加できなかった方にお知らせ下さい。
※また、どんぐり問題をといている様子(絵を描いている様子がいいですね:絵図そのものも分かるように)を送って頂ければ、こちらでアップしますので、御検討下さい。
2009年06月19日……………………………………………………………………………………………
●クローズアップ現代(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 御案内 ]

●昨日(2009.06/18木)のクローズアップ現代に<レオンくん>が出演しました!...フフフ、まいったか。
http://homepage.mac.com/donguriclub/hide_reon_nhk.html
※あ、録画で見た人は多分アナログ録画・再生になってしまうので肝心のレオンくんが見えない可能性があります。で、ナマを一時停止させて写真を撮りましたので、ご覧下さい。...大事なので頑張ってみました。(トッテ、トッテってうるさいんで...)
●絶妙なバランスでしたね。いい案配でした。直ぐには分からない程度に...でも、気付けば探せる程度に。
●あ、でも、内容は日本の最先端と思われている考えが、やはり<言葉がポイント>という漠然とした、非常にお粗末な結論(どんぐり倶楽部の起点以前(20 -30年前)に大きな勘違いだとの結論に達したこと)で止まっているということ。従って、偶然教育を依然として妄信しているということが明確になった記念 すべき放送となりました。スッキリしなかった人は「どんぐり」でスッキリしましょうね。
...作り手も出演者も視聴者も気付かないかもしれませんが、「考える力」を育てられない理由(教える側の致命的な勘違いが続いていること)が記録されたのですから、この点では記念すべき番組となりました。
※全ての答えは、やはり「どんぐり倶楽部」にしかないということが明確になってしまいましたね。つまり、家庭でするしかないということですよ。
※以前にも日々雑感で書きましたが、英語の語句順訳でも、大学の研究機関からトンチンカンな問い合わせが来ましたが、全く同じ現象です。教育界の最先端と「どんぐり倶楽部」ではレベルが違いすぎる(どんぐりの出発点以前にも及ばない)ようです。
<言葉>で止まっていては先はないんです。大勢で<研究>しているにも拘わらず、全く分からずにいることを、「どんぐり倶楽部」では数十年も前に明確に し、実践し、とっくに結果が現れている。しかも、全てを公表してある。...気付く人がいればラッキ〜と思いましょう。もう理論・手法・実践・結果は出て いますし、全世界で利用できるように設定してあるのですからね。あとは個人です。家庭です。<あなた>です。
■お疲れ様でした。「最初の一歩」にできるかどうかは「あなた次第」ですよ〜〜〜。ヘヘ。
http://homepage.mac.com/donguriclub/wave.gif
※「どんぐり理論」はこれまでの勘違い手法を使って偶然教育を継承している人達には全く理解できないくらい進んでいるんです。ですから、「どんぐり」をし ている人なら子供でも普通のことなのに、大人(しかも教育界では最先端にいると思われている人でさえも)が全く理解できないという不思議な現象が起こって いるんです。気付きの問題なので、説明してもダメなんですよねぇ。実際にどんぐり問題を<注意点>を守ってやってみると分かるんですけどねぇ。
……………………………………………………………………………………………
■期間限定ですが、大阪講演会の記録が見れますよ。これで、本当の「考える力」の育て方が具体的に分かります。http://homepage.mac.com/donguriclub/osaka090531.html
……………………………………………………………………………………………
NHK Itoyama や NHK Itoyama での検索が多いようですが、どんぐり倶楽部 で検索されるといいですよ。関連サイトが沢山出てきます。
……………………………………………………………………………………………
<補足>
●今回は多くの方と種まきが出来ました。非常に楽しかったです。一番大きな収穫は、Rさんに種まきが出来たことです。目の前の作品のためではなく、これから作り出される作品のことに思いをはせながら出来る限りのことが出来たと思います。有り難うございました。
...どんぐり問題と同じですね。目の前の問題を解くために問題をしているのではなく、どんなものにでも対応出来る本当の力を育てるためにやっている。だ から、高学年(自在に式を操れるよう)になるまでは式も答えもいらない。思考回路そのものを増加させることが大事。...ね。でなきゃ、あんなに丁寧に種 まきしないよね。
2009年06月18日……………………………………………………………………………………………
●どんぐり倶楽部・大阪講演会動画公開(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 御案内 ]

●下記ページにて、「どんぐり倶楽部」代表・T.Itoyamaの大阪講演会の動画公開中(2009.6/18-21の期間限定)
http://homepage.mac.com/donguriclub/osaka090531.html
2009年06月16日……………………………………………………………………………………………
●NHK総合:クローズアップ現代(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●是非、2009.06/18(木)午後7:30-8:00のNHK総合:クローズアップ現代を御覧になっていただきたい。
 きっと<お散歩中のレオンくん>の後ろ姿が発見できることでしょう。...ふふふ。
※見つけたら、教えてね。

●万能計算力の素(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●万能計算力の素となる体感計算(指折算)の解説動画をUP。「デンタくん」の前に確認してね。
http://homepage.mac.com/donguriclub/mov_taikan.mp4

※iPodでも再生可能
2009年06月12日……………………………………………………………………………………………
●「どんぐり倶楽部」の親子勉強会(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●「どんぐり倶楽部」の親子勉強会を2009.6/14(日)11:00-12:30下記の通り行います。
お近くの方はご参加下さい。無料ですが、駐車場はありませんので、近くのパーキングを御利用下さい。
日時:2009.6/14(日)11:00〜12:30
場所:福岡県福岡市南区花畑2-21-33 アンピール長住南 1F 多目的ホール
費用:無料
内容:1.「デンタくん」から「横筆算」まで
2.漢字を一度も書かずに書けるようになる方法
3.「考える力」を育てる「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」の解き方と約束の意味
※小学生のお子さんとご一緒にご参加下さい。(保護者のみでも可)
※筆記用具をご持参下さい。
※予約等は不要です。
地図などは下記
http://homepage.mac.com/donguriclub/study_pta.html
2009年06月11日……………………………………………………………………………………………
●内田樹の研究室(文責:どんぐり倶楽部代表・T.Itoyama)
●「絶対学力」でネット検索をしてみたら「内田樹の研究室」というブログにヒットした。この辺の人たちが気づいてくれるといいのですがねぇ。
<忙しい週末 once again>
http://blog.tatsuru.com/2008/06/23_0906.php
2009年05月11日……………………………………………………………………………………………
●絶対学力を育てる「どんぐり倶楽部」の代表・どんぐり先生の講演を公開中
[ 御案内 ]

●考える力を育てる「どんぐり倶楽部」の理論・方式・具体例をご覧下さい。
※期間限定ですが、下記よりどなたでも視聴できます。
 どんぐり先生の福岡講演と長野講演を公開しています。
http://homepage.mac.com/donguriclub/lec_free.html

●教育の危機は、日本に限られているわけではありません。
 下記は渡辺由佳里さんのHPの紹介です。是非、訪問されてください。
http://watanabeyukari.weblogs.jp/yousho/2009/05/post-eef6.html
2009年04月19日……………………………………………………………………………………………
●どこまで分かっていないんだろう...2...?(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●読売新聞の土曜・夕刊に「週刊KODOMO新聞」のページがある。2009.04/18には、和田秀樹先生の算数教室というコーナーで<計算の工 夫2>というテーマのもと計算問題が例題も含めて5題掲載されていた。そして、アドバイスは「計算は、もともとめんどうなものなので〜。いずれにせよ、た くさんの問題を解くことが計算の工夫ができるようになる早道だということです」と締めくくってある。...???

●どんぐり方式では、計算方法は一つなので、全く面倒なことはなく出来るのが普通なので極力練習はしません。ですから、「たくさんの問題を解くのは、無駄な時間の浪費です=貴重な思考力養成時間が危険にさらされます」となるのですが...。
<参考URL:どんぐりの基本計算式の一例>
http://homepage.mac.com/donguriclub/kaisei-math.html

●ちなみに、今回取り上げられていた問題の中で一番複雑な2009年桜美林中の問題[4]2.34×0.25+4.68×1/4+23.4×0.125= を、いつものように普通のどんぐり方式で解いておきます。
(どんぐり方式:どんな計算も1つの手順で普通に解けます)
2.34×0.25+4.68×1/4+23.4×0.125
=234/100×25/100+468/100×1/4+234/10×125/1000
=234/400+468/400+1170/400
=117/200+234/200+585/200
=936/200
=468/100
=4.68
……………………………………………………………………………………………
●2009.06/06には、野口芳宏先生の国語教室という<コーナー>で...どうして、「設問解釈」をしないのかな。この設問...8問あるけど6問 は本文を一切読まないで正解...つまり、確定できない2問を意識して読むことが「問題を解く」ということならば唯一の効果的な練習なのにね。読解力(視 覚イメージ再現力)と解答力(設問解釈)を混同してるのかな?...う〜〜〜ん、勘違いだぞ。
2009年04月14日……………………………………………………………………………………………
●どこまで分かっていないんだろう...???(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

>時間がたっぷりある時なら、絵を描かせてじっくり考えさせるのは、とてもいいことだが、テストの時にいちいち絵を描いていたら立式まで行かないことがあるので...。
●というような記事を見かけた...「は?」...である。しかも、小学校低学年を対象にしたところでだ。ため息も出ない。...どこまで分かっていないんだろう。
※少なくとも「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」は使わないでもらいたい。
2009年04月02日……………………………………………………………………………………………
●高校入試・内申点のカラクリ(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●内申についての教育相談メールがありましたので、この機会にUPしておきます。
※画像付きはhttp://homepage.mac.com/donguriclub/hibi.html#Anchor962075
>どんぐり先生、こんにちは。先日からもやもやしていて、先生に話を聞いていただきたいのです。今春、高校入試を終えた知り合いに頼んで、中学の教科書を 譲ってもらいに行った際、日頃から内申を稼いでおかなければいけないという話を聞きました。私が「中学校間で格差があるので統一基準は作成不可能」とか 「内申には高校側で掛け率を自由に設定できる」などと、過去ログに出ている話をすると、出て来た資料がこれです。中1&中2対象の進路説明会の資料らし く、全9ページのうち2ページを添付します。
<画像>
学校の先生からは、こういう資料を前にして、定期テストが100点でも評定が満点つかないこともある、ということをさんざん言われるそうです。授業態度、 提出期限の厳守、物の整理・・・。今の公立中学はここまで内申を振り回さなあかんほど、先生に自信がないんだということを感じて、ショックでした。家に 帰って、この資料の元になる何かが公開されているはず・・・と考え、大阪府教育委員会のHPの中を探しまわり、それらしきものを発見しました。大阪府教育 委員会(評定にかける倍率)
http://www.pref.osaka.jp/kyoishinko/kotogakko/gakuji-g/H21_yoko/HS24.pdf
一般の入試は、ここの2ページ目の後期選抜です。全体に占める内申点の比率を計算すると、倍率タイプ I 40%、 II 52%、III 60%となります。うちの学区は2区なんですが、2区の21校のうち、I が12校、II が5校、IIIが4校です。民間サイトで偏差値を調べると、 II(内申5割2分)の5校は偏差値34〜47で、III(内申6割)の4校は偏差値34〜39でした。偏差値50以上の高校は全て選抜方法が I(内申 4割)でした。偏差値の高い高校ほど内申の割合が低くなっています。また、偏差値はよそに置いておいたとしても、Iの選抜方法をとる高校が数の上でも半分 以上の12校なのに、5校しかないIIの計算方法しか資料に載せていないというところに、中学側の作為を感じます。それでも、この府教育委員会のHPを素 直に読むと、内申は最低でも4割を占めることになります。私も、どんぐり先生が言っておられるように、内申を4割も取ったら、中学間格差は説明がつかない と思うのです。でもHPで公開されている資料だし・・・となって、もやもやしています。この府教育委員会の資料は、どう解釈すればいいのでしょうか。
……………………………………………………………………………………………
「どんぐり倶楽部」のItoyamaです。
●簡単なことなので答えておきます。内申が悪いのに、入試が良くて合格した人を捜してください。そうすれば本当のところが分かります。内申の扱いは年々地 区によって独特なものになってきています。(神奈川など、重視しすぎて失敗して変更したりもしています)かなり、行き当たりばったりに評価の点数かをする 期間もありますから探してもいいですね。ただし、中学の言い分は殆ど関係ないです。推薦にはもちろん大きく影響しますが一般では通じません。
●下記のことは、
http://www.pref.osaka.jp/kyoishinko/kotogakko/gakuji-g/H21_yoko/HS08.pdf
の2ページ
http://www.pref.osaka.jp/kyoishinko/kotogakko/gakuji-g/H21_yoko/HS24.pdf
の3ページ
を熟読すると分かります。...中学の先生は関心ありませんので、まず、ここまでは見ませんが、公開されていますからね。
<詳細説明画像>
●例えば、香里丘(平均予想内申194.0)の場合なら、内申144.5の団栗君は普通「合格は無理」と言われますが、入試用の勉強をしていると
 2郡(学力点数しか見ない)で 348.0>>>300.0 となり、ダントツで合格なのです。
 さらに、合格者全体を見ても 学力では 348.0>>320.0 となり、ダントツなんです。
 つまり、通知表で言うなら「どんぐり方式のオール3の方が内申重視でのオール4よりも格段に有利になる」ということです。
 そして、内申を1点上げる労力で入試点数は10-15点上げられます。...ココがポイント!
 結論:格段に内申点が悪い(といっても程度がありますよ)のに入試で点数をキチンと取る方が有利!
...320名の募集人員の高校なら最初から総合点の289-352番の64名(40%→257-352番の96名)(35%→224-352番の128名)を狙うんです!そして、そこでダントツトップ合格する。
 これが健全な高校受験の基本です。
※ま、こんなもんです。ちなみに、公立でも理数科受験などは最初から定員が40人程度なのですから、全く問題ない人数です。
※さらに大事なこと(実はコレが本質ですが)は、高校入学後のことです。中学でもらい入試で使った内申点は、高校では全く役に立たない底上げ部分(学力で はない部分)ですから高校で自由に学園生活をするためにも最低限の点数で受験すべきなのです。例えば、四條畷[69]で1郡合格したAさんと2郡合格した 団栗君は学力は348.0=348.0で同等なんです。あるいは、余裕で勉強してきた(内申対策しなかった)分だけ団栗君は余力もありますし健全なんで す。
 また、香里丘[56]で1郡合格した80%をとった場合の受験者Bさんと2郡合格した団栗君を比較しても、学力は 320.0<348.0 となり、で 2郡合格なのに団栗君が学力は上なんです。さらに、やはり余裕で勉強してきた(内申対策しなかった)分だけ団栗君は余力もありますし健全なんです。
...これが「どんぐり倶楽部」の健全な受験方法です。ただ、単に合格させることは簡単です。ですが、自己確立期にある中学生に無意味な見栄えだけを競わせる負荷(内申重視)を負わせるのはゴメンです。だから、工夫してるんです!
...何の根本的な工夫もなくパターン学習を反復させて受験だけを突破できるようにすることは、教育屋(塾時代)の時に散々やってきましたし、その弊害を知り尽くしていますからね。今更出来ません。
2009年03月11日……………………………………………………………………………………………
●感謝のメール(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●嬉しいお便りが来ましたので紹介します。
……………………………………………………………………………………………
北海道:感謝の気持ち(長くて申し訳ないです)
 はじめまして。現在、小学4年と2年の子供がいます。上の子が2年の時、百ます計算、計算ドリル、漢字練習などいろいろなことをしてきましたが全く成績 が上がりませんでした。学校テストは40点、百ます計算は終わらせるのに10分もかかり、漢字は1年生レベルも書けなく、応用問題にいたっては全く解けな い状態で、勉強は嫌いだと学校の宿題まで泣きながらするようになりあせってばかりいました。
 そのためか性格も消極的になり諦めが早く、何かあると他人のせいにするようなところがありました。応用問題を解けるようにしようとインターネットで探していたところ、ここにたどり着きました。
 大変失礼だと思いますがあえて書きます。最初、「高速学習をするな」という言葉に反感を持っていました。「あの有名な先生に対抗している」のだと思って いました。どんぐり倶楽部も半分冷やかしで見ていました。でも見ているうちに何かが引っかかり、子供に「頭の健康診断」をさせてみたところ衝撃的な結果が 出てきました。2年であるはずのわが子は幼稚園の問題でさえ解けませんでした。ひたすら問題に出ている数字を使って計算で答えを出そうとしていたのです。 ノート、4ページにびっしりと書かれた計算・・・。自分が今まで子供に何をやらせていたのか分かりショックでした。半信半疑のままでしたが、それまで使っ ていたドリルを一切捨て、どんぐり問題を幼稚園からさせてみました。1年半たった今、わが子は「勉強が楽しい」と言い、どんぐり問題が大好きです。楽しそ うに解いています。学校での成績はものすごい勢いで伸び、応用問題も解けるようになり、チャレンジ精神も出てきました。大事な時期に間違えた教育を進めて いたことが悔やまれます。現在、やっとどんぐり2年生の問題をやっています。ゆっくり、ゆっくりですが確実に変わりました。本当にありがとうございまし た。
<返信>……………………………………………………………………………………………
「どんぐり倶楽部」のItoyamaです。
●誰もが進化する力を持って居るんです。
「1年半たった今、わが子は「勉強が楽しい」と言い、どんぐり問題が大好きです。楽しそうに 解いています。学校での成績はものすごい勢いで伸び、応用問 題も解けるようになり、チャレ ンジ精神も出てきました。」←これが、普通なんです。余計なことをさせない(←ココが重要ですよ!)で「どんぐり」をすれ ばみんながこうなります。
 その力を奪っているのが、公教育にまで入り込んでいる今の似非教育理論です。
 今、学習障害と言われている状態の子供達の殆どは人為的学習障害です。
 考えられない頭になるように教育されているんです。
 お子さんは家庭で守って下さいね。
 そして、教育は「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」お願いします。
 どうか、子供達をよろしくお願いします。
2009年03月10日……………………………………………………………………………………………
●手遅れですか?(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●メールでの質問に答えた時の内容ですが参考になるかも知れませんのでアップします。
参考:中学校の教頭先生(家庭で言えばお母さんですね)へのアドバイス
<手遅れと思われている子供達への対処>
●現状の教育システムでは現在指導されているような生徒が大半を占めているはずです。残念ながら思考モデルの蓄積・利用方法をマスターする機能始動は臨界期を超えていますので、これから機能を開発することは出来ません。生物学的に無理なんです。
●では、対処法がないのか?
 あります。どんな子供達も生活の中で視考力を使い思考モデルを育てています。ですが、その思考モデルの種類は少なく視考力も十分ではありません。ですか ら、現在持っている数少ない思考モデルと視考力をフル活用させる必要があります。小さなコンピューターでも有効に回路を活用すれば大型コンピューターと同 等の力を出せます。
●彼らは言葉という抽象的な記号になれていません。ですが、鬼ごっこをしたりスポーツをしたり悪戯を考えたりは出来ます。実はこれらはイメージの移動・変 形・連想・比較という思考そのものです。ただ、テストなどに使われる言葉とリンクしていないだけです。ですから、彼らが持っている数少ない言葉や経験を意 識的にイメージの移動・変形・連想・比較にさせ意識させる練習が必要になります。
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」はもちろん優れた教材になります。ですが、同時並行してどんぐり方式での現在学習中の学習内容提示が必要です。「何だ、勉強って鬼ごっこで使う力と同じ力を使うんだ」と実感させることが大前提です。
●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」と中学の学習内容を同時並行して同じ手法で教えて下さい。
>>「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」はほとんど全滅でした。
●原因が分かったということです。今までは原因が分からないまま治療しようとしていたのです。今は原因が分かっています。すべきことは全てを「どんぐり方式」にすることです。体育や音楽でさえも視考力養成に使うのです。
●夢を見る頭を持っている子供ならばイメージの移動・変形・連想・比較ができますから、時間はかかりますが100%できます。
……………………………………………………………………………………………
※もっと深刻な事態は「計算だけはできる」ことを「基礎学力はある」と勘違いしている場合です。何の基礎学力もありません。基礎学力とはイメージの移動・変形・連想・比較する力だからです。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]
2009年03月08日……………………………………………………………………………………………
●無料テキスト提供中(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●「イメージフィックス法:image-fix」で使いやすいテキストを配布しています。自由にお使い下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/if_B&W.html.html
●ファイルには
「ひらがな練習帳」「カタカナ練習帳」「数字練習帳」「アルファベット練習帳」「漢字練習帳(1〜6学年)」の
黒版
黒版左利き用
白版
の3種類全てが含まれます。
2009年03月05日……………………………………………………………………………………………
●「読む」「書く」「話す」で「絶対学力」を伸ばすことはできません(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●まだ、「読む」「書く」「話す」で「絶対学力」を伸ばすことができると勘違いをしている人がいるようです。もういい加減に目を覚まさないと大変な ことになります。「読む」「書く」「話す」の基本には視覚イメージの原形作成→言葉とのリンク→「言葉のトリガー理論」による視覚イメージ再現→具体的な 思考の内容である視覚イメージの操作→思考モデル(思考回路)作成...etc。本当の基本を知らなければ本当の絶対基礎学力を育てることは不可能です。 それは最も無責任な偶然教育です。
※偶然教育を受けて、勘違い学習を強いられていては、(本来、楽しくてワクワクする勉強に)疲れ果ててしまうよ。
2009年03月03日……………………………………………………………………………………………
●数量感覚...の勘違い(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]
●よく「数量感覚」を身に付けるために〜。という手法の記述を見かけます。ところが、その方法は<量>の方はいいのですが、<数>の方は見当違いの場合が殆どです。...私もこれに気付くのに20年ほどかかりましたから、ゆっくり体験してください。...ね。
<数>は見ても、触っても体感できません。ですから、感覚は身に付かないのです。(ただし、自動変換(量の比較で、その違いを数に当てはめて変換)するこ とが出来ますので表面的には分かるようにはなります...が、勘違いは勘違いですので応用する場合には格段に差が出ます)←自分で何度も指折算をして感じ てね!ココが数量認識の関門(雲泥の差を生む気付き)ですからね。
見る→量(形の一部として)
触る→圧(凹凸や温度→質感)
ですから、<見る><触る>では数を直接的には感じられないのです。
それなのに、数を<ソロバン、オハジキ・ブロック・タイル・ポール(棒)・ドット>で(数量)感覚を身に付けようとする。...???です。
<数量>という言い方をするので、何の検証もなく安易に<数>と<量>が同質のモノ(同じ様な方法で認識可能)と考えているのかもしれませんね。
●数、質、重、量は
数→10本の手の指の運動感覚
質→指先(舌先)の皮膚感覚
重→指先(腕先)にかかる負荷
量→目からの情報の比較による視覚操作
で判別する。
※勿論、数と量の感覚が身に付いたら相互変換は自在になる。1←→■□、なら3←→■□/■□/■□とかね。
 そして、コレが等比概念の獲得に繋がり<比>を自在に操れるようになる。

<追記...1>
●論外な手法が計算を暗記する方法:1+1=2,2+1=3,3+1=4.....1+2=3,2+2=4...根本的に数量感覚を狂わせ、応用力を根こ そぎ消滅させる。...これ(暗記)が基本回路となると、その後の全てをこの回路(暗記:解法のコピー)でしか使えなくなる。未知の問題を自力で考える (解決する)ことは永久に出来なくなる。
<追記...2>
●計算で使われているアルゴリズムの貧弱さを考えれば容易に推測できますが、計算練習によって思考が強化されるケースはどんな場合にもあり得ません。
<追記...3>
●ソロバン・そろばん・算盤...文化(芸事)としてのソロバンは結構ですが、思考力養成には不向きですので、学習(計算)には使わないで下さい。
※一珠と五珠が混在しており、変換作業(・・・・・=*)をしなければならず、直接的な視覚操作(これが自在に視覚イメージを操るベース)ができないので、応用が利かないのです。(私自身は「好き」なのですが...ダメです。)
 修得するのなら12才以降、どんなに早くても9才以降にして下さい。全く問題なく出来るようになりますからね。ちなみに、そろあん(算盤での暗算:フ ラッシュ暗算)を提唱されている神林先生でさえ御本人は9才以降にソロバンを始められていますので、幼児・児童期には全く不要ということです。)
<参考URL:http://homepage.mac.com/donguriclub/bbs-log30.html#Anchor569972
<追記...4>
●2桁以上の数字と、数の感覚を体感することとは全く違うことです。位取は変換(置き換え)という場所(ポジション)による記号の特殊化が加えられ、そこ を操ることが中心になるからです。これは数の感覚養成とは異なることなんです。従って、数の感覚は10本の指をいかに感じ、味わい、使い、楽しむかに全て がかかっているんです。ここを、十二分に楽しめば楽しむほど瞬時に数字の構造である位取りの構造を瞬時に理解できるし20(5.5.5.5)を利用して繰 り上がり繰り下がりを視覚イメージで補助するんです。...これが無理なく無駄なく効果的な方法。...つまり「デンタくん」での「横筆算」or「(縦) 筆算」
※1→5
 2→5.5
 3→5.5.5
 4→5.5.5.5
コレも等比算...「デンタくん」で自然に意識できるような下準備もできてるんです。
■ですから、基本は10までの「指折り算」という体感計算なんです。
 ここが(何年かかってもいいので)確立していると(瞬時に)自在に操れるようになるので変換(位取りを含む数の構造)や計算も自在になるんです。計算そ のものを基礎・基本と勘違いしていると、この本当の基礎基本を無視して有害な徹底反復で感覚麻痺を起こしながら「できる」だけの状態にしてしまうんです。
……………………………………………………………………………………………
■だ・か・ら、計算の時に、絶対に
「いつまで指を使っているの」なんて言ってはいけないんです!

※言ってはいけない致命的な勘違いアドバイスの代表例
……………………………………………………………………………………………
<追記...5>
●非常に荒い言い方をすると「目を閉じて分かるものでないと意味がないんです」...「指折り算」なら目を閉じてもOKでしょ?
2009年02月28日……………………………………………………………………………………………
●「考える学習」という名の「考えない学習」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●「考える学習」と謳って、考えることが出来なくなる「オリジナルでないモノを使った反復学習」をさせているケースがいたるところで見られる。自分で判断できない場合には下記の診断をすれば一目瞭然である。

<頭の健康診断:無料>
http://homepage.mac.com/donguriclub/shindan-new.html

●「考える」とはどういうことか、ということそのものが分かっていないようだ。
●知識の集積が自然に思考に変化することはあり得ないし、単純なアルゴリズムの反復である計算が論理的思考を育てることもあり得ない。高速学習は人間とし ての最も基本的で最も重要な判断力の基となる感情育成を疎外する。こんな、最も基本的で最も重要な原則を無視した幼児教育はあり得ない。...なのに、 今、日本で行われている幼児教育は、このような危険教育が主流である。一生使う基本回路を育てる時期に「絶対にしてはいけないこと」を時間とお金を使って 自分の子供に強要して喜んでいる人がいる。

●「分かる」「考える」「判断する」とは具体的には、どうすることか...言えますか?
※言えないのであれば、的確な指導は不可能だということです。一度、先生に聞いてみてください。

●本当の「考える学習」には、最低でも下記の(指導者・保護者に)共通基本理解を要する。

http://homepage.mac.com/donguriclub/hint.html

※少なくとも「読み・書き・計算」が基本とか基礎学力と思っているようでは効果的な指導は出来ません。
※気付いた人だけでもいいから...「どんぐり」やってね。...「ムズカシイ?」...それは学習方法が間違っている(視考力を使っていない)からだよ。「どんぐり」に難しい問題はありません。

2009年02月24日……………………………………………………………………………………………
●シュタイナーとモンテッソーリのメモ(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●シュタイナーとモンテッソーリのメモ in the log of BBS
http://homepage.mac.com/donguriclub/dutch.html
※どちらも「デンタくん」に代表される「バイオフィードバック&マッチングの利用」の重要性に気付かなかった(気付きが不十分だった)ことを非常に残念に思います。
※体で感じるべきことを教具という感じられないモノでできる(感じられる)と勘違いした点が致命的なのです。表面的には計算なども出来るようになりますので、気付くことはいっそう難しいと思います。ですが、繊細に検証すれば誰でもわかります。
人間の部位で数を感じる識別できるのは手だけなんです。
触察では通常は凹凸圧→バランス・温→防衛、しか感じられないんです。
目は形なんですね。教える方は、ここを意識できなければいけないんです。
もちろん、いい所はたくさんありますが、この非常に重要な点に気付いていないことは大きな損失(欠陥)であり、全体の理論的な基盤を揺るがすものになってしまうんです。
2009年02月24日……………………………………………………………………………………………
●計算が無意識に出来ることの危険性(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●幼児・児童期に数字に執拗に興味を持つこと、あるいは計算が無意識に出来ること...に関して
▼サバン症候群(e-BOOK:思考の臨界期より)
「サバン症候群」と言う現象があります。ダウン症などの知能の低い人が、時に異常な記憶力や才能を見せたりするものです。そのような才能の一つがカレン ダー計算能力です。何年何月何日は何曜日だとか、カレンダーについての計算を異常に素早く行なう能力です。記憶や単純思考(単純作業の反復で処理できるも の)は数少ない思考モデルしか使わないので知能とは関係ありません。複雑な思考モデルを開発するはずのエネルギーを単純思考に回しているだけです。このサ バンのカレンダー計算能力を解明するためにベンジ・ラングドンという大学院生がチャレンジしたことがあります。「ラングドンは日夜練習を積み、一ページに わたる数表を記憶しなければならないほど複雑な計算を楽にこなせる能力を身につけようとした。そしてかなり上手に計算できるようになった。しかしどんなに 練習しても、双子の兄弟にはかなわなかった。そんな状態がしばらく続いた。ところが、ある日突然、双子と同じような速さで計算できるようになったことに気 づいた。ラングドン自身が驚いたのだが、複雑な計算がある程度頭の中で自動的にできるようになった。数表をすっかり暗記して、ごく自然にカレンダー計算が できるようになっていたのです。もはや意識して計算する必要は全くなかった」(「なぜ彼らは天才的能力を示すのか」(草思社)。このように、計算能力は誰 でも異常なまでに高められます。しかし、価値はありません。こんな事が出来るようになるために時間を使っていては考える力は無くなってしまいます。
※さらに、思考できるようになると、この能力が消えていったという報告もあります。つまり、数字への執着等は「いいこと」ではないどころか「危険なこと」ではないかということです。
※少なくとも「悪いことではない」と思っている人は多数派だと思いますが、私は制御すべきことだと感じています。
※サバンは極端な例ですが、ダウン症の症状が無くても考えるべき点を含んでいると思います。感情再現できない数字に興味が湧く...ということに関して。
2009年02月09日……………………………………………………………………………………………
●不自然な入力について(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●幼児・児童期に不自然な入力、あるいは不自然な入力方法を使うと環境適応という進化の下に不自然な入力に適応する形で不自然な回路を作ってしまう。これは反応なのでどんなに美化しても才能開発だといっても言い逃れは出来ない非常に危険な行為(教育)である。
※乳幼児・児童期の(音楽以外の)「かけながし」(特に英語)は、全くお勧めできません。感味力を破壊する環境を作っているだけです。
参考URL:http://homepage.mac.com/donguriclub/hibi.html#Anchor367648
●人間は高度に繊細に環境(与えられた刺激やその方法)に適応するために、生まれてからもなお12年という歳月を進化(環境適応のための変化)に割いてい る。その進化の最中に不自然な刺激(環境)を与えると、それは不自然であっても適応すべき環境として受けとられてしまい、本体(脳)はその不自然さに対応 して形成されてしまう。これは形態学的に言えば奇形である。
●人為的な入力や入力方法、ならびに人為的な刺激や刺激方法は、幼児・児童期という容易に(脳の)変形を誘導することができる時期には繊細な注意が必要で ある。これらのことが、変形させられている本人には、環境として与えられてしまうと、何の抵抗も出来ないうえに、何の拒否反応も起こらないということが、 事態を一層分かりにくく(実感しにくく)している。
※ただし、検証する方法は簡単である。子供は敏感(同じ刺激でも大人よりも格段に影響が大きい)なのだから、その敏感な分、同じ行為を大人が、子供の年齢 に比例させて自分で体験すれば一瞬で分かってしまう。下記の様にすれば、子供が無意識に感じている(反応している)ことを体験できます。
〜12才...01倍の量を4週間毎日続けて、自分の感情と頭の中で起こること(特にストレスの度合い)を感じる。
〜11才...02倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜10才...03倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜09才...04倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜08才...05倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜07才...06倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜06才...07倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜05才...08倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜04才...09倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜03才...10倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜02才...11倍の量を4週間毎日続けて、〜。
〜01才...12倍の量を4週間毎日続けて、〜。
※上記の量は最低量ですので、必ず実行してください。私は小学校の宿題で試しましたが...吐き気がしました。
●増量についての参考ページ(でも100倍は無理でしょうから、最低で上記量にしてあります)
http://homepage.mac.com/donguriclub/influence.html
※まずは、自分自身の体と頭を使って検証してから、様々なデータや理論に触れなければ「納得」は出来ませんからね。今現在、あるいは将来しよう(させよ う)と思っている手法の善し悪しが分からない場合には自分で体験することです。(時間がない?...ならば、半分でもいいでしょう。...それもしたくな い?...何を育てたいのかな?...やってみれば、何が育つかも分かりますよ。)
<追記...1>
●表面的には「できる」でも、内部でなされていることは単純同一回路の強化とコピー回路の強化に過ぎないので、内部では応用の利かない基本回路が固定さ れ、簡単なこと、パターン処理できること(を無意味な速さで:有害な速さで)を「できる」ように育てられてしまっている。そして、臨界期に、人間として必 要な本当の基本回路である楽しく工夫をしながら感情を味わうという基本回路は設計図ごと消滅させられてしまう。
<追記...2>
●「奇形」malformation,deformity〜岩波「生物学辞典第4版」〜
 主として個体発生における異常に基づいて生じる、変異の範囲を逸脱した異常形態、またはそれを示す個体。奇形生成は形態学的立場からは、過剰形成、正常な形成の一部抑圧、または欠如、配列変更、およびそれらの組み合わせ等による
※不自然な入力による不要な(年齢不相応な:入力すべきではない)情報は、反応として本人の意志とは無関係に上記の奇形の原因となっている「過剰形成(正 確には制御力の弱体化による異常反応:無意識に〜できるようにする場合の末期の反応)」をする。さらには、進化エネルギーがこの不要な過剰形成に使用され ることで、本来は進化に使われるべきエネルギーが本来の進化には使われない(物理的に不可能である)ので、結果的には奇形を発生させるだけでなく、進化プ ログラムそのものに異変を生じる。...しかし、このことさえも本人は気付かない。感情の回路が出来なかった人に感情を分からせることが不可能であること と同様である。
2009年01月28日……………………………………………………………………………………………
●子供には安全で滋養のあるものを食べさせましょう!(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●食事では誰もがこう考えるのに勉強(あたまの食事)となると見栄えのいいものしか気にしなくなる。これは危ないですね。体は外見からでも変化が分かりやすいからでしょうが、頭も頭の健康診断をすれば一目瞭然です。
●どんぐり倶楽部が、何故、ソロバン・オハジキ・ブロック・タイル・ポール・ドット等を使わないのか。数を体感できる(安定・安心・納得・満足の源とな る)のは指しかないからです。触っても見ても、実は体感は出来ないんです。触ることで<圧、熱>を感じることは出来ますが、数はできません。見ることは <量、形、色>を感じることは出来ますが、数はできません。
●少なくとも入り口(0-12才)は、いつでも体感に戻れる万能の基本を使わなければ危険なのです。この危険に気付かない(できれば何でも同じじゃないの?...と思う)ことは、子供に(本人さえ気付かない)致命傷を与えます。
●繊細に緻密に検証すれば誰でも分かるのですが...。
●危険なことは見栄えが良くてもさせてはいけないんです。
●正常な子に、身長が伸びるからといって危険な食べ物を子供に与えてはいけないのです。正常な子に、血流が良くなる(脳が活性化する)からといってアルコールを飲ませてはいけないんです。正常な子に、痛みを感じなくなるからといってモルヒネを投与してはいけないんです。
●「デンタくん」だけで出来る(負荷もなく、しかも何にでも応用が利く)ことを、負荷だらけで、しかも、全く応用が利かない方法(何千枚ものプリントや無意味な暗記式)で教え込むことは頭の健康を害しているだけです。
●「デンタくん」
http://homepage.mac.com/donguriclub/denta_book_01.html
●頭の健康診断は本当に頭の健康度を診ることが出来ます。是非、使ってみて下さい。その後を、どうするかには関知しませんが、お子さんの現状だけは知っておいてもらいたいとおもいます。
●「頭の健康診断」
http://homepage.mac.com/donguriclub/shindan-new.html
2009年01月19日……………………………………………………………………………………………
●どんぐり倶楽部・長野講演(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●長野講演(2009.1/18)の資料(.pdf_622ページ)をDL(ダウンロード)出来るようにしてあります。期間限定ですので御覧になりたい方は...お早めにどうぞ。

2009.1/20...622ページを359ページに修正して再アップしました。622ページよりは短時間でDL(ダウンロード)出来ると思います。

AdobeReaderの読み上げ機能を使うと漢字をIF法でマスターする子供の声も聞けます。p.59-60(パソコンの声ですが是非お試し下さい)

http://homepage.mac.com/donguriclub/index-all.html

※早期教育(知的系統的教育や大量暗記・高速計算など)が、どうして致命的な欠陥を内包している教育なのかが少しでも分かっていてだければいいのですが、いかがでしょうか。興味を持たれた方は併せて、時々日記のカコログも読んでくださると嬉しいです。
2008年12月12日……………………………………………………………………………………………
●「どんぐり倶楽部」での<9才の壁>とは...(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)[ 考察 ]
●9才の壁とは...「具象思考から抽象思考に移る際に、文字や言葉や記号などの抽象物を通して(抽象物を見たり聞いたりしただけで)、その向こうにある 具象物を(再現できるだけでなく)感じること(視覚イメージ→感情再現まで)ができるように一生使う思考のベースとなる思考モデル(思考回路)を作れる (設定できた)かどうかということ」です。
 なぜなら、この回路が育っていないと人間らしい判断力を含む思考力養成は出来ないからです。
 言い換えれば「ヒトが人間として成長するための必要条件であるオリジナルの感情を基盤とする判断力を育てることが出来るかどうかの決め手(決定的要因)となる感情再現抽象思考回路を作れるかどうか」ということが9才の壁なのです。
 抽象思考は誰にでも出来るのです。乗り越え方(移行の仕方)が大事なんです。ですから、先取りなんてのは危険であり絶対にしてはいけないことなんです。
※現代に於いては日常生活環境も含め「お勉強」「〜教育」という名の下に<感じ、味わう>時間を奪われている場合が多く、そn為に、この壁を正しく乗り越える原動力となるはずの回路が育ちにくくなっています。
※通常なら「勉強」に関係なく、日常生活(特に<遊び>)の中で「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」自分自身を感じ、味わうことで自然発生的に育っていくものですが、今は非常に難しいようです。...御注意あれ。
<参照「9才の壁と9才の落とし穴」:http://homepage.mac.com/donguriclub/tokidoki.html#Anchor138980>
最終更新日時 2008年12月12日 16時30分11秒
2008年12月11日……………………………………………………………………………………………
●「ガラスの自信」が自信を喪失させる(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)[ 考察 ]
●都教委が子どもに自信持たせる指導法を研究するらしい<WebNewsより>
東京都教育委員会は来年度から、自分に自信の持てない子どもの自尊感情を高める指導方法について研究を始める方針を固めた。日本の子どもは最近の学力テス トや国際調査で自己肯定感が低いことが分かっている。いじめや不登校など教育問題の根底にも子どもの自尊心が少ない点があるともみられ、向上策の開発に着 手する。
●「読み書き計算・パターン学習」などの「ガラスの自信」では役に立たないという事の証明です。長年、同じ現象(教育の結果)を目の当たりにしているの に、今まで全く気付いていないのですから、今回も怪しいですね。<トンチンカンな方向>に向かわないようにして頂きたいものです。
...研究している間に「どんぐり方式」を試してみることをお勧めします。全て解決されますからね。
●私のHP(http://homepage.mac.com/donguriclub/yorimo081209.html)よりも読みやすいと思いますのでコチラを紹介しておきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/clematis1010/diary/200802060000/
http://plaza.rakuten.co.jp/clematis1010/diary/200802070000/
http://plaza.rakuten.co.jp/clematis1010/diary/200802080000/
http://plaza.rakuten.co.jp/hatakeneko/diary/200812100000/
http://plaza.rakuten.co.jp/hatakeneko/diary/200812100001/
http://plaza.rakuten.co.jp/youyoukankan/diary/200812100001/
2008年10月14日……………………………………………………………………………………………
●先取り学習をしてはいけない本当の理由(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●先取り学習をしてはいけない本当の理由は「学校の授業で〜」などという(大事なことではあるが)消極的な理由ではなく、思考力養成に致命的なダメージを 与えるからです。人間の脳の熟成部位は順番が決まっており、低次機能から高次機能へと熟成部位が移動していく。つまり、高度な問題を高次機能で処理する (考える)ことで高次機能が始動し、高次機能回路(高度な思考力)が定着する。ところが、(高学年で使うべき手法を何の工夫もなく低学年に流用する)先行 学習は高次機能が稼働可能な状態になる前に高度な問題を与えるので、処理は低次機能で処理せざるを得なくなり高度な問題なのに低次機能で処理することにな る。外見的には高度な問題が解けるので(実は解いているのではなく解法や手順のコピーにしか過ぎないので応用は効かないし単なる低次機能の反復に過ぎな い)「頭がよくなっている」という勘違いをする。といろが、頭の中では低次機能の強化をしているわけだから、自然に高次機能が熟成するタイミングであるに も関わらず、低次機能での処理が続いてしまい高次機能を始動させることなく臨界期を過ぎてしまうことになる。そして、本当に高次機能が稼働していなければ 対応できない場面になって初めて高度な思考力が育っていないことに気付く。
※本当の学習障害がある場合にのみ厳選された少量の先行学習は有効であるが、通常行われている予習的先行学習は脳内進化を妨げる危険学習である。
<参考>http://homepage.mac.com/donguriclub/brain-logic.htmlより抜粋
出典:http://www.nimh.nih.gov/press/prbrainmaturing.cfm)NEDO海外レポートNO.933, 2004. 6/16-22【産業技術】ライフサイエンス:画像研究で脳の発達過程を解明(米国)
論理的思考や問題解決を司る脳の中枢は最後に成熟する部位であることを、最新の研究が画像で明らかにした。4 歳から21 歳の被験者を対象に、10 年に渡って磁気共鳴画像化法(MRI)で正常な脳の発達を調べる研究で、国立精神衛生研究所(NIMH)とカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)は前前頭皮質などの脳の“高次機能”中枢は青年期まで完全には発達を終えないことを明らかにした。5 歳から20 歳までの被験者の15 年間に及ぶ脳の成熟を数秒に圧縮する時間差撮影
の三次元の動画は、おそらく使用されない神経接続が十代で廃棄されるのを反映して、大脳皮質の活動組織である灰白質が後頭部から前頭部へ向かって徐々に縮 小することを明らかにしている。大脳皮質部位の成熟は、(大脳皮質が)関係する認知や機能発達において画期的な出来事が起こる年齢で確認される。NIMH のNitin Gogtay 博士、Judith Rapoport 博士、UCLA のPaul Thompson 博士、Arthur Toga 博士と研究員らは、成熟の順序がだいたい哺乳類の脳の進化と一致することも示唆している。この研究は2004 年5 月17 日の週の米科学学会会報オンライン版で発表された。「統合失調症のような神経発達障害で見られる脳の変化を解明するには、脳の正常な発達過程についてもっ と良く理解することが必要だった。」とRapoport 博士は説明する。研究員らは、健康な13 人の児童と十代の若者を成長にあわせて2 年に1 度、10 年間に渡って(MRI)スキャンを行った。そのスキャン結果を全てまとめて登録し、脳の解剖学的な特徴群を利用して、灰白質[ニューロンとその樹状突起] の盛衰を視覚化し、全てのデータを合成し5 歳から20 歳までの脳の成熟を示す動画となるマップを作製した。出生直後の18 ヶ月間に過剰産生によって灰白質が急増した後、使用されない神経回路が廃棄されるにつれ、(灰白質は)恒常的に減少すると長く考えられていた。その後、 1990 年代後半に今回の研究の共同執筆者でもあるNIMH のJay Giedd 博士らが思春期の直前に灰白質過剰産生の第二波があり、その後、使用されない神経回路の廃棄の第二回目が十代(女子は11才、男子は12才)のうちに起こ ることを発見した。今回の研究で、最初に成熟する部位(脳の最前部及び最後部など)は感覚の処理や動作など最も基本的な機能を担う部位であることが分かっ た。空間知覚や言語に関連する部位(頭頂葉)がそれに続き、さらに高度の機能[感覚からの情報の統合や論理的思考、その他“高度”機能を司る部位(前前頭 皮質)]は最後に成熟する。
……………………………………………………………………………………………
●早期の知的系統的学習が無意味であり弊害をもたらすということ。
●幼児・児童期の単純思考の徹底反復は様々な思考モデル(思考回路)養成の妨害となるということ。
……………………………………………………………………………………………
●つまり、思考回路の破棄が行われる12才直前に抽象思考が完成する。しかし、熟成部位の順番はプログラムされているのだから抽象思考を早期にさせてはい けない。抽象思考の基本は情報のリダクション(省略・縮小)なので思考モデル(思考回路)を使わないことになるので、具象回路から抽象回路に変換するため の素になる回路が少なくなってしまうからである。見かけは格好良いが実は大変なそんをしているのだ。だから、文章問題を線分図などの記号ではなく絵図で丁 寧に描いて解くことが非常に大事なのだ。具象思考を十分に経験し味わう時間を転換期(最長でも最終思考モデル(思考回路)刈り込み期の12才)ギリギリま で伸ばす方が思考回路は数多く確保されるのです。具象思考回路を(基本的で万能なその人の一生の思考ベースとなる)抽象思考回路に転換させる時期は9- 12才である。この間は「具象思考」「具象思考回路を抽象思考回路へ変換」「抽象思考回路の試運転」等が同時に行われるので大脳皮質の厚みはピークにな る。そして、回路が固定され、12才以後は不要な回路・使われなかった回路は破棄される。これからが本当の思考が出来る時期になり、情報を多量に入力して もいい時期になる。もちろん、高速思考も必要ならば練習可能です。従って、様々な思考モデル(思考回路)を12才までに作る環境を与えずに最も単純で何の 新しい思考モデル(思考回路)も作り出せない「暗記・暗算・高速反応」特に高速単純計算を幼児・児童期にさせていては最低の思考モデル(思考回路)しか育 てられない。知識量やスピードは思考モデル(思考回路)が固定する12才以降に入力すべきものなのです。
2008年10月06日……………………………………………………………………………………………
●小学校での英語の授業(伸びる英語の種を蒔く方法)...誰にでも出来て楽しめて身になる
●名詞を発音からイメージへとリンクさせる(スペルの説明は一切しない...けどカードには書いておく)
1.デジカメで教室内の物を全て撮り一覧表を白黒でプリントする...発音しているときに現物を目に出来ることが重要
2.スペルを書き込んでカードにする...コピーして切れば格安で出来る
3.クラスを5人班に分けて班の枚数分をコピーする
4.カルタのように発音を読み上げてカードを取る...個人戦と団体戦の大会を開くのも面白い
※学習のプラットホーム理論の応用である。言葉の基本である音と理解の媒介となるイメージを連動させたものなので、後々どの様にも発展させることが出来る。
5.発展例...基本動詞から1時間に一つだけ選んで、覚えた名詞を使って教室の中で「発見ごっこ」をする。
※Look at 〜.Bring me 〜.子供達は名詞を全て知っているので注意は動詞の音にのみ向ければいいので簡単に聞き取れるようになる。
6.発展例...文型を変える
※Ken, take 〜 to Takeshi. Say 〜 in Japanese.
<注意>
※日本語にない発音に注意して意識させる...<子音+子音>などなど
……………………………………………………………………………………………
<ALT参加の場合>
●ALTが参加する場合には、先生とALTとの事前の打ち合わせが必要です。授業中に使う単語、文章を事前に決めておきます。具体的には使う単語と文を ノートに書きだして打ち合わせをし、どんな場合でもそれ以外の発話はしないようにします。咳払いや返事から、説明するときの文章や初めの挨拶や終わりの挨 拶まで...全てです。こうすることで、英語が苦手な先生でも英語を気にせずに子供達を見ることが出来ますし授業の中で先生自身が英語を話せるようにもな ります。(全ての発話を必ず2回連続して言うようにする場合もあります)
※一見自由に話しているが、言い回しは厳密に限定されていることがポイントです。
2008年09月22日……………………………………………………………………………………………
●子供を取り巻く異常環境(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●子供を取り巻く異常環境の根底には、教育環境の劣悪化(悪化と思っていない)が生みだした勘違い教育(殆ど誰も気付いていない)に端を発する、実態のな い異常な子育て手法(幼稚で漠然とした似非理論を根拠とした自己判断を挟まない無意味な評価を意味があるものだと信じる態度:正しいと思っている)の蔓延 がある。
2008年09月17日……………………………………………………………………………………………
●早期教育が子供の脳を破壊する(週刊文春2008.09/18)の補足2(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)[ 考察 ]
●文春の記事(09/15に関連記事をUP)が気になって、ブラウジングしていたら、ある七田の教室(七田チャイルドアカデミー)のブログに下記のような記述があった。
>七田教育を実践したら、子どもが奇声を発する(とか脳に異常をきたしたなど)ということは、聞いたこともなく事実無根です。
● 本当に「聞いたこともない」のであれば、勉強不足も甚だしいか、見事なまでに(都合の悪い)情報が遮断されているかの典型である。というのも、七田に全く 関係のない私でさえも上記のような異常行動や理解度の低さの相談を七田のインストラクターから受けたことがありますので、このような現象は局所的なことで もなければ、一時的なことでもないことは容易に察しが付きます。
●下記2点くらいは読んでいただきたいものです。
1.中央教育審議会 1998/01/29 議事録:幼児期からの心の教育に関する小委員会 (第11回)議事録
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chuuou/gijiroku/004/980102.htm
2.豊かさの中で早期教育に求められるもの
http://www.crn.or.jp/LIBRARY/KODOMO/VOL11/VOL11.HTM
<抜粋>
Guest1:この間、知り合いの幼児教室の経営者から聞いた話ですが、1歳からフラッシュカードをものすごくやってきた子が4歳で入会してきた。その子 に「りんごが何個あるか、教えて」と聞くと、「いにさんしごろっ。いにさんしごろっ」とやたらに早くしか言えないんですって。
Guest2:フラッシュカードのテンポですか。
Guest1:ええ、それでないと数えられない。
<参考>
http://blog.goo.ne.jp/ganko-oyaji-1948/e/7dd4d2885579766e623db05ca5ece48b
岐阜県や愛知県の県立高校から東大や医学部に多くの合格者を出しているのは、この地区の母親は賢いからあまり効果のない早期教育をしていないからなのではないかと思う。
http://blog.goo.ne.jp/ganko-oyaji-1948/e/6ca501fb4b9f9da62db8024b4ccf6a76
今年40名の東大合格者を出している愛知県立岡崎高校の生徒は高校生になったら塾へ行く必要もないと言いきっている。
●上記ブログ...東大理3(医学部)現役合格の秘訣(by ganko-oyaji)
<参考>
http://www.ctv.co.jp/realtime/sp_kikaku/2006/09/0912/index.html
http://www.ctv.co.jp/realtime/sp_kikaku/2006/09/0912/index2.html
http://www.ctv.co.jp/realtime/sp_kikaku/2006/09/0912/index3.html
http://www.ctv.co.jp/realtime/sp_kikaku/2006/09/0912/index3.html
「特集 県立岡崎高校東大合格の“秘密”」
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(1)東大合格率 全国1の高校
恒例の東大の合格発表。今年は東大受験ブームと言われ、大いに注目されました。週刊誌をにぎわせたのが、東大合格者数での公立高校の躍進!日本一になったのは、なんと、愛知県立岡崎高校!今春の東大合格者36人は、全国トップ。110年の歴史を持つ名門校ですが、進学のための特別コースはなく、東大出身の先生がいるわけでもありません。
OBには、トヨタ自動車の渡辺社長や中部電力の川口会長など、財界人も少なくありません。昔から文武両道を実践し、今も生徒のほとんどが部活動に参加。中でも陸上部は、高校総体に出場するほどの実力です。でも、なぜ岡崎高校が、日本一に輝いたのでしょうか?
校長先生に聞いてみると、「特別なことはやっていません。普通のことを普通にやっています。だから、高等学校でやらなきゃいけないカリキュラムを丁寧にやっているぐらいだと思うけど…」と、岡崎高校・石井政一校長。あれ?ちょっと拍子抜けするお答え。ひょっとして塾の力なのでしょうか。
Q.塾に行ってる?
生徒「あまり必要に感じない」
生徒「行ってません。塾とか好きじゃないので」
では、いったい他の高校と何が違うの?その“秘密”を探ってみました。
(2)岡崎高校の“秘密”
■秘密1 時間を有効に使う!
休み時間、先生が教室に現われました。次の授業が始まるまで、まだ時間はたっぷりあるはずですが…?すると、今度は生徒達が黒板に問題を書きだしました。 普通は、放課の間に黒板をきれいにしておくものですよねえ…。チャイムとともに授業がスタート!そう!生徒達は、この授業で行う課題をあらかじめ黒板に書 いていたのです。「私が板書しながらですと時間にむだが出ますから、生徒に指名して板書させています。私は解説をしていく。別解があればそれを示す。そい いうやり方をしています」と、川島洋教諭。
さらにこんな特徴も。授業中、先生の解説を一生懸命にノートをとっていると思ったら…机の上には、先生の“手作り”のプリントが1枚あるだけ!「プリント を1枚作るのに、3時間くらいかかりました。昔、そうやって時間をかけて教科書分全部作りました。100枚くらいあるのかな」と、藤原波一教諭。黒板や ノートの時間を節約し集中して頭に叩き込む!限られた時間を最大限有効に使う!“授業第一主義”なのです。
■秘密2 疑問は速攻解決!
職員室の前の廊下に並べられた机とイス。実はコレ、放課中に生徒が気軽に質問を出来るようにと設けられました。やはり職員室は入りづらいもの。すぐに疑問を解決させる工夫の1つです。今では電灯もつけられ、生徒に大好評です。
■秘密3 予備校なみの分析
ある日の職員室。先生がにらめっこをしているのは、難関大学の入試問題。先生には休むヒマはないようです。「大変ですね。1問解くのに、20分くらいかかります」と、藤原教諭。このように先生たちは日夜、入試問題の分析に励んでいるのです。
そんな先生たちが年に1回行うのが、3年生のための「入試研究会」。難解大学の問題の傾向を解説します。こちらが、生徒達に配られた資料。問題の分析はまるで予備校なみ。
まさに先生たちの努力のたまもの!生徒が「塾は必要ない」と言うのも、うなずけます。
加藤高明教諭「東大の問題は、毎年そんなに大きく変わらないんですよ。以前からのデータの蓄積があるから話せます」(以下、割愛)
※「どんぐり倶楽部」の受験指導(中学受験・高校受験)を御存知の方にはお分かりでしょうが、上記の方法は思考の臨界期を過ぎた子に対する「どんぐり倶楽 部」の指導方法と全く同じですね。効果的な受験勉強と対策はとっくに確立されているんです。問題は、それまでに、いかに子供を潰さずに(理解力吸収力のあ る子に)育て上げるかなんです。「出来る」ではなく「分かる」を大事にする。そして、感じること、味わうことを楽しめるようにする。考えることが楽しく感 じる状態を保ち続ける。これが「絶対学力」を保証するんです。
※「脳の活性化」という名の脳のストレス反応...「脳の開発」という名の脳の破壊活動...御注意あれ。
2008年9月15日……………………………………………………………………………………………
●早期教育が子供の脳を破壊する(週刊文春2008.09/18)の補足(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)[ 考察 ]
●「早期教育が子供の脳を破壊する」という週刊文春(2008.09/18)の記事についてのコメントを書いておきます。
●これらのことは、日本の早期教育(幼児教育とも呼ばれている)の殆どが、子供を見ることなく表面的な「出来る」だけを追い続け無意味な数値に勝手な(商売に有利になる)意味を意図的につけている異常な構造から出てきている。
●文中では、井深大、七田式、公文式が具体的に取り上げられているが、井深氏だけに対してはフォローが必要だろう。(反対に七田式、公文式にはフォローは不可能である)
●井深大が都内の自宅で息を引き取ったのは、1997年(平成9年)12月19日、午前3時38分だった。つまり、書籍で発表した彼の最新の考えは1991〜2年まであたりであり、下記朝日新聞のコメントは彼の人生の結論と考えられる。
■1990年(平成2年)4/28(土)・朝日新聞夕刊(11)<ウイークエンド経済>欄:私自身も知的教育を早くから始めることがいかに有効であるかを 知ってもらうため、六九年には幼児開発協会という団体を設立した。幼児教室を各地に設け、お母さんにお願いし、ほかではやらない実験的な教育を繰り返して きた。いろいろやっているうちに、本当に必要なのは知的教育より、まず「人間づくり」「心の教育」だと気付いた。学校では落ちこぼれ、暴力、いじめが頻発 している。「心を育てる」には、学校教育だけでなく、母親の役割がなによりも大切であり、子供の方も幼稚園どころか0歳児、いや胎児期から育てなけれはな らないという考え方に変わってきた。私はいま、妊娠した時からの母親の心構えが、その子の一生を決定すると確信している。幼児開発協会でいろいろやってみ た結果、母親の愛情によってはぐくまれる赤ちゃんの温かい心づくりと、生まれた時からの体づくりが、なによりも重要で、知的教育は言葉が分かるようになっ てから、ゆっくりでよい、という結論になった。
■中央教育審議会(1998/01/29)議事録:幼児期からの心の教育に関する小委員会 (第11回)議事録:
早期教育の提唱者の一人で、最も大きな影響力を与えてきました井深大氏がある反省を書かれているのが大変参考になります。
発言者:その井深さんが、幼児開発協会というものをつくられて、実験的な教室をつくられたわけです。そこでゼロ歳児を育てるお母さん方に来ていただいて、 子どもにこういうカードを覚えさせてくれとか、いろいろ実験的にやってこられたわけです。それから20年たちまして、1990年4月29日の朝日新聞に、 資料の7ページを御覧いただきたいと思いますが、「幼児開発協会20年の経験」ということで、ある文章をお書きになっています。それをそのまま私が打って きたのですが、下線部分を御覧いただきたいのです。「いろいろやっているうちに、本当に必要なのは知的教育より、まず、『人間づくり』『心の教育』だと気 付いた。学校では落ちこぼれ、暴力、いじめが頻発している。心を育てるには、学校教育だけではなく、母親の役割が何よりも大切であり、子どもの方も幼稚園 どころか0歳児、いや胎児期から育てなければならないという考えに代わってきた。」「赤ちゃんの温かい心づくりと、生まれた時からの体づくりが、何よりも 重要で、知的教育はことばがわかるようになってから、ゆっくりでよい、という結論になった。」。これはその前の本とかなりトーンが変わっていまして、最初 は厳しいママになりなさいと言っていたのですが、最初はむしろ逆にやさしい母親になりなさい、それが大事だということがわかって、知的教育はゆっくりでよ いということがわかったと。こういうふうに井深さんがおっしゃっているのは、実はあまりに早くやると、非常にまずいケースがかなりあったということがある んだと思うんです。そのことははっきりお書きになっておりませんが。そういう意味で、井深さんは正直にお書きになっていただいてよかったと思うんですが、 私は、やっぱり小さいころに子どもが本当にやりたがっていないことを無理にさせることの影響が非常に心配です。
<参考:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chuuou/gijiroku/004/980102.htm
<souki_bunnshunn>
2008年08月08日……………………………………………………………………………………………
●教育という名の「犯罪」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama) [ 考察 ]
●今、教育という名の下に犯罪が多発している。教育犯罪である。しかし、この犯罪は、厄介なことに、する側(加害者)もされる側(被害者)も、どちらもそ の犯罪性に気付かない場合が多い。殆どの早期教育、幼児教育、パターン学習を見本とした家庭学習、12才までの管理された児童教育...と日本中の隅々に までこの犯罪は広がっているにもかかわらず、気付かれもせずに、最終的には本人の持って生まれた<学習障害>というレッテルを貼って放置される。あるい は、テストしか解けなくされてしまったのに「テストが解けるようになりました」と被害を恩恵であるかのように勘違いさえしてしまう(させられている)状況 である。
<中略1>
●人間の脳が成長できなくなる最も厄介な相手(強敵)はストレスである。そして、そのストレスは徹底反復・高速学習・大量暗記を3大柱とする学習形態に よって簡単に発生する。...が、そうとは気付かずに「慣れていない」とか「忍耐がない」とか「苦手だから」などといってウヤムヤにされてしまい、ストレ スの原因が目の前にあっても一切気付かれることはない。水の代わりにアルコールを飲まされて脳が危険にさらされているのに「透明だから問題ない」とか、 もっと「水分補給をしないから」などと言われているようなものである。
<中略2>
●肉体制御(体の動き:スポーツや楽器演奏も含む)と頭の制御(思考)の基礎基本の作り方は全く異なる。利用するものは共に視覚イメージではあるが、その 視覚イメージの操作を体の動きの場合には、ある程度無意識に出来るようにしなくてはならないので、反復や高速化も最初から必要とされるが、思考の場合には 無意識でしてはいけないし、同じ事ではなく違うことを考えることで思考回路を作れるのだから、反復や高速化は基礎思考回路作成には害になるばかりである。 さらには大量暗記は単にデータを増加させるだけなので何の回路も増加させることは出来ずに、逆に回路作成のためのエネルギーを浪費している事を考えると危 険行為でもある。ところが「物知り=頭がいい」と勘違いしていると、この危険行為をお金と時間を費やしてまで子供に強要してしまう。
<中略3>
●このようにして育てられた子供達は、本来は使えるはずの応用自在の力を封印され(時には完璧に潰され)パターン学習で身に付けた応用の利かない力を使っ て生きていくしかなくなってしまう。そして、...よくてマニュアル人間...酷いときには学習障害(人為的学習障害:ALD)となる。共通項は「人間的 な判断力が育っていない」ことである。短絡的思考、残忍な行為、独善的性格...全て幼児・児童期に、乗り越えなければならなかった(正常な脳の成長をし ていれば自然に乗り越えられる)壁を迂回してしまった結果である。教育犯罪とは、この正常な成長(乗り越えるべき壁を自然に乗り越えられるように環境設定 をすること)の邪魔をする教育全てを指す。...これは取り返しのつかない、実に悪質な犯罪である。
●12才までの教育と12才以後の教育とは根本的に違うものでなければならないのだ。

最終更新日 2008年08月08日 16時11分50秒
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2008年07月31日……………………………………………………………………………………………
●家庭学習の異常事態に親は何故気付かないのか...(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●「どんぐり倶楽部」で検索していたら出てきたブログに下記のような記述があり、気になってメールを送ろうと思ったのですが、出来ないようなので、コチラに書いておきます。いつか読まれる機会があることを願っています。
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●6才の子の家庭学習の記録として、一日に「公文プリント国語×10枚・算数×10枚・七田プリントC×3 枚、七田右脳プリント・こぐま会・どんぐり倶楽部・英語DWE-CD7かけ流し・ORT-Stage2×3冊」とあった。普通は読み流すのだが...問題 は、次の記述である。...どんぐり倶楽部ですが、問題をきちんと読んでそれに対する絵を描くことが出来ません。「みみずが2匹」って書いてあるのに、1 匹しか描いてなかったり・・・
……………………………………………………………………………………………
※コレだけのことをやっているのに、書いてある文(しかも、ほんの一部分さえも)が再現できない。これは、異常事態です。それ(この異常事態)が目の前で 起きているのに、何の危機感もない。この状況がいかに危険な状況であり致命的なことになるのか微塵も感じていない。...ということは「どんぐり倶楽部」 の「良質の算数文章問題」を単なる応用問題と勘違いしているということである。百歩譲って勘違いでもいいのですが「描けない」ことの重大さ(異常さ)には 気付いて欲しい。そして、せめて「子育てと教育の大原則」くらいは読んで欲しい。下記の<頭の健康診断>を使って貰えるといいのですが...。
http://homepage.mac.com/donguriclub/shindan-new.html
<追記>
●上記のことを自分自身で経験することは誰にでも直ぐに出来ます。下記に、その方法を書いておきます。
●子供は順応性が高く、敏感でもあります。このことは誰しも異論のないところでしょう。であれば、大人が同等の経験をするならば毎日1週間〜4週間をかけ て、子供にさせていることと全く同じ内容を5倍以上することです。そして、その時の頭の中と感情の起伏を把握することです。そうすれば、間違いなくどうい う結果に結びつくのか(いかに危険なことをさせているのか)が自分で分かります。...どんなに反論があろうと、せめて1日だけでも結構ですから実践して みてください。
※小学校から出ている宿題にしても全く同じ事が言えます。自分で体験してみてください。

最終更新日 2008年08月03日 18時30分06秒
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2008年07月09日……………………………………………………………………………………………
■「どんぐり倶楽部」からのお願い■
■「どんぐり倶楽部」からのお願い■
●幼稚園や就学前の家庭にも入り込んでいる危険な学習形態を再検討してください。【致命傷を与える可能性が非常に高い知的系統的を取り入れた危険な幼児・ 児童教育】【前倒しの危険性を無視した早期教育】【大切に守らなければいけない制御力を衰退させ開発してはいけない異常な才能を開発しようとしている制御 力破壊システムを有する才能開発教室(特に一生変わらないIQを変えられるかのように公言している無知な組織による異常児育成組織:IQが130以上にな ると異常と呼ばれる理由は隠している)】【宿題・家庭学習用の工夫のない危険な教材(特に幼児・児童期には絶対にしてはいけない「徹底反復・高速学習・大 量暗記」を奨励している、全く人間の脳の進化過程を無視した危険学習)】
●本当は学習障害など無いのに学習障害と呼ばれている健全な子供達を守って下さい。特に大人が作り出す人為的学習障害ALD:Artificial Learning Disabilitiesは子供のテンポを無視した強制学習が原因の大半を占めているのです。健全な不登校も同様です。健全だから学校に行けなくなるような学校に存在価値はない。学習能力があるのに学習できないようにしてしまう授業に存在価値はない。
●躾と虐待の区別が分からない未熟な保護者や指導者によって、吸収力・理解力を粉々に潰され、最も単純なコピー回路だけしか使うことにない丸暗記学習(猿真似学習)をするしかないように育てられている子供達。
●...もう、ここで気づかないと、本当に異常な感覚を持った子供大人が氾濫する社会になってしまいます。
●どんぐり倶楽部には上記全ての負の連鎖を裁ち切り、正常に戻し、なおかつ、驚異的に「無理なく無駄なく効果的な」学習をすることが出来る理論と手法が実践例付きで公開されています。子供達のために、是非、ご一読下さい。
※自分で判断できない場合は、子供にさせていることの5倍の量を完璧に3ケ月自分がやってみて下さい。全て分かります。子供は敏感で順応性が高いのですから、実感するには大人なら最低でも5倍は必要です。

最終更新日 2008年07月09日 23時11分07秒
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2008年07月02日……………………………………………………………………………………………
●「どんぐり倶楽部」の子育てと教育の理論(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●「どんぐり倶楽部」の子育てと教育の理論は、子共達の(心・頭・体の)自然な発達(進化)に沿って、無理なく無駄なく効果的な方法で人生を楽しむ ことが出来る力「考える力・絶対学力」を育てるために、子供達から教えられたことを理論立てて整理したものです。ですから、先に理論を作ったのではなく、 実践の中で子供達から全て教えて貰ったことばかりです。ですから効果は全て検証済みですし、例外はありません。機能的な障害がある場合でも認識方法は同じ ですから、微調整をすることで対応することが出来ます。また、「絶対学力」は何にでも応用が利く万能力である視考力を活用して育てますので、幼児・児童期 にしてはいけない三大厳禁学習「徹底反復・高速学習・大量暗記」さえ、しなければ絶大な効果を目の前で確認することが出来ます。
<徹底反復という単純作業の反復><高速学習という感情破壊行為><大量暗記という進化エネルギーの浪費>は、12歳という思考の臨界期を越えた後なら ば、状況に応じて(ホントに必要であるならば)取り入れてもいいものですが、脳内進化途上である12歳までは厳禁です。上記三大厳禁学習は全て単純回路 (コピー回路)という1種類の回路しか使いませんので、幼児・児童期に作らなければ作れなくなってしまう、様々な思考回路を作る事が出来ずに思考の臨界期 を越えてまうことになります。さらに悪いことには、通常ならば、自主的な遊びの中でオリジナルの工夫をする時に思考回路を作るチャンスがある(今までは あった)のですが、現在では、この最後の砦さえも危うい状況になっています(習い事の殆どはコピー練習です)ので、完全に思考回路作成環境を設定しなけれ ばならなくなってきています。つまり、偶然教育では通じなくなってしまっているのです。このことに気付かず、幼児・児童期に貴重な時間とお金を使って、勉 強、学習、習い事、才能開発、幼児教育、早期教育という名前だけの思考力破壊学習をさせている人を数多く見かけます。どうか、お願いですから止めて下さ い。少なくとも、子供達にさせていることを自分で実際に一月体験してから考えてみて下さい。子供は大人の何倍も敏感で順応性に優れています。ですから、子 供と同じ状況を知るには、最低でも子供にさせていることの5倍のことを必ず全く同じようにして下さい。そうすれば、子供に与える影響がどんなものかは実感 できます。自分の体で、自分の頭で、自分の心で判断して下さい。思考回路は最長でも12歳以前に刈り込みが始まります。それまでに作ることが出来なければ 一生作ることは出来ません。細胞は生まれ変わることが出来ますが基本思考回路は効率よく稼働させるために性成熟年齢までに十分に使われなかった回路(遺伝 的に伝えられた回路の設計図)は、この環境下では不要なものと見なされて消え去るのです。これは生物学的なことであり、戻ることは出来ないのです。最近で は、もっと悪いことに体験型で能動的なゲームが開発されてしまいました。これは感覚統合失調を急激に増加させる要素を多々擁しています。人間の根本的な学 習形態であるバイオフィードバックとマッチングに異常をもたらすからです。この異常な状態が基本反応回路として幼児・児童期に組み込まれてしまうと本人は 全く気付かないままに異常な反応を平然と行うようになってしまいます。12歳(少なくとも9歳)までの体験型で能動的なゲームは厳禁です。
●体の制御と勘違いして基本は徹底反復する方がいいと勘違いしている人がいます。体の制御と思考の制御は、視覚イメージ操作という同じ力を使ってはいます が、使われ方が全く異なります。体の制御に反復が必要なのは自由に正確に制御できないからなのです。最初から、そして何回でも完璧に思うとおりに体を制御 できる場合は練習は全く不要なのです。できないから反復練習をするのです。しかし、それも現在では視覚イメージの力を少しは分かってきたようですのでイ メージトレーニングを利用して反復を少なくして目覚ましい成果を上げるようになっています。さて、思考はどうでしょうか、頭の中では視覚イメージの操作は 自由自在です。寸分の狂いもありません。つまり、反復は全く不要なのです。すべきことは反復ではなく多様な思考回路の作成なのです。ここを、勘違いして基 礎の徹底反復が複雑な問題を解決できるようになる基本だと言う人がいますが、全くの勘違いです。
...これが、徹底反復をしてはいけない理由です。
●また、スピードは感情を麻痺させる作用があります。ストレスを蓄積する最大の原因もスピードです。子供の持って生まれた本来のテンポ(第1個性)を無視 したスピードは全て吸収力を低下させます。こんな事を幼児・児童期にしていては正しい感情は育ちません。また、判断力は理論的な結論を実行するかどうかの 最終的な判断基準を受け持ちます。ところが、この時に正し感情が育っていないと幼稚な理論で導き出した結論に何の違和感も感じないまま行動する人間になっ てしまいます。
...これが、高速学習をしてはいけない理由です。
●さらに、知識はデータ(情報)に過ぎません。どんなに多量のデータを持っていても、覚えていても思考回路は何一つ出来ないのです。知識の集積が思考に繋 がると言うことはあり得ないのです。つまり、暗記に時間を使っている余裕などないのです。これが大量暗記をしては行けない理由です。また、幼児・児童期の 一時的な暗記能力の優秀性は具象物を(意識上:大脳に)一時記憶しておくことで具象思考を出来るようにするための一時的な進化形態の過程であり、抽象思考 に移る前の必然的な優秀性にすぎなものです。つまり、この時期の記憶力の優秀性は、消え去ることを前提に一時的に強化されたものであって「才能」ではない のです。健全で有れば消え去る運命にあるこの誰もが通過する一時的な優秀な記憶力を才能と勘違いしていつまでも強化したり思考回路養成ではなく大量暗記に 流用してしまうと本来の主目的である抽象思考に備えた(具象物を使って作り出す)基本思考回路を作るという進化の致命的な邪魔をすることになります。
...これが、大量暗記をさせては行いけない理由です。

最終更新日 2008年07月03日 08時18分12秒
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2008年06月09日……………………………………………………………………………………………
●「誰でもよかった」犯罪の理由(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●秋葉原無差別殺傷事件(秋葉原事件・秋葉原通り魔事件・Akiba_case)もまた下記の記事と同根である。

●これら一連の事件(犯罪)は、多くの感染者の一部が発症しているに過ぎない。対処法だけでは、永久に追いつかない。根本的な変革ができるのは0-12才までの<教育>だけである。

http://homepage.mac.com/donguriclub/crime.html

●HP公開時から「どんぐり倶楽部」のトップページにこう書いておきました。
「あなたのお子さんを守る意味でもこのHPで紹介してある「無理なく無駄なく効果的な学習方法」を誰かにどこかで教えてあげて下さい。あなたのお子さんだけが「考える力」を持っていても、隣の人が考える力を持っていなければ悲惨なことになってしまいます。」

最終更新日 2008年06月14日 08時11分42秒
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2008年06月04日……………………………………………………………………………………………
●18才の成人式(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●2008.06.02...長男の18才の誕生日(Itoyama家では成人式)をした。本人は何年もかけて覚悟をしていたようなので、動揺することも なく普通に「有難うございます」という。誕生日のお祝いと、成人式の「支度金」を渡す。下の娘(中1)が「これって、早く独り立ちしろってことだよね?」 なんて、軽く厳しい念押しをしたりしている。子供達は、それぞれに「独立」を意識している。
※支度金は高校卒後に本人が独立するために自由に使える限定資金である。郵便局の学資保険を使ったもので18年間の想いと共に積み立ててきた贈り物である。...どう使うのかは本人次第である。子育てはココまで。見事なまでに「幼く・賢く・逞しく」育ってくれました。I thank you very much. I really enjoyed being with you for 18years.

最終更新日 2008年06月04日 09時33分39秒
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2008年05月20日……………………………………………………………………………………………
「教育再建-2」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●今なお「読み・書き・計算」を徹底すれば、「考える力は自然に育つ」と言う人がいますが、「考える力」は考える練習をし、脳を正常に進化させなけ れば育ちません。そして、人間らしい判断力を含む思考力の養成は12年間で仕上げないと手遅れになります。これが「思考の臨界期」です。個体の機能で最終 進化する部位の臨界期は、その個体の性成熟年齢と一致する(人間は12才)からです。
小中学校時代に、暗記・暗算・高速計算に代表される表面的な偽物の学力を追いかけている時間はないのです。「分かる」とは記号(文字や言葉など)からイ メージしたものを見ることが出来ると言うことです。「考える」とはイメージしたものを頭の中で移動変形させることが出来ると言うことです。
「できる」という結果ではなく「分かる」という過程そのものが大事であるのは、道徳的なことではなく思考力養成には「分かる学習」の過程でしか獲得できな い様々な思考モデルが必要不可欠だからです。様々な思考モデルは「具体的に悩むこと」によってのみ修得できます。ですから、答えではなく過程が大事なので す。子供に自信を持たせるために「できる」ようにする教育方法があるようですが、大変お粗末な教育方法です。さらに「できれば分かる」「できているから分 かっている」と、トンチンカンなことを平気で言う人もいます。「読み・書き・計算」をどんなに徹底しても、暗記は「一対一対応」の再現練習ですので再現す るという1種類の思考モデルしか使いませんし、新しい思考モデルを作り出すことは不可能です。また、計算に使う思考モデルは「10の補数と九九」しかあり ませんから、どんなに高速に多量の計算問題を解いても、思考力の素になる多様な思考モデルは修得できないのです。
 思考とは様々な思考モデルを組み合わせて比較検討するものです。そして、この時に使うことができる思考モデルの種類の多さが思考の豊かさになります。多 様な考え方が豊かな思考を可能にするのは当然のことです。人間が具象物を使って、思考モデルを作り出すのは通常9才前後までです。そして、9〜12才で、 それまでに作って蓄積していた思考モデルを使って抽象思考をします。ですから、9才までにどれだけ多様な思考モデルを蓄積することができるかが思考力養成 の鍵になるのです。思考モデルは問題を解けるか解けないかではなく「どうやれば解けるかな」の「どうやれば」と迷っている時、いかに具体的に迷うことがで きるか、考えることができるか(自力で工夫すること)で決まります。この「具体的に迷うこと」そのものが思考モデルを作っていることだからです。ですか ら、答えが合っていても間違っていてもキチンと考えたのであれば思考モデルはできています。思考モデルをキチンと増やすには具体的に迷う・考える(工夫す る)ことが重要だということです。
 ところが、頭の中だけでは漠然としていて自分でも何をどう考えているのかよくは分かりません。そこで、考えていることを絵図で描き表すのです。すると自 分が考えていること・考えていないことがハッキリします。また、考え自体も「絵図を見ること」でドンドン発展していきます。これが思考モデルを飛躍的に増 加させる効果的な方法です。視考力養成のための工夫満載の「良質の算数文章問題」を絵図で解く重要な意味がここにあります。数多く問題を解くことよりも数 少なく丁寧に具体的に悩むことが重要なのです。
●計算練習をいくらやっても思考力が育たない理由:計算は思考ではなく作業なので思考力養成には全くならないのは当然である。作業なので結果は自動的に出 る。だが、それは手順通りに反復作業を実行したというだけである。結果が何を意味するのかはイメージで考えるのだ。作業は手順の反復なのでいつでも修得可 能である。しかし、考えるには幼児・児童期に小脳に蓄えられた多種多様な思考モデルが必要なのです。
●「分からない」と言う人は「言葉や数字などの記号をイメージ化する練習」が足りないだけです。ですから、言葉を操る前に豊富な原形イメージを体験吸収さ せて、言葉を扱うようになったら言葉からのメージ再現を丁寧にする時間を与えて、イメージ操作(イメージの移動・変形・連想・比較)を楽しむことが大事な のです。こうすることで高度に抽象化された記号を自由自在に正確に操作することが出来るようになるのです。
●「視算の力」絵図は「気付き学習:脳内進化」の宝庫である。
23-8=5*3「にじゅうさん ひく はち は ご かける さん」って言える?
確かなイメージ(絵図を描いてもいい)があれば簡単。
●手の指の絵図を使う(実際に手を描いてよ〜くその絵を見る)と簡単に出来ます。数式は意識しません。絵図の移動・変形・連想・比較だけです。これは思考(イメージの移動・変形・連想・比較)そのものです。ですから、視算は思考力も養成できる唯一の計算方法なのです。
計算式の方が簡単(速くできる)と思っている人がいるが、簡単=基本ではない。
計算では23-8=15しか考えられない構造になっている。目に見えないから工夫しようとも思わないし、小脳思考も始動できない。つまり、外見では「23 -8」をしているのに、楽しく思考できる方法と出来ると分かっている計算を単に反復しているという全く意味の違う時間を過ごしているのだ。
もちろん、暗記項目も増える高学年では時間もとれないので視算の練習は少なくする。だから低学年でジックリと体に(脳に)染み込ませて(思考モデルをコ ピーして)おく必要があるのです。この最も貴重な時間を、必要ならば高学年ですべき暗記暗算高速計算に時間を使っている(使わせている)指導者がいる。
●計算ならば暗算を代表とする応用の利かないスキルアップ(習熟)ではなく応用の利く基本である筆算を丁寧に正確に出来ればいい。こうすることで反射思考 の弊害(副作用)を最小限に抑えられる。タイミングを見誤ったスキルアップ指導は確実に子供の頭の進化を妨害し短絡的思考を助長する最も危険な行為とな る。ところが「できる」がゆえに本当の力を知ろうとはしない指導者は気付きもしない。
●感味力を育てる-全教科で視考力を活用する-「分からん帳」で小中を連携させる
●「受験」という教科を設定する。分析演習とプランニングである。相手の分析・自分の分析・対策・計画・演習・本番・反省・修正・再演習
※「結果は次のプランの材料に過ぎない」ことの実感・高校受験という体験学習<目標><方法:理論・実践><注意><具体例>「できる」の危険性:評価時期が正しくない「できる」は無意味である
※評価:
小1-5
小6
中1-2
中3:高校受験の有効利用
 特に抽象思考に移る前の段階(9才以前)での機能発達妨害、つまり単純思考の代表である「暗記」「暗算」「高速計算」は大変な危険行為です。
12才未満の子供に対して、多量の知識を与えたり、スピード処理を繰り返したりする「知的系統的学習」と、単純思考の代表である「暗記」「暗算」「高速計 算」を強いることは、進化の最終形である複雑な思考モデル(高度な思考の源)作成の機会を奪い、思考力養成の妨げになります。
●形だけの小中一貫ではなく具体的な繋がりを持たせるには「分からん帳」が有効です。「質問ノート」や「間違い記録ノート」
として初見で解けなかった問題(教科書もテストも全てを対象とする)だけを、書き写すのではなくコピーして(切り抜けるものは切って)貼り付けた自分専用の弱点を集めたノート(問題集・参考書に変身する)
小6は「分からん帳」推敲学年です。思い出作り学年ではありません。
中1-2は入力学習方法修得時期です。
中3は分析・対策方法修得時期・社会適応の演習
●中高一貫は危険(飛躍的な成長チャンスを失わせる)-緊密な小中一貫が理想的
■試案■小学校・中学校
※学習方法「分からん帳」
※出来ることではなく分かることが大切であることを理解させる。
※速さを求めない。
※小3・4では抽象思考への移行が出来るようにサポートする。
※抽象的なことを目で考える練習をする。
※複雑な問題を忍耐強く考える力を養う。
※小6では「分からん帳」演習を兼ねての総復習(終わらなくてもいい)
※中学生活を意識させる。
※テストは虫食いではなく全ての重要事項をテストする→努力を正確に反映させる。取り(確認)こぼしのないテスト→「分からん帳」に入れておくとテストだけで全範囲での個人の弱点ノートが出来る。
■小中の架け橋としての「分からん帳」
中1:「分からん帳」で個人(全生徒)の本当の学力、具体的な弱点、自己評価、家庭内位置、などが具体的に分かり、すべきこともハッキリする。授業の組み立てや進度の検討、誰に注意すべきか、等も見えてくる。
中2:「分からん帳」を中学用に作成する長期休みのテキストも利用する
中3:「分からん帳」を消化する。仕上げは高校受験。高校受験を利用して材料集め、分析、対策、計画、実行、反省、再計画、実行、仕上げ。を体験する。この方法が社会での戦い方の基本となる。進学を希望しない者も受験はする。
●12才以前の危険な勘違い
1:早ければ早いほどいい(先取り:予習)×→進化妨害をする最悪の「予習」と進化を加速する最良の「準備学習」の違い
2:速ければ速いほどいい(スピード学習)×→考えない頭を育てる応用の利かない「高速計算練習」と考える頭を育てる応用自在の「視算」
3:多ければ多いほどいい(知識の集積が思考になる)×→単純な思考モデルの反復でしかない「知識の集積」と多種多様な思考モデルを作成する「味わい学習」
4:処理速度(結果にたどり着くの)が速ければ判断力がある×→正常な感情に基づく健全な違和感がなければ人間的な判断はできない。
●貧弱な評価基準に合わせた力の養成は貧弱な力しか養成できないのは当然である。同様に表面的な力しか評価できない基準に合わせていると表面的な力しか養成できないのは当然である。どんなに優秀だと評価されても評価基準自体がお粗末では実態のない飾りにすぎない。
●基準にしてはいけないこと
1:IQ
2:脳の活性化(大脳)
3:スピード
4:暗記暗唱高速計算
これらは全て考えない力(貧弱な学力)の養成となる
※豊かな学力は味わい教育(感味力保持・養成)と思考力(視考力を活用した思考力養成方法)を活用すれば楽しく簡単に実現可能である。学習のプラットフォームである視覚イメージを経由させることを意識すると、理解力・応用力を無理なく修得できます。
●「分からん帳」は担任の交代・学年間の連携・小中の架け橋・転校時のサポート・日本全国不変の評価・完全個別サポートなどを一瞬で何の苦労もなく可能にします。
●個性は、このようにして人間性を育てた後で育てるべきです。
※言葉の機能「言葉のトリガー理論」を正しく理解し、視考力養成を念頭に置いてキチンと時期と手順を守って指導すれば特別な訓練を要せずに誰もが十分に思考力養成の指導が出来ることは多くの家庭や教室で実証済みです。
●致命的な勘違い:「十分な計算練習」とは「多量の計算練習」ではなく「深い計算練習」ですし、「十分な体験」とは「多量の体験」ではなく「深い体験」です。ここを勘違いしていると「無駄に多量のことを強いる」だけで何の効果も得られません。
●「分からん帳」という学習方法は、あらゆる種類の学習形態に対応できる最も簡単で最も効率的な学習方法で、未消化部分を具体例を添えて簡単に記録してお く方法のことです。個人別に異なる「分からないところが分からない」を個人別に具体例(実際に解いた問題)で「ココが分からない」と言える(明示できる) ように自動的になる(何の苦労もなく作成できる)からです。さらに、「分からん帳」を使って質問出来なくても各学年で夏休みの自習用とすれば最高の弱点補 強教材になる。
※詳細はhttp://homepage.mac.com/donguriclub/z_185_000.htmlのp.193-182参照
http://homepage.mac.com/donguriclub/rebuild.html

最終更新日 2008年06月04日 09時18分23秒
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2008年05月20日……………………………………………………………………………………………
「教育再建-1」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama) [ 考察 ]

「教育再建」論文400×10枚分
●ヒトを人間に育てる3つの力
教育の第一義は「進化途上の発達未完了な乳脳を持つヒト(子供)を正常に発達が完了した永久脳を持つ人間(大人)に育て上げること」です。
また「人間」であるためには人生を楽しむことが出来るように、高度な理解力・深い思考力・人間的な判断力(上記3つの力を合わせて「高度な思考」と呼ぶ) を持っていなければなりません。そこで、これらが具体的にはどんな力であり、いつ、どのようにして育てるべきなのかを論じます。
 まず、教育を考える時の大前提を次のように設定します。
1:感じることが出来なければ力があっても反応できないので感味力養成が重要。
2:私達は言葉で理解したり考えているわけではなく、イメージで理解したり考えているので視考力(イメージ再現・操作力)養成が重要。特に言葉から明確なイメージを再現する力は万能基礎学力となる。
※言葉はイメージ再現のための引き金(トリガー)に過ぎない「言葉のトリガー理論」
3:多種多様な思考モデルが高度な思考を可能にするので12才までは単純思考モデルしか使わない高速多量学習は禁止(特に9才までの高速計算練習は厳禁)する。
4:正常な永久脳に必要不可欠な人間らしい判断力は健全で安定した感情に支えられた正常な違和感がなければ成立しないので感情教育も学力養成の一部と考える。
 そして、人間の性成熟年齢である12才までに「感味力・視考力」を活用して豊かな感性と本当の学力である「理解力・思考力・判断力」(高度な思考)を養成することが義務教育の責務である基本教育である。
 教育再建の鍵は視考力を活用した教育です。
 視考力は受験勉強も含めたあらゆる学習に絶大な効果を発揮し、感性豊かな本当の学力である高度な思考の養成を可能にします。
●元来、ヒトにプログラムされている人間となるべき脳内進化の臨界期までに脳内進化をさせてもらえずに未成熟な進化できなかった乳脳のまま、パターン学習 (徹底反復)を利用して得た高度な猿真似力で対処してきた子供大人は自力で生きては行けない。結論は出ても判断が出来ないからです。子供大人が結論=行動 となる理由です。
●人間らしい判断には健全な違和感が必要なのです。見せない教育が大事な理由です。適正な恐怖感も「見せない教育」が守ります。
●慣れさせてはいけないこと、先行学習してはいけないことがあるのです。死ぬ準備は良く生きることになりますが、死ぬ予習は愚劣です。
●解き方ではなく「考える方法」そのものを教える↓全教科で同じ力を使うことは当然のことです。教科という分け方は人間の勝手な分別方法であり科目別の区分けは自然にはないからです。「対処すべき事がある」だけです。
●理解する方法そのもの
※イメージ再現→見える→頭で分かる
※再現イメージからの感情再現→体で分かる
●思考する方法そのもの
※再現イメージの操作→頭で考える
※操作イメージからの感情再現→体で考える
●判断する方法そのもの
※操作イメージから得た再現感情と記憶感情との比較↓違和感と納得感による行動決定
※判断基準となる確かな感情がなければ判断は論理的思考結果と同じになってしまう。論理的思考は、その思考に使われる理論がお粗末(幼稚)だと導き出され る結論は悲惨な結果となり、確かな感情の制御力(違和感)がなければ悲惨な行動と直結する。子供大人の特徴である短絡的犯行の稼働経路である。
●視考力養成理論を導入することで全科目で同じ目標(視考力の活用と養成)を設定できますので、指導方針も統一できます。
●普段、私達が行っている「漠然とイメージすること(視考力のほんの一部を使用)」と「明確なイメージを再現して利用したり操作すること(視考力の活用)」とでは応用力が全く異なります。ですから、視考力を使う練習が必要なのです。
●イメージ再現=理解(算数)→イメージ操作(解く)
●イメージ再現=鑑賞(国語)→イメージ操作(創作:作文)
●イメージ再現=お手本取り込み(体育)→イメージ操作(体現)
●イメージ再現=味わう(音楽)→イメージ操作(創造:作曲)
●視考力を活用することで、多種多様な思考モデルを最も効率的に作り出すことができます。しかも教科に関係なく同じ力を使ってできるのです。例えば「算数:式の変換」「国語:行間を読む」
●「言葉のトリガー理論」の理解、視考力を活用した指導、「分からん帳」と「受験科」の正規導入で事態は一変します。何の負担も変更もなく高度な思考を身 に付けさせることが出来ます。豊かな感性も効果的な学習方法も同時に身に付きます。社会への対応の仕方も仕上げの受験では体験できますので、進学する場合 にも社会に出る場合にも効果抜群です。
●人間であるための高度な思考養成に必要なのは知識やスピードではなく、多種多様な思考回路(思考モデル)なのです。
 知識やスピードは十分な思考回路を育て上げた後で、その回路を応用するときに与えるべきものです。この順番が逆になっていたり、同時並行的に出来ると考 えていては失敗してしまいます。12才までに人間の条件である高度な思考機能を始動させることが出来なければ、正常に(健全に)感じることや考えることが 出来なくなり、短絡的思考が行動と直結してしまいます。
●歯が乳歯から永久歯へと進化する時期に脳も乳脳から永久脳に進化します。乳脳の主な仕事は様々な思考モデルを作り永久脳への正常な進化を約束することで す。この時期の一時的な記憶量の優秀さはこの思考モデル作成のための能力であり暗記をするための力ではありません。ここを勘違いするとしてはいけない時期 にしてはいけない学習を強要し正常な永久脳への成長を阻害します。機能的な発達を阻害されてしまうと自分の意志とは関係なく感じること・考えることが出来 なくなってしまいます。様々な思考モデルを作るべき時期に、その能力を使って暗記暗算高速反応という最も思考モデル養成とはかけ離れた作業をさせられてし まうと、当然、貧弱な思考モデルしか使えない貧弱な頭になってしまいます。硬直的で応用の利かない短絡的思考しかできない子供大人の出来上がりです。
●感じられない(感味力不足)+考えられない(視考力不足)=人間的な判断ができない(異常行動)←ALD
●「全ての子供達に基礎学力を」と言いながら、学力とは全く無縁の「暗記・暗算・高速反応」を奨励している。これでは、どんなにお題目が良くても内容がお粗末なのだから結果は悲惨なものだ。現状を見れば一目瞭然である。
●「短絡的思考(深く考えられない頭)」の温床は幼児・児童期のスピード学習にある。味わうことなしに健全な感情は発達しないし、健全な感情のないところ に正しい人間的な判断は現れない。どんなに力があっても、感じることが出来なければ反応できないのと同じだ。感じる機能を麻痺させられては何を鍛えても繋 がりはしない。
0-3才・4-6才:健全な感情(健全な違和感を守る:見せない教育→12才まで→確かな違和感になるまで守り続ける)
※育てるのは喜怒哀楽の哀楽。喜怒は控えめに。
※人間らしい判断にはこの時期の正しい感情教育が必要なのだ。
●年齢(脳内進化過程)を無視した習熟という単純思考モデルの徹底反復は脳内進化を致命的に妨害する。
※就学前:感情教育(人間的な判断の基盤となる:これがないと人間としての仕上げが出来ない)
※小学低学年:理解
※小学中学年:思考
※小学高学年:判断
※中学生  :知教:自己確立
※高校生  :社会を知る:順応性を高める
※     :社会適応
●判断力の養成(正しい自分の判断基準作成)が終わる12才までは見せない教育が大事です。
●今までは統一理論(全教科に共通して育てるべき力とは何かという意識)がなかったので科目間でのスムーズな連携が出来ませんでしたが、このようにイメー ジ再現・操作が全教科に共通の力を育てるという統一理論が在れば全科目を通して一つの力の養成が可能になります。小中を繋ぐ具体的で効果抜群の学習方法は 「分からん帳」作成です。学力の架け橋。特に「言葉↓イメージ再現」は中心となる大きな核です。この「言葉↓イメージ再現」が確実に出来る(明確なイメー ジ再現ができる)とどのような表現も瞬時に出来るようになります。変換すべき素のモノが確実に見えている場合は表現方法は無限に出てくるからです。

最終更新日 2008年05月21日 06時36分24秒
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2008年04月17日……………………………………………………………………………………………
●健全な不登校(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

〜メモ〜
●暫く前から、全国的に「健全な不登校」が急増している。問題(致命的な欠点)は、その「健全な不登校」を「不登校」としか見ることが出来ない人達にある。
●また、学習障害(と呼ばれてしまう症状)にも機能的なものではない(本人には全く原因がない後天的な)「人為的学習障害」が急増している。...早く気付いて欲しい。
<早期教育><徹底反復><高速学習>...???である。

最終更新日 2008年04月17日 16時28分35秒
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2008年01月30日……………………………………………………………………………………………
●運動の練習と思考の練習の違い:反復が有効な場合と有害な場合
[ 学習理論 ]

<HPからの抜粋を改訂:運動の練習と思考の練習の違い:反復が有効な場合と有害な場合>
●「いいとこ取り:どっちも適度にやらせればいいんじゃない」は通じません。いくら大人には「適度なアルコールは健康にいい」と言われても子供にお酒を飲 ませる人はいないでしょ?「子供は小さな大人ではない」というのは医学界では昔からの常識ですし、スポーツ界でもスポーツ障害が研究された今となっては常 識になりつつあります。残念ながら一番遅れている(気付いてさえいない)のが教育界です。
●正確な反復を必要とする運動(体の制御)とは違って、柔軟で多様な視覚イメージを必要とする思考においては徹底反復や必要以上のデータは不要である。幼 児・児童期には処理することではなく様々な処理が出来るように様々な処理回路(思考モデル:思考回路)を作ることが最重要課題だからである。従って、運動 では必要とされる条件反射的な、判断さえも自動化する反射の形成は極力さけなければならない。頭と体の学習の違いを知っておかなければならないのです。頭 の肉体化は最も危険な教育であることを認識すべきです。視考力養成のつもりで行われる最も危険な勘違い学習方法は高速単純計算に代表される、頭を使うこと なのにスピードを強いられる学習方法である。反対に運動競技(スポーツ)においては無意識下で動くことを多くの部分で要求されるので条件反射の形成は必要 となる。頭と体の学習を混同しないことが健全な子供を育てる要である。
●「習熟:慣れ」について:スポーツでの実践の試合のような臨機応変に複雑な操作(思考モデル)を要求されるものについては習熟は多様な思考モデルの作成 と同じですから、健全な頭を作りますが計算の様な単純な思考モデル(「10の補数と九九」しか使わない)しか使わないものの習熟は習熟すればするだけ単純 思考しかできなくなる不健全な頭を作ります。考える力とは全く反対の考えない力を強化していまう単純な思考モデルを頑丈にしているだけだからです。一度固 定された思考モデルは柔軟な思考モデルを食いつぶしてしまいます。回復は非常に困難です。幼児期の間違った教育が才能溢れる子供の脳力を最低の反射しかで きない脳にしてしまうのです。多量の暗記・計算や高速暗記・計算は最も危険な考えない学習です。そこには思考力の基盤となる多様な思考モデルを育てる要素 は全くないからです。
●質を量ではカバーすることはできません。幼児・児童期には不可能ですし、全く違うことです。つまり、コピーするという1つの回路を1万回使っ て1万個の知識を得ても、肝心の思考モデル(思考回路)は全く増加しておらず、反対に最も単純な1つの回路を強化して他の回路作成環境を悪化させているこ とになるのです。お金と時間をかけて才能を潰していることに気付かない。これでは、どんなに回復力のある子供でも...ヤバイです。...子供を見ましょ う。そうすれば、分かります。特に目には気をつけましょう。
〜〜〜〜「バランスよく〜」の落とし穴〜〜〜〜
●単純思考の味をしめた子供は好きあらば、その単純思考(なるべく考えないで反射的にすること)に力を注ぎます。勉強以外でもです。ここが怖いところで す。計算の反復練習も文章問題も<バランス良く>と思っている人は勉強以外の圧倒的に長い学習時間のことを忘れているのです。24時間のうちの数時間を <バランス良く>学習せていても、そのバランスは非常に悪いのです。誰にも何にも言われなくても、自分で<考えることが楽しいから〜>と自然になるように 育てなければ1日の殆どの時間は単純思考に費やされていることになるのです。先生も親もいないときに<自分から考えることを楽しめるように育てる>ための 家庭学習なのです。ですから、幼児・児童期には<手抜き学習・徹底反復・高速学習>は極力させてはいけないのです。ましてや、そんな学習方法を評価しては 絶対にいけないのです。成長途上の子供に向かって「アルコールは体にいいぞ〜」と言わないことと同じです。

最終更新日 2008年01月30日 08時17分48秒
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2008年01月09日……………………………………………………………………………………………
●未来を育てている...という実感を持って欲しい。
[ 考察 ]

●目の前の子供達は人類の未来そのものです。人間にとっては人間が未来そのものなんです。目の前の自分の子供が未来そのものなんです。子供をいい加 減に扱うと言うことは未来をいい加減に扱うと言うことです。未来を営利目的にしている人は気付かない。自分が人類の未来を食い物にしていることを。確かな 未来を育てるために営利が絡むことでスムーズな経済界と教育界の経路が生み出される。「どんぐり倶楽部」設立時から掲げている「教育の永久循環」構想で す。
<参考>
http://homepage.mac.com/donguriclub/philosophy.html
※全世界の子供達が繋がることを願っています。
※「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を見せあえば、それだけでも国際交流ができる。転校しても何の不安もない。...ちょっとメモでした。

最終更新日 2008年01月09日 18時13分54秒
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2007年12月15日……………………………………………………………………………………………
●IQにつての迷信と妄信(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●IQについて<再掲載>
●IQはクロック周波数であり、単純処理をする速度にすぎない→100以上は不要。全く関係ないし、一生不変なのでIQ自体を変化させようとする試みは無意味である。IQ測定値は簡単に変化させられることからもIQ測定値が本当のIQを表していないことは明らかである。
●IQがどんなに高くても使える処理回路網IS(思考モデル:思考回路)が多様でなければ何にも使えない。単純処理(反射)が速いというだけで、そこには何の意味も重要性も人間らしさもない。
●処理回路網作成時期(12才まで)にはデータ量も全く関係ない。反対に余計なデータは回路作成の邪魔になる。また、余計なデータを入力している時間は全 く無駄な時間となる。幼児・児童期の記憶力の優秀性は暗記のためではなく思考モデル(思考回路)作成のための一時的なものである。だから、一過性なのだ。
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●勘違い学習:どうして「人間は考えることが出来るようになっている」のに自力で考えることができない子供達がこんなに増えてしまったのでしょう。私には 「考えることが出来ないように教育されてしまったから」としか思えないのです。今まで行われて来た学習方法が【具体的な】思考力養成になっていないことが 「考えることができない子供を育てている」原因のようです。全ての学習方法をこの場で検証することは出来ませんので最も危険な勘違い学習だと考えられる 「計算の徹底反復練習や高速単純計算練習」と「暗記」について書いておきます。
高速での正確な体の制御を要するスポーツや楽器演奏などでは無意識にでも行える(体を制御できる)ようにするための徹底反復練習は重要ですし意味がありま す。しかしながら、計算のように純粋な思考の一部であることについては、無意識に出来ることに意味はありませんし、成長過程の脳には悪影響が大きいようで す。計算はどんなに複雑なものでも計算手順以外は「10の補数と九九」という既に持っている思考回路しか使いませんから、新しい思考回路作成の邪魔をする (単純思考は複雑思考を抑制する作用がある)ことになるからです。ですから、計算練習は「手順を忘れない程度」に最小限にすべきなのです。
「でも計算は基本ですから」と言う人がいます。確かに計算が出来なくては困ります。ですが、高速で出来る必要も暗算で出来る必要もないんです。さらに大事 なことは、高速計算のために時間を費やしている時期(特に小学校低学年)というのは一生に一度しかない貴重な脳の基礎回路を作っている脳内進化時期なので す。この最も貴重な時期に、最も単純な思考回路の強化にしかならない「暗記・暗算・高速反応」の練習をしていては、どんなに能力のある子でも思考力養成が 難しくなるのは当然だと思われます。
<参考>処理抵抗値が大きい子供の場合は7-9才で思考回路の刈り込みが始まることが分かっています。 (2006年11月14日11時48分36秒)
……………………………………………………………………………………………
●:処理抵抗値とは
●HP(http://homepage.mac.com/donguriclub/brain-logic.html) には書いてあるんですが、簡単に説明します。IQとIQ測定値は違います。IQは先天的な変えられないデータ処理速度です。ところがIQ測定値はコンディ ションや<慣れ>で変化します。ですから、IQ測定値の変化は娯楽としては成り立ってもIQを表してはいません。だいたいのIQが分かる程度です。そし て、それで十分なのです。さて、処理抵抗の話でIQの話をしたのは処理抵抗とは同じ仕事(処理)をするときの抵抗値のことだからです。IQは処理速度です から関係しているわけです。というよりも実はIQとは処理抵抗の逆数なんです。同じ仕事(主に外界からの刺激の処理)をするにしても抵抗が大きい場合には エネルギーを多量に消費してしまいますね。さて、人間が思考回路網を作れる期間は最長で12年間です。ですが、その作成に使える進化エネルギーは有限で す。ですから、同じエネルギー量で同じ仕事量だった場合は抵抗値が大きいと早く使い切ってしまいます。幼児・児童期に誰もがしなければならない処理はさほ ど変わりません。ですから、Giedd博士のデータではIQを3段階に分類した時に刈り込みが始まる時期が3種類になったのです。限界が12才?性成熟年 齢)ですので、IQが高い方が刈り込み時期が12才に近いのは当然です。
※ですから、幼児・児童期に単純計算や大量記憶なんて単純回路しか使わないことに進化エネルギーを使ってはいけないんです。だ・か・ら、知的早期教育は危険なんです。一生に一度しかない思考回路作成用のエネルギーを使えるチャンスを潰しているんですからね。
※IQが80-130であれば全く支障はありませんし、変化させようとすることは徒労です。逆に低くても高くても異常とされるのは視覚イメージを意識できるか(自分の意志で考えられるか)どうかということです。
●IQ80以下だと視覚イメージの連続性(流れ)を意識できない。→目の前のことだけに集中する理由。
●IQ130以上だと操作が速すぎて意識できない。→分かっちゃった→これはコントロールできないということ。
●天才と・・は紙一重である理由→どちらも自分の思考をコントロールできないのです。
※ただし、IQ測定は被験者が最も得意とする分野で、しかもリラックスした状態で視覚イメージの操作速度を測らなければ分かりません。(2006年11月15日 22時25分36秒)

最終更新日 2007年12月15日 18時13分52秒
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2007年12月09日……………………………………………………………………………………………
●思考力養成の勘違い手法について
[ 学習理論 ]

●「しまりす」さんのブログに書き込んだ文章ですが転載しておきます。出典は下記URL
http://plaza.rakuten.co.jp/clematis1010/diary/200712080000/#comment
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●論理的思考力養成の注意点
>証明力と論述力を重要視
●とくると、論理的思考力養成→小学校なら(よくても)「フローチャート」と「言葉」を使う。...までしか考えつかないようなんですね。すると、そんな 時間がない...となります。そして、毎度のことですが<言葉で考えている>という勘違いから抜け出せないので混乱した袋小路に入ってしまいます。黒板に 書かれた<まとめ>は一見理路整然としていて理論立っているので論理的思考力養成が出来ると勘違いします。残念ながら文字説明を加えたフローチャートは絵 図で理解する視考力を使った学習とは全く次元の違う、実は分かりにくくお粗末で貧弱な回路しか作れない(絵図で言うと最もお粗末な線分図と同様の)ものな のです。それでも数をこなせばある程度の回路網は出来ますがレベル(応用力)が格段に異なります。...ココに気付かなければ革命的進化はありません。ど んぐり方式なら予算も時間も変更不要で瞬時に準備出来るんですけどね。(2007.12.08 13:56:41)
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※よく、模範授業などの板書で見かける光景がフローチャートです。この方法が固定ルートをコピーさせているだけの貧弱なパターン学習だと気付かない限り子 供達の豊かな才能を守ることは出来ません。言葉を使わずに絵図だけにすると、一瞬で子供達のオリジナルの何百ものフローチャートを養成できます。しかも、 フローチャートを先生が書いたり、生徒が書き写したりしている時間の1/10の時間で格段に効果的にね。しかも自分の体験として取り入れられるので抜群の 応用力も育ちます。
※前回に続き、詳しくは後ほど。...書かなくてはいけないことは山ほどあるんですが体が言うことを聞いてくれませんので悪しからず...ポチポチ書きますね。

最終更新日 2007年12月09日 16時17分34秒
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2007年12月02日……………………………………………………………………………………………
●教育犯罪について
[ 考察 ]

●人為的学習障害(ALD)を引き起こす可能性があることを知っている人が、そのことを隠して「学習」「勉強」「頭が良くなる」「脳が活性化する」 などという言葉を使って行う人格破壊犯罪の総称を教育犯罪という。「知らなかった」「よかれと思ってやった」ではすまない、リセット不可能な犯罪である。
●犯罪の特徴は思考養成に使ってはいけない「徹底反復」「スピード」を有効だと勘違いしている(金儲けに利用している)点にある。今回は勘違いを防ぐために、体の制御には必要である「徹底反復」「スピード」にも言及する。
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<本文は...お楽しみに>

最終更新日 2007年12月02日 17時26分13秒
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2007年10月23日……………………………………………………………………………………………
●新世代ゲームが危険な理由
[ 考察 ]

●かつて、テレビが登場したとき「1億総白痴になる」と警鐘を鳴らされていましたが、「総白痴」にはなりませんでした。理由があります。前世代のテレビは情報を受信するだけのもので、個人の意志による主体的な判断を行動に移す工程がなかったからです。
ところが、双方向送信可能なテレビが登場し、個人の判断と行動を迫られる新時代が訪れました。一見便利になったようですが、非常に危険になりました。主体 的に判断をし、行動することをコントロールされる危険が出てきたからです。双方向生が出てきたことで教育には慎重さをより一層求められます。
●さて、ゲームです。ゲームも同様の進化をしてきています。限られた(作られたお粗末な)画面の中での状況を掌握し、自分の判断でストーリーを作り出し、 主体的に動く(攻撃する等)をするために実際に体に行動命令を発する。しかし、その命令による実際の動きは微細の動き(指先や腕の振り程度)であるにもか かわらず、目に映る視覚イメージは大爆発や殺人を引き起こします。つまり、実際の体の動きとはかけ離れた視覚イメージが入力されます。視覚イメージの入力 は思考モデル(思考回路)作成の材料に使われます。なおかつ、体感できないのでバイオフィードバックは得られない。ゆえに、ストレスの蓄積を生むものに なってしまっています。楽しいと感じながらストレスを蓄積しているという恐ろしいことをしているのです。
●新世代ゲームは今、最も危険が過渡期にあります。これが五感に反応できる超高度なシュミレーションならば、使い道もあり、(自然にはかないませんが)補助的な脳の発達に寄与することが出来ますが、何百年先のことです。いわゆる SF映画のバーチャル体験です。
※どこかで、言われている「ゲームは悪い」なんていう単純な事ではありません。ゲームをするときの関わり方が思考モデル(思考回路)作成とお粗末な判断力 の強化と行動に直結させる回路作成になってしまっている場合があるから危険なのです。ロシアの洗脳教育の手法、幼児・児童期の脳の発達過程(部分的に熟成 順番が決まっていることなど)を考えても明らかです。12才までの子供の教育に携わる人は心得ておくべき事です。
……………………………………………………………………………………………
●今、日本のテレビゲームは今までとは全く異なる危険な思考回路作成装置になろうとしています。製作会社は気付いていません。それだけに、危険だと思っています。12才以降なら娯楽や語学練習の手法になることはできても。12才まではダメです。
●研究としての人体実験は永久に出来ないでしょう。ですが、社会現象として現れることは確実です。

最終更新日 2007年10月23日 18時13分15秒
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2007年08月22日……………………………………………………………………………………………
●マガーク効果は一つの判断材料になる(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●マガーク効果(参考デモ:http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/basics/auditory/mcgurk.html
●上記HPの解説:マガーク効果
<引用開始>------------------------------------------------------------------------
この映像を見ながら、何としゃべっているか聞いてみて下さい。「だ」とか「が」とか、あるいは何とも言えない変な声に聞こえたのではないでしょうか。では 同じ音を聞きながら、目を閉じてみて下さい。今度はちゃんと聞こえましたか?実は、この声は「ば」と言っているのです。画像は「が」と発音したときのもの です。つまり音だけではなく、視覚的な情報も話し言葉を聞き取るときには使われているのです。この現象はイギリスの心理学者マガークによって発見されたた め「マガーク効果」と呼ばれています。「ば」と発声するときには、唇がいったん閉じます。一方「だ」や「が」のときには、唇は半開きのままです。「が」の 画像を見せられると、唇が閉じていないので「ば」ではあり得ないということになります。そこで「だ」や「が」が聞こえるのです。読唇術を習ったわけでもな ければ、このようなことは普通知りません。それでも脳は知っているのです。そして、やかましい環境で話を聞き取るときには、大いに利用しているのです。
<引用終わり>------------------------------------------------------------------------
● ところが、この効果を生じない場合(人達)もある。理由は映像(口の形)と音(声)のリンクが弱いからである。弱いから悪いとか劣っているということでは ない。しかし、通常、映像と音はリンクした形で記録再生される方が効率的であり自然である。また、このマガーク効果を利用して映像と音の自然なリンクが出 来にくい特性を持っているのかどうかがわかるという意味では、リンクの度合いを知る判定材料になり得るのではないだろうか。
 例えば視機能が弱い場合には当然、音とのリンクは弱いままであろう。日常的に不具合がなければ気にすることはないだろうが、不具合があれば、このことを意識して意識的に(意図的に)映像(視覚イメージ)と音(言葉)をリンクさせる練習が効果的であり必要になるだろう。
●音からの視覚イメージの再現性は非常に高いのが人間の特性である。これは、自然に高度なリンク機能が働いているからである。従って、先天的にこのリンク機能が弱い場合は意識してリンクさせる必要がある。
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※書きかけだが、ひとまずUPする。

最終更新日 2007年08月22日 23時04分40秒
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2007年08月09日……………………………………………………………………………………………
●幼児・児童期のゲームについて
[ 考察 ]

●テレビゲームの機械(NのWなど)が進化するに連れて、子供たちの感覚麻痺、感情麻痺、異常感覚、異常感情が基本回路として組み込まれて固定して しまう危険性が急激に広がってしまった。ゲーム会社は、恐らく気付いていないだろう。「楽しいものをつくって悪いことはない」と思い込んでいると思われ る。ところが、疑似体感型ゲーム...といえば優れた機械のように思われそうだが、よく見ると(考える・感じる・やってみる)とやっていることは人間の絶 対基本学習課程であるバイオフィードバックとマッチングによる成長を無視した、異常なリンクを作っているという、非常に恐ろしいことをしている。自然な動 き、体感、反応などで作られる基本回路が指先や体の一部の動きでしかしていないのに、視覚(マッチングに使う情報)は全くかけ離れた不自然で誇張された情 報を受けとらせられる。...しかも、この異常な反応(基本回路作成)には快感を伴うように仕組んである。
※「バイオフィードバック&マッチング」→下記2006年08月23日の記事を参照して下さい。
●基本回路が出来上がった大人には「娯楽」にはなり得ても、基本回路を自然な(生活していくために適応する必要のある環境に合うように調整されるべき)バ イオフィードバックとマッチングで築き上げなければならない幼児・児童期に、この狂ったリンクを作ってしまうと100%異常感覚を自分の基本回路として組 み込まれたまま一生を過ごさなければならなくなる。
●最新型のテレビゲームは(バイオフィードバックとマッチングまでも味わえる、完全な疑似体験ができるような装置の開発が進むまでは)9歳以下は厳禁、12歳以下は短時間のみ、15歳までは時間制限とすべきである。
●異常な基本回路を快感と共に入力作成固定された子供たちがどういう大人になるのか、先は見えている。見えていないのはゲーム機をいつまでも頭や体の体操に過ぎないと勘違いしている人達である。子供たちの環境はどこまで悪化するのか...。
●「疑似体験型ゲームをする」とは幼児・児童期にとっては「異常に不自然な感覚の基本回路を植え付けることになる」ということである。本物と同等の反応を 感じられる飛行機の操縦練習に使用するフライトシュミレーションレベルの体感が得られるもの(現実と変わりなく使えるレベル)であれば問題は少ないが(そ れでも不測の事態には通用しない)家庭ゲーム機レベルでは、(異常児を育てるという)犯罪と同じである。宿題が(異常児を育てる)教育犯罪と呼ばれる時が 来るように家庭用ゲーム機がゲーム犯罪と呼ばれる時が来るのは目に見えている。
●確かめたいのであれば3-9歳までの6年間を体感型(疑似体験型)ゲーム漬けにして育ててみるとハッキリする。
●大人と子供では、全く同じ対象でも受ける影響は全く異なるのだ。こんな基本(生理学・生物学)が分かっていないようでは、子供に関わる仕事や商売はしてはいけない。
※簡単に証明できるのに「気付いていない」が故に検証しようとしない企業は、自分でも知らないうちに犯罪を起こしていることになる。簡単に検証すれば証明 できるのになにもしないで「お粗末3点セット」を出すことが教育犯罪と呼ばれることと同じである。子供の教育(遊びも含む)に関係する大人は、細心の注意 を払って、子供と接することとは「ヒトを人間に育て上げる」ことなのだと自覚しなければいけない。
※検証方法:大人が自分で実際にやってみる。しかし、子供の年齢によって感度が増大する(影響力が異なる)ことを考えて下記の時間で換算すると実体験できる。
12才が対象の場合...1倍の時間
11才が対象の場合...2倍の時間
10才が対象の場合...3倍の時間
09才が対象の場合...4倍の時間
08才が対象の場合...5倍の時間
07才が対象の場合...6倍の時間
06才が対象の場合...7倍の時間
05才が対象の場合...8倍の時間
04才が対象の場合...9倍の時間
03才が対象の場合...10倍の時間
02才が対象の場合...11倍の時間
01才が対象の場合...12倍の時間
※つまり、息抜きと思って大人が1時間ゲームをしたときの影響は06才児ならば7時間連続でゲームをしたときの状態と同等だということである。子供は吸収 力も影響力も感受性も強い。強いだけでなく、それを素にして発展していく。息抜きに7時間連続でゲームをしたときの自分の頭の中を実際に確認することは大 人の義務である。普通なら吐き気を催しストレスが異常信号を発する。
※関連HP:http://homepage.mac.com/donguriclub/flash.html
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2006年08月23日【頭と体:バイオフィードバック&マッチング】
●一生に一度しかない思考回路作成時期だから、思考回路作成を邪魔することは極力させないで欲しい。
●バイオフィードバック&マッチングが学習の基本である。この根本原理を熟知している人だけが簡単に感情を安定させ学習を消化させることができる。
●車酔いや船酔いをする理由:しない方法:運転手が酔わない(酔いにくい)理由は車や船の揺れ方を予測しながら運転しているからである。予測した動きと同 じ動きを体がする場合にはイメージが先行して体感を想定しマッチングを行うので自分の意志で体を動かしている感覚になる。自分の体を自分の意志で動かして 気分が悪くなる人はいない。これが酔わない理由である。混乱しないのだ。イメージの予測と体の動きが一致するから自然に受け止められるのである。だから、 運転していなくても自分で運転しているように振る舞えば酔いにくくなるのは道理である。頭は予想外の動きには混乱するのだ、目が回ると気持ちが悪くなるの と同じで予想外、想定外、イメージできない動きには拒否反応(気分が悪くなる)を示すのは当然なのです。
●さて、学習ではどうなるか?...予定外の学習、自分が望まない学習はストレスになり気分が悪くなり効果が薄い。本院が望む受験はいい効果を生むが親だ けが望む受験は悪影響を与える。同じ刺激でも毒に目するにもなるわけである。だから、必要ならすべきことは自分から望む環境を作り上げること。
●先行イメージ:イメージトレーニング:体の制御:思考は反復不要:運動は反復必要:これを同一視してはいけない。反復は肉体という制限するもの・完璧に できないものの制御に関することだから必要なのだ。頭の中で直角に曲がることは誰でも100%できる。しかし、実際に体を直角に方向転換することは不可能 に近い。だから、しようとすれば何回(何百回・何千回・何万回)もの徹底反復が必要になる。ところが、頭の中で完璧に出来ることを反復することは全く意味 がない。それどころか無駄で単純なことを固定しているのだから、馬鹿になってしまう。暗記暗算高速反射がそうであるようにね。
●迷わないとはどういうことか?→恐ろしいことである。下等動物には迷う機能がない。反射で動いているからである。それなのに、迷わないで思考すること・ 即断即決を「頭がいい」と勘違いしている。少なくとも思考回路作成時期である12才までは全く不要な力である。一生に一度しかない思考回路作成時期だか ら、思考回路作成を邪魔することは極力させないで欲しい。

最終更新日 2007年08月10日 15時24分21秒
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2007年06月07日……………………………………………………………………………………………
●記録と記憶
[ 考察 ]

●記録と記憶
「remember」という英単語がある。「覚えている」と「思い出す」という意味で使われる。何気なく使っている人が多いだろうが、実は非常に興味深い訳であることに気付いているだろうか?
「暗記」とはなんだろうか?
人は全ての体験(特に視覚イメージ入力されたもの)を自動記録している。意識しようがしまいが記録はされてしまう。意外に思われるだろうが、こんなことはとっくに証明されている。サブリミナル効果は、その代表例である。
見えもしない(実際には見えているのだが意識できないほどの速さなので見えているとは意識できない:つまり、目には入っているが見えていない)映像さえも記録しており、行動にまで影響を与えるのだ。
そうすると、記録と記憶(暗記)は全く異なることだとわかる。
記憶(覚えていること)とは「思い出せること」なのである。だから、記憶力をアップする(暗記力を高める)時に、何度も入力を繰り返すことは無意味なのだ。思い出す練習、思い出す工夫が実は記憶力をアップする(暗記力を高める)ことなのだから。

ところが、人間は思考するための記録再現抑制力を持っている。勝手に(自動的に、あるいは無意識的な)記録が再現されると思考に障害を来すからだ。

つまり、入力(記録)は自動的に無意識になされるのは正常だが、再現は意識して選択的にしかできないことが正常なのである。

単純に考えると全てのことを自動的に思い出すこと(覚えていること)ができれば良さそうに思えるが、実はそうなってしまうと考えることは出来なくなるのだ。ロシアの完全記憶能力者の悲惨な末路がそれを証明している。
だから、自動記憶再現は制御されているのである。ところが、この制御力の重要性に気付いていない人は、制御力が弱いことを「暗記力・記憶力が優れている」と勘違いしてしまう。
さらに、無意識に、あるいは反射的に再現できる方が便利だと思ってしまう。恐ろしい勘違いである。
生まれつき制御力が弱いが為に記憶力に優れている子がいる。何でも一目見て覚えてしまう。これを素晴らしい能力だと勘違いして伸ばしてしまう大人がいる。 行き着くところは考えることが出来ない録画機器の出来上がりである。厄介なことには、思考の軌跡までパターンとしてコピーできるのでパターン学習をさせる と学力もついたように見える。このコピー学力を見抜けずに創造性はないが秀才だと思われる場合もある。修正方法は意識的に意識して記憶を使う練習をする以 外にはない。そして、コピー練習を必要最低限に抑えることだ。

反対の場合もある。生まれつき制御力が強いが為に記憶力に劣っている子である。この場合も理屈は同じである。記録はされている。しかし、思い出すの に意識的なキッカケ(補助)が必要だというだけである。この場合には個別に有効なものが変わってわってくる記。録されている記憶とリンクさせることで再現 性(思い出すこと)を高めるのだが、音であったり、リズムであったり、動きであったり、絵図であったりと多種多様である。基本的には、個人が得意なこと (障害とならない部分)を利用して再現性を高めることで解決する。

つまり、人間は意識的に記憶を利用できるようにバランスをとらないと異常な人間になってしまうということである。体は視覚イメージの後追いをする。 反射的に視覚イメージの動きの真似をする。だから、無意識に視覚イメージが再現されてしまうと「するつもりはなかったのに勝手に体が動いてしまう」のは当 然なのだ。そして、視覚イメージの入力は自動的になされるのだ。この2つを知っていれば安易に殺人事件のニュースなど見せてはいけないことやフラッシュ カードなどを使ってデータを増加させてはいけないことが分かるだろう。

体の制御では、楽器の演奏やスポーツも含めて、無意識に出来る必要がある場合が少なくないので徹底反復やイメージトレーニングの自動化は重要な手法にもなる。
しかし、思考力養成の場合は全く違うのだ。
「無意識に・反射的に」は「考えないで」ということなのだから「思考力養成」にはなりえないのである。思考回路が作成できるリミットである12才までは体の制御以外では徹底反復・スピード養成は厳禁なのだ。

最終更新日 2007年06月07日 09時04分45秒
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2007年05月04日……………………………………………………………………………………………
●ゴールデンエイジ(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●9-12才をゴールデンエイジと呼ぶ。サッカーの世界では有名である。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/y-kondou/page_1.html
●最近の脳の研究では脳の成熟部位の順番は決まっており、当然ながら低次機能→高次機能(思考)の順番となっている。知的早期教育が無意味であり有害であ る理由がここでも示されている。さらに、IQの違いによって変動はあるが、それでも思考回路作成時期の限界は12才までであることも分かっている。最終的 な思考回路の刈り込みが12才までには始まるのだ。つまり、思考の臨界期である。
●だから、6-12才の間に一定量しかない脳内進化エネルギーを思考回路作成以外(暗記や反復やスピード養成など)に使っている余裕はない。知的系統的な早期教育は致命的な思考回路作成の邪魔をする時間となっているということである。
●スキャモンの発達曲線のリンパ型が神経型の90%でクロスする当たりから100%を超えて190%まで上昇し、12才を境に下降の一途を辿り100%に 落ち着く。Giedd博士が発表した「過剰に作られた思考回路の刈り込みが最終的には12才で始まる」ことと見事に一致する。
●思考回路作成期間の臨界期は12才であり、使えるエネルギーは一定であり、7才(神経型が90%出来上がる時期)を過ぎてからでないと効果的な思考回路は作れない。
※知的早期教育(解くに徹底反復と暗記とスピード養成)が全く効果が得られない(悪影響を与える)科学的データがそろそろ出そろってきている。
http://homepage.mac.com/donguriclub/nature-vol440.html
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●子供を守る教育が必要不可欠になってきている。

最終更新日 2007年05月04日 18時45分43秒
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2007年02月14日……………………………………………………………………………………………
●体験を使える体験に変換する方法:教具・教材についてまで(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●体験すれば全てが身になるなんて事はありません。体験学習の落とし穴でも書きましたが、ここで、少しまとめておきます。
●体験は意識的に再現して初めて自分で使える体験になるんです。体験は誰もがしますが、体験は使えない体験で留まる場合と使える体験に進化する場合がある んです。自力で視覚イメージを再現するとき、それは体験の意識化を行っているんです。つまり、体験を使える体験に変換しているんです。体験をしながら反芻 している(超高速で視覚イメージ再現をしている)場合もありますし、何かの刺激(「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」など)で再現している場合も あります。また、全世界の全事象を直接体験することは出来ません。が、この自分でする体験の意識化を出来るようになっていると、「分かる」んです。体験し ていないことでも分かるようになるんです。
●さて、数量感覚の話です。具体物は何個まで使うのがベストか。20までです。手足の指が20本。繰り上がり繰り下がりも20まででOK。20以上は視覚 イメージ。つまり、20以上を意図的に具体物で教えるよりも10から20になるときに視覚イメージを使えるように育て20以上は視覚イメージで無限に操作 できるようにするんです。ですから、21-100までの具体物を使う時間は勉強としては無駄な時間になるんです。日常生活のなかで、100個〜1000個 の砂利をみて感じたりするのはモチロン結構ですが。学習は視覚イメージの再現-操作の学問なんです。
さらに、指以外の具体物を使う決定的な理由があるか?...ないんです。これは教える方の身勝手な工夫にすぎません。ブロックで13を感じることが出来る か?出来そうに思いますが勘違いです。実際に目を閉じてブロックを13個触ってみれば分かります。感触は数を識別するには非常に不向きなんです質感の判別 には優れていますが...。では、最も安定した体験は...体を使った数量感覚なんです。しかも、指の場合には感触だけでなく同時に視覚もフル活用しま す。しかも、生まれた瞬間から使っている物です。しかも24時間寝ている時もです。
●この程度の考察もせずに教具・教材を語るのは教える方の怠慢に過ぎません。
……………………………………………………………………………………………
<言葉の勘違い>下記参照
[93] 絶対学力BBSより移動 投稿日:2003/04/30(Wed) 10:20  [関東]
[4] NAO 投稿日:2003/04/01(Tue) 17:29  [関東]
小1(男)と8ヶ月(女)の父親です。
夫婦で読ませていただきました。巻末の資料が充実していてたいへん参考になりました。パズル好きの家内など、「う〜ん、むずかしい〜」とうなりながらハマっていたようです。
●ゆとり教育−じっくり考える−「わかる」から「できる」へ−でも学力低下
  VS
●反ゆとり教育−計算・反復・暗唱−「できる」から「わかる」へ−学力増進
という対抗軸で語られてきた最近の教育論は、非常に分かりにくいものでした。寺脇研さん、和田秀樹さん、陰山英男さん、それぞれおっしゃることは間違って いないように思いますし、自分の体験に照らして、どちらも一理あると感じます。多くの親がこういった二項対立の議論に振り回され、あっちへ行ったり、こっ ちに来たり、右往左往してしまっているのではないでしょうか。冷静に考えれば、こういった問題を「どちらか一方が正しいはず」と簡単に片づけようとするこ とに無理があるのかもしれません。しかし、ある局面で「どちらかの選択」をする必要があることもまた現実です。現時点(息子の場合、今度小2)で家庭学習 に取り入れるべきなのは「100ます計算」なのか「ゆっくりじっくり文章問題」なのか。息子は「オレ、計算得意だもん」と学校での「100ます」は楽しく やっているようですが、ためしに「文章問題」をやらせてみると「重症」というより「危篤状態」に陥っていました。やはり、ここは少なくとも家庭では「ゆっ くりじっくり」かな、と考え始めています。ひとつItoyamaさんにお聞きしたい点は、人智学の観点から「ゆっくりじっく文章問題」を見た場合に、どう 関連付けられるのか、または関連付けられないのか、ということです。Itoyamaさんは「過去ログ」の最初の書き込みに対するお返事の中で人智学への関 心を表明されていますし、ページリストの中にも「人智学シュタイナー教育との接点」という項目を設けられています。私の友人に人智学に造詣の深い者がい て、勧められてシュタイナー関連の著作は何点か読みました。特に興味深い点は、人間の成長段階に合わない教育をすると、子供に重大なダメージを与えてしま う、という点です。7才以下の早期知育教育がその例として挙げられますが、7才〜9才(小1〜小3)ぐらいの時期に、「とことん考える」ことを重視するこ とは人智学的にはどうなのでしょうか。人智学では7才から14才までの間はアストラル体の完成期にあたり、教育面で重視されるのは「感情教育」となってい るかと思います。そのため、授業における芸術性が非常に重視されるわけですが、文章題で式を立てたり正解を導くことよりも、問題を絵で表すことを重視され ているのは、そのことと関係があるのでしょうか。また、シュタイナーは反復や暗唱の重要性を指摘していますし(スピードは別ですが)、「理解から習熟」よ り「習熟から理解」を良しとしているようにも思えます。この「反復」と「習熟から理解へ」ということと、文章題によって「考える力」を養うということとの バランスをどのようにお考えでしょうか。日本でのシュタイナー関連の発言(HPや書籍など)を読んで残念に思うことは「シュタイナー教育ってこんなに素晴 らしい」「家庭でもこんなふうにシュタイナー教育取り入れられます」といった発言が多く、リアルな日本の教育事情(特に小学校以上)やそこでの論戦に、人 智学的立場から参加していくといった類の発言がほとんど無いように感じられることです。受験の乗り越え方まで含めた具体案を提起されているItoyama さんが、人智学に関心を寄せられているということは、非常に興味のあるところです。
……………………………………………………………………………………………
●私の考えの基本には哲学は生理学の一部である。という確信があります。そして、この生理学(人の反応の仕方)は私自身と目の前の子供から教えられたもの です。人智学を学んでからこの考えにたどり着いたのではなく、この考えがあって、その後にシュタイナーを知りました。シュタイナーは体験の積み重ね(体で 納得すること)を主軸に考えています。この点が教育に関する私との共通理念です。人間は体験で深く納得するからです。7才〜9才(小1〜小3)ぐらいの時 期に、「とことん考える」ことを重視するという文面ですが、「とことん考える」ために「算数文章問題」をするのではありません。「目で考える」練習です。 本でも書いていますが答えが出なくても間違っていてもいいのです。「目で考える」ことと「体験の反復」は似ています。また、シュタイナーのいう反復や暗唱 の重要性は単に反復するということではなく体験を積み重ねることで深めるということです。単なる繰り返しを意味してはいません。さらに「習熟から理解」は 「体験を通して理解する」=「目で考えて理解する」と置き換えていただくとよく分かると思います。
●ページ数の関係で、本では割愛しましたが「リアルな日本の教育事情」→日本社会ではシュタイナー教育の心+αで工夫すべきだと考えています。特に、シュタイナーから日本の一般社会へ移行するときの子供が受けるカルチャーショックには十分準備をしておくべきだと思います。
●「シュタイナー教育だからいい」というわけではなく、シュタイナーの考え(心)と私の考えには共通認識があるということです。さらに、アストラル体の完 成期とされる時期ですが、私はシュタイナーのいうところのアストラル体は豊かな状態で誕生していれば早急に完成させる必要はないと考えています。私の言葉 で言うと「抽象思考への移行が出来ていれば個人の環境に合わせて成長させるべきだと思う」のです。ですから日本でなら小6-中1〜を頭の鍛錬期と設定する のです。飛べるようになったからといって曲芸飛行まで一気に進む必要はないのです。(曲芸飛行という表現は反感をまねきそうですが分かりやすいと思って使 いました。他意はありません)
※答えになっていればいいのですが。いかがでしょうか。
[From どんぐり倶楽部:T.Itoyama]

最終更新日 2007年02月14日 12時36分46秒
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2007年01月19日……………………………………………………………………………………………
●応用の利く本当の基礎学力(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●九九の時に頭の中で使う「三角視算表(36個の視覚ユニット)」
●暗算するときに頭の中で使う「デンタくん(20までの分解合成が出来る視覚イメージ)」
●英文読解・英作文をするときに使う「語順訳」
 縁の下の力持ちが無限の応用力を保証する。今日は語順訳のことを少々。
※語順訳は英文読解にも英作文にも効果的な英語のプラットフォーム学習を可能にする基本学習方法です。
……………………………………………………………………………………………
●次の語順訳を読んで、普通の日本語(和訳)に書き換えましょう。
NEW HORIZON-p.69
語順訳:あなたは/目にするか?/あの 背の高い 男の人を?
→和訳:あの背の高い人が見える?
語順訳:あの人は/ある/ヒデキで.
→和訳:ヒデキだよ。
語順訳:あなたは/知っているか?/彼を
→和訳:知ってる?
語順訳:はい。彼は/ある/野球選手で
→和訳:うん。野球選手だよ。
語順訳:あなたは/目にするか?/あの女性を/短い髪を伴っている
→和訳:あのショートヘヤーの女の人が見える?
語順訳:はい。私は/知っている/彼女を. あの人は/ある/メグで。
→和訳:あ〜!知ってる。メグだ〜。
……………………………………………………………………………………………
語順訳→和訳の練習は小学生で何の弊害もなく楽しくできる。この時に、その地区で使われる教科書を使って語順訳→和訳を教えるとスゴイことが起こってしま う。子供達は小学校の段階で中学校で使う英語の教科書3年間分の内容を完璧に全文把握した上で中学に入学する事になる。日本人が最も苦手とする(英語嫌い の代表でもある)語順を完璧にマスターした状態での入学だ。こんなに応用の利く基礎英語学力はない。...また、こんなに簡単に誰でも出来る方法もない。
●これが英語を一切使わない不思議な英語学習方法である。中学生で試してみたい人は語順訳を録音して教科書を見ながら納得するまで「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」勉強してみると良い。英語が分かってしまうよ。
……………………………………………………………………………………………
SUNSHINE-p.75
語順訳:彼は/住んでいる/アメリカ人の科学者と共に.
→和訳:彼はアメリカ人の科学者とすんでいる。
語順訳:彼は/学んだ/多数の事を/彼女から.
→和訳:彼は彼女に色んな事を教わった。
語順訳:今/彼は/知っている/多くのことを/英単語の.
→和訳:今、彼は多くの英単語を知っている。
語順訳:そういうわけで/彼は/意志疎通が出来る/彼女と.
→和訳:だから、彼は彼女と話が出きる。
語順訳:これは/ある/本当に/凄く.
→和訳:本当に凄いことだ。
……………………………………………………………………………………………
NEW CROWN-p.70
語順訳:この人は/ある/私の姉で/Nancyで.
→和訳:姉のナンシーです。
語順訳:何を/あるか/彼女は/しているところで?
→和訳:何してるの?
語順訳:彼女は/ある/働いているところで/病院で/彼女の高校の近くの。
→和訳:自分の高校の近くの病院で働いてるんだ。
語順訳:あるか/彼女は/看護婦で?
→和訳:看護婦さんなの?
語順訳:いいえ、彼女は/ありません/(看護婦では)/。彼女は/ある/キャンディーストライパーで。
→和訳:ううん、違うよ。キャンディーストライパーさ。
語順訳:何?
→和訳:何なわけ?
語順訳:彼女は/ある/ボランティアで。彼女は/手助けする/看護婦達を。
→和訳:ボランティアだよ。看護婦さん達の手伝いをするんだよ。
……………………………………………………………………………………………
上記の書き換え練習を意識して行って中学になる、すると、英作が教科書で出来るまでになっている。
……………………………………………………………………………………………
NEW HORIZON-p.69
語順訳:あなたは/目にするか?/あの 背の高い 男の人を?
→英訳:Do you see that tall man ?
語順訳:あの人は/ある/ヒデキで.
→英訳:That is Hideki.
語順訳:あなたは/知っているか?/彼を
→英訳:Do you know him ?
語順訳:はい。彼は/ある/野球選手で
→英訳:Yes. He is a baseball player.
語順訳:あなたは/目にするか?/あの女性を/短い髪を伴っている
→英訳:Do you see that woman with short hair ?
語順訳:はい!私は/知っている/彼女を. あの人は/ある/メグで。
→英訳:Yes! I know her. That is Meg.
……………………………………………………………………………………………
SUNSHINE-p.75
語順訳:彼は/住んでいる/アメリカ人の科学者と共に.
→英訳:He lives with an American scientist.
語順訳:彼は/学んだ/多数の事を/彼女から.
→英訳:He learned many things from her.
語順訳:今/彼は/知っている/多くのことを/英単語の.
→英訳:Now he knows a lot of English words.
語順訳:そういうわけで/彼は/意志疎通が出来る/彼女と.
→英訳:So he can communicate with her.
語順訳:これは/ある/本当に/凄く.
→英訳:This is really great.
……………………………………………………………………………………………
NEW CROWN-p.70
語順訳:この人は/ある/私の姉で/Nancyで.
→英訳:This is my sister,Nancy.
語順訳:何を/あるか/彼女は/しているところで?
→英訳:What is she doing ?
語順訳:彼女は/ある/働いているところで/病院で/彼女の高校の近くの。
→英訳:She is working at a hospital near her high school.
語順訳:あるか/彼女は/看護婦で?
→英訳:Is she a nurse ?
語順訳:いいえ、彼女は/ありません/(看護婦では)/。彼女は/ある/キャンディーストライパーで。
→英訳:No,she isn't. She is a candy striper.
語順訳:何?
→英訳:What ?
語順訳:彼女は/ある/ボランティアで。彼女は/手助けする/看護婦達を。
→英訳:She is a volunteer. She helps the nurses.

最終更新日 2007年01月20日 11時14分51秒
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2007年01月17日……………………………………………………………………………………………
●「思考力破壊&感情破壊」に抜群の効果を発揮する高速多量学習(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●「思考力破壊&感情破壊」に抜群の効果を発揮する高速多量学習
●幼児・児童期に高速多量学習をさせてはいけません。
●体の制御以外(頭の中で行う学習)での高速反応の練習は考えることを拒否し考えるための基本回路である思考モデル(思考回路)作成を邪魔し、短絡的で幼い理論展開しかできない貧弱な思考回路しか作れずに思考の臨界期(12才)を越えてしまう危険性が非常に高くなります。
 思考モデル(思考回路)は計算速度や多量の知識では何一つとして増加させることは出来ない。計算は「10の補数と九九」の反復にしか過ぎず知識の蓄積は コピーするという1つの回路しか使わない。考えるための基本回路を作るべき時期に回路を作って貰えなかった子供達は必然的に考えることは出来ない。全ては 勘違い教育のなせるワザである。子供には能力がある。しかし、教育がなければ、その能力は不要な能力と判断されて自然淘汰される。...持って生まれた思 考回路の設計図は結局、使われずに破棄される。
 高速多量の学習は、実はもっと恐ろしい影響を与える。感情破壊である。そして、感情破壊は人間的な判断力を奪ってしまう。確かな自分の感情を育てるには 自分の感情の流れを味わい納得する時間が必要となる。ところが、日常的に高速多量をよしとする学習環境にいると感情の流れを味わうことは出来ない。する と、自分の感情を感じられなくなり、自分の感情に従った正しい判断ができなくなる。そこで、他人の判断基準や幼稚な理論の結果として出てきた貧弱な結論を 判断基準として自分の言動の拠り所とする。...自分の人生を歩めなくなる。
 幼児・児童期の高速多量学習(徹底反復はスポーツ以外では厳禁)が子供達の健全な成長に致命的な悪影響を及ぼす理由である。

最終更新日 2007年01月17日 09時45分33秒
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2006年12月24日……………………………………………………………………………………………
●3たす3が3になった...どうしてでしょう?
[ 考察 ]

●3たす3が3になった...どうしてでしょう?
「簡単ジャン」

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【 【 【 + 】 】 】 =【】 【】 【】

●3たす3が1になった...どうしてでしょう?
「簡単ジャン」
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※数式の限界...視考力の豊かさ

最終更新日 2006年12月24日 22時48分20秒
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2006年12月21日……………………………………………………………………………………………
●仮想IQと実質IQ(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●<処理抵抗値>のことを書いてから、IQ関連のメールが多くてちょっと対応に苦慮している。知能指数(IQ)を知能や学力と勘違いしているようだ。簡単にまとめて書いておきますので参考にして下さい。
●一般に使われているIQ測定値は仮想IQである。使えないくらい単純な処理(基本処理)をどれくらい速くできるかというだけで知能のそものを教えてくれているわけではない。(詳しくはBBS過去ログの<処理抵抗値>を参照)
●簡単に説明すると、本当の知能(実質IQ)を知るには仮想IQと思考回路度数SPを使います。
<例えば>
3-6才→→→→→→→→→→→→→→→→6-9才→→→→→→→→→→→→
→〜12才:本当の知能・学力
(知的早期教育をしていなければSP=1.0)
仮想IQ: 90×SP1.0=実質IQ: 90→順調な思考回路作成→仮想IQ: 90×SP1.0
               ■視考力を活用した思考力養成
→実質IQ: 90の豊かな思考力

仮想IQ:100×SP1.0=実質IQ:100→順調な思考回路作成→仮想IQ:100×SP1.0
               ■視考力を活用した思考力養成
→実質IQ:100の豊かな思考力

仮想IQ:120×SP1.0=実質IQ:120→思考回路作成を無視→仮想IQ:120×SP0.5
               ■暗記中心:徹底反復
→実質IQ: 60の考えられない頭

仮想IQ:120×SP1.0=実質IQ:120→仮想IQの向上を追求→仮想IQ:140×SP0.3
■スピード中心:徹底反復
→実質IQ: 42の考えられない頭
……………………………………………………………………………………………
(知的早期教育をした場合SP=0.6)
仮想IQ:100×SP0.6=実質IQ: 60→思考回路作成を無視→仮想IQ:100×SP0.4
               ■暗記中心:徹底反復:高速計算
→実質IQ: 40の考えられない頭

仮想IQ:120×SP0.6=実質IQ: 72→思考回路作成を無視→仮想IQ:130×SP0.2
               ■暗記中心:徹底反復:高速計算:フラッシュカード
→実質IQ: 26の考えられない頭
……………………………………………………………………………………………
●これらの基本事項を知らないと「IQは高いのに文章問題に弱いのはなぜでしょうか?」なんてトンチンカンな質問をすることになる。仮想IQ=120でも 実質IQ=26では文章問題を解けるハズがないじゃないか。ところが、中には「今は文章問題が解けなくてもIQ(仮想IQ)が高いんだから大丈夫」と考え る人がいるらしい。...キケンです。お金と時間を使って子供の才能を潰していることになります。
……………………………………………………………………………………………
●反対に仮想IQが低くても実質IQが高い(通常レベルだ)と、必要な情報(データ)を取り込んだときにその情報を使いこなす(応用する)ことが出来る。
●仮想IQを学力のように思っている人は何度も知能テストをするが、二回目からの知能テストは同じ形式では全く使えない。それはただの、慣れと反射の訓練度合いの値であり知能とは無関係。
●IQに関係なく幼児・児童期にすべきことは思考モデル(思考回路)作成である。それには視考力を活用する方法がベストである。

最終更新日 2006年12月21日 16時37分37秒
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2006年12月20日……………………………………………………………………………………………
●「バランスよく〜」の落とし穴(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●単純思考の味をしめた子供は好きあらば、その単純思考(なるべく考えないで反射的にすること)に力を注ぎます。勉強以外でもです。ここが怖いとこ ろです。計算の反復練習も文章問題も<バランス良く>と思っている人は勉強以外の圧倒的に長い学習時間のことを忘れているのです。24時間のうちの数時間 を<バランス良く>学習せていても、そのバランスは非常に悪いのです。誰にも何にも言われなくても、自分で<考えることが楽しいから〜>と自然になるよう に育てなければ1日の殆どの時間は単純思考に費やされていることになるのです。先生も親もいないときに<自分から考えることを楽しめるように育てる>ため の家庭学習なのです。ですから、幼児・児童期には<手抜き学習・徹底反復・高速学習>は極力させてはいけないのです。ましてや、そんな学習方法を評価して は絶対にいけないのです。成長途上の子供に向かって「アルコールは体にいいぞ〜」と言わないことと同じです。
……………………………………………………………………………………………
<HPからの抜粋を改訂:運動の練習と思考の練習の違い:反復が有効な場合と有害な場合>
●「いいとこ取り:どっちも適度にやらせればいいんじゃない」は通じません。いくら大人には「適度なアルコールは健康にいい」と言われても子供にお酒を飲 ませる人はいないでしょ?「子供は小さな大人ではない」というのは医学界では昔からの常識ですし、スポーツ界でもスポーツ障害が研究された今となっては常 識になりつつあります。残念ながら一番遅れている(気付いてさえいない)のが教育界です。
●正確な反復を必要とする運動(体の制御)とは違って、柔軟で多様な視覚イメージを必要とする思考においては徹底反復や必要以上のデータは不要である。幼 児・児童期には処理することではなく様々な処理が出来るように様々な処理回路(思考モデル:思考回路)を作ることが最重要課題だからである。従って、運動 では必要とされる条件反射的な、判断さえも自動化する反射の形成は極力さけなければならない。頭と体の学習の違いを知っておかなければならないのです。頭 の肉体化は最も危険な教育であることを認識すべきです。視考力養成のつもりで行われる最も危険な勘違い学習方法は高速単純計算に代表される、頭を使うこと なのにスピードを強いられる学習方法である。反対に運動競技(スポーツ)においては無意識下で動くことを多くの部分で要求されるので条件反射の形成は必要 となる。頭と体の学習を混同しないことが健全な子供を育てる要である。
●「習熟:慣れ」について:スポーツでの実践の試合のような臨機応変に複雑な操作(思考モデル)を要求されるものについては習熟は多様な思考モデルの作成 と同じですから、健全な頭を作りますが計算の様な単純な思考モデル(「10の補数と九九」しか使わない)しか使わないものの習熟は習熟すればするだけ単純 思考しかできなくなる不健全な頭を作ります。考える力とは全く反対の考えない力を強化していまう単純な思考モデルを頑丈にしているだけだからです。一度固 定された思考モデルは柔軟な思考モデルを食いつぶしてしまいます。回復は非常に困難です。幼児期の間違った教育が才能溢れる子供の脳力を最低の反射しかで きない脳にしてしまうのです。多量の暗記・計算や高速暗記・計算は最も危険な考えない学習です。そこには思考力の基盤となる多様な思考モデルを育てる要素 は全くないからです。
●質を量ではカバーすることはできません。幼児・児童期には不可能ですし、全く違うことです。つまり、コピーするという1つの回路を1万回使って1万個の 知識を得ても、肝心の思考モデル(思考回路)は全く増加しておらず、反対に最も単純な1つの回路を強化して他の回路作成環境を悪化させていることになるの です。お金と時間をかけて才能を潰していることに気付かない。これでは、どんなに回復力のある子供でも...ヤバイです。...子供を見ましょう。そうす れば、分かります。特に目には気をつけましょう。

最終更新日 2006年12月20日 10時48分22秒
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2006年12月18日……………………………………………………………………………………………
●算数の無料家庭学習ソフト:小学生用
●三角計算練習ソフトが無料でDL(ダウンロード)できるサイトを紹介しておきます。
http://vba.hmpage.jp/sankaku.htm
●三角計算練習プリント・無料印刷用はコチラ
http://homepage.mac.com/donguriclub/sankaku-print.html
●基礎計算:一瞬で誰でも暗算ができる「デンタくん」はコチラ
http://homepage.mac.com/donguriclub/finger-2.html
……………………………………………………………………………………………
●12才までで大事な学習は情報量を増やしたり処理速度を上げたりすることではなく<多様な思考回路を作成すること>です。「どんぐり倶楽部」の「良質の 算数文章問題」は最適です。是非、お使い下さい。できれば年長から始めると勉強することが<楽しく>なります。ココが大事なところです。これだけは有料で すが、それだけの価値があります。
http://homepage.mac.com/donguriclub/text-info-price.html
●年長さんの解答例
http://homepage.mac.com/donguriclub/index-gif.html

最終更新日 2006年12月18日 11時10分22秒
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2006年12月17日……………………………………………………………………………………………
●まだ、気付かない人がいる(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●「デンタくん」(http://homepage.mac.com/donguriclub/finger-2.html) を復活させて数ヶ月...まだ、気付かない人から<質問が来る:〜はどうですか?>...「デンタくん」が最高なのは見る教具よりも触る教具よりも遙かに 確実に豊かに間単に体得できるから。これ以上に、自然な自己信頼感を深めながら数や計算を修得できるものはないからです。<ソロバン><オハジキ><ドッ ト><棒><タイル>...色々な<物>を利用することで<教える方>には都合の良い物は無数にありますが、人間が生まれたときから自由自在に操作・イ メージトレーニングしているのは指です。その特技を利用しない手はありません。「指折り算」を視覚イメージを使う<視算:「デンタくん」>に移行させる術 を知らないと無用な教具・教材を使ってしまいます。気をつけましょう。まずは、自分で体験することが大事です。(私は全ての教具・教材も試しました。便利 で簡単な物もありましたが「デンタくん」にはかないません)
●まだ、どこかで50年来の勘違い学習を「尤もらしく」話している。12才(最短でも9才)までの学習は12才以降の学習とは異質である。詳しくコメントする時間はないが子供達のためにヒントを書いておく。
感情を殺しながらの「出来る」など×××ーーー→代表<高速徹底反復>
感情を殺しながらの「分かる」では××ーーーー→代表<できあいの図>
感情を殺しながらの「分かる」「出来る」でも×→代表<棒暗記>
感情を育てながらの「出来る」でも△
感情を育てながらの「分かる」なら○
感情を育てながらの「分かる」「出来る」は◎→<オリジナルの絵図>を「ゆっくり・ジックリ・丁寧に
●線分図を見て「笑ってしまう」ことなどないが、こんな「絵図:例えば小2解答例<2MX31>(http://homepage.mac.com/donguriclub/2-31-244691.gif)」ならどうだろうか?しかも、完璧に分かっていて応用も自由自在である。これなどは小4だが内容は中学の連立方程式である。4MX62(http://homepage.mac.com/donguriclub/4-62-247886.gif
●感情は味わうのに絶対時間を必要とする。従って、健全な成長には必然的に「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」学習しなければならない時期がある。性成熟年齢 までが、その時期である。人間は12才である。だから、深い工夫が必要になるのだ。「出来るようにさせる」なんてのは簡単である。しかし、時期によって (年齢によって)使ってはいけない手法があることを知らないと悲惨なことになる。臨界期を越えると(生物学的に)後戻りは出来ないのだから。
……………………………………………………………………………………………
●「何かを達成するためには努力や訓練は避けて通れない」だから、幼児・児童期の学習でも楽しくなくても徹底反復は必要...なんて言う人がいる。また、 スポーツやピアノの練習を引き合いに出す人もいる。残念ながら体を思い通りに制御するための練習と視考力養成とは全く違います。詳細は「思考の臨界期」に 譲りますが、とんでもない勘違いです。12才以降ならば必要に応じて楽しくなくても徹底反復しても結構です。ですが、12才まで(少なくとも9才まで)は ダメなんです。思考力養成の基盤整備(回路作成)をしている時に、その回路作成を邪魔するようなことをされては正常な発達は見込めません。2006年08 月23日の日記:頭と体:バイオフィードバック&マッチングに少しだけ書いています。参考にどうぞ。

最終更新日 2006年12月17日 12時27分52秒
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2006年12月01日……………………………………………………………………………………………
●算数で国語が伸びた!(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を使っている先生達からよく同じ言葉を頂く。
「先生、国語が随分伸びました。算数の文章問題しかしてないんですけど...」ってね。
当たり前である。国語の読解とは「文字→視覚イメージ再現」までである。深い読解でも「確かな視覚イメージ→体感再現」までである。こんなことは毎回「ど んぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」では完璧にやっている。年長さんの時から「言葉→視覚イメージ再現→絵図(最も明確な視覚イメージ再現)→視覚イ メージ操作→視覚イメージ抽出→過程の記号化(文字化:説明:計算式)」を普通にやっている。
「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を絵図で解いている子供達にとっては国語の読解は<遊び>みたいに簡単なのである。描き出す必要もないので場 面の展開が速くても楽々と追うことが出来る。「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」をしている子供達が国語も伸びるのは当たり前なのだ。
注意しなければいけない事は視覚イメージ再現にはオリジナルを使う点である。オリジナルでないと自在に操る事が難しくなる上に感情再現も難しくなる。だか ら、どんなに多くの知識を覚えていても、分かっていても応用が利かないのだ。ところが、絵図を使うとこの難題も一瞬で越えられる。どういうことだろう?絵 図に描き起こした時点で、同じ絵図は絶対にないのだから、目の前の絵図は彼自身のオリジナルになるのだ。このことが非常に大事なのです。単に、問題を解き やすいようになんてレベルの話ではない。自己アイデンティティー確立にも繋がるのだ。こうして、オリジナルの視覚イメージ再現を出来るようになっていると 視覚イメージからの感情再現(視覚イメージを明確にすることで再現される感情を感じること)が可能になる。借り物(コピー)では感情は感じられない。ここ で、感情までコピーする(させる)人もいるが、甚だ危険な教育である。自分の感情が分からなくなるのだからね。表現力・作文力などもこの考え(理論)がな ければ言葉遊びになってしまう。だから、小学校での表現力養成は危険なのだ。
●ところが、理屈を知らない人は「算数で理論的な考えが出来るようになったから〜」なんてトンチンカンなことを尤もらしく言う。見当違いも甚だしい。逆に 「算数の文章問題を解くには国語の読解力が必要です」なんて勘違いのオマケまで付けてくれる。どこまで、何にも知らないんだろうか。これでは、偶然教育と いう無理・無駄・時間の浪費の3拍子揃った教育しかできない。
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<「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」の解き方>を確認してみよう。理由が分かるでしょう。
1.読むのは1回だけです。「何度も読みなさい」は最低の指導です。
・一度で読みとれるようにすることが練習なのに「何度も〜」では
「何度読んでもいいんだから〜」になります。
「一度しか読めないから〜」という覚悟を育てることが重要なんです。
・国語の読解力や会話の理解力の養成にもなります。
・特に言葉(授業などの説明は全部言葉です)は1回しか聞けない上に瞬時に消えてしまいます。
「何度も読みなさい」は実は禁句なのです。キチンと間違って、次回、もう一度読むのです。
2.消しゴムは絶対に使わない。
・考えた(考え直した)軌跡が子供を理解する好材料になるからです。この記録が宝物なのです。
3.分かっても絵図を描く。描きながら考えないで、描くことを楽しむ。
4.描いたら文章は見ないで絵図だけで考える。
・絵図を使って頭で考えるのではなく絵図そのもので(目で)考える:分かるようにする
5.答えが見えるように絵図を描き直す。
6.答えが出たら(見えたら)計算して確認する。
・必ず筆算で計算する。暗算は「10の補数と九九」だけに制限する。
7.要求されている設問内容に合わせて丁寧な式(計算式)を作る。
・計算式は数学の言葉なので過不足無く書き出す。筆算はメモなのでここでは不要。
8.答えは計算式とは別に単位に注意して書き出す。
・答案用紙には「絵図・筆算・計算式・答え」がなければいけません。(計算式は小3〜4まではなくてもOKです)
<注意>
●一度で覚える練習が大切なのに「何度も読みなさい」「読めば分かる」は最低の指導です。
●「一度しか読んではいけません」「絵図にしたら読み返してはいけません。絵図で考えましょう」が基本です。
●読書百遍(どくしょひゃっぺん)董遇の言葉「読書百遍意自ずから通ず」(魏志)は難しい文章でも繰り返し読めばその意図はわかってくるという意味で、乱 読を戒め熟読をすすめた言葉ですが、「読書百遍義自ずから見(あらわ)る」とも言います。「見えるようになること」がポイントなのです。奥義を最初に教え れば無駄な時間(味わうための読書は別です)は使わずに楽しめるのです。「読書百遍意自ずから通ず」は指導方法ではありません。
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●人間は全ての考えを同じ方法で処理している。そして、使われている材料は視覚イメージである。教科別なんてのは教える都合で分けてあるだけで、全ては同 じである。だから、同じ方法で伸ばすことが出来る。体育も音楽も家庭科も、もちろん主要五教科も同じである。「教育の統一場理論」という。全ての教科で視 考力を活用した思考力養成が可能なのだ。この教育の統一場理論を知ることで全教員が一つの共通目的を通して交流も出来る。すべきことも明確になる。

最終更新日 2006年12月03日 17時24分39秒
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2006年12月01日……………………………………………………………………………………………
●どうして「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」なのか(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●12才までに思考モデル(思考回路)の刈り込みが始まることは、ようやく近年実証された(米ネイチャー誌参照by Giedd)。私の経験則から言っても同感である。だから、本当に頭を良くするには、どんなに遅くても12才までにできるだけ多様な思考モデル(思考回 路)を作ることが絶対条件となる。情報量(知識量)や処理速度(高速計算など)の向上やパターン学習に時間を使うのは、幼児・児童期(12才以前)には思 考モデル(思考回路)作成の邪魔をしていることになるので要注意である。なぜならば、計算は「10の補数と九九」の反復以外に使っている回路はないし、知 識やパターン学習の修得はコピー回路を使っているだけなので何一つ自力で新しい思考モデル(思考回路)作成はしていない。自力で思考モデル(思考回路)を 作るのと他人から教えて貰った思考モデル(思考回路)をコピーするのでは全く違うのだ。だから、同じ問題が解けてもパターンで解いている子は応用が利かな いのだ。これらのこと(知識量増加・高速処理・パターン学習)は思考モデル(思考回路)作成を完了する12才以降に必要に応じてすべきことである。
●では、どうすれば最も効率的に思考モデル(思考回路)作成をできるか?簡単である。脳内言語である視覚イメージの再現・操作練習を楽しくできる環境(教 材)を整えてあげればいい。ただし、視覚イメージだからといって図形やパズルに走ってはいけない。現代人は文字文化の中で生きている。従って、より効果的 な思考モデル(思考回路)作成をしたければ、常に言葉とリンクしていることを意識できる形での視覚イメージを使った学習形態でなければならない。しかも楽 しく寄り道・脇道・回り道ができるように仕組まれていないと、様々な思考モデル(思考回路)は作り出しにくい。...「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文 章問題」...これが最終的な答えである。思考力養成は「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」で最も効率的にできる。
●でも、なぜ絵図を描き出す必要があるのか?これは処理に使えるエネルギーの問題である。同じ事を考えるにしても全てを頭の中だけで処理するには常に視覚 イメージを再現し続けるという莫大なエネルギーを消費しなくてはいけない。こんな状態では視覚イメージを操作に使えるエネルギーはほんの少しになってしま う。つまり、考えられなくなる。ところが、絵図に描き出して目の前に置いておくと、視覚イメージを再現し続ける莫大なエネルギーは一切不要になる。つま り、視覚イメージ操作(思考)に全エネルギーを使えるわけだ。これが、絵図を描くと簡単に理解できたり考えられたりする理由である。
●では、なぜ言葉や式で考えてはいけないのだろうか?こえは、「言葉のトリガー理論」を知っていれば納得できるだろう。言葉や数式は視覚イメージを導くた めのトリガー(引き金)にすぎず、私達は言葉や数式そのもので考えているわけではない。さらに幼児・児童期の子供が自在に操れる言葉は非常に少ない。それ なのに、言葉や式で考えさせることは部品が少ししかないのに大作を作れと言っているようなもので、最初から無理があるのだ。ところが、視覚イメージを使う ことを教えてあげると事態は一変する。視覚イメージは変幻自在である。これは、体の制御にも使っている力であり、人間が生まれたときから使い続けている (鍛え続けている)力(視考力)だからである。誰もが生まれつき持てっているとっておきの得意技なのだ。だから、誰もが最も効果的に自由自在に使うことが できる。この力を使って幼児・児童期に豊かな思考モデル(思考回路)を作り上げるのです。言葉--視覚イメージの再現--視覚イメージの操作--過程の記 号化(言葉での説明・数式での解説)...これらの思考モデル(思考回路)作成に必要なことを完璧に装備している教材...それは「良質の算数文章問題」 以外にはない。だから、「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」さえしていれば、他は何もしなくても思考力養成はできる。もちろん<遊び:特に外遊 び>は絶対条件ですが、その他はオマケです。
●「どんぐり倶楽部」がなぜ、物語仕立てのオリジナルの「良質の算数文章問題」を年長から700題も作ったのか...答えはお子さんの変化を見れば一目瞭 然です。お絵描きに夢中になって答えにたどり着かない?結構です。沢山の思考回路ができましたね。考え方はあっていたのに計算間違いをした?結構です。今 は思考回路を作る時です。計算は1週間の特訓で完璧になりますが、思考回路作成は不可能です。しかも、思考回路作成には臨界期があります。「せめて、計算 だけでも...」「せめて漢字くらいは書けるように...」は本末転倒です。「まずは、思考回路を育てましょう」ですね。

最終更新日 2006年12月01日 12時16分07秒
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2006年11月23日……………………………………………………………………………………………
●ヒントの出し方-小1(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●ヒントの出し方の質問メールが結構ありますので、一例を紹介しておきます。
<質問-1>
小学1年生の息子が良質の算数文章問題の0MX70の問題をしました。「15はつのかみでできているたまがはいっています。」の文章を読んで、「たまは何個入っているの?」と質問してきます。
何が疑問かわからなかったのですが「たまは1ぱつ、2はつと数えるから、15はつと書いているから15こだよね。15こ弾を書けばいいんじゃないの?」と 答えたのですが、余計なところまで答えたでしょうか?「たまは1ぱつ、2はつと数える」とだけ答えたほうがよかったでようか?意味がわからないと聞いてき たとき、答えすぎかなって思うのです。その答えだけだとこの「てっぽうには15はつのかみでできているたまが入っています」は息子にとっては難しいともい えるのですがそこを考えさせるほうがよいのでしょうか?「3ぽあるくたびに1ぱつのたまをうつとすると、なんぽでたまはなくなるでしょうか。」という文章 を読み、3ぱつなくなったと書いていました。こういう場合、どうしたらよいのでしょうか?今回は私がこの文をもう一度読みましたが理解できず、その日は1 時間たっていましたのでやめました。翌日、また、同じ問題をしましたがさるが3歩あるく絵(さるが3びき)を描き、やはり3こ弾にうったという印をつけて いました。「3ぽあるくたびに1ぱつのたまをうつ」ということを実際にわたしが1歩、2歩、3歩あるいて、紙の弾をバキューンと撃つ、という具合にやって みせました。すると、さるが3歩あるいて15発のうちの1発を打つという絵を描きましたがそれで終わりです。「何歩で弾がなくなるでしょうか?って書いて あるよ。まだ、弾が残っているけど。」というと「全部、うつの?」という反応で、文章を理解していないようです。この日も1歩につきサルを一匹書き、たく さんサルを書いたので1時間経過して終わりました。こういう場合、1ヶ月くらい、後にまたしたほうがいいのでしょうか?
前にも0MX72がわからなくて、1ヶ月おいてまたしましたが、やはり文章の意味が分からなくて、
と3ヶ月たった今も、わかりません。ちゃんと具体的に絵を書いたり、物を使って、文章の意味を教えたほうがよいのでしょうか?
<回答-1>
>「たまは1ぱつ、2はつと数える」とだけ答えたほうがよかったでしょうか?
●そうです。
>息子にとっては難しい
●聞かれたら聞かれた分だけその度に答えます。絶対に前を歩いては行けません。
>「3ぽあるくたびに...
●この問題のポイントは「たびに」なんです。ですから、この意味だけを日常生活にあることで教える(気付かせる)んです。「お客さんが来るたびにチャイムが鳴る」「電話がかかってくるたびに犬が吠える」...先生が変わるたびに...とかね。
>「何歩で弾がなくなるでしょうか?って書いてあるよ。まだ、弾が残っているけど。」というと
●言わないの!...違いま〜す。→「分からん帳」
●文字の表面だけを追ってるんですよ。言葉を映像化していないんです。
>1ヶ月くらい、後にまたしたほうがいいのでしょうか?
●「分からん帳」です。いつするかは本人次第です。
>前にも0MX72がわからなくて、1ヶ月おいてまたしましたが、やはり文章の意味が分からなくて、と3ヶ月たった今も、わかりません。
●映像化していないということです。しにくい部分を映像化するのが練習ですよ。絵図を工夫するんですよ。
>文章の意味を教えたほうがよいのでしょうか?
●言葉の意味は教えるんですよ。ただし、知っているはずなのに読みとれない場合は教えません。気付くまで待ちます。
●0MX70だけを1週間してみて下さい。
●お子さんは、お母さんが考え方まで教えてくれると思っているかも知れませんよ。そうだとすると、お母さんに聞く練習しかしていないことになりますね。 「たびに」をこれまでに聞いたことがあるのに質問しているのなら危ないですよ。「日曜日になる度に〜」「お正月の度に〜」とか聞いているはずなんです が...。どうですか?何でもきけばいいわけではありませんからね。...だから、「たびに」がポイントなんです。
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<質問-2>
0MX70ですが「ご飯をたべるたびに10円上げる」、「くしゃみをするたびに舌を出す」を説明したら、絵が30分でできあがりました。指導のポイントの 把握、教えすぎないというところが大切なんですね。意外にもあっさり、文章がわかったようです。びっくりですね。分からないかもと思って手をだしすぎるこ とがぜんぜん良いことではないことがわかりました。気になるのは、息子の絵はアニメーションを作る時に1こまずつ書くように1歩進んだときの足跡を1つ、 1歩目から1歩進んだときの足跡(1=>2)、2歩目から1歩進んだときの足跡(1=>2=>3)、その後の拳銃の中身の様子を1ページづつ(15中1個 を黒く塗る)に描いています。ですから、1ページの絵のりょうが多く、しかも合計15ページも書いています。いつも、時系列の変化まで描いているのですが どうでしょうか。サンプルの答えを見ますと、1発うった=>1発目をチェックというふうに、描くときに時の経過を体験して描かずに済んでいるよですが。
<回答-2>
●そのうち工夫します。全体と部分を同時に把握できるようになったら自然にするんです。そして、100%できるように人間はプログラムされているんです。 お母さんの仕事は楽しく待つことです。今は細部を楽しむこと(それによって全体の把握が出来なくてもいいんです)が最優先事項なんです。この時期にいかに 細部を楽しめたかで、後半の伸びが違うんです。

最終更新日 2006年11月23日 11時31分11秒
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2006年11月15日……………………………………………………………………………………………
●<9才の壁>と<9才の落とし穴>(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●親は「楽チンで<9才の壁>を越えた」と思っていながら、子供は「ドップリと<9才の落とし穴>に落ちている」場合がある。もちろん親子でそんなことになっているとは微塵も思っていない。「絵図なんて描かなくても」あるいは「参考程度に描けば答えが分かるからいらないんじゃない?」なんてことを本気で思っている人達である。例外なく<残念!!!>である。もう、永久に9才の壁は越えられない。落とし穴から壁を越えるのは不可能だからだ。可能でも気付いたときには12才の思考の臨界期を越えているだろう。そこからの巻き返しはできない。
●9才前後で人間は具象思考から抽象思考に移行できるだけのデータベースを構築します。ですから、この時期には抽象思考が出来るようになります。しかしな がら、ここには落とし穴が待ちかまえています。この年齢での言葉や理論(理屈)で考えることが出来る思考は非常に限られています。しかしながら、思考回路 網は最長でも12才までには作り上げられ、以降は刈り込みが始まります。すると、言葉や理論(理屈)を使わないで高度な思考を幼児・児童期に可能にするた めの方法が思考力養成の鍵であることが分かります。幼児・児童期の言葉や理論(理屈)はどんなに駆使して使いこなせたとしても直ぐに限界になってしまうか らです。
●言葉や理論(理屈)で思考していた子供達は、複雑な課題を前にすると「もう考えることが出来ない・分からない」と思ってしまいます。ところが、常に明確 な視覚イメージで(自分で描いた絵図を操作して)考えていると、この限界は感じることさえありません。それどころか、幼児・児童期であれば頭が柔軟な分、 大人でも考えつかないような思考(視覚イメージ操作)を簡単にします。これが、本当の思考力養成です。視考力を活用した思考力養成が本格的に始動するので す。この方法での幼児・児童期の思考力養成は思考回路網作成そのものになりますし、大人でも切り口の多様化やヒラメキのキッカケになります。
●ところが、簡単な抽象思考が出来るようになると、この最も大切な視考力を活用した思考力養成を止めてしまう人(視考力を知らない人は論外)が出てくるの です。これが<9才の落とし穴>です。抽象思考が出来るようになったから9才の壁を越えたと思い込んでしまうのです。残念ながら、抽象思考は誰もが出来る ようになるんです。そして、その時期が<9才の壁>の前にたどり着いたというだけのことで越えてはいないのです。抽象思考が出来るようになっても、視考力 養成に最も効果のある具象思考(絵図で考える:もちろん本当の物を使ってもいいのですが大変手間がかかります)を続けることが<9才の壁>を越える唯一の 道なのです。そして、思考回路網の刈り込みが始まる時まで視覚イメージの再現・操作を通して(視考力を活用して)思考回路作成を続けることが<9才の壁> を越えることなのです。自動的に誰もが移行できる<具象思考→抽象思考>をワザワザ<壁>とは呼びません。<専門家>でも勘違いしている人がいるようなの で書いておきます。
……………………………………………………………………………………………
●デビュー作・「絶対学力」のサブタイトルを思い出してほしい。<「9歳の壁」をどう突破していくか?>です。...<どう突破>するかが、問題なので す。誰でも普通に<突破>するだけならできるんです。<どう>突破するのか。...そうです。絶対学力で突破するんです。...ね。最低の方法で突破する のか最高の方法で突破するのか。選択権は保護者にあるんです。

最終更新日 2006年12月06日 11時49分26秒
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2006年11月09日……………………………………………………………………………………………
●いじめの構造-2:必然的に<いじめ>を増加させた理由(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●必然的に<いじめ>を増加させた理由
<情緒の安定(〜3才)-正しい感情の育成(〜6才)-人間らしい判断力を含む思考力養成(〜9才〜12才)>が「ヒトを人間に育て上げる<教育>」の基 本構造である。このどれもが欠落しても<ひずみ>が生じるのは当然である。環境次第で発症する場合もしない場合もあるが、環境自体は悪くなっているので上 記の基本教育が更に重要となってきている。ところが、公教育は全く気付いていない。だから「我が子を守る家庭教育」が必要な時代なのだ。
●昔の<いじめ>は<情緒の安定><正しい感情の育成>の失敗に多くは限定されていた。生活(特に心)に余裕がないとがどちらも難しくなりがちだからだ。 ところが、今では最後の仕上げ期の<人間らしい判断力を含む思考力養成>で大幅に失敗している。原因は仕上げ時期である9-12才の時期にしてはいけない ことをさせているからである。公教育の現場である小学校も多くの家庭教育も...である。それまで<情緒の安定>も<正しい感情の育成>も乗り越えてきた 子供が教育(受験や「もう高学年なんだから」というヘンテコリンな理由)の名の下に潰されている。だから、一見普通に見える子供までもが<いじめ>をす る。*考えたり、想像したりするのは異常ではない。飛べないのに飛ぶことを想像するのと同じくらい簡単に想像はするようになっている。が、それを<言動に 移すのは異常>なのである。最後の仕上げ教育が出来なかったということである。10年間の子育てが水の泡となる。9-12才の3年間は人間への教育の最後 の仕上げなのだ。この最後の仕上げが出来ないと人間らしい判断力は根付かない。すると<人間らしくない言動をとる>ことに歯止めを掛ける(違和感を覚えさ せる)ブレーキを意識できなくなる。フロイトの孫娘は「感情のフィルター」と呼び大江健三郎は「ちょっと待ってみること」と言っているようだが、どちらも 判断力の基本となる正しい感情を使うことを指している。
※<いじめ>は昔もあった。と呑気に構えている人がいるがいるが、今は桁違いなのだ。700人の生徒の中で昔は1割の70人が<いじめ>をしていたとした ら今は場所によっては7-8割の490人〜560人である。まさに、異常事態である。しかも、理由も分からず対処法もしらない大人がワンサカといる。これ では、家庭で守るしかないだろう。
●<いじめ><不登校><履修漏れ>の全てに共通している認識不足(欠落)は「ヒトを人間に育て上げる」という教育の基本を実践するための理論である。12才(性成熟年齢)までの人間の成長順序が生物としてプログラムされていることを無視した教育の歪みから生まれている。

最終更新日 2008年06月09日 06時32分58秒
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2006年11月08日……………………………………………………………………………………………
●視算の力:3MX88
[ 学習理論 ]

●普通にビックリ視算の力。普通の小3が自力で以下の式を書いたら誰もが驚くだろう。でも、どんぐり倶楽部では誰もが楽しく普通にやっている。しかも、本人でさえも気付かずに...フフフ。どんぐりマジック!
1:1000=x:100000よりx=100
100:100000=x:600000よりx=600
また、1:800=800:640000=x:40000よりx=50
800-50=750
750-600=150
A:150時間
●解答の絵図は小3だが、頭の中では上記の思考が生まれている。これが思考力養成である。実物は下記よりご確認下さい。
http://homepage.mac.com/donguriclub/3-88-sam.gif

最終更新日 2006年11月08日 11時18分30秒
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2006年11月04日……………………………………………………………………………………………
●いじめの構造:原因と対処方法(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●「いじめ」についての議論を多く目にする昨今だが、トンチンカンな解釈ばかりしか出て来ない。情けない限りである。
●「いじめ」の原因や責任は100%いじめる方にある。人間に育っていないからである。12才までの教育の失敗である。いじめられる方には何の責任もな い。100%ない。まず、このことが大前提である。確かに、キッカケはいじめられる方に多くある、が、それは原因でもなければ責任でもない。「いじめ」は 人間らしい判断力を育てて貰えなかった人がする行為だからだ。
 つまり、小学校高学年にあたる9-12才で育てられるべき判断力(情緒の安定+正常な感情→人間らしい判断力)を育てて貰えなかった人達の行為なのだ。つまり小学校時代の教育の失敗である。
 <いじめの種>は、小学校高学年にあたる9-12才に作られる。どんなに正常に育っていても、この仕上げにあたる<人間的な判断力>を育て上げることが 出来なければヒトを人間に育て上げるという<教育>は完結しない。この時期に判断基準を正しい感情に置くことを教えずに(幼稚な)理論から導き出された結 論が何の感情的な吟味もなく行動の基準となることを許している(良しとしている)と人間的な判断力を育てることが出来ないのだ。
 具体的には、行動基準(自分に言動を許容する基準)を「本当だから」「先生が言ったから」「決まりだから」「友達がしているから」「良いことだから」 「本に書いてあるから」「言われたから」などという一見尤もらしい、通常では正しいとされている(褒められたりする)ことを自分自身の正常な感情のフィル ターを通さずに(正しい感情の吟味をせずに)行動基準として使ってしまうということである。この<お粗末な結論=言動のGOサイン:行動基準>が矯正され ずに進むと「走るの(言動)が遅いから〜」「背が低いから〜」「仲間じゃないから〜」「外人だから〜」「色白だから〜」「自分より勉強が出来るから〜」 「自分より勉強が出来ないから〜」「綺麗だから〜」...となる。つまり、理由は何でもよくなるのだ。「〜だから」の「〜」さえ見つければGOサインが出 るように育てられてしまうのである。異常に育ってしまうのだ。...つまり<いじめ>の対象は無制限なのだ。
 本来は(正常な場合は)自分の言動は自分自身の感情が最終的なGOサインをだす。しかし、、小学校高学年にあたる9-12才の時期に、この正しい判断基 準の育成を怠ると自分の感情を通さない他人の(都合のいい勝手な理由による)行動基準を利用して動くことに違和感を持たなくなってしまう。責任転嫁の代表 例であるが、実際には見逃されている場合が非常に多い。「事実だから〜」などと言う教師までいる。事実は判断基準の要素にはなるが、判断基準そのものには なり得ない。このような正しい判断基準の養成(人間らしい判断力養成)は、小学校高学年にあたる9-12才に必ずしなければいけないことである非常に重要 な教育である。にもかかわらず、残念ながら意識的になされることは極めて希であるのが現実である。
 昔は<卑怯なことは絶対にするな>というような言い方で家庭や学校で伝えられてきた基準であるが、今は意識されていないようである。非常に危険な(お粗末な)教育環境になっている。
 従って、偶然に問題が発生したときに問いただされることはあっても、意識的に<理論的に正しい(幼稚な理論から生まれた結論は本来は正しくないのだが、そこには気付かない)ことならしてもいいんだ>という考えは間違った行動規範であるということを教育することはない。
●現代では、<いじめ>を回避する正しい判断基準を持っていない人間の方が圧倒的に多いと考えられる。憂うべきことではあるが、対処法はある。環境を整え ることで病気にかかっても(感染していても)発病(発症)しないようにできるのと同様に、<いじめ>を抑制することは環境を整えることで可能であるし、人 間的な判断力の養成時期(臨界期)を越えている子供達には唯一の対処方法である。ここでも「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」が基本となる。穏やかな教育にま さるものはないのだ。
●キッカケを原因と勘違いして<原因追及>をしても何の解決にもならない。全ては教育の責任である。情緒の安定-感情教育-思考力養成-判断力養成を12才までに終えなければ<いじめ>は解決しない。反対に12才までの正しい教育を実践すれば<いじめ>は根絶できる。
……………………………………………………………………………………………
●最も簡単で効果的な対処方法...いじめっ子だけのクラスを作る。40人2クラスしかなくても、5人のいじめっ子がいれば5人のクラスと75人のクラスにする。教室はどこでもいい。...考えたことがあるだろうか?環境を変える最も速い対処方法である。
……………………………………………………………………………………………
★中学受験(の為のパターン学習)が<危険>だと警告する理由もココにある。どんなに受験には効果的な手法でも時期的に最も危険な行為となるからである。 ヒトを人間に育て上げるための<教育>の仕上げの段階(小4-6)で仕上げが出来ない環境を作ってしまうからだ。あるいは決定的な勘違いをさせてしまう結 果(受験勉強)となるからである。
<理論的な結論=正解=正しい=いいこと=行動基準としていい>ではない。意識せずに、これを吸収し固定化してしまう危険が非常に高くなる。この中には人 間が人間であるための感情判断がない。パターン学習は感情判断を麻痺させる。お金と時間を使ってストレスと危険な教育で子供を人間に育て上げることを止め ているのである。
 プロ中のプロはこのことを熟知した上で受験指導をする。だから、パターン学習をしていい最短期間を綿密にはじき出すために準備を怠らない。余計な事は絶 対にさせない。「絶対学力」にかいてある中学受験の方法はこういうことが大前提となっている。<受験を甘く見ている>という感想があったが、全く逆であ る。<受験を知り尽くしている>から、たてられる作戦なのだ。12才までの教育でヒトを人間に育て上げることを無視して受験を語ることは犯罪と同じであ る。

最終更新日 2006年11月14日 12時57分53秒
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2006年11月01日……………………………………………………………………………………………
●最速の読解力養成
[ 学習理論 ]

●小学生に対する最速の読解力養成は「絵コンテ読解」である。
●最難関中学受験者・高校受験者には「大人の読み聞かせ」である。「多面読み」の異名だが、通常は常識の範囲内で行うのがルールである。
 公立高校ならばトップ校でも(入試は同じなので)中3で数回しか講義しない(1-2回)。もちろん、設問解釈はさせるが、これも自習程度でいい。読解と は具体的にはどうすることかを教えれば得意・不得意は全く関係なくなる。特別対策が必要なのは超長文を出す私立の最難関高校だけである。...が、ココを 狙う生徒は<できあがっている>場合が多いので、通常よりも楽なことが多い。

最終更新日 2006年11月01日 18時04分10秒
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2006年11月01日……………………………………………………………………………………………
●健全な不登校(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●今、健全であるが故に不登校になる子供達がたくさんいる。教室が異常だからだ。大多数が異常なことに先生が気付かずに反対に異常を先導するような 言動をとっている先生さえいる。学校で得られることはたくさんある。しかし、それは<教室が健全であるならば>という大前提があっての話である。異常な教 室に子供を送り込む理由は寸分もない。
●不登校の理由が健全であるならば、子供に対して保護者は全力で健全な不登校を援助する義務がある。
※宿題を見れば分かる。授業参観に行けば分かる。先生の話を聞けば分かる。何よりも子供をよく見れば分かる。最初から異常な子供など絶対にいないのだからね。例え機能障害があっても、それは異常ではない。

最終更新日 2006年11月02日 14時44分53秒
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2006年10月24日……………………………………………………………………………………………
家庭学習
[ 考察 ]

●最低の宿題(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●宿題が最高の家庭学習になれば理想的である。しかしながら、現実は全く反対で宿題は最も危険な家庭学習になっている場合が多い。
●呆れてものが言えないくらいに最低の宿題2点
1.国語:漢字の書き順を一画ずつ書き足しながら画数分のマスを使って練習(何の練習にも成らない)する漢字の宿題。10画の漢字なら10マスを使うことになる。
2.算数:文章問題をノートに全文写して、さらに式と答えだけを書かせる宿題。
●こんなことをさせていたら才能溢れる勉強好きな子供でも才能は潰され勉強嫌いになるのは当たり前である。手抜きも甚だしい限りである。ここまでくると教 育犯罪である。どちらも、理解しよう、覚えよう、考えよう、という意欲を根こそぎ潰した上で形だけ勉強すれば(記録に残れば:ノートに書いていれば)いい という考えを強要するものである。気付かずにさせているのであれば教師失格である。意図的であれば犯罪である。いずれにしても最低の宿題である。

最終更新日 2006年12月10日 16時59分26秒
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2006年10月18日……………………………………………………………………………………………
●無駄な計算練習BEST3(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●昨日、娘が小数の計算練習(宿題ドリル)していて呆れたので...。こんな無駄なことをさせている時間はないんじゃないの?と思います。教えないわけではありませんが理屈が分かれば計算練習は最低限度にすべきです。
1.小数計算
→分数で計算すると絶対に間違わないし、意味も分かる。中学以降で小数計算することはない。
2.余りのある割り算
→分数表示でいい。
●不足のある掛け算は練習しない。不要だから。でも、不足のある掛け算=余りのある割り算です。つまり、不要なんです。
●中学以降は分数表示が原則
3.最小公倍数での通分
→共通倍数を使って通分し適時約分を使う練習が何にでも応用できる力を育てる
……………………………………………………………………………………………
1.2.3.をしている時間に分数計算練習をするだけで中学以降の計算が格段に速く正確に工夫出来るようになる。本当は小学校でも多量の練習は全く不要なのです。
参考:開成中学入試問題での計算
http://homepage.mac.com/donguriclub/kaisei-math.html
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●一番大事な分数計算練習に時間をとらずに無駄なことに時間を費やして、挙げ句の果てに分数計算が弱い...なんて言う人がいる。「これだけ算数・計算編」が分数に紙面を割いている理由がココにあります。...分数の意味さえ分かっていない先生も多いようですね。

最終更新日 2006年10月19日 08時11分49秒
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2006年09月21日……………………………………………………………………………………………
●テレビゲームの致命的欠陥(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●人間は体感と視覚イメージを連動させることで正しい思考が出来るようになっていく。しかしながら、テレビゲームでは体感を味わえない。あるいは偽 物の体感を吸収してしまう。つまり、異常な回路が出来上がってしまうのだ。この異常な回路が幼児・児童期に作られると、その異常な回路が全ての基本回路と なってしまうので回復不可能になる。表面的には「できる」ようになっても「9才の壁」は永久に越えられない。

最終更新日 2006年09月21日 14時24分12秒
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2006年09月21日……………………………………………………………………………………………
●脳内進化エネルギー(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●脳は進化するまでに使えるエネルギーが個人によって生まれつき決まっている。また、進化に使える期間は最長でも性成熟年齢である12才までの12 年間である。さらに、思考回路網を伝わる情報の伝達スムーズ度も生まれつき決まっており生涯変わらない。本当のIQである。これらの基礎概念があると Gieddが発表したデータを解析することが出来る。
http://homepage.mac.com/donguriclub/nature-vol440.html

最終更新日 2006年09月21日 14時25分19秒
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2006年09月21日……………………………………………………………………………………………
●才能潰し(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●才能潰しの代表は「パターン学習」「スピード教育」である。どちらも、受験に必要だからと言う理由で幼児・児童期から取り入れている大馬鹿者がい る。戦争に行かなければならないからと幼児・児童期から殺人の練習をさせるだろうか?殺人が得意になり快楽さえ覚えるようにしたいのだろうか?やむなくさ せる場合にはギリギリ最低限のことだけを注意深くさせるんじゃないか?出来れば何でもいい(どんな方法でもいい)ってのは12才までは許されない。9才以 前では論外である。

最終更新日 2006年09月21日 14時27分27秒
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2006年09月21日……………………………………………………………………………………………
●評価主義・結果主義(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 考察 ]

●評価主義・結果主義<だから>いけないというのではなく、この時期(12才までの脳の基礎回路作成時期)の評価は意味がないばかりでなく、成長に 悪影響を与える危険があるからダメなのだ。社会に出れば当然のことでも成長期に悪影響を与えることは避けなければその子の能力を活かした健全な成長は望め ない。しかも、一度作られた基本回路は一生使うのだから、「慣れさせるために」なんて安易な考えで教育に取り入れるべきではない。将来、酒を飲むだろうか らと幼児・児童期から酒を飲む練習をさせる人がいるのだろうか?これでは健全な脳は育たない。
●根をはり、幹を育てるべき時期に花の数を数えるようなものだ。そのために根や幹の成長に使われるべきエネルギーを半端な未成熟な花を咲かせることに使っ てしまう。花を咲かせてしまってからの根の成長は望めない。才能開発と思ってしていることが才能破壊になっているのと同じだ。

最終更新日 2006年11月05日 09時52分35秒
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2006年09月21日……………………………………………………………………………………………
●学習の優先順位(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
[ 学習理論 ]

●学習の優先順位は
1.感じる
2.分かる
3.できる
 この順番でないと<応用>が利かないし自在に制御する事が出来ない。制御できない力は危険だし、応用が利かなくては使い物にならない。つまり、本当の力 にはならない。だから、低学年→感じれば、分からなくてもできかくてもいい。中学年→感じて分かれば出来なくてもいい。高学年→感じて分かって出来るよう にする。
 手順を間違えると取り返しがつかない。

最終更新日 2006年09月21日 09時46分34秒
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2006年09月19日……………………………………………………………………………………………
●算数と教育・国語と教育・理科と教育...
●算数教育ではありません。少なくとも9才までは算数教育などあり得ません。算数と教育です。もちろん「算数<教育(ヒトを人間に育て上げること)」で す。それなのに、計算の時間だから計算が速くなるようにすれば何をさせてもいい?...とんでもない話です。感情教育をすべき時には感情教育を阻害しない ような方法でのみ計算も許されるのです。全教科がそうです。何のための教科なのか忘れている人が多いようです。ヒトを人間に育て上げる教育のための算数・ 国語・理科・社会・音楽・体育・...です。「木を見て森を見ず」では豊かな森は育てられません。即効性に飛びつくと、最終的に手の施しようがなくなるこ とは歴史が証明しているのにね。

最終更新日 2006年09月20日 10時00分19秒
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2006年09月12日……………………………………………………………………………………………
●板書の極意(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●暗記と理解を同時に効果的に行えるまとめ学習「イメージフィックス法」を紹介します。この方法を先生が知っている場合は「板書」がそのままイメージ フィックス法の原形である「お手本」になります。「板書」の真髄です。板書が記憶再現時の見本となるように心がけていると書くべき事、書くべき方法、書く べき場所が自然に決定されます。
残念ながら、知らない先生が多いようですので「まとめ学習」の一つとして考えて下さい。

■板書作成心得(先生用):まとめ学習心得(生徒用)
1.見開き2ページ(黒板1面分)で完結する絵図を描く
2.解説をしながら絵図に必要最小限の文字を加える。色は使わない。頭の中に再現するときには色はないからです。赤ならR、白ならWなどと決めておく。
3.全ての説明が終わってから板書をノートさせる。こうすることで、解説時には絵図と解説を余裕を持って関連付けしながら理解と整理が同時に何度も可能となる。また、「お手本」を書き写すことで再確認と最終整理もでき、まとめ方の真髄までマスターできる。
4.テストは「お手本」として書いた板書を書かせる(再現させる)だけで十分です。自分で自分の記憶(再現性)を確認する場合も同じです。思い出しながら「お手本」を書けばハッキリ分かります。
※「お手本」を自力で再現できれば付け加えることは何時でも誰にでもできますので、受験生であれば志望校に必要な知識をこの「お手本」に付加します。
 このように、イメージフィックス法の「お手本」となる板書(ノート)は綿密に用意周到に作られていなければならないのです。解説を短くした単なるまとめ ではお粗末です。優秀な再現性を内包している手法でなければ有効利用はできないからです。社会はよく見かけますので英数理の板書例・「お手本」例を掲載し ておきます。

英語【fig-image-fix-eng】語順「後ろ前、いつどこで、誰がどうした何をした」

算数【fig-image-fix-cal】通分「簡単通分、横バツバツ」

数学【fig-image-fix-math】接弦定理「接弦の内側の角、円周角」

理科【fig-image-fix-science】満ち欠け「満ち欠けは、屈折してくる日の光」

  【fig-image-fix-science】オームの法則「オームの法則ボア(VΩA)とバウ(VAW)

最終更新日 2006年09月12日 13時06分15秒
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2006年09月11日……………………………………………………………………………………………
■「おじゃる丸」原案者・犬丸りんさんの死を悼む■(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
■「おじゃる丸」原作・犬丸りんさん、飛び降り自殺(読売新聞2006.9/12)...「お気に入りの歌」でコメントしたばかりなのに...どうしてしまったんだろう...。

最終更新日 2006年09月12日 13時07分03秒
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2006年09月07日……………………………………………………………………………………………
●誰にでも出来るマジックレッスン:国語(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●誰にでも出来るマジックレッスン:国語の紹介:文章作成「漢字読本」
全学年を通して全く同じ方法で文章作成力を育てることが出きる方法:新出漢字も同時に自然に修得できます。それが、みんなで作る「漢字読本」です。1-6 年生で6回経験しますから、これだけで文章作成が自在に出来るようになります。読書感想文や作文を強制的に書かせる必要は一切ありません。

1.1学年分の漢字を全て使う。200字の学年ならば40人として、一人5文字を担当する。先生は担当漢字(新出漢字)の意味を説明する。
※1週間で5文字とすれば一日一文字宿題となる。

2.生徒は担当漢字を使った文を作ってくる。熟語の一部に担当漢字が入っている文章でもOK。紙(カード)に1文ずつ文を書いてくる。

3.全ての漢字が出そろったところで、全員でカードを動かしながら文章構成を考える。繋げるための文章は他のカードに書き込んで入れ込む。長くなってもいい。推敲段階で削るためにも回り道は歓迎する。

4.実際に声を出して読みながら修正する。言い回しを変えたり短くしたり、付け加えたりする。
※突拍子もない物語になっていく。物語作成の過程を体感させる。脈絡のない文を繋ぐためには必ず新しい切り口や発想の転換を要する。思考力・想像力を楽しく育てられます。

5.漢字読本の出来上がり。漢字練習はこれでする。

6.文章の作り方、構成方法、推敲の仕方、発想の仕方、考え方...文章作成のための材料が全て入っている授業が何の負担もなく簡単に出来る。 (2006年09月06日 11時33分06秒)

最終更新日 2006年09月12日 13時07分40秒
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2006年09月04日……………………………………………………………………………………………
●危険な徹底反復(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●徹底反復が幼児・児童期の学習では最も危険な方法であることは証明されている。しかし、受験なども視野に入れると覚えることは以上に多い。ではん、どう するか。ココ教育のプロの実力発揮の場所である。反復しないで思えることが出来る様に工夫すること。この当然ココとを最初から諦めて「徹底反復」が効果的 だなんて言う人がいるから信じられない。そんな思考には教育の「き」の字も入っていない。
●漢字一つにしても覚え方は最新の注意と満四あの工夫をすべきである。その成果が漢字読本+塗り仏準練習帳+全手本漢字練習帳のセット学習である。
●良く「便利=効果的」なんて構図を当たり前のようにアピールしている何も知らない素人がいるが、便利=効果的だることは殆どの場合あり得ない。なぜな ら、その便利というのは指導する方にとって便利と言うことに過ぎないからである。だが、学ぶのは生徒なのだ。先生にとって都合のいい便利なものは何の価値 もない。
●漢字の修得は
1.クラスみんなで作る「漢字読本」:これで意味を体感する
2.漢字を感じる塗り絵筆順帳
3.最後に1文字漢字練習帳(全手本漢字練習帳):これでバランスを感得する。

最終更新日 2006年09月10日 16時30分04秒
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2006年08月26日……………………………………………………………………………………………
最強テキストの作り方(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●誰でも簡単に出来る自作の最強テキストの作り方ってのがあるんだけど...。理論を知っていれば誰にでも出来ます。
……………………………………………………………………………………………
●運動以外の反復練習(特に計算練習)の危険性は惑星の満ち欠けを1回だけ連取すればどんな場合の満ち欠けも分かるようになる「移し換えの法則」を教えてしまえば何の反復練習もいらない。
……………………………………………………………………………………………
●大脳の前頭前野の皮質の厚さが増加するピークはIQが高ければ高いほど12才に近づく。つまり、外界からの通常の刺激を処理する場合に処理効率が高い (抵抗が少ない)のでエネルギーの消費が少なくてすむので思考回路作成の臨界期である12才までをフル活用できるのだ。反対にどんなに優れた頭脳でも12 才を境に思考回路の刈り込みが行われるのは避けられないのである。従って、12才までに様々な思考回路を小脳にコピーして12才以降に活用できるような基 盤作りをしなければならないのだ。だから、どんなに賢くても余裕があっても思考回路作成の助けにならない反復や暗記や計算はしてはいけないのです。また、 抽象思考もなるべくさせない方がいいのは同じ理由です。
●IQとは生まれつきの先天的な処理速度のことであるが、これは抵抗値が低いというだけのことで優秀であることではない。優秀であるとは基盤となる思考回 路の種類の多さのことである。そして、この思考回路は12才までに作られる。だから、思考の臨界期を知っておかなければ教育は失敗するのだ。

最終更新日 2006年09月03日 10時20分46秒
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2006年08月25日……………………………………………………………………………………………
いかに反復させないで暗記できるように工夫するか(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●暗記物にしてもいかに反復させないで暗記できるように工夫するかが大事なのに、いかに反復させるかを工夫しているトンチンカンがいる。12才までの学習 では「徹底反復」ってのは折り紙付きの最低学習方法である。12才以降は何でも結構だが以前はダメである。脳をダメにする。
●漢字でさえも人間の認識過程を利用した「マクロ-ミクロ-マクロ認識定着」が重要:「マクロ:意味:漢字読本-ミクロ:体感:塗り絵筆順帳-マクロ:バランス:全手本漢字練習」
●帰納学習と演繹学習:年代(脳の構造変化:機能変化)による学習方法の変更は当然効果的である。
12才までの学習は帰納学習であるべきであり12才以降は演繹学習+帰納学習である。
●分析学習という学習方法
1.これを解けるようになる必要がある
2.これを解くには**の知識が必要
3.上記の知識はこう理解すると応用が利く(絵図から解説できるようにする)
4.絵図の再現方法はこの手順(書き順で)行う(実際に絵図の再現練習をする)
5.再現方法の覚え方はこうする(語呂合わせが効果的)
参考……………………………………………………………………………………………
●帰納法:きのうほう:演繹法に対立する用語。帰納法は個々の事実から一般的原理を導く推論であるから帰納的推理ともいわれ,演繹法は一般的原理から事象 を説明する過程であって演繹的推理といわれる。要するに特殊から一般へいたり(帰納),ついで一般から特殊へむかう(演繹)ことから,帰納の終点は演繹の 出発点であって両者は密接に関連し合っており,科学的方法論の骨格をなしている。
【古代中世における帰納法】古代ソクラテスの思想のなかに現れる帰納的論法は帰納法的推理の端緒である。本質を求める問い,“いったいそれは何であるか” に答えるためにソクラテスは帰納的論法を用い,普遍的定義を導き出した。それは不適格例を帰謬法で次々に消去して定義にたどりつく方法である。しかし帰納 法を演繹法とともに科学的方法として確立したのはアリストテレスである。普遍の認識に達するには個物の検討による必要があるから,帰納法は真理獲得のため の一つの方法である。彼は帰納法を3段論法の第3格の形で示している。『分析論前言』によると,「もしC(人間)がA(長命)であって,CがB(胆汁がな い)であるならば,BはAである」という形で示されていることから,帰納法は帰納的3段論法ともいわれる。しかし彼にとって帰納法は学問や技術の初期には 必要で有効な手段であっても,学問の完成に近づくにつれて演繹法を発見することが優先されている。12〜13世紀のグロステストはアリストテレスの論証的 思考を受け入れて,事象の原因と結果との関連を分析し,方法論的に演繹的な数学の方法と検証的な実験の方法とを結びつけた。彼の弟子ベーコンは帰納された 原理を,さらに広範囲の事例から検討することによって経験学の樹立をはかった。
【近世以降における帰納法】近世において帰納法に脚光を浴びせたのはベーコンである。彼はアリストテレスの科学的方法論を一応受け入れながら,単純枚挙に よると帰納の過程で否定すべき例証を配慮しないで誤謬に陥る点に着目して,排除法をとり入れた。つまり存在例と不在例と除外例をあけて,帰謬法を用いて除 外例を不適格として否定する。そして事象の観察から本質的で不変な関係へと累進的に拡大して一般的原理(形相)に達しようとした。ミルは『論理学体系』に おいて帰納法を体系化し完成した。彼は帰納法を四つの型に分類している。一致法,差異法,共変法,剰余法である。これらの方法によって科学の法則が発見さ れ,その法則は正当であるとしている。このような部分より全体を肯定する帰納的推理が可能であるのは「自然の斉一(せいいつ)性」にもとづくとみなされて いる。ミルの論理学に含まれている帰納論理学(inductive logic)を詳細に検討して確立したのは,今世紀の論理経験主義者カルナップである。彼は与えられた仮説が観察(実験)によってどの程度まで確証される かを明白にしようとした。観察から帰納した帰結は必ずしも確実な真理ではないし,一定の確率をもつとしかいえない。いわば帰納的論理は確率値の計算方法を 示すものであると解されている。こうした観点はポパーやクーンなどによって批判的に論じられている。
【数学的帰納法】数学的帰納法は,自然数nについて命題P(n)がつねに真であることを証明するために,nについて有限回繰り返すことによってどの自然数 にも達することを示す方法である。「n=1のときPは真。n=iのときPが真とすれば,n=i+1のときPは真。ゆえにP(n)はつねに真」という論法で ある。これは17世紀のパスカルによって示された論法をベルヌイが記号化したものにもとづいている。パアノはこれを自然数における原始命題の一つとして採 用した。
●演繹法:えんえきほう:理論において,前提から結論を,論理的に正しい論証によって導き出す方法をいう。結論にあたるものをさきに立て,その 前提になるものを推しはかる帰納法と対立させられるものである。演繹法は,諭理学や数学のような,論証を中心とする学問においてきわめて重要なものである が,経験を重視する自然科学や社会科学においても欠くことのできないものである。それは,それぞれの分野における理論が,演繹法によって体系化されるから でもあるが,また,たとえば実験結果にもとづいて主張をたてるときにも,なぜ,その結果からその主張が出てくるかを証明するのには,演繹法の手続きによら なくてはならないようである。とくに演繹法は一般命題から個別命題に進み,帰納法は個別命題から一般命題に進むといわれているが,これは必ずしも正しくな い。数学の定理の証明は,厳密な演繹法によるものであるが,そのなかには,n=1の場合の証明から一般の場合の証明に進むものもいくらもあるからである。

最終更新日 2006年09月03日 10時22分09秒
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2006年08月24日……………………………………………………………………………………………
暗記物+α(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●時間の筆算:「一日は24時間いろいろあるさ」の語呂合わせで時間筆算表を描く。それだけで絶対に間違わない。時間の換算練習は単位の換算練習と共に不要になる。
●ハミングは速度を自在に変えられる。音程は記憶に残るようになっている。中国語が暗記しやすい理由。言葉自体に様々な音程(短いメロディ)があるからで ある。歌を間違わないで完璧に歌うのは結構難しいがハミングなら非常に簡単である。暗記にはこの力を利用すべきなのです。
自動連続再現力とはメロディ(ハミング暗記)であり、それは語呂合わせ短歌などに代表されるニーモニックと呼ばれる暗記技法である。英語のもニーモニック(mnemonic)
はあります。
例えば惑星の暗記に使う「すいきんちかもく...」の英語版です。
My(Mercury)
Very(Venus)
Eager<Educated> (Earth)
Mother(Mars)
Just(Jupiter)
Served(Saturn)
Us(Uranus)
Nine(Neptune)
Pickles<Pizza>.(Pluto).
……………………………………………………………………………………………
Mercury  水星   My
Venus   金星   Very
Earth   地球   Educated
Mars   火星   Mother
Jupiter  木星   Just
Saturn  土星   Served
Uranus  冥王星  Us
Neptune  海王星  Nine
Pluto   冥王星  Pizzas(2006年に惑星から除外)
"My Very Educated Mother Just Served Us Nine Pizzas."(とても教養のある母は、私たちに9枚のピザを出してくれた。)
海王星、冥王星が逆の時期は、
"My Very Efficient Mother Just Served Us Pistachio Nuts." (とても有能な母は、我々にピスタチオを出してくれた。)
●円周率 3.1415926・・・
"May(3) I(1) have(4) a(1) large(5) container(9) of(2) coffee(6)?"
(大きな容器に入ったコーヒーを頂いてもいいですか?)
※単語の文字数を使った方法です
※専門の本を紹介しておきます。
『英語のニーモニック』
円周率から歴史年号・イギリス王室まで 覚え歌大集合「西向く侍」「いい国(1192)つくろう鎌倉幕府」「人並みにおごれや」……歴史年号、円周率から英語の九九、元素の周期表、イギリス王室と英語文化におけるさまざまなニーモニック(記憶術)を収集!
●社会では様々な語呂合わせがありますが暗記物全てに使えます
●『生命の雨降らん』で革命が覚えられる!
生(清教徒革命)
命(名誉革命)

雨(アメリカ独立革命)
降らん(フランス革命)
●ナス の グラタン は 油っぽい
ナスル朝 グラナダ アルハンブラ宮殿
(王朝) (首都) (代表的な建造物)
●第一次世界大戦後の講和条約
おっ さん、 ハンガー 取り上げ、
オーストリア→サンジェルマン条約 ハンガリー→トリアノン条約
●ブルゾン 脱いで、 取る 背広。
ブルガリア→ヌイイ条約 トルコ→セーヴル条約

最終更新日 2006年09月03日 10時22分53秒
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2006年08月23日……………………………………………………………………………………………
頭と体:バイオフィードバック&マッチング(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●一生に一度しかない思考回路作成時期だから、思考回路作成を邪魔することは極力させないで欲しい。
●バイオフィードバック&マッチングが学習の基本である。この根本原理を熟知している人だけが簡単に感情を安定させ学習を消化させることができる。
●車酔いや船酔いをする理由:しない方法:運転手が酔わない(酔いにくい)理由は車や船の揺れ方を予測しながら運転しているからである。予測した動きと同 じ動きを体がする場合にはイメージが先行して体感を想定しマッチングを行うので自分の意志で体を動かしている感覚になる。自分の体を自分の意志で動かして 気分が悪くなる人はいない。これが酔わない理由である。混乱しないのだ。イメージの予測と体の動きが一致するから自然に受け止められるのである。だから、 運転していなくても自分で運転しているように振る舞えば酔いにくくなるのは道理である。頭は予想外の動きには混乱するのだ、目が回ると気持ちが悪くなるの と同じで予想外、想定外、イメージできない動きには拒否反応(気分が悪くなる)を示すのは当然なのです。
●さて、学習ではどうなるか?...予定外の学習、自分が望まない学習はストレスになり気分が悪くなり効果が薄い。本院が望む受験はいい効果を生むが親だ けが望む受験は悪影響を与える。同じ刺激でも毒に目するにもなるわけである。だから、必要ならすべきことは自分から望む環境を作り上げること。
●先行イメージ:イメージトレーニング:体の制御:思考は反復不要:運動は反復必要:これを同一視してはいけない。反復は肉体という制限するもの・完璧に できないものの制御に関することだから必要なのだ。頭の中で直角に曲がることは誰でも100%できる。しかし、実際に体を直角に方向転換することは不可能 に近い。だから、しようとすれば何回(何百回・何千回・何万回)もの徹底反復が必要になる。ところが、頭の中で完璧に出来ることを反復することは全く意味 がない。それどころか無駄で単純なことを固定しているのだから、馬鹿になってしまう。暗記暗算高速反射がそうであるようにね。
●迷わないとはどういうことか?→恐ろしいことである。下等動物には迷う機能がない。反射で動いているからである。それなのに、迷わないで思考すること・ 即断即決を「頭がいい」と勘違いしている。少なくとも思考回路作成時期である12才までは全く不要な力である。一生に一度しかない思考回路作成時期だか ら、思考回路作成を邪魔することは極力させないで欲しい。

最終更新日 2006年12月17日 12時34分45秒
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2006年08月22日……………………………………………………………………………………………
視覚の発達(視力ではありません)(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●視覚の発達が人類を誕生に導いた。視覚の発達は「繊細な動き→体の制御→手の指の器用さ→記録」「予測→イメージ操作→思考」「多様な複雑な記録再現方法:記憶の拡大」「複雑な音声の獲得」
●視覚の発達が言葉の発達に関与していることはあまり知られていないが、発音強制をするときに「口の形をよく<見て>」というアドバイスは頻繁に行われ る。モデルがウォーキング練習するときにも鏡を<見る>のだが、人間は体を自在に完璧に操れるわけではない。そして、動きの修正には<見る>ことが最も効 果的なのだ。私達は感じているから体を動かせると勘違いしているが実は体の制御も思考と同じで視覚イメージで制御しているのだ。だから<見る>ことが最も 効果的なのです。●「ア」の音のつもりで声を出しても口の形をタイトに替えることで聞こえる音は「ア・イ・ウ・エ・オ」となる。
●人間が声よりも口の形に誘導されやすいのも常にイメージ操作をしているからである。
参考:マガーク効果(下記HPでは体験もできます:マガーク効果のデモ・ページ)
http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/basics/auditory/mcgurk.html

最終更新日 2006年09月03日 10時24分25秒
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2006年04月06日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●自転車乗り:重要なのはバランス感覚なのに「脚力をアップすればいい」「真っ直ぐ前を向いていればいい」「ハンドルを動かすな」「スピードアップすれば大丈夫」などと教えている人がいる。偶然教育と同じだ。偶然に乗れるようになる子も出てくるが、指導にはなっていない。
●最初の一歩はバランスをジックリ感じること。その感じたバランスを保つこと。これだけだ。このたった一つのことだけであらゆる応用が利くようになる。ど んなところでも乗れるようになる。脚力アップやスピードアップはバランス感覚を育て終えてから必要に応じて養成するものである。通常は不要だし、バランス 養成期間に他のことをしていてはバランス感覚養成の邪魔になる。すべきことは時期によって異なるのが自然で健全なのだ。見栄えが良いからといって不自然で 不健全なことをさせる利点はこれっぽっちもない。学校の成績なんかのために脳内進化を邪魔させてはいけない。宿題をさせることで脳内進化を止めることが あってはいけない。遊んでこないと宿題はさせない!...当たり前です!
……………………………………………………………………………………………

最終更新日 2006年09月03日 10時24分59秒
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2006年04月06日……………………………………………………………………………………………
スモールステップ????(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●7年間...1400枚...約14000題の単純計算...1題を5秒としても70000秒=1166分...一度間違えば倍になる。無駄な時間が倍になる。...これではいくら天才に生まれてきても天才は跡形もなく潰されていく。
●体感計算「デンタくん」を教えれば5分もかからずに暗算まで完璧にできる内容...233倍の無駄な時間。平均して一度間違うとすると466倍の無駄な時間。...というよりも致命傷を与える時間。
●しかも脳内進化中の一生に一度しかない貴重な時間を使ってこんなことをしている。

最終更新日 2006年09月03日 10時25分35秒
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2006年04月05日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●知能=予測能力←動体捕捉機能をもつ視覚の力→視考力が思考力になった
 動体予測:目に見えるもの:イメージ操作
 視覚イメージ
●音は見えない:意志を持っていない:予測できない:引力という一つの系しかまお物体ではダメ
●横道にそれることの重要性・必要性
●間違うことの重要性・必要性
●12才までの「横道にそれること」と「間違うこと」は無理なく無駄なく効果的な学力養成になる。12才以降は違う。
●「意識して〜する」と「無意識に〜する」では全く違う。何度も確認された安全なパターン行動のみを無意識に出来るようにすべきであり、常に対象や状況が異なる思考対象になる者においては意識して行う習慣を重んじなければならない。これが人間らしい判断力の基本だ。
●何も考えずに計算が出来た方がいい?...とんでもない話だ。数字を見ただけで答えがヒラメク?...危険極まりない。出来るのは当然である。人間の脳 にはそれくらいの条件反射能力は.備わっている。しかし、ダメなのである。不要なことをさせてはいけない。特に体ではなく頭を使うことに関しては厳禁であ る。
●肉体によって限界を与えられている行動は思考に比べると極端に単純化されているので反射にまで固定化しても弊害はない。かなり特殊な行動でも「ヘンナコ トシテルワネ」で済む程度だ。例えば自分の背後に人の気配を感じたら猛ダッシュして逃げることがあっても一大事にはならない。ところが頭の中では危険が いっぱいだ。数字を見ると数字の意味を考えることなく反射的に計算をしてしまう。...考えられない...哀れであり悲惨である。思考の単純化は人間性の 放棄と同等である。
●視覚の発達:思考の発達:視覚で騙される:錯視現象:エッシャーの騙し絵
●老人にペットロボットを与えてリハビリに効果的だったからといって幼児・児童に同様のことをしたらどうなると思っているのだろうか?大きな勘違いである。「単純計算」がリハビリに効果的だったからといって幼児・児童期には「危険」であることと同じだ。
●養成時期と強化時期とは一致しない。させてはいけない。養成時期に養成と強化を同時にすると貧弱な力しかつけられない。できるのは貧弱な力の強化である。往々にして「養成すべき時期に強化してしまった力は強くてはいけない幼稚で残虐な力である場合」が多い。
高度な力は養成期間の最終段階でしか養成できないのは当然である。この最終段階を超えてからが強化時期である。
……………………………………………………………………………………………
<9才まで><12才までに出来上がる思考回路の種類>
1.□□□□□→■■■■■
2.□□□□□→■■■■■
3.□□□□□→■■■■■
4.□□□□□→■■■■■
5.□□□□□→■■■■■
6.□□□□□→■■■■■
7.□□□□□→■■■■■
8.□□□□□→■■■■■
9.□□□□□→■■■■■
10□□□□□→■■■■■
※基盤:10%×10(どれも仕上がっていない:仕上げないのがポイント)
……………………………………………………………………………………………
<9才まで><12才までに出来上がる思考回路の種類>
1.■■■■■→■■■■■
2.■■■■■→■■■■■
※基盤:50%×2(例えば漢字・計算の2種類を仕上げている)
……………………………………………………………………………………………
●チンパンジーが進化できない理由は手を器用に操る機能がないからである。記録を残せない。再現できない。

最終更新日 2006年09月03日 10時26分12秒
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2006年04月05日……………………………………………………………………………………………
数の感覚?暗算練習?(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●数の感覚を育てる..簡単な暗算が出来るようにする...オハジキ?...算盤玉?...タイル?...●?...■?...ブロック?....ドット?
何を無駄な時間を強要しているのだろうか。
人間には両手両足の20本の指がある。...10本の手の指だけで十分でした。
指折算は一瞬でできます。もちろんイメージ算にも一瞬で移れます。既に手の指のイメージは自然に育っているからです。指を自在に動かせるということは指の イメージ操作も完璧だと言うことです。目を閉じて指折算をすれば、それは最高速の暗算です。何の練習も反復もプリントも教材もいりません。
●次は筆算です。1桁から丁寧に練習します。もちろん、指折算を併用しながらで結構です。
※数の感覚は指を意識させるだけで「お・わ・り」なんです。
「デンタくん:体感計算」知らないの?

最終更新日 2006年09月03日 10時26分46秒
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2006年04月05日……………………………………………………………………………………………
マジカル計算機「デンタくん」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
〜みんなが持ってるマジカル計算機「デンタくん」〜
※膨大な量と時間を使うこれまでの暗算練習は全て不要です!
 同じ事(実は格段に優れていること)が5分で出来るようになりますからね。
 しかも、この方法なら100%なんです。
●初体験で5分で暗算ができるようになる。練習不要。感じるだけ。反復不要。最初から最速。
●何枚も何十枚もプリントをしたりオハジキやドットやタイル等で数のセンスをつかんだり
「ます計算」で無駄な時間と体力とお金を使ったり、不要な暗算を極めたり、子供達の貴重な時間を浪費している(営利目的か無知かはしりませんが)人達の犠牲になっている子供達のために...復活です。
指折算という体感計算以上に数のセンスを養えるものはありません。自分の体なのですから。オハジキやドットやタイル等は教える方にとっての工夫であって教えられる方にとっては迷惑なんです。
……………………………………………………………………………………………
●このような基本計算以外は全て筆算ですることが望ましいのです。つまり、暗算は全く使わない。使えない。使わない方がいい。ということです。見せ物的な 芸事としての暗算を身に付けたければフラッシュ暗算でもすればいいのです。ですが、無意識に出来てしまうことは考えない回路を作ることですから脳が進化途 上にある12才までは厳禁です。人間に進化することとは反対の訓練をする意味は全くないからです。
12才以前にそんなことをしている時間的な余裕は全くありません。遊びも含めて全ての時間を使って人間となるための思考力を養成しなければならないからです。感味力養成と視考力養成がポイントです。
……………………………………………………………………………………………
●筆算以外は計算過程が分からない(記録として残らない)ので弱点補強も見直しも具体的なアドバイスもできないんです。だ・か・ら・基本的には「10の補 数と九九」以外は筆算なんです。また、桁数の多い計算は暗算するには莫大な練習時間がかかりますので、脳内進化をさせている幼児・児童期には厳禁なんで す。だって、必ず出来る(筆算すればいい)ことを危険であやふやで記録に残らない暗算でする意味も理由も全くないからです。頭の体操には悪くないでしょう が学力養成とは全く関係ありませんし、受験でも危険なので使えません。
それでも、「計算は速い方が〜」という人は「開成中学の入試問題でも見て下さい」....不要なんです。
●視算の力:式の変形さえも視算・「デンタくん」は何の練習もしないで可能にします。しかも、際限なく応用できます。

最終更新日 2006年09月03日 10時27分28秒
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2006年04月05日……………………………………………………………………………………………
大事な大事な「指折算」(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
※「読み・書き・計算」が基礎基本であり徹底反復が効果的と言っている人達の基礎基本とは次のような5分ほどでマスターできる<体感計算>や<読解の基礎>のことです。5分ですむことを何十時間、何百時間も費やす必然性は全くないですよ。
<視考力養成の第一歩・フィンガーイメージ>
10本の指を目の前に出します。「10の補数」を「目で考える」のです。
ここで指を数えてはいけません。目はいつも両手の10本の指を見ておいてください。
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 左手の2本を曲げて、その手の形全体を見ながら「2:8」、左手の4本を曲げて、その手の形全体を見ながら「4:6」、左手の1本を曲げて、その手の形 全体を見ながら「1:9」、左手の5本を曲げて、その手の形全体を見ながら「5:5」、左手の5本と右手の3本を曲げて、その手の形全体を見ながら「8: 2」、両手の10本を曲げて、その手の形全体を見ながら「10:0」。
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 大事なことは、手を見なくても頭の中に手が見えることです。この「見えること」が「最初から最速」となる力なのです。ただし、何度も言いますが、「10 の補数と九九」以外は筆算を正確にします。暗算は厳禁です。「指は折っても数えない。見る、見る、よく見る、ジッと見る」という言葉をごぞんじでしょう か? 「10の補数」は計算する必要がないこと、計算してはいけないということです。
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 まずは「5・5」を両手で見てみましょう。数える必要がないこと、数えないで「見る」だけで瞬時に答えが分かってしまうことが分かると思います。「見える」と「分かってしまう」のです。
 次に、2つのイメージを用意します。何でもいいのですが、「1・9」「7・3」にしましょう。まず、形を覚えます。数字ではなく形です。そして、この2 つのイメージを交互に思い浮かべてください。どうですか、瞬間的に入れ替えることができるでしょう。誰でもできるのです。特別なことではないのです。実 は、誰もが日常的にしていることなのです。
 つまり、イメージ操作を利用すれば、誰でも瞬間計算ができるということなのです。これが、暗算の中でも最速の視算です。しかも、一番エネルギーのいらない方法です。ここがポイントなのです。最速なのにラクチンなのです。計算ごときで苦労していてはいけないのです。
 指をイメージしたあとに数えてはいけません。それは無駄なことで、安心感を得るために慣れていない段階ですることです。標識(記号)を見ても説明文がな いと自信を持って判断できないという状態では、標識(記号)を作った意味がありません。何回か繰り返して、確信することが大事なのです。言葉(数えるこ と)はイメージを呼び出す手段ですから、イメージが出てくれば役目を終えます。イメージで分かることが大事なのです。イメージを受け入れることが大事なの です。練習すべきはこの受け入れ方なのです。最初は数えないと不安ですが、慣れると面白いくらい反応が速くなります。
……………………………………………………………………………………………
さて、上記のイメージを使えればそのまま視算に移行することができますが、イメージ化を不安に思う子供もいます。そこで、準備運動となる「体感計算」を説明します。何も用意する物はありません。しかも、子供は目を閉じているだけです。
◆「10の補数」の体感計算◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
1.親子で(先生と生徒で)目を閉じます。
2.子供の指を2本折り曲げてあげます。(握ってあげても結構です)
3.折り曲げた手を包むようにしたまま、曲げていない指を感じさせます。
※この体感イメージを意識させることがポイントです。
4.曲げていない指を感じながら何本かを当ててもらいます。
5.他の組み合わせを続けます。
※ポイントは、体(頭)で伸びている指を感じることです。その感覚(体感イメージ)の再現がイメージ再現の原形になるのです。
※次第にテンポよくランダムにできるようにします。必ず出きるようになります。
※速さではなくテンポが大事です。「トン・トン・トン・トン」とテンポよく繰り返して下さい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<注意>
「10の補数」の体感計算は必ず指で行ってください。人間の部位で10を感じることが出来るのは指しかないからです。オハジキ・ソロバン・ブロック・タイ ル・お金(この中ではいいですが)なども一見良さそうですがダメです。お手本はいつでもどこでも直ぐに参照できるところになくてはいけないからです。オハ ジキ・ソロバン・ブロック・タイル・お金を持って生まれてきた人はいないはずです。
<注意>
十分な体感計算(自然な頭の内部での納得)がなく数の世界に入ると、体感して得られる数の概念と計算で使う数字が分離してしまいます。外見的には計算でき ますので支障がないように思いがちですが、内面では乖離が起こっていることがあります。実感を伴わない数字ということです。これが最も恐ろしいところで す。教育は子育てのほんの一部です。「学習」という名の下に人格形成を軽視するようなことがあってはなりません。
人格の乖離が多重人格を発生させることは知られていますが、数の世界も同様なのです。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」が基本であるのは子育てと学習にも共通しています。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
<数の分解・合成は不要です>
●小学校の低学年でよく「数の分解と合成」を学習(訓練?)しますが、残念ながら全く不要な学習です。
「分解と合成」という名目で学習している内容は実は簡単な暗算練習に過ぎず、計算を速くするという何の意味もない単純作業の訓練だからです。また、合成と 分解の概念を教えるのであれば足し算の足される数と足す数が分解要素で答え(和)が合成要素であることを教えるだけですみます。習熟させる必要はありませ ん。
●実際の計算では最も確実で殆ど練習を要しない自然な「指折り計算」で計算すべきなのです。早期に体感計算から離れることは弊害が大きく何のメリットもあ りません。「数の分解と合成」は大人が考えた子供の成長を無視した的外れな合理主義から生まれた考え方です。実際に指折り計算を使ってみれば分かります が、学校で何度も練習する「数の分解と合成」は全く不要です。また、大学入試で「指折り計算」を使って叱られることもありません。つまり、どう考えても小 学校時代に「数の分解と合成」を時間をかけて学習するのは時間の浪費であり、また、子供達には無用な負担を強制していることになります。

最終更新日 2006年09月03日 10時28分24秒
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2006年04月05日……………………………………………………………………………………………
国語も算数も使う力は同じ(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
<国語も算数も使う力は同じ視考力(視覚イメージの再現と操作)です>
●思考力の使い方(意識の仕方:注意するポイント)を少し変えるだけで良いんです。
※このことを知らずに違う力だと思っていると無駄な時間を浪費します。
……………………………………………………………………………………………
●国語的内容の理解方法とは「視覚イメージの流れ:複数の視覚イメージを細部に注意することなく流している」を意識することです。
 すると、細部に注意しないことで流れを意識しやすくなるのです。「内容」と呼ばれているのは「流れ」のことです。ですから、国語の読解力とは視覚イメージを操作ではなく再現とその移り変わり(流れ)に重点を置くことなのです。
……………………………………………………………………………………………
●算数的内容の理解方法とは「視覚イメージの細部:単数の視覚イメージを細部に注意して見ている」を意識することです。そして、イメージ操作を加えます。 イメージの移動・変形・連想・比較ですね。このイメージ操作を算数の言葉にしたのが計算式です。文章→計算式ではすぐに行き詰まってしまいます。文章→絵 図(絵図の変形)→計算式は何にでも応用が利きます。
……………………………………………………………………………………………
●使う能力(視覚イメージの再現と操作)は同じですが注意すべきポイントが違うのにポイントのシフトをしていないからです。ギアチェンジをしないで山道と高速道路を走ろうとしているから効果が現れないのです。
●楽しい「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」という中間形(プラットホーム)を知っていると修飾の少ないの数学にも修飾の多い文学にもどちらにも簡単に移行できる。
●視覚イメージは思考のプラットホームなのです。
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<表現力も全く同じ力:視考力を使います>
視覚イメージの言葉などでの説明が表現力です。ですから、要約する場合なら視覚イメージを簡略化してその簡略化した視覚イメージの説明をすればいいのです し、長文ならば視覚イメージを細部まで表現すればいい。感情なら人物の視覚イメージを良く見て説明すればいいのです。変化させるのは言葉ではなく視覚イ メージなのです。言葉は視覚イメージの説明に過ぎません。説明する対象を変えれば説明の仕方は当然変わるのです。それなのにイメージをそのままにして表現 だけいじってもそれは言葉の言い換えであるだけです。
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<絵コンテ読解>
※行間を読むこともこの絵コンテ読解で簡単に出来ます。さらに、実際に描いてみると分かりますが行間どころか絵コンテ読解では普通に文字間(行間を読むことよりも格段にウエ)まで読み解いています。ふつ〜にね。
※文章のイメージ化そのものが行間を読む行為だからです。背景や作者を知っているとその情報はイメージ再現に使われますので同じ文章でも再現イメージが異 なります。「行間」は読者次第で変化(成長)するのです。読者の成長に従って読める行間(行間の味わい方)が変わる理由ですね。
※この力があれば読解は無敵です。あとは受験用には「設問解釈」を加えればいいんです。逆は難しいです。ものすごく時間がかかります。ココが分かっていないと読解の指導は、またもや偶然教育(偶然読解)になります。
※偶然読解:多量の問題を解く中で子供自身のおぼろげな読解のコツを頼りに「できるようになった」と勘違いする指導です。
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<絵コンテ作文>
 作文とは文を作ることではない。イメージを文で説明したものである。作文ができないのは説明する元になるイメージがないからです。ないものは説明できな いから書けないのです。反対に確かなイメージがありさえすればどんな作文自由自在です。確かなイメージを持たせれば(見えるようにしてあげれば)あとは、 そのイメージをよ〜く見ながらイメージを説明していけばいいのです。言葉にすれば説明ですし文にすれば作文です。コミュニケーション能力などと取り立てて いうことはありません。表現力と特別な呼び名を使うことも不要です。人間が出来ることは記号とイメージの変換位なのですから。このようにイメージを媒介さ せることが入力にも出力にも最大の効果を発揮するのです。
※作文に味を付ける子供達が得意な効果的な方法は擬人法を使うことです。子供達は小さいときから自然に物を擬人化して体験に取り込んでいます。入力時に今までしてきたことを出力時にもすればいいのです。作文でも同じです。
 アリストテレスの書いた「弁論術」の中に「事物は生命を与えられることによって活動しているもののようにみえる」として、ホメロスの書いた次の文を引用しています
「再び容赦ない石は平地へと転がり落ちた」『オデュッセイア』11巻598
「槍は肉をむさぼろうと求めて大地につきささった」『イリアス』11巻574
※使ってある言葉がいかめしいので高貴に聞こえますが
「洗濯物が気持ちよさそうに風の海を泳いでいる」と同じで小さな子供がよく使う言い回しです。
【5秒作文】
●作文が苦手な子でも指導次第で一瞬でかけるようになる。
「5秒間休み時間にしたことを頭の中で思い出して、その中で一番ハッキリ覚えている子場面だけをイメージしてごらん。そして、その場面をストップさせる」 「どんな場面かな?」「子供はそのメージを言葉で再現する→そのまま文字にすれば長い長い作文になる→アレンジはいつでもできる」

最終更新日 2006年09月03日 10時29分12秒
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2006年04月04日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
・「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を単に「絵を描きながら解く算数の文章問題」と思っていると大変損をする。そもそも「絵図を描きながら」で はなく「描いた絵図で考える」ことが大事なのだ。というよりも本来は「絵図(視覚イメージ)でしか考えられない」のに言葉で考えようとしているから漠然と していたり混乱したり分からなくなるのだ。この「言葉のトリガー理論」を知らずにそれらしい教育論議が盛んだがお寒い話である。
・「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」をしていると「お絵描き」に時間をかける子供が結構いる。喜ぶべき事なのに「時間がかかって困る」と言う親 がいる。最低である。答えが出れば終わりと思っているとこういう台詞になる。目の前で子供が小説を創作しているのに無駄だと言っているのだ。子供が描いた 絵図を全て言葉で書きあらわしてみると分かる。そこにはその子のオリジナルの物語が展開されている。オリジナリティー、想像力、創作力を目の前で進化させ ているのに無駄だと思う親がいる。???である。ところが「どんな力を育てたいですか?」の質問には「オリジナリティー、想像力、創作力」などと言う。ト ンチンカンの代表である。
・目の前の子供の天才が見えない親は哀れです。お金と時間とエネルギーを使って天才を潰すことに生き甲斐を感じているのですから。悲劇です。
・何か一つでも言葉そのもので考えているものがあるだろうか?...国語、算数、理科、社会、音楽、家庭科、体育...どれ一つとしてない。全ては視覚イメージで考えている。視覚以外の感覚は再現にしか使えない。考えるのは視覚の役目である。
・頭の中は平面図:でも扇形を変形して円錐を考えられる?...ところが実際には円錐の見た目の平面図を記憶しておいて再現しているのだ。頭の中に空間図 はない。平面図を高度処理しているだけだ。検証:扇形の平面図を任意点で結んでできる立体を作れるか?できません。見慣れていない立体を斜めから見える様 子を再現できるか?できません。つまり、頭の中に立体はないのです。2次元(平面図:絵図)での理解が最も効果的である理由もここにあります。さらに空間 認識をする方法も平面を多様に構築する力しか使いませんので全ては平面が基本なのです。
・「基礎を固める」というと聞こえはいいが応用が利かないように「頭を固めている」場合が殆どである。基礎とは何にでも対応でき多種多様な思考モデルのことである。単純なことが高速で出来ることではないし、ましてや思考モデルの増加がゼロである暗記でもない。
・グラフ(関数)が分からない人:「直線の式」は直線を表してはいない。y=ax+bは点を特定しているだけである。じゃあなぜ直線の式っていうの?だって、線は点の集まりだからね。点で考えれば分かる。
立体が難しいと思っている子は立体が平面から出来ており人間は平面しか認識できないことを知らない。立体は平面に書き換える。すると分かる。学習すべきは立体を立体として考えるのではなく平面に書き起こすこと。
・「過程が大事」の意味:「答えが出れば途中はどうでもいいんじゃないの?」と思っている人には永久に分からない。もちろん、どうでもいいこと(単純計 算)しか途中で使わないような方法ならしない方がいい。ところが「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」では文章を絵図に描き起こす段階で無数の思考 モデルを作り出している。「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」すればするほど多彩な思考モデルが作られている。計算式や答えに繋がるのはこのうちの幾つかに過 ぎない。大事なのは作り出した無数の思考モデル全てである。これが学力の素になるのだ。だから、パターン学習のような最短ルートしか考えない学習方法は脳 内進化をしている(基本回路を作っている)12才まではすべきでないのです。全く同じ問題をしていても「早く解けたからスゴイ」なんて勘違いしてはいけな いんです。どれだけ様々な思考モデル(基本回路)を作っているかが全てなんです。答えはオマケです。間違っても全く問題ないんです。小学校で修得すべき項 目など6ケ月もあれば完璧にマスターできます。そんなことを徹底反復するのはナンセンスなんです。「間違ってもいい」ではなく「間違わなければいけない」 のです。「間違い」と言うと聞こえが悪いので「悪いこと」のように思いますが「間違い」とは「違う思考モデル」「新しい思考モデル」を使ったということな んです。選択肢を増やしている、使える回路を増加させているのです。たまたま目の前の問題には適していなかっただけで、これが財産になるんです。

最終更新日 2006年09月03日 10時30分02秒
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2006年04月03日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
・早口だと一見頭の回転も良さそうに感じる。しかし、口の回転がいいだけで頭は空回りしていることが多い。計算の速さと似ている。早口は要注意である。
早 口が短所になることはあっても長所になることはない。なのに、早口言葉教室に時間とお金を使って通わせ「頭の回転が速くなった」と勘違いしている人がい る。
<暗記:イメージフィックス法>
・アニメのオープニングテーマを耳にするとオープニング映像が自然に再現される。暗記学習においては最良の方法である。ポイントは暗記に必要な事柄を見開 き
ページに絵図でまとめて、毎回見るページと聞く音楽を同じにしておくことです。そうすると、最も思う出しやすい音が映像を導くのでその絵図を基にして細 部を思い出します。
内容を理解する段階で絵図を使っているメリットはここにも現れます、理解吸収が容易に出来るうえに再現する場合でも容易にでき、更には 音とのリンクをさせれば大量高速の
再現が容易に出来るのです。「どんぐり倶楽部」ではイメージフィックス法と呼んでいます。視覚イメージに言葉のタグを付 けて格納する人間が最も得意な手法である
「言葉のトリガー理論」と同じ原理であり、人は既に修得している方法なので使い方さえ教えれば誰でも容易に出来 る。
※この時に使う音楽を自分の好きな音楽や覚えたい歌や既に知っている歌や十八番のカラオケソングなどにしておけば全く苦労しないで楽しく再現できるようになる。
全ては視考力を使ったプラットホーム学習である。
・視覚イメージ以外では感じることは出来ても考えることは出来ない。なぜならば「考える」とは再現後のイメージ操作のことだからだ。視覚イメージの操作が できるのは
視覚が格段に優れた処理能力を持っているからだ。人間は視覚動物とも呼ばれている。もちろん視覚処理に関する脳の領域は他の感覚に関する領域と は段違いである。
これは生物学的な事実である。視考力を意識しない学習方法は鳥が羽の使い方を教えて貰えないで「速く走れば飛べるようになる」「高くジャ ンプすれば飛べるようになる」と
言われて特訓を受けているようなものだ。その中には偶然に羽を動かすことを覚えて大空を飛べるようになる鳥も出ては来る。 だが、それは教えて貰ったからではない。偶然である。
あるいは本能を信じたからである。ところが、飛べる脳力を持って生まれて来ているのだから、最初から 羽があるとを教え、その使い方を教えれば100%飛べるのだ。
人は考えることが出来るように生まれている。視考力の使い方さえ教えてあげれば100%考え る力の養成が出来る。これが「どんぐり方式」です。
だからどんぐり方式は100%なんです。
●制御できる時間・すべき期間(12才まで)はキチンと制御する。見せない教育が大事。情報には慣れさせるべき事と慣れさせてはいけない・脳内進化が完了 するまでは
見せてはいけない情報(特に視覚情報)がある。視覚情報は無意識の反射を形成するからだ。本人が意識しない間に殺人好きに育ててしまうことだっ てある。
考えない頭に育てることだってある。見せない教育は見せる教育と同じように12才まで(特に9才まで)は繊細な注意が必要である。判断基準を作り 上げることが
出来ないままに「慣れさせる」という考えは全くのお門違いである。成長過程の幼児・児童期には全く通じない。悪いお手本でも幼児・児童期には 良いお手本と同様に
「お手本」として消化されるのだ。反面教師が通じない理由である。悪いお手本は良いお手本を修得した後でなくては利用できない。
●「暗記・暗算・高速反応」「パターン学習」がどうして悪い?と呑気に言う人がいる。「悪い」なんてレベルではない。人間になれるかなれないかの危険教育 手法である。
必要なら12才以降に好きなだけやってくれ。12才以前では人間になるための進化を邪魔するからダメなんです。誰もが持っている進化する能力 (「理解力・思考力・判断力」を身に付ける能力)を
使えないようにしているからダメなんです。説明できるから分かっている?違います。見ることが出来なけ れば分かっていないんです。
見えないと、応用が利きません。見えると応用が利きます。視覚イメージの処理能力は桁外れに優れているからです。これは人間の 持って生まれた能力です。
この能力を活用しなければ健全に進化することは出来ないのです。パターン学習は受験には役立ちます。ですから、本当に必要ならば (危険を覚悟でしなければならないのであれば)
1ケ月〜6ケ月をメドに限定して効果的に使うんです。しかし、それは時期的に前倒しリミットがあり9才まで は絶対にダメですし、どんなに早くても11-12才からです。
せっかく9才までに作り上げた様々な思考モデルの一部分だけを強化することがパターン学習だ からです。ですからできるだけ12才に近い方が効果的なんです。
もちろん中学受験などはしないほうがいい。するなら小6の夏から 8.9.10.11.12.1の6ケ月です。
●中学受験が危険なのは時期的な問題なのです。脳内進化が完了していない時期だから危険なのです。反対に高校受験は進学しなくてもさせることが望ましいの です。
十分に覚悟をし、準備をし、相手を分析し、自分を分析し、計画を立てる。戦い方を教え知識もスピードも養成すべき時期だからです。
●高校受験をしなくていいから附属中学?...実に馬鹿げた選択です。進化を止めて、なおかつ成長のチャンスを先延ばしするのですから。
●読解の指導方法について:お決まりのdっかいせつめいに嫌悪感を抱くのは当然だが本当は(日常的に)単純化すべきでないことを単純化してしまうことで処 理方法を
単純にし固定化するからダメなのだ。パターン学習が脳内進化時期には危険であることと同じである。日常的には常に「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」 多彩な可能性を模索しながら
読解すべきであり受験直前に短期間で効率的なマスター方法を指導することが肝要である。受験の読解は殆どが設問解釈である。
●子供の天才を潰素危険が学習方法一覧表...危険度付き(レベル1〜5)
●正しく育てれば誰もが何の苦労も無く育つ力(天才)を潰す教育手法が全国に蔓延し始めている。
●家庭は戦場ではない。戦争に行かなければならないからといって、日常的に戦場でしなければならないことをさせるだろうか?
絶対にさせない。ならば、受験 でしか必要ではないことを日常的にさせることは異常児を育てることに他ならない。
異常に慣れさせることは異常を日常と錯覚させるだけである。
●12才までのテキスト選びの極意:視考力養成になっていること。スピードを求めてはいないこと。単純計算と思い出すだけで解けるものは厳禁。
ヒントが書いてあるものは厳禁。量を重要視しているものは論外。
●感情を殺す材料はニュース映像が大きな要素となっている。12才以前の子供達に見せてもいい映像は実に限られている。
異常でなければニュースにはならない部分がある。異常を平然と見せられていると異常になるのは当然である。
●田舎も都会も受験も就職も一切関係ない。大人は子供を「ヒトから人間に育て上げると」を最優先させなければならない。
●大前提の検証をせずに教育を論ずるのは馬鹿げた行為である。大前提とは「分かる・考える・判断する」とは具体的には
どういうことであるかを明確にすることだ。
●体を動かすときにさえ視覚イメージ操作はしているが、意識に上がらないことが多いので思考とは区別されているが同じ視覚イメージ操作である。
これは複雑 な動きをすれば簡単に意識できる。つまり、人間は人間として生まれたときから思考するための力はもているのだ。
しかし、教えて貰わないと気付かない。だか ら、意識的にする思考に応用できない。それだけだ。そこに「文字(言葉)→視覚イメージ再現」
の練習を加えれば100%である。...「どんぐり倶楽部」 の「良質の算数文章問題」だけでも思考力養成が出来る所以である。
※まずは自分の万能力・視考力気付かせることから始めること。

最終更新日 2006年09月03日 10時30分44秒
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2006年04月03日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
・「すべきこと」と同じように「すべきでないこと」がある。「できること=していいこと」ではない。
・人間の進化は全て考える力を養成するためにある。<個体完成>は生まれてから性成熟年齢までに終わる。人間は12才である。
つまり、12才までに「考える力」を育てなければ人間にはなれない。
・「(計算や暗記などが)できた」で自身をつけてはいけない。学習意欲につながる?達成感を味わえる?...危険なことだと分かっていない。
出来なくても 関係ないのに出来なければ自信喪失する子供。出来てはいけないことなのに出来るからと自信を持っている子供。
無意味なことなのに達成感を味わいたいからと いって無目的に達成しようとする子供。...異常である。
・スローガンと手法が合致していない最も危険な勘違い教育:「考える力」という言葉を掲げながら「考えない頭」を作る手法を徹底している。
代表例:高速多 量の単純計算(特に暗算)練習。...最悪である。同様に「考える学習」という時間なのに「考えるとは具体的にはどうすることか」
さえも教えてもらえずに 「何度も読みなさい」「読めば分かる」「考えなさい」などと理不尽なことをいわれて無駄な時間を費やしている。
...視考力の使い方を教えなければ考えら れるようにはならない。
・12才まで(特に9才まで)の脳内進化(中心は思考モデル作成)は人間になるための必須の進化過程である。絶対に邪魔をしてはいけない。
パターン学習が 危険なのは多種多様な思考モデル作成の邪魔になるからである。特定のパターンに素早く反応できる練習は様々な思考モデル作成の
チャンスを潰すことなの に..確かに受験を戦うには必要であり効果的だ。だから期間限定(長くても6ケ月程度)にすべきなのだ。兵役義務が
あるからといって幼児・児童期から戦地 で活躍できるようにしてしまったらどうなるだろうか?人殺しを平然と行うようになる。...当然である。
ヒトは生まれてから12年間の間の教育で人間にな れるかどうか決まるのだから。理解・思考・判断を含めて人間になるために必要な機能は全て揃って
生まれるが、それらを正常に稼働させるには環境(教育)が 必要なのだ。アレモコレモやっている暇はない。
・「考えること:視覚イメージ操作」が楽しくなければならない理由。楽しさと共に考えることを修得しなければいけない理由がある。
でなければ人生は楽しめない。人間(考える動物)としての楽しみは味わえない。
・下等動物的な快楽は単に抑制されていなければならないというのは無理な話である。そうではなく、より大きな人間としての快楽(考える・視覚イメージを操 作する快楽)を
味わうことでのみ自然に抑制されるべきなのである。これが人間の証。考える・視覚イメージを操作することを楽しめるようにする。これしかな いのです。
・12才までの大事な時期に「勘違い教育」をしていませんか?
・「偶然教育」はもう許されません。
・超簡単に「100%考える力を育てる豊かな教育方法」を公開します。
・どんな力を育てたいですか?と聞くと殆ど同じ答えが返ってくる「思考力・創造力・自分らしく在ること」である。
ところが具体的に「思考力とは具体的には どんな力ですか?」「創造力とは具体的にはどんな力ですか?」
「自分らしく在ることととは具体的にはどんなことですか?」と聞くと答えられな。つまり、具 体的にはどういう力を育てればいいのかを全く知らないのだ。
これは教える・指導する方も同じである。これでは「偶然教育」しかできっこないし、「勘違い教 育」が横行しても無理もない。
「基本教育とは何か、基礎学力とは何か」さえも分かっていない。簡単なことを積み重ねれば複雑なことが出来るようになる?
右 足を鍛えて左足を鍛えれば歩けるようになる?計算が速くできれば計算力が付く?「基本=簡単」ではない!
・**検定は目標になる?...検定に合格するためにする反復の危険性。そんな暇があるのだろうか?タイムアップ?暗記?暗算?暗唱?フラッシュ?
... 何をやっているのだろうか。人間になるために存在する多種多様な思考モデルを作るべき貴重なゴールデンエイジ時代に何をしているのだろうか。
学校がこれに 荷担しているようでは学力養成はおぼつかない。
……………………………………………………………………………………………
・ミニマム学習マックス効果「無理なく無駄なく効果的に」ね。だって、子供には「ATS(Asobi-Tomodachi-Shikouryoku)が大事」なんです。
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・勘違い学習のオンパレード「習熟の勘違い」「定着の勘違い」「調べ物学習の勘違い」「考える問題の勘違い」「基礎学力の勘違い」「基礎基本の勘違い」
「高速学習の勘違い」「自信の勘違い」「やる気の勘違い」「達成感の勘違い」
……………………………………………………………………………………………
・考える力に不可欠な視考力を活用して養成する本当の学力「絶対学力」を知らない者どうしが「考える力」を議論している。そして、国も保護者も先生も
振り 回されている。自分の頭で検証できないのだろうか?目の前の子供を見たことがないのだろうか?ギリシャでは何千年も前に実践されていたことだよ。
プラトン のアカデメイアでね。人間は数千年位じゃ変わりません。進化過程は同じです。脳内進化は全く同じです。
……………………………………………………………………………………………
・たった1コの同じ計算問題をしていても手法が違うと頭の中では格段に違う頭の使い方をするようになる。雲泥の差である。吸収力・理解力・応用力の
全てにおいて視考力を使った手法は群を抜いている。
頭の中を覗いてみましょう。
<視算の力>
http://homepage.mac.com/donguriclub/sisan.gif
最終更新日 2006年09月03日 10時31分22秒
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2006年04月03日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
・危険な勘違い:情報量を増やしても回路が少なければ応用は利かない:考える力は育ちようがない
・回路を増加させるべき時期に情報を増加させていると回路を作れる限界の時期を過ぎてしまい一生極端に少ない思考モデルのみで
対応しなければならなくなる。キレるのは当然である。考えられないのは当然である。考える為の回路を作ってこなかったのだから考えられないのです。
<まえがき>
・大都会もド田舎も関係ありません。時間があってもなくても関係ありません。経済的に余裕があってもなくても関係ありません。
12才までにすべきことは一 つです。「ヒトを人間(に育て上げること」つまり「自分の子供を自分で考えられる人間、人生を楽しめる
人間に育て上げること」=本当の学力・絶対学力を育 てることです。方法も材料もココにあります。誰もが100%できます。
・2足歩行と考えること:人間には必ず出来るようになっています。一度や二度倒れたからといって赤ちゃんに向かって「もう歩かなくていい!」
なんて怒り出 す人はいません。子供(9才まで)の頭の中は赤ちゃんの脳(乳脳)なんです。その赤ちゃん脳に向かって、
一度や二度考えられなかったからといって赤ちゃん に向かって「もう考えなくていい!」なんて怒り出してはいけません。
100%出来るようになるんですから。
・勘違い教育:「バランス良くいいとこ取り」をさせていると言っている人の学習内容を検証すると酷いアンバランスである。
何も気付いていない。時間とお金 をかけて自分の子供の才能を丁寧に潰して喜んでいる。実際に目の前の学習内容を全て自分で書きだして
検証すれば5分で分かることなのに一生しないで「バラ ンス良く学習している」と勘違いしている。
<「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」>→計算問題も漢字も十分に入っている
<計算ドリル>
<百ます計算>
<漢字ドリル>
<日記、その他>
※検証してみましょう。

最終更新日 2006年09月03日 10時32分09秒
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2006年04月02日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
・漢字:筆順を歌って覚える方法も知ってはいるが小学生に1006字分の1006曲を覚えさせる必要はないし大きく書くだけで殆ど覚える。
また、正確さを要求されるのならば(普通は不要)間違いやすい文字の間違いやすい部分だけを意識すればいい。
※漢字学習で突然書かせる人がいる。手順が良くない。書くのはミクロを味わうときなので、最初は全体を意識しながら「目にする」ことが大事。
「どんぐり倶楽部」には漢字読本がある。...読みが最初にすべきこと。という中には漢字の全体の輪郭を意識することも入っている。
次に漢字一字での全体像を意識する。ここをしない人が多い。書く前に全体を意識すること。そして、ゆっくり書く。書いているときにも
全体を意識しながら細 部を書く。こうすることで細部を意識しながらも全体を吸収できる。これが漢字学習の意識の仕方。他の学習と同じで
何をするかではなくいかにするかが重要で ある理由の一つ。だから、マクロ-ミクロ-マクロ(認識の3M)。
……………………………………………………………………………………………
・life-map
0-3:安定した情緒
3-6:自分の感情
6-9:具象思考:抽象思考の基盤整理:思考モデル作成期
※ここでは多種多様な具象思考を一時記憶して思考モデルを作る必要があるので記憶力が一時的に増強される。
 注意しなければならないのは、この一時的な記憶力の優秀性の目的は次の段階である抽象思考の基盤となる多種多様な思考モデル作成である。
 何の新しい思考モデルも作ることが出来ない暗記暗算高速反射で知識量とスピードを身に付けている時間は一切ない。
・暗記→1対1対応:思考モデル作成はゼロ
・暗算→どんなに多量にしても使っているのは「10の補数と九九」だけ。新しい思考モデルはゼロ
・高速反射→最短距離を目指すので最も少ない思考モデルの反復しかしない
※さらに、高速反射では教えられてする場合が多いのでこの場合は自力での思考モデル作成はゼロ
9-12:抽象思考の練習:少ない材料を使いながら余裕を持って十分に使いこなすことが大事。材料が少ないとここでも新しい思考モデルが増加する。
ここで 材料を増やすことに力を入れると同じ処理(思考)を違う材料でしていることになる。外見は勉強しているのに頭は良くならない。
物知り馬鹿・計算馬鹿に注 意。すべきことは「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」考えること。
12-15:12才までで基本的な思考モデル作成は終わる。この時期から実践を通して状況に合わせながら思考の材料となる知識を蓄積する。
受験準備に最適の時期となる。
15-18:自己確立と自己表現を模索する時期:大学受験よりも自己確立に重点を置く
18-19-20-21:社会に対応するための調整時期:浪人して大学受験に備えることも一つの最良の選択:資格試験に使うのも良い
21-24:社会の中での自分の場所を確保する
※3年周期

最終更新日 2006年09月03日 10時32分48秒
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2006年04月02日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
2006(H18).4/1読売新聞・夕刊〜和田秀樹先生の算数教室〜

<引用>ここでは中学入試レベルの問題にも挑戦しながら考えていきましょう。
→内容は数字あわせ:単純計算を必要以上に重要だと思わせる常套手段である

<引用>割り切れないので、分数で表しましょう
→常に分数表示が基本:普通です

<引用>頭が良くなる単純計算
→なりません。12才以降ならご自由に。12才以前は多様な思考モデル作成の邪魔になるだけです。

<引用>子供時代からの計算練習を重視するインドやイスラエルといった国からは優秀なソフト技術者が排出されており...
→違います。彼等が優秀なのは「テスト」の解答形式が全て詳細な論述形式になっているからです。答えがあってても途中の
論述が不適当であれば正解にはなら ないのです。思考訓練を受けているから優秀なんです。けいさんなど関係ありません。
伝統として暗算を修得しているだけであって優秀性には関係ありません。 単なる習慣です。

<引用>単純計算は非常に脳を活性化する
→恐怖を感じても脳は活性化するしストレスでも活性化する。なおかつ複雑な問題をジックリ考えている時よりも考えない
高速単純計算の方が脳を活性化させる ということは明らかに「考える力の養成」には「脳の活性化」は全く関係ないということである。
複雑な思考には小脳思考が重要な役割を果たしているからであ る。
……………………………………………………………………………………………
●「脳(大脳皮質)の活性化」を「頭が良くなる」とする根拠はどこにもないのである。
※考えない高速反応を示す反射のことを頭が良くなると考えているのであれば論外である。
※脳内進化が完了し終わっている12才以降にリハビリとして「脳の活性化」は有効である。しかし、進化途上の脳には特定回路の
強化にしかならない単純計算は考えられない脳を作り出す最も危険な手法である。
※思考は大脳皮質による指令で小脳が高速処理してフィードバックする形式で成り立っています。どんなに指令を出すことに
エネルギーを使っても、その指令に見合う処理(12才までに作り上げた思考モデルが蓄積されている小脳の利用)が出来なければ浪費でしかないのです。
●知らないのであれば無知すぎるし、知っているのであれば悪質である。いずれにしても教育を語る資格はないであろう。

最終更新日 2006年09月03日 10時33分34秒
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2006年04月02日……………………………………………………………………………………………
続・思考の臨界期(文責:どんぐり倶楽部・T.Itoyama)
●「どんぐり倶楽部」のItoyamaです。レオン君から「ブログをひらいたから なにか かいて」と頼まれました。
「かんじかけないから ちょっと さびしいの」ということらしいです。で「続・思考の臨界期」のメモを書こうと思います。

最終更新日 2006年09月03日 10時34分10秒
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2006年03月23日……………………………………………………………………………………………
サクラ
○ぼくはサクラがだいすきです。
 サクラはなんといっても わたゆきのように まいちるしゅんかんが すてきです。
 すかさず うえをむきます。
 で、おおきなくちを あけて パクパクします。
 おいし〜です。うすピンクあじが くちいっぱいに ひろがります。
 いまから まちどおしいいです。フフフ...はやくパクパクしたい!

最終更新日 2006年03月23日 23時21分34秒
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2006年03月22日……………………………………………………………………………………………
おまつり と ゆめ
○ぼくたちは ゆめを みないと しんでしまうの。
※ゆめは むいしきのうの きぶんてんかん だって。
○きぶんてんかんを しないと しんでしまうの。
○「おまつり」は だいじなだいじな きぶんてんかん。
 なのに、へってるよね。...キケンなにおいがする。

最終更新日 2006年03月22日 13時53分35秒
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2006年03月22日……………………………………………………………………………………………
レオン りびんぐ いん どんぐりくらぶ
○はじめまして レオン です。...ペコリ
○ぼくは 「どんぐりくらぶ」に すんでいます。
http://homepage.mac.com/donguriclub/index-pc.html
○ここは かってに<してんちょ〜>なばしょです。
※かんじは かけないけど、かんじたことは かけま〜す。ぼくでよければ アドバイスします。
○しょ〜らいは ベオンくん みたいな おおきなアドバイザーさんに なりたいです。

最終更新日 2006年03月22日 09時06分16秒
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